JP2022011134A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの取り付け部分から機体の内部空間に外気を十分に取り入れることが可能な作業機の提供を目的とする。【解決手段】作業機は、機体と、前記機体に搭載された回転電機と、筐体と、前記筐体の内部に収容された電池とを有し、前記回転電機に電力を供給可能なバッテリと、を備え、前記機体は、前記バッテリを支持する支持板と、前記支持板の下方に形成され且つ前記回転電機が収容される内部空間と、を有し、前記筐体は、前記電池を収容する収容部と、前記収容部の周囲から突出して形成され且つ前記支持板の上面に載置されるフランジ部と、前記フランジ部の下面に固定されて前記フランジ部と前記支持板との間に介装される補強板と、を有し、前記補強板には、前記支持板の上面側から前記内部空間に向けて外気を導入可能な外気導入部が設けられている。【選択図】図15

Description

本発明は、バッテリを備えたコンパクトトラックローダ等の作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された作業機が知られている。
特許文献1に開示の作業機は、機体とエンジンと回転電機とバッテリとを備えている。バッテリは、回転電機に電力を供給可能であって、回転電機が発電した電力を充電可能である。
特開2017-227000号公報
上記作業機では、機体の内部空間にエンジン及び回転電機が配置されており、機体上にバッテリが取り付けられている。このような作業機では、機体の内部空間のヒートバランスを適正化するために、バッテリの取り付け部分からも機体の内部空間に外気を十分に取り入れ可能とすることが好ましい。
本発明は、このような実情に鑑みて、バッテリの取り付け部分から機体の内部空間に外気を十分に取り入れることが可能な作業機の提供を目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下の技術的手段を講じた。
本発明の一態様に係る作業機は、機体と、前記機体に搭載された回転電機と、筐体と、前記筐体の内部に収容された電池とを有し、前記回転電機に電力を供給可能なバッテリと、を備え、前記機体は、前記バッテリを支持する支持板と、前記支持板の下方に形成され且つ前記回転電機が収容される内部空間と、を有し、前記筐体は、前記電池を収容する収容部と、前記収容部の周囲から突出して形成され且つ前記支持板の上面に載置されるフランジ部と、前記フランジ部の下面に固定されて前記フランジ部と前記支持板との間に介装される補強板と、を有し、前記補強板には、前記支持板の上面側から前記内部空間に向けて外気を導入可能な外気導入部が設けられている。
好ましくは、前記補強板は、前記フランジ部の内周側に配置された内縁と、前記フランジ部の外周側に配置された外縁と、を有し、前記外気導入部は、前記補強板の外縁から内縁に向けて延びて前記内部空間と連通する連通溝から構成されている。
好ましくは、前記連通溝は、前記補強板の下面から上面に向けて凹んで形成されている。
好ましくは、前記補強板は、前記収容部の外面に沿って直線状に並んだ複数の補強板を含み、前記外気導入部は、隣り合う前記複数の補強板の間に形成された隙間から構成されている。
好ましくは、前記外気導入部は、前記補強板の複数箇所に設けられている。
好ましくは、前記補強板は、前記バッテリを吊り上げるための吊り上げ具を取り付け可能な取付部を有している。
好ましくは、前記補強板は、前記フランジ部に当接する当接部位と、前記フランジ部からはみ出したはみ出し部位とを有し、前記取付部は、前記はみ出し部位に設けられている。
好ましくは、前記吊り上げ具は、アイボルトであって、前記取付部は、前記アイボルトを螺合可能なねじ孔を有している。
好ましくは、前記バッテリの上方を覆う外装カバーを備え、前記外装カバーには、前記ねじ孔と重なる位置に貫通孔が形成され、前記外装カバーは、前記貫通孔に挿通されて前記ねじ孔に螺合されたボルトによって前記補強板に固定されている。
好ましくは、前記フランジ部は、前記補強板を露出させるように切り欠かれた切り欠き
部を有し、前記補強板には、前記切り欠き部に対応する位置に第1孔が形成され、前記支持板には、前記第1孔と重なる位置に第2孔が形成され、前記補強板は、前記第1孔及び前記第2孔に挿入されたボルトにより前記支持板に固定されている。
本発明に係る作業機によれば、外気導入部を介してバッテリの取り付け部分から機体の内部空間に外気を十分に取り入れることが可能となる。
機体の斜視図である。 機体の内部空間等を示す断面図である。 上枠部、バッテリ、外装カバー等を示す側面図である。 バッテリの斜視図である。 バッテリの分解斜視図である。 外装カバーが取り付けられた上枠部を上方から見た平面図である。 図6の状態から外装カバーを取り外した状態の平面図である。 図7の状態から筐体の蓋体を取り外した状態の平面図である。 図8の状態からガスケットを取り外した状態の平面図である。 図9の状態から筐体の本体を取り外した状態の平面図である。 図10の状態から補強板を取り外した状態の平面図である。 図7のA-A断面図である。 支持板に外装カバー及びバッテリを取り付けた状態を左斜め上方から見た斜視図である。 支持板に外装カバー及びバッテリを取り付けた状態を右斜め下方から見た斜視図である。 図12の仮想線円X1で囲った部分の拡大図である。 図12の仮想線円X2で囲った部分の拡大図である。 図7の線C1部分の断面図である。 外気導入部の別の実施形態を示す平面図である。 外気導入部の別の実施形態において図15に対応する部分の図である。 外気導入部の別の実施形態において図16に対応する部分の図である。 補強板を支持板に固定している状態を示す図である。 バッテリを支持板上に載置するために吊り上げている状態を示す図である。 外装カバーを補強板に取り付けている状態を示す図である。 作業機の一例を示す側面図である。
以下、本発明に係る作業機の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図24は、本発明に係る作業機1の側面図である。図24では、作業機1の一例として、コンパクトトラックローダを示している。但し、本発明に係る作業機1は、コンパクトトラックローダに限定されず、例えば、スキッドステアローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業機1は、機体2と、機体2に装着された作業装置3と、機体2を走行可能に支持する走行装置4とを備えている。本発明において、作業機1の運転席13に着座した運転者の前側(図24の左側)を前方、運転者の後側(図24の右側)を後方、運転者の左側(図24の手前側)を左方、運転者の右側(図24の奥側)を右方として説明する。また、機体2の前後方向に直交する水平方向を機体幅方向、機体幅方向であって機体2から離れる方向を機体外方、機体幅方向であって機体2に近づく方向を機体内方として説明する。
機体2の前上部には、キャビン5が搭載されている。キャビン5の後部は、機体2に設けられたブラケット11に支持軸12回りに揺動自在に支持されている。キャビン5内には運転席13が設けられている。
走行装置4は、機体2の左側及び右側に設けられている。本実施形態の場合、走行装置4は、クローラ式走行装置であるが、車輪式走行装置であってもよい。
作業装置3は、ブーム22と、ブーム22の先端に装着したバケット(作業具)23とを備える。ブーム22は、機体2の左側と右側に配置されている。左側のブーム22と右側のブーム22とは、連結体によって相互に連結されている。
ブーム22は、第1リフトリンク24及び第2リフトリンク25に支持されている。ブーム22の基部側と機体2の後下部との間には、複動式の油圧シリンダからなるリフトシリンダ26が設けられている。リフトシリンダ26を伸縮させることによりブーム22が上下に揺動する。ブーム22の先端側には、装着ブラケット27が横軸回りに回動自在に枢支されている。装着ブラケット27には、バケット23が取り付けられている。
装着ブラケット27とブーム22の先端側中途部との間には、複動式の油圧シリンダからなるチルトシリンダ28が介装されている。チルトシリンダ28の伸縮によってバケット23が揺動(スクイ・ダンプ動作)する。
バケット23は、装着ブラケット27に対して着脱自在とされている。バケット23を取り外して装着ブラケット27に各種のアタッチメントを取り付けることができる。
次に、機体2について説明する。
図1に示すように、機体2は、右枠部30と、左枠部31と、前枠部32と、底枠部33と、上枠部34とを有する。
右枠部30は、機体2の右部を構成する。左枠部31は、機体2の左部を構成する。前枠部32は、機体2の前部を構成し、右枠部30と左枠部31の前部同士を連結している。底枠部33は、機体2の底部を構成し、右枠部30と左枠部31の下部同士を連結している。上枠部34は、機体2の後部寄りの上部を構成し、右枠部30と左枠部31の後部寄りの上部同士を連結している。
右枠部30及び左枠部31は、それぞれメインフレーム40と、トラックフレーム41と、モータ取付部42と、フレーム43とを有している。トラックフレーム41は、メインフレーム40の外側面の下部に取付部材44を介して取り付けられている。モータ取付部42は、メインフレーム40の外側面の後部寄りの上部に設けられている。フレーム43は、メインフレーム40の後部に取り付けられている。
フレーム43は、ブーム22等を揺動自在に支持する。フレーム43は、内壁43aと、外壁43bと、前壁43cと、後壁43dとを有している。内壁43aと外壁43bは、機体幅方向で間隔をおいて対向して設けられている。外壁43bは、内壁43aの機体外方に位置している。前壁43cは、メインフレーム40の機体内方と機体外方に突出している。前壁43cの機体外方に突出する部分が、走行装置4の後部を覆うフェンダを構成している。前壁43cは、内壁43aの前部と外壁43bの前部とを連結している。後壁43dは、内壁43aの後部と外壁43bの後部とを連結している。
上枠部34は、キャビン5の後方に設けられている。上枠部34は、第1板材34aを有している。第1板材34aは、右側の内壁43aの上部と左側の内壁43aの上部とを連結する。第1板材34aは、開口部35を形成する環状の縁部を有している。開口部35は略長方形状である。第1板材34aは、後述するバッテリ56を支持する支持板を構成している。以下、第1板材34aを「支持板34a」ともいう。
上枠部34は、第2板材34bを有している。第2板材34bは、第1板材34aの左側の後端及び右側の後端から後方に延びる板材である。左側の第2板材34bは、左側の内壁43aに沿って後方に延びていて、機体外方が左側の内壁43aに連結している。右側の第2板材34bは、右側の内壁43aに沿って後方に延びていて、機体外方が右側の内壁43aに連結している。左側の第2板材34b及び右側の第2板材34bは、後方に向かうにつれて下がるように下向きに傾斜している。
上枠部34は、第3板材34cを有している。第3板材34cは、第1板材34aの前端から下方に延びる部材である。
図1、図2に示すように、機体2は、右枠部30、左枠部31、前枠部32、底枠部33、上枠部34によって囲われる内部空間S1を有している。図2に示すように、機体2の内部空間S1には、ディーゼルエンジン(エンジン)50、粒子除去装置51、第1冷却ファン52、第1ラジエータ53、回転電機54、駆動装置55が配置されている。
粒子除去装置51は、エンジン50からの排気(排出ガス)中の有害物質を含む微粒子を捕捉する装置であって、例えば、DPF(Diesel Particulate Filter)である。粒子除去装置51は、エンジン50の前上部に配置されている。粒子除去装置51は微粒子を燃焼して除去可能である。第1冷却ファン52は、エンジン50の駆動により回転する。第1冷却ファン52は、回転することによって、当該第1冷却ファン52の前方から後方に向けて気流を発生させ、エンジン50を空冷することが可能である。第1ラジエータ53は、第1冷却ファン52の後方に設けられ、エンジン50の冷却水を冷却する。
回転電機54は、発電機、電動機、電動発電機(モータ・ジェネレータ)のいずれかである。この実施形態では、モータ・ジェネレータを採用している。回転電機54は、エンジン50の前方に設けられている。
駆動装置55は、エンジン50及び/又は回転電機54によって駆動する装置であって、主に作業のための動力を出力する。具体的には、駆動装置55は、油圧ポンプ等の油圧装置である。油圧装置55は、作業機に搭載された油圧機器に作動油を供給するための複数のポンプを含んでいる。油圧装置55は、回転電機54の前方に設けられている。
また、機体2には、バッテリ56及び電力制御装置57が設けられている。
バッテリ56は、回転電機54で発電した電力を充電可能であって、充電した電力を回転電機54等に供給することができる。バッテリ56は、エンジン50の直上に設けられている。バッテリ56は、機体2の上枠部34に支持されている。
電力制御装置57は、直流を交流に変換するインバータ、及び、交流を直流に変換するコンバータを含んでいる。電力制御装置57は、エンジン50の上方に設けられている。図2に示すように、電力制御装置57は、機体2に設けられた支持フレーム70に支持されている。支持フレーム70は、上枠部34に取り付けられている。図3に示すように、支持フレーム70は、前板部70a、下板部70b、後板部70cを有している。前板部70aは、第3板材34cに固定されて下方に延びている。下板部70bは、前板部70aの下端から後方に延びている。後板部70cは、下板部70bの後端から上方に延びて第1板材34aに固定されており、電力制御装置57を下方から支持する。
次に、バッテリ56及びバッテリ56の支持構造について説明する。
図4は、バッテリ56の斜視図である。図5は、バッテリ56の分解斜視図である。図12は、バッテリ56の支持構造を示す断面図である。
図12に示すように、バッテリ56は、筐体100と、筐体100の内部に配置された電池101、送風機102、熱交換器103等を有している。電池101は、ニッケル水素充電池、リチウムイオン充電池等の充電池(二次電池)である。送風機102は、筐体100の内部において電池101を冷却するための冷却風を発生させる。熱交換器103は、電池101によって温められた空気を熱交換によって冷却する。
図4、図12に示すように、筐体100は、電池101を収容する収容部110と、収容部110の周囲から突出して形成されたフランジ部111と、を有している。収容部110は、本体112と蓋体113とから構成されている。本体112は、上部が開放され且つ下方に向けて凹んだ容器であって、電池101、送風機102、熱交換器103等を収容している。蓋体113は、本体112の上部を覆うように本体112に固定される。
図4、図7に示すように、フランジ部111は、略四角環状に形成されている。図5に示すように、フランジ部111は、本体112に設けられた下フランジ部114と、蓋体113に設けられた上フランジ部115とを含む。下フランジ部114は、本体112の上端に形成されている。上フランジ部115は、蓋体113の下端に形成されている。
図5に示すように、下フランジ部114と上フランジ部115との間には、ガスケット116が介在されている。図5、図8に示すように、ガスケット116は、フランジ部111に対応する形状である略四角環状に形成されている。
図4、図14に示すように、本体112は、前板112a、後板112b、左板112c、右板112d,下板112eを有している。下板112eは、筐体100の下面を構成している。前板112aは、下板112eの前部から上方に延びている。後板112bは、下板112eの後部から上方に延びている。左板112cは、下板112eの左部か
ら上方に延びている。右板112dは、下板112eの右部から上方に延びている。
図5、図9に示すように、下フランジ部114は、前部位114a、後部位114b、左部位114c、右部位114dを有している。前部位114aは、前板112aの上端から前方に延びている。後部位114bは、後板112bの上端から後方に延びている。左部位114cは、左板112cの上端から左方に延びている。右部位114dは、右板112dの上端から右方に延びている。前部位114a、後部位114b、左部位114c、右部位114dは、略四角環状に繋がっている。
図4、図7に示すように、蓋体113は、前板113a、後板113b、左板113c、右板113d、上板113eを有している。上板113eは、筐体100の上面を構成している。前板113aは、上板113eの前部から下方に延びている。後板113bは、上板113eの後部から下方に延びている。左板113cは、上板113eの左部から下方に延びている。右板113dは、上板113eの右部から下方に延びている。
図4、図5、図7に示すように、上フランジ部115は、前部位115a、後部位115b、左部位115c、右部位115dを有している。前部位115aは、前板113aの下端から前方に延びている。後部位115bは、後板113bの下端から後方に延びている。左部位115cは、左板113cの下端から左方に延びている。右部位115dは、右板113dの下端から右方に延びている。前部位115a、後部位115b、左部位115c、右部位115dは、略四角環状に繋がっている。
図7、図12に示すように、バッテリ56は、支持板(第1板材)34aに支持されている。具体的には、筐体100のフランジ部111が支持板34aの上面に載置されることによって、バッテリ56が支持板34aに支持されている。バッテリ56は、筐体100の収容部110が支持板34aに形成された開口部35に上方から嵌め入れられている。バッテリ56の下部(本体112)は、機体2の内部空間S1(支持板34aの下方)に配置されている。バッテリ56の上部(蓋体113)は、機体2の上方(支持板34aの上方)に配置されている。図15、図16に示すように、開口部35の内縁とバッテリ56の下部(本体112)の外面との間には、空気が流通可能な隙間G1が形成されている。
図12、図15、図16、図17に示すように、支持板34aとフランジ部111との間には、補強板120が配置されている。補強板120は、フランジ部111の下面に固定されている。図17に示すように、補強板120の厚さは、上フランジ部115の厚さ及び下フランジ部114の厚さよりも厚い。好ましくは、補強板120の厚さは、フランジ部111の厚さよりも厚い。より好ましくは、補強板120の厚さは、フランジ部111の厚さとガスケット116の厚さを足した厚さよりも厚い。補強板120は、金属板等の剛性が高い材料から形成されている。
補強板120は、フランジ部111の下面に固定される。具体的には、補強板120は、下フランジ部114の下面に固定される。図5、図17に示すように、上フランジ部115、ガスケット116、下フランジ部114、補強板120は、第1ボルトBL1によって締結されて固定される。上フランジ部115には、第1貫通孔115eが形成されている。ガスケット116には、第2貫通孔116aが形成されている。下フランジ部114には、第3貫通孔114eが形成されている。補強板120には、第1ねじ孔120aが形成されている。第1ボルトBL1は、第1貫通孔115e、第2貫通孔116a、第3貫通孔114eを貫通して、第1ねじ孔120aに螺合されている。
第1ボルトBL1、第1貫通孔115e、第2貫通孔116a、第3貫通孔114e、第1ねじ孔120aの数は同じである。具体的な数は特に限定されないが、本実施形態の場合はそれぞれ27個である。図17においては、27個のうちの4個のみに符号を付している。
図10に示すように、補強板120は、支持板34aに形成された開口部35の周囲に沿って配置されている。補強板120は、開口部35側に配置された内縁120bと、開口部35側と反対側に配置された外縁120cとを有している。フランジ部111との関係では、内縁120bはフランジ部111の内周側に配置され、外縁120cはフランジ
部111の外周側に配置されている。
図15、図16に示すように、補強板120の内縁120bとバッテリ56の下部(本体112)の外面との間には、空気が流通可能な隙間G2が形成されている。
図5、図10に示すように、本実施形態の場合、補強板120は、第1補強板121、第2補強板122、第3補強板123、第4補強板124を含む。図5に示すように、第1補強板121は、下フランジ部114の前部位114aの下方に配置され、当該前部位114aの下面に固定される。第2補強板122は、下フランジ部114の後部位114bの下方に配置され、当該後部位114bの下面に固定される。第3補強板123は、下フランジ部114の左部位114cの下方に配置され、当該左部位114cの下面に固定される。第4補強板124は、下フランジ部114の右部位114dの下方に配置され、当該右部位114dの下面に固定される。
尚、本実施形態の場合、補強板120は4枚の板から構成されているが、補強板120の枚数は特に限定されず、3枚以下であってもよいし、5枚以上であってもよい。また、補強板120は、フランジ部111に沿って略四角環状に形成された1枚の板であってもよい。
図10、図15、図16、図17に示すように、補強板120には、外気導入部130が設けられている。外気導入部130は、支持板34aの上面側から機体2の内部空間S1に向けて外気を導入可能な部分である。外気導入部130は、補強板120の1箇所又は複数箇所に設けられる。外気導入部130は、補強板120の全体のうち、下フランジ部114の前部位114a、後部位114b、左部位114c、右部位114dに対応する位置にそれぞれ設けることが好ましい。
補強板120が2以上の補強板を含む場合、外気導入部130は、少なくとも2以上の補強板120に設けることが好ましく、全ての補強板120(本実施形態の場合、第1補強板121、第2補強板122、第3補強板123、第4補強板124)に設けることがより好ましい。外気導入部130を全ての補強板120に設けることによって、収容部110の周囲から満遍なく外気を取り入れることが可能となる。
本実施形態の場合、外気導入部130は、補強板120に形成された連通溝131から構成されている。図10に示すように、連通溝131は、補強板120の外縁120cから内縁120bに向けて延びている。図10、図15、図16に示すように、連通溝131は、内縁120b側において内部空間S1と連通している。
図17に示すように、連通溝131は、補強板120の下面から上面に向けて凹んで形成されている。つまり、連通溝131は、補強板120にトンネル状に形成されている。連通溝131の断面形状は、図示例では四角形(長方形)であるが、三角形や半円形(アーチ形)等の他の形状であってもよい。また、連通溝131は、補強板120の上面から下面に向けて凹んで形成されていてもよい。
連通溝131は、1つの補強板120に対して1つ設けてもよいし、複数設けてもよい。1つの補強板120に設けられる連通溝131の数は、補強板120の長さ等に応じて設定することができる。本実施形態の場合、連通溝131は、第1補強板121、第2補強板122、第4補強板124にそれぞれ2つ、第3補強板123に1つ設けられているが、これに限定はされない。
図2、図3、図6、図14に示すように、バッテリ56の上方は外装カバー140により覆われている。外装カバー140は、外装カバー140の内部(下部)と外部(上部)とを連通させる通気筒141を有している。通気筒141は、上方に延びてから屈曲して後方に延びている。通気筒141から外装カバー140の内部に外気を取り入れることができる。また、外装カバー140の内部の空気を通気筒141から外部に排出することもできる。
通気筒141から外装カバー140の内部に取り入れられた外気は、外気導入部130を構成する連通溝131を通って内部空間S1に導かれる。具体的には、図15、図16に矢印Y1で示すように、通気筒141から外装カバー140の内部に取り入れられた外気は、支持板34aの上面側から連通溝131を通過して内部空間S1に向けて導入され
る。そのため、バッテリ56の取付部分から機体2の内部空間S1に外気を十分に取り入れることが可能となる。
上述したように、補強板120に外気導入部130を設けることによって、フランジ部111の強度を低下させることなく、バッテリ56の取付部に外気の通り道を形成することが可能となる。つまり、フランジ部111に連通溝131等の外気導入部130を設けた場合はフランジ部111の強度が低下するおそれがあるが、補強板120に外気導入部130を設けることでフランジ部111の強度低下を招くことなく、バッテリ56の取付部に外気の通り道を形成することが可能となる。また、支持板34aに外気導入用の通気穴を別途設ける必要がないため、支持板34aに通気穴を形成する加工が不要となる。
図18は、外気導入部130の別の実施形態を示す図である。
この実施形態の場合、補強板120は、収容部110の外面に沿って直線状に並んだ複数の補強板120を含む。隣り合う複数の補強板120の間には隙間132が形成されている。外気導入部130は、この隙間132から構成されている。
外気導入部130を構成する隙間132の数は特に限定されない。図示例の場合、外気導入部130は、5つの隙間132と1つの連通溝131から構成されている。但し、全ての外気導入部130を隙間132から構成してもよい。
第1補強板121は、第1左補強板121L、第1中央補強板121M、第1右補強板121Rとから構成されている。第1左補強板121L、第1中央補強板121M、第1右補強板121Rは、収容部110の外面(前面)に沿って直線状に並んで配置される。第1左補強板121Lと第1中央補強板121Mとの間、第1右補強板121Rと第1中央補強板121Mとの間には、それぞれ隙間132が形成されている。
第2補強板122は、第2左補強板122L、第2中央補強板122M、第2右補強板122Rとから構成されている。第2補強板122は、第2左補強板122L、第2中央補強板122M、第2右補強板122Rは、収容部110の外面(後面)に沿って直線状に並んで配置される。第2左補強板122Lと第2中央補強板122Mとの間、第2右補強板122Rと第2中央補強板122Mとの間には、それぞれ隙間132が形成されている。
第4補強板124は、第4前補強板124Fと第4後補強板124Bとから構成されている。第4前補強板124Fと第4後補強板124Bとは、収容部110の外面(左面)に沿って直線状に並んで配置される。第4前補強板124Fと第4後補強板124Bとの間には、隙間132が形成されている。
本実施形態の場合、第1補強板121と第2補強板122は3つの補強板に分割され、第4補強板124は2つの補強板に分割されているが、補強板の分割数は適宜変更することができる。補強板の分割数を変更することによって、隙間132の数を変更することができる。分割された各補強板は、それぞれボルトBL3によって支持板34aに固定される。
第3補強板123は、複数の補強板に分割されていない。これは、第3補強板123はボルトBL3による固定箇所が1箇所のみであるため、第3補強板123を複数の補強板に分割すると全ての補強板を固定できないためである。そのため、第3補強板123は、外気導入部130として隙間132ではなく連通溝131を有している。但し、第3補強板123を複数の補強板に分割して各補強板をそれぞれボルトBL3で固定してもよい。この場合、第3補強板123を構成する複数の補強板の間に隙間132が形成され、当該隙間132が外気導入部130となる。
本実施形態の場合、図19、図20に矢印Z1で示すように、通気筒141から外装カバー140の内部に取り入れられた外気は、支持板34aの上面側から隙間132を通過して内部空間S1に向けて導入される。そのため、バッテリ56の取付部分から機体2の内部空間S1に外気を十分に取り入れることが可能となる。
図10、図18に示すように、補強板120は、フランジ部111の4つの角部(隅部)に対応する位置には配置されていない。つまり、フランジ部111と支持板34aとの間には、フランジ部111の角部に対応する位置に補強板120が配置されていない不在
部139がある。具体的には、不在部139は、第1補強板121と第3補強板123との間、第1補強板121と第4補強板124との間、第2補強板122と第3補強板123との間、第2補強板122と第4補強板124との間にある。このような不在部139がある場合、不在部139からも外気を導入することができる。つまり、外気を支持板34aの上面側から不在部139を通過させて内部空間S1に向けて導入することができる。外気導入部130に加えて不在部139からも外気を導入することによって、バッテリ56の取付部分から機体2の内部空間S1に外気を十分に取り入れることが可能となる。
但し、バッテリ56の支持構造は、不在部139を有さない構造であってもよい。不在部139を有さない構造とする場合、補強板120は1枚の板から構成することができる。この場合、補強板120は、上述したようなフランジ部111に沿って略四角環状に形成された1枚の板となる。
図11に示すように、支持板34aの開口部35は、通気筒141と重なる位置において拡がる拡張部35aを有している。この拡張部35aの上方に通気筒141が配置される。そのため、外気を通気筒141から拡張部35aを介して内部空間S1に取り入れることもできる。また、機体2の内部空間S1にて発生した熱を、拡張部35aから通気筒141を介して外部に排出することができる。
図2に示すように、バッテリ56の後方には、第2冷却ファン90が設けられている。第2冷却ファン90とバッテリ56との間には、第2ラジエータ91が設けられている。第2ラジエータ91は、回転電機54の内部を冷却する冷却水を冷却する。第2冷却ファン90は第2ラジエータ91に支持され、第2ラジエータ91は支持フレーム70に支持されている。
第2冷却ファン90を作動させると、機体2の中央部から後部に向けて、気流Bが発生する。即ち、バッテリ56、第2ラジエータ91を通過する気流Bを発生させることができる。これにより、バッテリ56の冷却と、第2ラジエータ91内の冷却水の冷却とを行うことができる。
また、第1冷却ファン52を作動させると、機体2の前部から機体2の後部に向けて、気流Aが発生する。即ち、油圧装置55、回転電機54、エンジン50、第1ラジエータ53を通過する気流Aを発生させることができる。これにより、回転電機54、エンジン50、第1ラジエータ53を気流Aによって空冷することが可能である。
気流A,気流Bの発生によって、上述した外気導入部130から内部空間S1への外気導入を円滑に且つ確実に行うことができる。つまり、気流A,気流Bの発生によって、図15、図16に示した外気を導入する流れY1や、図19、図20に示した外気を導入する流れZ1が発生し易くなる。そのため、機体2の内部空間S1に外気を十分に取り入れて、内部空間S1に配置された各種機器を効率良く冷却することが可能となる。
図4、図5、図7、図9に示すように、フランジ部111は、補強板120を露出させるように切り欠かれた切り欠き部111bを有している。切り欠き部111bは、下フランジ部114と上フランジ部115にそれぞれ設けられている。また、図5、図8に示すように、ガスケット116は,切り欠き部111bに対応する位置に切り欠き部116bを有している。
図5、図10、図18に示すように、補強板120には、切り欠き部111bに対応する位置に第1孔120dが形成されている。また、図11に示すように、支持板34aには、第1孔120dと重なる位置に第2孔34dが形成されている。第2孔34dは、ねじ孔であってもよいし、貫通孔であってもよい。
図17、図21に示すように、補強板120は、第1孔120d及び第2孔34dに挿入された第3ボルトBL3によって支持板34aに固定されている。第2孔34dがねじ孔である場合、当該ねじ孔に第3ボルトBL3が螺合される。第2孔34dが貫通孔である場合、当該貫通孔を貫通した第3ボルトBL3にナットが螺合される。
上述したように補強板120はフランジ部111に固定されているため、補強板120が支持板34aに固定されることによって、フランジ部111が支持板34aに固定される。これにより、筐体100が支持板34aに固定され、バッテリ56が支持板34aに
支持される。
図22に示すように、バッテリ56は、ワイヤやチェーン等の索体142によって吊り上げられて機体2に搭載される。索体142によって吊り上げられたバッテリ56は、フランジ部111が支持板34aの上部に載置されて固定される。
図5、図9、図10に示すように、補強板120はバッテリ56を吊り上げるための吊り上げ具143を取り付け可能な取付部125を有している。吊り上げ具143には、索体142が連結される。図22に示すように、本実施形態の場合、吊り上げ具143はアイボルトであり、取付部125はアイボルトを螺合可能なねじ孔である。以下、取付部125を構成するねじ孔を「第2ねじ孔125」という。
図4、図5、図10、図22に示すように、補強板120は、フランジ部111に当接する当接部位126と、フランジ部111からはみ出したはみ出し部位127とを有している。当接部位126は、フランジ部111の下面(下フランジ部114の下面)に当接する。図7、図9に示すように、フランジ部111の4つの角部には、斜めに切り欠かれた欠損部111aが設けられている。図8に示すように、ガスケット116の4つの角部にも、斜めに切り欠かれた欠損部116cが設けられている。欠損部111aと欠損部116cとは対応する位置(重なる位置)にある。
図10に示すように、本実施形態の場合、はみ出し部位127は、第1補強板121の両端部(左端部及び右端部)と、第2補強板122の両端部(左端部及び右端部)に設けられている。但し、第3補強板123及び第4補強板124にはみ出し部位127を設けてもよい。
図7に示すように、はみ出し部位127は、フランジ部111の4つの欠損部111aからはみ出している。取付部125は、4つのはみ出し部位127にそれぞれ設けられている。本実施形態の場合、取付部125は、4つのはみ出し部位127にそれぞれ1つ設けられており、合計4箇所に設けられている。但し、取付部125は、少なくとも3箇所以上に設けられていればよく、5箇所以上に設けてもよい。
上述した通り第2ねじ孔125はバッテリ56を吊り上げるための吊り上げ具143を取り付けるために用いられるねじ孔であるが、バッテリ56を支持板34aの上部に載置した後は吊り上げ具143は不要となる。そのため、吊り上げ具143は、第2ねじ孔125から取り外される。吊り上げ具143が取り外された後の第2ねじ孔125は、外装カバー140を取り付けるためのねじ孔として利用される。つまり、第2ねじ孔125は、吊り上げ具143の取り付け用のねじ孔と外装カバー140の取り付け用のねじ孔とに兼用される。そのため、吊り上げ具143の取り付け用のねじ孔と、外装カバー140の取り付け用のねじ孔とを別々に形成する必要がない。これにより、多くのねじ孔を形成することによる補強板120の強度低下を抑制することができるとともに、ねじ孔加工の工数を減らすことができる。
図23に示すように、外装カバー140には、貫通孔140a(以下、「第4貫通孔140a」という)が形成されている。第4貫通孔140aは、取付部125を構成する第2ねじ孔125と重なる位置に形成されている。本実施形態の場合、第4貫通孔140aは、外装カバー140の4つの角部にそれぞれ形成されている。
図23に示すように、外装カバー140は、第4貫通孔140aに第2ボルトBL2を挿通し、当該第2ボルトBL2を第2ねじ孔125に螺合することによって、補強板120に固定される。ここで、補強板120は、第1ボルトBL1によってフランジ部111と固定されている(図17参照)ため、外装カバー140は、補強板120を介してフランジ部111と固定される。
図23に示すように、外装カバー140の外形はフランジ部111の外形よりも大きく形成されている。そのため、外装カバー140をフランジ部111に固定した状態において、外装カバー140の外縁付近の下面はフランジ部111の外縁よりも外側に配置され、支持板34aと対向する。図3に示すように、対向する外装カバー140の下面と支持板34aとの間にはシール材144が介装される。シール材144は、弾性体から構成され、例えばトリムが使用される。図7に示すように、シール材144は、開口部35より
も大きい略四角環状に形成されている。シール材144は、外装カバー140と支持板34aとの間をシールすることによって、外装カバー140と支持板34aとの間から雨水等が侵入することを防ぐ。
以上説明した実施形態の作業機1によれば、以下に述べる効果を奏することができる。
作業機1は、機体2と、機体2に搭載された回転電機54と、筐体100と、筐体100の内部に収容された電池101とを有し、回転電機54に電力を供給可能なバッテリ56と、を備え、機体2は、バッテリ56を支持する支持板34aと、支持板34aの下方に形成され且つ回転電機54が収容される内部空間S1と、を有し、筐体100は、電池101を収容する収容部110と、収容部110の周囲から突出して形成され且つ支持板34aの上面に載置されるフランジ部111と、フランジ部111の下面に固定されてフランジ部111と支持板34aとの間に介装される補強板120と、を有し、補強板120には、支持板34aの上面側から内部空間S1に向けて外気を導入可能な外気導入部130が設けられている。
この構成によれば、バッテリ56の取り付け部分から機体2の内部空間S1に外気導入部130を介して外気を取り入れることができる。そのため、バッテリ56の取り付け部分から機体2の内部空間S1に外気を十分に取り入れ可能となり、機体2の内部空間S1のヒートバランスを適正化することができる。また、フランジ部111に固定される補強板120に外気導入部130を設けることによって、外気導入部130を設けることによりフランジ部111の強度が低下することを防止できる。
また、補強板120は、フランジ部111の内周側に配置された内縁120bと、フランジ部111の外周側に配置された外縁120cと、を有し、外気導入部130は、補強板120の外縁120cから内縁120bに向けて延びて内部空間S1と連通する連通溝131から構成されている。
この構成によれば、バッテリ56が取り付けられた機体2の内部空間S1に連通溝131を介して外気を取り入れることができる。また、連通溝131を補強板120に設けることによって、フランジ部111の厚みを減ずることなく連通溝131を設けることができる。そのため、連通溝131を設けることによってフランジ部111の強度が低下することを防止できる。
また、連通溝131は、補強板120の下面から上面に向けて凹んで形成されている。
この構成によれば、連通溝131がトンネル状に形成されるため、補強板120の厚みの範囲内で貫通孔を設ける場合に比べると、補強板120の厚みの範囲内で連通溝131を容易に且つ補強板120の強度低下を抑制して形成することができる。
また、補強板120は、収容部110の外面に沿って直線状に並んだ複数の補強板を含み、外気導入部130は、隣り合う複数の補強板の間に形成された隙間132から構成されている。
この構成によれば、連通溝131と比べて外気導入部130の断面積を大きく採ることができるため、外気導入部130からの外気の導入を円滑に行うことができる。
また、外気導入部130は、補強板120の複数箇所に設けられている。
この構成によれば、外気導入部130から多量の外気を円滑に導入することができるとともに、複数の箇所に設けられた外気導入部130から外気をバランス良く導入することができる。
また、補強板120は、バッテリ56を吊り上げるための吊り上げ具143を取り付け可能な取付部125を有している。
この構成によれば、バッテリ56を吊り上げた際に吊り上げ具143に加わる力を補強板120で受けることができる。そのため、バッテリ56を吊り上げた際にフランジ部111が変形したり破損したりすることを防止できる。
また、補強板120は、フランジ部111に当接する当接部位126と、フランジ部111からはみ出したはみ出し部位127とを有し、取付部125は、はみ出し部位127に設けられている。
この構成によれば、取付部125への吊り上げ具143の取り付けを容易に且つ確実に
行うことができる。
また、吊り上げ具143は、アイボルトであって、取付部125は、アイボルトを螺合可能なねじ孔(第2ねじ孔125)を有している。
この構成によれば、吊り上げ具143を構成するアイボルトを取付部125を構成するねじ孔(第2ねじ孔125)に螺合して確実に固定することができる。また、吊り上げ具143が不要となったときには、螺合を解除してねじ孔(第2ねじ孔125)を他の用途に供することが可能となる。
また、作業機1は、バッテリ56の上方を覆う外装カバー140を備え、外装カバー140には、ねじ孔(第2ねじ孔125)と重なる位置に貫通孔140aが形成され、外装カバー140は、貫通孔140aに挿通されてねじ孔(第2ねじ孔125)に螺合されたボルトBL2によって補強板120に固定されている。
この構成によれば、吊り上げ具143を取り外し後のねじ孔(第2ねじ孔125)を外装カバー140を取り付けるためのねじ孔として利用することで、第2ねじ孔125を吊り上げ具143の取り付け用のねじ孔と外装カバー140の取り付け用のねじ孔とに兼用できる。そのため、吊り上げ具143の取り付け用のねじ孔と、外装カバー140の取り付け用のねじ孔とを別々に形成する必要がない。これにより、多くのねじ孔を形成することによる補強板120の強度低下を抑制することができるとともに、ねじ孔加工の工数を減らすことができる。
また、フランジ部111は、補強板120を露出させるように切り欠かれた切り欠き部111bを有し、補強板120には、切り欠き部111bに対応する位置に第1孔120dが形成され、支持板34aには、第1孔120dと重なる位置に第2孔34dが形成され、補強板120は、第1孔120d及び第2孔34dに挿入されたボルトBL3により支持板34aに固定されている。
この構成によれば、フランジ部111にボルトBL3を貫通させることなく、ボルトBL3によって補強板120を支持板34aに固定することができる。そのため、フランジ部111の強度を低下させることなく、補強板120をフランジ部111と共に支持板34aに固定することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 作業機
2 機体
34a 支持板
34d 第2孔
54 回転電機
56 バッテリ
100 筐体
101 電池
110 収容部
111 フランジ部
111b 切り欠き部
120 補強板
120b 内縁
120c 外縁
120d 第1孔
125 取付部(ねじ孔(第2ねじ孔))
126 当接部位
127 はみ出し部位
130 外気導入部
131 連通溝
132 隙間
140 外装カバー
140a 貫通孔
143 吊り上げ具
BL2 ボルト
BL3 ボルト
S1 内部空間

Claims (10)

  1. 機体と、
    前記機体に搭載された回転電機と、
    筐体と、前記筐体の内部に収容された電池とを有し、前記回転電機に電力を供給可能なバッテリと、
    を備え、
    前記機体は、前記バッテリを支持する支持板と、前記支持板の下方に形成され且つ前記回転電機が収容される内部空間と、を有し、
    前記筐体は、前記電池を収容する収容部と、前記収容部の周囲から突出して形成され且つ前記支持板の上面に載置されるフランジ部と、前記フランジ部の下面に固定されて前記フランジ部と前記支持板との間に介装される補強板と、を有し、
    前記補強板には、前記支持板の上面側から前記内部空間に向けて外気を導入可能な外気導入部が設けられている作業機。
  2. 前記補強板は、前記フランジ部の内周側に配置された内縁と、前記フランジ部の外周側に配置された外縁と、を有し、
    前記外気導入部は、前記補強板の外縁から内縁に向けて延びて前記内部空間と連通する連通溝から構成されている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記連通溝は、前記補強板の下面から上面に向けて凹んで形成されている請求項2に記載の作業機。
  4. 前記補強板は、前記収容部の外面に沿って直線状に並んだ複数の補強板を含み、
    前記外気導入部は、隣り合う前記複数の補強板の間に形成された隙間から構成されている請求項1に記載の作業機。
  5. 前記外気導入部は、前記補強板の複数箇所に設けられている請求項1~4のいずれか1項に記載の作業機。
  6. 前記補強板は、前記バッテリを吊り上げるための吊り上げ具を取り付け可能な取付部を有している請求項1~5のいずれか1項に記載の作業機。
  7. 前記補強板は、前記フランジ部に当接する当接部位と、前記フランジ部からはみ出したはみ出し部位とを有し、
    前記取付部は、前記はみ出し部位に設けられている請求項6に記載の作業機。
  8. 前記吊り上げ具は、アイボルトであって、
    前記取付部は、前記アイボルトを螺合可能なねじ孔を有している請求項6又は7に記載の作業機。
  9. 前記バッテリの上方を覆う外装カバーを備え、
    前記外装カバーには、前記ねじ孔と重なる位置に貫通孔が形成され、
    前記外装カバーは、前記貫通孔に挿通されて前記ねじ孔に螺合されたボルトによって前記補強板に固定されている請求項8に記載の作業機。
  10. 前記フランジ部は、前記補強板を露出させるように切り欠かれた切り欠き部を有し、
    前記補強板には、前記切り欠き部に対応する位置に第1孔が形成され、
    前記支持板には、前記第1孔と重なる位置に第2孔が形成され、
    前記補強板は、前記第1孔及び前記第2孔に挿入されたボルトにより前記支持板に固定
    されている請求項6~9のいずれか1項に記載の作業機。
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