JP2022010332A - ケースの製造方法および時計の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外装部材が脆性材料であっても、ケース全体の耐衝撃性を確保し、かつ小型化を図ることができるケースおよびそれを備えた時計を提供する。【解決手段】 ケース本体5と、このケース本体5の外側に配置される脆性材料の外装部材6と、この外装部材6の外面に非接触状態で配置される保護部材7と、を備えている。従って、外装部材6の外面に非接触状態で配置されてケース本体5に固定される保護部材7によって、外部からの衝撃を保護部材7によって受け止めることができるので、外装部材6が脆性材料であっても、外装部材6の破損を防いで、ケース全体の耐衝撃性を確保することができると共に、保護部材7をカーボン材料などの剛性の高い材料を用いて保護部材7の厚みを薄くできるので、ケース全体の小型化を図ることができる。【選択図】 図2

Description

この発明は、腕時計などの電子機器に用いられるケースおよびそれを備えた時計に関する。
例えば、腕時計ケースにおいては、特許文献1に記載されているように、ケース本体の外面に弾性カバー部材を設け、この弾性カバー部材でケース本体を保護する構造のものが知られている。
特開2010-32424号公報
この種の腕時計ケースは、弾性カバー部材の3時側と9時側との各側部の中央部が外部側に突出して形成され、これら中央部の弾性カバー部材とこれに対応するケース本体との間に空間部を設け、この空間部によって弾性カバー部材を変形し易くする構造になっている。
しかしながら、このような腕時計ケースでは、弾性カバー部材が外部から衝撃を受けた際に、3時側と9時側との衝撃を弾性カバー部材によって確実に吸収することができても、3時側および9時側以外の箇所の弾性カバー部材で衝撃を確実に吸収するためには、弾性カバー部材の肉厚を厚く形成しなければならないという問題がある。
また、この腕時計ケースでは、弾性カバー部材の3時側と9時側との各側部の中央部を外部側に突出させ、これら中央部の弾性カバー部材とこれに対応するケース本体との間に空間部を設けているため、ケース全体の外形が大きくなり、ケース全体が大型化するという問題もある。
この発明が解決しようとする課題は、外装部材が脆性材料であっても、ケース全体の耐衝撃性を確保し、かつ小型化を図ることができるケースおよびそれを備えた時計を提供することである。
この発明は、ケース本体と、前記ケース本体の外側に配置される脆性材料の外装部材と、前記外装部材の外面に非接触状態で配置されて前記ケース本体に固定される保護部材と、を備えていることを特徴とするケースである。
この発明によれば、外装部材が脆性材料であっても、ケース全体の耐衝撃性を確保することができると共に、ケース全体の小型化を図ることができる。
この発明を腕時計に適用した一実施形態を示した拡大正面図である。 図1に示された腕時計のA-A矢視における要部を示した拡大断面図である。 図1に示された腕時計のB-B矢視における要部を示した拡大断面図である。 図1に示された腕時計ケースにおいて、外装部材に保護部材の第1保護部を取り付ける状態を示した分解斜視図である。 図4に示された腕時計ケースを示した分解正面図である。 図1に示された腕時計ケースにおいて、外装部材に保護部材の第2保護部を取り付ける状態を示した要部の分解斜視図である。 図1に示された腕時計ケースのC-C矢視における要部を示した拡大断面図である。
以下、図1~図7を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側との各側部には、時計バンド2が取り付けられるバンド取付部3がそれぞれ設けられている。また、この腕時計ケース1の2時側、4時側、8時側、および10時側の各側部には、スイッチ部4がそれぞれ設けられている。
この腕時計ケース1は、図1~図3に示すように、ケース本体5と、このケース本体5の外側に配置される外装部材6と、この外装部材6の外面に非接触状態で配置される保護部材7と、を備えている。ケース本体5は、金属または硬質の合成樹脂によって形成されている。このケース本体5の上部開口部には、時計ガラス8がガラスパッキン8aを介して取り付けられている。
また、このケース本体5の下部には、図2および図3に示すように、裏蓋10が防水リング10aを介して取り付けられている。この場合、ケース本体5の上部外周には、切欠き部5aが全周に亘って設けられている。また、このケース本体5の2時が、4時側、8時側、および10時側の各側部には、貫通孔(図示せず)がスイッチ部4それぞれに対して設けられている。
このケース本体5の内部には、図2および図3に示すように、時計モジュール11が中枠11aを介して配置されている。この時計モジュール11は、図示しないが、指針を運針させて時刻を指示する時計ムーブメント、時刻や曜日、日付などの情報を電気光学的に表示する表示部、これらを電気的に駆動するための回路基板などの時計機能に必要な各種の部品を備えている。
外装部材6は、図1~図3に示すように、サファイア、ガラス、セラミックなどの硬い脆性材料で形成されている。この外装部材6は、ケース本体5の側部に配置される第1外装部12と、ケース本体5の上部に配置される第2外装部13と、を備えている。第1外装部12は、ケース本体5の側部にその全周に亘って配置され、12時側と6時側とにバンド取付部3が設けられている。
すなわち、この第1外装部12は、図2および図3に示すように、その高さがケース本体5の上部に設けられた切欠き部5aの底部からケース本体5の下端部までの長さとほぼ同じ長さで、肉厚がケース本体5の肉厚とほぼ同じか、それよりも少し薄く形成されている。また、この第1外装部12の2時側、4時側、8時側、および10時側の4箇所には、貫通孔(図示せず)がスイッチ部4それぞれに対して設けられている。
第2外装部13は、図1~図3に示すように、ケース本体5の上部にその全周に亘って配置されている。すなわち、この第2外装部13は、内周部側がケース本体5の上端部に対応して配置され、外周部側がケース本体5の上部に設けられた切欠き部5aに対応して配置されるように構成されている。このため、第2外装部13は、外周部側の厚みが内周部側の厚みよりも厚く形成されている。これにより、第2外装部13の下面には、段差面13bが設けられている。
保護部材7は、図1~図3に示すように、カーボン素材などの軽くて剛性の高い撓る材料で形成されている。この保護部材7は、外装部材6の外面に緩衝部材14を介して配置されることにより、外装部材6の外面に非接触状態で配置されるように構成されている。すなわち、この保護部材7は、第1外装部12の3時側と9時側との両側部に配置されてケース本体5に第1ねじ部材22によって取り付けられる一対の第1保護部16と、第2外装部13の複数箇所に配置されてケース本体5に第2ねじ部材23によって取り付けられる第2保護部17と、を備えている。
一対の第1保護部16は、図4および図5に示すように、第1外装部12の12時側に位置するバンド取付部3の一側部から第1外装部12の6時側に位置するバンド取付部3の一側部に亘って、第1外装部12の3時側と9時側との両側にそれぞれ配置されるように構成されている。この場合、3時側に位置する第1保護部16の2時側と4時側とには、貫通孔16aがスイッチ部4それぞれに対して設けられている。
この第1保護部16の3時側の側部には、図3および図4に示すように、後述する第1ねじ部材22の頭部22aが配置される座ぐり孔16bが設けられている。同様に、9時側に位置する第1保護部16の8時側と10時側とにも、貫通孔16aがスイッチ部4それぞれに対して設けられている。この第1保護部16の9時側の側部にも、後述する第1ねじ部材22の頭部22aが配置される座ぐり孔16bが設けられている。
この場合、一対の第1保護部16それぞれの内面には、図2および図3に示すように、凹部16cが第1外装部12の12時側に位置するバンド取付部3の一側部から第1外装部12の6時側に位置するバンド取付部3の一側部に亘って設けられている。この凹部16cは、第1外装部12の外面に設けられた凸部12aが配置されるように構成されている。
一方、複数の第2保護部17は、図1、図4~図7に示すように、外装部材6の1時側、5時側、7時側、および11時側にそれぞれ配置されている。すなわち、これら複数の第2保護部17それぞれは、第2外装部13の上面に対応して配置される上面部17aと、第2外装部13と第1外装部12との各側面に対応して配置される側面部17bと、を備えている。
上面部17aは、図6および図7に示すように、第2外装部13の上面にその外周端から内周端に亘り、かつこの内周端から突出した状態で配置されるように形成されている。側面部17bは、第2外装部13の上面から第1外装部12の下部に亘って配置されるように形成されている。
この側面部17bには、図6および図7に示すように、第1外装部12に設けられた挿入孔12bに挿入するパイプ部17cが一体に形成されている。このパイプ部17cは、第2ねじ部材23が第1外装部12に接触することなく挿入されるものであり、軸方向の長さが第1外装部12の挿入孔12bよりも少し長く形成されている。
緩衝部材14は、図2、図3および図7に示すように、第1外装部12と第1保護部16との間に部分的に配置される第1緩衝部18と、第2外装部13と第2保護部17との間に配置される第2緩衝部19と、第1外装部12と第2外装部13との間に部分的に配置される第3緩衝部20と、ケース本体5と第2外装部13との間に部分的に配置される第4緩衝部21と、を備えている。
これら第1~第4緩衝部18~21それぞれは、図2、図3および図7に示すように、硬度の異なる2種類の第1、第2緩衝層14a、14bを積層した構造になっている。すなわち、第1緩衝層14aは、硬度が30°~50°程度の低硬度のシリコーンゴムである。第2緩衝層14bは、硬度が60°程度の高硬度で減衰率の防振用のシリコーンゴムであり、衝撃力を分散させて一点に集中させない構造になっている。
第1緩衝部18は、図2~図5に示すように、第1外装部12の外面に設けられた凸部12aと第1保護部16の内面に設けられた凹部16cとの間の複数箇所に部分的に配置されている。これにより、第1外装部12の外面と第1保護部16の内面との間には、複数の第1緩衝部18によって隙間S1が設けられている。
この場合、第1緩衝部18は、図2に示すように、第1外装部12の外面と第1保護部16の内面との間に隙間S1が設けられても、第1外装部12の外面に設けられた凸部12aが第1保護部16の内面に設けられた凹部16cに配置されていることにより、外部から見えないように配置されている。
第2緩衝部19は、図2、図6および図7に示すように、第2外装部13の上面における1時側、5時側、7時側、および11時側の4箇所にそれぞれ設けられた設置凹部13aと、第2外装部13の1時側、5時側、7時側、および11時側の4箇所に対応する複数の第2保護部17の各上面部17aの下面にそれぞれ設けられた設置凹部17dと、に配置されている。これにより、第2外装部13の上面と複数の第2保護部17の各上面部17aの下面との間には、隙間S2がそれぞれ設けられている。
第3緩衝部20は、図2、図3および図7に示すように、ケース本体5の上部の外周に設けられた切欠き部5aと第1外装部12の上端面とに亘る状態で、円周方向に部分的に配置され、この状態で第2外装部13の外周部側の下面と第2外装部13の段差面13bとが上方から配置されて挟まれるように構成されている。
すなわち、第3緩衝部20は、図2、図3および図7に示すように、第1外装部12の上端面と第2外装部13の外周部側の下面との間に配置される平坦部20aと、ケース本体5の切欠き部5aの立上り面と第2外装部13の段差面13bとの間に配置される起立部20bと、を備えている。
これにより、第1外装部12の上端面と第2外装部13の外周部側の下面との間には、図2、図3および図7に示すように、第3緩衝部20の平坦部20aによって隙間S3が設けられている。また、ケース本体5の切欠き部5aの立上り面と第2外装部13の段差面13bとの間には、第3緩衝部20の起立部20bによって隙間S4が設けられている。
第4緩衝部21は、図2、図3および図7に示すように、ケース本体5の上端面と第2外装部13の内周部側の下面との間に部分的に配置されている。これにより、ケース本体5の上面と第2外装部13の内周部側の下面との間には、第4緩衝部21によって隙間S5が設けられている。この場合、第4緩衝部21は、その厚さが第3緩衝部20の厚さよりも薄く形成されている。
一方、一対の第1保護部16をケース本体5にそれぞれ固定する第1ねじ部材22は、図3に示すように、頭部22aと軸部22bとねじ部22cとを備えている。この第1ねじ部材22は、頭部22aが第1保護部16の座ぐり孔16bに配置され、軸部22bが第1外装部12の3時側と9時側(図示せず)とに設けられた貫通孔12c内の筒部24に挿入され、ねじ部22cがケース本体5に設けられたねじ穴5bに螺合して締め付けられることにより、一対の第1保護部16を第1外装部12と共にケース本体5に固定するように構成されている。
この場合、筒部24は、図3に示すように、緩衝材料で形成され、その外径が第1外装部12の貫通孔12cの内径よりも小さく形成され、軸方向の長さが第1外装部12の貫通孔12cよりも長く形成されている。なお、筒部24は、第1保護部16と同じ材料で一体に形成されている。
このため、第1ねじ部材22は、図3に示すように、軸部22bが筒部24内に挿入されることにより、第1外装部12の貫通孔12cの内周面に接触しないように構成されている。また、筒部24は、第1ねじ部材22が締め付けられた際に、第1保護部16の内面と第1外装部16の側面との間に隙間S1を設けるように構成されている。
また、複数の第2保護部17それぞれをケース本体5に固定する複数の第2ねじ部材23は、図7に示すように、頭部23aと軸部23bとねじ部23cとを備えている。この第2ねじ部材23は、頭部23aが第2保護部16のパイプ部17cに対応する座ぐり孔17eに配置され、軸部23bが第1外装部12に設けられた挿入孔12b内のパイプ部17cに挿入され、ねじ部23cがケース本体5に設けられたねじ穴5cに螺合して締め付けられることにより、第2保護部17を第1外装部12と第2外装部13と共にケース本体5に固定するように構成されている。
この場合、パイプ部17cは、図7に示すように、第2保護部17に同じ材料で一体に形成されている。このパイプ部17cは、その外径が第1外装部12の挿入孔12bの内径よりも小さく形成され、軸方向の長さが第1外装部12の挿入孔12bよりも長く形成されている。
このため、第2ねじ部材23は、図7に示すように、軸部23bが第2保護部17のパイプ部17c内に挿入されることにより、第1外装部12の挿入孔12bの内周面に接触しないように構成されている。また、このパイプ部17cは、第2ねじ部材23が締め付けられた際に、第1外装部16および第2外装部13の各側面と第2保護部17の側面部17bの内面との間に隙間S6を設けるように構成されている。
次に、このような腕時計の作用について説明する。
この腕時計を組み立てる場合には、まず、腕時計ケース1を組み立てる。このときには、予め、ケース本体5の上部開口部に時計ガラス8をガラスパッキン8aと共に取り付ける。この状態で、ケース本体5の外側にサファイア、ガラス、セラミックなどの硬い脆性材料の外装部材6を配置する。
このときには、ケース本体5の側部の外面にその全周に亘って第1外装部12を配置し、ケース本体5の3時側と9時側とに設けられたねじ穴5bと第1外装部12の3時側と9時側とに設けられた貫通孔12cとを同一軸上に対応させる。また、このときには、ケース本体5の1時側、5時側、7時側、および11時側の4箇所に設けられた複数のねじ穴5cと第1外装部12の1時側、5時側、7時側、および11時側の4箇所に設けられた複数の挿入孔12bとを同一軸上に対応させる。
さらに、このときには、ケース本体5の2時側、4時側、8時側および10時側の4箇所にスイッチ部4と対応して設けられた複数の貫通孔(図示せず)と第1外装部12の2時側、4時側、8時側および10時側の4箇所にスイッチ部4と対応して設けられた複数の貫通孔(図示せず)とを同一軸上に対応させる。
そして、ケース本体5の上部に第3、第4緩衝部20、21を介して第2外装部13を配置する。このときには、予め、ケース本体5の上部に設けられた切欠き部5aと第1外装部12の上面とに第3緩衝部20を部分的に配置すると共に、ケース本体5の上端面に第4緩衝部21を部分的に配置する。
この状態で、ケース本体5の上部に第3、第4緩衝部20、21を介して第2外装部13を配置する。このときには、第2外装部13の外周部側を第1外装部12の上面に対応させて配置させて第3緩衝部20を挟むと共に、第2外装部13の内周部側をケース本体5の上端面に対応させて配置させて第4緩衝部20を挟む。
この後、外装部材6の外面に保護部材7を非接触状態で配置する。このときには、まず、複数の第2保護部17を外装部材6の外面における1時側、5時側、7時側、11時側の4箇所に配置する。この場合には、予め、第2緩衝部19を第2外装部13の上面における1時側、5時側、7時側、および11時側の4箇所にそれぞれ設けられた各設置凹部13aにそれぞれ配置する。
この状態で、複数の第2保護部17を外装部材6の外面に配置する。このときには、第2保護部17の側面部17bに設けられたパイプ部17cを、第1外装部12の1時側、5時側、7時側、11時側の4箇所に設けられた挿入孔12bに挿入させながら、第2保護部17の上面部17aの下面に設けられた設置凹部17dに第2緩衝部19を対応させて配置させる。
そして、第2ねじ部材23によって複数の第2保護部17を外装部材6と共にケース本体5に取り付ける。このときには、第2ねじ部材23の軸部23bをパイプ部17cに挿入させてねじ部23cをケース本体5のねじ穴5cに螺合させて締め付ける。すると、第2ねじ部材23の頭部23aが第2保護部17の座ぐり孔17e内に配置され、この状態で頭部23aが第2保護部17のパイプ部17cを第1外装部12に押し付ける。
これにより、複数の第2保護部17が外装部材6と共にケース本体5に取り付けられる。このときには、第2外装部13の上面と第2保護部17の上面部17aの下面との間に第2緩衝部19によって隙間S2が設けられる。また、このときには、第2保護部17のパイプ部17cの軸方向の長さが挿入孔12bの長さよりも長いので、第2保護部17の側面部17bと第1、第2外装部12、13の側面との間に隙間S6が設けられる。
また、このときには、第1外装部12の上面と第2外装部13の外周部側の下面との間に第3緩衝部20の平坦部20aによって隙間S3が設けられると共に、ケース本体5の上部に設けられた切欠き部5aの立上り面と第2外装部13の段差面13bとの間に第3緩衝部20の立上り部20bによって隙間S4が設けられる。また、ケース本体5の上端面と第2外装部13の内周部側の下面との間に第4緩衝部21によって隙間S5が設けられる。
この後、第1外装部12の3時側と9時側との各側部に一対の第1保護部16をそれぞれ配置する。このときには、予め、第1外装部12の貫通孔12c内に筒部24を挿入させる。また、このときには、第1外装部12の外面に設けられた凸部12aと第1保護部16の内面に設けられた凹部16cとの間に複数の第1緩衝部18を部分的に配置する。
この状態で、第1、第2外装部12、13に配置された複数の第2保護部17の各側面部17bを一対の第1保護部16で覆った状態で、一対の第1保護部16を第1外装部12の3時側と9時側との各側部にそれぞれ配置する。このときには、第1保護部16の座ぐり孔16bと第1外装部12の貫通孔12cに設けられた筒部24とを同一軸上に対応させる。
そして、第1保護部16を第1外装部12と共にケース本体5に第1ねじ部材22によって取り付ける。このときには、第1ねじ部材22の軸部22bを筒部24に挿入させてねじ部22cをケース本体5のねじ穴5bに螺合させて締め付ける。すると、第1ねじ部材22の頭部22aが第1保護部16の座ぐり孔16b内に配置され、この状態で頭部22aが第1保護部16と筒部24とをケース本体5に押し付ける。
これにより、一対の第1保護部16が第1外装部12と共にケース本体5に取り付けられる。このときには、第1外装部12の外面と第1保護部16の内面との間に第1緩衝部18によって隙間S1が設けられる。また、このときには、筒部24の軸方向の長さが第1外装部12の貫通孔12cの長さよりも長いので、第1保護部16の内面と第1外装部12の外面との間に隙間S1が設けられる。
この場合、第1緩衝部18は、第1外装部12の外面と第1保護部16の内面との間に隙間S1が設けられても、第1外装部12の外面に設けられた凸部12aが第1保護部16の内面に設けられた凹部16cに配置されている.このため、第1緩衝部18は、外部から見えることがない。これにより、腕時計ケース1が組み立てられる。
このように腕時計ケース1が組み立てられた場合には、腕時計ケース1の2時が、4時側、8時側、および10時側の各側部にスイッチ部4をそれぞれ取り付け、この状態で腕時計ケース1の内部に時計モジュール11を下側から組み込む。そして、ケース本体5の下部に裏蓋10を防水リング10aと共に取り付ける。これにより、腕時計が組み立てられる。
このような腕時計ケース1は、外装部材6がサファイア、ガラス、セラミックなどの材料で形成されてことにより、カラー化が可能になるため、装飾性および色彩性が高く、かつ保護部材7を除く箇所の外装部材6が露出していることにより、デザイン性に優れ、商品価値の高いものが得られる。また、この腕時計では、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けても、その衝撃を保護部材7で受け止めて、サファイア、ガラス、セラミックなどの硬い脆性材料の外装部材6が破損しないようにすることができる。
例えば、腕時計ケース1が側方から衝撃を受けた際には、その衝撃を保護部材7の第1保護部16で受け止めることができる。このときには、第1保護部16と外装部材6の第1外装部12との間に部分的に配置された緩衝部材14の第1緩衝部18によって衝撃が緩衝される。
すなわち、第1緩衝部18は、硬度の異なる2種類の第1、第2緩衝層14a、14bを積層した構造で、第1緩衝層14aは硬度が30°~50°程度の低硬度のシリコーンゴムであることにより、衝撃に応じて弾力的に変形して衝撃を吸収し、第2緩衝層14bは硬度が60°程度の高硬度で減衰率の防振用のシリコーンゴムであることにより、衝撃力を分散させて一点に集中させないようにすることができる。
この場合、第1保護部16と第1外装部12との間には、第1緩衝部18によって隙間S1が設けられているので、第1緩衝部18の第1緩衝層14aがその厚み方向に弾性変形しても、第1保護部16が第1外装部12に接触することがない。このため、第1外装部12がサファイア、ガラス、セラミックなどの硬い脆性材料で形成されていても破損することがない。
また、このときには、第1保護部16と第1外装部12との間に第2保護部17の側面部17bが配置されているが、この第2保護部17の側面部17bと第1外装部12との間に隙間S6が第1外装部13の挿入孔12bに挿入された側面部17bのパイプ部17cによって設けられている。
このため、第1保護部16が側方から衝撃を受けて、第1緩衝部18が弾性変形した際に、第2保護部17の側面部17bが第1保護部16によって押されても、第1外装部12に接触することがない。このため、これによってもサファイアガラス、セラミックなどの硬い脆性材料で形成された第1外装部12が破損することがない。
また、例えば、腕時計ケース1が上方から衝撃を受けた際には、その衝撃を保護部材7の複数の第2保護部17で受け止めることができる。このときには、複数の第2保護部17は、上面部17aと側面部17bとを備えるので、複数の第2保護部17を撓らせて衝撃を受け止めることができ、複数の第2保護部17と外装部材6の第2外装部13との間にそれぞれ配置された緩衝部材14の第2緩衝部19によって衝撃が緩衝される。
すなわち、複数の第2緩衝部19も、第1緩衝部18と同様、硬度の異なる2種類の第1、第2緩衝層14a、14bを積層した構造で、第1緩衝層14aは硬度が30°~50°程度の低硬度のシリコーンゴムであることにより、衝撃に応じて弾力的に変形して衝撃を吸収し、第2緩衝層14bは硬度が60°程度の高硬度で減衰率の防振用のシリコーンゴムであることにより、衝撃力を分散させて一点に集中させないようにすることができる。
この場合、複数の第2保護部17と第2外装部13との間には、第2緩衝部19によって隙間S2がそれぞれ設けられているので、第2緩衝部19の第1緩衝層14aがその厚み方向に弾性変形しても、第2保護部16それぞれが第2外装部13に接触することがない。このため、第2外装部13がサファイア、ガラス、セラミックなどの硬い脆性材料で形成されていても破損することがない。
また、このときには、第2外装部13の外周部側の下面と第1外装部12の上面との間に第3緩衝部20が配置されていると共に、第2外装部13の内周部側の下面とケース本体5の上端面との間に第4緩衝部21が配置されている。このため、複数の第2保護部17が上方から衝撃を受けて、第2保護部17の上面部17aが第2外装部13を押し下げても、第3、第4緩衝部20、21によって緩衝することができる。
すなわち、第2外装部13の外周部側の下面と第1外装部12の上面との間に隙間S3が第3緩衝部20によって設けられていると共に、第2外装部13の内周部側の下面とケース本体5の上端面との間に隙間S4が第4緩衝部21によって設けられている。このため、複数の第2保護部17が上方から衝撃を受けて、第2保護部17の上面部17aが第2外装部13を押し下げても、第2外装部13が第1外装部12とケース本体5とに接触することがない。このため、これによってもサファイアガラス、セラミックなどの硬い脆性材料で形成された第1外装部12と第2外装部13とが破損することがない。
このように、この腕時計ケース1によれば、ケース本体5と、このケース本体5の外側に配置される脆性材料の外装部材6と、この外装部材6の外面に非接触状態で配置される保護部材7と、を備えていることにより、外装部材6が脆性材料であっても、ケース全体の耐衝撃性を確保することができると共に、ケース全体の小型化を図ることができる。
すなわち、この腕時計ケース1では、保護部材7が外装部材6の外面に非接触状態で配置されていることにより、外部からの衝撃を保護部材7によって受け止めることができるので、外装部材6の破損を防いで、ケース全体の耐衝撃性を確保することができる。また、保護部材7を外装部材6の外面に非接触状態で配置することにより、カーボン素材などの軽くて剛性の高い撓る材料を用いることができるので、保護部材7の厚みを薄くでき、これによりケース全体の小型化を図ることができる。
また、この腕時計ケース1では、外装部材6と保護部材7との間に配置されて外装部材6と保護部材7との間に隙間S1~S5を設ける緩衝部材14を備えていることにより、保護部材7が外部からの衝撃を受けた際に、その衝撃を緩衝部材14によって緩衝することができると共に、衝撃を緩衝部材14が緩衝する際に、外装部材6と保護部材7との間に設けられた隙間S1~S5によって、保護部材7と外装部材6との接触を防ぐことができ、これにより外装部材6が脆性材料であっても、外装部材6の破損を防ぐことができる。
この場合、この腕時計ケース1では、外装部材6が、ケース本体5の側部に配置される第1外装部12と、ケース本体5の上部に配置される第2外装部13と、を備えていることにより、第1外装部12と第2外装部13とによってケース本体5の外側を確実にかつ良好に覆うことができると共に、外装部材6が脆性材料であっても、第1外装部12と第2外装部13とに分割していることにより、加工性が良く、容易に製作することができる。
また、この腕時計ケース1では、保護部材7が、第1外装部12の両側面に非接触状態で配置されてケース本体5に取り付けられる一対の第1保護部16と、第2外装部13の複数箇所に非接触状態で配置されてケース本体5に取り付けられる複数の第2保護部17と、を備えていることにより、一対の第1保護部16によって第1外装部12の両側面を確実にかつ良好に保護することができ、また複数の第2保護部17によって第2外装部13を確実にかつ良好に保護することができる。また、複数の第2保護部17は、上面部17aと側面部17bとを備えるので、複数の第2保護部17を撓らせて衝撃を受け止めることができる。
また、この腕時計ケース1では、緩衝部材14が、第1外装部12と第1保護部16との間に部分的に配置される第1緩衝部18と、第2外装部13と第2保護部17との間に配置される第2緩衝部19と、を備えていることにより、第1外装部12と第1保護部16との間に第1緩衝部18によって隙間S1を設けることができると共に、第2外装部13と第2保護部17との間に第2緩衝部19によって隙間S2を設けることができる。
このため、この腕時計ケース1では、第1保護部16が側方から衝撃を受けた際に、第1緩衝部18によって衝撃を緩衝することができると共に、この第1緩衝部18が衝撃を緩衝する際に、第1外装部12と第1保護部16との間に設けられた隙間S1によって、第1外装部12に対する第1保護部16の接触を防ぐことができ、これにより脆性材料の第1外装部12の破損を防ぐことができる。
この場合、第1緩衝部18は、第1外装部12の外面に設けられた凸部12aと第1保護部16の内面に設けられた凹部16cとの間に部分的に配置されているので、第1外装部12と第1保護部16との間の隙間S1から第1緩衝部18が見えないように隠すことができ、これにより外観性およびデザイン性を高めることができる。
また、この腕時計ケース1では、第2保護部17が上方から衝撃を受けた際に、第2緩衝部19によって衝撃を緩衝することができると共に、この第2緩衝部19が衝撃を緩衝する際に、第2外装部13と第2保護部17との間に設けられた隙間S2によって、第2外装部13に対する第2保護部17の接触を防ぐことができ、これにより脆性材料の第2外装部13の破損を防ぐことができる。
この場合、複数の第2保護部17は、第2外装部13の上面における1時側、5時側、7時側、および11時側の4箇所にそれぞれ非接触状態で配置されており、第2緩衝部19は、第2外装部13の上面に対向する複数の第2保護部17の各上面部17aの下面にそれぞれ設けられた設置凹部17dとこれに対向する第2外装部13の上面にそれぞれ設けられた設置凹部13aとに配置されているので、第2緩衝部19が第2外装部13と第2保護部17との間の隙間S2から第2緩衝部19が見えないように隠すことができ、これによっても外観性およびデザイン性を高めることができる。
また、この腕時計ケース1では、緩衝部材14が、第1外装部12と第2外装部13との間に配置された第3緩衝部20と、ケース本体5と第2外装部13との間に配置された第4緩衝部21を更に備えていることにより、第1外装部12と第2外装部13との間に第3緩衝部20によって隙間S3を設けることができると共に、ケース本体5と第2外装部13との間に第4緩衝部21によって隙間S4を設けることができる。
このため、この腕時計ケース1では、複数の第2保護部17が上方から衝撃を受けて、第2保護部17の上面部17aが第2外装部13を押し下げても、第3、第4緩衝部20、21によって緩衝することができる。すなわち、複数の第2保護部17が上方から衝撃を受けて、第2保護部17の上面部17aが第2外装部13を押し下げても、第3緩衝部20による隙間S3と第4緩衝部21による隙間S4とによって、第2外装部13が第1外装部12とケース本体5とに接触するのを防ぐことができ、これにより脆性材料の第1、第2外装部12、13の破損を防ぐことができる。
さらに、この腕時計ケース1では、緩衝部材14の第1~第4緩衝部18~21が硬度の異なる2種類の第1、第2緩衝層14a、14bを積層した構造であるから、第1、第2緩衝部16、17が受けた衝撃を確実にかつ良好に緩衝することができる。すなわち、第1緩衝層14aは、硬度が30°~50°程度の低硬度のシリコーンゴムであることにより、衝撃に応じて弾力的に変形して衝撃を確実にかつ良好に吸収することができる。
また、第2緩衝層14bは、硬度が60°程度の高硬度で減衰率の防振用のシリコーンゴムであることにより、第1緩衝層14aが衝撃に応じて弾力的に変形して衝撃を吸収する際に、衝撃力を分散させて一点に集中させないようにすることができる。このため、第1、第2外装部12、13の一点に衝撃力が集中することがないので、脆性材料の第1、第2外装部12、13の破損を確実にかつ良好に防ぐことができる。
このように、この腕時計ケース1では、外装部材6が保護部材7によって衝撃から保護されているので、外装部材6をサファイア、ガラス、セラミックなどの材料を用いてカラー化を図ることができ、これにより装飾性および色彩性を高めることができると共に、保護部材7を除く箇所の外装部材6を露出させることにより、デザイン性が高く、商品価値の高いものを提供することができる。
なお、上述した実施形態では、緩衝部材14が第1外装部12と第2外装部13との間に配置された第3緩衝部20と、ケース本体5と第2外装部13との間に配置される第4緩衝部21との両方を備えている場合について述べたが、この発明は、これに限らず、第1外装部12と第2外装部13との間、およびケース本体5と第2外装部13との間のいずれか一方に緩衝部を設けた構造であっても良い。
また、上述した実施形態では、保護部材7は、カーボン素材などの軽くて剛性の高い撓る材料で形成されている場合について述べたが、これに限らず、保護部材7は、ポリアミドやポリカーボネイトなどの剛性の高い合成樹脂で撓る材料やステンレスなどの剛性の高い弾性のある金属材料で形成されても良い。
また、上述した実施形態では、腕時計に適用した場合について述べたが、この発明は、必ずしも腕時計である必要はなく、例えばトラベルウオッチ、目覚まし時計、置き時計、掛け時計などの各種の時計に適用することができる。また、この発明は、必ずしも時計である必要はなく、例えば携帯電話や携帯端末などの電子機器にも適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、ケース本体と、前記ケース本体の外側に配置される脆性材料の外装部材と、前記外装部材の外面に非接触状態で配置されて前記ケース本体に固定される保護部材と、を備えていることを特徴とするケースである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のケースにおいて、前記外装部材と前記保護部材との間に配置されて前記外装部材と前記保護部材との間に隙間を設ける緩衝部材を備えていることを特徴とするケースである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のケースにおいて、前記外装部材は、前記ケース本体の側部に配置される第1外装部と、前記ケース本体の上部に配置される第2外装部と、を備えていることを特徴とするケースである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のケースにおいて、前記保護部材は、前記第1外装部の両側面に非接触状態で配置されて前記ケース本体に取り付けられる第1保護部と、前記第2外装部の複数箇所に非接触状態で配置されて前記ケース本体に取り付けられる第2保護部と、を備えていることを特徴とするケースである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のケースにおいて、前記第2保護部は、前記第2外装部の上面に対応して配置される上面部と、前記第2外装部と第前記1外装部との各側面に対応して配置される側面部と、を備えていることを特徴とするケースである。
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載のケースにおいて、前記緩衝部材は、前記第1外装部と前記第1保護部との間に部分的に配置される第1緩衝部と、前記第2外装部と前記第2保護部との間に配置される第2緩衝部と、を備えていることを特徴とするケースである。
請求項7に記載の発明は、請求項3~請求項6のいずれかに記載のケースにおいて、前記緩衝部材は、前記第1外装部と前記第2外装部との間、または前記ケース本体と前記第2外装部との間に配置される第3緩衝部を更に備えていることを特徴とするケースである。
請求項8に記載の発明は、請求項2~請求項7のいずれかに記載のケースにおいて、前記緩衝部材は、硬度の異なる複数の緩衝層を積層したことを特徴とするケースである。
請求項9に記載の発明は、請求項1~請求項8のいずれかに記載されたケースを備えていることを特徴とする時計である。
1 腕時計ケース
5 ケース本体
6 外装部材
7 保護部材
12 第1外装部
13 第2外装部
14 緩衝部材
14a 第1緩衝層
14b 第2緩衝層
16 第1保護部
17 第2保護部
17a 上面部
17b 側面部
17c パイプ部
18~21 第1~第4緩衝部
22 第1ねじ部材
23 第2ねじ部材
24 筒部
S1~S6 隙間
この発明は、腕時計などの電子機器に用いられるケースの製造方法およびそれを含む時計の製造方法に関する。
この発明が解決しようとする課題は、外装部材が脆性材料であっても、ケース全体の耐衝撃性を確保し、かつ小型化を図ることができるケースの製造方法およびそれを含む時計の製造方法を提供することである。
この発明は、ース本体の側部に脆性材料の第1外装部を配置する第1工程と、前記第1工程によって配置された前記第1外装部の両側面に第1保護部を非接触状態で配置し、前記第1保護部を前記ケース本体に固定第2工程と、を含むことを特徴とするケースの製造方法である。

Claims (9)

  1. ケース本体と、
    前記ケース本体の外側に配置される脆性材料の外装部材と、
    前記外装部材の外面に非接触状態で配置されて前記ケース本体に固定される保護部材と、
    を備えていることを特徴とするケース。
  2. 請求項1に記載のケースにおいて、前記外装部材と前記保護部材との間に配置されて前記外装部材と前記保護部材との間に隙間を設ける緩衝部材を備えていることを特徴とするケース。
  3. 請求項2に記載のケースにおいて、前記外装部材は、前記ケース本体の側部に配置される第1外装部と、前記ケース本体の上部に配置される第2外装部と、を備えていることを特徴とするケース。
  4. 請求項3に記載のケースにおいて、前記保護部材は、前記第1外装部の両側面に非接触状態で配置されて前記ケース本体に取り付けられる第1保護部と、前記第2外装部の複数箇所に非接触状態で配置されて前記ケース本体に取り付けられる第2保護部と、を備えていることを特徴とするケース。
  5. 請求項4に記載のケースにおいて、前記第2保護部は、前記第2外装部の上面に対応して配置される上面部と、前記第2外装部と第前記1外装部との各側面に対応して配置される側面部と、を備えていることを特徴とするケース。
  6. 請求項4または請求項5に記載のケースにおいて、前記緩衝部材は、前記第1外装部と前記第1保護部との間に部分的に配置される第1緩衝部と、前記第2外装部と前記第2保護部との間に配置される第2緩衝部と、を備えていることを特徴とするケース。
  7. 請求項3~請求項6のいずれかに記載のケースにおいて、前記緩衝部材は、前記第1外装部と前記第2外装部との間、または前記ケース本体と前記第2外装部との間に配置される第3緩衝部を更に備えていることを特徴とするケース。
  8. 請求項2~請求項7のいずれかに記載のケースにおいて、前記緩衝部材は、硬度の異なる複数の緩衝層を積層したことを特徴とするケース。
  9. 請求項1~請求項8のいずれかに記載されたケースを備えていることを特徴とする時計。
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