JP2022006855A - 線材巻き取り装置、線材巻き取り方法、及びリール - Google Patents
線材巻き取り装置、線材巻き取り方法、及びリール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022006855A JP2022006855A JP2020109391A JP2020109391A JP2022006855A JP 2022006855 A JP2022006855 A JP 2022006855A JP 2020109391 A JP2020109391 A JP 2020109391A JP 2020109391 A JP2020109391 A JP 2020109391A JP 2022006855 A JP2022006855 A JP 2022006855A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- contact
- pull
- clip
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 183
- 230000008569 process Effects 0.000 claims abstract description 155
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 132
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 43
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 43
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 216
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000009189 diving Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 25
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 17
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 15
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 15
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 8
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 244000144985 peep Species 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
- 238000005491 wire drawing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Abstract
Description
線材巻き取り装置10は、リール20と、リール20を回転駆動するためのリール駆動機構50(リール駆動部)と、を備える。
図4は、本実施形態に係る線材巻き取り装置の全体構成を示す平面図である。また、図5は、同線材巻き取り装置の全体構成を示す正面図である。さらに、図6は、同線材巻き取り装置の制御系を示すブロック図である。図3~6に示すように、リール駆動機構50は、一対のエアチャック51a、51b、一対の回転軸52a、52b及びリールアクチュエータ58を備える。一対のエアチャック51a、51bは、リール20を挟み込むようにフランジ24、26の外面それぞれに当接する。一対の回転軸52a、52bは、一対のエアチャック51a、51bの外面それぞれからフランジ24、26の厚み方向に突出し、基台(詳細な図示は省略)に回転可能に支持される。なお、エアチャック51bが、クリップ30が設けられるフランジ26の外面に当接し、回転軸52bがエアチャック51bの外面からフランジ26の厚み方向に突出する。
図3~6に示すように、線材巻き取り装置10は、巻胴22に巻き取られた線材Wの巻き取り部位W1から外側へと引き出された該線材Wの引き出し部位W2に張力(いわゆる「バックテンション」)をかけつつ、該線材Wをリール20へと給送するための線材給送機構60をさらに備える。
図3~6に示すように、線材巻き取り装置10は、引き出し部位W2をフランジ26の径方向の外側へと持ち上げる引き出し部位持ち上げ機構70をさらに備える。引き出し部位持ち上げ機構70は、特に、引き出し部位W2のうち、巻き取り部位W1との接続部からトラバースローラ62の外周面までの間の部分を持ち上げる。引き出し部位持ち上げ機構70は、回転軸52bと近位に、回転軸52aから遠位に配置される。
線材巻き取り装置10は、上記ピン72a、72bが係止位置にあるとき、フランジ26の周方向において、該ピン72a、72bの間に位置するように、フランジ26に並設された接離具100をさらに備える。接離具100及び後述する接離具駆動機構105は、引き出し部位持ち上げ機構70と同様に、回転軸52bと近位に、回転軸52aから遠位に配置される。
図3~6に示すように、線材巻き取り装置10は、引き出し部位W2がクリップ30の先端部34から該クリップ30の基端部32に向けて移動することを抑制するための移動抑制機構120をさらに備える。移動抑制機構120は、フランジ26に設けられた貫通孔28に抜き差し可能なピン122(第1ピン)と、該ピン122を該貫通孔28に抜き差しするように、該ピン122を駆動するためのピン駆動部125(第1ピン駆動部)と、を有する。
接離具100は、後述するように、引き出し部位W2の挟み込みや、クリップ30の開閉を行うために用いられ、主としてフランジ26の外側で移動する。そのため、接離具支持体106を構成するスライダ108及びリフタ109は、フランジ26の外側に配置される。リフタ109を支持するスライダ108は、フランジ26の径方向の内側に延びる拡張部108aを有する。この拡張部108aに位置調整治具130が連結される。
図6に示すように、線材巻き取り装置10は、リール駆動機構50、線材給送機構60、接離具駆動機構105、ピン駆動部75(換言すれば、引き出し部位持ち上げ機構70)、及びピン駆動部125(換言すれば、移動抑制機構120)を制御するための制御装置140をさらに備える。
次に、主として図7~11に基づき、本発明の一実施形態に係る線材巻き取り方法について説明する。本実施形態に係る線材巻き取り方法は、上記で説明した線材巻き取り装置10を用いて、線材Wをリール20に巻き取る方法の一例である。
(図7においてステップS17)。また、同図に示すように、制御装置140が、接離具駆動機構105を制御して、接離具100を閉鎖状態で、フランジ26の径方向の外側に移動させる。これにより、クリップ30内から一対の先端部102a、102bを引き抜く接離部引き抜き処理が実行される(図7においてステップS18)。
例えば、クリップに相当する部材がフランジ26の外面に設けられるような従来からある線材巻き取り装置では、所望しない場面で前記部材が押圧され、引き出し部位W2の係止が解除されてしまうという問題があった。一方、上記実施形態に係る線材巻き取り装置10は、クリップ30がフランジ26の内面に設けられるので、上記のような問題を防止することが可能となる。また、引き出し部位W2がクリップ30の先端部34から該クリップ30の基端部32に向けて移動することをピン122(第1ピン)により抑制できるので、該クリップ30内の所望する位置(本実施形態では、該クリップ30の溝部35)に引き出し部位W2を係止することが可能となる。これにより、引き出し部位W2の係止及び該係止の解除を容易に行うことができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
主として図13に基づき、上記実施形態に係る線材巻き取り装置の第1~第3変形例について説明する。図13は、上記実施形態に係る線材巻き取り装置のうち、リールに設けられる貫通孔の変形例をリールの外面側から見た様子を示す概略図であり、(A)が第1変形例に係る貫通孔、(B)が第2変形例に係る貫通孔、(C)が第3変形例に係る貫通孔を示す概略図である。
上記実施形態では、ピン122(第1ピン)及びピン72a、72b(少なくとも一本の第2ピン)の断面形状が、それぞれ、円形状である場合について説明した。しかし、このような場合に限定されず、第1ピン及び少なくとも一本の第2ピンの断面形状は、それぞれ、四角形状であってもよいし、楕円形状であってもよいし、又は、その他の形状であってもよい。また、第1ピン及び少なくとも一本の第2ピンの断面形状が、互いに異なる形状であってもよい。
最後に、図14に基づき、本発明の一実施形態に係るリールについて説明する。図14は、本実施形態に係るリールのクリップに対して、作業者が線材の引き出し部位を係止している様子を示す概略図である。なお、図14に示すように、本実施形態に係るリール20は、上記で説明した線材巻き取り装置10のリール20と同じ構造を備える。したがって、同一の構成要素については同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る線材巻き取り装置は、リールの巻胴に線材を巻き取るための線材巻き取り装置であって、前記リールと、前記リールを回転駆動するためのリール駆動部と、を備え、前記リールは、前記巻胴と、前記巻胴に設けられるフランジと、前記フランジの内面に支持された基端部と、前記基端部よりも前記フランジの径方向の外側に位置する先端部と、を含み、前記基端部を支点として弾性変形することにより前記先端部が前記フランジの内面と接離するクリップと、前記フランジの周方向において前記クリップに隣接し、前記クリップの基端部よりも前記径方向の外側で、前記厚み方向に前記フランジを貫通する貫通孔と、を有し、前記巻胴に巻き取られた前記線材の巻き取り部位から外側へと引き出された前記線材の引き出し部位に張力をかけつつ、前記線材を前記リールへと給送するための線材給送機構と、前記フランジに並設され、前記厚み方向において互いに接離可能な一対の接離部と、前記一対の接離部を互いに接離させ、かつ、前記一対の接離部を一体的に移動させるための接離具駆動機構と、前記貫通孔に抜き差し可能な第1ピンと、前記第1ピンを前記貫通孔に抜き差しするように、前記第1ピンを駆動するための第1ピン駆動部と、前記リール駆動部、前記線材給送機構、前記接離具駆動機構、及び前記第1ピン駆動部を制御するための制御装置と、をさらに備え、前記制御装置は、前記リール駆動部及び前記線材給送機構を制御して、前記線材を前記巻胴に巻き取る線材巻き取り処理と、少なくとも前記線材巻き取り処理を行ったあとで、前記第1ピン駆動部を制御して、前記第1ピンを前記貫通孔に差し込む第1ピン差し込み処理と、少なくとも前記線材巻き取り処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記一対の接離部の間に前記引き出し部位を挟み込む引き出し部位挟み込み処理と、少なくとも前記線材巻き取り処理及び前記引き出し部位挟み込み処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記一対の接離部を互いに接近させた状態で、前記一対の接離部の少なくとも一部を、前記フランジの内面と前記クリップとの間に差し込む接離部差し込み処理と、前記線材巻き取り処理、前記第1ピン差し込み処理、前記引き出し部位挟み込み処理、及び前記接離部差し込み処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記クリップの付勢力に抗して前記一対の接離部を互いに離間させることにより、前記引き出し部位が前記クリップの先端部から前記クリップの基端部に向けて移動することを前記第1ピンで抑制しつつ、前記引き出し部位を前記一対の接離部の間から前記クリップへと受け渡す引き出し部位受け渡し処理と、を実行することを特徴とする。
20 リール
22 巻胴
24、26 フランジ
27 内面
28 貫通孔
30 クリップ
32 基端部
34 先端部
35 溝部
50 リール駆動機構(リール駆動部)
60 線材給送機構
62 トラバースローラ
70 引き出し部位持ち上げ機構
72a、72b ピン(第2ピン)
75 ピン駆動部(第2ピン駆動部)
100 接離具
101a 固定板
101b 可動板
102a、102b 一対の先端部(一対の接離部)
105 接離具駆動機構
120 移動抑制機構
122 ピン(第1ピン)
125 ピン駆動部(第1ピン駆動部)
130 位置調整治具
140 制御装置
142 エンコーダ
144 クリップ位置センサ
HR 右手
HL 左手
P 作業者
W 線材
W1 巻き取り部位
W2 引き出し部位
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る線材巻き取り装置は、リールの巻胴に線材を巻き取るための線材巻き取り装置であって、前記リールと、前記リールを回転駆動するためのリール駆動部と、を備え、前記リールは、前記巻胴と、前記巻胴に設けられるフランジと、前記フランジの内面に支持された基端部と、前記基端部よりも前記フランジの径方向の外側に位置する先端部と、を含み、前記基端部を支点として弾性変形することにより前記先端部が前記フランジの内面と接離するクリップと、前記フランジの周方向において前記クリップに隣接し、前記クリップの基端部よりも前記径方向の外側で、前記フランジの厚み方向に前記フランジを貫通する貫通孔と、を有し、前記巻胴に巻き取られた前記線材の巻き取り部位から外側へと引き出された前記線材の引き出し部位に張力をかけつつ、前記線材を前記リールへと給送するための線材給送機構と、前記フランジに並設され、前記厚み方向において互いに接離可能な一対の接離部と、前記一対の接離部を互いに接離させ、かつ、前記一対の接離部を一体的に移動させるための接離具駆動機構と、前記貫通孔に抜き差し可能な第1ピンと、前記第1ピンを前記貫通孔に抜き差しするように、前記第1ピンを駆動するための第1ピン駆動部と、前記リール駆動部、前記線材給送機構、前記接離具駆動機構、及び前記第1ピン駆動部を制御するための制御装置と、をさらに備え、前記制御装置は、前記リール駆動部及び前記線材給送機構を制御して、前記線材を前記巻胴に巻き取る線材巻き取り処理と、少なくとも前記線材巻き取り処理を行ったあとで、前記第1ピン駆動部を制御して、前記第1ピンを前記貫通孔に差し込む第1ピン差し込み処理と、少なくとも前記線材巻き取り処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記一対の接離部の間に前記引き出し部位を挟み込む引き出し部位挟み込み処理と、少なくとも前記線材巻き取り処理及び前記引き出し部位挟み込み処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記一対の接離部を互いに接近させた状態で、前記一対の接離部の少なくとも一部を、前記フランジの内面と前記クリップとの間に差し込む接離部差し込み処理と、前記線材巻き取り処理、前記第1ピン差し込み処理、前記引き出し部位挟み込み処理、及び前記接離部差し込み処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記クリップの付勢力に抗して前記一対の接離部を互いに離間させることにより、前記引き出し部位が前記クリップの先端部から前記クリップの基端部に向けて移動することを前記第1ピンで抑制しつつ、前記引き出し部位を前記一対の接離部の間から前記クリップへと受け渡す引き出し部位受け渡し処理と、を実行することを特徴とする。
Claims (9)
- リールの巻胴に線材を巻き取るための線材巻き取り装置であって、
前記リールと、
前記リールを回転駆動するためのリール駆動部と、を備え、
前記リールは、
前記巻胴と、
前記巻胴に設けられるフランジと、
前記フランジの内面に支持された基端部と、前記基端部よりも前記フランジの径方向の外側に位置する先端部と、を含み、前記基端部を支点として弾性変形することにより前記先端部が前記フランジの内面と接離するクリップと、
前記フランジの周方向において前記クリップに隣接し、前記クリップの基端部よりも前記径方向の外側で、前記厚み方向に前記フランジを貫通する貫通孔と、を有し、
前記巻胴に巻き取られた前記線材の巻き取り部位から外側へと引き出された前記線材の引き出し部位に張力をかけつつ、前記線材を前記リールへと給送するための線材給送機構と、
前記フランジに並設され、前記厚み方向において互いに接離可能な一対の接離部と、
前記一対の接離部を互いに接離させ、かつ、前記一対の接離部を一体的に移動させるための接離具駆動機構と、
前記貫通孔に抜き差し可能な第1ピンと、
前記第1ピンを前記貫通孔に抜き差しするように、前記第1ピンを駆動するための第1ピン駆動部と、
前記リール駆動部、前記線材給送機構、前記接離具駆動機構、及び前記第1ピン駆動部を制御するための制御装置と、をさらに備え、
前記制御装置は、
前記リール駆動部及び前記線材給送機構を制御して、前記線材を前記巻胴に巻き取る線材巻き取り処理と、
少なくとも前記線材巻き取り処理を行ったあとで、前記第1ピン駆動部を制御して、前記第1ピンを前記貫通孔に差し込む第1ピン差し込み処理と、
少なくとも前記線材巻き取り処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記一対の接離部の間に前記引き出し部位を挟み込む引き出し部位挟み込み処理と、
少なくとも前記線材巻き取り処理及び前記引き出し部位挟み込み処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記一対の接離部を互いに接近させた状態で、前記一対の接離部の少なくとも一部を、前記フランジの内面と前記クリップとの間に差し込む接離部差し込み処理と、
前記線材巻き取り処理、前記第1ピン差し込み処理、前記引き出し部位挟み込み処理、及び前記接離部差し込み処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記クリップの付勢力に抗して前記一対の接離部を互いに離間させることにより、前記引き出し部位が前記クリップの先端部から前記クリップの基端部に向けて移動することを前記第1ピンで抑制しつつ、前記引き出し部位を前記一対の接離部の間から前記クリップへと受け渡す引き出し部位受け渡し処理と、を実行することを特徴とする、線材巻き取り装置。 - 前記クリップの先端部の前記フランジ側の面には、前記クリップの幅方向に延びる溝部が形成され、
前記引き出し部位受け渡し処理において、前記引き出し部位は、前記クリップの先端部から前記クリップの基端部に向けて移動することを前記第1ピンで抑制されつつ、前記溝部に係合する、請求項1に記載の線材巻き取り装置。 - 前記制御装置は、
前記引き出し部位受け渡し処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記フランジの内面と前記クリップとの間から前記一対の接離部を引き抜く接離部引き抜き処理と、
前記引き出し部位受け渡し処理及び前記接離部引き抜き処理を行ったあとで、前記第1ピン駆動部を制御して、前記第1ピンを前記貫通孔から引き抜く第1ピン引き抜き処理と、をさらに実行する、請求項1又は2に記載の線材巻き取り装置。 - 前記引き出し部位を前記径方向の外側へと持ち上げる引き出し部位持ち上げ機構をさらに備え、
前記制御装置は、
前記線材巻き取り処理を行ったあとで、前記引き出し部位挟み込み処理を行う前に、前記引き出し部位持ち上げ機構を制御して、前記周方向において前記一対の接離部に対応する位置で前記引き出し部位を前記径方向の外側へと持ち上げる引き出し部位持ち上げ処理をさらに実行し、
前記引き出し部位挟み込み処理において、前記引き出し部位は、前記引き出し部位持ち上げ機構により前記径方向の外側に持ち上げられた状態で、前記一対の接離部の間に挟み込まれる、請求項3に記載の線材巻き取り装置。 - 前記引き出し部位持ち上げ機構は、
前記フランジよりも前記径方向の外側で前記フランジに並設され、前記厚み方向に延びる少なくとも一本の第2ピンと、
前記第2ピンを、前記厚み方向及び前記フランジの周方向に移動させるための第2ピン駆動部と、を有し、
前記制御装置は、前記引き出し部位持ち上げ処理において、前記第2ピン駆動部を制御して、前記第2ピンの先端を前記厚み方向において前記フランジよりも外側の退避位置から前記フランジよりも内側の進入位置へと移動させたあと、前記第2ピンを前記周方向に移動させることで、前記第2ピンにより前記引き出し部位を前記径方向の外側へと持ち上げる、請求項4に記載の線材巻き取り装置。 - 前記引き出し部位持ち上げ機構は、前記第2ピンを二本有し、
二本の前記第2ピンは、前記周方向において互いに間隔を空けて設けられ、
前記制御装置は、前記引き出し部位持ち上げ処理において、前記第2ピン駆動部を制御して、前記二本の第2ピンの先端を前記退避位置から前記進入位置へと移動させたあと、前記周方向において前記二本の第2ピンの間に前記一対の接離部が位置するように前記二本の第2ピンを前記周方向に移動させることで、前記二本の第2ピンにより前記引き出し部位を前記径方向の外側へと持ち上げる、請求項5に記載の線材巻き取り装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の線材巻き取り装置を用いて、リールの巻胴に線材を巻き取るための線材巻き取り方法であって、
前記リール駆動部及び前記線材給送機構を制御して、前記線材を前記巻胴に巻き取る線材巻き取りステップと、
少なくとも前記線材巻き取り処理を行ったあとで、前記第1ピン駆動部を制御して、前記第1ピンを前記貫通孔に差し込む第1ピン差し込みステップと、
少なくとも前記線材巻き取り処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記一対の接離部の間に前記引き出し部位を挟み込む引き出し部位挟み込みステップと、
少なくとも前記線材巻き取り処理及び前記引き出し部位挟み込み処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記一対の接離部を互いに接近させた状態で、前記一対の接離部の少なくとも一部を、前記フランジの内面と前記クリップとの間に差し込む接離部差し込みステップと、
前記線材巻き取り処理、前記第1ピン差し込み処理、前記引き出し部位挟み込み処理、及び前記接離部差し込み処理を行ったあとで、前記接離具駆動機構を制御して、前記クリップの付勢力に抗して前記一対の接離部を互いに離間させることにより、前記引き出し部位が前記クリップの先端部から前記クリップの基端部に向けて移動することを前記第1ピンで抑制しつつ、前記引き出し部位を前記一対の接離部の間から前記クリップへと受け渡す引き出し部位受け渡しステップと、を実行することを特徴とする、線材巻き取り方法。 - 線材を巻き取るための巻胴と、
前記巻胴に設けられるフランジと、
前記フランジの内面に支持された基端部と、前記基端部よりも前記フランジの径方向の外側に位置する先端部と、を含み、前記基端部を支点として弾性変形することにより前記先端部が前記フランジの内面と接離するクリップと、
前記フランジの周方向において前記クリップに隣接し、前記クリップの基端部よりも前記径方向の外側で、前記厚み方向に前記フランジを貫通する貫通孔と、を備えることを特徴とする、リール。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の線材巻き取り装置が備えるリールとして用いられる、請求項8に記載のリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020109391A JP6828208B1 (ja) | 2020-06-25 | 2020-06-25 | 線材巻き取り装置、線材巻き取り方法、及びリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020109391A JP6828208B1 (ja) | 2020-06-25 | 2020-06-25 | 線材巻き取り装置、線材巻き取り方法、及びリール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6828208B1 JP6828208B1 (ja) | 2021-02-10 |
JP2022006855A true JP2022006855A (ja) | 2022-01-13 |
Family
ID=74529650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020109391A Active JP6828208B1 (ja) | 2020-06-25 | 2020-06-25 | 線材巻き取り装置、線材巻き取り方法、及びリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6828208B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2033985A (en) | 2022-01-20 | 2023-08-01 | Sumitomo Electric Industries | Resin composition, optical fiber, method for producing optical fiber, optical fiber ribbon, and optical fiber cable |
-
2020
- 2020-06-25 JP JP2020109391A patent/JP6828208B1/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2033985A (en) | 2022-01-20 | 2023-08-01 | Sumitomo Electric Industries | Resin composition, optical fiber, method for producing optical fiber, optical fiber ribbon, and optical fiber cable |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6828208B1 (ja) | 2021-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102344422B1 (ko) | 선재 권취 장치 및 선재 권취 방법 | |
JP5280691B2 (ja) | コイルの取出し又は取出し成形に係る方法又は装置 | |
JP6828208B1 (ja) | 線材巻き取り装置、線材巻き取り方法、及びリール | |
US11931949B2 (en) | Filament winding device | |
CN102951496B (zh) | 用于制造交叉卷绕筒子的纺织机械的纱线捻接装置 | |
WO2007076908A1 (de) | Fadenspleissvorrichtung für eine kreuzspulen herstellende textilmaschine | |
CN110668260B (zh) | 导向熔断装置、自动绕线系统及其自动绕线方法 | |
US5320301A (en) | Wire reel for handling coils of wire | |
CN211470363U (zh) | 绕线盘夹爪 | |
CN107615419B (zh) | 电子部件的制造装置以及制造方法 | |
EP0295394B1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen einer Fadenreserve | |
JPH09104565A (ja) | 繊維機械に対応して糸を巻いたボビンを移送し、繊維機械から空になったボビンを取り出す装置 | |
JPH01259516A (ja) | 巻線装置 | |
JP6748092B2 (ja) | 巻き取られた糸ストランドを取り扱う装置および方法 | |
CN108251925B (zh) | 纱管留头装置和方法 | |
DE102019001435A1 (de) | Verfahren und Vorrichtung zum Austausch von Fadenspulen einer Flechtmaschine | |
JP2754351B2 (ja) | 下口線処理方法および下口線処理装置 | |
WO2003079380A1 (fr) | Bobineuse d'ame toroidale | |
KR19980066654U (ko) | 라버, 스틸슬리브 인출장치 | |
DE102021110104A1 (de) | Verfahren zum Spulenwechseln und Textilmaschine | |
JPH02180114A (ja) | 紙葉類における大束結束機 | |
JPS61254449A (ja) | テ−プ巻き取り装置 | |
JP2994573B2 (ja) | ラインフィルタ用巻線装置及び巻線方法 | |
JPH0890059A (ja) | 溶接用ワイヤの整列巻取装置 | |
JPH08215463A (ja) | ボビン交換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200625 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200625 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20200716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200811 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210119 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6828208 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |