JP2022006729A - ロータの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁石孔の縁に磁石を引っ掛けることなく全ての鋼板を積層すること。【解決手段】本明細書が開示する製造方法では、まず磁石を固定する(磁石固定工程)。次いで、複数の鋼板を、逐次に、磁石孔に磁石を通しながら積層していく(積層工程)。複数の鋼板を、1枚ずつ、あるいは数枚ずつ、磁石孔に磁石を通しながら積層していく。それぞれの鋼板を、磁石孔に磁石が通るように確認しながら積層することができる。磁石孔の縁に磁石を引っ掛けることなく全ての鋼板を積層することができる。【選択図】図5

Description

本明細書が開示する技術は、モータのロータの製造方法に関する。
特許文献1に、ロータの製造方法が開示されている。その製造方法では、磁石孔を有する複数の鋼板を積層してロータコアを形成する。ロータコアの磁石孔に磁石を挿入し、ロータが完成する。
特許第6546486号公報
特許文献1の技術のように、磁石を挿入する前に鋼板を積層すると、ロータコアの端に位置する鋼板の磁石孔と、別の鋼板の磁石孔がずれてしまうおそれがある。磁石孔がずれていると、ロータコアに磁石を挿入する際に磁石が磁石孔の縁に引っ掛かるおそれがある。
本明細書が開示する製造方法では、まず磁石を固定する(磁石固定工程)。次いで、複数の鋼板を、逐次に、磁石孔に磁石を通しながら積層していく(積層工程)。複数の鋼板を、1枚ずつ、あるいは数枚ずつ、磁石孔に磁石を通しながら積層していく。それぞれの鋼板を、磁石孔に磁石が通るように確認しながら積層することができる。磁石孔の縁に磁石を引っ掛けることなく全ての鋼板を積層することができる。
本技術の一実施形態では、複数の鋼板は、磁石に対して平行に延びている鋼板ガイドに沿って積層されてもよい。このような構成によると、鋼板を精度よく積層することができる。
本技術の一実施形態では、積層された鋼板の磁石孔と磁石との間の隙間に充填剤を充填する充填工程を備えてもよい。このような構成によると、ロータコアに対して磁石を固定することができる。
本実施例の製造方法によって製造されたロータの断面図を示す。 図1のII-II線における断面図を示す。 ロータの製造方法のフローチャートを示す。 磁石が固定された状態の模式図を示す。 鋼板を磁石孔に磁石を通しながら積層する積層工程の模式図を示す。 ロータコアに対して磁石が固定された状態の模式図を示す。
図1は、本実施例の製造方法によって製造されたロータ10の断面図を示す。図2は、図1のII-II線における断面図を示す。図1は、ロータ10の中心軸線に直交する平面でロータ10をカットした断面を示している。なお、理解を助けるため、図1では、ロータコア30の断面とシャフト20の断面に付すべきハッチングは省略した。図2は、ロータ10の中心を通り、ロータ10の軸線方向(図中のZ軸方向)に平行な断面図である。なお、図2では、図の見易さのため、複数の鋼板70、上側エンドプレート74、及び下側エンドプレート72の断面に付すべきハッチングは省略した。以降では、図中のZ軸方向を「軸線方向」と呼び、図中のXY平面に平行な直線の方向を「径方向」と呼ぶ。
ロータ10は、モータを構成する部品の一つである。ロータ10は、シャフト20と、ロータコア30と、複数の磁石40と、充填剤60を備える。シャフト20は、回転体であるロータ10の軸である。図1及び図2に示されるように、シャフト20は、略円柱状の形状を有する。また、図1に示されるように、シャフト20には、断面が正円の円柱から径方向の内側に凹んだキー溝21が形成されている。
図1及び図2に示されるように、ロータコア30は、シャフト20が挿入される位置決め穴38を有する円柱状の形状を有する。図1に示されるように、ロータコア30は、位置決め穴38の外周部分に、シャフト20のキー溝21と係合するキー部39を有する。キー溝21とキー部39とが係合することで、ロータコア30にシャフト20が固定される。
図2に示されるように、ロータコア30は、複数の鋼板70が積層されることによって形成されている。複数の鋼板70のそれぞれには、磁石40が挿通される磁石孔71が設けられている。ロータコア30において、複数の鋼板70の磁石孔71が積み重なって形成される空間を以下では空間50と称する。空間50に磁石40が配置される。空間50の両端の開口は上側エンドプレート74と下側エンドプレート72で塞がれる。磁石40が挿通された空間50の隙間は充填剤60で埋められる。充填剤60は、熱硬化性の樹脂である。ロータコア30には複数の空間50が形成され、それぞれの空間50に磁石40が配置される。以下で、説明の便宜上、図中の座標系のZ軸方向で上下を定義し、Z軸正の方向を「上」、Z軸負の方向を「下」と定義する。
続いて、図3を参照して、上記で説明したロータ10を製造するための製造方法について、図4~6の模式図を参照しつつ説明する。図4~6の各図は、1個の磁石40を通り、軸線方向に平行な平面でカットした断面の模式図である。なお、図4~6の各図は、1個の磁石40と鋼板70の関係を見易くした模式図であり、ロータ10の構造の一部を省略していることに注意されたい。
ロータ10の製造方法では、はじめに、図3のS10において、磁石固定工程が行われる。図4は、磁石40が金型80に固定されている状態の模式図を示す。金型80は、複数の鋼板70を積層した後に積層体に荷重を加えるプレス機械の一部である。プレス機械の全体は図示を省略した。金型80は、例えば金属製であり、軸線方向に延びる鋼板ガイド82と、磁石40が固定される受け部84を備える。受け部84は、鋼板ガイド82と直交している。受け部84には、磁石40の位置決めのための凹部86が設けられている。磁石固定工程では、磁石40は、受け部84に対して直交するように、受け部84の凹部86に固定される。即ち、磁石40は、軸線方向に延びるように受け部84に固定される。従って、鋼板ガイド82は、磁石40に対して平行に延びることになる。なお、磁石固定工程において、磁石40と受け部84との直交性の精度を向上させるために、治具等によって上側から磁石40を受け部84に押し付けつつ、凹部86に固定してもよい。磁石固定工程において固定される磁石40は、着磁されたものであっても良いし、未着磁のものであってもよいが、金型80等に張り付かないように、未着磁のものの方が望ましい。また、着磁された磁石40を配置する場合には、磁石40が金型80等に張り付かないように、治具等によって上側から磁石40を受け部84に押し付けつつ、凹部86に固定することが望ましい。
次に、S12において、ロータコア30の基となる複数の鋼板70が積層される。具体的には、それぞれの鋼板70は、1枚ずつ、鋼板70に設けられている磁石孔71に固定済みの磁石40(S10及び図4参照)を通しながら積層される。なお、複数の鋼板70は、数枚ずつ積層されてもよい。図5は、鋼板70を、磁石孔71に磁石40を通しながら積層する積層工程の模式図を示す。鋼板70は、図中の矢印の方向に向かって積層される。鋼板70は、鋼板ガイド82に沿って積層される。このために、鋼板70を精度よく積層することができる。
その後、S14において、規定の枚数の鋼板70が積層されたか否かを判断する。規定の枚数の鋼板70が積層された場合(S14でYES)に、S16に進む。一方、規定の枚数の鋼板70が積層されていない(即ち規定の枚数未満の鋼板70が積層された)場合(S14でNO)に、再びS12に戻る。即ち、規定の枚数の鋼板70が積層されるまで、複数の鋼板70は、1枚ずつ、あるいは数枚ずつ、逐次に積層される。先に述べたように図4、図5は1個の磁石40の断面を描いた模式である。金型80の受け部84には、複数の磁石40が固定される。鋼板70には複数の磁石孔71が設けられており、それぞれの磁石孔71にそれぞれの磁石40が挿通されつつ、複数の鋼板70が逐次に積層される。S12及びS14が、「積層工程」の一例に相等する。
次に、S16において、ロータコア30が金型80から搬出される。そして、搬出されたロータコア30の下面に、下側エンドプレート72が固定される。
その後、S18において、ロータコア30の空間50のそれぞれに充填剤60を充填する充填工程が行われる。具体的には、充填剤60は、積層された鋼板70の磁石孔71と、磁石40との間の隙間(即ち空間50)に充填される。その後、ロータコア30の上面に、上側エンドプレート74が固定される。図6は、ロータコア30(即ち鋼板70)に対して磁石40が固定された状態(即ち充填工程が行われた後の状態)の模式図を示す。充填工程が行われると、ロータコア30が完成する。
次に、S20において、完成したロータコア30にシャフト20を挿入して固定する。図1に示すように、ロータコア30のキー部39に、シャフト20のキー溝21が係合することによって、ロータコア30にシャフト20が固定され、ロータ10が完成する。
以上説明したように、本実施例の製造方法によって製造されるロータ10は、磁石孔71が設けられている複数の鋼板70が積層されており磁石孔71に磁石40が挿通される。ロータ10の製造方法は、磁石40を固定する磁石固定工程と、複数の鋼板70を逐次に磁石孔71に磁石40を通しながら積層していく積層工程を有する。この製造方法では、それぞれの鋼板70を、磁石孔71に磁石40が通るように確認しながら積層することができる。ここで、磁石を挿入する前に鋼板を積層する比較例を想定する。この比較例では、ロータコアの端に位置する鋼板の磁石孔と、別の鋼板の磁石孔がずれてしまうおそれがある。従って、ロータコアに磁石を挿入する際に、磁石が磁石孔の縁に引っかかるおそれがある。一方、本実施例の製造方法では、それぞれの鋼板70を、磁石孔71に磁石40が通るように確認しながら積層することができるため、磁石孔71の縁に磁石40を引っ掛けることなく全ての鋼板70を積層することができる。
上記の実施例に関する留意点を述べる。ロータコア30に形成される空間50及び空間50に配置される磁石40の一例について説明したが、ロータコア30に形成される空間50の数や磁石40の極については、種々変形可能である。
上記の実施例では、ロータコア30とシャフト20との固定方法の一例について説明したが、ロータコア30とシャフト20との固定方法については、周知技術を適用可能である。
図3のS10において、磁石40を受け部84に固定することに代えて、磁石40を下側エンドプレート72に固定してもよい。この場合、下側エンドプレート72には、磁石40の位置決めのための凹部が設けられていてもよい。この例では、S16において、ロータコア30を金型80から搬出する際に、鋼板ガイド82のみを撤去する。また、この例では、磁石40は既に下側エンドプレート72に固定されているため、上記の実施例のように、搬出したロータコア30の下面に下側エンドプレート72を固定する必要がない。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:ロータ
30:ロータコア
40:磁石
60:充填剤
70:鋼板
82:鋼板ガイド

Claims (3)

  1. 磁石孔が設けられている複数の鋼板が積層されており前記磁石孔に磁石が挿通されているロータの製造方法であって、
    前記磁石を固定する磁石固定工程と、
    複数の前記鋼板を、逐次に、前記磁石孔に前記磁石を通しながら積層していく積層工程と、
    を備える、ロータの製造方法。
  2. 複数の前記鋼板は、前記磁石に対して平行に延びている鋼板ガイドに沿って積層される、請求項1に記載の製造方法。
  3. 積層された前記鋼板の前記磁石孔と前記磁石との間の隙間に充填剤を充填する充填工程をさらに備える、請求項1又は2に記載の製造方法。
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