JP2016152725A - 仮カシメを有する積層体及びその製造方法並びに積層鉄心の製造方法 - Google Patents

仮カシメを有する積層体及びその製造方法並びに積層鉄心の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮カシメを有する複数の加工体が積層されてなる積層体を十分効率的に製造する方法を提供する。【解決手段】本発明は、仮カシメを有する積層体の製造方法であって、(a)仮カシメを有する加工体を被加工板から打ち抜く工程と、(b)複数の加工体を積み重ね、これらを仮カシメによって一体化させる工程とを備え、(a)工程において形成する仮カシメの周縁は、加工体と繋がっている少なくとも1つの非分離部と、当該周縁における非分離部以外の部分であって加工体から切断された分離部とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、仮カシメを有する積層体及びその製造方法、並びに積層鉄心の製造方法に関する。なお、本発明において、打抜き加工によって製造される複数の加工体を一時的に一体化させるのに使用され且つ製品(積層鉄心)を製造する過程において当該複数の加工体からなる積層体から取り除かれる部分を「仮カシメ」と称する。
積層鉄心はモーターの部品であり、所定の形状に加工された複数の電磁鋼板(加工体)を積み重ね、これらを締結することによって形成される。モーターは積層鉄心からなる回転子(ロータ)及び固定子(ステータ)を備え、固定子にコイルを巻き付ける工程、回転子にシャフトを取り付ける工程などを経て完成する。積層鉄心が採用されたモーターは、従来、冷蔵庫、エアコン、ハードディスクドライブ、電動工具等の駆動源として使用され、近年ではハイブリッドカーの駆動源としても使用されている。
積層鉄心を製造する過程において上下方向で隣り合う電磁鋼板同士を締結する手段として、カシメ及び溶接が知られている。これらの締結手段はコスト及び作業効率性の点において優れ、従来、広く採用されている。一方、モーターの高いトルク及び低い鉄損を優先させる場合には、カシメ又は溶接の代わりに、樹脂材料又は接着剤を用いて電磁鋼板同士が締結されることもある。
特許文献1は、カシメを有するスクラップ部12で複数のコアシート50を仮結束した後、樹脂材料を使用して本結束することによって積層コア110を製造する方法を開示する。すなわち、特許文献1に記載の方法は、積層コア110の外側に配置されたスクラップ部12によってコアシート50同士を仮結束する工程、例えばダイキャストモールディングによって形成された絶縁樹脂13で積層コア110を本結束させる工程、積層コア110を本結束させた後、積層コア110から固定治具120(スクラップ部12)を取り外す工程などを経て、分割型ステータが製造される(特許文献1の図2,3参照)。カシメを有する固定治具120を製造過程で積層コア110から取り外すことで、カシメが存在しないステータ200が最終的に得られる。
特許第5357187号公報
ところで、特許文献1の図4には鋼板14からプレス金型を使ってスクラップ部12を有するコアシート50を形成する工程が示されている。この図によれば、スクラップ部12(仮カシメ)を形成するのに(b)〜(e)のステップを要する。特許文献1に記載の発明においてはスクラップ部12の形成のために打ち抜き加工が複雑化している。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、仮カシメを有する複数の加工体が積層されてなる積層体を十分効率的に製造する方法を提供することを目的とする。また本発明は、上記積層体及び上記積層体から積層鉄心を製造する方法を提供することを目的とする。
本発明は、仮カシメを有する積層体の製造方法に関し、(a)仮カシメを有する加工体を被加工板から打ち抜く工程と、(b)複数の加工体を積み重ね、これらを仮カシメによって一体化させる工程とを備え、(a)工程において形成する仮カシメの周縁は、加工体と繋がっている少なくとも1つの非分離部と、当該周縁における非分離部以外の部分であって加工体から切断された分離部とを有する。
上記積層体の製造方法によれば、非分離部と分離部からなる周縁によって仮カシメを構成することで、仮カシメとなる部分を単に打ち抜く場合(仮カシメに相当する領域をスクラップ部とする場合)と比較しても工程が複雑化することを十分に抑制できる。これらの加工体を積み重ねるとともに仮カシメによって一体化させることで積層体を十分効率的に得ることができる。また、周縁の一部が非分離部で加工体と繋がっていることで、仮カシメを形成する際にカス上がりの問題を解消できる。
非分離部は、加工体と繋がっていればよく、(a)工程においてこの部分を打ち抜かないようにして形成してもよく、半抜き加工によって形成してもよい。これらのうち、半抜き加工によって非分離部を形成した場合の方が積層体から積層鉄心を製造する際に仮カシメを取り外しやすいという利点がある。
(a)工程は、被加工板に仮カシメを形成するに先立ち、被加工板における仮カシメを形成すべき領域内に当該仮カシメよりも小さい貫通孔を形成するステップを有してもよい。当該領域に予め貫通孔を設けることで、仮カシメの形成(すなわち分離部及び非分離部の形成)に伴って被加工板に生じる応力を緩和でき、これにより、加工体の寸法変化を十分に抑制できる。
仮カシメの周縁は仮カシメの内側に湾曲した部分を有してもよく、この場合、当該部分に非分離部を形成してもよい(図13(a)参照)。当該部分に非分離部を形成することで、積層鉄心の機械特性、磁気特性などの観点から重要な部位が仮カシメの取り外しに起因する歪の影響を受けることをより一層十分に抑制できる。
加工体は、積層体の積層方向の軸線を中心する円の周方向に沿って並んでいる複数の仮カシメを有してもよく、この場合、当該仮カシメを取り除くことにより積層体を構成する加工体に複数の貫通孔又は切欠きが形成される。仮カシメのこのような配置は「転積」と称される積層方法に有用である。転積とは、加工体を積層させて積層体を得るに際し、既に積み重ねされている加工体の積層体と、当該積層体に新たに積み重ねる加工体との角度を相対的にずらすことをいう。上記(b)工程は、上記転積のステップを有してもよい。積層体を作製するに際して加工体を転積させることで、原材料として使用する電磁鋼板の板厚偏差を相殺でき、その影響を十分に低減できる。
加工体は、積層体の積層方向の軸線を中心する円の周方向に、仮カシメと、仮カシメの周縁の形状と略合同の形状からなる貫通孔又は切欠きとが規則的に並んでいてもよい。かかる構成を採用することで、複数の加工体を転積させても、転積の角度を調整することにより仮カシメ部によって積層体を一体化させることができ(図12(a)参照)、また、積層鉄心を作製する際、取り外すべき仮カシメの数を削減できる(図12(b)参照)。
本発明は、上記製造方法によって得た仮カシメを有する積層体から積層鉄心を製造する方法を提供する。すなわち、本発明に係る積層鉄心の製造方法は以下の工程を備える。
(c)上記製造方法によって製造された積層体を樹脂材料、溶接、接着又はこれらを併用して締結する工程。
(d)積層体から仮カシメを取り外す工程。
上記製造方法によれば、仮カシメを積層体から取り外すことで、カシメを有しない積層鉄心を最終的に得ることができる。
本発明は、仮カシメを有する複数の加工体が積層され且つ仮カシメによって互いに締結されている積層鉄心用積層体を提供する。この積層体において、仮カシメの周縁は、加工体と繋がっている少なくとも1つの非分離部と、当該周縁における非分離部以外の部分であって加工体から切断された分離部とを有する。この積層鉄心用積層体は、上述のとおり、複雑な製造プロセス(特に複雑な打抜き工程)を経ることなく製造できる。
本発明によれば、仮カシメを有する複数の加工体が積層されてなる積層体を十分効率的に製造できる。
回転子(ロータ)の一例を示す斜視図である。 図1に示すII−II線における模式断面図である。 図1に示す回転子用の仮カシメ付き積層体の一実施形態を示す斜視図である。 図3に示す積層体の平面図である。 図5(a)は図4に示す破線の円Aで囲った部分の拡大図であり、図5(b)は図5(a)に示すVb−Vb線における模式断面図である。 図6(a)は図5(a)に示すVIa−VIa線における模式断面図であり、図6(b)は図5(a)に示すVIb−VIb線における模式断面図である。 本発明に係る積層体を製造するための装置の一例を示す概略図である。 図8(a)及び図8(b)は積層体から仮カシメを取り外すためのパンチの形状をそれぞれ模式的に示す斜視図である。 図9(a)は仮カシメの他の例を拡大して示す平面図であり、図9(b)は図9(a)に示すIXb−IXb線における模式断面図である。 図10(a)及び図10(b)は仮カシメの他の例をそれぞれ示す模式断面図である。 図11(a)及び図11(b)は積層体の他の例をそれぞれ示す模式断面図である。 図12(a)は加工体の転積を模式的に示す斜視図であり、図12(b)は転積によって形成される軽量孔の一例を示す模式断面図である。 図13(a)及び図13(b)はカス上がりを防止するために仮カシメが有する貫通孔の形状を異形状とした例をそれぞれ示す平面図である。
図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(回転子用積層鉄心)
図1及び図2は本実施形態に係る回転子用の積層鉄心Rの斜視図及び断面図である。積層鉄心Rの形状は略円筒形である。積層鉄心Rは、複数の電磁鋼板MRからなる積層体10と、積層体10の中央部に位置しておりシャフト(不図示)を挿入するための軸孔12と、磁石を挿入するための磁石挿入孔15と、軸孔12と磁石挿入孔15との間に形成される軽量孔18とを備える。なお、図2には便宜上、計15枚の電磁鋼板MRからなる積層体10を図示したが、電磁鋼板MRの枚数はこれに限定されるものではない。
積層鉄心Rは計16個の磁石挿入孔15を有する。隣接する2つの磁石挿入孔15が対をなしており、8対の磁石挿入孔15が積層鉄心Rの外周に沿って等間隔に並んでいる。それぞれの磁石挿入孔15は積層鉄心Rの上面から下面まで延びている。なお、磁石挿入孔15の総数は16個に限定されず、モーターの用途、要求させる性能などに応じて決定すればよい。また、磁石挿入孔15の形状及び位置もモーターの用途、要求させる性能などに応じて決定すればよい。
磁石挿入孔15には磁石(不図示)が収容されている。磁石は永久磁石であり、例えばネオジム磁石などの焼結磁石を使用できる。それぞれの磁石挿入孔15に入れる磁石の個数は1つでも2つ以上であってもよい。磁石の種類はモーターの用途、要求させる性能などに応じて決定すればよく、焼結磁石の代わりに例えばボンド磁石を使用してもよい。また、積厚方向若しくは幅方向、或いはこれら両方に複数に分割された磁石を使用してもよい。磁石挿入孔15の磁石を入れた後、磁石挿入孔15に樹脂材料16を充填することによって磁石挿入孔15内に磁石を固定することができる。
樹脂材料16として、例えば熱硬化性樹脂を使用できる。熱硬化性樹脂の具体例としては、エポキシ樹脂と、硬化開始剤と、添加剤とを含む樹脂組成物が挙げられる。添加剤としては、フィラー、難燃剤、応力低下剤などが挙げられる。樹脂材料16は上下方向で隣り合う電磁鋼板MR同士を接合する。なお、樹脂材料16として熱可塑性樹脂を使用してもよい。樹脂材料16(フラックスバリア部に使用される樹脂材料を除く)は磁性体を含んでもよい。樹脂材料16が磁性体を含む場合、その含有量は5〜90体積%の範囲とすることができる。樹脂材料16における磁性体の含有量が5体積%未満であるとモーターのトルクが低下したり熱膨張率の差に起因するクラックが発生したりする傾向にあり、90体積%を超えると鋼板(加工体)同士が電気的により強固に接続され、これに起因して積層鉄心Rの磁気的特性が低下する傾向にある。
積層鉄心Rは、軸孔12と磁石挿入孔15との間に計4個の軽量孔18を有する。本実施形態の軽量孔18の断面形状は略正方形である。4個の軽量孔18は軸孔12の周方向に沿って並んでいる。具体的には、4個の軽量孔18は積層鉄心Rの中心軸を対称点とする点対称をなすように配置されており且つこの対称点を中心として90°回転させると各軽量孔18の位置が一致するように形成されている。図2に示すとおり、各軽量孔18は積層鉄心Rの上面から下面までを貫通するように形成されている。軽量孔18の断面形状は略正方形に限定されず、略円形、略楕円形、略三角形、略多角形などであってもよい。なお、軽量孔18は積層鉄心Rを冷却する効果をもたらす場合もある。
(仮カシメを有する回転子用積層体)
図3及び図4は積層鉄心Rの製造に使用される積層体20の斜視図及び平面図である。積層体20は、積層鉄心Rにおける軽量孔18に相当する位置に仮カシメ8を有する。積層体20の磁石挿入孔15内に樹脂材料16を充填する工程、積層体20から仮カシメ8を取り外す工程などを経ることで上述の積層鉄心Rが製造される。
図3〜6を参照しながら、仮カシメ8の構成について説明する。仮カシメ8は、積層鉄心Rにおいて軽量孔18となるスクラップ(製品とならない部分)を利用して構成されている。つまり、図3に示すとおり、仮カシメ8の周縁9は図1に示す軽量孔18の周縁と一致している。なお、特許文献1に記載のスクラップ部12は製品の外周よりも外側に突出しているのに対し、本実施形態においては製品(積層鉄心R)の外周よりも内側に位置する軽量孔18となる部分に仮カシメ8を設けている。これにより、積層鉄心Rの製造に必要最低限の幅を有する被加工板を使用でき、また打抜き加工における送りピッチも必要最小限とすることができ、材料のロスを十分に抑制できるという利点がある。
仮カシメ8の周縁9は、加工体WRと繋がっている2つの非分離部9aと、周縁9における非分離部9a以外の部分であって加工体WRから切断された分離部9bとを有する(図5(a)及び(b)参照)。仮カシメ8が加工体WRに対して非分離部9aにおいて繋がっていることで、仮カシメ8が意図しないタイミングで加工体WRから外れることを十分に防止できる。また、周縁9の一部が非分離部9aで加工体WRと繋がっていることで、仮カシメ8を形成する際にカス上がりの問題を解消できる。図4及び図5(a)に示すとおり、仮カシメ8において、2つの非分離部9aは加工体WRの径方向に並ぶように配置されている。なお、非分離部9aの配置はこれに限定されるものではない。積層鉄心Rの機械特性、磁気特性などの観点から重要な部位が仮カシメの取り外しに起因する歪の影響を受けることを十分に抑制できるように、非分離部9aの位置を決定すればよい。
本実施形態において非分離部9aは半抜き加工によって形成されている(図5(b)参照)。非分離部9aを有する周縁9は、非分離部9aに対応する位置に凹部を有するパンチ(不図示)を使用することによって形成することができる。周縁9の全長を100としたとき、非分離部9aの長さの合計は好ましくは1〜30程度であり、より好ましくは2〜10程度である。非分離部9aの長さの合計が1以上であれば仮カシメ8が意図しないタイミングで加工体WRから外れることを十分に防止でき、他方、30以下であれば仮カシメ8を比較的容易に取り外すことができ、加工体WRが仮カシメの取り外しに起因する歪の影響を受けることを十分に抑制できる。ここでは、仮カシメ8がその周縁9に2つの非分離部9aを有する場合を例示したが、非分離部9aの数は2つに限られず、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
仮カシメ8は、その中央部に仮カシメ8よりも一回り小さい大きさの略正方形の貫通孔8aを有する(図5(a)及び図6(a)参照)。仮カシメ8が貫通孔8aを有することで、仮カシメ8は平面視において略正方形を呈した環状となっている。仮カシメ8のサイズにもよるが、仮カシメ8の強度等の点から、仮カシメ8の幅w(周縁9から貫通孔8aまでの距離)は好ましくは0.5〜5mm程度であり、より好ましくは1〜3mm程度である(図5(a)参照)。貫通孔8aは、仮カシメ8の形成に伴って応力を緩和でき、これにより、加工体WRの寸法変化を十分に抑制する役割を果たす。
半抜き加工によって非分離部9aを形成するとともに、分離部9bを加工体WRの下面から突出させることで、非分離部9a及び分離部9bがカシメの役割を果たす。なお、図5(b)及び図6に示すとおり、積層体20を連続して製造する際、既に製造された積層体20に対して次に製造する積層体20が仮カシメ8によって締結されないように、積層体20の最下層をなす加工体WRには仮カシメ8の代わりに軽量孔18が形成されている。
(打抜き装置)
図7は積層体20を構成する加工体WRを打抜き加工によって製造する打抜き装置の一例を示す概要図である。同図に示す打抜き装置100は、巻重体Cが装着されるアンコイラー110と、巻重体Cから引き出された電磁鋼板(以下「被加工板W」という。)の送り装置130と、被加工板Wに対して打抜き加工を行う順送り金型140と、順送り金型140を動作させるプレス機械120とを備える。
アンコイラー110は、巻重体Cを回転自在に保持する。巻重体Cを構成する電磁鋼板の長さは例えば500〜10000mである。巻重体Cを構成する電磁鋼板の厚さは0.1〜0.5mm程度であればよく、積層鉄心Rのより優れた磁気的特性を達成する観点から、0.1〜0.3mm程度であってもよい。電磁鋼板(被加工板W)の幅は50〜500mm程度であればよい。
送り装置130は被加工板Wを上下から挟み込む一対のローラ130a,130bを有する。被加工板Wは、送り装置130を介して順送り金型140へと導入される。順送り金型140は、被加工板Wに対して打抜き加工、半抜き加工などを連続的に実施するためのものである。順送り金型140は、打抜き加工によって得た加工体WRを順次重ね合わせ積層ブロックを製造する機能と、製造した積層ブロックを排出する機能とを有する。
(回転子用積層鉄心の製造方法)
次に積層鉄心Rの製造方法について説明する。積層鉄心Rの製造方法は、仮カシメ8によって一体化された積層体20を製造するプロセス(下記(A)及び(B)工程)と、積層体20から積層鉄心Rを製造するプロセス(下記(C)工程及び(D)工程)とを経て製造される。より具体的には、積層鉄心Rの製造方法は以下の工程を備える。
(A)仮カシメ8を有する加工体WRを順送り金型140において被加工板Wから打ち抜く工程。
(B)複数の加工体WRを積み重ね、これらを仮カシメ8によって一体化させる工程。
(C)磁石挿入孔15に樹脂材料16を充填することによって積層体20を締結する工程。
(D)仮カシメ8を積層体20から取り外す工程。
(A)工程において形成する仮カシメ8の周縁9は、上述のとおり、加工体WRと繋がっている2つの非分離部9aと、周縁9における非分離部9a以外の部分である分離部9bとを有する。非分離部9aと分離部9bからなる周縁9によって仮カシメ8を構成することで、仮カシメ8となる部分を単に打ち抜く場合(仮カシメ8に相当する領域をスクラップ部とする場合)と比較しても工程が複雑化することを十分に抑制できる。特に、打抜き装置100としてパンチの出量を制御できる機構を有する装置を使用した場合、この効果はより顕著となる。
非分離部9aは、(A)工程における半抜き加工によって形成される。なお、非分離部9aは、加工体WRと繋がっていればよく、半抜き加工の代わりに、非分離部9aとなる部分にパンチが接触しないようにして形成してもよい。
(A)工程は、仮カシメ8の形成(非分離部9a及び分離部9bの形成)に先立ち、被加工板Wにおける仮カシメ8を形成すべき領域内に仮カシメ8よりも小さい貫通孔8aを形成するステップを有する。予め貫通孔8aを設けることで、仮カシメ8の形成に伴って被加工板Wに生じる応力を緩和でき、これにより、加工体WRの寸法変化を十分に抑制できる。
(B)工程において、仮カシメ8を有する複数の加工体WRを積み重ねるとともにこれらを仮カシメ8によって一体化させる。なお、加工体WRの板厚偏差の影響を低減する観点から、(B)工程において転積を実施してもよい。
(C)工程及び(D)工程に関し、仮カシメ8を除去しても積層体20がバラバラにならない限り、樹脂材料16による締結前に仮カシメ8を除去してもよい。例えば、樹脂充填の装置に積層体20を固定した状態とすれば、樹脂材料16の充填前に仮カシメ8を除去し、その後に磁石挿入孔15に樹脂材料16を充填してもよい。更に、樹脂材料16の充填と同時に仮カシメ8を除去してもよい。
図8(a)及び図8(b)は積層体20から仮カシメ8を取り外すためのパンチの形状をそれぞれ模式的に示す斜視図である。仮カシメ8に向けてパンチP1,P2を下方に移動させ、仮カシメ8を押し出すことで、軽量孔18が形成される。図8(b)に示すパンチP2は、仮カシメ8の貫通孔8aに挿入可能な先細部P2aを有する。先細部P2aは仮カシメ8の貫通孔8aの側面の少なくとも一部に当接するように構成されている。先細部P2aを貫通孔8aに挿入した状態でパンチP2を下方に移動させることで、外れた仮カシメ8が先細部P2aに保持され、仮カシメ8をより確実に取り外すことができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、図5(b)に示すように非分離部9aと分離部9bとの境界を略鉛直方向に形成する場合を例示したが、図9に示すように非分離部9aは平坦部9cと平坦部9cの両端からそれぞれ下方に延びる2つの斜面9dとによって構成されるものであってもよい。また、仮カシメ8が非分離部9aにおいて加工体WRと繋がっている限り、図10(a)に示すように分離部9bの下端部は2つの加工体WRにまで至っていてもよく、図10(b)に示すように仮カシメ8が下方に傾斜していてもよい。なお、平坦部9cの上面は、半抜き加工によって加工体WRの上面よりも下方にずれている(図9(b)及び図10参照)。
上記実施形態においては、すべての加工体が仮カシメ8を有する場合を例示したが、仮カシメ8を有する加工体と、仮カシメ8の代わりに軽量孔18が既に形成された加工体(バラコア)とを併用してもよい。なお、「バラコア」とはカシメ(仮カシメを含む)が形成されていない加工体であって隣接する加工体と連結されない加工体を意味する。例えば、図11(a)に示すように、仮カシメ8で複数の加工体WRが締結されてなる積層ブロック10Aと、その上に配置された複数のバラコアWBからなる積層ブロック10Bと、更にその上に配置された積層ブロック10Aとによって積層鉄心用の積層体を構成してもよい。複数のバラコアWBからなる積層ブロック10Bの上下に積層ブロック10Aをそれぞれ配置することで、積層体の運搬時などにバラコアWBが崩れることを十分に防止できる。図11(b)に示すように、積層ブロック10Bの上には積層ブロック10Aを配置せず、積層ブロック10Bの下のみに積層ブロック10Aを配置してもよい。
上記実施形態においては、すべての加工体がそれぞれ4つの仮カシメ8を有する場合を例示したが、軽量孔となる4つの箇所のうち、軸孔を挟んで対向する2つの箇所のみに仮カシメ8を設けてもよい。図12(a)は、既に数枚の加工体WRが積み重ねされてなる積層体20Aに対し、新たに積み重ねる加工体WRを回転角90°で転積する様子を模式的に示す斜視図である。図12(a)に示すように加工体WRを一枚ごとに回転角90°で転積することで、図12(b)に示すように上下方向で隣接する2つの仮カシメ8の間に隙間を設けることができる。かかる構成を採用することにより、2つの仮カシメ8が接している場合を比較して、仮カシメ8を取り外しやすいという利点がある。
上記実施形態においては、比較的単純形状(略正方形)の貫通孔8aを仮カシメ8の中央部に設ける場合を例示したが、貫通孔8aを打抜き加工する際のカス上がりを防止する観点から、図13(a)及び図13(b)に示すように貫通孔8aに隆起部8bを設けるなどして形状を異形状としてもよい。更に図13(a)に示すように、仮カシメ8の周縁9に、仮カシメ8の内側に湾曲した部分9eを設け、この部分に非分離部9aを形成してもよい。部分9eに非分離部9aを形成することで、積層鉄心Rの機械特性、磁気特性などの観点から重要な部位に、仮カシメ8の取り外しに起因する歪が影響を及ぼすことをより一層十分に抑制できる。なお、積層鉄心Rに求められる性能や仮カシメ8を設ける位置によっては、仮カシメ8に貫通孔8aを設けなくてもよい。
上記実施形態においては、軽量孔18となる箇所に仮カシメ8を形成する場合を例示したが、仮カシメ8を形成する箇所は、例えば磁石挿入孔15となる箇所であってもよく、締結用の樹脂を充填するために別途設けた孔(不図示)などであってもよい。また、積層体20の外周に切り欠き(不図示)を設ける場合は、この切り欠きとなる箇所に仮カシメを形成してもよい。
本実施形態においては、積層体20の磁石挿入孔15に樹脂材料16を充填することによって最終的に締結する場合を例示したが、磁石挿入孔15の他に樹脂を充填するための孔を別途設け、これに樹脂材料16を充填することによって積層体20の締結を補強してもよい。また、樹脂材料16と、他の締結手段(溶接及び接着など)とを併用してもよい。加工体WRのひずみを解消するために焼鈍を実施する場合、焼鈍は適切なタイミングで実施すればよい。例えば、樹脂材料16によって積層体20を一体化させる場合は樹脂材料16の充填に先立って焼鈍を実施すればよいし、溶接を併用する場合には溶接後にも焼鈍を実施してもよい。
上記実施形態においては、回転子用の積層鉄心及びその製造方法を例示したが、本発明は固定子用の積層鉄心(不図示)及びその製造方法に本発明を適用してもよい。この場合、仮カシメは、例えば、固定子用の積層鉄心のスロット部(不図示)となる箇所に設けてもよいし、外周に設けられるボルト止め用の耳穴(不図示)となる箇所に設けてもよい。
上記実施形態は、1枚の被加工板Wから加工体WRを打抜き加工する場合を例示したが、複数の被加工板Wを重ね合せて加工体WRを打ち抜くようにしてもよい。この場合、複数の被加工板Wを併用する場合、種類、厚さ及び/又は幅が異なるものを組み合わせて使用してもよい。更に、1つの被加工板Wから加工体WR及び固定子用の加工体の両方を打ち抜いてもよい。
8…仮カシメ、8a…貫通孔、9…周縁、9a…非分離部、9b…分離部、9e…湾曲した部分、16…樹脂材料、18…軽量孔(貫通孔)、20…積層鉄心用積層体、P1,P2…パンチ、P2a…先細部、R…積層鉄心、WR…加工体、W…被加工板。

Claims (10)

  1. 仮カシメを有する積層体の製造方法であって、
    (a)仮カシメを有する加工体を被加工板から打ち抜く工程と、
    (b)複数の前記加工体を積み重ね、これらを前記仮カシメによって一体化させる工程と、
    を備え、
    前記(a)工程において形成する前記仮カシメの周縁は、前記加工体と繋がっている少なくとも1つの非分離部と、当該周縁における非分離部以外の部分であって前記加工体から切断された分離部とを有する、積層体の製造方法。
  2. 前記(a)工程は、半抜き加工によって前記非分離部を形成するステップを有する、請求項1に記載の積層体の製造方法。
  3. 前記(a)工程は、前記被加工板に前記仮カシメを形成するに先立ち、前記被加工板における前記仮カシメを形成すべき領域内に当該仮カシメよりも小さい貫通孔を形成するステップを有する、請求項1又は2に記載の積層体の製造方法。
  4. 前記仮カシメの周縁は前記仮カシメの内側に湾曲した部分を有し、当該部分に前記非分離部が形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層体の製造方法。
  5. 前記加工体は、前記積層体の積層方向の軸線を中心する円の周方向に沿って並んでいる複数の前記仮カシメを有し、当該仮カシメを取り除くことにより前記積層体を構成する加工体に複数の貫通孔又は切欠きが形成される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層体の製造方法。
  6. 前記加工体は、前記積層体の積層方向の軸線を中心する円の周方向に、前記仮カシメと、前記仮カシメの前記周縁の形状と略合同の形状からなる貫通孔又は切欠きとが規則的に並んでいる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層体の製造方法。
  7. 前記(b)工程は、既に積み重ねされている前記加工体の積層体と、当該積層体に新たに積み重ねる前記加工体との角度を相対的にずらすステップを有する、請求項5又は6に記載の製造方法。
  8. (c)請求項1〜7のいずれか一項に記載の製造方法によって製造された積層体を樹脂材料、溶接、接着又はこれらを併用して締結する工程と、
    (d)前記積層体から仮カシメを取り外す工程と、
    を備える、積層鉄心の製造方法。
  9. 前記(a)工程は、前記被加工板に前記仮カシメを形成するに先立ち、前記被加工板における前記仮カシメを形成すべき領域内に当該仮カシメよりも小さい貫通孔を形成するステップを有し、
    前記(d)工程において、前記仮カシメの前記貫通孔の側面の少なくとも一部に当接する先細部を有するパンチによって前記仮カシメを取り除く、請求項8に記載の積層鉄心の製造方法。
  10. 仮カシメを有する複数の加工体が積層され且つ仮カシメによって互いに締結されている積層鉄心用積層体であって、
    前記仮カシメの周縁は、前記加工体と繋がっている少なくとも1つの非分離部と、当該周縁における非分離部以外の部分であって前記加工体から切断された分離部とを有する、積層鉄心用積層体。
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