JP2022003291A - 空調システム、空調制御装置、空気調和機、及び空調制御方法 - Google Patents
空調システム、空調制御装置、空気調和機、及び空調制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022003291A JP2022003291A JP2021102279A JP2021102279A JP2022003291A JP 2022003291 A JP2022003291 A JP 2022003291A JP 2021102279 A JP2021102279 A JP 2021102279A JP 2021102279 A JP2021102279 A JP 2021102279A JP 2022003291 A JP2022003291 A JP 2022003291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- mode
- time
- target
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/30—Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
- F24F11/48—Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring prior to normal operation, e.g. pre-heating or pre-cooling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/30—Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
- F24F11/46—Improving electric energy efficiency or saving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/50—Control or safety arrangements characterised by user interfaces or communication
- F24F11/54—Control or safety arrangements characterised by user interfaces or communication using one central controller connected to several sub-controllers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/50—Control or safety arrangements characterised by user interfaces or communication
- F24F11/61—Control or safety arrangements characterised by user interfaces or communication using timers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/62—Control or safety arrangements characterised by the type of control or by internal processing, e.g. using fuzzy logic, adaptive control or estimation of values
- F24F11/63—Electronic processing
- F24F11/65—Electronic processing for selecting an operating mode
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/70—Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof
- F24F11/80—Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the temperature of the supplied air
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2110/00—Control inputs relating to air properties
- F24F2110/10—Temperature
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2110/00—Control inputs relating to air properties
- F24F2110/20—Humidity
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2120/00—Control inputs relating to users or occupants
- F24F2120/10—Occupancy
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2140/00—Control inputs relating to system states
- F24F2140/10—Pressure
- F24F2140/12—Heat-exchange fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2140/00—Control inputs relating to system states
- F24F2140/20—Heat-exchange fluid temperature
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fuzzy Systems (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
Description
対象空間の温度を調整する空気調和機と、前記空気調和機を制御する空調制御装置とを備え、
前記空調制御装置は、所定の第1時間以降でかつ次に対象空間を利用する第2時間以前に前記空気調和機を予熱運転又は予冷運転させる第1モードを制御モードとして有しており、
前記第1モードは、前記空気調和機を運転させ、前記第2時間における前記対象空間の目標温度よりも高い予熱温度まで前記対象空間の温度が上昇したとき、又は、前記目標温度よりも低い予冷温度まで前記対象空間の温度が低下したときに、前記空気調和機を停止させる制御であり、
前記予熱温度は、前記第1モードによる前記空気調和機の停止後に前記対象空間の温度が低下することによって、前記第2時間の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度又は前記目標温度よりも高い温度となるように設定され、
前記予冷温度は、前記第1モードによる前記空気調和機の停止後に前記対象空間の温度が上昇することによって、前記第2時間の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度又は前記目標温度よりも低い温度となるように設定される。
前記第1モードが前記空気調和機を予熱運転させる制御モードである場合、前記第2モードは、前記第2時間の前記目標温度よりも低い温度から前記空気調和機を運転させて前記対象空間の温度を前記目標温度まで上昇させる制御モードであり、
前記第1モードが前記空気調和機を予冷運転させる制御モードである場合、前記第2モードは、前記第2時間の前記目標温度よりも高い温度から前記空気調和機を運転させて前記対象空間の温度を前記目標温度まで低下させる制御モードであり、
前記空調制御装置は、所定の判断基準に基づいて前記第1モードと第2モードのいずれかを選択して実行する。このような構成によって、所定の判断基準に応じて、より適切な制御モードで空気調和機を運転させることができる。
対象空間の断熱性能はエネルギー消費量に影響を与えるので、エネルギー消費量を求めるにあたって対象空間の断熱性能を考慮することによって、より適切な制御モードを実行することができる。
外気温はエネルギー消費量に影響を与えるので、エネルギー消費量を求めるにあたって外気温の予測値を考慮することによって、より適切な制御モードを実行することができる。
対象空間の温度と外気温との差はエネルギー消費量に影響を与えるので、エネルギー消費量を求めるにあたって対象空間の温度と外気温との差の予測値を考慮することによって、より適切な制御モードを実行することができる。
デフロスト運転を行うことによってエネルギー消費量は増大するため、エネルギー消費量を求めるにあたってデフロスト運転の要否を考慮することによって、より適切な制御モードを実行することができる。
対象空間の温度を調整する空気調和機を制御する空調制御装置であって、
所定の第1時間以降でかつ次に対象空間を利用する第2時間以前に前記空気調和機を予熱運転又は予冷運転させる第1モードを制御モードとして有し、
前記第1モードは、前記空気調和機を運転させ、前記第2時間における前記対象空間の目標温度よりも高い予熱温度まで前記対象空間の温度が上昇したとき、又は、前記目標温度よりも低い予冷温度まで前記対象空間の温度が低下したときに前記空気調和機を停止させる制御であり、
前記予熱温度は、前記第1モードによる前記空気調和機の停止後に前記対象空間の温度が低下することによって、前記第2時間の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度又は前記目標温度よりも高い温度となるように設定され、
前記予冷温度は、前記第1モードによる前記空気調和機の停止後に前記対象空間の温度が上昇することによって、前記第2時間の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度又は前記目標温度よりも低い温度となるように設定される。
対象空間の温度を調整する空気調和機であって、
所定の第1時間以降でかつ次に対象空間を利用する第2時間以前に前記空気調和機を予熱運転又は予冷運転させる第1モードを制御モードとして有する制御部を備え、
前記第1モードは、前記空気調和機を運転させ、前記第2時間における前記対象空間の目標温度よりも高い予熱温度まで前記対象空間の温度が上昇したとき、又は、前記目標温度よりも低い予冷温度まで前記対象空間の温度が低下したときに前記空気調和機を停止させる制御であり、
前記予熱温度は、前記第1モードによる前記空気調和機の停止後に前記対象空間の温度が低下することによって、前記第2時間の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度又は前記目標温度よりも高い温度となるように設定され、
前記予冷温度は、前記第1モードによる前記空気調和機の停止後に前記対象空間の温度が上昇することによって、前記第2時間の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度又は前記目標温度よりも低い温度となるように設定される。
対象空間の温度を調整する空気調和機を制御する空調制御方法であって、
所定の第1時間以降でかつ次に対象空間を利用する第2時間以前に、前記空気調和機を運転させる第1ステップ、及び
前記対象空間の温度が前記第2時間における前記対象空間の目標温度よりも高い予熱温度まで上昇したとき、又は、前記目標温度よりも低い予冷温度まで低下したときに前記空気調和機を停止させる第2ステップ、を含み、
前記予熱温度は、前記第2ステップによる前記空気調和機の停止後に前記対象空間の温度が低下することによって、前記第2時間の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度又は前記目標温度よりも高い温度となるように設定され、
前記予冷温度は、前記第2ステップによる前記空気調和機の停止後に前記対象空間の温度が上昇することによって、前記第2時間の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度又は前記目標温度よりも低い温度となるように設定される。
[第1の実施形態]
図1は、本開示の第1の実施形態に係る空調システムを示す概略的な構成図である。図2は、空調システムのブロック図である。
空調システムは、空気調和機11と、集中管理装置(空調制御装置)50とを有している。空気調和機11は、空調の対象空間である室内の空気の温度を所定の目標温度に調整する。本実施形態の空気調和機11は、少なくとも室内の温度を上昇させる暖房運転を行う。
室外膨張弁34は、冷媒流量の調節等を行うことが可能な電動膨張弁により構成されている。
空気調和機11が通常の暖房運転を行う場合、室内制御部29は、室内温度センサ27により検出された温度及び室内の目標温度(設定温度)等に基づいて、室内の温度を目標温度に到達させるために必要な要求能力を求め、室内膨張弁24の開度や室内ファン26の回転数等を制御する。一方、室外制御部39は、室内制御部29により求められた要求能力を満たすように圧縮機30を制御する。この場合、室内の温度を早急に目標温度に到達させることが優先されるため、圧縮機30は高い回転数で運転される。そのため、エネルギー効率が悪く、エネルギー消費量が大きくなる。また、室内ファン26から強風を吹き出すと、騒音が大きくなったり強風が当たった人に不快感を与えたりする可能性がある。そのため、室内ファン26の風量が抑制され、暖房効率が低下する。以上より、通常の暖房運転においては、エネルギー消費量及び暖房効率の観点から、最適な状態で運転されているとは限らない。
図3は、所定時間に空気調和機11を停止した後の室外温度Tout及び室内温度Tinの変化を示すグラフである。図3に太い実線で示すグラフは、室内の温度Tinを示す。図3においては、第1時間teに空気調和機11を停止させている。図3に細い実線で示すグラフは、室外の温度(外気温)Toutを示す。
図3において、(A)及び(B)で示すグラフは、第1モードによる制御を行った場合の室内温度Tinを示す。集中管理装置50は、スケジュール運転により第1時間teに空気調和機11による通常の暖房運転を停止させた後、第2時間tsよりも前に空気調和機11による予熱運転を開始させる。第1モードによる予熱運転の制御は、第1時間teから第2時間tsまでの間に空気調和機11を運転し、室内の温度が第2時間tsにおける室内の目標温度TMよりも高い所定の温度(予熱温度)THまで上昇したときに、空気調和機11を停止させる制御である。予熱温度THは、空気調和機11を停止させた後、室内の温度が低下することによって、第2時間tsの時点で室内の温度が目標温度TMとなるように設定される。
集中管理装置50は、第1モードと第2モードとを次のいずれかの条件に基づいて選択し、実行する。
(条件1)エネルギー消費量がより少ないこと
(条件2)電気代がより少ないこと
図3に示すように、空気調和機11により予熱運転を行った場合、そのエネルギー消費量(電力量)P(J(=Ws))は、次の式(1)で示すことができる。
式(1)において、Qe(J)は、予熱運転を開始した時間taから第2時間tsまでの間の建物の熱損失量であり、次の式(3)で表すことができる。
なお、式(3)において、室外温度Toutは、第1時間teの時点で推定される予測値である。例えば、室外温度Toutは、過去数日間における平均値等が採用される。室外温度Toutは、過去の室外温度や室外温度に関わる種々の因子等を入力とする機械学習によって求められたものであってもよい。室外温度Toutは、気象台等の事業者から提供される予報の情報であってもよい。いずれの場合も、集中管理装置50の記憶部には室外温度情報が格納され、電力量等の演算のために利用される。室内温度Tinも、第1時間teの時点で想定される予測値である。室内温度Tinは、室外温度Toutの値から建物の構造、断熱性能、床面積等の要因を考慮して推定され、集中管理装置50の記憶部に格納される。
図4は、効率優先制御における制御モードを判断する処理のフローチャートである。集中管理装置50、効率優先制御を行うため、図4のステップS1に示すように、第1時間teに到達したか否かを判断する。集中管理装置50は、第1時間teに到達したと判断すると、第1時間teと第2時間tsとの間の複数の時点で効率優先制御を行った場合におけるエネルギー消費量(条件1)又は電気代(条件2)を演算する(ステップS2)。
第2の実施形態における集中管理装置50は、「効率優先制御」の一形態として、第1時間と第2時間との間に「予冷運転」を行う制御モードを有している。本実施形態の空気調和機11は、少なくとも室内の温度を低下させる冷房運転を行う。
図5は、第2の実施形態に係る空調システムにおいて、所定時間に空気調和機11を停止した後の室外温度Tout及び室内温度Tinの変化を示すグラフである。図5に太い実線で示すグラフは、室内の温度Tinを示す。図5においては、第1時間teに空気調和機11を停止させている。図5に細い実線で示すグラフは、室外の温度(外気温)Toutを示す。
図5において、(A)及び(B)で示すグラフは、第1モードによる制御を行った場合の室内温度Tinを示す。集中管理装置50は、スケジュール運転により第1時間teに空気調和機11による通常の冷房運転を停止させた後、第2時間tsよりも前に空気調和機11による予冷運転を開始させる。第1モードによる予冷運転の制御は、第1時間teから第2時間tsまでの間に空気調和機11を運転し、室内の温度が第2時間tsにおける室内の目標温度TMよりも低い所定の温度(予冷温度)TLまで低下したときに、空気調和機11を停止させる制御である。予冷温度TLは、空気調和機11を停止させた後、室内の温度が上昇することによって、第2時間tsの時点で室内の温度が目標温度TMとなるように設定される。
(第2モードについて)
以上に説明した効率優先制御における第2モードは、第2時間tsの時点で室内温度を目標温度TMまで上昇又は低下させる制御である。しかしながら、第2モードは、第2時間tsに運転を開始する制御であってもよい。この場合、予熱運転及び予冷運転は、第1モードのみとなるため、集中管理装置50による効率優先制御は、第1モードによる予熱運転又は予冷運転と、第2モードによる通常運転との選択となり、よりエネルギー消費量又は電気代が少ないものが選択される。
以上に説明した第1時間teは、スケジュール運転によって空気調和機11が停止する時間である。しかしながら、第1時間teは、次のいずれかの時間を採用してもよい。
(a)対象空間に人がいなくなる時間
(b)対象空間が利用されなくなる時間
(I)対象空間における人の検知
(II)対象空間の照明が消されたことの検知
(III)対象空間又は建物に鍵がかけられたことの検知
(II)における検知は、例えば対象空間の照明が消されたことをセンサで検出し、センサの検出信号を集中管理装置50が受信することによって行うことができる。
(III)における検知は、例えば対象空間又は建物に鍵がかけられたことをセンサで検出し、センサの検出信号を集中管理装置50が受信することによって行うことができる。
上記第1の実施形態では、効率優先制御の第1モードによって、第2時間tsにおける対象空間の温度が目標温度TMとなるように、予熱温度THを設定していたが、本開示の空調システムにおいては、第2時間tsに対象空間が暖まっている状況を、第2時間tsに近い時間に空気調和機11を運転して暖めるよりも高効率で達成できればよいため、第2時間tsにおける対象空間の温度が目標温度TMよりも高い温度となるように予熱温度THを設定してもよい。同様に、上記第2の実施形態では、効率優先制御の第1モードによって、第2時間tsにおける対象空間の温度が目標温度TMとなるように、予冷温度TLを設定していたが、本開示の空調システムにおいては、第2時間tsに対象空間が冷えている状況を、第2時間tsに近い時間に空気調和機11を運転して冷やすよりも高効率で達成できればよいため、第2時間tsにおける対象空間の温度が目標温度TMよりも低い温度となるように予冷温度TLを設定してもよい。
図6は、他の実施形態に係る空調システムを示す概略的な構成図である。
図6に示す空調システムは、管理サーバー55を含んでいる。管理サーバー55は、空気調和機11が設置される建物とは離れた遠隔地に設けられている。管理サーバー55は、例えば、CPU等の演算部及びROM,RAM等の記憶部を有する制御部55aを含むパーソナルコンピュータにより構成されている。集中管理装置50と管理サーバー55とは、インターネット等のネットワーク54を介して通信可能に接続されている。
(1)上記実施形態の空調システムは、対象空間の温度を調整する空気調和機11と、空気調和機11を制御する空調制御装置(集中管理装置50又は管理サーバー55)とを備え、空調制御装置50,55は、所定の第1時間te以降でかつ次に対象空間を利用する第2時間ts以前に空気調和機11を予熱運転又は予冷運転させる第1モードを制御モードとして有している。第1モードは、空気調和機11を運転させ、第2時間tsにおける対象空間の目標温度TMよりも高い予熱温度まで対象空間の温度が上昇したとき、又は、目標温度TMよりも低い予冷温度TLまで対象空間の温度が低下したときに前記空気調和機11を停止させる制御である。予熱温度THは、第1モードによる空気調和機11の停止後に対象空間の温度が低下することによって、第2時間tsの時点で対象空間の温度が目標温度TM又は前記目標温度TMよりも高い温度となるように設定される。予冷温度TLは、第1モードによる空気調和機11の停止後に対象空間の温度が上昇することによって、第2時間tsの時点で対象空間の温度が目標温度TM又は目標温度TMよりも低い温度となるように設定される。
29 :室内制御部
39 :室外制御部
50 :集中管理装置(空調制御装置)
55 :管理サーバー(空調制御装置)
TM :目標温度
Tin :室内温度
Tout :室外温度
te :第1時間
ts :第2時間
Claims (16)
- 対象空間の温度を調整する空気調和機(11)と、前記空気調和機(11)を制御する空調制御装置(50,55)とを備え、
前記空調制御装置(50,55)は、所定の第1時間(te)以降でかつ次に前記対象空間を利用する第2時間(ts)以前に前記空気調和機(11)を予熱運転又は予冷運転させる第1モードを制御モードとして有しており、
前記第1モードは、前記空気調和機(11)を運転させ、前記第2時間(ts)における前記対象空間の目標温度(TM)よりも高い予熱温度(TH)まで前記対象空間の温度が上昇したとき、又は、前記目標温度(TM)よりも低い予冷温度(TL)まで前記対象空間の温度が低下したときに前記空気調和機(11)を停止させる制御であり、
前記予熱温度(TH)は、前記第1モードにおける前記空気調和機(11)の停止後に前記対象空間の温度が低下することによって、前記第2時間(ts)の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度(TM)又は前記目標温度(TM)よりも高い温度となるように設定され、
前記予冷温度(TL)は、前記第1モードによる前記空気調和機(11)の停止後に前記対象空間の温度が上昇することによって、前記第2時間(ts)の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度(TM)又は前記目標温度(TM)よりも低い温度となるように設定される、空調システム。 - 前記空調制御装置(50,55)は、前記第1モードとともに、第2モードを制御モードとして有しており、
前記第1モードが前記空気調和機(11)を予熱運転させる制御モードである場合、前記第2モードは、前記第2時間(ts)の前記目標温度(TM)よりも低い温度から前記空気調和機(11)を運転させて前記対象空間の温度を前記目標温度(TM)まで上昇させる制御モードであり、
前記第1モードが前記空気調和機(11)を予冷運転させる制御モードである場合、前記第2モードは、前記第2時間(ts)の前記目標温度(TM)よりも高い温度から前記空気調和機(11)を運転させて前記対象空間の温度を前記目標温度(TM)まで低下させる制御モードであり、
前記空調制御装置(50,55)は、所定の判断基準に基づいて前記第1モードと前記第2モードのいずれかを選択して実行する、請求項1に記載の空調システム。 - 前記第2モードは、前記第2時間(ts)に前記対象空間の温度を前記目標温度(TM)に到達させる制御モードである、請求項2に記載の空調システム。
- 前記第2モードは、前記第2時間(ts)から前記空気調和機(11)を運転させて前記対象空間の温度を前記目標温度(TM)に到達させる制御モードである、請求項2に記載の空調システム。
- 前記空調制御装置(50,55)は、前記第1モード及び前記第2モードのうち、エネルギー消費量がより少ない制御モードを実行する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の空調システム。
- 前記空調制御装置(50,55)は、前記第1モード及び前記第2モードのうち、電気代がより少ない制御モードを実行する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の空調システム。
- 前記空調制御装置(50,55)は、前記対象空間における断熱性能を考慮して求められたエネルギー消費量に基づいて、前記第1モード又は前記第2モードを実行する、請求項5又は6に記載の空調システム。
- 前記空調制御装置(50,55)は、前記第1時間(te)以降の外気温(Tout)の予測値を考慮して求められたエネルギー消費量に基づいて、前記第1モード又は前記第2モードを実行する、請求項5〜7のいずれか1項に記載の空調システム。
- 前記空調制御装置(50,55)は、前記第1時間(te)以降の前記対象空間の温度(Tin)と外気温(Tout)との差の予測値を考慮して求められたエネルギー消費量に基づいて、前記第1モード又は前記第2モードを実行する、請求項5〜8のいずれか1項に記載の空調システム。
- 前記空調制御装置(50,55)は、外気温の予測値に応じたデフロスト運転の要否を考慮して求められたエネルギー消費量に基づいて、前記第1モード及び前記第2モードを実行する、請求項5〜9のいずれか1項に記載の空調システム。
- 前記第1時間(te)は、対象空間が利用されなくなる時間である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の空調システム。
- 前記第1時間(te)は、スケジュール運転で前記空気調和機(11)を停止させる時間である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の空調システム。
- 前記第1時間(te)は、前記対象空間に人がいなくなる時間である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の空調システム。
- 対象空間の温度を調整する空気調和機(11)を制御する空調制御装置であって、
所定の第1時間(te)以降でかつ次に前記対象空間を利用する第2時間(ts)以前に前記空気調和機(11)を予熱運転又は予冷運転させる第1モードを制御モードとして有し、
前記第1モードは、前記空気調和機(11)を運転させ、前記第2時間(ts)における前記対象空間の目標温度(TM)よりも高い予熱温度(TH)まで前記対象空間の温度が上昇したとき、又は、前記目標温度(TM)よりも低い予冷温度(TL)まで前記対象空間の温度が低下したときに前記空気調和機(11)を停止させる制御であり、
前記予熱温度(TH)は、前記第1モードにおける前記空気調和機(11)の停止後に前記対象空間の温度が低下することによって、前記第2時間(ts)の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度(TM)又は前記目標温度(TM)よりも高い温度となるように設定され、
前記予冷温度(TL)は、前記第1モードによる前記空気調和機(11)の停止後に前記対象空間の温度が上昇することによって、前記第2時間(ts)の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度(TM)又は前記目標温度(TM)よりも低い温度となるように設定される、空調制御装置。 - 対象空間の温度を調整する空気調和機であって、
所定の第1時間(te)以降でかつ次に前記対象空間を利用する第2時間(ts)以前に前記空気調和機を予熱運転又は予冷運転させる第1モードを制御モードとして有する制御部(29,39)を備え、
前記第1モードは、前記空気調和機を運転させ、前記第2時間(ts)における前記対象空間の目標温度(TM)よりも高い予熱温度(TH)まで前記対象空間の温度が上昇したとき、又は、前記目標温度(TM)よりも低い予冷温度(TL)まで前記対象空間の温度が低下したときに前記空気調和機(11)を停止させる制御であり、
前記予熱温度(TH)は、前記第1モードにおける前記空気調和機(11)の停止後に前記対象空間の温度が低下することによって、前記第2時間(ts)の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度(TM)又は前記目標温度(TM)よりも高い温度となるように設定され、
前記予冷温度(TL)は、前記第1モードによる前記空気調和機(11)の停止後に前記対象空間の温度が上昇することによって、前記第2時間(ts)の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度(TM)又は前記目標温度(TM)よりも低い温度となるように設定される、空気調和機。 - 対象空間の温度を調整する空気調和機(11)を制御する空調制御方法であって、
所定の第1時間(te)以降でかつ次に前記対象空間を利用する第2時間(ts)以前に、前記空気調和機(11)を運転させる第1ステップ、及び
前記対象空間の温度が前記第2時間(ts)における前記対象空間の目標温度(TM)よりも高い予熱温度(TH)まで上昇したとき、又は、前記目標温度(TM)よりも低い予冷温度(TL)まで低下したときに前記空気調和機(11)を停止させる第2ステップ、を含み、
前記予熱温度(TH)は、前記第2ステップによる前記空気調和機(11)の停止後に前記対象空間の温度が低下することによって、前記第2時間(ts)の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度(TM)又は前記目標温度(TM)よりも高い温度となるように設定され、
前記予冷温度(TL)は、前記第2ステップによる前記空気調和機(11)の停止後に前記対象空間の温度が上昇することによって、前記第2時間(ts)の時点で前記対象空間の温度が前記目標温度(TM)又は前記目標温度(TM)よりも低い温度となるように設定される、空調制御方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020107774 | 2020-06-23 | ||
JP2020107774 | 2020-06-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022003291A true JP2022003291A (ja) | 2022-01-11 |
JP6989812B2 JP6989812B2 (ja) | 2022-01-12 |
Family
ID=79246842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021102279A Active JP6989812B2 (ja) | 2020-06-23 | 2021-06-21 | 空調システム、空調制御装置、空気調和機、及び空調制御方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP4170251A4 (ja) |
JP (1) | JP6989812B2 (ja) |
WO (1) | WO2021261457A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023144927A1 (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-03 | 三菱電機株式会社 | 制御装置および制御方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024057410A1 (ja) * | 2022-09-13 | 2024-03-21 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | 空調制御装置および空調制御方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010181043A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Daikin Ind Ltd | 空調システム |
JP2013204852A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Mitsubishi Electric Corp | 空調制御方法及び空調装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10060643B2 (en) * | 2012-05-14 | 2018-08-28 | Mitsubishi Electric Corporation | Air-conditioning apparatus and air-conditioning system executing a precooling operation or a preheating operation |
EP3076092B1 (en) * | 2013-11-26 | 2020-03-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Air-conditioning control device |
JP6807556B2 (ja) * | 2015-10-01 | 2021-01-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空調制御方法、空調制御装置及び空調制御プログラム |
-
2021
- 2021-06-21 WO PCT/JP2021/023473 patent/WO2021261457A1/ja unknown
- 2021-06-21 JP JP2021102279A patent/JP6989812B2/ja active Active
- 2021-06-21 EP EP21829353.8A patent/EP4170251A4/en active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010181043A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Daikin Ind Ltd | 空調システム |
JP2013204852A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Mitsubishi Electric Corp | 空調制御方法及び空調装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023144927A1 (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-03 | 三菱電機株式会社 | 制御装置および制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2021261457A1 (ja) | 2021-12-30 |
JP6989812B2 (ja) | 2022-01-12 |
EP4170251A4 (en) | 2024-03-06 |
EP4170251A1 (en) | 2023-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10648684B2 (en) | Air-conditioning apparatus and air-conditioning control method | |
JP4158820B2 (ja) | 電力量制御装置 | |
JP4347588B2 (ja) | 空気調和機の運転方法およびこれを用いた装置 | |
JP6270996B2 (ja) | 空調装置 | |
JP6989812B2 (ja) | 空調システム、空調制御装置、空気調和機、及び空調制御方法 | |
JP2002147823A (ja) | 空気調和装置 | |
JP2013204852A (ja) | 空調制御方法及び空調装置 | |
CN115095955B (zh) | 空调器和空调器除霜控制方法 | |
JP2007255832A (ja) | 空調システム | |
JP6053201B2 (ja) | 冷凍装置 | |
CN115031351B (zh) | 空调器和空调器除霜控制方法 | |
JP2010007996A (ja) | 空気調和装置の試運転方法および空気調和装置 | |
JP2023065680A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
CN112797570B (zh) | 除霜控制方法、除霜装置及多联空调系统 | |
KR101153421B1 (ko) | 에어컨의 응축용량 제어 방법 | |
CN115095956A (zh) | 空调器和空调器除霜控制方法 | |
JP7193775B2 (ja) | 空気調和装置 | |
CN113574326A (zh) | 装置评价系统和装置评价方法 | |
JP3698036B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP3838267B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP7011194B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP7219266B2 (ja) | 空気調和システム | |
JP7215145B2 (ja) | 空気調和装置 | |
CN117377854A (zh) | 制冷循环装置以及制冷剂泄漏判定系统 | |
JPH09152169A (ja) | マルチ形空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211014 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211115 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6989812 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |