JP2021533001A - 釘打機のピストン運動による強制空冷 - Google Patents

釘打機のピストン運動による強制空冷 Download PDF

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Abstract

締結具駆動工具であって、この締結具駆動工具は、作動シリンダのピストンの下方にある可変通気容積部からの空気を圧送し、その圧送された空気を、通路を通って電子コントローラ及び/又は電気モータに向かうよう方向付けてから大気に排気し、それによって可動ピストンの動作サイクル中にそれらの構成要素から熱を奪う。ピストンがその初期位置に戻るときに、環境空気が、同じ通路を通って引き込まれ、電子コントローラ及び/又は電気モータを再び通過することよって、1回の動作サイクルの間にこれらの「高温」の構成要素が2回冷却される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年8月28日に出願された「FORCED AIR COOLING FROM PISTON MOVEMENTS OF NAILER TOOL」と題された米国仮特許出願第62/723,859号に対する優先権を主張する。
本明細書に開示される技術は、概ね締結具駆動工具に関し、具体的には、加圧空気を使用してピストンを駆動し、これにより、ドライバブレードが締結具をターゲットワークに押し込む種類の工具を対象とする。作動シリンダの可変通気容積部内の可動ピストンの「下方」にある空気を使用し、その空気を電子コントローラに到達するまで工具内の通路を通るように圧送して、その電子コントローラから熱を奪うようにし、またピストンの駆動ストローク中に、その空気を通気口又は「出口」を通るように更に圧送して、工具の内部空間からその空気を排出する実施形態が、具体的に開示されている。
その後、ピストンの戻りストローク中に、環境空気が、今度はそれらの「入口」として機能する同じ通気口を通じて吸い込まれ、工具内の同じ通路を通して引き込まれ、それによって再び空気を電子コントローラを通過するように圧送することによって、その電子コントローラから再び熱を奪う。したがって、空気は、作動シリンダの可動ピストンの1回の動作サイクルの間に、電気コントローラを2回通過するように強制される。
第2の実施形態の締結具駆動工具では、作動シリンダの可変通気容積部からの空気が、通路を通ってモータハウジングに入るように更に圧送され、その内部に収容された電気モータの周囲を通過するように方向付けられ、次いで、モータハウジングの1組の通気口に更に方向付けられる。したがって、この第2の実施形態では、冷却空気は、電子コントローラ及び電気モータの両方を通過するように圧送され、それらの熱発生構成要素の両方を冷却し、それによって、可動ピストンの1回の動作サイクルの間に、それらの構成要素から2回熱を引き離す。
第3の実施形態の締結具駆動工具では、作動シリンダの可変通気容積部からの空気が、モータハウジングを通るように圧送され、ここで、空気は、その内部に収容された電気モータの周囲を通過するように方向付けられ、次いで、モータハウジングの1組の通気口に更に方向付けられる。作動シリンダ内のピストンの往復運動により、ピストンの各動作サイクル中に冷却空気がモータを2回通過する。
連邦政府支援の研究又は開発に関する記載
なし。
多くの従来の締結具駆動工具は、それらの動作サイクルの一部として、ピストンを使用して、釘又はステープルをターゲットワークに押し込むドライバブレードを移動させる。これらのピストンは、典型的には、圧縮空気によって、又は場合によっては燃焼空気によって駆動される。Sencoにより販売されているFUSION(登録商標)として知られる加圧空気工具の製品ラインにおいて、加圧空気は主貯蔵チャンバ内に貯蔵され、その空気は大気に排気されず、代わりに複数回再使用され、複数の駆動ストローク(加圧空気の1回の充填あたり、数千の動作サイクル数を含む)を駆動することができる。
従来の工具では、作動シリンダ内の可動ピストンの「下方」にある空気は、大気に排出される。この空気は、そうでなければピストンの下方に閉じ込められ、これは工具の作業に望ましくない背圧を形成することになる。これらの従来の工具では、ピストンの下方(その容積は「可変通気容積部」と呼ばれてもよい)の空気は、ピストンストップに向かって強制的に下げられる。その空気は、ピストンストップの開口部を通り、次いで作動シリンダの基部を通って、最終的に、大気に排気されるように筐体の開口部を通るように更に方向付けられる。その後、ピストンがその駆動位置からその準備位置に戻るように「持ち上げられる」と、環境空気が、同じ通気口を通って、ピストンストップの同じ開口部を通って、ピストンの下方の可変通気容積部内に戻るように吸い込まれる。この往復空気は、任意の他の有用な特性に関しては本質的に無駄になる。
同じ加圧空気を複数回使用するFUSION(登録商標)締結具駆動工具は、典型的には、工具の全体的な作業を制御する電子コントローラ及び電気モータを有し、モータの場合には、締結具を駆動した後に可動ピストンをその準備位置に向かって持ち上げて戻すための原動力(プライムムーバとして)を提供する。これらの電気的及び電子的構成要素は、大量の熱を発生し、ほとんどの場合、その熱は、任意の強制的な空気移動によって筐体から逃げるように「助けられる」ことはない。実質的に工具を包み込んでいる筐体の小さな通気口を通って熱を逃がすことを可能にする自然対流を除いて、このような熱は筐体内部に本質的に閉じ込められる。
したがって、熱エネルギーをそれらの熱発生構成要素から引き離すように、冷却空気を、締結具駆動工具の電子コントローラ及び電気モータを通過するように圧送する方法を提供することが利点である。
締結具駆動工具の可動ピストンの下方にある空気量を使用する有用な方法を提供することが別の利点であり、その空気(作動シリンダの「可変通気容積部」内にある)は、工具のハウジング内の通路を通るように圧送され、次いで、電子コントローラから熱を奪うように電子コントローラに向かって方向付けられ、その後空気は、通気口を通って大気に出るように方向付けられる。これは、作動シリンダの可動ピストンの駆動ストローク中に生じ、その後、戻りストローク中には、環境空気が、同じ通気口を通って吸い込まれ、同じ電子コントローラを通過するように圧送され、ここで、移動空気が電子コントローラから再び熱を引き離すことができ、そして、同じ通路を通って作動シリンダのピストンの下方にある可変通気容積部内に戻る。このようにして、冷却空気は、可動ピストンの1回の動作サイクルの間に、電気コントローラを通過するように2回強制される。
作動シリンダのピストンの下方の可変通気容積部内の空気は、工具のハウジング内の通路を通って、次いで電子コントローラを通過し、電気モータを更に通過してから、空気が大気に逃げることができる通気口に到達するように方向付けられ、そうすることによって可動ピストンの駆動ストローク中に電子コントローラ及び電気モータから熱を除去する、締結具駆動工具を提供することが更に別の利点である。その可動ピストンの戻りストローク中、環境空気は、それらの同じ通気口を通り、電気モータを通過し、電子コントローラを通過し、同じ通路を通って、作動シリンダのピストンの下方にある可変通気容積部に戻るように吸引される。このようにして、冷却空気は、可動ピストンの1回の動作サイクルの間に、それらの両方の熱発生構成要素を通過するように2回強制される。
作動シリンダのピストンの下方にある可変通気容積部内の空気が、工具のハウジング内の通路を通って、次いで電気モータから熱を奪うように電子モータを通過するように方向付けられ、次いで空気が、通気口を通って大気に出るように方向付けられる締結具駆動工具を提供することが更なる利点である。これは、作動シリンダの可動ピストンの駆動ストローク中に生じ、その後、戻りストローク中には、環境空気が、同じ通気口を通って吸い込まれ、同じ電気モータを通過するように圧送され、ここで、移動空気が電気モータから再び熱を引き離すことができ、そして、同じ通路を通って作動シリンダのピストンの下方にある可変通気容積部内に戻る。このようにして、冷却空気は、可動ピストンの1回の動作サイクルの間に、電気モータを通過するように2回強制される。
追加の利点及び他の新規な特徴は、以下の説明に部分的に記載され、一部は、以下の検討時に当業者には明らかとなるであろう、又は本明細書に開示される技術の実践によって習得することができる。
前述の利点及びその他の利点を達成するために、及び一態様によれば、締結具駆動工具が提供され、この締結具駆動工具は、可動ピストンを含むシリンダであって、ピストンの第1の側に可変変位容積部を含み、ピストンの対向する第2の側に可変通気容積部を含むシリンダと、ピストンと機械的に連通しているドライバと、ドライバをガイドし、ドライバによってガイド本体の出口部分へと駆動される締結具を受け入れるガイド本体と、ドライバを駆動位置から準備位置に移動させるように構成されたリフタと、少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路を含む電子コントローラと、シリンダ及びガイド本体を少なくとも一部分で覆っており、電子コントローラの少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の少なくとも一部分を覆っているハウジングと、少なくとも可変通気容積部と電子コントローラの少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路との間に延びている空気通路であって、ハウジングの少なくとも1つの通気口まで更に延びていることにより、外部環境との空気連通をもたらす空気通路を備える、締結具駆動工具である。
別の態様によれば、締結具駆動工具が提供され、この締結具駆動工具は、可動ピストンを含むシリンダであって、ピストンの第1の側に可変変位容積部を含み、ピストンの対向する第2の側に可変通気容積部を含むシリンダと、ピストンと機械的に連通しているドライバと、ドライバをガイドし、ドライバによってガイド本体の出口部分へと駆動される締結具を受け入れるガイド本体と、ドライバを駆動位置から準備位置に移動させるように構成されたリフタと、シリンダ及びガイド本体を少なくとも一部分で覆っているハウジングと、ハウジングの一部分から延びており、リフタを動かすように構成された電気モータを含むモータハウジングと、少なくとも可変通気容積部と電気モータとの間に延びている空気通路であって、ハウジングの少なくとも1つの通気口まで更に延びていることにより、外部環境との空気連通をもたらす空気通路と、を備える、締結具駆動工具である。
更に別の態様によれば、締結具駆動工具が提供され、この締結具駆動工具は、加圧ガスを収容する主貯蔵チャンバと、可動ピストンを含むシリンダであって、ピストンの第1の側に、主貯蔵チャンバと空気連通している可変変位容積部を含み、ピストンの対向する第2の側に、外部環境と空気連通している可変通気容積部を含むシリンダと、可動ピストンの第2の側に配置されたピストンストップであって、貫通開口部を示すピストンストップと、ピストンと機械的に連通しているドライバと、ドライバをガイドし、ドライバによってガイド本体の出口部分へと駆動される締結具を受け入れるガイド本体と、ドライバを駆動位置から準備位置に移動させるように構成されたリフタと、処理回路、メモリ回路、及び入力/出力インターフェース回路を含む電子コントローラであって、少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路を含む電子コントローラと、主貯蔵チャンバ、シリンダ、及びガイド本体を少なくとも一部分で覆っている主ハウジングと、主ハウジングの第1の部分から延びているハンドル部分であって、電子コントローラの少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の少なくとも一部分を覆っている筐体を含むハンドル部分と、電子コントローラの少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の近位にある、ハンドル部分の筐体の少なくとも1つの通気口と、ピストンストップの貫通開口部からハンドル部分の筐体まで延びている第1の空気通路と、第1の空気通路とハンドル部分の少なくとも1つの通気口との間で、ハンドル部分の筐体を通って延びている第2の空気通路と、を備える、締結具駆動工具である。
更に別の態様によれば、締結具駆動工具が提供され、この締結具駆動工具は、加圧ガスを収容する主貯蔵チャンバと、可動ピストンを含むシリンダであって、ピストンの第1の側に、主貯蔵チャンバと空気連通している可変変位容積部を含み、ピストンの対向する第2の側に、外部環境と空気連通している可変通気容積部を含むシリンダと、可動ピストンの第2の側に配置されたピストンストップであって、貫通開口部を示すピストンストップと、ピストンと機械的に連通しているドライバと、ドライバをガイドし、ドライバによってガイド本体の出口部分へと駆動される締結具を受け入れるガイド本体と、ドライバを駆動位置から準備位置に移動させるように構成されたリフタと、処理回路、メモリ回路、及び入力/出力インターフェース回路を含む電子コントローラであって、少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路を含む電子コントローラと、主貯蔵チャンバ、シリンダ、及びガイド本体を少なくとも一部分で覆っている主ハウジングと、主ハウジングの第1の部分から延びているハンドル部分であって、電子コントローラの少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の少なくとも一部分を覆っている筐体を含むハンドル部分と、リフタを動かすように構成された電気モータと、主ハウジングの第2の部分から延びており、電気モータを含むモータハウジングと、モータハウジングの少なくとも1つの通気口と、ピストンストップの貫通開口部からハンドル部分の筐体まで延びている第1の空気通路と、第1の空気通路とモータハウジングの底部との間で、ハンドル部分の筐体を通って延びている第2の空気通路と、を備える、締結具駆動工具である。
更に他の利点は、本技術を実施するために企図される最良の形態のうちの1つにおける好ましい実施形態が記載され、示されている、以下の説明及び図面から当業者には明らかとなるであろう。実現されるように、本明細書に開示される技術は、他の異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、全てその原理から逸脱することなく、様々な明白な態様において修正が可能である。したがって、図面及び説明は、本質的に例示的であり、限定的ではないと見なされる。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付の図面は、本明細書に開示される技術のいくつかの態様を示し、説明及び特許請求の範囲と共に、本技術の原理を説明する役割を果たす。図面では、
本明細書に開示される技術の原理に従って構築された、第1の実施形態の締結具駆動工具の内側部分を示す切欠側面図である。
図1と同じ切欠図であるが、図1の締結具駆動工具が動作する際の締結具駆動工具内の空気流パターンの詳細を示す。
図1の締結具駆動工具の部分的に切り取られた側面及び上方からの斜視図である。
電池パックの付近の工具の部分を示す、図1の締結具駆動工具の側面図である。
本明細書に開示される技術の原理に従って構築された、第2の実施形態の締結具駆動工具の内側部分を示す切欠側面図である。
図5と同じ切欠図であるが、図5の締結具駆動工具が動作する際の締結具駆動工具内の空気流パターンの詳細を示す。
図5の締結具駆動工具の部分的に切り取られた、下部から側面への斜視図である。
本明細書に開示される技術の原理に従って構築された、第3の実施形態の締結具駆動工具の内側部分を示す切欠側面図である。
ここで、本発明の好ましい実施形態を詳細に参照するが、その実施例は、添付図面に示されており、同様の数字は、図面全体を通して同じ要素を示す。
本明細書に開示される技術は、その適用において、以下の説明に記載される又は図面に示される構成要素の構成及び配置の詳細に限定されないことを理解されたい。本明細書に開示される技術は、他の実施形態が可能であり、様々な方法で実施又は実行されることが可能である。また、本明細書で使用される表現及び用語は、説明の目的のためであり、限定するものと見なされるべきではないことを理解されたい。本明細書における「含む(including)」、「含む(comprising)」、又は「有する(having)」、及びその変形の使用は、その後に列挙される項目及びその等価物、並びに追加の項目を包含することを意味する。特に限定されない限り、本明細書における用語「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」、及び「取り付けられた(mounted)」、並びにその変形は、幅広く使用され、直接的及び間接的な接続、結合、並びに取り付けを包含する。加えて、用語「接続された」及び「結合された」並びにその変形は、物理的若しくは機械的接続又は結合に限定されない。更に、「通信している(communicating with)」及び「通信状態である(in communication with)」という用語は、2つの異なる物理的要素又は仮想要素が、信号若しくは情報の伝達が直接的であるかどうか、又はその信号若しくは情報の受け渡しにも関与する追加の物理的要素又は仮想要素が間にあるかどうかに関わらず、何らかの形で信号若しくは情報を相互に受け渡すことを示す。更に、「連通状態である(in communication with)」という用語はまた、「連通」の一端部(「第1の端部」)が、発生するある特定の運動力(機械的な動き、油圧若しくは空気圧の状態変化など)の「原因」であり得、「連通」の他端部(「第2の端部」)が、「第1の端部」と「第2の端部」との間に中間構成要素が存在するか否かに関わらず、その動き/状態変化の「結果」を受け取り得る、機械、油圧、又は空気圧系統を示すことができる。
要素名、例えば、第1の入口、第2の入口などに先行する「第1」及び「第2」という用語は、類似若しくは関連する要素、結果、又は概念を区別するための識別目的のために使用され、必ずしも順序を意味することを意図せず、用語「第1」及び「第2」は、別途記載のない限り、追加の類似若しくは関連する要素、結果、又は概念の包含を除外することを意図するものでもない。
加えて、本明細書に開示される実施形態は、説明の目的のために、構成要素の大部分がハードウェアのみで実装されたかのように図示及び説明される場合がある、ハードウェア及び電子的構成要素又はモジュールの両方を含むことを理解されたい。
しかしながら、当業者であれば、この発明を実施するための形態を読むことに基づいて、少なくとも1つの実施形態において、本明細書に開示される技術の電子ベースの諸態様がソフトウェアで実装され得ることを認識するであろう。したがって、複数のハードウェア及びソフトウェアベースのデバイス、並びに複数の異なる構造構成要素が、本明細書に開示される技術を実装するために利用され得ることに留意されたい。更に、ソフトウェアが利用される場合には、そうしたソフトウェアを実行する処理回路は、汎用コンピュータであってもよく、特にこの技術を実装するために設計され得る専用コンピュータによって別の方法で実行され得る全ての機能を果たす。
本明細書で使用するとき、用語「回路」は、集積回路チップ(又はその一部)などの実際の電子回路を表すことができること、又は、論理状態マシン若しくは別の形態の処理要素(逐次処理回路を含む)を含む、マイクロプロセッサ若しくはASICなどの処理回路によって実行される機能を表すことができることが理解されるであろう。特定の種類の回路は、いくつかの種類のアナログ回路又はデジタル回路であってもよいが、そのような回路は、場合により、論理状態マシン又は逐次プロセッサによってソフトウェアで実装され得る。換言すれば、本明細書に開示される技術(復調機能など)に使用される所望の機能を実行するために処理回路が使用される場合、「復調回路」と呼ばれることがある特定の「回路」が存在しなくてもよいが、ソフトウェアによって実行される復調「機能」が存在することになる。これらの可能性の全ては、発明者らによって想到され、「回路」を検討する際の本技術の原理内である。
ここで図1を参照すると、締結具駆動工具の第1の実施形態が、概して参照符号10によって示されている。この工具10は、主に、釘及びステープルなどの締結具を直線的に駆動するように設計されている。工具10は、ハンドル部分12、締結具ドライバ部分14、締結具マガジン部分16、及び締結具出口部分18を含む。
ドライバ部分の「左」外側ハウジング部分は、20で示される。「上部」外側ハウジング部分は、22で示され、一方、ドライバ部分の「前」外側ハウジング部分は、24で示されている。ハンドル部分の「後」外側ハウジング部分は、26で示され、一方、マガジン部分の「後」カバーは、28で示されている。上記に提供された様々な方向を示す用語は、図1の説明に関してのものであり、第1の実施形態の締結具駆動工具10は、この技術の原理から逸脱することなく、多くの他の角度位置で使用され得ることが理解されるであろう。
締結具が放出される工具10の領域は、工具10の締結具出口部分の「底部」である、参照番号30によっておおよそ示される。工具が作動される前は、安全接触要素32は、締結具出口の底部30まで又はそれを超えて延びており、安全接触要素のこの延長部は、工具10全体の最下部又は「前」部分である。
図1に示す他の要素は、マガジン部分16と機械的に連通している、ガイド本体36と、駆動深さアジャスタ38とを含む。
締結具駆動工具10はまた、工具のプライムムーバとして機能し、ギアボックス42(図5を参照)を駆動する出力を有する、モータ40(図5を参照)を含む。ギアボックスの出力シャフトは、リフタ駆動シャフト102につながるギアトレーンを駆動し、リフタ駆動シャフト102が回転すると、回転−直線リフタ100が作動される。電池パック48が、ハンドル部分12の後方付近に取り付けられており、この電池は、モータ40及び制御システムに電力を供給する。モータ40は、作動時にモータを冷却するのに役立つファン46を有する。
コントローラを含むプリント回路基板は、概して参照番号50によって示され、この実施形態ではハンドル部分12内に配置される。トリガスイッチ52は、トリガアクチュエータ54によって作動される。ハンドル部分12は、人間の手で把持するように設計されており、トリガアクチュエータ54は、ハンドル部分12を把持しながら人の指によって直線的に作動するように設計されている。トリガスイッチ52は、制御システム50への入力を提供する。システムコントローラと共に使用される他の入力デバイスもまた存在するが、これらの入力デバイスは図1では見えていない。
図1は、工具10の切欠図であるため、プリント回路基板は、システムコントローラ50が工具のハンドル部分12内に置かれているシステムコントローラ50を示している。電池パック48は、プリント回路基板50のすぐ後ろの、ハンドルの極めて後方部分に取り付けられる。工具のシステムコントローラは、典型的には、処理回路として機能するマイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータ集積回路を含むことになる。少なくとも1つのメモリ回路もまた、典型的には、コントローラの一部になり、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び読み出し専用メモリ(ROM)デバイスが含まれる。ユーザ入力情報を記憶するためには(特定の工具モデルに該当する場合)、典型的には、EEPROM、NVRAM、又はフラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモリデバイスが含まれるであろう。
処理回路は外部入力及び出力と通信し、これは、入力/出力(I/O)インターフェース回路を使用することによって行われる。処理回路、メモリ回路、及びインターフェース(I/O)回路は、アドレスライン、データライン、及び割り込みを含む様々な他の信号線を保持するシステムバスを介して互いに通信する。I/O回路は、センサ及びユーザ制御スイッチなどの入力型デバイス、並びにモータ及びインジケータランプなどの出力型デバイスを含む、様々な外部デバイスと通信するための適切な電子機器を有する。I/Oインターフェース回路と実際の入力及び出力デバイスとの間の信号は、信号経路、典型的には多数の導電体によって搬送される。
出力デバイスのうちのいくつかは、リフタモータ40、ブレーキ回路(図示せず)、及び、場合によりSonalertなどのオーディオ出力デバイスと置き換えることが可能な発光ダイオード(図示せず)を含み得る。出力デバイスのそれぞれは、典型的には、リフタモータ40用のモータドライバ回路(図示せず)、及びブレーキ回路用のインターフェースドライバ(図示せず)などのドライバ回路を有することになる。
ラッチ60の位置は、システム設計者が所望するように、ソレノイド又はモータなどの電気機械デバイスによって制御され、ラッチシャフト68を介して作動される。枢動可能なラッチ60は、ある特定の条件下でドライバ部材90に押し付けられる。ラッチ60は、ドライバ部材90の表面のうちの1つに直接押し付けられる係合延長部を有し、その物理的構成により、ラッチは、ドライバ部材が上方に上げられる(これらの図において見られるように)ことを可能にするが、ドライバ部材が下方に移動されることはできない。このように、ラッチ60は、第1のモードでは安全装置として機能することができ、また、第2のモードでは、ドライバ部材が締結具を駆動することを可能にする「放出装置」としても機能する。
LEDは、典型的には、LEDが双方向デバイスである場合は双方向ドライバ回路とすることができる、LEDドライバ回路(図示せず)を有する。そのようなデバイスが望ましい場合もあり、赤色及び緑色LEDが一般的なデバイスであり、第1の方向の電流が赤色インジケータランプ信号を生成する一方で、電流を反転させると緑色インジケータランプ信号が生成されることになる。
工具10の入力デバイスは、トリガスイッチ52及び安全接触要素スイッチ(図示せず)を含む様々なセンサを含むことができる。このようなスイッチ(52を含む)が標準的な電気機械デバイス(リミットスイッチなど)である場合、典型的には、ドライバ回路は必要ではない。しかしながら、トリガスイッチ及び安全要素スイッチがソリッドステート感知素子によって置き換えられた場合、いくつかの種類のインターフェース回路が必要となり得る。
工具10はまた、機械ドライバ90の特定の物理的位置を検出することができる位置センサを含んでもよい。これらのセンサは、「アップセンサ」(図示せず)、及び「ダウンセンサ」(図示せず)と呼んでもよい。これら2つのセンサは、設けられる場合には、光センサなどの「非接触」デバイスであることが望ましく、それぞれが発光ランプ(LEDなど)及び感光性検出素子(フォトダイオードなど)を有し得る。あるいは、これらのセンサは、ドライバに取り付けられた小さな永久磁石を用いた、ホール効果センサなどの磁気検知デバイスであってもよい。
アップ位置センサ及びダウン位置センサは、設けられる場合には、ドライバトラック93付近の小さな円筒形領域内に位置されることになり得る。図示した実施形態のドライバ90は、リフタ100の「ピン」104に接触するために使用されるいくつかの突出歯92を含む。人間のユーザがトリガ54を引きまた工具の底部(安全接触要素32にある)をターゲットワークに対して押し当てると、次の駆動サイクルを開始することができるように、リフタが回転すると、ドライバ歯92とリフタピン104との間の物理的接触により、ドライバ90がその「準備」位置に向かって「持ち上げられ」て戻される。
本明細書に記載されるセンサのうちのいくつかは任意選択であることに留意されたい。工具10は、アップ位置センサ及びダウン位置センサを含む、これらのセンサの多くを伴わずに非常に良好に動作することができ、アップ位置センサ及びダウン位置センサは、多くの点で改善された工具をもたらすが、例えば、より安価な工具を販売することを望む場合には、全く必要ではない。
作動シリンダサブアセンブリは、参照番号71によって示され、これは締結具ドライバ部分14の一部として含まれる。図2では、作動シリンダ71はシリンダ壁70を含み、このシリンダ壁70内に、ピストン80及び固定ピストンストップ84がある。この実施形態のピストン機構の一部は、ピストンシール86及びピストンガイドリング88を含む。図示した実施形態では、主貯蔵チャンバ74(本明細書では「圧力容器貯蔵空間」と呼ばれる場合もある)及び外側圧力容器壁78が、シリンダ壁70を取り囲んでいる。締結具ドライバ部分14の上部(図1に見られ、左側にある)には、シリンダ機構の上部キャップ72がある。
また、締結具ドライバ部分14内には、実際に締結具を固体物体に打ち込むことになる機構がある。これは、ドライバ90、シリンダ「通気チャンバ」75(典型的には常に大気圧である)、ドライバトラック93、回転−直線リフタ100、及びラッチ60を含む。ドライバ90はまた、本明細書では「ドライバ部材」とも呼ばれる場合があり、回転−直線リフタ100はまた、本明細書では「リフタ部材」又は単に「リフタ」と呼ばれる場合もある。
ドライバ90は、かなり細長く、その細長い面の本体は実質的に矩形である。ドライバの長手方向縁部に沿って配置された複数の突出部又は「歯」92が存在する。図示した実施形態では、これらの歯92はドライバ90の長手方向中心線から横方向に突出し、ドライバ90の外側長手方向縁部に沿って互いに間隔が空いている。歯92の正確な位置は、本明細書に開示される技術の原理から逸脱することなく、ドライバ90に関して図示したものとは異なり得ることが理解されるであろう。
ラッチ60は、ドライバが「駆動ストローク」全体を通るように移動することを可能にすべきではないときに、ドライバ90を「捕捉」するように設計されている。ラッチは、ラッチがその係合位置又は「干渉」位置に移動されたときにドライバ90の歯92を捉えることができる捕捉面を有する。駆動ストロークが行われるときには、ラッチは、その捕捉面が、ドライバの邪魔にならないその「係合解除」位置に移動されるように枢動され、したがって、その捕捉面は、ドライバの歯92のいずれとも干渉しないことになる。そのようなラッチの例示的な実施形態は、Senco Brands,Inc.が所有する米国特許第8,011,441号に完全に記載されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
締結具ドライバ部分14のガス圧部分を、そのドライバ部分14の下側の機械部分から主に分離するシリンダ基部96が存在する。ピストン80の下方にある可変容積部の部分は、シリンダ通気チャンバ75とも呼ばれ、これは、シリンダ基部96付近の通気口250を介して大気に排気される。ドライバ部分14の下側の機械部分は、リフタ駆動シャフト102と共に、簡潔に上述した回転−直線リフタ100を含む。駆動シャフト102は、締結具ドライバ部分14の中央部分を通って、かつリフタ100の中心を通って突出しており、このシャフトは、制御システムによって所望されるように、リフタを回転させるために使用される。
図1では、ピストン80はその最上位置又は最頂位置の付近にあるか又はそれらの位置にあり、小さなガス圧チャンバ76が、ピストンシール86より上のピストンの最頂部領域より上に見ることができる。ガス圧チャンバ76及び主貯蔵チャンバ(又は貯蔵空間)74は互いに流体連通していることが理解されるであろう。また、シリンダ壁70の内側の部分が、ピストン80のストロークによって作り出される変位容積を形成することも理解されよう。換言すれば、ガス圧チャンバ76は、固定容積部ではなく、このチャンバは、ピストン80が上下に移動するにつれて容積が変化する(図2に見られるように)。この種類の機械的構成は、多くの場合、「変位容積部」と呼ばれ、その用語は、本明細書では主にこの非固定容積部76に対して使用されることになる。
主貯蔵チャンバ74は、好ましくは、典型的には製造するのがより安価となる固定容積部を含むが、主貯蔵チャンバが実際に固定容積部であることが絶対要件ではないことが更に理解されるであろう。本明細書に開示される技術の原理から逸脱することなく、工具の動作中にチャンバ74の容積のサイズが実際に変化するように、このチャンバ74の一部分のサイズ及び/又は形状が変形するのを可能にすることができるであろう。
第1の実施形態の締結具駆動工具10の図示した実施形態では、主貯蔵チャンバ74は、作動シリンダ71を実質的に取り囲んでいる。更に、主貯蔵チャンバ74は環状形状であり、基本的にシリンダ71と同軸である。これは、図示した第1の実施形態の好ましい構成であるが、本明細書に開示される技術の原理から逸脱することなく、代替的な物理的配置を設計することができることが理解されるであろう。
図1〜図4に示される第1の実施形態工具10には、ある特定の「空気通路」が存在する。これらの空気通路は、電子コントローラ50の電子回路基板を含む、ある特定のかなり高温の構成要素を冷却するのを促進するように、締結具駆動工具の各部分全体にわたって冷却空気を運ぶように設計されている。図1〜図4に示される第1の実施形態において、空気通路のうちのいくつかは、以下の通りである。ピストンストップの基部付近の環状リングは、通路210であり、ピストンストップとハンドルとの間の直線状のチャネルは、通路212であり、プリント回路基板50に向かって下がるハンドルのやや直線状のチャネルは、通路214であり、プリント回路基板50の周囲及び通気口260に向かう空間は、かなり大きな通路216を含む。ピストンストップの中央を通って延びているドライバに沿った開口部又はチャネルは、通路218である。
かなり大きい通路220は、可動ピストンの下方にある作動シリンダの可変容積部を含む。ピストンより下方にあるこの可変容積部はまた、「可変通気容積部」と呼ばれることもあり、本質的に、締結具駆動工具がそこにおいて動作している外部環境と常に連通している。これは、当然のことながら設計によるものであり、それは、ピストンを使用して締結具をワークに打ち込んでいるときに可動ピストン80の下方にある空気を簡単に排気することを工具設計者が常に望んでいるためであり、したがって、工具の動作サイクルのその「駆動ストローク」部分の間に、その空気量を大気に排気することが可能である必要がある。その後、可動ピストンが、その駆動位置からその準備位置に向かって「持ち上げられ」て戻されるとき、その持ち上げ動作を妨げる傾向をもち得るピストンの下方の背圧を生じさせる可能性があるいかなる種類の真空も生じないように、環境空気は、ピストンより下方にある同じ可変通気容積部220内へと流れて戻ることが可能である必要がある。
図1〜図4に示される第1の実施形態の工具において、図4に示されるいくつかの空気通気口が存在する。図4には、モータハウジング44が示されており、これは、図1〜図3では分かりやすくするために図示されなかった。モータハウジング44の「前」垂直辺に沿って、参照番号262、264、及び266によって示される3つの空気通気口がある。モータファン46によって形成された冷却空気は、モータの周囲を流れ、これらの3つの通気口から出て、それによって256の空気流路を形成する。
ハンドル12の底部において、筐体(又はハウジング)26は、電子コントローラ50のハードウェア回路を含むプリント回路基板を考慮して、断面積が広がっている。この制御回路50は、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラ内に見られるようなインテリジェント電子機器を収容しているだけでなく、モータ40に供給される電流及び電圧を制御するスイッチング半導体も収容しており、したがって非常に高温で動作することがある。電子コントローラ50を取り囲むこの筐体26の側面に沿って位置するいくつかの空気通気口260が存在する。電子コントローラ50を通過して流れ、これらの通気口260を通って流れる冷却空気を含む空気流路244が存在する。これらの通気口260及びこの冷却空気244は、独立した冷却システムをそれ自体が有する電池パック48に供給される冷却空気と全く別個であることに留意されたい。
ここで図2を参照すると、工具10全体にわたって流れる空気流路の説明がここで提供される。ピストン80の移動が、この締結具駆動工具10の動作の中心であることが理解されるであろう。締結具を駆動する時間になると、人間のユーザによる特定の動作が、ピストン80をリフタ100によって定位置に保持された状態から解放する電子信号を作成することになり、ピストンが図2のこの図で左から右に素早く移動することになる。Sencoにより販売されているFUSION(登録商標)締結具駆動工具の以前の実施形態では、作動シリンダ内にあるピストンの下方の空気容積(本明細書では、作動シリンダの「可変通気容積」とも呼ばれる)が、ピストンストップの開口部を通って移動し、次いでFUSION(登録商標)工具のハウジング又は筐体の通気口から出て、次いで大気へと移動することになっていた。そして、ピストン80が、その準備位置に向かって「持ち上げられ」て戻されるとき、そのピストン80が図2のこの図で右から左に持ち上げられる際に、環境からの空気が、同じ通気口に入り、ピストンストップを通って、ピストンの下方にある作動シリンダ部分内に戻ることになっていた。
本明細書に開示される技術を使用して、そのかなり大量の空気を単に通気する代わりに、その空気を使用して、図1〜図4に示される第1の実施形態工具10の電子機器を冷却する。図2では、242の空気流路は最初に下方に(この図では右に)押圧され、ピストンストップの開口部を通り、これが空気流路240になる。移動空気は、ピストンストップの外周を取り囲む環状リング210の周囲に延びている空気流路230を通って進み続ける。そして、空気流は、直線状チャネル212を通って延びている空気流路232に続いていき、次いで、ハンドル12の内部容積であるいくぶん直線状のチャネルを通って延びる空気流路234となる。
そして、空気流は、プリント回路基板50に衝突してその周囲を回るまで更に下方に進み続けるが、これが空気流路238である。これが生じると、空気流路238は、プリント回路基板50から熱を奪い去り、これは非常に望ましい効果である。その後、空気は移動し続け、プリント回路基板の下方及び通気口260を通って流れる。これらが、図4に見られるような空気流路244である。この時点では、ピストン80の駆動ストローク移動によって排気された空気は、これらの空気通路210、212、214、216、218、及び220の全てを通って、最後に通気口244を通るように方向付けられていた。ピストン80が後にその準備位置に向かって持ち上げられると、環境空気は、通気口244及び先ほど列挙したのと全く同じ空気通路を通り、最終的な空気流路242を経由してピストンの下方の可変通気容積部220に入る経路をなすまで、吸引されることになる。
図1〜図4のこの第1の実施形態では、締結具駆動工具10を冷却するための2組の別個の空気通路及び空気流路が存在する。主冷却空気は、ピストン80の移動によって駆動され、先ほど上述したように、電子コントローラ50のプリント回路基板の電子部品を冷却する。モータ40を冷却する1組の別個の通気口及び空気流路を使用して、二次空気流を形成するモータファン46も存在し、これは、モータハウジング44内に収容されており、図4に示される。
ここで図5を参照すると、締結具駆動工具の第2の実施形態が、概して参照符号200によって示されている。第1の実施形態10と同様に、この第2の実施形態の工具200は、主に、釘及びステープルなどの締結具を直線的に駆動するように設計されている。
工具200は、第1の実施形態の工具10と同じ基本主要構成要素を含み、ハンドル部分12、締結具ドライバ部分14、締結具マガジン部分16、及び締結具出口部分18を含む。実際に、工具200は、第1の実施形態の工具10に関連して上述したのと全て同じ構成要素を本質的に含む。
図面に関して、図5〜図7は、工具200のモータハウジング部分を示しており、モータハウジング部分は、概して参照番号202によって示されている。したがって、これらの図では、モータを見ることができ、モータは参照番号40で示され、ギアボックスは参照番号42で示されている。これらの主要構成要素、つまり、そのモータ40及びギアボックス42を伴うモータハウジング202全体は、典型的には、第1の実施形態工具10にも含まれているが、それらは、その第1の実施形態の工具を示していた特定の図面(すなわち、図1〜図3)からは、分かりやすくする目的で取り除かれていた。他方で、第1の実施形態10の図1〜図3及び第2の実施形態200の図5〜図7の両方が、上述した他の実質的に全ての構成要素を示しており、したがって、それらの構成要素の上記の説明は、以下では繰り返されることなく、図5〜図7に等しく適用されることになる。
図1〜図4の第1の実施形態10の主要構成要素は、図5〜図7に示される第2の実施形態200と非常に類似している。しかしながら、この第2の実施形態200は、下側ハンドル12とモータハウジング202の下側部分との間に延びている中空コネクタ204を含む。この場合、コネクタ204は、下側ハンドルと下側モータハウジングとの間に機械的強度をもたらすだけでなく、222の空気通路として機能する開放容積部を提供する。この第2の実施形態の別の新たな空気通路は、224で示され、これはモータ40の周囲の空間を表しており、そのため、空気は、モータの主表面の周囲を流れ、そして最終的に、参照番号262、264、及び266で示されるモータハウジング自体のいくつかの通気口から排出されることができる。
ここで図6を参照して、今度は第2の実施形態200によって使用される空気流路について詳細に説明する。上述のように、ピストンがその準備位置からピストンストップ84に当たるその駆動位置に向かって移動する際に、ピストン80の下方にある可変通気容積部内の空気が駆動ストローク中に工具200の内側部分から排出されることになるように、そのピストン下方の空気流(すなわち、図6のこの図の左側への)を形成するのは、ピストン80の移動である。影響を受ける第1の空気流路が242で示され、これは、ピストン80の下方の空気がピストンストップに向かって駆動されていることを示している。次の空気流路はピストンストップの中央を通って延びており、参照番号240で示される。空気は、ピストンストップの基部付近にある環状リング210を通って延びている次の空気流路230に流れ続ける。移動空気は、この環状リングから直線状チャネル212へと延びる空気流路232を通って進み続け、次いで、空気流は、ハンドル12を通って延びている空気流路236に進み続ける。次の空気流路は238にあり、そこでは、移動空気がプリント回路基板50に接触してその周囲を流れ、この事象が、電子コントローラ50を有するプリント回路基板から熱を奪い去る。
図1〜図4に示す第1の実施形態では、次の空気流路は244であり、そこでは、プリント回路基板の下方から、通気口260を通って、空気を排気していた。しかしながら、この第2の実施形態200では、空気通気口260は存在せず、したがって、移動空気は、プリント回路基板の下方に延びている次の空気流路250を通って導かれ、プリント回路基板から追加の熱を奪う。そして、移動空気は、コネクタ204を通って(開放容積部又は空気通路222を通って)延びている空気流路252に向けられる。移動空気は、モータハウジング202内のモータ40の周囲に延びている一連の空気流路254まで進み続け、これらの空気流路は、モータハウジング202の垂直(図5における)側壁にある通気口262、264、及び266を通って出るように進み続ける。
第2の実施形態200の設計では、ピストン80の駆動ストロークによって形成される主空気流は、空気が電子回路コントローラ50を備えるプリント回路基板に接触して通過するように圧送されるようにして、それによって、その電子デバイスから熱を奪い去る。その空気流はモータ40の周囲に進み続け、それによって、そのかなり高温の装置からも熱を奪い去り、最終的にモータハウジング202の垂直辺の通気口から出る。(モータハウジングの「垂直」辺という用語は、図5及び図6に見られる向きに関するものであることが理解されるであろう。)ピストンがその駆動位置からその準備位置まで持ち上げられて戻されると、次いで、図6の図においてそのピストンが左から右に移動する際に、環境空気が、それらの同じ通気口262、264、及び266を通じて再び吸い込まれ、先ほど上述したのと逆の順序で同じ空気流路を通って流れ、作動シリンダ71内及びピストン80の下方にある可変通気容積部220を充填することになる。この締結具駆動工具がワークを間違いなく作成するために全ての状況下で行われる必要があるピストンの動きを使用して、今度は、高温の電子機器及び高温のモータを冷却するという二次的な利点がもたらされることが分かり、また、この空気は、工具ハウジング全体のどこかに送られ、その後大気に排気される必要があるため、この冷却効果は本質的に「固定されていない」ものである。上記のように、その空気の可動体積は、駆動ストローク中にピストンの下方から出るだけではなく、プリント回路基板及びモータを通過してそれらの重要な装置を冷却するように方向付けられ、その後、持ち上げストローク中にピストンがその準備位置に持ち「上げ」られて戻されるときに、環境からの空気が、モータ及び電子回路基板に再び接触してその周囲を回るように方向付けられ、それによって、2倍の冷却効果が生じ、それらの高温の構成要素からの追加の熱伝達が生じる。
ここで図8を参照すると、締結具駆動工具の第3の実施形態が、概して参照符号300によって示されている。第1の実施形態10と同様に、この第3、2の実施形態の工具300は、主に、釘及びステープルなどの締結具を直線的に駆動するように設計されている。
工具300は、第1の実施形態の工具10と同じ基本主要構成要素を含み、ハンドル部分12、締結具ドライバ部分14、締結具マガジン部分16(図8には図示せず)、及び締結具出口領域30を含む。実際に、工具300は、第1の実施形態の工具10に関連して上述したのと全て同じ構成要素を本質的に含む。
図面に関して、図8は、工具300のモータハウジング部分を示しており、モータハウジング部分は、概して参照番号302によって示されている。したがって、これらの図では、モータを見ることができ、モータは参照番号40で示され、ギアボックスは、描かれているが番号付けはされていない。第1の実施形態10の図1〜図3及び第3の実施形態300の図8は、上述した他の実質的に全ての構成要素を示していることに留意されたい。したがって、それらの構成要素の上記の説明は、以下に繰り返されることなく、図8に等しく適用されることになる。
図5〜図7に示された第2の実施形態200のように、この第3の実施形態300は、下側ハンドル12とモータハウジング302の下側部分との間に延びている中空コネクタ304を含む。この場合、コネクタ304は、下側ハンドルと下側モータハウジングとの間に機械的強度をもたらすだけでなく、330の空気通路として機能する開放容積部を提供する。この第3の実施形態の別の空気通路は、328で示され、これは、モータハウジングの上側部分内の空間を表している。
この第3の実施形態の新しい空気通路は、326で示され、これは、作動シリンダ基部の中央を通るドライバ90に沿った開口部又はチャネルである。この空気通路326は、(ピストンストッパ84を通って)ドライバに沿ってチャネル218を本質的に延長している。それらの空気通路の反対側の部分では、電子コントローラ50を含むプリント回路基板の周囲に空間が存在し、これらの空間は、本明細書では、概して参照番号332によって参照される。
図8はまた、第3の実施形態300によって使用される空気流路を示し、これらについて、ここで詳細に説明する。上述のように、ピストンがその準備位置からピストンストップ84に当たるその駆動位置に向かって移動する際に、ピストン80の下方にある可変通気容積部220内の空気が駆動ストローク中に工具300の内側部分から排出されることになるように、そのピストン下方の空気流(すなわち、図8のこの図の左側への)を形成するのは、ピストン80の移動である。影響を受ける第1の空気流路が242で示され、これは、ピストン80の下方の空気がピストンストップに向かって駆動されていることを示している。
次の空気流路はピストンストップの中央を通って延びており、参照番号240で示される。空気は、次の空気流路346に流れ続け、この空気流路346は、空気通路326を通って、328でガイド本体及び上側モータハウジングを通って延びている。移動空気は、ここで、通気口362、364、及び366などのモータハウジング302の側壁の任意選択の通気口につながる、いくつかの任意選択の空気流路348を通って流れ続けてもよい。これらの任意選択の空気通気口362、364、及び366は、典型的には、作動シリンダ71からの冷却空気が電子コントローラ50まで流れない場合にのみ使用されることに留意されたい。他方で、作動シリンダからの冷却空気が電子コントローラ50まで流れることを工具の設計者が所望する場合、任意選択の空気通気口362、364、及び366は、典型的には使用されないことになる。
冷却空気流が電子コントローラまで進み続けると仮定すると、空気流は、モータハウジング302を通って延びている空気流路350に進み続けながら、モータ40の周囲を流れてそのモータからの熱を運ぶことになる。次の空気流路は、352であり、これは、モータハウジング302の底部とハンドル12との間のコネクタ304を通って延びている。次いで、この移動空気は、移動空気がプリント回路基板50に接触してその周囲を流れる354の空気流路に進み続け、この事象は、電子コントローラ50を有するプリント回路基板から熱を奪い去る。
最終空気流路は356であり、これは、図8に見られるように、下側ハンドルハウジングの少なくとも1つの通気口370を通って流れる。工具の設計者が所望するように、本質的に電子コントローラ50を取り囲むハウジングの周囲の多くの様々な位置に配置された、複数のそのような通気口370が存在し得る。更に、これは、通気口260について図4に示された位置に位置する通気口を含むことができる。
第3の実施形態300の設計では、ピストン80の駆動ストロークによって形成される主空気流は、空気が電子回路コントローラ50を備えるプリント回路基板に接触して通過するように圧送されるようにして、それによって、その電子デバイスから熱を奪い去る。その空気流は、最初にモータ40の周囲を流れ、それによってかなり高温の装置からも熱を奪い去る。この主空気流は、最終的に、電子コントローラ50の付近の通気口で工具のハウジングを出る。このようにして、モータ及び電子的構成要素の両方が、この1つの主空気流によって冷却される。本質的に、この第3の実施形態の設計は、それらの主要構成要素の同様の冷却を達成するが、「出口」空気流とは逆の順序である。
ピストンがその駆動位置からその準備位置まで持ち上げられて戻されると、次いで、図8の図においてピストンが左から右に移動する際に、環境空気が、それらの同じ通気口370を通じて再び吸い込まれ、先ほど上述したのと逆の順序で同じ空気流路を通って流れ、作動シリンダ71内及びピストン80の下方にある可変通気容積部220を充填することになる。この締結具駆動工具300がワークを間違いなく作成するために全ての状況下で行われる必要があるピストンの動きを使用して、今度は、高温の電子機器及び高温のモータを冷却するという二次的な利点がもたらされることが分かり、また、この空気は、工具ハウジング全体のどこかに送られ、その後大気に排気される必要があるため、この冷却効果は本質的に「固定されていない」ものである。上記のように、その空気の可動体積は、駆動ストローク中にピストンの下方から出るだけではなく、モータ及びプリント回路基板を通過してそれらの重要な装置を冷却するように方向付けられ、その後、持ち上げストローク中にピストンがその準備位置に持ち「上げ」られて戻されるとき、環境からの空気が、電子回路基板及びモータに再び接触してその周囲を回るように方向付けられ、それによって、2倍の冷却効果が生じ、それらの高温の構成要素からの追加の熱伝達が生じる。
任意選択的に、上述した代替設計として、図8に示される主空気流は、ピストン80の駆動ストローク中に、可変通気容積部220からモータを通過して流れ、そしてモータハウジングで排気されることができる。その後、戻りストロークの間に、冷却(環境)空気が、それらの同じモータハウジングの通気口を通って吸い込まれ、モータを通過して、そしてピストン80の下方の可変通気容積部220に入るであろう。これでも2倍の冷却効果が達成されるであろうが、モータのみに影響を及ぼし、電子コントローラには影響しない。
本明細書に示される実施形態の一部は、分かりやすくすることを目的として本明細書の図面の一部に含まれたそれらの構成要素の全てを有するわけではないことに留意されたい。そのような外側ハウジング及び他の構成要素の、特に初期の設計についての例を確認するには、読者は、Sencoが所有している他の米国特許及び米国特許出願を参照されたい。同様に、電子コントローラが「どのように」工具の機能を制御するように動作するかに関する情報は、Sencoによって所有している他の米国特許及び米国特許出願に見られる。更に、本工具技術の他の態様は、以前の米国特許及び公開された出願に開示されている情報を含む、譲受人であるKyocera Senco Industrial Tools,Inc.によって販売されている初期の締結具駆動工具に存在していた可能性もある。そのような刊行物の例は、米国特許第6,431,425号明細書;米国特許第5,927,585号明細書;米国特許第5,918,788号明細書;米国特許第5,732,870号明細書;米国特許第4,986,164号明細書;米国特許第4,679,719号明細書;米国特許第8,011,547号明細書、米国特許第8,267,296号明細書、米国特許第8,267,297号明細書、米国特許第8,011,441号明細書、米国特許第8,387,718号明細書、米国特許第8,286,722号明細書、米国特許第8,230,941号明細書、及び米国特許第8,763,874号明細書;また、米国特許出願公開第2016/0288305号明細書及び米国特許出願公開第2018/0178361号明細書である。これらの文献は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
電子コントローラ50は、処理回路と、その処理回路によって実行可能な命令を含むメモリ回路と、工具の特定の入力条件を感知するための信号を送受信し、特定のアクティブデバイスに、それらの意図された機能を実行するように命令するための入力/出力(I/O)インターフェース回路と、を含むインテリジェントデバイスとなるように十分な回路を含むことが理解されるであろう。関連図面はこれらの電子回路を示していないが、それらは上記に列挙された特許の一部に開示されており、したがって参照により組み込まれている。より具体的には、電子コントローラ50は、信号を送受信して、(a)電気モータ40の動作状態を判定し、(b)トリガスイッチ及び安全接触スイッチ(これらの図面には具体的には示されていない)を判定し、(c)第1の所定の条件下で、ピストン80をその準備位置からその駆動位置へと移動させ、及び(d)第2の所定の条件下で、モータを作動して、リフタ100に、ピストンを駆動位置から準備位置へと移動させるように構成される。
上記の「第1の所定の条件」は、人間のユーザによるトリガ54の作動と、人間のユーザが工具の前端部(部分18における)をターゲットワークに対して押し付けたときに発生する安全接触要素の作動と、を含む。上記の「第2の所定の条件」は、ピストンが、駆動ストロークを受けて、ピストンストップ84におけるその駆動位置に到達したときに生じる。典型的なSencoのFUSION工具では、電子コントローラ50は、次にモータ40と自動的に係合して、リフタ100を回転させて、ピストンを、戻りストロークによってその準備位置に戻すことになる。これらの「第2の所定の条件」はまた、モータ40がロックされた回転子状態に入ったか否かを検出するための安全回路も含むことができ、その事象が検出された場合、電子コントローラ50は、モータ40を作動させるためのその制御信号を停止して、モータが過熱しないようにする。
可動部を有する、又は機能を実行する、本明細書に記載される任意の種類の製品(処理回路及びメモリ回路を有するコンピュータなど)は、単になんらかの無生物装置としてではなく、「マシン」と見なされるべきであることが更に理解されるであろう。そのような「マシン」装置は、電動工具、プリンタ、電子錠などを、それらの例示的な装置がそれぞれ特定の可動部を有するため、自動的に含むべきである。更に、有用な機能を実行するコンピュータ化された装置はまた、マシンと見なされるべきであり、そのような用語は、多くの場合、多くのそのような装置を説明するために使用され、例えば、ソリッドステート電話応答機は、可動部を有さなくてもよいが、周知の有用な機能を実行するため、それでも一般に「マシン」と呼ばれる。
更に、人間のユーザに情報を表示するためのディスプレイを含み、また、人間のユーザがコマンド又はデータを入力することができるように、「ユーザ操作入力回路」も含むコンピューティング製品が、「タッチスクリーンディスプレイ」として知られる1つのデバイスで提供され得ることが理解されるであろう。換言すれば、特許請求の範囲が「ディスプレイ」と、「ユーザ操作入力回路」とを2つの別個の要素として記載している場合、実際には、1つのタッチスクリーンディスプレイであることと全く同じである。タッチスクリーンディスプレイは通常、仮想キーパッドを含み、したがって、「ユーザ操作入力回路」は、典型的には、特にスマートフォン及びタブレットコンピュータ上の仮想キーパッドを含むことに留意されたい。更に、この状況において、用語「仮想」は、ハードウェアキーパッドではないことを意味し、より具体的には、「仮想」は、処理回路によって実行されているソフトウェアにより、ディスプレイスクリーン上に形成される(すなわち、「作成される」)ことを意味する。
本明細書で使用するとき、語句「物理的電子ハードウェア回路」は、任意の物理的形態の任意の種類の電子回路を指し、これは、純粋な電気的又は電子的構成要素を含み、また磁気構成要素及び光学構成要素などの他の種類のデバイスと組み合わされた電気的/電子的構成要素を含み、また、当然のことながら、LED及び空気を通して又は光ファイバを通して「光」信号を受信又は送信する光カプラのような光感知デバイスなどのインターフェース構成要素を含む。一般に、「物理的電子ハードウェア回路」は、典型的には、工具又は他のデバイスを制御するために使用することができるいくつかの種類の処理回路又は他の種類の論理回路を含むことになり、処理回路が本来のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む場合、典型的には、同じICチップ(マイクロコントローラ内など)に組み込まれるか、又は別個のICチップとして構築されるが処理回路と通信する、のいずれかであるメモリ回路が存在することになる。
本明細書で使用するとき、用語「近位」は、2つの物体がおそらくは互いに隣接するように、1つの物理的物体を第2の物理的物体と接近して配置する意味を有することができるが、それらの間に配置された第3の物体が存在しないことが必ずしも必要ではない。本明細書に開示される技術では、「雄型位置決め構造体」が「雌型位置決め構造体」の「近位」に配置されることになる場合が存在し得る。一般に、これは、2つの雄型構造体及び雌型構造体が互いに物理的に隣接することになることを意味し得る、又はこれは、それらが、2つの雄型構造体及び雌型構造体が連続的な表面に沿って実際に互いに触れるか否かにかかわらず、1つの構造体を互いに対して所定の方向に向けて、且つX−Y(例えば、水平及び垂直)位置に本質的に保持する特定のサイズ及び形状により、互いに対して「嵌合される」ことを意味し得る。又は、任意のサイズ及び形状の2つの構造体(雄型、雌型、又は他の形状かにかかわらず)は、それらが互いに物理的に隣接するか否かにかかわらず、互いに幾分近くに配置されてもよく、そのような関係は、依然として「近位」と呼ぶことができる。又は、特定の点に対する2つ以上の可能な位置は、スティックの端部「の付近に」又は「に」あるなど、物理的物体の正確な属性に関連して指定することができ、それらの可能な付近の/その位置の全ては、そのスティックの端部の「近位」と見なすことができる。更に、用語「近位」はまた、単一の物体に厳密に関連する意味を有することができ、単一の物体は、2つの端部を有してもよく、「遠位端」は、基準の対象点(又は領域)から幾分より遠く離れて配置された端部であり、「近位端」は、基準のその同じ対象点(又は領域)に幾分より接近して配置されることになる他方の端部である。
本明細書に記載及び/又は図示される様々な構成要素は、本明細書に開示される技術の原理から逸脱することなく、複数の部品で又はこれらの構成要素のそれぞれのための一体型部品としてを含む、様々な方法で製造することができることが理解されるであろう。例えば、以下の特許請求の範囲の列挙された要素として含まれる構成要素は、一体型部品として製造されてもよく、又はその構成要素は、一緒に組み立てられるいくつかの個々の部品の組み合わせ構造体として製造されてもよい。しかし、その「複数部品の構成要素」は、特許請求される列挙された要素が、本明細書では一体型構造体としてのみ記載及び図示されていると思われる場合であっても、請求項の解釈の侵害目的に対して特許請求された列挙された要素の範囲内に依然として入る。
「背景技術」及び「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において、参照により本明細書に組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本明細書に開示される技術に関する先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。
好ましい実施形態の前述の説明は、例示及び説明の目的のために提示されている。網羅的であること、又は本明細書に開示される技術を開示される正確な形態に限定することを意図するものではなく、本明細書に開示される技術は、本開示の趣旨及び範囲内で更に修正されてもよい。本明細書に記載又は図示した任意の実施例は、非限定的な実施例として意図されており、本明細書に開示される技術の趣旨及び範囲から逸脱することなく、上記の教示を考慮することで、実施例若しくは好ましい実施形態(単数又は複数)の多くの修正形態又は変形形態が可能である。実施形態(単数又は複数)は、本明細書に開示される技術の原理及びその実際的な適用を例示するために選択及び説明されており、それによって、当業者が、想到される特定の用途に適合するように、様々な実施形態において、且つ様々な修正と共に、本明細書に開示される技術を利用することを可能にする。したがって、本出願は、その一般原理を使用して本明細書に開示される技術の任意の変形、使用、又は適応を網羅することを意図する。更に、本出願は、本明細書に開示されるこの技術が関連し、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれる、当該技術分野において既知又は慣習的な実施の範囲内にあるように、本開示からのそのような逸脱を網羅することを意図している。
ここで図8を参照すると、締結具駆動工具の第3の実施形態が、概して参照符号300によって示されている。第1の実施形態10と同様に、この第3の実施形態の工具300は、主に、釘及びステープルなどの締結具を直線的に駆動するように設計されている。

Claims (14)

  1. 可動ピストン(80)を含むシリンダ(71)であって、前記ピストンの第1の側に可変変位容積部(76)を含み、前記ピストンの対向する第2の側に可変通気容積部(75)を含むシリンダ(71)と、
    前記ピストンと機械的に連通しているドライバ(90)と、
    前記ドライバをガイドするガイド本体(36)であって、前記ドライバによって前記ガイド本体の出口部分(18)へと駆動される締結具を受け入れるガイド本体(36)と、
    前記ドライバを駆動位置から準備位置に移動させるように構成されたリフタ(100)と、
    少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路を含む電子コントローラと、
    前記シリンダ及び前記ガイド本体を少なくとも一部分で覆っており、前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の少なくとも一部分を覆っているハウジング(20、22、24)と、を備える締結具駆動工具(10、200、300)において、
    少なくとも前記可変通気容積部と前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路との間に延びている空気通路(210、212、214、216、218、220)であって、前記ハウジングの少なくとも1つの通気口(262、264、266、362、364、366)まで更に延びていることにより、外部環境との空気連通をもたらす空気通路(210、212、214、216、218、220)を備える、ことを特徴とする締結具駆動工具(10、200、300)。
  2. 前記少なくとも1つの通気口(262、264、266、362、364、366)は、前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の近位にある、請求項1に記載の締結具駆動工具(10、200、300)。
  3. (a)(i)前記リフタ(100)を動かすように構成された電気モータ(40)と、
    (ii)前記ハウジングの一部分から延びており、前記電気モータを含むモータハウジング(202)と、を更に備える、
    又は、
    (b)前記少なくとも1つの通気口(262、264、266、362、364、366)は、前記電気モータ(40)の近位にあり、前記空気通路(210、212、214、216、218、220)は、前記電気モータと前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路との間に更に延びている、請求項1に記載の締結具駆動工具(10、200、300)。
  4. 可動ピストン(80)を含むシリンダ(71)であって、前記ピストンの第1の側に可変変位容積部(76)を含み、前記ピストンの対向する第2の側に可変通気容積部(75)を含むシリンダ(71)と、
    前記ピストンと機械的に連通しているドライバ(90)と、
    前記ドライバをガイドするガイド本体(36)であって、前記ドライバによって前記ガイド本体の出口部分へと駆動される締結具を受け入れるガイド本体(36)と、
    前記ドライバを駆動位置から準備位置に移動させるように構成されたリフタ(100)と、
    前記シリンダ及び前記ガイド本体を少なくとも一部分で覆っているハウジング(20、22、24)と、
    前記ハウジングの一部分から延びており、前記リフタを動かすように構成された電気モータ(40)を含むモータハウジング(202)と、を備える締結具駆動工具(10、200、300)において、
    少なくとも前記可変通気容積部と前記電気モータとの間に延びている空気通路(210、212、214、216、218、220)であって、前記ハウジングの少なくとも1つの通気口(262、264、266、362、364、366)まで更に延びていることにより、外部環境との空気連通をもたらす空気通路(210、212、214、216、218、220)を備える、ことを特徴とする締結具駆動工具(10、200、300)。
  5. 前記少なくとも1つの通気口(262、264、266、362、364、366)は、前記電気モータ(40)の近位にある、請求項4に記載の締結具駆動工具(10、200、300)。
  6. (a)少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路を含む電子コントローラであって、前記ハウジング(20、22、24)は、前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の少なくとも一部分を覆っている、電子コントローラを更に備える、
    又は、
    (b)前記少なくとも1つの通気口(262、264、266、362、364、366)は、前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の近位にあり、前記空気通路(210、212、214、216、218、220)は、前記電気モータ(40)と前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路との間に更に延びている、請求項5に記載の締結具駆動工具(10、200、300)。
  7. 加圧ガスを収容する主貯蔵チャンバ(74)と、
    可動ピストン(80)を含むシリンダ(71)であって、前記ピストンの第1の側に、前記主貯蔵チャンバと空気連通している可変変位容積部(76)を含み、前記ピストンの対向する第2の側に、外部環境と空気連通している可変通気容積部(75)を含むシリンダ(71)と、
    前記可動ピストンの前記第2の側に配置されたピストンストップ(84)であって、貫通開口部を示すピストンストップ(84)と、
    前記ピストンと機械的に連通しているドライバ(90)と、
    前記ドライバをガイドするガイド本体(36)であって、前記ドライバによって前記ガイド本体の出口部分(18)へと駆動される締結具を受け入れるガイド本体(36)と、
    前記ドライバを駆動位置から準備位置に移動させるように構成されたリフタ(100)と、
    処理回路、メモリ回路、及び入力/出力インターフェース回路を含む電子コントローラであって、少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路を含む電子コントローラと、
    前記主貯蔵チャンバ、前記シリンダ、及び前記ガイド本体を少なくとも一部分で覆っている主ハウジング(20、22、24)と、
    前記主ハウジングの第1の部分から延びているハンドル部分(12)であって、前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の少なくとも一部分を覆っている筐体(26)を含むハンドル部分(12)と、を備える締結具駆動工具(10、200、300)において、
    前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の近位にある、前記ハンドル部分の前記筐体の少なくとも1つの通気口(262、264、266、362、364、366)と、
    前記ピストンストップの前記貫通開口部から前記ハンドル部分の前記筐体まで延びている第1の空気通路(212)と、
    前記第1の空気通路と前記ハンドル部分の前記少なくとも1つの通気口との間で、前記ハンドル部分の前記筐体を通って延びている第2の空気通路(214)と、を備える、ことを特徴とする締結具駆動工具(10、200、300)。
  8. (a)(i)前記可動ピストン(80)の往復運動により、空気が、前記可変通気容積部(242)、前記ピストンストップの前記貫通開口部(232)、前記第1の空気通路(234)、前記第2の空気通路(236、346)、及び前記ハンドル部分の前記少なくとも1つの通気口(254、256、350)を通って移動し、
    (ii)前記移動する空気は、前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の周囲を通過して冷却する(238、252、354)、
    又は、
    (b)前記加圧ガスは、再使用され(250、352)、大気に排気されない、
    又は、
    (c)前記ドライバ(90)は、前記ピストンストップ(84)の前記貫通開口部内に延びている、
    又は、
    (d)前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の前記少なくとも一部分を覆っている前記ハンドル部分筐体(26)は、前記主ハウジング(20、22、24)の一部である、
    又は、
    (e)前記可変通気容積部を通って移動し、前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の周囲を通過して冷却する前記空気(242、238、252、354)は、
    (i)前記ピストンがその準備位置からその駆動位置に向かって移動するときに、第1の方向(242)に移動し、
    (ii)前記ピストンがその駆動位置からその準備位置に向かって移動するときに、実質的に反対の第2の方向(242)に移動し、
    これによって、往復ピストン運動の1回の動作サイクルの間に、熱伝達効果を2回達成する、請求項7に記載の締結具駆動工具(10、200、300)。
  9. (a)前記電子コントローラに電力を供給する電池パック(48)、
    又は、
    (b)(i)前記リフタ(100)を動かすように構成された電気モータ(40)と、
    (ii)前記主ハウジング(20、22、24)の第2の部分から延びている、前記電気モータを含むモータハウジング(202)と、を更に備える、
    又は、
    (c)前記電子コントローラは、信号を送受信して、
    (i)前記電気モータの動作状態を判定し、
    (ii)トリガスイッチ及び安全接触スイッチの動作状態を判定し、
    (iii)第1の所定の条件下で、前記ピストン(80)を前記準備位置から前記駆動位置へと移動させ、
    (iv)第2の所定の条件下で、前記モータを作動して、前記リフタに、前記ピストンを前記駆動位置から前記準備位置へと移動させるように構成されている、請求項7に記載の締結具駆動工具(10、200、300)。
  10. (a)前記リフタ(100)を動かすように構成された電気モータ(40)と、
    (b)前記主ハウジング920、22、24)の第2の部分から延びており、前記電気モータを含むモータハウジング(202)と、を有し、
    (c)前記電気モータの近位にあるファン(46)と、
    (d)前記モータハウジングの少なくとも1つの通気口(262、264、266、362、364、366)と、を更に備える、請求項7に記載の締結具駆動工具(10、200、300)。
  11. 前記ファンは、空気を、前記モータハウジング内(242、238、252、354)で、及び前記モータハウジングの前記少なくとも1つの通気口(262、264、266、362、364、366)を通じて、循環させ、それによって、空気交換を形成して、前記モータを冷却する、請求項10に記載の締結具駆動工具(10、200、300)。
  12. 加圧ガスを収容する主貯蔵チャンバ(74)と、
    可動ピストン(80)を含むシリンダ(71)であって、前記ピストンの第1の側に、前記主貯蔵チャンバと空気連通している可変変位容積部(76)を含み、前記ピストンの対向する第2の側に、外部環境と空気連通している可変通気容積部(75)を含むシリンダ(71)と、
    前記可動ピストンの前記第2の側に配置されたピストンストップ(84)であって、貫通開口部を示すピストンストップ(84)と、
    前記ピストンと機械的に連通しているドライバ(90)と、
    前記ドライバをガイドするガイド本体(36)であって、前記ドライバによって前記ガイド本体の出口部分(18)へと駆動される締結具を受け入れるガイド本体(36)と、
    前記ドライバを駆動位置から準備位置に移動させるように構成されたリフタ(100)と、
    処理回路、メモリ回路、及び入力/出力インターフェース回路を含む電子コントローラであって、少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路を含む電子コントローラと、
    前記主貯蔵チャンバ、前記シリンダ、及び前記ガイド本体を少なくとも一部分で覆っている主ハウジング(20、22、24)と、
    前記主ハウジングの第1の部分から延びているハンドル部分(26)であって、前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の少なくとも一部分を覆っている筐体を含むハンドル部分(26)と、
    前記リフタを動かすように構成された電気モータ(40)と、
    前記主ハウジングの第2の部分から延びており、前記電気モータを含むモータハウジング(202)と、を備える締結具駆動工具(10、200、300)において、
    前記モータハウジングの少なくとも1つの通気口(262、264、266、362、364、366)と、
    前記ピストンストップの前記貫通開口部から前記ハンドル部分の前記筐体まで延びている第1の空気通路(212)と、
    前記第1の空気通路と前記モータハウジングの底部との間で、前記ハンドル部分の前記筐体を通って延びている第2の空気通路(214)と、を備える、ことを特徴とする締結具駆動工具(10、200、300)。
  13. (a)(i)前記可動ピストンの往復運動により、空気が、前記可変通気容積部(242)、前記ピストンストップの前記貫通開口部(232)、前記第1の空気通路(234)、前記第2の空気通路(236、346)、及び前記モータハウジングの前記少なくとも1つの通気口(254、256、350)を通って移動し、
    (ii)前記移動する空気は、前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の周囲を通過して冷却し(238、252、354)、かつ前記電子モータを冷却し、
    又は、
    (b)前記加圧ガスは、再使用され(250、352)、大気に排気されない、
    又は、
    (c)前記ドライバ(90)は、前記ピストンストップ(84)の前記貫通開口部内に延びている、
    又は、
    (d)前記電子コントローラの前記少なくとも1つの物理的電子ハードウェア回路の前記少なくとも一部分を覆っている前記ハンドル部分筐体(26)は、前記主ハウジング(20、22、24)の一部である、
    又は、
    (e)前記電子コントローラは、信号を送受信して、
    (i)前記電気モータの動作状態を判定し、
    (ii)トリガスイッチ及び安全接触スイッチの動作状態を判定し、
    (iii)第1の所定の条件下で、前記ピストン(80)を前記準備位置から前記駆動位置へと移動させ、
    (iv)第2の所定の条件下で、前記モータ(40)を作動して、前記リフタ(100)に、前記ピストンを前記駆動位置から前記準備位置へと移動させるように構成されている、請求項12に記載の締結具駆動工具(10、200、300)。
  14. 前記電子コントローラに電力を供給する電池パック(48)を更に備える、請求項12に記載の締結具駆動工具(10、200、300)。
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