JP2021527337A - 自己組織化単分子膜を含む電子構成要素の生成のためのプロセス - Google Patents

自己組織化単分子膜を含む電子構成要素の生成のためのプロセス Download PDF

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Abstract

本発明は、式I
−(A−Z−(B−(Z−A−Sp−G (I)
式中出現する基は、請求項1に定義される意味を有する、
で表される化合物を使用する自己組織化単分子膜(SAM)を含む電気構成要素の生成のためのプロセスに関する;本発明はさらにまた、構成要素の電子スイッチング素子における使用に、およびSAMの生成のための化合物に関する。

Description

本発明は、スペーサー基およびアンカー基を含有するメソゲン性化合物を使用し、アンカー基が二級または三級アルコールのエステル誘導体である、自己組織化単分子膜(SAM)を含む電子構成要素の生成のためのプロセスに関する;本発明はさらにまた、構成要素の電子スイッチング素子における使用に、およびSAMの生成のための化合物に関する。
自己組織化単分子膜は、当業者に既知であり(F. Schreiber: "Structure and growth of self-assembling monolayers", Progress in Surface Science, Oxford, GB, Vol. 65, No. 5-8, 1 November 2000, 151-256頁)、および、例えば、有機エレクトロニクスにおける電極表面の改変に役立つ。
コンピュータ技術において、迅速な書込みおよび保存される情報への読込みアクセスを可能にする保存媒体が要求される。ソリッドステートメモリ(Solid-state memories)または半導体メモリは、移動する部品が全く不要であるため、特に早くかつ信頼できる保存媒体が達成されるのを可能にする。現在、主にダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)が使用されている。DRAMは、保存された情報への迅速なアクセスを可能にするが、この情報は定期的に更新されなければならず、それは保存された情報が電力供給が切断されるとき失われることを意味する。
先行技術はまた、電力供給が切断された後でさえも情報が保持されるフラッシュメモリまたは磁気抵抗メモリ(MRAM)などの不揮発性半導体を開示する。フラッシュメモリの不利な点は、書込みアクセスが比較的ゆっくり行われ、およびフラッシュメモリのメモリセルが永久に消去できないことである。フラッシュメモリの寿命は、典型的には最大百万読込み/書込みサイクルに限定される。MRAMはDRAMと同様のやり方において使用され得、および長い寿命を有するが、このタイプのメモリは難しい生成プロセスのせいで確立自体できていない。
さらなる代替手段はメモリスタに基づいて機能するメモリである。用語メモリスタ(memoristor)は、「メモリ(memory)」および「レジスタ(resistor)」という語の短縮であり、およびその電気抵抗を高い電気抵抗および低い電気抵抗の間で再現可能に変化させることができる構成要素を示す。夫々の状態(高い抵抗および低い抵抗)は供給電圧なしでさえ保持され、それは不揮発性メモリがメモリスタで達成され得ることを意味する。
電気的に切り替え可能な構成要素の重要な代替用途は、神経形態学的またはシナプスコンピューティングの分野で現れる。そこで追求されるコンピュータアーキテクチャにおいて、情報は、もはや古典的な様式において順次処理されることは意図されていない。むしろ、ねらいは、脳に類似した情報プロセシングを達成するために、高度に三次元的に連結した様式の回路を構築することである。このタイプの人工ニューロンネットワークにおいて、神経細胞(シナプス)間の生物学的な接続は、次いでメモリスタスイッチング素子によって表される。ある状況下で、追加の中間体状態(デジタル状態「1」および「0」の間)はまた、本明細書で具体的な利益になり得る。
WO 2012/127542 A1およびUS 2014/008601 A1は、例えば、2つの電極、および2つの電極間に配置される活性領域を有する有機分子のメモリを開示する。活性領域は、伝導度が電場の影響を受けて改変され得る伝導性の芳香族アルキンの分子の層を有する。酸化還元活性二ピリジニウム化合物に基づく同様の構成要素が、US 2005/0099209 A1に提案される。
伝導度または抵抗における変化に基づく既知のメモリは、単分子膜の分子を通じる電流の流れによって形成される遊離のラジカル中間体が原理的に分解プロセスを起こしやすく、それが構成要素の寿命に対する逆効果を有するという不利な点を有する。
Angew. Chem. Int. Ed. 51 (2012), 4658 (H.J. Yoon et al.)および J. Am. Chem. Soc. 136 (2014) 16 - 19 (H.J. Yoon et al.)は、電子ポテンシャルが極性末端基を含有するアルキル化合物の単分子膜を介して測定されるアレンジメントを記載している。かかる層のメモリスタ電子構成要素のスイッチング素子用の適性は、そこから導き出されることはできない;メソゲン性化合物はそこで言及されていないし、それらの適性も示唆されていない。
DE102015000120A1は、メモリスタデバイス用に好適である電子構成要素を開示している。構成要素は、電場において再配向できる分子の自己組織化単分子膜を含有する。
電場において配向され得る物質の重要なクラスは、メソゲン性化合物である。メソゲン性化合物は先行技術から既知であり、1以上のメソゲン性基を含有する化合物である。メソゲン性基は、その引きつけおよび反発相互作用の異方性に起因して、液晶(LC)メソ相を形成する低分子量物質に有意に貢献する分子の一部である(C. Tschierske, G. Pelzl, S. Diele, Angew. Chem. 2004, 116, 6340 - 6368)。極性置換基を持つメソゲン性化合物が電場において配向および再配向され得るという特性は、液晶ディスプレイの実用において利用される(Klasen-Memmer, M., and Hirschmann, H., 2014. Nematic Liquid Crystals for Display Applications. Handbook of Liquid Crystals. 3:II:4:1 - 25.)。
末端の極性アンカー基を含有するメソゲン性化合物は、先行技術から原理的に同じく既知である。JP 2007 177051 Aは、鉄酸化物ナノ粒子の誘導体化のために提案される正の誘電異方性を有するメソゲン性化合物を記載している;粒子への結合は、側鎖の末端に位置付けられるホスファート、ホスホナート、またはカルボキシラート基を介してここで行われる。WO 2013/004372 A1およびWO 2014/169988 A1は、末端のヒドロキシル基を持つメソゲン性化合物を開示し、および液晶のホメオトロピック配向をねらいとした液晶ディスプレイのための基板の誘導体化に役立つ。極性アンカー基を含有する誘電的に中性および正のメソゲン性化合物の対応する使用が、JP2005/002164 Aに開示されている。
SAMの生成のための上述のDE102015000120A1に記載のプロセスは、適用される化合物を含有する溶媒がゆっくり蒸発する、ディップコーティングまたはT−BAG法として既知のプロセスである(E. L. Hanson et al., J. Am. Chem. Soc. 2003, 125, 16074-16080を参照)。これらの長いプロセスは、商業利用のために極めて好適ではない。工業的に使用可能なプロセスは、とりわけ、スピンコーティング、さらにまたスプレーコーティング、スロット−ダイコーティング、および従来の印刷プロセス、例えば、インクジェット印刷、スクリーン印刷、マイクロコンタクトスタンプ印刷など、および加えて、気相からの堆積である。とりわけ、アンカー基として遊離の酸基を含有する単分子膜を形成する化合物の使用に際して、それらは高度に極性の溶媒、例えば、THF、エタノールまたはイソプロパノールなどにのみ充分に可溶性であるという問題が生じる。これらの溶媒は基板に結合するための単分子膜を形成する化合物と競合し、およびよって単分子膜の品質を低減する。
上述のプロセスのための工業的に使用可能な溶媒の選択は、限定される。かかる溶媒の例は、非極性溶媒、炭化水素(デカリン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素(クロロベンゼン、トリクロロエチレン、Solkan-365(HFC-365mfc、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン)など、または弱い極性エステル、エーテルおよびケトン(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート(PGMEA)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、メチルアミルケトン(MAK)、酢酸エチル、メチルtert−ブチルエーテル(MTBE)、シクロヘキサノン)である。これらの溶媒の不利な点は、SAMの生成のための先行技術からの化合物、特に強い極性、酸性アンカー基、例えば、ホスホン酸基などを含有する化合物の場合の乏しい可溶性である。
気相からの堆積のためには、化合物が単分子膜の形成のため分解することなく蒸発され得る必要があり、それはしばしば、とりわけスルホン酸およびホスホン酸などの遊離の酸の場合において、強い酸性基が物質の加熱時に自触媒分解を引き起こし得るため、問題を表す。
達成されるべき目的は、改善された構成要素の生成のためのプロセスを指し示すことにある。
さらなる目的は、従来のメモリ産業、とりわけスピンコーティングまたは気相からの堆積における方法を使用して構成要素の生成に好適である新規化合物を探すことである。
今や、これらの目的は、構成要素が独立した請求項1に従うプロセスによって生成される場合、少なくとも一部において、達成され得ることが見出された。
本発明は、構成要素の生成のためのプロセスであって、少なくとも以下のステップ:
(1)基板表面を有する基板の提供、
(2)基板表面への式Iで表される1以上の化合物を含む溶液の適用、
(3)基板の60〜300℃の範囲の温度までの加熱、
を含み、
ここで、式Iは、以下:
−(A−Z−(B−(Z−A−Sp−G (I)
式中
は、H、1〜15個のC原子を有するアルキルまたはアルコキシラジカルを示し、ここで、加えて、これらのラジカル中の1以上のCH基が、各々、相互に独立して、−C≡C−、−CH=CH−、
Figure 2021527337

−O−、−S−、−CFO−、−OCF−、−CO−O−、−O-CO−、−SiR00−、−NH−、−NR−または−SO−によってO原子が相互に直接結合しないように置き換えられていてもよく、およびここで、加えて、1以上のH原子が、ハロゲン、CN、SCNまたはSFによって置き換えられていてもよく、
、R00は、同一にまたは異なって、1〜15個のC原子を有するアルキルまたはアルコキシラジカルを示し、ここで、加えて、1以上のH原子が、ハロゲンによって置き換えられていてもよく、
、Aは、各出現において、同一にまたは異なって、4〜25個の環原子を有する芳香族、ヘテロ芳香族、脂環式またはヘテロ脂肪族環を示し、それはまた縮合環を含有してもよく、および、Yによってモノ置換またはポリ置換されていてもよく、
Yは、各出現において、同一にまたは異なって、F、Cl、CN、SCN、SF5、または1〜12個のC原子を有する直鎖または分枝の、各場合において任意にフッ素化されたアルキル、アルコキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシまたはアルコキシカルボニルオキシを示し、
は、
Figure 2021527337

Figure 2021527337

を示し、ここで、基は、両方向に配向されていてもよく、
〜Lは、相互に独立して、F、Cl、Br、I、CN、SF、CFまたはOCF、好ましくはClまたはFを示し、ここで、Lはまた、代替的にHを示してもよく、
、Zは、各出現において、同一にまたは異なって、単結合、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CHO−、−OCH−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−CF−、−CF−CF−、−CF−CH−、−CH−CF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CF=CH−、−CH=CF−、−(CHO−、−O(CH−、−C≡C−、−O−、−S−、−C=N−、−N=C−、−N=N−、−N=N(O)−、−N(O)=N−または−N=C−C=N−を示し、
Spは、スペーサー基または単結合を示し、
Gは、−SOOR、−OP(O)(OR、−PO(OR、−C(OH)(PO(OR、−COORまたは−Si(ORを示し、
は、3〜20個のC原子を有する二級または三級アルキルを示し、
rおよびsは、相互に独立して、0、1、2または3を示し、
ここで、r+s≦4、および
nは、0または1を示す、
のとおり定義される、前記プロセスに関する。
本発明はさらにまた、2つのスイッチング状態の採用のために形成および設定される自己組織化単分子膜を含有する電子素子用の構成要素であって、ここで、構成要素は本発明に従う上述のプロセスによって生成されており、ただし、自己組織化単分子膜は上述の式Iで表される1以上の化合物から生成されており、ここで、nは1に等しく、および他の基およびパラメータは請求項1に指し示された意味を有する、前記構成要素に関する。
本発明はさらにまた、本発明に従う構成要素のメモリスタ電子スイッチング素子における使用に関する。
本発明はさらにまた、式IA
−(A−Z−B−(Z−A−Sp−G (IA)
式中出現する基およびパラメータは、上記に指し示された意味を有する、
で表される化合物に関する。
式Iおよび式IAで表される化合物は上述の溶媒に高度に可溶性であり、それは工業的に使用可能なプロセス、例えばスピンコーティングなどに使用される。よって、本発明に従うプロセスは、メモリーチップの工業生産において確立されたとおりの条件下で採用され得る。このように生成される構成要素は優れた適用特性を有し、とりわけそれらはメモリスタデバイスのためのスイッチング素子の生成に好適であり、およびシリコンエレクトロニクス(CMOS)の標準的な方法およびプロセス、スイッチングパラメータおよび設計ルールに適合する。このような生成されるスイッチング素子は、「疲労減少」なく、スイッチング操作の高い程度の可逆性を有する。
驚くべきことに、本プロセスによって生成される構成要素は、対応する遊離のプロトン性(酸性)化合物(ここで、例えば、Gは−P(O)(OH)を示す)の使用を介して同じ有利な適用特性を有することが見出された。
式IAで表される化合物は、好ましくはメソゲン性であり、および負の誘電異方性を有する。
図面の簡単な説明
図1は、本発明に従うプロセスによって生成される構成要素の電流/電圧曲線を示す。 図2は、ホスホン酸アンカー基を含有する比較化合物を用いたディップコーティングによって生成される構成要素の電流/電圧曲線を示す。
用語「メソゲン性基」は、当業者に既知であり、およびC.Tschierske, G.Pelz, S.Diele, Angew, Chem, 2004, 116, 6340-6368に従って、その引きつけおよび反発相互作用の異方性に起因して、液晶メソ相を形成する低分子量またはポリマー性物質に有意に貢献する分子または高分子として定義される。メソゲン性基の大多数は、剛直な棒形状または円盤形状単位からなる。
メソゲン性化合物(略して「メソゲン」)は、1以上のメソゲン性基を含有することにおいて特徴付けられる。本明細書のメソゲン性化合物は、必ずしも液晶相自体を有する必要はない。
一軸メソゲン性化合物の誘電異方性Δεは、分子の長手方向軸に平行な誘電率
Figure 2021527337

と垂直な誘電率
Figure 2021527337

との差として定義される。誘電的に負の化合物の場合、
Figure 2021527337

となる。
本発明の意味におけるアンカー基は、それを用いてメソゲン性化合物が物理吸着、化学吸着によってまたは化学反応によって基板の表面に吸着または結合する官能基である。
本発明の意味におけるスペーサー基は、メソゲン性基およびアンカー基の間のこれらの基礎構造間の分離を引き起こす柔軟な鎖であり、およびその柔軟性のために、同時に基板に結合した後のメソゲン性基の可動性を改善する。
本発明の意味における材料は、上に定義されるとおりの式Iで表される1以上の化合物を90〜100%の総濃度において含む。材料は、好ましくは、式IAで表される1以上の化合物を50%〜100%の総濃度において含む。材料は、自己組織化単分子膜の形成に好適である、好ましくは式Iの対応する遊離のホスホン酸およびスルホン酸から選択される5%までのさらなる表面活性化合物を含んでもよい。
がアルキルラジカルを表す場合、これは、直鎖または分枝であり、および1〜15個のC原子を有する。Rは、好ましくは直鎖であり、および別様に指し示されない限り、1、2、3、4、5、6または7個のC原子を有し、および結果的に好ましくはエチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシルまたはヘプチルである。
がアルコキシラジカルを表す場合、これは、直鎖または分枝であり、および1〜15個のC原子を含有する。Rは、好ましくは直鎖であり、および別様に指し示されない限り、1、2、3、4、5、6または7個のC原子を有し、および結果的に好ましくはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシまたはヘプトキシである。
式IにおけるRはさらにまた、直鎖または分枝であり、および少なくとも1のC−C二重結合を含有する、2〜15個のC原子を有するアルケニルラジカルであり得る。それは、好ましくは直鎖であり、および2〜7個のC原子を有する。結果的に、それは、好ましくはビニル、プロパ−1−または−2−エニル、ブタ−1−、−2−または−3−エニル、ペンタ−1−、−2−、−3−または−4−エニル、ヘキサ−1−、−2−、−3−、−4−または−5−エニル、へプタ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−または−6−エニルである。C−C二重結合の2個のC原子が置換される場合、アルケニルラジカルはEおよび/またはZ異性体(トランス/シス)の形態であり得る。一般に、夫々のE異性体が、好ましい。アルケニルラジカルのうち、プロパ−2−エニル、ブタ−2−および−3−エニル、およびペンタ−3−および−4−エニルが、具体的に好ましい。分子の層の活性化のねらいを有する本発明のさらなる側面に従う使用のためのアルケニルラジカルのうち、末端のアルケニルが好ましい。
式IにおけるRはまた、直鎖または分枝であり、および少なくとも1のC−C三重結合を含有する、2〜15個のC原子を有するアルキニルラジカルであり得る。1−および2−プロピニルおよび1−、2−および3−ブチニルが、好ましい。
好ましいアリール基は、例えば、親構造ベンゼン、ナフタレン、テトラヒドロナフタレン、9,10−ジヒドロフェナントレン、フルオレン、インデンおよびインダンに由来する。
好ましいヘテロアリール基は、例えば、5員環、例えば、フラン、チオフェン、セレノフェン、オキサゾール、イソオキサゾール、1,2−チアゾール、1,3−チアゾール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,5−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,3−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,2,5−チアジアゾールおよび1,3,4−チアジアゾールなど、6員環、例えば、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,3,5−トリアジン、1,2,4−トリアジンおよび1,2,3−トリアジンなど、または縮合環、例えば、インドール、イソインドール、インドリジン、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾトリアゾール、プリン、ナフトイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ナフトオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ジベンゾフラン、チエノ[2,3b]チオフェン、チエノ[3,2b]チオフェン、ジチエノチオフェン、イソベンゾチオフェン、ジベンゾチオフェン、ベンゾチアジアゾチオフェン、2H−クロメン(2H−1−ベンゾピラン)、4H−クロメン(4H−1−ベンゾピラン)およびクマリン(2H−クロメン−2−オン)など、またはこれらの基の組み合わせである。
好ましいシクロ脂肪族基は、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、シクロヘプタン、デカヒドロナフタレン、ビシクロ[1.1.1]ペンタン、ビシクロ[2.2.2]オクタン、スピロ[3.3]ヘプタンおよびオクタヒドロ−4,7−メタノインダンである。
好ましいヘテロ脂肪族基は、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、テトラヒドロチオフラン、ピラン、ジオキサン、ジチアン、シリナン、ピペリジンおよびピロリジンである。
およびAは、相互に独立して、および同一にまたは異なって、各出現において、具体的に好ましくは、以下の基:
a)1,4−フェニレン、ここで、加えて、1または2のCH基はNによって置き換え得られていてもよく、およびここで、加えて、1以上のH原子はYによって置き換えられていてもよい、
b)トランス−1,4−シクロヘキシレンおよび1,4−シクロヘキセニレンからなる基、ここで、加えて、1以上の非隣接CH基は−O−および/または−S−によって置き換えられていてもよく、およびここで、加えて、1以上のH原子はYによって置き換えられていてもよい、および
c)1,3−ジオキソラン−2,4−ジイル、テトラヒドロフラン−2,5−ジイル、シクロブタン−1,3−ジイル、1,4−ビシクロ[2.2.2]オクタンジイル、ピペリジン−1,5−ジイルおよびチオフェン−2,5−ジイルからなる基、ここで、加えて、1以上のH原子はYによって置き換えられていてもよい、
ここで、Yは式Iの下で上記に指し示された意味を有し、および好ましくはF、Cl、CNまたはCFを示す、
から選択される。
式Iにおいて、Spは、好ましくはスペーサー基を示す。
好ましいスペーサー基Spは式Sp’−X’から選択され、したがってラジカルG−Sp−は式G−Sp’−X’−に対応する、式中
Sp’は、1〜20個、好ましくは1〜12個のC原子を有する直鎖または分枝のアルキレンを示し、それはF、Cl、Br、IまたはCNによって任意にモノ置換またはポリ置換されており、およびここで、加えて、1以上の非隣接CH基は、各々、相互に独立して、Oおよび/またはS原子が相互に直接結合しないように、O−、−S−、−NH−、−NR−、−SiR00000−、−CO−、−COO−、−OCO−、−OCO−O−、−S−CO−、−CO−S−、−NR00−CO−O−、−O−CO−NR00−、−NR00−CO−NR00−、−CH=CH−または−C≡C−によって置き換えられていてもよく、
X’は、−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−O−COO−、−CO−NR00−、−NR00−CO−、−NR00−CO−NR00−、−OCH−、−CHO−、−SCH−、−CHS−、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CFCH−、−CHCF−、−CFCF−、−CH=N−、−N=CH−、−N=N−、−CH=CR00−、−CY=CYx’−、−C≡C−、−CH=CH−COO−、−OCO−CH=CH−または単結合を示し、
00およびR000は、各々、相互に独立して、Hまたは1〜12個のC原子を有するアルキルを示し、および
およびYx’は、各々、相互に独立して、H、F、ClまたはCNを示し、
X’は、好ましくは、−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−O−COO−、−CO−NR−、-NR-CO−、−NR−CO−NR−または単結合を示す。
好ましいスペーサー基Sp’は、−(CHp1−、−(CFp1−、−(CHCHO)q1−CHCH−、−(CFCFO)q1−CFCF−、−CHCH−S−CHCH−、−CHCH−NH−CHCH−または−(SiR00000-O)p1−であり、ここで、p1は1〜12の整数であり、q1は1〜3の整数であり、およびR00およびR000は上記に指し示された意味を有する。
具体的に好ましい基−X’−Sp’−は、−(CHp1−、−O−(CHp1−、−(CFp1−、−O(CFp1−、−OCO−(CHp1−および−OC(O)O−(CHp1−であり、ここでp1は上記に指し示された意味を有する。
具体的に好ましい基Sp’は、例えば、各場合において、直鎖のエチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、へプチレン、オクチレン、ノニレン、デシレン、ウンデシレン、ドデシレン、オクタデシレン、パーフルオロエチレン、ペルフルオロプロピレン、ペルフルオロブチレン、ペルフルオロペンチレン、ペルフルオロヘキシレン、ペルフルオロへプチレン、ペルフルオロオクチレン、ペルフルオロノニレン、ペルフルオロデシレン、ペルフルオロウンデシレン、ペルフルオロドデシレン、ペルフルオロオクタデシレン、エチレンオキシエチレン、メチレンオキシブチレン、エチレンチオエチレン、エチレン−N−メチルイミノエチレン、1−メチルアルキレン、エテニレン、プロペニレンおよびブテニレンである。
具体的に好ましい式IAの従属式は、下記に示される従属式IAa〜IAf:
−B−Sp−G IAa
−(A−Z)−B−Sp−G IAb
−(A−Z−B−Sp−G IAc
−B−(Z−A)−Sp−G IAd
−B−(Z−A−Sp−G IAe
−(A−Z)−B−(Z−A−)−Sp−G IAf
式中R、A、A、B、Z、Z、SpおよびGは、上記に指し示された意味を有し、および好ましくは
およびAは、
Figure 2021527337

を示し、
は、
Figure 2021527337

を示し、
ここで、基は、両方向に配向されていてもよく、
は、1〜15個のC原子を有する、好ましくは1〜7個のC原子を有するアルキル、とりわけCH、C、n−C、n−C、n−C11、n−C13またはn−C15を示し、
およびLは、相互に独立して、ClまたはFを示し、
は、Fを示し、
およびYは、相互に独立して、H、ClまたはFを示し、
、Zは、相互に独立して、単結合、−CFO−、−OCF−、−CHO−、OCH−または−CHCH−を示し、
Spは、1〜12個のC原子を有する非分枝の1,ω−アルキレンを示し、
Gは、−CH=CH2、−OH、−SH、−SOOH、−OP(O)(OH)、−PO(OH)、−COH(PO(OH)、−COOH、−Si(OR)または−SiClを示す、
である。
さらなる好ましい態様において、式IAa〜IAfで表される化合物において、
Spは、1〜12個のC原子を有する非分枝の1,ω−ペルフルオロアルキレンを示し、
ここで、R、A、A、B、Z、ZおよびGは、上記に指し示された意味を有する。
極めて具体的に好ましい式IAの従属式は、従属式IAa、IAbおよびIAdである。
さらなる態様において、本発明に従う単分子膜の生成のための材料は、加えて、式Ig
−G Ig
式中Rは式Iの下で上記にRについて指し示された意味を有し、およびGは式Iの下で上記に指し示された意味を有する、
で表される1以上の化合物を含む。
式Igで表される1以上の化合物は、好ましくは式Ig−1〜Ig−3
Figure 2021527337
式中
Gは、PO(ORまたは−SOORを示し、
は、3〜20個のC原子を有する二級または三級アルキルを示し、
rは、1〜20の整数を示し、
sは、1〜18の整数を示し、および
tは、1〜4の整数を示す、
で表される化合物から選択される。
好ましい式IAa〜IAfで表される化合物の例は、下記:
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
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Figure 2021527337
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Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
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Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
式中RおよびGは、上記に指し示された意味を有し、および好ましくは
は、1〜7個のC原子を有するアルキルを示し、
Gは、−SOORまたは−PO(ORを示し、
は、イソプロピルまたはtert−ブチルラジカルを示し、および
vは、1〜12、好ましくは2〜7の整数を示す、
に示される。
また記載によってカバーされるものは、式IAで表される化合物であって、従属式IAa−1〜IAa−14、IAb−1〜IAb−34、IAc−1〜IAc−44、IAd−1〜IAd−38、IAe−1〜IAe−44およびIAf−1〜IAf−18において、基−C2v−が基−C2v−によって置き換えられている、前記化合物である。
本発明に従うプロセスは、下記に記載のとおり、分子が原子層堆積(ALD)およびこれに続く金属化用に化学的に活性化され得る反応基を含有する分子層の生成に具体的に好適である。
自己組織化単分子膜(SAM)は、M. Hashemi, F. Sadat, B. R. Birchansky, S. F. Bent, ACS Appl. Mater. Interfaces 2016, 8, 33264 - 33272に記載のとおり、ALDによる他の材料の堆積に対する表面の選択的な不動態化のためにCMOS技術において頻繁に使用される。SAMにおけるALD堆積を促進または単純化するために、後のプロセスステップにおいてこのタイプのSAM不動態化表面を再活性化できることが所望される。とりわけ、SAMをベースとした電気的に切り替え可能なトンネル接合のために、極めて有用なプロセスは、SAMの高感度の有機化合物をこれに続くSAM表面上の金属堆積の間の高温および反応性試剤に対して保護するために、穏やかなALD条件下で緩衝層の形成を促進するものである。金属層のSAM上への直接的な堆積は、極めて少数の金属でのみ可能であり、加えて、しばしば、電子構成要素の信頼性のあるおよび容易に再現可能な生成に好適ではない。蒸着によってSAM上へ堆積される一例は、鉛である。典型的な問題は、高感度のSAMへの熱的損傷およびSAMを通じた上部の電極金属の移動および下部の電極材料との反応である。SAM上のALDによって堆積されたスズ酸化物または窒化物層の使用は、高感度の有機物質を保護し、障壁層として作用し、すべてのタイプの材料堆積プロセスのための核形成層を提供する。
SAMによって誘導体化される表面は、出発物質の極めて高い濃度または分圧のみでの、例えば、アルミニウム酸化物および他の酸化物のALDを可能にする(cf. S. Seo, B.C. Yeo, S.S. Han, C.M. Yoon, J.Y. Yang, J. Yoon, C. Yoo, H.-J. Kim, Y.-B. Lee, S.J. Lee et al., ACS Appl. Mater. Interfaces, 2017)。かかる高い分圧は、危険であり得(例えば、プロセスガスとして高度に引火性のトリメチルアルミニウムを用いる)およびエリア選択的堆積の観点において、他の表面と比較して単分子膜の化学的選択性の利点を低減し得る。したがって、分子の層は、本明細書に記載のとおり、まずALDインヒビターとして使用され、これに続く活性化が、正常なプロセス条件下でALDを促進する。SAMの誘導体化のための好ましい反応基は、アルケニル基である。アルケニル末端SAMおよびSAM前駆体は、例えば、M. C. Campos, J. M. J. Paulusse, H. Zuilhof, Chem. Comm. 2010, 46, 5512 - 5514に記載のとおり、原理的に既知であり、または、市販のもの、例えば、アリルトリクロロシラン(CAS No.107-37-9)および10−ウンデセニルホスホン酸(CAS No.867258-92-2)などでもある。
アルケニル基を含有するSAMの活性化は、例えば、二級オゾニドの生成のための、T. M. McIntire, O. Ryder, B. J. Finlayson-Pitts, J. Phys. Chem. C 2009, 113, 11060 - 11065の方法によりオゾンを使用して行われ、それは、これに続くJ. Huang, M. Lee, A. Lucero and J. Kim, Chem. Vap. Deposition 2013, 19, 142 - 148の方法により気相におけるトリメチルアルミニウムを用いた処置によって誘導体化される。
オゾニドはまた、好適な揮発性還元剤(アルキルスルフィドまたはアルキルホスフィン)であって、酸化物が同じく揮発性である(例ジアルキルスルホン、トリアルキルホスフィン酸化物)、前記剤を使用して、例えばアルデヒドへの中間体ステップを介して減少され得る(スキーム1を参照)。反応は、下記のスキーム1に表される。
スキーム1
Figure 2021527337
酸化物Al、TiO、ZrO、HfO、ITO、AZO、IGZOまたはIGOなど、窒化物(TiN、TaNまたはSi)、または金属W、Mo、Co、Cr、Al、Cu、AgまたはRuなどは、ALDによって酸化的に活性化されたSAM上に堆積され得る(スキーム1:「ALD生成物」)。
さらなる層が続いてALDによってSAM上に堆積された層へ適用され得ることが続いて可能である。このケースにおいて、金属、または別の伝導性または半伝導性材料が適用される。このさらなる層の適用のための好ましい方法は、物理気相堆積(蒸着、スパッタリング、等々)、化学気相堆積、およびALDである。
本発明のさらなる側面によると、以下のステップ:
(1)基板表面を有する基板の提供、
(2)基板表面上への式IBで表される1以上の化合物を含む溶液の適用、
(3)基板の60〜300℃の範囲の温度までの加熱、
(4)オゾンを用いた表面の処置、
を含み、
ここで、式IBは、以下:
Figure 2021527337

式中
およびRは、相互に独立して、H、F、Cl、1〜6個のC原子を有するアルキルまたはアルコキシ、好ましくはHまたはCH、具体的に好ましくはHを示し、
Sp’は、1〜20個のC原子を有する直鎖または分枝または環状アルキレンを示し、ここで、1以上のH原子はFまたはCHによって置き換えられていてもよく、およびここで、1以上の非隣接CH基はO、好ましくは直鎖のアルキレン、好ましくは1〜15個のC原子を有する、とりわけ2〜10個のC原子を有する直鎖のアルキレンによって置き換えられていてもよく、
およびここで、他の基およびパラメータは請求項1において式Iについて指し示された意味を有し、ただし、アンカー基Gはビニルではない、
のとおり定義される、プロセスが提供される。
好ましい式IBで表される化合物は、式IAについて上記で定義された従属式であって、式中基Rが、各場合において、
Figure 2021527337

を示し、
式中R、RおよびSp’は、式IBについて指し示された意味を有する、
前記式のようなものである。
好適な基板は、当業者に既知である。具体的に好ましい基板は、以下:
− 元素半導体、Si、Ge、C(ダイヤモンド、グラファイト、グラフェン、フラーレン)、α-Sn、B、SeおよびTeなど;
− 化合物半導体、好ましくは
− III−V族半導体、とりわけGaAs、GaP、InP、InSb、InAs、GaSb、GaN、TaN、TiN、MoN、WN、AlN、InN、AlGa1−xAsおよびInGa1−xNi、
− II−VI族半導体、とりわけZnO、ZnS、ZnSe、ZnTe、CdS、CdSe、CdTe、Hg(1−x)Cd(x)Te、BeSe、BeTeおよびHgS;
− III−VI族半導体、とりわけGaS、GaSe、GaTe、InS、InSeおよびInTe、
− I−III−VI族半導体、とりわけCuInSe、CuInGaSe、CuInSおよびCuInGaS
− IV−IV族半導体、とりわけSiCおよびSiGe、
− IV−VI族半導体、とりわけSeTe;
− 有機半導体、とりわけポリチオフェン、テトラセン、ペンタセン、フタロシアニン、PTCDA、MePTCDI、キナクリドン、アクリドン、インダントロン、フララントロン、ペリノン、AlQ、および混合系、とりわけPEDOT:PSSおよびポリビニルカルバゾール/TLNQ錯体;
− 金属、とりわけTa、Ti、Co、Mo、Pt、Ru、Au、Ag、Cu、Al、WおよびMg;
− 伝導性酸化性材料、とりわけインジウムズズ酸化物(ITO)、インジウムガリウム酸化物(IGO)、InGa−α−ZnO(IGZO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、ズズドープ酸化亜鉛(TZO)、フッ素ドープズズ酸化物(FTO)およびアンチモンズズ酸化物;
− 金属酸化物(SiO、Al、TiO、HfOおよびZrO);
− 金属窒化物(Si、TaNおよびTiN);
− 混合金属酸窒化物(TiNおよびTaN)、
から選択される。
代替態様において、基板表面は、基板からの異なる材料からなるコーティングを有する。層の厚さは、好ましくは0.5〜5nmである。かかる層の生成のための方法は当業者に既知であり、原子層堆積、化学気相堆積、または酸化的または還元的プラズマを用いた、好ましくは酸素プラズマを用いた処置などの方法が優先される。コーティングは、具体的に安定した自己組織化単分子膜の形成に好適であり、および好ましくは、1以上の金属または半金属の酸化物および/または窒化物、具体的に好ましくはSiO、Al、HfO、TiO、TiNまたはTiNからなる。
本発明に従うプロセスにおいて、基板への材料の溶液の適用は、表面のコーティングのための従来の方法、ディップコーティング、ナイフコーティング、スプレーコーティング、ローラーコーティング、スピンコーティング、さらにまたスプレーコーティング、スロット−ダイコーティングなど、および従来の印刷プロセス、例えば、インクジェット印刷、スクリーン印刷、マイクロコンタクトスタンプ印刷などによって、および加えて気相からの堆積によって行われ得る。スピンコーティングおよび気相からの堆積が好ましい。
溶液の適用後、まず溶媒が、例えば20℃より高い温度まで温めることによっておよび/または1000hPaより低い、好ましくは750hPaより低い減圧下、および/または不活性ガスの蒸気下で除去される。続いて、基板が、60〜300℃の範囲の温度、好ましくは100℃〜250℃、具体的に好ましくは140℃〜180℃の範囲の温度まで加熱される。理論に束縛されることなく、式Iの二級または三級エステルは加熱時にアルケンを除去し、および次いで遊離の酸の形態になり、それは次いで化学吸着によって、とりわけ付加反応または縮合反応によって基板へ結合することが考えられる。
次いで、構成要素は、反応生成物および過剰の材料から、好適な溶媒、例えばイソプロパノールまたはテトラヒドラフランを用いて、任意に超音波の作用下で、洗浄することによって清浄にされ、および上に記載のとおり再度乾燥される。
好ましい態様において、基板は、単分子膜の堆積後にアニールされる。アニーリングは、20℃より高いおよび300℃より低い、好ましくは50℃より高いおよび200℃より低い、具体的に好ましくは90℃より高いおよび150℃より低い温度で行われる。アニーリングの持続時間は、10分〜48時間、好ましくは1〜24時間、具体的に好ましくは4〜16時間である。
代替態様において、材料の堆積は、500hPa未満、好ましくは200hPa未満、具体的に好ましくは50hPa未満の圧力で気相から行われる。材料は、分解が生じない温度でその場所で気化する。この温度の決定は当業者に既知であり、好適な方法は、例えば、示差熱量測定である。
一般式Iで表される化合物は、文献(例えば、Houben-Weyl, Methoden der organischen Chemie [Meth-ods of Organic Chemistry], Georg-Thieme-Verlag, Stuttgartなどの標準的な著作物)に記載のとおり、それ自体既知の方法によって、正確には既知でありおよび該反応に好適な反応条件下で、調製され得る。本明細書でより詳細には言及されない、それ自体既知の変形の使用も本明細書でなされ得る。
所望される場合、出発材料はまた、それらを反応混合物から単離せず、代わりにそれらをさらに一般式Iで表される化合物へ即座に変換することによってin situで形成され得る。
本発明に従う一般式Iで表される化合物の合成は、例における例示的な項目に記載される。出発物質は、一般に利用可能な文献の手順によって得られ得るか、または市販のものである。
本発明に従う化合物の具体的に好適な合成経路は、スキーム1および2を参照して下記に例示され、および実施例を参照してより詳細に説明されるが、それによってそれらを制限するものではない。
式Iのホスホン酸エステルは、標準的なプロセス(スキーム1および2)によって対応するホスホン酸から調製され得る。これは、例えば、A. K. Purohit, D. Pardasani, V. Tak, A. Kumar, R. Jain, D. K. Dubey, Tetrahedron Lett. 2012, 53, 3795-3797によって、ポリマー結合トリフェニルホスフィン/ヨウ素などの好適な縮合試剤の存在下、酸およびアルコールから、またはT. Hara, S. R. Durell, M. C. Myers, D. H. Appella, J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 1995-2004の方法によって、tert−ブチルトリクロロアセチミダートなどの活性化されたアルコールを用いた反応によって、酸から行われる。
スキーム1:
Figure 2021527337
式Iのスルホン酸エステルは、例えば、Z. Guan, X. Chai, S. Yu, Q. Meng, Q. Wu, Chem. Biol. Drug Des. 2010, 76, 496-504に記載のとおり、塩基、例えばトリエチルアミンの存在下、アルコールを用いた反応によって、酸塩化物を介して調製される。別のプロセス、とりわけ二級アルキルスルホナートの調製のためのものは、I. Galyker, W. C. Still, Tetrahedron Lett. 1982, 23, 4461-4464, the Mitsunobu condensationに従う。
スキーム2:
Figure 2021527337
本発明は、本明細書に記載される例示的な態様およびそこで強調される側面に制限されない。むしろ、当業者の行為の範囲内である多数の改変が、請求項によって指し示される範囲内で可能である。

1.合成例
例1:ジ−tert−ブチル(3−(2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェノキシ)プロピル)ホスホナート
ステップ1:1−(3−ブロモプロポキシ)−2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)ベンゼン
Figure 2021527337
2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェノール(7.6g、27mmol)を、アセトン(80ml)に溶解し、無水炭酸カリウム(20.0g、150mmol)および1,3−ジブロモプロパン(20.4g、10.4ml、105mmol)を添加し、混合物を12時間還流下で加熱する。バッチを濾過し、蒸発させ、残渣をジクロロメタン:n−ペンタン(1:10)を用いてシリカゲルでクロマトグラフすることによって、1−(3−ブロモプロポキシ)−2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)ベンゼンがm.p.40〜43℃の無色固体として与えられる。
1H NMR (400 MHz、CDCl3): δ 6.83 (dd、3JHH = 9.2 Hz、4JHF = 2.3 Hz、1H、HAr)、6.68 (dd、3JHH = 7.33 Hz、4JHF = 1.9 Hz、1H、HAr)、4.13 (t、3JHH = 5.7 Hz、2H、CH2) 3.59 (t、3JHH = 6.1 Hz、2H、CH2)、2.98 (tt、3JHH = 12.1 Hz、4JHH = 2.9 Hz、1H、CH)、2.31 (q、3JHH = 5.9 Hz、2H、CH2)、1.88 - 1.78 (m、4H、CH2、CH)、1.46 - 1.36 (m、2H、CH2)、1.35 - 1.17 (m、2H、CH2)、1.09 - 0.99 (m、9H、CH2)、0.86 (t、3JHH = 7.3 Hz、3H、CH3)
13C NMR (101 MHz、CDCl3): δ 149.0 (dd、1JCF = 245.1 Hz、3JCF = 10.2 Hz)、145.6 (dd、3JCF = 8.2 Hz、4JCF = 2.9 Hz)、141.0 (dd、1JCF = 246.9 Hz、3JCF = 15.3 Hz)、128.2 (dd、2JCF = 12.5 Hz、3JCF = 1.3 Hz)、120.3 (dd、2JCF = 5.7 Hz、3JCF = 4.6 Hz)、109.2 (d、2JCF = 3.3 Hz)、67.1 (s)、40.1 (s)、36.7 (s)、33.3 (s)、33.1 (s)、32.4 (s)、31.7 (s)、31.5 (s)、27.7 (s)、23.4 (s)、14.1 (s)。
ステップ2:ジ−tert−ブチル(3−(2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェノキシ)プロピル)ホスホナート
Figure 2021527337
水素化ナトリウム(0.3g、7.0mmol、60%鉱油中)を、アルゴン下で、無水テトラヒドロフラン(THF、50ml)中ジ−tert−ブチルホスファイト(1.2g、1.3ml、6.4mmol)の溶液へ一部添加した。気体の発生が完了するとき、1−(3−ブロモプロポキシ)−2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)ベンゼン(2.5g、6.2mmol 2mlTHF中)の溶液を添加し、バッチを残して12時間室温で攪拌する。水性のワークアップ(work up)後、混合物をエーテルを用いて抽出し、合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させ、粗生成物を酢酸エチルを用いるシリカゲルでクロマトグラフすることによって、ジ−tert−ブチル(3−(2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェノキシ)プロピル)ホスホナートがm.p.47℃、分解点149℃の無色固体として与えられる。
1H NMR (400 MHz、CDCl3): δ 6.77 (dd、3JHH = 9.2 Hz、4JHF = 2.3 Hz、1H、Har)、6.61 (dd、3JHH = 7.33 Hz、4JHF = 1.9 Hz、1H、Har)、4.00 (t、3JHH = 6.1 Hz、2H、CH2) 2.56 (t、3JHH = 11.9 Hz、1H、CH)、2.11 - 1.93 (m、3H、CH2、CH)、1.87 - 1.73 (m、8H、CH2)、1.43 (s、18H、CH3)、1.42 - 1.18 (m、10H、CH2)、0.83 (t、3JHH = 7.0 Hz、3H、CH3);19F NMR (376 MHz、CDCl3): δ -143.3 (dd、3JFF = 19.6 Hz、4JFH = 7.4 Hz、1F、Far)、-159.5 (dd、3JFF = 18.0 Hz、4JFH = 7.1 Hz、1F、Far);31P NMR (161 MHz、CDCl3): δ 23.5 (s、1P、P(O)(OtBu)2);13C NMR (101 MHz、CDCl3): δ 149.4 (dd、1JCF = 245.1 Hz、3JCF = 10.2 Hz)、146.0 (dd、3JCF = 8.2 Hz、4JCF = 2.9 Hz)、141.5 (dd、1JCF = 246.9 Hz、3JCF = 15.3 Hz)、128.4 (dd、2JCF = 12.5 Hz、3JCF = 1.3 Hz)、120.5 (dd、2JCF = 5.7 Hz、3JCF = 4.6 Hz)、109.5 (d、2JCF = 3.3 Hz)、81.6 (d、3JCP = 8.6 Hz)、69.4 (d、2JCP = 16.2 Hz)、37.3 (s)、37.2 (s)、37.0 (s)、33.4 (s)、33.0 (s)、32.2 (s)、30.4 (d、2JCP = 3.9 Hz)、30.3 (s)、26.6 (s)、26.5 (d、1JCP = 147.1 Hz)、23.6 (d、2JCP = 5.7 Hz)、22.7 (s)、14.1 (s).
以下を、例1に類似して調製する:
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
Figure 2021527337
使用例
スピンコーティングによるSAMの調製
例1:Al基板上のSAMの調製
1〜2nm厚さのアルミニウム酸化物層を、原子層堆積を用いてシリコンウエハ(8×8mm、p++ドープ)上に生成する。続いて、基板を室温で超音波浴中でアセトンを用いて3回脱脂し、次いで酸素プラズマ中で清浄にする(<0.3mbarのO、2分、100W)。デカリン中化合物ジ−tert−ブチル(3−(2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェノキシ)プロピル)ホスホナート(合成例1)の5mM溶液を、30秒間、4000rpmで、スピンコーティングによってこのように用意された基板へ適用する。続いて、基板を1時間、110℃でアニールし、イソプロパノールを用いて洗浄し、窒素下で乾燥させる。
基板上の水の接触角を、以下のステップの各々の後に決定する:
処置前のウエハ(基板): 81°
脱脂後の基板: 72°
プラズマ処置後: 5°
スピンコーティング後: 81°
乾燥後: 106°。
生成プロセスの完了後に測定された106°の値は、安定した単分子膜の存在を指し示す。
構成要素は、WO2018/007337 A1の72-75頁に記載のとおり電気的に特徴付けられ、メモリスタスイッチング挙動を呈する。
例2:TiN基板上のSAMの生成
およそ30nm厚さのチタン窒化物層をスパッタリングによってシリコンウエハ(8×8mm、p++ドープ)上に堆積させる。他のプロセスステップは、例1のものと同一である。
基板上の水の接触角を、以下のステップの各々の後に決定する:
処置前のウエハ(基板): 90°
脱脂後の基板: 73°
プラズマ処置後: 7°
スピンコーティング後: 71°
乾燥後: 102°。
生成プロセスの完了後に測定された102°の値は、安定した単分子膜の存在を指し示す。
例3:ガラス基板上のSAMの生成
ガラス基板(8×8mm)を、室温で超音波浴中でイソプロパノールを用いて3回脱脂し、次いで濃縮硫酸および30パーセント過酸化水素(3:1、「ピラニア溶液」)の調製したての混合物を用いて10分間清浄にし、水を用いて洗浄し、窒素下で乾燥させる。デカリン中化合物ジ−tert−ブチル(3−(2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェノキシ)プロピル)ホスホナート(合成例1)の0.1mM溶液を、30秒間、4000rpmで、スピンコーティングによってこのように用意された基板へ適用する。続いて、基板を1時間、110°でアニールし、テトラヒドロフランを用いて洗浄し、窒素下で乾燥させる。
基板の水の接触角を、以下のステップの各々の後に決定する:
処置前のガラス基板: 35°
脱脂後の基板: 15°
ピラニア処置後: 7°
スピンコーティング後: 25°
乾燥後: 63°。
生成プロセスの完了後に測定された63°の値は、安定した単分子膜の存在を指し示す。
例4:1〜2nm厚さのアルミニウム酸化物層を、原子層堆積を用いてシリコンウエハ(8×8mm、p++ドープ)上に生成する。続いて、基板を、室温で超音波浴中でアセトンを用いて3回脱脂し、次いで酸素プラズマ中で清浄にする(<0.3mbarのO、1分、200W)。テトラヒドロフラン中化合物ジ−tert−ブチル(11−(2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェノキシ)ウンデシル)ホスホナートの1nM溶液を、スピンコーティングによってこのように調製された基板へ適用する(150rpmで回転させながら10秒かけて、続いて35秒間3000rpmで、4mlの溶液の適用)。続いて、基板を1時間160°でアニールし、10mlのテトラヒドロフランを用いて洗浄し、窒素下で乾燥させる。構成要素を、WO2018/007337 A1、72-75頁に記載のとおり、対電極としての水銀電極を用いて電気的に特徴付けし、メモリスタスイッチング挙動を呈する。電流/電圧曲線を、図1に示す。所謂「メモリウィンドウ(memory window)」(MW、図1、1)は、最大電圧の半値での低い抵抗状態の電流(ILRS)と高い抵抗状態の電流(IHRS)との比率、1/2UmaxでのMW=ILRS/IHRSとして定義され、例4の場合、MW=9.6・10である。
比較例1
例4において生成した基板を、例4からのエステルに対応する遊離のホスホン酸(11−(2,3−ジフルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェノキシ)ウンデシル)ホスホン酸、WO2018/007337 A2からの物質例19)を用いて、ディップコーティングによって誘導体化する。この目的のために、基板をテトラヒドロフラン中ホスホン酸の1mM溶液中へ72時間浸漬し、1時間、窒素下、120℃で乾燥させ、10mlのテトラヒドロフランを用いてリンスし、窒素の蒸気中で再度乾燥させる。構成要素を、例4からの構成要素と同じように電気的に特徴付けする。電流/電圧曲線を、図2に示す。メモリウィンドウ1は、MW=1.3・10である。
驚くべきことに、本発明に従うプロセスは、誤差範囲内で、先行技術から既知のディップコーティングプロセスによって生成される構成要素と同じMV=およそ1000の「メモリウィンドウ」を有する構成要素を与えることがわかる。

Claims (18)

  1. 構成要素の生成のためのプロセスであって、以下のステップ:
    (1)基板表面を有する基板の提供、
    (2)基板表面への式Iで表される1以上の化合物を含む溶液の適用、
    (3)基板の60〜300℃の範囲の温度までの加熱、
    を含み、
    ここで、式Iは、以下:
    −(A−Z−(B−(Z−A−Sp−G (I)
    式中
    は、H、1〜15個のC原子を有するアルキルまたはアルコキシラジカルを示し、ここで、加えて、これらのラジカル中の1以上のCH基が、各々、相互に独立して、−C≡C−、−CH=CH−、
    Figure 2021527337

    −O−、−S−、−CFO−、−OCF−、−CO−O−、−O-CO−、−SiR00−、−NH−、−NR−または−SO−によってO原子が相互に直接結合しないように置き換えられていてもよく、およびここで、加えて、1以上のH原子が、ハロゲン、CN、SCNまたはSFによって置き換えられていてもよく、
    、R00は、同一にまたは異なって、1〜15個のC原子を有するアルキルまたはアルコキシラジカルを示し、ここで、加えて、1以上のH原子が、ハロゲンによって置き換えられていてもよく、
    、Aは、各出現において、同一にまたは異なって、4〜25個の環原子を有する芳香族、ヘテロ芳香族、脂環式またはヘテロ脂肪族環を示し、それはまた縮合環を含有してもよく、および、Yによってモノ置換またはポリ置換されていてもよく、
    Yは、各出現において、同一にまたは異なって、F、Cl、CN、SCN、SF5、または1〜12個のC原子を有する直鎖または分枝の、各場合において任意にフッ素化されたアルキル、アルコキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシまたはアルコキシカルボニルオキシを示し、
    は、
    Figure 2021527337

    Figure 2021527337

    を示し、ここで、基は、両方向に配向されていてもよく、
    〜Lは、相互に独立して、F、Cl、Br、I、CN、SF、CFまたはOCF、好ましくはClまたはFを示し、ここで、Lはまた、代替的にHを示してもよく、
    、Zは、各出現において、同一にまたは異なって、単結合、−CFO−、−OCF−、−CFS−、−SCF−、−CHO−、−OCH−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)S−、−SC(O)−、−CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−CF−、−CF−CF−、−CF−CH−、−CH−CF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−CF=CH−、−CH=CF−、−(CHO−、−O(CH−、−C≡C−、−O−、−S−、−C=N−、−N=C−、−N=N−、−N=N(O)−、−N(O)=N−または−N=C−C=N−を示し、
    Spは、スペーサー基または単結合を示し、
    Gは、−SOOR、−OP(O)(OR、−PO(OR、−C(OH)(PO(OR、−COORまたは−Si(ORを示し、
    は、3〜20個のC原子を有する二級または三級アルキルを示し、
    rおよびsは、相互に独立して、0、1、2または3を示し、
    ここで、r+s≦4、および
    nは、0または1を示す、
    のとおり定義される、前記プロセス。
  2. 基板が、ガラス、金属酸化物、金属窒化物、金属酸窒化物、元素半導体、III−V族化合物半導体、II−VI族化合物半導体、金属、および伝導性酸化性材料から選択される材料からなる、請求項1に記載のプロセス。
  3. 基板が、元素半導体Si、Ge、C、Sn、およびSe、化合物半導体GaAs、InAs、InP、GaSb、TaN、TiN、MoN、WNおよびGaN、CdSeおよびZnS、金属Au、Ag、Cu、Al、W、Ta、Ti、Co、Mo、Pt、RuおよびMg、伝導性酸化性材料ITO、IGO、IGZO、AZOおよびFTO、またはガラス、SiO、Al、TiO、HfO、ZrO Si、TaN、TiN TiNまたはTaNから選択される材料からなる、請求項1または2に記載のプロセス。
  4. 基板表面が、基板からの異なる材料からなるコーティングを有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロセス。
  5. 基板表面のコーティングが、1以上の金属または半金属の酸化物および/または窒化物からなる、請求項4に記載のプロセス。
  6. 基板への溶液の適用後に不活性ガスの蒸気を用いて溶媒が除去される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプロセス。
  7. ステップの少なくとも1が、1000hPaより低い圧力で行われる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロセス。
  8. 基板への溶液の適用が、スピンコーティングによって行われる、請求項1〜7のいずれか一項に記載のプロセス。
  9. 生成が、請求項1に記載の式Iで表される1以上の化合物の気相からの堆積によって行われる、構成要素の生成のためのプロセス。
  10. 堆積が、500hPa未満の圧力で行われる、請求項9に記載のプロセス。
  11. 請求項1に定義されるとおりの式I中のnが、1を示す、請求項1〜10のいずれか一項に記載のプロセス。
  12. 2つのスイッチング状態の採用のために形成および設定される自己組織化単分子膜を含有する電子素子用の構成要素であって、ここで、構成要素が請求項1〜11のいずれか一項に記載のプロセスによって生成されており、ただし、自己組織化単分子膜が式IAで表される1以上の化合物を使用して生成されており、
    ここで、式IAが、以下:
    −(A−Z−B−(Z−A−Sp−G (IA)
    式中出現する基およびパラメータが、請求項1に指し示された意味を有する、
    のとおり定義される、前記構成要素。
  13. 式IAで表される1以上の化合物が、以下の式
    −B−Sp−G IAa
    −(A−Z)−B−Sp−G IAb
    −(A−Z−B−Sp−G IAc
    −B−(Z−A)−Sp−G IAd
    −B1−(Z−A−Sp−G IAe
    −(A−Z)−B−(Z−A−)−Sp−G IAf
    式中R、A、A、B、Z、Z、SpおよびGが、請求項1に指し示された意味を有する、
    で表される化合物から選択される、請求項12に記載の構成要素。
  14. 自己組織化単分子膜の生成のための材料が、式Ig
    −G Ig
    式中Rが、請求項1にRについて指し示された意味を有し、および
    Gが、請求項1に指し示された意味を有する、
    で表される1以上の化合物を含む、請求項12または13に記載の構成要素。
  15. 式Igで表される1以上の化合物が、式Ig−1〜Ig−3
    Figure 2021527337

    式中
    Gが、−PO(ORまたは−SOORを示し、
    が、3〜20個のC原子を有する二級または三級アルキルを示し、
    rが、1〜20の整数を示し、
    sが、1〜18の整数を示し、および
    tが、1〜4の整数を示す、
    で表される化合物から選択される、請求項14に記載の構成要素。
  16. 請求項12〜15のいずれか一項に記載の構成要素のメモリスタ電子スイッチング素子における使用。
  17. 式IA
    1−(A−Z−B−(Z−A−Sp−G (IA)
    式中出現する基およびパラメータが、請求項1に指し示された意味を有する、
    で表される化合物。
  18. Gが、−SOORまたは−PO(ORを示し、および
    が、イソプロピルまたはtert−ブチルラジカルを示す、
    請求項17に記載の式Iで表される化合物。
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