JP2021526846A - バイオリアクタのための蓋構成 - Google Patents

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Abstract

本発明はバイオリアクタ(2)のための蓋構成(1)に関し、蓋構成(1)はバイオリアクタ(2)の容器(4)と接続するように構成される蓋(3)を備え、容器(4)は使用中にバイオリアクタ流体(7)を含み、蓋は、使用中にバイオリアクタ(2)の1つ以上のパラメータ(具体的には、バイオリアクタ流体(7))を検知または制御するための1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)が設けられることによって特徴付けられる。
【選択図】図2

Description

本発明はバイオリアクタのための蓋構成に関し、蓋構成はバイオリアクタの容器と接続するように構成される蓋であって、容器は使用中にバイオリアクタ流体を含み、本発明は、バイオリアクタは係る蓋構成を含む、蓋と、係る蓋構成を含むバイオリアクタ構成キットと、係る蓋構成を生成するための方法とを含む。
バイオリアクタは、概して、生物活性のある環境をサポートする、製造デバイスもしくは工学デバイスまたは製造システムもしくは工学システムに関する。係るバイオリアクタ(例えば、先行技術文献WO2017/083705A1、米国特許出願公開第2017/349874A1号明細書、及び米国特許出願公開第2017/369828A1号明細書で開示されているバイオリアクタ)は、通常、有機体、または係る有機体から生じる生化学的活性物質を含む、生物学的プロセスが実行される容器を備える。このプロセスは好気性または嫌気性のいずれかであり得る。係るバイオリアクタは一般的な円筒形であり、ミリリットルから立方メートルまで様々なサイズがある、多くの場合、ガラス及び/またはステンレス鋼から作られたものである。バイオリアクタは、また、細胞培養に関連して細胞または組織を成長させるために設計されたデバイスまたはシステムを指し得る。係るデバイスは、組織工学または生物化学工学で使用するために開発されている。そのデバイスの動作モードに基づいて、バイオリアクタは、回分培養、流加培養、または連続培養として分類され得る。
バイオリアクタ内で成長する有機体は、液体培地中で沈没し得る、または固形培地の表面に付着し得る。沈没した培養は懸濁または固定化され得る。懸濁バイオリアクタは、特殊な付着表面が必要ではないため様々な有機体を使用でき、細胞膜の表面積の最適な利用により、固定化された培養よりも規模をかなり拡大して動作できる。連続的に動作するプロセスでは、有機体はリアクタ内に残ったままで、副産物は、廃水と一緒にリアクタから除去される。
典型的なバイオリアクタは以下の部品を含み、すなわち、攪拌器または攪拌羽根(栄養素及び酸素を細胞に良好に移送するために、「細胞」を完全に同質な状態に維持しているリアクタの中身を混合するために使用される)、バッフル(容器内の渦形成を壊すために使用され、渦形成がシステムの重心を変化させ、混合を増大させないで追加電力を消費させるので、渦形成は通常、非常に望ましくない)、スパージャ(好気培養プロセスでは、スパージャの目的は適切なガス(酸素またはCO2等)を増殖細胞に供給することである)、及びジャケット(ジャケットは、バイオリアクタの温度を目標値に維持する水を一定温度で循環するための環状エリアを提供するが、ペルチェ熱または加熱ブランケットの使用も考えられる)を含む。バイオリアクタは、概して、20リットルよりも大きい容積または20リットル未満の容積を有するものとして分類される。
米国特許出願公開第2017/0321178A号明細書では、細胞増殖及び細胞分泌物質生成のための3次元(3D)バイオリアクタの設計、製造の方法、及び適用が開示されている。バイオリアクタは、細胞接着及び細胞成長のための連続する3次元表面積を提供する非ランダムの相互接続された空隙から成る。
米国特許出願公開第US2017/0211026A号明細書では、さらに、第1の流体及び第2の流体を分けるように構成される高分子網目であって、第1の流体及び第2の流体は異なる、高分子網目と、高分子網目の内部に埋め込まれた複数の酵素の反応成分とを含む膜が開示されている。バイオリアクタは3次元構造の格子を含み得、各構造は膜を含み、膜は、第1の流体及び第2の流体を分けるように構成される高分子網目であって、第1の流体及び第2の流体は異なる、高分子網目と、高分子網目の内部に埋め込まれた複数の酵素の反応成分とを有する。
実際には、バイオリアクタは、特に、少ない量で(具体的には、20リットル未満の容積を有するバイオリアクタ)を生成するのに比較的複雑及び高価であり、さらに、エンドユーザ(例えば、生物学者)が構成することが、より困難及び高価になる。係る生物学者は、インスリンの生産等が適切に使用される、または調査されるための各々のバイオリアクタプロセスに必要なパラメータと、これを達成するために必要なバイオリアクタの設計/構成の種類とを把握している。
複雑及び高価な生産に関する上述の問題について、いくつかの製造業者は、プラスチックから作られたバイオリアクタの蓋及び/またはリアクタ容器を提供することによって、部分的に取り組んでいる。プラスチック蓋及び/またはバイオリアクタ容器を生成することが比較的に安価及び容易になると、使用後にそれらを廃棄できる。いくつかの製造業者は、3Dプリントを有利に使用して、プラスチック蓋(及び/またはバイオリアクタ容器)を生成する。
係る使い捨て品または消耗品を利用する解決策は、複雑性及び生産コストを減らす以外に、さらなるいくつかの利点をもたらす。使い捨て品に関する技術は、また、組み立て/分解、洗浄、殺菌、及び較正の必要性を減らす。いくつかの推定では、使い捨てシステムは、固定式の価値のあるステンレス鋼製バイオリアクタと比較して、60%よりも多い割合でコスト節約になることが示されている。薬剤生産では、複雑な認定手続き及び検証手順をより容易に行うことができ、最終的に、かなりのコスト削減をもたらす。使い捨てのバイオリアクタの利用により、二次汚染のリスクを減らし、生物学的安全性及びプロセス安全性を向上させる。使い捨て品の利用は、あらゆる種類のバイオ医薬製品に適切である。また、使い捨てのバイオリアクタが従来のバイオリアクタと比較して少ない部品を含むことにより、初期コスト及びメンテナンスコストを削減する。
しかしながら、使い捨て可能バイオリアクタまたは使い捨てバイオリアクタに関連する問題は、多くの場合、使用されるセンサ要素または制御要素(すなわち、温度、pH、圧力、酸素含有量等のバイオリアクタの処理パラメータを検知/測定または制御するために使用されるセンサ要素または制御要素)は、依然として、ステンレス鋼等の高価または複雑な材料から作られていることである。したがって、実際には、依然として、上記の部品を使用後に取り外し、消毒、組み立て/分解等をする必要があり、使い捨てまたは使い捨て可能な蓋及び/または容器がもたらすような利点がない。さらに、係る使い捨て可能バイオリアクタまたは使い捨てバイオリアクタは、比較的制限されている範囲の利用可能なセンサ要素または制御要素により、エンドユーザによって構成またはカスタマイズするのが困難である(すなわち、エンドユーザは、エンドユーザの要望に従って、バイオリアクタをカスタマイズする際に制限が多過ぎる)。
したがって、本発明の目的は、バイオリアクタのための蓋構成を提供することであり、蓋構成(すなわち、センサまたは制御要素を伴う蓋構成)は実質的に使い捨て可能である。
本発明の別の目的は、バイオリアクタのための蓋構成を提供することであり、エンドユーザには、現在の蓋構成よりも高度なコンフィグラビリティ及びカスタマイザビリティが提供される。
本明細書に、本発明に従ったバイオリアクタのための蓋構成(例えば、蓋またはヘッドプレート)は、使用中にバイオリアクタの1つ以上のパラメータ(具体的には、バイオリアクタ流体)を検知または制御するための1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素または制御要素が設けられている。蓋構成は、1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素または制御要素が1つ以上の3Dプリントした入口または出口を含むことを特徴とする。言い換えれば、バイオリアクタのための蓋構成は、1つ以上の3Dプリントした入口または出口が設けられている蓋によって特徴付けられる。
出願人は、前述の蓋構成が、蓋構成(すなわち、センサ要素または制御要素を伴う蓋構成)を実質的に使い捨て(すなわち、まとめて使い捨て)にすることを可能にすることを発見している。
同時に、エンドユーザには、3Dプリントしたセンサまたは制御要素の1つ以上により、現在の蓋構成よりもかなり高度なコンフィグラビリティ及びカスタマイザビリティが提供される。
例えば、入口または出口は、スパージャ、取水口、ガス出口、栄養物入口、泡立ち防止剤入口、蒸気入口、接種材料入口等であり得る。その入口または出口の中に、ガスまたは液体等の「流体」及び固体物質の両方は、入口または出口を通って移送され得る。出願人は、具体的には、ガスまたは流体に連続的にまたは頻繁に露出されるバイオリアクタ構成要素は、後で洗浄する必要がないこれらの構成要素により、3Dプリントによって生成される「使い捨て」のものに作られることで有利になることを発見している。
バイオリアクタの容器内の流体は、例えば、液体であり得、当該液体の上部に泡層がある。3Dプリントした入口または出口のさらなる利点は、特に、入口がバイオリアクタの容器内に延在する管を有するとき、流体が、(泡の上に滴る代わりに)液体に直接注入され得ることである。これにより、結果的に、バイオリアクタの内側の生物学的プロセスがより良好に制御可能になり、より精密になる。
3Dプリントした入口または出口のさらなる利点は、入口または出口の形状が特定の機能に最適に合わせられ得ることである。3Dプリント技術を使用して、以前は製造することが不可能であった形状及び設計が取得可能になる。単なる例として、容器の底部の形状に対する出口の入口端と一致することが可能になり、ほとんど損なうことなく、流体の(ほとんど)すべての滴を容器の底部から吸うことを可能にする。さらなる例として、出口の入口端は、例えば、上部(蓋に対面する部分)だけに、または底部(容器の底部に対面する部分)だけに、その円周壁に1つ以上の開口部を有し得る。これは、非常に特殊な種類の流体だけを容器から吸うことを可能にする。例えば、これは、上澄み(すなわち、水の上部に浮く油と同様に、他の流体の上部に浮く流体)を容器から吸うことを可能にする。
3Dプリントした入口または出口のさらなる利点は、例えば、同軸の入口及び/または流出管、及び/または平行な入口及び/または流出管が比較的安く製造され得ることである。特に、容器が比較的小さい(例えば、3リットル以下)とき、比較的多くの構成要素が必要なとき、例えば、攪拌羽根、1つ以上のセンサ(温度センサ、流体レベルセンサ、pHセンサ等)、ならびにいくつかの入口及び/または出口(例えば、3個よりも多い4,5,6個またはそれ以上等の入口及び/または出口)が必要なとき、全ての構成要素を十分に小型化することが問題になり得、それらの構成要素は容器の内側で適合しないかもしれない。しかしながら、1つ以上の入口及び/または出口を3Dプリントしたとき、例えば、同軸管は容易に及びコスト効率が高く製造され得、及び/またはいくつかの出口端を伴う管は、比較的小さなバイオリアクタ容器の内側により多くの機能を提供するために、容易に及びコスト効率が高く製造され得る。
下記で、「センサ要素または制御要素」を言及する場合、これは、入口、出口、または他のセンサ要素もしくは制御要素(攪拌要素等)を指し得ることを理解されたい。
本特許出願の文脈の範囲内で、3Dプリントは、3次元物体を作成するために材料が接合または固体される様々なプロセスのいずれかであり、材料は一緒に追加される(例えば、液体分子または薬粒が一緒に融合される)ことを理解されたい。多くの場合、3Dプリントは、急速な試作及び積層造形(AM)の両方で使用される。物体は、ほぼあらゆる形状または幾何学形状であり得、一般的に、3Dモデルからのデジタルモデルデータ、または積層造形ファイル(AMF)ファイル(通常、連続層)等の別の電子データソースを使用して生成される。ステレオリソグラフィ(SLA)または熱溶解積層モデリング(FDM)等の多くの異なる技術が存在している。したがって、従来の機械加工プロセスで原料から除去された物質とは異なり、3DプリントまたはAMは、通常、層ごとに物質を連続的に追加することによって、コンピュータ支援設計(CAD)モデルまたはAMFファイルから3次元物体を構築する。
用語「3Dプリント」は、本来、層ごとにインクジェットプリンタヘッドによって粉末層上にバインダー材料を堆積するプロセスに関する。最近になって、用語は、様々な積層造形技術を含む一般的な言葉で使用されている。したがって、本特許出願に関連して、用語「積層造形技術」は、用語「3Dプリント」と交換可能に使用できる。
出願人は、多くの異なる生物学的プロセス及び異なる細胞種類ならびにI型糖尿病及びII型糖尿病を含む病気に対処するための治療を使用できるもしくは生じさせることができる、またはインスリンの生産のためのバイオリアクタ(すなわち、「再生医療」バイオリアクタ)による特定の使用を予測している。加えて、出願人は、「組織工学バイオリアクタ」による利点をもたらす使用を予測している。
実施形態は前述の蓋構成に関し、1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素または制御要素はさらに3Dプリントした攪拌要素を含む。具体的には、傾斜ブレードがある攪拌羽根を伴う攪拌要素を使用するとき、傾斜ブレードは平坦であり、同時に軸流及び放射状流を生成するために、シャフトに垂直な平面に対して斜めに(45度等の角度で)置かれ、3Dプリントは多くの利点をもたらす。攪拌要素を3Dプリントすることによって、出願人は、エンドユーザがより高度に複雑な形状を設定し、最適な混合性能を達成でき、例えば、より高い酸素質量移動速度をもたらし、細胞にかかる剪断力を少なくすることを発見している。
したがって、実施形態は前述の蓋構成に関し、攪拌要素は攪拌羽根((3Dプリントした)スクリューまたは螺旋状構造等を含む。
したがって、実施形態はまた前述の蓋構成に関し、攪拌要素は3Dプリントしたシャフトを備える。しかしながら、通常蓋の上に位置付けられる、攪拌要素のための駆動モータ接続部は、従来の方法で作られるのが好ましく、すなわち、全体的に、(回転運動によって生じる損耗及び分裂を考慮して)3Dプリントした部品を有していない。
実施形態は前述の蓋構成に関し、3Dプリントしたセンサ要素もしくは制御要素及び/または3Dプリントした蓋は、生分解性材料(生分解性プラスチック等)から作られる。生分解性は、微生物が材料を消化し材料が自然に戻るまで、使用される材料が自然に分解する証拠を示すはずであることを意味する。このプロセスは、廃棄後にかなり短期間で発生するはずである。いずれかが単に分解可能であるとき、より小さい要素に分解し、必ずしも、微生物によって消化されないことを意味する。好ましくは、材料はある環境で十分に速く完全に生分解し、すなわち、そのとき、材料は堆肥可能プラスチックの性質がある。材料は、紙と同じ速度で、二酸化炭素、水、及びバイオマスに分解し、堆肥の山で十分に分解し、有毒な残留物は残らず、堆肥は植物成長をサポートする。
好ましくは、生分解性材料はABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)及びPLA(ポリ乳酸)を含む。ABSは熱可塑性物質であり、その強度及び耐久性により、3Dプリントに有利になる。多くの場合、PLAは堆肥可能であるが、堆肥を行うのに、非常に特定の温度及び環境が要求される。PLAは、微生物によって吸収できるように、コーンスターチ、サトウキビ、及びタピオカの根等の産物から作られる。
実施形態は前述の蓋構成に関し、3Dプリントしたセンサ要素もしくは制御要素及び/または3Dプリントした蓋は、生体適合性材料から作られたものである。出願人は、「臨床医療」でのバイオリアクタの特定の使用を予測している。そこで、3Dプリントしたセンサ要素もしくは制御要素及び/または3Dプリントした蓋は、生体適合性材料から作られることが重要であり、製品の接触表面は、「反応しなく、添加物がなく、または吸収性がなく」、すなわち、浸出可能物及び抽出可能物の存在を最小にする。抽出可能物は、「促成栽培」の条件(すなわち、高温及び高圧、有機溶媒等)で、プラスチック材料から抽出できる容器に密閉された混入物質として定義される。対照的に、浸出可能物は、規格ICHの保管条件下で容器密閉部から抽出できる混入物質として定義される。したがって、浸出可能物は抽出可能物の一部である。
液体製品及び半固体製品の抽出可能物及び浸出可能物の完全な理解及び管理は、長期間、例えば、EudraLex等の規制ガイドライン(すなわち、欧州連合(EU)の医薬品について規定する規則及び規制の集まり)に制定された規制上の要件になっている(具体的には、製造管理及び品質管理に関する基準または「GMP」に関する第4巻、第5章に記載されている)。したがって、生体適合性材料の使用は、出願人によって非常に有利になると考えられる。
実施形態は前述の蓋構成に関し、3Dプリントしたセンサ要素もしくは制御要素及び/または3Dプリントした蓋はレーザー焼結によって生成される。レーザー焼結は、具体的には、実験室の環境で使用するために構成可能なバイオリアクタの最終使用部品を生成するために限定製造で使用されるのに特に有用である。
したがって、実施形態は前述の蓋構成に関し、蓋は3Dプリントした蓋である。
本発明の別の態様はバイオリアクタに関し、バイオリアクタは、
容器であって、容器は使用中にバイオリアクタ流体を含む、容器と、
蓋構成であって、上記に説明したように、バイオリアクタの容器に
接続される蓋構成と、を含む。
実施形態は前述のバイオリアクタに関し、容器は、1ミリリットル〜20リットル、好ましくは100ミリリットル〜20リットル、より好ましくは500ミリリットル〜5リットル、さらにより好ましくは3リットルの容積を有する。センサ要素または制御要素を生成するための3Dプリントの使用は、例えば、小規模実験で使用される比較的小さい容積の構成可能なバイオリアクタに使用するのに特に有用である。しかしながら、当然ながら、容器は、より高い容積(例えば、最大が数千リットルの容積)を有することも考えられる。
実施形態は前述のバイオリアクタに関し、容器はプラスチック(好ましくは、生分解性プラスチック)から作られ、それにより、プロセスまたは実験が完了した後に、バイオリアクタをまとめて廃棄できる。
実施形態は前述のバイオリアクタに関し、容器は、コンフィグラビリティ及びカスタマイザビリティをさらに最適化するために3Dプリントした容器である。
実施形態は前述のバイオリアクタに関し、バイオリアクタの容器は3Dプリントした出口を含み、当該出口は、例えば、好ましくは、容器の底部半分に配置される側面出口、より好ましくは、容器の底部の1/4に配置される側面出口、例えば、容器の底部10%等に配置される側面出口である。係る3Dプリントした側面出口の利点は、側面出口に関連付けられる接続ポートのカスタマイズを可能にし、それにより、いずれかのデバイスを3Dプリントした出口に接続できることと、このように、バイオリアクタをバイオリアクタの使用目的に最適に合わせることができることである。
本発明の別の態様はバイオリアクタ構成キットに関し、バイオリアクタ構成キットは、 容器であって、容器は使用中にバイオリアクタ流体を含む、容器と、
バイオリアクタの容器と接続するように構成される蓋(好ましくは、3Dプリントした蓋)であって、容器は使用中にバイオリアクタ流体を含む、3Dプリントした蓋と、
使用中にバイオリアクタの1つ以上のパラメータ(具体的には、バイオリアクタ流体)を検知または制御するための、3Dプリントした蓋に接続される1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素または制御要素であって、1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素または制御要素は1つ以上の3Dプリントした入口または出口を含む、1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素または制御要素と、
を含む。
したがって、蓋に接続される様々な3Dプリントしたセンサ要素または制御要素は事前に生成できる。バイオリアクタを使用するとき、またはバイオリアクタは動作状態になるとき、3Dプリントしたセンサ要素または制御要素は、エンドユーザの要望または要求に従って、エンドユーザによって、3Dプリントした様々なセンサ要素または制御要素から選択される。
本発明の別の態様は、有機体を成長させるための上記に説明したバイオリアクタまたはバイオリアクタキットの使用に関する。
本発明の別の態様は前述の蓋構成を生成するための方法に関し、本方法は、
バイオリアクタの容器と接続するように構成される蓋を提供するステップであって、容器は使用中にバイオリアクタ流体を含む、提供するステップと、
使用中にバイオリアクタの1つ以上のパラメータ(具体的には、バイオリアクタ流体)を検知または制御するための、1つ以上のセンサ要素または制御要素を3Dプリントするステップであって、1つ以上のセンサ要素または制御要素は1つ以上の3Dプリントした入口または出口を含む、3Dプリントするステップと、
1つ以上のセンサ要素または制御要素を蓋に接続するステップと、
を含む。
実施形態は前述の方法に関し、本方法は、さらに、
バイオリアクタによって実行されるプロセスまたは実験を決定するステップと、
実験またはプロセスを実行するために必要な3Dプリントしたセンサ要素または制御要素、具体的には、3Dプリントした入口または出口(の種類)を決定するステップと、
実験またはプロセスを実行するために必要なこれらのセンサ要素または制御要素だけを3Dプリントするステップと、
を含む。
したがって、例えば、特有の実験またはプロセスで使用されるかなり独特の特有のバイオリアクタを初期から設計できる。
好ましくは、実験またはプロセスを実行するために必要な3Dプリントしたセンサ要素または制御要素を決定する前に、3Dデジタル設計等の設計はプロセスまたは実験を実行するためにバイオリアクタを基に行われ、実験またはプロセスを実行するために必要な3Dプリントしたセンサ要素または制御要素は設計(STLファイルによって構成される3Dデジタル設計等)から決定される。
したがって、実施形態は前述の方法に関し、本方法は、さらに、
バイオリアクタによって実行されるプロセスまたは実験を決定するステップと、
実験またはプロセスを実行するために必要な3Dプリントしたセンサ要素または制御要素を決定するステップと、
前述のバイオリアクタ構成キットから、実験またはプロセスを実行するために必要なセンサ要素または制御要素を選択するステップと、
を含む。
本発明は、図面を参照して、本発明に従った蓋構成及びバイオリアクタの例示的な実施形態を参照して以下に説明される。
本発明による、蓋構成を伴うバイオリアクタの例示的な実施形態の斜視図を示す。 図1に従ったバイオリアクタの例示的な実施形態の斜視図を示す(ただし、ここでは異なる角度からの斜視図を示す)。 図1及び図2に従った蓋構成の例示的な実施形態の概略上面図を示す。 本発明による、バイオリアクタの蓋のさらなる例示的な実施形態の斜視図を示す。 図4のバイオリアクタの蓋の詳細図を示す。 図4及び図5のバイオリアクタの蓋の下からの図を示す。
図1〜図3をまとめて説明する。図1は蓋構成/アセンブリ1を伴うバイオリアクタ2を示し、蓋構成/アセンブリ1は、バイオリアクタ2の容器4と接続するように構成される蓋3(好ましくは、3Dプリントした蓋)を備える。また、蓋3は例えば射出成形によって生成され得るが、蓋3を3Dプリントすることで、蓋構成1及びバイオリアクタ2のコンフィグラビリティまたはカスタマイザビリティが増加する。バイオリアクタ2は、インスリンの生産等の「再生医療」バイオリアクタ2、または「組織工学バイオリアクタ」に関連するものが好ましい。容器4は使用中にバイオリアクタ流体7を含む。容器4は、1ミリリットル〜20リットル、好ましくは100ミリリットル〜20リットル、より好ましくは500ミリリットル〜5リットル、さらにより好ましくは3リットルの容積を有し得、プラスチックから作られるのが好ましい。容器4は、例えば、20〜40cmの高さ及び/または10〜30cmの直径を有し得るが、他の寸法も考えられる。3Dプリントした蓋3は、使用中にバイオリアクタ2の処理状態等の1つ以上のパラメータ(具体的には、バイオリアクタ流体7)を検知または制御するための1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素5または制御要素6が設けられている。示されるような例示的な実施形態では、1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素5または制御要素6は、3Dプリントした攪拌羽根9及び3Dプリントしたシャフト10を伴う3Dプリントした攪拌要素8を含む。攪拌要素8は、蓋3の上に配置される駆動モータ接続部13を通る駆動モータ(図示しない)によって駆動される。好ましくは、攪拌要素8は傾斜ブレードがある攪拌羽根9等のスクリュー9に関連し、攪拌羽根9のブレードは平坦であり、同時に軸流及び放射状流を生成するために、シャフト10に垂直な平面に対して斜めに(45度等の角度で)置かれる。
1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素5または制御要素6は、ガス入口14の形態の流体入口11等の1つ以上の3Dプリントした入口11または出口12を含み得る。出口12は、サンプリング出口17、ガス出口18、または採取出口19の形態の流体出口12を含み得る。入口11及び出口12は、ガスまたは液体を移送するためだけでなく、固体物または固体物質を移送するために使用され得る。センサ5または制御要素6は、さらに、1つ以上の多面入口/出口20を備え得る。蓋3は、また、レベルセンサ(図示しない)のためのポート15、pHセンサ(図示しない)のためのポート16、または温度センサ5のためのポート21が設けられ得る。当然ながら、ポート15,16,21は、他の種類のセンサ要素も受け得る。
好ましくは、3Dプリントしたセンサ要素5もしくは制御要素6及び/または3Dプリントした蓋3は、生分解性材料(生分解性プラスチック等)から作られたものである。より好ましくは、3Dプリントしたセンサ要素5もしくは制御要素6及び/または3Dプリントした蓋3は、生体適合性材料から作られたものである。3Dプリントしたセンサ要素5もしくは制御要素6及び/または3Dプリントした蓋3は、レーザー焼結によって生成でき、具体的には、レーザー焼結は、実験室の環境で使用するために構成可能なバイオリアクタ2等の最終使用部品を生成するために限定製造で使用されるのに特に有用である。
蓋構成1は、また、バイオリアクタ構成キットの一部(図示しない)、すなわち、部品のキットであり得、蓋構成1は、
容器4であって、容器4は使用中にバイオリアクタ流体7を含む、容器4と、
バイオリアクタ2の容器4と接続するように構成される蓋3(好ましくは、3Dプリントした蓋)と、
使用中にバイオリアクタ2の1つ以上のパラメータ(具体的には、バイオリアクタ流体7)を検知または制御するための3Dプリントした蓋3に接続される1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素5または制御要素6と、
を含む。
蓋構成1を生成するための方法は、
バイオリアクタ2の容器4と接続するように(3Dプリント等によって)構成される蓋3を提供するステップであって、容器4は使用中にバイオリアクタ流体7を含む、提供するステップと、
使用中にバイオリアクタ2の1つ以上のパラメータ(具体的には、バイオリアクタ流体7)を検知または制御するための1つ以上のセンサ要素5または制御要素6を3Dプリントするステップと、
1つ以上のセンサ要素5または制御要素6を蓋3に接続するステップと、
を含む。
本方法は、さらに、
バイオリアクタ2によって実行されるプロセスまたは実験を決定するステップと、
実験またはプロセスを実行するために必要な3Dプリントしたセンサ要素5または制御要素6を決定するステップと、
実験またはプロセスを実行するために必要なこれらのセンサ要素5または制御要素6だけを3Dプリントするステップと、
を含み得る。
好ましくは、実験またはプロセスを実行するために必要な3Dプリントしたセンサ要素5または制御要素6を決定する前に、3Dデジタル設計等の設計はプロセスまたは実験を実行するためにバイオリアクタ2から作られ、実験またはプロセスを実行するために必要な3Dプリントしたセンサ要素5または制御要素6は設計から決定される。
本方法は、さらに、
バイオリアクタ2によって実行されるプロセスまたは実験を決定するステップと、
実験またはプロセスを実行するために必要な3Dプリントしたセンサ要素5または制御要素6を決定するステップと、
バイオリアクタ構成キットから、実験またはプロセスを実行するために必要なセンサ要素5または制御要素6を選択するステップと、
を含む。
まとめて説明される図4〜図6に関して、バイオリアクタの蓋のさらなる実施形態が示される。ここで、バイオリアクタの蓋3が示される。蓋3は、4つの制御要素(2つの入口11及び2つの出口12)が設けられている。出口12は3Dプリント技術で作られ、3Dプリント技術は、望む場合、出口12が非常に特殊な形状を有することを可能にする。示される例では、主に図5及び図6で見えるように、出口12の第1の入口端121は、バイオリアクタの底部に対面する曲線部(蓋3から離れて対面する)を有する。ここで、入口端121は、当該容器の底部と一致するように設計及び成形され、バイオリアクタ流体のすべての滴を容器から吸うことを可能にする。
また、出口12の入口端122は、その特有のニーズに合わせて設計及び成形される形状を有し、その形状は、3Dプリント以外の生産技術で作られるとき、その形状を取得するのに費用がかかり得るまたは不可能であり得る。主に図4で見える出口12の入口端122は、(蓋3に対面する側の)入口端122の円周壁の上側に、いくつかの開口部を有する。容器の内側に出口12の侵入深さを適応させることによって、上澄みは、入口端122を有する係る出口12によって容器から吸われ得る。
また、入口11は、バイオリアクタの容器内に延在する注入管を有し、(バイオリアクタ流体の上に存在する泡層上の泡に滴る代わりに)流体(液体またはガス)をバイオリアクタ流体に直接加えることを可能にする。また、入口11は3Dプリントされたものである。
上記の説明は、本発明の好ましい実施形態の動作を示すことを意図し、本発明の保護の範囲を狭めることを意図しないことは明らかなはずである。上記の説明から、多くの実施形態は、本発明に関する概念及び本発明の保護の範囲内で、当業者によって考えられる。
上記に説明した本発明は、代替として及び/または加えて、以下の条項によって説明され得る。
条項1.バイオリアクタ(2)のための蓋構成(1)であって、
前記バイオリアクタ(2)の容器(4)と接続するように構成される蓋(3)を備え、
前記容器(4)は使用中にバイオリアクタ流体(7)を含み、
前記蓋(3)は、使用中に前記バイオリアクタ(2)の1つ以上のパラメータ(具体的には、前記バイオリアクタ流体(7))を検知または制御するための1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)が設けられることによって特徴付けられる、蓋構成(1)。
条項2.前記1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)は、3Dプリントした攪拌要素(8)を含む、条項1に記載の蓋構成(1)。
条項3.前記攪拌要素(8)は3Dプリントした攪拌羽根(スクリュー(9)等)を備える、条項2に記載の蓋構成(1)。
条項4.前記攪拌要素(8)は3Dプリントしたシャフト(10)を備える、条項2または3に記載の蓋構成(1)。
条項5.前記1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)は、1つ以上の3Dプリントした入口(11)または出口(12)を含む、先行条項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)。
条項6.前記3Dプリントしたセンサ要素(5)もしくは制御要素(6)及び/または前記蓋(3)は、生分解性材料(生分解性プラスチック等)から作られたものである、先行条項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)。
条項7.前記3Dプリントしたセンサ要素(5)もしくは制御要素(6)及び/または前記蓋(3)は、生体適合性材料から作られたものである、先行条項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)。
条項8.前記3Dプリントしたセンサ要素(5)もしくは制御要素(6)及び/または前記蓋(3)は、レーザー焼結によって生成される、先行条項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)。
条項9.前記蓋(3)は3Dプリントした蓋(3)である、先行条項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)。
条項10.容器(4)であって、前記容器(4)は使用中にバイオリアクタ流体(7)を含む、前記容器(4)と、
バイオリアクタ(2)の前記容器(4)に接続される先行条項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)と、
を含む、前記バイオリアクタ(2)。
条項11.前記容器(4)は、1ミリリットル〜20リットル、好ましくは100ミリリットル〜20リットル、より好ましくは500ミリリットル〜5リットル、さらにより好ましくは3リットルの容積を有する、条項10に記載のバイオリアクタ(2)。
条項12.前記容器(4)はプラスチックから作られたものである、条項10または11に記載のバイオリアクタ(2)。
条項13.前記容器(4)は3Dプリントした容器(4)である、条項10〜12のいずれか1項に記載のバイオリアクタ(2)。
条項14.容器(4)であって、前記容器(4)は使用中にバイオリアクタ流体(7)を含む、前記容器(4)と、
前記バイオリアクタ(2)の前記容器(4)と接続するように構成される蓋(3)と、 使用中に前記バイオリアクタ(2)の1つ以上のパラメータ(具体的には、前記バイオリアクタ流体(7))を検知または制御するための前記3Dプリントした蓋(3)に接続される1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)と、
を含む、バイオリアクタ構成キット。
条項15.前記バイオリアクタ(2)の前記容器(4)と接続するように構成される蓋(3)を提供するステップであって、前記容器(4)は使用中にバイオリアクタ流体(7)を含む、前記提供するステップと、
使用中に前記バイオリアクタ(2)の1つ以上のパラメータ(具体的には、前記バイオリアクタ流体(7))を検知または制御するための1つ以上のセンサ要素(5)または制御要素(6)を3Dプリントするステップと、
前記1つ以上のセンサ要素(5)または制御要素(6)を前記蓋(3)に接続するステップと、
を含む、条項1〜9のいずれか1項に記載の蓋構成(1)を生成するための方法。
条項16.前記バイオリアクタ(2)によって実行されるプロセスまたは実験を決定するステップと、
前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)を決定するステップと、
前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記センサ要素(5)または制御要素(6)だけを3Dプリントするステップと、
をさらに含む、条項15に記載の方法。
条項17.前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)を決定する前に、設計は前記プロセスまたは実験を実行するために前記バイオリアクタ(2)から作られ、前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)は前記設計から決定される、条項16に記載の方法。
条項18.前記バイオリアクタ(2)によって実行されるプロセスまたは実験を決定するステップと、
前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)を決定するステップと、
条項14に記載のバイオリアクタ構成キットから、前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記センサ要素(5)または制御要素(6)を選択するステップと、
をさらに含む、条項15に記載の方法。
1 蓋構成
2 バイオリアクタ
3 蓋
4 バイオリアクタ容器
5 センサ要素
6 制御要素
7 バイオリアクタ流体
8 攪拌要素
9 攪拌羽根
10 シャフト
11 流体入口
12 流体出口
13 駆動モータ接続部
14 ガス入口
15 レベルセンサのためのポート
16 pHセンサのためのポート
17 サンプリング出口
18 ガス出口
19 採取出口
20 多面入口/出口
21 温度センサポート
121 出口の入口端
122 出口の入口端

Claims (18)

  1. バイオリアクタ(2)のための蓋構成(1)であって、
    前記バイオリアクタ(2)の容器(4)と接続するように構成される蓋(3)を備え、
    前記容器(4)は使用中にバイオリアクタ流体(7)を含み、
    前記蓋(3)は、使用中に前記バイオリアクタ(2)の1つ以上のパラメータ、特に前記バイオリアクタ流体(7)を検知または制御するための1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)が設けられ、
    前記1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)は1つ以上の3Dプリントした入口(11)または出口(12)を含むことを特徴とする、前記蓋構成(1)。
  2. 前記1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)は、3Dプリントした攪拌要素(8)を含む、請求項1に記載の蓋構成(1)。
  3. 前記攪拌要素(8)は、スクリュー(9)などの3Dプリントした攪拌羽根を備える、請求項2に記載の蓋構成(1)。
  4. 前記攪拌要素(8)は3Dプリントしたシャフト(10)を備える、請求項2または3に記載の蓋構成(1)。
  5. 前記3Dプリントしたセンサ要素(5)もしくは制御要素(6)及び/または前記蓋(3)は、生分解性プラスチックなどの生分解性材料から作られたものである、先行請求項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)。
  6. 前記3Dプリントしたセンサ要素(5)もしくは制御要素(6)及び/または前記蓋(3)は、生体適合性材料から作られたものである、先行請求項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)。
  7. 前記3Dプリントしたセンサ要素(5)もしくは制御要素(6)及び/または前記蓋(3)は、レーザー焼結によって生成される、先行請求項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)。
  8. 前記蓋(3)は3Dプリントした蓋(3)である、先行請求項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)。
  9. バイオリアクタ(2)であって、
    容器(4)であって、前記容器(4)は使用中にバイオリアクタ流体(7)を含む、前記容器(4)と、
    前記バイオリアクタ(2)の前記容器(4)に接続される先行請求項のいずれか1項に記載の蓋構成(1)と、
    を含む、前記バイオリアクタ(2)。
  10. 前記容器(4)は、1ミリリットル〜20リットル、好ましくは100ミリリットル〜20リットル、より好ましくは500ミリリットル〜5リットル、さらにより好ましくは3リットルの容積を有する、請求項9に記載のバイオリアクタ(2)。
  11. 前記容器(4)はプラスチックから作られたものである、請求項9または10に記載のバイオリアクタ(2)。
  12. 前記容器(4)は3Dプリントした容器(4)である、請求項9〜11のいずれか1項に記載のバイオリアクタ(2)。
  13. バイオリアクタ構成キットであって、
    容器(4)であって、前記容器(4)は使用中にバイオリアクタ流体(7)を含む、前記容器(4)と、
    前記バイオリアクタ(2)の前記容器(4)と接続するように構成される蓋(3)と、
    使用中に前記バイオリアクタ(2)の1つ以上のパラメータ、特に前記バイオリアクタ流体(7)を検知または制御するための、前記蓋(3)に接続される1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)であって、前記3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)は1つ以上の3Dプリントした入口(11)または出口(12)を含む、前記1つ以上の3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)と、
    を含む、前記バイオリアクタ構成キット。
  14. 請求項9〜12の1項に記載のバイオリアクタ(8)の使用、または有機体を成長させるための請求項13に記載のバイオリアクタ構成キットの使用。
  15. 前記バイオリアクタ(2)の前記容器(4)と接続するように構成される蓋(3)を提供するステップであって、前記容器(4)は使用中にバイオリアクタ流体(7)を含む、前記提供するステップと、
    使用中に前記バイオリアクタ(2)の1つ以上のパラメータ、特に前記バイオリアクタ流体(7)を検知または制御するための、1つ以上のセンサ要素(5)または制御要素(6)を3Dプリントするステップであって、前記3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)は1つ以上の3Dプリントした入口(11)または出口(12)を含む、前記3Dプリントするステップと、
    前記1つ以上のセンサ要素(5)または制御要素(6)を前記蓋(3)に接続するステップと、
    を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の蓋構成(1)を生成するための方法。
  16. 前記バイオリアクタ(2)によって実行されるプロセスまたは実験を決定するステップと、
    前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)、特に、前記3Dプリントした入口(11)または出口(12)を決定するステップと、
    前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記センサ要素(5)または制御要素(6)だけを3Dプリントするステップと、
    をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)を決定する前に、設計は前記プロセスまたは実験を実行するために前記バイオリアクタ(2)から作られ、前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)は前記設計から決定される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記バイオリアクタ(2)によって実行されるプロセスまたは実験を決定するステップと、
    前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記3Dプリントしたセンサ要素(5)または制御要素(6)を決定するステップと、
    請求項13に記載のバイオリアクタ構成キットから、前記実験またはプロセスを実行するために必要な前記センサ要素(5)または制御要素(6)を選択するステップと、
    をさらに含む、請求項15に記載の方法。
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