JP2021524499A - ラノステロールプロドラッグ化合物の結晶形及びその使用 - Google Patents

ラノステロールプロドラッグ化合物の結晶形及びその使用 Download PDF

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Abstract

本発明は式(I)化合物の結晶形、及び眼科疾患を治療するための医薬の製造における当該結晶形の使用に関する。【化1】【選択図】なし

Description

本出願は以下の優先権を主張する:中国特許出願番号201810826425.6、出願日は2018年07月25日である。
本発明は式(I)化合物の結晶形、及び眼科疾患を治療するための医薬の製造における当該結晶形の使用に関する。
白内障は眼の疾患であり、眼球内の水晶体に発生し、水晶体の混濁を総称して白内障と呼ぶ。老化、遺伝、代謝異常、外傷、放射線、中毒及び局所栄養失調等のいずれも、水晶体嚢の膜の損傷を引き起こす可能性があり、その透過性を増加させ、バリア機能を喪失させるか、又は水晶体代謝障害を引き起こさせて、水晶体タンパク質を変性させ、濁りを引き起す。眼球の水晶体が透明から不透明に変化すると、眼の受ける日光に影響を与えるため、眼の視力に影響する。眼球の不透明度が低いと視力への影響は少ないが、不透明度が徐々に深くなることにつれ、視力への影響も増し、厳重な者は失明につながる。白内障は最も一般的な失明を招く眼疾患の1つであり、失明の主な原因である。白内障形成のメカニズムがまだ不明であるため、いままでのところ薬物治療は突破的な進歩はない。従って、現在確定できる唯一の治療方法は手術治療である。
白内障手術方法の不断的な進歩は、白内障の治療に巨大な助けを提供したが、手術の治癒率はまだ発生率をはるかに下回り、深刻な合併症が存在する可能性があり;又、白内障手術の治療費用は非常に高く、先進国でさえ、白内障は医療保険システムに大きな負担をもたらしている。従って、薬物の予防・治療は極めて重要な役割を果たている。現在、白内障の臨床治療薬には:(1)カタリン(カタリン、カリニョウ、バイネチン)、ファコリシン、ベンタリジンなどのアルドース還元酵素阻害剤;(2)グルタチオン、タウリン、アスピリンなどの抗酸化損傷薬;(3)ビタミン系、カロテノイドなどの栄養代謝薬;(4)セッコク夜光丸、杞菊地黄丸、石決明散などを含む漢方薬が含まれる。しかし、これらの白内障を治療する医薬は長期の臨床試験によって、白内障の悪化を緩和させるだけで、病気を逆転させて白内障を治療することは不可能であることが証明された。同時に、中国の高齢化社会に入るにつれ、白内障患者の人数も増加しており、白内障薬の需要はますます切迫になっている。従って、臨床では、安全で、効果的で、目の中の浸透性が強い、性質が安定している新規な眼科の抗白内障外用薬が非常に必要となっている。
ラノステロールは、水晶体に富む両親媒性分子であり、ラノステロールシンターゼ(LSS)のコレステロール合成経路における重要な環化反応によって合成され、水晶体タンパク質の異常な凝集を減らし、再配置・排列させて水晶体の透明度を回復させることができる。研究により、ラノステロールシンターゼは水晶体で検出できることはすでに証明されている。それ以外に、Shumiya白内障ラットの研究では、ラウロステロールシンターゼとファルネシル二リン酸トランスフェラーゼ1(FDFT1)のホモ接合突然変異の特定の組み合わせは、水晶体のコレステロール値を低下させ、白内障を引き起こす可能性がある。同時に、私たちの最近の研究では、ラノステロールが、生体外および細胞レベルで事前に形成されたレンズタンパク質凝集体を大幅に減少できることを発見している。生体内レベルも、ラノステロールが白内障の状態を逆転させ、水晶体が清澄で透明になることを証明し、この結果はすでにジャーナル・オブ・ネイチャーに掲載され、世界的に注目され、白内障の予防・治療のための新しい分子である。
本発明は粉末X線回折(XRPD)スペクトルが以下の2θ角:8.60±0.2°、15.06±0.2°及び17.22±0.2°において特徴的な回折ピークを有する、式(I)化合物のA結晶形を提供する。
Figure 2021524499
本発明の幾つかの実施の態様において、前記A結晶形の粉末X線回折スペクトルは以下の2θ角:8.60±0.2°、9.38±0.2°、10.57±0.2°、12.54±0.2°、14.43±0.2°、15.06±0.2°、17.22±0.2°及び25.18±0.2°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明の幾つかの実施の態様において、前記A結晶形の粉末X線回折スペクトルは以下の2θ角:4.350°、8.598°、9.383°、10.566°、12.542°、13.448°、14.428°、14.591°、15.063°、15.453°、15.820°、16.803°、17.216°、20.985°、21.181°、22.225°、22.601°、22.856°、23.726°、24.039°、24.534°、25.185°、25.514°、25.935°、26.570°、27.867°、28.125°、28.416°、29.114°、29.445°、31.914°、33.710°、34.297°、34.329°、36.014°、36.108°及び38.196°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明の幾つかの実施の態様において、前記A結晶形のXRPDスペクトルは図1に示す通りである。
本発明の幾つかの実施の態様において、前記A結晶形のXRPDスペクトル解析データは表1に示す通りである。
Figure 2021524499
本発明の幾つかの実施の態様において、前記A結晶形の示差走査熱量曲線(DSC)は151.75±3℃において一つの吸熱ピークの開始点を有する。
本発明の幾つかの実施の態様において、前記A結晶形のDSCスペクトルは図2に示す通りである。
本発明の幾つかの実施の態様において、前記A結晶形の熱重量分析曲線(TGA)は151.57±3℃の際に重量が0.04540%減少する。
本発明の幾つかの実施の態様において、前記A結晶形のTGAスペクトルは図3に示す通りである。
本発明は更に、眼疾患を治療するための医薬の製造における前記A結晶形の使用を提供する。
ラノステロールの新規のプロドラッグとして、本発明の化合物は、良好な透過性を有し、且つ、生体内で効果的にラノステロールに変換され、ラノステロールの薬物使用率を大幅に改善させ;その結晶形は良好な安定性を有する。
A結晶形のCu−Kα線のXRPDスペクトルである。 A結晶形のDSCスペクトルである。 A結晶形のTGAスペクトルである。 A結晶形のDVS等温線である。 細隙灯を使用して観察した、ラノステロール及びそのプロドラッグ026(式(I)化合物)の点眼薬が、亜セレン酸ナトリウムによって誘発された新生ニュージーランドウサギ白内障モデルにおける効果である。NCは正常対照群(Normal control group)であり;MCはモデル対照群(Model control group)であり;PCは陽性対照群(Positive control group)であり;LTはラノステロール点眼薬処理群(Lanosterol eye drops treatment group)であり;026はラノステロールプロドラッグ026点眼薬処理群(Lanosterolprodrug 026 eye drops treatment group)である。 亜セレン酸ナトリウムによって誘発された新生ニュージーランドウサギ白内障モデルの薬投与42日後、各群の体外水晶体透明度の検出結果の比較である。NCは正常対照群(Normal control group)であり;MCはモデル対照群(Model control group)であり;PCは陽性対照群(Positive control group)であり;LTはラノステロール点眼薬処理群(Lanosterol eye drops treatment group)であり;026はラノステロールプロドラッグ026点眼薬処理群(Lanosterolprodrug 026 eye drops treatment group)である。グリッドは2.12×2.12mmである。 亜セレン酸ナトリウムによって誘発された新生ニュージーランドウサギ白内障モデルの薬投与42日後、各群の水晶体グルタチオンペルオキシダーゼ(Glutathione peroxidase、GSH−PX)活性の検出結果の比較である。NCは正常対照群(Normal control group)であり;MCはモデル対照群(Model control group)であり;PCは陽性対照群(Positive control group)であり;LTはラノステロール点眼薬処理群(Lanosterol eye drops treatment group)であり;026はラノステロールプロドラッグ026点眼薬処理群(Lanosterolprodrug 026 eye drops treatment group)である。V.S NC:**はp<0.01を表し、*はp<0.05を表し;V.S MC:##はp<0.01を表し、#はp<0.05を表し;V.S PC:++はp<0.01を表し、+はp<0.05を表す。 細隙灯を使用して観察した、紫外線によって誘発されたニュージーランドウサギ白内障モデルにおける、ラノステロール及びそのプロドラッグ026点眼薬の効果である。NCは正常対照群(Normal control group)であり;MCはモデル対照群(Model control group)であり;PCは陽性対照群(Positive control group)であり;LTはラノステロール点眼薬処理群(Lanosterol eye drops treatment group)であり;026はラノステロールプロドラッグ026点眼薬処理群(Lanosterolprodrug 026 eye drops treatment group)である。 紫外線によって誘発されたニュージーランドウサギ白内障モデルの投与42日後、各群の体外水晶体透明度の検出結果の比較である。NCは正常対照群(Normal control group)であり;MCはモデル対照群(Model control group)であり;PCは陽性対照群(Positive control group)であり;LTはラノステロール点眼薬処理群(Lanosterol eye drops treatment group)であり;026はラノステロールプロドラッグ026点眼薬処理群(Lanosterolprodrug 026 eye drops treatment group)である。グリッドは2.12×2.12mmである。 紫外線によって誘発されたニュージーランドウサギ白内障モデルの投与42日後、各群の水晶体グルタチオンペルオキシダーゼ(Glutathione peroxidase、GSH−PX)活性の検出結果の比較である。NCは正常対照群(Normal control group)であり;MCはモデル対照群(Model control group)であり;PCは陽性対照群(Positive control group)であり;LTはラノステロール点眼薬処理群(Lanosterol eye drops treatment group)であり;026はラノステロールプロドラッグ026点眼薬処理群(Lanosterolprodrug 026 eye drops treatment group)である。V.S NC:**はp<0.01を表し、*はp<0.05を表し;V.S MC:##はp<0.01を表し、#はp<0.05を表し;V.S PC:++はp<0.01を表し、+はp<0.05を表す。
<定義と説明>
特に説明しない限り、本明細書に用いられる以下の用語と句は下記の意味を含む。一つの特定の句又は用語は、特に定義されていない場合、不確定か不明であると考えられるものではなく、一般的な意味で理解すべきである。本明細書に商品名が現れる場合、その対応する商品又はその活性成分を表すことが意図される。
本発明の中間体化合物は、以下に挙げられる具体的な実施の態様、他の化学合成法と組み合わせた実施の態様、及び当業者に周知である等価の置き換え方式を含む、当業者に周知である複数の合成方法により調製することができ、好ましい実施の態様は、本発明の実施例が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の具体的な実施の態様の化学反応は適当な溶剤において完成されるものであり、前記溶剤は本発明の化学変化及びその必要な試薬及び材料に適しなければならない。本発明の化合物を得るために、当業者は従来の実施の態様に基づき合成ステップ又は反応フローを変形又は選択する必要があることがある。
以下に実施の形態により本発明を詳しく説明するが、これらの実施の形態は本発明を何らか制限するものではない。
本発明に用いられる全ての溶剤は市販されるものであり、さらに精製することなく使用できる。
本発明に用いられる全ての溶剤は市販で入手できる。本発明は下記の略語を用いる:DCMはジクロロメタンを表し;DMFはN,N−ジメチルホルムアミドを表し;DMSOはジメチルスルホキシドを表し;EtOHはエタノールを表し;MeOHはメタノールを表し;TFAはトリフルオロ酢酸を表し;TsOHはp−トルエンスルホン酸を表し;mpは融点を表し;EtSOHはエタンスルホン酸を表し;MeSOHはメタンスルホン酸を表し;ATPはアデノシン三リン酸を表し;HEPESは4−ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸を表し;EGTAはエチレングリコールビス(2−アミノエチルエーテル)四酢酸を表し;MgClは塩化マグネシウムを表し;MnClは二塩化マンガンを表し;DTTはジチオトレイトールを表し;DCCはジシクロヘキシルカルボジイミドを表し;DMAPは4−ジメチルアミノピリジンを表し;ラノステロールプロドラッグ026は、本発明の式(I)化合物を表す。
粉末X線回折計(X−ray powder diffractometer、XRPD)
約10〜20mgの試料をXRPDの検出に用いる。
詳細なXRPDパラメータは下記の通りである:
X線管:Cu,kα,(λ=1.54056Å)
管電圧:40kV、管電流:40mA
発散スリット:0.60mm
センサスリット:10.50mm
散乱防止スリット:7.10mm
走査範囲:4〜40deg
ステップ角:0.02deg
ステップ幅:0.12秒
試料パン回転数:15rpm
動的水蒸気吸着分析(Dynamic Vapor Sorption、DVS)
測定方法:約10〜20mgの試料をDVSサンプルパンに取って検出する。
温度:25℃
平衡dm/dt:0.01%/min(時間:10min、最長:180min)
乾燥:0%RH、120min
RH(%)測定の勾配:10%
RH(%)測定の勾配範囲:0%〜90%〜0%
吸湿性評価の分類は以下の通りである:
Figure 2021524499
本発明の内容がよりよく分かるように、以下に具体的な実施の形態を参照しながらさらに説明するが、具体的な実施の態様は本発明の内容を制限するものではない。
参照例1:フラグメントBB−1
Figure 2021524499
合成スキーム:
Figure 2021524499
工程1:化合物BB−1の合成。
混合物BB−1−1を超臨界流体クロマトグラフィー(分離条件カラム:Chiralpak AD−3 150×4.6mm I.D.,3μm;移動相:A:CO B:エタノール(0.05%のジエタノールアミン);勾配:5分間でBは5%から40%に達し、B40%で2.5分間で、次にB5%で2.5分間であり;流速:2.5mL/min;カラム:35℃;波長:220nm)で分離して、化合物BB−1を得た。H NMR(CDCl、400MHz):δ 5.06〜5.15(m,1H),5.10(brt、J=7.2Hz、1H)、3.20〜3.22(m、1H)、3.24(dd、J=11.5、4.5Hz、1H)、1.64〜2.09(m、15H)、0.77〜1.57(m、29H)、0.65〜0.72ppm(m、3H)。
実施例1:式(I)化合物の製造
Figure 2021524499
合成スキーム:
Figure 2021524499
工程1:式(I)化合物の合成。
基質35.2gの化合物BB−1を無水ジクロロメタン550mLに溶解させ、22.8gのサリチル酸を添加し、次に、39.2gのDCCを添加し、最後に23.2gのDMAPを添加して、白色の懸濁液を得、35℃昇温させ、96時間反応させた。TLCで、少量の原材料が残っていることを検出し、反応を停止させ、濾過し、150mLのジクロロメタンで濾過残留物を洗浄し、濾液を合わせ、スピン乾燥させて粗残留物を得た。粗生成物の残留物に500mLのメタノールを添加し、16時間還流させて白色の懸濁液を得、15℃に冷却させ、濾過して白色の固体を得、XRPDで検出して式(I)化合物のA結晶形を得た。
H NMR(400MHz、CDCl)δ10.89(s、1H)、7.77(dd、J=1.76、8.03Hz、1H)、7.38(ddd、J=1.76、7.09、8.47Hz、1H)、6.91(dd、J=0.88、8.41Hz、1H)、6.78〜6.85(m、1H)、5.00〜5.07(m、1H)、4.68〜4.74(m、1H)、1.64〜2.04(m、12H)、1.62(s、3H)、1.57(brs、2H)、1.54(s、3H)、1.04〜1.51(m、9H)、0.98(s、3H)、0.98(s、3H)、0.89(s、3H)、0.85(d、J=6.27Hz、3H)、0.82(s、3H)、0.63(s、3H)。
実施例2:式(I)化合物のA結晶形の吸湿性研究
実験材料:
SMS DVS Advantage動的水蒸気吸着計
実験方法:
式(I)化合物のA結晶形10〜15mgをDVSサンプルパンに取って測定した。
実験結果:
式(I)化合物のA結晶形のDVSスペクトルは図4に示す通りであり、△W=0.747%であった。
実験結論:
式(I)化合物のA結晶形が25℃及び80%のRH下における吸湿性重量増加は0.747%であり、吸湿性はややあった。
実施例3:式(I)化合物のA結晶形の予備安定性実験
式(I)化合物のA結晶形を以下の3つの条件下に置き、異なる時点でサンプリングして特性、XRPD、含有量及び関連物質を検出して調査した。研究条件と検出項目は表3に示す通りであった。
Figure 2021524499
実験工程:
式(I)化合物のA結晶形10mgを正確に秤量して、サンプルボトルに置き、薄層に広げた。60℃、92.5%RHの条件下でサンプリングし、ボトル口を直接的にアルミホイルで包み、アルミホイルに小さな穴を開けて、サンプルが環境の空気と十分に接触できることを保証し、それぞれ乾燥箱と飽和硝酸カリウム溶液を入れたグラス缶に入れた。光照射させたサンプル(開口、アルミホイルで覆われていない)と光照射させた対照品(開口、サンプルボトル全体がアルミホイルで覆われている)を光照射箱に入れた。各時点でそれぞれ2部を秤量し、正式的の試験サンプルにした。又、式(I)化合物のA結晶形を約5mg秤量してXRPDで検出し、サンプルボトルをアルミホイルで包み、アルミホイルに小さな穴を開け、同じく対応する乾燥箱と飽和硝酸カリウム溶液を入れたグラス缶に入れた。
含有量の分析方法:
カラムモデル:Ultimate XB−C18 3.0*50mm、3um;移動相:0.5mlのTFAを1Lの水(溶媒A)に添加し、及び0.4mlのTFAを1Lのアセトニトリル(溶媒B)に添加し、95%〜100%(溶媒B)の溶出勾配を2分以上使用し、100%で13分間保持させた。流速は1.5ml/分であり;カラム温度は30℃であった。
実験結果と結論:結晶形は実験後変化しておらず、その安定性は良好であった。
生物活動試験
実施例一:生体内における眼部薬の浸透及び薬のラノステロールへの転換に関する研究
本研究では、ニュージーランド白ウサギ(体重は2kgを超え、年齢は12週齢を超える)を実験動物として使用し、各化合物の研究では、2匹のニュージーランド白ウサギを使用し、各ウサギには、左右両眼に50μLの点眼薬を点眼し、3つの眼は眼房水を収集するために使用し、もう1つの眼はスペアとして使用した。点眼薬の配合は、1.2%のヒドロキシプロピルメチルセルロース(E5仕様)、20.5%のポロキサマー(P407仕様)、1.6%のポロキサマー(P188仕様)であり、化合物の調製濃度は5mMであり、点眼薬は均一な懸濁液であった。点眼薬をウサギの眼に点眼した後、それぞれ投与後0.5、2、4及び6時間後で前眼房水を採取し、毎回サンプルを採取する体積は50μLを超えず、動物は毎回サンプルを採取する前に、軽度の麻酔をかけ、各時点は3つのサンプルであった。採取した眼房水サンプルは採取後直ちにドライアイスに入れて保存するか、又は−80±10℃の冷蔵庫に入れて保存した。サンプル採取完了後、動物を安楽死させた。サンプルはトリプル四重極質量分析計(API4000)を使用して化合物の濃度を分析した。表4及び表5は、生体内DMPKの分析・検出方法を示し;表6及び表7は、化合物ラノステロール(親薬物)とプロドラッグ化合物(各眼で250nM)を点眼した後の眼房水中の薬物濃度を示した。
実験結果及び結論:ラノステロール自体と本発明のプロドラッグ化合物はいずれも、角膜から又は他の経路を介して眼房水に浸透することができ;且つ、プロドラッグ化合物は、浸透過程で親薬物ラノステロールに転換され得、眼房水においてより高いラノステロール濃度と暴露量を示すことができた。
Figure 2021524499
Figure 2021524499
Figure 2021524499
Figure 2021524499
実施例二:亜セレン酸ナトリウムによって誘発されたニュージーランド新生ウサギの白内障モデルにおけるラノステロール点眼薬及びそのプロドラッグの薬力学的研究
1.実験動物
新生ニュージーランドウサギP7日齢、普通のグレード、毎腹5匹の赤ちゃんウサギに1匹の母ウサギを配置して授乳させた。
2.群分け及び処理
実験ウサギはランダムで5つの群に分け、毎群には5匹の赤ちゃんウサギがあった。
1)正常対照群(Normal control group、NC):P10日目に、0.25mlの生理食塩水を赤ちゃんウサギの首に皮下注射し、P15日後に投与を終止した。
2)モデル対照群(Model control group、MC):P10日目に、赤ちゃんウサギの首に20μmol/kg体重で亜セレン酸ナトリウム溶液(生理食塩水の中で)を皮下注射し、P15日後、右眼に薬物を含まないブランク点眼薬を1日3回、42日間連続して滴下した。
3)陽性対照群(Positive control group、PC):P10日目に、赤ちゃんウサギの首に20μmol/kg体重で亜セレン酸ナトリウム溶液(生理食塩水の中で)を皮下注射し、P15日後、右眼にカリニョウ点眼薬(日本参天製薬)を1日3回、42日間連続して滴下した。
4)ラノステロール点眼薬処理群(Lanosterol eye drops treatment group、LT):P10日目に、赤ちゃんウサギの首に20μmol/kg体重で亜セレン酸ナトリウム溶液(生理食塩水の中に)を皮下注射し、P15日後、右眼にラノステロール点眼薬を1日3回、42日間連続して滴下した。
5)ラノステロールプロドラッグ026点眼薬処理群(Lanosterolprodrug 026 eye drops treatment group、026、式(I)化合物):P10日目に、赤ちゃんウサギの首に20μmol/kg体重で亜セレン酸ナトリウム溶液(生理食塩水の中で)を皮下注射し、P15日後、右眼にラノステロールプロドラッグを1日3回、42日間連続して滴下した。
3.実験試験
1)細隙灯顕微鏡写真:各群の亜セレン酸ナトリウムによって誘発されたニュージーランドウサギの各群に、それぞれ投与前、投与後7日目、14日目、21日目及び42日目で細隙灯顕微鏡で観察した;
2)体外水晶体透明度試験:最終日、動物の眼球を解剖して包被膜を含む水晶体を完全に分離し、水晶体を正方形の紙(2.12×2.12mm)に置き、写真は水晶体を通して撮影した正方形の鮮明さを示した。
3)グルタチオンペルオキシダーゼ(Glutathione peroxidase、GSH−PX)活性の検出:GSH−PX活性検出キット(NanJing JianCheng Bioengineering Institute)の説明書に記載されている方法を参照して分離された各群のウサギ水晶体のGSH−PX活性を検出した。実験データはSPSS統計ソフトウェアを利用してOne−Way ANOVA分析を行い、LSD法で各群間の比較を行い、統計学的差異レベルはp<0.05であった。
4.実験結果
1)細隙灯顕微鏡観察:図5は、亜セレン酸ナトリウムがニュージーランド新生ウサギの水晶体に白内障を誘発できることを示した。細隙灯顕微鏡で観察し、ラノステロールプロドラッグ026点眼液投与42日目(図5−I)は投与前(図5−J)と比較して白内障の症状を有意に減少させた。しかし、カリニョウ点眼薬の投与前後(図5−E、5−F)及びラノステロール点眼薬の投与前後(図5−G、5−H)の白内障の症状には有意な変化がなかった。
2)体外水晶体透明度検出:図6は、投与42日後、亜セレン酸ナトリウムによって誘発されたニュージーランド新生ウサギ白内障モデルの各群の水晶体透明度を比較した。各写真の左側は左眼の水晶体(左眼は薬を投与せず、自己対照とした)であり、右側は右眼の水晶体(右眼は異なる群に従って投与した)であった。ラノステロールプロドラッグ026点眼液を42日間投与した後、右眼水晶体の透明度は自体の左眼よりも有意に高く、MC群の水晶体よりも有意に高かったが、NC群よりは依然として低かった。LT群の右眼の水晶体透明度は投与後有意な変化はなかった。
3)GSH−PX活性検出:42日間の投与後の各群の水晶体のGSH−PX活性検出結果(図7を参照)は、亜セレン酸ナトリウムを皮下注射した後、ウサギ水晶体のGSH−PX活性が有意に低下し、NC群と比較して統計学的差異(p<0.01)があった。ラノステロールプロドラッグ026点眼液と陽性対照薬カリニョウ点眼液は水晶体GSH−PX活性を高めることができ、MC群と比較して統計学的差異(p<0.01)があり、且つ、026の改善効果はカリニョウよりも有意(p<0.01)であった。水晶体GSH−PX活性に対するラノステロール点眼薬の効果は、026及びカリニョウほど良くなく、MC群と比較して統計学的差異がなかった(p>0.05)。
5.結論
上記の結果は、ラノステロールプロドラッグ026点眼薬が、亜セレン酸ナトリウムによって誘発されるニュージーランド新生ウサギの白内障症状を緩和でき、水晶体の透明度と水晶体のGSH−PX活性を改善できることを示した。
実験三、紫外線によって誘発されたニュージーランドウサギの白内障モデルにおけるラノステロール点眼薬及びそのプロドラッグの薬力学的研究
1.実験動物
ニュージーランド成体ウサギ2.0〜2.5kg、普通グレード、オス又はメス、合計25匹。
2.群分け及び処理
実験動物をランダムに5つの群に分け、各群に5匹であった。
1)正常対照群(Normal control group、NC):通常の飼育、薬は投与しなかった。
2)モデル対照群(Model control group、MC):313nmの紫外線を24時間照射してモデルを構築した後、右眼に薬物を含まないブランクの点眼薬を1日3回、42日間連続して滴下した。
3)陽性対照群(Positive control group、PC):313nmの紫外線を24時間照射してモデルを構築した後、右眼にカリニョウ点眼薬(日本参天製薬)を1日3回、42日間連続して滴下した。
4)ラノステロール点眼薬処理群(Lanosterol eye drops treatment group、LT):313nmの紫外線を24時間照射してモデルを構築した後、右眼にラノステロール点眼薬を1日3回、42日間連続して滴下した。
5)ラノステロールプロドラッグ026点眼薬処理群(Lanosterolprodrug 026 eye drops treatment group、026):313nmの紫外線を24時間照射してモデルを構築した後、右眼にラノステロールプロドラッグ点眼薬を1日3回、42日間連続して滴下した。
3.実験検出
1)細隙灯顕微鏡写真:各群はモデルを構築した後、それぞれ投与前、投与後7日目、14日目、21日目及び42日目で細隙灯顕微鏡で観察した;
2)体外水晶体透明度検出:最終日、動物の眼球を解剖して包被膜を含む水晶体を完全に分離し、水晶体を正方形の紙(2.12×2.12mm)に置き、写真は水晶体を通して撮影した正方形の鮮明さを示した。
3)グルタチオンペルオキシダーゼ(Glutathione peroxidase、GSH−PX)活性の検出:GSH−PX活性検出キット(NanJing JianCheng Bioengineering Institute)の説明書に記載されている方法を参照して分離された各群のウサギ水晶体のGSH−PX活性を検出した。実験データはSPSS統計ソフトウェアを利用してOne−Way ANOVA分析を行い、LSD法で各群間の比較を行い、統計学的差異レベルはp<0.05であった。
4.実験結果
1)細隙灯顕微鏡観察:図8は、紫外線がニュージーランドウサギの水晶体に白内障を誘発できることを示した。細隙灯顕微鏡で観察し、ラノステロールプロドラッグ026点眼液投与42日目(図8−I)は投与前(図8−J)と比較して白内障の症状を有意に減少させた。しかし、カリニョウ点眼薬の投与前後(図8−E、8−F)及びラノステロール点眼薬の投与前後(図8−G、8−H)の白内障の症状には有意な変化がなかった。
2)体外水晶体透明度検出:図9は、投与42日後、紫外線によって誘発されたニュージーランドウサギ白内障モデルの各群の水晶体透明度を比較した。各写真の左側は左眼の水晶体(左眼は薬を投与せず、自己対照とした)であり、右側は右眼の水晶体(右眼は異なる群に従って投与した)であった。ラノステロールプロドラッグ026点眼液を42日間投与した後、右眼水晶体の透明度は自体の左眼よりも有意に高く、MC群の水晶体よりも有意に高かったが、NC群よりは依然として低かった。LT群の右眼の水晶体透明度は投与後有意な変化がなかった。
3)GSH−PX活性検出:42日間の投与後の各群の水晶体のGSH−PX活性検出結果(図10を参照)は、紫外線を照射した後、ウサギ水晶体のGSH−PX活性が有意に低下し、NC群と比較して統計学的差異(p<0.01又はp<0.05)があった。ラノステロールプロドラッグ026点眼液と陽性対照薬カリニョウ点眼液は水晶体GSH−PX活性を高めることができ、MC群と比較して統計学的差異(p<0.01)があり、且つ、026の改善効果はカリニョウよりも有意(p<0.05)であった。水晶体GSH−PX活性に対するラノステロール点眼薬の効果は、026及びカリニョウほど良くなく、MC群と比較して統計学的差異はなかった(p>0.05)。
5.結論
上記の結果は、ラノステロールプロドラッグ026点眼薬がニュージーランドウサギの紫外線によって誘発される白内障症状を緩和し、水晶体の透明度と水晶体のGSH−PX活性を改善できることを示した。

Claims (9)

  1. 粉末X線回折(XRPD)スペクトルが以下の2θ角:8.60±0.2°、15.06±0.2°及び17.22±0.2°において特徴的な回折ピークを有する、式(I)化合物のA結晶形。
    Figure 2021524499
  2. 粉末X線回折スペクトルが以下の2θ角:8.60±0.2°、9.38±0.2°、10.57±0.2°、12.54±0.2°、14.43±0.2°、15.06±0.2°、17.22±0.2°及び25.18±0.2°において特徴的な回折ピークを有する、請求項1に記載のA結晶形。
  3. 粉末X線回折スペクトルが以下の2θ角:4.350°、8.598°、9.383°、10.566°、12.542°、13.448°、14.428°、14.591°、15.063°、15.453°、15.820°、16.803°、17.216°、20.985°、21.181°、22.225°、22.601°、22.856°、23.726°、24.039°、24.534°、25.185°、25.514°、25.935°、26.570°、27.867°、28.125°、28.416°、29.114°、29.445°、31.914°、33.710°、34.297°、34.329°、36.014°、36.108°及び38.196°において特徴的な回折ピークを有する、請求項2に記載のA結晶形。
  4. XRPDスペクトルが図1に示す通りである、請求項3に記載のA結晶形。
  5. 示差走査熱量曲線(DSC)が151.75±3℃において一つの吸熱ピークの開始点を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載のA結晶形。
  6. DSCスペクトルは図2に示す通りである、請求項5に記載のA結晶形。
  7. 熱重量分析曲線は(TGA)が151.57±3℃の際に重量が0.04540%減少する、請求項1から4のいずれか1項に記載のA結晶形。
  8. TGAスペクトルは図3に示す通りである、請求項7に記載のA結晶形。
  9. 眼科疾患を治療するための医薬の製造における、請求項1から8のいずれか1項に記載のA結晶形の使用。
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