JP2021524020A - 電離放射線に対する改良された保護を提供するめがね用フレームおよびそのようなフレームを備える放射線保護めがね - Google Patents

電離放射線に対する改良された保護を提供するめがね用フレームおよびそのようなフレームを備える放射線保護めがね Download PDF

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Abstract

本発明は、電離放射線に対して保護するためのめがね用フレーム(20)であって、2つの横方向保護要素(50)によって横方向に延びている前部分(30)と、着用されている状態下でユーザの顔上にフレームを維持するためのデバイス(60)とを備え、横方向保護要素が、前部分と一体的に形成され、前部分および横方向保護要素は、放射線減衰材料から作製されることを特徴とする、めがね用フレーム(20)に関する。本発明はまた、そのようなフレームを備える、電離放射線に対して保護するためのめがね(10)、およびこのめがねと、重量を分散させるためのデバイスとを備える組立体に関する。適用範囲:専門的活動を実行する際に電離放射線に曝露されやすい個人の保護。

Description

本発明は、電離放射線に対する、特にX線またはガンマ線タイプの電磁放射線に対する個人保護の分野に関する。
より詳細には、本発明は、電離放射線に対する改良された保護を提供するめがねフレーム、およびそのようなフレームを備える、電離放射線に対する保護めがねに関する。
このめがねは、以下では、より簡単に「放射線保護めがね」と称される。
本発明はまた、放射線保護めがねと、このめがね用の重量吸収デバイスとを備える組立体に関する。
本発明は、人が専門的活動を実施している間、電離放射線に曝露されやすいすべての分野、特に(放射線診断、介入的画像診断、放射線治療、小線源療法(brachytherapy)、核医学など)の医学の分野、基礎研究および応用研究の分野、ならびに核産業(鉱業活動、ウラン転換、使用済み核燃料の処理、新しい核燃料の製造など)の分野に適用される。
電離放射の曝露から生じる危険に対する健康保護の基本的基準を定めた2013年12月5日の理事会指令2013/59/ユーラトムにより、作業者の水晶体に対する等価線量制限が引き下げられた。現在では、専門的活動の実施に関連する計画された曝露状況において、5年の定められた期間にわたって平均で年間20ミリシーベルト(mSv)、単年で50mSvを超えない水晶体に対する等価線量制限が求められているが、この制限は、それまでは年間150mSvであった。
この指令に適合するには、作業者の適切な線量測定監視および/または人の目用の放射線保護装置をきっちりと(systematic)着用することが必要となり、この保護装置は、水晶体を効率的に保護するだけでなく、作業者がこの装置を着用する義務を容易に受け入れるように人間工学的基準を満たす必要もある。
個人の目用の放射線保護装置には3つのタイプが存在する:度付きレンズ付きまたは無しのめがね、度付きめがねを着用する人向けであるカバーオールめがね、度付きめがね付き、または無しの両方で着用することができ、特に、血液などの生体液の飛びはねに対する保護も提供することから特に医療分野専門である(「ひさし付きキャップ」とも呼ばれる)ひさし型。
これらの3つのタイプの装置の中でも、めがねは、現在のところ使用が最も簡単であり、作業者が最も容易に、頻繁に、またはさらにきっちりと着用しやすいものである。
現在市販されている放射線保護めがねは、鉛ガラスの存在による前面だけの保護、または前面保護および側部保護を提供するように設計されており、前面保護および側部保護の場合、このめがねは、鉛ガラスに加えて、限定されたサイズ(通常約2cmの高さ、1.5cmの幅)を有する側部保護要素を備え、この側部保護要素は、フレームが含む側部リムに組み付けられるか、またはこれらの側部リムに挿入される。
いずれの場合も、フレームは、電離放射線を透過するプラスチック材料のものである。
前面または側部保護のめがねは、鉛ガラスおよび側部保護要素上に衝突する電離放射線を効率的に減衰させる。
しかし、このめがねは、フレーム上に衝突する電離放射線も、フレームによって覆われるか、もしくはこのフレームを取り囲む皮膚ゾーンとの電離放射線の相互作用からくる電離放射線も減衰させない。しかし、これらの伝播方向に従い、めがねによって減衰されないこれらの電離放射線もまた、水晶体に到達しやすい。
したがって、本発明者が設定する目的は、電離放射線に対する水晶体の改良された保護を提供する、放射線保護めがねを提供することである。
1つの目的はまた、このめがねがさらに人間工学的であり、特に着用するのに快適であると共に、電離放射線の曝露を受ける作業者がきっちりと使用することを促すために見栄えが良いことである。
別の目的は、このめがねの生産コストにより、電離放射線に対する個人の目の保護が必要とされる専門分野で広く行き渡らせることができることである。
これらの目的は、本発明によって達成され、本発明は、最初に、電離放射線に対する保護めがね用フレームであって、2つの側部保護要素によって横方向に延ばされた前部またはフェースと、着用状態においてユーザの顔上にフレームを保持するためのデバイスとを備え、側部保護要素は、前部との一体品とし、前部および側部保護要素は、放射線減衰負荷が内部に分散されたポリマーマトリックスを含む放射線減衰材料から作製されることを特徴とする、保護めがね用フレームを提供する。
先行文および後続文において:
− 「放射線減衰負荷」とは、好ましくは粒子とする分割された形であり、電離放射線からの光子と相互作用し、これらの光子のエネルギーの一部を吸収することができる任意の材料を意味し、
− 「放射線減衰材料」とは、放射減衰負荷を含むことから、これもまた電離放射線からの光子と相互作用し、これらの光子のエネルギーの一部を吸収することができる材料を意味する。
電離放射線は、特に、従来数十キロボルト(kV)から数百キロボルトの範囲である電位差が内部にかけられるX線発生器によって生成される場合は、X線型電磁放射線であり、崩壊時に1つまたは複数の放射性原子によって発せられる場合は、ガンマ型電磁放射線であることができる。
さらに、「ポリマー」とは、単一種のモノマーを重合することからのポリマーであるホモポリマー、およびいくつかの種のモノマーを共重合させることからのポリマーであるコポリマーを意味する。
本発明によれば、放射線減衰負荷は、好ましくは、鉛、希土類、ビスマス、アンチモン、すず、タングステン、バリウム、タンタルから選択された少なくとも1つの金属、またはこれらの金属の合金および酸化物から選択された少なくとも1つの化合物の粒子を含む。
希土類は、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)、およびすべてのランタニドを含む金属の群であり、ランタニドは、メンデレーエフの元素周期表内にリストされた、原子番号57のランタン(La)から原子番号71のルテチウム(Lu)までの15個の化学元素に対応することに留意されたい。
したがって、減衰負荷は、特に:
− 鉛または酸化鉛、特に化学式PbOの一酸化鉛;
− エルビウムまたは酸化エルビウム、特に化学式Erの三二酸化エルビウム(III);
− プラセオジムまたは酸化プラセオジム、特に化学式Pr11の酸化プラセオジム(III−IV);
− ビスマスまたは化学式Biの三二酸化ビスマスなどの酸化ビスマス;
− ErおよびPr11の混合物などの酸化エルビウムおよび酸化プラセオジムの混合物、たとえば混合物の質量に関して、55%から65%のErおよび35%から45%のPr11の質量割合のもの;
− Er、Pr11、およびBiの混合物などの酸化エルビウム、酸化プラセオジム、および酸化ビスマスの混合物、たとえば混合物の質量に関して、30%から45%のEr、20%から30%のPr11、および30%から45%のBiの質量割合のもの、またはさらには
− Bi、化学式WOの三酸化タングステン、および化学式Laの三酸化ランタンの混合物などの酸化ビスマス、酸化タングステン、および酸化ランタンの混合物、たとえば混合物の質量に関して、70%から90%の質量のBi、5%から15%の質量のWO、および5%から15%のLaの質量割合のもの
の粒子を含むことができるか、またはそれからなることができる。
放射線減衰負荷は、優先的には、放射線保護めがね、したがってそのフレームによって減衰されるべき電離放射線の光子エネルギーに応じて選択される。
したがって、ウランおよびプルトニウムの酸化物の粉末を使用するMOX(混合酸化物)タイプの核燃料を製造する施設では、主な放射線は、プルトニウムの放射性同位体、特にアメリシウムおよびウラン237からのX放射線であり、60keVおよび208keVの光子エネルギーそれぞれを有する電離放射線に対応しているため、ビスマスまたは酸化ビスマスベースの放射線減衰負荷が、たとえば選択される。
マトリックスのポリマーは、フレームに付与されることが望まれる品質に応じて、特に柔軟性、可撓性、重量、固体性(衝撃抵抗、化学的抵抗など)および見栄え(色、質感など)、ならびにこのフレームの生産コストに関して選択される。
したがって、これは、特に、MAZZUCHELLI and PLASTIMODが販売しているものなどのセルロースアセテート、Tenite(商標)の名称でEASTMAN Chemical Companyが販売しているものなどのセルロースアセトプロピオネート、Grilamid(商標)の名称でEMS−Grivoryが販売しているものなどのポリアミドもしくはコポリアミド、Rielsan(商標)の名称でARKEMAが販売しているもの、Optyl(商標)などのエポキシド樹脂、またはDesmopan(商標)の名称でCOVESTROが販売しているものなどのポリウレタンであることができる。
これらのうち、優先度が与えられるのは、
− 一方では、極めて軽量であり(包み込む形のフレームを作製するために極めて好ましい品質である)、(形状記憶ポリマーであるため)弾性があり、抵抗特性、特に衝撃抵抗特性が優れていることにより、ポリアミドおよびコポリアミド、特にEMS−EvoryからのGrilamid(商標)TR90であり、
− 他方ではポリウレタンである。
本発明によれば、放射線減衰材料中の放射減衰負荷の質量割合および/またはこの材料の厚さは、優先的には、この材料が少なくとも0.4mmに等しい鉛当量をするように、すなわち、これが0.4mm厚さの鉛板によって付与されるものと等価の電離放射線に対する保護を確実にするように選択される。
使用される放射線減衰負荷の組成、放射線減衰材料の厚さ、および必要とされる電離放射線の減衰レベルに応じて変化し、したがって場合に応じて適合されるものであり、当業者が適合させることができるこの質量割合は通常、放射線減衰材料の質量に関して20%から95%の間である。
本発明のフレームの形状は、放射線保護めがねに意図される用途、特にこの用途の範囲内で必要とされる保護面だけでなく、このめがねが満たすことが望まれる人間工学および見栄えの基準によっても非常に異なり得る。
第1に、これは、着用状態においてユーザの両方の眼窩領域の一方をそれぞれが覆うためのものである2つの光学ガラスが埋め込まれるように構成された前部を有するフレームであることができる。
あるいは、これは、いわゆる「モノシールド」フレームであることができ、すなわち、その前部は、着用状態においてユーザの両方の眼窩領域を覆うためのものである光学ガラスが1つだけ埋め込まれるように構成される。
いずれの場合も、フレームは、必要とされる保護面に従って多かれ少なかれ覆う形状、またはさらには包み込む形の形状を有することができる。
したがって、これは、平面であるか、または0°から10°の間の曲がり角を伴う低い湾曲度を有する前部を有するフレームであることができる。
あるいは、これは、10°より大きく最大30°の曲がり角を伴う、顔の形状により密接に適合する強い湾曲度を有する前部を有するフレームであることができる。
さらに、これは、このフレームの前部および側部保護要素のみが放射線保護を確実にするのに関与するフレームであることができる。
あるいは、これは、2つの眼窩上保護要素および/または2つの眼窩下保護要素を追加的に備えるフレームであることができ、これらの眼窩上および/または眼窩下保護要素は、前部および側部保護要素との一体品とする。
着用状態においてフレームをユーザの顔上に保持するためのデバイスは、側部保護要素にヒンジ留めされた2つのアームを備えることができ、この場合、これらのアームは、フレームのその他の部分のように放射減衰材料であることができ、または放射線減衰負荷無しのポリマーからなることもでき、このポリマーは、放射線減衰材料のマトリックスを形成するものと同じであっても異なっていてもよい。
人間工学的および見栄えの理由で、アームは、「2素材」であることもでき、すなわち、第1の材料から部分的に、そして第1の材料の特性とは、たとえば可撓性、重量、固体性、または外観について異なる特性を有する第2の材料から部分的になる。
さらに、アームは、直線状であるが、その端部はユーザに対する快適感および安定性を確実にするために湾曲しており、またはユーザの頭部にぴったり適合するように曲げることもできる。すべての場合において、これらの長さは調整可能であることができる。
あるいは、着用状態においてフレームをユーザの顔上に保持するためのデバイスは、側部保護要素に取り外し可能にまたは取り外し不能に連結されたヘッドバンドを備えることができ、この場合、このヘッドバンドは、有利には、弾性材料、たとえば弾性繊維またはネオプレンなどのエラストマーのものであり、ユーザの頭部の周囲に合わせて調整可能である。
本発明によれば、フレームの前部は、好ましくは、3.5cmから5.5cmの間の高さと、13cmから17cmの間の幅とを有する。
側部保護要素に関して、これらは、好ましくは、少なくとも2cmに等しく、より良好には2.5cmから3.5cmの間の長さと、その長さのいずれの地点においても、前部と側部保護要素との間の接合ゾーンにおけるフレームのこの前部の高さの少なくとも80%に等しい高さとを有する。
めがねフレームの分野では通常であるように、フレームは、有利には、好ましくはサドルブリッジである支承要素を、着用状態においてユーザの鼻上に追加的に備える。このサドルブリッジは、フレームの前部との一体品とすることができ、この場合、これは、フレームのこの前部および側部保護要素を形成するものと同じ放射線減衰材料から作製され、またはサドルブリッジは、フレームの前部に組み付けることができ、この場合、これは、優先的には、より良い快適性のためにシリコーンなどの可撓性エラストマー材料のものであり、ここでこの柔軟なエラストマー材料は、好ましくはフレームの前面および側部保護要素内に存在するものと同一である放射線減衰負荷を含むことができる。
本発明の1つの目的はまた、電離放射線に対する保護めがねであって、フレーム内に埋め込まれた1つまたは2つの放射線減衰光学ガラスを備え、フレームはこれまで定義された通りであることを特徴とする、保護めがねである。
本発明によれば、放射減衰光学ガラスは、いかなる光学補正も確実にしないガラスであることができ、またはその反対に、近視、遠視、乱視単独もしくは近視もしくは遠視に関連付けられた乱視、または老眼単独、もしくは近視、遠視、および/または乱視に関連付けられた老眼などの視覚欠損を補正するガラスであることができ、この場合、これらは、単焦点、遠近両用、または多重焦点のものであることができる。
好ましくは、この/これらのガラスは、鉛ガラス、特に鉛を装填したミネラルガラスであり、通常は酸化物である。これらは、0.50mmまたはさらには0.75mmの鉛当量を有することができる。そのようなガラスは、特に、SCHOTT社およびHOYA社から入手可能である。
本発明の放射線保護めがねフレームの前部および側部リム内、またはこのめがねがアームを含む場合はアーム内にも放射線減衰負荷が存在することにより、フレームが放射線減衰負荷を有さなかった場合にこの重量がなるものに比べてこのめがねの重量は増大する。
この理由のため、重量のこの増大によって人間工学性を失わないように、本発明により、めがねの重量吸収デバイスが備える第2の取り付け要素に取り付けられるように構成された第1の取り付け要素を備えためがねフレームを任意選択により提供するようにされ、このとき、めがねおよび重量吸収デバイスは、ユーザによって、めがねをユーザの顔に着用し、重量吸収デバイスをユーザの頭に着用して着用されている。
本発明によれば、第1の取り付け要素は、有利には、フレームに組み付けられるか、またはこのフレーム内に一体化された磁石である。
本発明の別の目的は、これまで定義したような放射線保護めがねと、重量吸収デバイスとを備える組立体であって、めがねが第1の取り付け要素を備え、重量吸収デバイスが第2の取り付け要素を備え、第1および第2の取り付け要素は、めがねおよび重量吸収デバイスが、ユーザによって、めがねをユーザの顔に着用し、重量吸収デバイスをユーザの頭に着用して着用されるとき、互いに取り付けられるように構成される、組立体である。
本発明によれば、重量吸収デバイスは、ヘッドギアタイプのものであることができ、すなわち、着用状態においてユーザの頭の上部を覆うように構成され、この場合、これは、キャップ、ニットキャップもしくは同様のものであることができ、またはヘッドバンドタイプのものであることができ、すなわち頭の前部のみを取り囲むように構成される。
好ましくは、第1および第2の取り付け要素は、異極性を有する磁石である。
本発明は、数多くの利点を有する。
実際、図6A、図6B、図7、図8Aおよび図8Bに示すように、本発明の放射線保護めがねは、そのフレームによって、従来技術の放射線保護めがねによって提供されるものに比べて劇的に増大した、電離放射線に対する保護面を提供し、その上、水晶体の正中および傍正中の垂直面内ならびに水晶体の正中および傍正中の水平面内のより良好な角度的保護を提供する。
通常0.75mmのものである従来技術の放射線保護めがねの現在のガラスの鉛当量は、水晶体上に直接および間接の電離放射線によって堆積されるエネルギーから生じる所与の線量測定レベルに適合するように選択されていた。本発明の放射線保護めがねは、減衰される直接放射線の数を増大させ、間接放射線の効果を低下させる保護表面積の増大をもたらすため、等価線量測定レベルに関して、ガラスに必要な鉛等価量の低減、したがって、これらのガラスの重量、したがってめがね全体の重量の減少を企図することが可能である。
さらに、本発明の放射線保護めがねは、従来技術の放射線保護めがねによって提供されるものに比べて改良された保護を提供し、このとき電離放射線への曝露を受ける作業者がきっちりと使用することを促すのに適した人間工学性および見栄えを犠牲にすることはない。
この利点により、本発明のめがねは、原子力産業、特にMOXタイプの核燃料の粉体を取り扱うのに使用されるように特に適合される。
しかし、電離放射線に対する保護が必要とされる他のすべての専門分野、特に放射線診断、介入的画像診断、放射線治療、小線源療法、核医学などの医療分野において使用することも可能である。
本発明のさらなる特徴および利点は、後続の追加の説明から明らかになるであろう。
この追加の説明は、本発明の目的を例示することによって与えられるにすぎず、本目的を限定するものとして解釈されてはならない。
前面および側部の保護を有する、従来技術の放射線保護めがねの1つの例を示す図である。 前面および側部の保護を有する、従来技術の放射線保護めがねの別の例を示す図である。 図1Aに示すような放射線保護めがねを着用している人の頭部を概略的かつ部分的に示す左側面図である。 図1Aに示すような放射線保護めがねを着用している人の頭部を概略的かつ部分的に示す別の左側面図である。 図1Aに示すような放射線保護めがねを着用している人の頭部を概略的かつ部分的に示す正面図である。 図1Aに示すような放射線保護めがねを着用している人の頭部を概略的かつ部分的に表す上面図である。 図1Aに示すような放射線保護めがねを着用している人の頭部を概略的かつ部分的に表す別の上面図である。 本発明の放射線保護めがねの1つの例を示す図である。 本発明の放射線保護めがねの別の例を示す図である。 本発明の放射線保護めがねの別の例を示す図である。 本発明の放射線保護めがねの別の例を示す図である。 図2Aのものに類似するが、図5Aに示すような放射線保護めがねを着用している人を表す図である。 図2Bのものに類似するが、図5Aに示すような放射線保護めがねを着用している人を表す図である。 図3のものに類似するが、図5Aに示すような放射線保護めがねを着用している人を表す図である。 図4Aのものに類似するが、図5Aに示すような放射線保護めがねを着用している人を表す図である。 図4Bのものに類似するが、図5Aに示すような放射線保護めがねを着用している人を表す図である。 本発明の放射線保護めがね/重量吸収デバイス組立体の一例を着用している人の頭部を概略的に表す正面図である。 この人の頭部を概略的かつ部分的に示す左側面図である。
最初に図1Aおよび図1Bを参照し、これらの図は、前面および側部保護を有する従来技術の放射線保護めがねの2つの例を示す。
1で参照されるこのめがねは、フレーム2を備え、フレームはそれ自体、2つの光学ガラス4が内部に埋め込まれた前部3またはフェースであって、フェースとの一体品とする2つのリム5まで横方向に延びる、前部またはフェースと、側部リム5の両端にヒンジ留めされた2つのアーム6とを備える。
フレーム2は、電離放射線を透過するプラスチック材料のものであり、前面保護は、鉛ガラスであるガラス4によってのみ確実にされる。
図1Aに示す例では、側部保護は、2つの小さく、実質的に矩形の鉛板7によって確実にされ、この鉛板は、鉛ガラス4の外縁から距離を離して、側部リム5の一部に付けられる。
図1Bに示す例では、側部保護は、2つの実質的に三角形の鉛ガラス部片7によって確実にされ、この鉛ガラス部片は、これもまた鉛ガラス4の外縁から距離を離して側部リム5の一部に一体化される。
いずれの場合も、側部保護要素は、通常、0.35mmの鉛当量を有する。
次に、図2Aおよび図2Bを参照し、これらの図は、図1Aに示すような放射線保護めがねを着用している人の頭部8を左側面図で、ならびにこの人の水晶体9を概略的かつ部分的に表す。
このめがねによって確実にされる前面保護の限界を示す図2Aおよび図2Bでは、左鉛ガラス4が横断面図で表されている。しかし、フレームのフェース3は、電離放射線を透過する材料で作製されるため表されておらず、左の小板7もまた、わかりやすくするために表されていない。
図2Aに見ることができるように、前面保護は、1つの例が矢印f1によって具現化される、鉛ガラス上に衝突する「直接」放射線に限定される。
したがって、水晶体は:
− 矢印f2によって2つの例が具現化される、フレームのフェースの上部および下部上に衝突する「直接的」放射線からも、
− 矢印f3によって1つの例が具現化される、めがねを取り囲む皮膚ゾーンと「直接」放射線との相互作用から生じる「散乱した」放射線からも保護されない。
その結果、水晶体9の正中垂直面内の非放射線保護の角度セクターは、図2BではS1として示す部分に対応する。
次に、図3を参照し、この図は、図2Aおよび図2Bに示す頭部8を概略的かつ部分的に正面図で表す。
図1Aに示すような放射線保護めがねによって確実にされる前面および側部保護の限界を示すための図3では、このめがねの鉛ガラス4および小板7を見ることができる。しかし、フレームは、上記の同様の理由で表されない。
ここでも、図3は、このめがねが、矢印f1によって一例が具現化される、鉛ガラス上に衝突する「直接」放射線から水晶体を保護するが、これが:
− 3つの例が矢印f2によって具現化される、フレームのフェース上に衝突する「直接」放射線からも、
− 一例が矢印f3によって具現化される、めがねを取り囲む皮膚ゾーンと「直接」放射線との相互作用から生じる「散乱した」放射線からも保護しないことを示す。
この図はまた、このめがねが水晶体を、
− 矢印f4によって一例が具現化される、フレームのフェースの側端と鉛小板との間に配置される側部リムの一部上に衝突する「直接」放射線からも、
− 矢印f5によってその一例が具現化される、フレームによって覆われているにもかかわらずこれによって保護されない、鼻根および鼻背の上部などの皮膚ゾーンと直接放射線の相互作用から生じる「散乱した」放射線からも保護しないことも示している。
図1Aに示すような放射線保護めがねによって提供される前面および側部保護の限界の別の図が、図4Aおよび図4Bに与えられており、これらの図は、図2A、図2B、および図3に示す頭部8を概略的かつ部分的に上面図で表している。
図4Aは、図3の矢印f1からf5によって具現化された異なる放射線タイプを繰り返し、一方で図4Bは、このめがねではS2、S3、S4およびS5としてそれぞれ示す、水晶体9の正中水平面内の角度的な非放射線保護セクターを示す。
次に、図5Aおよび図5Bを参照し、これらの図は、本発明の放射線保護めがねの2つの最初の例を示す。
10で参照されるこのめがねは、フレーム20を備え、フレームはそれ自体、2つの光学ガラス40が内部に埋め込まれた前部30、またはフェースであって、フェースとの一体品とする2つのリム50まで横方向に延びる、前部またはフェースと、側部リム50の両端に2つのヒンジ(表さず)によってヒンジ留めされた2つのアーム60とを備える。
図1Aおよび図1Bに示すめがねのように、ガラス40は、鉛ガラスである。
しかし、図1Aおよび図1Bに示すめがねとは異なり、フレームのフェース30ならびに側部リム50は、放射線減衰材料から作製されており、放射線減衰材料は、たとえばセルロースアセタプロピオネート、ポリアミド、もしくはコポリアミド、エポキシド樹脂もしくはポリウレタンのポリマーマトリックスを含み、この中に放射線減衰負荷が分散され、この放射線減衰負荷は、たとえば、鉛、酸化鉛、エルビウム、酸化エルビウム、プラセオジム、酸化プラセオジム、酸化エルビウムおよび酸化プラセオジムの混合物、酸化エルビウム、プラセオジム、および酸化ビスマスの混合物、または酸化ビスマス、酸化タングステンおよび酸化ランタンの混合物の粒子を含むか、またはそのような粒子からなる。
図5Aに示す例では、フレーム20は、光学フレームの分野では「矩形」タイプと従来呼ばれているものであり、すなわち実質的に矩形のフェース30を備え、曲がり角が低く(10°より低い)、フェース30に実質的に垂直に延びる側部リム50を有する。これらの側部リムの高さは、フェース30上の前記側部リムの接合部における前記フェースのものと実質的に等価である。
図5Bに示す例では、フレーム20は、図5Aに示すめがねのものより包み込む形のフレームであり、曲がり角がより強いフェース30を備え、2つの眼窩上保護要素70および2つの眼窩下保護要素80が存在し、これらは、フェース30および側部リム50との一体品とする。
図5Bに示す例と同様に図5Aに示す例では、フレーム20は、サドルブリッジ90をさらに備え、サドルブリッジは、両方の光学ガラス40を接合するノーズブリッジ100の基部に組み付けることができ、この場合、これは、有利には、場合によっては放射線減衰負荷を含むシリコーンなどの可撓性のエラストマー材料から作製されるか、またはノーズブリッジ100に一体化することができ、すなわちこのノーズブリッジとの一体品とする。
図5Cは、本発明の放射線保護めがね10の第3の例を示す。このめがねは、フレーム20が「モノシールド」である点、すなわち単一の光学ガラス40が埋め込まれたフェース30を備え、このガラスは前記フェースの側縁から他方の側縁まで延び、こうして着用状態においてユーザの両方の眼窩領域を覆うという点においてのみ、図5Bに示すものとは異なる。
図5Dは、本発明の放射線保護めがね10の第4の例を示し、これは、フレーム20がアームの代わりに保持ヘッドバンド110を備えるという点においてのみ、図5Bに示すものとは異なる。
優先的には弾性材料、たとえば弾性繊維またはネオプレンなどのエラストマーのものであるこの保持ヘッドバンドは、たとえば2つのループ120を介してフレーム20の側部リム50の両端部に連結されており、この2つのループは、これらの側部リムとの一体品とし、このループのところで、ヘッドバンドの端部は、スナップファスナー、リベット、再位置決め可能な接着剤、フックおよびループストリップ(またはベルクロ(登録商標))タイプ、または同様のものの締結要素(表さず)によって閉ループを形成する。保持ヘッドバンドには、さらに、これを開閉するためおよび/またはユーザの頭部の周囲に合わせてそのサイズを調整するための要素130が設けられる。
次に、図6Aおよび図6Bを参照し、これらの図は、図2Aおよび図2Bのものと同様であるが、図5Aに示すような放射線保護めがねを着用している人のものである。この理由のため、これらの図では、フレーム20のフェース30は、横断面図で表される。
図6Aに示すように、本発明のめがねは、矢印f1によって一例が具現化される、鉛ガラス上に衝突する「直接」放射線からだけでなく、矢印f2によって2つの例が具現化される、フレームのフェースの上部および下部上に衝突する「直接」放射線からも水晶体9を保護することができる。
この理由のため、図6Bに見ることができるように、本発明のめがねによって得られる、S1として示す水晶体9の正中垂直面内の非放射線保護の角度セクターは、図2Bに示すものと比べて大幅に低減されている。
図7もまた、図3のものに似た図であるが、図5Aに示すような放射線保護めがねを着用している人の図である。
この図は、このめがねが水晶体を:
− 矢印f1によって一例が具現化される、鉛ガラス上に衝突する「直接」放射線から、
− 矢印f2によって3つの例が具現化される、フレームのフェース上に衝突する「直接」放射線から、さらに
− 矢印f4によって一例が具現化される、側部リム上に衝突する「直接」放射線からも保護する。
したがって、矢印f5によって図3に具現化されるもののようなフレームによって覆われた皮膚ゾーンと直接放射線の相互作用から生じる「散乱した」放射線もまた、抑制される。
これはまた、図8Aにも示され、この図は、図4Aのものに似た図であるが、図5Aに示すような放射線保護めがねを着用している人のものであり、ここでは図7の矢印f1からf5によって具現化された異なる放射線タイプが繰り返される。
この理由のため、図4Bのものに似た図であるために図4Bと比較されるが、図5Aに示すような放射線保護めがねを着用する人のものである図8Bで見ることができるように、本発明の放射線保護めがねにより、水晶体9の正中水平面内の非放射線保護の角度セクター、すなわちセクターS1は1つしかなく、このセクターは、図4Bで見ることができる角度セクターS1と比べて大幅に低減されている。
例として、図5Aに示すような放射線保護めがねは、SCHOTT SF6鉛ガラス、フレーム、および5mm厚さの側部リムで作製されており、ポリウレタンマトリックス中に50%の質量で分散させた三二酸化ビスマスBiを含んで0.50mmの鉛厚さを得ている。このめがねの重量は、92gである。
したがって、人間工学的特徴を失わないように、本発明は、このめがねを図9Aおよび図9Bに示すような重量吸収デバイス140と一緒に着用することを提案している。図9Aおよび図9Bは、本発明の放射線保護めがね10/重量吸収デバイス140組立体の一例を着用している人の頭部8を正面図(図9A)および側面図(図9B)それぞれに概略的に表している。
これらの図に見ることができるように、150で参照されるこの組立体では、図5Aに示すものと実質的に同じタイプのものであるめがねのフレーム20には磁石160が嵌められており、磁石は、ノーズブリッジ100の上縁に組み付けられているが、このノーズブリッジに一体化することもできる。
重量吸収デバイス140はそれ自体、キャップの形態である。
このキャップのひさし180の下部170には、舌状部分200を保持するための膜190が嵌められており、この舌状部分の下端は、めがねのフレーム20が含むものと同様のサイズであるが、反対の極性を有する磁石210を備え、この舌状部分の上端は、たとえばクリッピング、再位置決め可能な接着剤、またはベルクロ(登録商標)タイプのフックおよびループストリップによってこの部材に取り外し可能に締結される。後者の場合、舌状部分自体がフックおよびループストリップであることができる。
保持部材190と一体的である円筒状部片220により、この部片と磁石210との間に配置される舌状部分の全体をめがねのノーズブリッジ100のすぐ上に保持することが可能になる。
舌状部分200の上端を保持部材190に取り外し可能に締め付けることにより、部片220と磁石210との間に含まれる舌状部分200の部分の長さを、ユーザによるキャップの着用状態に応じて、ひさし180とユーザの鼻根との間に含まれるこのユーザの額の高さに合わせて調整することが可能になる。
この調整がなされると、めがねのフレーム20は、磁石160と210との間に確立された磁気効果によってキャップに自動的に固定され、フレーム20によってユーザの鼻根上に及ぼされる重量の部分は、このキャップによって自動的に吸収される。
1 めがね
2 フレーム
3 前部、フェース
4 光学ガラス
5 側部リム
6 アーム
7 鉛板
8 人の頭部
9 人の水晶体
S1 非放射線保護の角度セクター
f1 レンズガラスに衝突する直接放射線
f2 フレームのフェースに衝突する直接放射線
f3 散乱した放射線
f4 側部リムに衝突する直接放射線
f5 散乱した放射線
10 めがね
20 フレーム
30 前部、フェース
40 光学ガラス
50 側部リム
60 アーム
70 眼窩上保護要素
80 眼窩下保護要素
90 サドルブリッジ
100 ノーズブリッジ
110 保持ヘッドバンド
120 ループ
130 保持バンドを開閉するための要素
140 重量吸収デバイス
150 組立体
160 磁石
170 キャップのひさしの下部
180 キャップのひさし
190 膜
200 舌状部分
210 磁石
220 円筒状部片

Claims (18)

  1. 電離放射線に対する保護めがね用のフレーム(20)であって、2つの側部保護要素(50)によって横方向に延ばされた前部(30)と、着用状態においてユーザの顔上に前記フレームを保持するためのデバイス(60、110)とを備え、前記側部保護要素が、前記前部との一体品とし、前記前部および前記側部保護要素は、放射線減衰負荷が内部に分散されたポリマーマトリックスを含む放射線減衰材料から作製されることを特徴とする、保護めがね用のフレーム(20)。
  2. 前記放射線減衰負荷が、鉛、希土類、ビスマス、アンチモン、すず、タングステン、バリウム、タンタルから選択された少なくとも1つの金属、またはその合金および酸化物から選択された少なくとも1つの化合物の粒子を含む、請求項1に記載のめがね用のフレーム。
  3. 前記放射線減衰負荷が、鉛、酸化鉛、エルビウム、酸化エルビウム、プラセオジム、酸化プラセオジム、酸化エルビウムおよび酸化プラセオジムの混合物、酸化エルビウム、プラセオジム、および酸化ビスマスの混合物、または酸化ビスマス、酸化タングステン、および酸化ランタンの混合物の粒子を含む、請求項2に記載のめがね用のフレーム。
  4. 前記放射線減衰負荷が、ビスマスまたは酸化ビスマスの粒子を含む、請求項1または2に記載のめがね用のフレーム。
  5. 前記マトリックスの前記ポリマーが、セルロースアセテート、セルロースアセトプロピオネート、ポリアミドおよびコポリアミド、エポキシド樹脂、ならびにポリウレタンから選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載のめがね用のフレーム。
  6. 前記放射線減衰材料が、20%から95%の質量の放射線減衰負荷を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のめがね用のフレーム。
  7. 前記前部(30)が、1つまたは2つの光学ガラス(40)を埋め込むように構成される、請求項1から6のいずれか一項に記載のめがね用のフレーム。
  8. 前記前部(30)および前記側部保護要素(50)との一体品とする2つの眼窩上保護要素(70)をさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載のめがね用のフレーム。
  9. 前記前部(30)および前記側部保護要素(50)との一体品とする2つの眼窩下保護要素(80)をさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載のめがね用のフレーム。
  10. 前記フレーム保持デバイスが、前記側部保護要素(50)にヒンジ留めされた2つのアーム(60)、または前記側部保護要素(50)に連結されたヘッドバンド(110)を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のめがね用のフレーム。
  11. 前記前部(30)との一体品とするか、または前記前部(30)に取り付けられたサドルブリッジ(90)をさらに備える、請求項1から10のいずれか一項に記載のめがね用のフレーム。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載のフレーム(20)内に埋め込まれた1つまたは2つの放射線減衰光学ガラス(40)を備える、電離放射線に対する保護めがね(10)。
  13. 前記放射線減衰光学ガラス(40)が、鉛ガラスである、請求項12に記載のめがね。
  14. 前記フレーム(20)が、めがね用の重量吸収デバイス(140)が備える第2の取り付け要素(210)に取り付けられるように構成された第1の取り付け要素(160)を備え、このとき前記めがねおよび前記重量吸収デバイスは、ユーザによって、前記めがねを前記ユーザの顔に着用し、前記重量吸収デバイスを前記ユーザの頭に着用して着用されている、請求項12または13に記載のめがね。
  15. 前記第1の取り付け要素(160)が、前記フレーム(20)に組み付けられるか、または前記フレーム(20)内に一体化された磁石である、請求項14に記載のめがね。
  16. 請求項12から15のいずれか一項に記載の放射線保護めがね(10)と、重量吸収デバイス(140)とを備える組立体(150)であって、前記めがねが第1の取り付け要素(160)を備え、前記重量吸収デバイスが第2の取り付け要素(210)を備え、前記第1および第2の取り付け要素は、前記めがねおよび前記重量吸収デバイスが、ユーザによって、前記めがねを前記ユーザの顔に着用し、前記重量吸収デバイスを前記ユーザの頭に着用して着用されるとき、互いに取り付けられるように構成される、組立体(150)。
  17. 前記第1(160)および前記第2(210)の取り付け要素が、異極性を有する磁石である、請求項16に記載の組立体。
  18. 前記重量吸収デバイス(140)が、着用状態において、前記ユーザの頭の上部を覆うか、または前記ユーザの頭の前部のみを取り囲むように構成される、請求項16または17に記載の組立体。
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