JP2021523177A - トリアゾロピリミジン化合物およびがんの処置におけるそれらの使用 - Google Patents

トリアゾロピリミジン化合物およびがんの処置におけるそれらの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)の化合物:または薬学的に許容されるその塩(式中、R、R、X、環A、環Bおよび環Cは、明細書において前文に定義されている意味のいずれかを有する);それらの調製のためのプロセス;それらを含有する医薬組成物、およびMCT4媒介疾患の処置におけるそれらの使用に関する。

Description

本明細書は、一般に、トリアゾロピリミジン化合物および薬学的に許容されるその塩に関する。これらの化合物およびそれらの薬学的に許容される塩は、MCT4を選択的に阻害し、そのため、本明細書は、がんを含むMCT4媒介疾患を処置または防止するためのこうした化合物およびその塩の使用にも関する。本明細書は、さらに、トリアゾロピリミジン化合物および薬学的に許容されるその塩の結晶性形態;こうした化合物および塩を含む医薬組成物;こうした化合物および塩を含むキット;こうした化合物および塩の製造の方法;ならびにこうした化合物および塩を使用して、がんを含むMCT4媒介疾患を処置する方法に関する。
モノカルボキシレートトランスポーターは、SLC16遺伝子ファミリーによってコードされる。該ファミリーは、モノカルボキシレートトランスポーター(MCT)ファミリーとしても知られており、というのは、同定されるべき第1のメンバーは、形質膜を横切るL−ラクテート、ピルベートおよびケトン体などのモノカルボキシレートのプロトン連結輸送を担うことが実証されたからである。プロトン連結ラクテートおよびピルベート輸送の直接的実証は、MCT1(SLC16A1)、MCT2(SLC16A7)、MCT3(SLC16A8)およびMCT4(SLC16A3)について実証されている。MCTファミリーについての命名法は、HalestrapおよびPrice、Biochemical Journal(1999)343:281〜299かに基づく。
MCTは、12の膜貫通らせんを有し、機能発現には、CD147(ベイシジンおよびEMMPRINとしても公知)およびエンビジンとして公知である単一の膜貫通ドメインシャペロンとの相互作用を必要である。CD147は、MCT1およびMCT4を形質膜に移すための必須シャペロンとして作用し、ここで、トランスポーターおよびCD147は、依然として堅固に関連している(Kirkら(2000)EMBO J.19:3896〜3904)。MCT2の正しい形質膜発現は、CD147よりもエンビジンに対する強い優先度を示す(Wilsonら(2005)J.Biol.Chem.280:27213〜27221)。
腫瘍が代謝の変更を呈示することは、よく確立されている(Vander Heiden(2011)Nat.Drug Dis.10:671〜684)。腫瘍は、よく酸素化された(好気性)および不十分に酸素化された(低酸素性)領域で構成される。正常細胞と比較して、腫瘍細胞は、腫瘍低酸素症の帰結として好気性解糖(Warburg効果)または嫌気性解糖のいずれかを介してATP産生のための解糖経路に対する増加依存性を有する。腫瘍および低酸素性腫瘍を高度に増殖することは、それらのエネルギーおよび生合成要件に見合う解糖に特に依存性であるように見える。トレーサーフッ素(tracer fluorine)18(F−18)フルオロデオキシグルコース(FDG)を用いるFDG−PET(フルオロデオキシグルコースポジトロン放出断層撮影)−PETスキャニングの広く行き渡った臨床的使用は、この解糖表現型が、ある範囲の固体および血液学的腫瘍に観察されることを実証している。結果として、FDG−PETは、がんの診断、段階分けおよびモニタリング処置のために使用することができる。コンピューター断層撮影法と組み合わされるFDG−PETは、ほとんどの上皮腫瘍の転移の検出について>90%の感受性および特異性を有する(Mankoffら(2007)Clin.Cancer Res.13:3460〜3469)。
腫瘍における増加解糖速度の副生成物は、ラクテートの蓄積である。細胞内ラクテートは、モノカルボキシレートトランスポーター(MCT1、2、3&4)を介して腫瘍細胞から輸送することができる(HalestrapおよびPrice、Biochem J.(1999)343;291〜299)。腫瘍細胞によって産生されるラクテートは、間質性および酸素化腫瘍細胞によって(モノカルボキシレートトランスポーターMCT1およびMCT2を介して)取り込まれることで、酸化的リン酸化(OXPHOS)を刺激するために使用することができるピルベートを再生することができる(Koukourisら、Cancer Res.(2006)66;632〜637;Sonveauxら、J.Clin.Invest.(2008)118;3930〜3942)。腫瘍の解糖表現型を推進する際の鍵となる因子の1つは、低酸素ストレスによって活性化される転写因子である低酸素症誘発因子(HIF)の活性化である。MCT4はHIF標的遺伝子であり、低酸素症によって上方調節され、解糖性腫瘍からラクテートを送出するのに必要とされる(Ullahら(2006)J.Biol.Chem.281:9030〜9037)。MCT4の動態特性は、解糖から誘導される乳酸を送出する際のそれの役割に調整され、なぜならば、ピルベートについてのそれの非常に高いKm(150mM)は、ピルベートが細胞から送出されるのを確実にするからである。これは必須であり、なぜならば、ピルベートからラクテートへの還元から誘導されるNADHは、解糖流動を推進する必要とされる(HalestrapおよびWilson(2012)IUMBM Life 64:109〜119)。
MCT4は、腎腫瘍(Fiselら(2013)Clin.Cancer Res.19:5170〜5181;Gerlingerら J.Pathol.227:146〜156)、膵臓腫瘍(Baekら(2014)Cell Rep.9:2233〜2249)、結腸直腸腫瘍(Pinheiroら、Virchows Arch.(2008)452;139〜146)、HNSCC(Zhuら(2014)PLoS One 9:e87904)、乳がん(Doyenら(2014)Biochem.Biophys.Res.Commun.451:54〜61)、前立腺がん(Pertega−Gomesら、BMC Cancer(2011)11:312)および肝臓がん(Gaoら(2015)J Cancer Res.141:1151〜1162)を含む、正常の上皮と比較して、ある範囲の固形腫瘍において過剰発現される。
近年のデータは、免疫細胞機能を調節する際に重要な役割を果たすことを示している。ラクテートは、T細胞およびNK細胞などの免疫エフェクター細胞の活性を阻害することが示された。乳酸は、エクスビボでヒトT細胞の増殖および活性化を抑制する(Fisherら(2007)Blood 109:3812〜3819;Haasら(2015)PLoS Biol 13)。Husainらは、LDHA枯渇腫瘍からのNK細胞が、細胞溶解機能の改善を示し、NK細胞のラクテート処理が、それらの細胞毒性活性を低減することを実証した(Husainら(2013)J.Immunol.191:1486〜1495)。さらに、Brandらは、免疫適格マウスにおいて、LDHAのノックダウンが乳酸産生を低減し、IFN−γ−産生TおよびNK細胞の浸潤の増加が、腫瘍において観察されることを実証した(Brandら(2016)Cell Metab.24:657〜671)。ラクテートは、単球活性化および樹状細胞分化を阻害し(Gottfriedら(2006)Blood 107:2013〜2021;Dietlら(2010)J.Immunol.184:1200〜1209)、その上、M2(免疫抑制)腫瘍関連のマクロファージ分極を誘発する(Colegioら(2014)Nature 513:559〜563)ことも示された。まとめると、これらのデータは、腫瘍の解糖表現型の副生成物として産生されるラクテートが腫瘍微小環境において免疫抑制効果を推進するという仮説を支持している。
腫瘍微小環境におけるラクテート蓄積は、アシドーシス(プロトンとの共輸送による)を伴う。腫瘍微小環境における低いpHは、腫瘍細胞の細胞外マトリックス分解および遊走と関連している(GilliesおよびGatenby(2015)Cancer J.21:88〜96)。
MCT1/2の強力な阻害剤は、WO2004/065394に記載されており、これは、T−リンパ球において、MCT1の小分子阻害剤が細胞内ラクテートの蓄積をもたらすのでラクテート流出はMCT1を介して起こることを示している(Murrayら、Nat.Chem Biol.(2005)1;371〜376)。
しかしながら、MCT4−依存性細胞中へのラクテートの輸送を阻害し、良好な生物学的利用能を実証し、投薬するのに適切であるMCT4の阻害剤も必要である。
簡潔には、この明細書は、式(I):
Figure 2021523177
の化合物または薬学的に許容されるその塩を一部記載しており、式中:
およびRは、各々独立して、水素またはメチルを表し;
Xは、CHまたはOを表し;
環Aおよび環Bは、各々独立して、フェニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから選択される環を表し、ここで、環Aおよび環Bの各々は、独立して、C1〜3アルキルおよびC1〜3アルコキシから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されており;
環Cは、O、NおよびSから独立して選択される1個または複数の追加のヘテロ原子を任意選択により含有する5員から9員の単環式または二環式の飽和ヘテロシクロアルキルを表し、ここで、環Cは、メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているC1〜3アルキル;ジオキソ、C0〜2アルキル−C(O)N(Me)、C(O)C1〜2アルキルおよびS(O)1〜2アルキルから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されている。
この明細書は、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩および少なくとも1種の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物も一部記載する。
この明細書は、治療における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩も一部記載する。
この明細書は、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩も一部記載する。
この明細書は、がんの処置のための医薬の製造のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩も一部記載する。
この明細書は、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を温血動物に投与することを含む、こうした処置を必要とする温血動物におけるがんを処置するための方法も一部記載する。
(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリンの形態AについてのX線粉末回折(XRPD)パターンを示す図である(化合物A、実施例62)。 (R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリンの形態AについてのDSCを示す図である(化合物A、実施例62)。 肺がん異種移植片モデルにおける、VEGFR TKI(AZD2171、セジラニブとしても公知)との組合せでのMCT4阻害剤(実施例62)のインビボ活性を示す図である。 マウス同系モデルにおける、α−CTLA4抗体との組合せでのMCT4阻害剤(実施例62)のインビボ活性を示す図である。 マウス同系モデルにおける、αPD−1抗体との組合せでのMCT4阻害剤(実施例62)のインビボ活性を示す図である。
本発明の多くの実施形態は、本明細書の全体にわたって詳述されており、当業者に明らかであろう。本発明は、その任意の特別な実施形態に限定されると解釈されるべきでない。
第1の実施形態において、式(I):
Figure 2021523177
の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供され、式中:
およびRは、各々独立して、水素またはメチルを表し;
Xは、CHまたはOを表し;
環Aおよび環Bは、各々独立して、フェニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから選択される環を表し、ここで、環Aおよび環Bの各々は、独立して、C1〜3アルキルおよびC1〜3アルコキシから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されており;
環Cは、O、NおよびSから独立して選択される1個または複数の追加のヘテロ原子を任意選択により含有する5員から9員の単環式または二環式の飽和ヘテロシクロアルキルを表し、ここで、ヘテロシクロアルキルは、メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているC1〜3アルキル;ジオキソ、C0〜2アルキル−C(O)N(Me)、C(O)C1〜2アルキルおよびS(O)1〜2アルキルから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されている。
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1個または複数の追加のヘテロ原子を含む5員から9員の飽和窒素含有非芳香族環(式(I)における環C)を意味する。適切なヘテロシクロアルキル基の例としては、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、チオモルホリニル、ジアザビシクロオクタニル、オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル、ピロリジニル、ジアゼパニル、オキサゼパニルおよびアゼパニルが挙げられる。誤解を避けるために、ヘテロシクロアルキル環上の置換基は、炭素原子またはヘテロ原子のいずれかを介して連結されていてもよい。
「ジオキソ」という用語は、同じ原子に結合する2個のオキソ置換基を意味する。ジオキソ置換の例としては、環Cがチオモルホリニルを表し、硫黄原子が2個のオキソ基で置換されている、即ち、環Cがチオモルホリン−1,1−ジオキシドである実例が挙げられる。
p〜qアルキルおよび他の用語における接頭辞Cp〜q(ここでpおよびqは整数である)は、該基に存在する炭素原子の範囲を示し、例えば、C1〜3アルキルとしては、Cアルキル(メチル)、Cアルキル(エチル)およびCアルキル(n−プロピルおよびイソプロピルなどのプロピル)が挙げられる。一実施形態において、C1〜3アルキルはメチルである。
p〜qアルコキシという用語は、−O−Cp〜qアルキル基を含む。例えば、C1〜3アルコキシとしては、Cアルコキシ(メトキシ)、Cアルコキシ(エトキシ)およびCアルコキシ(n−プロポキシおよびイソプロポキシなどのプロポキシ)が挙げられる。一実施形態において、C1〜3アルコキシはメトキシである。
「任意選択により」という用語が使用される場合、それは、後続の特色が起こり得るまたは起こり得ないことが意図される。かくして、「任意選択により」という用語の使用は、特色が存在する実例、およびその上、特色が存在しない実例を含む。例えば、「1個のメトキシ基によって任意選択により置換されている」基としては、メトキシ置換基の有無における基が挙げられる。
「置換されている」という用語は、指定された基上の1つまたは複数の水素(例えば、1つもしくは2つの水素、または代替として1つの水素)が、示されている置換基(例えば1個もしくは2個の置換基、または代替として1個の置換基)によって置き換えられていることを意味するが、ただし、任意の原子保有置換基は、可能な原子価を維持するという条件である。置換基組合せは、安定な化合物および安定な合成中間体のみを包含する。「安定な」は、関連の化合物または中間体が、単離されるとともに合成中間体としてまたは潜在的な治療的有用性を有する薬剤としてのいずれかで有用性を有するほど十分に頑強であることを意味する。基が「置換されている」または「任意選択により置換されている」として記載されていないならば、それは非置換(即ち、指定された基上の水素のいずれもが置き換えられていない)として扱われるべきである。
「薬学的に許容される」という用語は、目的物(例えば、塩、剤形、賦形剤)が、患者における使用に適切であることを特定するために使用される。薬学的に許容される塩の例のリストは、Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties、Selection and Use、P.Hにおいて見出すことができる。
さらなる実施形態は、本明細書において定義されている実施形態のいずれか(例えば、請求項1の実施形態)を提供するが、ただし、実施例1、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86および87からなる群から選択される1つまたは複数の具体的な実施例(例えば、1つ、2つまたは3つの具体的な実施例)は個々に請求されていないという条件である。
一実施形態において、XはCHを表す。別の実施形態において、XはOを表す。
一実施形態において、RおよびRは両方とも水素を表す。別の実施形態において、RおよびRは両方ともメチルを表す。別の実施形態において、Rは水素を表し、Rはメチルを表す。一実施形態において、RおよびRは両方とも水素を表す、またはRは水素を表し、Rはメチルを表す。
環Aは、フェニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから選択される。
環Bは、フェニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから選択される。
式(I)において、環Aは、ピロリジン環の窒素および環Bに結合しており、環Bは、環Aおよび基−C(R)−環Cに結合している。環Aおよび環Bは、本明細書において定義されている通り、任意選択によりさらに置換されていてもよい。一実施形態において、ピロリジン環および環Bは、環A上でパラ(即ち1,4)配向である。別の実施形態において、環Aおよび基−C(R)−環Cは、環B上でパラ(即ち1,4)配向である。一実施形態において、ピロリジン環および環Bは、環A上でパラ(即ち1,4)配向であり、環Aおよび基−C(R)−環Cは、環B上でパラ(即ち1,4)配向である。さらに別の実施形態において、ピロリジン環および環Bは、環A上でパラ(即ち1,4)配向であり、環Aおよび基−C(R)−環Cは、環B上でパラ(即ち1,4)配向であり、環Aおよび環Bは、環炭素を介して互いに連結されており、環炭素を介して分子の残りに連結されている。
一実施形態において、環Aまたは環Bの少なくとも1つは、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから選択される。
一実施形態において、環Aおよび環Bは、各々独立して、フェニル、ピリダジニルおよびピラジニルから選択される。別の実施形態において、環Aおよび環Bは、各々独立して、フェニルおよびピリダジニルから選択される。別の実施形態において、環Aはフェニルであり、環Bはピリダジニルである。別の実施形態において、環Aはピラジニルであり、環Bはフェニルである。
一実施形態において、環Aおよび環Bは、C1〜3アルキルおよびC1〜3アルコキシから選択される1個または2個の置換基で任意選択により置換されている。一実施形態において、環Aおよび環Bは、各々独立して、C1〜3アルキルおよびC1〜3アルコキシから選択される1個の置換基によって任意選択により置換されている。一実施形態において、環Aおよび環Bは、各々独立して、メチルおよびメトキシから選択される1個の置換基によって任意選択により置換されている。
一実施形態において、環Cは、5員から7員の単環式飽和ヘテロシクロアルキル環を表す。別の実施形態において、環Cは、8員または9員の二環式飽和ヘテロシクロアルキル環を表す。二環式ヘテロシクロアルキル環は、架橋または縮合二環式環であってよい。
一実施形態において、環Cは、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、チオモルホリニル、ジアザビシクロオクタニル、オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル、ピロリジニル、ジアゼパニル、オキサゼパニルおよびアゼパニルからなる群から選択される。
一実施形態において、環Cは、モルホリン−4−イル、ピペラジン−4−イル、ピペリジン−1−イル、チオモルホリン−4−イル、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル、オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル、ピロリジン−1−イル、1,4−ジアゼパン−1−イル、1,4−オキサゼパン−4−イル、アゼパニル−1−イルからなる群から選択される。
一実施形態において、環Cは、モルホリニルまたはピペラジニルである。一実施形態において、環Cは、モルホリン−4−イルまたはピペラジン−4−イルである。
一実施形態において、環Cはモルホリニルである。一実施形態において、環Cはモルホリン−4−イルである。
一実施形態において、環Cはピペラジニルである。一実施形態において、環Cはピペラジン−4−イルである。
一実施形態において、環Cは、ヒドロキシル;メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているエチル;ジオキソ、C(O)N(Me)、CHC(O)N(Me)、C(O)MeおよびS(O)Meから独立して選択される1個または複数の(例えば1個、2個または3個の)置換基で任意選択により置換されている。一実施形態において、環Cは、C(O)Meまたはメチルで置換されている。
一実施形態において、環Cはピペラジン−4−イル−エタノンである。別の実施形態において、環Cは4−メチル−1−ピペラジニルである。
一実施形態において:
およびRは、両方とも水素であり;
Xは、CHまたはOを表し;
環Aおよび環Bは、各々独立して、フェニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから選択される環を表し、ここで、環Aおよび環Bの各々は、独立して、C1〜3アルキルおよびC1〜3アルコキシから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されており;
環Cは、O、NおよびSから独立して選択される1個または複数の追加のヘテロ原子を任意選択により含有する5員から9員の単環式または二環式の飽和ヘテロシクロアルキルを表し、ここで、ヘテロシクロアルキルは、メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているC1〜3アルキル;ジオキソ、C0〜2アルキル−C(O)N(Me)、C(O)C1〜2アルキルおよびS(O)1〜2アルキルから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されている。
一実施形態において:
およびRは、両方とも水素であり;
Xは、Oを表し;
環Aおよび環Bは、各々独立して、フェニルおよびピリダジニルから選択され;
環Cは、モルホリニルまたはピペラジニルを表し、ここで、ピペラジニルは、メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているC1〜3アルキル;C0〜2アルキル−C(O)N(Me)、C(O)C1〜2アルキルおよびS(O)1〜2アルキルで任意選択により置換されている。
一実施形態において:
およびRは、両方とも水素であり;
Xは、CHを表し;
環Aおよび環Bは、各々独立して、フェニル、ピリダジニルおよびピラジニルから選択され;
環Cは、モルホリニル、ピペラジニルまたはピラジニルを表し、ここで、ピラジニルまたはピペラジニルは、メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているC1〜3アルキル;C0〜2アルキル−C(O)N(Me)、C(O)C1〜2アルキルおよびS(O)1〜2アルキルで任意選択により置換されている。
さらなる実施形態は、式(Ia):
Figure 2021523177
の化合物または薬学的に許容されるその塩を提供し、式中、
およびRは、各々独立して、水素またはメチルを表し;
Xは、CHまたはOを表し;
D、E、G、J、L、M、QおよびRは、各々独立して、NまたはCRを表し、ここで、D、E、GおよびJの2つ以下はNを表し、L、M、QおよびRの2つ以下はNを表し;
は、水素、C1〜3アルキルまたはC1〜3アルコキシを表し;
環Cは、O、NおよびSから独立して選択される1個または複数の追加のヘテロ原子を任意選択により含有する5員から9員の単環式または二環式の飽和ヘテロシクロアルキルを表し、ここで、ヘテロシクロアルキルは、メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているC1〜3アルキル;ジオキソ、C0〜2アルキル−C(O)N(Me)、C(O)C1〜2アルキルおよびS(O)1〜2アルキルから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されている。
一実施形態において、RおよびRは両方とも水素を表す。別の実施形態において、RおよびRは両方ともメチルを表す。別の実施形態において、Rは水素を表し、Rはメチルを表す。一実施形態において、RおよびRは両方とも水素を表す、またはRは水素を表し、Rはメチルを表す。
D、E、GおよびJは、各々独立して、NまたはCRを表し、ここで、D、E、GおよびJの2つ以下はNを表す。
L、M、QおよびRは、各々独立して、NまたはCRを表し、ここで、L、M、QおよびRの2つ以下はNを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJは、各々独立してCRを表す。別の実施形態において、D、E、GおよびJの1つはNを表し、残りは各々独立してCRを表す。別の実施形態において、D、E、GおよびJの2つはNを表し、残りは両方とも、独立してCRを表す。
一実施形態において、L、M、QおよびRは、各々独立してCRを表す。別の実施形態において、L、M、QおよびRの1つはNを表し、残りは各々独立してCRを表す。別の実施形態において、L、M、QおよびRの2つはNを表し、残りは両方とも、独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJは、各々独立してCRを表し、L、M、QおよびRは、各々独立して、NまたはCRを表し、ここで、L、M、QおよびRの2つ以下はNを表す。一実施形態において、D、E、GおよびJの1つはNを表し、残りは各々独立してCRを表し、L、M、QおよびRは、各々独立して、NまたはCRを表し、ここで、L、M、QおよびRの2つ以下はNを表す。一実施形態において、D、E、GおよびJの2つはNを表し、残りは両方とも、独立してCRを表し、L、M、QおよびRは、各々独立して、NまたはCRを表し、ここで、L、M、QおよびRの2つ以下はNを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJは、NまたはCRを表し、ここで、D、E、GおよびJの2つ以下はNを表し、L、M、QおよびRは、各々独立してCRを表す。一実施形態において、D、E、GおよびJは、NまたはCRを表し、ここで、D、E、GおよびJの2つ以下はNを表し、L、M、QおよびRの1つはNを表し、残りは各々独立してCRを表す。一実施形態において、D、E、GおよびJは、NまたはCRを表し、ここで、D、E、GおよびJの2つ以下はNを表し、L、M、QおよびRの2つはNを表し、残りは両方とも、独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJは、各々独立してCRを表し、L、M、QおよびRは、各々独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJは、各々独立してCRを表し、L、M、QおよびRの1つはNを表し、残りは各々独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJは、各々独立してCRを表し、L、M、QおよびRの2つはNを表し、残りは両方とも、独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJの1つはNを表し、残りは各々独立してCRを表し、L、M、QおよびRは、各々独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJの1つはNを表し、残りは各々独立してCRを表し、L、M、QおよびRの1つはNを表し、残りは各々独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJの1つはNを表し、残りは各々独立してCRを表し、L、M、QおよびRの2つはNを表し、残りは両方とも、独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJの2つはNを表し、残りは両方とも、独立してCRを表し、L、M、QおよびRは、各々独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJの2つはNを表し、残りは両方とも、独立してCRを表し、L、M、QおよびRの1つはNを表し、残りは各々独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJの2つはNを表し、残りは両方とも、独立してCRを表し、L、M、QおよびRの2つはNを表し、残りは両方とも、独立してCRを表す。
一実施形態において、D、E、GおよびJを含有する環は、フェニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから選択される環である。一実施形態において、D、E、GおよびJを含有する環は、フェニル、ピリダジニルおよびピラジニルから選択される環である。一実施形態において、該環は、フェニルおよびピリダジニルから選択される。
一実施形態において、L、M、QおよびRを含有する環は、フェニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから選択される環である。一実施形態において、L、M、QおよびRを含有する環は、フェニル、ピリダジニルおよびピラジニルから選択される環である。一実施形態において、該環は、フェニルおよびピリダジニルから選択される。
別の実施形態において、D、E、GおよびJを含有する環はフェニルであり、L、M、QおよびRを含有する環はピリダジニルである。別の実施形態において、D、E、GおよびJを含有する環はピラジニルであり、L、M、QおよびRを含有する環はフェニルである。
一実施形態において、D、E、GおよびJを含有する環およびL、M、QおよびRを含有する環は、各々独立して、1個または2個の置換基で任意選択により置換されており、即ち、ここでRは、C1〜3アルキルおよびC1〜3アルコキシを表す。一実施形態において、D、E、GおよびJを含有する環およびL、M、QおよびRを含有する環は、各々独立して、1個の置換基で任意選択により置換されており、即ち、ここでRは、C1〜3アルキルおよびC1〜3アルコキシを表す。一実施形態において、D、E、GおよびJを含有する環およびL、M、QおよびRを含有する環は、各々独立して、1個の置換基で任意選択により置換されており、ここでRは、メチルおよびメトキシから選択される。
一実施形態において、環Cは、5員から7員の単環式飽和ヘテロシクロアルキル環を表す。別の実施形態において、環Cは、8員または9員の二環式飽和ヘテロシクロアルキル環を表す。二環式ヘテロシクロアルキル環は、架橋または縮合二環式環であってよい。
一実施形態において、環Cは、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、チオモルホリニル、ジアザビシクロオクタニル、オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル、ピロリジニル、ジアゼパニル、オキサゼパニルおよびアゼパニルからなる群から選択される。
一実施形態において、環Cは、モルホリン−4−イル、ピペラジン−4−イル、ピペリジン−1−イル、チオモルホリン−4−イル、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル、オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル、ピロリジン−1−イル、1,4−ジアゼパン−1−イル、1,4−オキサゼパン−4−イル、アゼパニル−1−イルからなる群から選択される。
一実施形態において、環Cは、モルホリニルまたはピペラジニルである。一実施形態において、環Cは、モルホリン−4−イルまたはピペラジン−4−イルである。
一実施形態において、環Cはモルホリニルである。一実施形態において、環Cはモルホリン−4−イルである。
一実施形態において、環Cはピペラジニルである。一実施形態において、環Cはピペラジン−4−イルである。
一実施形態において、環Cは、ヒドロキシル;メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているエチル;ジオキソ、C(O)N(Me)、CHC(O)N(Me)、C(O)MeおよびS(O)Meから独立して選択される1個または複数の(例えば1個、2個または3個の)置換基で任意選択により置換されている。一実施形態において、環Cは、C(O)Meまたはメチルで置換されている。
一実施形態において、環Cはピペラジン−4−イル−エタノンである。別の実施形態において、環Cは4−メチル−1−ピペラジニルである。
一実施形態において:
およびRは、両方とも水素であり;
Xは、CHまたはOを表し;
D、E、G、J、L、M、QおよびRは、各々独立して、NまたはCRを表し、ここで、D、E、GおよびJの2つ以下はNを表し、L、M、QおよびRの2つ以下はNを表し;
は、水素、C1〜3アルキルまたはC1〜3アルコキシを表し;
環Cは、O、NおよびSから独立して選択される1個または複数の追加のヘテロ原子を任意選択により含有する5員から9員の単環式または二環式の飽和ヘテロシクロアルキルを表し、ここで、ヘテロシクロアルキルは、メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているC1〜3アルキル;ジオキソ、C0〜2アルキル−C(O)N(Me)、C(O)C1〜2アルキルおよびS(O)1〜2アルキルから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されている。
一実施形態において:
およびRは、両方とも水素であり;
Xは、Oを表し;
D、E、G、J、L、M、QおよびRは、各々独立して、NまたはCRを表し、ここで、D、E、GおよびJの2つ以下はNを表し、L、M、QおよびRの2つ以下はNを表し;
は、水素、メチルまたはメトキシを表し;
環Cは、モルホリニルまたはピペラジニルを表し、ここで、ピペラジニルは、メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているC1〜3アルキル;C0〜2アルキル−C(O)N(Me)、C(O)C1〜2アルキルおよびS(O)1〜2アルキルで任意選択により置換されている。
一実施形態において:
およびRは、両方とも水素であり;
Xは、CHを表し;
D、E、G、J、L、M、QおよびRは、各々独立して、NまたはCRを表し、ここで、D、E、GおよびJの2つ以下はNを表し、L、M、QおよびRの2つ以下はNを表し;
は、水素、メチルまたはメトキシから選択され;
環Cは、モルホリニル、ピペラジニルまたはピラジニルを表し、ここで、ピラジニルまたはピペラジニルは、メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているC1〜3アルキル;C0〜2アルキル−C(O)N(Me)、C(O)C1〜2アルキルおよびS(O)1〜2アルキルで任意選択により置換されている。
さらなる実施形態は、式(Ib):
Figure 2021523177
の化合物または薬学的に許容されるその塩を提供し、式中、R、R、X、環A、環Bおよび環Cは、本明細書において定義されている通りである。
さらなる実施形態は、式(Ic):
Figure 2021523177
の化合物または薬学的に許容されるその塩を提供し、式中、R、R、X、D、E、G、J、L、M、Q、Rおよび環Cは、本明細書において定義されている通りである。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供され、ここで、該化合物は、以下からなる群から選択される:
(R)−4−((6’−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)メチル)モルホリン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6’−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−(4−(2−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)ベンジル)モルホリン;
(R)−4−((5−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−((6−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
6−(((R)−1−(2−(4−(((S)−2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−((5−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)モルホリン;
(R)−6−((1−(2−(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(2−(2−メチル−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(((R)−1−(2−(4−(((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−N,N−ジメチル−2−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド;
(R)−2−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エタノール;
(R)−1−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エテノン;
(R)−6−((1−(2−(4−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)モルホリン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピラジン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(2−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリミジン−5−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)モルホリン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリミジン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン;
(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
(S)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
(R)−6−((1−(5−(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−6−メチルピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
2,5,7−トリメチル−6−(((R)−1−(5−(4−(((3R,5S)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(((R)−1−(5−(4−(((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(((R)−1−(5−(4−(((R)−2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
2,5,7−トリメチル−6−(((R)−1−(5−(4−(((2R,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
2,5,7−トリメチル−6−(((R)−1−(5−(4−(((2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
2,5,7−トリメチル−6−[[(3R)−1−[5−[4−(1−ピペリジルメチル)フェニル]ピラジン−2−イル]ピロリジン−3−イル]メチル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−((1−(5−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(((R)−1−(5−(4−(((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
2−{4−[4−(5−{(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル}ピラジン−2−イル)ベンジル]ピペラジン−1−イル}エタノール;
(R)−6−((1−(5−(4−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−((1−(5−(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
{1−[4−(5−{(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル}ピラジン−2−イル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}メタノール;
6−{[(3R)−1−(5−{4−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)メチル]フェニル}ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル]メチル}−2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
2,5,7−トリメチル−6−({(3R)−1−[5−(4−{[4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)ピラジン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メチル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−((6−(3−メチル−5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)モルホリン;
6−(((R)−1−(5−(4−(((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−((5−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)モルホリン;
6−(((R)−1−(5−(4−(((S)−2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−(4−(3−メチル−5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)モルホリン;
2,5,7−トリメチル−6−({(3R)−1−[5−(4−{[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]メチル}フェニル)ピラジン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メチル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−N,N−ジメチル−2−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6−メチル−5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
N,N−ジメチル−4−[4−(5−{(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル}ピラジン−2−イル)ベンジル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(3−メチル−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−1−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エテノン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)モルホリン;
(R)−4−(4−(6−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリダジン−3−イル)ベンジル)モルホリン;
(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
(S)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(6−(ピペリジン−1−イルメチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
2,5,7−トリメチル−6−(((3R)−1−(4−(6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(((R)−1−(4−(6−(((R)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(((R)−1−(4−(6−(((S)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン;
(R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン;
(R)−1−(4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン;
(R)−6−((1−(4−(6−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−((1−(4−(6−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−((6’−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−[2,3’−ビピリジン]−5−イル)メチル)モルホリン;
(R)−4−((6’−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)メチル)モルホリン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)モルホリン;
1−[4−[[4−[5−[(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]フェニル]メチル]−1,4−ジアゼパン−1−イル]エテノン;(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(5−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン−2−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)−1,4−オキサゼパン;
(R)−6−((1−(4−(6−(アゼパン−1−イルメチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
4−[(1R)−1−[4−[5−[(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ]ピロリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]フェニル]エチル]モルホリン;および
4−[(1S)−1−[4−[5−[(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ]ピロリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]フェニル]エチル]モルホリン
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供され、ここで、該化合物は、以下からなる群から選択される:
(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
(R)−1−(4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン;
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;および
(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供され、ここで、化合物は、(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン(化合物Aとも称される)である。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供され、ここで、化合物は、(R)−1−(4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンである。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供され、ここで、化合物は、(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジンである。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供され、ここで、化合物は、(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリンである。
一実施形態において、式(I)の化合物は、遊離塩基形態である。
この明細書に記載されている化合物および塩は、溶媒和形態および非溶媒和形態で存在することができる。例えば、溶媒和形態は、水和化形態、例えば半水和物、一水和物、二水和物、三水和物またはその代替数量の水和物であってよい。本発明は、式(I)の化合物の全てのこうした溶媒和および非溶媒和形態を、特にこうした形態が、例えば本明細書に記載されている試験を使用して測定される場合のMCT4阻害活性を所有する限り包含する。
この明細書に記載されている化合物および塩の原子は、それらの同位体として存在することができる。本発明は、原子がそれの同位体の1種または複数によって置き換えられる式(I)の全ての化合物(例えば、1個もしくは複数の炭素原子が11Cもしくは13C炭素同位体である、または1個もしくは複数の水素原子がHもしくはH同位体である、または1個もしくは複数の窒素原子が15N同位体である、または1個もしくは複数の酸素原子が17Oもしくは18O同位体である、式(I)の化合物)を包含する。
この明細書に記載されている化合物および塩は、1個または複数の不斉炭素原子により、光学活性またはラセミ形態で存在することができる。本発明は、例えば本明細書に記載されている試験を使用して測定される場合のMCT4阻害活性を所有する式(I)の化合物の任意の光学活性またはラセミ形態を含む。光学活性形態の合成は、当技術分野において周知の有機化学の標準的技術によって、例えば、光学活性材料を使用する合成によってまたはラセミ体形態の分割によって実施することができる。
そのため、一実施形態において、≧95%、≧98%または≧99%のエナンチオマー過剰率(e.e.%)で単一の光学異性体である式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。一実施形態において、単一の光学異性体は、≧99%のエナンチオマー過剰率(e.e.%)で存在する。
式(I)の化合物の一部は、結晶性であってよく、1つより多くの結晶性形態を有することがある。本発明は、MCT4阻害活性において有用な特性を所有する任意の結晶性もしくは非晶質形態またはその混合物を包含すると理解されるべきである。後文に記載されている標準試験によって結晶性または非晶質形態の効力をどのように決定するかは、周知である。
結晶性物質は、例えばX線粉末回折(後文にXRPD)分析および示差走査熱量測定(後文にDSC)などの従来技術を使用して分析することができることは、一般に公知である。
例として、実施例62の化合物は結晶化度を呈し、結晶性形態、形態Aは同定されている。
したがって、本開示のさらなる態様は、化合物A(実施例62)の形態Aである。
本開示によると、CuKα放射線を使用して測定される、約2シータ=7.8°で少なくとも1つの特定のピークを有するXRPDパターンを有する、化合物Aの結晶性形態、形態Aが提供される。
本開示によると、CuKα放射線を使用して測定される、約2シータ=19.0°で少なくとも1つの特定のピークを有するXRPDパターンを有する、化合物Aの結晶性形態、形態Aが提供される。
本開示によると、CuKα放射線によって測定される、約2シータ=7.8°および19.0°で少なくとも2つの特定のピークを有するXRPDパターンを有する、化合物Aの結晶性形態、形態Aが提供される。
本開示によると、CuKα放射線によって測定される、約2シータ=7.8°、9.2°、9.5°、10.4°、11.6°、15.8°、18.3°、19.0°、22.3°および25.3°で特定のピークを有するXRPDパターンを有する化合物Aの結晶性形態、形態Aが提供される。
本開示によると、CuKα放射線によって測定される、図1に示されているXRPDパターンと実質的に同じXRPDパターンを有する、化合物Aの結晶性形態、形態Aが提供される。
本開示によると、CuKα放射線によって測定される、2シータ=7.8°プラスまたはマイナス0.2°2シータで少なくとも1つの特定のピークを有するXRPDパターンを有する化合物Aの結晶性形態、形態Aが提供される。
本開示によると、CuKα放射線によって測定される、2シータ=19.0°プラスまたはマイナス0.2°2シータで少なくとも1つの特定のピークを有するXRPDパターンを有する、化合物Aの結晶性形態、形態Aが提供される。
本開示によると、2シータ=7.8°および19.0°で少なくとも2つの特定のピークを有するXRPDパターンを有する、化合物Aの結晶性形態、形態Aが提供され、ここで、前記値は、CuKα放射線によって測定されるプラスまたはマイナス0.2°2シータであってよい。
本開示によると、2シータ=7.8°、9.2°、9.5°、10.4°、11.6°、15.8°、18.3°、19.0°、22.3°および25.3°で特定のピークを有するXRPDパターンを有する、化合物Aの結晶性形態、形態Aが提供され、ここで、前記値は、CuKα放射線によって測定されるプラスまたはマイナス0.2°2シータであってよい。
化合物A、形態AのDSC分析は、約210.2℃の開始点および約213.2℃でピークを有する溶融吸熱を示す(図2)。
したがって、DSC分析は、化合物A、形態Aが、約210.2℃で溶融の開始点および約213.2℃でピークを有する高溶融固体であることを示す。
本開示は化合物Aの形態Aの結晶性形態に関すると明記される場合、結晶化度の程度は、好都合には、約60%より大きく、より好都合には約80%より大きく、好ましくは約90%より大きく、より好ましくは約95%より大きい。最も好ましくは、結晶化度の程度は約98%よりも大きい。
XRPDパターンの2シータ値は、機械ごとにまたは試料ごとにわずかに変動することがあると理解され、そのため、引用される値は、絶対と解釈されるべきでない。
XRPDパターンは、測定条件(使用される装置または機械など)に依存して1つまたは複数の測定誤差を有して得られることが公知である。特に、XRPDパターンにおける強度は、測定条件に依存して増減することがあると一般に公知である。そのため、本開示の化合物A、形態Aは、図1に示されているXRPDパターンと同一のXRPDパターンを提供する結晶に限定されず、図1に示されているものと実質的に同じXRPDパターンを提供する任意の結晶は、本開示の範疇内に入ると理解されるべきである。XRPDの当業者は、XRPDパターンの実質的同一性を判断することができる。
XRPDの当業者は、ピークの相対強度が、例えば、30ミクロンを超えるサイズの粒子、および試料の分析に影響し得る非単位的アスペクト比(non−unitary aspect ratios)によって影響されることがあることを理解されよう。当業者は、反射の位置が、試料が回折計に位置する正確な高さ、および回折計のゼロ較正によって影響されることがあることも理解されよう。試料の表面平面性は、その上、小さい効果を有する。それゆえに、表される回折パターンデータは、絶対値と受け取られるべきでない。(Jenkins、R&Snyder、R.L.「Introduction to X−Ray Powder Diffractometry」John Wiley&Sons 1996;Bunn、C.W.(1948)、Chemical Crystallography、Clarendon Press、London;Klug、H.P.&Alexander、L.E.(1974)、X−Ray Diffraction Procedures)。
一般に、X線粉末ディフラクトグラムにおける回折角度の測定誤差は、およそプラスまたはマイナス0.2°2シータであり、測定誤差のこうした程度は、図1におけるXRPDパターンを熟考する場合および表Aを読み取る場合、考慮されるべきである。さらに、強度は、実験条件および試料調製(好ましい配向)に依存して増減し得ると理解されるべきである。
式(I)の化合物は、1つまたは複数のキラル中心を含む。この明細書における構造または化学名がキラリティを示さない限り、構造または名前は、構造または名前に対応する任意の単一の立体異性体(即ち、任意の単一のキラル異性体)、ならびに立体異性体の任意の混合物(例えば、ラセミ体)を包含すると意図される。こうした光学活性形態がどのように調製され得るかは、当技術分野において周知である。例えば、単一の立体異性体は、例えばキラルクロマトグラフィー分離を使用して、異性体の混合物(例えば、ラセミ体)からそれを単離することによって得ることができる。他の実施形態において、単一の立体異性体は、例えばキラル出発材料から、直接的な合成を介して得られる。
XがOを表す式(I)の化合物は、例えば、式(II):
Figure 2021523177
の化合物またはその塩と、式(III):
Figure 2021523177
の化合物またはその塩との反応によって調製することができ、式中、Wは、適切な脱離基、例えばCl、Br、IまたはOTfであり、R、R、環A、環Bおよび環Cは、本明細書における実施形態のいずれかで定義した通りである。反応は、好都合には、適切な溶媒(例えば、2−メチルテトラヒドロフラン)中で、塩基(例えば、炭酸セシウム)の存在下にておよび適切な触媒(例えば、Ruphos Pd 3rd Generation)およびリガンド(例えば、Ruphos)の存在下にて、適切な温度(例えば、60℃から80℃の範囲)で行われる。
あるいは、環Aの性質に依存して、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩は、当業者に周知の標準的な芳香族置換条件を使用して、例えば、適切な塩基(例えば、ジイソプロピルエチルアミン)を用いて、適切な溶媒(例えば、1−ブタノール)中にて、適切な温度で(例えば、60℃から120℃の範囲で)の、式(II)の化合物またはその塩および式(III)の化合物またはその塩の反応によって調製することもできる。
式(II)および(III)の化合物ならびにその塩は、そのため、式(I)の化合物の調製における中間体として有用であり、さらなる実施形態を提供する。
式(II)の化合物は、例えば、以下のスキーム、スキーム1によって調製することができ:
Figure 2021523177
式中、PGは、適切な窒素保護基、例えばBocである。
ステップ1:適切な求核試薬(例えば、安息香酸)を使用して、適切な塩基(例えば、KOH)の存在下で、適切な(例えば、DMF)溶媒中にて、適切な温度で(例えば、20℃から50℃の範囲で)行われる。
ステップ2:適切な環化基質(例えば、3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン)を使用して、適切な溶媒(例えば、AcOH)中にて、適切な温度で(例えば、70℃から90℃の範囲で)行われる。
ステップ3:当業者に周知の標準的な加水分解条件下で、例えば、RTでEtOH中1MのNaOH(aq)にて行われる。
ステップ4:当業者に周知の標準条件を使用して行われる。反応は、
RTで、THF中のトリフェニルホスフィンおよびDIADとともに適切なアルコール基質(例えば、tert−ブチル−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート)を用いる標準的な光延条件を使用して行うことができる。
ステップ5:当業者に周知の標準的な脱保護条件を使用して行われる。例えば、PGがBocである場合、反応は、RTで、MeOH中の1,4−ジオキサン中4MのHClを使用して行うことができる。
およびRが水素である式(III)の化合物は、例えば、式(IV)
Figure 2021523177
(式中、Wは、適切な脱離基、例えばCl、Br、IまたはOTfであり、環A、環Bおよび環Cは、本明細書における実施形態のいずれかで定義した通りである)
の化合物またはその塩を、適切な塩素化試薬(例えば、トリクロロイソシアヌル酸)と、適切な溶媒(例えば、ジクロロエタン)中で反応させること、続いて、適切な環Cベースのアミン(例えば、モルホリン)と、適切な温度(例えばRTで)で反応させることによって調製することができる。一実施形態において、環Aはフェニルであり、環Bはピラダジニルである。
XがCHを表す式(I)の化合物は、例えば、R、R、環A、環Bおよび環Cが本明細書における実施形態のいずれかで定義した通りである式(III)の化合物またはその塩と、式(V)
Figure 2021523177
の化合物またはその塩との反応によって調製することができる。反応は、好都合には、適切な溶媒(例えば、1,4−ジオキサン)中で、塩基(例えば、炭酸セシウム)の存在下にてならびに適切な触媒(例えば、Ruphos Pd 3rd Generation)およびリガンド(例えば、Ruphos)の存在下にて、適切な温度(例えば、60℃から90℃)で行われる。
式(V)の化合物は、そのため、式(I)の化合物の調製における中間体としても有用であり、さらなる実施形態を提供する。
式(V)の化合物は、例えば、以下のスキーム、スキーム2によって調製することができ:
Figure 2021523177
式中、PGは適切な窒素保護基、例えばBocであり、Yは、適切な脱離基、例えばCl、Br、IまたはOMsである。
ステップ1:OHを適切な脱離基に変換する条件を使用して行われ、例えば、Brが脱離基として選択されるならば、反応は、当業者に周知の条件を使用して、例えば、トリフェニルホスフィン、テトラブロモメタンを用いて、DCM中にて、0℃からRTの温度範囲で行うことができる。
ステップ2:適切な求核試薬(例えば、ペンタン−2,4−ジオン)を使用して、適切な塩基(例えば、炭酸カリウム)の存在下で、適切な溶媒(例えば、DMF)中にて、適切な温度で(例えば、60℃から80℃の範囲で)行われる。
ステップ3:適切な環化基質(例えば、3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン)を使用して、適切な溶媒(例えば、AcOH)中にて、適切な温度で(例えば、70℃から90℃の範囲で)行われる。
ステップ4:当業者に周知の標準的な脱保護条件を使用して行われる。例えば、PGがBocである場合、反応は、MeOH中の1,4−ジオキサン中4MのHClを使用して、RTで行うことができる。
あるいは、XがCHを表す式(I)の化合物は、式(VI)
Figure 2021523177
(式中、Wは、適切な脱離基、例えばCl、Br、IまたはOTfであり、環Aは、本明細書における実施形態のいずれかで定義した通りである)
の化合物またはその塩を、式(VII)
Figure 2021523177
(式中、Zは、適切な脱離基、例えば、ピナコールボロン酸エステル、ボロン酸または有機スズであり、R、R、環Bおよび環Cは、本明細書における実施形態のいずれかで定義した通りである)
の化合物またはその塩と反応させることによって調製することができる。Zがピナコールボロン酸エステルである場合、反応は、好都合には、適切な溶媒(例えば、1,4−ジオキサンおよび水の混合物)中で、塩基(例えば、炭酸セシウム)の存在下および適切な触媒(例えば、Xphos Pd 2nd Generation)の存在下にて、適切な温度(例えば、60℃から90℃)で行われる。一実施形態において、RおよびRは水素を表し、環Aはピラジニルであり、環Bはフェニルであり、環Cは4−メチル−1−ピペラジニルである。
式(VI)の化合物またはその塩は、式(V)の化合物またはその塩を環Aと、標準的な芳香族置換化学を使用して反応させることによって調製することができる。環Aは、適切な脱離基(例えば、塩素または臭素)を有し、反応は、好都合には、適切な溶媒(例えば、1−ブタノール)中で、適切な塩基(例えば、ジイソプロピルエチルアミン)の存在下にて、適切な温度(例えば、60℃から120℃)で行われる。代替として、式(VI)の化合物またはその塩は、式(V)の化合物またはその塩を環Aと、標準的なクロスカップリング条件を使用して反応させることによって調製することができる。環Aは、適切な溶媒(例えば、1,4−ジオキサン)中で、塩基(例えば、炭酸セシウム)の存在下および適切な触媒(例えば、Ruphos Pd 3rd Generation)の存在下にて、適切な温度(例えば、60℃から90℃)で、適切な脱離基(例えば、塩素、臭素またはヨウ素)を有する。
あるいは、XがCHを表す式(I)の化合物は、式(VIII)
Figure 2021523177
(式中、環A、環Bおよび環Cは、本明細書における実施形態のいずれかで定義した通りである)
を有する化合物またはその塩と、適切な環Cベースのアミンとの反応によって調製することができる。反応は、当業者に周知の標準条件下で、例えば、THF中のトリエチルアミンを用いて、60℃で行うことができる。
代替として、XがCHを表す式(I)の化合物は、式(IX)
Figure 2021523177
(式中、環A、環Bおよび環Cは、本明細書における実施形態のいずれかで定義した通りである)
を有する化合物またはその塩と、適切な環Cベースのアミンとの反応によって調製することができる。反応は、当業者に周知の標準条件下で、例えば、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、AcOHを用いて、DCM中にて、RTで行うことができる。
本開示の化合物における様々な環置換基のいくつかは、標準的な芳香族置換反応によって導入するか、または上に記述されているプロセスの前にもしくはそれに続いて直ちにのいずれかで従来の官能基修飾によって発生させることができ、かくして、本開示のプロセス態様に含まれることは理解されよう。例えば、式(I)の化合物は、標準的な芳香族置換反応によってまたは従来の官能基修飾によって、式(I)のさらなる化合物に変換することができる。こうした反応および修飾としては、例えば、芳香族置換反応の手段による置換基の導入、置換基の還元、置換基のアルキル化、および置換基の酸化が挙げられる。こうした手順のための試薬および反応条件は、化学技術分野において公知である。
本明細書において記述されている反応の一部において、該化合物における任意の感受性基を保護することが必要/望ましいことがあることも理解されよう。保護が必要または望ましい実例、および保護のための適切な方法は、当業者に公知の。従来の保護基は、標準的手法(例示のため、T.W.Green、Protective Groups in Organic Synthesis、John Wiley and Sons、1991を参照されたい)に従って使用することができる。したがって、反応物が、アミノ、カルボキシまたはヒドロキシなどの基を含むならば、本明細書において記述されている反応の一部において該基を保護することが望ましくあり得る。
式(II)から(IX)の化合物またはその塩が記述されている実施形態のいずれかにおいて、こうした塩は、薬学的に許容される塩である必要がないと理解されるべきである。
これらを作製するために使用される式(I)の化合物および任意の中間体は、実施例セクションに示されているものと同様の方法によって調製することができる。
生物学的アッセイ
以下のインビトロアッセイを使用することで、本明細書に記載されている化合物の効果を測定した。
アッセイの記載の全体にわたって、以下の略語が使用される:BCECF AM=2’,7’−ビス−(2−カルボキシエチル)−5−(および−6)−カルボキシフルオレセイン、アセトキシメチルエステル;DMSO=ジメチルスルホキシド;FBS=胎児ウシ血清;HBSS=ハンクス平衡塩類溶液;HEPES=4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸;OD=光学濃度;RPMI=ロズウェルパーク記念研究所1640培地。
アッセイ内の化合物効力は、IC50値(生物学的活性の50%を阻害した試験化合物の濃度)の測定を介して決定した。IC50値は、Screener(Genedata AG)分析パッケージとともにスマートフィッティングモデルを使用して算出した。
理論的根拠:MCT4は、正常の骨格筋において優勢に発現され、ある範囲の固形腫瘍において上方調節され、ここで、それは、細胞からラクテートの流出を容易にすることにおいて役割を有し、それによって、細胞内酸性化を防止する。したがって、MCT4活性の阻害は、腫瘍学状況における潜在的な治療機会を表す。MCT1は、密接に関連したモノカルボキシレートトランスポーターであり、かくして、MCT4阻害剤に対する鍵となる選択性標的である。たとえMCT4が主にラクテートの細胞流出に関与するとしても、アッセイ系(b)および(d)について下記に記載されている通りインビトロ系においてラクテートの流入を推進することは可能である。
これらの試験の目的は、優勢にMCT4を発現する天然解糖性細胞株(natively glycolytic cell−line)におけるラクテート流出、および以下のインビトロアッセイ系内でのラクテートの細胞中への輸送に影響する化合物を同定することである:
a)SK−Br−3細胞(ATCC HTB−30)−優勢にMCT4を発現する天然解糖性ヒト乳腺癌腫株(ウエスタンブロッティングによって確認された)
b)NCI−H358細胞(ATCC CRL−5807)−優勢にMCT4、少量のMCT2を発現するとともにMCT1を発現しないヒト肺腺癌腫株(ウエスタンブロッティングによって確認された)
c)K562細胞(ATCC CCL−243)−優勢にMCT1、少量のMCT2を発現するとともにMCT4を発現しないヒト赤白血病株(ウエスタンブロットによって確認された)
d)INS−1 MCT4細胞(University of Geneva、SwitzerlandからAstraZenecaに賦与された親INS−1株)−全てのMCTアイソフォームに対して天然ヌルであるとともにヒトMCT4を安定して発現するために社内で工学操作されたラット膵臓ベータ細胞株(ウエスタンブロットによって確認された)。
アッセイ系(a):
100%DMSO中の式Iの化合物を、空の384ウェルアッセイプレート(Costar#3712)に、アコースティック分注(濃度範囲にわたり120nl/ウェル)を介して添加した。SK−Br−3細胞(ATCC HTB−30)を、アッセイプレート中に、すなわち試験化合物上に直接、1%のLグルタミン(Sigma#G7513)および20%のFBS(Sigma#F7524)を含有する40μlのRPMI(Sigma#R0883)培地中に4000細胞/ウェルの密度で播種した。アッセイプレートに蓋をし、37℃および5%のCOで4時間インキュベートした。
試験化合物を用いるインキュベーションに続いて、5μlの培地を二次384ウェルアッセイプレート(Costar#3712)に、自動化された先端ベースのピペッティングプラットフォーム(CyBio Felix)を使用して移した。培地中に存在する乳酸の量を、以下の酵素的原理を併せて用いる市販のラクテート検出キット(Trinity Biotech#735〜10)を介して定量化した:乳酸は、ラクテートオキシダーゼによってピルベートおよびHに変換される;形成されたHの存在下で、ペルオキシダーゼが色素原前駆体の酸化的縮合を触媒することで、540nmで吸収最大を有する着色染料を生成する(増加する吸光度は、試料内で、ラクテートの増加に正比例する)。次いで、吸光度を535nmのフィルターおよび対照ウェル、すなわちDMSO(最大アッセイシグナル)またはこの特許に記載されているもの(最小アッセイシグナル)に関連した化学のいずれかで処置されたものに正規化されるOD値を使用する自動化マイクロプレートリーダー(PerkinElmer EnVision)上で測定した後に、濃度応答曲線をフィットさせることで、IC50値を決定した。
アッセイ系(b)、(c):
100%DMSO中の式Iの化合物を、空の384ウェルアッセイプレート(Costar#3683)に、アコースティック分注を介して添加した(濃度範囲にわたり90nl/ウェル)。
NCI−H358細胞(ATCC CRL−5807)またはK562細胞(ATCC CCL−243)を凍結保存から直接解凍し、洗浄し、1mM[最終]HEPES(Gibco#15630)を有するHBSS(Gibco#14170)中に再懸濁した。
細胞にpH感受性染料BCECF AM(Invitrogen#B1150)を負荷した後に、洗浄することで過剰の染料を除去し、アッセイプレート中に[試験化合物上に直接]15,000細胞/ウェル(NCI−H358)または30,000細胞/ウェル(K562)の密度で、1mM[最終]HEPESを有する30μlのHBSS中に播種した。アッセイプレートに蓋をし、プレート遠心分離機において170gで1分間回転させた。プレートを次いでホイルに包み、暗所にて室温で1時間インキュベートした。
試験化合物を用いるインキュベーションに続いて、1mM[最終]HEPESを有するHBSS中で作製された10μlの25mMナトリウム−L−ラクテート(Sigma#L7022)を、試験ウェル内の30μlの培地中に添加し、6.25mM[最終]をもたらした。この添加を、リアルタイムの動態読取りプロトコールの一部としてFLIPRテトラプラットフォーム(Molecular Devices)上で直接行った。フィルターセットEx470−495_Em515−575を使用する細胞蛍光を、時間をかけて測定し、ベースライン(ラクテート添加前)から「ラクテート添加+80秒」までの変化を記録した。ベースラインからの百分率変化および対照ウェル[DMSO(最大アッセイシグナル)またはこの特許に記載されているもの(最小アッセイシグナル)に関連した化学のいずれかで処置された]に正常化された値を各試験ウェルについて算出した後に、濃度応答曲線をフィットさせることでIC50値を決定した。
アッセイ系(d):
100%DMSO中の式Iの化合物を空の384ウェルアッセイプレート(Costar#3683)に、アコースティック分注(濃度範囲にわたり90nl/ウェル)を介して添加した。
以下のDNA配列を有する親細胞バックグラウンドのトランスフェクションを介してINS−1 MCT4細胞を発生させ、pcDNA3.1(ThermoFisher#V79020)哺乳動物発現ベクターに挿入した:
atgggaggggccgtggtggacgagggccccacaggcgtcaaggcccctgacggcggctggggctgggccgtgctcttcggctgtttcgtcatcactggcttctcctacgccttccccaaggccgtcagtgtcttcttcaaggagctcatacaggagtttgggatcggctacagcgacacagcctggatctcctccatcctgctggccatgctctacgggacaggtccgctctgcagtgtgtgcgtgaaccgctttggctgccggcccgtcatgcttgtggggggtctctttgcgtcgctgggcatggtggctgcgtccttttgccggagcatcatccaggtctacctcaccactggggtcatcacggggttgggtttggcactcaacttccagccctcgctcatcatgctgaaccgctacttcagcaagcggcgccccatggccaacgggctggcggcagcaggtagccctgtcttcctgtgtgccctgagcccgctggggcagctgctgcaggaccgctacggctggcggggcggcttcctcatcctgggcggcctgctgctcaactgctgcgtgtgtgccgcactcatgaggcccctggtggtcacggcccagccgggctcggggccgccgcgaccctcccggcgcctgctagacctgagcgtcttccgggaccgcggctttgtgctttacgccgtggccgcctcggtcatggtgctggggctcttcgtcccgcccgtgttcgtggtgagctacgccaaggacctgggcgtgcccgacaccaaggccgccttcctgctcaccatcctgggcttcattgacatcttcgcgcggccggccgcgggcttcgtggcggggcttgggaaggtgcggccctactccgtctacctcttcagcttctccatgttcttcaacggcctcgcggacctggcgggctctacggcgggcgactacggcggcctcgtggtcttctgcatcttctttggcatctcctacggcatggtgggggccctgcagttcgaggtgctcatggccatcgtgggcacccacaagttctccagtgccattggcctggtgctgctgatggaggcggtggccgtgctcgtcgggcccccttcgggaggcaaactcctggatgcgacccacgtctacatgtacgtgttcatcctggcgggggccgaggtgctcacctcctccctgattttgctgctgggcaacttcttctgcattaggaagaagcccaaagagccacagcctgaggtggcggccgcggaggaggagaagctccacaagcctcctgcagactcgggggtggacttgcgggaggtggagcatttcctgaaggctgagcctgagaaaaacggggaggtggttcacaccccggaaacaagtgtctga(配列番号1)
1%のLグルタミン(Sigma#G7513)、10%FBS(Sigma#F7524)、10mM[最終]HEPES(Gibco#15630)、0.004%のβ−メルカプトエタノール(Sigma#M6250)および100μg/mlジェネテシン(ThermoFisher#10131027)を含有するRPMI(Sigma#R0883)培地中の抗生物質選択下にて、37℃および5%のCOで、結果として生じた細胞プールを連続して培養した。個々のクローンを選択し、拡張させた後に、連続使用のために多数の個々のバイアル中で凍結保存した。生物学的アッセイを試験する前に、個々のINS−1 MCT4クリオバイアルを解凍し、数週にわたって、前に記載されているジェネテシン選択培地中で、連続して継代することで、必要な細胞数を得た。試験の時点で、細胞を培養フラスコの表面から取り外し、プールし、洗浄し、1mM[最終]HEPES(Gibco#15630)を有するHBSS(Gibco#14170)中に再懸濁した。
細胞にpH感受性染料BCECF AM(Invitrogen#B1150)を負荷した後に、洗浄することで過剰の染料を除去し、アッセイプレート中に[試験化合物上に直接]15,000細胞/ウェルの密度で、1mM[最終]HEPESを有する30μlのHBSS中に播種した。アッセイプレートに蓋をし、プレート遠心分離機において170gで1分間回転させた。プレートを次いでホイルに包み、暗所にて室温で1時間インキュベートした。
試験化合物を用いるインキュベーションに続いて、1mM[最終]HEPESを有するHBSS中で作製された10μlの25mMナトリウム−L−ラクテート(Sigma#L7022)を、試験ウェル内の30μlの培地中に直接添加し、6.25mM[最終]をもたらした。この添加を、リアルタイムの動態読取りプロトコールの一部としてFLIPRテトラプラットフォーム(Molecular Devices)上で直接行った。フィルターセットEx470−495_Em515−575を使用する細胞蛍光を、時間をかけて測定し、ベースライン(ラクテート添加前)から「ラクテート添加+80秒」までの変化を記録した。ベースラインからの百分率変化を各試験ウェル、および対照ウェル[DMSO(最大アッセイシグナル)またはこの特許に記載されているもの(最小アッセイシグナル)に関連した化学のいずれかで処置された]に正規化された値について算出した後に、濃度応答曲線をフィットさせることで、IC50値を決定した。
以下のインビボアッセイを使用することで、他の薬剤との組合せにおける、本明細書に記載されている化合物の効果を測定する。
ヒト肺がん異種移植片モデル−VEGFR TKI組合せ
MCT4阻害剤のインビボ効力は、ヒト異種移植片モデルにおいて試験されてきた。NSCLC細胞株NCI H358は、雌性ヌードマウスにおける皮下異種移植片として成長させることができ、腫瘍体積は、両側ノギス測定から算出することができる。効力研究のため、3百万のNCI H358細胞に、0.1mlの血清フリー培地(RPMI)およびマトリゲルの体積で動物の左側腹部中に皮下接種した。動物を細胞移植の14日後に処置群に割り当て、AZD2171(3mg/kg QD)(Wedgeら、(2005)Cancer Res.65:4389〜4400)、式(I)の化合物(100mg/kg BID)または両方の組合せのいずれかを経口胃管栄養法によって与えた。0.5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース/0.1%Tween80のビヒクル対照を、経口的であるのを前提として1日2回投薬した。投薬を17日間続け、腫瘍体積、体重および腫瘍状態を、研究の持続期間の間週2回記録した。
実施例62を試験した結果は、図3に示されている。VEGF阻害剤AZD2171は、ビヒクル群と比較して、33%(p<0.001)の腫瘍退縮を実証して有効であった。AZD2171とMCT4阻害剤実施例62との組合せは、72%腫瘍の退縮(対照と比較してp<0.001)に等しい、より劇的な応答を実証し、これは、その上、単独で与えられたAZD2171と有意に異なっていた(p=0.013)。研究終了時の群サイズ:ビヒクルはn=11;実施例62はn=4;AZD2171はn=10;AZD2171プラス実施例62はn=9。
マウス同系モデル−α−CTLA4抗体組合せおよびαPD−1抗体組合せ
MCT4阻害剤のインビボ効力は、マウス同系モデルにおいて試験されてきた。式(I)のMCT4阻害剤の選択的影響を試験するため、CRISPRの正確なゲノム編集を使用するMC38同系細胞株モデルから、MCT1をノックアウトした。MC38 MCT1 KOマウス結腸直腸細胞株は、雌性C57.Bl6マウス中の皮下で成長させることができ、腫瘍体積は、両側ノギス測定から算出することができる。効力研究のため、1千万の細胞を、0.1mlの無血清DMEM培地の体積で動物の左側腹部上に皮下接種した。動物を細胞移植の時に体重によってランダム化し、処置を翌日に開始した。図4に示されているこれらの研究の第1において、単独治療処置アームは、経口胃管栄養法によって式(I)の化合物(100mg/kg BID)または腹腔内にαCTLA4抗体(WO200712373に記載されている抗CTLA−4 9D9 mlgG1抗体)(10mg/kg週2回)のいずれかを受けた。組合せ群は、αCTLA4抗体(10mg/kg IP週2回)とともに式(I)の化合物(100または10mg/kg PO BID)からなっていた。図5に示されているこれらの研究の第2において、単独治療処置アームは、式(I)の化合物(30mg/kg PO BID)またはαPD−1抗体(Bio X Cellから、カタログ番号BE0146、ロット665417s1、6.78mg/mL)(10mg/kg IP週2回)のいずれかを受けた。両方の研究において、投薬を最大6週まで続け、腫瘍体積、体重および腫瘍状態を週3回記録した。ビヒクルは、両方の研究において腹腔内に、PBS/所定の週2回とともに、経口胃管栄養法によって1日2回与えられる0.5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース/0.1%Tween80であった。
第1の同系の研究において実施例62を試験した結果は、図4に示されている。個々の腫瘍成長プロファイルは、1.5cmの最大腫瘍体積、腫瘍状態または動物福祉限度に基づく事象基準までの時間を使用して、研究から外された動物とともに示されている。実験の後期段階中に研究から外れる動物により、GeoMean阻害百分率値を15日目に算出した。ビヒクル対照と比較して、実施例62の単独治療(100mg/kg)は、その日に60.0%p<0.05の成長阻害を送達した。単独治療αCTLA4(10mg/kg)は、6.1%NSで非有効であった。実施例62(10および100mg/kg)とαCTLA4抗体との組合せは、それぞれ67.4%p<0.01および82.2%p<0.001阻害を示し、実施例62(100mg/kg BID)プラスαCTLA4抗体組合せは、単独で与えられた実施例62(100mg/kg BID)からの統計的有意性(p=0.0311)に達した。15日目の群サイズ:ビヒクルはn=12;実施例62(100mg/kg)はn=11;αCTLA4抗体(10mg/kg)はn=11;実施例62(100mg/kg)プラスαCTLA4抗体はn=12;実施例62(10mg/kg)プラスαCTLA4抗体はn=9。
実施例62を試験した第2の同系研究について、結果は、図5に示されている。再び、個々の腫瘍成長プロファイルは、1.5cmの最大腫瘍体積、腫瘍状態または動物福祉制限に基づく事象基準までの時間を使用して、研究から外された動物とともに示されている。実験の後期段階中の異なる時間で事象エンドポイントまでの時間に達した動物により、GeoMean阻害百分率値を13日目に算出した。ビヒクル対照と比較して、実施例62単独治療(30mg/kg)は、その日に30.1%(NS)の成長阻害を送達した。単独治療αPD−1(10mg/kg)効力は同様であり、33.4%NS阻害を送達した。実施例62(30mg/kg)とαPD−1抗体との組合せは、単独治療よりも有効であり、82.3%p<0.001の成長阻害を示した。13日目の群サイズ:ビヒクルはn=8;実施例62(30mg/kg)はn=10;αPD−1抗体(10mg/kg)はn=11;実施例62(30mg/kg)プラスαPD−1抗体はn=10。
図4および5に示されているスパイダープロットは、個々の動物腫瘍成長データを表し、ビヒクル対照成長と処置群とを比較していることが留意されるべきである。
アッセイa)からd)までの以下のデータは、実施例について発生させた(報告されているpIC50値は、少なくとも3つの反復実験の算出平均結果であるが、の印が付いている実施例32を除いており、ここでは、pIC50値は、2つの反復実験の算出平均結果である):
Figure 2021523177
Figure 2021523177
データは、本明細書に記載されている化合物が、優勢にMCT4を発現する腫瘍細胞株からおよび適切な条件においての両方でラクテート流出に影響し、MCT4−依存性細胞中へのラクテートの輸送を阻害し、そのためMCT4阻害剤として有用であることを示す。
化合物は、さらなる生物学的または物理的特性に基づいてさらに選択することができ、これは、当技術分野において公知の技法によって測定することができるとともに治療的または予防的用途のための化合物の判定または選択において使用することができる。
それらのMCT4阻害活性の結果として、式(I)の化合物および薬学的に許容されるその塩は、治療において有用であると期待される。
「治療」という用語は、それの症状の1つ、一部または全てを全体的または部分的に軽減するために、または基礎となる病態を矯正もしくは代償するために疾患に対処するという、それの通常の意味を有すると意図される。「治療」という用語は、それと反対の特定の指示がない限り「予防」も含む。「治療的な」および「治療的に」という用語は、同様の方式で解釈されるべきである。
「予防」という用語は、それの通常の意味を有すると意図され、疾患の発症を防止するための一次予防、および疾患がすでに発症しているとともに患者が疾患の重症化もしくは悪化または疾患と関連した新たな症状の発症に対して一時的または恒久的に保護される二次予防を含む。
「処置」という用語は、「治療」と同義的に使用される。同様に、「処置する」という用語は、「治療を適用する」とみなすことができ、ここで、「治療」は、本明細書において定義されている通りである。
「がん」が記述されている場合、これは非転移性がんおよびその上転移性がんの両方を含むことで、がんを処置することが、原発性腫瘍およびその上腫瘍転移の両方の処置に関与する。
一実施形態において、治療における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
一実施形態において、医薬の製造のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用が提供される。
一実施形態において、MCT4によって媒介される疾患の処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。一実施形態において、MCT4によって媒介される疾患は、がんである。一実施形態において、がんは、結腸直腸がん、神経膠芽腫、胃がん、卵巣がん、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、慢性リンパ球白血病、急性骨髄性白血病、頭頸部扁平細胞癌腫、乳がん、前立腺がん、膀胱がん、肝細胞癌腫、腎がん、甲状腺がん、膵臓がん、小細胞肺がんおよび非小細胞肺がんからなる群から選択される。
一実施形態において、がんは非小細胞肺がんである。
一実施形態において、がんは肺腺癌腫である。
一実施形態において、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
一実施形態において、MCT4によって媒介される疾患の処置のための医薬の製造のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用が提供される。一実施形態において、MCT4によって媒介される疾患は、がんである。一実施形態において、がんは、結腸直腸がん、神経膠芽腫、胃がん、卵巣がん、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、慢性リンパ球白血病、急性骨髄性白血病、頭頸部扁平細胞癌腫、乳がん、前立腺がん、膀胱がん、肝細胞癌腫、腎がん、甲状腺がん、膵臓がん、小細胞肺がんおよび非小細胞肺がんからなる群から選択される。
一実施形態において、がんは非小細胞肺がんである。
一実施形態において、がんは肺腺癌腫である。
一実施形態において、がんの処置のための医薬の製造のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用が提供される。
一実施形態において、MCT4の阻害がこうした処置を必要とする温血動物において有益である疾患を処置するための方法であって、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を前記温血動物に投与することを含む方法が提供される。一実施形態において、疾患はがんである。一実施形態において、がんは、結腸直腸がん、神経膠芽腫、胃がん、卵巣がん、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、慢性リンパ球白血病、急性骨髄性白血病、頭頸部扁平細胞癌腫、乳がん、前立腺がん、膀胱がん、肝細胞癌腫、腎がん、甲状腺がん、膵臓がん、小細胞肺がんおよび非小細胞肺がんからなる群から選択される。
一実施形態において、がんは非小細胞肺がんである。
一実施形態において、がんは肺腺癌腫である。
一実施形態において、こうした処置を必要とする温血動物におけるがんを処置するための方法であって、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を前記温血動物に投与することを含む方法が提供される。
MCT1よりもMCT4を選択的に発現する腫瘍は、MCT4阻害剤を用いる処置に応答する尤度が増加する。そのため、腫瘍がMCT1を低レベルで発現する患者は、腫瘍がMCT1をより高いレベルで発現するような患者よりも、MCT4阻害剤に対して良好に応答する可能性が高い。一般に、腫瘍が高いMCT4:MCT1発現比(低レベルのMCT1発現による)を有する患者は、より良好な応答を示す可能性が高いので、MCT1およびMCT4の両方の相対的発現レベルを評価することは、MCT4阻害剤を用いる処置のための患者を選択するための手段を提供する。MCT1およびMCT4の相対的発現レベルを決定するための方法は、当技術分野において知られており、参照により本明細書に組み込まれるWO2010/089580に記載されている。
一実施形態において、(i)MCT1よりもMCT4の選択的発現について、がんを患っているまたは患っている可能性が高い患者から得られた腫瘍試料を試験するステップおよび(ii)MCT1よりもMCT4を選択的に発現する腫瘍を有する患者に、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩を投与するステップを含む、がんを処置する方法が提供される。
一実施形態において、がん腫瘍がMCT1よりもMCT4を選択的に発現する患者におけるがんの処置における使用のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
一実施形態において、がん腫瘍がMCT1よりもMCT4を選択的に発現する患者におけるがんの処置のための医薬の製造のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用が提供される。
一実施形態において、こうした処置を必要とする温血動物におけるがんを処置するための方法であって、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を前記温血動物に投与することを含み、ここで、がん腫瘍は、MCT1よりもMCT4を選択的に発現する方法が提供される。
「治療有効量」という用語は、対象において「治療」を提供するのに、または対象における疾患または障害を「処置する」のに有効である、本明細書における実施形態のいずれかに記載されている通りの式(I)の化合物の量を指す。がんの場合において、治療有効量は、上記の「治療」、「処置」および「予防」の定義に記載されている通り対象において観察可能または測定可能な変化のいずれかを引き起こすことができる。例えば、有効量は、がんもしくは腫瘍細胞の数を低減すること;全体的な腫瘍サイズを低減すること;例えば、軟組織および骨を含めた末梢器官中への腫瘍細胞浸潤を阻害もしくは停止すること;腫瘍転移を阻害および停止すること;腫瘍成長を阻害および停止すること;がんと関連する症状の1つもしくは複数を、ある程度軽減すること;罹患率および死亡率を低減すること;生活の質を改善すること;またはこうした効果の組合せができる。有効量は、MCT4活性の阻害に応答性の疾患の症状を減少させるのに十分な量であり得る。がん治療のため、インビボにおける効力は、例えば、生存の持続期間、疾患進行までの時間(TTP)、応答率(RR)、応答の持続期間および/または生活の質を判定することによって測定することができる。当業者によって認識される通り、有効量は、投与の経路、賦形剤使用法、および他の薬剤との共使用法に依存して変動することができる。例えば、組合せ治療が使用される場合、この明細書に記載されている式(I)の化合物または薬学的に許容される塩の量および他の薬学的に活性な薬剤の量は、組み合わされると、動物患者における標的化障害を処置するのに共同で有効である。この文脈において、組み合わせ量は、それらが組み合わせられると上に記載されている通りにMCT4活性の阻害に応答性の疾患の症状を減少させるのに十分であるならば、「治療有効量」である。典型的に、こうした量は、例えば、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩についてこの明細書に記載されている投与量範囲、および他の薬学的に活性な化合物の承認されているまたはそうでなければ発表されている投与量範囲で開始することによって、当業者によって決定することができる。
「温血動物」としては、例えば、ヒトが挙げられる。
この明細書に記載されている抗がん処置は、単独治療として有用であり得る、あるいは式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の投与に加えて、従来の外科手術、放射線治療もしくは化学療法;またはこうした追加の治療の組合せに関与することができる。こうした従来の外科手術、放射線治療または化学療法は、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩を用いる処置に対して、同時に、逐次にまたは別々に投与することができる。
組合せ治療が「同時に」投与される場合、これは、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩および追加の抗がん物質の両方を含む単一剤形(例えば、錠剤)を用いる患者の処置;およびその上、それぞれの組合せパートナーの1つを各々別々に含む別々の剤形の同時投薬を含む。
組合せ治療が「逐次に」または「別々に」投与される場合、これは、式(I)の化合物もしくは薬学的に許容されるその塩を含む第1の剤形(例えば、錠剤)を用いる患者の処置、続いて、追加の抗がん物質を含む第2の剤形を用いる同じ患者の処置;または特別な抗がん物質を含む単一剤形(例えば錠剤)を用いる患者の処置、続いて、式(I)の化合物もしくは薬学的に許容されるその塩を含む第2の剤形を用いる同じ患者の処置を含む。逐次または別々の用量間の間隔は、この明細書における情報を参照して当業者によって判断することができる。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が外科手術の前に投与される、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
がんを全体的または部分的に除去するための外科手術の前の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の投与は、「ネオアジュバント治療」と称することができる。こうしたシナリオにおいて、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩を投与する目標は、一般に、標的腫瘍のサイズを低減することで、切除成功の機会を増加させることである。かくして、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が外科手術の前に投薬される時間の長さは、この明細書内の情報を参照して当業者によって判断することができる。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が外科手術の後に投与される、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が少なくとも1種の追加の抗がん物質との組合せで投与される、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が少なくとも1種の追加の抗がん物質と同時に、逐次にまたは別々に投与される、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
本明細書において定義されている抗がん処置は、単独治療として適用することができる、または本明細書の化合物に加えて、従来の外科手術または放射線治療もしくは化学療法に関与することができる。こうした化学療法は、抗腫瘍剤の以下のカテゴリーの1つまたは複数を含むことができる:
(i)アルキル化試薬(例えば、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロランブシル、ブスルファン、テモゾロミドおよびニトロソ尿素);代謝拮抗剤(例えば、ゲムシタビンおよび葉酸代謝拮抗薬、例えば5−フルオロウラシルおよびテガフールのようなフルオロピリミジン、ラルチトレキセド、メトトレキセート、ペメトレキセド、シトシンアラビノシド、およびヒドロキシ尿素);抗腫瘍抗生物質(例えば、アドリアマイシン、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシンおよびミトラマイシンのようなアントラサイクリン);有糸分裂阻害剤(例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシンおよびビノレルビンのようなビンカアルカロイド、ならびにタキソールおよびタキソテールのようなタキソイド、ならびにポロキナーゼ阻害剤);およびトポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エトポシドおよびテニポシドのようなエピポドフィロトキシン、アムサクリン、トポテカンおよびカンプトテシン)など、医療腫瘍学において使用されている通りの他の抗増殖性/抗新生物の薬物およびその組合せ;
(ii)抗血管新生剤、例えば血管内皮成長因子の効果を阻害するもの、例えば、抗血管内皮細胞成長因子抗体ベバシズマブ(Avastin(商標))、ならびに例えば、VEGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤、例えばソラフェニブ、アキシチニブ、パゾパニブ、スニチニブおよびセジラニブ;
(iii)例えば、インターロイキン2、インターロイキン4または顆粒球−マクロファージコロニー刺激因子などのサイトカインを用いるトランスフェクションなど、患者腫瘍細胞の免疫原性を増加させるためのエクスビボおよびインビボアプローチ、T細胞アネルギーを減少させるためのアプローチ、サイトカイントランスフェクト樹状細胞などのトランスフェクト免疫細胞を使用するアプローチ、サイトカイントランスフェクト腫瘍細胞株を使用するアプローチ、ならびに抗イディオタイプ抗体を使用するアプローチを含む、免疫療法アプローチ。具体例としては、PD−1(例えば、ニボルマブおよびペンブロリズマブ)、PD−L1(例えば、デュルバルマブおよびアテゾリズマブ)、CTLA4(例えば、トレメリムマブおよびイピリムマブ)またはCD73(例えば、オレクルマブ)を標的化するモノクローナル抗体、ならびにCD40リガンド融合タンパク質およびGITRリガンド融合タンパク質が挙げられる;
(iv)例えばAZD3965などのMCT1阻害剤を含む、ラクテートトランスポーターの阻害剤;
(v)GLS1を阻害するもの、Complex I、ミトコンドリアピルベート担体阻害剤を含む、腫瘍代謝を標的化する薬剤。
そのため、一実施形態において、がんの処置における使用のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、および少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質が提供される。一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が追加の抗腫瘍物質との組合せで投与される、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。一実施形態において、1種の追加の抗腫瘍物質がある。一実施形態において、2種の追加の抗腫瘍物質がある。一実施形態において、3種以上の追加の抗腫瘍物質がある。
一実施形態において、がんの同時、別々または逐次の処置における使用のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、および少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質が提供される。一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が追加の抗腫瘍物質と同時に、別々にまたは逐次に投与される、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
一実施形態において、こうした処置を必要とする温血動物におけるがんを処置する方法であって、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩および少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質を前記温血動物に投与することを含み、ここで、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩および追加の抗腫瘍物質の量は抗がん効果を生成するのに共同で有効である方法が提供される。
一実施形態において、こうした処置を必要とする温血動物におけるがんを処置する方法であって、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩を前記温血動物に投与すること、および少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質を前記温血動物に同時に、別々にまたは逐次に投与することを含み、ここで、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩および追加の抗腫瘍物質の量は抗がん効果を生成するのに共同で有効である方法が提供される。
任意の実施形態において、追加の抗腫瘍物質は、上記の箇所(i)〜(v)下に列挙されている抗腫瘍物質の1種または複数からなる群から選択される。
一実施形態において、がんの処置における使用のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、ならびにPD−1抗体(例えば、ニボルマブおよびペンブロリズマブ)、PD−L1抗体(例えば、デュルバルマブおよびアテゾリズマブ)、CTLA4抗体(例えば、トレメリムマブおよびイピリムマブ)、CD73抗体(例えば、オレクルマブ)、CD40リガンド融合タンパク質およびGITRリガンド融合タンパク質からなる群から選択される少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質が提供される。
一実施形態において、がんの処置における使用のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、およびPD−L1抗体(例えば、デュルバルマブおよびアテゾリズマブ)からなる群から選択される少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質が提供される。
一実施形態において、がんの処置における使用のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩およびデュルバルマブが提供される。
一実施形態において、がんは非小細胞肺がんである。一実施形態において、がんは肺腺癌腫である。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が、PD−1抗体(例えば、ニボルマブおよびペンブロリズマブ)、PD−L1抗体(例えば、デュルバルマブおよびアテゾリズマブ)、CTLA4抗体(例えば、トレメリムマブおよびイピリムマブ)、CD73抗体(例えば、オレクルマブ)、CD40リガンド融合タンパク質およびGITRリガンド融合タンパク質からなる群から選択される少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質と同時に、別々にまたは逐次に投与される、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が、PD−L1抗体(例えば、デュルバルマブおよびアテゾリズマブ)からなる群から選択される少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質と同時に、別々にまたは逐次に投与される、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が、デュルバルマブと同時に、別々にまたは逐次に投与される、がんの処置における使用のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が提供される。
一実施形態において、がんは非小細胞肺がんである。一実施形態において、がんは肺腺癌腫である。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が、PD−1抗体(例えば、ニボルマブおよびペンブロリズマブ)、PD−L1抗体(例えば、デュルバルマブおよびアテゾリズマブ)、CTLA4抗体(例えば、トレメリムマブおよびイピリムマブ)、CD73抗体(例えば、オレクルマブ)、CD40リガンド融合タンパク質およびGITRリガンド融合タンパク質からなる群から選択される少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質と同時に、別々にまたは逐次に投与される、がんの処置のための医薬の製造のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用が提供される。一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が、PD−L1抗体(例えば、デュルバルマブおよびアテゾリズマブ)からなる群から選択される少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質と同時に、別々にまたは逐次に投与される、がんの処置のための医薬の製造のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用が提供される。
一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩が、デュルバルマブと同時に、別々にまたは逐次に投与される、がんの処置のための医薬の製造のための式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用が提供される。
一実施形態において、がんは非小細胞肺がんである。一実施形態において、がんは肺腺癌腫である。
一実施形態において、こうした処置を必要とする温血動物におけるがんを処置するための方法であって、PD−1抗体(例えば、ニボルマブおよびペンブロリズマブ)、PD−L1抗体(例えば、デュルバルマブおよびアテゾリズマブ)、CTLA4抗体(例えば、トレメリムマブおよびイピリムマブ)、CD73抗体(例えば、オレクルマブ)、CD40リガンド融合タンパク質およびGITRリガンド融合タンパク質からなる群から選択される少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質と同時に、別々にまたは逐次に、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を前記温血動物に投与することを含む方法が提供される。
一実施形態において、こうした処置を必要とする温血動物におけるがんを処置するための方法であって、PD−L1抗体(例えば、デュルバルマブおよびアテゾリズマブ)からなる群から選択される少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質と同時に、別々にまたは逐次に、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を前記温血動物に投与することを含む方法が提供される。
一実施形態において、こうした処置を必要とする温血動物におけるがんを処置するための方法であって、デュルバルマブと同時に、別々にまたは逐次に、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を前記温血動物に投与することを含む方法が提供される。
一実施形態において、がんは非小細胞肺がんである。一実施形態において、がんは肺腺癌腫である。
一実施形態において、がんの処置における使用のための、式(I)の化合物および少なくとも1種の追加の抗腫瘍物質を含む医薬組成物が提供される。一実施形態において、医薬組成物は、少なくとも1種の薬学的に許容される賦形剤も含む。一実施形態において、抗腫瘍物質は抗新生物薬である。さらなる実施形態によると、以下を含むキットが提供される:
a)第1の単位剤形における式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩;
b)さらなる単位剤形におけるさらなる添加の抗腫瘍物質;
c)前記第1のおよびさらなる単位剤形を含有するための容器手段;ならびに任意選択により
d)使用のための指示。
式(I)の化合物および薬学的に許容されるその塩は、1種または複数の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物として投与することができる。
そのため、一実施形態において、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、および少なくとも1種の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物が提供される。該組成物は、経口使用(例えば、錠剤、ロゼンジ、硬および軟カプセル、水性または油性懸濁液、エマルジョン、分散性粉末または顆粒、シロップまたはエリキシルとして)のための、局所的使用(例えば、クリーム、軟膏、ゲル、または水性もしくは油性の溶液もしくは懸濁液として)のための、吸入による投与(例えば、微粉散剤またはa液体エアゾールとして)のための、吹入による投与(例えば、微粉散剤として)のための、もしくは非経口投与(例えば、静脈内、皮下または筋肉内の投薬のための滅菌の水性または油性の溶液として)のための、または直腸投薬のための坐剤として、適切な形態であってよい。該組成物は、当技術分野において周知の従来の医薬賦形剤を使用する従来の手順によって得ることができる。したがって、経口使用が意図される組成物は、例えば、1種または複数の着色剤、甘味剤、香味剤および/または保存剤を含有することができる。
一実施形態において、治療における使用のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩および少なくとも1種の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物が提供される。
一実施形態において、がんの処置における使用のための、式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩および少なくとも1種の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物が提供される。一実施形態において、前記がんは、結腸直腸がん、神経膠芽腫、胃がん、卵巣がん、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、慢性リンパ球白血病、急性骨髄性白血病、頭頸部扁平細胞癌腫、乳がん、前立腺がん、膀胱がん、肝細胞癌腫、腎がん、甲状腺がん、膵臓がん、小細胞肺がんおよび非小細胞肺がんからなる群から選択される。
一実施形態において、がんは非小細胞肺がんである。
一実施形態において、がんは肺腺癌腫である。
式(I)の化合物は、通常、2.5〜5000mg/m(動物体面積)またはおよそ0.05〜100mg/kgの範囲内の単位用量で温血動物に投与され、これは、通常、治療的に有効な用量を提供する。錠剤またはカプセルなどの単位用量形態は、普通、例えば0.1〜500mgの活性成分を含有する。日用量は、処置される宿主、特別な投与経路、同時投与されている任意の治療、および処置されている疾病の重症度に依存して必然的に変動する。
本開示の態様は、本開示のある特定の化合物および中間体の調製、並びに本開示の化合物を使用するための方法を詳細に記載する、以下の非限定的な実施例を参照することによって更に定義することができる。材料および方法の両方に対する多くの修飾が本開示の範囲から逸脱することなく実施され得ることは、当業者には明らかであろう。
他に記述がない限り、出発材料は市販品であった。溶媒および市販の試薬は全て、実験室グレードのものであり、受け取った状態で使用した。
一般的実験
本発明は以下の実施例にて説明し、実施例において一般的には:
(i)操作は、他に記述がない限り、室温(rt)、すなわち17から25℃の範囲内で、およびNまたはArなどの不活性気体の雰囲気下で実施した;
(ii)一般的に、反応の進行は、質量分析計(LCMC)に通常接続されている薄層クロマトグラフィー(TLC)および/または分析的高速液体クロマトグラフィー(HPLCまたはUPLC)によって追跡した。もたらされる反応時間は、必ずしも達成可能な最少時間ではない;
(iii)必要な場合は、有機溶液を無水MgSOまたはNaSOで脱水し、後処理手順は、(xiii)に記載するように、従来の相分離技術を用いて、またはSCXを使用することによって実施し、蒸発は、真空での回転蒸発により、またはGenevac HT−4/EZ−2もしくはBiotage V10の何れかにて実施した;
(iv)収率は、存在する場合、必ずしも達成可能な最大値ではなく、必要な場合に、より多量の反応生成物が必要とされる場合は反応を繰り返した;
(v)一般的に、式(I)の最終生成物の構造は、核磁気共鳴(NMR)および/または質量スペクトル技術によって確認し;エレクトロスプレー質量スペクトルデータは、陽イオンデータおよび陰イオンデータの両方を取得するWatersシングル四重極型質量分析計に接続されたWaters Acquity UPLCを使用して取得し、ならびに一般的には、親構造に関するイオンのみを報告し;プロトンNMR化学シフト値は、500MHzの電解強度で作動するBruker AV500分光計、400MHzで作動するBruker AV400または300MHzで作動するBruker AV300のいずれかを使用してデルタスケールで測定した。他に記述がない限り、NMRスペクトルは、d6−ジメチルスルホキシド中500MHzで取得した。以下の略語(および例えばdd、二重項の二重項など、これらの派生形。)を使用した:s、一重項;d、二重項;t、三重項;q、四重項;m、多重項;br、広域;qn、五重項;p、五重項;
(vi)他に記述がない限り、不斉炭素および/またはイオウ原子を含有する化合物は分割しなかった;
(vii)中間体は、必ずしも充分には精製しなかったが、それらの構造および純度は、TLC、分析的HPLC/UPLCおよび/またはNMR分析および/または質量分析法によって評価した;
(viii)他に記述がない限り、フラッシュカラムクロマトグラフィー(fcc)は、Merck Kieselgelシリカ(Art.9385)カートリッジまたは逆相シリカ(Flukaシリカゲル90 C18)またはSilicycleカートリッジ(40〜63μmシリカ、4から330g重量)またはPuriflashカートリッジ(50μmシリカ、4から330g重量)またはGrace resolvカートリッジ(4から120g)またはRediSep Rf 1.5 FlashカラムまたはRediSep Rf高速Gold Flashカラム(150から415g重量)またはRediSep Rf Gold C18逆相カラム(20〜40μmシリカ)で、Isco CombiFlash Companionシステムもしくは同様のシステムを用いて手動もしくは自動のいずれかで実施した;
(ix)分取逆相HPLC(RP HPLC)は、溶出液として、例えば、溶媒Aとしての水[0.1%ギ酸または0.3〜0.5%水酸化アンモニウム水溶液(d=0.91)を含有]と、溶媒Bとしてのアセトニトリルとの漸減的極性混合物を使用して、典型的にはWaters XSelect CSH C18カラムまたはPhenomenex Gemini−NX axia Prep C18 OBDカラム(5μmシリカ、直径30mm、長さ100mm)を使用するC18逆相シリカで実施し;典型的な手順は次の通りである:10〜20分かけて、毎分40〜50mLで、溶媒AおよびBの95:5混合物から、それぞれ溶媒AおよびBの5:95混合物(または、必要に応じて別の比)への溶媒濃度勾配。
(x)以下の分析的UPLC方法を使用した;一般的に、1mL/分の流速で、逆相C18シリカを使用し、検出は、エレクトロスプレー質量分析法および220〜320nmの波長範囲を記録するUV吸光度によって実施した。分析的UPLCは、寸法2.1×50mmおよび粒度1.7ミクロンのWaters XSelect CSH C18カラムを使用して、CSH C18逆相シリカで実施した。溶出液として漸減的極性混合物、例えば、溶媒Aとしての水(0.1%ギ酸もしくは0.1%アンモニアを含有)と、溶媒Bとしてのアセトニトリルとの漸減的極性混合物を使用して、濃度勾配分析を行った。典型的な2分間分析的UPLC方法は、1.3分かけて、毎分およそ1mLで、溶媒AおよびBの97:3混合物から、それぞれ溶媒AおよびBの3:97混合物への溶媒濃度勾配を行う。
(xi)ある特定の化合物が、酸付加塩、例えば一塩酸塩または二塩酸塩として得られた場合、塩の化学量論は、化合物中の塩基性基の数および性質に基づき、一般的には、例えば元素分析データを用いて、塩の正確な化学量論は決定しなかった;
(xii)反応がマイクロ波の使用に関する場合、以下のマイクロ波反応器のうちの1つを使用した:Biotage Initiator、Personal Chemistry Emrys Optimizer、Personal Chemistry SmithcreatorまたはCEM Explorer;
(xiii)Isolute SPEフラッシュSCX−2またはSCX−3カラム(International Sorbent Technology Limited,Mid Glamorgan,UK)を使用した強力カチオン交換(SCX)クロマトグラフィーにより化合物を精製した;
(xiv)キラル分取クロマトグラフィーは、Waters SFC 100または等価物を使用するHPLCまたはSFCを使用して行った。セルロースまたはアミロースのキラルDaicelカラムまたは等価物等のキラル固定相を、サンプル内の異性体の分離を最適化するために選択した。半分取分離には、典型的にはSFC流速100ml/分またはHPLC流速40ml/分を有し、寸法30×250mm、5μを有するキラルカラムを使用した。検出は、UV吸光度または質量分光検出によって実施した。UV検出のため、典型的には220nmまたは254nmの汎用の波長を使用するか、または波長を生成物応答を最大化するために選択した。質量検出のため、エレクトロスプレーイオン化などのソフトイオン化技術を行って、目標とするMH+応答により生成物を検出した。クロマトグラフシステム中に注入するために、サンプルを適合する溶媒に溶解した。SFC分離のため、カラム温度をおよそ40℃で一定に維持し、逆圧をおよそ100〜150barの一定圧に調節した。
(xv)キラル分析を、Waters UPC2 SFC、Agilent 1200 HPLCまたは等価物を使用するSFCまたはHPLCを使用して行った。セルロースまたはアミロースのキラルDaicelカラムまたは等価物等のキラル固定相を、サンプル内の異性体の分離を最適化するために選択した。分析的分離は、典型的にはSFC流速2ml/分またはHPLC流速0.5ml/分を有し、寸法3.0×150mm、3μを有するキラルカラムを使用した。UV吸光度(DAD)および/または質量分光(フルスキャン)により検出した。サンプルを適合する溶媒中およそ0.5mg/mlの濃度で溶解し、クロマトグラフシステム中に直接注入した。SFC分離のため、カラム温度をおよそ40℃で一定に維持し、逆圧をおよそ100〜150barの一定圧に調節した。
(xvi)一般に、実施例および中間体化合物は、ACD名、ChemDraw Ultra(CambridgeSoft)またはBiovia Draw 2016の「Structure to Name」部分を使用して命名した;
(xvii)反応を脱気する場合、例えば反応溶媒を窒素の一定流で適切な時間(例えば5から10分)パージすることにより行うことができる。
(xviii)上記した略語に加えて、以下の略語を使用した:
Figure 2021523177
(xix)XRPD分析のために、使用した機器はBruker D4であった。X線粉末回折図は、Bruker単シリコン結晶(SSC)ウェーハマウント上に結晶性材料のサンプルをマウントし、顕微鏡スライドを用いてサンプルを薄層中に広げることによって決定した。サンプルを30回転/分(計数統計を改善するため)で回転させ、1.5418オングストロームの波長を有する40kVおよび40mAで操作される銅長細焦点管によって生成されたX線を照射した。コリメートされたX線源を、V20に設定された自動可変発散スリットに通し、反射された放射線を、5.89mmの散乱防止スリットおよび9.55mmの検出器スリットに通した。サンプルは、0.02°増分当たり公称0.12秒の露光で、2°から40°2θの走査範囲に亘ってθ−2θ構成で反射幾何学的形状にて測定した。機器は、位置感知検出器(Lynxeye)を備えていた。X線粉末回折の当業者は、ピークの相対強度が、例えば、30ミクロンを超えるサイズの粒子および非単一アスペクト比によって影響され得、これはサンプルの分析に影響し得ることを理解するであろう。当業者はまた、反射の位置が、サンプルが回折計内に位置する正確な高さおよび回折計のゼロ較正によって影響され得ることを理解するであろう。サンプルの表面平坦性も、小さな効果を有し得る。従って、提示された回折パターンデータは、絶対値として取られるべきではない;
(xx)示差走査熱量測定のために、使用した機器はTA Instruments Q2000 DSCであった。典型的には、蓋を装備した標準的なアルミニウムパンに含まれる3mg未満の材料を、10℃/分の一定の加熱速度で25℃から300℃の温度範囲に亘って加熱した。窒素を使用するパージガスを使用し、流速は50ml/分であった。熱データは標準的なソフトウェア、例えば、TA INSTRUMENTS(登録商標)からのUniversal v.4.5Aを使用して分析した。
中間体1:(R)−tert−ブチル3−(ブロモメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021523177
トリフェニルホスフィン(78g、298.1mmol)を、0℃で5分間かけてDCM(1L)中の(R)−tert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(50g、248.4mmol)およびCBr(115g、347.8mmol)に少しずつ加えた。反応混合物を室温に加温し、室温で16時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、石油エーテル中0〜16%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(61.6g、94%)を無色油状物として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.47 (9H, s), 1.72 (1H, dq), 1.99 - 2.16 (1H, m), 2.52 - 2.68 (1H, m), 3.10 (1H, dd), 3.26 - 3.44 (3H, m), 3.49 (1H, ddd), 3.59 (1H, dd).
中間体2:(R)−tert−ブチル3−(2−アセチル−3−オキソブチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021523177
CO(48.3g、349.8mmol)を、室温でDMF(600mL)中の(R)−tert−ブチル3−(ブロモメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(61.6g、233.2mmol)およびペンタン−2,4−ジオン(23.35g、233.2mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、EtOAc(500mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を石油エーテル中0〜30%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(43.9g、66%)を淡黄色油状物として得た;m/z MH284。
中間体3:(R)−tert−ブチル3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021523177
3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(15.20g、154.9mmol)を、室温でAcOH(500mL)中の(R)−tert−ブチル3−(2−アセチル−3−オキソブチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(43.9g、154.9mmol)に一度で加えた。反応混合物を80℃で16時間加熱し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜80%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(18.00g、34%)を淡黄色ゴム状物として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.45 (9H, s), 1.70 (1H, dt), 1.91 - 2.07 (1H, m), 2.32 - 2.44 (1H, m), 2.60 (3H, s), 2.67 (3H, s), 2.78 (5H, s), 3.06 (1H, dt), 3.23-3.54 (3H, dt);m/z MH346。
中間体4:(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(二塩酸塩)
Figure 2021523177
1,4−ジオキサン中4M HCl(200ml、800mmol)を、1,4−ジオキサン(50mL)中の(R)−tert−ブチル3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(18g、52.11mmol)に加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。得られた沈殿物を濾取し、1,4−ジオキサン(100mL)で洗浄し、真空乾固して、表題化合物(13.80g、83%)を白色固体として得、これを更には精製せずに使用した;1H NMR (300 MHz, DMSO) 1.63 (1H, dq), 1.90 - 2.05 (1H, m), 2.51 (4H, s), 2.65 (3H, s), 2.75 - 3.13 (7H, m), 3.26 (2H, ddt), 7.30 (1H, br s) 9.28 (1H, s), 9.52 (1H, s);m/z MH246。
中間体4B(中間体4の遊離塩基):(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
EtOH中1.25M HCl(36.4mL、45.51mmol)を、室温でEtOH(15mL)中の(R)−tert−ブチル3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(2.62g、7.58mmol)に一度で加えた。得られた溶液を室温で5日間撹拌した。溶媒を真空で蒸発させて、粗製のHCl塩をオレンジ色ゴム状物として得た。SCXカラムを使用するイオン交換クロマトグラフィーを使用して、粗生成物を遊離塩基に変換した。所望の生成物を1M NH/MeOHを使用してカラムから溶出させ、純粋なフラクションを蒸発乾固して、表題化合物(1.77g、95%)をオレンジ色ゴム状物として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.51 (1H, dq), 1.92 (1H, ddd), 2.32 (1H, p), 2.60 (3H, s), 2.64 (1H, dd), 2.69 (3H, s), 2.80 (3H, s), 2.82 (2H, dd), 2.98 (1H, dt), 3.03 - 3.13 (2H, m) NHは認められず;m/z MH246。
中間体5:(R)−6−((1−(5−ブロモピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
DIPEA(4.39mL、25.14mmol)、(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(2g、6.28mmol)および5−ブロモ−2−フルオロピリジン(1.66g、9.43mmol)を、n−プロパノール(10mL)に溶解し、マイクロ波管中に密封した。反応混合物をマイクロ波反応器中150℃で2.5時間加熱し、室温に冷却した。溶媒を減圧下で除去した。反応混合物を水(100mL)中に注ぎ入れ、EtOAc(3×100mL)で抽出し、有機層をNaSOで脱水し、濾過し、蒸発させて、黄色固体を得た。粗生成物をEtOAc/石油エーテルから結晶化することにより精製して、表題化合物(1.30g、52%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.90 (1H, dq), 2.19 (1H, dq), 2.63 (4H, s), 2.71 (3H, s), 2.80 (3H, s), 2.93 (2H, qd), 3.24 (1H, dd), 3.45 (1H, q), 3.63 (2H, q), 6.28 (1H, d), 7.54 (1H, dd), 8.19 (1H, d);m/z MH401。
中間体7:1−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−4−メチルピペラジン
Figure 2021523177
6−ブロモニコチンアルデヒド(3g、16.13mmol)および1−メチルピペラジン(4.85g、48.39mmol)を、DCM(200mL)中室温で2時間撹拌した。AcOH(0.097g、1.61mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(6.84g、32.26mmol)を加え、混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO水溶液でクエンチし、有機層を分離した。水性層をEtOAcで抽出し、合わせた有機層を乾燥(NaSO)し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜80%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.00g、46%)を黄色油状物として得た;1H NMR (300 MHz, DMSO) 2.55 (3H, s), 2.65 (4H, d), 2.91 (4H, s), 3.49 (2H, s), 7.37 - 7.54 (2H, m), 8.27 (1H, d);m/z MH270。
中間体8:1−((5−ブロモピリジン−2−イル)メチル)−4−メチルピペラジン
Figure 2021523177
5−ブロモピコリンアルデヒド(3.5g、18.82mmol)および1−メチルピペラジン(5.65g、56.45mmol)をDCM(20mL)にて室温で2時間撹拌した。AcOH(0.113g、1.88mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(7.98g、37.63mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、得られた粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.40g、47%)を黄色油状物として得た;1H NMR (300 MHz, DMSO) 2.26 (3H, s), 2.47 (8H, s), 3.58 (2H, s), 7.42 (1H, m), 8.03 (1H, dd), 8.62 (1H, dd);m/z MH270。
中間体9:(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸
Figure 2021523177
PdCl(dppf)(21.67mg、0.03mmol)を、窒素下室温で1,4−ジオキサン(4mL)中の1−((5−ブロモピリジン−2−イル)メチル)−4−メチルピペラジン(160mg、0.59mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(165mg、0.65mmol)および酢酸カリウム(116mg、1.18mmol)に加えた。得られた混合物を90℃で16時間撹拌した。混合物を水中5から100%MeCN濃度勾配で溶出するフラッシュC18−フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、不純物を含む表題化合物(80mg、58%)を黄色ゴム状物として得た;m/z MH236(LCMSデータを基準に、化合物はボロン酸であると推定した)。
中間体10:rac−6−((1−(5−ブロモピリミジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
DIPEA(0.878mL、5.03mmol)を、室温でEtOH(10mL)中の5−ブロモ−2−クロロピリミジン(486mg、2.51mmol)およびrac−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(800mg、2.51mmol)(rac−tert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを出発物として、中間体4と同様の方法で4ステップにて合成した)に加えた。反応混合物を70℃で16時間加熱し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中5〜10%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(350mg、35%)を黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.79 - 1.93 (1H, m), 2.09 - 2.27 (1H, m), 2.49 - 2.62 (1H, m), 2.65 (3H, s), 2.72 (3H, s), 2.80 (3H, s), 2.92 (2H, dd), 3.30 (1H, dd), 3.46 - 3.61 (1H, m), 3.64 - 3.81 (2H, m), 8.31 (2H, s);m/z MH402。
中間体11:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(ピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(1.97g、6.03mmol)を、1,4−ジオキサン(10mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(0.74g、3.02mmol)および3−ヨードピリジン(0.68g、3.32mmol)に加えた。反応混合物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(0.25g、0.30mmol)を加えた。反応混合物を90℃で5時間加熱し、次いで室温に冷却し、DCMで希釈し、濾過した。濾液を真空で濃縮し、DCM中0〜5%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(0.413g、43%)を黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.88 (1H, dq), 2.18 (1H, dtd), 2.58 - 2.67 (4H, m), 2.70 (3H, s), 2.78 (3H, s), 2.89 (1H, dd), 2.93 - 3 (1H, m), 3.09 (1H, dd), 3.31 - 3.43 (2H, m), 3.49 - 3.56 (1H, m), 6.78 (1H, ddd), 7.11 (1H, ddd), 7.92 - 8 (2H, m);m/z MH323。
中間体12:(R)−6−((1−(6−ブロモピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
NBS(229mg、1.28mmol)を、空気下0℃でMeCN(5mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(ピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(414mg、1.28mmol)に一度で加えた。反応混合物を0℃で撹拌し、3時間かけて室温にゆっくり加温した。得られた沈殿物を濾過により単離し、MeCN(5mL)で洗浄して、表題化合物(298mg、58%)を白色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.88 (1H, dq), 2.11 - 2.24 (1H, m), 2.61 (3H, s), 2.62 - 2.67 (1H, m), 2.69 (3H, s), 2.78 (3H, s), 2.88 (1H, dd), 2.95 (1H, dd), 3.06 (1H, dd), 3.28 - 3.41 (2H, m), 3.48 (1H, td), 6.69 (1H, dd), 7.25 (1H, dd), 7.69 (1H, d);m/z MH401。
中間体13:3−クロロ−6−(クロロメチル)ピリダジン
Figure 2021523177
1,3,5−トリクロロ−1,3,5−トリアジナン−2,4,6−トリオン(1.808g、7.78mmol)を、室温でDCE(100mL)中の3−クロロ−6−メチルピリダジン(2.00g、15.56mmol)に一度で加えた。反応混合物を60℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却し、濾過した。濾液を真空で濃縮し、ヘプタン中10〜50%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(1.60g、63%)を淡黄色油状物として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 4.88 (2H, s), 7.58 (1H, d), 7.70 (1H, d);m/z MH163。
中間体14:4−((6−クロロピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
モルホリン(0.86mL、9.82mmol)を、室温でTHF(16mL)中の3−クロロ−6−(クロロメチル)ピリダジン(1.6g、9.82mmol)およびDIPEA(2.05mL、11.8mmol)に一度で加えた。反応混合物を室温で3日間撹拌し、次いで濾過し、THFで洗浄した。合わせた濾液を真空で濃縮し、得られた粗生成物をDCM中0〜5%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(1.380g、66%)を白色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 2.47 - 2.56 (4H, m), 3.68 - 3.76 (4H, m), 3.85 (2H, s), 7.50 (1H, d), 7.68 (1H, d);m/z MH214。
中間体15:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(6.16g、18.91mmol)を、1,4−ジオキサン(64mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(2.32g、9.46mmol)および5−ブロモピリミジン(1.503g、9.46mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(0.395g、0.47mmol)およびRuPhos(0.221g、0.47mmol)を加えた。反応混合物を90℃で18時間撹拌し、次いで室温に冷却し、DCMで希釈し、濾過した。濾液を真空で濃縮し、DCM中0〜5%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(1.160g、38%)を黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.88 - 1.95 (1H, m), 2.20 (1H, dtd), 2.61 (3H, s), 2.63 - 2.68 (1H, m), 2.70 (3H, s), 2.80 (3H, s), 2.91 (1H, dd), 2.98 (1H, dd), 3.12 (1H, dd), 3.37 (1H, dt), 3.47 (1H, s), 3.54 (1H, td), 8.05 (2H, s), 8.60 (1H, s);m/z MH324。
中間体16:(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(1.59g、4.92mmol)をMeCN(80mL)に加え、反応混合物を0℃に冷却した。次いでNBS(1.050g、5.90mmol)を一度に加えた。反応混合物を室温に加温し、2時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、不純物を含む固体を集め、MeCN(10mL)に懸濁させ、加熱還流した。懸濁液を室温に冷却し、固体を濾取して、表題化合物(0.652g、33%)を黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.90 (1H, dq), 2.16 - 2.25 (1H, m), 2.58 - 2.67 (4H, m), 2.70 (3H, s), 2.80 (3H, s), 2.88 - 2.94 (1H, m), 2.98 (1H, dd), 3.10 (1H, dd), 3.34 (1H, dt), 3.44 (1H, dd), 3.51 (1H, td), 7.87 (2H, s);m/z MH402。
中間体17:(S)−2,4−ジメチル−1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン
Figure 2021523177
炭酸カリウム(2.43g、17.64mmol)を、室温でMeCN(40mL)中の2−(4−(ブロモメチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(1.31g、4.41mmol)および(S)−1,3−ジメチルピペラジン二塩酸塩(0.83g、4.41mmol)に一度で加えた。反応混合物を80℃で18時間撹拌し、次いで室温に冷却し、濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた粗生成物をDCM中0〜10%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(506mg、35%)を無色油状物として得た;m/z MH331。
中間体18:3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアルデヒド
Figure 2021523177
PdCl(dppf)−CHCl付加物(92mg、0.13mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(10mL)中の4−ブロモ−3−メチルベンズアルデヒド(500mg、2.51mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(638mg、2.51mmol)および酢酸カリウム(493mg、5.02mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を石油エーテル中10%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(580mg、94%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.39 (12H, s), 2.63 (3H, s), 7.64 - 7.70 (2H, m), 7.92 (1H, d), 10.03 (1H, s);m/z MH247。
中間体19:(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンズアルデヒド
Figure 2021523177
Pd(PhP)(0.287g、0.25mmol)を室温で、脱気した1,4−ジオキサン(40mL)および水(7.5mL)中の(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(1.00g、2.49mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアルデヒド(0.692g、2.98mmol)および2M炭酸ナトリウム水溶液(2.49mL、4.97mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた残留物をDCMに溶解し、相分離濾紙に通し、次いで真空で濃縮し、DCM中0〜10%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(0.510g、48%)を黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.88 - 1.96 (1H, m), 2.23 (1H, ddd), 2.62 (3H, s), 2.72 (4H, s), 2.81 (3H, s), 2.88 - 3.04 (2H, m), 3.20 (1H, dd), 3.45 (1H, dt), 3.54 (1H, dd), 3.63 (1H, td), 7.9 - 7.99 (2H, m), 8.16 (2H, s), 8.42 - 8.53 (2H, m), 10.06 (1H, s);m/z MH428。
中間体20:tert−ブチル4−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
Figure 2021523177
HATU(3.74g、9.82mmol)を、空気下室温でDMF(25mL)中の2−(4−(tert−ブトキシカルボニル)ピペラジン−1−イル)酢酸(2g、8.19mmol)に加え、反応混合物を室温で30分間撹拌した。ジメチルアミン(12.28mL、24.56mmol)およびDIPEA(4.29mL、24.56mmol)を、空気下室温で混合物に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで飽和NaHCO水溶液(200mL)中に注ぎ入れ、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.65g、74%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 1.47 (9H, s), 2.49 (4H, t), 2.95 (3H, s), 3.11 (3H, s), 3.27 (2H, s), 3.43 - 3.50 (4H, m);m/z MH272。
中間体21:N,N−ジメチル−2−(ピペラジン−1−イル)アセトアミド二塩酸塩
Figure 2021523177
EtOH中4M HCl(25mL、100mmol)を、空気下室温でEtOH(25mL)中のtert−ブチル4−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.6g、5.9mmol)に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで真空で濃縮して、表題化合物(1.4g、100%)を白色固体として得た;m/z MH172。
中間体22:2−(4−(4−ブロモベンジル)ピペラジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド
Figure 2021523177
N,N−ジメチル−2−(ピペラジン−1−イル)アセトアミド二塩酸塩(800mg、3.28mmol)を、空気下室温でTHF(25mL)中の4−ブロモベンズアルデヒド(606mg、3.28mmol)に加え、反応混合物を室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1389mg、6.55mmol)およびAcOH(2滴)を混合物に加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、真空でほとんど濃縮乾固した。粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(704mg、63%)を茶褐色油状物として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.49 (4H, m), 2.56 (4H, m), 2.95 (3H, s), 3.08 (3H, s), 3.18 (2H, s), 3.46 (2H, s), 7.17 - 7.25 (2H, m), 7.40 - 7.49 (2H, m);m/z MH340
中間体23:2−(4−(4−ブロモベンジル)ピペラジン−1−イル)エタノール
Figure 2021523177
2−(ピペラジン−1−イル)エタノール(1.407g、10.81mmol)を、室温でTHF(25mL)中の4−ブロモベンズアルデヒド(1g、5.40mmol)に加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.291g、10.81mmol)およびAcOH(2滴)を、空気下室温で混合物に加え、反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水(20mL)中に注ぎ入れ、真空でほぼ濃縮乾固した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.20g、74%)を茶褐色油状物として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.23 - 2.57 (11H, m), 3.48 (2H, s), 3.63 (2H, t), 7.22 (2H, d), 7.46 (2H, d);m/z MH299。
中間体24:4−(4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)ベンジル)モルホリン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(578mg、0.50mmol)を、トルエン(20mL)および水(4mL)中の4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(1516mg、5.00mmol)、5−ブロモ−2−ヨードピリミジン(1424mg、5mmol)およびNaCO(1060mg、10.00mmol)に加え、反応混合物を120℃で3日間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。残留物をEtOAc(100mL)に溶解し、水(2×20mL)で順次洗浄した。有機層を単離し、NaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜50%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(510mg、31%)を淡黄色固体として得た;m/z MH334。
中間体25:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−フェニルピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
脱気したt−ブタノール(5mL)を、ブロモベンゼン(74μL、0.7mmol)、(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(267mg、0.84mmol)、CsCO(1368mg、4.20mmol)、RuPhos(65mg、0.14mmol)およびRuPhos第三世代プレ触媒(59mg、0.07mmol)に加えた。反応混合物を90℃で終夜加熱し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。残留物をDCM(30mL)に溶解し、水(30mL)で洗浄した。水性層をDCM(30mL)で再度抽出し、合わせた有機層を疎水性(相分離)フリットに通し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(72mg、32%)を白色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.78 - 1.9 (1H, m), 2.1 - 2.21 (1H, m), 2.55 - 2.64 (4H, m), 2.69 (3H, s), 2.78 (3H, s), 2.83 - 2.98 (2H, m), 3.08 (1H, dd), 3.28 - 3.39 (2H, m), 3.45 - 3.55 (1H, m), 6.54 (2H, dd), 6.70 (1H, tt), 7.23 (2H, dd);m/z MH322。
中間体26:(R)−6−((1−(4−ブロモフェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
NBS(0.460g、2.58mmol)を、THF(50mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−フェニルピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(0.83g、2.58mmol)に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜90%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(0.750g、73%)を黄色固体として得た;m/z MH400。
中間体27:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
PdCl(dppf)−CHCl付加物(94mg、0.11mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(5mL)中の(R)−6−((1−(4−ブロモフェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(460mg、1.15mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(292mg、1.15mmol)および酢酸カリウム(226mg、2.30mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をEtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(350mg、68%)を淡黄色固体として得た;m/z MH448。
中間体28:2−ブロモ−5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピラジン
Figure 2021523177
ヨウ化カリウム(0.659g、3.97mmol)を、空気下DMF(30mL)中の1−メチルピペラジン(0.398g、3.97mmol)、2−ブロモ−5−(ブロモメチル)ピラジン(1g、3.97mmol)およびKCO(0.549g、3.97mmol)に加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(0.520g、48%)を黄色油状物として得た;m/z MH271。
中間体29:5−ブロモ−2−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリミジン
Figure 2021523177
ヨウ化カリウム(758mg、4.57mmol)を、DMF(15mL)中の5−ブロモ−2−(ブロモメチル)ピリミジン(767mg、3.04mmol)、1−メチルピペラジン(457mg、4.57mmol)およびKCO(631mg、4.57mmol)に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(340mg、41%)を白色固体として得た;m/z MH271。
中間体30:4−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
ヨウ化カリウム(1.985g、11.96mmol)を、DMF(25mL)中の2−ブロモ−5−(ブロモメチル)ピリジン(3g、11.96mmol)、モルホリン(1.042g、11.96mmol)およびKCO(1.652g、11.96mmol)に加え、反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水(150mL)中に注ぎ入れ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を石油エーテル中0〜75%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(2.60g、85%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.41 - 2.48 (4H, m), 3.48 (2H, s), 3.68 - 3.75 (4H, m), 7.46 (1H, d), 7.58 (1H, dd), 8.31 (1H, d);m/z MH257。
中間体31:4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(0.674g、0.58mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(14mL)および水(7.00mL)中の4−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)モルホリン(1.5g、5.83mmol)、(4−ブロモフェニル)ボロン酸(1.289g、6.42mmol)およびNaCO(1.237g、11.67mmol)に加えた。反応混合物を80℃で5時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を石油エーテル中50%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(1.28g、66%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 2.39 (4H, dd), 3.49 - 3.64 (6H, m), 7.58 - 7.76 (2H, m), 7.82 (1H, dd), 7.93 - 8.01 (1H, m), 8.01 - 8.09 (2H, m), 8.59 (1H, d);m/z MH333。
中間体32:3−クロロ−6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン
Figure 2021523177
ヨウ化カリウム(1.200g、7.23mmol)を、DMF(15mL)中の3−(ブロモメチル)−6−クロロピリダジン(1g、4.82mmol)、1−メチルピペラジン(0.724g、7.23mmol)およびKCO(0.999g、7.23mmol)に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで水で希釈し、得られた溶液を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(300mg、28%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, DMSO) 2.19 (3H, s), 2.40 (8H, m), 3.77 (2H, s), 7.76 (1H, d), 7.88 (1H, d);m/z MH227。
中間体33:2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルピリミジン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(1.002g、0.87mmol)を、空気下1,4−ジオキサン(35mL)および水(7mL)中の2−ブロモ−5−メチルピリミジン(1.5g、8.67mmol)、(4−ブロモフェニル)ボロン酸(1.74g、8.7mmol)およびNaCO(1.84g、17.3mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を石油エーテル中2〜5%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(1.00g、46%)を黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 2.37 (3H, s), 7.55 (2H, d), 8.30 (2H, d), 8.64 (2H, s);m/z MH249。
中間体34:5−(ブロモメチル)−2−(4−ブロモフェニル)ピリミジン
Figure 2021523177
過酸化ベンゾイル(58.3mg、0.24mmol)を、空気下CCl(12mL)中の2−(4−ブロモフェニル)−5−メチルピリミジン(600mg、2.41mmol)およびNBS(429mg、2.41mmol)に加えた。反応混合物を80℃で4時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(310mg、39%)を黄色油状物として得た;m/z MH327。
中間体35:2−(4−ブロモフェニル)−5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリミジン
Figure 2021523177
ヨウ化カリウム(152mg、0.91mmol)を、空気下DMF(10mL)中の5−(ブロモメチル)−2−(4−ブロモフェニル)ピリミジン(300mg、0.91mmol)、1−メチルピペラジン(82mg、0.82mmol)およびKCO(126mg、0.91mmol)に加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を真空で除去した。粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(195mg、61%)を黄色油状物として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 2.61 (3H, s), 2.76-3.20 (8H, m), 3.61 (2H, s), 7.54 (2H, d), 8.33 (2H, d), 8.73 (2H, s);m/z MH347。
中間体36:tert−ブチル4−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
Figure 2021523177
トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(4.56g、21.50mmol)を、20℃でDCM(100mL)中の6−ブロモニコチンアルデヒド(2.00g、10.75mmol)、tert−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(4.01g、21.50mmol)およびAcOH(0.062mL、1.08mmol)に加えた。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCOで洗浄し、相分離濾紙に通し、溶媒を真空で除去した。粗生成物をヘプタン中0から70%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(2.80g、73.1%)を無色油状物として得、これは静置すると結晶化した;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.45 (9H, s), 2.31 - 2.43 (4H, m), 3.39 - 3.44 (4H, m), 3.47 (2H, s), 7.45 (1H, dd), 7.55 (1H, dd), 8.29 (1H, dd);m/z MH356
中間体37:tert−ブチル4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
Figure 2021523177
Pd(PhP)(0.389g、0.34mmol)を室温で、脱気した1,4−ジオキサン(12mL)および水(3mL)中のtert−ブチル4−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(2.40g、6.74mmol)、(4−ブロモフェニル)ボロン酸(1.35g、6.74mmol)および炭酸カリウム(2.79g、20.2mmol)に加えた。反応混合物をマイクロ波反応器中85℃で3時間加熱し、次いで室温に冷却し、EtOAcで希釈した。有機相を相分離器に通し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜5%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(1.20g、41%)を黄色油状物として得、これは静置すると固化した;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.46 (9H, s), 2.36 - 2.47 (4H, m), 3.4 - 3.47 (4H, m), 3.55 (2H, s), 7.56 - 7.62 (2H, m), 7.67 (1H, dd), 7.74 (1H, dd), 7.84 - 7.91 (2H, m), 8.57 - 8.63 (1H, m);m/z MH432
中間体38:4−((5−ブロモピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
ヨウ化カリウム(758mg、4.57mmol)を、DMF(15mL)中の5−ブロモ−2−(ブロモメチル)ピリミジン(767mg、3.04mmol)、モルホリン(398mg、4.57mmol)およびKCO(631mg、4.57mmol)に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで水で希釈し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(720mg、92%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.55 - 2.63 (4H, m), 3.74 - 3.82 (6H, m), 8.79 (2H, s);m/z MH258
中間体39:4−((5−(4−ブロモフェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(179mg、0.15mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(5mL)および水(2.5mL)中の4−((5−ブロモピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン(400mg、1.55mmol)、(4−ブロモフェニル)ボロン酸(311mg、1.55mmol)およびNaCO(328mg、3.10mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(330mg、64%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.62 - 2.69 (4H, m), 3.78 - 3.86 (4H, m), 3.90 (2H, s), 7.42 - 7.53 (2H, m), 7.63 - 7.74 (2H, m), 8.93 (2H, s);m/z MH334。
中間体40:1−ブロモ−4−(ブロモメチル)−2−メトキシベンゼン
Figure 2021523177
トリフェニルホスフィン(5.53ml、23.9mmol)を、0℃で2分間かけてDCM(100ml)中の(4−ブロモ−3−メトキシフェニル)メタノール(4.32g、20.0mmol)および四臭化炭素(7.26g、21.9mmol)に少しずつ加えた。反応混合物を室温に加温し、室温で18時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物をヘプタン中0〜50%DCMで溶出するfccにより精製して、表題化合物(5.57g、100%)を無色ゴム状物として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 3.91 (3H, s), 4.44 (2H, s), 6.86 (1H, dd), 6.92 (1H, d), 7.49 (1H, d).
中間体41:1−(4−ブロモ−3−メトキシベンジル)−4−メチルピペラジン
Figure 2021523177
ヨウ化カリウム(2.135g、12.86mmol)を、DMF(50mL)中の1−ブロモ−4−(ブロモメチル)−2−メトキシベンゼン(3g、10.7mmol)、1−メチルピペラジン(1.29g、12.9mmol)およびKCO(1.78g、12.9mmol)に加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水(200mL)中に注ぎ入れ、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜5%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(1.70g、53%)を淡黄色油状物として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.34 (3H, s), 2.50 (8H, br m), 3.48 (2H, s), 3.91 (3H, s), 6.82 (1H, dd), 6.91 (1H, d), 7.46 (1H, dd);m/z MH299。
中間体42:(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ボロン酸
Figure 2021523177
PdCl(dppf)−CHCl付加物(0.464g、0.57mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(25mL)中の1−(4−ブロモ−3−メトキシベンジル)−4−メチルピペラジン(1.7g、5.68mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(2.89g、11.4mmol)および酢酸カリウム(1.67g、17.1mmol)に加えた。反応混合物を90℃で48時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeOH(0.5%NHHCOを含む)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.10g、73%)を赤色固体として得た;m/z MH265。
中間体43:(R)−6−((1−(6−クロロピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
トリエチルアミン(2.10mL、15.1mmol)を、n−プロパノール(20mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(1.2g、3.77mmol)および2,6−ジクロロピラジン(0.562g、3.77mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。水(50mL)を残留物に加え、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜5%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(1.10g、82%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, DMSO) 1.81 (1H, dq), 2.07 (1H, m), 2.46 (3H, s), 2.62 (4H, s), 2.73 (3H, s), 2.91 (2H, d), 3.18 (1H, m), 3.35 (1H, q), 3.61 (2H, td), 7.75 (1H, m), 7.90 (1H, m);m/z MH358。
中間体44:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6−メチルピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(0.355g、0.31mmol)を、1,4−ジオキサン(6mL)および水(3mL)中の(R)−6−((1−(6−クロロピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(1.1g、3.07mmol)、THF中2,4,6−トリメチル−1,3,5,2,4,6−トリオキサトリボリナン(50重量%)(1.54g、6.15mmol)およびNaCO(1.30g、12.3mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中1〜5%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(1.00g、96%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, DMSO) 1.81 (1H, dq), 2.06 (1H, dq), 2.26 (3H, s), 2.54 (6H, d), 2.73 (3H, s), 2.92 (2H, m), 3.17 (1H, m), 3.36 (2H, m), 3.59 (2H, tt), 7.63 (1H, s), 7.73 (1H, s);m/z MH338。
中間体45:(R)−6−((1−(5−ブロモ−6−メチルピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
NBS(0.527g、2.96mmol)を、空気下0℃でDCM(10mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6−メチルピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(1g、2.96mmol)に加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで水(25mL)を加え、混合物をDCM(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中1〜2%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(0.90g、73%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, DMSO) 1.81 (1H, dq), 2.06 (1H, dq), 2.39 (3H, s), 2.48 (3H, s), 2.55 (1H, m), 2.62 (3H , s), 2.73 (3H, s), 2.92 (2H, m), 3.15 (1H, m), 3.33 (1H, q), 3.58 (2H, ddd), 7.58 (1H, s);m/z MH416。
中間体46:(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
2,5−ジブロモピラジン(3.74g、15.7mmol)を、室温でn−ブタノール(60mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(5.00g、15.7mmol)およびDIPEA(13.7mL、78.6mmol)に加えた。反応混合物を2時間加熱還流し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水で摩砕し、濾過して、表題化合物(4.86g、77%)をクリーム色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.89 (1H, dq), 2.16 - 2.24 (1H, m), 2.61 (4H, s), 2.70 (3H, s), 2.79 (3H, s), 2.93 (2H, tt), 3.23 (1H, dd), 3.45 (1H, dt), 3.6 - 3.68 (2H, m), 7.61 (1H, d), 8.10 (1H, d);m/z MH402。
中間体47:(R)−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)フェニル)メタノール
Figure 2021523177
(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)メタノール(165mg、0.71mmol)、(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(237mg、0.59mmol)およびCsCO(384mg、1.18mmol)を、1,4−ジオキサン(6.2mL)および水(3.1mL)に加え、反応混合物を10分間脱気した。XPhos第二世代プレ触媒(23mg、0.03mmol)を加え、反応物を90℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈した。有機層を単離し、飽和ブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(200mg、79%)を白色泡状物として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.74 (1H, t), 1.92 (1H, dq), 2.18 - 2.27 (1H, m), 2.62 (4H, s), 2.71 (3H, s), 2.80 (3H, s), 2.87 - 3.02 (2H, m), 3.33 (1H, dd), 3.55 (1H, dt), 3.68 - 3.8 (2H, m), 4.74 (2H, d), 7.41 - 7.47 (2H, m), 7.84 - 7.91 (2H, m), 7.95 (1H, d), 8.51 (1H, d);m/z MH430。
中間体48:(R)−6−((1−(5−(4−(クロロメチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)フェニル)メタノール(200mg、0.47mmol)を、DCM(7mL)およびDMF(0.34mg、4.66μmol)に溶解した。反応混合物を0℃に冷却し、塩化チオニル(0.037mL、0.51mmol)を滴下添加した。反応混合物を室温に加温し、室温で3時間撹拌し、次いでDCM(50mL)で希釈し、NaCO(2M水溶液)でpH8〜9に調整した。有機層を単離し、飽和ブラインで洗浄し、相分離カートリッジに通し、真空で濃縮して、表題化合物(181mg、87%)を黄色固体として得、これを更には精製せずに使用した;m/z MH448。
中間体49:(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド
Figure 2021523177
Pd(PhP)(0.373g、0.32mmol)を、1,4−ジオキサン(10mL)および水(2mL)中の(4−ホルミルフェニル)ボロン酸(0.485g、3.23mmol)、(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(1.30g、3.23mmol)およびNaCO(0.685g、6.46mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜80%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.20g、87%)を黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.94 (1H, dq), 2.25 (1H, dq), 2.57 - 3.07 (12H, m), 3.24 - 3.42 (1H, m), 3.45 - 3.87 (3H, m), 7.79 - 8.18 (5H, m), 8.60 (1H, d), 10.04 (1H, s);m/z MH428。
中間体50:1−(4−ブロモ−2−メチルベンジル)−4−メチルピペラジン
Figure 2021523177
4−ブロモ−2−メチルベンズアルデヒド(1g、5.02mmol)および1−メチルピペラジン(0.503g、5.02mmol)をMeOH(20mL)と合わせ、反応混合物を室温で2時間撹拌した。NaCNBH(0.631g、10.1mmol)およびAcOH(0.030g、0.50mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中1〜70%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.00g、70%)を黄色固体として得た;m/z MH283。
中間体51:1−メチル−4−(2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン
Figure 2021523177
PdCl(dppf)−CHCl付加物(0.058g、0.07mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(10mL)中の1−(4−ブロモ−2−メチルベンジル)−4−メチルピペラジン(0.2g、0.71mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(0.215g、0.85mmol)および酢酸カリウム(0.139g、1.41mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を石油エーテル中0〜50%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(70mg、30%)を黄色固体として得た;m/z MH331。
中間体52:1−(4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エテノン
Figure 2021523177
炭酸カリウム(2.23g、16.2mmol)を、室温でMeCN(70mL)中の2−(4−(ブロモメチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.4g、8.08mmol)および1−(ピペラジン−1−イル)エタノン(1.04g、8.08mmol)に一度で加えた。反応混合物を80℃で18時間撹拌し、次いで室温に冷却し、濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた粗生成物をDCM中0〜5%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(2.73g、98%)を無色油状物として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.34 (12H, s), 2.07 (3H, s), 2.41 (4H, dq), 3.42 - 3.46 (2H, m), 3.53 (2H, s), 3.59 - 3.64 (2H, m), 7.33 (2H, d), 7.72 - 7.81 (2H, m);m/z MH345。
中間体53:(R)−6−((1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
トリエチルアミン(1.75mL、12.6mmol)を、空気下室温でn−プロパノール(10mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(1g、3.14mmol),3,6−ジクロロピリダジン(0.468g、3.14mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で部分的に濃縮した。沈殿物を濾取し、水(50mL)およびMeOH(10mL)で洗浄し、真空乾固して、表題化合物(0.610g、54%)を茶褐色固体として得、これを更には精製せずに使用した;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.85 (1H, dq), 2.11 (1H, ddd), 2.48 (3H, s), 2.53 - 2.63 (1H, m), 2.64 (3H, s), 2.75 (3H, s), 2.94 (2H, d), 3.14 - 3.23 (1H, m), 3.40 (1H, dt), 3.49 - 3.93 (2H, m), 7.00 (1H, d), 7.47 (1H, d);m/z MH358。
中間体54:2,4−ジオキソペンタン−3−イルベンゾエート
Figure 2021523177
水酸化カリウム(50.5g、901mmol)を、室温でDMF(1L)中の安息香酸(100g、819mmol)に加えた。反応混合物を50℃で1時間撹拌し、次いで3−クロロペンタン−2,4−ジオン(110g、819mmol)を加え、反応混合物を50℃で終夜撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAc(3L)で希釈し、水(1L×2)、飽和NHCl水溶液(500mL)および飽和ブライン(500mL)で順次洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を石油エーテル中0〜20%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(130g、72%)を黄色油状物として得た;m/z MH221。
中間体55:2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イルベンゾエート
Figure 2021523177
2,4−ジオキソペンタン−3−イルベンゾエート(58g、263mmol)を、室温でAcOH(300mL)中の3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(27.1g、277mmol)に加えた。反応混合物を90℃で10時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮し、飽和NaHCO水溶液でpH>7に調整した。混合物をEtOAc(3×500mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブラインで洗浄し、相分離濾紙に通し、真空で濃縮して、表題化合物(52.0g、70%)をベージュ色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.57 (3H, s), 2.66 (3H, s), 2.70 (3H, s), 7.54 - 7.65 (2H, m), 7.71 - 7.80 (1H, m), 8.24 - 8.31 (2H, m);m/z MH283。
中間体56:2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−オール
Figure 2021523177
1M NaOH水溶液(177mL、177.11mmol)を、室温でEtOH(500mL)中の2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イルベンゾエート(50g、177mmol)に加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで真空で部分的に濃縮し、沈殿物が生成するまで、溶液を6M HCl水溶液でゆっくり酸性化した(約pH7)。沈殿物を濾過により単離し、水で洗浄し、真空乾固して、表題化合物(24g、76%)をクリーム色固体として得た;m/z MH179。
中間体57:tert−ブチル(R)−3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2021523177
ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(52.4mL、269mmol)を、室温で2分間かけてTHF(800mL)中の2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−オール(40g、224mmol)、tert−ブチル(S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(46.2g、247mmol)およびトリフェニルホスフィン(70.7g、269mmol)に滴下添加し、反応混合物を室温で10分間撹拌し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を石油エーテル中0〜100%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(62.0g、80%)を薄黄色油状物として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.42 (9H, d), 2.07-2.14 (1H, m), 2.20-2.23 (1H, m), 2.47 (3H, s), 2.51 - 2.54 (3H, m), 2.63 (3H, d), 3.34 (2H, s), 3.43 - 3.56 (2H, m), 4.74 (1H, s);m/z MH348。
中間体58:(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩
Figure 2021523177
1,4−ジオキサン中4M HCl(150mL、600mmol)を、MeOH(200mL)中のtert−ブチル(R)−3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(52g、149.7mmol)に加え、反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。アセトンを残留物に加え、30分間撹拌した。沈殿物を濾取して、表題化合物(26g、55%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 2.03 - 2.13 (1H, m), 2.22 - 2.28 (1H, m), 2.51 - 2.54 (3H, m), 2.62 (3H, d), 2.74 (3H, s), 3.32 - 3.45 (3H, m), 3.46 - 3.56 (1H, m), 4.90 (1H, s), 9.91 (2H, s);m/z MH248。
中間体58B(中間体58の遊離塩基):(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(4.12g、16.7mmol)をMeOHに溶解し、SCXカラム50g上に装填した。カラムをMeOHで洗浄し、次いでMeOH中1M NHで溶出した。溶媒を真空で除去して、表題化合物(2.73g、66%)をオレンジ色ゴム状物として得、これを精製せずに次のステップに使用した;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.97 - 2.16 (2H, m), 2.60 (3H, s), 2.65 (3H, s), 2.76 (3H, s), 3.08 (2H, ddd), 3.19 (1H, s), 3.24 - 3.37 (2H, m), 4.62 (1H, ddt);m/z MH248。
中間体59:(R)−6−((1−(5−ブロモピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
DIPEA(0.282mL、1.62mmol)を、室温でn−ブタノール(4mL)中の5−ブロモ−2−フルオロピリジン(0.166mL、1.62mmol)および(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(400mg、1.62mmol)に一度で加えた。反応混合物をマイクロ波反応器中150℃で2時間加熱し、次いで室温に冷却、EtOAc(50mL)で希釈し、水(20mL)および飽和ブライン(20mL)で順次洗浄した。有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜5%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(346mg、53%)を黄色固体として得た;m/z MH403。
中間体60:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(1.98g、6.07mmol)を、1,4−ジオキサン(20mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(500mg、2.02mmol)および5−ブロモピリミジン(321mg、2.02mmol)に加えた。反応混合物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(169mg、0.20mmol)およびRuPhos(189mg、0.40mmol)を加えた。得られた懸濁液を90℃で18時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、水(30mL)および飽和ブライン(25mL)で洗浄した。有機層をMgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜5%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(291mg、44%)をオレンジ色ゴム状物として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 2.32 (1H, dtd), 2.46 - 2.55 (1H, m), 2.60 (3H, s), 2.62 (3H, s), 2.67 (3H, s), 3.5 - 3.62 (3H, m), 3.7 - 3.81 (1H, m), 4.86 (1H, s), 8.12 (2H, s), 8.66 (1H, s);m/z MH326
中間体61:(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
NBS(159mg、0.89mmol)を、空気下0℃で10分間かけてMeCN(10mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(291mg、0.89mmol)に少しずつ加えた。反応混合物を0℃で3時間撹拌し、次いでDCM(50mL)で希釈し、水(20mL)および飽和ブライン(20mL)で順次洗浄した。有機層を単離し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(140mg、39%)を無色ゴム状物として得た;m/z MH404。
中間体62:(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
DIPEA(1.55mL、8.92mmol)を、室温でn−ブタノール(7mL)中の2,5−ジブロモピラジン(1.06g、4.46mmol)および(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(735mg、2.97mmol)に一度で加えた。反応混合物を120℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(740mg、62%)を黄色泡状物として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 2.33 (1H, dtd), 2.52 (1H, ddq), 2.60 (3H, s), 2.61 (3H, s), 2.65 (3H, s), 3.55 (1H, dd), 3.72 (1H, td), 3.75 - 3.88 (2H, m), 4.81 (1H, tt), 7.70 (1H, d), 8.14 (1H, d);m/z MH404。
中間体63:1−(4−ブロモフェニル)−1,4−ペンタンジオン
Figure 2021523177
Ryzhkov、I.O.らのChemistry of Heterocyclic Compounds、47巻(2号)、182〜193頁;2011年の参考文献に従って表題化合物を合成した。
中間体64:3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン
Figure 2021523177
1−(4−ブロモフェニル)−1,4−ペンタンジオン(183g、0.717mol)をAcOH(1.8L)に溶解し、0℃に冷却した。次いでヒドラジン一水和物(35mL、0.717mol)を加え、混合物を30分間撹拌した。2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン(244g、1.08mol)を30分かけて少しずつ加え、反応物を室温で40分間撹拌し、次いで真空で濃縮した。残留物をEtOAc(4L)と飽和NaHCO水溶液(4L)との間で分配した。有機層を単離し、水性層をEtOAc(2L)で抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO水溶液(10×2L)で洗浄し、MgSOで脱水し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を40〜60%EtOAc/石油エーテルで溶出する吸引カラム(焼結4L、約半量のシリカ、フラクション1L、生成物をDCMに溶解することによりカラム上に装填した)により精製した。得られた不純物を含む生成物をジエチルエーテル(340mL)中で30分間撹拌し、次いで濾過し、EtO(2×75mL)、次いで石油エーテル(2×75mL)で洗浄し、空気乾燥して、表題化合物(91.2g、51%)をベージュ色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.75 (3H, s), 7.38 (1H, d), 7.65-7.60 (2H, m), 7.71 (1H, d), 7.96-7.91 (2H, m); 13C NMR (400 MHz, CDCl3) 22.1, 123.5, 124.4, 127.3, 128.4, 132.2, 135.4, 156.2, 158.6.
中間体65:4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
1,3,5−トリクロロ−1,3,5−トリアジナン−2,4,6−トリオン(20.4g、87.8mmol)を、室温でDCM(600mL)中の3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(50g、200.7mmol)に少しずつ加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで更に1,3,5−トリクロロ−1,3,5−トリアジナン−2,4,6−トリオン(0.7g)を加え、反応混合物を30分間撹拌し、次いでモルホリン(87mL、1003.6mmol)を加え、反応混合物を18時間撹拌した。反応混合物を水300mLで希釈した。有機層を単離し、水(300mL)で洗浄し、真空で濃縮した。得られた残留物を還流したEtOAc(150mL)中でスラリー化し、室温に冷却し、濾過した。濾過した固体をMTBE(200mL)で洗浄し、真空乾固して、表題化合物(53.4g、80%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.56 (4H, m), 3.73 (4H, m), 3.91 (2H, s), 7.64 (2H, m), 7.73 (1H, d), 7.81 (1H, d), 7.96 (2H, m);m/z MH334。
中間体66:8−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
Figure 2021523177
トリクロロイソシアヌル酸(65.3mg、0.28mmol)を、空気下室温で3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(200mg、0.80mmol)のDCE(5.9mL)中溶液に一度で加え、反応混合物を室温で30分間撹拌した。LCMSにより、クロロ中間体が生成していたことを確認した。3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(101mg、0.80mmol)を加え、反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物をDCM(50mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜10%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(193mg、64%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.93 (2H, q), 2.12 (2H, dd), 2.32 (3H, s), 2.37 (2H, d), 3.29 (2H, s), 4.01 (2H, s), 7.92 - 7.97 (2H, m), 8.08 (1H, d), 8.29 (2H, d), 8.41 (1H, d), 2Hが不明、DMSOピークに隠れていると推測される;m/z MH372
中間体67:(R)−2−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン
Figure 2021523177
トリクロロイソシアヌル酸(65.3mg、0.28mmol)を、空気下室温で3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(200mg、0.80mmol)のDCE(5.2mL)中溶液に一度で加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。LCMSにより、クロロ中間体が生成していたことを確認した。DIPEA(0.7mL、4.01mmol)および(R)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン二塩酸塩(240mg、1.20mmol)を加え、反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いでDCM(50mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜10%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(189mg、63%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.19 - 1.31 (1H, m), 1.66 (3H, ddt), 1.89 - 2.09 (3H, m), 2.14 (1H, td), 2.27 (1H, td), 2.73 (1H, d), 2.86 - 2.98 (3H, m), 3.83 - 3.94 (2H, m), 7.74 - 7.8 (3H, m), 8.09 - 8.14 (2H, m), 8.23 (1H, d);m/z MH373。
中間体68:(S)−2−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン
Figure 2021523177
トリクロロイソシアヌル酸(65.3mg、0.28mmol)を、空気下室温で3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(200mg、0.80mmol)のDCE(5.3mL)中溶液に一度で加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。LCMSにより、クロロ体が生成していたことを確認した。DIPEA(0.6mL、3.21mmol)および(S)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン臭化水素塩(166mg、0.80mmol)を加え、反応混合物を室温で3日間撹拌し、次いでDCM(50mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜10%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(299mg、100%)を黄色固体として得た;m/z MH373。
中間体69:1−(4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン
Figure 2021523177
トリクロロイソシアヌル酸(65.3mg、0.28mmol)を、空気下室温で3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(200mg、0.80mmol)のDCE(5.9mL)中溶液に一度で加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。更に0.15当量のトリクロロイソシアヌル酸を加え、反応混合物を30分間撹拌した。1−(ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(515mg、4.01mmol)を加え、反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いでDCM(20mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(246mg、82%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.09 (3H, s), 2.56 (4H, dt), 3.45 - 3.51 (2H, m), 3.62 - 3.68 (2H, m), 3.94 (2H, s), 7.63 - 7.69 (2H, m), 7.71 (1H, d), 7.83 (1H, d), 7.94 - 8.02 (2H, m);m/z MH375。
中間体70:3−(4−ブロモフェニル)−6−(ピペリジン−1−イルメチル)ピリダジン
Figure 2021523177
トリクロロイソシアヌル酸(65.3mg、0.28mmol)を、空気下室温で3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(200mg、0.80mmol)のDCE(5.5mL)中溶液に一度で加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。更に0.15当量のトリクロロイソシアヌル酸を加え、反応混合物を30分間撹拌した。ピペリジン(397μl、4.01mmol)を加え、反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いでDCM(20mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(246mg、92%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.43 (2H, q), 1.54 (4H, p), 2.38 - 2.48 (4H, m), 3.81 (2H, s), 7.76 - 7.81 (3H, m), 8.09 - 8.16 (2H, m), 8.23 (1H, d);m/z MH332。
中間体71:3−(4−ブロモフェニル)−6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン
Figure 2021523177
トリクロロイソシアヌル酸(65.3mg、0.28mmol)を、空気下室温で3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(200mg、0.80mmol)のDCE(5.5mL)中溶液に一度で加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。更に0.15当量のトリクロロイソシアヌル酸を加え、反応混合物を30分間撹拌した。1−メチルピペラジン(445μl、4.01mmol)を加え、反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いでDCM(50mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜10%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(237mg、85%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 2.16 (3H, s), 2.28 - 2.4 (4H, m), 2.47 (4H, s), 3.83 (2H, s), 7.74 - 7.8 (3H, m), 8.09 - 8.14 (2H, m), 8.23 (1H, d);m/z MH347。
中間体72:3−(4−ブロモフェニル)−6−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン
Figure 2021523177
トリクロロイソシアヌル酸(0.327g、1.40mmol)を、空気下室温で3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(1g、4.01mmol)のDCE(27.0mL)中溶液に一度で加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。1−エチルピペラジン(2.55mL、20.1mmol)を加え、反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いでDCM(20mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を0〜10%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(125mg、9%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.08 (3H, t), 2.42 (2H, q), 2.50 (4H, s), 2.62 (4H, s), 3.93 (2H, s), 7.63 - 7.68 (2H, m), 7.71 (1H, d), 7.80 (1H, d), 7.94 - 8.00 (2H, m);m/z MH361。
中間体73:3−(4−ブロモフェニル)−6−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン
Figure 2021523177
トリクロロイソシアヌル酸(0.327g、1.40mmol)を、空気下室温で3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(1g、4.01mmol)のDCE(26.5mL)中溶液に一度で加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。1−(2−メトキシエチル)ピペラジン(2.98mL、20.1mmol)を加え、反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いでDCM(20mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜10%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(525mg、33%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.61 (10H, dt), 3.35 (3H, s), 3.5 - 3.55 (2H, m), 3.93 (2H, s), 7.62 - 7.67 (2H, m), 7.70 (1H, d), 7.80 (1H, d), 7.94 - 8 (2H, m);m/z MH391。
中間体74:4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)−1,4−オキサゼパン
Figure 2021523177
トリクロロイソシアヌル酸(65.3mg、0.28mmol)を、空気下室温で3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(200mg、0.80mmol)のDCE(5.9mL)中溶液に一度で加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。更に0.15当量のトリクロロイソシアヌル酸を加え、反応混合物を30分間撹拌した。1,4−オキサゼパン(406mg、4.01mmol)を加え、反応混合物を室温で18時間撹拌し、次いでDCM(50mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(200mg、72%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.83 (2H, p), 2.72 (4H, q), 3.6 - 3.67 (2H, m), 3.72 (2H, t), 4.01 (2H, s), 7.73 - 7.81 (2H, m), 7.83 (1H, d), 8.07 - 8.16 (2H, m), 8.24 (1H, d);m/z MH348。
中間体75:1−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)アゼパン
Figure 2021523177
トリクロロイソシアヌル酸(65.3mg、0.28mmol)を、空気下室温で3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(200mg、0.80mmol)のDCE(5.5mL)中溶液に一度で加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。更に0.15当量のトリクロロイソシアヌル酸を加え、反応混合物を30分間撹拌した。アゼパン(452μl、4.01mmol)を加え、反応混合物を室温で3日間撹拌し、次いでDCM(50mL)で希釈し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(88mg、32%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.59 (8H, s), 2.64 - 2.7 (4H, m), 3.98 (2H, s), 7.74 - 7.79 (2H, m), 7.82 (1H, d), 8.09 - 8.14 (2H, m), 8.23 (1H, d);m/z MH346。
中間体76:4−((5−クロロピラジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(4.46g、21.1mmol)を、室温でDCM(10mL)中の5−クロロピラジン−2−カルバルデヒド(1g、7.02mmol)およびモルホリン(0.614mL、7.02mmol)に加え、反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO水溶液で希釈し、10分間撹拌し、次いで相分離濾紙に通し、真空で濃縮して、表題化合物(1.180g、79%)を無色油状物として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.49 - 2.55 (4H, m), 3.69 (2H, s), 3.71 - 3.77 (4H, m), 8.47 (1H, d), 8.55 (1H, d);m/z MH214。
中間体77:4−((5−(4−ブロモフェニル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(135mg、0.12mmol)を室温で、脱気した(4−ブロモフェニル)ボロン酸(470mg、2.34mmol)、4−((5−クロロピラジン−2−イル)メチル)モルホリン(500mg、2.34mmol)および2M NaCO水溶液(2.34mL、4.68mmol)の1,4−ジオキサン(7.8mL)および水(1.5mL)中混合物に一度で加えた。反応混合物を80℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却し、EtOAc(75mL)で希釈し、水(20mL)および飽和ブライン(20mL)で順次洗浄した。有機層をMgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜3%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(730mg、93%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.57 (4H, q), 3.72 - 3.79 (6H, m), 7.62 - 7.66 (2H, m), 7.88 - 7.93 (2H, m), 8.71 (1H, d), 8.95 (1H, d);m/z MH334。
中間体78:2−ブロモ−5−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン
Figure 2021523177
ヨウ化カリウム(331mg、1.99mmol)を、DMF(10mL)中の2−ブロモ−5−(ブロモメチル)ピリジン(500mg、1.99mmol)、ピロリジン(142mg、1.99mmol)およびKCO(275mg、1.99mmol)に加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水(50mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和ブライン(3×50mL)で洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮して、表題化合物(470mg、98%)を黄色油状物として得た;m/z MH241。
中間体79:5−ブロモ−2−(ブロモメチル)ピリジン
Figure 2021523177
過酸化ベンゾイル(0.063g、0.26mmol)を、15℃でCCl(10mL)中の5−ブロモ−2−メチルピリジン(0.9g、5.23mmol)およびNBS(0.978g、5.49mmol)に加えた。反応混合物を15時間加熱還流し、次いで室温に冷却した。反応混合物をDCM(100mL)で希釈し、水(50mL)および飽和ブライン(50mL)で順次洗浄した。有機層をNaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を石油エーテル中5%EtOAcで溶出するfccにより精製して、表題化合物(0.440g、純粋な場合34%)を不純物を含む紫色油状物として得た;m/z MH250。
中間体80:5−ブロモ−2−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン
Figure 2021523177
ヨウ化カリウム(437mg、2.63mmol)を、DMF(10mL)中の5−ブロモ−2−(ブロモメチル)ピリジン(660mg、2.63mmol)、ピロリジン(187mg、2.63mmol)およびKCO(364mg、2.63mmol)に加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで水(50mL)でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブライン(3×50mL)で洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮して、表題化合物(570mg、90%)を黒色油状物として得た;m/z MH241。
中間体81:(R)−3−メチル−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンズアルデヒド
Figure 2021523177
XPhosパラジウム(II)ビフェニル−2−アミンクロリド(20mg、0.02mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(3mL)および水(1.5mL)中の(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体16)(200mg、0.50mmol)、3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体18)(122mg、0.50mmol)およびCsCO(324mg、0.99mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCNで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(75mg、34%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.90 (1H, s), 2.27 (1H, s), 2.66 (7H, d), 2.77 (3H, s), 2.86 (3H, s), 2.92 - 3.11 (2H, m), 3.24 (1H, s), 3.45 - 3.54 (1H, m), 3.59 (1H, s), 3.67 (1H, s), 7.82 (2H, dt), 7.98 (1H, d), 8.24 (2H, s), 10.06 (1H, s);m/z MH442。
中間体82:(R)−tert−ブチル4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
Figure 2021523177
脱気した1,4−ジオキサン(15mL)を、(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(中間体4)(500mg、2.04mmol)およびtert−ブチル4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体37)(881mg、2.04mmol)に加えた。次いでCsCO(1.99g、6.11mmol)を、続いてRuPhos(190mg、0.41mmol)およびRuPhos第三世代プレ触媒(341mg、0.41mmol)を加えた。反応混合物を90℃で24時間加熱し、室温に冷却し、真空で濃縮した。残留物をDCMに溶解し、セライトに通して濾過し、真空で濃縮し、DCM中0〜10%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(290mg、24%)をベージュ色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.45 (9H, s), 1.82 - 1.94 (1H, m), 2.13 - 2.23 (1H, m), 2.41 (4H, s), 2.62 (4H, s), 2.70 (3H, s), 2.78 (3H, s), 2.86 - 2.99 (2H, m), 3.14 (1H, dd), 3.37 - 3.47 (6H, m), 3.52 (2H, s), 3.57 (1H, td), 6.58 - 6.64 (2H, m), 7.60 (1H, dd), 7.64 (1H, dd), 7.86 - 7.96 (2H, m), 8.51 (1H, d);m/z MH597。
実施例1:(R)−4−((6’−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(29.4mg、0.04mmol)を、1,4−ジオキサン(2mL)および水(1mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体5)(150mg、0.37mmol)、(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(市販品)(83mg、0.37mmol)およびCsCO(244mg、0.75mmol)に加えた。反応混合物を80℃で3時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物のギ酸塩(80mg、36%)を黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.89 - 2.08 (1H, m), 2.19 - 2.33 (1H, m), 2.56 (3H, s), 2.71 - 2.73 (4H, m), 2.77 - 2.89 (7H, m), 3.04 (2H, d), 3.24 - 3.33 (1H, m), 3.44 - 3.57 (1H, m), 3.57 - 3.75 (1H, m), 3.71 - 3.85 (5H, m), 3.98 (2H, d), 6.67 (1H, d), 7.58 (1H, d), 7.89 (1H, dd), 8.04 (1H, dd), 8.18 (2H, s, ギ酸塩の2当量に相当), 8.33 (1H, d), 8.76 (1H, d)m/z MH499。
実施例4:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6’−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(72.9mg、0.06mmol)を、トルエン(10mL)および水(2mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体5)(253mg、0.63mmol)、(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(中間体9)(200mg、0.85mmol)およびNaCO(134mg、1.26mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物のギ酸塩(60mg、17%)を黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, DMSO) 1.84 (1H, m), 2.10 (1H, m), 2.20 (3H, s), 2.30-2.50 (12H, m), 2.63 (3H, s), 2.74 (3H, s), 2.92 (2H, d), 3.18 (1H, dd), 3.38 (1H, dt), 3.57 (4H, m), 6.55 (1H, d), 7.42 (1H, d), 7.84 (1H, dd), 7.96 (1H, dd), 8.20 (1H, s), 8.43 (1H, d), 8.72 (1H, dd);m/z MH512。
実施例5:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(17mg、0.01mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(3mL)および水(1.5mL)中の1−メチル−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン(市販品)(95mg、0.30mmol)、(R)−6−((1−(5−ブロモピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体5)(120mg、0.30mmol)およびNaCO(63.4mg、0.60mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物のギ酸塩(55mg、33%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 1.99 (1H, dq), 2.26 (1H, dq), 2.57 (3H, s), 2.70 (11H, m), 2.85 (3H, s), 3.05 (6H, m), 3.25 - 3.34 (2H, m), 3.50 (1H, m), 3.60 (1H, m), 3.70 (3H, m), 6.63 (1H, d), 7.42 (2H, d), 7.55(2H, d), 7.84 (1H, dd), 8.28 (1H, d), 8.47 (1H, s);m/z MH511。
実施例6:(R)−4−(4−(2−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)ベンジル)モルホリン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(34mg、0.04mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(3mL)および水(1.5mL)中のrac−6−((1−(5−ブロモピリミジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体10)(350mg、0.87mmol),4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(市販品)(264mg、0.87mmol)およびCsCO(567mg、1.74mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.08%NHCO)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製した。得られたラセミ体生成物(390mg)を、溶出液としてTBME中50%EtOH(DEAで修飾した)で溶出するChiralpak IAカラム上での分取キラルHPLCにより分離して、表題化合物(120mg、31%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 1.90 - 2.04 (1H, m), 2.23 (1H, dt), 2.50 (4H, t), 2.57 (3H, s), 2.74 (4H, s), 2.86 (3H, s), 3.05 (2H, d), 3.39 (1H, dd), 3.60 (3H, d), 3.68 - 3.79 (5H, m), 3.86 (1H, ddd), 7.45 (2H, d), 7.55 (2H, d), 8.61 (2H, s);m/z MH499。
実施例7:(R)−4−((5−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(46.1mg、0.04mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(5mL)中の4−((5−クロロピラジン−2−イル)メチル)モルホリン(中間体76)(85mg、0.40mmol)、(R)−6−((1−(6−ブロモピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体12)(160mg、0.40mmol)および1,1,1,2,2,2−ヘキサメチルジスタンナン(131mg、0.40mmol)に加えた。反応混合物を110℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(87mg、43%)を黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.89 - 2.08 (1H, m), 2.18 - 2.31 (1H, m), 2.56 (3H, s), 2.60 - 2.87 (10H, m), 3.05 (2H, dd), 3.23 (1H, dd), 3.37 - 3.85 (10H, m), 7.10 (1H, dd), 8.03 (1H, d), 8.20 (1H, d), 8.66 (1H, d), 9.31 (1H, d);m/z MH500。
実施例8:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(202mg、0.17mmol)を室温で、脱気した1,4−ジオキサン(7mL)中の(R)−6−((1−(6−ブロモピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体12)(700mg、1.74mmol),1−メチル−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン(市販品)(607mg、1.92mmol)および1M NaCO水溶液(3.49mL、3.49mmol)に加えた。反応混合物を80℃で18時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。残留物をDCMに溶解し、濾過し、得られた粗生成物をDCM中0〜10%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製し、次いでEtOAc(少量のMeOHを含む)から再結晶化することにより更に精製して、表題化合物(240mg、27%)を淡黄色結晶性固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.86 - 1.94 (1H, m), 2.14 - 2.23 (1H, m), 2.28 (3H, s), 2.49 (8H, s), 2.62 (4H, s), 2.71 (3H, s), 2.79 (3H, s), 2.86 - 3.01 (2H, m), 3.14 (1H, dd), 3.37 - 3.48 (2H, m), 3.54 (2H, s), 3.55 - 3.61 (1H, m), 6.86 (1H, dd), 7.37 (2H, d), 7.59 (1H, dd), 7.82 - 7.88 (2H, m), 8.06 (1H, d);m/z MH511。
実施例9:(R)−4−((6−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(343mg、0.30mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(30mL)中の4−((6−クロロピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン(中間体14)(634mg、2.97mmol)、(R)−6−((1−(6−ブロモピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体12)(1.19g、2.97mmol)および1,1,1,2,2,2−ヘキサメチルジスタンナン(0.615mL、2.97mmol)に一度で加えた。反応混合物を100℃で20時間撹拌し、次いで室温に冷却し、濾過し、DCM(20mL)で洗浄した。濾液を真空で濃縮し、得られた粗生成物をDCM中0〜10%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製し、次いで分取HPLCにより更に精製し、次いでMeOHに溶解し、SCXカラム50g上に装填した。カラムをMeOH(2×カラム容量)で洗浄し、次いで1M NH/MeOHで溶出した。得られたゴム状物をEtOで摩砕して固体を得、これを濾過し、真空乾固して、表題化合物(608mg、41%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 1.87 (1H, dq), 2.06 - 2.22 (1H, m), 2.45 (7H, d), 2.64 (4H, s), 2.74 (3H, s), 2.93 (2H, d), 3.12 (1H, dd), 3.33 - 3.38 (1H, m), 3.48 (1H, dd), 3.51 - 3.64 (5H, m), 3.79 (2H, s), 7.06 (1H, dd), 7.71 (1H, d), 8.05 (1H, d), 8.33 (2H, dd);m/z MH500。
実施例10:6−(((R)−1−(2−(4−(((S)−2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体16)(300mg、0.75mmol)、(S)−2,4−ジメチル−1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン(中間体17)(296mg、0.89mmol)、Pd(PhP)(86mg、0.07mmol)および炭酸カリウム(206mg、1.49mmol)を、1,4−ジオキサン(12mL)および水(4mL)に溶解し、80℃で18時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次いでDCM(50mL)中に注ぎ入れた。水性層を分離し、次いで20%MeOH/DCMで抽出した。合わせた有機層をMgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜5%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製した。得られたゴム状物をEtOAcで摩砕し、得られた固体を濾過し、真空乾固して、表題化合物(52mg、13%)を白色固体として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 1.06 (3H, d), 1.78 - 1.9 (2H, m), 1.98 (1H, d), 2.10 (5H, s), 2.41 (1H, s), 2.47 (4H, s), 2.55 (2H, d), 2.64 (4H, s), 2.74 (3H, s), 2.92 (2H, d), 3.04 - 3.18 (2H, m), 3.34 (1H, d), 3.46 (1H, dd), 3.5 - 3.58 (1H, m), 3.97 (1H, d), 7.33 (2H, d), 8.16 (2H, d), 8.20 (2H, s);m/z MH526。
実施例11:(R)−4−((5−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(9mg、0.01mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(3mL)および水(1.5mL)中の(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体16)(90mg、0.22mmol)、(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(市販品)(50mg、0.22mmol)およびCsCO(146mg、0.45mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCNで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(22mg、20%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 2.00 (1H, dq), 2.26 (1H, dq), 2.57 (3H, s), 2.64 (4H, s), 2.75 (4H, s), 2.86 (3H, s), 3.08 (2H, h), 3.25 (1H, dd), 3.46 (1H, dt), 3.54 - 3.72 (2H, m), 3.72 - 3.83 (6H, m), 7.63 (1H, d), 8.24 (2H, s), 8.61 (1H, dd), 9.34 (1H, d);m/z MH500。
実施例12:(R)−6−((1−(2−(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(20mg、0.02mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(3mL)および水(1.5mL)中の(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体16)(200mg、0.50mmol),(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ボロン酸(中間体42)(131mg、0.50mmol)およびCsCO(324mg、0.99mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCNで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物のギ酸塩(56mg、19%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 2.00 (1H, dq), 2.25 (1H, ddd), 2.57 (3H, s), 2.72 (10H, m), 2.87 (3H, s), 2.99 - 3.15 (7H, m), 3.22 (1H, dd), 3.44 (1H, dt), 3.51 - 3.72 (4H, m), 3.83 (3H, s), 7.04 (1H, dd), 7.14 (1H, d), 7.49 (1H, d), 8.19 (2H, s), 8.49 (1H, s);m/z MH542。
実施例13:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(2−(2−メチル−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
1−メチルピペラジン(34mg、0.34mmol)を、空気下室温でDCM(0.5mL)中の(R)−3−メチル−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンズアルデヒド(75mg、0.17mmol)に加え、反応混合物を2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(180mg、0.85mmol)を加え、反応混合物を室温で50時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCNで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(60mg、67%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 2.00 (1H, dq), 2.26 (1H, ddd), 2.42 (3H, s), 2.57 (3H, s), 2.72 (10H, m), 2.87 (3H, s), 3.06 (7H, m), 3.23 (1H, dd), 3.44 (1H, dt), 3.52 - 3.70 (4H, m), 7.24 - 7.32 (2H, m), 7.54 (1H, d), 8.23 (2H, s);m/z MH526。
実施例14:6−(((R)−1−(2−(4−(((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体19)(120mg、0.28mmol)を、DCM(3mL)中の(2R,6S)−2,6−ジメチルピペラジン(市販品)(32mg、0.28mmol)に加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。AcOH(1.607μl、0.03mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(178mg、0.84mmol)を加え、反応混合物を2時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(16mg、11%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.18 (6H, s), 1.94 (3H, ddd), 2.21 (1H, m), 2.56 (3H, s), 2.73 (4H, m), 2.84 (3H, s), 3.08 (4H, m), 3.18 (3H, m), 3.58 (2H, m), 3.62 (4H, m), 7.41 (2H, dd), 8.17 (4H, dt);m/z MH526。
実施例15:(R)−N,N−ジメチル−2−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド
Figure 2021523177
PdCl(dppf)−CHCl付加物(168mg、0.21mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(10mL)中の2−(4−(4−ブロモベンジル)ピペラジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド(中間体22)(700mg、2.06mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(627mg、2.47mmol)および酢酸カリウム(404mg、4.11mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、(4−((4−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ボロン酸(186mg、30%)を得、これを特性評価せずに直接使用した。Pd(PhP)(31.6mg、0.03mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(2mL)および水(1mL)中の(4−((4−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ボロン酸(92mg、0.30mmol)、(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体16)(110mg、0.27mmol)およびNaCO(58.0mg、0.55mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製し、次いで分取HPLCにより更に精製して、表題化合物(50mg、31%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.98 (1H, dt), 2.16 - 2.34 (1H, m), 2.43 - 2.64 (10H, m), 2.73 (4H, s), 2.84 (3H, s), 2.93 (3H, s), 2.97 - 3.15 (5H, m), 3.22 (3H, d), 3.33 - 3.49 (2H, m), 3.48 - 3.70 (4H, m), 7.41 (2H, d), 8.11 - 8.21 (4H, m);m/z MH583。
実施例16:(R)−2−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エタノール
Figure 2021523177
PdCl(dppf)−CHCl付加物(164mg、0.20mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(10mL)中の2−(4−(4−ブロモベンジル)ピペラジン−1−イル)エタノール(中間体23)(600mg、2.01mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(611mg、2.41mmol)および酢酸カリウム(394mg、4.01mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、(4−((4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ボロン酸(143mg、27%)を茶褐色固体として得、これを特性評価せずに直接使用した。Pd(PhP)(31.6mg、0.03mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(2mL)および水(1mL)中の(4−((4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ボロン酸(87mg、0.33mmol)、(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体16)(110mg、0.27mmol)およびNaCO(58.0mg、0.55mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製し、次いで分取HPLCにより更に精製して、表題化合物(50mg、34%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.88 - 2.02 (1H, m), 2.15 - 2.26 (1H, m), 2.68 (18H, m), 2.82 (3H, s), 2.87 - 3.05 (2H, m), 3.18 (1H, dd), 3.36 - 3.58 (2H, m), 3.58 - 3.71 (5H, m), 7.41 (2H, d), 8.14 (2H, s), 8.21 - 8.30 (2H, m);m/z MH542。
実施例17:(R)−1−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エタノン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(28.7mg、0.02mmol)を、1,4−ジオキサン(5mL)および水(1mL)中の1−(4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エタノン(中間体52)(86mg、0.25mmol)、(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体16)(100mg、0.25mmol)およびNaCO(53mg、0.50mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(50mg、37%)を黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.96 (1H, dq), 2.10 (3H, s), 2.22 (1H, m), 2.64 (11H, m), 2.84 (3H, s), 3.03 (2H, dd), 3.20 (1H, dd), 3.60 (9H, m), 7.43 (2H, m), 8.19 (4H, d);m/z MH540。
実施例18:(R)−6−((1−(2−(4−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(283mg、1.33mmol)を、室温でDCM(20mL)中の(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体19)(190mg、0.44mmol)および1−(2−メトキシエチル)ピペラジン(77mg、0.53mmol)ならびにAcOH(0.013mL、0.22mmol)に加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌し、次いで真空で濃縮し、1M NH/MeOHで中和し、真空で濃縮した。得られた残留物をDCMに溶解し、濾過し、DCM中0〜5%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(175mg、71%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.86 - 1.96 (1H, m), 2.14 - 2.25 (1H, m), 2.39 - 2.6 (10H, m), 2.62 (3H, s), 2.64 - 2.69 (1H, m), 2.71 (3H, s), 2.80 (3H, s), 2.87 - 3.02 (2H, m), 3.17 (1H, dd), 3.34 (3H, s), 3.39 - 3.46 (1H, m), 3.47 - 3.53 (3H, m), 3.56 (2H, s), 3.59 (1H, td), 7.39 (2H, d), 8.13 (2H, s), 8.23 (2H, d);m/z MH556。
実施例19:(R)−4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)モルホリン
Figure 2021523177
RuPhos第三世代プレ触媒(50mg、0.06mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(8mL)中の4−(4−(5−ブロモピリミジン−2−イル)ベンジル)モルホリン(中間体24)(200mg、0.60mmol)、(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン・2HCl(中間体4)(190mg、0.60mmol)、CsCO(780mg、2.39mmol)およびRuPhos(55.8mg、0.12mmol)に加えた。反応混合物を90℃で6時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeOH(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(180mg、60%)を黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.87 - 2.06 (1H, m), 2.16 - 2.27 (1H, m), 2.53 - 2.62 (7H, m), 2.73 (4H, s), 2.84 (3H, s), 3.04 (2H, dd), 3.20 (1H, dd), 3.41 (1H, dt), 3.49 - 3.71 (4H, m), 3.71 - 3.77 (4H, m), 7.43 (2H, d), 8.13 - 8.22 (4H, m);m/z MH499。
実施例20:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(43.1mg、0.04mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(10mL)および水(5mL)中の(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体16)(300mg、0.75mmol),1−メチル−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン(市販品)(236mg、0.75mmol)およびNaCO(158mg、1.49mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1mmol/L NHHCO)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(285mg、75%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 1.94 - 2.05 (1H, m), 2.31 (4H, s), 2.57 (11H, s), 2.75 (4H, s), 2.86 (3H, s), 3.06 (2H, p), 3.22 (1H, dd), 3.38 - 3.49 (1H, m), 3.51 - 3.69 (4H, m), 7.42 (2H, d), 8.14 - 8.22 (4H, m);m/z MH512。
実施例21:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピラジン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(51.7mg、0.04mmol)を、トルエン(0.2mL)および水(1mL)中の2−ブロモ−5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピラジン(中間体28)(121mg、0.45mmol)、(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体27)(200mg、0.45mmol)およびNaCO(95mg、0.89mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeCNで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(11mg、5%)を黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.91 (1H, dq), 2.21 (1H, dq), 2.40 (3H, s), 2.67 (14H, d), 2.80 (3H, s), 2.95 (3H, s), 3.16 (1H, dd), 3.35 - 3.67 (3H, m), 3.73 (2H, s), 6.59 - 6.68 (2H, m), 7.87 - 7.99 (2H, m), 8.56 (1H, d), 8.90 (1H, d);m/z MH512。
実施例22:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(2−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリミジン−5−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(63.9mg、0.06mmol)を、1,4−ジオキサン(2mL)および水(1mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体27)(247mg、0.55mmol)、5−ブロモ−2−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリミジン(中間体29)(150mg、0.55mmol)およびNaCO(117mg、1.11mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(40mg、14%)を黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, DMSO) 1.85 (1H, dq), 2.10 (1H, dq), 2.26 (3H, s), 2.49 (4H, m), 2.63 (8H, m), 2.74 (3H, s), 2.92 (2H, d), 3.06 (1H, dd), 3.26 (6H, m), 3.70 (2H, s), 6.64 (2H, d), 7.62 (2H, d), 8.99 (2H, s);m/z MH512。
実施例23:(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
RuPhos第三世代プレ触媒(39mg、0.05mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(3mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(中間体4)(150mg、0.47mmol)、4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリジン−3−イル)メチル)モルホリン(中間体31)(157mg、0.47mmol)、CsCO(768mg、2.36mmol)およびRuPhos(44mg、0.09mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(54mg、23%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.87 - 2.05 (1H, m), 2.22 (1H, dq), 2.50 (4H, dd), 2.55 (3H, s), 2.71 (4H, s), 2.82 (3H, s), 2.94 - 3.09 (2H, m), 3.16 (1H, dd), 3.32 - 3.51 (2H, m), 3.54 - 3.63 (3H, m), 3.63 - 3.76 (4H, m), 6.61 - 6.73 (2H, m), 7.67 - 7.87 (4H, m), 8.44 (1H, d);m/z MH498。
実施例24:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(26mg、0.02mmol)を、1,4−ジオキサン(5mL)および水(1mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体27)(100mg、0.22mmol)、3−クロロ−6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン(中間体32)(51mg、0.22mmol)およびNaCO(47mg、0.45mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(35mg、31%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, DMSO) 1.87 (1H, m), 2.15 (4H, m), 2.20-2.50 (11H, m), 2.64 (4H, m), 2.75 (3H, s), 2.93 (2H, d), 3.09 (1H, dd), 3.30-3.60 (3H, m), 3.74 (2H, s), 6.65 (2H, m), 7.59 (1H, d), 8.00 (3H, m);m/z MH512。
実施例25:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリミジン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
RuPhos第三世代プレ触媒(36mg、0.04mmol)およびRuPhos(20mg、0.04mmol)を、1,4−ジオキサン(5mL)中の2−(4−ブロモフェニル)−5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリミジン(中間体35)(150mg、0.43mmol)、(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(中間体4)(137mg、0.43mmol)およびCsCO(563mg、1.73mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeCNで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(58mg、26%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.81 - 1.99 (2H, m), 2.19 (1H, dt), 2.35 (3H, s), 2.67 (14H, m), 2.76 - 3.04 (5H, m), 3.18 (1H, dd), 3.36 - 3.68 (5H, m), 6.55 - 6.66 (2H, m), 8.26 - 8.38 (2H, m), 8.64 (2H, s);m/z MH512。
実施例26:(R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(34mg、0.03mmol)を、1,4−ジオキサン(3mL)および水(1.5mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体27)(130mg、0.29mmol)、4−((5−クロロピラジン−2−イル)メチル)モルホリン(中間体76)(62mg、0.29mmol)およびNaCO(62mg、0.58mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(70mg、48%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.91 (1H, dq), 2.21 (1H, dq), 2.67 (11H, m), 2.80 (3H, s), 2.95 (2H, m), 3.16 (1H, dd), 3.35 - 3.54 (2H, m), 3.60 (1H, td), 3.71 (2H, s), 3.77 (4H, t), 6.58 - 6.69 (2H, m), 7.88 - 8.00 (2H, m), 8.60 (1H, s), 8.91 (1H, d);m/z MH499。
実施例27:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
ホルムアルデヒド(水中37%)(5mL、67.2mmol)を、室温でギ酸(10mL)中の(R)−tert−ブチル4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(中間体82)(290mg、0.49mmol)に一度で加えた。反応混合物を55℃で4時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。残留物を2M NH/MeOHに再度溶解し、分取HPLCにより精製して、表題化合物(58mg、26%)を白色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.83 - 1.93 (1H, m), 2.12 - 2.22 (1H, m), 2.29 (3H, s), 2.53 (8H, d), 2.62 (4H, s), 2.70 (3H, s), 2.79 (3H, s), 2.85 - 2.99 (2H, m), 3.14 (1H, dd), 3.37 - 3.47 (2H, m), 3.52 (2H, s), 3.57 (1H, td), 6.55 - 6.65 (2H, m), 7.59 (1H, dd), 7.65 (1H, dd), 7.87 - 7.95 (2H, m), 8.51 (1H, d);m/z MH511。
実施例28:(R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
RuPhos第三世代プレ触媒(53mg、0.06mmol)を、1,4−ジオキサン(8mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(中間体4)(200mg、0.63mmol)、4−((5−(4−ブロモフェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン(中間体39)(231mg、0.69mmol)、CsCO(819mg、2.51mmol)およびRuphos(59mg、0.13mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中0〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(180mg、57%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.88 - 2.06 (1H, m), 2.22 (1H, dq), 2.55 (3H, s), 2.60 - 2.69 (4H, m), 2.71 (4H, m), 2.82 (3H, s), 3.02 (2H, dd), 3.15 (1H, dd), 3.31 - 3.50 (2H, m), 3.52 - 3.66 (1H, m), 3.69 - 3.79 (4H, m), 3.83 (2H, s), 6.67 - 6.77 (2H, m), 7.52 - 7.63 (2H, m), 8.97 (2H, s);m/z MH499。
実施例29:(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
脱気した1,4−ジオキサン(10mL)を、(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体4)(257mg、1.05mmol)および4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン(中間体65)(350mg、1.05mmol)に加えた。次いでCsCO(1.02g、3.14mmol)を、続いてRuPhos(24mg、0.05mmol)およびRuPhos第三世代プレ触媒(44mg、0.05mmol)を加えた。反応混合物を90℃で6時間加熱し、室温に冷却し、DCM(50mL)で希釈し、濾過した。濾液を真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜5%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製した。得られた油状物をEtOAc:ヘプタン(4:1、10mL)で摩砕し、沈殿物を濾過により単離し、真空乾固して、表題化合物(270mg、52%)を黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.90 (1H, dq), 2.20 (1H, td), 2.56 (4H, q), 2.62 (4H, s), 2.70 (3H, s), 2.79 (3H, s), 2.93 (2H, qd), 3.15 (1H, dd), 3.37 - 3.49 (2H, m), 3.55 - 3.63 (1H, m), 3.69 - 3.77 (4H, m), 3.87 (2H, s), 6.59 - 6.68 (2H, m), 7.59 (1H, d), 7.75 (1H, d), 7.98 - 8.06 (2H, m);m/z MH499。
実施例30:(S)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
市販されている(S)−tert−ブチル3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレートから5ステップで、実施例29と同様の方法で実施例30を調製して、表題化合物(122mg、最終ステップで30%)を白色固体として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 1.86 (1H, dq), 2.07 - 2.16 (1H, m), 2.38 - 2.45 (4H, m), 2.47 (3H, s), 2.59 (1H, d), 2.64 (3H, s), 2.74 (3H, s), 2.93 (2H, d), 3.09 (1H, dd), 3.32 (1H, d), 3.43 (1H, dd), 3.46 - 3.53 (1H, m), 3.54 - 3.63 (4H, m), 3.75 (2H, s), 6.65 (2H, d), 7.62 (1H, d), 7.98 (2H, d), 8.02 (1H, d);m/z MH499。
実施例31:(R)−6−((1−(5−(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−6−メチルピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(30mg、0.04mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(2mL)および水(1mL)中の(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ボロン酸(中間体42)(112mg、0.42mmol)、(R)−6−((1−(5−ブロモ−6−メチルピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体45)(160mg、0.38mmol)およびCsCO(250mg、0.77mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(90mg、42%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.78 - 2.24 (3H, m), 2.27 (3H, s), 2.31 - 2.77 (17H, m), 2.82 (3H, s), 2.87 - 3.06 (2H, m), 3.34 (1H, dd), 3.45 - 3.61 (3H, m), 3.66 - 3.83 (5H, m), 6.93 - 7.04 (2H, m), 7.22 (1H, d), 7.77 (1H, s);m/z MH556。
実施例32:2,5,7−トリメチル−6−(((R)−1−(5−(4−(((3R,5S)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(2S,6R)−1,2,6−トリメチルピペラジン(市販品)(104mg、0.81mmol)を、空気下室温でTHF(5mL)中の(R)−6−((1−(5−(4−(クロロメチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体48)(181mg、0.40mmol)およびトリエチルアミン(0.28mL、2.02mmol)に一度で加えた。反応混合物を60℃で24時間撹拌し、室温に冷却し、EtOAc(50mL)および水(15mL)で希釈した。有機層を単離し、飽和ブライン(15mL)で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(115mg、53%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 0.92 (6H, d), 1.75 (2H, t), 1.8 - 1.91 (1H, m), 2.06 - 2.16 (5H, m), 2.46 (3H, s), 2.5 - 2.52 (1H, m), 2.63 (6H, d), 2.74 (3H, s), 2.93 (2H, d), 3.2 - 3.26 (1H, m), 3.37 - 3.47 (3H, m), 3.63 (1H, dd), 3.66 - 3.73 (1H, m), 7.32 (2H, d), 7.87 (2H, d), 8.02 (1H, d), 8.61 (1H, d);m/z MH540。
実施例33:6−(((R)−1−(5−(4−(((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
MeOH(10mL)中の(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(200mg、0.47mmol)および(R)−1,2−ジメチルピペラジン(市販品)(267mg、2.34mmol)を室温で1時間撹拌し、次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(397mg、1.87mmol)およびAcOH(2.81mg、0.05mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(126mg、51%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.06 (3H, d), 1.93 (2H, dq), 2.22 (3H, dt), 2.33 (4H, s), 2.56 - 3.06 (15H, m), 3.34 (1H, dd), 3.56 (3H, d), 3.67 - 3.84 (2H, m), 7.40 (2H, d), 7.78 - 7.88 (2H, m), 7.95 (1H, d), 8.51 (1H, d);m/z MH526。
実施例34:6−(((R)−1−(5−(4−(((R)−2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−1,3−ジメチルピペラジン二塩酸塩(市販品)(167mg、0.89mmol)を、空気下室温で1,4−ジオキサン(5mL)中の(R)−6−((1−(5−(4−(クロロメチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体48)(200mg、0.45mmol)およびトリエチルアミン(0.31mL、2.23mmol)に一度で加えた。反応混合物を80℃で24時間撹拌し、室温に冷却し、EtOAc(50mL)および水(15mL)で希釈した。有機層を単離し、飽和ブライン(15mL)で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製し、次いで分取HPLCにより更に精製して、表題化合物(32mg、14%)を黄色泡状物として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 1.06 (3H, d), 1.79 - 1.91 (2H, m), 1.99 (1H, s), 2.10 (5H, s), 2.41 (1H, s), 2.46 (4H, s), 2.52 - 2.62 (3H, m), 2.63 (3H, s), 2.74 (3H, s), 2.93 (2H, d), 3.12 (1H, d), 3.23 (1H, dd), 3.4 - 3.49 (1H, m), 3.63 (1H, dd), 3.65 - 3.74 (1H, m), 3.95 (1H, d), 7.32 (2H, d), 7.82 - 7.90 (2H, m), 8.02 (1H, d), 8.60 (1H, d);m/z MH526。
実施例35:2,5,7−トリメチル−6−(((R)−1−(5−(4−(((2R,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(2R,5R)−1,2,5−トリメチルピペラジン塩酸塩(市販品)(147mg、0.89mmol)を、空気下室温で1,4−ジオキサン(5mL)中の(R)−6−((1−(5−(4−(クロロメチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体48)(200mg、0.45mmol)およびトリエチルアミン(0.31mL、2.23mmol)に一度で加えた。反応混合物を80℃で24時間撹拌し、室温に冷却し、EtOAc(50mL)および水(15mL)で希釈した。有機層を単離し、飽和ブライン溶液(15ml)で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、真空乾固した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製し、次いでMeOHで摩砕することにより更に精製して、表題化合物(78mg、32%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 0.90 (3H, d), 1.03 (3H, d), 1.8 - 1.91 (1H, m), 2.10 (5H, s), 2.22 - 2.32 (3H, m), 2.46 (4H, s), 2.57 - 2.61 (1H, m), 2.63 (3H, s), 2.74 (4H, s), 2.93 (2H, d), 3.23 (1H, dd), 3.41 - 3.48 (2H, m), 3.55 - 3.66 (2H, m), 3.66 - 3.73 (1H, m), 7.35 (2H, d), 7.86 (2H, d), 8.02 (1H, d), 8.60 (1H, d);m/z MH540。
実施例36:2,5,7−トリメチル−6−(((R)−1−(5−(4−(((2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(2R,5S)−1,2,5−トリメチルピペラジン二塩酸塩(市販品)(180mg、0.89mmol)を、空気下室温で1,4−ジオキサン(5mL)中の(R)−6−((1−(5−(4−(クロロメチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体48)(200mg、0.45mmol)およびトリエチルアミン(0.31mL、2.23mmol)に一度で加えた。反応混合物を80℃で24時間撹拌し、室温に冷却し、EtOAc(50mL)および水(15mL)で希釈した。有機層を単離し、飽和ブライン溶液(15mL)で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製し、次いで分取HPLCにより更に精製して、表題化合物(81mg、34%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 0.83 (3H, d), 1.07 (3H, d), 1.73 (1H, t), 1.80 - 1.93 (3H, m), 2.09 (4H, s), 2.35 (1H, s), 2.46 (3H, s), 2.63 (5H, s), 2.74 (3H, s), 2.93 (2H, d), 3.01 (1H, d), 3.20 - 3.26 (1H, m), 3.43 (1H, d), 3.59 - 3.74 (2H, m), 4.02 (1H, d), 7.32 (2H, d), 7.86 (2H, d), 8.02 (1H, s), 8.61 (1H, s), 1Hが不明、DMSOピークに隠れていると推測される;m/z MH540。
実施例37:2,5,7−トリメチル−6−[[(3R)−1−[5−[4−(1−ピペリジルメチル)フェニル]ピラジン−2−イル]ピロリジン−3−イル]メチル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(30mg、0.07mmol)、ピペリジン(12mg、0.14mmol)、DCM(2mL)およびAcOH(2滴)を合わせ、反応混合物を室温で5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg、0.21mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(15mg、44%)を得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.47 (6H, d), 1.82 - 1.92 (1H, m), 2.12 (1H, dd), 2.36 (4H, s), 2.48 (3H, s), 2.65 (4H, s), 2.76 (3H, s), 2.95 (2H, d), 3.25 (2H, dd), 3.41 - 3.51 (2H, m), 3.62 - 3.75 (2H, m), 7.37 (2H, s), 7.90 (2H, s), 8.04 (1H, d), 8.64 (1H, s);m/z MH497。
実施例38:(R)−6−((1−(5−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
1−エチルピペラジン(136mg、1.19mmol)を、室温でMeOH(5mL)中の(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(170mg、0.40mmol)に加え、反応混合物を1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(421mg、1.99mmol)を加えた。反応混合物を室温で60時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物のギ酸塩(114mg、51%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.25 (3H, t), 1.93 (1H, dq), 2.15 - 2.32 (1H, m), 2.56 - 3.06 (22H, m), 3.34 (1H, dd), 3.48 - 3.65 (3H, m), 3.76 (2H, ddt), 7.34 - 7.44 (2H, m), 7.78 - 7.89 (2H, m), 7.95 (1H, d), 8.47 - 8.55 (2H, m);m/z MH526。
実施例39:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
ビス(トリフェニルホスホラニル)パラジウム(IV)クロリド(35mg、0.05mmol)を、室温でTHF(3mL)中の1−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−4−メチルピペラジン(中間体7)(135mg、0.50mmol)、1,1,1,2,2,2−ヘキサメチルジスタンナン(180mg、0.55mmol)に加えた。反応混合物を85℃で16時間撹拌した。(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体46)(200mg、0.50mmol)およびPd(PhP)(57.4mg、0.05mmol)ならびにTHF(5mL)を加えた。反応混合物をマイクロ波バイアルに移し、マイクロ波反応器中100℃で10時間加熱し、次いで室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(59mg、23%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.95 (1H, dq), 2.25 (1H, tt), 2.47 (3H, s), 2.60-2.75 (15H, m), 2.82 (3H, s), 2.97 (2H, qd), 3.38 (1H, dd), 3.54 - 3.65 (3H, m), 3.80 (2H, td), 7.73 (1H, dd), 7.92 (1H, d), 8.11 (1H, d), 8.53 - 8.59 (1H, m), 9.09 (1H, d);m/z MH513。
実施例40:6−(((R)−1−(5−(4−(((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(200mg、0.47mmol)を、DCM(10mL)中の(2R,6S)−1,2,6−トリメチルピペラジン(市販品)(120mg、0.94mmol)に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。AcOH(2.7μl、0.05mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(118mg、1.87mmol)を加え、反応混合物を16時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(75mg、31%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.06 (6H, d), 1.73 (2H, t),1.93 (1H, dq), 2.23 (1H, dq), 2.82 (17H, m), 3.34 (1H, dd), 3.55 (3H, d), 3.75 (2H, m), 7.40 (2H, m), 7.83 (2H, m), 7.95 (1H, d), 8.51 (1H, d);m/z MH526。
実施例41:2−{4−[4−(5−{(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル}ピラジン−2−イル)ベンジル]ピペラジン−1−イル}エタノール
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(30mg、0.07mmol)、2−ピペラジン−1−イルエタノール(18.23mg、0.14mmol)、DCM(2mL)およびAcOH(2滴)を合わせ、反応混合物を室温で5時間撹拌した。次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg、0.21mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(8mg、20%)を得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.81 - 1.93 (1H, m), 2.12 (1H, d), 2.31 - 2.44 (10H, m), 2.48 (3H, s), 2.65 (4H, s), 2.76 (3H, s), 2.95 (2H, d), 3.22 - 3.27 (2H, m), 3.47 (4H, s), 3.62 - 3.76 (2H, m), 4.32 (1H, s), 7.34 (2H, d), 7.88 (2H, d), 8.04 (1H, d), 8.62 (1H, d);m/z MH542。
実施例42:(R)−6−((1−(5−(4−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
1−(2−メトキシエチル)ピペラジン(202mg、1.40mmol)を、空気下室温でDCM(5mL)中の(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(200mg、0.47mmol)に加え、反応混合物を1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(496mg、2.34mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物のギ酸塩(194mg、70%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.89 - 2.01 (1H, m), 2.18 - 2.31 (1H, m), 2.59 - 3.05 (22H, m), 3.35 (4H, s), 3.52 - 3.67 (3H, m), 3.67 - 3.83 (4H, m), 7.38 - 7.46 (2H, m), 7.82 - 7.90 (2H, m), 7.97 (1H, s), 8.45 (1H, s), 8.54 (1H, d);m/z MH556。
実施例43:(R)−6−((1−(5−(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(14.7mg、0.02mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(3mL)および水(1.5mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体46)(150mg、0.37mmol),(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ボロン酸(中間体42)(108mg、0.41mmol)およびCsCO(243mg、0.75mmol)に加えた。反応混合物を90℃で4時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物のギ酸塩(168mg、79%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.93 (1H, dq), 2.23 (1H, dq), 2.54 - 3.05 (24H, m), 3.34 (1H, dd), 3.51 - 3.65 (3H, m), 3.76 (2H, ddd), 3.89 (3H, s), 6.96 - 7.06 (2H, m), 7.73 (1H, d), 7.98 (1H, d), 8.69 (1H, d);m/z MH542。
実施例44:{1−[4−(5−{(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル}ピラジン−2−イル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}メタノール
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(30mg、0.07mmol),4−ピペリジルメタノール(16.12mg、0.14mmol)、DCM(2mL)およびAcOH(2滴)を合わせ、反応混合物を室温で5時間撹拌した。次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg、0.21mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(17.4mg、47%)を得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.07 - 1.2 (2H, m), 1.34 (1H, s), 1.62 (2H, d), 1.85 - 1.95 (3H, m), 2.12 (1H, dd), 2.48 (3H, s), 2.65 (4H, s), 2.76 (3H, s), 2.82 (2H, d), 2.95 (2H, d), 3.21 - 3.28 (4H, m), 3.45 (2H, s), 3.62 - 3.75 (2H, m), 4.37 (1H, s), 7.34 (2H, d), 7.88 (2H, d), 8.04 (1H, d), 8.62 (1H, d);m/z MH527。
実施例45:6−{[(3R)−1−(5−{4−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)メチル]フェニル}ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル]メチル}−2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(30mg、0.07mmol),1,4−チアジナン1,1−ジオキシド塩酸塩(24.03mg、0.14mmol)、DCM(2mL)およびAcOH(2滴)を合わせ、混合物を室温で5時間撹拌した。次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg、0.21mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(12mg、30%)を得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.87 (1H, dd), 2.12 (1H, dd), 2.48 (3H, s), 2.65 (4H, s), 2.76 (3H, s), 2.86 - 2.93 (4H, m), 2.95 (2H, d), 3.09 - 3.14 (4H, m), 3.25 (1H, dd), 3.45 (1H, dt), 3.62 - 3.76 (4H, m), 7.39 (2H, d), 7.91 (2H, d), 8.04 (1H, d), 8.64 (1H, d);m/z MH547。
実施例46:2,5,7−トリメチル−6−({(3R)−1−[5−(4−{[4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)ピラジン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メチル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(30mg、0.07mmol)、4−メチルスルホニルピペリジン(22.9mg、0.14mmol)、DCM(2mL)およびAcOH(2滴)を合わせ、混合物を室温で5時間撹拌した。次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg、0.21mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(15mg、38%)を得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 1.56 (2H, tt), 1.76 - 1.85 (1H, m), 1.92 (4H, t), 2.05 (1H, dd), 2.41 (3H, s), 2.58 (4H, s), 2.69 (3H, s), 2.84 (3H, s), 2.88 (4H, d), 2.98 (1H, ddt), 3.18 (1H, dd), 3.38 (1H, dt), 3.44 (2H, s), 3.55 - 3.68 (2H, m), 7.28 (2H, d), 7.82 (2H, d), 7.97 (1H, d), 8.55 (1H, d);m/z MH575。
実施例47:(R)−4−((6−(3−メチル−5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
ビス(トリフェニルホスホラニル)パラジウム(IV)クロリド(164mg、0.23mmol)を、室温でTHF(8mL)中の4−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)モルホリン(中間体30)(600mg、2.33mmol)、1,1,1,2,2,2−ヘキサメチルジスタンナン(841mg、2.57mmol)に加えた。反応混合物を85℃で16時間撹拌した。(R)−6−((1−(5−ブロモ−6−メチルピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体45)(300mg、0.72mmol)およびPd(PhP)(83mg、0.07mmol)を加え、混合物を、THF(10mL)を用いてマイクロ波管に移した。反応混合物をマイクロ波反応器中100℃で5時間加熱し、室温に冷却し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製し、次いで分取HPLCにより更に精製して、表題化合物(160mg、43%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.97 (1H, dq), 2.24 (1H, dq), 2.47 - 2.59 (10H, m), 2.73 (4H, s), 2.84 (3H, s), 3.04 (2H, dd), 3.32 - 3.42 (1H, m), 3.47 - 3.66 (3H, m), 3.66 - 3.87 (6H, m), 7.72 (1H, dd), 7.81 (1H, s), 7.91 (1H, dd), 8.53 - 8.60 (1H, m);m/z MH514。
実施例48:6−(((R)−1−(5−(4−(((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(200mg、0.47mmol)を、MeOH(10mL)中の(S)−1,2−ジメチルピペラジン二塩酸塩(350mg、1.87mmol)に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。AcOH(2.81mg、0.05mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(397mg、1.87mmol)を加え、反応混合物を16時間撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、得られた溶液を分取HPLCにより精製して、表題化合物(132mg、54%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.07 (3H, d), 1.94 (2H, dq), 2.18 - 2.35 (6H, m), 2.39 (1H, s), 2.59 - 2.85 (13H, m), 2.97 (2H, qd), 3.35 (1H, dd), 3.56 (3H, d), 3.76 (2H, ddt), 7.38 - 7.45 (2H, m), 7.80 - 7.88 (2H, m), 7.96 (1H, d), 8.52 (1H, d);m/z MH526。
実施例49:(R)−4−((5−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(19.6mg、0.02mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(4mL)および水(2mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体46)(200mg、0.50mmol)、(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(市販品)(110mg、0.50mmol)およびCsCO(324mg、0.99mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(172mg、69%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 1.91 - 2.06 (1H, m), 2.23 - 2.29 (1H, m), 2.53 - 2.57 (7H, m), 2.66 - 2.74 (4H, m), 2.85 (3H, d), 2.97 - 3.11 (2H, m), 3.35 - 3.38 (1H, m), 3.53 - 3.59 (1H, m), 3.67 - 3.85 (8H, m), 7.61 (1H, d), 8.05 (1H, s), 8.30 (1H, dd), 8.56 (1H, s), 9.01 - 9.02 (1H, m);m/z MH500。
実施例50:6−(((R)−1−(5−(4−(((S)−2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(S)−1,3−ジメチルピペラジン二塩酸塩(167mg、0.89mmol)を、空気下室温で1,4−ジオキサン(5mL)中の(R)−6−((1−(5−(4−(クロロメチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体48)(200mg、0.45mmol)およびトリエチルアミン(0.31mL、2.23mmol)に一度で加えた。反応混合物を80℃で24時間撹拌し、室温に冷却し、EtOAc(50mL)および水(15mL)で希釈した。有機層を単離し、飽和ブライン(15mL)で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(54mg、23%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 1.06 (3H, d), 1.80 - 1.91 (2H, m), 1.94 - 2.04 (1H, m), 2.05 - 2.14 (5H, m), 2.37 - 2.43 (1H, m), 2.46 (4H, s), 2.52 - 2.61 (3H, m), 2.63 (3H, s), 2.74 (3H, s), 2.93 (2H, d), 3.12 (1H, d), 3.23 (1H, dd), 3.43 (1H, dt), 3.63 (1H, dd), 3.66 - 3.73 (1H, m), 3.95 (1H, d), 7.33 (2H, d), 7.82 - 7.91 (2H, m), 8.02 (1H, d), 8.60 (1H, d);m/z MH526。
実施例51:(R)−4−(4−(3−メチル−5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)モルホリン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(11.3mg、0.01mmol)を、1,4−ジオキサン(4mL)および水(1.5mL)中の4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(市販品)(87mg、0.29mmol)、(R)−6−((1−(5−ブロモ−6−メチルピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体45)(120mg、0.29mmol)およびCsCO(188mg、0.58mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、セライトに通して濾過した。濾液を真空で濃縮し、得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(49mg、31%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.92-1.99 (1H, m), 2.17 - 2.27 (1H, m), 2.41 (3H, s), 2.55 (3H, s), 2.61 - 2.83 (11H, m), 2.96-3.03 (2H, m), 3.29 - 3.35 (1H, m), 3.47 - 3.55 (1H, m), 3.65 - 3.79 (6H, m), 3.86 (2H, s), 7.47 - 7.53 (4H, m), 7.75 (1H, s);m/z MH513。
実施例52:2,5,7−トリメチル−6−({(3R)−1−[5−(4−{[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]メチル}フェニル)ピラジン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メチル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(30mg、0.07mmol)、1−メチルスルホニルピペラジン(22.99mg、0.14mmol)、DCM(2mL)およびAcOH(2滴)を合わせ、混合物を室温で5時間撹拌した。次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg、0.21mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(11.9mg、30%)を得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.87 (1H, dd), 2.12 (1H, dd), 2.48 (7H, s), 2.65 (4H, s), 2.76 (3H, s), 2.87 (3H, s), 2.95 (2H, d), 3.09 - 3.16 (4H, m), 3.25 (1H, dd), 3.41 - 3.50 (1H, m), 3.55 (2H, s), 3.62 - 3.75 (2H, m), 7.37 (2H, d), 7.90 (2H, d), 8.04 (1H, d), 8.63 (1H, d);m/z MH576。
実施例53:(R)−N,N−ジメチル−2−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド
Figure 2021523177
N,N−ジメチル−2−(ピペラジン−1−イル)アセトアミド(中間体21)(240mg、1.40mmol)を、室温でDCM(5mL)中の(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(200mg、0.47mmol)に加え、反応混合物を1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(496mg、2.34mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物の部分的(0.6当量)なギ酸塩(172mg、60%)を黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.87 - 2.01 (1H, m), 2.18 - 2.30 (1H, m), 2.64 (3H, s), 2.60 - 2.71 (1H, m), 2.72 - 2.78 (11H, m), 2.83 (3H, s), 2.96 (3H, s), 2.88 - 3.05 (2H, m), 3.05 (3H, s), 3.24 (2H, s), 3.35 (1H, dd), 3.52 - 3.63 (1H, m), 3.72 - 3.81 (1H, m), 3.78 (3H, s), 7.45 (2H, d), 7.87 (2H, d), 7.97 (1H, d), 8.42 (0.6H, s, ギ酸塩0.6当量に相当), 8.52 (1H, d);m/z MH583。
実施例54:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6−メチル−5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(28mg、0.04mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(3mL)および水(1.5mL)中の1−メチル−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン(125mg、0.40mmol)、(R)−6−((1−(5−ブロモ−6−メチルピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体45)(150mg、0.36mmol)およびCsCO(235mg、0.72mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(110mg、58%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.81 - 2.00 (1H, m), 2.20 (1H, dq), 2.31 - 2.76 (21H, m), 2.82 (3H, s), 2.94 (2H, qd), 3.34 (1H, dd), 3.46 - 3.61 (3H, m), 3.74 (2H, ddd), 7.38 (2H, d), 7.43 - 7.53 (2H, m), 7.79 (1H, s);m/z MH526。
実施例55:N,N−ジメチル−4−[4−(5−{(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル}ピラジン−2−イル)ベンジル]ピペラジン−1−カルボキサミド
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(30mg、0.07mmol),N,N−ジメチルピペラジン−1−カルボキサミド(23mg、0.14mmol)、DCM(2mL)およびAcOH(2滴)を合わせ、混合物を室温で5時間撹拌した。次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg、0.21mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(13mg、33%)を得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.82 - 1.92 (1H, m), 2.07 - 2.17 (1H, m), 2.35 - 2.41 (4H, m), 2.48 (3H, s), 2.65 (4H, s), 2.72 (6H, s), 2.76 (3H, s), 2.95 (2H, d), 3.07 - 3.15 (4H, m), 3.22 - 3.27 (1H, m), 3.41 - 3.54 (3H, m), 3.68 (2H, ddd), 7.36 (2H, d), 7.89 (2H, d), 8.04 (1H, d), 8.63 (1H, d);m/z MH569。
実施例56:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(3−メチル−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
Pd(PhP)(35mg、0.03mmol)を、トルエン(4mL)および水(1mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体46)(122mg、0.30mmol)、1−メチル−4−(2−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン(中間体51)(100mg、0.30mmol)およびNaCO(64.2mg、0.61mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(15mg、9%)を白色固体として得た;1H NMR (300 MHz, CDCl3) 1.94 (1H, m), 2.22 (1H, dt), 2.30 - 2.75 (21H, m), 2.81 (3H, s), 2.95 (2H, t), 3.34 (1H, dd), 3.54 (3H, m), 3.75 (2H, m), 7.34 (1H, m), 7.65 (2H, m), 7.94 (1H, d), 8.50 (1H, s);m/z MH526。
実施例57:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(10.76mg、0.01mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(3mL)および水(1.5mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体46)(110mg、0.27mmol)、(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(中間体9)(71mg、0.30mmol)およびCsCO(178mg、0.55mmol)に加えた。反応混合物を80℃で4時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物の部分的(0.5当量)なギ酸塩(141mg、96%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.96 (1H, dq), 2.25 (1H, dt), 2.62 - 2.76 (10H, m), 2.83 (3H, s), 2.89 - 3.06 (10H, m), 3.36 (1H, dd), 3.59 (1H, dt), 3.71 - 3.84 (4H, m), 7.41 (1H, d), 7.99 (1H, d), 8.18 (1H, dd), 8.40 (0.5H, s, ギ酸塩0.5当量から), 8.53 (1H, d), 9.11 (1H, d)m/z MH513。
実施例58:(R)−1−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エタノン
Figure 2021523177
1−(4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エタノン(中間体52)(667mg、1.94mmol)、(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体46)(600mg、1.49mmol)およびCsCO(972mg、2.98mmol)を、1,4−ジオキサン(30mL)および水(15mL)に加え、混合物を10分間脱気した。XPhos第二世代プレ触媒(59mg、0.07mmol)を加え、反応混合物を90℃で18時間撹拌し、次いで室温に冷却し、EtOAc(50mL)で希釈した。有機層を単離し、飽和ブライン溶液で洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜4%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製した。生成物をEtOAc(2mL)に溶解し、2時間撹拌し、得られた沈殿物を濾過により単離し、真空乾固して、表題化合物(209mg、26%)を白色固体として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 1.78 - 1.91 (1H, m), 1.96 (3H, s), 2.03 - 2.16 (1H, m), 2.26 - 2.33 (2H, m), 2.34 - 2.4 (2H, m), 2.46 (3H, s), 2.55 - 2.67 (4H, m), 2.74 (3H, s), 2.93 (2H, d), 3.2 - 3.26 (1H, m), 3.35 - 3.47 (5H, m), 3.50 (2H, s), 3.59 - 3.75 (2H, m), 7.34 (2H, d), 7.88 (2H, d), 8.02 (1H, s), 8.62 (1H, s);m/z MH540。
実施例59:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(0.780g、0.99mmol)を、(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体46)(7.98g、19.84mmol),1−メチル−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン(市販品)(7.53g、23.8mmol)およびCsCO(12.93g、39.7mmol)の1,4−ジオキサン(187mL)および水(75mL)中混合物に加えた。反応混合物を90℃で3時間加熱し、室温に冷却し、真空で濃縮した。残留物を水(1L)に溶解し、DCM(3×800mL)で抽出した。合わせた有機層を水、飽和ブラインで洗浄し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM中0〜15%MeOHで溶出するfccにより精製した。生成物をMeCN(150ml)に溶解し、超音波処理後2時間撹拌した。得られた沈殿物を濾過により単離し、ジエチルエーテル次いでn−ヘプタンで洗浄し、真空乾固して、表題化合物(6.30g、62%)を淡クリーム色固体として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 1.82 - 1.88 (1H, m), 2.10 - 2.14 (1H, m), 2.15 (3H, s), 2.30 - 2.34 (4H, m), 2.37 - 2.41 (4H, m), 2.47 (3H, s), 2.58 - 2.64 (1H, m), 2.64 (3H, s), 2.75 (3H, s), 2.91-2.95 (2H, m), 3.23 - 3.26 (1H, m), 3.43 - 3.46 (1H, m), 3.47 (2H, s), 3.64 - 3.67 (1H, m), 3.68-3.72 (1H, m), 7.32 (2H, d), 7.85 (2H, d), 8.00 (1H, s), 8.56 (1H, s);m/z MH512。
実施例60:(R)−4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)モルホリン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(24.45mg、0.03mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(5mL)および水(2.5mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体46)(250mg、0.62mmol),4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(市販品)(188mg、0.62mmol)およびCsCO(405mg、1.24mmol)に加えた。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、セライトに通して濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(191mg、56%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (300 MHz, MeOD) 1.93 - 2.02 (1H, m), 2.18 - 2.28 (1H, m), 2.55 (3H, s), 2.65 - 2.74 (4H, m), 2.78 - 2.83 (7H, m), 3.02 - 3.04 (2H, m), 3.29 - 3.35 (1H, m), 3.49 - 3.58 (1H, m), 3.66 - 3.81 (6H, m), 3.86 (2H, s), 7.47 (2H, d), 7.90 (2H, d), 7.99 (1H, s), 8.49 (1H, s);m/z MH499。
実施例61:(R)−4−(4−(6−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリダジン−3−イル)ベンジル)モルホリン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(11mg、0.01mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(2mL)および水(1mL)中の(R)−6−((1−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体53)(100mg、0.28mmol),4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(市販品)(85mg、0.28mmol)およびCsCO(182mg、0.56mmol)に加えた。反応混合物を90℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.08%NHHCO)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(101mg、73%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 2.01 (1H, dq), 2.26 (1H, dt), 2.54 (7H, d), 2.75 (4H, s), 2.86 (3H, s), 3.07 (2H, dd), 3.38 (1H, dd), 3.52 - 3.63 (3H, m), 3.68 - 3.86 (6H, m), 7.04 (1H, d), 7.44 - 7.51 (2H, m), 7.82 - 7.95 (3H, m);m/z MH499。
実施例62:(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
CsCO(50g、153mmol)、4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン(10g、29.80mmol)(中間体65)および(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(中間体58)(10g、29.80mmol)、RuPhos第三世代プレ触媒(1.87g、2.24mmol)およびRuPhos(1.04g、2.24mmol)を合わせた。脱気した2−メチルテトラヒドロフラン(80mL)および水(40mL)の混合物を加え、反応混合物を17時間加熱還流し、次いで室温に冷却し、DCM(250mL)および水(250mL)で希釈した。有機層を単離し、1:1飽和ブライン:水(100mL)で洗浄し、次いでシリカのパッドに通して濾過し、次いで真空で濃縮して、粗生成物を得た。次いで反応を以下を使用して繰り返した;脱気した2−メチルテトラヒドロフラン(120mL)および水(60mL)の混合物中のCsCO(75g、230mmol)、4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン(15g、44.70mmol)、(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(15g、44.7mmol)、RuPhos第三世代プレ触媒(2.80g、3.35mmol)およびRuPhos(1.56g、3.35mmol)。2回目の反応は、1回目の反応にて記載した方法と同様の方法で後処理した。2つのバッチの粗生成物を合わせ、SFC(130barおよびオーブン温度30℃でscCO中33%MeOHを使用し流速450ml/分で、Kromasil SILカラム250×50mm、10μm)により精製して、表題化合物(29g、合わせた両バッチを基準にして収率80%)を白色固体として得た;1H NMR (600 MHz, DMSO) 2.31 (1H, dtd), 2.42 (5H, d), 2.46 (3H, s), 2.52 (3H, s), 2.58 (3H, s), 3.45 (1H, dd), 3.54 (1H, td), 3.58 (5H, q), 3.62 - 3.68 (1H, m), 3.77 (2H, s), 4.96 (1H, s), 6.74 (2H, d), 7.65 (1H, d), 8.03 (2H, d), 8.07 (1H, d);m/z MH501。
形態A
最終生成物、(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン、をXRPDおよびDSCにより分析し、結晶性であることを見出した。材料のサンプルのXRPDは、図1に示す通りの回折パターンを生じさせた。(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン、A型は、CuKα放射線を使用して測定して、2θ値が7.8°または19.0°の少なくとも1つのピークを特徴とする。XRPDの10個の最も顕著なピークを表Aに示す。
表A:形態A、(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリンについての10個の最も顕著なXRPDピーク
Figure 2021523177
実施例62.1:(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリンのスケールアップ
合流路の第1アーム:
Figure 2021523177
ステージ1:1−(4−ブロモフェニル)−1,4−ペンタンジオン(中間体63)
Figure 2021523177
2−ブロモ−1−(4−ブロモフェニル)エテノン(12.2Kg、43.89mol)、2,4−ペンタンジオン(9.2Kg、91.89mol)および炭酸カリウム(12.2Kg、88.27mol)を、室温にておよそ24時間エタノール(72.25L)中でスラリー化した。酢酸エチル(84.26L)および水(74L)を加えて相分離させ、ここで低相を廃棄した。有機相をn−ヘプタン(2×84.8Lおよび1×73.1L)に溶媒交換して固体を得、これを濾過により単離し、n−ヘプタン(17.54L)で洗浄して、表題化合物(7.26Kg、91.6重量/重量%のアッセイ値を基準にして収率59.4%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.15 (3H, s), 2.56 (2H, t), 3.07 (2H, t), 7.44 (2H, d), 7.89 (2H, d).
ステージ2:3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)
Figure 2021523177
1−(4−ブロモフェニル)−1,4−ペンタジオン(13.2Kg、51.74mol)およびヒドラジン水和物(10.9Kg、217.74mol)を、室温でおよそ6時間エタノール(54.5L)中で混合した。水を加えて固体を得、これを濾過により単離し、水(3×66L)およびn−ヘプタン(2×36.5L)で洗浄した。固体を室温でおよそ6時間テトラクロロ−1,4−ベンゾキノン(14.5Kg、58.97mol)およびアセトニトリル(137.4L)と混合した。反応物を12.5重量/重量%亜硫酸ナトリウム溶液(85L)でクエンチし、アセトニトリルを蒸留により除去した。水(66L)および2M水酸化ナトリウム溶液(66L)を加えて固体を得、これを濾過により単離し、2M水酸化ナトリウム(2×40L)および水(2×145L)で洗浄した。固体をジクロロメタン(140L)と混合し、再度濾過した後、水(3×145L)で洗浄した。次いで有機相を活性炭で処理し、続いて溶媒をメチルtert−ブチルエーテル(100L)に交換し、メチルtert−ブチルエーテル(2×55L)で最後に洗浄した。これにより表題化合物(8.25Kg、95.2重量/重量%のアッセイ値を基準にして収率61%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.75 (3H, s), 7.38 (1H, d), 7.65-7.60 (2H, m), 7.71 (1H, d), 7.96-7.91 (2H, m); 13C NMR (400 MHz, CDCl3) 22.1, 123.5, 124.4, 127.3, 128.4, 132.2, 135.4, 156.2, 158.6.
ステージ3:4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン(中間体65)
Figure 2021523177
1,3,5−トリクロロ−1,3,5−トリアジナン−2,4,6−トリオン(2.8Kg、12.05mol)を、室温でDCM(338.35L)中の3−(4−ブロモフェニル)−6−メチルピリダジン(中間体64)(7.15Kg、27.32mol)に少しずつ加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで更に1,3,5−トリクロロ−1,3,5−トリアジナン−2,4,6−トリオン(0.31Kg、1.33mol)を加え、反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を濾過し、有機濾液を水(68L)で洗浄した後、溶媒をアセトニトリル(55L)に交換した。モルホリン(4.75Kg、54.52mol)を加え、混合物を4時間加熱した後、濃縮し、濾過して固体を得、これをアセトニトリル(6L)および水(6L)で洗浄した。固体を4N塩酸(7.5Kg)および水(45L)を使用して溶解した。酸性溶液を酢酸エチル(2×2.5L)で洗浄した後、15重量/重量%水酸化ナトリウム(11Kg)でpHを調整して固体を得、これを濾過により単離した。これにより表題化合物(6.2Kg、98.7重量/重量%のアッセイ値を基準にして収率67%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.56 (4H, m), 3.73 (4H, m), 3.91 (2H, s), 7.64 (2H, m), 7.73 (1H, d), 7.81 (1H, d), 7.96 (2H, m);m/z MH334。
合流路の第2アーム:
Figure 2021523177
ステージ4:3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン
Figure 2021523177
アミノグアナニジンビカルボネート(17.7Kg、130.04mol)を、90℃で64時間酢酸(29.8L、521.21mol)中の硝酸(165g、2.62mol)と混合した。混合物を冷却し、酢酸イソプロピル(30L)で希釈し、濾過して、表題化合物を得た。粗製材料(13.9Kg、33.7重量/重量%アッセイを基準にして収率36.7%)をステージ5に直接使用した。
ステージ5:2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−オール(中間体56)
Figure 2021523177
2,4−ペンタンジオン(5.6Kg、55.93mol)およびテトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(0.9Kg、2.79mol)をアセトニトリル(39.44L)中で冷却した。トリメチルシリルクロリド(7.3Kg、67.19mol)およびジメチルスルホキシド(4.4Kg、56.32mol)をゆっくり加えて、中間体3−クロロ−2,4−ペンタンジオンをアセトニトリル溶液として得た。この溶液に安息香酸(4.9Kg、40.12mol)およびジイソプロピルエチルアミン(8.6Kg、66.54mol)を入れて、2,4−ジオキソペンタン−3−イルベンゾエート(中間体54)を得る。溶媒を2−メチルテトラヒドロフラン(28.1L)で交換し、続いて5%硫酸ナトリウムで洗浄し、続いて3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(12.8Kg、43.97mol)を加えた。酢酸(32.19L)を加え、90℃で20時間加熱して、2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イルベンゾエート(中間体55)を得た。溶媒をトルエン(25L)で交換し、5M水酸化ナトリウム(63L)と共に室温で20時間撹拌して、表題化合物を得た。6M塩酸を加えて固体を得、これを濾過により単離し、水(16L)で洗浄した。固体を水(40L)およびトルエン(15L)中でスラリー化し、濾過し、次いで水(16L)で洗浄し、乾燥して、5.8Kg(94.6重量/重量%アッセイ、30.79mol、安息香酸から収率76.7%)を得た。
ステージ6:中間体58:(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(中間体58)
Figure 2021523177
THF(14.62L)中のジイソプロピルアゾジカルボキシレート(6.9Kg、34.12mol)を、0℃でTHF(85.49L)中の2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−オール(4.55Kg、24.16mol)、tert−ブチル(S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(5.3Kg、28.31mol)およびトリフェニルホスフィン(7.3Kg、27.83mol)に滴下添加し、次いで室温で20時間撹拌した。続いて溶媒を2−メチルTHF(46.84L)に交換し、25重量/重量%塩化ナトリウム(2×22Kg)で洗浄した。溶媒をイソプロピルアルコール(45L)に交換することにより2−メチルTHFを除去し、イソプロピルアルコール中15%塩酸(73.8Kg)を加え、室温で15時間撹拌することによりBoc基を除去した。冷却し、種となる(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トラゾロ[1.5−a]ピリミジン二塩酸塩(120g、370mmol)を加えて固体を得、これを濾過により単離し、イソプロピルアルコールで洗浄した。固体を酢酸エチル(45L)中で最後にスラリー化した後、最後に濾過し、酢酸エチル(45L)で洗浄して、5.35Kgを得た(74重量/重量%アッセイ、16.01mol、収率66%)。1H NMR (400 MHz, DMSO) 2.03 - 2.13 (1H, m), 2.22 - 2.28 (1H, m), 2.51 - 2.54 (3H, m), 2.62 (3H, d), 2.74 (3H, s), 3.32 - 3.45 (3H, m), 3.46 - 3.56 (1H, m), 4.90 (1H, s), 9.91 (2H, s);m/z MH248。アッセイは遊離塩基当量に基づく。
合流:
ステージ7:(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン(実施例62)
Figure 2021523177
CsCO(23.8Kg、73.0mol)、4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン(4.89Kg、14.63mol)(中間体65)および(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン二塩酸塩(中間体58)(4.33Kg、17.51mol)、2−ジtert−ブチルホスフィノ−2’−メチルビフェニル(0.23Kg、736mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(0.33Kg、360mmol)を合わせた。脱気した2−メチルテトラヒドロフラン(80L)および水(40L)の混合物を加え、反応混合物を24時間加熱還流し、次いで室温に冷却し、DCM(100L)および水(50L)で希釈した。反応混合物を濾過し、有機相を酢酸エチルに溶媒交換して、粗製材料8.4Kgを得た。これをDCM(200L)に溶解し、2M塩酸(2×90L)、2M水酸化ナトリウム(140L)および5%チオ硫酸ナトリウム(2×50L)で順次洗浄した。得られたDCM溶液をシリカチオール樹脂(0.5Kg)に通した後、溶媒を酢酸エチルに交換して、粗製材料5Kgを得る。これをDCM(25L)に溶解し、n−ヘプタン(25L)を、核形成点を制御するために使用した種((R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン形態A)と共に加えることにより、形態Aを正確に生成させた。濾過し、乾燥(30℃)して、表題化合物(4.06Kg、8.11mol、収率55%)を白色固体として得た;1H NMR (600 MHz, DMSO) 2.31 (1H, dtd), 2.42 (5H, d), 2.46 (3H, s), 2.52 (3H, s), 2.58 (3H, s), 3.45 (1H, dd), 3.54 (1H, td), 3.58 (5H, q), 3.62 - 3.68 (1H, m), 3.77 (2H, s), 4.96 (1H, s), 6.74 (2H, d), 7.65 (1H, d), 8.03 (2H, d), 8.07 (1H, d);m/z MH501。電荷は、中間体58の遊離塩基−バルク電荷=二塩酸塩5.85Kgに調整した強度である。
実施例63:(S)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
市販されているtert−ブチル(R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレートから3ステップで、実施例62と同様の方法で実施例63を調製して、表題化合物(125mg、最終ステップ31%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 2.26 - 2.47 (9H, m), 2.52 (3H, s), 2.58 (3H, s), 3.45 (1H, dd), 3.5 - 3.61 (6H, m), 3.61 - 3.69 (1H, m), 3.77 (2H, s), 4.96 (1H, s), 6.73 (2H, d), 7.64 (1H, d), 8.04 (3H, dd);m/z MH501。
実施例64:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(6−(ピペリジン−1−イルメチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(593mg、1.82mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(1.6mL)および水(0.8mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(150mg、0.61mmol)および3−(4−ブロモフェニル)−6−(ピペリジン−1−イルメチル)ピリダジン(中間体70)(202mg、0.61mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(38mg、0.05mmol)およびRuPhos(21mg、0.05mmol)を加えた。反応混合物を18時間加熱還流し、室温に冷却し、次いでDCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(83mg、27%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.37 - 1.45 (2H, m), 1.52 (4H, p), 2.32 (1H, dt), 2.40 (5H, s), 2.47 (3H, s), 2.53 (3H, s), 2.59 (3H, s), 3.46 (1H, dd), 3.51 - 3.61 (2H, m), 3.66 (1H, q), 3.74 (2H, s), 4.98 (1H, s), 6.75 (2H, d), 7.63 (1H, d), 8 - 8.07 (3H, m);m/z MH499。
実施例65:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(593mg、1.82mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(1.6mL)および水(0.8mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(150mg、0.61mmol)および3−(4−ブロモフェニル)−6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン(中間体71)(211mg、0.61mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(38mg、0.05mmol)およびRuPhos(21mg、0.05mmol)を加えた。反応混合物を18時間加熱還流し、室温に冷却し、次いでDCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(154mg、49%)をクリーム色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 2.16 (3H, s), 2.27 - 2.38 (5H, m), 2.38 - 2.48 (8H, m), 2.53 (3H, s), 2.59 (3H, s), 3.46 (1H, dd), 3.51 - 3.61 (2H, m), 3.66 (1H, q), 3.77 (2H, s), 4.97 (1H, s), 6.74 (2H, d), 7.62 (1H, d), 8.01 - 8.09 (3H, m);m/z MH514。
実施例66:2,5,7−トリメチル−6−(((3R)−1−(4−(6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(494mg、1.52mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(1.6mL)および水(0.8mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(125mg、0.51mmol)および8−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)−3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(中間体66)(189mg、0.51mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(31.7mg、0.04mmol)およびRuPhos(17.69mg、0.04mmol)を加えた。反応混合物を18時間加熱還流し、室温に冷却し、次いでDCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(121mg、44%)をクリーム色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.86 (2H, q), 2.05 (2H, dd), 2.23 (3H, s), 2.27 - 2.39 (3H, m), 2.46 - 2.54 (1H, m), 2.57 - 2.63 (8H, m), 2.65 (3H, s), 3.13 (2H, s), 3.48 - 3.65 (3H, m), 3.73 - 3.82 (1H, m), 3.87 (2H, s), 4.85 (1H, s), 6.68 (2H, d), 7.74 - 7.82 (2H, m), 8.04 (2H, d);m/z MH540。
実施例67:6−(((R)−1−(4−(6−(((R)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(494mg、1.52mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(1.6mL)および水(0.8mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(125mg、0.51mmol)および(R)−2−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(中間体67)(189mg、0.51mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(31.7mg、0.04mmol)およびRuPhos(17.7mg、0.04mmol)を加えた。反応混合物を18時間加熱還流し、室温に冷却し、次いでDCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(33mg、12%)をクリーム色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.20 - 1.31 (1H, m), 1.66 (3H, ttd), 1.87 - 2.06 (3H, m), 2.14 (1H, td), 2.25 (1H, td), 2.33 (1H, dtd), 2.42 (1H, dd), 2.47 (3H, s), 2.53 (3H, s), 2.59 (3H, s), 2.73 (1H, d), 2.86 - 2.98 (3H, m), 3.46 (1H, dd), 3.51 - 3.62 (2H, m), 3.62 - 3.71 (1H, m), 3.77 - 3.87 (2H, m), 4.97 (1H, s), 6.75 (2H, d), 7.62 (1H, d), 8.05 (3H, t);m/z MH540。
実施例68:6−(((R)−1−(4−(6−(((S)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(494mg、1.52mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(1.6mL)および水(0.8mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(125mg、0.51mmol)および(S)−2−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン(中間体68)(189mg、0.51mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(31.7mg、0.04mmol)およびRuPhos(17.7mg、0.04mmol)を加えた。反応混合物を18時間加熱還流し、室温に冷却し、次いでDCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(76mg、28%)をクリーム色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.20 - 1.32 (1H, m), 1.66 (3H, dqd), 1.88 - 2.06 (3H, m), 2.14 (1H, td), 2.25 (1H, td), 2.3 - 2.37 (1H, m), 2.42 (1H, d), 2.47 (3H, s), 2.53 (3H, d), 2.60 (3H, s), 2.73 (1H, d), 2.85 - 2.98 (3H, m), 3.47 (1H, dd), 3.51 - 3.62 (2H, m), 3.66 (1H, q), 3.77 - 3.87 (2H, m), 4.98 (1H, s), 6.75 (2H, d), 7.62 (1H, d), 8.01 - 8.09 (3H, m);m/z MH540。
実施例69:(R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
CsCO(401mg、1.23mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(1.4mL)および水(0.7mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(101mg、0.41mmol)および4−((5−(4−ブロモフェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン(中間体39)(137mg、0.41mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(25.7mg、0.03mmol)およびRuPhos(14.4mg、0.03mmol)を加えた。反応混合物を18時間加熱還流し、室温に冷却し、次いでDCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(82mg、40%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.34 (1H, dp), 2.47 - 2.55 (1H, m), 2.60 (3H, s), 2.61 - 2.65 (7H, m), 2.65 (3H, s), 3.45 - 3.54 (2H, m), 3.58 (1H, td), 3.72 - 3.78 (1H, m), 3.78 - 3.83 (4H, m), 3.85 (2H, s), 4.83 - 4.89 (1H, m), 6.65 - 6.72 (2H, m), 7.46 - 7.53 (2H, m), 8.89 (2H, s);m/z MH501。
実施例70:(R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
CsCO(668mg、2.05mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(2.3mL)および水(1.1mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(169mg、0.68mmol)および4−((5−(4−ブロモフェニル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン(中間体77)(228mg、0.68mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(42.9mg、0.05mmol)およびRuPhos(23.9mg、0.05mmol)を加えた。反応混合物を18時間加熱還流し、室温に冷却し、次いでDCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(104mg、30%)をクリーム色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.33 (1H, dtd), 2.50 (1H, dd), 2.53 - 2.57 (4H, m), 2.60 (3H, s), 2.61 (3H, s), 2.64 (3H, s), 3.46 - 3.6 (2H, m), 3.61 (1H, td), 3.70 (2H, s), 3.72 - 3.83 (5H, m), 4.85 (1H, dt), 6.63 - 6.71 (2H, m), 7.91 - 8.00 (2H, m), 8.60 (1H, d), 8.91 (1H, d);m/z MH501。
実施例71:(R)−1−(4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン
Figure 2021523177
CsCO(632mg、1.94mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(1.7mL)および水(0.9mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(160mg、0.65mmol)および1−(4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(中間体69)(243mg、0.65mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(40.6mg、0.05mmol)およびRuPhos(22.6mg、0.05mmol)を加えた。得られた懸濁液を18時間加熱還流し、室温に冷却し、DCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(154mg、44%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.99 (3H, s), 2.33 (1H, d), 2.37 - 2.43 (3H, m), 2.47 (5H, s), 2.53 (3H, s), 2.59 (3H, s), 3.46 (5H, dd), 3.56 (2H, q), 3.66 (1H, q), 3.82 (2H, s), 4.98 (1H, s), 6.75 (2H, d), 7.66 (1H, d), 8.06 (3H, dd);m/z MH542。
実施例72:(R)−6−((1−(4−(6−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(336mg、1.03mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(0.9mL)および水(0.5mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(85mg、0.34mmol)および3−(4−ブロモフェニル)−6−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン(中間体72)(124mg、0.34mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(21.6mg、0.03mmol)およびRuPhos(12.0mg、0.03mmol)を加えた。反応混合物を18時間加熱還流し、室温に冷却し、DCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(65mg、36%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.08 (3H, t), 2.33 (1H, dtd), 2.42 (3H, q), 2.45 - 2.54 (4H, m), 2.57 - 2.64 (10H, m), 2.65 (3H, s), 3.52 (2H, dd), 3.57 - 3.65 (1H, m), 3.78 (1H, td), 3.89 (2H, s), 4.85 (1H, dt), 6.68 (2H, d), 7.60 (1H, d), 7.74 (1H, d), 8 - 8.08 (2H, m);m/z MH528。
実施例73:(R)−6−((1−(4−(6−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(870mg、2.67mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(2.4mL)および水(1.1mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(220mg、0.89mmol)および3−(4−ブロモフェニル)−6−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン(中間体73)(348mg、0.89mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(55.8mg、0.07mmol)およびRuPhos(31.1mg、0.07mmol)を加えた。反応混合物を18時間加熱還流し、室温に冷却し、DCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(211mg、43%)を淡黄色泡状固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.33 (1H, dtd), 2.49 (1H, dd), 2.51 - 2.64 (16H, m), 2.65 (3H, s), 3.35 (3H, s), 3.46 - 3.56 (4H, m), 3.57 - 3.64 (1H, m), 3.78 (1H, td), 3.89 (2H, s), 4.84 (1H, dd), 6.68 (2H, d), 7.59 (1H, d), 7.74 (1H, d), 8.00 - 8.07 (2H, m);m/z MH558。
実施例74:(R)−4−((6’−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−[2,3’−ビピリジン]−5−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
1,4−ジオキサン(5mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体59)(190mg、0.47mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(144mg、0.57mmol)および酢酸カリウム(92mg、0.94mmol)に、マイクロ波バイアル中PdCl(dppf)−CHCl付加物(19mg、0.02mmol)を加え、反応物を90℃で終夜加熱し、次いで室温に冷却した。4−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)モルホリン(中間体30)(121mg、0.47mmol)を、続いてCsCO(307mg、0.94mmol)、XPhos第二世代プレ触媒(74mg、0.05mmol)および水(3mL)を加えた。反応混合物を90℃で18時間加熱し、次いで室温に冷却し、EtOAc(50mL)および水(10mL)で希釈し、層を分離した。水性層をDCM(50mL)で更に抽出し、合わせた有機層をMgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(44mg、19%)を淡茶褐色泡状物として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.34 (1H, dtd), 2.42 - 2.56 (5H, m), 2.60 (3H, s), 2.61 (3H, s), 2.64 (3H, s), 3.53 (2H, s), 3.61 (1H, dd), 3.68 - 3.73 (4H, m), 3.74 - 3.92 (3H, m), 4.82 (1H, s), 6.51 (1H, d), 7.60 (1H, d), 7.70 (1H, dd), 8.21 (1H, dd), 8.55 (1H, d), 8.76 (1H, d);m/z MH501。
実施例75:(R)−4−((6’−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)メチル)モルホリン
Figure 2021523177
CsCO(242mg、0.74mmol)を、1,4−ジオキサン(2.5mL)および水(1.2mL)中の(6−(モルホリノメチル)ピリジン−3−イル)ボロン酸(83mg、0.37mmol)および(R)−6−((1−(5−ブロモピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体59)(150mg、0.37mmol)に加えた。反応物を脱気し、XPhos第二世代プレ触媒(59mg、0.04mmol)を加えた。反応混合物を80℃で18時間撹拌し、室温に冷却し、DCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物をDMSO(2mL)に溶解し、分取HPLCにより精製し、次いでDCM中0〜3%1M NH/MeOHで溶出するfccにより更に精製して、表題化合物(18mg、10%)を無色ゴム状物として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 2.34 (1H, dtd), 2.48 - 2.53 (1H, m), 2.52 - 2.57 (4H, m), 2.60 (3H, s), 2.62 (3H, s), 2.65 (3H, s), 3.60 (1H, dd), 3.69 (2H, s), 3.76 (5H, h), 3.8 - 3.89 (2H, m), 4.83 (1H, dt), 6.48 - 6.54 (1H, m), 7.46 (1H, d), 7.72 (1H, dd), 7.78 (1H, dd), 8.41 (1H, dd), 8.74 (1H, dd);m/z MH501。
実施例76:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
1−メチル−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン(131mg、0.42mmol)、(R)−6−((1−(2−ブロモピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体61)(140mg、0.35mmol)およびCsCO(226mg、0.69mmol)を、1,4−ジオキサン(3.7mL)および水(1.8mL)に加え、混合物を10分間脱気した。XPhos第二世代プレ触媒(13.62mg、0.02mmol)を加え、反応混合物を85℃で2時間撹拌し、室温に冷却し、水(25mL)中に注ぎ入れ、EtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製し、次いでDCM中0〜5%1M NH/MeOHで溶出するfccにより更に精製して、表題化合物(54mg、30%)を白色泡状物として得た;1H NMR (500 MHz, DMSO) 2.16 (3H, s), 2.24 - 2.46 (9H, m), 2.48 (3H, s), 2.52 - 2.54 (1H, m), 2.55 (3H, s), 2.60 (3H, s), 3.44 - 3.52 (3H, m), 3.57 - 3.64 (1H, m), 3.69 (2H, dd), 5.00 (1H, s), 7.37 (2H, d), 8.18 - 8.24 (2H, m), 8.31 (2H, s);m/z MH514。
実施例77:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
酢酸パラジウム(II)(3.2mg、0.01mmol)を室温で、脱気した水(1.6mL)およびTHF(5mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体62)(115mg、0.28mmol),1−メチル−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピペラジン(117mg、0.37mmol)、リン酸カリウム(151mg、0.71mmol)およびジシクロヘキシル(2’,4’,6’−トリイソプロピル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(13.6mg、0.03mmol)に加えた。反応混合物を1時間加熱還流し、室温に冷却し、EtOAc(50mL)で希釈し、水(50mL)で洗浄した。有機層を単離し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM(1mL)に溶解し、DCM中0〜5%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(83mg、57%)を黄色泡状物として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 2.29 (3H, s), 2.3 - 2.59 (10H, m), 2.60 (3H, s), 2.63 (3H, s), 2.66 (3H, s), 3.55 (2H, s), 3.63 (1H, dd), 3.78 - 3.93 (3H, m), 4.84 (1H, s), 7.41 (2H, d), 7.79 - 7.88 (2H, m), 8.02 (1H, d), 8.53 (1H, d);m/z MH514。
実施例78:(R)−4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)モルホリン
Figure 2021523177
酢酸パラジウム(II)(6.9mg、0.03mmol)を室温で、脱気した水(3.33mL)およびTHF(10mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体62)(250mg、0.62mmol),4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)モルホリン(225mg、0.74mmol)、リン酸カリウム(328mg、1.55mmol)およびジシクロヘキシル(2’,4’,6’−トリイソプロピル−[1,1’−ビフェニル]−2−イル)ホスフィン(29.5mg、0.06mmol)に加えた。反応混合物を1時間加熱還流し、室温に冷却し、EtOAc(50mL)で希釈し、水(50mL)で洗浄した。有機層を単離し、MgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物をDCM(1mL)に溶解し、DCM中0〜5%1M NH/MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物(58mg、19%)を黄色泡状物として得た;1H NMR (500 MHz, CDCl3) 2.35 (1H, dtd), 2.44 - 2.5 (4H, m), 2.50 - 2.58 (1H, m), 2.60 (3H, s), 2.62 (3H, s), 2.66 (3H, s), 3.54 (2H, s), 3.63 (1H, dd), 3.70 - 3.75 (4H, m), 3.82 (1H, td), 3.85 - 3.93 (2H, m), 4.83 (1H, d), 7.42 (2H, d), 7.81 - 7.88 (2H, m), 8.02 (1H, d), 8.53 (1H, d);m/z MH501。
実施例79:1−[4−[[4−[5−[(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]フェニル]メチル]−1,4−ジアゼパン−1−イル]エタノン
Figure 2021523177
(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(30mg、0.07mmol)、1−(1,4−ジアゼパン−1−イル)エタノン(19.9mg、0.14mmol)、DCM(2mL)およびAcOH(2滴)を合わせ、反応混合物を室温で5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(45mg、0.21mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。得られた混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(18mg、47%)を得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.71 (1H, s), 1.81 (1H, d), 1.87 (1H, dd), 2.00 (3H, d), 2.14 (1H, dd), 2.48 (3H, s), 2.54 - 2.62 (4H, m), 2.65 - 2.69 (4H, m), 2.76 (3H, s), 2.95 (2H, d), 3.25 (1H, dd), 3.41 - 3.52 (5H, m), 3.61 - 3.75 (4H, m), 7.37 (2H, dd), 7.89 (2H, dd), 8.04 (1H, d), 8.63 (1H, d);m/z MH554。
実施例80:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
XPhos第二世代プレ触媒(19.56mg、0.02mmol)を室温で、脱気した1,4−ジオキサン(4mL)および水(2mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(200mg、0.50mmol)、1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)ピロリジン(143mg、0.50mmol)およびCsCO(324mg、0.99mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、室温に冷却し、水中5〜100%MeCN(+0.08%NHHCO)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(63mg、26%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 1.85 (4H, p), 1.99 (1H, dq), 2.26 (1H, dq), 2.59 (7H, d), 2.75 (4H, s), 2.86 (3H, s), 3.05 (2H, dt), 3.33 - 3.42 (1H, m), 3.56 (1H, dt), 3.66 - 3.85 (4H, m), 7.41 - 7.48 (2H, m), 7.81 - 7.90 (2H, m), 8.01 (1H, d), 8.50 (1H, d);m/z MH483。
実施例81:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(5−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン−2−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(137mg、0.19mmol)を、室温でTHF(6mL)中の2−ブロモ−5−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン(中間体78)(470mg、1.95mmol)、1,1,1,2,2,2−ヘキサメチルジスタンナン(702mg、2.14mmol)に加えた。反応混合物を85℃で16時間撹拌した。反応混合物をマイクロ波バイアルに移し、(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(300mg、0.75mmol)およびPd(PhP)(86mg、0.07mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波反応器中100℃で5時間加熱し、次いで室温に冷却した。得られた混合物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製し、次いで水(NHHCO 10mmolを含有)とMeCNとの漸減極性混合物で溶出する分取HPLCにより更に精製して、表題化合物(115mg、32%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 1.86 (4H, p), 2.00 (1H, dq), 2.26 (1H, dq), 2.60 (7H, d), 2.75 (4H, s), 2.86 (3H, s), 3.07 (2H, dd), 3.38 (1H, dd), 3.58 (1H, dt), 3.71 - 3.88 (4H, m), 7.87 (1H, dd), 8.04 (1H, d), 8.14 (1H, d), 8.51 - 8.57 (1H, m), 8.92 (1H, d);m/z MH484。
実施例82:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
PdCl(dppf)−CHCl付加物(85mg、0.12mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(10mL)中の5−ブロモ−2−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン(中間体80)(560mg、2.32mmol)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’−オクタメチル−2,2’−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(590mg、2.32mmol)および酢酸カリウム(456mg、4.64mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌し、室温に冷却した。反応混合物を水中5〜100%MeOHで溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、不純物を含む2−(ピロリジン−1−イルメチル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(280mg、純粋な場合42%)を黄色固体として得た。XPhos第二世代プレ触媒(29.3mg、0.04mmol)を、室温で1,4−ジオキサン(4mL)および水(2mL)中の(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(300mg、0.75mmol)、不純物を含む最初のステップからの2−(ピロリジン−1−イルメチル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン(258mg、純粋な場合0.89mmol)およびCsCO(486mg、1.49mmol)に加えた。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(54mg、15%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, MeOD) 1.87 - 2.07 (5H, m), 2.27 (1H, dq), 2.57 (3H, s), 2.67 - 2.89 (11H, m), 3.07 (2H, dd), 3.34 - 3.42 (1H, m), 3.54 - 3.64 (1H, m), 3.69 - 3.88 (2H, m), 3.98 (2H, s), 7.58 (1H, d), 8.08 (1H, d), 8.33 (1H, dd), 8.54 - 8.61 (1H, m), 9.06 (1H, dd);m/z MH484。
実施例83:(R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
1−メチル−1,4−ジアゼパン(53mg、0.47mmol)を、空気下室温でDCM(5mL)中の(R)−4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンズアルデヒド(中間体49)(200mg、0.47mmol)に加え、反応混合物を1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(496mg、2.34mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いで真空で濃縮した。得られた粗生成物を水中5〜100%MeCN(+0.1%FA)で溶出するフラッシュC18クロマトグラフィーにより精製して、表題化合物のギ酸塩(129mg、48%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.88 - 2.02 (1H, m), 2.08 (2H, dt), 2.25 (1H, dq), 2.60 - 2.76 (10H, m), 2.79 - 3.06 (11H, m), 3.14 - 3.22 (2H, m), 3.35 (1H, dd), 3.58 (1H, dt), 3.69 - 3.84 (4H, m), 7.38 - 7.45 (2H, m), 7.81 - 7.89 (2H, m), 7.97 (1H, d), 8.52 (1H, d), 8.60 (1H, s);m/z MH526。
実施例84:(R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)−1,4−オキサゼパン
Figure 2021523177
CsCO(553mg、1.70mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(1.5mL)および水(0.76mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(140mg、0.57mmol)および4−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)−1,4−オキサゼパン(中間体74)(197mg、0.57mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(35.5mg、0.04mmol)およびRuPhos(19.8mg、0.04mmol)を加えた。反応混合物を88℃で18時間撹拌し、室温に冷却し、DCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物をDMSO(2mL)に溶解し、分取HPLCにより精製して、表題化合物(136mg、47%)を淡黄色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.84 (2H, p), 2.35 (1H, tt), 2.43 (1H, dd), 2.48 (3H, s), 2.54 (3H, s), 2.60 (3H, s), 2.72 (4H, q), 3.47 (1H, dd), 3.56 (2H, dd), 3.60 - 3.69 (3H, m), 3.72 (2H, t), 3.95 (2H, s), 4.98 (1H, s), 6.75 (2H, d), 7.69 (1H, d), 8.02 - 8.11 (3H, m);m/z MH515。
実施例85:(R)−6−((1−(4−(6−(アゼパン−1−イルメチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン
Figure 2021523177
CsCO(249mg、0.76mmol)を、2−メチルテトラヒドロフラン(0.6mL)および水(0.3mL)中の(R)−2,5,7−トリメチル−6−(ピロリジン−3−イルオキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体58B)(63mg、0.25mmol)および1−((6−(4−ブロモフェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)アゼパン(中間体75)(88mg、0.25mmol)に加えた。反応物を脱気し、RuPhos第三世代プレ触媒(16mg、0.02mmol)およびRuPhos(9mg、0.02mmol)を加えた。反応混合物を88℃で18時間撹拌し、室温に冷却し、DCM(10mL)および水(5mL)で希釈し、相分離カートリッジに通した。得られたDCM層を真空で濃縮した。得られた粗生成物をDMSO(2mL)に溶解し、分取HPLCにより精製した。得られた生成物をSCXカラム5g上に装填し、MeOH(2×カラム容量)で洗浄し、次いでMeOH中1M NH(2×カラム容量)で溶出し、真空で濃縮して、表題化合物(35mg、27%)を白色固体として得た;1H NMR (400 MHz, DMSO) 1.60 (8H, s), 2.3 - 2.37 (1H, m), 2.43 (1H, d), 2.48 (3H, s), 2.54 (3H, d), 2.61 (3H, s), 2.66 (4H, d), 3.48 (1H, dd), 3.52 - 3.63 (2H, m), 3.67 (1H, q), 3.92 (2H, s), 4.99 (1H, s), 6.76 (2H, d), 7.68 (1H, d), 8.01 - 8.11 (3H, m);m/z MH513。
実施例86および87:4−[(1R)−1−[4−[5−[(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ]ピロリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]フェニル]エチル]モルホリンおよび4−[(1S)−1−[4−[5−[(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ]ピロリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]フェニル]エチル]モルホリン
Figure 2021523177
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(157mg、0.14mmol)を窒素下、脱気した4−(1−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)エチル)モルホリン(市販品)(432mg、1.36mmol)、(R)−6−((1−(5−ブロモピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(中間体62)(550mg、1.36mmol)および炭酸ナトリウム(2.0mL、4.1mmol)の1,4−ジオキサン(7.7mL)および水(3.9mL)中溶液に加えた。得られた溶液を80℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、水(25mL)および飽和ブライン(25mL)で順次洗浄した。有機層をMgSOで脱水し、濾過し、真空で濃縮した。得られた粗生成物を濃度勾配DCM中0〜5%MeOHで溶出するfccにより精製して、表題化合物を2種のジアステレオマーの混合物として得た(355mg)。異性体をキラルSFC(120barおよびカラム温度40℃にて40%IPA+0.1%DEA/60%scCOを使用し流速80ml/分でPhenomonex C1、30×250mm、5μカラム)により単離して、4−(1−(4−(5−((R)−3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)フェニル)エチル)モルホリンの単一のジアステレオマー(モルホリンのα位のキラリティは不明)(62mg、18%)を;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.38 (3H, d), 2.28 - 2.47 (3H, m), 2.47 - 2.58 (3H, m), 2.60 (3H, s), 2.62 (3H, s), 2.66 (3H, s), 3.35 (1H, q), 3.59 - 3.75 (5H, m), 3.77 - 3.96 (3H, m), 4.84 (1H, s), 7.40 (2H, d), 7.84 (2H, d), 8.01 (1H, d), 8.52 (1H, d);m/z MH515;続いて4−(1−(4−(5−((R)−3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)フェニル)エチル)モルホリンの2番目のジアステレオマー(モルホリンのα位のキラリティは不明)(68mg、19%)を得た;1H NMR (400 MHz, CDCl3) 1.38 (3H, d), 2.27 - 2.46 (3H, m), 2.46 - 2.58 (3H, m), 2.60 (3H, s), 2.62 (3H, s), 2.66 (3H, s), 3.35 (1H, q), 3.57 - 3.76 (5H, m), 3.77 - 3.96 (3H, m), 4.84 (1H, s), 7.40 (2H, d), 7.84 (2H, d), 8.01 (1H, d), 8.52 (1H, d);m/z MH515。

Claims (23)

  1. 式(I):
    Figure 2021523177
    の化合物または薬学的に許容されるその塩(式中:
    およびRは、各々独立して、水素またはメチルを表し;
    Xは、CHまたはOを表し;
    環Aおよび環Bは、各々独立して、フェニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルから選択される環を表し、ここで、環Aおよび環Bの各々は、独立して、C1〜3アルキルおよびC1〜3アルコキシから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されており;
    環Cは、O、NおよびSから独立して選択される1個または複数の追加のヘテロ原子を任意選択により含有する5員から9員の単環式または二環式の飽和ヘテロシクロアルキルを表し、ここで、環Cは、メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているC1〜3アルキル;ジオキソ、C0〜2アルキル−C(O)N(Me)、C(O)C1〜2アルキルおよびS(O)1〜2アルキルから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されている)。
  2. XがCHを表す、請求項1に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  3. XがOを表す、請求項1に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  4. およびRが両方とも水素である、請求項1から3のいずれかに記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  5. 環Cが、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、チオモルホリニル、ジアザビシクロオクタニル、オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル、ピロリジニル、ジアゼパニル、オキサゼパニルおよびアゼパニルから選択される、請求項1から4のいずれかに記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  6. 環Aおよび環Bが、各々独立して、メチルおよびメトキシから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されている、請求項1から5のいずれかに記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  7. 環Cが、ヒドロキシルで任意選択により置換されているメチル;メトキシまたはヒドロキシルで任意選択により置換されているエチル;ジオキソ、C(O)N(Me)、CHC(O)N(Me)、C(O)MeおよびS(O)Meから選択される1個または複数の置換基で任意選択により置換されている、請求項1から6のいずれかに記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  8. 式(Ia):
    Figure 2021523177
    の化合物または薬学的に許容されるその塩である、請求項1から7のいずれかに記載の式(I)の化合物(式中、X、R、Rおよび環Cは、請求項1から5または7のいずれか一項で定義した通りであり、D、E、G、J、L、M、QおよびRは、各々独立して、NまたはCRを表し、ここで、D、E、GおよびJの2つ以下はNを表し、L、M、QおよびRの2つ以下はNを表し、Rは、水素、C1〜3アルキルまたはC1〜3アルコキシを表す)。
  9. 式(Ib):
    Figure 2021523177
    の化合物または薬学的に許容されるその塩である、請求項1から7のいずれか一項に記載の式(I)の化合物(式中、R、R、X、環A、環Bおよび環Cは、請求項1から7のいずれか一項で定義した通りである)。
  10. 式(Ic):
    Figure 2021523177
    の化合物または薬学的に許容されるその塩である、請求項8に記載の式(I)の化合物(式中、R、R、X、D、E、G、J、L、M、Q、R、環A、環Bおよび環Cは、請求項8で定義した通りである)。
  11. (R)−4−((6’−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6’−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−(4−(2−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)ベンジル)モルホリン;
    (R)−4−((5−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((6−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
    6−(((R)−1−(2−(4−(((S)−2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((5−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−6−((1−(2−(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(2−(2−メチル−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    6−(((R)−1−(2−(4−(((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−N,N−ジメチル−2−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド;
    (R)−2−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エタノール;
    (R)−1−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エテノン;
    (R)−6−((1−(2−(4−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)ベンジル)モルホリン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピラジン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(2−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリミジン−5−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリジン−3−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリミジン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
    (S)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−6−((1−(5−(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−6−メチルピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    2,5,7−トリメチル−6−(((R)−1−(5−(4−(((3R,5S)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    6−(((R)−1−(5−(4−(((R)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    6−(((R)−1−(5−(4−(((R)−2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    2,5,7−トリメチル−6−(((R)−1−(5−(4−(((2R,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    2,5,7−トリメチル−6−(((R)−1−(5−(4−(((2S,5R)−2,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    2,5,7−トリメチル−6−[[(3R)−1−[5−[4−(1−ピペリジルメチル)フェニル]ピラジン−2−イル]ピロリジン−3−イル]メチル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−6−((1−(5−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(5−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    6−(((R)−1−(5−(4−(((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    2−{4−[4−(5−{(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル}ピラジン−2−イル)ベンジル]ピペラジン−1−イル}エタノール;
    (R)−6−((1−(5−(4−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−6−((1−(5−(2−メトキシ−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    {1−[4−(5−{(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル}ピラジン−2−イル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}メタノール;
    6−{[(3R)−1−(5−{4−[(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)メチル]フェニル}ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル]メチル}−2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    2,5,7−トリメチル−6−({(3R)−1−[5−(4−{[4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル]メチル}フェニル)ピラジン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メチル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((6−(3−メチル−5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)モルホリン;
    6−(((R)−1−(5−(4−(((S)−3,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((5−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)モルホリン;
    6−(((R)−1−(5−(4−(((S)−2,4−ジメチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−(4−(3−メチル−5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)モルホリン;
    2,5,7−トリメチル−6−({(3R)−1−[5−(4−{[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]メチル}フェニル)ピラジン−2−イル]ピロリジン−3−イル}メチル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−N,N−ジメチル−2−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)アセトアミド;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(6−メチル−5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    N,N−ジメチル−4−[4−(5−{(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル}ピラジン−2−イル)ベンジル]ピペラジン−1−カルボキサミド;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(3−メチル−4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−1−(4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)ピペラジン−1−イル)エテノン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)モルホリン;
    (R)−4−(4−(6−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)ピリダジン−3−イル)ベンジル)モルホリン;
    (R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
    (S)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(6−(ピペリジン−1−イルメチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(4−(6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    2,5,7−トリメチル−6−(((3R)−1−(4−(6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    6−(((R)−1−(4−(6−(((R)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    6−(((R)−1−(4−(6−(((S)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリミジン−2−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−4−((5−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピラジン−2−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−1−(4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン;
    (R)−6−((1−(4−(6−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−6−((1−(4−(6−((4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)メチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((6’−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−[2,3’−ビピリジン]−5−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−4−((6’−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)−[3,3’−ビピリジン]−6−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピリミジン−5−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−(4−(5−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)ピラジン−2−イル)ベンジル)モルホリン;
    1−[4−[[4−[5−[(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル]ピロリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]フェニル]メチル]−1,4−ジアゼパン−1−イル]エテノン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(5−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン−2−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(6−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン−3−イル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)−1,4−オキサゼパン;
    (R)−6−((1−(4−(6−(アゼパン−1−イルメチル)ピリダジン−3−イル)フェニル)ピロリジン−3−イル)オキシ)−2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    4−[(1R)−1−[4−[5−[(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ]ピロリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]フェニル]エチル]モルホリン;および
    4−[(1S)−1−[4−[5−[(3R)−3−[(2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ]ピロリジン−1−イル]ピラジン−2−イル]フェニル]エチル]モルホリン
    からなる群から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  12. (R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;
    (R)−1−(4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン;
    (R)−2,5,7−トリメチル−6−((1−(5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン;
    (R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)メチル)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン;および
    (S)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリン
    から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  13. (R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリンまたは薬学的に許容されるその塩である、請求項1から12のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  14. (S)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリンまたは薬学的に許容されるその塩である、請求項1から12のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  15. (R)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリンである、請求項1から12のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  16. (S)−4−((6−(4−(3−((2,5,7−トリメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−6−イル)オキシ)ピロリジン−1−イル)フェニル)ピリダジン−3−イル)メチル)モルホリンである、請求項1から12のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  17. CuKα放射線を使用して測定される、実質的に図1に示されている通りのXRPDを有する結晶性形態である、請求項15に記載の式(I)の化合物。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩、および少なくとも1種の薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。
  19. 治療における使用のための、請求項1から17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  20. がんの処置における使用のための、請求項1から17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  21. がんの処置のための医薬の製造のための、請求項1から17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の使用。
  22. 請求項1から17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容されるその塩の治療有効量を温血動物に投与することを含む、こうした処置を必要とする温血動物においてがんを処置するための方法。
  23. がんが、非小細胞肺がん、例えば、肺腺癌腫である、請求項20から22のいずれか一項に記載の使用のための化合物、使用または方法。
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