JP2021510729A - 受容体チロシンキナーゼのtyro3、axlおよびmertk(tam)ファミリー阻害剤としてのヘテロ環化合物 - Google Patents

受容体チロシンキナーゼのtyro3、axlおよびmertk(tam)ファミリー阻害剤としてのヘテロ環化合物 Download PDF

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Abstract

以下の式(I)の化合物およびその互変異性体、立体異性体、同位体置換体または薬学的に許容される塩が開示され、式中、変数R1、環A、L、W、VおよびGのそれぞれは本明細書で定義されている。式(I)の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩、およびそれらを含有する医薬組成物を用いて、Tyro3、Axlおよび/またはMerキナーゼが媒介する疾患または障害を治療する方法も開示される。

Description

受容体チロシンキナーゼ(RTK)は、細胞外環境から細胞質および核にシグナルを伝達する膜貫通タンパク質である。それらは、生存、成長、分化、接着および運動などの正常な細胞プロセスの調節に重要な役割を果たす。
RTKの独自のクラスとして、キナーゼTyro3、AxlおよびMerからなるTAMファミリーは、アポトーシス細胞のマクロファージクリアランス、血小板凝集、およびナチュラルキラー細胞分化を含む多様な細胞機能を媒介することが示されている。多種多様なヒト癌(例えば、固形腫瘍および血液腫瘍)に異所的に発現するか過剰発現するTAM RTKは、腫瘍微小環境内で先天性免疫応答を抑制することにより、先天性免疫系と適応免疫系との境界面で重要な役割を果たすことが見出されている。
TAM RTKの阻害は免疫抑制反応を逆転させるため、Tyro3、AxlおよびMerに関連する様々な疾患、例えば、癌および炎症を治療するアプローチとして有望である。
様々なチロシンキナーゼ阻害剤が有用な治療剤であることが示されているが、治療的使用のための有害な副作用が少ない特定のTAMキナーゼ阻害剤が依然として必要とされている。
本発明は、癌を治療するためのRTK阻害剤としての特定のヘテロ環化合物に関する。予想外に、これらの化合物は、他の公知の治療剤よりも、RTK、例えば、AxlおよびMerの阻害に高い効果をもたらす。
本発明の一態様では、本発明は、以下の式(I)の化合物およびその互変異性体、立体異性体、同位体置換体または薬学的に許容される塩を包含する:
Figure 2021510729
この式では、RはH、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、
LはO、S、NHまたはアリールであり、
環Aは
Figure 2021510729
であり、
式中、RおよびRの一方はQであり、他方のRおよびRはRであり、
QはH、ハロゲン、OR、OCHAr、CN、N、NO、N(R)(R)、N(R)CO(R)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SO、SON(R)(R)、SOR、SR、NRSO、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、式中、R、RおよびRのそれぞれは独立して、H、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであるか、RおよびRは、それらが結合している原子とともにC3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリルを形成し、Arはベンゾジオキサニル、インダゾリル、イソキノリニル、イソキサゾリル、ナフチル、オキサジアゾリル、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリジノニルおよびキノリニルから選択され、式中、各環は、C−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルコキシカルボニルアミノ、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)カルボニル、(C−Cアルキル)スルホニル、アミド、アミノカルボニル、アミノカルボニル(C−Cアルキル)、−(CHCO−Cアルキル、−(CHOH、カルボキシ、シアノ、ホルミル、ハロ、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、ニトロ、1つのシアノ基によって置換されていてもよいフェニル、1つのハロ基によって置換されていてもよいフェニルオキシ、フェニルカルボニル、ピロールおよびテトラヒドロピランから独立して選択される1個、2個、3個または4個の置換基によって置換されていてもよく、式中、qは0、1、2、3または4であり、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールのそれぞれは、ハロゲン、OR、CN、N、NO、N(R)(R)、N(R)CO(R)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SO、SON(R)(R)、SOR、SR、NRSO、C1−8アルキル、C1−8アルコキシル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択される1つ以上の部分によって任意に置換されていてもよい。
各Rは独立してH、ハロゲン、OH、CHOH、CN、CF、CH、OCH、OCF、N(CHであり、
はH、C1−4アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、
はH、CN、C1−4アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、
WおよびVのそれぞれは独立して、NまたはCRであり、RはH、ハロゲン、OR、CN、N、NO、N(R)(R)、N(R)CO(R)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SO、SON(R)(R)、SOR、SR、NRSO、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、式中、R、RおよびRのそれぞれは独立して、H、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであるか、RおよびRは、それらが結合している原子とともにC3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリルを形成し、
Gはハロゲン、OR、CN、N、NO、NH(R)、N(R)(R10)、N(R)CO(R)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SO、SON(R)(R)、SOR、SR、NRSO、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、式中、RおよびR10のそれぞれは独立して、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであるか、RおよびR10は、それらが結合している原子とともにC3−8ヘテロシクリルを形成し、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールのそれぞれは、ハロゲン、OR、CN、N、NO、N(R)(R)、N(R)CO(R)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SO、SON(R)(R)、SOR、SR、NRSO、C1−8アルキル、C1−8アルコキシル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択される1つ以上の部分によって任意に置換されていてもよい。
本明細書では、用語「アルキル」は、1〜20個(1〜10個および1〜6個など、1〜20個の任意の炭素数を含む)の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖の炭化水素基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチルおよびt−ブチルを指す。
用語「アルケニル」は、少なくとも1つの二重結合を含む、2〜20個の炭素を有する直鎖または分岐鎖の炭化水素部分、例えば、−CH=CH−CHを指す。
用語「アルキニル」は、少なくとも1つの三重結合を含む、2〜20個の炭素を有する直鎖または分岐鎖の炭化水素部分、例えば、−C≡C−CHを指す。
用語「シクロアルキル」は、3〜12個(例えば、3〜10個および3〜8個)の炭素原子を有する飽和および部分的に不飽和の単環式、二環式、三環式または四環式炭化水素基を指す。例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルが挙げられる。
用語「ヘテロシクロアルキル」は、1つ以上のヘテロ原子(例えば、O、N、PおよびS)を有する非芳香族の5〜8員単環式、8〜12員二環式または11〜14員三環式環系、例えば、ピペラジニル、イミダゾリジニル、アゼパニル、ピロリジニル、ジヒドロチアジアゾリル、ジオキサニル、モルホリニル、テトラヒドロプラニルおよびテトラヒドロフラニルを指す。
用語「ハロゲン」は、フルオロラジカル、クロロラジカル、ブロモラジカルまたはヨードラジカルを指す。用語「アミノ」は、非置換であるか、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールによって一置換/二置換されているアミンから誘導されるラジカルを指す。
用語「アリール」は、6炭素単環式、10炭素二環式または14炭素三環式芳香環系、例えば、フェニル、ナフチルおよびアントラセニルを指す。
用語「ヘテロアリール」は、1つ以上のヘテロ原子(例えば、O、N、PおよびS)を有する芳香族の5〜8員単環式、8〜12員二環式または11〜14員三環式環系を指す。例には、トリアゾリル、オキサゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピラゾリル、ピリジル、フリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、ピリミジニル、チエニル、キノリニル、インドリル、チアゾリルおよびベンゾチアゾリルが挙げられる。
本明細書で言及されるアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールには、置換部分および非置換部分の両方が含まれる。アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール上の可能な置換基には、限定するものではないが、C−C10アルキル、C−C10アルケニル、C−C10アルキニル、C−C20シクロアルキル、C−C20シクロアルケニル、C−C20ヘテロシクロアルキル、C−C20ヘテロシクロアルケニル、C−C10アルコキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、アミノ、C−C10アルキルアミノ、C−C20ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、C−C10アルキルスルホンアミノ、アリールスルホンアミノ、C−C10アルキルイミノ、アリールイミノ、C−C10アルキルスルホンイミノ、アリールスルホンイミノ、ヒドロキシル、ハロゲン、チオ、C−C10アルキルチオ、アリールチオ、C−C10アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アシルアミノ、アミノアシル、アミノチオアシル、アミド、アミジノ、グアニジン、ウレイド、チオウレイド、シアノ、ニトロ、ニトロソ、アジド、アシル、チオアシル、アシルオキシ、カルボキシルおよびカルボン酸エステルが含まれる。一方、アルキル上の可能な置換基には、C−C10アルキルを除く上記のあらゆる置換基が含まれる。シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールはまた、互いに融合され得る。
上記の式(I)の化合物に加えて、それらの薬学的に許容される塩および溶媒和物も、適用可能な場合、本発明によって包含される。塩は、アニオンと化合物上の正に帯電した基(例えばアミノ)との間で形成され得る。好適なアニオンの例には、塩化物、臭化物、ヨウ化物、スルフェート、ナイトレート、ホスフェート、シトレート、メタンスルホネート、トリフルオロアセテート、アセテート、マレート、トシレート、タータレート、フムレート(fumurate)、グルタメート、グルクロネート、ラクテート、グルタレートおよびマレエートが挙げられる。塩はまた、カチオンと負に帯電した基との間で形成され得る。好適なカチオンの例には、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、およびテトラメチルアンモニウムイオンなどのアンモニウムカチオンが挙げられる。塩にはさらに、第四級窒素原子を含むものが含まれる。溶媒和物とは、活性化合物と薬学的に許容される溶媒との間で形成される複合体を指す。薬学的に許容される溶媒の例には、水、エタノール、イソプロパノール、酢酸エチル、酢酸およびエタノールアミンが挙げられる。
本発明の別の態様は、RTK関連疾患、例えば、癌および炎症を治療するための医薬組成物である。
医薬組成物は、上記の式(I)の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは薬学的に許容される塩のうちの1つ、および薬学的に許容される担体を含有する。
本発明はまた、TAM RTK関連疾患を治療するための薬剤の製造のためのそのような組成物の使用を包含する。
経口投与用の組成物は、カプセル、錠剤、エマルジョンならびに水性懸濁液、分散液および溶液を含め、経口的に許容される任意の剤形であり得る。錠剤の場合、一般的に使用される担体には、ラクトースおよびコーンスターチが含まれる。ステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤も典型的に加えられる。カプセル形態での経口投与では、有用な希釈剤には、ラクトースおよび乾燥コーンスターチが含まれる。水性懸濁液またはエマルジョンが経口投与される場合、活性成分は、乳化剤または懸濁化剤と組み合わせた油相に懸濁または溶解することができる。所望であれば、特定の甘味剤、香味剤または着色剤を加えることができる。噴霧乾燥技術、すなわち、ホットメルト押出戦略、微細化およびナノミリング技術によって、経口固形剤形を調製することができる。
医薬製剤の分野で周知の技術に従って、経鼻エアロゾルまたは吸入組成物を調製することができる。例えば、このような組成物は、ベンジルアルコールまたは他の好適な防腐剤、吸収促進剤、フルオロカーボン、および/または当技術分野で公知の他の可溶化剤または分散剤を使用して、生理食塩水中の溶液として調製することができる。活性化合物を有する組成物はまた、直腸投与のための坐剤の形態で投与することができる。
医薬組成物中の担体は、それが組成物の活性成分と適合し(および好ましくは活性成分を安定化することができる)、かつ治療される対象に有害でないという意味で「許容可能」でなければならない。活性化合物の送達のための医薬賦形剤として、1つ以上の可溶化剤を利用することができる。他の担体の例には、コロイド状酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシウム、セルロース、ラウリル硫酸ナトリウムおよびD&C Yellow#10が挙げられる。
さらに本発明の範囲内にあるのは、RTK関連疾患、例えば、Tyro3、AxlまたはMerキナーゼに関連する癌を治療する方法である。本発明の方法は、それを必要とする対象に、式(I)の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩の有効量を投与することを含む。
上記の化合物またはそれらのうちの1つ以上を含有する医薬組成物は、経口的に、非経口的に、吸入スプレーにより、局所的に、直腸的に、経鼻的に、口腔的に、または移植されたリザーバーを介して対象に投与することができる。本明細書で使用される用語「非経口」は、皮下、皮内、静脈内、筋肉内、関節内、動脈内、滑液嚢内、胸骨内(intrasternal)、髄腔内、病巣内および頭蓋内の注射または注入技術を含む。
用語「治療する」は、疾患、症状または素因を治癒させるか、軽減するか、緩和するか、変化させるか、改善するか、それらに影響を与えることを目的として、対象に化合物を適用または投与することを指す。「有効量」は、対象に所望の効果を与えるのに必要な化合物の量を指す。有効量は、当業者に認識されているように、投与経路、賦形剤の使用、および他の活性剤の使用などの他の治療的処置との併用の可能性に応じて変化する。
本発明の1つ以上の実施形態の詳細は、以下の説明に記載されている。本発明の他の特徴、目的および利点は、説明および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
以下に詳細に開示されるのは、式(I)の化合物およびその互変異性体、立体異性体、同位体置換体または薬学的に許容される塩であり、
Figure 2021510729
式中、変数R、環A、L、W、V、およびGのそれぞれは、発明の概要の節で定義されている通りである。
上記の式(I)に関して、Lは好ましくはOであり、Gは好ましくはN(R)(R10)またはC3−8ヘテロシクリルである。
GがN(R)(R10)の場合、RおよびR10のそれぞれは独立して、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキルまたはC3−8ヘテロシクリルであり得るか、RおよびR10は、それらが結合している原子とともにC1−8ヘテロシクリルを形成する。
一実施形態では、式(I)の化合物は、N(R)(R10)であるGを有し、式中、RおよびR10は、それらが結合している原子とともにC3−8ヘテロシクリルを形成する。例えば、Gは、1つ以上のC1−8アルキルによって置換されていてもよい
Figure 2021510729
であり、式中、YはO、−NRまたは−CR’R”であり、R、R’およびR”のそれぞれは独立して、H、OH、NHまたはC1−8アルキルである。好ましくは、Yは−NRであり、RはHまたはC1−8アルキルである。またはYは−CR’R”であり、R’およびR”のそれぞれは独立して、H、OH、NHまたはC1−8アルキルである。例示的な化合物には、
Figure 2021510729
が挙げられ、
式中、WおよびVのそれぞれは独立して、NまたはCRであり、RはH、ハロゲン、OR、N(R)(R)またはC1−8アルキルであり、Y含有ヘテロシクリルは1つ以上のC1−8アルキルによって置換されていてもよい。
GがC3−8ヘテロシクリルである場合、C3−8ヘテロシクリルは、好ましくは5または6員環である。5または6員環の例には、限定するものではないが、
Figure 2021510729
が挙げられる。
式(I)を再び参照すると、環Aは好ましくはアリールである。例には、非置換のフェニル、またはハロゲン、OR、OCHAr、CN、N(R)(R)、N(R)CO(R)、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SON(R)(R)、NRSO、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクリルから選択される1つ〜3つの部分によって置換されたフェニルが挙げられる。Rは好ましくはC1−8アルキル、C3−8シクロアルキルまたはC3−8ヘテロシクリルである。例には、C1−8アルコキシル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリルまたはヘテロアリールによって置換されていてもよいC1−8アルキルが挙げられる。
式(I)の化合物の1つのセットは、ハロゲン、OR、OCHAr、CN、N(R)(R)、N(R)CO(R)、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SON(R)(R)、NRSO、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキルおよびC3−8ヘテロシクリルから選択される1つ〜3つの部分によって置換されたフェニルである環A;C1−8アルコキシル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリルまたはヘテロアリールによって置換されていてもよいC1−8アルキルであるR;OであるL;ならびにN(R)(R10)(式中、RおよびR10は、それらが結合している原子とともにC3−8ヘテロシクリルを形成する)であるGを有する。例示的な化合物には、
Figure 2021510729
が挙げられ、
式中、WおよびVのそれぞれは独立して、NまたはCRであり、RはH、ハロゲン、OR、N(R)(R)またはC1−8アルキルであり、YはO、−NRまたは−CR’R”であり、R、R’およびR”のそれぞれは独立して、H、OH、NHまたはC1−8アルキルであり、Y含有ヘテロシクリルは、1つ以上のC1−8アルキルによって置換されていてもよい。
式(I)の変数R、環A、LおよびGを参照すると、これらの変数のそれぞれはRまたはSの立体異性体配置を有することができ、そのような化合物は90%以上(例えば、95%以上または99%以上)の鏡像異性体過剰率を有することができる。
また、本発明の範囲内には、癌、例えば、固形腫瘍および血液腫瘍を治療するための医薬組成物があり、該組成物は、上記の式(I)の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩のうちの1つ、および薬学的に許容される担体を含有する。
本発明は、RTK関連疾患を治療する方法をさらに包含し、該方法は、それを必要とする対象に、式(I)の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩の有効量を投与することを含む。
該方法によって治療されるRTK関連疾患は、RTKキナーゼ、例えば、Tyro3、AxlおよびMerに関連する癌または炎症であり得る。以下に提供されるのは、これらの3つのキナーゼ、および病因に関連するそれらの機能のさらに具体的な説明である。
Tyro3は、Brt、Dtk、Etk−2、Rek、Rse、SkyまたはTifとしても知られ、主に脳およびCNSに発現する。Tyro3は、腫瘍形成、および腫瘍細胞の生存に関連していることが示されている。したがって、Tyro3は、Tyro3を過剰発現する癌(例えば、膀胱癌、黒色腫および乳癌)を治療するため、または免疫応答を増強するための治療剤の開発のための標的として識別されている。
Axlは、Ark、Tyro7またはUfoとしても知られ、正常組織、特に骨髄間質、骨髄系細胞および免疫細胞(例えば、樹状細胞、マクロファージおよびナチュラルキラー細胞)に発現する。Axlは、I型インターフェロン受容体とともに機能して、サイトカインシグナル抑制因子(SOCS)1およびSOCS3の発現を増加させ、これにより、炎症性Toll様受容体(TLR)シグナル伝達(inflammatory Toll−like receptor(TLR)signaling)の終結を助ける。Axlの阻害は、炎症性TLRシグナル伝達の回復を助ける。特に、Axlは、複数の腫瘍タイプの転移に関与している。患者の試料および細胞株では、Axlの発現は遊走および転移と相関している。Axlの過剰発現により、またはGAS6刺激を通して、標準的な上皮間葉転換(EMT)を誘発する遺伝子産物TWIST、SNAILおよびSLUGが誘発される。(例えば、Yu et al.,Journal of Experimental&Clinical Cancer Research,2010,29:119を参照)。TWISTおよびSNAILはまた、Axlの発現を刺激し、EMTを強化し得る。Axl阻害が転移性増殖を減少させることが示されている。Axlはまた、標的療法に対する耐性に周知の役割を果たす。広範囲の癌の試験は、Axl阻害が広く適用可能な有用性を有し、標的療法に対して腫瘍を再感作することができることを示している。
c−Eyk、Mertk、NykまたはTyro12としても知られているMerに目を向けると、Merは、ほぼ単球細胞系統にのみ発現する。Merは、エフェロサイトーシス、すなわち、アポトーシス物質が単球由来細胞および上皮細胞の両方によって除去される過程に重要な役割を果たす。Merは、自己抗原の迅速な除去を促進し、損傷した組織を修復し、炎症を抑制するようにマクロファージ内で機能する。腫瘍関連マクロファージでは、Mer阻害は抗腫瘍免疫の強化につながり得る。
本発明が包含する例示的な方法は、Tyro3、AxlまたはMerキナーゼに関連する癌を治療するための式(I)の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩の使用に向けられる。
式(I)の化合物を合成する方法は、当技術分野で周知である。例えば、R.Larock,Comprehensive Organic Transformations(2nd Ed.,VCH Publishers 1999);P.G.M.Wuts and T.W.Greene,Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis(4th Ed.,John Wiley and Sons 2007);L.Fieser and M.Fieser,Fieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis(John Wiley and Sons 1994);L.Paquette,ed.,Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis(2nd ed.,John Wiley and Sons 2009);P.Roszkowski,J.K.Maurin,Z.Czarnocki “Enantioselective synthesis of(R)−(−)−praziquantel(PZQ)” Tetrahedron:Asymmetry 17(2006)1415−1419;およびL.Hu,S.Magesh,L.Chen,T.Lewis,B.Munoz,L.Wang “Direct inhibitors of keap1−nrf2 interaction as antioxidant inflammation modulators”、国際公開第2013/067036号パンフレットを参照されたい。
このように調製された式(I)の化合物は、RTKキナーゼを阻害するそれらの効力について、以下の実施例2にともに記載されるインビトロアッセイ、例えば、AxlキナーゼアッセイおよびMerキナーゼアッセイを使用して最初にスクリーニングされ得る。それらは、その後、当分野で公知のインビボアッセイを使用して評価され得る。選択した化合物をさらに試験して、疾患関連効果モデルおよび有害作用モデルの両方に対するそれらの効果を検証することができる。結果に基づいて、適切な投与量範囲および投与経路を決定することができる。
さらに詳述することなく、当業者であれば、上記の説明に基づいて、本発明を最大限に利用することができると考えられる。したがって、以下の特定の実施例、すなわち実施例1〜3は、単なる例示として解釈されるべきであり、本発明の範囲を限定するものではない。本明細書に引用されたあらゆる刊行物は、参照によりその全体が組み込まれる。
特定の実施例の中で、実施例1は、特定の中間体、および式(I)の112の例示的な化合物を調製するための手順、ならびにこのように調製された化合物の分析データを示す。実施例2および3は、これらの化合物を試験するためのプロトコルを示す。
以下の表1に示されるのは、式(I)の112の例示的な化合物の構造および分析データである。
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上記の112の例示的な化合物を合成するために使用される手順を以下に説明する。
特に明記しない限り、使用したあらゆる出発物質は市販されており、供給されたまま使用した。無水条件を必要とする反応を火炎乾燥ガラス容器内で行い、アルゴンまたは窒素雰囲気下で冷却した。特に明記しない限り、反応はアルゴンまたは窒素下で行い、Merckから供給されたシリカゲル60 F254をプレコートしたガラス裏打ちプレート(5cm×10cm)上で行われた分析用薄層クロマトグラフィーによりモニターした。紫外線ランプ(λ=254nm)下で観察し、続いて酢酸(3% v/v)を含有するニンヒドリン(0.3% w/v)のnBuOH溶液またはリンモリブデン酸(2.5% w/v)のエタノール溶液に浸漬し、ヒートガンにより炭化させることによって、得られたクロマトグラムの可視化を行った。反応用の溶媒は、以下のように使用前にアルゴンまたは窒素雰囲気下で乾燥させた:乾燥モレキュラーシーブ5A(LC technology solution Inc)のカラムによりTHF、トルエンおよびDCMを乾燥させ、水素化カルシウムまたは市販の無水物からDMFを乾燥させた。RediSepによって供給されたRediSep Rfシリカゲル使い捨てフラッシュカラム、Gold(登録商標)20〜40/40〜60ミクロンシリカゲル、および再利用可能なRediSep Rf Gold(登録商標)C18逆相カラム、20〜40ミクロンを使用して、生成物混合物の精製および分離のためにフラッシュクロマトグラフィーを常用的に使用した。溶離液系は体積/体積濃度で示す。13CおよびH NMRスペクトルは、Bruker AVIII(400 MHz)を用いて記録した。クロロホルム−dまたはジメチルスルホキシド−dおよびCDODを溶媒として使用し、TMS(δ0.00ppm)を内部標準として使用した。化学シフト値は、デルタ(δ)単位のTMSに対するppmで報告する。多重度は、s(シングレット)、br s(ブロードシングレット)、d(ダブレット)、t(トリプレット)、q(カルテット)、dd(ダブレットのダブレット)、dt(トリプレットのダブレット)、m(マルチプレット)として記録する。結合定数(J)はHzで表す。Thermo LTQ XL質量分析計を使用してエレクトロスプレー質量スペクトル(ESMS)を記録した。m/z値としてスペクトルデータを記録した。
以下に、式(I)の化合物を合成するために従う合成スキームを示す。
Figure 2021510729
実施例1:式(I)の化合物の合成
化合物1を合成するために以下のスキームに従った。式(I)の他の例示的な化合物は、同様の方法で調製した。
Figure 2021510729
工程1:5−ブロモ−2,4−ジクロロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ−[2,3−d]ピリミジンの合成
Figure 2021510729
室温のCHCl(50mL)中の2,6−ジクロロ−7−デアザプリン(3760mg、20mmol)の懸濁液に、N−ブロモスクシンイミド(4270mg、24mmol)を加えた。混合物を還流で2時間撹拌し、次いでCHClを除去した。残留物を水とEtOAcとに分配した。有機相を分離し、NaHCO(水溶液)で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空下で濃縮して中間体を得た。
THF(50mL)中のカリウムtert−ブトキシド(4488mg、40mmol)の懸濁液に、0℃で中間体に加えた。得られた混合物を30分間撹拌した後、塩化2−(トリメチルシリル)エトキシメチル(5002mg、30mmol)を加えた。次いで、混合物を室温まで温め、2時間撹拌した。水を加えて反応を停止させた。酢酸エチルを用いて抽出した後、合わせた有機層をNaSOを用いて乾燥させ、濃縮し、EtOAcおよびヘキサンの勾配溶離液を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、無色の固体として76%の収率で5−ブロモ−2,4−ジクロロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)−メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを得た。H NMR(500 MHz,CDCl):δ 7.41(s,1H),5.57(s,2H),3.53(t,J=8.3 Hz,2H),0.92(t,J=8.3 Hz,2H),0.03(s,9H);Mass(ESI)m/z 396.19[M+H].
工程2:5−ブロモ−2−クロロ−4−(2−メトキシエトキシ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンの合成
Figure 2021510729
窒素雰囲気下のカリウムtert−ブトキシド(1306mg、乾燥THF 10mL中11.6mmol)の懸濁液に、0℃で2−メトキシエタノール(487mg、6.4mmol)の溶液を加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した後、5−ブロモ−2,4−ジクロロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(2311mg、乾燥THF 5mL中5.8mmol)の溶液を加え、得られた反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完了した後、水を加えて反応を停止させた。有機溶媒を真空下で除去し、酢酸エチルを用いて水層を抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で蒸発させた。EtOAcおよびヘキサンの勾配溶離液を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製して、淡黄色の油として61%の収率で5−ブロモ−2−クロロ−4−(2−メトキシエトキシ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジンを得た。H NMR(500 MHz,CDCl):δ 7.17(s,1H),5.51(s,2H),4.69(t,J=4.5 Hz,2H),3.84(t,J=4.5 Hz,2H),3.51(d,J=8.0 Hz,2H),3.48(s,3H),0.91(t,J=8.0 Hz,2H),−0.04(s,9H);Mass(ESI)m/z 436.38[M+H].
工程3:N−(4−(2−クロロ−4−(2−メトキシエトキシ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミドの合成
Figure 2021510729
1,4−ジオキサン中の5−ブロモ−2−クロロ−4−(2−メトキシエトキシ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン(437mg、1.0mmol)の脱気溶液に、(4−((2,5−ジフルオロフェニル)スルホンアミド)フェニル)ボロン酸ピナコールエステル(435mg、1.1mmol)、酢酸パラジウム(II)(5mg、0.02mmol)、XPhos(19mg、0.04mmol)および炭酸セシウム(977mg、3.0mmol)を加えた。混合物を加熱して、出発物質が消失するまで還流させた。有機溶媒を真空下で除去し、酢酸エチルを用いて水層を抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で蒸発させた。EtOAcおよびヘキサンの勾配溶離液を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製して、淡黄色の油として26%の収率でN−(4−(2−クロロ−4−(2−メトキシエトキシ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミドを得た。H NMR(500 MHz,CDCl):δ 7.59(d,J=8.5 Hz,2H),7.56−7.58(m,1H),7.17−7.23(m,3H),7.15(d,J=8.5 Hz,2H),7.00(s,1H),5.57(s,2H),4.62(t,J=4.5 Hz,2H),3.68(t,J=4.5 Hz,2H),3.54(t,J=8.2 Hz,2H),3.37(s,3H),0.92(t,J=8.2 Hz,2H),−0.05(s,9H);Mass(ESI)m/z 625.53[M+H].
工程4:2,5−ジフルオロ−N−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミドの合成
Figure 2021510729
N−(4−(2−クロロ−4−(2−メトキシエトキシ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)−2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド(140mg、1,4−ジオキサン中0.224mmol)の脱気溶液に、4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)アニリン(51mg、0.246mmol)、酢酸パラジウム(II)(1mg、0.004mmol)、SPhos(3mg、0.008mmol)および炭酸セシウム(146mg、0.448mmol)を加えた。混合物をマイクロ波照射下で150Wで20分間加熱した。有機溶媒を真空下で除去し、酢酸エチルを用いて水層を抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で蒸発させた。ジクロロメタンおよびメタノールの勾配溶離液を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製して、淡黄色の固体として41%の収率で2,5−ジフルオロ−N−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミドを得た。H NMR(500 MHz,CDCl):δ 7.63(d,J=8.5 Hz,2H),7.61(d,J=8.3 Hz,2H),7.53−7.57(m,1H),7.25(d,J=8.3 Hz,2H),7.14−7.21(m,2H),7.11(d,J=8.5 Hz,2H),6.96(s,2H),5.51(s,2H),4.55(t,J=4.6 Hz,2H),3.69(t,J=4.6 Hz,2H),3.56(t,J=8.3 Hz,2H),3.47(s,2H),3.37(s,3H),2.48(br,8H),2.29(s,3H),0.92(t,J=8.3 Hz,2H),−0.09(s,9H);Mass(ESI)m/z 794.58,397.79[M+H].
工程5:2,5−ジフルオロ−N−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミドの合成
Figure 2021510729
2,5−ジフルオロ−N−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド(43mg、0.054mmol)およびフッ化テトラブチルアンモニウム(0.54mL、THF中1M)のTHF溶液を加熱して、出発物質が消失するまで還流させた。有機溶媒を真空下で除去し、1N NaOH(水溶液)に残留物を注ぎ、次いで酢酸エチルを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で蒸発させた。ジクロロメタンおよびメタノールの勾配溶離液を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって生成物を精製して、白色の固体として33%の収率で2,5−ジフルオロ−N−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミドを得た。H NMR(500 MHz,MeOD):δ 7.69(d,J=8.5 Hz,2H),7.58(d,J=8.5 Hz,2H),7.54−7.57(m,1H),7.30−7.37(m,2H),7.20(d,J=8.5 Hz,2H),7.12(d,J=8.5 Hz,2H),6.98(s,1H),4.54(t,J=4.5 Hz,2H),3.69(t,J=4.5 Hz,2H),3.47(s,2H),3.34(s,3H),2.50(br,8H),2.28(s,3H);Mass(ESI)m/z 664.31[M+H].
実施例2:インビトロアッセイにおける式(I)の化合物の阻害活性の評価
実施例1で調製した化合物を、以下に記載するインビトロRTKアッセイで試験した。
Axlキナーゼアッセイ
Axlキナーゼを阻害する効力について、式(I)の特定の化合物を試験した。AlphaScreen(PerkinElmer 6760620M)によって、試験化合物によるAxlキナーゼ活性の阻害を計算した。標準的なアッセイ条件には、アッセイ緩衝液中に1ngの組換えAxlキナーゼ(SignalChem)と3〜10ngのポリ−(GT)−ビオチン(Cisbio)とを含め、すなわち、最終容量25μL中に、40μM ATP(Sigma)、10mM MOP、pH7.0(Sigma M−1254)、0.21mM EDTA(Sigma E−6758)、0.5%グリセロール(J.T Baker 2136−1)、1mg/ml BSA(Bio−Rad 500−0007)、0.01% 2−メルカプトエタノール(BDH 441433A)および0.001% Brij35(Sigma P1254)を含めた。反応を30℃で30分間インキュベートし、5μLの50mM EDTAを加えて停止させた。AlphaScreenキットを使用して生成物分析を行い、Enspire Alpha(PerkinElmer)を用いてカウントした。2連で8つの連続希釈濃度を用いてアッセイを行った後に、阻害剤のスクリーニング値を決定した。線形回帰ソフトウェア(GraphPad Prism 4;GraphPad Software Inc.)を使用して結果を分析した。
Merキナーゼアッセイ
Merキナーゼを阻害する効力について、式(I)の特定の化合物を試験した。AlphaScreen(PerkinElmer 6760620M)によって、試験化合物によるMerキナーゼ活性の阻害を計算した。標準的なアッセイ条件には、アッセイ緩衝液中に2ngの組換えMerキナーゼ(SignalChem)と5ngのポリ−(GT)−ビオチン(Cisbio)とを含め、すなわち、最終容量25μL中に、10μM ATP(Sigma)、8mM MOP、pH7.0(Sigma M−1254)、0.2mM EDTA(Sigma E−6758)、0.5%グリセロール(J.T Baker 2136−1)、0.1mg/ml BSA(Bio−Rad 500−0007)、0.01% 2−メルカプトエタノール(BDH 441433A)、0.001% Brij35(Sigma P1254)、10mM MgClおよび10mM MnClを含めた。反応を30℃で30分間インキュベートし、5μLの50mM EDTAを加えて停止させた。AlphaScreenキットを使用して生成物分析を行い、Enspire Alpha(PerkinElmer)を用いてカウントした。2連で連続的に希釈された濃度で各化合物を用いたアッセイを行った後に、阻害剤のスクリーニング値を決定した。線形回帰ソフトウェア(GraphPad Prism 4;GraphPad Software Inc.)を使用して結果を分析した。
Metキナーゼアッセイ
Metキナーゼを阻害する効力について、式(I)の特定の化合物を試験した。AlphaScreen(PerkinElmer 6760620M)によって、試験化合物によるMetキナーゼ活性の阻害を計算した。標準的なアッセイ条件には、アッセイ緩衝液中に1ngの組換えMerキナーゼ(SignalChem)と3ngのポリ−(GT)−ビオチン(Cisbio)とを含め、すなわち、最終容量25μL中に、10μM ATP(Sigma)、8mM MOP、pH7.0(Sigma M−1254)、0.2mM EDTA(Sigma E−6758)、0.5%グリセロール(J.T Baker 2136−1)、0.1mg/ml BSA(Bio−Rad 500−0007)、0.01% 2−メルカプトエタノール(BDH 441433A)、0.001% Brij35(Sigma P1254)、10mM MgClおよび10mM MnClを含めた。反応を30℃で30分間インキュベートし、5μLの50mM EDTAを加えて停止させた。AlphaScreenキットを使用して生成物分析を行い、Enspire Alpha(PerkinElmer)を用いてカウントした。2連で連続的に希釈された濃度で各化合物を用いたアッセイを行った後に、阻害剤のスクリーニング値を決定した。線形回帰ソフトウェア(GraphPad Prism 4;GraphPad Software Inc.)を使用して結果を分析した。
結果
試験化合物は、IC50値(IC50は、応答または結合が半分減少する阻害剤の濃度である)によって示されるように、Metキナーゼ阻害活性と比較して、AxlキナーゼおよびMerキナーゼの両方の活性を様々な程度まで優先的に阻害することが分かった。下記の表2を参照されたい。
さらに具体的には、112の発明化合物のうちの89がAxlキナーゼについて100nM未満のIC50値を示し、112の発明化合物のうちの22がMerキナーゼについて100nM未満のIC50値を示し、これには、活性レベル「A」によって表される30nM未満のIC50値、活性レベル「B」によって表される30nM〜100nMのIC50値、活性レベル「C」によって表される100nM〜400nMのIC50値、活性レベル「D」によって表される400nM〜1μMのIC50値、および活性レベル「E」によって表される1μM超のIC50値が含まれる。
Figure 2021510729
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これらの結果は、式(I)の化合物が選択的であり、AxlキナーゼおよびMerキナーゼの両方の活性を阻害する点で高い効力を示すことを示している。TAMキナーゼに対する式(I)の化合物の選択性は予想外であり、これにより、これらの化合物はTAMキナーゼ関連疾患の有用な治療剤になるであろう。
実施例3:式(I)の化合物の効力と先行技術における構造的に近い化合物との比較
化合物25および化合物22を選択して、そのインビトロ効力と、先行技術に見出される化合物の例Aおよび例Bの効力とを比較した。
表3に示すように、化合物25および化合物22は、例Aおよび例Bにおけるように化合物25および化合物22がそれぞれカルボニル基を介するのではなくメチレン基を介してフェニルに結合した置換アミノ基を有することを除いて、それぞれ例Aおよび例Bと構造的にほとんど同一である。
Figure 2021510729
予想外に、Axlキナーゼを5倍以上阻害する点で、先行技術の化合物である例Aおよび例Bと比較して、化合物25および化合物22が優れた効力を示すことが観察された。
実施例4:増殖停止特異的6(Gas6)リガンド誘導AKTリン酸化における式(I)の化合物の細胞効力の評価
Gas6/TAMは、AML、ALL、シュワン腫、神経膠腫、甲状腺癌、卵巣癌、肺癌、胃癌、前立腺癌、腎細胞癌、乳癌および黒色腫を含む複数の種類の癌の発症に重要な役割を果たす。一般に、Gas6/TAMは癌の進行を促進し、Gas6およびTAMが発現すると予後不良が一貫して予測される。Wu et al.,Cell Death&Disease,vol.8,page e2700(2017)。
ウエスタンブロッティングアッセイを介して、Gas6リガンド誘導AKTリン酸化において、実施例2で選択された強力な化合物を試験した。ウエスタンブロッティング実験では、無血清RPMI−1640培地でH1299 NSCLC細胞を培養し、一晩培養した。アッセイ日に、6ウェルプレート内で化合物を用いて20万個の細胞を2時間前処理し、次いで100ng/mLのGas6リガンドにより30分間刺激した。2×SDSサンプルバッファーを加えることによって全細胞溶解物を回収した。SDS−PAGE電気泳動によってタンパク質を分離し、PVDFメンブレンに転写した。標準的なプロトコルに従って、様々な一次抗体および二次抗体を用いたイムノブロットを使用して、タンパク質発現を検出した。p−AKTに対する抗体(Ser473)および抗ウサギIgG、HRP結合二次抗体はCell Signaling Technologyから購入した。アクチンに対する抗体はMilliporeから購入した。イムノブロットは、化学発光(SuperSignal(商標)West Femto Maximum Sensitivity Substrate、Thermo)によって明らかにし、ChemiDocTM MP Imaging System(Bio−Rad)によって検出した。ウエスタンブロットのバンド強度もChemiDoc MP Imaging Systemによって定量化した。薬物治療に対応するバンドの相対強度と、リガンド単独群とを比較した。以下の式を使用して、各薬物濃度での阻害率(%)を計算した:
阻害率(%)=(1−相対強度)×100
式Iの選択された化合物は、100nM処理でGas6リガンド誘導AKTリン酸化に対して50%を超える阻害活性を示し、該化合物を以下の表4に列挙した。
Figure 2021510729
他の実施形態
本明細書に開示されているすべての特徴は、任意の組合せで組み合わせることができる。本明細書に開示されている各特徴は、同じ、同等または類似の目的に役立つ代替の特徴によって置き換えることができる。したがって、特に明記しない限り、開示されている各特徴は、同等または類似の特徴の一般的な一連の例にすぎない。
さらに、上記の説明から、当業者であれば本発明の本質的な特徴を容易に確認することができ、その精神および範囲から逸脱することなく、本発明に様々な変更および修正を加えて、様々な使用法および条件に適合させることができる。したがって、他の実施形態も特許請求の範囲内である。

Claims (15)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 2021510729
    またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは薬学的に許容される塩であって、
    式中、
    はH、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、式中、
    LはO、S、NHまたはアリールであり、
    環Aは
    Figure 2021510729
    であり、
    式中、RおよびRの一方はQであり、他方のRおよびRはRであり、
    QはH、ハロゲン、OR、OCHAr、CN、N、NO、N(R)(R)、N(R)CO(R)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SO、SON(R)(R)、SOR、SR、NRSO、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、式中、R、RおよびRのそれぞれは独立して、H、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであるか、RおよびRは、それらが結合している原子とともにC3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリルを形成し、
    Arはベンゾジオキサニル、インダゾリル、イソキノリニル、イソキサゾリル、ナフチル、オキサジアゾリル、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリジノニルおよびキノリニルから選択され、式中、各環は、C−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルコキシカルボニルアミノ、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)カルボニル、(C−Cアルキル)スルホニル、アミド、アミノカルボニル、アミノカルボニル(C−Cアルキル)、−(CHCO−Cアルキル、−(CHOH、カルボキシ、シアノ、ホルミル、ハロ、ハロC−Cアルキル、ハロC−Cアルコキシ、ニトロ、1つのシアノ基によって置換されていてもよいフェニル、1つのハロ基によって置換されていてもよいフェニルオキシ、フェニルカルボニル、ピロールおよびテトラヒドロピランから独立して選択される1個、2個、3個または4個の置換基によって置換されていてもよく、式中、qは0、1、2、3または4であり、
    前記C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールのそれぞれは、ハロゲン、OR、CN、N、NO、N(R)(R)、N(R)CO(R)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SO、SON(R)(R)、SOR、SR、NRSO、C1−8アルキル、C1−8アルコキシル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択される1つ以上の部分によって置換されていてもよく、
    各Rは独立してH、ハロゲン、OH、CHOH、CN、CF、CH、OCH、OCF、N(CHであり、
    はH、C1−4アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、
    はH、CN、C1−4アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、
    WおよびVのそれぞれは独立して、NまたはCRであり、RはH、ハロゲン、OR、CN、N、NO、N(R)(R)、N(R)CO(R)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SO、SON(R)(R)、SOR、SR、NRSO、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、式中、R、RおよびRのそれぞれは独立して、H、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル、C1−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであるか、RおよびRは、それらが結合している原子とともにC3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリルを形成し、
    Gはハロゲン、OR、CN、N、NO、NH(R)、N(R)(R10)、N(R)CO(R)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SO、SON(R)(R)、SOR、SR、NRSO、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、式中、RおよびR10のそれぞれは独立して、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであるか、RおよびR10は、それらが結合している原子とともにC3−8ヘテロシクリルを形成し、
    前記C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールのそれぞれは、ハロゲン、OR、CN、N、NO、N(R)(R)、N(R)CO(R)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)(R)、SO、SON(R)(R)、SOR、SR、NRSO、C1−8アルキル、C1−8アルコキシル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択される1つ以上の部分によって置換されていてもよい、
    式(I)の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは薬学的に許容される塩。
  2. GがN(R)(R10)であり、式中、RおよびR10のそれぞれは独立して、C1−8アルキル、C3−8シクロアルキル、C3−8ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであるか、RおよびR10は、それらが結合している原子とともにC3−8ヘテロシクリルを形成する、
    請求項1に記載の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩。
  3. LがOである、
    請求項1に記載の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩。
  4. GがN(R)(R10)またはC3−8ヘテロシクリルである、
    請求項2に記載の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩。
  5. GがC3−8ヘテロシクリルである、
    請求項4に記載の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩。
  6. 前記C3−8ヘテロシクリルが5または6員環である、
    請求項5に記載の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩。
  7. Gが、1つ以上のC1−8アルキルによって置換されていてもよい
    Figure 2021510729
    であり、式中、YはO、−NRまたは−CR’R”であり、R、R’およびR”のそれぞれは独立して、H、OH、NHまたはC1−8アルキルである、
    請求項6に記載の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩。
  8. Yが−NRであり、RがHまたはC1−8アルキルであるか、Yが−CR’R”であり、R’およびR”のそれぞれが独立して、H、OH、NHまたはC1−8アルキルである、
    請求項7に記載の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩。
  9. 前記化合物が
    Figure 2021510729
    であり、式中、WおよびVのそれぞれが独立して、NまたはCRであり、RがH、ハロゲン、OR、N(R)(R)またはC1−8アルキルである、
    請求項8に記載の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩。
  10. 2,5−ジフルオロ−N−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド、
    2,5−ジフルオロ−N−(4−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド、
    2,5−ジフルオロ−N−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)ベンゼンスルホンアミド、
    N−(4−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)メタンスルホンアミド、
    4−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
    4−(2−((4−((4−アミノピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−メトキシ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
    4−(4−メトキシ−2−((4−(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
    4−(2−((2−フルオロ−4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−メトキシ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
    5−(2−フルオロ−4−((4−メチルピリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    (3−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)メタノール、
    5−(2−フルオロ−4−((3−メチルピリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(3−フルオロフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7Hs−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−クロロフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド、
    4−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
    4−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェノール、
    3−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェノール、
    N−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(2−フルオロ−4−(ピリジン−2−イルメトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−メトキシ−5−(4−メトキシフェニル)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−メトキシ−5−(3−メトキシフェニル)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−(4−メトキシ−2−((6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
    N,N−ジメチル−4−(2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−(メチルチオ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ベンゼンスルホンアミド、
    3−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)安息香酸メチル、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    N−(4−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド、
    4−(4−メトキシ−2−((6−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−イル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェノール、
    4−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェノール、
    N−(3−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(o−トリル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(m−トリル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(p−トリル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(3−(ジメチルアミノ)フェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−クロロフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(3−クロロフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    N−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(2−フルオロ−4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    3−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド、
    4−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ベンゼンスルホンアミド、
    4−(2−((6−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−3−イル)アミノ)−4−メトキシ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェノール、
    5−(6−フルオロピリジン−3−イル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−(ベンジルオキシ)−3−メトキシフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−4−メトキシ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−(ベンジルオキシ)−2−フルオロフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−(2−((4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−4−メトキシ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェノール、
    5−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−N4−エチル−N2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    4−(シクロペンチルオキシ)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−(ベンジルオキシ)−3−メトキシフェニル)−N−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−4−メトキシ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−メトキシ−5−(4−((2−メトキシエトキシ)メトキシ)フェニル)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−4−メトキシ−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−エトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    2−フルオロ−5−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N−メチルベンズアミド、
    N−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−4−メトキシ−5−(3−メトキシ−4−((2−メトキシエトキシ)メトキシ)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−アミノピリミジン−5−イル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−((1−メトキシプロパン−2−イル)オキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−(2−メトキシエトキシ)−5−(2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    6−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−メチルキナゾリン−4(1H)−オン、
    4,4’−(2−((4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4,5−ジイル)ビス(N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド)、
    5−(2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    1−((3−フルオロ−4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェノキシ)メチル)ピリジン−2(1H)−オン、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソプロポキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−(ベンジルオキシ)−3−メトキシフェニル)−4−メトキシ−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−メトキシ−5−(2−メチルベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(3−メトキシ−4−((6−メチルピリジン−3−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−N2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N4−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−N2−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2,4−ジアミン、
    N−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)−1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド、
    5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−4−((テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(3−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
    5−(2,4−ジフルオロフェニル)−N−(4−((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリル、
    4−(4−メトキシ−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ベンゾニトリル、
    4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−フルオロフェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    N,N−ジエチル−4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)ベンゼンスルホンアミド、
    5−(4−((3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)スルホニル)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(4−(モルホリノスルホニル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−(イソプロピルスルホニル)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−(ベンジルオキシ)−2−フルオロフェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    3−フルオロ−4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
    5−(2−フルオロ−4−(ピリジン−2−イルメトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−(ピリジン−4−イルメトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−(アゼチジン−1−イルスルホニル)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−(ピリジン−3−イルメトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    3−フルオロ−4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェノール、
    4−(2−メトキシエトキシ)−5−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(4−(ピペリジン−1−イルスルホニル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−((4−メトキシピリジン−3−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−((5−メトキシピリジン−3−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)−2−メチル−2,3−ジヒドロイソチアゾロ[4,5−b]ピリジン1,1−ジオキシド、
    4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)スルホニル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−((6−メチルピリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−((6−フルオロピリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−((5−メチルピリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    2−(4−(4−(2−メトキシエトキシ)−2−((4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)アミノ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−イル)フェニル)プロパン−2−オール、
    5−(2−フルオロ−4−(ピリミジン−2−イルメトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−((3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−(ピリジン−2−イルメトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(4−(ピリジン−2−イルメトキシ)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    5−(2−フルオロ−4−((3−メチルピリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−N−(4−((4−メチルピペリジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    N−(4−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−5−(2−フルオロ−4−((3−メチルピリジン−2−イル)メトキシ)フェニル)−4−(2−メトキシエトキシ)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン、
    から選択される、
    請求項1に記載の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくは塩。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物またはその互変異性体、立体異性体、同位体置換体もしくはプロドラッグもしくはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される希釈剤または担体とを含む医薬組成物。
  12. Tyro3、Axlおよび/またはMerキナーゼが媒介する、またはTyro3、AxlまたはMerの変異体キナーゼが媒介する疾患または障害の治療に使用するための、
    請求項11に記載の医薬組成物。
  13. Tyro3、Axlおよび/またはMerキナーゼが媒介する疾患または障害を治療する方法であって、それを必要とする対象に、
    請求項11に記載の医薬組成物の有効量を投与することを含む方法。
  14. 前記疾患または障害が癌である、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記癌が、肺癌、結腸癌、結腸直腸癌、乳癌、前立腺癌、肝癌、膵癌、膀胱癌、胃癌、腎癌、唾液腺癌、卵巣癌、子宮体癌、子宮頸癌、口腔癌、皮膚癌、脳癌、リンパ腫または白血病からなる群から選択される、
    請求項14に記載の方法。
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