優先権の主張
[0001]本出願は、2018年1月3日に出願された米国特許仮出願第62/613,326号、及び2018年1月3日に出願された米国特許仮出願第62/613,319号の優先権を主張するものであり、これらの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
発明の分野
[0002]本開示は、エンコーダ、並びにパネル及びエンコーダのための入力方法エディタに関する。入力方法エディタは、統合開発環境を含み得る。より詳細には、本開示は、統合開発環境を使用してエンコーダのユーザインターフェース及び/又はパネルによって受信される入力をカスタマイズして、パネル及び/又はタッチエンコーダを通じて受信される入力を規定するための方法及びデバイスに関する。
背景
[0003]エンコーダは、一般的に、ユーザから入力を受信するように設計されるハードウェアの分野に関する。エンコーダは、それらの入力を、エンコーダと結合されている、及び/又はエンコーダから遠く離れている中央処理装置(「CPU」)によって受信されるように適合させ得る。一般に、ユーザから受信される入力は、エンコーダが使用される用途に応じて多くの形態をとり得る。
[0004]典型的には、エンコーダは、単一の用途のためだけに適合され、エンコーダが工場において適合されている特定の用途のためだけに動作するように構成されて工場から出荷される。しかしながら、時間と共に、エンコーダは、摩耗により、又は厳しい環境での動作により壊れることがある。加えて、時間と共に、所望の用途のためにユーザから要求されるニーズは次第にシフトし得る。そのような場合、エンコーダは、ユーザがその時点にその用途のために要求する機能的要件に最も見合うものではないことがある。
概要
[0005]本開示は、エンコーダに関連する既存の技術における問題に対する利点及び解決策を提供する。この点に関して、エンコーダは、単一の用途のためだけに適合され得る。エンコーダの例示的な用途は、商用車、自家用車、軍用途、重機械、軽機械、車両ディスプレイ、ジョイスティック、キーパッド、通信制御、火器制御用途、ナビゲーション、GPSユニット、ラジオ、無人航空機制御、レーダ及びソナー制御、兵器誘導システム、並びに、人工呼吸器、病床キーパッド、患者監視キーパッド、診断設備、携帯用除細動器、磁気共鳴撮像(「MRI」:Magnetic Resonance Imaging)デバイス、X線デバイス、超音波機器、及び同様のものを含む医療用途を含み得る。いくつかの実施形態において、追加のハードウェアが、エンコーダを選択された用途に統合するために必要とされ得る。例えば、エンコーダが、車両の部分として(例えば、運転変速レバーとして)使用される場合、短絡保護及び/又はバッテリ/交流発電機保護が必要とされ得る。エンコーダが、医療用途の一部として使用される場合、エンコーダの周りにハーメチックシールを含む必要性があり得る。
[0006]一実施形態において、エンコーダシステムは、ユーザによって必要とされる機能的要件に適合するようにエンコーダを構成するために使用され得る、統合開発環境を有する関連した入力方法エディタを含み得る。したがって、カスタマイズ可能なエンコーダは、単一設計のものであり得るが、多くの用途に高度に適合可能であり得る。その結果、カスタマイズ可能なエンコーダは、様々なエンコーダ及びエンコーダ顧客にわたって調査、設計、並びに製造費用及び能力を広げる代わりに、単一のエンコーダのみが、相手先ブランド製造企業(「OEM」:Original Equipment Manufacturer)によって設計及び製造されればよいため、よりロバストに製造され得、各々が特定の用途のために設計される。
[0007]本開示の実施形態によると、エンコーダは、新しいエンコーダ構成が、以前に構成されたエンコーダに取って代わるためにアプリケーションを介してインストールされるとき、フィールドで再構成され得る。エンコーダは、エンコーダの機能的要件が次第にシフトする場合、エンコーダの機能を適合、追加、又は除去するようにフィールドで選択的に再構成され得る。
[0008]一実施形態において、新しいエンコーダがインストールされるとき、例えば、以前のエンコーダが損傷した場合、新しくインストールされたエンコーダは、OEMからの任意のインターフェースなしに、統合開発環境を直接使用して構成され得る。
[0009]一実施形態において、複数のエンコーダが、単一のエンコーダの機能を複製するように構成され得る。したがって、エンコーダが、その時点での用途に特に有用である様式でユーザによって構成される場合、統合開発環境は、フィールド内の他のエンコーダが特に有用な設定で遠隔で再構成されることを可能にし得る。
[0010]一実施形態において、統合開発環境を有する関連した入力方法エディタを有するエンコーダは、ユーザが時間と共に変化を要求するエンコーダの所望の機能として適合され得る。統合開発環境を通じて、エンコーダの機能は、変化するユーザ要件に応答するために、ユーザによって追加、修正、及び/又は除去され得る。
[0011]アプリケーションは、エンコーダによって受信されCPUに伝送されるユーザ入力のタイプ及び方法を変更するようにユーザによって構成可能であり得る。アプリケーションはまた、ユーザに通信されるべき、CPUによってエンコーダに伝送されるCPU出力のタイプ及び方法(例えば、視覚、聴覚、及び/又は触覚)を変更するようにユーザによって構成可能であり得る。
[0012]一実施形態において、統合開発環境及びエンコーダは、SDL(Simple DirectMedia Layer)ソフトウェア開発ライブラリを使用して、エンコーダ及び統合開発環境を、互いと、及び外部コンピューティングデバイスと通信するように構成し得る。一実施形態において、統合開発環境は、Linux(登録商標)コンパイラを使用する。
[0013]一実施形態において、エンコーダは、再生モードを含み得る。再生モードでは、エンコーダは、ユーザによる後の使用又は参照のために、エンコーダへの記録された動き及び/又は入力を再現することができてもよい。
[0014]本明細書における開示の観点から、及び本発明の範囲をいかようにも制限することなく、別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第1の態様において、システムは、エンコーダであって、ユーザから第1の入力を受信するように構成され、第1のユーザ入力エリアを含む、エンコーダと、CPUと、コンフィギュレータであって、コンフィギュレータが、エンコーダと通信するように構成され、エンコーダが、CPUと通信するように構成される、コンフィギュレータとを含む。エンコーダは、コンフィギュレータによって規定されるエンコーダ構成に基づいて、第1のユーザ入力エリアにおいてユーザから第1の入力を受信し、エンコーダは、コンフィギュレータによって規定されるエンコーダ構成に基づいて、第1の入力を前記CPUに通信する。
[0015]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第2の態様において、エンコーダは、中央突起部及びノブを含み、ノブは、中央突起部の周りを実質的に単一平面において回転するように構成され、ノブは、ユーザから第2の入力を受信するように構成され、エンコーダは、コンフィギュレータによって規定されるエンコーダ構成に基づいて、ノブから第2の入力を受信する。
[0016]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第3の態様において、コンフィギュレータによって規定されるエンコーダの第1のユーザ入力エリアは、タッチ表面を含む。
[0017]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第4の態様において、タッチ表面は、エンコーダ構成によって規定されるような第1の画像を表示するように構成され、タッチ表面によって表示される第1の画像は、エンコーダ構成によって規定されるようなエンコーダによって受信される第1の入力タイプに相関する。
[0018]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第5の態様において、タッチ表面は、エンコーダ構成によって規定されるような第2の画像を表示するように構成され、タッチ表面によって表示される第2の画像は、エンコーダ構成によって規定されるようなエンコーダによって受信される第2の入力タイプに相関する。
[0019]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第6の態様において、エンコーダは、フィードバックユニットを含み、フィードバックユニットは、第1の入力に応答してユーザにフィードバックを提供するようにエンコーダ構成によって構成される。
[0020]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第7の態様において、フィードバックユニットは、第1の入力がエンコーダによって受信されるとき、視覚フィードバック、可聴フィードバック、触覚フィードバック、及びモーションフィードバックからなる群から選択される少なくとも1つを提供するようにコンフィギュレータによって構成可能である。
[0021]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第8の態様において、エンコーダは、上部及び基部を含み、上部は、基部に対して単一平面において平行移動するように構成される。基部に対する上部の平行移動は、ユーザからの第3の入力を規定する。エンコーダは、コンフィギュレータによって規定されるエンコーダ構成に基づいて、ユーザから第3の入力を受信する。
[0022]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第9の態様において、装置は、タッチスクリーンを含む上面であって、タッチスクリーンが、ユーザから第1の入力を受信するように構成される、上面と、装置の外周に沿って位置する回転可能なダイアルであって、外周が、上面を取り囲み、上面の下に設けられる、回転可能なダイアルと、回転可能なダイアルの上面とは反対側に位置する下面と、上面から下面に延び、ユーザから第2の入力を受信するように構成される、下方突起部と、CPUとを含む。CPUは、構成によって規定されるような第1及び第2の入力を受信するように構成され、タッチスクリーンは、構成によって規定されるような第1の表示を表示するように構成される。
[0023]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第10の態様において、上面は、実質的に単一平面において、下方表面に対して摺動可能及び回転可能に移動できる。
[0024]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第11の態様において、構成によって規定されるようなフィードバックユニットは、第1の入力がタッチスクリーンによって受信されるとき、視覚フィードバック、可聴フィードバック、触覚フィードバック、及びモーションフィードバックからなる群から選択される少なくとも1つを提供する。
[0025]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第12の態様において、タッチスクリーンは、ユーザから第3の入力を受信するように構成され、下方突起部は、ユーザから第4の入力を受信するように構成され、CPUは、更新された構成によって規定されるような第3及び第4の入力を受信するように構成され、タッチスクリーンは、ユーザからの第3の入力に応答して、更新された構成によって規定されるような第2の表示を表示するように構成される。
[0026]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第13の態様において、タッチスクリーンは、構成によって規定されるような第1の入力に応答して第2の表示を表示するように構成される。
[0027]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第14の態様において、タッチスクリーンは、第1の入力を受信する前に第1の表示を表示するように構成される。
[0028]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第15の態様において、第1の入力は、押圧、スクロール、マルチフィンガージェスチャ、スライド、トグル、回転、及びスワイプからなる群から選択される1つである。
[0029]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第16の態様において、方法は、第1のユーザ入力構成に従ってエンコーダを構成するステップであって、第1のユーザ入力構成が、第1のジェスチャを規定する、ステップと、既定された第1のジェスチャを通じて第1のユーザ入力を受信するステップと、第1のユーザ入力構成に従って、第1のユーザ入力をCPUに通信するステップと、第2のユーザ入力構成に従ってエンコーダを構成するステップであって、第2のユーザ入力構成が、第2のジェスチャを規定する、ステップと、既定された第2のジェスチャを通じて第2のユーザ入力を受信するステップと、第2のユーザ入力構成に従って、第2のユーザ入力をCPUに通信するステップと、を含む。
[0030]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第17の態様において、本方法は、タッチスクリーンを通じて第1のユーザ入力を受信するステップをさらに含む。
[0031]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第18の態様において、本方法は、タッチスクリーンを通じて第2のユーザ入力を受信するステップをさらに含む。
[0032]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第19の態様において、本方法は、第1のユーザ入力に応答してフィードバックを提供するステップであって、フィードバックがフィードバックユニットによって提供される、ステップをさらに含み、フィードバックユニットは、視覚フィードバック、可聴フィードバック、触覚フィードバック、及びモーションフィードバックからなる群から選択される少なくとも1つを提供するように第1のユーザ入力構成によって構成され、フィードバックが、第1のユーザ入力がタッチスクリーンによって受信されるときに提供される。
[0033]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第20の態様において、本方法は、スクロールホイールを通じて第2のユーザ入力を受信するステップをさらに含む。
[0034]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第21の態様において、本方法は、交換用エンコーダを用意するステップと、第1のユーザ入力構成に従って交換用エンコーダを構成するステップと、既定された第1のジェスチャを通じて第3のユーザ入力を受信するステップと、第1のユーザ入力構成に従って、第3のユーザ入力をCPUに通信するステップと、をさらに含む。
[0035]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第22の態様において、システムは、ユーザから第1の入力を受信するように構成されるパネルを含み、パネルは、複数の入力エリアを含み、複数の入力エリアは、第1のユーザ入力エリアを含み、パネルは、CPU及びメモリデバイスを含み、携帯型コンピューティングデバイスは、コンフィギュレータを含み、携帯型コンピューティングデバイスは、CPUと通信するように構成される。パネルは、第1のユーザ入力エリアにおけるユーザ接触に基づいて、ユーザから第1の入力を受信するように構成され、第1のユーザ入力エリアは、コンフィギュレータによって電気的に規定され、パネルによって物理的に規定され、パネルは、コンフィギュレータによって規定されるパネル構成に基づいて、第1の入力をCPUに通信する。
[0036]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第23の態様において、第1のユーザ入力エリアは、スイッチ、トラックパッド、ボタン、スワイプ、スクロールホイール、スライダ、回転式ボタン、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される形態を含む。
[0037]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第24の態様において、第1のユーザ入力エリアは、パネル設計特徴部に対応する。
[0038]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第25の態様において、パネル設計特徴部は、導電性インクから形成される設計を含む。
[0039]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第26の態様において、複数の入力エリアは、第2のユーザ入力エリアをさらに含む。
[0040]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第27の態様において、第1のユーザ入力エリア及び第2のユーザ入力エリアは、それぞれ第1の入力及び第2の入力を受信する。
[0041]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第28の態様において、システムは、フィードバックユニットをさらに含み、フィードバックユニットは、視覚フィードバック、可聴フィードバック、触覚フィードバック、モーションフィードバック、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されるフィードバックを提供するようにコンフィギュレータによって構成可能であり、フィードバックは、ユーザからの第1の入力に基づいて提供される。
[0042]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第29の態様において、パネルは、コンフィギュレータによって規定される更新されたパネル構成を受信するように構成され、パネルは、コンフィギュレータによって規定される更新されたパネル構成に基づいて、第2の入力をCPUに通信するようにさらに構成される。
[0043]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第30の態様において、システムは、ユーザから第1及び第2の入力を受信するように構成されるパネルを含み、パネルは、複数の入力エリアを含み、複数の入力エリアは、第1のユーザ入力エリア及び第2のユーザ入力エリアを含み、パネルは、CPU及びメモリデバイスをさらに含み、携帯型コンピューティングデバイスは、コンフィギュレータを含み、携帯型コンピューティングデバイスは、CPUと通信するように構成される。パネルは、第1のユーザ入力エリアとの第1のユーザ接触に基づいて、及びコンフィギュレータによって電気的に規定され、パネルによって物理的に規定される第1のパネル構成に従って、ユーザから第1の入力を受信するように構成される。パネルは、コンフィギュレータによって電気的に規定される第1のパネル構成に基づいて、ユーザからの第1の入力をCPUに通信し、パネルは、第2のユーザ入力エリアとの第2のユーザ接触に基づいて、及びコンフィギュレータによって電気的に規定され、パネルによって物理的に規定される第2のパネル構成に従って、ユーザから第2の入力を受信するように構成される。パネルは、コンフィギュレータによって電気的に規定される第2のパネル構成に基づいて、ユーザからの第2の入力をCPUに通信する。
[0044]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第31の態様において、ユーザからの第1及び第2の入力は、第1のユーザ入力エリアで受信される。
[0045]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第32の態様において、ユーザからの第1の入力はスライドであり、ユーザからの第2の入力はトグルである。
[0046]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第33の態様において、ユーザからの第1の入力は、ユーザからの第2の入力と同じであり、CPUは、第1のパネル構成に基づいてユーザからの第1の入力を第1の値に相関させ、第2のパネル構成に基づいてユーザからの第2の入力を第2の値に相関させる。
[0047]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第34の態様において、システムは、フィードバックユニットをさらに含み、フィードバックユニットは、視覚フィードバック、可聴フィードバック、触覚フィードバック、モーションフィードバック、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されるフィードバックを提供するようにコンフィギュレータによって構成可能であり、フィードバックは、ユーザからの第1の入力に基づいて提供される。
[0048]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第35の態様において、パネルは、スイッチ、スクロールホイール、ボタン、スライド、トグル、及びそれらの組み合わせからなる群から静電容量ユーザ入力デバイスをさらに含み、静電容量ユーザ入力デバイスは、CPUと通信するように構成される。
[0049]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第36の態様において、パネルは、スイッチ、スクロールホイール、ボタン、スライド、トグル、及びそれらの組み合わせからなる群から感圧入力デバイスをさらに含み、感圧入力デバイスは、CPUと通信するように構成される。
[0050]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第37の態様において、方法は、第1のユーザ入力構成を有する第1のユーザ入力構成ファイルを受信するステップと、第1のユーザ入力構成に従ってパネルを電気的に構成するステップであって、第1のユーザ入力構成が第1のユーザ入力エリアを含む、ステップと、第1のユーザ入力エリアとのユーザ接触に基づいて、第1のユーザ入力エリアで第1のユーザ入力を受信するステップと、第1のユーザ入力構成に基づいて、第1のユーザ入力をCPUに通信するステップと、第2のユーザ入力構成を有する第2のユーザ入力構成ファイルを受信するステップと、第2のユーザ入力構成に従ってパネルを電気的に構成するステップであって、第2のユーザ入力構成が第2のユーザ入力エリアを含む、ステップと、第2のユーザ入力エリアとのユーザ接触に基づいて、第2のユーザ入力エリアで第2のユーザ入力を受信するステップと、第2のユーザ入力構成に基づいて、第2のユーザ入力をCPUに通信するステップと、を含む。
[0051]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第38の態様において、第1のユーザ入力エリアは、第2のユーザ入力エリアと同じである。
[0052]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第39の態様において、本方法は、視覚フィードバック、可聴フィードバック、触覚フィードバック、モーションフィードバック、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されるフィードバックを提供するようにフィードバックユニットを構成するステップと、第1のユーザ入力又は第2のユーザ入力に応答してフィードバックを提供するステップとをさらに含む。
[0053]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第40の態様において、本方法は、交換用パネルを用意するステップと、第1のユーザ入力構成に従って交換用パネルを電気的に構成するステップと、第1のユーザ入力エリアで第3のユーザ入力を受信するステップと、第1のユーザ入力構成に基づいて、第3のユーザ入力をCPUに通信するステップと、をさらに含む。
[0054]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第41の態様において、第1のユーザ入力エリアは、パネルの凸部又は凹部を含む。
[0055]別途指定のない限り本明細書に列挙される任意の他の態様と組み合わされ得る本開示の第42の態様において、第1のユーザ入力エリアとのユーザ接触は、マルチフィンガージェスチャ入力である。
[0056]本明細書に説明される特徴及び利点は、包括的ではなく、特に、多くの追加の特徴及び利点は、図及び説明を考慮して当業者には明らかであるものとする。さらには、本明細書で使用される言語は、読みやすさ及び指示の目的のために主に選択されており、本発明の主題の範囲を制限するものではないということに留意されたい。
[0057]図1は、本開示に従うエンコーダの上部組立体を例証する図である。
[0058]図2は、本開示に従うエンコーダの下部組立体を例証する図である。
[0059]図3は、本開示に従うエンコーダの上部組立体及びエンコーダの下部組立体の組み立て図である。
[0060]図4は、本開示に従うエンコーダの組み立て図である。
[0061]図5は、本開示に従うエンコーダを例証する図である。
[0062]図6a〜6cは、例示的なパネル、エンコーダ、統合開発環境、及びインターフェースビルダシステムのブロック図である。
[0062]図6a〜6cは、例示的なパネル、エンコーダ、統合開発環境、及びインターフェースビルダシステムのブロック図である。
[0062]図6a〜6cは、例示的なパネル、エンコーダ、統合開発環境、及びインターフェースビルダシステムのブロック図である。
[0063]図6dは、例示的なパネル、エンコーダ、統合開発環境、及びインターフェースビルダシステムの動作の方法例を例証するフローチャートである。
[0064]図7a〜7bは、本開示に従うエンコーダ表示を例証する図である。
[0064]図7a〜7bは、本開示に従うエンコーダ表示を例証する図である。
[0065]図8は、本開示に従うインターフェースビルダを例証する図である。
[0066]図9は、本開示に従うインターフェースビルダを例証する図である。
[0067]図10は、本開示に従う統合開発環境を例証する図である。
[0068]図11は、本開示に従う統合開発環境の入力方法エディタ画面を例証する図である。
[0069]図12は、本開示に従う統合開発環境の回転式ボタンコンフィギュレータを例証する図である。
[0070]図13は、本開示に従う統合開発環境のスクロールホイールコンフィギュレータを例証する図である。
[0071]図14は、本開示に従う統合開発環境のスライダコンフィギュレータを例証する図である。
[0072]図15は、本開示に従う統合開発環境のスクロールホイールコンフィギュレータを例証する図である。
[0073]図16は、本開示に従う統合開発環境の回転式ボタンコンフィギュレータを例証する図である。
[0074]図17は、本開示に従う統合開発環境の回転式ボタンコンフィギュレータを例証する図である。
[0075]図18は、本開示に従う統合開発環境の回転式ボタンコンフィギュレータを例証する図である。
[0076]図19は、本開示に従う統合開発環境のボタンコンフィギュレータを例証する図である。
[0077]図20は、本開示に従う統合開発環境のボタンコンフィギュレータを例証する図である。
[0078]図21は、本開示に従う統合開発環境のスワイプコンフィギュレータを例証する図である。
[0079]図22は、本開示に従う統合開発環境のボタンコンフィギュレータを例証する図である。
[0080]図23は、本開示に従う統合開発環境のボタンコンフィギュレータを例証する図である。
[0081]図24は、本開示に従う統合開発環境のトラックパッドコンフィギュレータを例証する図である。
[0082]図25は、本開示に従うパネルの前面図である。
[0083]図26は、本開示に従うパネルの背面図である。
[0084]図27は、本開示に従うパネルの詳細な背面図である。
[0085]図28は、本開示に従う統合開発環境を例証する図である。
[0086]図29は、本開示に従う統合開発環境のスクロールダウン図である。
[0087]図30は、本開示に従う統合開発環境を例証する図である。
例示的な実施形態の詳細な説明
[0088]デバイス及び方法の詳細な説明が本明細書に開示される。しかしながら、開示された実施形態は、様々な形態で具現化され得るデバイス及び方法の例示にすぎないということを理解されたい。したがって、本明細書に開示される特定の機能的詳細は、限定として解釈されるべきではなく、本開示を様々に用いることを当業者に教示するための代表的な例として、単に特許請求の範囲の基礎として解釈されるべきである。
[0089]本明細書で使用される場合、「約」、「およそ」、及び「実質的に」は、数値の範囲内、例えば、言及された数字の−10%〜+10%、好ましくは言及された数字の−5%〜+5%、より好ましくは言及された数字の−1%〜+1%、最も好ましくは言及された数字の−0.1%〜+0.1%の範囲内の数字を指すということが理解される。本明細書におけるすべての数値範囲は、その範囲内のすべての整数、自然数、又は小数を含むということが理解されるべきである。さらには、これらの数値範囲は、その範囲内の任意の数字又は数字のサブセットを対象とするクレームに対するサポートを提供すると解釈されるべきである。例えば、1〜10の開示は、1〜8、3〜7、1〜9、3.6〜4.6、3.5〜9.9などの範囲をサポートしていると解釈されるべきである。
[0090]本開示は、様々な実施形態において多くの異なる用途のために構成可能である、タッチエンコーダ、タッチパネル、及び統合開発環境に関する。
[0091]図1は、概して、エンコーダの上部組立体10を例証する。図1は、組み立てられたときの上部組立体10の例示的な実施形態である、構成要素の組み立て図である。本明細書に示される上部組立体10は、レンズ11、外側の光学的に透明な接着(「OCA」:Optical Clear Adhesive)フィルム12、タッチスクリーン13、内側のOCAフィルム14、ディスプレイ15、ガスケット16、及びプリント基板17を含む。一般的に、上部組立体10の構成要素は、レンズ11が上部に外向き方向に置かれ、プリント基板17がレンズ11から最も遠位地点に置かれる状態で、図1に示される順番で組み立てられる。上部組立体10の構成要素のすべては、上部組立体10の実質的に円形の構成要素の実質的にすべての中心線に沿って置かれ、組み立てられ得る。上部組立体10の構成要素は、樹脂及び/若しくはエポキシにより接着され得、並びに/又は、固定具により固定され得る。例示的な固定具は、限定されるものではないが、ねじ、ボルト、ナット、クリップ、リテーナ、及び同様のものを含む。
[0092]上部組立体10のレンズ11は、エンコーダの、上方の、ユーザに面する部分を含む透明材料であり得る。一実施形態において、レンズ11は、ユーザがレンズ11の下に位置するディスプレイ15を見ることを可能にするために透き通っている。レンズ11は、透明であるが、実質的に摩耗及び衝撃耐性でもある、ガラス、樹脂、及び/又はポリマーから製造され得る。レンズ11がエンコーダの最も外側の構造であるため(取り付け構造と比較して)、レンズ11が丈夫である必要性が存在し得る。エンコーダの摩耗は、通常の意図される使用、並びにエンコーダが使用されている環境における他の物体との不測の衝撃から生じ得る。理想的には、レンズ11は、正常な使用により層剥離しないように単一片から製造される。レンズ11は、エンコーダが温熱又は冷熱ショックにさらされる機会を低減するために温度耐性があり得る。
[0093]上部組立体10の外側及び内側のOCAフィルム12及び14は、上部組立体10の様々な構成要素を一緒に付着させるために接着剤として提供され得る。例えば、図1に示されるように、上方のOCAフィルム12は、レンズ11をタッチスクリーン13に付着させるために使用され、下方のOCAフィルム14は、タッチスクリーン13をディスプレイ15に付着させるために使用される。OCAフィルムは、ユーザがOCAフィルムを通してOCAフィルムより下の他の構成要素を見ることを可能にするために透明であり得、OCAフィルムを通って戻る光透過を提供し得、いくつかの異なる表面への接着を提供し得る。しかしながら、上部組立体10は、外側のOCAフィルム12及び/又は14の使用なしに組み立てられ得、代わりに他の方法又はデバイスを使用して付着され得る。
[0094]上部組立体10のタッチスクリーン13は、ユーザがエンコーダと対話するため、及びエンコーダがユーザから入力を受信するための手段として提供される。タッチスクリーン13は、抵抗性タッチスクリーン、静電容量タッチスクリーン、表面音響波タッチスクリーン、光学イメージングタッチスクリーン、赤外線タッチスクリーン、及び/又は音響パルス認識タッチスクリーンであってもよい。タッチスクリーンのタイプは、エンコーダが使用されることになる環境に基づいて選択され得る。例えば、いくつかの作業環境は、手袋の使用を必要とし得る。そのような環境では、静電容量タッチスクリーンは、音響パルス認識タッチスクリーンほど理想的ではない場合があるが、これは、静電容量タッチスクリーンは、指又は特別なスタイラスで作用し得る一方、音響パルス認識タッチスクリーンは、手袋をした手で作用し得ることが理由である。タッチスクリーンタイプはまた、鮮明さ及び/又は電力要件に基づいて選択され得る。タッチスクリーンタイプはまた、耐水性であるように選択され得る。タッチスクリーン13は、10個の異なる同時タッチを検出することができてもよい。タッチスクリーン13への、及びタッチスクリーン13からの通信の伝送速度は、約20msであり得る。タッチスクリーン13は、最大約1Mbpsのデータをプリント基板17に伝送することができてもよい。
[0095]上部組立体10のディスプレイ15は、エンコーダが視覚的に認識可能な形式でユーザに情報を提供するための手段として提供される。ディスプレイ15は、液晶ディスプレイ(「LCD」:Liquid Crystal Display)、発光ダイオードディスプレイ(「LED」:Light Emitting Diode Display)、及び/又は別のタイプのディスプレイであってもよい。さらに、ディスプレイ15は、ディスプレイのサブタイプであってもよく、例えば、画面は、薄膜トランジスタLCD(「TFT−LCD」:Thin−Film Transistor LCD)、インプレーンスイッチングLCD(「IPS−LCD」:In−Plane Switching LCD)ディスプレイ、有機LED(「OLED」:Organic LED)ディスプレイ、及び/又はアクティブマトリクスOLED(「AMOLED」:Active−Matrix OLED)ディスプレイであってもよい。ディスプレイ15は、色、白黒のみ、又は任意の他の色のスペクトルを表示するように構成され得る。ディスプレイ15に使用されるディスプレイのタイプは、電力要件、動作要件、温度要件、及び/又は他の要件に基づいて選択され得る。ディスプレイ15は、高解像度ディスプレイ、例えば、平方インチあたり約240画素の解像度であってもよい。ディスプレイは、直径が約4.3インチであってもよい。ディスプレイ15は、約1%以内及び約50mvリップルを有する約5ボルトの電源によって電力供給され得る。
[0096]上部組立体10のプリント基板17は、レンズ11が上部組立体10の一番上である配向においては、上部組立体10の一番下の部分である。プリント基板17は、プロセッサからタッチスクリーン13及びディスプレイ15へ、並びにスクリーン13及びディスプレイ15からプロセッサへ戻って、情報を通信するように構成され得る。プリント基板17のレイアウトが不均一であり得、また繊細であり得ることが理由で、ガスケット16は、プリント基板17が、ディスプレイ15及び/又は上部組立体10の他の構成要素にしっかりと付着されるように、プリント基板17をディスプレイ15及び/又は上部組立体10の他の構成要素から離間するために提供され得る。
[0097]様々な実施形態におけるプリント基板17は、タッチスクリーン13から受信される信号に応答して信号を生成し得る。生成される信号は、タッチスクリーン13に対する1つ又は複数のタッチ、スワイプ、スクロール、押圧、ホールド、ジェスチャ、及び/又はスキャンを示し得る。生成される信号は、エンコーダの実施形態と通信状態にあるCPUに通信され得る。さらには、プリント基板17によって生成され、CPUに通信される信号は、統合開発環境内の入力方法エディタによって修正され得る。
[0098]一実施形態において、上部組立体10は、ディスプレイなしの上部組立体を含む。そのような実施形態においては、物理的なボタンが、タッチスクリーン13及びディスプレイ15の代わりとなる。例えば、上部組立体10は、選択された値を増加又は減少させるために使用する、上ボタン及び下ボタンという2つのボタンを備え得る。他の実施形態では、より多くのボタン又はより少ないボタンが使用され得る。ライティング、LED、バックライティング、並びにアイコン及び/又は図柄が、ディスプレイなしの上部組立体10に組み込まれ得る。アイコン及び/又は図柄は、バックライティング付きであり得る。一実施形態において、上部組立体10は、厚さ約6mm及び直径約25mmである。別の実施形態において、上部組立体10は、直径約50mmである。
[0099]図2は、概して、エンコーダの下部組立体20の組み立て図を例証する。下部組立体20は、メインハウジング22においてエンコーダの上部組立体10に接続する。メインハウジング22は、上部組立体20に、はまり込む、ねじ込む、及び/又は別の方式で固定され得る。Oリング21は、メインハウジング22と上部組立体10との間のぴったりとした滑りにくい密着を達成するために、メインハウジング22と上部組立体10との間に存在し得る。図2に示されるメインハウジング22は、上方の実質的に平坦な部分と、下方の実質的に円筒状の突起部とを備える。上方の実質的に平坦な部分は、上部組立体10と係合するように構成され得る。下方の実質的に円筒状の突起部は、ノブ27が下方の実質的に円筒状の突起部の周りで回転され得るように、ノブ27を受容するように構成され得る。
[00100]磁石25及び磁石接着剤26は、メインハウジング22とノブ27との間に存在するように構成され得る。磁石接着剤26は、磁石25をノブ27に付着させ得る。一実施形態において、磁石接着剤26はテープである。一実施形態において、磁石接着剤26は存在せず、磁石25は、スナップ及び/又は他の固定具を使用して、ノブ27内にはまり込む。磁石25がノブ27に付着されるとき、磁石25は、ノブ27と一緒に回転し得る。例えば、ノブ27が、例えばユーザによって、回転されるとき、ノブ27の回転は、磁石25も回転させる。
[00101]図2に示されるように、戻り止め(detent、ディテント)ボール24及びディテントスプリング23は、メインハウジング22とノブ27との間に置かれるように構成され得る。ノブ27がメインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部の周りを回転するように構成される実施形態において、ノブ27が下方の実質的に円筒状の突起部の周りを滑らかに回転することができるように、ノブ27は、ディテントボール24に摺動可能に接触するように構成され得る。他の実施形態において、隆起部が、ディテントボール24との接触エリアを備えるノブ27の内周の周りに置かれ得る。ディテントボール24が隆起部を転がる際、隆起部を横切るディテントボール24が、ノブ27の回転運動に応じて触覚及び/又は聴覚フィードバックをユーザに提供することができる。ディテントスプリング23は、ディテントボール24とメインハウジング22との間に構成され得る。ディテントスプリング23は、ディテントボール24(及びしたがって、ノブ27)をエンコーダの中心垂直軸から半径方向外向きに付勢するように機能し得る。
[00102]一実施形態において、いくつかのディテントボール24及びディテントスプリング23が、メインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部の周りに円周方向に置かれ得る。例えば、4つのディテントボール24及びディテントスプリング23群が、メインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部の円周の周りに90度離れて置かれ得る。他の実施形態において、より多くの又はより少ないディテントボール24及びディテントスプリング23群が、使用され得、これらはメインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部の円周の周りに均一又は不均一に離間され得る。
[00103]下部組立体20のリアカバー30は、メインハウジング22から見たときにノブ27の下に付着され得、メインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部に添着するように構成され得る。リアカバー30は、ひび割れ、破損、及び/又は不都合に変形することなくノブ27に対するユーザ入力を受容するために、硬質プラスチック、金属、及び/又は他の十分に頑丈な材料から製造され得る。エンコーダが図2に示される実施形態に従って組み立てられるとき、ノブ27は、リアカバー30とメインハウジング22の上方の実質的に平坦な部分との間に存在する。
[00104]図2に示されるように、支持ボール28及び支持スプリング29は、リアカバー30とノブ27との間に置かれるように構成され得る。ノブ27がメインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部の周りを回転するように構成される実施形態において、ノブ27がリアカバー30の上を滑らかに回転することができるように、ノブ27は、支持ボール28に摺動可能に接触するように構成され得る。滑剤は、ノブ27の表面の、支持ボール28がノブ27に接触するところに追加され得る。他の実施形態において、隆起部が、支持ボール28との接触エリアを備えるノブ27の円周の周りに置かれ得る。支持ボール28が隆起部を転がる際、隆起部を横切る支持ボール28は、ノブ27の回転運動に応じて触覚フィードバックをユーザに提供することができる。
[00105]支持スプリング29は、支持ボール28とリアハウジング30との間に位置し得る。支持スプリング29は、支持ボール28(及びしたがって、ノブ27)を垂直方向に(即ち、メインハウジング22の上方の実質的に平坦な部分の方へ)付勢することができる。
[00106]一実施形態において、支持スプリング(複数可)29は、エンコーダに適用されるユーザ入力がないときに支持スプリング(複数可)29の上にあるエンコーダ組立体が、ユーザ入力がノブ27に適用されるときに正確な位置偏向を中継することを確実にするために較正を必要とし得る。そのようなものとして、スプリング圧縮許容量(どれくらいスプリングが所与の負荷まで圧縮するか)、スプリング解放許容量(負荷がスプリングから除去されるとき、どれくらいスプリングが解放するか)、スプリング反発較正(負荷がスプリングから除去されるとき、スプリングが、スプリングの静止スプリング地点を超えて延びた後どれくらい再圧縮するか)、及びスプリングの解放角度(スプリングがスプリングの全移動長にわたってぴったり単一ベクトルにスプリング力を印加しないことの原因となる、スプリング力の規定のベクトル)はすべて、支持スプリング(複数可)29が較正されるときに評価され得る。
[00107]一実施形態において、支持スプリング(複数可)29のゼロ点の較正は、経時的な及び/又はエンコーダの使用によるゼロ位置のドリフトがないことを確実にするために、自動的に、及び予め定められた又は事前に設定された間隔で、実施される。一実施形態において、較正は、エンコーダの構成要素によって、及び/又は統合開発環境によって実施され得る。例えば、タッチエンコーダの使用の方法は、タッチエンコーダの使用前にタッチエンコーダを較正することを含み得る。使用の方法は、本明細書に開示される方法のいずれかに従って、第1の時間期間、例えば、約1年にわたって、タッチエンコーダを使用することを含み得る。第1の時間期間が過ぎた後、エンコーダは、エンコーダが較正を必要とすることをユーザに示し得る。統合開発環境は、さらに、又は代替的に、更新された較正が必要とされることをユーザに示し得る。ユーザは、統合開発環境において較正頻度及び/又は間隔をさらに編集し得る。一実施形態において、較正の間隔は、ある時間期間、例えば、約6か月、約1年、及び/又は約2年であり得る。一実施形態において、較正の間隔は、エンコーダの動作時間、例えば、約500、約1,000、及び/又は約5,000時間であり得る。より高い精度のスプリング力が必要とされるいくつかの実施形態において、較正は、約50時間ごと、約5時間ごと、又は約1時間ごとなど、より頻繁に発生し得る。
[00108]一実施形態において、いくつかの支持ボール28及び支持スプリング29は、リアカバー30の周りに円周方向に置かれ得る。例えば、4つの支持ボール28及び支持スプリング29群が、リアカバー30の円周の周りに90度の間隔で置かれ得る。他の実施形態において、より多くの又はより少ないディテントボール28及びディテントスプリング29群が使用され得、これらは、リアカバー30の円周の周りに均一又は不均一に離間され得る。
[00109]ノブ27は、ユーザによって掴まれ、メインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部の周りを回転され得る。したがって、ノブ27は、頻繁且つ繰り返される使用による最小限の摩耗を促進するために丈夫な材料から製造され得る。ノブ27は、プラスチック、金属、ポリマー、有機材料、及び/又は他の材料から製造され得る。ノブ27の外周囲は、ノブ27が掴まれて回されるときにユーザの手の滑りを低減するために、テクスチャ加工される(例えば、網目模様が付けられる、うねりが付けられるなど)か、又はノブ27とは異なる材料から作製され得る。例えば、テクスチャ加工されたゴムストリップが、ユーザの滑りを低減するためにノブ27の外周囲の周りに納められ得る。ノブ27はまた、エンコーダの用途に応じて、特定の色に塗られ得るか、又は特定の色で製造され得る。
[00110]メインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部は、エンコーダのための取り付け金具を備え得る。いくつかの実施形態において、下方の実質的に円筒状の突起部は、エンコーダを、別の本体、例えば、エンコーダ基部に固く添着し得る。他の実施形態において、下方突起部は、エンコーダを別の本体に取り外し可能に添着し得る。さらに他の実施形態において、下方突起部は、ユーザがエンコーダを基部及び/又は他の本体に対して動かすことを可能にし得る。様々な実施形態におけるエンコーダは、回転して、角度的に、単一平面において、及び/又は複数平面において、動かされ得る。一実施形態において、下方突起部は、定点に対するエンコーダの運動がCPUに通信され得るように、センサを含み得る。
[00111]図3は、共通の中心軸に沿って位置付けられた、組み立て図における上部組立体10及び下部組立体20を示す。組み立てられるとき、上部組立体10は、エンコーダ50を形成するために共通の中心軸に沿って下部組立体20に付着され得る。図2に示されるように、Oリング21は、メインハウジング22と上部組立体10との間のぴったりとした、滑りにくい及び/又は耐水性の密着を達成するために、メインハウジング22と上部組立体10との間に存在し得る。
[00112]図3には、可撓性組立体31も示される。可撓性組立体31は、可撓性組立体31がノブ27の回転に対して固定されるように、下部組立体20のメインハウジング22に接続し得る。可撓性組立体31は、上部組立体10のプリント基板17に接続し得る。可撓性組立体は、プリント基板17に通信されている、情報、例えば、上部組立体10からのユーザ入力を、コネクタ32に通信し得る。可撓性組立体31は、追加的又は代替的に、上部組立体10に電力及び信号データを取り入れるためにプリント基板17に接続し得る。
[00113]コネクタ32は、図3に示される。コネクタ32は、可撓性組立体31に接続するように構成され得る。コネクタ32は、5ピンコネクタであってもよい。一実施形態において、コネクタ32は、12mmの5ピンコネクタである。一実施形態において、コネクタ32は、可撓性組立体31にはんだ付けされる。コネクタ32はまた、ビデオグラフィックスアレイ(「VGA」:Video Graphics Array)コネクタ、デジタルビジュアルインターフェース(「DVI」:Digital Visual Interface)、PS/2ポート、ネットワークケーブルコネクタ、電話コネクタ、ユニバーサルシリアルバス(「USB」:Universal Serial Bus)コネクタ、高解像度マルチメディアインタフェース(「HDMI(登録商標)」:High Definition Multimedia Interface)コネクタ、他の既知のコネクタ、及び/又はいかなるハード接続もないワイヤレス送受信器であってもよい。エンコーダ50は、USB、コントロールエリアネットワーク(「CAN」:Controller Area Network)プロトコル(J1939)、モドバス(Modbus)、及び/又はエンコーダ+プロトコルを含む、様々な通信プロトコルのいずれかを介して通信し得る。一実施形態において、可撓性組立体31及び/又はコネクタ32は、フィルタリング及びコンディショニングハードウェアを用いて構成される。フィルタリング及びコンディショニングハードウェアは、例えば、電力スパイクなどの回路過負荷状態からエンコーダを保護し得る。
[00114]可撓性組立体31は、ホール効果センサ310及び311を用いて構成され得る。ホール効果センサ310及び311は、磁石25と感知通信状態で置かれ得る。磁石25は、磁石25がホール効果センサ310及び311に対してノブ27上で回転するように、ノブ27上で構成され得る。磁石25の回転は、ホール効果センサ310及び311によって検出され得る、磁石25と関連付けられた磁場に変化を引き起こし得る。そのような構成では、ノブ27の回転は、ホール効果センサ310及び311によって検出され得る。ホール効果センサ310及び311によって検出される回転は、可撓性組立体31、プリント基板17、CPU、及び/又はコネクタ32に通信され得る。一実施形態において、より多くのホール効果センサ又はより少ないホール効果センサが存在してもよく、例えば、5つのホール効果センサのうちの単一のホール効果センサが、可撓性組立体31に統合され得る。
[00115]一実施形態において、ホール効果センサ310及び311は、ノブ27がユーザによって回転されるときにディテントフィードバックを提供するノブ27上のディテントフィードバックが、ユーザ入力がノブ27に適用されるときに正確なディテントフィードバックを中継することを確実にするために、較正を必要とし得る。そのようなものとして、ディテントフィードバックのタイミング及び/又は強度は、ホール効果センサ310及び311によって受信される入力をノブ27によって提供されるディテントフィードバックに相関させることによって、ノブ27に適用されるユーザ入力と相関され得る。
[00116]コネクタ32が、5ピンコネクタなどのハードワイヤタイプのコネクタである実施形態において、コネクタ32に接続されるワイヤは、コネクタ32から、及びメインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部の中空の中心部分を通って下部組立体20を経由して向けられ得る。次いでワイヤは、別のコネクタ、プリント基板、プロセッサ、及び/又はエンコーダ50の現在の使用に必要とされるような他の構成要素の方へ向けられ得る。
[00117]図4は、組み立て図において本開示に従うエンコーダ50を例証する。とりわけ、図4において、上部組立体10及び下部組立体20は、エンコーダ50の様々な構成要素がどのようにして組み合わさることができるかを示すために部分的に分解されている。図4の構成要素のすべては、構成要素の共通の中心軸に沿って示され、これは、エンコーダ50の構成要素がどのように組み立てられるかであり得る。例えば、上部組立体10のレンズ11、タッチスクリーン13、ディスプレイ15、プリント基板17、並びに下部組立体20のメインハウジング22、磁石25、ノブ27、及びリアカバー30が示される。保持リング41も示される。保持リング41は、メインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部上にねじ込むように構成され得る。保持リング41は、リアカバー30、ノブ27、磁石25、及び追加の構成要素をメインハウジング22に付着させ得る。他の実施形態において、これらの構成要素は、例えば、メインハウジング22内へのクリップ留め及び/又ははめ込みによって付着され得る。
[00118]図5は、組み立てられた構成にあり、用途への設置の準備が整っている、エンコーダ50の実施形態例を例証する。図5はまた、ユーザによってより容易に掴まれる表面を提供するために網目模様が付けられているノブ側壁51を例証する。ノブ27のノブ側壁51は、ユーザによって掴まれ、メインハウジング22の下方の実質的に円筒状の突起部の周りを回転され得る。図5に示されるノブ側壁51は、ステンレス鋼から製造されるが、他の金属及び/又は非金属材料から製造され得る。
[00119]本明細書に示されるエンコーダ50は円筒状であるが、例示的なエンコーダは、エンコーダ用途に必要とされる任意の形状のものであってもよい。例えば、エンコーダ本体は、正方形又は楕円形の形状をとり得る。様々な実施形態において、エンコーダ本体はまた、聴覚、触覚、運動、及び/又は振動媒体を備え得る。触覚技術(haptics、ハプティクス)は、少なくとも、圧電アクチュエータ及び/又は表面トランデューサを含み得る。そのような媒体は、プロセッサからの入力に応答して起動され得る。その結果、媒体は、タッチスクリーン13とのユーザインタラクションに対する応答を生成し得る。
[00120]図6a〜図6cは、例示的なパネル、エンコーダ、統合開発環境、及びインターフェースビルダシステムを含む、システム環境600のいくつかの実施形態を例証する。いくつかのシステム環境600構成が示されるが、本明細書における明白性及び簡潔性のため、パネル、エンコーダ、統合開発環境、インターフェースビルダ、プロセッサ、ストレージ、及び/又はメモリレイアウトのすべての可能な配列が示されているわけではない。したがって、当業者は、具体的に示されないシステム環境600の追加の構成が、本明細書に暗黙的に開示されることを理解するものとする。
[00121]例示的なシステム環境600において、エンコーダ50は、情報を1つの形式から別の形式へ変換する任意のデバイス、トランデューサ、ソフトウェアプログラム、及び/又はアルゴリズムで構成され得る。そのような実施形態において、エンコーダ50は、人間の入力を受信し、この人間の入力をプロセッサが読み取ることのできる入力へ変換するように設計される。人間の入力は、シングル若しくはマルチタッチジェスチャ、スワイプ、クリック、スクロール、スピン、音声コマンド、生体センサ(顔、網膜、及び/又は指紋スキャナを含む)、及び/又は任意の他のタイプのジェスチャ若しくは命令の形態にあり得る。
[00122]一実施形態において、人間の入力は、エンコーダ50によって受信されるときに形態を変え得る。例えば、エンコーダ50のノブ27を回転するという人間の入力は、磁場における変化に変換され得る。磁場における変化は、磁場に応答して出力電圧を変動するように構成されるホール効果センサによって感知され得る。電圧における変化は、CPUに通信され得る。
[00123]人間の入力は、抵抗性タッチスクリーンパネル、ジェスチャ認識ハードウェア、超音波を使用した表面音響波技術、静電容量センシング(表面静電容量、投影型静電容量、相互静電容量、及び自己静電容量を含む)、赤外線グリッドセンシング、赤外線アクリル投影、光センシング、分散信号技術、及び/又は音響パルス認識センシングなどの適切なハードウェアデバイスを通じてエンコーダ50によって受信され得る。人間の入力を受信するための他のハードウェア機序が、本開示によって企図される。
[00124]いくつかの実施形態における例示的なエンコーダ50は、プロセッサから出力を受信し、この出力をユーザによって受信され得る信号へ変換する能力を有し得る。そのような信号は、ハプティクス、運動感覚通信、力、振動、光、音、録音、映像、温度、風、及び/又はユーザの感覚によって容易に得られる任意の他の出力の形態にあり得る。
[00125]図6aに示されるようなシステム環境600は、プロセッサ64aを有するコンピューティングデバイス64を含み得、コンピューティングデバイス64は、第1のユーザから入力を受信するように構成される。コンピューティングデバイス64は、携帯電話、ラップトップ、タブレット、PDA、デスクトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ、時計、又は、様々な制御システム、車両、機械、若しくは設備における使用のために適合される、それらの派生物を含むがこれらに限定されない、任意の固定型又は携帯型コンピューティングデバイスであり得る。図6aに示されるように、コンピューティングデバイス64、エンコーダ50、及びパネル250は、プロセッサ68aを含む機能ユニット68にすべて統合される。
[00126]コンピューティングデバイス64は、統合開発環境100をホストすることができる。図6bに示されるように、統合開発環境100は、ストレージ65cにエンコーダ50及び/又はパネル250構成を遠隔で記憶し得る。一実施形態において、構成は、構成ファイルとして記憶され得る。次いで、記憶された構成は、コンピューティングデバイス64から離れたところにあり得る他のネットワーク化されたエンコーダ及び/又はパネルに通信され得る。別の言い方をすると、図6bに従うシステム環境600の実施形態において、コンピューティングデバイス64、エンコーダ50、及びパネル250のいずれかを結合するいかなる機能ユニット68又はプロセッサ68aも存在しなくてもよい。
[00127]したがって、開示されたシステムの様々な実施形態において、実地における他のエンコーダが、新しく開発されたエンコーダ機能を反映するために遠隔で更新され得る。したがって、特定の問題を解決する構成を有する新しく構成されたエンコーダが、エンコーダを再プログラミングのために工場に送り返すことなく、実地における他のエンコーダに遠隔で容易に適合され得る。加えて、選択されたエンコーダ構成を実地における幅広い範囲のエンコーダにわたって適用する同じ能力は、OEMが、エンコーダと遠隔で通信して、ソフトウェア更新及び/又は追加の機能を、そのような更新がユーザによって望まれるか、又はOEMによって必要とされるときに、エンコーダ50及び/又は統合開発環境100に提供することを可能にする。
[00128]統合開発環境100は、クラウドコンピューティングストレージ場所からダウンロードされ得る。定期的に、統合開発環境100は、性能を高める、新しい及び/若しくは異なる構成を追加する、並びに/又は統合開発環境100の機能を追加/変更するために、遠隔で更新され得る。
[00129]一般的に、統合開発環境100がエンコーダ50と通信している場合、構成は、統合開発環境100から、プロセッサ17a(例えば、プリント基板17上に構成されるプロセッサ、図示されない)に、次いでエンコーダ50に通信されることになる。一実施形態において、プロセッサ17aは、ストレージ65aと一緒にエンコーダ50内に統合される。統合開発環境100がパネル250と通信している場合、構成は、統合開発環境100から、プロセッサ262に、次いでパネル250に通信されることになる。一実施形態において、プロセッサ262は、ストレージ65bと一緒にパネル250内に統合される。
[00130]一実施形態において、統合開発環境100は、エンコーダ50、エンコーダ50と結合されるコンピューティングデバイス、プロセッサ17aを介してエンコーダ50にネットワーク接続されるコンピュータハードウェアの集合、及び/又はエンコーダ50と選択的に通信する1つ若しくは複数のコンピューティングユニットと通信するように構成されるプロセッサを動作させるように構成され得る。例えば、いくつかの実施形態において、統合開発環境100は、ユーザがユーザの既存の電話、PC、ラップトップ、タブレット、又は類似のデバイス上で動作させることができるアプリケーションとして構成され得る。逆に、統合開発環境100は、統合開発環境100と一緒に使用されるように特に設計されるスタンドアローンハードウェア上で実行するように構成され得る。
[00131]一実施形態において、インターフェースビルダ80は、図6a及び6bに示されるように、エンコーダ50をカスタマイズするために統合開発環境100と統合され得る。任意選択的に、インターフェースビルダ80は、図6cに示されるように、統合開発環境100から離れたところにあり得る。図6cでは、第1のコンピューティングデバイス66は、統合開発環境100をホストし、プロセッサ66a及びストレージ65dを含み得る。第2のコンピューティングデバイス67は、インターフェースビルダ80及びプロセッサ67a及びストレージ65eをホストし得る。第1のコンピューティングデバイス66は、第2のコンピューティングデバイス67と通信して、エンコーダ構成若しくはパネル構成、構成要素、及び/又は他の機能的若しくは非機能的な情報を第1のコンピューティングデバイス66と第2のコンピューティングデバイス67との間で伝送し得る。
[00132]インターフェースビルダ80は、エンコーダ50が様々なレベルの機能を有することを可能にするようにカスタマイズされ得、機能は、各々の特定のユーザ要求に合うようにされ得る。例えば、ユーザ要求がインターフェースビルダ80に入力されるとき、インターフェースビルダ80を有する第2のコンピューティングデバイス67は、次いで、統合開発環境100を有する第1のコンピューティングデバイス66と通信して、ユーザがインターフェースビルダ80において選択した機能と一致するようにエンコーダ50を構成する。インターフェースビルダ80は、構成をストレージ65eに記憶し、所望の構成をストレージ65eから取得し得る。
[00133]統合開発環境100を有する第1のコンピューティングデバイス66は、近距離無線通信、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、ジグビー(Zigbee)(登録商標)接続、又はそれらの任意の組み合わせなどの直接リンク及び/又は遠隔リンクを介して、プロセッサ17a又はプロセッサ262を通じてエンコーダ50と通信し得る。その結果、統合開発環境100は、携帯電話、ラップトップ、タブレット、PDA、デスクトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ、時計、又は、様々な制御システム、車両、機械、若しくは設備における使用のために適合される、それらの組み合わせを含むがこれらに限定されない、任意の固定型又は携帯型コンピューティングデバイスの使用を通じて、エンコーダ50に直接的に又は遠隔で結合され得る。統合開発環境100を有する第1のコンピューティングデバイス66はまた、構成をSDカード及び/又はUSBフラッシュカードなどのリムーバブルストレージデバイスに読み込んで、構成をエンコーダ50に転送し得る。そのようなリムーバブルストレージは、ストレージ65dと一緒に、又はそれに取って代わるために使用され得る。
[00134]例えば、ユーザは、エンコーダ50のタッチスクリーン13上にボタンが表示されることを望み得る。ユーザは、所望のボタンに対応するインターフェースビルダ80内のアイコンを選択し得る。アイコンは、バックライティング付きのアイコンであってもよい。ユーザは、第2のコンピューティングデバイス67を使用してインターフェースビルダ80において割り当てられた機能を実施するようにボタンを構成し得る。ボタン構成は、ストレージ65eに保存され得る。ボタン構成は、統合開発環境100を備える第1のコンピューティングデバイス66に通信され得る。第1のユーザは、ここで、第1のコンピューティングデバイス66を通じて、統合開発環境100を使用して、ストレージ65dから再呼び出しされる構成にボタンを統合し得る。統合開発環境100は、ここで、更新された構成をストレージ65dに保存し得る。ユーザは、ここで、構成をプロセッサ17aに送信して、エンコーダ50に読み込み得る。
[00135]第1又は第2のユーザは、ここで、入力受信機62a及びフィードバックユニット62bを使用して、エンコーダ50の新しく構成されたボタンと対話し得る。本実施形態において、入力受信機62a及びフィードバックユニット62bは、エンコーダ50のタッチスクリーン13を備え得る。したがって、タッチスクリーン13は、所望のボタンを表示し得、ユーザは、所望のボタンを選択し得る(即ち、入力受信機62aを機能的に含んで、入力を受信する)。ユーザによるボタンの選択は、次いで、プロセッサ17aによってエンコーダから通信され得る。所望のボタンがユーザによって選択されるとき、所望のボタンは、ボタンが押下されたことを視覚的に示し得る(即ち、フィードバックユニット62bを機能的に含んで、フィードバックを与える)。
[00136]一実施形態において、統合開発環境100は、1つ又はいくつかの一般ユーザプロファイルを用いて構成され得る。ユーザプロファイルは、ユーザ又はユーザのグループに特有であり得る。ユーザプロファイルは、パスワード保護され得、例えば、ユーザは、パスワードと関連付けられたユーザプロファイルにアクセスするためにはパスワードを入力することを要求され得る。一実施形態において、ユーザは、指紋スキャナ、網膜スキャナ、顔認証ソフトウェア、又は他のユーザ入力ハードウェア及び/若しくはソフトウェアを使用してログインし得る。
[00137]一実施形態において、第1のユーザプロファイルは、第1の構成を含み得る。第1の構成は、予め設定された構成(例えば、工場設定構成)であってもよい。第1の構成は、ユーザによって以前に規定されるような構成であってもよい。第1の構成は、ボタン場所、ボタンタイプ、エンコーダ及び/若しくはパネルレイアウト、エンコーダ及び/若しくはパネル設定、ユーザプロファイル、触覚設定、並びに/又は他のカスタマイズ可能な特徴を規定し得る。
[00138]一実施形態において、第2のユーザプロファイルが提供され得る。第2のユーザプロファイルは、第2の構成を含み得る。第2の構成は、予め設定された構成(例えば、工場設定構成)であってもよい。第2の構成は、ユーザによって以前に規定されるような構成であってもよい。第2の構成は、ボタン場所、ボタンタイプ、エンコーダ及び/若しくはパネルレイアウト、エンコーダ及び/若しくはパネル設定、ユーザプロファイル、触覚設定、並びに/又は他のカスタマイズ可能な特徴を規定し得る。第1の構成は、第2の構成と同じであってもよく、また第2の構成と異なってもよい。第2の構成は、第1の構成と比較したとき、より多くの、より少ない、及び/又は異なるカスタマイゼーションを含み得る。例えば、第1のユーザプロファイルは、第2のユーザプロファイルと比較したとき、構成可能な特徴に対するより多くの又はより少ないアクセスを可能にし得る。したがって、第1のユーザプロファイルによって提供されるカスタマイゼーションは、第2のユーザプロファイルと異なってもよい。
[00139]一実施形態において、構成は、インターフェースビルダ80からの構成を更新することなく、第1のユーザによってストレージ65dから再呼び出しされ得る。例えば、エンコーダ50のための記憶された構成は、エンコーダ50が予め設定された時間量の間アイドルされている場合に係合するウェイクアップピンを有するソフトウェアスリープモードを含み得る。構成は、ストレージ65dから再呼び出しされ、プロセッサ17aに送信されて、インターフェースビルダ80を使用していかなる変更も行うことなくエンコーダ50に適用され得る。
[00140]図6dは、例示的なパネル、エンコーダ、統合開発環境、及びインターフェースビルダシステムの動作の方法例60を例証するフローチャートを例証する。例えば、方法ステップ610において、構成は、インターフェースビルダから受信され得る。次いで、方法ステップ620において、インターフェースが、インターフェースビルダから受信された構成に従ってコンピューティングデバイス上に表示され得る。方法ステップ630において、第1のユーザからの第1の入力が、コンピューティングデバイスによって受信される。コンピューティングデバイスは、プロセッサ及びメモリユニットを備え得る。方法ステップ640において、ユーザ入力は、コンピューティングデバイスからプロセッサに伝送され得る。プロセッサは、第2のメモリユニットに接続され、エンコーダ及び/又はパネルに統合され得る。
[00141]方法ステップ650において、エンコーダ及び/又はパネルは、エンコーダ及び/又はパネルと共に動作するように構成される入力受信機において、任意選択的に第2のユーザから第2の入力を受信し得る。方法ステップ660において、第2の入力は、第1の入力から結果として得られる構成に従ってコンピューティングデバイスのプロセッサに伝送され得る。方法ステップ670において、第2のユーザ入力に応答した出力が、エンコーダ及び/又はパネル上のフィードバックユニットを通じて伝送され得る。
[00142]一実施形態において、エンコーダ50は、方法60の以下のステップ又は相互作用:ユーザがコンピューティングデバイス64を使用してエンコーダ50を構成すること、コンピューティングデバイス64が統合開発環境100を使用してエンコーダ50を構成すること、統合開発環境100が構成を記憶すること、及び/若しくはストレージ65cから記憶された構成を取得すること、統合開発環境100が、構成をプロセッサ17aに通信すること、プロセッサ17aが、少なくとも1つの入力受信機62a及び/若しくは少なくとも1つのフィードバックユニット62bを使用して、構成に従ってエンコーダ50を動作させること、並びに、第2のユーザからの入力を通信及び/又は受信すること、を提供し得る。入力受信機62aは、エンコーダ50に適用される第2のユーザからの入力を、プロセッサ17aに、統合開発環境100に、及び/又はエンコーダ用途での使用のための別のプロセッサにさらに通信し得る。
[00143]一実施形態において、パネル250は、方法60の以下のステップ又は相互作用:ユーザがコンピューティングデバイス64を使用してパネル250を構成すること、コンピューティングデバイス64が統合開発環境100を使用してパネル250を構成すること、統合開発環境100が構成を記憶すること、及び/若しくはストレージ65cから記憶された構成を取得すること、統合開発環境100が、機能ユニット68のプロセッサ68aを通じて構成をプロセッサ262に通信すること、プロセッサ262が、少なくとも1つの入力受信機63a及び/若しくは少なくとも1つのフィードバックユニット63bを使用して、構成に従ってパネル250を動作させること、並びに、第2のユーザからの入力を通信及び/又は受信すること、を提供し得る。入力受信機63aは、パネル250に適用される第2のユーザからの入力を、プロセッサ262に、統合開発環境100に、及び/又はエンコーダ用途での使用のための別のプロセッサにさらに通信し得る。
[00144]一実施形態において、2つ以上の入力受信機62a、入力受信機63a、フィードバックユニット62b、及び/又はフィードバックユニット63bが存在する。一実施形態において、プロセッサ17a及びプロセッサ262は、統合され得るか、又は同じプロセッサであってもよい。一実施形態において、ユーザは、単一ユーザ又は複数ユーザであってもよい。一実施形態において、エンコーダ50は、パネル250に統合され得る。ストレージ65a、65b、65c、65d、及び65eの任意の1つ又は組み合わせは、単一のストレージユニットであるか、クラウド内にあるか、及び/又はクラウドベースの記憶を含み得る。一実施形態において、統合開発環境100及びインターフェースビルダ80は、コンピューティングデバイス64上の同じアプリケーションである。
[00145]図7aは、統合開発環境100を使用してエンコーダ50に読み込まれ得る例示的なエンコーダ50構成を例証する。図7aに示される画面は、エンコーダディスプレイ71の実施形態であり、エンコーダ50のディスプレイ15に投影され得る。ユーザは、図7aに示される方向にスワイプすることによって、図7aに示される画面間で切り替えることができる。例えば、ユーザは、左にスワイプして、アイコン71a〜71dを示すエンコーダディスプレイ71からアイコン71i〜71lを示すエンコーダディスプレイ71に移動することができる。ユーザはまた、右にスワイプして、アイコン71a〜71dを示すエンコーダディスプレイ71からアイコン71e〜71hを示すエンコーダディスプレイ71に移動することができる。エンコーダディスプレイ71に示される各アイコンは、ボタンであってもよい。
[00146]一実施形態において、アイコン、例えば、アイコン71bが選択されるとき、選択されたアイコンは、エンコーダディスプレイ71の外周囲辺りに位置付けられるアイコンの元の位置から、エンコーダディスプレイ71の中央へ移動され得る。選択されたアイコンはまた、アイコンがエンコーダディスプレイ71の中央へ移動されるときに拡大され得る。アイコンが選択されていないとき、アイコンは、エンコーダディスプレイ71の外周辺りのアイコンの元の位置に戻り得る。
[00147]図7bは、統合開発環境100を使用してエンコーダ50に読み込まれ得る例示的なエンコーダ50構成を例証する。図7aに示される画面は、エンコーダ50のディスプレイ15のエンコーダディスプレイ71に投影され得る。ユーザは、図7aに示される方向にスワイプすることによって、図7aに示される画面間で切り替えることができる。例えば、ユーザは、上にスワイプしてエンコーダディスプレイホーム画面72からエンコーダディスプレイ上画面76へナビゲートし得るか、下にスワイプしてエンコーダディスプレイ上画面76からエンコーダディスプレイホーム画面72へナビゲートし得る。ユーザはまた、ホーム画面において、エンコーダディスプレイホーム画面72から左にスワイプしてエンコーダディスプレイ左画面75にアクセスし、右にスワイプしてエンコーダディスプレイ右画面73にアクセスし、及び/又は下にスワイプしてエンコーダディスプレイ下画面74にアクセスし得る。
[00148]一実施形態において、スワイプ入力と新しくアクセスされた画面の表示との間の時間期間は、約100ミリ秒である。一実施形態において、スワイプ入力と新しくアクセスされた画面の表示との間の時間期間は、約50ミリ秒である。一実施形態において、エンコーダ50のノブ27の回転は、スワイプの代わりに画面間を一巡するために使用され得る。一実施形態において、シングルタッチは、画面を選択する前にエンコーダ50を起動することができ、及び/又はダブルタップは、エンコーダ50をスリープ設定にするために使用され得る。タップ及びホールド入力はまた、構成例にあるエンコーダ50によって受信され得る。一実施形態において、エンコーダ50は、タッチスクリーンロックを含む。一実施形態において、エンコーダ50は、ユーザから音声入力を受信することができてもよい。
[00149]一実施形態において、ディスプレイ33は、スプラッシュ画面、又は元の画面と新しくアクセスされた画面との間の中間画面を表示し得る。一実施形態において、アイコン、例えば、アイコン71aは、画面をタップすることによって、ユーザによって選択され得る。ユーザは、アイコン71aを選択するためにノブ27の回転を使用し得る。ユーザは、アイコン71aを選択するために、エンコーダ50を押圧するか、又は実質的に垂直方向にエンコーダ50の垂直押下を実施し得る。一実施形態において、各アイコンは、エンコーダ50の別々の機能を選択し得る。例えば、アイコン71cは、ラジオ機能を選択し得、アイコン71gは、「ホーム画面に戻る」機能であり得る。
[00150]図8は、インターフェースビルダ80の実施形態例を例証する。インターフェースビルダ80は、エンコーダ画面レイアウトを作成し得、並びに/又は様々なアイコンを作成及び編集し得る。例えば、例示的なビルドアイコン81が図8に表示される。他の以前に作成されたアイコンは、保存され、保存された画面84として示され得る。一実施形態において、アイコンは、ビルドアイコン81での使用のためにシステムに予め読み込まれ得る。保存された画面84は、保存された画面84をインターフェースビルダ80作業空間内にドラッグすることによって、選択及び編集され得る。作業空間設定85は、選択され得、ビルドアイコン81を編集するために使用され得る様々な編集可能な設定及び環境設定を含み得る。例えば、作業空間設定85のホーム画面が示される。画面アクセス方法83及び割り当て場所82は、ホーム画面で編集され得る。画面アクセス方法83は、ユーザによるエンコーダ50への受信される入力のタイプを示し得、割り当て場所82は、入力の各タイプについて割り当てられたアクセス方法83がどの画面又はアプリケーションにアクセスするかを示し得る。ユーザはまた、様々なアイコングラフィックスをアップロードし得る。例えば、ユーザは、約420×400画素画像をアップロードしてアイコンとして使用し得る。
[00151]図9は、インターフェースビルダ80の実施形態例を例証する。インターフェースビルダ80は、可変のアイコンを編集し得、例えば、ビルドアイコン91は、ビルドサブアイコン92、93、94、及び95を含み得る。他の以前に作成されたアイコンは、保存され、保存された画面84として使用され得る。作業空間設定85は、選択され得、ビルドアイコン81を編集するために使用され得る様々な編集可能な設定及び環境設定を含み得る。例えば、作業空間設定85のホーム画面が示される。画面アクセス方法83及び割り当て場所82は、ホーム画面で編集され得る。一実施形態において、割り当て場所82は、アイコンに相関する押圧区域を含み得る。例えば、ビルドサブアイコン93は、ユーザが別の画面、アプリケーション、及び/又は機能にアクセスするために押圧及び/又は選択し得るビルドアイコン91上の押圧区域に相関し得る。
[00152]図10は、統合開発環境100の実施形態例を例証する。統合開発環境100は、携帯電話上のアプリケーションであってもよい。例えば、統合開発環境100が携帯電話上でホストされるとき、コンピューティングデバイスデータバー114が、携帯電話についての関連データを示して表示され得る。例えば、バッテリ寿命、時間、及び/又はネットワーク強度が、コンピューティングデバイスデータバー114に表示され得る。
[00153]統合開発環境100は、パネル250及び/又はエンコーダ50構成を編集するように構成され得る。例えば、図10の統合開発環境100は、パネル250のための構成例を示す。パネルレイアウトセレクタ110は、構成を選択するために使用され得る。例えば、「オプション1」が選択され、図10に示される。オプション1は、パネル250のための構成である。別の構成は、「オプション2」、又はパネルレイアウトセレクタ110に表示される任意の他の「オプション」における選択であってもよい。環境名115は、他の構成セット、例えば、編集のために選択されることになる他の「オプション」セットを選択するために使用され得る。
[00154]統合開発環境100の選択された構成において、構成は、ある場所においてパネル250によって受信される入力を編集するために使用され得る入力方法エディタセレクタ109を選択することによって、及び/又は、エディタモードセレクタ112を選択してエディタモード選択画面にアクセスすることによって、編集され得る。バックセレクタ113は、直近の編集を元に戻すように構成され得、接続性セレクタ111は、構成を変更、編集、及び/又は更新するために、パネル250又はエンコーダ50を見つける、これに接続する、及び/又はこれから切断するために使用され得る。
[00155]パネル250及び/又はエンコーダ50は、物理的レイアウト及びデジタルパネルレイアウト103を含み得る。物理的レイアウトは、パネル250及び/又はエンコーダ50の物理的な特徴を含み得る。図10に示される構成に表されているデジタルパネルレイアウト103は、パネル250及び/又はエンコーダ50の物理的な特徴部のデジタル表現を含み得る。したがって、統合開発環境100は、パネル250の物理的特徴と関連付けられた入力のデジタル特性を編集することができてもよいが、パネル250の物理的特徴を編集することはできない場合がある。例えば、統合開発環境100は、パネル250上のボタンの感度を編集することができるが、パネル250内のボタンを表す物理的な押下を動かすことはできない。
[00156]パネル250は、パネルレイアウト103内に多数の異なるタイプの入力方法を含み得る。いくつかは本明細書に列挙されるが、本明細書に説明される入力は、限定的ではなく、むしろ、本開示に従うシステムと共に使用され得る入力方法のタイプのサンプルである。加えて、本明細書に説明される様々な入力方法の形状及びサイズは、各々の入力方法の各々の物理的又はデジタル実施形態と関連付けられたアイコンと同様、編集され得る。
[00157]入力方法は、回転式ボタン161を含み得る。回転式ボタン161は、回転式ボタン161と関連付けられた触覚フィードバックのタイプを変更するようにプログラムされ得る。触覚フィードバックのタイプは、クリック、トーン、及び/又は開始/中断フィードバックを含み得る。開始/中断フィードバックは、タッチパッド及び/又はタッチスクリーンとの接触を開始又は中断するときの、振動などの物理的なフィードバックを含み得る。加えて、回転式ボタン161ダイアル速度は、アプリケーションに応じて変更され得る。さらには、ユーザが信号をCPUに通信するために回転式ボタン161を押圧しなければならない圧力しきい値も可変である。回転式ボタン161はまた、ライティング及び/又はアニメーションの使用を通じて視覚フィードバックを提供するように構成され得る。ライティング及び/又はアニメーションは、予め記録された映像、着色照明、及び/又は非着色照明を含み得る。ボタンの形状、スタイル、及び動きもまた、ユーザによって構成可能であり得る。例えば、ボタンサイズ、視覚的描写、スタイリング、ラベリング、及びパネル250上の場所が構成可能であり得る。回転式ボタン171、181、及び102もまた、パネルレイアウト103に含まれ得る。図10に示されるように、異なる回転式ボタンは、異なるサイズであり得、異なる場所に位置し得、また異なるアイコンを有し得る。例えば、回転式ボタン102及び回転式ボタン181は、サイズ、場所、及びアイコンレイアウトが異なる。
[00158]入力方法は、スクロールホイール104を含み得る。スクロールホイール104は、スクロールホイール104と関連付けられた触覚フィードバックのタイプを変更するようにプログラムされ得る。触覚フィードバックのタイプは、クリック、トーン、及び/又は開始/中断フィードバックを含み得る。加えて、スクロールホイール104速度は、アプリケーションに応じて変更され得る。さらには、ユーザによって知覚されるような、スクロールホイール104の勢い(momentum、モーメンタム)は、変更され得る。スクロールホイール104はまた、LED、ライティング、及び/又はアニメーションの使用を通じて視覚フィードバックを提供するように構成され得る。ライティング及び/又はアニメーションは、予め記録された映像、着色照明、バーグラフ、及び/又は非着色照明を含み得る。スクロールホイール104の形状、スタイル、及び動きもまた、ユーザによって構成可能であり得る。例えば、スクロールホイール104サイズ、視覚的描写、スタイリング、ラベリング、及びパネル250上の場所が構成可能であり得る。スクロールホイール104配向も変更され得る。スクロールホイール104の配向は、水平配向、垂直配向、及び/又はその間のどこかの配向を含み得る。スクロールホイール151もまた、パネルレイアウト103に含まれ得る。図10に示されるように、異なるスクロールホイールは、異なるサイズであり得、異なる場所に位置し得、また異なるアイコンを有し得る。例えば、スクロールホイール104及びスクロールホイール151は、場所及びアイコンレイアウトが異なり、また、図10に示されるものとは異なってサイズ決定及び/又は配向され得る。
[00159]入力方法は、スワイプ105を含み得る。スワイプ105は、スワイプ105と関連付けられた触覚フィードバックのタイプを変更するようにプログラムされ得る。触覚フィードバックのタイプは、クリック、トーン、及び/又は開始/中断フィードバックを含み得る。加えて、スワイプ105入力速度は、アプリケーションに応じて変更され得る。さらには、ユーザによって知覚される、スワイプ105のモーメンタムは変更され得る。スワイプ105はまた、ライティング及び/又はアニメーションの使用を通じて視覚フィードバックを提供するように構成され得る。ライティング及び/又はアニメーションは、予め記録された映像、着色照明、バーグラフ、及び/又は非着色照明を含み得る。スワイプ105の形状、スタイル、及び/又は動きもまた、ユーザによって構成可能であり得る。例えば、スワイプサイズ、視覚的描写、スタイリング、ラベリング、及びパネル250上の場所が構成可能であり得る。スワイプ105圧力機能も変更され得る。スワイプ105の圧力機能は、ユーザがスワイプ105を押圧する圧力によってCPUへの入力を変更する様々な構成を含み得る。同様に、スワイプ105配向も変更され得る。スワイプ105配向は、水平配向、垂直配向、及び/又はその間のどこかの配向を含み得る。スワイプ108もまた、パネルレイアウト103に含まれ得る。図10に示されるように、異なるスワイプは、異なるサイズであり得、異なる場所に位置し得、また異なるアイコンを有し得る。例えば、スワイプ105及びスワイプ108は、場所、物理的レイアウト、サイズ、及びアイコンレイアウトが異なり、また、図10に示されるものとは異なってサイズ決定及び/又は配向され得る。
[00160]入力方法は、ボタン101を含み得る。ボタン101は、ボタン101と関連付けられた触覚フィードバックのタイプを変更するようにプログラムされ得る。触覚フィードバックのタイプは、クリック、トーン、及び/又は開始/中断フィードバックを含み得る。さらには、ユーザが信号をCPUに通信するためにボタン101を押圧しなければならない圧力しきい値も可変である。ボタン101はまた、ライティング及び/又はアニメーションの使用を通じて視覚フィードバックを提供するように構成され得る。ライティング及び/又はアニメーションは、予め記録された映像、着色照明、常灯光、パルス光、及び/又は非着色照明を含み得る。ボタン101の形状、スタイル、及び動きもまた、ユーザによって構成可能であり得る。例えば、ボタンサイズ、視覚的描写、スタイリング、ラベリング、及び/又はパネル250上の場所が構成可能であり得る。ボタン201、221、及び231もまた、パネルレイアウト103に含まれ得る。図10に示されるように、異なるボタンは、異なるサイズであり得、異なる場所に位置し得、また異なるアイコンを有し得る。例えば、図10に示されるボタン101、201、221、及び231は、場所、サイズ、及びアイコンレイアウトが様々であり、また、図10に示されるものとは異なってサイズ決定及び/又は配向され得る。
[00161]入力方法は、スライダ107を含み得る。スライダ107は、スライダ107と関連付けられた触覚フィードバックのタイプを変更するようにプログラムされ得る。触覚フィードバックのタイプは、クリック、トーン、及び/又は開始/中断フィードバックを含み得る。加えて、スライダ107スライド速度は、アプリケーションに応じて変更され得る。さらには、ユーザによって知覚されるスライダ107のモーメンタムは変更され得る。スライダ107はまた、ライティング及び/又はアニメーションの使用を通じて視覚フィードバックを提供するように構成され得る。ライティング及び/又はアニメーションは、予め記録された映像、着色照明、バーグラフ、及び/又は非着色照明を含み得る。スライダ107の形状、スタイル、及び動きもまた、ユーザによって構成可能であり得る。例えば、スライダサイズ、視覚的描写、スタイリング、ラベリング、及びパネル250上の場所が構成可能であり得る。スライダ107圧力機能も変更され得る。スライダ107の圧力機能は、機能を有効にすることのみを含み得、及び/又は、スライダ107に対する圧力の相対的な加算若しくは減算に基づき得る。同様に、スライダ107配向も変更され得る。スライダ107配向は、水平配向、垂直配向、及び/又はその間のどこかの配向を含み得る。単一のスライダ107のみが図10内にラベル付きで示されるが、2つ以上のスライダが、パネルレイアウト103に含まれ得る。
[00162]入力方法は、トラックパッド106を含み得る。トラックパッド106は、トラックパッド106と関連付けられた触覚フィードバックのタイプを変更するようにプログラムされ得る。触覚フィードバックのタイプは、クリック、トーン、及び/又は開始/中断フィードバックを含み得る。加えて、トラックパッド106ジェスチャは、アプリケーションに応じて変更され得る。トラックパッド106はまた、ライティング及び/又はアニメーションの使用を通じて視覚フィードバックを提供するように構成され得る。ライティング及び/又はアニメーションは、予め記録された映像、着色照明、バーグラフ、及び/又は非着色照明を含み得る。
[00163]トラックパッド106の形状、スタイル、及び動きもまた、ユーザによって構成可能であり得る。例えば、トラックパッドサイズ、視覚的描写、スタイリング、ラベリング、及びパネル250上の場所が構成可能であり得る。トラックパッド106圧力機能も変更され得る。トラックパッド106の圧力機能は、ユーザがトラックパッド106を押圧する圧力によってCPUへの入力を変更する様々な構成を含み得る。同様に、トラックパッド106配向も変更され得る。トラックパッド106配向は、水平配向、垂直配向、及び/又はその間のどこかの配向を含み得る。トラックパッドはまた、統合開発環境100内で利用可能な他のインターフェースと組み合わされ得る。
[00164]例えば、トラックパッド106はまた、トラックパッド106内で、及び/又はトラックパッド106と合同して動作するように構成される、ボタン、スワイプ、スクロールホイール、スライダ、及び/又は回転式ボタンを含み得る。単一の矩形トラックパッド106のみが図10に例証されるが、2つ以上のトラックパッドが、パネルレイアウト103に含まれてもよく、例示的なトラックパッドは、矩形形態以外の形態、例えば、円形及び/又は他の多角形であってもよい。
[00165]トラックパッド106の物理的な実施形態は、特定のテクスチャを含み得る。特定のテクスチャは、ユーザによる細かい意図した動きをサポートするが、ユーザの動きを制限するほど大きい摩擦を生み出すことがないように構成され得る。一実施形態において、トラックパッド106は、メインパネル250に密閉される別個の組立体であり、トラックパッド106とパネル250との間にガスケットを含み得る。
[00166]一実施形態において、統合開発環境100は、ユーザからの入力速度を特定の機能に相関させ得る。例えば、ユーザによる素早い動きは、大きい動きをもたらし得る。ユーザによるゆっくりとした動きは、より細かい制御を与え得る。
[00167]一実施形態において、統合開発環境100は、パネル250上に位置付けられる特徴部の物理的な実施形態の機能を変化させ得る。例えば、パネル250は、スライダ107を装備し得る。スライダ107は、統合開発環境100に提供されるような構成に従ってプログラムされ得る。例えば、スライダ107は、ユーザがスライダを第1の及び/又は第2の方向にスワイプして、スライド及び/又はスクロール機能を達成することができるように構成され得る。しかしながら、スライダの異なる機能が要求され得る。そのような実施形態では、ユーザは、異なって、例えば、トグルスイッチとして動作するように、統合開発環境100を使用してスライダ107の構成を編集することができる。例えば、スライダ107がトグルスイッチとして構成されるとき、ユーザは、第1の方向にスワイプして、第1の状態、例えば、「オン」を達成することができ、第2の方向にスワイプして、第2の状態、例えば、「オフ」を達成することができる。統合開発環境100を使用したそのような動作において、パネル250上のスライダ107の物理的な実施形態は変わっていないが、ユーザによって操作されるときのスライダ107の機能は変わっている。
[00168]統合開発環境100がパネル250上のユーザ入力エリアの物理的な実施形態を変化させ得る、統合開発環境100の企図される使用は、スライダ107に限定されない。むしろ、ユーザ入力エリアとして使用可能なパネル250のいかなる特徴も、統合開発環境100によって構成及び再構成され得る。例えば、ボタンは、スライダとして構成され得、スワイプは、ボタンとして構成され得、スクロールホイールは、可変圧力感応ボタンとして構成され得る。前述の例は、制限するものではなく、任意の他のユーザ入力エリアが、任意のユーザ入力方法で構成され得る。
[00169]図11は、統合開発環境例の例示的な入力方法エディタ画面210を例証する。入力方法エディタ画面210は、入力方法エディタセレクタ109を選択することによってアクセスされ得る。編集タイトル116に示されるように、図10の特定の入力方法エディタ画面210は、圧力しきい値を変更し得る。圧力しきい値は、低、中、及び高の圧力しきい値を含み得る。したがって、入力方法エディタ画面210は、低圧力セレクタ211、中圧力セレクタ212、及び高圧力セレクタ213を含む。より多くの及び/又は異なる入力タイプ及び変化量が、入力方法エディタ画面210に含まれ得る。ユーザは、低圧力セレクタ211と関連付けられたスクロールアイコンを動かすことによって低圧力しきい値を変更することができる。同様のプロセスが、中及び高圧力しきい値を変更するために使用され得る。ユーザが入力方法エディタ画面210で圧力しきい値の編集を終了すると、ユーザは、保存ボタン214を選択することによって入力の構成を保存することができる。
[00170]図12は、統合開発環境例の回転式ボタンコンフィギュレータ120を例証する。回転式ボタンコンフィギュレータ120は、統合開発環境のパネルレイアウト103上の回転式ボタン102を選択することによって選択され得る。回転式ボタンコンフィギュレータ120において、回転式ボタン102の様々な特性が編集され得る。
[00171]例えば、回転式触覚セレクタ123は、回転式ボタン102によって提供される触覚フィードバックを、「開始/中断」(「M/B」)」、「クリック」、「トーン」、及び/又は「なし」設定の間で変更するために使用され得る。M/Bフィードバックは、ユーザがタッチ感応エリアとの接触を開始又は中断するときに接触を提供するように構成され得る。「クリック」フィードバックは、ユーザが回転式ボタン102を回転させる間、クリックオンの形態でフィードバックを提供し得る。「トーン」フィードバックは、ユーザが回転式ボタン102に入力を提供している間、可聴音を提供し得る。「なし」の選択は、いかなる触覚フィードバックもオフにし得る。ディテントセレクタ124は、回転式ボタン102によって提供されるディテントフィードバックの頻度を変更するために使用され得る。ディテントフィードバックは、回転式ボタン102が回転平面内で動かされている間、回転式ボタン102の回転平面における回転式ボタン102の振動運動として知覚され得る。ボタン触覚セレクタ125は、回転式ボタン102が押下される(又は、回転式ボタン102が物理的に動くことができない場合には、回転式ボタン102を押下するユーザの行為に相関される入力を受信する)ときに受信されるフィードバックを選択するために使用され得る。圧力しきい値セレクタ126は、回転式ボタン102を起動して、パネル250に入力を送信し始めるためにユーザによって必要とされる圧力の量を選択するために使用され得る。光インジケータセレクタ127は、回転式ボタン102によって受信される任意の入力又は入力の欠如と関連付けられた視覚フィードバック及び/又は光照明を構成するために使用され得る。
[00172]ユーザが編集を完了したとき、回転式ボタン102の構成は、編集アクセプタ121を選択することによって保存され得る。代わりに、ユーザが回転式ボタン102の構成に対する任意の変更を破棄することを望む場合、ユーザは、編集リジェクタ122を選択することによって構成を保存せずに回転式ボタンコンフィギュレータ120を退出することができる。
[00173]本開示に従う多数の他のコンフィギュレータ画面は説明されない。しかしながら、コンフィギュレータ画面の構成、コンフィギュレータのボタンのタイプ及び/若しくは入力タイプ、並びに/又は任意のコンフィギュレータ内で構成可能である入力及び/若しくはフィードバックの個々の設定は、制限するものではないものとする。多数の他の実施形態は、当業者により予期され得るが、簡潔性の目的のため、本開示には含まれていない。
[00174]図13は、統合開発環境例のスクロールホイールコンフィギュレータ130を例証する。スクロールホイールコンフィギュレータ130は、統合開発環境のパネルレイアウト103上のスクロールホイール104を選択することによって選択され得る。スクロールホイールコンフィギュレータ130において、スクロールホイール104の様々な特性が編集され得る。
[00175]例えば、回転式触覚セレクタ123は、スクロールホイール104によって提供される触覚フィードバックを変更するために使用され得る。ディテントセレクタ124は、スクロールホイール104によって提供されるディテントフィードバックの頻度を変更するために使用され得る。モーメンタムセレクタ131は、ユーザによって回転されるときにスクロールホイール104の知覚されるモーメンタムを選択するために使用され得る。光インジケータセレクタ127は、スクロールホイール104によって受信される任意の入力又は入力の欠如と関連付けられた視覚フィードバック及び/又は光照明を構成するために使用され得る。
[00176]ユーザが編集を完了したとき、スクロールホイール104の構成は、編集アクセプタ121を選択することによって保存され得る。代わりに、ユーザがスクロールホイール104の構成に対する任意の変更を破棄することを望む場合、ユーザは、編集リジェクタ122を選択することによって構成を保存せずにスクロールホイールコンフィギュレータ130を退出することができる。
[00177]図14は、統合開発環境例のスライダコンフィギュレータ140を例証する。スライダコンフィギュレータ140は、統合開発環境のパネルレイアウト103上のスライダ107を選択することによって選択され得る。スライダコンフィギュレータ140において、スライダ107の様々な特性が編集され得る。
[00178]例えば、回転式触覚セレクタ123は、スライダ107によって提供される触覚フィードバックを変更するために使用され得る。ディテントセレクタ124は、スライダ107によって提供されるディテントフィードバックの頻度を変更するために使用され得る。圧力機能セレクタ141は、スライダ107がユーザによってどれくらい「強く」押圧されるかによってスライダ107入力を変更する能力を選択するために使用され得る。圧力しきい値セレクタ126は、スライダ107を起動して、パネル250に入力を送信し始めるためにユーザによって必要とされる圧力の量を選択するために使用され得る。光インジケータセレクタ127は、スライダ107によって受信される任意の入力又は入力の欠如と関連付けられた視覚フィードバック及び/又は光照明を構成するために使用され得る。
[00179]ユーザが編集を完了したとき、スライダ107の構成は、スライダ107を選択することによって保存され得る。代わりに、ユーザがスライダ107の構成に対する任意の変更を破棄することを望む場合、ユーザは、編集リジェクタ122を選択することによって構成を保存せずにスライダコンフィギュレータ140を退出することができる。
[00180]図15は、統合開発環境例のスクロールホイールコンフィギュレータ150の実施形態を例証する。スクロールホイールコンフィギュレータ150は、統合開発環境のパネルレイアウト103上のスクロールホイール151を選択することによって選択され得る。スクロールホイールコンフィギュレータ150において、スクロールホイール151の様々な特性が編集され得る。特性は、統合開発環境と関連付けられた他のスクロールホイールコンフィギュレータにおいて編集可能な特性と同じであるか、又は異なり得る。
[00181]図16は、統合開発環境例の回転式ボタンコンフィギュレータの実施形態を例証する。特に、図16は、回転式ボタン161を構成するために使用され得る回転式ボタンコンフィギュレータ160を例証する。回転式ボタンコンフィギュレータ160は、統合開発環境のパネルレイアウト103上の回転式ボタン161によって選択され得る。回転式ボタンコンフィギュレータ160は、他の回転式ボタンコンフィギュレータ、例えば、回転式ボタンコンフィギュレータ120とは異なり得るが、統合開発環境の他の回転式ボタンコンフィギュレータと同じであってもよい。
[00182]図17は、統合開発環境例の回転式ボタンコンフィギュレータの実施形態を例証する。特に、図17は、回転式ボタン171を構成するために使用され得る回転式ボタンコンフィギュレータ170を例証する。回転式ボタンコンフィギュレータ170は、統合開発環境のパネルレイアウト103上の回転式ボタン171によって選択され得る。回転式ボタンコンフィギュレータ170は、他の回転式ボタンコンフィギュレータ、例えば、回転式ボタンコンフィギュレータ120とは異なり得るが、統合開発環境の他の回転式ボタンコンフィギュレータと同じであってもよい。
[00183]図18は、統合開発環境例の回転式ボタンコンフィギュレータの実施形態を例証する。特に、図18は、回転式ボタン181を構成するために使用され得る回転式ボタンコンフィギュレータ180を例証する。回転式ボタンコンフィギュレータ180は、統合開発環境のパネルレイアウト103上の回転式ボタン181によって選択され得る。回転式ボタンコンフィギュレータ180は、他の回転式ボタンコンフィギュレータ、例えば、回転式ボタンコンフィギュレータ120とは異なり得るが、統合開発環境の他の回転式ボタンコンフィギュレータと同じであってもよい。
[00184]図19は、統合開発環境例のボタンコンフィギュレータ190を例証する。ボタンコンフィギュレータ190は、統合開発環境のパネルレイアウト103上のボタン101を選択することによって選択され得る。ボタンコンフィギュレータ190において、ボタン101の様々な特性が編集され得る。
[00185]例えば、ボタン触覚セレクタ125は、ボタン101が押下されるときに受信されるフィードバックを選択するために使用され得る。圧力しきい値セレクタ126は、ボタン101を起動して、パネル250に入力を送信し始めるためにユーザによって必要とされる圧力の量を選択するために使用され得る。光インジケータセレクタ127は、ボタン101によって受信される任意の入力又は入力の欠如と関連付けられた視覚フィードバック及び/又は光照明を構成するために使用され得る。
[00186]ユーザが編集を完了したとき、ボタン101の構成は、編集アクセプタ121を選択することによって保存され得る。代わりに、ユーザがボタン101の構成に対する任意の変更を破棄することを望む場合、ユーザは、編集リジェクタ122を選択することによって構成を保存せずにボタンコンフィギュレータ190を退出することができる。
[00187]図20は、統合開発環境例のボタンコンフィギュレータの実施形態を例証する。特に、図20は、ボタン201を構成するために使用され得るボタンコンフィギュレータ200を例証する。ボタンコンフィギュレータ200は、統合開発環境のパネルレイアウト103上のボタン201を選択することによって選択され得る。ボタンコンフィギュレータ200は、他のボタンコンフィギュレータ、例えば、ボタンコンフィギュレータ190とは異なり得るが、統合開発環境の他のボタンコンフィギュレータと同じであってもよい。
[00188]図21は、統合開発環境例のスワイプコンフィギュレータ215を例証する。スワイプコンフィギュレータ215は、統合開発環境のパネルレイアウト103上のスワイプ105を選択することによって選択され得る。スワイプコンフィギュレータ215において、スワイプ105の様々な特性が編集され得る。
[00189]例えば、スワイプ触覚セレクタ216は、スワイプ105がスワイプされるときに受信されるフィードバックを選択するために使用され得る。モーメンタムセレクタ131は、ユーザによって回転されるときにスワイプ105の知覚されるモーメンタムを選択するために使用され得る。ディテントセレクタ124は、スワイプ105によって提供されるディテントフィードバックの頻度を変更するために使用され得る。圧力しきい値セレクタ126は、スワイプ105を起動して、パネル250に入力を送信し始めるためにユーザによって必要とされる圧力の量を選択するために使用され得る。光インジケータセレクタ127は、スワイプ105によって受信される任意の入力又は入力の欠如と関連付けられた視覚フィードバック及び/又は光照明を構成するために使用され得る。
[00190]ユーザが編集を完了したとき、スワイプ105の構成は、編集アクセプタ121を選択することによって保存され得る。代わりに、ユーザがスワイプ105の構成に対する任意の変更を破棄することを望む場合、ユーザは、編集リジェクタ122を選択することによって構成を保存せずにスワイプコンフィギュレータ215を退出することができる。
[00191]図22は、統合開発環境例のボタンコンフィギュレータの実施形態を例証する。特に、図22は、ボタン221を構成するために使用され得るボタンコンフィギュレータ220を例証する。ボタンコンフィギュレータ220は、統合開発環境のパネルレイアウト103上のボタン221を選択することによって選択され得る。ボタンコンフィギュレータ220は、他のボタンコンフィギュレータ、例えば、ボタンコンフィギュレータ190とは異なり得るが、統合開発環境の他のボタンコンフィギュレータと同じであってもよい。
[00192]図23は、統合開発環境例のボタンコンフィギュレータの実施形態を例証する。特に、図23は、ボタン231を構成するために使用され得るボタンコンフィギュレータ230を例証する。ボタンコンフィギュレータ230は、統合開発環境のパネルレイアウト103上のボタン231を選択することによって選択され得る。ボタンコンフィギュレータ230は、他のボタンコンフィギュレータ、例えば、ボタンコンフィギュレータ190とは異なり得るが、統合開発環境の他のボタンコンフィギュレータと同じであってもよい。
[00193]図24は、統合開発環境例のトラックパッドコンフィギュレータ240を例証する。トラックパッドコンフィギュレータ240は、統合開発環境のパネルレイアウト103上のトラックパッド106を選択することによって選択され得る。トラックパッドコンフィギュレータ240において、トラックパッド106の様々な特性が編集され得る。例えば、トラックパッド触覚セレクタ241は、トラックパッド106がユーザによってタッチされるときに受信されるフィードバックを選択するために使用され得る。トラックパッド圧力しきい値セレクタ242は、トラックパッド106を起動して、パネル250に入力を送信し始めるためにユーザによって必要とされる圧力の量を選択するために使用され得る。
[00194]トラックパッドは、2つ以上の入力エリアを含み得る。例えば、トラックパッド106は、トラックパッドエリア244及びトラックパッドホームボタン243という2つの入力エリアを有する。各入力エリアは、異なる機能を実施するように構成され得る。例えば、トラックパッドホームボタン243に向けられるユーザ入力が、1つの命令をプロセッサ262に送信し得る一方、トラックパッドエリア244に向けられる同じ入力は、異なる命令をプロセッサ262に送信し得る。
[00195]一実施形態において、トラックパッドエリア244及びトラックパッドホームボタン243は、異なるタイプの入力を受信するように構成され得る。例えば、トラックパッドエリア244は、マルチフィンガージェスチャを受容するように構成され得る一方、トラックパッドホームボタン243は、押圧のみを受容するように構成され得る。一実施形態において、トラックパッドエリア244は、入力を拡大するためにピンチを受信し得る。一実施形態において、2本指圧力フリーズは、トラックパッドエリア244によって受信され得、この2本指圧力フリーズは、2本指ジェスチャを受信し、次いで、選択された2本指ジェスチャの後約300msの間入力をロックすることを含むものである。一実施形態において、トラックパッドエリア244は、例えば、休止モードに入ることを示す、3本指ジェスチャを受信し得る。
[00196]ユーザが編集を完了したとき、トラックパッド106の構成は、編集アクセプタ121を選択することによって保存され得る。代わりに、ユーザがトラックパッド106の構成に対する任意の変更を破棄することを望む場合、ユーザは、編集リジェクタ122を選択することによって構成を保存せずにトラックパッドコンフィギュレータ240を退出することができる。
[00197]図25は、パネル250システムの実施形態を例証する。例示的なパネル250システムは、パネル250及びユーザ入力場所を含む。パネルは、パネル250システムが使用される予定の用途に従って様々な形状、サイズ、及びレイアウトで提供され得る。例えば、パネル250は、フォークリフトのユーザインターフェースとして使用されるように、フォークリストに統合されるべきフォークリフト制御装置の形状をとり得る。パネルはまた、MRI、超音波、又は他の医療デバイスの専門家入力パネルの形状をとり得る。
[00198]パネル250は、ユーザ入力場所を含み得る。例示的な実施形態において、パネル250は、ボタンに似ているがボタンのように押下することができないユーザ入力場所を作成するように成形され得る。例えば、パネル250は、丸ボタン255を含み得る。さらには、パネル250は、回路トレース線261レイアウトが、ユーザが丸ボタン255に対応する場所に入力を生成することを可能にするように配置され得る。したがって、ユーザは、ユーザ入力場所で丸ボタン255を押圧することによって入力を生成することができる。ユーザ入力は、シングル若しくはマルチタッチジェスチャ、スワイプ、スワイプをシミュレートする接触、クリック、スクロール、スピン、音声コマンド、生体センサ(顔、網膜、及び/又は指紋スキャナを含む)、及び/又は任意の他のタイプのジェスチャ若しくは命令の形態を含み得るため、ユーザ入力はボタンに限られなくてもよい。
[00199]パネル250は、スライダ256を含み得る。スライダ256は、パネル250内の実質的に矩形の凹部を含み得る。他の形状のスライダ256が提供されてもよい。凹部は、様々な深さのものであってもよく、例えば、スライダ256は、深さが約1mm〜約6mmの間で様々であり得る。一実施形態において、スライダ256は、統合開発環境のスライダ、例えば、スライダ107に相関し、統合開発環境の構成に従ってユーザから入力を受信するように構成される。
[00200]パネル250は、トレンチ252を含み得る。トレンチ252は、パネル250内の凹部であり得る。トレンチ252の凹部は、深さが約2mmであってもよい。トレンチ252は、長さ約25mm、幅約7.62mmで、パネル250の上面から約8mm後退され得る。センサは、ユーザからの入力を受信するために、トレンチ252の長さの下に、これに沿って置かれ得る。ユーザがトレンチ252に沿って指をスワイプすると、プロセッサ262(図示されない)は、より多くの又はより少ないセンサ入力をユーザの大きい又は細かい動きと相関させるように構成され得る。
[00201]幅広のトレンチ253が、追加的又は代替的に、パネル250に提供され得る。幅広のトレンチ253は、深さが約2mmであってもよい。トレンチ252及び/又は幅広のトレンチ253は、統合開発環境の選択可能なエリアに相関し得る。例えば、統合開発環境は、トレンチ252おいてユーザからの押圧、スワイプ、及び/又はスライドを受容するように構成され得る。そのような構成は、ユーザが、パネル250を見ることなくトレンチ252に押圧、スワイプ、及び/又はスライドを適用することを可能にし、即ち、ユーザは、感触で、ボタンを押圧するか又は別の方法により入力を提供することができる。
[00202]パネル250は、正方形ボタン254を含み得る。正方形ボタン254は、パネル250内の正方形凹部であってもよく、深さが約6mmであってもよい。正方形ボタン254は、正方形ボタン254の潜在的な使用を示すアイコン又は図形を含み得る。一実施形態において、正方形ボタン254は、統合開発環境のボタンに相関し、統合開発環境の構成に従ってユーザから入力を受信するように構成される。統合開発環境で使用されるアイコンは、正方形ボタン254の潜在的な使用を示すアイコン又は図形に相関し得る。
[00203]パネル250は、スクロールホイール251を含み得る。スクロールホイール251は、パネル250内の円形凹部であり得、深さが約1mm〜約4mmの間で様々であり得る。スクロールホイール251は、スクロールホイール251の潜在的な使用及び/又は入力の方向を示すアイコン又は図形を含み得る。一実施形態において、スクロールホイール251は、統合開発環境のスクロールホイールに相関し、統合開発環境の構成に従ってユーザから入力を受信するように構成される。統合開発環境で使用されるアイコンは、スクロールホイール251の潜在的な使用を示すアイコン又は図形に相関し得る。
[00204]パネル250はまた、プロセッサ262を含む印刷回路板(「PCB」:Printed Circuit Board)を備え得る。プロセッサ262は、回路トレース線261から入力を受信するように構成され得る。さらには、プロセッサ262は、ユーザ生成入力から生じる回路トレース線261からの入力を受信するように構成され得る。さらには、プロセッサ262は、プリント基板から、外部CPUへの出力を生成し、外部CPUからの入力を受信するように構成され得る。CPUは、統合開発環境と通信するように構成され得る。その結果、ユーザ入力に対するプロセッサ262応答は、統合開発環境の使用を通じて変更され得る。
[00205]パネル250システムはまた、ユーザにフィードバックを通信するためのシステムを備え得る。例えば、パネル250は、電球、LEDなどの照明要素、及び/又は、LEDディスプレイ若しくはLCDタッチスクリーンなどのタッチスクリーンを備え得る。そのような要素は、ユーザ生成入力に応答して照明し得る。信号は、パルス幅変調信号を介して照明要素に伝送され得る。他のフィードバック手段は、ハプティクス、運動感覚通信、力、振動、光、音、録音、映像、温度、風、及び/又はユーザの感覚によって容易に得られる任意の他の出力を含み得る。
[00206]パネル250は、様々な数及びタイプのセンサを備え得る。例えば、パネル250は、近接センサ用いて構成され得る。そのような構成において、パネル250は、ユーザがパネル250に接近しているとき、及び/又はパネル250に接触しようとしているときを検出することができてもよい。そのような近接センサは、赤外線センサであってもよい。
[00207]パネル250は、統合開発環境を実行するデバイスに直接接続され得る接続ポートを含み得る。例えば、接続は、USBミニ、USBCアダプタ、CANアダプタ、及び/又はBTアダプタを含み得る。この接続は、パネル250が、統合開発環境にハード線接続されることを可能にし得、これが、パネル250及び統合開発環境へ、並びに/又はそこから情報を送信するために少なくともより速い接続を提供し得る。
[00208]図26は、パネル250の裏、パネル反対側260を例証する。パネル反対側260の裏から、スライダ256、正方形ボタン254、丸ボタン255、幅広のトレンチ253、トレンチ252、及びスクロールホイール251の凹部はすべて視認できる。回路トレース線261もまた視認できる。
[00209]図26及び図27に示されるように、パネル250及びパネル反対側260は、パネル250内に成形される導体及び絶縁体の交互層を備え得る。そのような実施形態において、導体は、回路内に配置され得、回路トレース線261と称され得る。回路トレース線261は、パネル250を構築する射出成型プラスチックに印刷される導電性インクから形成され得る。ユーザによって見られるパネル250の部分である、パネル250の外面は、インモールド設計(「IMD」:In−Mold Design)プロセスを使用して作成され得る。一実施形態において、パネル250は、3D印刷され得る。一実施形態において、パネル250は、予め構成された金属板に対する熱成形を使用して製造され得る。回路トレース線261は、回路全体にわたる様々な場所において、ユーザが、接触点で基板をタッチして入力を生成し得るように、回路レイアウトを含み得る。接触点は、ユーザが指(複数可)を所望の場所に、感覚に基づいて、及び所望の場所における指(複数可)の正しい配置を視覚的に確かめる必要なしに、位置付けることができるように、隆起又は凹部を含み得る。1本の指、手、及び/又は複数の指は、すべて、入力を提供するために使用され得る。
[00210]パネル反対側260の背面図は、回路トレース線261が、パネル250の入力受信エリアの各々において入力を受信するためにどのようにパネル反対側260に統合されるかを示す。プリント基板受容部263もまた、パネル反対側260に示される。プリント基板受容部263は、プリント基板を受けるように構成され得る。プリント基板は、はんだ付け又は何らかの他の接続プロセスによってプリント基板受容部263に接続されることができてもよい。
[00211]図27は、パネル反対側260のプリント基板受容部263の詳細図を例証する。丸ボタン255が、参照のために示される。プリント基板受容部263は、プリント基板をパネル反対側260に接続し、パネル反対側260の回路トレース線261をプリント基板に接続するように構成され得る基板固定具271、272、273、及び274を含み得る。一実施形態において、より多くの又はより少ない基板固定具が提供され得る。一実施形態において、基板固定具は、クリップ、スナップ、ピン、ねじ、ボルト、接着剤、グルー、及び/又はプリント基板をパネル反対側260に接続するように構成される他の固定具を含み得る。
[00212]プリント基板のプロセッサ262は、回路トレース線261を通じて伝送される入力を受けて、それらの入力をプリント基板から離れたところに位置する別の場所に通信することができる。例えば、プリント基板は、イーサネット(登録商標)接続又は別の有線及び/若しくはワイヤレス接続方法により入力を通信し得る。
[00213]図28は、統合開発環境のエンコーダディスプレイコンフィギュレータ280を例証する。エンコーダディスプレイコンフィギュレータ280は、統合開発環境のエンコーダレイアウト上のエンコーダディスプレイ71を選択することによって選択され得る。エンコーダディスプレイコンフィギュレータ280において、エンコーダディスプレイ71の様々な特性が編集され得る。
[00214]統合開発環境は、パネル250に使用される統合開発環境100と同じであり得るか、又は異なる統合開発環境であり得る。したがって、統合開発環境を有する関連した入力方法エディタを有する例示的なエンコーダ及び/又はパネルは、実地内の様々なエンコーダ及び/又はパネルにわたって、選択されたエンコーダ及び/又はパネル構成を開発及び/又は適用する能力をユーザに提供することができる。
[00215]エンコーダ50入力方法は、パネル250に使用されるものと同じであってもよい。エンコーダ50は、パネル250よりも少ない入力方法又は追加の入力方法を含み得る。様々な実施形態において、エンコーダ50は、物理的レイアウト及びデジタルレイアウトを含み得る。例えば、静電容量センサは、スイッチ、スクロールホイール、ボタン、スライド、及び/又はトグルと組み合わされ得る。そのような実施形態において、ユーザ入力及びCPU出力は、エンコーダ50の物理的レイアウト及びデジタルレイアウトの両方を通じて通信され得る。
[00216]統合開発環境ユーザインターフェースは、エンコーダ50上のパネル250に関して上に説明される要素の任意の組み合わせの使用を提供し得る。そのような入力方法は、トラックパッド、ボタン、スワイプ、スクロールホイール、スライダ、及び/又は回転式ボタンを含むがこれらに限定されない。例えば、大きい回転式ボタンが、エンコーダ50の中央に構成されて設計され得る。加えて、より小さいボタンが、回転式ボタンの円周の周りに構成され得る。他の実施形態において、多数のスイッチを備えるスイッチ基板が、合開発環境において構成され得る。ユーザは、本明細書内では具体的に言及されないボタン、スイッチ、スクロールホイール、スワイプ、及び/又はスライドの任意のタイプ又は組み合わせを表す、関連したカスタム機能を有するカスタムボタンを作成し得る。
[00217]例えば、統合開発環境は、エンコーダ50によって送信及び受信される入力の数、タイプ、及びレイアウトを変更及び/又は編集し得る。例えば、ユーザは、単一のスイッチを通じてCPUに通信する必要性を有し得る。その結果、エンコーダ50は、単一のスイッチを含むレイアウトを必要と得る。そのようなレイアウトにおいて、統合開発環境は、単一のスイッチを含むようにエンコーダ50のプロセッサ17aに指示するようにユーザによって構成され得る。さらには、統合開発環境は、単一のスイッチによって受信される入力を選択的に制御することができる。
[00218]例えば、スイッチは、スイッチがエンコーダ50に統合された静電容量センサの使用を通じてユーザによってスワイプされるとき、信号をプロセッサ17aに通信するように構成され得る。ユーザはまた、スイッチがユーザによって起動され、信号がプロセッサ17aに通信されるときに、フィードバックを必要とし得る。そのような例において、統合開発環境は、構成されたエンコーダ50スイッチからの信号がプロセッサ17aに通信されるときに光を表示するように、エンコーダ50のプロセッサ17aに指示するようにユーザによって構成され得、その結果として、光が、ユーザによって見られ得、プロセッサ17aがユーザによって構成されるようなエンコーダ50スイッチからの信号を受信したことをユーザに示す。
[00219]上の例は、エンコーダ50及び統合開発環境システムの機能を、プロセッサ17aへの通信又はプロセッサ17aからの通信に基づいてユーザに単一のフィードバック源を与える単一のスイッチに制限するものとして理解されるべきではない。エンコーダ50及び統合開発環境システムは、統合開発環境100の使用を通じて、任意の数、タイプ、及び/又は組み合わせのユーザからの入力を受信し、それらの入力をプロセッサ17aに通信し、同様にプロセッサ17a出力を受けて、エンコーダ50を通じて通信されるべき任意の数、タイプ、及び/又は組み合わせのフィードバックへの所望の出力をユーザに通信するように、エンコーダ50を構成することができる。
[00220]図28に戻って参照すると、環境名115は、他の構成セット、即ち、編集のために選択されるべき他の「オプション」セットを選択するために使用され得る。統合開発環境の選択された構成において、構成は、ある場所においてエンコーダ50によって受信される入力を編集するために使用され得る入力方法エディタセレクタ109を選択することによって、及び/又は、プロパティモードセレクタ281を選択してエディタモード選択画面にアクセスすることによって、編集され得る。エンコーダイベントセレクタ282は、異なるユーザ入力をエンコーダ50の異なるディスプレイ及び/又は入力受信方法と相関させることができるイベントモード画面にアクセスするために使用され得る。
[00221]エンコーダプロパティセレクタ281において、様々なセレクタが、エンコーダ50の構成を変えるために使用され得る。例えば、セレクタ285は、背景色を選択するために使用され得、セレクタ286は、アイコンを選択するために使用され得、セレクタ287は、数値表示283の最小値を設定するために使用され得、セレクタ288は、数値表示283の最大値を設定するために使用され得る。図29は、数値表示283の初期値を選択するために使用され得るセレクタ291、並びに数値表示283に示される数字が初期値、最小値、及び最大値の間で動かされる際の段階値を選択するために使用され得るセレクタ292を含むエンコーダディスプレイコンフィギュレータ280のスクロールダウン図を示す。図29は、セレクタのリストを折り畳むために使用され得る折り畳みボタン293も含む。
[00222]エンコーダディスプレイコンフィギュレータ280は、アイコン284を編集するためにも使用され得る。一実施形態において、アイコン284は、数値表示283によって変更され得る設定に相関し得る。例えば、エンコーダ50は、ユーザに天気をレポートする機能を含み得る。アイコン284は、選択された場所における現在の天気に相関するように変化し得る。数値表示283は、同じ選択された場所における気温に相関するように変化し得る。したがって、エンコーダ50は、ユーザに天気レポートを中継することができる。
[00223]図30は、エンコーダディスプレイコンフィギュレータ280の追加的又は代替的な実施形態を示す。図30に従う実施形態において、エンコーダ50は、エンコーダ50のノブ27の動きに相関するスクロールホイール表示を含み得る。一実施形態において、ノブ27がユーザにより回されると、スクロールホイール301は、スクロールホイール301内のスライダの相対位置を示すように更新され得る。ボタン302は、ユーザが制御している機能を示し得、また、ユーザのための別の入力エリアを含み得る。
[00224]例えば、エンコーダ50は、音量コントローラとして使用され得る。音量の相対位置は、スクロールホイール301によって示され得る。音量は、ノブ27を使用してユーザによって変えられ得る。ボタン302は、エンコーダ50が現在音量を制御していることをユーザに示すアイコンを示し得る。ボタン302は、制御音量をミュート及び/又はミュート解除するようにさらに構成され得る。エンコーダ50の他の使用は、限定されるものではないが、ファン速度、チャネルセレクタ、温度セレクタ、一般的動的数字セレクタ、一般的動的バーグラフエディタ、及び/又は光設定を含み得る。
[00225]一実施形態において、エンコーダ50の構成は、予め構成され得、製造業者からの購入のために利用可能であり得る。そのような構成は、統合開発環境に統合され得る、及び/又は別のスタンドアローンアプリケーション内にホストされ得る構成ライブラリに位置し得る。一実施形態において、構成は、部分的にのみ製造業者から構成され得、構成の残りの部分は、ユーザ及び/又は購入者によって書き入れられ得る。
[00226]図30を参照すると、エンコーダプロパティセレクタ281は、エンコーダ50の構成を変えるために使用され得る。例えば、セレクタ285は、スタイルを選択するために使用され得、セレクタ286は、アイコンを選択するために使用され得、セレクタ287は、スクロールホイール301の最小値を設定するために使用され得る。エンコーダイベントセレクタ282は、異なるユーザ入力をエンコーダ50の異なるディスプレイ及び/又は入力受信方法と相関させることができるイベントモード画面にアクセスするために使用され得る。エンコーダ50が別のデバイスへの接続を必要とする実施形態において、エンコーダ50は、他のデバイスへの信号がいつ失われるか、及び/又はいつ接続されるかという指示を表示するように構成され得る。
[00227]ここに説明される例に対する様々な変更及び修正が当業者には明らかであるということを理解されたい。そのような変更及び修正は、本主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく、並びにその意図した利点を損なうことなくなされ得る。したがって、そのような変更及び修正は、添付の特許請求の範囲によって網羅されることが意図される。さらに、本実施形態は、したがって、そのような変異形及び修正が本開示の範囲内に含まれることが意図されるため、上に明記される方法論又は構造の正確な詳細に限定されるべきではない。さらには、別途記述のない限り、第1、第2などの用語のいかなる使用も、任意の順序又は重要性を指し示すものではなく、むしろ第1、第2などの用語は、1つの要素を別の要素から区別するために使用されるにすぎない。