JP2021509252A - 複数の吸引モードをサポートするエアロゾル化装置、及びその使用方法 - Google Patents

複数の吸引モードをサポートするエアロゾル化装置、及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、複数の吸引モードをサポートするエアロゾル下装置を開示しており、この装置は、本体ハウジング(7)と、メインホルダ(2)と、上端カバー(1)と、エアロゾル化器ベース(211)上に配置されたエアロゾル化器(5)と、下端カバー(4)とを含む。本発明は更に、かかるエアロゾル化装置の使用方法も開示している。本発明のエアロゾル化装置は3つの吸引モードをサポートしており、かつ吸引モードと気流チャネルを同時に切り替え可能であり、低温ベイキングでアロマを生成する温度の制御が正確であり、タバコスティックの利用が十分であり、吸引快適性が高い。【選択図】図1

Description

本発明は電子タバコの技術分野に属しており、具体的には、複数の吸引モードをサポートするエアロゾル化装置、及びその使用方法に関する。
近年、世界的なタバコ規制の趨勢と公衆衛生についての世論という二重の圧力のもとで、旧来の巻きタバコの発展はますます多くの制限を受けるようになってきている。タールを削減してリスクを低減する技術の研究、及び低毒性の新型タバコ製品の開発は、既にタバコ業界にとっての新たな常識となっており、業界の持続的かつ健全な発展を支援するこの新しい機会をつかむことは、必然的な選択である。
タールを削減してリスクを低減する旧来の技術は、主に、刻みタバコ中にタバコのフレークや茎などをブレンドするか、又は通気性の高いタバコ巻き紙を使用することによって、タバコスティックの燃焼速度を速め、タバコスティックの燃焼挙動を変化させること、タバコフィルタに活性炭などの吸着剤を添加するか、又は複数の複合的タバコフィルタを採用することによって、燃焼ガス中の有害成分を選択的にフィルタリングすること、チッピングペーパー(水松紙)に穴を開けるか、又は多孔性の成形紙を採用することによって、燃焼ガスに空気を含ませ希釈すること、を含む。前述の技術は、タールの削減とリスクの低減を実現することが、ある程度は可能であるものの、依然としてタバコスティックを燃焼させることが必要であり、燃焼プロセスに伴って発生する有害物質を過小評価することはできないことに、留意されたい。タバコスティックを低温でベイクすること、又はタバコオイルを加熱してエアロゾル化することは、より健康的な選択であると、科学界によって既に証明されている。しかし、現在の低温ベイク技術には、一般的に、アロマを生成する温度の制御が不正確であること、及びタバコスティックの利用率が低いことといった問題があり、タバコオイルをエアロゾル化しただけのタバコエアロゾルにも、アロマが弱いこと、甘みが強すぎることなどの、吸引品質上の欠点がある。そのため従来技術においては、早急な改善及びブレイクスルーが待たれている。
本発明は、上述した従来技術の欠点を踏まえて、複数の吸引モードをサポートするエアロゾル化装置、及びその使用方法を提供するものである。この装置は、タバコオイルのエアロゾル化、タバコスティックのベイキング、及び「タバコオイルのエアロゾル化+タバコスティックのベイキング」という3つの吸引モードをサポートしており、様々な機能を有していて、ユーザの多様な吸引ニーズをあらゆる面で満たすことができ、かつ、様々な吸引モードと対応する気流チャネルを同時に切り替え可能であり、高次にインテリジェント化されている。低温ベイクにより、アロマを生成する温度の制御が正確になり、アロマの放出を最大化することが可能になり、タバコスティックの利用率が向上する。「タバコオイルのエアロゾル化+タバコスティックのベイキング」というモードで作動している時、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルとタバコスティックをベイクした燃焼ガスとが十分に混合されることが可能になり、豊かで調和のとれたアロマ、強い生理的満足感、及び優れた吸引快適性がもたらされる。
本発明がその技術的課題を解決するために採用される技術的解決策は以下の通りである。
本発明の第1態様は、複数の吸引モードをサポートするエアロゾル化装置を開示している。この装置は、
概して筒状の本体ハウジング7であって、その上端及び下端が開口している本体ハウジング7と、
本体ハウジング7内に配置されるメインホルダ2であって、その頂部と底部にそれぞれ上部カバープレート21と下部カバープレート22が設けられ、上部カバープレート21と下部カバープレート22とが分離プレートによって固定連結され、かつ上部カバープレート21と下部カバープレート22との間は分離プレートによっていくつかのキャビティに分割され、別々のキャビティ内に、制御回路基板3、タバコスティックベイキング部材6、及びバッテリが設置される、メインホルダ2と、
上部カバープレート21であって、その上端面に磁性体213とエアロゾル化器ベース211とが設けられ、更にタバコスティック挿入孔212が開けられている、上部カバープレート21と、
下部カバープレート22であって、その下端面には、3つの位置感知接触点(すなわちそれぞれ、第1位置感知接触点2211、第2位置感知接触点2212、第3位置感知接触点2213)が設けられ、更に、端面を貫通する第1吸気口2221及び第2吸気口2222が開けられている、下部カバープレート22と、
吸い口11を有する上端カバー1であって、その下端面と本体ハウジング7の上端開口とが互いに適合し、錐体の下端面には2つの別個の穴が開けられており、この2つの穴は、第1排気チャネル12と第2排気チャネル13として、錐体のキャビティ内に通じており、この下端面には更に磁気吸着カラム(磁吸柱)14も設けられている、上端カバー1と、
エアロゾル化器ベース211上に配置されたエアロゾル化器5であって、磁気吸着、螺合、又はスナップ留めの方式で、電気接続を実現するようにエアロゾル化器ベース211に固定される、エアロゾル化器5と、
下端カバー4であって、その上端面と本体ハウジング7の下端開口とが互いに適合し、その下端面の外側にモード切替ディスク41があり、モード切替ディスク41は、セルフロック回転シャフト43を介して、下端カバー4の上端面に配置された回転パッド42に連結されており、回転パッド42の、セルフロック回転シャフト43に沿った両側に、回転位置接触点421と吸気口密封栓422とが設けられており、この2つを繋ぐ線はセルフロック回転シャフト43を通る、下端カバー4とを含み、モード切替ディスク41の下端面には、3つの標識(すなわちそれぞれ、第1モード標識411、第2モード標識412、第3モード標識413)が設けられており、下端カバー4の上端面の縁部には、嵌合構成要素44がある。
各部材が連結される方式は、以下の通りである。
磁気吸着カラム14と磁性体213との磁気吸着作用により、上端カバー1とメインホルダ2との密着配置が実現し、下端カバー4とメインホルダ2とが嵌合構成要素44を介してスナップ連結することで、下端カバー4の上端面と下部カバープレート22の下端面とが互いに当接し、タバコスティックベイキング部材6の上端口とタバコスティック挿入孔212とが一致する。磁気吸着カラム14は概して円筒形状であり、材料は鉄、コバルト、ニッケル、又はその他の磁性材料のうちの1つである。磁性体213の材料は、ネオジム鉄ホウ素磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルミニウムニッケルコバルト磁石、又は鉄クロムコバルト磁石のうちの1つである。通常、制御回路基板3はエアロゾル化器ベース211の直下に配置され、バッテリは磁性体213の直下に配置される。
好ましくは、タバコスティックベイキング部材6は概して円筒形状であり、円筒体の外壁は断熱構成要素65により覆われており、円筒体の内部キャビティは、上から順にそれぞれ、タバコフィルタ収容キャビティ63、第1加熱キャビティ61、第2加熱キャビティ62であり、第1加熱キャビティ61及び第2加熱キャビティ62では、一体型構造設計と区域別加熱とを使用する方法が採用され、加熱キャビティは、金属カップであっても、加熱回路が印刷されたセラミックカップ又はガラスカップであってもよく、第1加熱キャビティ61及び第2加熱キャビティ62のキャビティ壁には、温度センサ64が設けられ、第1加熱キャビティ61及び第2加熱キャビティ62は、タバコスティックを収容するために使用され、使用されるタバコスティックは、一般的な燃焼吸引式の巻きタバコ、加熱型の非燃焼式巻きタバコ、及び一般的な燃焼吸引式と加熱型の非燃焼式の両方式を併用する巻きタバコを含む。温度感知モジュール38は、第1加熱キャビティ61及び第2加熱キャビティ62の温度をマイクロコントローラ31にフィードバックし、断熱構成要素65は、多孔性材料、熱反射材料、又は真空材料のうちの1つにより構成される。タバコスティックの上部と下部との比率は、8:2、7:3、6:4、5:5、4:6、3:7、及び8:2であってよく、好ましくは5:5である。
好ましくは、タバコスティックベイキング部材6の下端口に取り外し可能に配置された捕集構成要素8が更に含まれる。捕集構成要素8は、タバコスティックのベイキングプロセス中に発生するタールなどの凝縮物を収集するために使用される。
好ましくは、制御回路基板3は、マイクロコントローラ31と、電源管理モジュール32と、タバコオイルエアロゾル化制御モジュール33と、タバコスティックベイキング制御モジュール34と、情報表示モジュール35と、ボタン押圧検出モジュール36と、モード解析モジュール37と、温度感知モジュール38とを含む。
好ましくは、本体ハウジング7の横断面は概してY字形状であり、その外壁には、メインボタン71、表示画面72、及び充電ポート73が設けられている。充電ポート73は、エアロゾル化装置を充電することも、エアロゾル化装置のファームウェアのアップグレードを実行することも可能であり、表示画面72は、吸引モード、吸引状態、及びバッテリ電量などの情報を、ユーザに直感的に提示する。
好ましくは、吸い口11は、伸縮構造になっており、上端カバー1のキャビティ内に収縮すると、第1排気チャネル12及び第2排気チャネル13と非連通状態になり、伸長して使用される時には、吸い口11と第1排気チャネル12及び第2排気チャネル13とが連通状態になり、第1排気チャネル12又は第2排気チャネル13は、錐体のキャビティ内にZ字形状に配置され、第1排気チャネル12と第2排気チャネル13はそれぞれ、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルと、タバコスティックをベイクしたタバコエアロゾルを送出するために使用される。好ましくは、第1吸気口2221はタバコオイルエアロゾル化の吸気通過孔として機能し、第2吸気口2222はタバコスティックベイキングの吸気通過孔として機能する。
好ましくは、第1吸気口2221は、第3位置感知接触点2213の反対側に設けられ、第2吸気口2222は、第1位置感知接触点2211の反対側に設けられ、吸気口密封栓422は、第1吸気口2221又は第2吸気口2222と互いに適合する。つまり、吸気口密封栓422は、第1吸気口2221又は第2吸気口2222を、閉鎖することも開放することも可能である。
好ましくは、第1モード標識411と、第2モード標識412と、第3モード標識413はそれぞれ、タバコオイルエアロゾル化モードと、「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」の混合モードと、タバコスティックベイキングモードに対応する。モード切替ディスク41は、セルフロック回転シャフト43を介して、回転パッド42を駆動して回転させ、セルフロック回転シャフト43は、回転位置接触点421と3つの位置感知接触点とのセルフロック位置決めをサポートする。回転位置接触点421が第1位置感知接触点2211と位置が合って連結すると、吸気口密封栓422は第2吸気口2222を閉鎖し(これによりタバコオイルエアロゾル化モードとなる)、第1吸気口2221はタバコオイルエアロゾル化の吸気通過孔として機能し、回転位置接触点421が第3位置感知接触点2213と位置が合って連結すると、吸気口密封栓422は第1吸気口2221を閉鎖し(これによりタバコスティックベイキングモードとなる)、第2吸気口2222はタバコスティックベイキングの吸気通過孔として機能する。回転位置接触点421が第2位置感知接触点2212と位置が合って連結すると、第1吸気口2221と第2吸気口2222はどちらも開く(これにより「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」の混合モードとなる)。
本発明の第2態様は、上述したエアロゾル化装置のうちのいずれかを使用する、エアロゾル化装置の使用方法を開示している。この方法は、
モード切替ディスク41を回転させて、エアロゾル化装置の吸引モードを選択すると共に、セルフロック回転シャフト43を利用して位置セルフロックの位置決めを実施し、第1モード標識411、第2モード標識412、又は第3モード標識413をモード位置合わせ標識45に合わせるステップであって、これにより回転位置接触点421が、吸引モードに合致した第1位置感知接触点2211、第2位置感知接触点2212、又は第3位置感知接触点2213と、自動的に位置が合って連結し、同時に吸気口密封栓422が第1吸気口2221及び/又は第2吸気口2222を開放する、ステップと、
マイクロコントローラ31と、電源管理モジュール32と、情報表示モジュール35と、ボタン押圧検出モジュール36と、モード解析モジュール37とを全て作動させるステップであって、これにより、モード解析モジュール37が、第1位置感知接触点2211、第2位置感知接触点2212、又は第3位置感知接触点と回転位置接触点421との、位置合わせ連結の状況をリアルタイムで検出し、位置情報の解析を実施した後に、マイクロコントローラ31にフィードバックを提供して、吸引モードを決定し、対応する吸引モードで各制御回路基板モジュールの動作を始動させて、ユーザの吸引に供されるタバコエアロゾルを生成する、ステップとを含み、タバコオイルエアロゾル化モードでは、タバコオイルエアロゾル化制御モジュール33が連動して作動し、タバコオイルをエアロゾル化してタバコエアロゾルを生成し、タバコスティックベイキングモードでは、タバコスティックベイキング制御モジュール34及び温度感知モジュール38が連動して作動し、タバコスティックをベイクしてタバコエアロゾルを生成し、「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」の混合モードでは、タバコオイルエアロゾル化制御モジュール33、タバコスティックベイキング制御モジュール34、及び温度感知モジュール38が協働して作動し、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルと、タバコスティックをベイクしたタバコエアロゾルとが混合されたタバコエアロゾルを生成する。
好ましくは、タバコスティックベイキング部材6の使用方法は、
(1)時間0〜tの間、第1加熱キャビティ61と第2加熱キャビティ62とが共に加熱されるステップであって、第1加熱キャビティ61はTの温度まで継続的に加熱され、第2加熱キャビティ62は、Tの温度まで加熱された後一定温度に維持されるステップと、
(2)時間t〜tの間、第1加熱キャビティ61と第2加熱キャビティ62が、それぞれTとTという一定温度に維持されるステップと、
(3)時間t〜tの間、第1加熱キャビティ61は温度がTまで降下した後一定温度に維持され、第2加熱キャビティ62はTの温度まで加熱された後一定温度に維持されるステップと、
(4)時間t〜tの間、第1加熱キャビティ61は一定温度Tに継続的に維持され、第2加熱キャビティ62は温度がTまで降下した後一定温度に維持されるステップと、
(5)時間t〜tの間、第1加熱キャビティ61の加熱は停止され、第2加熱キャビティ62は、一定温度Tに継続的に維持され、時間がtを超えると加熱が停止されるステップとを含み、
ここで、温度はT<T<Tである。
従来技術と比較した、本発明の有益な効果は以下の通りである。
1、本発明のエアロゾル化装置は、回転制動が適切なモード切替ディスクを採用して、吸引モードの自由な切り替えを実現するものであり、3段階に調整可能であり、操作が容易であり、快適かつ便利なものである。この装置は、タバコオイルエアロゾル化と、タバコスティックベイキングと、「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」という3つの吸引モードをサポートしており、ユーザの多様な吸引ニーズをあらゆる面で満たすことができ、ユーザに様々な吸引体験をもたらしうる。
2、本発明のエアロゾル化装置は、セルフロック回転シャフトを利用して回転パッドを駆動し、位置感知接触点2211、2212、又は2213と回転位置接触点421との位置合わせ連結と、吸気口の開閉制御とを同時に完了し、モード解析モジュールによって連結状況を検出して位置情報を分析してから、マイクロコントローラに送信して、吸引モードを決定し、対応する制御回路基板モジュールを始動させることにより、様々な吸引モードと対応する気流チャネルの同時かつ正確な切替を実現する。この装置は、高次にインテリジェント化されており、安定的にかつ信頼性を伴って連動する。
3、本発明のエアロゾル化装置が、タバコスティックベイキングモードで作動している時、加熱キャビティでの低温ベイキングによって、タバコスティックから燃焼ガスが発生する。燃焼吸引式のタバコスティックと比較すると、熱分解により生じる有害物質は大幅に減少し、潜在的な健康リスクが小さくなる。「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」のモードで作動している時、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルとタバコスティックをベイクした燃焼ガスとが、吸い口の底部で十分に混合されて、アロマの豊かさと調和が増強され、ユーザは生理的満足感を迅速に獲得しうる。更に、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルは、タバコスティックをベイクした燃焼ガスの喉への刺激感を著しく低減して、吸引快適性を大幅に上昇させることが可能である。また、タバコスティックをベイクした燃焼ガスは、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルの甘さを効果的に抑制することも可能であり、吸引快適性が増強され、アロマはまろやかかつ繊細になり、吸引品質が明らかに改善される。
4、本発明のエアロゾル化装置の第1加熱キャビティ及び第2加熱キャビティは、独自に開発された区域別加熱を使用する方式を利用するものであり、様々な時間−温度要件に基づいて、タバコスティックに部分ごとの加熱ベイキング制御を実施し、燃焼ガスの均一な放出を確実にする。つまり、発煙量がより均一になり、タバコスティックの利用率が著しく向上する。加熱キャビティは、温度感知モジュールを通じて、リアルタイムで収集した複数箇所の温度を加重平均し、動的フィードバック制御を実行するためにマイクロコントローラに送信する。アロマ生成の温度制御は正確であり、温度制御の応答速度は速く、タバコスティックは十分に利用される。
5、本発明のエアロゾル化装置は、分離式の気流チャネル構造を採用しており、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルとタバコスティックをベイクした燃焼ガスの個別のチャネル伝送を実現して、重複したチャネルで気流分布が不均一になるという問題を解決し、エアロゾル化器の電極へのタールの付着により回路が故障するリスクを低減している。
6、本発明のエアロゾル化装置は、伸縮しうる吸い口であって、吸引されない時には上端カバーのキャビティ内に収縮可能であり、衛生的な防塵保護を実現しうると共に、エアロゾル化装置の全体サイズを縮小しうる、吸い口を採用している。エアロゾル化装置は、全体的な横断面がY字形状になる構造設計を採用しており、使用者にとって持ちやすいだけでなく、転がることを防止し、使用の快適性及び安全性を向上させる。燃焼ガスの2つの排気チャネルは、Z字形状の構造を採用しており、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾル及び/又はタバコスティックをベイクした燃焼ガスの温度と刺激感を効果的に低減し、吸引時の滑らかさと充実感を向上させうる。充電ポートは、ファームウェアをアップグレードする機能も兼ね備えており、ユーザがアップグレードを行う上で非常に便利であり、ユーザは新しい機能をタイムリーに体験することが可能になる。
本発明の複数の吸引モードをサポートするエアロゾル化装置の分解図である。 本発明のエアロゾル化装置の上端カバーの下端面の概略図である。 本発明のエアロゾル化装置の吸い口が、上端カバーのキャビティ内に収縮している時の概略図(a)と、使用のために伸出している時の概略図(b)である。 本発明のエアロゾル化装置のメインホルダの上部カバープレートの概略図(図a)と、下部カバープレートの概略図(図b)である。 本発明のエアロゾル化装置の制御回路基板の構造ブロック図である。 本発明のエアロゾル化装置の下端カバーの上端面の概略図(図a)と、下端面の概略図(図b)である。 本発明のエアロゾル化装置のタバコスティックベイキング部材の軸方向断面図である。 本発明のエアロゾル化装置のタバコスティックベイキング部材の第1加熱キャビティの時間−温度曲線(a)と、第2加熱キャビティの時間−温度曲線(b)である。 本発明のエアロゾル化装置のタバコスティックベイキング部材が、タバコスティックに部分ごとの加熱ベイキングを行った、タバコエアロゾルの量と時間との曲線(a)、及び一般的なタバコスティックベイキング部材がタバコスティックに加熱ベイキングを行った、タバコエアロゾルの量と時間との曲線(b)である。
本発明の目的、技術的解決策、及び利点をより明確にするために、これより、添付図面及び実施例を参照して、本発明について更に詳細に説明する。
本発明の実施例の複数の吸引モードをサポートするエアロゾル化装置の構造の概略図が図1で視認される。この装置は、
概して筒状の本体ハウジング7であって、その上端及び下端が開口している本体ハウジング7と、
本体ハウジング7内に配置されるメインホルダ2であって、その頂部と底部にそれぞれ上部カバープレート21と下部カバープレート22が設けられ、上部カバープレート21と下部カバープレート22とが分離プレートによって固定連結され、かつ上部カバープレート21と下部カバープレート22との間は分離プレートによっていくつかのキャビティに分割され、別々のキャビティ内に、制御回路基板3、タバコスティックベイキング部材6、及びバッテリが設置される、メインホルダ2と、
図4に示しているような、上部カバープレート21及び下部カバープレート22であって、上部カバープレート21は、概してシート状であり、その上端面に磁性体213とエアロゾル化器ベース211とが設けられ、更に、端面を貫通するタバコスティック挿入孔212が開けられており、下部カバープレート22は、概してシート状であり、その下端面には、3つの位置感知接触点(すなわち、それぞれ第1位置感知接触点2211、第2位置感知接触点2212、及び第3位置感知接触点2213)が設けられており、更に、端面を貫通する第1吸気口2221及び第2吸気口2222が開けられている、上部カバープレート21及び下部カバープレート22と、
図2及び図3に示しているような、概して錐体形状の上端カバー1であって、錐体端部が吸い口11になっており、錐体の下端面と本体ハウジング7の上端開口とが互いに適合し、錐体の下端面には2つの別個の穴が開けられており、この2つの穴は、第1排気チャネル12と第2排気チャネル13として、錐体のキャビティ内に通じており、この下端面には更に磁気吸着カラム14も設けられている、上端カバー1と、
エアロゾル化器ベース211上に配置されたエアロゾル化器5であって、磁気吸着、螺合、又はスナップ留めの方式で、電気接続を実現するようにエアロゾル化器ベース211に固定される、エアロゾル化器5と、
下端カバー4であって、その上端面と本体ハウジング7の下端開口とが互いに適合し、その下端面の外側にモード切替ディスク41があり、モード切替ディスク41は、セルフロック回転シャフト43を介して、下端カバー4の上端面に配置された回転パッド42に連結されており、回転パッド42の、セルフロック回転シャフト43に沿った両側に、回転位置接触点421と吸気口密封栓422とが設けられており、この2つを繋ぐ線はセルフロック回転シャフト43を通る、下端カバー4とを含み、モード切替ディスク41の下端面には、3つの標識(すなわちそれぞれ、第1モード標識411、第2モード標識412、第3モード標識413)が設けられており、下端カバー4の上端面の縁部には、嵌合構成要素44がある。
各部材が連結される方式は、以下の通りである。
磁気吸着カラム14と磁性体213との磁気吸着作用により、上端カバー1とメインホルダ2との密着配置が実現し、下端カバー4とメインホルダ2とが嵌合構成要素44を介してスナップ連結することで、下端カバー4の上端面と下部カバープレート22の下端面とが互いに当接し、タバコスティックベイキング部材6の上端口とタバコスティック挿入孔212とが一致する。磁気吸着カラム14は概して円筒形状であり、材料は鉄、コバルト、ニッケル、又はその他の磁性材料のうちの1つである。磁性体213の材料は、ネオジム鉄ホウ素磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルミニウムニッケルコバルト磁石、又は鉄クロムコバルト磁石のうちの1つである。通常、制御回路基板3はエアロゾル化器ベース211の直下に配置され、バッテリは磁性体213の直下に配置される。
更に、タバコスティックベイキング部材6の下端口に取り外し可能に配置された捕集構成要素8が含まれる。捕集構成要素8は、タバコスティックのベイキングプロセス中に発生するタールなどの凝縮物を収集する。
タバコスティックベイキング部材6は円筒形状であり、図7に示しているように、円筒体の外壁は断熱構成要素65により覆われており、円筒体の内部キャビティは、上から順にそれぞれ、タバコフィルタ収容キャビティ63、第1加熱キャビティ61、第2加熱キャビティ62であり、第1加熱キャビティ61及び第2加熱キャビティ62では、一体型構造設計と区域別加熱とを使用する方法が採用され、加熱キャビティは、金属カップであっても、加熱回路が印刷されたセラミックカップ又はガラスカップであってもよく、第1加熱キャビティ61及び第2加熱キャビティ62のキャビティ壁には、温度センサ64が設けられ、第1加熱キャビティ61及び第2加熱キャビティ62は、タバコスティックを収容するために使用され、使用されるタバコスティックは、一般的な燃焼吸引式の巻きタバコ、加熱型の非燃焼式巻きタバコ、及び一般的な燃焼吸引式と加熱型の非燃焼式の両方式を併用する巻きタバコを含む。温度感知モジュール38が、第1加熱キャビティ61及び第2加熱キャビティ62の温度をマイクロコントローラ31にフィードバックし、断熱構成要素65は、多孔性材料、熱反射材料、又は真空材料のうちの1つにより構成される。
制御回路基板3の構造は図5に示している通りであり、マイクロコントローラ31と、電源管理モジュール32と、タバコオイルエアロゾル化制御モジュール33と、タバコスティックベイキング制御モジュール34と、情報表示モジュール35と、ボタン押圧検出モジュール36と、モード解析モジュール37と、温度感知モジュール38とを含む。
図1に示しているように、本体ハウジング7の横断面は概してY字形状であり、その外壁には、メインボタン71、表示画面72、及び充電ポート73が設けられている。充電ポート73は、エアロゾル化装置を充電することも、エアロゾル化装置のファームウェアのアップグレードを実行することも可能である。
吸い口11は、図3に示しているように伸縮構造になっており、上端カバー1のキャビティ内に収縮すると、第1排気チャネル12及び第2排気チャネル13と非連通状態になり、伸長して使用される時には、吸い口11と第1排気チャネル12及び第2排気チャネル13とが連通状態になり、第1排気チャネル12又は第2排気チャネル13は、錐体のキャビティ内にZ字形状に配置され、第1排気チャネル12と第2排気チャネル13はそれぞれ、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルと、タバコスティックをベイクしたタバコエアロゾルを送出するために使用される。好ましくは、第1吸気口2221はタバコオイルエアロゾル化の吸気通過孔として機能し、第2吸気口2222はタバコスティックベイキングの吸気通過孔として機能する。
図4のbに示しているように、第1吸気口2221は、第3位置感知接触点2213の反対側に設けられ、第2吸気口2222は、第1位置感知接触点2211の反対側に設けられ、吸気口密封栓422は、第1吸気口2221又は第2吸気口2222と互いに適合する。つまり、吸気口密封栓422は、第1吸気口2221又は第2吸気口2222を、閉鎖することも開放することも可能である。
図6のbに示しているように、第1モード標識411と、第2モード標識412と、第3モード標識413はそれぞれ、タバコオイルエアロゾル化モードと、「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」の混合モードと、タバコスティックベイキングモードに対応する。モード切替ディスク41は、セルフロック回転シャフト43を介して、回転パッド42を駆動して回転させ、セルフロック回転シャフト43は、回転位置接触点421と下部カバープレート22の下端面の3つの位置感知接触点とのセルフロック位置決めの実施をサポートする。回転位置接触点421が第1位置感知接触点2211と位置が合って連結すると、吸気口密封栓422は第2吸気口2222を閉鎖し(これによりタバコオイルエアロゾル化モードとなる)、第1吸気口2221は、タバコオイルエアロゾル化の吸気通過孔として機能する。回転位置接触点421が第3位置感知接触点2213と位置が合って連結すると、吸気口密封栓422は第1吸気口2221を閉鎖し(これによりタバコスティックベイキングモードとなる)、第2吸気口2222は、タバコスティックベイキングの吸気通過孔として機能する。回転位置接触点421が第2位置感知接触点2212と位置が合って連結すると、第1吸気口2221と第2吸気口2222はどちらも開く(これにより「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」の混合モードとなる)。
以上が、本発明の複数の吸引モードをサポートするエアロゾル化装置についての説明である。これより、本発明のエアロゾル化装置の使用方法について更に解説する。この方法は、具体的には、
モード切替ディスク41を回転させて、エアロゾル化装置の吸引モードを選択すると共に、セルフロック回転シャフト43を利用して位置セルフロックの位置決めを実施し、第1モード標識411、第2モード標識412、又は第3モード標識413をモード位置合わせ標識45に合わせるステップであって、これにより回転位置接触点421が、吸引モードに合致した第1位置感知接触点2211、第2位置感知接触点2212、又は第3位置感知接触点2213と、自動的に位置が合って連結し、同時に吸気口密封栓422が第1吸気口2221及び/又は第2吸気口2222を開放する、ステップと、
マイクロコントローラ31と、電源管理モジュール32と、情報表示モジュール35と、ボタン押圧検出モジュール36と、モード解析モジュール37とを全て作動させるステップであって、これにより、モード解析モジュール37が、第1位置感知接触点2211、第2位置感知接触点2212、又は第3位置感知接触点と回転位置接触点421との、位置合わせ連結の状況をリアルタイムで検出し、位置情報の解析を実施した後に、マイクロコントローラ31にフィードバックを提供して、吸引モードを決定し、対応する吸引モードで各制御回路基板モジュールの動作を始動させて、ユーザの吸引に供されるタバコエアロゾルを生成する、ステップとを含み、つまり、タバコオイルエアロゾル化モードでは、タバコオイルエアロゾル化制御モジュール33が連動して作動し、タバコオイルをエアロゾル化してタバコエアロゾルを生成し、タバコスティックベイキングモードでは、タバコスティックベイキング制御モジュール34及び温度感知モジュール38が連動して作動し、タバコスティックをベイクしてタバコエアロゾルを生成し「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」の混合モードでは、タバコオイルエアロゾル化制御モジュール33、タバコスティックベイキング制御モジュール34、及び温度感知モジュール38が協働して作動し、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルとタバコスティックをベイクしたタバコエアロゾルとが混合したタバコエアロゾルを生成する。
本実施例のエアロゾル化装置がタバコオイルエアロゾル化モードで動作している時、メインボタン71を長押しすることによって、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルの吸引が可能になり、ボタン押圧検出モジュール36は、ボタン押圧持続時間をリアルタイムで検出する。この持続時間が設定値(通常10sである)を超えると、マイクロコントローラ31は、エアロゾル化器5の電熱線が継続的に高温になるか又は溶断する現象が起こることを回避するよう、タバコオイルエアロゾル化制御モジュール33を制御して、出力を停止させる。ユーザは、数秒後には使用を再開できる。エアロゾル化装置がタバコスティックベイキングモードで作動している時、ボタン押圧検出モジュール36は、ボタン押圧動作も併せて検出し、メインボタン71が2回連続して押されたことを検出すると、マイクロコントローラ31は、タバコスティックベイキングモジュール34を動作させて、第1加熱キャビティ61及び第2加熱キャビティ62を通じて、タバコスティックに区域別加熱を実施する。表示画面72のタバコスティックアイコンは、加熱の進行状況を動的に表示する。加熱が完了すると、タバコスティックアイコンの前端部にタバコの煙の動画が現れて、ユーザに、タバコスティックをベイクした燃焼ガスが吸引可能になったことを示す。タバコの煙の動画が消えることで、タバコスティックが十分に消費されたことが示される。吸引を継続するには、ユーザがタバコスティックを交換することが必要になる。エアロゾル化装置が「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」の混合モードで作動している時、メインボタン71を2回連続して押すことで、タバコスティックの加熱が始動する。表示画面72のタバコスティックアイコンの前端部にタバコの煙の動画が現れてから、メインボタン71を長押しすることにより、混合吸引が可能になる。
これより、図8を参照して、本発明の実施例のタバコスティックベイキング部材6の第1加熱キャビティ及び第2加熱キャビティの加熱を使用する方法について説明する。この方法は、
(1)時間0〜tの間、第1加熱キャビティ61と第2加熱キャビティ62とが共に加熱されるステップであって、第1加熱キャビティ61はTの温度まで継続的に加熱され、第2加熱キャビティ62は、Tの温度まで加熱された後一定温度に維持されるステップと、
(2)時間t〜tの間、第1加熱キャビティ61と第2加熱キャビティ62が、それぞれTとTという一定温度に維持されるステップと、
(3)時間t〜tの間、第1加熱キャビティ61は温度がTまで降下した後一定温度に維持され、第2加熱キャビティ62はTの温度まで加熱された後一定温度に維持されるステップと、
(4)時間t〜tの間、第1加熱キャビティ61は一定温度Tに継続的に維持され、第2加熱キャビティ62は温度がTまで降下した後一定温度に維持されるステップと、
(5)時間t〜tの間、第1加熱キャビティ61の加熱は停止され、第2加熱キャビティ62は、一定温度Tに継続的に維持され、時間がtを超えると加熱が停止されるステップとを含み、
ここで、温度はT<T<Tである。
本発明の実施例において、加熱時間t、t、t、t、及びtはそれぞれ、15s、25s、35s、55s、及び75sと設定され、加熱温度T、T、Tはそれぞれ220℃、260℃、及び280℃と設定される。図9aは、本発明のタバコスティックベイキング部材がタバコスティックに部分ごとの加熱ベイキングを行った、タバコエアロゾルの量と時間との曲線であり、図9bは、一般的なタバコスティックベイキング部材がタバコスティックに加熱ベイキングを行った、タバコエアロゾルの量と時間との曲線である。図9で視認できるように、一般的なタバコスティックベイキング部材のタバコエアロゾルの量は、吸引開始時には急速に増大するが、吸引時間が経過するにつれて徐々に減少するという現象が起こった。本発明のエアロゾル化装置のタバコスティックベイキング部材が、吸引プロセス中に放出するタバコエアロゾルの量は、より均一である。
上記は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を限定するためのものではない。当業者が創意工夫を行わないという前提のもとに本発明が開示している技術的解決策又は技術的特徴に基づいてなされる、修正、同等の置換、及び改善などは全て、本発明の保護範囲に属するものとする。
1.上端カバー
11.吸い口
12.第1排気チャネル
13.第2排気チャネル
14.磁気吸着カラム
2.メインホルダ
21.上部カバープレート
211.エアロゾル化器ベース
212.タバコスティック挿入孔
213.磁性体
22.下部カバープレート
2211.第1位置感知接触点
2212.第2位置感知接触点
2213.第3位置感知接触点
2221.第1吸気口
2222.第2吸気口
3.制御回路基板
31.マイクロコントローラ
32.電源管理モジュール
33.タバコオイルエアロゾル化制御モジュール
34.タバコスティックベイキング制御モジュール
35.情報表示モジュール
36.ボタン押圧検出モジュール
37.モード解析モジュール
38.温度感知モジュール
4.下端カバー
41:モード切替ディスク
411.第1モード標識
412.第2モード標識
413.第3モード標識
42.回転パッド
421.回転位置接触点
422.吸気口密封栓
43.セルフロック回転シャフト
44.嵌合構成要素
45.モード位置合わせ標識
5.エアロゾル化器
6.タバコスティックベイキング部材
61.第1加熱キャビティ
62.第2加熱キャビティ
63.タバコフィルタ収容キャビティ
64.温度センサ
65.断熱構成要素
7.本体ハウジング
71.メインボタン
72.表示画面
73.充電ポート
8.捕集構成要素

Claims (10)

  1. 複数の吸引モードをサポートするエアロゾル化装置であって、
    概して筒状の本体ハウジング(7)であって、その上端及び下端が開口している、本体ハウジング(7)と、
    前記本体ハウジング(7)内に配置されるメインホルダ(2)であって、その頂部と底部にそれぞれ上部カバープレート(21)と下部カバープレート(22)が設けられ、前記上部カバープレート(21)と前記下部カバープレート(22)とが分離プレートによって固定連結され、かつ前記上部カバープレート(21)と前記下部カバープレート(22)との間は前記分離プレートによっていくつかのキャビティに分割され、別々のキャビティ内に、制御回路基板(3)、タバコスティックベイキング部材(6)、及びバッテリが設置される、メインホルダ(2)と、
    上部カバープレート(21)であって、その上端面に磁性体(213)とエアロゾル化器ベース(211)とが設けられ、更にタバコスティック挿入孔(212)が開けられている、上部カバープレート(21)と、
    下部カバープレート(22)であって、その下端面には、3つの位置感知接触点、すなわちそれぞれ、第1位置感知接触点(2211)、第2位置感知接触点(2212)、第3位置感知接触点(2213)が設けられており、更に、第1吸気口(2221)及び第2吸気口(2222)が開けられている、下部カバープレート(22)と、
    吸い口(11)を有する上端カバー(1)であって、その下端面と前記本体ハウジング(7)の上端開口とが互いに適合し、前記下端面には2つの別個の穴が開けられており、この2つの穴は、第1排気チャネル(12)と第2排気チャネル(13)として、錐体のキャビティ内に通じており、前記下端面には更に磁気吸着カラム(14)も設けられている、上端カバー(1)と、
    前記エアロゾル化器ベース(211)上に配置されたエアロゾル化器(5)と、
    下端カバー(4)であって、その上端面と前記本体ハウジング(7)の下端開口とが互いに適合し、前記下端面の外側にモード切替ディスク(41)があり、前記モード切替ディスク(41)は、セルフロック回転シャフト(43)を介して、前記下端カバー(4)の上端面に配置された回転パッド(42)に連結されており、前記回転パッド(42)には、回転位置接触点(421)及び吸気口密封栓(422)が設けられており、前記回転位置接触点(421)と前記吸気口密封栓(422)とを繋ぐ線は前記セルフロック回転シャフト(43)を通る、下端カバー(4)とを含み、前記モード切替ディスク(41)の下端面には、3つの標識、すなわちそれぞれ、第1モード標識(411)、第2モード標識(412)、第3モード標識(413)が設けられており、前記下端カバーの上端面の縁部には、嵌合構成要素(44)があり、
    各部材が連結される方式は、
    前記磁気吸着カラム(14)と前記磁性体(213)との磁気吸着作用により、前記上端カバー(1)と前記メインホルダ(2)との密着配置が実現し、前記下端カバー(4)と前記メインホルダ(3)とが、前記嵌合構成要素(44)を介してスナップ連結され、前記タバコスティックベイキング部材(6)の上端口と前記タバコスティック挿入孔(212)とが一致するという方式である、
    ことを特徴とする、エアロゾル化装置。
  2. 前記タバコスティックベイキング部材(6)は概して円筒形状であり、円筒体の外壁は断熱構成要素(65)により覆われており、前記円筒体の内部キャビティは、上から順にそれぞれ、タバコフィルタ収容キャビティ(63)、第1加熱キャビティ(61)、第2加熱キャビティ(62)であり、前記第1加熱キャビティ(61)及び前記第2加熱キャビティ(62)のキャビティ壁には、温度センサ(64)が設けられ、前記第1加熱キャビティ(61)及び前記第2加熱キャビティ(62)は、タバコスティックを収容するために使用される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル化装置。
  3. 前記タバコスティックベイキング部材(6)の下端口に取り外し可能に配置された捕集構成要素(8)を更に含む、
    ことを特徴とする、請求項2に記載のエアロゾル化装置。
  4. 前記制御回路基板(3)が、マイクロコントローラ(31)と、電源管理モジュール(32)と、タバコオイルエアロゾル化制御モジュール(33)と、タバコスティックベイキング制御モジュール(34)と、情報表示モジュール(35)と、ボタン押圧検出モジュール(36)と、モード解析モジュール(37)と、温度感知モジュール(38)とを含む、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル化装置。
  5. 前記本体ハウジング(7)の横断面は概してY字形状であり、その外壁には、メインボタン(71)、表示画面(72)、及び充電ポート(73)が設けられている、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル化装置。
  6. 前記吸い口(11)は、伸縮構造になっており、前記上端カバー(1)のキャビティ内に収縮すると、前記第1排気チャネル(12)及び前記第2排気チャネル(13)と非連通状態になり、前記吸い口(11)が伸長して使用される時には、前記吸い口(11)と前記第1排気チャネル(12)及び前記第2排気チャネル(13)とが連通状態になり、前記第1排気チャネル(12)又は前記第2排気チャネル(13)は、前記錐体のキャビティ内では、Z字形状になるように配置される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル化装置。
  7. 前記第1吸気口(2221)は、前記第3位置感知接触点(2213)の反対側に設けられ、前記第2吸気口(2222)は、前記第1位置感知接触点(2211)の反対側に設けられ、前記吸気口密封栓(422)は、前記第1吸気口(2221)又は前記第2吸気口(2222)と互いに適合する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル化装置。
  8. 前記第1モード標識(411)と、前記第2モード標識(412)と、前記第3モード標識(413)はそれぞれ、タバコオイルエアロゾル化モードと、「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」の混合モードと、タバコスティックベイキングモードに対応する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル化装置。
  9. エアロゾル化装置の使用方法であって、請求項1から8のいずれか一項に記載のエアロゾル化装置を使用して、
    モード切替ディスク(41)を回転させて、エアロゾル化装置の吸引モードを選択すると共に、セルフロック回転シャフト(43)を利用して位置セルフロックの位置決めを実施し、第1モード標識(411)、第2モード標識(412)、又は第3モード標識(413)をモード位置合わせ標識(45)に合わせるステップであって、これにより回転位置接触点(421)が、吸引モードに合致する第1位置感知接触点(2211)、第2位置感知接触点(2212)、又は第3位置感知接触点(2213)と自動的に位置が合って連結し、同時に吸気口密封栓(422)が第1吸気口(2221)及び/又は第2吸気口(2222)を開放する、ステップと、
    これによりモード解析モジュール(37)が、前記第1位置感知接触点(2211)、前記第2位置感知接触点(2212)、又は前記第3位置感知接触点と前記回転位置接触点(421)との位置合わせ連結の状況をリアルタイムで検出し、位置情報の解析を実施した後に、マイクロコントローラ(31)にフィードバックを提供し、マイクロコントローラ(31)は吸引モードを決定し、対応する吸引モードで各制御回路基板モジュールを始動させて、ユーザの吸引に供されるタバコエアロゾルを生成する、ステップとを含み、タバコオイルエアロゾル化モードでは、タバコオイルエアロゾル化制御モジュール(33)が作動し、タバコオイルをエアロゾル化してタバコエアロゾルを生成し、タバコスティックベイキングモードでは、タバコスティックベイキング制御モジュール(34)及び温度感知モジュール(38)が作動し、タバコスティックをベイクしてタバコエアロゾルを生成し、「タバコオイルエアロゾル化+タバコスティックベイキング」の混合モードでは、タバコオイルエアロゾル化制御モジュール(33)、タバコスティックベイキング制御モジュール(34)、及び温度感知モジュール(38)が協働して作動し、タバコオイルをエアロゾル化したタバコエアロゾルとタバコスティックをベイクしたタバコエアロゾルとが混合したタバコエアロゾルを生成する、
    ことを特徴とする、エアロゾル化装置の使用方法。
  10. 請求項3に記載のエアロゾル化装置の使用方法であって、
    (1)時間0〜tの間、第1加熱キャビティ(61)と第2加熱キャビティ(62)とが共に加熱されるステップであって、前記第1加熱キャビティ(61)はTの温度まで継続的に加熱され、前記第2加熱キャビティ(62)は、Tの温度まで加熱された後一定温度に維持されるステップと、
    (2)時間t〜tの間、前記第1加熱キャビティ(61)と前記第2加熱キャビティ(62)が、それぞれTとTという一定温度に維持されるステップと、
    (3)時間t〜tの間、前記第1加熱キャビティ(61)は温度がTまで降下した後一定温度に維持され、前記第2加熱キャビティ(62)はTの温度まで加熱された後一定温度に維持されるステップと、
    (4)時間t〜tの間、前記第1加熱キャビティ(61)は一定温度Tに継続的に維持され、前記第2加熱キャビティ(62)は温度がTまで降下した後一定温度に維持されるステップと、
    (5)時間t〜tの間、前記第1加熱キャビティ(61)の加熱は停止され、前記第2加熱キャビティ(62)は、一定温度Tに継続的に維持され、時間がtを超えると加熱が停止されるステップとを含み、
    ここで、温度はT<T<Tである、
    ことを特徴とする、エアロゾル化装置の使用方法。
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