JP2021506096A - 食品製品を処理するための金属ベルトおよびマイクロ波発射箱アセンブリを備えたオーブン - Google Patents

食品製品を処理するための金属ベルトおよびマイクロ波発射箱アセンブリを備えたオーブン Download PDF

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Abstract

特定の例では、食品製品を処理するための食品処理機械は、空洞を画定するハウジングと、空洞を通って長手方向に食品製品を運ぶための金属を備えるベルトを有するコンベヤと、食品製品が空洞を通って運ばれる際に、加熱された空気が食品製品を加熱するよう、空洞内の空気を加熱するための対流加熱システムとを含む。マイクロ波発射箱システムは、マイクロ波エネルギーを空洞中に、長手方向に対して直角の横方向に放出し、それにより食品製品が空洞を通って運ばれる際に、食品製品をさらに加熱するように構成される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年12月6日に出願した米国特許出願第16/212,300号、および2017年12月8日に出願した米国仮特許出願第62/596,324号に基づき、かつ、それらの優先権を主張するものであり、それらの開示は、参照により本明細書に組み込まれている。
本開示は、食品製品を処理するための金属ベルトおよびマイクロ波発射箱アセンブリを備えたオーブンなどの食品処理機械に関する。
以下の米国特許は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。
米国特許第5,434,391号は、食品受取り空洞を有するマイクロ波オーブンを開示しており、食品受取り空洞の後部パネルには、マイクロ波電力をマグネトロンから空洞に供給するための発射領域を提供するための開口が開けられている。金属板は発射領域の前方に配置されており、金属板の中央領域は開口を有している。
米国特許第6,452,142号は、孔が形成された壁を備えたオーブン空洞を有するマイクロ波オーブンを開示しており、壁の外側は金属発射箱およびチョーク板で覆われている。金属整合板は、整合板および発射箱がマイクロ波エネルギーを空洞に引き渡すための発射空洞を形成するよう、壁の内側に取り付けられている。
米国特許第6,604,452号は、水平方向のコンベヤに沿って移動する食品製品に対して直角の第1のセグメントおよび第2のセグメントを有する循環経路に沿って処理媒体を循環させる食品処理システムを開示している。
米国特許第6,909,077号は、マイクロ波エネルギーをオーブン空洞中に引き渡すための発射サイトが空洞の壁の孔および整合板によって提供されるオーブン空洞を有するマイクロ波オーブンを開示している。空洞内のマイクロ波エネルギーの分布を改善するために、オーブンは、第2の共振器として作用する第2の整合板によってその内側が部分的に覆われた第2の壁をも有している。
米国特許第7,012,228号は、マイクロ波電力をオーブンの空洞に引き渡すためのマグネトロン、回転可能位相モジュラー、電気抵抗発熱体、および抵抗発熱体の上および空洞を通って空気を強制するための回転可能ファンを有するマイクロ波オーブンを開示している。位相変調器およびファンは、共通駆動軸の上に取り付けられ、整合板は空洞の中に取り付けられている。
米国特許第7,227,109号は、開口が開けられた発射壁を有するマイクロ波オーブンのオーブン空洞を開示しており、開口を覆うよう、壁の外側に発射箱が取り付けられている。2つ、3つまたは4つのマグネトロンが発射箱にマイクロ波エネルギーを供給しており、したがって発射箱のそれぞれの面と個々に通信している対応する導波路を介してオーブン空洞中にマイクロ波エネルギーを供給している。
この概要は、以下の発明を実施するための形態でさらに説明される概念の選択を紹介するために提供されている。この概要には、特許請求される主題のキーとなる特徴、または本質的な特徴を識別することも、あるいは特許請求される主題の範囲を制限するために使用されることも意図されていない。
特定の例では、食品製品を処理するための食品処理機械は、空洞を画定するハウジングと、空洞を通って長手方向に食品製品を運ぶための金属を備えるベルトを有するコンベヤと、食品製品が空洞を通って運ばれる際に、加熱された空気が食品製品を加熱するよう、空洞内の空気を加熱するための対流加熱システムとを含む。マイクロ波発射箱システムは、マイクロ波エネルギーを空洞中に、長手方向に対して直角の横方向に放出し、それにより食品製品が空洞を通って運ばれる際に、食品製品をさらに加熱するように構成される。
特定の例では、食品製品を処理するための食品処理機械は、空洞と、長手方向に延びている、中に第1の開口を有する第1の側壁と、第1の側壁とは反対側の、長手方向に延びている、中に第2の開口を有する第2の側壁と、食品製品が空洞の中へ受け取られる開口を備えた上流側端部壁と、食品製品が空洞から分配される開口を備えた下流側端部壁とを備えたハウジングを含む。上流側端部壁および下流側端部壁は、それぞれ長手方向に対して直角の横方向に延びている。金属を備えるベルトを有するコンベヤは、上流側端部壁の開口および下流側端部壁の開口を通って延びており、このコンベヤは、空洞を通って長手方向に食品製品を運ぶためのものである。対流加熱システムは、食品製品が空洞を通って運ばれる際に、加熱された空気が食品製品を調理するよう、空洞内の空気を加熱し、マイクロ波発射箱システムは、マイクロ波エネルギーを空洞中に放出し、それにより食品製品が空洞を通って運ばれる際に、食品製品をさらに加熱する。マイクロ波発射箱システムは、マイクロ波エネルギーを第1の開口を通って第2の側壁に向かって横方向に導く、第1の側壁に結合された第1の発射箱アセンブリ、およびマイクロ波エネルギーを第2の開口を通って第1の側壁に向かって横方向に導く、第2の側壁に結合された第2の発射箱アセンブリを有している。第1の発射箱アセンブリは、第1の開口からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止する、第1の側壁に結合されたチョーク板を有しており、第2の発射箱アセンブリは、第2の開口からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止する、第2の側壁に結合されたチョーク板を有している。
様々な他の特徴、目的および利点は、図面を参照してなされる以下の説明から明らかになるであろう。
本開示は、以下の図を参照して説明される。同様の特徴および同様の構成要素を参照するために、すべての図を通して同じ数字が使用されている。
本開示の例示的オーブンの斜視図である。 図1のオーブンの駆動側の図である。 図1のオーブンのアイドル側の図である。 図1の線4−4に沿った図1の例示的オーブンの横断面図である。 図1の線5−5に沿った図1の例示的オーブンの横断面図である。 図5の線6−6内の発射箱アセンブリの拡大図である。 例示的発射箱アセンブリの斜視図である。 図7の線8−8に沿った図7の発射箱アセンブリの横断面図である。 マイクロ波チャンバの製造公差の線図である。 27−モードブロックの数を決定するように構成される空洞共振プログラムのスクリーンショットである。 異なるマイクロ波共振を点として示す例示的共振モードプロットである。 例示的マイクロ波共振モード波が上にグラフで描かれた例示的発射箱アセンブリを示す図である。 発射箱アセンブリのサイズを決定するように構成される空洞共振プログラムのスクリーンショットである。 本開示の例示的導波路の斜視図である。 例示的発射箱アセンブリおよびネットワークアナライザを示す図である。描かれている発射箱アセンブリはオーブンとの結合が解除されている。 オーブンに結合された発射箱アセンブリを示す図である。 駆動側壁およびアイドル側壁の発射箱アセンブリを示すオーブン内の斜視図である。 オーブンのマイクロ波チャンバ内のベルト上の食品製品を示す図である。 オーブンのマイクロ波チャンバ内のベルト上の例示的食品製品、例えばピザを示す図である。 例示的支持フレームの正面図である。 支持フレームを備えた駆動側壁の分解図である。 マグネトロンおよびマグネトロン冷却システムを備えた例示的発射箱アセンブリを示す図である。 例示的水冷床システム鉛管類略図の略鉛管類線図である。 別の例示的水冷床システムの略鉛管類線図である。 内部構成要素を露出するために駆動側壁が除去されたオーブンの斜視図である。 オーブン内の例示的マイクロ波漏れ防止構成要素の拡大図である。 本開示の例示的フードの拡大図である。 本開示の別の例示的フードの拡大図である。 本開示のチョーク板の底面図である。 本開示の例示的計算システムの略図である。
発明を実施するための形態では、簡潔性、明確性および理解性のために特定の用語が使用されている。このような用語は単に説明を目的として使用されており、広義に解釈されることが意図されているため、不必要な制限が従来技術の要求事項を超えてそれらから推論されることはない。本明細書において説明される異なる装置、システムおよび方法は、単独で、あるいは他の装置、システムおよび方法と組み合わせて使用することができる。添付の特許請求の範囲の範疇で様々な等価物、代替および修正が可能である。
マイクロ波発生デバイスおよびコンベヤを備えた従来のオーブンは、食品製品の量などの荷量(load volume)、コンベヤ上の食品製品配置、および/または食品製品の調理または加熱などの処理に直接影響する食品製品特性に対して、オーブン加熱性能に関係する不利な感度を有することが知られている。さらに、マイクロ波エネルギー発生デバイスおよびコンベヤを備えた特定の従来のオーブンは、比較的低い周波数(例えば1000メガヘルツ未満の周波数)で動作されることがしばしばであり、オーブンに引き渡される高いマイクロ波エネルギー周波数および大きいマイクロ波エネルギー電力における従来の試行は、不満足な調理、およびコンベヤに沿った重大なスパーク発生および/またはアーク発生などの他の欠点をもたらすことがしばしばであった。
また、本発明者らは、食品製品を処理するためのマイクロ波発生デバイスを有する従来のオーブンは、効果的ではなく、非常に複雑であることをも認識した。詳細には、コンベヤを備えた従来のオーブンの中へ伝搬したマイクロ波エネルギーは、マイクロ波エネルギーが漏れることがあり、および/またはマイクロ波エネルギーの望ましくないアーク、結合の原因になり、および/またはさもなければオーブンを通って運ばれる食品製品を処理(すなわち調理)しない原因になることがある。運ばれる連続するベルトが通る開口を有する従来のオーブンには、これらの開口を通ってマイクロ波エネルギーが漏れる傾向があり、マイクロ波監視デバイスを含んでいないことがしばしばである。また、本発明者らは、マイクロ波チャンバの固有周波数および/または一定の範囲の周波数は、食品製品サイズ、形、組成、および食品製品がマイクロ波チャンバを通過する際のマイクロ波チャンバ内の位置などの食品製品特性を変えることによって動的に修正されることをも認識した。
また、本発明者らは、従来のオーブンにおける負荷感度(load sensitivity)問題は、自走発信器として利用されるマイクロ波源(例えばマグネトロン)間の結合に直接関連付けることができることをも決定した。したがって本発明者らは、オーブン内のマイクロ波チャンバは、マイクロ波チャンバの寸法およびマイクロ波チャンバ内の食品製品に関連する全く異なる固有周波数でのみ励起され得る離散空間エネルギーパターンを有することを発見した。したがって本発明者らは、上で説明した問題を克服するべく努力し、延いては、研究および実験を通して、食品製品を処理するためのマイクロ波発射箱システムを備えたオーブンなどの食品処理機械を開発した。
図1〜図4は、例示的食品処理機械、例えば本開示のオーブン10を示したものである。オーブン10は、第1の受取り端11および反対側の第2の分配端12を含み、それらの間に配置された複数のセクションすなわちゾーンを有している。すなわちオーブン10は、受取りセクション14、第1の対流セクション16、発射箱セクション18、第2の対流セクション20および分配セクション22(図2)を含む(オーブン10のセクションは、第1の端部11から第2の端部12までの順序で挙げられていることに留意されたい)。
とりわけ図4を参照すると、オーブン10は、連続的に運ばれる、金属を備えた連続するベルト、すなわち織られたエンドレスベルト50を備えたコンベヤが通る調理チャンバ30を画定している(矢印Cは、オーブン10を通る長手方向の食品製品の移動方向を示している)。ベルト50は、食品製品を受け取るように構成された第1の上流側端部52、および処理された(例えば加熱された、焼かれた、調理された)食品製品をオーブン10から分配するように構成された第2の下流側端部54を有している。ベルト50は、電動機、歯車、張力を加えるデバイス、および/または他の必要なデバイスを含むことができるコンベヤ駆動システム(図示せず)によって、オーブン10および/またはチャンバ30を通って運ばれ得ることは当業者には認識されよう。
通常、食品製品は、オーブン10の受取りセクション14に配置されるベルト50の上流側端部52で、ベルト50の上に受け取られ、あるいは装荷される。ベルト50がオーブン10を通って連続的に運ばれると、食品製品が受取りセクション14からチャンバ30の中へ、また、第1の対流セクション16、発射箱セクション18および第2の対流セクション20を通って下流側へ移動し、その過程において食品製品が処理され、例えば調理または加熱される。処理された食品製品は、チャンバ30から出て、分配セクション22を通って運ばれ、ベルト50の下流側端部54から個別の梱包機械または二次処理機械(図示せず)へ分配される。本明細書に組み込まれている、本開示のオーブン10と共に利用することができるオーブン構成要素および機能を概ね開示している従来のオーブンを開示している米国特許第6,604,452号が参照されている。いくつかの例では、食品製品は、個別の食品製品装荷機械および/または切断機械(図示せず)から受け取られることに留意されたい。
チャンバ30は、通常、頂部壁41、底部壁42、駆動側壁すなわち第1の側壁46、アイドル側壁すなわち第2の側壁47、第1の端部壁すなわち上流側端部壁43、および第2の端部壁すなわち下流側端部壁44によって画定される。駆動側壁46はアイドル側壁47の反対側であり、側壁46、47は、マイクロ波エネルギーがチャンバ30に入るのを可能にするように構成される任意の数の発射開口48(本明細書において説明されている)を含むことができる。上流側端部壁43は下流側端部壁44の反対側であり、個々の端部壁43、44は、ベルト50が延びている、および/または食品製品が運ばれる開口45を有している。端部壁43、44および/または側壁46、47は、オーブン10の他の構成要素(本明細書において説明されている)をオーブン10に結合することができる任意の数の開口を有することができることは当業者には認識されよう。
オーブン10は、チャンバ30を通って運ばれる食品製品を処理する(例えば調理する)マイクロ波発射箱システム60および対流加熱システム200を含む。本明細書において説明されるように、マイクロ波発射箱システム60および対流加熱システム200は、所望の仕様に従って食品製品を処理することができるよう、相俟って、および/または独立して機能するように構成される。
図5〜図8を参照すると、マイクロ波発射箱システム60は、マイクロ波発射箱セクション18(本明細書においてはマイクロ波チャンバ31で参照されている)でマイクロ波エネルギーをチャンバ30の中に導く、すなわち伝搬させ、それによりオーブン10のマイクロ波発射箱セクション18を通って運ばれている食品製品を処理するように構成されている。マイクロ波エネルギーは、長手方向(図1の矢印Cを参照されたい)に対して直角である横方向に放出される(図5の矢印Dを参照されたい)。
マイクロ波発射箱システム60は、オーブン10のマイクロ波発射箱セクション18で側壁46、47に結合された4つの発射箱アセンブリ62を含む。側壁46、47の各々に2つの発射箱アセンブリ62が配置されており、発射箱アセンブリ62は、発射箱アセンブリ62から放出されたマイクロ波エネルギーがベルト50および/または食品製品に向かってマイクロ波チャンバ31の中に導かれるように配向されている。さらに、発射箱アセンブリ62は、発射箱アセンブリ62が垂直方向(図4の矢印Vを参照されたい)および長手方向(図4の矢印Cを参照されたい)に整列し、また、互いに真向かいに位置し(例えば反対側の発射箱アセンブリ62は、整列し、かつ、側壁46、47上で互いに反対側である)、互いに向かってマイクロ波エネルギーを送る(図5を参照されたい)よう、駆動側壁46およびアイドル側壁47上に配置されている。
以下、駆動側壁46を参照して、単一の発射箱アセンブリ62について説明する。オーブン10は、任意の数の発射箱アセンブリ62を含むことができることは当業者には認識されよう。さらに、マイクロ波発射箱システム60内の個々の発射箱アセンブリ62は、単一の発射箱アセンブリ62を参照して本明細書において説明される特徴のうちの任意の特徴を含むことも、あるいは排除することも可能であることは当業者には認識されよう。
とりわけ図7〜図8を参照すると、発射箱アセンブリ62は、駆動側壁46の外部表面に結合されるチョーク板70を含む。チョーク板70は、駆動側壁46の外部表面に結合する取付けフランジ72、チョークチャネル76を画定するリム74、および発射開口78を含む。チョーク板70は、発射開口78が駆動側壁46内の発射開口48と整列するように駆動側壁46に結合されている。チョーク板70は、側壁46、47内の発射開口48における発射箱アセンブリ62からのマイクロ波の漏れを防止するように構成されている。チョーク板70の発射開口78のサイズおよび形は変更が可能であり(例えば方形、矩形、八角形)、インピーダンス整合を含む、発射開口48に対応し得ることは当業者には認識されよう。
とりわけ図8および図32を参照すると、チョーク板70がより詳細に示されている。チョークチャネル76は、駆動側壁46内の発射開口48に対してサイズ設定され、かつ、配置されている。すなわちチョークチャネル76は発射開口48を取り囲んでおり、チョークチャネル76の中心線から発射開口48の縁までの距離は、4分の1波長(λ/4)すなわち約35ミリメートルである(CP1を参照されたい)。さらに、チョーク板70の深さも4分の1波長(λ/4)すなわち約35ミリメートルである(CP2を参照されたい)。したがってチョーク板70の深さ(CP2)+チョークチャネル76の中心線から発射開口48の縁までの距離(CP1)は、2分の1波長(λ/2)に等しく、それによりチョークチャネルは、チョーク板70および/または発射開口48からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止する高インピーダンス抑制を形成している。
発射箱アセンブリ60は、発射箱80が発射開口78を覆い、かつ、発射箱80の頂部板84から発射開口78まで延びる発射箱空洞82を画定するようにチョーク板70に結合される発射箱80をさらに含む。発射箱80は、頂部板84に対して直角である4つの側板86を含み、個々の側板86は、側板86から横方向に外側に向かって延びている、チョーク板70に結合される、外側に曲がったフランジ88を有している。また、個々の側板86は、導波路100の端部を受け取るように構成された側板開口90(図12)をも有している。
4つの同一の導波路100(図14を参照されたい)は、個々の側板86で発射箱80に結合されている。個々の導波路100は、側板86に結合されている第1の端部101と、反対側の、マグネトロン120(本明細書において説明されている)に結合される第2の端部102との間を延びている内部空間104を有している。第1の端部101は、内部空間104が側板開口90および発射箱空洞82と通信する(例えば流体通信する)よう、側板86に結合されている。導波路100の第2の端部102は切欠き110を有している。マグネトロン120は、個々の導波路100に結合され、切欠き110を通って導波路100の内部空間104にマイクロ波エネルギーを放出する、すなわち伝搬させるように構成されている。マグネトロン120は、2455メガヘルツ±20メガヘルツの発振周波数を有している。例示的マグネトロン120は、WITOL(部品番号2M463K−1500W、水冷)から商用的に入手することができる。マグネトロン120は、導波路100の任意の側に結合することができることは当業者には認識されよう(例えばマグネトロン120は、導波路100の、発射箱80の中心に向かって配向されている側、あるいは導波路100の、発射箱80の中心から離れる方向に配向されている反対側に置くことができる)。
また、発射箱アセンブリ62は整合板114をも含み、整合板114は、整合板114がマイクロ波チャンバ31内に配置されるよう、チョーク板70とは反対側のオーブン10(例えば駆動側壁46の内部表面)に結合される。整合板114は、整合板114から駆動側壁46の脚部孔(図示せず)を通って突出し、チョーク板70に結合する脚部116を含む。脚部116は、整合板114が駆動側壁46の内部表面から「隔たる」ことを可能にし、整合板114は、駆動側壁46の内部表面から間隔を隔てている。整合板114のサイズおよび形は変更が可能であり、以下で説明されるようにオーブン10の様々なファクタに合わせて形状化される。
通常、発射箱アセンブリ62は、マグネトロン120を4つまで収納することができる絞りで隔離されたトランスデューサ−エキサイタとして設計され、整合板114は特大非接触共振板として作用する。研究および実験を通して、本発明者らは、マイクロ波発射箱システム60および/またはオーブン10を適用し、それによりマグネトロンの共振周波数に依存する多くの共振モードをサポートするよう、整合板114ならびに発射箱アセンブリ62の他の要素(例えば導波路100、発射箱80、チョーク板70)のための最適寸法を決定した。
動作中、その発射箱空洞82はトランスデューサエキサイタとして動作し、マイクロ波チャンバ31は主多モード空洞として作用する。発射箱空洞82は、産業、科学および医学無線バンド(ISMバンド)を有する多くの周波数にわたって一定のインピーダンスを有しており、発射箱空洞82の動作機能は、発射箱空洞82がすべての動作時間において「無装荷」空洞を維持している(例えば発射箱空洞82は、その中に装荷された食品製品を有していない)ため、変化しない。すなわち発射箱空洞82は、マグネトロン120をオーブンインピーダンスから隔離し、負荷平面の位相角を変調し、定在波比(SWR)を設定し、整合板114の周囲の周りを移動する振幅および位相の両方を励起し、次に発射箱空洞82からマイクロ波チャンバ31内の可変モードパターンへのエネルギー伝達を提供する。
当技術分野でよく知られているように、以下の式が共振モードを決定する。
Figure 2021506096
上記の式において、fは周波数であり、cは光の速度であり、W、DおよびHは、発射箱空洞82の幅、深さおよび高さの寸法であり、L、MおよびNは、共振モードの対応する整数である。上記の式を使用することにより、また、研究および実験を通して、発射箱80および整合板114は、ISMバンド内の共振モード411、141および331をサポートし、2435〜2475メガヘルツの周波数範囲にわたって27個のモードブロックをもたらす。411のモードパターンは、その幅寸法において4つの共振が存在し、その深さ寸法において1つの共振が存在し、その高さ寸法において1つの共振が存在することを意味しており、同様に141のモードパターンは、その幅寸法において1つの共振が存在し、その深さ寸法において4つの共振が存在し、その高さ寸法において1つの共振が存在することを意味していることに留意されたい。上で説明した共振モードパターンに基づいて、本発明者らは、1219ミリメートル(mm)の幅CW(図4)、1626mmの深さCD(図5)および604mmの高さCH(図5)の寸法を有するマイクロ波チャンバ31は、発射箱80内の共振モードパターンをはるかに超える共振モードパターンをもたらすことを決定した。
マイクロ波チャンバ31内でサポートされるモードパターンを決定するために、マイクロ波チャンバ31の寸法(1219ミリメートルの幅CW、1626ミリメートルの深さCDおよび604ミリメートルの高さCH)、およびマイクロ波チャンバ31の製造公差が、本開示のマイクロ波発射箱システム60および/またはオーブン10のための専用設計式に要因化される。この例の場合、マイクロ波チャンバ31の個々の寸法に対する製造公差は+/−9.0ミリメートルである。図9にグラフで示されているように、個々の寸法は3つの変数を有しており、したがって3つの変数を合わせて掛け合わせると27個のモードブロックをもたらす(3×3×3=27)。次に図10を参照すると、三次元空洞(例えばマイクロ波チャンバ31)内の共振モードの数が決定され、製造公差範囲のための要因化の際に、27個のモードブロック内の優勢なモードが決定される。したがって本発明者らは、27個のモードブロックには、サポートされ、かつ、利用される13個の優勢なモードが存在することを決定した。
マイクロ波チャンバ31内でサポートされるモードに基づいて、整合板114の寸法がマイクロ波モードプロット(図11)を使用して決定される。図11は、マイクロ波発射箱セクション18(すなわちマイクロ波発射箱セクション18における駆動側壁46)および発射開口48の側面図を示したものである。個々の共振モード(図10を参照されたい)がプロットされており、整合板114の寸法は、整合板の周囲115が周囲115に沿って最大数の共振モードを励起するように構成されている。すなわち整合板114のサイズおよび/または形(例えば寸法)は、それにより所望の共振モードをまとめて結合するための最も効果的にサイズ設定された整合板114である。
サポートされる共振モードパターンならびにマイクロ波チャンバ31および整合板114の寸法を利用して、発射箱80、発射箱空洞82および/または導波路100の寸法が設定される。詳細には、研究および実験を通して、本発明者らは、マイクロ波チャンバ31内の共振モードを適応させるための発射箱80の寸法は、306ミリメートルの幅(LW)、306ミリメートルの深さ(LD)および112ミリメートルの高さ(LH)を含むことを決定した(図12〜図13を参照されたい)。上で説明した、共振モードおよび発射箱80の寸法(例えば高さ、幅および長さ)に対する+/−2.0ミリメートルの製造公差における要因化(図13を参照されたい)を統制する式を使用することにより、本発明者らは、発射箱80は、発射箱空洞82内で共振する411、141および331のモードパターンをサポートすることを決定した。図12を参照すると、共振モード411(Rのラベルが振られた線として示されている)、141(Bのラベルが振られた線として示されている)および331(Gのラベルが振られた線として示されている)は、発射箱80および整合板114に対してグラフで表されている。当技術分野でよく知られているように、マイクロ波のE界(電界または電圧)成分およびH界(磁界または電流)成分は90度位相外れであり、したがって411(E界)共振モードおよび141(H界)共振モードは、いずれも発射箱空洞82内を一様に伝搬することになり、一方、331共振モードは、E界およびH界の両方に一様に強度を追加する。その結果、E界およびH界は同じ垂直方向の大きさを有しているため、個々の共振モードの高さは、56ミリメートルすなわち2分の1波長(λ/2)に位置する最大値を有する(56ミリメートルは、発射箱空洞82が駆動側壁46の発射開口48に隣接する位置でもあることに留意されたい)。共振電圧、例えばE界の合計は、オーブンインピーダンス(Zo)を通って、駆動側壁46および/または発射開口78から整合板114へ伝搬し、反射性インピーダンスによる強度の低減をもたらす。それとは対照的に、磁気電流、例えばH界は、妨害されることなくマイクロ波発射箱セクション18内の駆動側壁46へ通過し、それによりベルト50を横切って伝搬する。したがってマイクロ波発射箱セクション18内のマイクロ波チャンバ31は、ベルト50を横切る小さいE界加熱と相俟った導電性H界加熱に遭遇する。
上で説明したモードパターンの励起は発射箱80の中に伝搬し、4.0の定在波比(SWR)をもたらす周波数軌道(従来のネットワークアナライザ上で観察される)を生成する。とりわけ図14を参照すると、導波路100の内部空間104は、55.0mmの高さWHおよび97.0mmの幅WDを有している。導波路100は、内部空間104の長さが、27.0mmのWL1、27.0mmのWL2、27.0mmのWL3、27.0mmのWL4および158.0mmのWL5の5つのセクションに分割されるよう、90度の曲りを有している。この場合、動作中、個々のマグネトロン120の周波数が切欠き110を通ってマイクロ波を導波路100の内部空間104へ伝搬させる。4つの導波路の各々は158ミリメートルの波長を有しており、導波路100の第2の端部102、および第2の端部102から1波長(λ)、例えば158ミリメートルの中間位置106は、マグネトロンのための短絡後部壁空間として作用している。したがって導波路100の第2の端部102からマイクロ波が漏れることはない。本発明者らは、導波路100の第5のセクション(WL5)は、短絡が導波路100の第5のセクションと第4のセクションとの間(すなわち中間位置106)に配置されるよう、波長(λ)の倍数(例えば2波長すなわち316ミリメートル)でなければならないことを認識した。導波路100の第5のセクション(WL5)の長さは変更が可能であることは当業者には認識されよう。
2435〜2475メガヘルツの広範囲にわたる周波数範囲に適応するために、インピーダンス撹拌器(impedance stirrer)すなわち変調器130(図8を参照されたい)が発射箱80に結合されており、発射箱空洞82内で回転し、それにより発射箱空洞82内を伝搬するマイクロ波のインピーダンスを変えるように構成されている。インピーダンス変調器130は、駆動軸136および駆動電動機138によって駆動される金属ブレード134を有するロータ132を有している。インピーダンス変調器130は、マグネトロン120の負荷平面の位相角を変え、かつ、好ましいSWRを設定し、次にマグネトロン120の発振周波数を設定するように構成されている。
図15を参照すると、発射箱アセンブリ62を最適化するために、発射箱アセンブリ62が377.0オームの自由空間インピーダンス中へ動作するよう、整合板114と発射箱空洞82との間の距離が較正される。個々の発射箱アセンブリ62を較正するために、発射箱アセンブリ62はオーブン10から開放され、かつ、整合板114が大気中、例えば自由空間へ上に向かって延びるように配置されている(図15を参照されたい)。ネットワークアナライザ140が発射箱アセンブリ62に取り付けられており、マグネトロン120はターンオンされている。整合板114の脚部116は、期待されるSWRが達成され、ネットワークアナライザによって測定されるインピーダンスが自由空間インピーダンス(例えば377オーム)であるよう、整合板114と発射箱空洞82との間の距離の調整を可能にする調整可能締結具を含む。次に、発射箱アセンブリ62が駆動側壁46に結合され(図16)、較正中に決定された自由空間インピーダンスに一致する、すなわち自由空間インピーダンスを複製するよう、整合板114と発射箱空洞82との間の距離がもう一度調整される。したがってマイクロ波発射箱セクション18およびマイクロ波チャンバ31内のインピーダンスは、自由空間インピーダンスに合理的に設定され、あるいは自由空間インピーダンスに等しいことが合理的に理解され、したがってマイクロ波チャンバ31内のインピーダンスは、マイクロ波チャンバ31を通って運ぶ食品製品の装荷を変えることによって不変を維持する。
図6に戻ると、本発明者らは、ベルト50に対する発射箱アセンブリ62の位置は、オーブン10の動作の有効で、かつ、効果的な動作のために重要であることをも決定した。詳細には、ベルト50は、駆動側壁46から少なくとも4分の1波長(λ/4)の位置に配置される(図6の距離BOを参照されたい)。すなわちベルト50は、駆動側壁46から28ミリメートルを超える位置に配置される(発射箱80内を伝搬するマイクロ波エネルギーは、上で考察したように112ミリメートルの波長(λ)を有していることに留意されたい)。したがって本発明者らは、マイクロ波のE界成分およびH界成分は、マイクロ波チャンバ31内を別様に伝搬することを観察した。詳細には、E界すなわち電圧は、整合板114の周囲の周りを伝搬し、一方、H界すなわち電流は駆動側壁46へ伝搬し、かつ、ベルト50へジャンプする。すなわちマイクロ波のH界すなわち電流成分は駆動側壁46に沿って伝搬し、整合板114に接触することはなく(例えば駆動側壁46およびベルト50に沿った電圧はゼロである)、一方、E界すなわち電圧は整合板114の周囲115に存在する。駆動側壁46に沿って、H界すなわち電流の最大値、およびゼロE界すなわち電圧が存在するため、H界すなわち電流はベルト50へジャンプし、すなわちベルト50へ流れ、かつ、ベルト50を横切り、それにより食品製品がマイクロ波発射箱セクション18を通って運ばれる際に、食品製品を調理する。したがって食品製品を処理するためのE界の強度すなわち印加は、マイクロ波エネルギー発生デバイスを有する従来のオーブンの中で食品を処理するために使用されるE界と比較するとより低く、食品製品を処理するためのH界の強度すなわち印加は、マイクロ波エネルギー発生デバイスを有する従来のオーブンの中で食品を処理するために使用されるH界と比較するとより高い。さらに、放出されるマイクロ波エネルギーのH界成分が主として食品製品を調理する。
図2および図11に戻ると、オーブン10の同じ側壁46、47上の複数の(2つの)発射箱アセンブリ62間の距離は、チャンバ30内のマイクロ波エネルギーを最大化するための重要な要因である。詳細には、本発明者らは、同じ側壁46、47上の発射箱アセンブリ62は、発射箱アセンブリ62から伝搬するエネルギーを効果的に10.0〜15.0%だけ低減する、整合板114間の交差結合にさらされることを観察した。失われるエネルギーを最小化するために、発射箱アセンブリ62の整合板114は、互いに5波長(5λ)の間隔を隔てて置かれている。すなわち本発明者らは、同じ側壁46、47上の発射箱アセンブリ62間の距離(それらの中心間の距離)は、5波長以上(例えば5×120mm=600mm、図11の第1の長手方向の距離S1を参照されたい)でなければならないことを決定した。したがって側壁46、47のうちの一方の適切に間隔を隔てた発射箱アセンブリ62は、発射箱アセンブリ62間の結合が最小で、最大マイクロ波伝送を達成する(例えば「漏話」が防止される)。
図5および図17を参照すると、マイクロ波チャンバ31内を伝搬するマイクロ波エネルギーを最大化するためには、駆動側壁46上の発射箱アセンブリ62と、アイドル側壁47上の発射箱アセンブリ62との間の距離も重要である。すなわち本発明者らは、発射箱アセンブリ62は、最短で5波長(5λ)の間隔を隔てて置かなければならないことを決定した(図5の第1の横方向の距離S2を参照されたい。第1の横方向の距離S2はマイクロ波空洞の深さCDに等しいことに留意されたい)。互いに反対側の発射箱アセンブリ62間の第1の横方向の距離S2は、マグネトロン120が互いに加熱しあうことを防止し、交差結合効果を最小化し、同じ側壁46、47上に配置された発射箱アセンブリ62間で観察されるエネルギーの損失を効果的に克服する、互いに反対側の側壁46、47上の整合板114間の結合を生成することになる(駆動側壁46の上に置かれた発射箱アセンブリ62によって失われる例えば10〜15%のエネルギーは、反対側のアイドル側壁47上の発射箱アセンブリ62間の結合効果によって獲得される)。図18は、マイクロ波チャンバ31内のベルト50上の食品製品Pを示したものである。さらに、本発明者らは、互いに反対側の側壁46、47上の個々の発射箱アセンブリ62を最適化し、それにより最大マイクロ波伝送および他の発射箱アセンブリ62間の最小結合(すなわち「漏話」を防止する)を達成するためには、互いに反対側の側壁46、47上の個々の発射箱アセンブリ62間の距離は、「自由空間」波長の奇数倍(すなわち3、5、7倍)であることをも認識した。
したがって上で説明したマイクロ波発射箱システム60の動作によれば、ベルト50に沿って伝搬するマイクロ波エネルギーのH界成分によって、マイクロ波チャンバ31を通るベルト50によって運ばれる食品製品が処理される(例えば調理され、焦げ目が付けられ、焼かれる)ことになる。簡単な実験(図19を参照されたい)では、いくつかのピザP1がマイクロ波発射箱セクション18内に完全に配置され、いくつかのピザP2がマイクロ波発射箱セクション18および対流セクション16内の途中に配置されるよう、冷凍ピザがベルト50の上に装荷された。本発明者らは、マイクロ波発射箱システム60が起動されると、マイクロ波エネルギーのH界成分がベルト50中へ伝搬し、伝導によってピザを加熱し、それによりピザの材料を温め、少なくとも部分的に調理することを観察した。したがって完全にマイクロ波チャンバ31内に存在しているピザP1は、伝導加熱に完全に露出され、一方、マイクロ波チャンバ31内の途中にすぎないピザP2は、半分しか伝導加熱に露出されない。すなわちマイクロ波チャンバ31内のピザP2の最初の半分が調理/加熱され、一方、マイクロ波チャンバ31の外側(例えば対流セクション16)のピザP2の残りの半分は調理/加熱されない。マイクロ波エネルギーのH界成分は、マイクロ波発射箱セクション18およびマイクロ波チャンバ31中へ留まり、その中の食品製品を調理/加熱するにすぎない。
マイクロ波発射箱システム60を備えたマイクロ波チャンバ31内の食品製品の処理(例えば調理、加熱)に加えて、食品製品は、チャンバ30(マイクロ波チャンバ31を含む)内の対流加熱システム200によって処理される。図5に戻ると、対流加熱システム200は、第2の対流セクション20のチャンバ30内に配置された第1の発熱体202を含み、いくつかの例では、第2の発熱体(図示せず)は、第1の対流セクション16のチャンバ30内に配置されている。発熱体202は、チャンバ30内の空気を加熱し、それによりチャンバ30を通るベルト50によって運ばれる食品製品を処理(すなわち加熱、調理)するように構成されている。ファン204はチャンバ30内に配置されており、温められた空気あるいは対流した空気を食品製品の上に強制し、それにより食品製品を処理するように構成されている。ファン204は、ファン204によって運ばれた空気が回り道経路をたどり、あるいはループ空気流になるようにチャンバ30内に配向されている(例えばファン204から垂直方向に下に向かい、ベルト50を通って、端部壁43、44に向かって半径方向に外側に向かい、かつ、ファン204に向かって垂直方向に上に向かうように配向されており、また図4のフロー矢印を参照されたい)。ループ空気流およびオーブンの構成要素についてのさらなる説明のために、本明細書に組み込まれている米国特許第6,604,452号が参照されている。発熱体202は、バーナー、放射電気コイル、熱オイルコイルおよび/同様のものなどの任意の適切な発熱体であってもよい。
図2を参照すると、対流加熱システム200は、オペレータによって設定される、チャンバ30を通って運ばれる個々の食品製品のための事前選択済み処理要求事項に従ってチャンバ30(図4)から空気を排気するように構成されている空気排気システム210を含む。すなわち空気排気システム210は、チャンバ30を通って運ばれている食品製品のための最適温度(湿球温度および乾球温度)および湿度を維持するように構成されている。空気排気システム210は、端部壁43、44に画定された開口45に配置された排気ダクト212を有している。また、空気排気システム210は、チャンバ30の中に蒸気を注入するように構成される蒸気注入システム(図示せず)をも含むことができる。任意の適切な空気循環構成要素またはデバイス(例えばダクト、センサ、風味注入器)を空気排気システム210と共に含むことも可能であり、それによりチャンバ30を通って運ばれる食品製品を処理することができることは当業者には認識されよう。例示的空気排気システムのさらなる説明のために、本明細書に組み込まれている米国特許第6,604,452号が参照されている。
図20〜図21を参照すると、オーブン10は、側壁46、47に結合されている、マイクロ波発射箱システム60および/または発射箱アセンブリ62を側壁46、47上で支持するための支持フレーム220を含む。図21は、支持フレーム220および側壁46の分解側面図を示したものである。支持フレーム220が側壁46に結合されると、マイカガスケット222およびシリコーンガスケット224が結合され、すなわち支持フレーム220と発射箱アセンブリ62との間に挟まれる。図21は、支持フレーム220と一体の整合板114の脚部116を示していることに留意されたい。
図1に戻ると、オーブン10は、マイクロ波発射箱システム60および/または発射箱アセンブリ62を覆い、損傷および/または環境条件(例えばほこり、湿気)からそれらを保護するマイクロ波エンクロージャ230を含む。また、マイクロ波エンクロージャ230は、マグネトロン120に結合され、動作中、マグネトロン120を冷却するように構成されるマグネトロン冷却システム240(図22を参照されたい)をも保護する。マグネトロン冷却システム240は、水冷ジャケット、水/グリコール系システム、ファン、熱交換機および/同様のものなどの任意の適切な冷凍または冷却システムを含むことができる。
図1、図4および図23〜図24を参照すると、オーブン10は、チャンバ30内に配置された、ベルト50の垂直方向に真下の、冷たいグリースおよび/または食品製品がチャンバ30で運ばれ、かつ、処理されている間に食品製品から落下し得る他の液体を集めるための水冷床システム250を含むことができる(図23〜図24は、互いに隣接して配置された4つのオーブン10のための水冷床システム250を示していることに留意されたい)。水冷床システム250は、グリース除去システム255につながっているドレン254に向かって傾斜している傾斜床パネル252、およびベルト50および/または傾斜床パネル252の上に水を噴霧するように構成される水噴霧器(図示せず)を含む。グリース除去システム255は、グリースをオーブン10から離れる方向に輸送することができる多数のパイプを含むことができ、グリース除去システム255は、グリースをオーブン10から離れる方向に輸送するように構成される弁、タンク、パイプおよび/またはポンプを含むことができる。グリース除去システム255は、オーブンに取り付けることができ、またはオーブンと一体であっても、あるいはオーブンから独立していてもよい(例えばグリース除去システム255は、オーブン10が収納される建物のコンクリート床の中に構築することができる)。また、水冷床システム250は、ベルト50を冷却および/または洗浄し、それにより食品製品によって残され得る残留成分をベルト50から除去するように構成することも可能である。
任意の数の水冷床システム250を任意の数のオーブン10と共に利用することができる(例えば1つのオーブン10に1つの水冷床システム250、2つのオーブン10に2つの水冷床システム250)ことは当業者には認識されよう。特定の例では、循環ポンプは、圧力調節弁によって手動で設定することができる圧力で、システムを通って水を循環させるように構成される。水の圧力を知覚または検出するための流量計を含むことができ、それにより水冷床システム250のパネルが冷却された水を受け取ることを確証することができる。ポンプ供給される水流は、傾斜床パネル252を通る冷却水の流れを制御し、かつ、傾斜床パネル252から戻る水の温度を制限するために、コントローラ400(図33を参照して以下で説明される)によって、抵抗温度検出器(例えばRTD2)からのフィードバックに基づいてVFD制御される。水冷床システム250をバイパスさせ、温度制御された水を傾斜床パネル252から戻る水と混合するための変調弁が含まれている。変調弁は、傾斜床パネル252およびバイパス水ラインからの混合された水温を制限するために、抵抗温度検出器(例えばRTD3)からのフィードバックに基づいてコントローラ400によって制御される。特定の例では、過剰のグリースをオーブン10からドレンへ運ぶために、間欠的に、また、逆プロセスシーケンスで、熱い水が個々のオーブンまたはゾーンのドレントラフ中に噴霧される。コントローラ400が入口電磁弁を制御して冷たい水を追加し、水温をカ氏+/−5.0度に維持するよう、抵抗温度検出器(例えばRTD1)からのフィードバックに基づいて床冷却システムの温度を維持するべく冷たい水をタンクから追加することができる。タンク内の過剰の水は、ベルト洗浄セクション、または熱い水を必要とするオーブン10の任意の他の領域へオーバーフローする。
図25〜図31を参照すると、オーブン10は、オーブン10内のマイクロ波エネルギーを監視し、オーブン10からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止するためのマイクロ波計装を備えている。オーブンからのマイクロ波エネルギーの量に関連する規制は、生物学的限界内におけるマイクロ波エネルギーへの健康に有害な人体露出を防止するために、様々な権力によって示されている。例えば米国では、共通の規格は、マイクロ波発生機器からの総マイクロ波エネルギーリークを規定しており、例えば放出規格は、1平方センチメートル当たり5.0ミリワット未満でなければならず、生物学的規格は、1平方センチメートル当たり10.0ミリワットである。したがって本発明者らは、オーブン10から漏れるマイクロ波の量を検出するためのシステム監視機器を開発した。例えばマイクロ波エネルギー監視検出器は、E界およびH界の両方をサポートするための螺旋構成を有する、広く知られているタイプのものであってもよい。これらの例では、螺旋構成を有するアンテナの個々の脚部は、マイクロ波検出ダイオードおよび増幅器回路機構への結合を有する、広く知られているホイートストンブリッジ回路中に供給される。
図25は、上部チョークアセンブリ281、下部チョークアセンブリ282、穴あきスクリーンシステム290およびフード300を備えた例示的オーブン10(上で説明した)の横断面斜視図を示したものである。チョークアセンブリ281、282は、チャンバ30の入口および出口に存在し、いくつかの例では、チョークアセンブリ281、282は、チャンバ30の内側に配置されている。チョークアセンブリ281、282は、マイクロ波エネルギーをトラップするように構成されており、4分の1波長(λ/4)31mmの寸法(例えば長手方向の幅)を有している。図26〜図27は、下流側端部壁44の開口45におけるチョークアセンブリ281、282を示したものである。図28は、マイクロ波発射箱セクション18の両側のチャンバ30内に配置されたチョークアセンブリ281、282を示したものである。チョークアセンブリ281、282は、マイクロ波発射箱セクション18の下流側に配置され、それにより上流側端部壁43の開口45に対するマイクロ波の漏れを防止することができることは当業者には認識されよう。
図25および図29を参照すると、オーブン10は、マイクロ波を吸収し、マイクロ波を含有し、および/またはオーブン10からのマイクロ波の漏れを防止するように構成された穴あきパネルアセンブリ290を含む。穴あきパネルアセンブリ290は、マイクロ波を吸収し、および/またはマイクロ波をオーブン10の中心に向かって偏向させるために様々な角度で互いに溶接されている複数のパネル292を含む。また、パネル292は、傾斜床パネル252にも位置するか、あるいは傾斜床パネル252に接続することも可能である。パネル292は、ファン204から運ばれた加熱された空気をチャンバ30および/またはマイクロ波空洞を通って循環させることができる穿孔を含む。本発明者らは、穴あきパネル292は、食品製品上への加熱された空気の一様な分配、およびマイクロ波チャンバ31からのファン204の部分的な遮蔽を促進することをも観察した。
図25および図30〜図31を参照すると、オーブン10は、端部壁43、44の開口45に配置され、開口45を通って漏れ得るマイクロ波エネルギーを吸収するように構成されているフード300を含む。フード300は、ガスケット304(例えばマイカ)中に覆い隠され、フレーム306によってオーブン10上で支持されているマイクロ波吸収タイル302を含む。タイル302の配向は変えることができる(例えば水平方向、傾斜)。ガスケット304は、タイル302の劣化を防止する。
図33を参照すると、オーブン10は、オーブン10およびオーブン10の構成要素の動作を制御するように構成されるソフトウェアを含むコンピュータ計算システム390を含むことができる。詳細には、コントローラ400を含むことができ、オーブン10の構成要素と通信して、オーブン10によって処理される食品製品に関連するユーザ入力デバイス470に入力されるユーザ入力に基づいてそれらの構成要素を制御することができる。例えばコントローラ400は、チャンバ30を通って食品製品を運ぶためのベルト50を備えたコンベヤの速度を制御し、かつ、調整するように構成することができる。コントローラ400は、ユーザ入力、チャンバ30内の温度センサ、および/またはチャンバ30内の湿度センサに基づいて対流加熱システム200を制御し、それによりチャンバ30内の温度および湿度を所望のレベルに維持することができる。
図33は、オーブン10のためのコンピュータコントローラ400を備えた例示的計算システム390の略図である。様々な構成要素が有線または無線通信リンク410を介してコンピュータコントローラ400と通信している。コンピュータコントローラ400は、プロセッサ401およびメモリ402を含む。コンピュータコントローラ400は、計算システム390内のどこにでも位置することができ、および/または計算システム390から離れて位置し、ネットワーク、周辺インタフェース、および有線および/または無線通信リンク410を介して、オーブン10の様々な構成要素と通信することができる。図33は1つのコンピュータコントローラ400を示しているが、計算システム390は、2つ以上のコンピュータコントローラを含むことができる。以下で開示される方法の部分は、単一のコンピュータコントローラによって、あるいはいくつかの個別のコンピュータコントローラ400によって実施することができる。
いくつかの例では、コンピュータコントローラ400は、処理システム、記憶システム、ソフトウェア、および周辺デバイスと通信するための入力/出力(I/O)インタフェースを含む計算システムを含むことができる。システムは、プログラムされた命令のセットを実施するハードウェアおよび/またはソフトウェアの中で実現することができる。例えば処理システムは、調理方法を使用してプログラムされた、対流加熱システム200、マイクロ波発射箱システム60およびベルト50を備えたコンベヤを動作させ、かつ、制御するように処理システムを導くソフトウェアなどのソフトウェアを記憶システムからロードし、かつ、実行する。計算システムは、通信接続することができる1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。処理システムは、制御ユニットおよび処理ユニットを含むマイクロプロセッサ、および記憶システムからソフトウェアを検索し、かつ、実行する半導体ハードウェア論理などの他の回路機構を備えることができる。処理システムは、単一の処理デバイス内で実現することができるが、既存のプログラム命令に従って協同する複数の処理デバイスまたはサブ−システムにわたって分散させることも可能である。処理システムは、本明細書において説明されている様々な機能を実施するためのコンピュータ実行可能命令のセットを含む1つのソフトウェアモジュールまたは多くのソフトウェアモジュールを含むことができる。
本明細書において使用されているように、「コンピュータコントローラ」または「コントローラ」という用語は、特定用途向け集積回路(ASIC)、電子回路、組合せ論理回路、書替可能ゲートアレイ(FPGA)、コードを実行するプロセッサ(共有、専用またはグループ)、説明されている機能性を提供する他の適切な構成要素、またはシステム−オン−チップ(SoC)におけるようなそれらのいくつかまたはすべての組合せを意味することができ、それらの一部であってもよく、あるいはそれらを含むことができる。コンピュータコントローラは、処理システムによって実行されるコードを記憶するメモリ(共有、専用またはグループ)を含むことができる。「コード」という用語は、ソフトウェア、ファームウェアおよび/またはマイクロコードを含むことができ、プログラム、ルーチン、機能、クラスおよび/またはオブジェクトを意味することができる。「共有」という用語は、複数のコンピュータコントローラからのいくつかまたはすべてのコードを単一の(共有)プロセッサを使用して実行することができることを意味している。さらに、複数のコンピュータコントローラからのいくつかまたはすべてのコードは、単一の(共有)メモリによって記憶することができる。「グループ」という用語は、単一のコンピュータコントローラからのいくつかまたはすべてのコードをプロセッサのグループを使用して実行することができることを意味している。さらに、単一のコンピュータコントローラからのいくつかまたはすべてのコードは、メモリのグループを使用して記憶することができる。
記憶システムは、処理システムによる読出しが可能で、かつ、ソフトウェアを記憶することができる任意の記憶媒体を備えることができる。記憶システムは、コンピュータ可読命令、データ構造、ソフトウェアプログラムモジュールまたは他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法または技術で実現される、揮発性および不揮発性の、取外し可能および非取外し可能な媒体を含むことができる。記憶システムは、単一の記憶デバイスとして、または複数の記憶デバイスまたはサブ−システムにわたって実現することができる。記憶システムは、処理システムと通信することができるメモリコントローラなどの追加要素を含むことができる。記憶媒体の非制限の例には、ランダムアクセスメモリ、リードオンリメモリ、磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、仮想および非仮想メモリ、様々なタイプの磁気記憶デバイス、または所望の情報を記憶するために使用することができ、命令実行システムによってアクセスすることができる任意の他の媒体がある。記憶媒体は、一時的記憶媒体であっても、あるいは非一時的有形コンピュータ可媒体などの非一時的記憶媒体であってもよい。
コンピュータコントローラ400は、I/Oインタフェースおよび有線または無線リンクであってもよい通信リンクを介して、制御システムの1つまたは複数の構成要素と通信している。コンピュータコントローラ400は、通信リンクを介して制御信号を送り、かつ、受け取ることにより、制御システムおよびその様々なサブシステムの1つまたは複数の動作特性を監視し、かつ、制御することができる。一例では、通信リンクはコントローラエリアネットワーク(CAN)バスであるが、他のタイプのリンクを使用することも可能である。本明細書において示されている通信リンクの接続の範囲は、図式的な目的のためのものにすぎず、通信リンクは、簡潔にするために図にはすべての接続は示されていないが、実際、コンピュータコントローラ400と、周辺デバイスまたは本明細書において言及されているオーブン10の構成要素の各々との間の通信を提供していることに留意されたい。
コンピュータコントローラ400は、コンピュータ実行可能命令に従って、それには限定されないが、命令信号、ユーザ入力デバイス470を介して受け取られる入力、またはセンサからの情報などの入力信号を、それには限定されないが構成要素制御信号などの出力信号に機能的に変換する。入力信号の各々は、入力信号の各々を使用して実施しなければならない機能の数、および/または入力信号の各々を使用して制御しなければならないシステムまたは構成要素の数に応じて2つ以上の分岐に分割することができる。入力信号は、分岐信号を通って、コンピュータコントローラ内の複数のソフトウェアモジュールに供給することができる。ソフトウェアモジュールに入力される厳密な信号は、対応する制御入力デバイスまたはセンサから直接得ることができ、あるいはいくつかの方法、例えば増幅器を通ってスケーリングするか、あるいはデジタル−アナログコンバータまたはアナログ−デジタルコンバータを使用してデジタル信号からアナログ信号に、あるいはアナログ信号からデジタル信号に変換することによって事前に処理することができる。2つ以上の入力信号を結合して出力信号を提供することができ、その場合、個々の入力信号を同じソフトウェアモジュールに入力することができ、あるいはそれぞれ個別のソフトウェアモジュールに提供することができることを認識されたい。2つ以上の信号を使用して出力信号を生成する場合、サマー、セレクターまたは平均化モジュールなどの事後処理モジュールを使用して入力信号が出力信号に結合されることに留意されたい。
コンピュータコントローラ400について提供された説明は概念的なものであり、当業者は、このようなコンピュータコントローラ400を実現するための多くの方法を認識するため、概ね解釈すべきである。これらは、入力信号または分岐信号を受け取り、入力信号を使用して計算を実施し、それにより対応する出力信号またはアクチュエータ制御信号を生成するデジタルマイクロプロセッサを使用した実施態様を含む。また、所望の出力を生成するようになされた回路素子を備えるアナログコンピュータを使用することも可能である。さらに、所定のデータポイントまたは較正されたデータポイントを含んだルック−アップテーブルを任意の方法で記憶し、それにより所与の入力信号に対応する所望の出力を提供することも可能である。
また、コントローラ400は、マイクロ波チャンバ31を通って運ばれる食品製品の量または数に基づいて、マイクロ波発射箱システム60、マグネトロン120、ベルト50を備えたコンベヤおよび/または対流加熱システム200をも制御することができる。コントローラ400は、ビデオ検出器、マイクロ波エネルギー検出器、湿度センサ、温度センサ、赤外線センサ、などの様々な検出器およびセンサと通信し、知覚された食品製品に基づいて、異なる構成要素、例えば特定のマグネトロン120を選択的にターンオンおよびターンオフするように構成されている。例えばオーブン10の中へ移動している食品製品が「全」装荷であることを装荷センサが知覚すると、コントローラ400は、規定されたマイクロ波エネルギーによって食品製品が加熱され、調理されるよう、すべてのマグネトロン120をターンオンする。別の例では、食品製品の装荷がより少ないこと(すなわち食品製品の「全装荷」未満であること)を装荷センサが知覚すると、コントローラ400は、より少ない装荷の食品製品が適切な量のマイクロ波エネルギーによって加熱され、マイクロ波エネルギーが不必要に廃棄されないよう、食品製品および食品製品に対する事前プログラム済み調理要求事項(例えば温度、継続期間)に基づいて特定のマグネトロン120(例えば個々の発射箱アセンブリ62内の2つのマグネトロンのみ)をターンオフする。また、コントローラ400は、ベルト50を備えたコンベヤをも制御し、それにより食品製品がオーブン10を通って運ばれる速度すなわちレートを変えることができる。
また、コントローラ400は、オーブン10の外部表面に配置された、オーブン10から漏れるマイクロ波エネルギーを検出するためのマイクロ波監視検出器420とも通信することができる。マイクロ波監視検出器が閾値(例えば最大許容マイクロ波エネルギーリーク値)を超えるマイクロ波を知覚すると、コントローラ400は、マイクロ波発射箱システム60および/またはオーブン10の一部または複数の部分を遮断する。指示器によって問題に対する警告をオペレータに発することができる。
特定の例では、食品製品を処理するための食品処理機械は、空洞を画定するハウジング、空洞を通って長手方向に食品製品を運ぶための金属を備えるベルトを有するコンベヤ、および食品製品が空洞を通って運ばれる際に、加熱された空気が食品製品を加熱するよう、空洞内の空気を加熱するための対流加熱システムを含む。マイクロ波発射箱システムは、マイクロ波エネルギーを空洞中に、長手方向に対して直角の横方向に放出し、それにより食品製品が空洞を通って運ばれる際に、食品製品をさらに加熱するように構成される。
特定の例では、ベルトは、空洞を通って連続的に運ばれる連続ベルトである。特定の例では、機械は、マイクロ波発射箱セクションを有しており、マイクロ波発射箱システムは、その中にマイクロ波エネルギーを放出し、それにより食品製品を加熱する。マイクロ波エネルギーは、電界成分および磁界成分を含み、磁界成分はベルトに沿って横方向に伝搬し、それにより食品製品を加熱する。ハウジングは、第1の側壁および第2の反対側の側壁を有し、それぞれコンベヤに沿って長手方向に延び、マイクロ波発射箱システムは、第1の側壁に結合され、マイクロ波エネルギーを第2の側壁に向かって横方向に導く第1の発射箱アセンブリ、および第2の側壁に結合され、マイクロ波エネルギーを第1の側壁に向かって横方向に導く第2の発射箱アセンブリを含む。第1の発射箱アセンブリは、第2の発射箱アセンブリと垂直方向および長手方向に整列している。第1の側壁は第1の開口を有し、第2の側壁は第2の開口を有している。第1の発射箱アセンブリは、第1の開口を通って空洞中にマイクロ波エネルギーを放出し、第2の発射箱アセンブリは、第2の開口を通って空洞中にマイクロ波エネルギーを放出する。
特定の例では、第1の発射箱アセンブリは、第1の側壁に結合され、かつ、空洞内に配置された整合板を有しており、それにより第1の発射箱アセンブリから放出するマイクロ波エネルギーの共振モードを結合し、第2の発射箱アセンブリは、第2の側壁に結合され、かつ、空洞内に配置された整合板を有しており、それにより第2の発射箱アセンブリから放出するマイクロ波エネルギーの共振モードを結合している。第1の発射箱アセンブリの整合板は、第1の横方向の距離だけ第2の発射箱アセンブリの整合板から間隔を隔てており、それにより第1の発射箱アセンブリおよび第2の発射箱アセンブリによって放出されるマイクロ波エネルギーの交差結合効果を最小化している。マイクロ波エネルギーは波長を有しており、第1の横方向の距離が5波長に等しい。
特定の例では、第1の発射箱アセンブリおよび第2の発射箱アセンブリは、それぞれ4つの同一の導波路および個々の導波路に結合されたマグネトロンを有している。マグネトロンはマイクロ波エネルギーを生成し、導波路はマイクロ波エネルギーを空洞中に導く。第1の発射箱アセンブリは、第1の側壁に結合された、第1の開口を覆い、第1の側壁におけるマイクロ波エネルギーの漏れを防止するためのチョーク板を有している。第2の発射箱アセンブリは、第2の側壁に結合された、第2の開口を覆い、第2の側壁におけるマイクロ波エネルギーの漏れを防止するためのチョーク板を有している。第1の発射箱アセンブリのチョーク板は、第1の開口を取り囲むチョークチャネルを有しており、チョークチャネルは、第1の開口から4分の1波長の距離に間隔を隔てた中心線を有しており、それにより第1の開口からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止するインピーダンス抑制を形成している。第2の発射箱アセンブリのチョーク板は、第2の開口を取り囲むチョークチャネルを有しており、チョークチャネルは、第2の開口から4分の1波長の距離に間隔を隔てた中心線を有しており、それにより第2の開口からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止するインピーダンス抑制を形成している。
特定の例では、ハウジングは、ベルトが通って延び食品製品が空洞の中に受け取られる開口を備えた上流側端部壁、およびベルトが通って延び食品製品が空洞から分配される開口を備えた下流側端部壁を有している。上流側端部壁の開口および下流側端部壁の開口には、上部チョークアセンブリがベルトの上方に垂直方向に配置され、および下部チョークアセンブリがベルトの下方に垂直方向に配置されており、それにより上流側端部壁の開口および下流側端部壁の開口を通ったマイクロ波エネルギーの漏れを防止している。特定の例では、上部チョークアセンブリおよび下部チョークアセンブリは、4分の1波長の幅を有している。第1の複数の穴あきパネルがコンベヤの上方に垂直方向に配置され、および、第2の複数のパネルがコンベヤの下方に垂直方向に配置された穴あきパネルアセンブリがそれによりマイクロ波エネルギーを吸収し、またはマイクロ波エネルギーをコンベヤおよび食品製品に向かって偏向させ、空洞からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止している。第1の複数の穴あきパネルおよび第2の複数の穴あきパネルは、食品製品が対流によって調理されるよう、空気の通過を可能にする。
特定の例では、マイクロ波発射箱システムは、第1の側壁に結合された、マイクロ波エネルギーを第2の側壁に向かって横方向に放出するための第3の発射箱アセンブリをさらに含む。第3の発射箱アセンブリは、第1の発射箱アセンブリの整合板から第1の長手方向の距離だけ間隔を隔てた整合板を有しており、それにより第3の発射箱アセンブリおよび第1の発射箱アセンブリによって放出されるマイクロ波エネルギーの交差結合効果を最小化している。特定の例では、マイクロ波発射箱システムは、機械、すなわち第2の側壁に結合された、マイクロ波エネルギーを第1の側壁に向かって横方向に放出するための第4の発射箱アセンブリをさらに含む。第4の発射箱アセンブリは、第2の発射箱アセンブリの整合板から第1の長手方向の距離だけ間隔を隔てた整合板を有しており、それにより第4の発射箱アセンブリおよび第2の発射箱アセンブリによって放出されるマイクロ波エネルギーの交差結合効果を最小化している。第3の発射箱アセンブリは、第4の発射箱アセンブリと垂直方向および長手方向に整列している。特定の例では、第1の長手方向の距離は5波長に等しい。
特定の例では、対流加熱システムは、空洞内の空気を加熱するように構成された発熱体、および食品製品が加熱されるよう、加熱された空気を空洞内の循環経路に沿って運ぶように構成されたファンを含む。特定の例では、第1の発射箱アセンブリは、空洞中に放出されるマイクロ波エネルギーを生成するためのマグネトロンを有しており、第2の発射箱アセンブリは、空洞中に放出されるマイクロ波エネルギーを生成するためのマグネトロンを有している。特定の例では、コントローラは、コントローラが第1の発射箱アセンブリのマグネトロンおよび第2の発射箱のマグネトロンを選択的に起動することができるよう、第1の発射箱アセンブリのマグネトロンおよび第2の発射箱アセンブリのマグネトロンと通信し、かつ、それらを制御している。特定の例では、オーブンから漏れるマイクロ波エネルギーを検出するためのマイクロ波監視検出器が含まれている。コントローラは、マイクロ波監視検出器と通信しており、マイクロ波監視検出器によって検出されたマイクロ波エネルギーが最大許容マイクロ波エネルギーリーク値以上になると、発射箱アセンブリまたはマグネトロンのうちの少なくとも一方を遮断するように構成されている。特定の例では、開口から漏れ得るマイクロ波エネルギーを吸収するために、第1の端部壁の開口および第2の端部壁の開口に隣接してフードが配置されている。
特定の例では、食品製品を処理するための食品処理機械は、空洞を備えたハウジング、長手方向に延びている、中に第1の開口を有する第1の側壁、第1の側壁とは反対側の、長手方向に延びている、中に第2の開口を有する第2の側壁、食品製品が空洞の中へ受け取られる開口を備えた上流側端部壁、および食品製品が空洞から分配される開口を備えた下流側端部壁を含む。上流側端部壁および下流側端部壁は、それぞれ長手方向に対して直角の横方向に延びている。金属を備えたベルトを有するコンベヤは、上流側端部壁の開口および下流側端部壁の開口を通って延びており、このコンベヤは、空洞を通って長手方向に食品製品を運ぶためのものである。対流加熱システムは、食品製品が空洞を通って運ばれる際に、加熱された空気が食品製品を調理するよう、空洞内の空気を加熱し、マイクロ波発射箱システムは、マイクロ波エネルギーを空洞中に放出し、それにより食品製品が空洞を通って運ばれる際に、食品製品をさらに加熱する。マイクロ波発射箱システムは、マイクロ波エネルギーを第1の開口を通って第2の側壁に向かって横方向に導く、第1の側壁に結合された第1の発射箱アセンブリ、およびマイクロ波エネルギーを第2の開口を通って第1の側壁に向かって横方向に導く、第2の側壁に結合された第2の発射箱アセンブリを有している。第1の発射箱アセンブリは、第1の開口からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止する、第1の側壁に結合されたチョーク板を有しており、第2の発射箱アセンブリは、第2の開口からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止する、第2の側壁に結合されたチョーク板を有している。
特定の例では、第1のマイクロ波発射箱のチョーク板は、第1の開口を取り囲むチョークチャネルを有しており、チョークチャネルは、第1の開口から4分の1波長の距離に間隔を隔てた中心線を有しており、それにより第1の開口からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止するインピーダンス抑制を形成している。第2の発射箱アセンブリのチョーク板は、第2の開口を取り囲むチョークチャネルを有しており、チョークチャネルは、第2の開口から4分の1波長の距離に間隔を隔てた中心線を有しており、それにより第2の開口からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止するインピーダンス抑制を形成している。特定の例では、上流側端部壁の開口および下流側端部壁の開口では、上部チョークアセンブリはベルトの垂直方向に上方であり、および、下部チョークアセンブリは垂直方向にベルトの下方であり、それにより上流側端部壁の開口および下流側端部壁の開口を通ったマイクロ波エネルギーの漏れを防止している。上部チョークアセンブリおよび下部チョークアセンブリは、それぞれ4分の1波長の幅を有している。
特定の例では、第1の複数の穴あきパネルがコンベヤの上方に垂直方向に配置され、および、第2の複数のパネルがコンベヤの下方に垂直方向に配置された穴あきパネルアセンブリが含まれている。第1の複数の穴あきパネルおよび第2の複数の穴あきパネルがマイクロ波エネルギーを吸収し、またはマイクロ波エネルギーをコンベヤおよび食品製品に向かって偏向させ、空洞からのマイクロ波エネルギーの漏れを防止している。第1の複数の穴あきパネルおよび第2の複数の穴あきパネルは、食品製品が加熱された空気の対流によって調理されるよう、空気の通過を可能にする。

Claims (29)

  1. 食品製品を処理するための食品処理機械であって、
    空洞を画定するハウジングと、
    前記空洞を通って長手方向に前記食品製品を運ぶための金属を備えるベルトを有するコンベヤと、
    前記食品製品が前記空洞を通って運ばれる際に、加熱された空気が前記食品製品を加熱するよう、前記空洞内の空気を加熱するための対流加熱システムと、
    マイクロ波エネルギーを前記空洞中に、長手方向に対して直角の横方向に放出し、それにより前記食品製品が前記空洞を通って運ばれる際に、前記食品製品をさらに加熱するように構成されたマイクロ波発射箱システムと
    を備える食品処理機械。
  2. 前記ベルトが、前記空洞を通って連続的に運ばれる連続ベルトである、請求項1に記載の食品処理機械。
  3. 前記食品処理機械がマイクロ波発射箱セクションを有し、その中に前記マイクロ波発射箱システムがマイクロ波エネルギーを放出し、それにより前記食品製品を加熱する、請求項2に記載の食品処理機械。
  4. 前記マイクロ波エネルギーが電界成分および磁界成分を含み、前記磁界成分が前記ベルトに沿って横方向に伝搬し、それにより前記食品製品を加熱する、請求項3に記載の食品処理機械。
  5. 前記ハウジングが第1の側壁および第2の反対側の側壁を有し、それぞれ前記コンベヤに沿って長手方向に延び、
    前記マイクロ波発射箱システムが、前記第1の側壁に結合され、マイクロ波エネルギーを前記第2の側壁に向かって横方向に導く第1の発射箱アセンブリ、および前記第2の側壁に結合され、マイクロ波エネルギーを前記第1の側壁に向かって横方向に導く第2の発射箱アセンブリを含む、
    請求項3に記載の食品処理機械。
  6. 前記第1の発射箱アセンブリが、前記第2の発射箱アセンブリと垂直方向および長手方向に整列している、請求項5に記載の食品処理機械。
  7. 前記第1の側壁が第1の開口を有し、前記第2の側壁が第2の開口を有し、前記第1の発射箱アセンブリが前記第1の開口を通って前記空洞中にマイクロ波エネルギーを放出し、前記第2の発射箱アセンブリが前記第2の開口を通って前記空洞中にマイクロ波エネルギーを放出する、請求項6に記載の食品処理機械。
  8. 前記第1の発射箱アセンブリが、前記第1の側壁に結合され、かつ、前記空洞内に配置された整合板を有し、それにより前記第1の発射箱アセンブリから放出する前記マイクロ波エネルギーの共振モードを結合し、
    前記第2の発射箱アセンブリが、前記第2の側壁に結合され、かつ、前記空洞内に配置された整合板を有し、それにより前記第2の発射箱アセンブリから放出する前記マイクロ波エネルギーの共振モードを結合し、
    前記第1の発射箱アセンブリの前記整合板が、第1の横方向の距離だけ前記第2の発射箱アセンブリの整合板から間隔を隔てており、それにより前記第1の発射箱アセンブリおよび前記第2の発射箱アセンブリによって放出される前記マイクロ波エネルギーの交差結合効果を最小化する、
    請求項6に記載の食品処理機械。
  9. 前記マイクロ波エネルギーが波長を有し、前記第1の横方向の距離が5波長に等しい、請求項7に記載の食品処理機械。
  10. 前記第1の発射箱アセンブリおよび前記第2の発射箱アセンブリが、それぞれ4つの同一の導波路および個々の導波路に結合されたマグネトロンを有し、前記マグネトロンが前記マイクロ波エネルギーを生成し、前記導波路が前記マイクロ波エネルギーを前記空洞中に導く、請求項7に記載の食品処理機械。
  11. 前記第1の発射箱アセンブリが、前記第1の側壁に結合された、前記第1の開口を覆い、前記第1の側壁における前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止するためのチョーク板を有し、前記第2の発射箱アセンブリが、前記第2の側壁に結合された、前記第2の開口を覆い、前記第2の側壁における前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止するためのチョーク板を有する、請求項10に記載の食品処理機械。
  12. 前記第1の発射箱アセンブリの前記チョーク板が前記第1の開口を取り囲むチョークチャネルを有し、前記チョークチャネルが前記第1の開口から4分の1波長の距離に間隔を隔てた中心線を有し、それにより前記第1の開口からの前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止するインピーダンス抑制を形成し、
    前記第2の発射箱アセンブリの前記チョーク板が前記第2の開口を取り囲むチョークチャネルを有し、前記チョークチャネルが前記第2の開口から4分の1波長の距離に間隔を隔てた中心線を有し、それにより前記第2の開口からの前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止するインピーダンス抑制を形成する、
    請求項11に記載の食品処理機械。
  13. 前記ハウジングが、前記ベルトが通って延び前記食品製品が前記空洞の中に受け取られる開口を備えた上流側端部壁、および前記ベルトが通って延び前記食品製品が前記空洞から分配される開口を備えた下流側端部壁を有し、また、
    前記上流側端部壁の前記開口および前記下流側端部壁の前記開口に、前記ベルトの垂直方向に上方の上部チョークアセンブリ、および前記ベルトの垂直方向に下方の下部チョークアセンブリをさらに備え、それにより前記上流側端部壁の前記開口および前記下流側端部壁の前記開口を通った前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止する、
    請求項7に記載の食品処理機械。
  14. 前記上部チョークアセンブリおよび前記下部チョークアセンブリの各々が4分の1波長の幅を有する、請求項13に記載の食品処理機械。
  15. 第1の複数の穴あきパネルが前記コンベヤの上方に垂直方向に配置され、第2の複数のパネルが前記コンベヤの下方に垂直方向に配置された穴あきパネルアセンブリをさらに備え、それによりマイクロ波エネルギーを吸収し、またはマイクロ波エネルギーを前記コンベヤおよび前記食品製品に向かって偏向させ、前記空洞からの前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止する、請求項14に記載の食品処理機械。
  16. 前記第1の複数の穴あきパネルおよび前記第2の複数の穴あきパネルが、前記食品製品が対流によって調理されるよう、空気の通過を可能にする、請求項15に記載の食品処理機械。
  17. 前記マイクロ波発射箱システムが、
    前記第1の側壁に結合された、マイクロ波エネルギーを前記第2の側壁に向かって横方向に放出するための第3の発射箱アセンブリであって、前記第1の発射箱アセンブリの前記整合板から第1の長手方向の距離だけ間隔を隔てた整合板を有し、それにより前記第3の発射箱アセンブリおよび前記第1の発射箱アセンブリによって放出される前記マイクロ波エネルギーの交差結合効果を最小化する、第3の発射箱アセンブリと、
    前記第2の側壁に結合された、マイクロ波エネルギーを前記第1の側壁に向かって横方向に放出するための第4の発射箱アセンブリであって、前記第2の発射箱アセンブリの前記整合板から前記第1の長手方向の距離だけ間隔を隔てた整合板を有し、それにより前記第4の発射箱アセンブリおよび前記第2の発射箱アセンブリによって放出される前記マイクロ波エネルギーの交差結合効果を最小化する、第4の発射箱アセンブリと、
    をさらに含む、請求項7に記載の食品処理機械。
  18. 前記第3の発射箱アセンブリが前記第4の発射箱アセンブリと垂直方向および長手方向に整列している、請求項17に記載の食品処理機械。
  19. 前記第1の長手方向の距離が5波長に等しい、請求項18に記載の食品処理機械。
  20. 前記対流加熱システムが、前記空洞内の空気を加熱するように構成された発熱体、および前記食品製品が加熱されるよう、前記加熱された空気を前記空洞内の循環経路に沿って運ぶように構成されたファンを含む、請求項7に記載の食品処理機械。
  21. 前記第1の発射箱アセンブリが、前記空洞中に放出される前記マイクロ波エネルギーを生成するためのマグネトロンを有し、前記第2の発射箱アセンブリが、前記空洞中に放出される前記マイクロ波エネルギーを生成するためのマグネトロンを有し、また、
    コントローラであって、前記コントローラが前記第1の発射箱アセンブリの前記マグネトロンおよび前記第2の発射箱の前記マグネトロンを選択的に起動することができるよう、前記第1の発射箱アセンブリの前記マグネトロンおよび前記第2の発射箱アセンブリの前記マグネトロンと通信し、かつ、それらを制御する、コントローラをさらに備える、
    請求項5に記載の食品処理機械。
  22. オーブンから漏れるマイクロ波エネルギーを検出するためのマイクロ波監視検出器をさらに備え、前記コントローラが前記マイクロ波監視検出器と通信し、前記マイクロ波監視検出器によって検出された前記マイクロ波エネルギーが最大許容マイクロ波エネルギーリーク値以上になると、前記発射箱アセンブリまたはマグネトロンのうちの少なくとも一方を遮断するように構成される、請求項21に記載の食品処理機械。
  23. 前記開口から漏れ得る前記マイクロ波エネルギーを吸収するために、前記第1の端部壁の前記開口および前記第2の端部壁の前記開口に隣接して配置されたフードをさらに備える、請求項15に記載の食品処理機械。
  24. 食品製品を処理するための食品処理機械であって、
    空洞、
    長手方向に延びている、中に第1の開口を有する第1の側壁、
    前記第1の側壁とは反対側の、前記長手方向に延びている、中に第2の開口を有する第2の側壁、
    前記食品製品が前記空洞の中へ受け取られる開口を備えた上流側端部壁、
    前記食品製品が前記空洞から分配される開口を備えた下流側端部壁を含む
    ハウジングであって、前記上流側端部壁および前記下流側端部壁が、それぞれ前記長手方向に対して直角の横方向に延びている、ハウジングと、
    前記上流側端部壁の前記開口および前記下流側端部壁の前記開口を通って延びている金属を備えるベルトを有する、前記空洞を通って前記長手方向に前記食品製品を運ぶためのコンベヤと、
    前記食品製品が前記空洞を通って運ばれる際に、加熱された空気が前記食品製品を調理するよう、前記空洞内の空気を加熱する対流加熱システムと、
    マイクロ波エネルギーを前記空洞中に放出し、それにより前記食品製品が前記空洞を通って運ばれる際に、前記食品製品をさらに加熱するマイクロ波発射箱システムであって、
    マイクロ波エネルギーを前記第1の開口を通って前記第2の側壁に向かって横方向に導く、前記第1の側壁に結合された第1の発射箱アセンブリであって、前記第1の開口からの前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止する、前記第1の側壁に結合されたチョーク板を有する、第1の発射箱アセンブリと、
    マイクロ波エネルギーを前記第2の開口を通って前記第1の側壁に向かって横方向に導くための、前記第2の側壁に結合された第2の発射箱アセンブリであって、前記第2の開口からの前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止する、前記第2の側壁に結合されたチョーク板を有する、第2の発射箱アセンブリと
    を有するマイクロ波発射箱システムと
    を備える食品処理機械。
  25. 前記第1のマイクロ波発射箱の前記チョーク板が前記第1の開口を取り囲むチョークチャネルを有し、前記チョークチャネルが前記第1の開口から4分の1波長の距離に間隔を隔てた中心線を有し、それにより前記第1の開口からの前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止するインピーダンス抑制を形成し、
    前記第2の発射箱アセンブリの前記チョーク板が前記第2の開口を取り囲むチョークチャネルを有し、前記チョークチャネルが前記第2の開口から4分の1波長の距離に間隔を隔てた中心線を有し、それにより前記第2の開口からの前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止するインピーダンス抑制を形成する、
    請求項24に記載の食品処理機械。
  26. 前記上流側端部壁の前記開口および前記下流側端部壁の前記開口に、前記ベルトの垂直方向に上方の上部チョークアセンブリ、および前記ベルトの垂直方向に下方の下部チョークアセンブリをさらに備え、それにより前記上流側端部壁の前記開口および前記下流側端部壁の前記開口を通ったマイクロ波エネルギーの漏れを防止する、請求項25に記載の食品処理機械。
  27. 前記上部チョークアセンブリおよび前記下部チョークアセンブリの各々が4分の1波長の幅を有する、請求項26に記載の食品処理機械。
  28. 第1の複数の穴あきパネルが前記コンベヤの上方に垂直方向に配置され、および、第2の複数のパネルが前記コンベヤの下方に垂直方向に配置された穴あきパネルアセンブリをさらに備え、それによりマイクロ波エネルギーを吸収し、またはマイクロ波エネルギーを前記コンベヤおよび前記食品製品に向かって偏向させ、前記空洞からの前記マイクロ波エネルギーの漏れを防止する、請求項27に記載の食品処理機械。
  29. 前記第1の複数の穴あきパネルおよび前記第2の複数の穴あきパネルが、前記食品製品が前記加熱された空気および対流によって調理されるよう、空気の通過を可能にする、請求項28に記載の食品処理機械。
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