本出願の実施例は、端末分野の充電技術に関し、特に、充電方法、端末及びコンピュータ記憶媒体に関する。
端末は、アダプタと双方向通信を確立した後、アダプタは、多段階定電流の方式を採用して端末のバッテリを充電することによって、急速充電を実現することができる。しかしながら、端末は、急速充電中に、アダプタ又は端末が異常な漏電経路がある場合、バッテリに流入する電流が減少し、さらに放電が発生することもあり、深刻な結果となる可能性があるため、端末が急速充電時に異常な充電状況をモニタリングすることは、非常に重要なことである。
本出願の実施例は、端末が急速充電する場合、異常充電のモニタリングを実現することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを向上させることができる充電方法、端末及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
本出願の実施例の技術案は、以下のように実現される。
本出願の実施例は、充電方法を提供し、前記方法は、
急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するステップと、
前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するステップと、
前記充電異常が発生したと判断された場合、前記急速充電機能をオフにするステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するステップは、
第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出し、電圧の変化パラメータを取得するステップと、
前記電圧の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定するステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するステップは、
第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出し、電気量の変化パラメータを取得するステップと、
前記電気量の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定するステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するステップは、
バッテリの電流をリアルタイムに検出し、バッテリのリアルタイム電流を取得するステップと、
前記バッテリのリアルタイム電流を前記バッテリの充電パラメータとして決定するステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するステップは、
前記バッテリの充電パラメータが負の数である場合、前記充電異常が発生したと判断するステップと、
前記バッテリの充電パラメータが負の数でない場合、前記充電異常が発生していないと判断するステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するステップは、
前記バッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、前記充電異常が発生したと判断するステップと、
前記バッテリの充電パラメータが前記所定のパラメータ変化戦略を満たしている場合、前記充電異常が発生していないと判断するステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断した後、前記方法は、
前記充電異常が発生したと判断された場合、切断命令を送信するステップと、
前記切断命令に応答するための切断応答を受信し、接続を切断するステップと、をさらに含む。
本出願の実施例は、端末を提供し、前記端末は、
急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するための検出部と、
前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するための判断部と、
前記充電異常が発生したと判断された場合、前記急速充電機能をオフにするためのオフ部と、を含む。
選択可能に、前記検出部は、具体的には、第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出し、電圧の変化パラメータを取得し、前記電圧の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定し、第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出し、電気量の変化パラメータを取得し、前記電気量の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定し、バッテリの電流をリアルタイムに検出し、バッテリのリアルタイム電流を取得し、前記バッテリのリアルタイム電流を前記バッテリの充電パラメータとして決定するために用いられる。
選択可能に、前記判断部は、具体的には、前記バッテリの充電パラメータが負の数である場合、前記充電異常が発生したと判断され、前記バッテリの充電パラメータが負の数でない場合、前記充電異常が発生していないと判断する。
選択可能に、前記判断部は、さらに、具体的には、前記バッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、前記充電異常が発生したと判断し、前記バッテリの充電パラメータが前記所定のパラメータ変化戦略を満たしている場合、前記充電異常が発生していないと判断する。
選択可能に、前記端末は、
前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断した後、前記充電異常が発生したと判断された場合、切断命令を送信するための送信部と、
前記切断命令に応答するための切断応答を受信するための受信部と、
前記切断命令に応答するための切断応答を受信した後、接続を切断するための接続部と、をさらに含む。
本出願の実施例は、端末を提供し、前記端末は、プロセッサと、前記プロセッサによって実行可能な命令が記憶されているメモリとを含み、前記命令がプロセッサによって実行される場合、上記の充電方法を実現する。
前記端末プロセッサは、端末に適用されるプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、前記プログラムがプロセッサによって実行される場合に、上記の充電方法を実現する。
本出願の実施例は、充電方法、端末及びコンピュータ記憶媒体を提供し、端末急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
本出願の実施例における急速充電通信フローの概略図である。
本出願の実施例により提供される充電方法の実現フローの概略図である。
本出願の実施例における時間の間隔を設定する概略図である。
本出願の実施例により提供される端末の概略構成図1である。
本出願の実施例により提供される端末の概略構成図2である。
以下、本出願の実施例における図面を組み合わせて、本出願の実施例における技術案を明確且つ完全に説明する。ここで説明される具体的な実施例は、当該出願を限定することではなく、関連する出願を解釈するためにのみ使用されることを理解されたい。なお、説明を容易にするために、図面には、出願に関連する部分のみが示されている。
端末が急速充電する際に、カスタマイズされたアダプタ及びバッテリでフラッシュ充電機能を実現する必要があり、一般に、フラッシュ充電用のアダプタには、マイクロコントローラユニット(microcontroller Unit、MCU)のスマートチップが配置されているため、当該アダプタは、アップグレード可能なスマート充電器である。
さらに、本出願の実施例において、図1に示すように、図1は、本出願の実施例における急速充電通信フローの概略図である。アダプタが端末に急速充電するプロセスは、主に、以下のような五つの段階を含むことができる。
段階1:端末がアダプタのタイプを検出し、アダプタがアダプタと端末との間のハンドシェーク通信をオンにし、アダプタが急速充電モードをオンにするか否かを問い合わせる命令を端末に送信し、端末が急速充電をオンにすることを同意した後、急速充電通信フローは段階2に進む。
その中、端末は、D+、D−によってアダプタのタイプを検出することができ、アダプタがユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)のタイプを介していない充電装置であることが検出された場合、端末によって吸収された電流は、一つの所定の電流値I2より大きくなる可能性がある。アダプタが所定の時間内にアダプタ出力電流がI2以上であることを検出した場合、アダプタは、端末がアダプタのタイプ認識が既に完了したと見なされ、アダプタは、アダプタと端末との間のハンドシェーク通信をオンにし、アダプタは、急速充電モードをオンにするか否かを問い合わせる命令を端末に送信する。アダプタが端末が急速充電モードをオンにすることに同意しないことを示す端末の返答命令を受信した場合、アダプタの出力電流を再検出し、アダプタの出力電流が依然にI2以上である場合、要求を再開始し、端末が急速充電モードをオンにするか否かを問い合わせ、端末が急速充電モードをオンにすることに同意することを回答するまで、又はアダプタの出力電流がI2以上の条件を満たさなくなるまで、段階1の上記のステップを繰り返す。
段階2:アダプタがもう一つの命令を端末に送信し、アダプタの出力電圧がマッチングしているか否かを問い合わせ、端末がアダプタに出力電圧が高い、低い、又はマッチングすると回答した後、出力電圧が適切になるまで、アダプタは出力電圧を調整する。
その中、アダプタが出力する電圧は、複数のポジションを含むことができ、アダプタは、端末に命令送信してアダプタの出力電圧が急速充電モードでの充電電圧として適しているか否かを端末に問い合わせることができ、端末がアダプタの出力電圧が高い又は低いというフィードバックをアダプタが受信した場合、アダプタは、出力電圧を一つのポジションに調整し、端末に命令を再送信し、端末にアダプタの出力電圧がマッチングしているか否かを再問い合わせする。
段階3:アダプタが端末にもう一つの命令を送信し、端末が現在サポートしている最大充電電流を問い合わせ、端末はアダプタの最大充電電流を回答し、段階4に進む。
段階4:アダプタは、出力電流を端末が現在サポートしている最大充電電流に設定することができ、定電流段階、すなわち段階5に進む。
段階5:定電流段階に入る場合、アダプタは、一定時間ごとに別の命令を一回送信して、端末バッテリの現在の電圧を問い合わせることができ、端末は、端末バッテリの現在の電圧をアダプタにフィードバックすることができ、アダプタは、端末が端末バッテリの現在の電圧に対するフィードバックに基づいて、接触が良好であるか否か、及び端末の現在の充電電流値を下げる必要があるか否かを判断することができる。
なお、定電流段階は、アダプタの出力電流が段階5で常に一定に保たれることを指すものではなく、定電流は、多段階定電流であり、すなわち一定時間内に一定に保たれる。
急速充電は、アダプタと端末との両方向通信を確立することによって端末を多段階の定電流充電することで実現されるため、急速充電の安全性と信頼性を確保するために、端末が急速充電する場合に、充電異常状況に対するモニタリングが特に重要である。
以下、本出願の実施例における図面を組み合わせて、本出願の実施例における技術案を明確且つ完全に説明する。
本出願の一実施例は、充電方法を提供し、図2に示すように、図2は、本出願の実施例により提供される充電方法の実現フローの概略図である。本出願の実施例において、上記の端末を充電する方法は、以下のようなステップを含むことができる。
ステップ101:急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得する。
本出願の実施例において、上記の端末は、アダプタと接続を確立し、急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出することによって、バッテリの充電パラメータを取得することができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のアダプタに接続可能な充電対象機器であり、その中、上記の端末は、任意の通信と記憶機能を有する端末であってもよく、例えば、タブレットPC、携帯電話、電子リーダ、リモコン、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)、ノートPC、車載機器、ネットワークテレビ、ウェアラブルデバイスなどの端末である。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のアダプタとの接続及び通信によって、急速充電の機能を実現することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のアダプタとの接続を確立した後、上記のアダプタは、USBインタフェース内のデータラインを介して端末にクロック信号を送信することができ、その中、クロック信号は、上記のアダプタと端末との間の通信シーケンスを示すために用いられる。具体的には、上記のアダプタは、端末にクロック信号を手動的に送信し、上記のアダプタは、端末と接続する全体のプロセス中に当該クロック信号の送信を保持することができるため、当該通信シーケンスの制御下で端末と両方向通信を行うことができる。
さらに、本出願の実施例において、通信シーケンスは、交互に生成される上記のアダプタの命令送信期間と上記のアダプタの命令受信期間とを含む。
さらに、本出願の実施例において、上記のアダプタは、端末を急速充電するために用いられることができ、具体的には、上記のアダプタと端末は、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)インタフェースを介して接続することができ、当該USBインタフェースは、通常のUSBインタフェースであってもよいし、micro USBインタフェース又はTypeCインタフェースなどであってもよい。USBインタフェース内の電源線は、上記のアダプタが端末に充電するために用いられ、その中、USBインタフェース内の電源線は、USBインタフェース内のVBus線及び/又は地線であってもよい。USBインタフェース内のデータラインは、上記のアダプタと端末との両方向通信に用いられ、当該データラインは、USBインタフェース内のD+線及び/又はD−線であってもよく、両方向通信とは、アダプタと端末の両方が情報のインタラクションを行うことを指すことができる。
さらに、本出願の実施例において、上記のアダプタは、通常充電モード及び急速充電モードをサポートすることができ、その中、急速充電モードの充電電流が通常充電モードの充電電流より大きく、すなわち急速充電モードの充電速度が前記通常充電モードの充電速度より大きい。一般に、通常充電モードは、定格出力電圧が5Vであり、定格出力電流が2.5A以下の充電モードと理解することができ、また、通常充電モードでは、電源アダプタは、出力ポートD+及びD−を短絡することができ、急速充電モードでは、電源アダプタは、D+及びD−を使用してモバイル端末と通信及びデータ交換を行うことができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のアダプタと接続を確立し、上記の急速充電機能をオンにした後、まず、バッテリを検出することによって、上記のバッテリの充電パラメータを取得することができる。
なお、本出願の実施例において、上記のバッテリの充電パラメータは、上記の端末の急速充電時のバッテリ状態を特徴付けることができる。
さらに、本出願の実施例において、上記のバッテリの充電パラメータは、バッテリの電圧の変化パラメータと、電気量の変化パラメータと、バッテリのリアルタイム電流などとを含むことができる。その中、上記の端末が急速充電される場合、バッテリに対応する電圧変化と、電気量変化と、リアルタイム電流とは、すべて一定の規則性を有するため、上記の端末は、バッテリの上記の電圧の変化パラメータ、上記の電気量の変化パラメータ、及び上記のバッテリのリアルタイム電流などの上記のバッテリの充電パラメータを検出することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータを検出して取得した後、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かをさらに決定することができる。
ステップ102:バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリを検出し、上記のバッテリの充電パラメータを取得した後、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かをさらに判断することができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータを検出して取得した後、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて上記の端末の急速充電プロセスをモニタリングすることによって、上記の充電異常があるか否かをさらに判断することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電する際に、上記のバッテリの充電パラメータが正常のバッテリ急速充電規則を満たしていない場合、上記の端末は、上記の充電異常が発生したと見なされることができる。例えば、上記のバッテリの充電パラメータがリアルタイム電流である時、リアルタイム電流が負であり、すなわちバッテリが放電状態である場合、上記の端末は、漏電問題があり、すなわち上記の充電異常が発生したと見なされることができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記の充電異常があるか否かを判断する場合、一つの上記の充電パラメータに基づいて判断してもよく、複数の異なる上記の充電パラメータを組み合わせて上記の充電異常を判断してもよい。
ステップ103:充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。
本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて上記の充電異常が発生したか否かを判断した後、上記の充電異常が発生したと判断された場合、上記の急速充電機能をオフにすることができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて上記の充電異常があるか否かを判断した後、上記の充電異常が発生したと判断された場合、上記の端末は、端末に対して充電安全の保護を行うために、所定の保護モードをオンにする。
なお、本出願の実施例において、上記の所定の保護モードは、上記の充電異常に対して対処処理を行うことができ、具体的には、上記の所定の保護モードは、上記の急速充電機能をオフにして急速充電を終了することができる。
本出願の実施例において、さらに、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて上記の充電異常が発生したか否かを判断した後、 すなわちステップ102後に、上記の端末の充電の方法は、以下のようなステップをさらに含むことができる。
ステップ104:充電異常が発生したと判断された場合、切断命令を送信する。
本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて上記の充電異常が発生したか否かを判断した後、上記の充電異常が発生したと判断された場合、切断命令を送信することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の充電異常が発生したと判断された場合、上記の端末は、上記のアダプタとの接続を切断する必要があると見なされるため、上記の端末は、上記のアダプタに切断命令を送信することができる。
ステップ105:切断命令に応答するための切断応答を受信し、接続を切断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、上記の切断命令を送信した後、上記の切断命令に応答して切断応答を受信し、接続を切断することができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のアダプタに上記の切断命令を送信した後、上記のアダプタによって送信された、上記の切断命令に応答するための上記の切断応答を受信することができ、その後、上記のアダプタとの接続を切断することができる。
本出願の実施例により提供される充電方法は、端末急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
上記の実施例に基づいて、本出願のもう一つの実施例において、上記の端末がバッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得する場合には、以下のいくつかの状況を含むことができる。
本出願の実施例において、さらに、上記の端末がバッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得する方法は、以下のようなステップを含むことができる。
ステップ101a:第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出し、電圧の変化パラメータを取得する。
本出願の実施例において、上記の端末は、アダプタとの接続を確立し、急速充電機能をオンにした後、まず、第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出することができることによって、電圧の変化パラメータを取得することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電することができる場合、上記の第1の所定の時間の間隔に基づいてバッテリを電圧検出し、異なる時点のバッテリのリアルタイム電圧を取得することができ、その後、異なる時点のバッテリのリアルタイム電圧上記の電圧の変化パラメータに基づいてを取得することができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、一つの時間の間隔、すなわち上記の第1の所定の時間の間隔を予め設定することができ、その中、上記の第1の所定の時間の間隔は、バッテリの電圧の変化規則のモニタリングを制御することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、複数の方法で上記の第1の所定の時間の間隔を設定することができ、例えば、上記の端末は、ユーザの選択操作を受信することによって上記の第1の所定の時間の間隔を設定することができ、上記の端末は、バッテリの性能パラメータに基づいて上記の第1の所定の時間の間隔を設定することもできる。
ステップ101b:電圧の変化パラメータをバッテリの充電パラメータとして決定する。
本出願の実施例において、上記の端末は、上記の第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出し、上記の電圧の変化パラメータを取得した後、上記の電圧の変化パラメータを上記のバッテリの充電パラメータとして決定することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電する場合、バッテリの電圧変化は、一定の規則に適合されており、上記の端末は、上記の電圧の変化パラメータに基づいてバッテリの充電状態を取得することができるため、バッテリの上記の電圧の変化パラメータは、上記のバッテリの充電パラメータとすることができる。
本出願の実施例において、さらに、上記の端末がバッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得する方法は、以下のようなステップをさらに含むことができる。
ステップ101c:第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出し、電気量の変化パラメータを取得する。
本出願の実施例において、上記の端末は、アダプタとの接続を確立し、急速充電機能をオンにした後、まず、第2の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出することによって、電気量の変化パラメータを取得することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電することができる場合、上記の第2の所定の時間の間隔に基づいてバッテリの電気量を検出し、異なる時点のバッテリのリアルタイム電気量を取得することができ、その後、異なる時点のバッテリのリアルタイム電気量に基づいて上記の電気量の変化パラメータを取得することができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、一つの時間の間隔、すなわち上記の第2の所定の時間の間隔を予め設定することができ、その中、上記の第2の所定の時間の間隔は、バッテリの電気量の変化規則のモニタリングを制御することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、複数の方法で上記の第2の所定の時間の間隔を設定することができ、例えば、上記の端末は、ユーザの選択操作を受信することによって上記の第2の所定の時間の間隔を設定することができ、上記の端末は、バッテリの性能パラメータに基づいて上記の第2の所定の時間の間隔を設定することもできる。
さらに、本出願の実施例において、上記の第1の所定の時間の間隔と上記の第2の所定の時間の間隔とは、上記の電圧の変化パラメータ及び上記の電気量の変化パラメータをそれぞれ検出するために用いられ、バッテリの電圧変化が速いのに対して、バッテリの電気量変化は緩やかであるため、上記の第1の所定の時間の間隔は、上記の第2の所定の時間の間隔以上であってもよい。
図3は、本出願の実施例における時間の間隔を設定する概略図である。図3に示すように、本出願の実施例において、端末は、ユーザの入力操作及び選択操作を受信し、第1の所定の時間の間隔を2sに設定し、第2の所定の時間の間隔を20sに設定することができる。
ステップ101d:電気量の変化パラメータをバッテリの充電パラメータとして決定する。
本出願の実施例において、上記の端末は、上記の第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出し、上記の電気量の変化パラメータを取得した後、上記の電気量の変化パラメータを上記のバッテリの充電パラメータとして決定することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電する場合、バッテリの電気量変化は、一定の規則に適合されており、例えば、充電時間の増加に伴い、バッテリの電気量も増大していくため、上記の端末は、上記の電気量の変化パラメータに基づいてバッテリの充電状態を取得することができ、すなわちバッテリの上記の電気量の変化パラメータは、上記のバッテリの充電パラメータとすることができる。
本出願の実施例において、さらに、上記の端末がバッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得する方法は、以下のようなステップを含むことができる。
ステップ101e:バッテリの電流をリアルタイムに検出し、バッテリのリアルタイム電流を取得する。
本出願の実施例において、上記の端末は、アダプタとの接続を確立し、急速充電機能をオンにした後、まず、バッテリをリアルタイムに電流検出することができることによって、バッテリのリアルタイム電流を取得することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末がバッテリをリアルタイムに電流検出する場合、バッテリに流れ込む電流を正に設定し、バッテリから流れ出す電流を負に設定することができ、例えば、有5Aの大きさの電流がバッテリに流れ込むことを検出された場合、バッテリのリアルタイム電流は5Aであると決定することができ、2Aの大きさの電流がバッテリから流れ出すことを検出された場合、バッテリのリアルタイム電流は−2Aであると決定することができる。
ステップ101f:バッテリのリアルタイム電流をバッテリの充電パラメータとして決定する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリをリアルタイムに電流検出し、上記のバッテリのリアルタイム電流を取得した後、上記のバッテリのリアルタイム電流を上記のバッテリの充電パラメータとして決定することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電する場合、バッテリのリアルタイム電流一定の規則に適合されており、例えば、充電中に、バッテリのリアルタイム電流は、負ではなく、正でなければならない。すなわち、充電時、電流は、バッテリから流れ出すことなく、バッテリ流れ込むため、上記の端末は、上記のバッテリのリアルタイム電流に基づいてバッテリの充電状態を取得することができ、すなわちバッテリの上記のバッテリのリアルタイム電流を上記のバッテリの充電パラメータとすることができる。
本出願の実施例において、さらに、上記のバッテリの充電パラメータは、上記の電圧の変化パラメータ、上記の電気量の変化パラメータ、及び上記のバッテリのリアルタイム電流以外の他のバッテリパラメータであってもよく、本出願では具体的に限定しない。
本出願の実施例により提供される充電方法は、端末急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
上記の実施例に基づいて、本出願の別の実施例において、上記の端末が前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断する方法は、以下のようなステップを含むことができる。
ステップ102a:バッテリの充電パラメータが負の数である場合、充電異常が発生したと判断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリを検出し、上記のバッテリの充電パラメータを取得した後、上記のバッテリの充電パラメータが負の数である場合、上記の充電異常が発生したと判断することができる。
さらに、本出願の実施において、上記の端末は、バッテリの電流をリアルタイムに検出し、前記バッテリのリアルタイム電流を取得した後、上記のバッテリのリアルタイム電流が負の数である場合、バッテリが放電状態にあると見なされるため、上記の充電異常が発生したと決定することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリのリアルタイム電流が負の数であると検出された場合、上記の端末又は上記のアダプタに漏電経路が存在することによって、上記のバッテリが放電状態になり、すなわち上記の端末に上記の充電異常が存在することを説明することができる
ステップ102b:バッテリの充電パラメータが負の数でない場合、充電異常が発生していないと判断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリを検出し、上記のバッテリの充電パラメータを取得した後、上記のバッテリの充電パラメータが負の数でない場合、上記の充電異常が発生していないと判断することができる。
さらに、本出願の実施において、上記の端末は、バッテリの電流をリアルタイムに検出し、前記バッテリのリアルタイム電流を取得した後、上記のバッテリのリアルタイム電流が負の数でない場合、バッテリが放電状態でないため、上記の充電異常が存在しないと決定されると見なされることができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末によって検出された上記のバッテリのリアルタイム電流が正の数である場合、バッテリは、充電状態にあるため、急速充電プロセスが正常であると決定されると見なされることができ、上記の端末によって検出された上記のバッテリのリアルタイム電流がゼロである場合、上記の端末は、既に充電終了であるため、上記の充電異常が存在しないと決定されると見なされることができる。
本出願の実施例において、さらに、上記の端末が前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断する方法は、以下のようなステップをさらに含むことができる。
ステップ102c:バッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、充電異常が発生したと判断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリを検出し、上記のバッテリの充電パラメータを取得した後、上記のバッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、上記の充電異常が発生したと判断することができる。
さらに、本出願の実施において、上記の端末は、バッテリに対して電圧変化を検出したり、又は電気量変化を検出し、上記の電圧の変化パラメータ又は上記の電気量の変化パラメータを取得した後、上記の電圧の変化パラメータ又は上記の電気量の変化パラメータが上記の所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、バッテリに上記の充電異常が発生したと見なされることができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電する場合、バッテリの電圧変化及び電気量変化は、すべて一定の規則を満たすため、上記の端末は、所定のパラメータ変化戦略を予め設定することができ、その中、上記の所定のパラメータ変化戦略は、バッテリの充電パラメータの変化が正常であるか否かを決定するために用いられることができる。
さらに、本出願の実施例において、異なる上記のバッテリの充電パラメータについて、異なる上記の所定のパラメータ変化戦略が対応される。例えば、バッテリの電気量変化について、上記の所定のパラメータ変化戦略は、電気量を増加することができ、バッテリの電圧変化について、上記の所定のパラメータ変化戦略は、異なる急速充電段階に応じて異なる変化規則に分割することができる。
ステップ102d:バッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしている場合、充電異常が発生していないと判断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリを検出し、上記のバッテリの充電パラメータを取得した後、上記のバッテリの充電パラメータが上記の所定のパラメータ変化戦略を満たす場合、上記の充電異常が発生していないと判断することができる。
さらに、本出願の実施において、上記の端末は、バッテリに対して電圧変化を検出したり、又は電気量変化を検出し、上記の電圧の変化パラメータ又は上記の電気量の変化パラメータを取得した後、上記の電圧の変化パラメータ又は上記の電気量の変化パラメータが上記の所定のパラメータ変化戦略を満たす場合、バッテリに上記の充電異常が存在しないと見なされることができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータ及び上記の所定のパラメータ変化戦略に基づいて充電異常の判断を行う場合、あるバッテリの充電パラメータに基づいて判断することができ、異なるバッテリの充電パラメータを組み合わせて判断することもできる。例えば、上記の端末は、電気量の変化パラメータのみに基づいて充電異常があるか否かを判断することができる。
本出願の実施例により提供される充電方法は、端末急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
上記の実施例に基づいて、本出願のもう一つの実施例において、図4は、出願の実施例により提供される端末の概略構成図1である。図4に示すように、本出願の実施例により提出される端末1は、検出部11と、判断部12と、オフ部13と、送信部14と、受信部15と、接続部16とを含むことができる。
前記検出部11は、急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するために用いられる。
前記判断部12は、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するために用いられる。
前記オフ部13は、前記充電異常が発生したと判断された場合、前記急速充電機能をオフにするために用いられる。
さらに、本出願の実施例において、前記検出部11は、具体的には、第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出し、電圧の変化パラメータを取得し、前記電圧の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定し、第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出し、電気量の変化パラメータを取得し、前記電気量の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定し、バッテリの電流をリアルタイムに検出し、バッテリのリアルタイム電流を取得し、前記バッテリのリアルタイム電流を前記バッテリの充電パラメータとして決定するために用いられる。
さらに、本出願の実施例において、前記判断部12は、具体的には、前記バッテリの充電パラメータが負の数である場合、前記充電異常が発生したと判断され、さらに前記バッテリの充電パラメータが負の数でない場合、前記充電異常が発生していないと判断する。
さらに、本出願の実施例において、前記判断部12は、さらに、具体的には、前記バッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、前記充電異常が発生したと判断し、前記バッテリの充電パラメータが前記所定のパラメータ変化戦略を満たしている場合、前記充電異常が発生していないと判断する。
さらに、本出願の実施例において、前記送信部14は、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断した後、前記充電異常が発生したと判断された場合、切断命令を送信するために用いられる。
前記受信部15は、前記切断命令に応答するための切断応答を受信するために用いられる。
前記接続部16は、前記切断命令に応答するための切断応答を受信した後、接続を切断するために用いられる。
図5は、本出願の実施例により提供される端末の概略構成図2である。図5に示すように、本出願の実施例により提出される端末1は、プロセッサ17と、プロセッサ17実行可能な命令が記憶されているメモリ18とをさらに含むことができる。さらに、端末1は、通信インターフェース19と、プロセッサ17、メモリ18及び通信インターフェース19を接続するためのバス110とをさらに含むことができる。
本出願の実施例において、上記のプロセッサ17は、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、デジタル信号処理装置(Digital Signal Processing Device、DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(ProgRAMmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field ProgRAMmable Gate Array、FPGA)、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサのうちの少なくとも一つであってもよい。異なるデバイスについては、上記のプロセッサ機能を実現するための電子デバイスは、他のものであってもよく、本出願の実施例は具体的に限定しない。メモリ18は、コンピュータ操作命令を含む実行可能なプログラムコードを記憶するために用いられ、メモリ18は、高速RAMメモリを含むことができ、不揮発性メモリを含むこともでき、例えば、少なくとも二つのディスクメモリを含むことができる。
本出願の実施例において、バス110は、通信インタフェース19、プロセッサ17、メモリ18、及びこれらのデバイス間の相互通信を接続するために用いられる。
本出願の実施例において、メモリ18は、命令及びデータを記憶するために用いられる。
さらに、本出願の実施例において、上記のプロセッサ17は、急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、前記充電異常が発生したと判断された場合、前記急速充電機能をオフにするために用いられる。
実際の応用では、上記のメモリは、ランダムアクセスの第1のメモリ(Random−Access Memory、RAM)などの揮発性第1のメモリ(volatile memory)であってもよく、読み取り専用第1のメモリ(Read−Only Memory、ROM)、又はフラッシュ第1のメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive、HDD)、又はソリッドステートドライブ(Solid−State Drive、SSD)などの不揮発性第1のメモリ(non−volatile memory)であってもよく、又は上記のタイプの第1のメモリの組み合わせであってもよく、プロセッサに命令及びデータを提供する。
また、本実施例における各機能モジュールは、一つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが物理的に別々に存在してもよく、二つ又は二つ以上のユニットが一つのユニットに集積されもてよい。上記の集積されたユニットは、ハードウェアの形式で実現することができ、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現することもできる。
集積されたユニットが、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現され、独立した製品として販売又は使用されない場合、一つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本実施例の技術案が本質的又は従来技術に貢献する部分又は当該技術案の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形式で具体化することができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであってもよい)又はprocessor(プロセッサ)が、本実施例の方法の全部又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体には、Uディスク、モバイルハードディスクドライブ、読み取り専用メモリ(Read Only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access memory、RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
本出願の実施例により提出される端末は、急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
本出願の実施例は、プログラムが記憶されている第1のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該プログラムがプロセッサにより実行される場合に、上記の充電方法を実現する。
具体的には、本実施例における充電方法に対応するプログラム命令は、光ディスク、ハードディスクドライブ、Uディスクなどの記憶媒体に記憶されてもよく、当記憶媒体内の充電方法に対応するプログラム命令は、電子機器によって読み出されたり又は実行されたりする場合、以下の、
急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するステップと、
前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するステップと、
前記充電異常が発生したと判断された場合、前記急速充電機能をオフにするステップと、を含む。
当業者は、本出願の実施例から、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品を提供することができることを理解することができる。したがって、本出願は、ハードウェア実施例、ソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせる実施例の形式を採用することができる。また、本出願は、コンピュータ利用可能なプログラムコードが含まれているコンピュータ利用可能な記憶媒体(ディスクメモリと光学メモリなどを含むが、これらに限定しない)に実施される一つ又は複数コンピュータプログラム製品の形式を採用することができる。
本出願は、本出願の実施例に係る方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品の実現フローの概略図及び/又はブロック図を参照して説明する。コンピュータプログラム命令によってフローの概略図及び/又はブロック図の各フロー及び/又はブロックを実現することができ、及びフローの概略図及び/又はブロック図のフロー及び/又はブロックの組み合わせを実現することができる。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込みプロセッサ、又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して一つの机器を生成して、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令によって、実現フローの概略図の一つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を生成することができる。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で動作するように指示することができるコンピュータ読み取り可能なメモリに記憶して、当該コンピュータ読み取り可能なメモリに記憶されている命令が命令装置を含む製造品を生成することができ、当該命令装置は、実現フローの概略図の一つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実現する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスに搭載することもでき、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で一連の操作ステップを実行して、コンピュータによって実現される処理を生成することによって、コンピュータ又は他のプログラマブル装置に実行される命令は、実現フローの概略図の一つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実現するためのステップを提供する。
以上の説明は、本出願の好ましい実施例に過ぎず、本出願の保護範囲を限定するものではない。
工業上の利用可能性
本出願の実施例は、充電方法、端末及びコンピュータ記憶媒体を提供し、端末急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
本出願の実施例は、端末分野の充電技術に関し、特に、充電方法、端末及びコンピュータ記憶媒体に関する。
端末は、アダプタと双方向通信を確立した後、アダプタは、多段階定電流の方式を採用して端末のバッテリを充電することによって、急速充電を実現することができる。しかしながら、端末は、急速充電中に、アダプタ又は端末が異常な漏電経路がある場合、バッテリに流入する電流が減少し、さらに放電が発生することもあり、深刻な結果となる可能性があるため、端末が急速充電時に異常な充電状況をモニタリングすることは、非常に重要なことである。
本出願の実施例は、端末が急速充電する場合、異常充電のモニタリングを実現することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを向上させることができる充電方法、端末及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
本出願の実施例の技術案は、以下のように実現される。
本出願の実施例は、充電方法を提供し、前記方法は、
急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するステップと、
前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するステップと、
前記充電異常が発生したと判断された場合、前記急速充電機能をオフにするステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するステップは、
第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出し、電圧の変化パラメータを取得するステップと、
前記電圧の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定するステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するステップは、
第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出し、電気量の変化パラメータを取得するステップと、
前記電気量の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定するステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するステップは、
バッテリの電流をリアルタイムに検出し、バッテリのリアルタイム電流を取得するステップと、
前記バッテリのリアルタイム電流を前記バッテリの充電パラメータとして決定するステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するステップは、
前記バッテリの充電パラメータが負の数である場合、前記充電異常が発生したと判断するステップと、
前記バッテリの充電パラメータが負の数でない場合、前記充電異常が発生していないと判断するステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するステップは、
前記バッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、前記充電異常が発生したと判断するステップと、
前記バッテリの充電パラメータが前記所定のパラメータ変化戦略を満たしている場合、前記充電異常が発生していないと判断するステップと、を含む。
選択可能に、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断した後、前記方法は、
前記充電異常が発生したと判断された場合、切断命令を送信するステップと、
前記切断命令に応答するための切断応答を受信し、接続を切断するステップと、をさらに含む。
本出願の実施例は、端末を提供し、前記端末は、
急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するための検出部と、
前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するための判断部と、
前記充電異常が発生したと判断された場合、前記急速充電機能をオフにするためのオフ部と、を含む。
選択可能に、前記検出部は、具体的には、第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出し、電圧の変化パラメータを取得し、前記電圧の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定し、第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出し、電気量の変化パラメータを取得し、前記電気量の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定し、バッテリの電流をリアルタイムに検出し、バッテリのリアルタイム電流を取得し、前記バッテリのリアルタイム電流を前記バッテリの充電パラメータとして決定するために用いられる。
選択可能に、前記判断部は、具体的には、前記バッテリの充電パラメータが負の数である場合、前記充電異常が発生したと判断され、前記バッテリの充電パラメータが負の数でない場合、前記充電異常が発生していないと判断する。
選択可能に、前記判断部は、さらに、具体的には、前記バッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、前記充電異常が発生したと判断し、前記バッテリの充電パラメータが前記所定のパラメータ変化戦略を満たしている場合、前記充電異常が発生していないと判断する。
選択可能に、前記端末は、
前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断した後、前記充電異常が発生したと判断された場合、切断命令を送信するための送信部と、
前記切断命令に応答するための切断応答を受信するための受信部と、
前記切断命令に応答するための切断応答を受信した後、接続を切断するための接続部と、をさらに含む。
本出願の実施例は、端末を提供し、前記端末は、プロセッサと、前記プロセッサによって実行可能な命令が記憶されているメモリとを含み、前記命令がプロセッサによって実行される場合、上記の充電方法を実現する。
前記端末プロセッサは、端末に適用されるプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、前記プログラムがプロセッサによって実行される場合に、上記の充電方法を実現する。
本出願の実施例は、充電方法、端末及びコンピュータ記憶媒体を提供し、端末急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
本出願の実施例における急速充電通信フローの概略図である。
本出願の実施例により提供される充電方法の実現フローの概略図である。
本出願の実施例における時間の間隔を設定する概略図である。
本出願の実施例により提供される端末の概略構成図1である。
本出願の実施例により提供される端末の概略構成図2である。
以下、本出願の実施例における図面を組み合わせて、本出願の実施例における技術案を明確且つ完全に説明する。ここで説明される具体的な実施例は、当該出願を限定することではなく、関連する出願を解釈するためにのみ使用されることを理解されたい。なお、説明を容易にするために、図面には、出願に関連する部分のみが示されている。
端末が急速充電する際に、カスタマイズされたアダプタ及びバッテリでフラッシュ充電機能を実現する必要があり、一般に、フラッシュ充電用のアダプタには、マイクロコントローラユニット(microcontroller Unit、MCU)のスマートチップが配置されているため、当該アダプタは、アップグレード可能なスマート充電器である。
さらに、本出願の実施例において、図1に示すように、図1は、本出願の実施例における急速充電通信フローの概略図である。アダプタが端末に急速充電するプロセスは、主に、以下のような五つの段階を含むことができる。
段階1:端末がアダプタのタイプを検出し、アダプタがアダプタと端末との間のハンドシェーク通信をオンにし、アダプタが急速充電モードをオンにするか否かを問い合わせる命令を端末に送信し、端末が急速充電をオンにすることを同意した後、急速充電通信フローは段階2に進む。
その中、端末は、D+、D−によってアダプタのタイプを検出することができ、アダプタがユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)のタイプを介していない充電装置であることが検出された場合、端末によって吸収された電流は、一つの所定の電流値I2より大きくなる可能性がある。アダプタが所定の時間内にアダプタ出力電流がI2以上であることを検出した場合、アダプタは、端末がアダプタのタイプ認識が既に完了したと見なされ、アダプタは、アダプタと端末との間のハンドシェーク通信をオンにし、アダプタは、急速充電モードをオンにするか否かを問い合わせる命令を端末に送信する。アダプタが端末が急速充電モードをオンにすることに同意しないことを示す端末の返答命令を受信した場合、アダプタの出力電流を再検出し、アダプタの出力電流が依然にI2以上である場合、要求を再開始し、端末が急速充電モードをオンにするか否かを問い合わせ、端末が急速充電モードをオンにすることに同意することを回答するまで、又はアダプタの出力電流がI2以上の条件を満たさなくなるまで、段階1の上記のステップを繰り返す。
段階2:アダプタがもう一つの命令を端末に送信し、アダプタの出力電圧がマッチングしているか否かを問い合わせ、端末がアダプタに出力電圧が高い、低い、又はマッチングすると回答した後、出力電圧が適切になるまで、アダプタは出力電圧を調整する。
その中、アダプタが出力する電圧は、複数のポジションを含むことができ、アダプタは、端末に命令送信してアダプタの出力電圧が急速充電モードでの充電電圧として適しているか否かを端末に問い合わせることができ、端末がアダプタの出力電圧が高い又は低いというフィードバックをアダプタが受信した場合、アダプタは、出力電圧を一つのポジションに調整し、端末に命令を再送信し、端末にアダプタの出力電圧がマッチングしているか否かを再問い合わせする。
段階3:アダプタが端末にもう一つの命令を送信し、端末が現在サポートしている最大充電電流を問い合わせ、端末はアダプタの最大充電電流を回答し、段階4に進む。
段階4:アダプタは、出力電流を端末が現在サポートしている最大充電電流に設定することができ、定電流段階、すなわち段階5に進む。
段階5:定電流段階に入る場合、アダプタは、一定時間ごとに別の命令を一回送信して、端末バッテリの現在の電圧を問い合わせることができ、端末は、端末バッテリの現在の電圧をアダプタにフィードバックすることができ、アダプタは、端末が端末バッテリの現在の電圧に対するフィードバックに基づいて、接触が良好であるか否か、及び端末の現在の充電電流値を下げる必要があるか否かを判断することができる。
なお、定電流段階は、アダプタの出力電流が段階5で常に一定に保たれることを指すものではなく、定電流は、多段階定電流であり、すなわち一定時間内に一定に保たれる。
急速充電は、アダプタと端末との両方向通信を確立することによって端末を多段階の定電流充電することで実現されるため、急速充電の安全性と信頼性を確保するために、端末が急速充電する場合に、充電異常状況に対するモニタリングが特に重要である。
以下、本出願の実施例における図面を組み合わせて、本出願の実施例における技術案を明確且つ完全に説明する。
本出願の一実施例は、充電方法を提供し、図2に示すように、図2は、本出願の実施例により提供される充電方法の実現フローの概略図である。本出願の実施例において、上記の端末を充電する方法は、以下のようなステップを含むことができる。
ステップ101:急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得する。
本出願の実施例において、上記の端末は、アダプタと接続を確立し、急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出することによって、バッテリの充電パラメータを取得することができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のアダプタに接続可能な充電対象機器であり、その中、上記の端末は、任意の通信と記憶機能を有する端末であってもよく、例えば、タブレットPC、携帯電話、電子リーダ、リモコン、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)、ノートPC、車載機器、ネットワークテレビ、ウェアラブルデバイスなどの端末である。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のアダプタとの接続及び通信によって、急速充電の機能を実現することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のアダプタとの接続を確立した後、上記のアダプタは、USBインタフェース内のデータラインを介して端末にクロック信号を送信することができ、その中、クロック信号は、上記のアダプタと端末との間の通信シーケンスを示すために用いられる。具体的には、上記のアダプタは、端末にクロック信号を手動的に送信し、上記のアダプタは、端末と接続する全体のプロセス中に当該クロック信号の送信を保持することができるため、当該通信シーケンスの制御下で端末と両方向通信を行うことができる。
さらに、本出願の実施例において、通信シーケンスは、交互に生成される上記のアダプタの命令送信期間と上記のアダプタの命令受信期間とを含む。
さらに、本出願の実施例において、上記のアダプタは、端末を急速充電するために用いられることができ、具体的には、上記のアダプタと端末は、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)インタフェースを介して接続することができ、当該USBインタフェースは、通常のUSBインタフェースであってもよいし、micro USBインタフェース又はTypeCインタフェースなどであってもよい。USBインタフェース内の電源線は、上記のアダプタが端末に充電するために用いられ、その中、USBインタフェース内の電源線は、USBインタフェース内のVBus線及び/又は地線であってもよい。USBインタフェース内のデータラインは、上記のアダプタと端末との両方向通信に用いられ、当該データラインは、USBインタフェース内のD+線及び/又はD−線であってもよく、両方向通信とは、アダプタと端末の両方が情報のインタラクションを行うことを指すことができる。
さらに、本出願の実施例において、上記のアダプタは、通常充電モード及び急速充電モードをサポートすることができ、その中、急速充電モードの充電電流が通常充電モードの充電電流より大きく、すなわち急速充電モードの充電速度が前記通常充電モードの充電速度より大きい。一般に、通常充電モードは、定格出力電圧が5Vであり、定格出力電流が2.5A以下の充電モードと理解することができ、また、通常充電モードでは、電源アダプタは、出力ポートD+及びD−を短絡することができ、急速充電モードでは、電源アダプタは、D+及びD−を使用してモバイル端末と通信及びデータ交換を行うことができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のアダプタと接続を確立し、上記の急速充電機能をオンにした後、まず、バッテリを検出することによって、上記のバッテリの充電パラメータを取得することができる。
なお、本出願の実施例において、上記のバッテリの充電パラメータは、上記の端末の急速充電時のバッテリ状態を特徴付けることができる。
さらに、本出願の実施例において、上記のバッテリの充電パラメータは、バッテリの電圧の変化パラメータと、電気量の変化パラメータと、バッテリのリアルタイム電流などとを含むことができる。その中、上記の端末が急速充電される場合、バッテリに対応する電圧変化と、電気量変化と、リアルタイム電流とは、すべて一定の規則性を有するため、上記の端末は、バッテリの上記の電圧の変化パラメータ、上記の電気量の変化パラメータ、及び上記のバッテリのリアルタイム電流などの上記のバッテリの充電パラメータを検出することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータを検出して取得した後、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かをさらに決定することができる。
ステップ102:バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリを検出し、上記のバッテリの充電パラメータを取得した後、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かをさらに判断することができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータを検出して取得した後、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて上記の端末の急速充電プロセスをモニタリングすることによって、上記の充電異常があるか否かをさらに判断することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電する際に、上記のバッテリの充電パラメータが正常のバッテリ急速充電規則を満たしていない場合、上記の端末は、上記の充電異常が発生したと見なされることができる。例えば、上記のバッテリの充電パラメータがリアルタイム電流である時、リアルタイム電流が負であり、すなわちバッテリが放電状態である場合、上記の端末は、漏電問題があり、すなわち上記の充電異常が発生したと見なされることができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記の充電異常があるか否かを判断する場合、一つの上記の充電パラメータに基づいて判断してもよく、複数の異なる上記の充電パラメータを組み合わせて上記の充電異常を判断してもよい。
ステップ103:充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。
本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて上記の充電異常が発生したか否かを判断した後、上記の充電異常が発生したと判断された場合、上記の急速充電機能をオフにすることができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて上記の充電異常があるか否かを判断した後、上記の充電異常が発生したと判断された場合、上記の端末は、端末に対して充電安全の保護を行うために、所定の保護モードをオンにする。
なお、本出願の実施例において、上記の所定の保護モードは、上記の充電異常に対して対処処理を行うことができ、具体的には、上記の所定の保護モードは、上記の急速充電機能をオフにして急速充電を終了することができる。
本出願の実施例において、さらに、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて上記の充電異常が発生したか否かを判断した後、 すなわちステップ102後に、上記の端末の充電の方法は、以下のようなステップをさらに含むことができる。
ステップ104:充電異常が発生したと判断された場合、切断命令を送信する。
本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータに基づいて上記の充電異常が発生したか否かを判断した後、上記の充電異常が発生したと判断された場合、切断命令を送信することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の充電異常が発生したと判断された場合、上記の端末は、上記のアダプタとの接続を切断する必要があると見なされるため、上記の端末は、上記のアダプタに切断命令を送信することができる。
ステップ105:切断命令に応答するための切断応答を受信し、接続を切断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、上記の切断命令を送信した後、上記の切断命令に応答して切断応答を受信し、接続を切断することができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のアダプタに上記の切断命令を送信した後、上記のアダプタによって送信された、上記の切断命令に応答するための上記の切断応答を受信することができ、その後、上記のアダプタとの接続を切断することができる。
本出願の実施例により提供される充電方法は、端末急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
上記の実施例に基づいて、本出願のもう一つの実施例において、上記の端末がバッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得する場合には、以下のいくつかの状況を含むことができる。
本出願の実施例において、さらに、上記の端末がバッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得する方法は、以下のようなステップを含むことができる。
ステップ101a:第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出し、電圧の変化パラメータを取得する。
本出願の実施例において、上記の端末は、アダプタとの接続を確立し、急速充電機能をオンにした後、まず、第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出することができることによって、電圧の変化パラメータを取得することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電することができる場合、上記の第1の所定の時間の間隔に基づいてバッテリを電圧検出し、異なる時点のバッテリのリアルタイム電圧を取得することができ、その後、異なる時点のバッテリのリアルタイム電圧上記の電圧の変化パラメータに基づいてを取得することができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、一つの時間の間隔、すなわち上記の第1の所定の時間の間隔を予め設定することができ、その中、上記の第1の所定の時間の間隔は、バッテリの電圧の変化規則のモニタリングを制御することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、複数の方法で上記の第1の所定の時間の間隔を設定することができ、例えば、上記の端末は、ユーザの選択操作を受信することによって上記の第1の所定の時間の間隔を設定することができ、上記の端末は、バッテリの性能パラメータに基づいて上記の第1の所定の時間の間隔を設定することもできる。
ステップ101b:電圧の変化パラメータをバッテリの充電パラメータとして決定する。
本出願の実施例において、上記の端末は、上記の第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出し、上記の電圧の変化パラメータを取得した後、上記の電圧の変化パラメータを上記のバッテリの充電パラメータとして決定することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電する場合、バッテリの電圧変化は、一定の規則に適合されており、上記の端末は、上記の電圧の変化パラメータに基づいてバッテリの充電状態を取得することができるため、バッテリの上記の電圧の変化パラメータは、上記のバッテリの充電パラメータとすることができる。
本出願の実施例において、さらに、上記の端末がバッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得する方法は、以下のようなステップをさらに含むことができる。
ステップ101c:第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出し、電気量の変化パラメータを取得する。
本出願の実施例において、上記の端末は、アダプタとの接続を確立し、急速充電機能をオンにした後、まず、第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出することによって、電気量の変化パラメータを取得することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電することができる場合、上記の第2の所定の時間の間隔に基づいてバッテリの電気量を検出し、異なる時点のバッテリのリアルタイム電気量を取得することができ、その後、異なる時点のバッテリのリアルタイム電気量に基づいて上記の電気量の変化パラメータを取得することができる。
さらに、本出願の実施例において、上記の端末は、一つの時間の間隔、すなわち上記の第2の所定の時間の間隔を予め設定することができ、その中、上記の第2の所定の時間の間隔は、バッテリの電気量の変化規則のモニタリングを制御することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、複数の方法で上記の第2の所定の時間の間隔を設定することができ、例えば、上記の端末は、ユーザの選択操作を受信することによって上記の第2の所定の時間の間隔を設定することができ、上記の端末は、バッテリの性能パラメータに基づいて上記の第2の所定の時間の間隔を設定することもできる。
さらに、本出願の実施例において、上記の第1の所定の時間の間隔と上記の第2の所定の時間の間隔とは、上記の電圧の変化パラメータ及び上記の電気量の変化パラメータをそれぞれ検出するために用いられ、バッテリの電圧変化が速いのに対して、バッテリの電気量変化は緩やかであるため、上記の第1の所定の時間の間隔は、上記の第2の所定の時間の間隔以上であってもよい。
図3は、本出願の実施例における時間の間隔を設定する概略図である。図3に示すように、本出願の実施例において、端末は、ユーザの入力操作及び選択操作を受信し、第1の所定の時間の間隔を2sに設定し、第2の所定の時間の間隔を20sに設定することができる。
ステップ101d:電気量の変化パラメータをバッテリの充電パラメータとして決定する。
本出願の実施例において、上記の端末は、上記の第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出し、上記の電気量の変化パラメータを取得した後、上記の電気量の変化パラメータを上記のバッテリの充電パラメータとして決定することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電する場合、バッテリの電気量変化は、一定の規則に適合されており、例えば、充電時間の増加に伴い、バッテリの電気量も増大していくため、上記の端末は、上記の電気量の変化パラメータに基づいてバッテリの充電状態を取得することができ、すなわちバッテリの上記の電気量の変化パラメータは、上記のバッテリの充電パラメータとすることができる。
本出願の実施例において、さらに、上記の端末がバッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得する方法は、以下のようなステップを含むことができる。
ステップ101e:バッテリの電流をリアルタイムに検出し、バッテリのリアルタイム電流を取得する。
本出願の実施例において、上記の端末は、アダプタとの接続を確立し、急速充電機能をオンにした後、まず、バッテリをリアルタイムに電流検出することができることによって、バッテリのリアルタイム電流を取得することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末がバッテリをリアルタイムに電流検出する場合、バッテリに流れ込む電流を正に設定し、バッテリから流れ出す電流を負に設定することができ、例えば、有5Aの大きさの電流がバッテリに流れ込むことを検出された場合、バッテリのリアルタイム電流は5Aであると決定することができ、2Aの大きさの電流がバッテリから流れ出すことを検出された場合、バッテリのリアルタイム電流は−2Aであると決定することができる。
ステップ101f:バッテリのリアルタイム電流をバッテリの充電パラメータとして決定する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリをリアルタイムに電流検出し、上記のバッテリのリアルタイム電流を取得した後、上記のバッテリのリアルタイム電流を上記のバッテリの充電パラメータとして決定することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電する場合、バッテリのリアルタイム電流一定の規則に適合されており、例えば、充電中に、バッテリのリアルタイム電流は、負ではなく、正でなければならない。すなわち、充電時、電流は、バッテリから流れ出すことなく、バッテリ流れ込むため、上記の端末は、上記のバッテリのリアルタイム電流に基づいてバッテリの充電状態を取得することができ、すなわちバッテリの上記のバッテリのリアルタイム電流を上記のバッテリの充電パラメータとすることができる。
本出願の実施例において、さらに、上記のバッテリの充電パラメータは、上記の電圧の変化パラメータ、上記の電気量の変化パラメータ、及び上記のバッテリのリアルタイム電流以外の他のバッテリパラメータであってもよく、本出願では具体的に限定しない。
本出願の実施例により提供される充電方法は、端末急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
上記の実施例に基づいて、本出願の別の実施例において、上記の端末が前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断する方法は、以下のようなステップを含むことができる。
ステップ102a:バッテリの充電パラメータが負の数である場合、充電異常が発生したと判断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリを検出し、上記のバッテリの充電パラメータを取得した後、上記のバッテリの充電パラメータが負の数である場合、上記の充電異常が発生したと判断することができる。
さらに、本出願の実施において、上記の端末は、バッテリの電流をリアルタイムに検出し、前記バッテリのリアルタイム電流を取得した後、上記のバッテリのリアルタイム電流が負の数である場合、バッテリが放電状態にあると見なされるため、上記の充電異常が発生したと決定することができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリのリアルタイム電流が負の数であると検出された場合、上記の端末又は上記のアダプタに漏電経路が存在することによって、上記のバッテリが放電状態になり、すなわち上記の端末に上記の充電異常が存在することを説明することができる
ステップ102b:バッテリの充電パラメータが負の数でない場合、充電異常が発生していないと判断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリを検出し、上記のバッテリの充電パラメータを取得した後、上記のバッテリの充電パラメータが負の数でない場合、上記の充電異常が発生していないと判断することができる。
さらに、本出願の実施において、上記の端末は、バッテリの電流をリアルタイムに検出し、前記バッテリのリアルタイム電流を取得した後、上記のバッテリのリアルタイム電流が負の数でない場合、バッテリが放電状態でないため、上記の充電異常が存在しないと決定されると見なされることができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末によって検出された上記のバッテリのリアルタイム電流が正の数である場合、バッテリは、充電状態にあるため、急速充電プロセスが正常であると決定されると見なされることができ、上記の端末によって検出された上記のバッテリのリアルタイム電流がゼロである場合、上記の端末は、既に充電終了であるため、上記の充電異常が存在しないと決定されると見なされることができる。
本出願の実施例において、さらに、上記の端末が前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断する方法は、以下のようなステップをさらに含むことができる。
ステップ102c:バッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、充電異常が発生したと判断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリを検出し、上記のバッテリの充電パラメータを取得した後、上記のバッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、上記の充電異常が発生したと判断することができる。
さらに、本出願の実施において、上記の端末は、バッテリに対して電圧変化を検出したり、又は電気量変化を検出し、上記の電圧の変化パラメータ又は上記の電気量の変化パラメータを取得した後、上記の電圧の変化パラメータ又は上記の電気量の変化パラメータが上記の所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、バッテリに上記の充電異常が発生したと見なされることができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末が急速充電する場合、バッテリの電圧変化及び電気量変化は、すべて一定の規則を満たすため、上記の端末は、所定のパラメータ変化戦略を予め設定することができ、その中、上記の所定のパラメータ変化戦略は、バッテリの充電パラメータの変化が正常であるか否かを決定するために用いられることができる。
さらに、本出願の実施例において、異なる上記のバッテリの充電パラメータについて、異なる上記の所定のパラメータ変化戦略が対応される。例えば、バッテリの電気量変化について、上記の所定のパラメータ変化戦略は、電気量を増加することができ、バッテリの電圧変化について、上記の所定のパラメータ変化戦略は、異なる急速充電段階に応じて異なる変化規則に分割することができる。
ステップ102d:バッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしている場合、充電異常が発生していないと判断する。
本出願の実施例において、上記の端末は、バッテリを検出し、上記のバッテリの充電パラメータを取得した後、上記のバッテリの充電パラメータが上記の所定のパラメータ変化戦略を満たす場合、上記の充電異常が発生していないと判断することができる。
さらに、本出願の実施において、上記の端末は、バッテリに対して電圧変化を検出したり、又は電気量変化を検出し、上記の電圧の変化パラメータ又は上記の電気量の変化パラメータを取得した後、上記の電圧の変化パラメータ又は上記の電気量の変化パラメータが上記の所定のパラメータ変化戦略を満たす場合、バッテリに上記の充電異常が存在しないと見なされることができる。
なお、本出願の実施例において、上記の端末は、上記のバッテリの充電パラメータ及び上記の所定のパラメータ変化戦略に基づいて充電異常の判断を行う場合、あるバッテリの充電パラメータに基づいて判断することができ、異なるバッテリの充電パラメータを組み合わせて判断することもできる。例えば、上記の端末は、電気量の変化パラメータのみに基づいて充電異常があるか否かを判断することができる。
本出願の実施例により提供される充電方法は、端末急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
上記の実施例に基づいて、本出願のもう一つの実施例において、図4は、出願の実施例により提供される端末の概略構成図1である。図4に示すように、本出願の実施例により提出される端末1は、検出部11と、判断部12と、オフ部13と、送信部14と、受信部15と、接続部16とを含むことができる。
前記検出部11は、急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するために用いられる。
前記判断部12は、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するために用いられる。
前記オフ部13は、前記充電異常が発生したと判断された場合、前記急速充電機能をオフにするために用いられる。
さらに、本出願の実施例において、前記検出部11は、具体的には、第1の所定の時間の間隔でバッテリの電圧を検出し、電圧の変化パラメータを取得し、前記電圧の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定し、第2の所定の時間の間隔でバッテリの電気量を検出し、電気量の変化パラメータを取得し、前記電気量の変化パラメータを前記バッテリの充電パラメータとして決定し、バッテリの電流をリアルタイムに検出し、バッテリのリアルタイム電流を取得し、前記バッテリのリアルタイム電流を前記バッテリの充電パラメータとして決定するために用いられる。
さらに、本出願の実施例において、前記判断部12は、具体的には、前記バッテリの充電パラメータが負の数である場合、前記充電異常が発生したと判断され、さらに前記バッテリの充電パラメータが負の数でない場合、前記充電異常が発生していないと判断する。
さらに、本出願の実施例において、前記判断部12は、さらに、具体的には、前記バッテリの充電パラメータが所定のパラメータ変化戦略を満たしていない場合、前記充電異常が発生したと判断し、前記バッテリの充電パラメータが前記所定のパラメータ変化戦略を満たしている場合、前記充電異常が発生していないと判断する。
さらに、本出願の実施例において、前記送信部14は、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断した後、前記充電異常が発生したと判断された場合、切断命令を送信するために用いられる。
前記受信部15は、前記切断命令に応答するための切断応答を受信するために用いられる。
前記接続部16は、前記切断命令に応答するための切断応答を受信した後、接続を切断するために用いられる。
図5は、本出願の実施例により提供される端末の概略構成図2である。図5に示すように、本出願の実施例により提出される端末1は、プロセッサ17と、プロセッサ17実行可能な命令が記憶されているメモリ18とをさらに含むことができる。さらに、端末1は、通信インターフェース19と、プロセッサ17、メモリ18及び通信インターフェース19を接続するためのバス110とをさらに含むことができる。
本出願の実施例において、上記のプロセッサ17は、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、デジタル信号処理装置(Digital Signal Processing Device、DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(ProgRAMmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field ProgRAMmable Gate Array、FPGA)、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサのうちの少なくとも一つであってもよい。異なるデバイスについては、上記のプロセッサ機能を実現するための電子デバイスは、他のものであってもよく、本出願の実施例は具体的に限定しない。メモリ18は、コンピュータ操作命令を含む実行可能なプログラムコードを記憶するために用いられ、メモリ18は、高速RAMメモリを含むことができ、不揮発性メモリを含むこともでき、例えば、少なくとも二つのディスクメモリを含むことができる。
本出願の実施例において、バス110は、通信インタフェース19、プロセッサ17、メモリ18、及びこれらのデバイス間の相互通信を接続するために用いられる。
本出願の実施例において、メモリ18は、命令及びデータを記憶するために用いられる。
さらに、本出願の実施例において、上記のプロセッサ17は、急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、前記充電異常が発生したと判断された場合、前記急速充電機能をオフにするために用いられる。
実際の応用では、上記のメモリは、ランダムアクセスの第1のメモリ(Random−Access Memory、RAM)などの揮発性第1のメモリ(volatile memory)であってもよく、読み取り専用第1のメモリ(Read−Only Memory、ROM)、又はフラッシュ第1のメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive、HDD)、又はソリッドステートドライブ(Solid−State Drive、SSD)などの不揮発性第1のメモリ(non−volatile memory)であってもよく、又は上記のタイプの第1のメモリの組み合わせであってもよく、プロセッサに命令及びデータを提供する。
また、本実施例における各機能モジュールは、一つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが物理的に別々に存在してもよく、二つ又は二つ以上のユニットが一つのユニットに集積されもてよい。上記の集積されたユニットは、ハードウェアの形式で実現することができ、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現することもできる。
集積されたユニットが、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現され、独立した製品として販売又は使用されない場合、一つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本実施例の技術案が本質的又は従来技術に貢献する部分又は当該技術案の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形式で具体化することができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであってもよい)又はprocessor(プロセッサ)が、本実施例の方法の全部又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体には、Uディスク、モバイルハードディスクドライブ、読み取り専用メモリ(Read Only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access memory、RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
本出願の実施例により提出される端末は、急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。
本出願の実施例は、プログラムが記憶されている第1のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該プログラムがプロセッサにより実行される場合に、上記の充電方法を実現する。
具体的には、本実施例における充電方法に対応するプログラム命令は、光ディスク、ハードディスクドライブ、Uディスクなどの記憶媒体に記憶されてもよく、当記憶媒体内の充電方法に対応するプログラム命令は、電子機器によって読み出されたり又は実行されたりする場合、以下の、
急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得するステップと、
前記バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断するステップと、
前記充電異常が発生したと判断された場合、前記急速充電機能をオフにするステップと、を含む。
当業者は、本出願の実施例から、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品を提供することができることを理解することができる。したがって、本出願は、ハードウェア実施例、ソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせる実施例の形式を採用することができる。また、本出願は、コンピュータ利用可能なプログラムコードが含まれているコンピュータ利用可能な記憶媒体(ディスクメモリと光学メモリなどを含むが、これらに限定しない)に実施される一つ又は複数コンピュータプログラム製品の形式を採用することができる。
本出願は、本出願の実施例に係る方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品の実現フローの概略図及び/又はブロック図を参照して説明する。コンピュータプログラム命令によってフローの概略図及び/又はブロック図の各フロー及び/又はブロックを実現することができ、及びフローの概略図及び/又はブロック図のフロー及び/又はブロックの組み合わせを実現することができる。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込みプロセッサ、又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して一つの机器を生成して、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令によって、実現フローの概略図の一つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を生成することができる。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で動作するように指示することができるコンピュータ読み取り可能なメモリに記憶して、当該コンピュータ読み取り可能なメモリに記憶されている命令が命令装置を含む製造品を生成することができ、当該命令装置は、実現フローの概略図の一つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実現する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスに搭載することもでき、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で一連の操作ステップを実行して、コンピュータによって実現される処理を生成することによって、コンピュータ又は他のプログラマブル装置に実行される命令は、実現フローの概略図の一つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の一つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実現するためのステップを提供する。
以上の説明は、本出願の好ましい実施例に過ぎず、本出願の保護範囲を限定するものではない。
工業上の利用可能性
本出願の実施例は、充電方法、端末及びコンピュータ記憶媒体を提供し、端末急速充電機能をオンにした後、バッテリを検出し、バッテリの充電パラメータを取得し、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常が発生したか否かを判断し、充電異常が発生したと判断された場合、急速充電機能をオフにする。これから分かるように、本出願の実施例において、端末は、急速充電を行った後、バッテリの充電状態を検出し、バッテリの充電パラメータを取得することで、バッテリの充電パラメータに基づいて充電異常があるか否かを決定することができ、具体的には、端末が急速充電する場合、バッテリの充電パラメータは、一定の規則を満たすことができるため、端末は、バッテリの充電パラメータを決定した後、バッテリの充電パラメータに基づいて急速充電状態を決定できることによって、端末が急速充電する時に、異常充電をモニタリングすることができ、一旦、充電異常が発生したとモニタリングされると、迅速に急速充電を終了することによって、端末の安全性とインテリジェンスとを効果的に向上させる。