JP2021501515A - 送信メタデータを処理するためのファジーロジック - Google Patents

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Abstract

通信システムは、送信機と受信機との間でデータ信号を送信する。サービスプロバイダは、クライアントのために通信システムを動作させる。受信機においてデータ信号が受信されると、データ信号は復号され、サービスプロバイダは、復号されたデータ信号が正確であるかどうか、または復号されたデータ信号が拒絶されるべきかどうかを判定する。サービスプロバイダは、復号されたデータ信号、およびその精度についてのその判定をクライアントに送信する。データ信号の送信についての情報を含むメタデータも、復号されたデータ信号を受け入れるべきか、拒絶するべきかについて、クライアントが独自の判定を行えるように、クライアントに提供される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年10月25日に出願の米国仮出願第62/576,813号の利益を主張し、この内容が、参照により本明細書に組み込まれる。
空間波伝搬などのワイヤレスデータ送信方法は、クライアントのためにサービスプロバイダによって送信されたデータ信号の歪みを引き起こすことがある。典型的には、ワイヤレス通信サービスのプロバイダは、送信されたデータ信号を復号し、復号された信号が、クライアントに転送するのに十分正確であるかどうかを判定することになる。多くの場合、サービスプロバイダは、復号された信号を正確に許可または拒絶することができる。しかし、いくつかの事例では、サービスプロバイダは、正確に復号された信号を誤って拒絶し、損失機会コストを生じることがあり、または、不正確に復号された信号を誤って許可し、潜在的に深刻なエラーを生み出すことがある。これらのタイプの間違いは、送信された情報の精度が重要な金融サービスまたは他のエリアにおいて動作するクライアントにとって非常に損失が大きなものになる可能性がある。
したがって、この分野における改善の必要がある。
以前のシステムでは、渡された復号後の信号またはデータだけが、受信局またはプロバイダが正確であるとみなすものであるが、発生する可能性のあるリスクがいくつかある。クライアントに送信される情報は、情報の復号時のノイズおよび/またはエラーのために、実際には不正確だった質の悪い情報であることがある。逆に、プロバイダによって送信されず、質が悪いとみなされた情報が、実際には正確であり、損失機会コストを生み出すこともある。これは、情報の精度が重要な金融取引および他のエリアでは特に有害な可能性がある。
この問題に対処するために、サービスプロバイダのシステムは、復号後の信号(拒絶された、および受け入れられた、の両方)だけでなく、電離圏の状態、復号精度のプロバイダの信頼度レベル、および、信号精度に影響を及ぼすことがある他の情報などのメタデータも、クライアントに送信する。クライアントは、次に、これらの要因を検討する際に、金融取引などの特定のトランザクションを実行するべきか否かを判定することができる。将来の参照のために、遅い方の光ファイバケーブルで送信された本来の通信のコピーも、クライアントに送られる。
一般的に言えば、このシステムは、復号された通信、および、現在の通信条件についてのメタデータ、ならびに他の情報をリアルタイムでクライアントに提供する。クライアントは、次に、通信が正しいというこれらの信頼度に基づいて、特定のアクションを行うべきか否かを判定することができる。信号に関するメタデータのうちの全てまたはいくつかは、クライアントに渡され、クライアントは、次に、復号された通信、およびメタデータに基づいて、行うべきアクションを決定する。
システムは、金融取引戦略の実行について説明されることになるが、本システムおよび技法は、時間誤差率および/または帯域幅が重要な他の状況または業界で使用されることが可能である。例えば、本システムは、遠く離れた手術もしくは医療診断、(例えば、天文学もしくは物理学のための)科学機器もしくは研究、分散グローバルコンピュータネットワークの制御、および/または軍事応用を行うために使用されることが可能である。
本発明のさらなる形式、オブジェクト、特性、態様、利益、利点、および実施形態は、詳細な説明およびこれに添付して提供された図面から、明らかとなるであろう。
通信リンクのうちの1つが空間波伝搬を使用する、別々の通信リンクでデータを送信するためのシステムの概略図である。 図1の空間波伝搬をさらに示す概略図である。 図1の空間波伝搬において、地上をベースとした中継器の使用を示す概略図である。 図1の空間波伝搬において、飛行中の中継器の使用を示す概略図である。 図1に示された電離層を含む大気におけるさらなる層を示す概略図である。 図5に示された大気の様々な電離層を示す概略図である。 図1〜図6に全体的に示された空間波伝搬のさらなる詳細を示す概略図である。 図1の通信ノードに関するさらなる詳細を示す概略図である。 図8におけるRF通信インターフェースに関するさらなる詳細を示す概略図である。 復号されたデータ信号を拒絶または許可するための判定の結果を示すテーブルである。 データ送信判定における誤差を低減するために、データ送信のメタデータをクライアントに送ることを示す流れ図である。
本発明の諸原理の理解を促すために、ここで参照が図面に示された実施形態に対して行われ、特有の言語が、同じものを説明するために使用される。しかしながら、本発明の範囲は、それによって制限されるものではないことが理解されよう。説明された実施形態の中のいかなる代替形態、およびさらなる変更形態、ならびに本明細書で説明されたような本発明の諸原理の任意のさらなる適用例は、本発明が関係する当業者に対して通常発生するであろうものとして意図される。本発明に関係のないいくつかの特性は、明快にするために示されないことがあるということが当業者には明らかであろうが、本発明の1つの実施形態は、極めて詳細に示される。
図1は、低レイテンシ、低帯域幅の通信リンク104を介してデータを、および、高レイテンシ、高帯域幅の通信リンク108を介して別個のデータを、伝送するように構成された通信システム100の1つの例を示す。通信リンク104および108は、第1の通信ノード112と第2の通信ノード116との間の別々の接続を提供する。低レイテンシ接続104は、空間波伝搬を介して自由空間を通過する電磁波124を使用してデータを送信するように構成されてもよい。電磁波124は、第1の通信ノード112内の送信機によって生成され、伝送回線136に沿ってアンテナ128まで通過してもよい。電磁波124は、アンテナ128によって放射されてもよく、大気120の電離した部分に遭遇する。次に、この放射された電磁エネルギーは、大気120の電離した部分によって屈折されることがあり、波124の向きを地球の方へ変化させる。波124は、伝送回線140によって第2の通信ノード116に結合された受信アンテナ132によって受信されてもよい。図1に示されたように、送信通信ノードは、電磁エネルギーを搬送するための1つまたは複数の伝送回線を必要とせずに地球表面を渡って電磁エネルギーを長距離送信するために空間波伝搬を使用してもよい。
また、データは、高レイテンシの通信リンク108を使用して通信ノード112と116との間で送信されてもよい。図1に示されたように、高レイテンシの通信リンク108は、海洋または他の水域の下または中を通過すること含むこともある地球を通過する伝送回線144を使用して実装されてもよい。図1に示されたように、高レイテンシの通信リンク108は、中継器152を含んでもよい。図1は、任意の適切な数の中継器152が使用されてもよいが、伝送回線144に沿う4つの中継器152を示す。また、伝送回線144は、中継器を全く有さなくてもよい。図1は、第1の通信ノード112から第2の通信ノード116へ情報を送信する通信リンク104を示すが、送信されたデータは、通信リンク104、108に沿って両方向に通過してもよい。
クライアント160は、第1の通信ノード112への接続164を有してもよい。クライアント160は、第1の通信ノード112に接続164上で指示を送ることができる。第1の通信ノード112では、指示は、低レイテンシリンク104または高レイテンシリンク108のどちらかまたは両方で、第2の通信ノード116に送られるように準備される。第2の通信ノード116は、接続172によって指示プロセッサ168に接続されてもよい。クライアント160は、距離を越えて指令を送ることを望む任意のビジネス、グループ、個人、またはエンティティであってもよい。指示プロセッサ168は、これらの指示を受信すること、またはこれらの指示に従って作用することを意図する任意のビジネス、グループ、個人、またはエンティティであってもよい。いくつかの実施形態では、通信ノード112から直接的に送信されることになるデータをクライアントが送ってもよく、または通信ノード116が、指示プロセッサ168に直接的に接続されてもよいので、接続164および172は不要であってもよい。システム100は、望まれる任意の種類の低レイテンシデータ送信のために使用されてもよい。1つの例として、クライアント160は、遠く離れて作業する医者または外科医であってもよく、一方で、指示プロセッサ168は、患者に対して使用するためのロボットの器具であってもよい。
いくつかの実施形態では、クライアント160は、金融商品トレーダであってもよく、指示プロセッサ168は、証券取引所であってもよい。トレーダは、指定の時間に一定の有価証券または債券を買うまたは売るために、証券取引所に指示を出すことを望んでもよい。トレーダは、アンテナ128、132を使用して、または伝送回線144によって、第2の通信ノードに指示を送る第1の通信ノード112に指示を送信してもよい。証券取引所は、次に、指示を受信すると、トレーダによって望まれるアクションを処理することができる。
システム100は、高頻度取引に役立つことがあり、ここで、ほんの一瞬に取引を実行するために取引戦略がコンピュータ上で実行される。高頻度取引では、わずかミリ秒の遅延が、何百万ドルものコストをトレーダに払わせることがあり、したがって、取引指示の送信の速さは、送信されたデータの精度と同じくらい重要である。いくつかの実施形態では、トレーダは、トレーダが取引を実行することを望む前の時間に、高レイテンシ、高帯域幅の通信リンク108を使用して、予め設定した取引指示、または取引を実行するための条件を、証券取引所のすぐ近くに設置された通信ノード116に送信してもよい。これらの指示または条件は、多量のデータの送信を必要とすることがあり、高い方の帯域幅の通信リンク108を使用して、より正確に配信されてもよい。また、取引が実行されることを望まれるときより前の時間に指示または条件が送られる場合、通信リンク108の高い方のレイテンシが許容される可能性がある。
指示の最終的な実行は、指示が格納されるシステムにトレーダがトリガデータを送信することによって達成されることが可能である。トリガデータを受信すると、取引指示が証券取引所に送られ、取引が実行される。送信されるトリガデータは、一般に、指示よりずっと小さい量のデータであり、したがって、トリガデータは、低レイテンシ、低帯域幅の通信リンク104で送られることが可能である。通信ノード116でトリガデータが受信されると、指定の取引のための指示が、証券取引所に送られる。高レイテンシの通信リンク108ではなく低レイテンシの通信リンク104でトリガデータを送ることは、所望の取引ができるだけ素早く実行されることを可能にし、同じ金融商品を取引する他の当事者に対する時間的強みをトレーダに与える。
図1に示された構成は、さらに図2に示され、ここで、第1の通信ノード112および第2の通信ノード116は、地理的に互いから遠く離れており、地球(156)の表面のかなりの部分によって隔てられている。地球の表面のこの部分は、1つまたは複数の大陸、海洋、山脈、または他の地理的エリアを含んでもよい。例えば、図1〜図7における、跨った距離は、単一の大陸、複数の大陸、1つの海洋、等をカバーしてもよい。1つの例では、第1の通信ノード112は、アメリカ合衆国のイリノイ州シカゴにあり、第2の通信ノード116は、連合王国のイングランドのロンドンにある。別の例では、ノード112は、ニューヨーク州ニューヨーク市にあり、ノード116は、カリフォルニア州ロサンゼルスにあり、両市は、北アメリカにある。距離、通信ノード、および通信リンクの任意の適切な組合せによって、満足のいくレイテンシおよび帯域幅をもたらすことができるということが想像される。
図2は、空間波伝搬によって、電磁エネルギーが長距離を渡ることができるということを示す。空間波伝搬を使用すると、低レイテンシの通信リンク104は、地球に向けて電磁波124を屈折させるように十分に電離した大気120の一部に電磁波124を送信する。次に、この波は、地球の表面によって反射され、上層大気120の電離した部分に戻されることがあり、ここで、波は、再び地球に向けて屈折されることもある。このように、電磁エネルギーは、繰り返し「跳躍(skip)」することが可能であり、低レイテンシ、低帯域幅の信号124が、非空間波伝搬によってカバーされ得る距離よりもかなり遠い距離をカバーすることを可能にする。
図1に示されたシステムの別の例が、図3に出ており、ここで、図1および図2に対して論じられた空間波伝搬は、中継器302および306を使用して強化されてもよい。この例では、第1の中継器302は、アンテナ128から発する低レイテンシの通信信号を受信してもよい。信号は、電離した領域120によって屈折され、地球に戻されることがあり、ここで、信号は、中継器302によって受信され、空間波伝搬を介して再送信されてもよい。屈折された信号は、中継器306によって受信され、アンテナ132を介して第2の通信ノード116に空間波伝搬を使用して再送信されてもよい。2つの中継局が、図3に示されているが、地上の中継局302の任意の適切な数、構成、または位置決めが考えられる。中継器302、306の数を増加させると、大気ミッション(atmospheric missions)の広範な配列の中を比較的遠い距離を渡って低レイテンシの信号を送信する機会をもたらすことがあるが、信号を受信し、再送信する中継器回路の物理的な制限が、低レイテンシの通信リンク104にさらなるレイテンシを追加することがある。
図4は、図1に示されたシステムの別の例を示し、ここで、第1の通信リンクに沿った1つまたは複数の中継器は、航空機、飛行船、気球、または大気中で空中に中継器を維持するように構成された他のデバイス410の中など、飛行中である。この例では、アンテナ128を介して第1の通信ノード112から送信された信号は、見通し内通信402として、または本明細書の他の場所で説明されたように、空間波伝搬によって飛行中の中継器414によって受信されてもよい。信号は、飛行中の中継器414によって受信され、見通し内通信406として、または低レイテンシのリンク104に沿って空間波伝搬によって第2の通信ノード116に再送信されてもよい
1つの例では、飛行中のリピータ414は、無人エリア車両(UAV:unmanned area vehicle)または無人機を含む。UAVは、受動的または能動的なリピータの形で生産されることが可能である。能動的なリピータの形のとき、UAVは、信号を受信し、信号を処理し、次に、信号を再送信する。対照的に、UAVが受動的なリピータの形であるとき、UAVは、信号を単に反射するだけであり、いずれのタイプの処理も行わない。他の変形形態では、飛行中のリピータ414は、能動的および受動的なリピータ要素を含むことができる。下記で説明されるように、繰返しのタイプ、位置、数、等などのリピータ情報は、金融取引業者などのエンドユーザまたはクライアントに送信されるメタデータの一部であることが可能である。
空間波伝搬に関するさらなる詳細が、図5〜図7に示される。開示されたシステムと上層大気の様々な層との関係が、図5に示される。無線伝送のために、上層大気の層は、対流圏504、成層圏508、および電離圏512などの連続的に高くなる層に、図示のように、分割されてもよい。
電離圏は、高濃度の電離した粒子を含むという理由からそのように命名されている。地球から最も遠い電離圏におけるこれらの粒子の密度は、非常に小さく、地球に比較的近い電離圏のエリアでは漸進的に高くなる。電離圏の上層の領域は、高エネルギーの紫外線放射を含む、太陽からの強力な電磁放射によって活発化される。この太陽放射は、空気を自由電子、陽イオン、および陰イオンに電離させる。上部電離圏における空気分子の密度が小さくても、宇宙からの放射粒子が非常に高エネルギーなので、存在する比較的少ない空気分子を大規模に電離させる。電離は、空気が濃くなるにつれて強度を弱めながら電離圏を通じて下方にまで及び、したがって、最高水準の電離は、電離圏の上端で発生する一方、最低水準の電離は、電離圏の比較的低い部分で生じる。
さらに、電離圏512の上端と下端との間のこのような電離における差が、図6に示される。電離圏は、図6に示され、3つの層は、最も低いレベルから最も高いレベルまで、個々に、D層608、E層612、およびF層604と呼ばれている。さらに、F層604は、616におけるF1(より高い層)、および、620におけるF2(より低い層)と呼ばれる2つの層に分割されることがある。電離圏における層616および620の存在の有無、および、それらの地球上の高さは、太陽の位置と共に変化する。正午に、電離圏を通過する太陽624からの放射は、最大であり、日没時に次第に弱まり、夜間に最低となる。放射がなくなると、多くのイオンが再結合し、D層608およびE層612を消失させ、さらに、夜間、F1層616およびF2層620を単一のF層604に再結合させる。太陽の位置は、地球上の所与の地点に対して変化するので、電離圏512の層608、612、616、および620の正確な特徴は、予測することが極めて困難になることもあるが、実験によって特定されてもよい。
電波が空間波伝搬を使用して遠く離れた場所に到達する能力は、(存在するときの)層608〜620におけるイオンの密度、送信された電磁エネルギーの周波数、および送信角度などの様々な因子に依存する。例えば、電波の周波数が徐々に増加された場合、電離圏512の最小の電離層であるD層608によって電波が屈折される可能性のない点に到達する。波は、D層608を通り、E層612まで存続することもあり、ここで波の周波数が依然として大きすぎるので、同様にこの層を通過する信号を屈折させることができないこともある。波124は、地球に向けて曲げられる前に、F2層620まで、および、場合によっては、同様にF1層616まで、存続することもある。場合によって、周波数は、あらゆる屈折が発生することを不可能にする臨界周波数を超えることもあり、電磁エネルギーが地球の大気圏外へ放射されることを引き起こす(708)。
このように、一定の周波数を超えて垂直に送信された電磁エネルギーは、宇宙まで続き、電離圏512によって屈折されない。しかし、一部の臨界周波数より低い波には、伝搬角度704が垂直よりも小さい場合、屈折されることがあるものもある。また、伝搬角度704を小さくすることによって、跳躍距離724を渡り、遠く離れたアンテナ132に到達することを可能にする跳躍帯720の範囲内で、アンテナ128によって送信された電磁波124は、地球の表面に向けて屈折されることが可能になる。このように、一定の跳躍距離724を越えて空間波伝搬が成功する機会は、さらに、送信角度および周波数に依存し、したがって、最大使用周波数は、電離圏の条件、所望の跳躍距離724、および伝搬角度704と共に変化する。また、図7は、地表波の信号および/または見通し線の信号716などの非空間波伝搬が、跳躍距離724を渡る可能性がないということを示す。
図8は、通信ノード112および116のような通信ノード800のさらなる態様の1つの例を示す。通信ノード800は、通信ノード800の様々な態様を制御するためにプロセッサ804を含むことができる。プロセッサは、ルール、コマンドデータ820、または履歴送信データ822を格納するのに役立つメモリ816に連結されてもよい。また、ユーザ入力を受け入れ、ユーザに出力をもたらす(I/O)ためのデバイス824が含まれてもよい。これらのデバイスは、キーボードもしくはキーパッド、マウス、フラットパネルモニタ等などの表示装置、プリンタ、プロッタ、もしくは3Dプリンタ、カメラ、またはマイクロフォンを含んでもよい。ユーザI/Oのための任意の適切なデバイスが、含まれてもよい。また、ノード800は、プロセッサ804に応答し、通信ネットワーク836に結合されたネットワークインターフェース832を含んでもよい。セキュリティモジュール828が、同様に含まれてもよく、通信ノード800の間を通過する際に、第三者がデータを傍受、閉塞、または変更する機会を低減または除去するために使用されてもよい。1つの例では、通信ノード800は、ノード800の様々な態様の相互作用を制御するためのソフトウェアを実行するコンピュータとして実装される。
ネットワークインターフェース836は、コマンドデータ820、または、トリガシステム840から受け渡され得るトリガデータなどのデータを送り、受信するように構成されてもよい。通信ネットワーク836は、インターネットなどのネットワークに結合され、空間波伝搬を使用せずにデータを送り、受信するように構成されてもよい。例えば、通信ネットワーク836は、光ファイバ、または、前図に示された伝送回線144と同様の、地球に沿って走る他の伝送回線でデータを送信し、受信してもよい。
ノード800は、プロセッサ804に応答し、無線周波数通信インターフェース812に結合された第2のネットワークインターフェース808を含んでもよい。この第2のネットワークインターフェース808は、コマンドデータ820、または、トリガシステム840から受け渡されるトリガデータなどのデータを伝送するために使用されてもよい。ネットワークインターフェース808は、複数のアンテナまたはアンテナ素子を含み得るアンテナ128のようなアンテナに結合されてもよい。無線周波数通信インターフェース808は、アンテナ128を介して送信され、および/または受信された電磁波を使用してトリガデータなどのデータを送り、受信するように構成されてもよい。上記で論じられたように、アンテナ128は、空間波伝搬を介して電磁波を送り、受信するように構成されてもよい。
通信ノード800は、図9に示されたさらなる態様を含むことができる。無線周波数通信インターフェース812は、アンテナ128を使用して電磁エネルギーを送信するように構成された送信機904を含んでもよい。受信機908は、同様にオプションとして含まれ、アンテナ128から電磁波を受信するように構成されてもよい。また、送信機904および受信機908は、送信機904によって送信するために、デジタルストリームからの情報またはデータを符号化するためにインターフェース812によって受信された信号を変調するように構成されたモデム912に結合されてもよい。また、モデム912は、プロセッサ804によって使用でき、または、メモリ816に格納され得るデジタルデータのストリームに、送信された信号を復号するためにアンテナ128から受信機908によって受信された信号を復調するように構成されてもよい。
典型的な通信システムでは、サービスプロバイダは、受信機において受信される、正確であるとみなされるデータ信号だけをクライアントに提供してもよい。破損したとみなされるデータ信号、または、復号されることが不能なノイズもしくは他のエラーのために不正確である場合があるデータ信号は、クライアントに送信されなくてもよい。この処理は、正確であるとみなされる信号が、実際には、エラーを含むことがある、または、質が悪いとみなされる信号が正確であることがある、という可能性があるので、いくらかのリスクをもたらす。
図10に示されたテーブル1000は、復号された信号をクライアントに送信するべきかどうかをプロバイダが判定するときに発生する可能性のある結論を示す。第1の列に示されるように、プロバイダは、2つの選択肢のうちの1つを行うことができる。第1の選択肢は、復号された信号を拒絶すること、および、信号をクライアントに転送するのを拒否することであってもよい。これは、歪み、ノイズ、または別の理由のために、送信されたデータ信号が不正確であることがわかったことを含むいくつかの理由で発生することがあり、成功裏に復号されない可能性がある。第2の選択肢は、復号された信号をクライアントに送信するのをプロバイダが許可することである。これは、典型的には、受信されたデータ信号が、成功裏にかつ正確に復号されたとサービスプロバイダが判定するときに発生する。復号されたデータ信号をクライアントに送信することを許可または拒絶するためにサービスプロバイダによって行われる判定は、復号された信号が正確であるか、不正確であるかについて、サービスプロバイダによって行われることになるいくつかの主観的な判定を伴ってもよい。
テーブル1000の第2および第3の列は、復号された信号についての異なる結論を記述する。サービスプロバイダによって行われる判定に関わらず、受信され、復号されたデータ信号は、正確に、または不正確に復号された。いくつかの事例では、サービスプロバイダは、エラーをすること、および、不正確なデータがクライアントに送信されるのを可能にすること、または、正確なデータ信号がクライアントに送られるのを不可能にすること、を行ってもよい。
サービスプロバイダが、復号されたデータ信号が不正確であると判定し、復号された信号をクライアントに送ることを拒絶する場合、2つの可能な結論がある。データ信号は、実際に、不正確であることもあり、その場合、サービスプロバイダは、復号された信号を拒絶することについて正しい判定を行った。しかし、いくつかの事例では、復号されたデータ信号は、実際には、正確であることもあり、エラーは、データ信号を拒絶する際にデータプロバイダによってなされた。金融取引指示を送信するために通信システムが使用されるとき、正確に送信されたデータ信号を拒絶することは、損失機会コストに相当する。不正確に拒絶された取引指示は実行されず、クライアントは、クライアントの稼ぎになった可能性があるはずの取引を行うことができない。
また、サービスプロバイダは、復号されたデータ信号が正確であると判定し、データ信号をクライアントに送信することを可能にすることができる。いくつかのケースでは、復号されたデータ信号は、本当に正確である場合もあり、サービスプロバイダは、データ信号をクライアントに送ることを可能にすることについて正しい選択を行った。他のケースでは、復号されたデータ信号は、実際には、不正確であることもあり、サービスプロバイダは、データ信号をクライアントに送ることを可能にすることについて誤った。この状況では、送信されたデータ信号が金融取引指示を含んでいた場合、結果は、潜在的に致命的なエラーであるはずである。クライアントが、不正確なデータ信号を信頼して金融取引を行うこともある。データ信号が正しく復号されなかったので、クライアントによって行われる取引指示は、アナリストよって行われることが望まれるのと同じ取引でないこともある。このタイプのエラーは、行われるエラーのタイプ、およびクライアントによって実行されるトランザクションによっては、何百万ドルまたは何十億ドルものコストをクライアントに払わせることになる可能性を有している。
図11に示された流れ図1100は、データ送信判定のエラーを低減するための方法を示す。エンコードされたデータ信号は、送信機から受信機に送信される1105。例として、送信機は、図1の第1の通信ノード112であってもよく、受信機は、第2の通信ノード116であってもよい。いくつかの実施形態では、エンコードされたデータ信号は、空間波伝搬によってワイヤレスで送信されてもよい。データ信号が受信された後、データ信号は、受信機で復号される1110。復号は、本来の信号を検索して取り出すために任意の適切な復号方法を使用して行われてもよい。
送信されたデータ信号が復号されると、サービスプロバイダは、正確に復号されたものとして、復号されたデータ信号を受け入れるべきか、不正確であるものとして、復号されたデータ信号を拒絶するべきか、を判定する1115。復号されたデータ信号は、次に、データ信号が受け入れられ、正確に復号されたとサービスプロバイダがみなすか、拒絶され、不正確に復号されたとサービスプロバイダがみなすかについての指示と共に、クライアントに送信される1120。
データ信号と共に、サービスプロバイダは、データ信号のメタデータもクライアントに送信する1125。このメタデータは、送信時の電離圏の状態または他の環境条件などの情報、サービスプロバイダがその復号精度にもつ信頼度レベル、エンコードされた信号の搬送波周波数、および、送信されたデータ信号の精度を判定するのに役立つことがある他の任意の情報を含んでもよい。将来の参照のために、およびデータ送信精度をモデル化する際の可能な使用のために、本来のデータ信号のコピーは、また、光ファイバケーブルのような有線経路によるなど、歪みがあまり起こりそうにない第2の通信経路を使用してクライアントに送信されてもよい1130。
クライアントは、送信されたデータストリームの精度についてサービスプロバイダの推奨に従うべきかどうかについて独自判定を行うためにメタデータを使用してもよい。金融取引クライアントの例では、取引業者は、復号されたデータ信号の精度を判断するために、メタデータを使用して独自モデルを開発してもよい。サービスプロバイダは、データ信号が破損し、不正確であると判定してもよいが、メタデータに基づいて精度を予測するために取引業者によって開発されたモデルが、データ信号が正確である可能性があることを示してもよい。この情報に基づいて、取引業者は、サービスプロバイダの推奨に関わらず金融取引を行うと判定してもよい。また、取引業者は、独自の復号方法を開発し、サービスプロバイダとは無関係に、送信されたデータ信号を復号しようとするために、サービスプロバイダによって送信されたメタデータを使用してもよい。
他の例では、金融取引業者は、サービスプロバイダの推奨によって伝えられるものよりも高いまたは低いリスク許容度を有してもよい。例えば、サービスプロバイダは、復号された信号を不正確であるとして拒絶してもよい。しかし、取引業者は、復号された信号が正確であるという一定の見込みを判定するためにメタデータを使用してもよい。データ信号に含まれる取引指示が、小さい損失リスクでの大きい金融利益の可能性を表すことを取引業者が知っている場合、このデータ信号が正確でなくても、取引業者は、指示を実行せず、サービスプロバイダの推奨に反してデータ信号を拒絶するという、起こり得る損失機会コストに、小さい損失リスクがまさると判断するはずである。データ信号が正確であると判定される見込みは、データ信号がサービスプロバイダによって拒絶されたにも関わらず、取引を行う際に肯定的な期待値があることを示してもよい。
同様に、実行された指示が、サービスプロバイダによって許可されたとき、実際には不正確であるという場合に、大きい金融損失リスクでの小さい金融利益の機会を、取引指示が表すことを取引業者が知っている場合、取引業者は、指示を実行しないと判断してもよい。例えば、取引指示が正しく復号される機会が80%であったとしても、取引業者が何十億ドルも損失する場合があることを不正確さが意味する場合、取引を実行するには十分ではないことがある。クライアントは、サービスプロバイダよりこのリスクを評価しやすい立場にある場合があるので、クライアントにメタデータを送信することは、送信されたデータ信号内の指示を許可または拒絶するべきかどうかについて大きな制御権をクライアントに与える。
別の例では、メタデータは、ホップの数および/またはタイプに関する情報、ならびに、金融取引業者または他のエンドユーザに送られる関連情報を含む。例えば、他の情報と共に、上記で示されたメタデータは、特定の信号が進む信号強度、およびホップの数を含むことができる。ホップの数および/またはホップ間の長さは、取引のリスクに影響を及ぼす可能性がある。例えば、より長いホップにわたって強い信号強度を有することは、データ信号が正確であるというより高い信頼度をもたらすことができる。しかし、より短いおよび/またはより多くのホップにわたって受信される弱い信号は、より低い信頼度の値を有することがある。さらなる別の例では、復号しやすいより弱い信号は、より高い信頼度を有することがある。図4の例について、飛行中のリピータ414についての情報は、信号の精度の信頼度を判定するために使用されるように、金融取引業者に送信されることが可能である。飛行中のリピータ414についてのこの情報は、受動的なリピータであるかどうか、および/もしくは能動的なリピータであるかなど、使用されるリピータのタイプ、利用されるホップの数、リピータの高度、信号強度、ホップの総数、ならびに/または他の情報を含むことができる。このメタデータならびに他のメタデータは、金融取引業者に送信されることが可能である。発見的方法は、次に、このメタデータ、および、特定の取引方式または戦略が使用されるべきかどうかに基づいて信頼度レベルを判定するために使用されることが可能である。
定義および代替の用語解説
特許請求の範囲および明細書で使用される言葉は、以下に明示的に定義されたようなものを除き、その言葉の平易かつ通常の意味だけを有することになる。この定義における単語は、その単語の平易かつ通常の意味だけを有することになる。このような平易かつ通常の意味は、最近に発行されたWebster’s dictionaryおよび、Random House dictionaryからの全ての一貫した辞書の定義を含む。明細書および特許請求の範囲で使用されたように、以下の定義は、以下の用語、または、その共通の変化(例えば、単数形/複数形、過去時制/現在時制、他)に適用する。
「アナログ信号」は、一般に、時間と共に変化する可変の連続信号のことを言う。アナログ信号は、振幅変調(AM)、周波数変調(FM)、または位相変調などの変調の他の形式を使用して変調されてもよい。
「アンテナ」または「アンテナシステム」は、一般に、任意の適切な構成における、電力を電磁放射に変換する電気デバイス、または一連のデバイスのことを言う。このような放射は、電磁スペクトルに沿って任意の周波数で垂直に、水平に、または円形に偏波されてもよい。円偏波で送信するアンテナは、右偏波または左偏波を有してよい。
電波の場合、アンテナは、極低周波(ELF:extremely low frequency)からミリ波(EHF:extremely high frequency)まで電磁スペクトルに沿って分布する周波数で送信してもよい。電波を送信するように設計されたアンテナまたはアンテナシステムは、金属導体(素子)の配列を備えることがあり、受信機または送信機に(多くの場合、伝送回線を通じて)電気的に接続される。送信機によってアンテナを通じて押し進められた振動する電子の流れは、アンテナ素子の周囲に振動する磁場を作り出すことができ、一方、電子の電荷も、素子に沿って振動する電場を作り出す。これらの時間変動する場は、移動するTEM波としてアンテナから離れて宇宙に放射する。逆に、受信中、入射する電磁波の振動する電場および磁場が、アンテナ素子内の電子に力を及ぼし、電子を前後に移動させ、アンテナ内に振動する電流を作り出す。次に、これらの電流は、受信機によって検出され、デジタルまたはアナログの信号またはデータを取り出すために処理されてもよい。
アンテナは、実質的に均等に全ての水平方向に(無指向性アンテナ)、または優先的に特定の方向に電波を送信および受信するように設計されてもよい(指向性または高利得アンテナ)。後者の場合、アンテナは、送信機または受信機に対する任意の物理的、電気的な接続を有しているか、または有していなくてよい、さらなる素子または面も含んでよい。例えば、寄生素子、放物面反射器またはホーン、および他のこのような非通電の素子は、ビームまたは他の所望の放射パターンに電波を向ける役割を果たす。このようにアンテナは、これらの様々な面または素子の配置による増加または減少された指向性または「利得」を発揮するように構成されてもよい。高利得アンテナは、垂直、水平、または、その任意の組合せであってもよい所与の方向に放射された電磁エネルギーの実質的に大部分を向けるように構成されてもよい。
また、アンテナは、電離圏などの大気の上層に向けて電磁エネルギーを集束させるために、地球に対する鉛直角の特有の範囲内(すなわち「取出し角度」)で電磁エネルギーを放射するように構成されてもよい。特有の角度で上層大気に電磁エネルギーを向けることによって、特有の跳躍距離が、特定の周波数で電磁エネルギーを送信することによって、日中の特定の時間に達成されることがある。
アンテナの他の例は、電磁スペクトルの可視または不可視光線部分において、電磁エネルギーのパルスに電気エネルギーを変換するエミッタおよびセンサを含む。例は、遠赤外線から極紫外線までの電磁スペクトルに沿って分布する周波数で電磁エネルギーを生成するように構成された発光ダイオード、レーザ等を含む。
「クロック同期信号」は、一般に、送信機と受信機を同期するために時間データを提供するデータ信号のことを言う。クロック同期信号は、全地球測位システムから受信されてもよく、または、他のいくつかの公的もしくは私的な発生源に由来してもよい。
「コマンド」または「コマンドデータ」は、一般に、単独で、または組合せで、1つまたは複数のアクションを行うために、機械を制御する1つまたは複数の指令、指示、アルゴリズム、またはルールのことを言う。コマンドは、格納され、伝送され、送信され、または他の形で、任意の適切な方法で処理されてもよい。例えば、コマンドは、メモリ内に格納され、または、任意の適切な媒体を通過する任意の適切な周波数で電磁放射として通信ネットワークで送信されてもよい。
「コンピュータ」は、一般に、任意の数の入力値または変数から結果を計算するように構成された任意のコンピューティングデバイスのことを言う。コンピュータは、入力または出力を処理するために計算を実施するためにプロセッサを含んでもよい。コンピュータは、プロセッサによって処理される値を格納するため、または、従前の処理の結果を格納するためにメモリを含んでもよい。
また、コンピュータは、値を受信するまたは送るための多彩な入力および出力デバイスからの入力および出力を受け入れるように構成されてもよい。このようなデバイスは、他のコンピュータ、キーボード、マウス、表示装置、プリンタ、産業機器、および、全てのタイプおよびサイズのシステムまたは機械類を含む。例えば、コンピュータは、要請に応じて様々なネットワーク通信を実施するためにネットワークインターフェースを制御することができる。ネットワークインターフェースは、コンピュータの一部であってもよく、または、コンピュータとは別個かつ遠く離れたものとして特徴付けられてもよい。
コンピュータは、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータなどの単一で物理的なコンピューティングデバイスであってよく、または、ネットワーク化されたクラスタ内で1つのデバイスとして動作する一群のサーバ、または、1つのコンピュータとして動作し、通信ネットワークによって一緒にリンクされた異なるコンピューティングデバイスの異種混合の組合せなど、同じタイプの多数のデバイスから成り立っていてもよい。また、コンピュータに接続された通信ネットワークは、インターネットなどのより広範なネットワークに接続されてもよい。このようにコンピュータは、1つまたは複数の物理的なプロセッサまたは他のコンピューティングデバイスもしくは回路を含んでもよく、任意の適切なタイプのメモリも含んでもよい。
また、コンピュータは、未知数のまたは変動する数の物理的なプロセッサおよびメモリまたはメモリデバイスを有する仮想コンピューティングプラットフォームであってもよい。このように、コンピュータは、1つの地理的な場所に物理的に設置されるか、または、いくつかの広範に散らばった場所にわたって物理的に広がってもよく、複数のプロセッサは、単一のコンピュータとして動作するように通信ネットワークによって一緒にリンクされる。
また、コンピュータまたはコンピューティングデバイス内の「コンピュータ」および「プロセッサ」の概念は、開示のシステムの一部として計算または比較を行う役割を果たす任意のこのようなプロセッサまたはコンピューティングデバイスを包含する。コンピュータにおいて発生する閾値の比較、ルールの比較、計算、等に関連した動作を処理することは、例えば、別個のサーバ、別個のプロセッサを有する同じサーバで、または上記で説明されたような、未知数の物理的なプロセッサを有する仮想コンピューティング環境で発生してもよい。
コンピュータは、1つまたは複数の視覚表示装置にオプションとして結合されてもよく、および/または統合された表示装置を含んでもよい。同様に、表示装置は、同じタイプ、または、異なる視覚デバイスの異種混合の組合せのものであってよい。また、コンピュータは、代表的なほんの数例を挙げれば、キーボード、マウス、タッチスクリーン、レーザもしくは赤外線ポインティングデバイス、または、ジャイロスコープのポインティングデバイスなどの1つまたは複数のオペレータの入力デバイスを含んでもよい。また、表示装置に加えて、プリンタ、プロッタ、工業生産機械、3Dプリンタ、等などの、1つまたは複数の他の出力デバイスが含まれてもよい。したがって、様々な表示装置、入力および出力デバイスの配列が可能である。
複数のコンピュータまたはコンピューティングデバイスは、通信ネットワークを形成するために、有線または無線通信リンクで、互いにまたは他のデバイスと通信するように構成されてもよい。ネットワーク通信は、インターネットなどの他のより大きなコンピュータネットワーク上を通過する前に、スイッチ、ルータ、ファイアウォール、または、他のネットワークデバイスもしくはインターフェースなどのネットワーク機器として動作する様々なコンピュータを通過してもよい。また、通信は、伝送回線または自由空間を通じて電磁波で搬送される無線データ送信として通信ネットワーク上を通過されてもよい。このような通信は、WiFiもしくは他の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)、または、データを伝送するためのセルラー送信機/受信機を使用することを含む。このような信号は、802.11a/b/g/n、3G、4G、等などの多くの無線または移動体通信の技術標準のいずれかに準拠する。
「通信リンク」は、一般に、2つ以上の通信エンティティ間の接続のことを言い、通信エンティティ間の通信チャネルを含んでも含まなくてもよい。通信エンティティ間の通信は、任意の適切な手段によって発生してもよい。例えば、接続は、実際の物理的なリンク、電気的なリンク、電磁気的なリンク、論理的なリンク、または、通信を容易にする任意の他の適切なリンク機構として実装されてもよい。
実際の物理的なリンクの場合、通信は、別の要素に対する一方の要素の物理的な動きによって互いに応答すると考えられる通信リンク内の複数の構成要素によって発生してもよい。電気的なリンクの場合、通信リンクは、通信リンクを形成するように電気的に接続された複数の導電体から成り立ってもよい。
電磁気的なリンクの場合、接続の要素は、任意の適切な周波数で電磁エネルギーを送ること、または受信することによって実装されてもよく、このように、通信は、電磁波として受け渡すことができる。これらの電磁波は、光ファイバなどの物理的な媒体もしくは自由空間、または、その任意の組合せを通過することも、しないこともある。電磁波は、電磁スペクトル内の任意の周波数を含む任意の適切な周波数で受け渡されてもよい。
論理的なリンクの場合、通信リンクは、受信局内にある送信局などの送信者と受信者との間の概念的なリンク機構であってよい。論理的なリンクは、物理的な、電気的な、電磁気的な、または他のタイプの通信リンクの任意の組合せを含んでもよい。
「通信ノード」は、一般に、通信リンクに沿った、物理的もしくは論理的な接続ポイント、再配布ポイント、またはエンドポイントのことを言う。物理的なネットワークノードは、一般に、物理的に、論理的に、または、電磁的に通信リンクに取り付けられた、または結合された能動電子デバイスと呼ばれる。物理的なノードは、通信リンクで情報を送ること、受信すること、または転送することができる。通信ノードは、コンピュータ、プロセッサ、送信機、受信機、中継器、および/もしくは伝送回線、またはそれらの任意の組合せを含んでも含まなくてもよい。
「臨界角」は、一般に、地球の中心に伸びる垂直線に対する最大角度のことを言い、その角度で、特有の周波数における電磁波は、空間波伝搬を使用して地球に戻されることが可能である。
「臨界周波数」は、一般に、空間波伝搬を使用して所与の電離圏の条件の下で垂直に送信されたとき、地球に戻される最大周波数のことを言う。
「データ帯域幅」は、一般に、通信システム内の論理的または物理的な通信経路の最大スループットのことを言う。データ帯域幅は、1秒あたりの伝送されるデータの単位で表現されることが可能である伝送レートである。デジタル通信ネットワークでは、伝送されるデータの単位は、ビットであり、したがって、デジタル通信ネットワークの最大スループットは、一般に、「1秒あたりのビット」すなわち「bit/s」で表現される。さらに言うと、用語「kilobit/s」または「Kbit/s」、「Megabit/s」または「Mbit/s」、および、「Gigabit/s」または「Gbit/s」も、所与のデジタル通信ネットワークのデータ帯域幅を表現するために使用されることが可能である。データネットワークは、「最大ビットレート」、「平均ビットレート」、「最大持続ビットレート」、「情報レート」、または「物理層の有効ビットレート」などの特有の測定基準によって、データネットワークのデータ帯域幅の性能特徴に従って格付けされてもよい。例えば、帯域幅の試験は、コンピュータネットワークの最大スループットで計測される。この使用方法の理由は、Hartleyの法則(Hartley’s Law)に従うというものであり、物理的な通信リンクの最大データレートは、ヘルツを単位とした、通信リンクの周波数の帯域幅に比例するというものである。
また、データ帯域幅は、特定の通信ネットワークに対する最大伝送レートに従って特徴付けられてもよい。例えば、
「低データ帯域幅」は、一般に、1秒あたり約1,000,000単位以下のデータである最大データ伝送レートを有する通信ネットワークのことを言う。例えば、デジタル通信ネットワークでは、データの単位は、ビットである。したがって、低データ帯域幅のデジタル通信ネットワークは、1秒あたり約1,000,000ビット(1Mbits/s)以下の最大伝送レートを有するネットワークである。
「高データ帯域幅」は、一般に、1秒あたり約1,000,000より大きい単位のデータである最大データ伝送レートを有する通信ネットワークのことを言う。例えば、高データ帯域幅を有するデジタル通信ネットワークは、1秒あたり約1,000,000ビット(1Mbits/s)より大きい最大伝送レートを有するデジタル通信ネットワークである。
「復調器」は、一般に、変調された波形、または、送信された任意の別のタイプの搬送波、を復号する任意のデバイスのことを言う。復調器は、アナログ信号またはデジタル信号の復号を可能にするために使用されてもよい。
「デジタル信号」は、一般に、一連の離散値を使用して送信されるデータを含む信号のことを言う。
「電磁放射」は、一般に、電磁波によって放射されるエネルギーのことを言う。電磁放射は、他のタイプのエネルギーから生み出され、エネルギーが消失するときに他のタイプに変換される。電磁放射は、(真空において)光速で発生源から離れて伝わるとき、このエネルギーを搬送する。また、電磁放射は、運動量および角運動量の両方も搬送する。これらの属性は、発生源から外側に離れるときに電磁放射が相互作用する物質に全て伝わることがある。
電磁放射は、一方の媒質から別の媒質に入る際に速度を変える。一方の媒質から次の媒質へ遷移すると、新しい媒質の物理的な属性によって、放射されたエネルギーのうちの一部または全部が反射して、残りのエネルギーが新しい媒質に入ることがある。これは、電磁放射が伝わる際に遭遇する媒質間の全ての接点で発生する。
光子は、電磁相互作用の量子であり、電磁放射の全ての形式の基本成分である。光の量子性は、電磁放射の周波数が増加するにつれて、電磁放射が、より粒子のように振舞い、波のように振舞わなくなるので、高い周波数でより明らかになる。
「電磁スペクトル」は、一般に、電磁放射の全ての可能な周波数の範囲のことを言う。電磁スペクトルは、一般に、増加する周波数およびエネルギーならびに減少する波長の順に以下のように分類される。
「極低周波」(ELF)は、一般に、波長が長さ約100,000kmから10,000kmまでの、約3Hzから約30Hzの周波数帯を示す。
「超低周波」(SLF:Super low frequency)は、一般に、波長が長さ約10,000kmから約1000kmまでの、約30Hzと約300Hzとの間に一般に分布する周波数帯を示す。
「音声周波数」または「音声帯域」は、一般に、人間の耳に聞こえる電磁エネルギーを示す。成人男性は、一般に、約85Hzと約180Hzとの間の範囲で話し、一方、成人女性は、一般に、約165Hzから約255Hzまでの範囲で会話する。
「超長波」(VLF:Very low frequency)は、一般に、長さ約10kmから約100kmまでの対応する波長を有する、約3kHzから約30kHzまでの周波数帯を示す。
「長波」(LF:Low−frequency)は、一般に、波長が約1kmから約10kmまで分布する、約30kHzから約300kHzまでの範囲の周波数帯を示す。
「中波」(MF:Medium frequency)は、一般に、波長が長さ約1000mから約100mまでの、約300kHzから約3MHzまでの周波数帯を示す。
「短波」(HF:High frequency)は、一般に、波長が長さ約100mから約10mまでの、約3MHzから約30MHzまでの周波数帯を示す。
「超短波」(VHF:Very high frequency)は、一般に、波長が長さ約10mから約1mまでの、約30Hzから約300MHzまでの周波数帯を示す。
「極超短波」(UHF:Ultra high frequency)は、一般に、重さの波長が長さ約1mから約10cmまで分布する、約300MHzから約3GHzまでの周波数帯を示す。
「センチメートル波」(SHF:Super high frequency)は、一般に、波長が長さ約10cmから約1cmまで分布する、約3GHzから約30GHzまでの周波数帯を示す。
「ミリ波」(EHF:Extremely high frequency)は、一般に、波長が長さ約1cmから約1mmまで分布する、約30GHzから約300GHzまでの周波数帯を示す。
「遠赤外線」(FIR:Far infrared)は、一般に、波長が長さ約1mmから約15μmまで分布する、約300GHzから約20THzまでの周波数帯を示す。
「長波長赤外線」(LWIR:Long−wavelength infrared)は、一般に、波長が長さ約15μmから約8μmまで分布する、約20THzから約37THzまでの周波数帯を示す。
「中赤外線」(MIR:Mid infrared)、一般に、波長が長さ約8μmから約3μmまでの、約37THzから約100THzまでの周波数帯を示す。
「短波長赤外線」(SWIR:Short wavelength infrared)は、一般に、波長が長さ約3μmから約1.4μmまでの、約100THzから約214THzまでの周波数帯を示す。
「近赤外線」(NIR:Near−infrared)は、一般に、波長が長さ約1.4μmから約750nmまでの、約214THzから約400THzまでの周波数帯を示す。
「可視光線」は、一般に、波長が長さ約750nmから約400nmまでの、約400THzから約750THzまでの周波数帯を示す。
「近紫外線」(NUV:Near ultraviolet)は、一般に、波長が長さ約400nmから約300nmまでの、約750THzから約1PHzまでの周波数帯を示す。
「中紫外線」(MUV:Middle ultraviolet)は、一般に、波長が長さ約300nmから約200nmまでの、約1PHzから約1.5PHzまでの周波数帯を示す。
「遠紫外線」(FUV:Far ultraviolet)は、一般に、波長が長さ約200nmから約122nmまでの、約1.5PHzから約2.48PHzまでの周波数帯を示す。
「極紫外線」(EUV:Extreme ultraviolet)は、一般に、波長が長さ約121nmから約10nmまでの、約2.48PHzから約30PHzまでの周波数帯を示す。
「軟X線」(SX:Soft x−rays)は、一般に、波長が長さ約10nmから約100pmまでの、約30PHzから約3EHzまでの周波数帯を示す。
「硬X線」(HX:Hard x−rays)は、一般に、波長が長さ約100pmから約10pmまでの、約3EHzから約30EHzまでの周波数帯を示す。
「ガンマ線」は、一般に、波長が長さ約10pm未満の、約30EHzより上の周波数帯を示す。
「電磁波」は、一般に、別個の電気的かつ磁気的な構成要素を有する波のことを言う。電磁波の電気的かつ磁気的な構成要素は、位相で振動し、角度90度で常に分離している。電磁波は、媒質中または真空中を通過することができる電磁放射を作り出す発生源から放射することができる。電磁波は、電磁スペクトル内の任意の周波数で振動する波を含み、電波、可視および不可視光線、X線、ならびにガンマ線を含むが、これらに限定されない。
「イコライザ」は、一般に、送信された信号の歪みを低減するために使用されるデバイスのことを言う。イコライザは、群遅延などの時間に基づいて歪みを低減してもよく、または、位相遅延などの信号周波数の歪みを低減してもよい。また、イコライザは、エコー、周波数選択性、または周波数偏移などの他のタイプの歪みを低減するために使用されてもよい。
「周波数帯域幅」または「帯域」は、一般に、高い方の周波数と低い方の周波数によって範囲を定められた周波数の連続した範囲のことを言う。このように、周波数帯域幅は、典型的には、帯域の高い方の周波数と低い方の周波数との間の差を表すヘルツ数(1秒あたりの周期)として表現され、高い方の周波数および低い方の周波数のそれら自体を含んでも含まなくてもよい。したがって、「帯域」は、所与の領域に対する所与の周波数帯域幅によって定義される場合があり、一般に、用語に一致して示される。例えば、合衆国において「20メートルバンド」は、14MHzから14.35MHzまでの周波数範囲を割り当てられ、したがって、0.35MHzまたは350KHzの周波数帯域幅を定義する。別の例では、国際電気通信連合(ITU)は、「UHF帯」として300MHzから3GHzまでの周波数範囲を示してきた。
「光ファイバ通信」は、一般に、光ファイバを通じて電磁エネルギーのパルスを送ることによって一方の場所から別の場所へデータを送信する方法のことを言う。送信したエネルギーは、データを搬送するために変調される場合がある電磁気的な搬送波を形成してもよい。光ファイバケーブルを使用してデータを送信する光ファイバの通信回線は、高データ帯域幅を有するように構成されることが可能である。例えば、光ファイバの通信回線は、約15Tbit/s、約25Tbit/s、約100Tbit/s、約1Pbit/s、またはそれ以上に達する高データ帯域幅を有することができる。光電子中継器は、光ファイバケーブルの1つのセグメントから電磁エネルギーを電気信号に変換するために光ファイバの通信回線に沿って使用されてもよい。中継器は、受信された信号強度よりも高い信号強度で光ファイバケーブル別のセグメントに沿って電磁エネルギーとして電気信号を再送信することができる。
「金融商品」は、一般に、任意の種類の取引可能な資産のことを言う。一般的な例は、現金、法主体における所有持分の証拠、または、現金もしくは別の金融商品を受け取るもしくは届けるための契約上の権利を含むが、これらに限定されるものではない。具体例は、債券、証券(例えば、コマーシャルペーパおよび短期国債)、株式、ローン、預金、預金証書、債券先物もしくは債券先物オプション、短期金利先物、ストックオプション、エクイティ先物、通貨先物、金利スワップ、金利キャップおよびフロア、金利オプション、金利先渡取引、ストックオプション、外国為替オプション、外国為替スワップ、通貨スワップ、または任意の種類の金融派生商品を含む。
「融合データストリーム(fused data stream)」は、一般に、少なくとも2つ以上の別々のデータ送信の結合のことを言う。データ送信は、任意の所望の発生源から生じてもよい。例えば、データ送信は、帯域内データ、帯域外データ、パブリックデータ、またはプライベートデータであってもよい。融合データストリームは、これらの種々のデータ送信の任意の所望の結合であってもよい。
「地表」は、電気的な/電磁気的な意味で多く使用され、一般に、海洋、湖沼、および河川などの陸地および水域を含む地球の表面のことを言う。
「地表波伝搬」は、一般に、1つまたは複数の電磁波が、地表と大気の境界を介して伝導され、地表に沿って伝わる送信方法のことを言う。電磁波は、地球の半導性の表面と相互作用することによって伝搬する。本質的に、電磁波は、地球の曲率を辿るようにその表面に付いて離れない。典型的には、常にというわけではないが、電磁波は、長波の電波によって形成される地表波または表面波の形状をしている。
「識別子」は、一般に、一意のもの、または、複数のものの一意のクラスを識別する(すなわち識別情報を標識付ける)名前のことを言い、ここで、「オブジェクト」またはクラスは、概念、物理的なオブジェクト(もしくはそのクラス)、または、物理的な実体(もしくはそのクラス)であってよい。省略形「ID」は、多くの場合、識別情報、識別証明(識別するプロセス)、または、識別子(すなわち、識別証明の具体例)のことを言う。識別子は、単語、数字、文字、記号、形、色、音、またはそれらの任意の組合せを含んでも含まなくてもよい。
単語、数字、文字、または記号は、符号化システムを採用してもよく、(文字、桁、単語、もしくは記号が、概念または比較的長い識別子を表し)、または、単純に自由に決めてもよい。識別子が、符号化システムを採用すると、識別子は、多くの場合、コードまたはIDコードと呼ばれる。いずれの符号化方式も採用しない識別子は、識別子が、何かを識別することを越えていずれの他の文脈でも意味を持たずに任意に割り当てられるので、多くの場合、任意のIDと言われる。
「帯域内データ」は、一般に、2つの通信ノード間のメインデータ送信ストリームから収集されたデータのことを言う。典型的には、帯域内データは、送信する当事者によって送られたメインデータ送信である。このデータは、送信時間中の電離圏の状態で、一定の周波数でデータを送信する実行可能性を判定するために収集され、分析されてもよい。
「電離圏」は、一般に、高濃度イオンおよび自由電子を含み、電波を反射することができる地球の大気の層のことを言う。電離圏は、熱圏ならびに中間圏と外気圏の一部を含む。電離圏は、地表の上、約40kmから1,000km(約25マイルから約600マイル)までに及ぶ。電離圏は、太陽黒点などの太陽の活動含む多くの因子によって、高度、密度、および厚さがかなり変化する多くの層を含む。電離圏の様々な層は、以下に識別される。
電離圏の「D層」は、地表の上、約40km(25マイル)から約90km(55マイル)までに分布する最も内側の層である。この層は、長波の信号を屈折させる能力を有するが、短波の無線信号は、いくらか減衰しながら通過することができる。D層は、通常、全ての例においてではないが、イオンの急速な再結合によって、日没後、急速に消滅する。
電離圏の「E層」は、地表の上、約90km(55マイル)から約145km(90マイル)まで及ぶ中間層である。E層は、典型的には、周波数がD層よりも高い信号を屈折させる能力を有する。条件によって、E層は、通常、20MHzまでの周波数を屈折させることができる。E層におけるイオンの再結合の速度は、いくぶん速く、その結果、日没後、E層は、夜半までにほぼ完全に消滅する。さらに、E層は、強力な電離の小さく薄い雲によって形成される「E層」または「スポラディックE層」と呼ばれる層をさらに含む場合がある。スポラディックE層は、まれにではあるが、225MHzまでの周波数でさえ、電波を反射することができる。スポラディックE層は、ほとんどの場合、夏季に形成し、約1,640km(1,020マイル)の跳躍距離を有する。スポラディックE層によって、1回のホップ伝搬は、約900km(560マイル)から2,500km(1,600マイル)になる場合があり、2回のホップ伝搬は、3,500km(2,200マイル)を超える場合がある。
電離圏の「F層」は、地球の表面の上、約145km(90マイル)から500km(310マイル)以上に及ぶ頂部の層である。F層における電離は、典型的には、かなり高く、日中に広範に変化し、最大の電離は、正午頃に普段発生する。日中、F層は、F層およびF層の2つの層に分離する。F層は、最も外側の層であり、したがって、F層よりも高いところにある。これらの高度で大気が希薄になることを考慮すると、イオンの再結合は、ゆっくりと発生するので、F層は、日中または夜間、絶えず電離されたままであり、その結果、ほとんどの(全てではないが)電波の空間波伝搬は、F層内で発生し、それによって長距離にわたる短波(HF)すなわち短波通信を容易にする。例えば、F層は、30MHzまでの周波数に対する短波の長距離送信を屈折させることができる。
「レイテンシ」は、一般に、システムにおける原因と結果との間の時間間隔のことを言う。レイテンシは、物理的には、制限された速度が原因となって生じた結果であり、これによって、任意の物理的な相互作用がシステム全体にわたって伝搬する可能性がある。レイテンシは、物理的には、制限された速度が原因となって生じた結果であり、これによって、任意の物理的な相互作用が伝搬する可能性がある。システム全体にわたって結果が伝搬することができる速度は、常に光速以下である。したがって、原因と結果との間にいくらかの距離を含むあらゆる物理的なシステムは、ある種のレイテンシに遭遇する。例えば、通信リンクまたは通信ネットワークでは、レイテンシは、一般に、データが一方の点から別の点に進むのにかかる最低時間のことを言う。また、通信ネットワークに関するレイテンシは、エネルギーを一方の点からネットワークに沿って別の点へ移動させるのにかかる時間として特徴付けられてもよい。特定の伝搬経路を辿る電磁エネルギーの伝搬によって引き起こされる遅延に関して、レイテンシは、以下のように分類される場合がある。
「低レイテンシ」は、一般に、光が真空中の所与の伝搬経路を伝わるのに要求される時間よりも10%長い伝搬時間よりも短い、またはほぼ同じ時間のことを言う。公式として表現されると、低レイテンシは、以下のように定義される。
Figure 2021501515
ただし、
d=距離(km(マイル))
c=真空中の光速(299,300km/秒(186,000マイル/秒))
k=スカラ定数の1.1
例えば、光は、約0.1344秒で真空を通って40,000km(25,000マイル)を伝わることができる。したがって、この40,000km(25,000マイル)の伝搬経路でデータを搬送する「低レイテンシ」の通信リンクは、約0.14784秒以下のうちに、このリンクでデータの少なくともいくらかの部分を通すことができる。
「高レイテンシ」は、一般に、光が真空中の所与の伝搬経路を伝わるのに要求される時間よりも10%長い時間を超える時間のことを言う。公式として表現されると、高レイテンシは、以下のように定義される。
Figure 2021501515
ただし、
d=距離(km(マイル))
c=真空中の光速(299,300km/秒(186,000マイル/秒))
k=スカラ定数の1.1
例えば、光は、約0.04301秒で真空を通って12,800km(8,000マイル)を伝わることができる。したがって、この送信経路でデータを搬送する「高レイテンシ」の通信リンクは、約0.04731秒以上のうちに、このリンクでデータの少なくともいくらかの部分を通すことができる。
ネットワークの「高」および「低」レイテンシは、データ帯域幅に依存していなくてもよい。いくつかの「高」レイテンシのネットワークは、「低」レイテンシのネットワークより高い、高伝送レートを有することがあるが、これは、常に当てはまらなくてもよい。いくつかの「低」レイテンシのネットワークは、「高」レイテンシのネットワークの帯域幅を超えるデータ帯域幅を有することもある。
「最大使用周波数(MUF:Maximum Usable Frequency)」は、一般に、空間波伝搬を使用して地球に戻される最大周波数のことを言う。
「メモリ」は、一般に、データまたは情報を保持するように構成された任意のストレージシステムまたはデバイスのことを言う。それぞれのメモリは、ほんの数例を挙げると、1つまたは複数のタイプのソリッドステートの電子メモリ、磁気メモリ、または、光メモリを含んでもよい。非限定的な例として、それぞれのメモリは、ソリッドステートの電子的なランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、(先入れ先出し(FIFO:First−In,First−Out)の種類、もしくは、後入れ先出し(LIFO:Last−In−First−Out)の種類などの)シーケンシャルアクセスメモリ(SAM:Sequentially Accessible Memory)、プログラマブルリードオンリメモリ(PROM:Programmable Read Only Memory)、電子的プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM:Electronically Programmable Read Only Memory)、もしくは電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、(DVDもしくはCD
ROMなどの)光ディスクメモリ、磁気的に符号化されたハードディスク、フロッピディスク、テープ、もしくはカートリッジ媒体、または、これらのメモリタイプのいずれかの組合せを含んでもよい。また、それぞれのメモリは、揮発性、不揮発性、または、揮発性と不揮発性の複合的組合せの種類であってもよい。
「メタデータ」は、一般に、他のデータについての情報を記述する、または与える任意の情報のことを言う。メタデータは、データ信号の送信時の電離圏の状態、搬送波周波数、送信時刻、または、データ信号について収集されることがある他の任意の所望の情報を含んでもよい。
「モジュレータ」は、一般に、波形、または、波形に含まれる情報が送信されるのを可能にする別のタイプの搬送波、を用意またはエンコードする任意のデバイスのことを言う。モジュレータは、アナログ情報またはデジタル情報についての送信を可能にするために使用されてもよい。
「非空間波伝搬」は、一般に、電離圏から電磁波を反射することによって情報が送信されない、有線および/または無線の全ての形式の送信のことを言う。
「最適使用周波数」は、一般に、空間波伝搬を介して最も安定した通信経路をもたらす周波数のことを言う。この周波数は、電離圏の条件および時刻などの多くの因子に依存して時間と共に変化する可能性がある。電離圏のF2層を使用する送信に関して、使用周波数は、一般に、MUFのおよそ85%であり、E層に関して、最適使用周波数は、一般に、MUFの近くになる。
「光ファイバ」は、一般に、電磁エネルギーが管の長い軸を渡るように伝わる実質的に透明な媒体を含む細長い管を有する電磁導波路のことを言う。電磁放射は、電磁放射が管を渡るとき電磁放射の全内部反射によって管の内部に維持されてもよい。全内部反射は、一般に、コアよりも低い屈折率を有する第2の実質的に透明な被覆材によって取り囲まれた実質的に透明なコア含む光ファイバを使用して達成される。
光ファイバは、一般に、導電性ではないが実質的に透明な誘電体を材料として作られる。このような材料は、シリカ、ふっ化物ガラス、りん酸塩ガラス、カルコゲナイドガラスなどの押出成型されたガラス、または、様々なタイプのプラスチック、もしくは他の適切な材料などの高分子材料の任意の組合せを含んでも含まなくてもよく、任意の適切な断面の形、長さまたは寸法で構成されてもよい。光ファイバを通じてうまく受け渡されることが可能である電磁エネルギーの例は、任意の適切な周波数の電磁エネルギーが使用されてもよいが、電磁スペクトルのうち、近赤外線、中赤外線、および可視光線の部分における電磁波を含む。
「帯域外データ」は、一般に、メインデータストリームが送信されるチャネルとは関係ないチャネルから収集されたデータのことを言う。帯域外データは、第三者による空間波伝搬によって送られたデータストリームであってもよく、または、メインデータ送信ストリームとは異なるチャネルに沿って送信する当事者によって送られたデータストリームであってもよい。収集されたデータは、例えばイオノゾンデからの電離圏データを含んでもよく、または、現在の電離圏の状態で、一定の周波数でデータを送信する実行可能性を判定するために収集され、分析される一般的なデータであってもよい。
「偏波」は、一般に、地球の表面に対する、放射された電磁エネルギー波の電場の向き(「E面」)のことを言い、放射するアンテナの物理的な構造および向きによって特定される。偏波は、アンテナの指向性とは別個に考えられる場合がある。したがって、単純な直線のワイヤアンテナは、実質的に垂直に取り付けられた場合、1つの偏波を、および、実質的に水平に取り付けられた場合、異なる偏波を有することがある。横波のように、電波の磁場は、電波の電場に対して直角であるが、慣習により、アンテナの「偏波」に関する話は、電場の方向について言うものと理解される。
反射は、一般に、偏波に影響を及ぼす。電波に関して、1つの重要な反射体は、波の偏波を変えることが可能である電離圏である。したがって、電離圏による反射を介して受信された信号(空間波)に関して、安定した偏波は期待できない。見通し内通信または地表波伝搬に関して、水平または垂直に偏波された送信は、一般に、受信する場所においてほぼ同じ偏波の状態のままである。送信機のアンテナの偏波に、受信アンテナの偏波を一致させることは、地表波または見通し線の伝搬において特に重要になることがあるが、空間波伝搬においては、それほど重要にはならないであろう。
アンテナの直線偏波は、一般に、このような方向が定義され得る場合、アンテナの電流の(受信する場所から見えるような)方向に沿う。例えば、垂直のホイップアンテナ、または垂直に向けられたWiFiアンテナは、垂直偏波で送信し、受信する。ほとんどのルーフトップTVアンテナなどの水平素子を有するアンテナは、(TV放送が、水平偏波を普段使用するので)一般に、水平に偏波される。水平なダイポールアンテナの配列など、アンテナシステムが垂直に向いている場合でさえ、偏波は、電流の流れに対応して水平方向になる。
偏波は、電波が動く方向に対して垂直の想像上の面に投影された、時間に伴うE面の向きの和である。最も一般的な場合、偏波は、長円形であり、電波の偏波が時間と共に変化することを意味する。2つの特別な場合は、上記で論じてきたような、(長円が1つの線につぶれる)直線偏波、および(長円の2つの軸が等しい)円偏波である。直線偏波では、電波の電場は、1つの方向に沿って前後に振動し、これは、アンテナの取付け方によって影響を受ける可能性があるが、普段、所望の方向は、水平または垂直の偏波である。円偏波では、電波の電場(および磁場)は、伝搬の軸のまわりを円形に無線周波数で回転する。
「プライベートデータ」は、一般に、一般大衆には利用できない発生源から収集された電離圏データのことを言う。プライベートデータは、データ送信を行っている当事者によって収集された履歴上のもしくは現在の電離圏データであってもよく、または、データ送信を行っている当事者によって第三者から購入された電離圏データであってもよい。また、プライベートデータは、一定の送信周波数の実行可能性を示すことができる歪みなどの送信プロパティについて収集され、分析されてもよい空間波伝搬によって送られた高周波データ送信であってもよい。
「プロセッサ」は、一般に、出力を生成するために入力を処理するように構成またはプログラムされた単一のユニットとして動作するように構成された1つまたは複数の電子的な構成要素のことを言う。あるいは、複数の構成要素の形式の場合、プロセッサは、他の構成要素に対して遠く離れて設置された1つまたは複数の構成要素を有することがある。それぞれのプロセッサの1つまたは複数の構成要素は、デジタル回路、アナログ回路、または両方を定義する電子的な多様性のものであってもよい。1つの例では、それぞれのプロセッサは、2200 Mission College Boulevard、Santa Clara、Calif. 95052、USAの INTEL Corporationによって供給された、1つまたは複数のPENTIUM、i3、i5、またはi7プロセッサなどの、従来型の集積回路のマイクロプロセッサ装置のものである。
プロセッサの別の例は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application−Specific Integrated Circuit)である。ASICは、特有のタスクまたは機能を実施するためにコンピュータを制御する特有の一連の論理演算を実施するようにカスタマイズされた集積回路(IC)である。ASICは、汎用的な使用のために構成されたプロセッサではなく専用コンピュータのためのプロセッサの例である。特定用途向け集積回路は、一般に、他の機能を実施するために再プログラム可能ではないが、製造されたときに1度プログラムされてもよい。
別の例では、プロセッサは、「フィールドプログラマブル」タイプのものであってよい。このようなプロセッサは、製造後に様々な特化されたまたは一般的な機能を実施するために「現場で」何度もプログラムされてよい。フィールドプログラマブルプロセッサは、プロセッサ内の集積回路の中のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)含んでもよい。FPGAは、FPGA内の不揮発性メモリセルに保持され得る特有の一連の指示を実施するためにプログラムされてもよい。FPGAは、ハードウェア記述言語(HDL:hardware description language)を使用して顧客または設計者によって構成されてもよい。FPGAは、コマンドまたは動作指示の新しいセットを実装するようにFPGAを再構成するために、別のコンピュータを使用して再プログラムされてもよい。このような動作は、プロセッサ回路に対するファームウェアアップグレードなどの任意の適切な手段で実行されてもよい。
コンピュータの概念が、単一の場所における単一の物理的デバイスに限定されないのと同じように、「プロセッサ」の概念もまた、単一の物理的なロジック回路または回路のパッケージに限定されないが、非常に多くの物理的な場所における複数のコンピュータの内部または全域にわたって含まれる可能性がある1つまたは複数のこのような回路または回路のパッケージを含む。仮想コンピューティング環境において、未知数の物理的なプロセッサは、能動的にデータを処理していてもよく、未知数は、同様に時間と共に自動的に変化してもよい。
「プロセッサ」の概念は、閾値の比較、ルールの比較、計算を行うように、または論理的な結果(例えば、「真」または「偽」)を生じるデータにルールを適用する論理演算を実施するように構成またはプログラムされたデバイスを含む。アクティビティを処理することは、別個のサーバ上の、別個のプロセッサを有する単一のサーバ内の複数のプロセッサ上の、または、別個のコンピューティングデバイス内の互いに物理的に遠く離れた複数のプロセッサ上の複数の単一のプロセッサにおいて発生してもよい。
「パブリックデータ」は、一般に、公衆、または任意の関心のある当事者が自由に利用できる電離圏データのことを言う。パブリックデータは、電離圏データを収集し、配布する、NASA、海洋大気局(NOAA)、または他の任意の公共団体などの政府機関によって収集され、利用できるようにされたイオノゾンデデータであってもよい。パブリックデータは、履歴データまたはリアルタイムデータであってもよい。パブリックデータは、一定の送信周波数の実行可能性を示すことができる歪みなどの送信プロパティについて収集され、分析されてもよい空間波伝搬によって送られた高周波データ送信であってもよい。
「電波」は、一般に、3kHzから300GHzまでの範囲を占める周波数における電磁放射のことを言う。
「電波地平線」は、一般に、アンテナからの直射の放射線が、地表に接線する地点の位置のことを言う。電波地平線は、以下の方程式によって見積もられる場合がある。
Figure 2021501515
ただし、
d=電波地平線(km(マイル))
=送信アンテナ高(m(フィート))
=受信アンテナ高(m(フィート))
「遠く離れた」は、一般に、任意の物理的な、論理的な、または、2つのものの間の他の分離のことを言う。分離は、何千または何百万マイルもしくはキロメートルなど、比較的大きくても、または、ナノメートルまたは数百万分の1インチなど、小さくてもよい。また、互いから「遠く離れた」2つのものは、論理的または物理的に、一緒に結合または接続されてもよい。
「受信する」は、一般に、伝送された、通信された、伝えられた、中継された、発信された、または、転送された何かを受け入れることを言う。または、この概念は、リッスンする、または、何かが送信エンティティから到着するのを待つ行為を含んでも含まなくてもよい。例えば、送信は、誰が、または、何が送信したかについて知らずに受信されてもよい。同様に、送信は、誰が、または、何が受信しているかについて知った状態で、または知らない状態で送られてもよい。「受信する」ことは、電磁スペクトル内の任意の適切な周波数で電磁エネルギーを捕える、または、取得する行為を含んでもよいが、これらに限定されない。受信することは、電磁放射を検知することによって発生してもよい。電磁放射を検知することは、ワイヤまたは光ファイバなどの媒体を通じて、または、そこから移動するエネルギー波を検出することを内包してもよい。受信することは、信号、データグラム、パケット、等などの様々なタイプのアナログまたはバイナリデータを定義し得るデジタル信号を受信すること含む。
「受信局」は、一般に、受信デバイス、または、電磁エネルギーを受信するように構成された複数のデバイスを有する場所または設備のことを言う。受信局は、特定の送信エンティティから、または、送信エンティティが、送信を受信するのに先立って識別できるかどうかに関わらず、任意の送信エンティティから、受信するように構成されてもよい。
「反射点」は、一般に、電波が、さらに大気中を進むのではなく、地表に戻り始めるように、電離圏によって電波が屈折させられる電離圏内の位置のことを言う。
「リピータ」は、一般に、信号を受信し、信号を再送信する電子デバイスのことを言う。リピータは、典型的には、常にというわけではないが、信号が、より長い距離をカバーすること、または障害物の他方の側で受信されることが可能になるように、送信を伸ばすために使用される。いくつかのタイプのリピータでは、同一の信号が再送信されるが、他の変形形態では、異なる信号が再送信されることが可能である。例えば、異なる信号は、1つまたは複数の異なる周波数、ボーレート、および/またはフォーマットで再送信されることが可能である。信号は、電磁波を単に反射し、および/または屈折させるだけの受動的なリピータの形であることが可能である。別の変形形態では、このリピータは、信号を受信、処理、および再送信する能動的なリピータであることが可能である。リピータは、アナログ信号を再送信するアナログリピータ、および/または、バイナリデジタル信号を再送信するデジタルリピータを含むことができる。
「センサ」は、一般に、物理プロパティを検出または測定する任意のデバイスのことを言う。測定される物理プロパティは、大気条件であってもよいが、これが必要とされるわけではない。例えば、センサは、電離圏の高さなどの大気条件を測定することができる。また、センサは、温度、風速、稲妻、または、いくつかの他の気象関連パラメータのいずれかに関するデータを収集してもよい。センサは、単一の物理プロパティの測定に限定されてもよく、または、いくつかの異なる物理プロパティを測定することができてもよい。
「サービスプロバイダ」は、一般に、通信システムを運用する任意の個人または企業体のことを言う。サービスプロバイダは、通信システムでデータを送るためのインフラストラクチャを提供してもよく、また、通信システムを使用してデータを送受信するために必要な通信機器を運用してもよい。
「信号」は、一般に、情報および/または指示が送信されることが可能な検出可能な物理量および/またはインパルスのことを言う。信号を判定するために測定される物理プロパティは、例えば、ほんの数例を挙げれば、音、光、および/または電磁放射を含むことができる。例えば、電圧および/または電流は、ワイヤによって送信された電気信号を判定するために測定されることが可能であり、電磁場の振幅、周波数、位相、強さ、および/または強度の変化は、また、ワイヤレスで信号を送るため、および検出するために使用されることが可能である。
「跳躍距離」は、一般に、送信機から、空間波伝搬からの波が地球に戻されることが可能である場所までの最短距離のことを言う。別の言い方をすれば、跳躍距離は、空間波伝搬に対する臨界角において発生する最短距離である。
「跳躍帯」または「静穏帯」は、一般に、地表波伝搬からの地表波が完全に散逸される場所と、空間波伝搬を使用して最初の空間波が戻る場所との間のエリアのことを言う。跳躍帯では、所与の送信に対する信号が受信されることは可能ではない。
「衛星通信」または「衛星伝搬」は、一般に、1つまたは複数の電磁気的な信号を衛星に送信することを言い、衛星は、また、別の衛星または基地局に信号を反射および/または再送信する。
「サイズ」は、一般に、何かの広がり、ものの全体的な寸法または規模、何かがどれほど大きいか、のことを言う。物理的なオブジェクトに関して、サイズは、大きいまたはより大きい、高いまたはより高い、低いまたはより低い、小さいまたはより小さい、等などの相対語を説明するために使用されてもよい。また、物理的なオブジェクトのサイズは、任意の適切な単位で表現された特有の幅、長さ、高さ、距離、容量、等などの固定された単位で与えられてもよい。
データ転送に関して、サイズは、論理的または物理的な単位として、操作され、アドレス指定され、送信され、受信され、または、処理されたデータの相対的なまたは固定された量を示唆するために使用されてもよい。サイズは、データコレクション、データセット、データファイル、または、他のこのような論理的な単位においてデータの量と併用して使用されてもよい。例えば、データコレクションまたはデータファイルは、35メガバイトの「サイズ」を有するものとして特徴付けられてもよく、または、通信リンクは、1秒あたり1000ビットの「サイズ」を持つデータ帯域幅を有するものとして特徴付けられてもよい。
「空間波伝搬(sky−wave propagation)」は、一般に、アンテナから放射された1つまたは複数の電磁波が、電離圏から屈折されて地表に戻る送信方法のことを言う。さらに、空間波伝搬は、対流圏散乱送信を含む。1つの形式では、跳躍方法が使用されてもよく、この中で、電離圏から屈折された波は、地表によって反射されて電離圏まで戻る。この跳躍は、1回以上発生することが可能である。
「空間波伝搬(space−wave propagation)」、または時として、「直接波伝搬」もしくは「見通し線伝搬」と呼ばれる伝搬は、一般に、送信方法のことを言い、その中で、1つまたは複数の電磁波は、一般に、互いに見えるアンテナ間で送信される。送信は、直接、および/または、地表が反射した空間波を介して発生することが可能である。一般に言えば、アンテナ高および地球の曲率は、空間波伝搬の送信距離に対する制限因子である。直接の見通し線に対する実際の電波地平線は、回折効果のために可視のまたは幾何学的な見通し線よりも大きくなり、すなわち、電波地平線は、幾何学的な見通し線より約4/5大きくなる。
「スペクトル拡散」は、一般に、複数の周波数で送信された信号の一部を送ることを含む送信方法のことを言う。複数の周波数で送信することは、様々な周波数で信号の一部を送ることによって同時に発生してもよい。この例では、受信機は、送信された信号を再び集めるために同時に全ての周波数に対してリッスンしなければならない。また、送信は、「ホッピング信号」によって複数の周波数で拡散されてもよい。信号ホッピングの状況は、第1の周波数で、ある期間信号を送信すること、第3の期間第3の周波数にスイッチする前に、第2の期間第2の周波数で信号を送信するためにスイッチすること、などを含む。受信機および送信機は、一緒に周波数をスイッチするために、同期されなければならない。「ホッピング」周波数のこの処理は、時間と共に(例えば、毎時に、24時間毎に、等)変わることがある周波数ホッピングパターンの中に実装されてもよい。
「成層圏」は、一般に、対流圏から、地球表面の上、約40km(25マイル)から約56km(35マイル)まで及ぶ地球の大気の層のことを言う。
「伝送レート」は、一般に、何かが、1つの物理的なまたは論理的な場所から別の場所へ動かされるレートのことを言う。通信リンクまたは通信ネットワークの場合、伝送レートは、リンクまたはネットワークでデータ伝送のレートとして特徴付けられてもよい。このような伝送レートは、「1秒あたりのビット」で表現されてもよく、データの伝送を行うために使用される所与のネットワークまたは通信リンクに対する最大データ帯域幅によって制限されることがある。
「送信周波数モデル」は、一般に、空間波伝搬を介した一貫した通信経路に沿ったデータ送信に適切な周波数を判定する方法のことを言う。送信周波数モデルは、リアルタイムでの送信に適切な周波数を判定するために使用されてもよく、ならびに/または、将来の適切な周波数、および、データ送信の周波数をスイッチするべきとき、を予測するために使用されてもよい。送信周波数モデルは、例えば、送信されたデータストリーム、環境データ、履歴データ、および、送信周波数を決定するための他の任意の所望のタイプのデータといった、様々なタイプのデータを入力として受け入れてもよい。いくつかの事例において、送信周波数モデルは、コンピュータプログラムであり、コンピュータメモリに格納され、コンピュータプロセッサを使用して動作可能であってもよい。
「伝送回線」は、一般に、一方の場所から別の場所に電磁エネルギーを搬送するように設計された、特化された物理的な構造または一連の構造のことを言い、普段、自由空間を通じて電磁エネルギーを放射しない。伝送回線は、電磁エネルギーが伝送回線内の構造を通過するときに被るレイテンシおよび電力損失を最小限に抑えながら、一方の場所から別の場所に電磁エネルギーを保持し、伝送するように動作する。
電波を通信する際に使用されることがある伝送回線の例は、ツインリード、同軸ケーブル、マイクロストリップ、ストリップライン、ツイストペア、星形カッド、レッヘル線、様々なタイプの導波路、または、単純な単線式回線を含む。光ファイバなどの他のタイプの伝送回線は、可視または不可視光線などの比較的高い周波数の電磁放射を搬送するために使用されることがある。
「送信経路」または「伝搬経路」は、一般に、宇宙を通過または媒質を通過する電磁エネルギーによって取られる経路のことを言う。これは、伝送回線を通る送信を含むことができる。この場合、送信経路は、伝送回線によって定義され、伝送回線を辿り、伝送回線内に収容され、伝送回線を通過し、または、一般に伝送回線を含む。送信または伝搬経路は、伝送回線によって定義される必要はない。伝搬または送信経路は、空間波、地表波、見通し線、または、他の形式の伝搬などにおける自由空間を通じて、または、大気を通じて移動する電磁エネルギーによって定義され得る。その場合、送信経路は、任意の経路として特徴付けられてもよく、その経路に沿って、電磁エネルギーは、送信機から受信機に移動するときに、通過し、あらゆる跳躍、はね返り、散乱、または、送信されたエネルギーの他の方向の変化を含む。
「送信局」は、一般に、送信するデバイス、または、電磁エネルギーを送信するように構成された複数のデバイスを有する場所または設備のことを言う。送信局は、特定の受信エンティティに、送信を受信するように構成された任意のエンティティに、または、その任意の組合せに送信するように構成されてもよい。
「送信する」は、一般に、何かが、伝送され、通信され、伝えられ、中継され、発信され、または、転送されることを引き起こすことを言う。この概念は、送信エンティティから受信エンティティに何かを伝える行為を含んでも含まなくてもよい。例えば、送信は、誰がまたは何が送信したかについて知らずに受信されてもよい。同様に、送信は、誰がまたは何が受信するかについて知っている状態で、または、知らずに送られてもよい。「送信する」ことは、電磁スペクトル内の任意の適切な周波数で電磁エネルギーを送ること、または、ブロードキャストする行為を含んでもよいが、これらに限定されない。送信は、データグラム、パケット、等などの様々なタイプのバイナリデータを定義し得るデジタル信号を含んでもよい。また、送信は、アナログ信号も含んでもよい。
「トリガデータ」は、一般に、実行する1つまたは複数のコマンドを識別するトリガ情報を含むデータのことを言う。トリガデータおよびコマンドデータは、単一の送信の中で一緒に発生してもよく、または、単一または複数の通信リンクに沿って別個に送信されてもよい。
「対流圏」は、一般に、地球の大気の最も低い部分のことを言う。対流圏は、中緯度地方では地球の表面の上、約17.7km(11マイル)に、熱帯地方では、19.3km(12マイル)まで、および、両極では、冬期に約6.9km(4.3マイル)に及ぶ。
「対流圏散乱送信」は、一般に、電波などの1つまたは複数の電磁波が対流圏に向けられる空間波伝搬の形式のことを言う。その原因について確かではないが、少量の波のエネルギーは、受信アンテナの方に進んで散乱される。極度の減衰問題のために、ダイバーシティ受信技法(例えば、宇宙、周波数、および/または、角度ダイバーシティ)が、典型的には、使用される。
「無人航空機(UAV)」または「無人機」は、一般に、人間のパイロットが乗らない航空機のことを言う。UAVは、地上にあるコントローラを介して人間によって運用されてもよく、および/または、オンボードコンピュータを使用して自律的に運用されることが可能である。UAVは、人間またはコンピュータが支援する制御がなくても運用することができ、風速および風向などの環境因子によって導かれてもよい。無人機は、動力を備えても、備えなくてもよい。UAVは、燃料による動力を備える燃焼型エンジン(例えばタービン)を含んでもよく、ならびに/または、太陽電池および/もしくはバッテリによる動力を備える電気モータなどの代替動力源を使用してもよい。非限定的な例として、UAVは、気球、飛行船、小型飛行船、飛行機、ヘリコプタ、クワッドコプタ、グライダ、および/または他のタイプの航空機を含むことができる。
「導波路」は、一般に、電磁スペクトルに沿って任意の周波数で発生する電磁波などの波を導くように構成された伝送回線のことを言う。例は、極低周波からミリ波まで電磁スペクトルに沿って分布する比較的低い周波数の電磁放射を伝送するように構成された導電性または絶縁性の材料の任意の装置を含む。他の具体例は、高い周波数の光を導く光ファイバ、または、高い周波数の電波、特にマイクロ波を搬送するために使用される中空の導電性金属パイプを含む。
説明、および/または、特許請求の範囲に使用されるような、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、「前記(the)」、等は、別の方法で明確に論じられない限り複数形を含むことに留意されたい。例えば、明細書、および/または、請求項が、「1つのデバイス」または「前記デバイス」に言及する場合、1つまたは複数のこのようなデバイスを含む。
「上」、「下」、「頂部」、「底部」、「前方」、「後方」、「水平」、「縦方向」、「放射状」、「円周方向」、他などの方向を示す用語は、例示の実施形態を読者が理解するのに役立つように、単に読者の利便性のために本明細書で使用され、何らかの方法におけるこれらの方向を示す用語の使用は、説明され、図示され、および/または、特許請求された、特有の方向および/または向きに対する特性を制限するものではないということに留意されたい。
本発明は、図面および前述の説明において詳細に示され、説明されてきたが、同様のことが、例示的であり、特徴を制限するものではないとみなされるべきであり、好ましい実施形態のみが示され、説明されてきたこと、および、以下の請求項によって定義された、本発明の精神の範囲内になる、全ての変更、均等物、および変更形態は、保護されることが望まれるということが理解される。それぞれの個別の公報、特許、または特許出願が、具体的および個別に、参照によって援用され、本明細書に全体として記載されたことを、あたかも示唆されたかのように、本明細書に引用された全ての公報、特許、および、特許出願は、参照によって本明細書に援用される。

Claims (20)

  1. エンコードされたデータ信号を空間波伝搬によって送信するように構成された送信機と、
    前記送信機によって送信された前記エンコードされたデータ信号を受信し、復号されたデータ信号を生み出すために前記受信されたエンコードされたデータ信号を復号するように構成された受信機と、
    前記エンコードされたデータ信号に対応するメタデータであって、前記受信機において収集された、メタデータと、
    前記送信機と前記受信機との間の前記データ信号の前記送信を動作させる、サービスプロバイダと、
    前記送信機と前記受信機との間で送信されることになる前記データ信号を前記サービスプロバイダに提供する、クライアントと
    を備え、
    前記サービスプロバイダが、前記受信機において復号された前記データ信号と、前記メタデータの両方を前記クライアントに提供する
    システム。
  2. 前記サービスプロバイダが、前記復号されたデータ信号が許可されるか、拒絶されるかを示す、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記メタデータが、前記エンコードされたデータ信号の送信中の環境条件(environmental conditions)に関する情報を含む、請求項1または2のいずれかに記載のシステム。
  4. 前記環境条件が、電離圏(ionospheric)の状態を含む、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記クライアントが、前記復号されたデータ信号、および前記メタデータを使用して、前記復号されたデータ信号が正確に復号されたかどうかを判定する、請求項1から4のいずれかに記載のシステム。
  6. 前記送信機と前記受信機との間の有線データ送信経路
    をさらに備え、
    前記エンコードされたデータ信号のコピーが、前記有線データ送信経路によって前記送信機から前記受信機に送信される、
    請求項1から5のいずれかに記載のシステム。
  7. 前記有線データ送信経路が、光ファイバケーブルである、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記メタデータが、前記復号されたデータ信号の精度(accuracy)についての前記サービスプロバイダの信頼度(confidence)を含む、請求項1から7のいずれかに記載のシステム。
  9. 前記メタデータが、前記受信されたエンコードされたデータ信号を復号するために前記サービスプロバイダによって使用される方法を含む、請求項1から8のいずれかに記載のシステム。
  10. 前記メタデータが、前記エンコードされたデータ信号の搬送波周波数を含む、請求項1から9のいずれかに記載のシステム。
  11. エンコードされたデータ信号を送信機から受信機に第1の通信経路で送信するステップであって、サービスプロバイダが、前記エンコードされたデータ信号をクライアントのために送信する、ステップと、
    前記受信機において前記データ信号が受信された後、前記送信されたデータ信号を復号するステップと、
    前記復号されたデータ信号を受け入れるべきか、拒絶するべきかを判定するステップであって、前記サービスプロバイダが、前記信号の精度に基づいて前記復号された信号を受け入れるべきか、拒絶するべきかを判定する、ステップと、
    前記復号されたデータ信号を前記クライアントに送信し、前記信号が受け入れられるか、拒絶されるかを示すステップと、
    前記エンコードされたデータ信号からのメタデータを前記クライアントに送信するステップと
    を含む、方法。
  12. 前記復号されたデータ信号を前記クライアントに前記送信するときに、前記信号が受け入れられるか、拒絶されるかを示すステップ
    をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記エンコードされたデータ信号のコピーを第2の通信経路によって送信するステップ
    をさらに含む、請求項10から12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記第2の通信経路が、光ファイバケーブルである、請求項13に記載の方法。
  15. 前記復号されたデータ信号が、正確に復号されたかどうかを判定するために、前記メタデータを入力として使用するステップ
    をさらに含む、請求項10から14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記メタデータが、前記エンコードされたデータ信号の送信中の環境条件に関する情報を含む、請求項10から15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記環境条件が、電離圏の状態を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記メタデータが、前記復号されたデータ信号の精度についての前記サービスプロバイダの信頼度を含む、請求項10から17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記メタデータが、前記受信されたエンコードされたデータ信号を復号するために前記サービスプロバイダによって使用される方法を含む、請求項10から18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記メタデータが、前記エンコードされたデータ信号の搬送波周波数を含む、請求項10から19のいずれかに記載の方法。
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