JP2021500088A - ブラシのための剛毛集合体を製造する方法および装置、ならびに剛毛製造機 - Google Patents

ブラシのための剛毛集合体を製造する方法および装置、ならびに剛毛製造機 Download PDF

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Abstract

本発明は、ブラシのための剛毛集合体の製造の技術分野における改善に関する。そのために特に、剛毛集合体保持プレート(2)の束収容部(3)に少なくとも2つの異なったホッパプレート(4,5)を用いて剛毛束が充填される、剛毛集合体を製造する方法が提案される。

Description

本発明は、ブラシのため、特に歯ブラシのための、複数の剛毛束を含む剛毛集合体を製造する方法であって、このとき剛毛集合体保持プレートの束収容部に剛毛束を充填する方法に関する。
さらに本発明は、ブラシのため、特に歯ブラシのための、剛毛束から成る剛毛集合体を製造する装置であって、このとき束収容部を備えた少なくとも1つの剛毛集合体保持プレートを有している装置、ならびにこのような装置を備えたブラシ製造機にも関する。
このような方法、装置およびブラシ製造機は、実地において種々様々な実施形態で既に公知である。このような装置の孔付プレートにおける束収容部は、通常、剛毛束のように製造すべき剛毛集合体に配置されている。このような装置の剛毛集合体保持プレートの束収容部に剛毛束を充填することによって、複数の剛毛束を含む剛毛集合体を生ぜしめることができる。
剛毛集合体保持プレートの束収容部への充填後に、剛毛集合体保持プレートは、このようにして生ぜしめられた、剛毛束から成る剛毛集合体と一緒に、さらなる加工ステップに供給することができる。このとき剛毛束の背側の端部は、例えばプラスチックによって周囲を射出成形され、かつこのときブラシ本体に結合されることができる。
製造すべき剛毛集合体の剛毛束は、しばしば、円形とは異なる横断面形状を有している。変形のために、まず通常円形の横断面を有する剛毛束は、剛毛集合体保持プレートへのその移送前に、いわゆるホッパプレートに引き渡される。ホッパプレートは、ホッパ収容部を有しており、これらのホッパ収容部は、剛毛束の、生ぜしめるべき横断面形状に相応に成形された内側横断面を有することができる。さらに、相応に構成されたホッパプレートを用いて、個々の剛毛束を比較的大きな剛毛束にまとめることもできる。
剛毛束を比較的容易にホッパ収容部に導入し、かつ場合によってはこのとき所望のように変形させることができるようにするために、このようなホッパプレートのホッパ収容部は、可能な限り大まかな導入斜面または導入ホッパを有している。
比較的多数の剛毛束を備えた、特に大きな剛毛束を備えた、または高い剛毛束密度をも備えた剛毛集合体を生ぜしめることが望まれている場合には、従来公知の方法および装置によっては問題の生じることがある。剛毛集合体における高い剛毛束密度では、比較的多数の個々の剛毛束が、狭い空間にまとめられている。したがって剛毛束は、高い剛毛束密度を有する剛毛集合体において、互いに緊密に隣り合って位置している。特に、要求の多い横断面幾何学形状を有する剛毛束では、つまり円形とは大きく異なる横断面幾何学形状を有する剛毛束では、可能な限り大きな導入ホッパが、方法を成功裏に実施するための決定的な意味を有することがある。
まさに、製造すべき剛毛集合体が高い剛毛束密度を有している場合には、しかしながらホッパプレートのホッパ収容部内への導入ホッパは、スペース上の理由から、比較的僅かな大きさしか有することが許されず、この比較的僅かな大きさは、大きくまたは複雑に構成されねばならない剛毛束の供給および変形のために、しはしば不十分である。
ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の方法、装置およびブラシ製造機を改良して、上に述べたような欠点を排除しかつ剛毛集合体の製造を簡単にする、方法、装置およびブラシ製造機を提供することである。
この課題を解決するために、相応に構成された独立請求項の手段および特徴を有する、冒頭に述べた形式の方法が提案される。特に冒頭に述べた形式の方法では、課題を解決するために、剛毛束は、剛毛集合体保持プレートの束収容部に、少なくとも間接的に、導入ホッパを有するホッパ収容部を介して供給され、該ホッパ収容部は、ホッパ収容部の少なくとも2つの配列に分割されていて、少なくとも2つの配列におけるホッパ収容部の集中度がそれぞれ、剛毛集合体保持プレートにおける束収容部の集中度よりも低くなっていることが提案される。これによって剛毛集合体保持プレートの束収容部には、ホッパ収容部の少なくとも2つの異なった配列から、少なくとも間接的に、剛毛束が充填される。このようにして全体として必要なホッパ収容部を、少なくとも2つの配列に分割することができる。このことは結果的に、少なくとも2つの配列のそれぞれにおいて、それぞれより大きなスペースを個々のホッパ収容部のために、かつまたその導入ホッパのためにも提供することになる。このようにして導入ホッパを、従来の大きさに比べてより大きくすることができる。
ホッパ収容部の少なくとも2つの配列において、剛毛束のそれぞれ1つの束群、および/または剛毛束から成るそれぞれ1つの剛毛部分集合体を形成することができる。このようにして生ぜしめられた束群または剛毛部分集合体は、次いで少なくとも間接的に相前後して、剛毛集合体保持プレートの束収容部に引き渡すことができる。確かに、1つの剛毛集合体保持プレートのすべての束収容部を同時に充填することは、もはや不可能であるが、しかしながらこのようにして、少なくとも2つの配列におけるホッパ収容部の集中度を大きく減じることができ、ホッパ収容部の導入ホッパを、剛毛束の快適な供給のために十分な大きさにかつ拡げて構成することができるようになる。これによって、多数の個々の、かつ/または比較的太い剛毛フィラメントから成ることがある特に大きな剛毛束の導入および変形が容易になる。
少なくとも2つの配列のホッパ収容部の出口開口は、少なくとも2つの配列において異なった孔パターンを形成する、または生ぜしめることができる。これにより剛毛集合体保持プレートの束収容部の第1のグループに、ホッパ収容部の少なくとも2つ配列の1つの配列から、剛毛束を充填することができ、その後で束収容部の第2のグループに、ホッパ収容部の少なくとも2つ配列の第2の配列から、剛毛束が充填される。このことは、剛毛集合体保持プレートのすべての束収容部に剛毛束が充填されるまで長く行うことができる。
ホッパ収容部が、ホッパ収容部の1つの配列内において互いに平行な長手方向軸線を有していると、剛毛束を変向なしに、ゆえに特に簡単にホッパ収容部に導入することができる。
少なくとも2つホッパプレートにおけるホッパ収容部の出口開口によって形成された孔パターンが、剛毛集合体保持プレートにおける束収容部の入口開口によって形成された全孔パターンに関連して相補的であると、特に好適なことがある。このようにすると、少なくとも2つのホッパプレートを用いて、剛毛集合体保持プレートのすべての束収容部に、複数の充填ステップにおいて充填することができ、これらの充填ステップの数は、ホッパ収容部の少なくとも2つの配列の数に相当している。さらに、剛毛集合体保持プレートのすべての束収容部に、少なくとも2つの配列から剛毛束を充填することが可能である。このようにすると、剛毛束を、ホッパ収容部の少なくとも2つの配列の出口開口から剛毛集合体保持プレートの束収容部に引き渡すことができ、少なくとも2つの配列の出口開口は、剛毛集合体保持プレートにおける全孔パターンに関連して、互いに相補的な孔パターンを形成する、または生ぜしめる。
しかしながらまた、剛毛束を、剛毛集合体保持プレートの束収容部へのその移送前に、まずさらに圧縮することも可能である。そのために剛毛束は、少なくとも2つの配列のホッパ収容部の出口開口から、まず圧縮収容部に引き渡すことができる。その後で圧縮収容部から剛毛束を、相応に圧縮して、剛毛集合体保持プレートの束収容部に引き渡すことができる。
方法の1実施形態では、少なくとも2つの配列において、製造すべき剛毛集合体に関連して互いに相補的な、剛毛束から成る剛毛部分集合体を形成することができる。次いで、互いに相補的な少なくとも2つの剛毛部分集合体は、好ましくは相前後して、剛毛集合体保持プレートにおいて製造すべき剛毛集合体にまとめることができる。このとき両剛毛部分集合体の剛毛束は、上に述べた圧縮収容部において、まずさらに圧縮され、かつ次いで剛毛集合体保持プレートの束収容部に供給されることができる。
剛毛束は、正圧および/または負圧を用いて、好ましくは圧縮空気を用いて、少なくとも2つの配列のホッパ収容部内に装入することができる。特に、しかしながらホッパ収容部において、かつ剛毛集合体保持プレートの、下流に配置された束収容部においても、剛毛束の大きな圧縮が望まれている場合には、剛毛束を1つのスライド装置を用いて、またはそれぞれ1つのスライド装置を用いて、少なくとも2つの配列のホッパ収容部内に装入することが好適なことがある。少なくとも2つの配列が有することができる異なった孔パターンに基づいて、少なくとも2つの配列のそれぞれには、特に好ましくは、それぞれ1つの固有の、合わせられた構成を有するスライド装置が対応配置されていてよい。
1つのスライド装置または複数のスライド装置は、例えばスライドピンユニットを有することができ、これらのスライドピンユニットは、配列の孔パターンに相応して取り付けられた複数のスライドピンを含んでいる。このとき1つのスライドピンユニットのスライドピンは、スライドピンユニットに対応配置された配列のホッパ収容部内に位置している剛毛束を、スライドピンを用いてホッパ収容部から押し出すことができ、かつ例えば剛毛集合体保持プレートの、ホッパ収容部に対応配置された束収容部に、または場合によっては間に配置された圧縮収容部にも引き渡すことができるように配置されていてよい。
ここで付言しておくと、上に述べたことは、剛毛束のためのそれぞれのホッパ収容部または剛毛集合体保持プレートの束収容部における剛毛束の高い圧縮の代わりに、ホッパ収容部および下流に配置された束収容部の高い充填率に対しても言えることである。
剛毛束を、少なくとも2つの配列のホッパ収容部内への導入によって、製造すべき剛毛集合体における所望の横断面形状へとまたは該横断面形状に相応して、輪郭形成することができる。すなわち剛毛束の横断面幾何学形状を、ホッパ収容部内への剛毛束の導入によって変化させることができる。これに関連して、すべてのホッパ収容部が導入ホッパを備えていると特に好適なことがある。
剛毛束の横断面形状を変化させるように構成されたホッパプレートは、輪郭プレートとも呼ぶことができる。
課題を解決するために、冒頭に述べた形式の装置において、このような装置を対象とする独立請求項の手段および特徴を備えた装置も提案される。特に冒頭に述べた形式の、剛毛集合体製造する装置では、装置は、ホッパ収容部の少なくとも2つの配列を有しており、該配列において、ホッパ収容部のそれぞれの集中度が、剛毛集合体保持プレートにおける束収容部の集中度よりも低く、かつ配列から、少なくとも1つの剛毛集合体保持プレートの束収容部に、少なくとも間接的に、剛毛束が充填可能であることが提案される。本発明に係る装置では、剛毛集合体保持プレートの束収容部に剛毛束を充填するために全体として必要なホッパ収容部を、つまりホッパ収容部の、少なくとも2つの、特に異なった配列に分割することができる。ホッパ収容部のこれらの配列は、図形と呼ぶこともできる。さらに、ホッパ収容部の配列が互いに異なっていることも可能である。
装置は、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法を実施するのに好適に構成されていてよい。
少なくとも2つの配列は、1つの共通のホッパプレートに形成されていてよい。しかしながらまた、少なくとも2つの配列のそれぞれが、それぞれ1つの固有のホッパプレートに形成されていることも考えることができ、かつ提案されている。このように構成されていると、装置は、ホッパ収容部の配列の数と同じ数のホッパプレートを有することになる。
配列毎に1つのホッパプレートを使用する場合には、さらに、このとき少なくとも2つのホッパプレートのそれぞれのホッパプレートの底面が、剛毛集合体保持プレートの底面と同じ大きさであることが提案されていてよい。1つの配列のホッパ収容部の導入ホッパは、互いにオーバラップしない。それにもかかわらず、全体として設けられているホッパ収容部の導入ホッパは、導入ホッパのイメージ(Abbildung)が、充填されねばならない剛毛集合体保持プレートにおける導入ホッパの仮想の重ね合わせ時に、互いにオーバラップするような大きさを有することができる。これによって少なくとも2つの配列におけるそれぞれの導入ホッパのために、剛毛集合体保持プレートにおける束収容部の集中度と同じ大きさの、ホッパ収容部の集中度を有する、すべてのホッパ収容部を備えた1つの配列の場合におけるよりも大きなスペースを使用することができる。このことには、多数の剛毛フィラメントを備えた大きな剛毛束をも、このとき用いられる比較的大きな導入ホッパを通して、少なくとも2つの配列のホッパ収容部内に、比較的簡単に装入することができるという効果がある。
ホッパ収容部の低い集中度を配列毎に得るために、かつそれにもかかわらず剛毛集合体保持プレートのすべての束収容部に少なくとも間接的に充填できるようにするために、少なくとも2つの配列は、異なった孔パターンを形成する、または生ぜしめるホッパ収容部から成る出口開口を有することができる。
剛毛集合体保持プレートのすべての束収容部に、剛毛集合体を製造するために剛毛束を充填するために、少なくとも2つの配列におけるホッパ収容部の出口開口によって形成される、または形成されている孔パターンは、剛毛集合体保持プレートにおける束収容部の入口開口によって形成されている、または形成される全孔パターンに関連して、互いに相補的であることができる。さらにホッパ収容部の1つの配列内におけるホッパ収容部は、互いに平行な長手方向軸線を有していることができる。このことは特に、特に複雑な剛毛集合体幾何学形状を装置によって製造することが望まれている場合に、必要であり、かつ/または有利なことがあり、特別に複雑な剛毛集合体幾何学形状は、場合によっては、円形横断面とは強く異なる横断面形状を有する剛毛束をも含む。互いに平行な長手方向軸線を有するホッパ収容部内へのおよびこのようなホッパ収容部からの剛毛束の供給を、つまり比較的簡単にすることができる。
これに関連して、少なくとも2つの配列のホッパ収容部の数が、剛毛集合体保持プレートの充填すべき束収容部の総数と同じであると、特に好適なことがある。
特に、束収容部への入口開口によって形成された全孔パターンに関連して互いに相補的である孔パターンでは、剛毛集合体保持プレート上における、少なくとも2つの配列の、出口開口によって形成された孔パターンの重ね合わせが、剛毛集合体保持プレートにおける束収容部の入口開口によって形成された全孔パターンに相当していることができる。このようになっていると、剛毛集合体保持プレートに、少なくとも2つの配列のうちの1つの配列から剛毛束を同時に引き渡すことを、容易にすることができ、このとき剛毛集合体保持プレートにおける配列の後調整位置決めは不要である。さらにこのようにして、剛毛集合体保持プレートのすべての束収容部に、ホッパ収容部の少なくとも2つの配列から剛毛束を充填することができる。
さらにホッパ収容部の少なくとも2つの配列は、剛毛集合体保持プレート上における、ホッパ収容部の長手方向軸線によって形成された図形の仮想の重ね合わせが、束収容部の長手方向軸線によって形成された全図形に相当するように、構成されていてよい。ここで言う図形および全図形は、少なくとも2つの配列の横断平面とのホッパ収容部の長手方向軸線の交点と、剛毛集合体保持プレートの横断平面との束収容部の長手方向軸線の交点とから成っている、点図形であってよい。
それぞれの束収容部に、かつ/または剛毛集合体保持プレートの1つの束収容部内へのそれぞれの入口開口に、ホッパ収容部の少なくとも2つの配列の出口開口のうちの1つの出口加工が、正確に対応配置されていてよい。このとき互いに対応配置された、ホッパ収容部からの出口開口と剛毛集合体保持プレートの束収容部の入口開口とは、等しい横断面形状を有していることができる。このようになっていると、ホッパ収容部から剛毛集合体保持プレートの束収容部内への剛毛束の引渡しを、可能な限り簡単に行うことができる。
特に、剛毛束が、ホッパ収容部の配列から剛毛集合体保持プレートの束収容部に直接引き渡されない場合には、互いに対応配置された、ホッパ収容部からの出口開口と束収容部の入口開口との寸法は、等しい横断面形状においても異なっていることができる。
少なくとも2つの配列のうちの1つの配列の1つの孔パターンに、ホッパ収容部の出口開口だけがまとめられており、該出口開口を通して、剛毛集合体保持プレートにおいて直接隣接していない束収容部に剛毛束が充填可能であるような構成では、ホッパ収容部の少なくとも2つの配列において、導入ホッパのために特に大きなスペースを設けることができる。このようになっていると、出口開口およびホッパ収容部は、互いの間に十分に大きな間隔を維持することができ、これによってホッパ収容部内への導入ホッパを、十分に大きく構成することができる。
ここで述べておくと、ホッパ収容部の長手方向軸線と束収容部の長手方向軸線とは、少なくとも、剛毛集合体保持プレートにおける、ホッパ収容部の配列の移送位置において、互いに合同であってよい。さらに、ホッパ収容部の長手方向軸線は、ホッパ収容部の出口開口が配置されている平面に対して垂直に方向付けられていてよく、これに対して束収容部の長手方向軸線は、束収容部の入口開口が配置されている平面に対して垂直に方向付けられていてよい。
ホッパ収容部内に剛毛束を装入するために、装置は搬送装置を有することができる。この搬送装置は、少なくとも1つの圧力源および/または少なくとも1つの圧力降下部を、ガス流を生ぜしめるために、特に圧縮空気流を生ぜしめるために含むことができる。このガス流によって剛毛束は、正圧および/または負圧を用いて、好ましくは圧縮空気を用いて、少なくとも2つの配列のホッパ収容部内に装入することができる。
しかしながら内側横断面に基づいて、高い束圧縮を生ぜしめる、またはホッパ収容部内に装入された剛毛束の強い変形または輪郭形成を行う、このようなホッパ収容部では、剛毛束に作用する導入抵抗が、ガス流を用いた装入のために過度に大きくなることがある。場合によっては、比較的大きな導入抵抗をも克服できるようにするために、装置は、少なくとも1つのスライド装置を含んでいてよく、該スライド装置を用いて、剛毛束は、少なくとも2つの配列のホッパ収容部内に挿入可能であり、かつ/またはホッパ収容部から剛毛集合体保持プレートの束収容部内に移送可能である。少なくとも1つのスライド装置は、スライドピンユニットを含むことができ、これらのスライドピンユニットは、少なくとも2つの配列に、かつ該配列の孔パターンに合わせられている。しかしながらまた、それぞれの配列に、1つの固有のスライドピンユニットまたは固有のスライド装置が対応配置されていることも可能である。このことは特に、異なって構成を有していてかつ特に異なった孔パターンを有している、ホッパ収容部の配列において、有利なことがある。
特に好ましくは、剛毛集合体保持プレートは、装置の一部または構成要素であってよい。しかしながらまた、剛毛集合体保持プレートとして、束保持体を使用することも考えることができ、この束保持体は、それ自体が、製造すべきブラシの一部になり、つまり充填中にだけ、かつ場合によっては先行する加工ステップおよび/または後続の加工ステップ中に、装置に留まっている。好ましくは、ホッパ収容部の少なくとも2つの配列は、剛毛束の搬送方向において剛毛集合体保持プレートの上流に配置されている。
剛毛束を、剛毛集合体保持プレートの束収容部への移送前に所望の目標値にもたらすため、かつ/または後調整圧縮するために、装置は、圧縮収容部を有することができる。この圧縮収容部は、ホッパ収容部と同様に、相応の配列にまとめられていてよい。圧縮収容部内に、剛毛束は剛毛束圧縮のためにホッパ収容部から導入され、かつ次いで剛毛集合体保持プレートの束収容部内に達する。圧縮収容部は、好ましくは導入斜面を有している。これらの導入斜面は、圧縮収容部内への剛毛束の導入を容易にする。圧縮収容部は、ホッパ収容部の少なくとも2つの配列が、1つの共通のホッパプレートに配置されているかまたは複数のホッパプレートに配置されているのと同様に、1つの圧縮プレートに配置されていても、または少なくとも2つの圧縮プレートに分割されていてもよい。
課題を解決するために、請求項9から19までのいずれか1項記載の、剛毛集合体を製造する装置を有する、ブラシ製造機も提案される。
本発明は、ブラシのための剛毛集合体の製造の技術分野における改善に関与している。そのために、特に、1つの剛毛集合体保持プレートの束収容部に、ホッパ収容部の少なくとも2つの配列を用いて、剛毛束を充填する、剛毛集合体を製造する方法が提案される。
ホッパ収容部の1つの配列内におけるホッパ収容部の集中度は、本発明のコンテクストでは、配列のすべてのホッパ収容部を取り囲む仮想の包絡線によって画定される、単位面積当たりのホッパ収容部の数であると理解することができる。剛毛集合体保持プレートにおける束収容部の集中度は、剛毛集合体保持プレートのすべての束収容部を取り囲む仮想の包絡線によって画定される、単位面積当たりの束収容部の数であると理解することができる。
次に装置の実施形態を用いて本発明を詳説するが、しかしながら本発明は、これらの実施形態に制限されるものではない。さらなる別の実施形態を、個々のまたは複数の保護請求項の特徴の相互の組合せによって、かつ/または実施形態の個々のまたは複数の特徴の組合せにおいて生ぜしめることができる。なお、図面は極めて概略的に示されている。
入口開口が全孔パターンを成形していて、この全孔パターンが製造すべき剛毛集合体への平面図に相当する、複数の束収容部を備えた剛毛集合体保持プレートを示す平面図である。 1つの個別のホッパプレートを示す平面であって、このホッパプレートは、剛毛集合体保持プレートの、図1に示されたすべての束収容部を充填するために必要なすべてのホッパ収容部を有しており、このとき斜線で示されたオーバラップ領域によって、個々のホッパ収容部の導入ホッパがホッパプレートにおけるホッパ収容部の高い集中度に基づいて互いに重なっている、もしくはオーバラップしていることを認識することができる、ホッパプレートを示す平面図である。 図2において円Kによってマーキングされた領域を拡大して示す詳細図である。 本発明に係る技術的な思想が実現されている、剛毛集合体を製造するための装置を示す平面図であって、このとき右から左に向かって、1つの剛毛集合体保持プレート、圧縮収容部のそれぞれ1つの配列を備えた2つの圧縮プレート、およびホッパ収容部のそれぞれ1つの配列を備えた2つのホッパプレートを認識することができる、装置を示す平面図である。 本発明に係る技術的な思想が実現されている、剛毛集合体を製造するための別の装置を示す平面図であって、このとき右から左に向かって、1つの剛毛集合体保持プレート、圧縮収容部の2つの配列を備えた1つの圧縮プレート、およびホッパ収容部の2つの配列を備えた1つのホッパプレートを認識することができる、別の装置を示す平面図である。
図4および図5には、個々の剛毛束から形成される剛毛集合体を製造する装置がそれぞれ示されており、この装置は、全体を符号1で示されている。このような剛毛集合体は、ブラシにおいて、かつ特別に要求の多い構成において、特に歯ブラシにおいて使用される。それぞれの装置1は、剛毛集合体保持プレート2を有している。剛毛集合体保持プレート2には束収容部3が形成されており、これらの束収容部3内には、剛毛集合体を製造するために剛毛束が引き渡される。
装置1は、剛毛集合体保持プレート2の他に、ホッパ収容部6の、剛毛集合体保持プレート2に対応配置された2つの異なった配列(Anordnung)4,5を有している。それぞれの配列4,5は、剛毛束のためのホッパ収容部6を有しており、これらのホッパ収容部6からは、剛毛束が、剛毛集合体保持プレート2の束収容部3への充填のために放出される。ホッパ収容部6の配列4,5は、装置1を通る剛毛束の搬送方向において、剛毛集合体保持プレート2の上流に配置されている。
ホッパ収容部6の配列4,5はそれぞれ、剛毛集合体保持プレート2における束収容部3の集中度よりも低い、ホッパ収容部6の集中度を有している。ホッパ収容部6から、少なくとも1つの剛毛集合体保持プレート2の束収容部3に、少なくとも間接的に、剛毛束が充填される。
両装置1において、ホッパ収容部6の2つの配列4,5は、それぞれのホッパ収容部6からの出口開口7を有しており、これらの出口開口7は、2つの配列4,5において異なった孔パターン8,9を生ぜしめる。2つの配列4,5のすべてのホッパ収容部6は、それぞれ1つの導入ホッパ10を有しており、この導入ホッパ10を通して剛毛束は、それぞれのホッパ収容部6に導入される。
図1〜図3に示されたホッパプレート11では、本発明に係る技術的な思想が実現されておらず、設けられている導入ホッパ10は、個々のホッパプレート11におけるホッパ収容部6の高い密度に基づいて互いにオーバラップしている。このことは、図2および図3において、斜線で示された領域によって認識することができる。導入ホッパ10のオーバラップによって、剛毛束が正しいホッパ収容部6に正確に供給され得ないという事態が発生し得る。このような場合には、個々の剛毛フィラメントが意図せずに、誤ったホッパ収容部6に供給される可能性がある。図4および図5に示された装置1は、このようなオーバラップを回避し、かつこれに関連した欠点を排除する。
図4および図5に示された両装置1では、剛毛集合体保持プレート2の束収容部3への充填のために全体として必要なホッパ収容部6は、ホッパ収容部6の、互いに分割された2つの配列4,5に分けられていて、各配列4,5には、剛毛集合体保持プレート2の束収容部3の集中度に比べて低い集中度のホッパ収容部6が存在している。これによって、2つの配列4,5におけるホッパ収容部6内への導入ホッパ10のために、導入ホッパ10を可能な限り大きく構成するのに十分なスペースを提供するというポジティブな効果が生ぜしめられる。図4および図5に示されているように、導入ホッパ10は、図2に示されたホッパプレート11の導入ホッパ10とまったく同じ大きさである。しかしながらホッパ収容部6の両配列4,5では、導入ホッパ10のオーバラップは存在していない。このようにして、互いにオーバラップする導入ホッパ10に起因する、剛毛フィラメントの誤った供給を回避することができる。
図4および図5から明らかなように、2つの配列4,5におけるホッパ収容部6の出口開口7によってそれぞれ形成された孔パターン8,9は、剛毛集合体保持プレート2における束収容部3の入口開口12によって形成された全孔パターン13に対して、互いに相補的である。すなわち、2つの配列4,5に分割されたそれぞれのホッパ収容部6は、全体として剛毛集合体保持プレート2の束収容部3に正確に対応配置されており、かつ両配列4,5において設けられているホッパ収容部6の数は、剛毛集合体保持プレート2の充填すべき束収容部3の数と同じである。孔パターン8,9は、互いに異なっている。
図面から明らかなように、剛毛集合体保持プレート2上における、2つの配列4,5の、出口開口7によって形成された孔パターン8,9の重ね合わせは、剛毛集合体保持プレート2における束収容部3の入口開口12によって形成された全孔パターン13に相当している。しかしながら少なくともこの重ね合わせ時に、ホッパ収容部6の長手方向軸線と束収容部3の長手方向軸線とは合致している。言い換えれば、ホッパ収容部6の2つの配列4,5は、剛毛集合体保持プレート2上での、ホッパ収容部6の長手方向軸線によって形成されている各配列の仮想の重ね合わせが、束収容部3の長手方向軸線によって形成された全体配列と一致するように構成されている。ここにおいて前記各配列および全体配列は、一方では2つの配列4,5の横断平面とのホッパ収容部6の長手方向軸線の交点から構成されており、他方では剛毛集合体保持プレート2の横断平面との束収容部3の長手方向軸線の交点から構成されている、点状配列である。
図4に示された装置1の実施形態では、装置1は全部で2つのホッパプレート15,16を有しており、これらのホッパプレート15,16には、ホッパ収容部6の両配列4,5のそれぞれ1つが形成されている。図5に示された装置1の実施形態では、ホッパ収容部6の2つの配列4,5は、1つの共通のホッパプレート17において形成されている。
それぞれの束収容部3と、剛毛集合体保持プレート2の束収容部3へのそれぞれの入口開口12とには、2つの配列4,5の1つのホッパ収容部6からの出口開口7のうちの1つがそれぞれ正確に対応配置されている。このとき互いに対応配置されている出口開口7と、束収容部3の入口開口12とは、等しい横断面形状を有しているが、しかしながら異なった寸法を有していてよい。ホッパ収容部6の1つの配列4,5内における各ホッパ収容部6は、さらに互いに平行な長手方向軸線を有している。
装置1は、少なくとも1つの圧力源および/または少なくとも1つの圧力降下部を備えた搬送装置を、ガス流、特に圧縮空気流を生ぜしめるために有していてよい。このようなガス流によって剛毛束は、正圧および/または負圧を用いて、好ましくは圧縮空気を用いて、少なくとも2つの配列4,5のホッパ収容部6内に装入することができる。
装置1は、また、好ましくは補足的に、少なくとも1つのスライド装置を含むことができ、このスライド装置によって剛毛束を、ホッパ収容部6内に押し込むこと、および/またはホッパ収容部6から後続の収容部内に、例えば剛毛集合体保持プレート2の束収容部3内に、またはさらに以下において詳しく述べる圧縮収容部18内にも引き渡すことができる。
剛毛集合体保持プレート2は、装置1の一部である。しかしながらまた、単に一時的に装置1において留まり、かつ剛毛束の充填後にブラシ本体に結合され、ひいては製造すべきブラシの一部になるような孔付プレートを使用することも可能である。
装置1は、全体を符号14で示されかつ図面においては単に極めて概略的に示されたブラシ製造機に配置されている。
上に記載した装置1において、以下の方法を実施することができる:
このとき、剛毛集合体保持プレート2の束収容部3に、ホッパ収容部6の少なくとも2つの異なった配列4,5から、剛毛束が充填されるようになっている。剛毛束は、剛毛集合体保持プレート2の束収容部3に、図示の実施形態では、導入ホッパ10を有するホッパ収容部6を介して間接的に供給される。ホッパ収容部6は、ホッパ収容部6の2つの配列4,5に分割されていて、少なくとも2つの配列4,5におけるホッパ収容部6の各集中度がそれぞれ、剛毛集合体保持プレート2における束収容部3の集中度よりも低くなっている。
ホッパ収容部6の2つの配列4,5において、それぞれ1つの束群および/または複数の剛毛束から成るそれぞれ1つの剛毛部分集合体が形成される。後続の方法ステップにおいて、このように製造された束群および/または剛毛部分集合体は、相前後して剛毛集合体保持プレート2の束収容部3内に導入される。
このとき剛毛集合体保持プレート2のすべての束収容部3には、2つの配列4,5に基づいて剛毛束が充填される。そのために配列4,5は、相前後して剛毛集合体保持プレート2における引渡し箇所にもたらされ、かつ剛毛集合体保持プレート2に剛毛束が充填される。
このときしかしながら、剛毛束は、少なくとも2つの配列4,5のホッパ収容部6から、まず装置1の圧縮収容部18に引き渡されるようになっている。ホッパ収容部6は、剛毛束に所望の横断面形状を与えるために使用される。圧縮収容部18は、等しいままの横断面形状を有する剛毛束を、剛毛束の束横断面を減じながら圧縮するために働く。次いで剛毛束は、圧縮収容部18から剛毛集合体保持プレート2の束収容部3に引き渡される。圧縮収容部18を用いた剛毛束の圧縮を容易にするために、圧縮収容部18は導入斜面19を有しており、これらの導入斜面19は、圧縮収容部18の内側横断面に至るまで先細りになっている。このようにして剛毛束を、出口開口7から圧縮収容部18に比較的容易に引き渡すことができる。
装置1の両実施形態において、圧縮収容部18は2つの配列21,22にまとめられている。
図4によれば、第1の配列21は第1の圧縮プレート23に形成されていて、かつ第2の配列22は第2の圧縮プレート24に形成されている。図5によれば、両配列21,22は、一緒に1つの圧縮プレート20に形成されている。それぞれの配列21,22は、互いに平行に方向付けられた圧縮収容部18によって形成されたそれぞれ1つの圧縮孔パターン25,26を有している。これらの圧縮孔パターン25,26は、ホッパ収容部6の配列4,5の孔パターン8,9に相当しており、かつさらに同様に、剛毛集合体保持プレート2における束収容部3の全孔パターン13に対して互いに相補的な関係にある。
剛毛集合体保持プレート2への充填のために、剛毛束はまず、ホッパ収容部6の両配列4,5に配分される。その後で剛毛束は、圧縮収容部18の両配列21,22に達する。次いで配列21,22は相前後して、剛毛集合体保持プレート2における引渡し箇所にもたらされ、かつ剛毛部分集合体が束収容部3に引き渡される。しかしながらまた、剛毛集合体保持プレート2をまず第1の配列21における引渡し箇所にもたらし、かつその後で第2の配列22における引渡し箇所にもたらすことも可能であり、これによって圧縮収容部18にそれぞれ対応配置された束収容部3に、それぞれ剛毛束を充填することができる。
2つの配列4,5においては、製造すべき剛毛集合体に対して互いに相補的な、剛毛束から成る剛毛部分集合体が形成される。次いで互いに相補的な剛毛部分集合体は、まず圧縮収容部18の配列21,22に引き渡され、次いで相前後して、剛毛集合体保持プレート2において製造すべき剛毛集合体にまとめられる。
剛毛束は、正圧および/または負圧を用いて、好ましくは圧縮空気を用いて、かつ/または1つのスライド装置を用いて、またはそれぞれ1つのスライド装置を用いて、ホッパ収容部6内に装入することができる。
剛毛束は、さらにより良好に、1つのスライド装置を用いて、またはそれぞれ1つのスライド装置を用いて、ホッパ収容部6から圧縮収容部18内に、かつそこからさらに、剛毛集合体保持プレート2の束収容部3内に移送することができる。
剛毛束は、導入ホッパ10を通して、2つの配列4,5のホッパ収容部6内に導入される。さらに剛毛束は、ホッパプレート15,16のホッパ収容部6において、製造すべき剛毛集合体におけるその横断面形状に相応して、輪郭形成される。
1 装置
2 剛毛集合体保持プレート
3 2における束収容部
4 6の第1の配列
5 6の第2の配列
6 ホッパ収容部
7 6からの出口開口
8 4の孔パターン
9 5の孔パターン
10 導入ホッパ
11 ホッパプレート
12 3における入口開口
13 全孔パターン
14 ブラシ製造機
15 第1のホッパプレート
16 第2のホッパプレート
17 共通のホッパプレート
18 圧縮収容部
19 導入斜面
20 共通の圧縮プレート
21 18の第1の配列
22 18の第2の配列
23 第1の圧縮プレート
24 第2の圧縮プレート
25 圧縮孔パターン
26 圧縮孔パターン

Claims (20)

  1. ブラシのため、特に歯ブラシのための、複数の剛毛束を含む剛毛集合体を製造する方法であって、剛毛集合体保持プレート(2)の束収容部(3)に前記剛毛束を充填する方法において、
    前記剛毛束を、前記剛毛集合体保持プレート(2)の前記束収容部(3)に少なくとも間接的に充填するために、導入ホッパ(10)を有するホッパ収容部(6)から送出し、前記ホッパ収容部(6)は、前記ホッパ収容部(6)の少なくとも2つの配列(4,5)に分割されていて、前記少なくとも2つの配列(4,5)における前記ホッパ収容部(6)の集中度がそれぞれ、前記剛毛集合体保持プレート(2)における束収容部(3)の集中度よりも低い
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記ホッパ収容部(6)の前記少なくとも2つの配列(4,5)において、それぞれ1つの束群、および/または剛毛束から成るそれぞれ1つの剛毛部分集合体を形成し、このようにして製造された前記束群および/または前記剛毛部分集合体を、後続の方法ステップにおいて、特に相前後して、前記剛毛集合体保持プレート(2)の前記束収容部(3)内に導入し、かつこれによって前記製造すべき剛毛集合体にまとめる、
    請求項1記載の方法。
  3. 前記少なくとも2つの配列(4,5)における前記ホッパ収容部(6)の出口開口(7)が、異なった孔パターン(8,9)を形成しており、かつ/または前記ホッパ収容部(6)が、前記ホッパ収容部(6)の1つの配列(4,5)内において互いに平行な長手方向軸線を有している、
    請求項1または2記載の方法。
  4. 前記剛毛束を、前記少なくとも2つの配列(4,5)の前記出口開口(7)から、特に直接的に、前記剛毛集合体保持プレート(2)の前記束収容部(3)に引き渡し、前記少なくとも2つの配列(4,5)の前記出口開口(7)は、孔パターン(8,9)を形成していて、該孔パターン(8,9)は、前記剛毛集合体保持プレート(2)における前記束収容部(3)の入口開口(12)によって形成された全孔パターン(13)に対して互いに相補的であり、かつ/または前記剛毛束を、特に前記少なくとも2つの配列(4,5)の前記ホッパ収容部(6)の前記出口開口(7)から、まず、圧縮収容部(18)に引き渡し、該圧縮収容部(18)から前記剛毛束を、前記剛毛集合体保持プレート(2)の前記束収容部(3)に引き渡す、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記ホッパ収容部(6)の前記少なくとも2つの配列(4,5)において、前記製造すべき剛毛集合体に対して互いに相補的な束群、および/または前記剛毛束から成る剛毛部分集合体を形成し、かつ互いに相補的な前記束群および/または前記剛毛部分集合体を、後続の方法ステップにおいて、好ましくは相前後して、前記剛毛集合体保持プレート(2)において、前記製造すべき剛毛集合体にまとめる、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記剛毛束を、正圧および/または負圧を用いて、好ましくは圧縮空気を用いて、かつ/または1つのスライド装置を用いて、またはそれぞれ1つのスライド装置を用いて、前記少なくとも2つの配列(4,5)の前記ホッパ収容部(6)内に装入する、
    請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記剛毛束を、1つのスライド装置を用いて、またはそれぞれ1つのスライド装置を用いて、特にスライドピンを用いて、前記剛毛集合体保持プレート(2)の前記束収容部(3)内に、かつ/または前記圧縮収容部(18)内に装入する、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記剛毛束を、前記ホッパ収容部(6)内への導入によって、前記製造すべき剛毛集合体における所望の横断面形状に輪郭形成する、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. ブラシのため、特に歯ブラシのための、剛毛束から成る剛毛集合体を製造する装置(1)であって、束収容部(3)を備えた少なくとも1つの剛毛集合体保持プレート(2)を有している装置(1)において、
    当該装置(1)は、ホッパ収容部(6)の少なくとも2つの配列(4,5)を有しており、該配列(4,5)において、前記ホッパ収容部(6)のそれぞれの集中度が、前記剛毛集合体保持プレート(2)における前記束収容部(3)の集中度よりも低く、かつ前記配列(4,5)から、前記少なくとも1つの剛毛集合体保持プレート(2)の前記束収容部(3)に、少なくとも間接的に、前記剛毛束が充填可能である
    ことを特徴とする装置(1)。
  10. 前記少なくとも2つの配列(4,5)は、1つの共通のホッパプレート(17)に形成されており、または前記少なくとも2つの配列(4,5)のそれぞれが、それぞれ1つのホッパプレート(15,16)に形成されており、かつ/または前記少なくとも2つの配列(4,5)の前記ホッパ収容部(6)の出口開口(7)によって形成された孔パターン(8,9)が、互いに異なっている、
    請求項9記載の装置(1)。
  11. 前記ホッパ収容部(6)の1つの配列(4,5)内における前記ホッパ収容部(6)は、互いに平行な長手方向軸線を有している、
    請求項9または10記載の装置(1)。
  12. 前記少なくとも2つの配列(4,5)における前記ホッパ収容部(6)の前記出口開口(7)によって形成された孔パターン(8,9)が、前記剛毛集合体保持プレート(2)における前記束収容部(3)の入口開口(12)によって形成された全孔パターン(13)に対して、互いに相補的である、
    請求項9から11までのいずれか1項記載の装置(1)。
  13. 前記剛毛集合体保持プレート(2)上における、前記少なくとも2つの配列(4,5)の、前記出口開口(7)によって形成された前記孔パターン(8,9)の重ね合わせが、前記剛毛集合体保持プレート(2)における前記束収容部(3)の前記入口開口(12)によって形成された全孔パターン(13)に一致しており、かつ/または前記剛毛集合体保持プレート(2)上での、前記ホッパ収容部(6)の長手方向軸線によって形成された配列の仮想の重ね合わせが、前記束収容部(3)の長手方向軸線によって形成された全体配列に一致している、
    請求項9から12までのいずれか1項記載の装置(1)。
  14. それぞれの前記束収容部(3)に、かつ/または前記剛毛集合体保持プレート(2)の1つの束収容部(3)内へのそれぞれの前記入口開口(12)に、前記少なくとも2つの配列(4,5)における前記ホッパ収容部(6)の前記出口開口(7)のうちの1つ出口開口が、それぞれ正確に対応配置されており、好ましくは互いに対応配置された、前記出口開口(7)と前記束収容部(3)の前記入口開口(12)とは、等しい横断面形状を有している、
    請求項9から13までのいずれか1項記載の装置(1)。
  15. 前記少なくとも2つの配列(4,5)のうちの1つの配列の1つの孔パターン(8,9)に、前記ホッパ収容部(6)の所定の出口開口(7)だけがまとめられており、当該所定の出口開口(7)を通して、剛毛集合体保持プレート(2)において直接隣接していない束収容部(3)に剛毛束が充填可能となっている、
    請求項9から14までのいずれか1項記載の装置(1)。
  16. 当該装置(1)は、少なくとも1つの圧力源および/または少なくとも1つの圧力降下部を、ガス流、特に圧縮空気流を生ぜしめるために有しており、前記ガス流によって前記剛毛束は、正圧および/または負圧を用いて、好ましくは圧縮空気を用いて、前記少なくとも2つの配列(4,5)の前記ホッパ収容部(6)内に装入可能である、
    請求項9から15までのいずれか1項記載の装置(1)。
  17. 当該装置(1)は、少なくとも1つのスライド装置を含んでおり、該スライド装置を用いて、前記剛毛束は、前記少なくとも2つのホッパプレート(15,16)の前記ホッパ収容部(6)内に挿入可能であり、かつ/または前記ホッパ収容部(6)から前記剛毛集合体保持プレート(2)の前記束収容部(3)内に移送可能である、
    請求項9から16までのいずれか1項記載の装置(1)。
  18. 前記剛毛集合体保持プレート(2)は、当該装置(1)の一部であり、かつ/または前記ホッパプレート(15,16)は、前記剛毛束の搬送方向において前記剛毛集合体保持プレート(2)の上流側に配置されている、
    請求項9から17までのいずれか1項記載の装置(1)。
  19. 当該装置(1)は、圧縮収容部(18)を有しており、該圧縮収容部(18)内に、前記剛毛束を剛毛束圧縮のために前記ホッパ収容部(6)から導入可能であり、かつ前記圧縮収容部(18)から前記剛毛束は、前記剛毛集合体保持プレート(2)の前記束収容部(3)に引渡し可能であり、好ましくは、前記圧縮収容部(18)は、導入斜面(19)を有しており、かつ/または1つの圧縮プレート(20)に配置されているか、または少なくとも2つの圧縮プレート(20)に分配配置されている、
    請求項9から18までのいずれか1項記載の装置(1)。
  20. 請求項9から19までのいずれか1項記載の、剛毛集合体を製造する装置(1)を備えたブラシ製造機(14)。
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