JP2021197568A - 高周波モジュール及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】TCoB条件における信頼性を向上させることができる高周波モジュールを提供する。【解決手段】高周波モジュール1は、互いに対向する第1主面及び第2主面を有するモジュール基板と、第2主面を覆い、第1溝部931及び第2溝部932を有する樹脂部材93と、第1ポスト電極151及び第2ポスト電極152を含み、第2主面上に配置され、樹脂部材93を貫通する複数のポスト電極150と、第2主面上で第1ポスト電極151及び第2ポスト電極152の間に配置され、樹脂部材93から露出する半導体部品20と、を備える。第1溝部931は、第1ポスト電極151と半導体部品20との間に配置され、第2溝部932は、第2ポスト電極152と半導体部品20との間に配置されている。【選択図】図2B

Description

本発明は、高周波モジュール及び通信装置に関する。
携帯電話などの移動体通信機器では、特に、マルチバンド化の進展に伴い、高周波フロントエンドモジュールを構成する回路部品の配置構成が複雑化されている。
特許文献1には、基板の一方主面に実装された電子部品を覆うように当該基板の一方主面に配置された樹脂層を備える部品内蔵基板が開示されている。
特開2013−074049号公報
このような部品内蔵基板では、マザー基板上での温度サイクル(TCoB:Temperature Cycling on Board)条件における部品内蔵基板とマザー基板との接合部の破壊が問題となる。
そこで、本発明は、TCoB条件における信頼性を向上させることができる高周波モジュール及び通信装置を提供する。
本発明の一態様に係る高周波モジュールは、互いに対向する第1主面及び第2主面を有するモジュール基板と、前記第2主面を覆い、第1凹部及び第2凹部を有する樹脂部材と、第1外部接続端子及び第2外部接続端子を含み、前記第2主面上に配置され、前記樹脂部材を貫通する複数の外部接続端子と、前記第2主面上で前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の間に配置され、前記樹脂部材から露出する半導体部品と、を備え、前記第1凹部は、前記第1外部接続端子と前記半導体部品との間に配置され、前記第2凹部は、前記第2外部接続端子と前記半導体部品との間に配置されている。
本発明の一態様に係る高周波モジュールによれば、TCoB条件における信頼性を向上させることができる。
実施の形態に係る高周波モジュール及び通信装置の回路構成図 実施の形態に係る高周波モジュールの斜視図 実施の形態に係る高周波モジュールの斜視図 実施の形態に係る高周波モジュールの平面図 実施の形態に係る高周波モジュールの平面図 実施の形態に係る高周波モジュールの断面図 実施の形態におけるモジュール基板の主面上の領域を示す図 実施の形態の変形例に係る高周波モジュールの平面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。
なお、各図は、本発明を示すために適宜強調、省略、又は比率の調整を行った模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではなく、実際の形状、位置関係、及び比率とは異なる場合がある。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡素化される場合がある。
以下の各図において、x軸及びy軸は、モジュール基板の主面と平行な平面上で互いに直交する軸である。また、z軸は、モジュール基板の主面に垂直な軸であり、その正方向は上方向を示し、その負方向は下方向を示す。
また、本発明の回路構成において、「接続される」とは、接続端子及び/又は配線導体で直接接続される場合だけでなく、他の回路素子を介して電気的に接続される場合も含む。また、「A及びBの間に接続される」とは、A及びBの間でA及びBの両方に接続されることを意味する。
また、本発明の部品配置において、「モジュール基板の平面視」とは、z軸正側からxy平面に物体を正投影して見ることを意味する。また、「AがBとCの間に配置されている」とは、B内の任意の点とC内の任意の点とを結ぶ複数の線分の少なくとも1つがAを通ることを意味する。また、「平行」及び「垂直」などの要素間の関係性を示す用語は、厳格な意味のみを表すのではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の誤差をも含むことを意味する。
(実施の形態)
[1.1 高周波モジュール1及び通信装置5の回路構成]
本実施の形態に係る高周波モジュール1及び通信装置5の回路構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施の形態に係る高周波モジュール1及び通信装置5の回路構成図である。
[1.1.1 通信装置5の回路構成]
まず、通信装置5の回路構成について説明する。図1に示すように、本実施の形態に係る通信装置5は、高周波モジュール1と、アンテナ2と、RFIC3と、BBIC4と、を備える。
高周波モジュール1は、アンテナ2とRFIC3との間で高周波信号を伝送する。高周波モジュール1の詳細な回路構成については後述する。
アンテナ2は、高周波モジュール1のアンテナ接続端子100に接続され、高周波モジュール1から出力された高周波信号を送信し、また、外部から高周波信号を受信して高周波モジュール1へ出力する。
RFIC3は、高周波信号を処理する信号処理回路の一例である。具体的には、RFIC3は、高周波モジュール1の受信経路を介して入力された高周波受信信号を、ダウンコンバート等により信号処理し、当該信号処理して生成された受信信号をBBIC4へ出力する。また、RFIC3は、BBIC4から入力された送信信号をアップコンバート等により信号処理し、当該信号処理して生成された高周波送信信号を、高周波モジュール1の送信経路に出力する。また、RFIC3は、高周波モジュール1が有するスイッチ及び増幅器等を制御する制御部を有する。なお、RFIC3の制御部としての機能の一部又は全部は、RFIC3の外部に実装されてもよく、例えば、BBIC4又は高周波モジュール1に実装されてもよい。
BBIC4は、高周波モジュール1が伝送する高周波信号よりも低周波の中間周波数帯域を用いて信号処理するベースバンド信号処理回路である。BBIC4で処理される信号としては、例えば、画像表示のための画像信号、及び/又は、スピーカを介した通話のために音声信号が用いられる。
なお、本実施の形態に係る通信装置5において、アンテナ2及びBBIC4は、必須の構成要素ではない。
[1.1.2 高周波モジュール1の回路構成]
次に、高周波モジュール1の回路構成について説明する。図1に示すように、高周波モジュール1は、電力増幅器11と、低雑音増幅器21と、スイッチ51〜53と、デュプレクサ61及び62と、整合回路(MN)71〜74と、アンテナ接続端子100と、高周波入力端子110と、高周波出力端子120と、を備える。
アンテナ接続端子100は、外部接続端子の一例であり、アンテナ2に接続される。
高周波入力端子110は、外部接続端子の一例であり、高周波モジュール1の外部から高周波送信信号を受けるための端子である。本実施の形態では、高周波入力端子110は、RFIC3から高周波モジュール1に、通信バンドA及びBの送信信号を伝送する。
通信バンドとは、通信システムのために標準化団体など(例えば3GPP(3rd Generation Partnership Project)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)等)によって予め定義された周波数バンドを意味する。通信システムとは、無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)を用いて構築される通信システムを意味する。本実施の形態では、通信システムとしては、例えば5GNR(5th Generation New Radio)システム、LTE(Long Term Evolution)システム及びWLAN(Wireless Local Area Network)システム等を用いることができるが、これらに限定されない。
高周波出力端子120は、外部接続端子の一例であり、高周波モジュール1の外部に高周波受信信号を提供するための端子である。本実施の形態では、高周波出力端子120は、高周波モジュール1からRFIC3に、通信バンドA及び通信バンドBの受信信号を伝送する。
電力増幅器11は、高周波入力端子110で受けた高周波信号を増幅することができる。ここでは、電力増幅器11は、高周波入力端子110から入力された通信バンドA及びBの高周波信号を増幅することができる。電力増幅器11は、例えば、多段増幅器、及び/又は、差動信号に変換して増幅する増幅器であってもよく、これらに限定されない。
低雑音増幅器21は、アンテナ接続端子100で受けた高周波信号を増幅することができる。ここでは、低雑音増幅器21は、アンテナ接続端子100から、スイッチ53、デュプレクサ61及び62、並びに、スイッチ52を介して入力された通信バンドA及びBの受信信号を増幅することができる。低雑音増幅器21で増幅された高周波信号は、高周波出力端子120に出力される。低雑音増幅器21は、例えば、多段増幅器、及び/又は、差動信号に変換して増幅する増幅器であってもよく、これらに限定されない。
デュプレクサ61は、通信バンドAの高周波信号を通過させる。デュプレクサ61は、通信バンドAの送信信号と受信信号とを、周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)方式で伝送する。デュプレクサ61は、送信フィルタ61T(A−Tx)及び受信フィルタ61R(A−Rx)を含む。
送信フィルタ61Tは、電力増幅器11とアンテナ接続端子100との間に接続される。送信フィルタ61Tは、電力増幅器11で増幅された高周波送信信号のうち、通信バンドAの送信帯域の信号を通過させる。つまり、送信フィルタ61Tは、通信バンドAの送信帯域を含む通過帯域を有する。
受信フィルタ61Rは、低雑音増幅器21とアンテナ接続端子100との間に接続される。受信フィルタ61Rは、アンテナ接続端子100から入力された高周波受信信号のうち、通信バンドAの受信帯域の信号を通過させる。つまり、受信フィルタ61Rは、通信バンドAの受信帯域を含む通過帯域を有する。
デュプレクサ62は、通信バンドBの高周波信号を通過させる。デュプレクサ62は、通信バンドBの送信信号と受信信号とを、FDD方式で伝送する。デュプレクサ62は、送信フィルタ62T(B−Tx)及び受信フィルタ62R(B−Rx)を含む。
送信フィルタ62Tは、電力増幅器11とアンテナ接続端子100との間に接続される。送信フィルタ62Tは、電力増幅器11で増幅された高周波送信信号のうち、通信バンドBの送信帯域の信号を通過させる。つまり、送信フィルタ62Tは、通信バンドBの送信帯域を含む通過帯域を有する。
受信フィルタ62Rは、低雑音増幅器21とアンテナ接続端子100との間に接続される。受信フィルタ62Rは、アンテナ接続端子100から入力された高周波受信信号のうち、通信バンドBの受信帯域の信号を通過させる。つまり、受信フィルタ62Rは、通信バンドBの受信帯域を含む通過帯域を有する。
スイッチ51は、送信フィルタ61T及び62Tと電力増幅器11との間に接続されている。具体的には、スイッチ51は、端子511、端子512及び端子513を有する。端子511は、整合回路71を介して電力増幅器11に接続されている。端子512及び端子513は、送信フィルタ61T及び62Tにそれぞれ接続されている。この接続構成において、スイッチ51は、例えばRFIC3からの制御信号に基づいて、端子512及び端子513のいずれかを端子511に接続することができる。つまり、スイッチ51は、電力増幅器11及び送信フィルタ61Tの接続と、電力増幅器11及び送信フィルタ62Tの接続と、を切り替えることができる。スイッチ51は、例えばSPDT(Single Pole Double Throw)型のスイッチ回路で構成され、バンドセレクトスイッチと呼ばれる。
スイッチ52は、受信フィルタ61R及び62Rと低雑音増幅器21との間に接続されている。具体的には、スイッチ52は、端子521、端子522及び端子523を有する。端子521は、整合回路72を介して低雑音増幅器21に接続されている。端子522及び端子523は、受信フィルタ61R及び62Rにそれぞれ接続されている。この接続構成において、スイッチ52は、例えばRFIC3からの制御信号に基づいて、端子522及び端子523のいずれかを端子521に接続することができる。つまり、スイッチ52は、低雑音増幅器21及び受信フィルタ61Rの接続と、低雑音増幅器21及び受信フィルタ62Rの接続と、を切り替えることができる。スイッチ52は、例えばSPDT型のスイッチ回路で構成される。
スイッチ53は、アンテナ接続端子100とデュプレクサ61及び62との間に接続されている。具体的には、スイッチ53は、端子531、端子532及び端子533を有する。端子531は、アンテナ接続端子100に接続されている。端子532は、整合回路73を介してデュプレクサ61に接続されている。端子533は、整合回路74を介してデュプレクサ62に接続されている。この接続構成において、スイッチ53は、例えばRFIC3からの制御信号に基づいて、端子532及び端子533の一方又は両方を端子531に接続することができる。つまり、スイッチ53は、アンテナ2とデュプレクサ61との接続及び非接続を切り替え、アンテナ2とデュプレクサ62との接続及び非接続を切り替えることができる。スイッチ53は、例えばマルチ接続型のスイッチ回路で構成され、アンテナスイッチと呼ばれる。
整合回路71は、例えばインダクタ及び/又はキャパシタで構成され、電力増幅器11と送信フィルタ61T及び62Tとのインピーダンス整合をとることができる。整合回路71は、電力増幅器11と送信フィルタ61T及び62Tとの間に接続される。具体的には、整合回路71は、電力増幅器11の出力に接続され、スイッチ51を介して送信フィルタ61T及び62Tに接続される。
整合回路72は、例えばインダクタ及び/又はキャパシタで構成され、低雑音増幅器21と受信フィルタ61R及び62Rとのインピーダンス整合をとることができる。整合回路72は、低雑音増幅器21と受信フィルタ61R及び62Rとの間に接続される。具体的には、整合回路72は、低雑音増幅器21の入力に接続され、スイッチ52を介して受信フィルタ61R及び62Rに接続される。
整合回路73は、例えばインダクタ及び/又はキャパシタで構成され、アンテナ2とデュプレクサ61とのインピーダンス整合をとることができる。整合回路73は、アンテナ接続端子100とデュプレクサ61との間に接続される。具体的には、整合回路73は、デュプレクサ61に接続され、スイッチ53を介してアンテナ接続端子100に接続される。
整合回路74は、例えばインダクタ及び/又はキャパシタで構成され、アンテナ2とデュプレクサ62とのインピーダンス整合をとることができる。整合回路74は、アンテナ接続端子100とデュプレクサ62との間に接続される。具体的には、整合回路74は、デュプレクサ62に接続され、スイッチ53を介してアンテナ接続端子100に接続される。
なお、図1に表された回路素子のいくつかは、高周波モジュール1に含まれなくてもよい。例えば、高周波モジュール1は、電力増幅器11と、低雑音増幅器21と、を備えればよく、他の回路素子を備えなくてもよい。
また、高周波モジュール1の回路構成では、送信信号及び受信信号をFDD方式で通信可能であるが、本発明に係る高周波モジュールの回路構成はこれに限定されない。例えば、本発明に係る高周波モジュールは、送信信号及び受信信号を時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式で通信可能な回路構成を有してもよいし、FDD方式及びTDD方式の両方で通信可能な回路構成を有してもよい。また、本発明に係る高周波モジュールは、送信信号及び受信信号の一方のみを伝送可能な回路構成を有してもよい。
[1.2 高周波モジュール1の部品配置]
次に、以上のように構成された高周波モジュール1の部品配置について、図2A〜図4を参照しながら具体的に説明する。
図2A及び図2Bは、実施の形態に係る高周波モジュール1の斜視図である。具体的には、図2Aは、斜め上からみた高周波モジュール1の斜視図であり、図2Bは、斜め下からみた高周波モジュール1の斜視図である。
図3A及び図3Bは、実施の形態に係る高周波モジュール1の平面図である。具体的には、図3Aは、上からみた高周波モジュール1の平面図であり、図3Bは、下からみた高周波モジュール1の平面図である。
図4は、実施の形態に係る高周波モジュール1の断面図である。図4における高周波モジュール1の断面は、図3A及び図3Bのiv−iv線における断面である。
図2A〜図4に示すように、高周波モジュール1は、図1に示された回路素子で構成された回路部品に加えて、さらに、モジュール基板91と、樹脂部材92及び93と、グランド電極パターン94と、シールド電極層95と、を備える。また、高周波モジュール1は、複数の外部接続端子として、複数のポスト電極150を備える。なお、図3Aでは、樹脂部材92及びシールド電極層95の記載が省略されている。
モジュール基板91は、互いに対向する主面91a及び91bを有する。本実施の形態では、モジュール基板91は、多層基板であり、グランド電極パターン94を含む配線パターンが内部に形成されている。モジュール基板91としては、例えば、複数の誘電体層の積層構造を有する低温同時焼成セラミックス(LTCC:Low Temperature Co-fired Ceramics)基板、高温同時焼成セラミックス(HTCC:High Temperature Co-fired Ceramics)基板、部品内蔵基板、再配線層(RDL:Redistribution Layer)を有する基板、又は、プリント基板等を用いることができるが、これらに限定されない。
主面91aは、第1主面の一例であり、上面又は表面と呼ばれる場合がある。主面91aには、図3A及び図4に示すように、電力増幅器11と、デュプレクサ61及び62と、整合回路71〜74と、樹脂部材92と、が配置されている。
デュプレクサ61及び62の各々は、例えば、弾性表面波フィルタ、BAW(Bulk Acoustic Wave)を用いた弾性波フィルタ、LC共振フィルタ、及び誘電体フィルタのいずれであってもよく、さらには、これらには限定されない。
樹脂部材92は、モジュール基板91の主面91a上に配置され、主面91a上の回路部品を覆っている。樹脂部材92は、主面91a及び主面91a上の回路部品の機械強度及び耐湿性等の信頼性を確保する機能を有する。
主面91bは、第2主面の一例であり、下面又は裏面と呼ばれる場合がある。主面91bには、図3B及び図4に示すように、低雑音増幅器21及びスイッチ51〜53と、樹脂部材93と、複数のポスト電極150と、が配置されている。
低雑音増幅器21及びスイッチ51〜53は、同一の半導体部品20に内蔵されている。半導体部品20は、半導体集積回路とも呼ばれ、半導体チップ(ダイとも呼ばれる)の表面及び内部に電子回路が形成された電子部品である。半導体部品20は、平面視において、第1〜第4辺201〜204で構成される矩形状を有し、矩形表面が樹脂部材93から露出している。
ここでは、第1辺201及び第2辺202が互いに対向しており、第3辺203及び第4辺204が互いに対向している。つまり、第3辺203及び第4辺204は、第1辺201及び第2辺202と交差している。
半導体部品20は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)で構成され、具体的にはSOI(Silicon on Insulator)プロセスにより構成されてもよい。これにより、半導体部品20を安価に製造することが可能となる。なお、半導体部品20は、GaAs、SiGe及びGaNのうちの少なくとも1つで構成されてもよい。これにより、高品質な半導体部品20を実現することができる。
複数のポスト電極150は、アンテナ接続端子100、高周波入力端子110、及び高周波出力端子120を含む複数の外部接続端子の一例である。複数のポスト電極150は、モジュール基板91の主面91bに配置され、主面91bから垂直に延びている。複数のポスト電極150の各々は、樹脂部材93を貫通し、その一端が樹脂部材93から露出している。樹脂部材93から露出した複数のポスト電極150の一端は、高周波モジュール1のz軸負方向に配置されたマザー基板上の入出力端子及び/又はグランド電極等に接続される。
また、複数のポスト電極150は、半導体部品20の第1〜第4辺201〜204に沿って並んで配置されている。つまり、複数のポスト電極150は、半導体部品20の周辺領域912に並んでいる。ここで、モジュール基板91の主面91b上の領域について、図5を参照しながら説明する。
図5は、実施の形態におけるモジュール基板91の主面91b上の領域を示す図である。主面91bは、半導体部品20が配置される中央領域911と、複数のポスト電極150が配置される周辺領域912と、を有する。図5において、周辺領域912は、中央領域911に配置された半導体部品20を囲む矩形枠状のハッチングされた領域である。
周辺領域912は、それぞれ周辺領域912の角に位置する第1〜第4角部912a〜912dを有する。ここでは、第1角部912a及び第2角部912bが互いに対向しており、第3角部912c及び第4角部912dが互いに対向している。つまり、第3角部912c及び第4角部912dは、第1角部912aと対向せず、第2角部912bとも対向していない。第1〜第4角部912a〜912dには、ポスト電極150がそれぞれ配置されている。ここで、第1〜第4角部912a〜912dに配置されたポスト電極150をそれぞれ第1〜第4ポスト電極151〜154と呼ぶ。
第1ポスト電極151は、第1外部接続端子の一例であり、周辺領域912の第1角部912aに配置されている。第2ポスト電極152は、第2外部接続端子の一例であり、周辺領域912の第2角部912bに配置されている。つまり、半導体部品20は、第1ポスト電極151と第2ポスト電極152との間に配置されている。
第3ポスト電極153は、第3外部接続端子の一例であり、周辺領域912の第3角部912cに配置されている。第4ポスト電極154は、第4外部接続端子の一例であり、周辺領域912の第4角部912dに配置されている。つまり、半導体部品20は、第3ポスト電極153と第4ポスト電極154との間に配置されている。
樹脂部材93は、モジュール基板91の主面91b上に配置され、主面91bを覆っている。樹脂部材93は、主面91b及び主面91b上の回路部品の機械強度及び耐湿性等の信頼性を確保する機能を有する。
本実施の形態では、樹脂部材93は、その下表面に第1〜第4溝部931〜934を有する。図4に示すように、第1〜第4溝部931〜934の各々は、樹脂部材93の厚み(z軸に沿う長さ)よりも小さい深さを有する。つまり、第1〜第4溝部931〜934の底は、モジュール基板91の主面91bに達していない。これにより、モジュール基板91の主面91bが樹脂部材93から露出することを防ぎ、主面91bの保護を図ることができる。このような第1〜第4溝部931〜934は、例えば、レーザ加工又は切削加工により形成することができる。なお、第1〜第4溝部931〜934の底は、モジュール基板91の主面91bに達してもよい。
第1溝部931は、半導体部品20の第1辺201に沿って延びており、第1ポスト電極151と半導体部品20との間に配置されている。また、第1溝部931は、モジュール基板91の平面視において主面91bの端から端にわたって延びている。これにより、第1溝部931は、第1ポスト電極151と、第1ポスト電極151と隣り合う2つのポスト電極150のうちの1つと、の間に介在している。また、第1溝部931は、第3ポスト電極153と、第3ポスト電極153と隣り合う2つのポスト電極150のうちの1つと、の間に介在している。
第2溝部932は、半導体部品20の第2辺202に沿って延びており、第2ポスト電極152と半導体部品20との間に配置されている。また、第2溝部932は、モジュール基板91の平面視において主面91bの端から端にわたって延びている。これにより、第2溝部932は、第2ポスト電極152と、第2ポスト電極152と隣り合う2つのポスト電極150のうちの1つと、の間に介在している。また、第2溝部932は、第4ポスト電極154と、第4ポスト電極154と隣り合う2つのポスト電極150のうちの1つと、の間に介在している。
第3溝部933は、半導体部品20の第3辺203に沿って延びており、第3ポスト電極153と半導体部品20との間に配置されている。また、第3溝部933は、モジュール基板91の平面視において主面91bの端から端にわたって延びている。これにより、第3溝部933は、第1ポスト電極151と、第1ポスト電極151と隣り合う2つのポスト電極150のうちの1つと、の間に介在している。また、第3溝部933は、第4ポスト電極154と、第4ポスト電極154と隣り合う2つのポスト電極150のうちの1つと、の間に介在している。
第4溝部934は、半導体部品20の第4辺204に沿って延びており、第4ポスト電極154と半導体部品20との間に配置されている。また、第4溝部934は、モジュール基板91の平面視において主面91bの端から端にわたって延びている。これにより、第4溝部934は、第2ポスト電極152と、第2ポスト電極152と隣り合う2つのポスト電極150のうちの1つと、の間に介在している。また、第4溝部934は、第3ポスト電極153と、第3ポスト電極153と隣り合う2つのポスト電極150のうちの1つと、の間に介在している。
シールド電極層95は、例えばスパッタ法により形成された金属薄膜であり、樹脂部材92の上表面及び側表面と、モジュール基板91及び樹脂部材93の側表面と、を覆うように形成されている。シールド電極層95は、グランド電位に設定され、外来ノイズが高周波モジュール1を構成する回路部品に侵入することを抑制する。なお、高周波モジュール1は、シールド電極層95を備えなくてもよい。つまり、シールド電極層95は、本発明に係る高周波モジュールに必須の構成要素ではない。
[1.3 効果など]
以上のように、本実施の形態に係る高周波モジュール1は、互いに対向する主面91a及び91bを有するモジュール基板91と、主面91bを覆い、第1溝部931及び第2溝部932を有する樹脂部材93と、第1ポスト電極151及び第2ポスト電極152を含み、主面91b上に配置され、樹脂部材93を貫通する複数のポスト電極150と、主面91b上で第1ポスト電極151及び第2ポスト電極152の間に配置され、樹脂部材93から露出する半導体部品20と、を備え、第1溝部931は、第1ポスト電極151と半導体部品20との間に配置され、第2溝部932は、第2ポスト電極152と半導体部品20との間に配置されている。
これによれば、樹脂部材93から露出する半導体部品20と、第1ポスト電極151及び第2ポスト電極152との間に第1溝部931及び第2溝部932が配置される。したがって、半導体部品20と樹脂部材93との線膨張係数の違いによって生じる熱応力を第1溝部931及び第2溝部932によって緩和することができる。特に、第1ポスト電極151及び第2ポスト電極152は、離れた位置でマザー基板に接合されるため熱応力が集中しやすい。したがって、第1溝部931及び第2溝部932は、第1ポスト電極151及び第2ポスト電極152に集中する熱応力を効果的に緩和することができる。その結果、高周波モジュール1は、第1ポスト電極151及び第2ポスト電極152のマザー基板との接合部の破壊を低減することができ、TCoB条件における信頼性を向上させることができる。
また例えば、本実施の形態に係る高周波モジュール1において、半導体部品20は、平面視において、第1辺201、第1辺201に対向する第2辺202、並びに、第1辺201と交差する第3辺203及び第4辺204を有する矩形状を有し、第1溝部931は、第1辺201に沿って延びており、第2溝部932は、第2辺202に沿って延びていてもよい。
TCoB条件では、半導体部品20と樹脂部材93との線膨張係数の違いによって生じるモジュール基板91の反りによって、ポスト電極とマザー基板との接合部の破壊が引き起こされることが多い。したがって、半導体部品20の対向する2辺に沿って第1溝部931及び第2溝部932が配置されることで、高周波モジュール1は、モジュール基板91の反りを低減することができ、TCoB条件における信頼性を向上させることができる。
また例えば、本実施の形態に係る高周波モジュール1において、複数のポスト電極150は、半導体部品20の第1辺201、第2辺202、第3辺203及び第4辺204に沿って並んで配置されており、樹脂部材93は、さらに、第3辺203及び第4辺204に沿ってそれぞれ延びる第3溝部933及び第4溝部934を有してもよい。
これによれば、半導体部品20の4辺に沿って第1〜第4溝部931〜934が配置されるので、高周波モジュール1は、モジュール基板91の反りをさらに低減することができ、TCoB条件における信頼性をより向上させることができる。
また例えば、本実施の形態に係る高周波モジュール1において、第1ポスト電極151は、半導体部品20を囲む矩形枠状の周辺領域912の第1角部912aに配置されており、第1溝部931及び第3溝部933は、第1ポスト電極151と、第1ポスト電極151と隣り合う2つのポスト電極150と、の間にそれぞれ介在してもよい。
また例えば、本実施の形態に係る高周波モジュール1において、第2ポスト電極152は、周辺領域912の第1角部912aに対向する第2角部912bに配置されており、第2溝部932及び第4溝部934は、第2ポスト電極152と、第2ポスト電極152と隣り合う2つのポスト電極150と、の間にそれぞれ介在してもよい。
また例えば、本実施の形態に係る高周波モジュール1において、複数のポスト電極150は、周辺領域912の第1角部912aと対向しない2つの角部のうちの1つである第3角部912cに配置された第3ポスト電極153を含み、第1溝部931及び第4溝部934は、第3ポスト電極153と、第3ポスト電極153と隣り合う2つのポスト電極150との間にそれぞれ介在してもよい。
また例えば、本実施の形態に係る高周波モジュール1において、複数のポスト電極150は、周辺領域912の第1角部912aと対向しない2つの角部のうちの他の1つである第4角部912dに配置された第4ポスト電極154を含み、第2溝部932及び第3溝部933は、第4ポスト電極154と、第4ポスト電極154と隣り合う2つのポスト電極150との間にそれぞれ介在してもよい。
これらによれば、半導体部品20の第1〜第4辺201〜204に沿って並んで配置された複数のポスト電極150のうち角に位置する4つのポスト電極(第1〜第4ポスト電極151〜154)の少なくとも1つを隣のポスト電極150から隔離することができる。TCoB条件では、特に角に位置するポスト電極150に熱応力が集中して接合部が破壊されやすい。したがって、第1〜第4ポスト電極151〜154を第1〜第4溝部931〜934によって隔離することで、第1〜第4ポスト電極151〜154に集中する熱応力を効果的に緩和することができる。その結果、高周波モジュール1は、第1〜第4ポスト電極151〜154とマザー基板との接合部の破壊を低減することができ、TCoB条件における信頼性を向上させることができる。
また例えば、本実施の形態に係る高周波モジュール1は、さらに、電力増幅器11と、低雑音増幅器21と、を備えてもよく、電力増幅器11は、主面91aに配置され、低雑音増幅器21は、主面91bに配置された半導体部品20に内蔵されてもよい。
これによれば、電力増幅器11及び低雑音増幅器21をモジュール基板91の逆面に配置することができ、送信経路及び受信経路のアイソレーション特性の劣化を抑制しつつ高周波モジュール1の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態に係る通信装置5は、高周波信号を処理するRFIC3と、RFIC3とアンテナ2との間で高周波信号を伝送する高周波モジュール1と、を備える。
これによれば、通信装置5において、高周波モジュール1と同様の効果を実現することができる。
(変形例)
なお、上記実施の形態では、樹脂部材93は、第1〜第4溝部931〜934を凹部として有していたが、凹部の数及び形状は、これに限定されない。凹部の数は、少なくとも2つであればよい。例えば、凹部の数は、3つであってもよく、5つ以上であってもよい。また、凹部は、溝部でなくてもよい。
図6は、実施の形態の変形例に係る高周波モジュール1Aの平面図である。本変形例に係る高周波モジュール1Aの樹脂部材93は、第1〜第4溝部931〜934の代わりに、第1〜第4凹部931A〜934Aを有する。第1凹部931Aは、第1ポスト電極151と半導体部品20との間に配置されている。第2凹部932Aは、第2ポスト電極152と半導体部品20との間に配置されている。第3凹部933Aは、第3ポスト電極153と半導体部品20との間に配置されている。第4凹部934Aは、第4ポスト電極154と半導体部品20との間に配置されている。
以上のように、樹脂部材93が第1〜第4溝部931〜934の代わりに第1〜第4凹部931A〜934Aを有する場合でも、高周波モジュール1Aは、第1〜第4ポスト電極151〜154のマザー基板との接合部の破壊を低減することができ、TCoB条件における信頼性を向上させることができる。
(他の変形例)
以上、本発明に係る高周波モジュール及び通信装置について、実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明に係る高周波モジュール及び通信装置は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではない。上記実施の形態及び変形例における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施の形態や、上記実施の形態に対して本発明の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、上記高周波モジュール及び通信装置を内蔵した各種機器も本発明に含まれる。
例えば、上記各実施の形態に係る高周波モジュール及び通信装置の回路構成において、図面に開示された各回路素子及び信号経路を接続する経路の間に、別の回路素子及び配線などが挿入されてもよい。例えば、上記実施の形態において、アンテナ接続端子100及びスイッチ53の間にフィルタが挿入されてもよい。
なお、上記各実施の形態における部品の配置は、一例であり、これに限定されない。例えば、実施の形態において、スイッチ51が主面91aに配置されてもよい。
なお、上記各実施の形態において、ポスト電極が外部接続端子として用いられていたが、外部接続端子はポスト電極に限定されない。例えば、外部接続端子として、バンプ電極が用いられてもよい。
本発明は、フロントエンド部に配置される高周波モジュールとして、携帯電話などの通信機器に広く利用できる。
1、1A 高周波モジュール
2 アンテナ
3 RFIC
4 BBIC
5 通信装置
11 電力増幅器
20 半導体部品
21 低雑音増幅器
51、52、53 スイッチ
61、62 デュプレクサ
61R、62R 受信フィルタ
61T、62T 送信フィルタ
71、72、73、74 整合回路
91 モジュール基板
91a、91b 主面
92、93 樹脂部材
94 グランド電極パターン
95 シールド電極層
100 アンテナ接続端子
110 高周波入力端子
120 高周波出力端子
150 ポスト電極
151 第1ポスト電極
152 第2ポスト電極
153 第3ポスト電極
154 第4ポスト電極
201 第1辺
202 第2辺
203 第3辺
204 第4辺
511、512、513、521、522、523、531、532、533 端子
931 第1溝部
931A 第1凹部
932 第2溝部
932A 第2凹部
933 第3溝部
933A 第3凹部
934 第4溝部
934A 第4凹部

Claims (9)

  1. 互いに対向する第1主面及び第2主面を有するモジュール基板と、
    前記第2主面を覆い、第1凹部及び第2凹部を有する樹脂部材と、
    第1外部接続端子及び第2外部接続端子を含み、前記第2主面上に配置され、前記樹脂部材を貫通する複数の外部接続端子と、
    前記第2主面上で前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の間に配置され、前記樹脂部材から露出する半導体部品と、を備え、
    前記第1凹部は、前記第1外部接続端子と前記半導体部品との間に配置され、
    前記第2凹部は、前記第2外部接続端子と前記半導体部品との間に配置されている、
    高周波モジュール。
  2. 前記半導体部品は、平面視において、第1辺、前記第1辺に対向する第2辺、並びに、前記第1辺と交差する第3辺及び第4辺を有する矩形状を有し、
    前記第1凹部は、前記第1辺に沿って延びる第1溝部であり、
    前記第2凹部は、前記第2辺に沿って延びる第2溝部である、
    請求項1に記載の高周波モジュール。
  3. 前記複数の外部接続端子は、前記半導体部品の前記第1辺、前記第2辺、前記第3辺及び前記第4辺に沿って並んで配置されており、
    前記樹脂部材は、さらに、前記第3辺及び前記第4辺に沿ってそれぞれ延びる第3溝部及び第4溝部を有する、
    請求項2に記載の高周波モジュール。
  4. 前記第1外部接続端子は、前記半導体部品を囲む矩形枠状の周辺領域の第1角部に配置されており、
    前記第1溝部及び前記第3溝部は、前記第1外部接続端子と、前記第1外部接続端子と隣り合う2つの外部接続端子と、の間にそれぞれ介在している、
    請求項3に記載の高周波モジュール。
  5. 前記第2外部接続端子は、前記周辺領域の前記第1角部に対向する第2角部に配置されており、
    前記第2溝部及び前記第4溝部は、前記第2外部接続端子と、前記第2外部接続端子と隣り合う2つの外部接続端子と、の間にそれぞれ介在している、
    請求項4に記載の高周波モジュール。
  6. 前記複数の外部接続端子は、前記周辺領域の前記第1角部と対向しない2つの角部のうちの1つである第3角部に配置された第3外部接続端子を含み、
    前記第1溝部及び前記第4溝部は、前記第3外部接続端子と、前記第3外部接続端子と隣り合う2つの外部接続端子との間にそれぞれ介在している、
    請求項5に記載の高周波モジュール。
  7. 前記複数の外部接続端子は、前記周辺領域の前記第1角部と対向しない2つの角部のうちの他の1つである第4角部に配置された第4外部接続端子を含み、
    前記第2溝部及び前記第3溝部は、前記第4外部接続端子と、前記第4外部接続端子と隣り合う2つの外部接続端子との間にそれぞれ介在している、
    請求項6に記載の高周波モジュール。
  8. さらに、
    電力増幅器と、
    低雑音増幅器と、を備え、
    前記電力増幅器は、前記第1主面に配置され、
    前記低雑音増幅器は、前記第2主面に配置された前記半導体部品に内蔵されている、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の高周波モジュール。
  9. 高周波信号を処理する信号処理回路と、
    前記信号処理回路とアンテナとの間で前記高周波信号を伝送する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の高周波モジュールと、を備える、
    通信装置。
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