JP2021196810A - 製品の提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多種類の製品を容易に試すことが可能な製品の提供方法を提供すること。【解決手段】収納箱30と、施錠手段及び開錠手段32と、を備える収納装置40を1又は複数備える製品提供システム10を用いた製品の提供方法において、収納箱30に収納される製品20を識別するための識別手段34と、製品20を構成する容器内に収容される内容物の量、又は、製品20を構成する容器の数量を計測するための計測手段36と、を備える。提供方法は、識別手段を34用いて、利用者によって返却された製品20を識別するステップと、計測手段36を用いて、製品20の内容物の量、又は、製品20を構成する容器の数量を計測するステップと、を含む。【選択図】 図1
Description
本発明は、製品の提供方法に関する。
近年、消費者嗜好の多様化が進展している。例えば、芳香製品の市場では、消費者嗜好の多様化に伴って、2種類以上の香りを消費者の希望通りに調合して販売することも行われている。様々な香りを試して自分の嗜好に合った香りを見つけ出すことができるサービスも提供されるようになった。
一方で、製品を所有せずに利用するシェアリングエコノミーと呼ばれる経済活動が拡大している。例えば、ネットワークを介して個人間での製品の貸し借りや、サービスの授受を実行するための仲介サービスが広がりをみせている。よって、多くの製品を購入することなく試用し、自分の嗜好に合った製品を見つけ出すことができるサービスの提供が期待される。
特許文献1には、セキュアでユーザビリティの高い解錠管理システム等を提供することにより、個人間での製品の貸し借りを実現するための方法が記載されている。
しかしながら、芳香製品のような容器内に収容される内容物を消費する製品は、貸し借りの対象物として適さないと考えられている。また、個人間で貸し借りする場合、外出先等で急にその製品が必要になったときに、迅速にその製品を提供することが困難である。また、貸主の信用性が担保されない限り、内容物を利用することに不安を覚える利用者も少なくない。このため、多種類の製品を試してみたいというニーズがあるにもかかわらず、そのようなニーズに応えるサービスが提供されていない。
そこで本発明は、多種類の製品を容易に試すことが可能な製品の提供方法を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る製品の提供方法は、製品提供システムを利用する。製品提供システムは、製品を収納するための収納箱と、収納箱を施錠するための施錠手段と、収納箱を開錠するための開錠手段と、を備える収納装置を1又は複数備えるとともに、収納装置を開錠又は施錠するための制御手段とを備える。更に、製品提供システムは、収納箱に収納された製品を識別するための識別手段と、製品を構成する容器内に収容された内容物の量、又は、製品を構成する容器の数量を計測するための計測手段を備える。そして、利用者による製品の選択を受け付けるステップと、開錠手段を用いて、利用者によって選択された製品を収納する一つの収納箱を開錠するステップと、識別手段を用いて、利用者によって一つの収納箱内に返却された製品を識別するステップと、計測手段を用いて、利用者によって返却された製品の内容物の量、又は、製品を構成する容器の数量を計測するステップと、施錠手段を用いて、利用者によって返却された製品を収納する収納箱を施錠するステップと、を含むものである。
この態様によれば、利用者によって選択された製品を収納する一つの収納箱を開錠するステップを含むから、利用者は、多種類の製品の中から選択された製品を容易に試すことが可能になる。また、利用者によって一つの収納箱内に返却された製品を識別するステップを含むから、利用者によって返却された製品が、収納箱に収納されていた製品であることを識別することが可能になる。また、製品の内容物の量を計測するステップを含むから、利用者によって消費された内容物の量を計測することが可能になる。例えば、消費量に応じて利用者に課金することも可能になる。
また、製品提供システムは、1または、2以上の収納装置を備え、2以上の場合は第1の収納箱に収納される製品を構成する第1の容器と、第2の収納箱に収納される製品を構成する第2の容器とは同一の形状を備えてもよい。また、第1の容器内に収容される第1の内容物と、第2の容器内に収容される第2の内容物とは、異なる物であってもよい。
この態様によれば、第1の内容物と、第2の内容物とが異なる物であるから、利用者は、多種類の製品を容易に試すことが可能になるとともに、第1の収納箱に収納される製品を構成する第1の容器と、第2の収納箱に収納される製品を構成する第2の容器とは同一の形状を備えているため、識別手段を用いた識別精度を向上させることが可能になる。
なお、利用者によって選択された製品を収納する一つの収納箱と、利用者によって返却された製品を収納する一つの収納箱は、同一でなくてもよい。制御手段は、例えば、返却時に空いている他の収納箱を、利用者によって返却された製品を収納する一つの収納箱として選択するように構成されてもよい。また、他の収納箱は、他の場所に設置されている収納装置であってもよい。
このように構成することによって、利用者は、利用したい製品を取り出す収納箱と、利用した製品を返却する収納箱を異ならせることが可能になる。このため、利用者の利便性を高めることが可能になる。また、製品が取り出された収納箱に、新たに製品を収納させることが可能になるから、収納箱の利用率を向上させることが可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。以下の実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施形態のみに限定する趣旨ではない。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る製品提供システム10の機能ブロック図である。この製品提供システム10は、香りを有する化粧水を体に霧状に吹き付けるボディミストと呼ばれる芳香製品20(図3。「製品」の一例)を提供する。製品提供システム10は、芳香製品20を収納するための収納ボックス30(「収納箱」の一例)と、収納ボックス30を施錠及び開錠するロック部32(「施錠手段」及び「開錠手段」の一例)とを備える。収納ボックス30及びロック部32は、ロッカー40(「収納装置」の一例)を構成する。製品提供システム10は、複数のロッカー40を備える。製品提供システム10は、更に、これらロッカー40の開錠及び施錠を制御するための制御部50と、制御部50に接続されるデータベースDBと、製品提供システム10の利用者との間で情報を入出力するための入出力部60とを備える。以下、各構成について詳述する。
図1は、本実施形態に係る製品提供システム10の機能ブロック図である。この製品提供システム10は、香りを有する化粧水を体に霧状に吹き付けるボディミストと呼ばれる芳香製品20(図3。「製品」の一例)を提供する。製品提供システム10は、芳香製品20を収納するための収納ボックス30(「収納箱」の一例)と、収納ボックス30を施錠及び開錠するロック部32(「施錠手段」及び「開錠手段」の一例)とを備える。収納ボックス30及びロック部32は、ロッカー40(「収納装置」の一例)を構成する。製品提供システム10は、複数のロッカー40を備える。製品提供システム10は、更に、これらロッカー40の開錠及び施錠を制御するための制御部50と、制御部50に接続されるデータベースDBと、製品提供システム10の利用者との間で情報を入出力するための入出力部60とを備える。以下、各構成について詳述する。
制御部50は、演算装置に相当するプロセッサと、プロセッサの演算に必要な情報を一時的に記憶する揮発性記憶素子と、本実施形態に示される各演算処理その他のコンピュータプログラム等が記録される不揮発性記憶素子と、各部を接続する内部バスを備える。揮発性記憶素子は、演算処理に必要なデータ等及び不揮発性記憶素子から読み出されるコンピュータプログラムの一部等を一時的に記憶する記憶素子からなり、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)及びDRAM(Dynamic Random Access Memory)から構成される。不揮発性記憶素子は、本実施形態に示される各演算処理その他のコンピュータプログラム及びデータを記憶する記憶素子からなり、例えば、NOR型又はNAND型のフラッシュメモリから構成される。データベースDBは、利用者データ、各芳香製品20の識別データ、各芳香製品20毎の使用量を示すデータ、各ロッカー40の識別情報及び位置情報その他のデータを記憶する半導体又は磁気の記憶媒体からなり、例えば、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disc Drive)から構成される。これら制御部50及びデータベースDBは、1又は複数のユニットから構成されてもよい。複数のユニットから構成する場合、各ユニットは一体化されておらず、分離していてもよい。また、制御部50及びデータベースDBも、一体的に設けられなくてもよい。例えば、制御部50の一部の機能は、データベースDBに隣接して設けられた制御ユニットにより実行され、その他の機能は、ロッカー40と一体的に設けられた異なる制御ユニットにより実行されるように構成してもよい。また、例えば、データベースDBは、遠隔地に設けられ、インターネット及びLAN等により、制御部50と有線又は無線で通信可能に接続可能に構成されてもよい。
入出力部60は、利用者から情報を受け付ける入力部と、利用者に情報を出力する出力部を備える。入力部は、例えば、利用者の識別情報を含む二次元バーコードを読み取るバーコードリーダー及び利用者の識別情報を非接触型ICカードから受信するICカードリーダーから構成される。更に、利用者の指紋、光彩、静脈、顔等のバイオメトリクス情報を受け付けるための静電容量センサ、画像センサ等を備えてもよい。入出力部60は、更に、利用者が特定の芳香製品を選択するための、例えば、タッチパネル型のディスプレイを備える。このディスプレイには、利用者が選択可能な複数の芳香製品を表示する出力部として機能する。出力部は、更に、所定の行為を促すための音声を出力するスピーカ等を備えてもよい。
ロッカー40は、芳香製品を収納する収納ボックス30と、収納ボックス30を施錠及び開錠するロック部32と、収納ボックス30内に収納される物を識別するための識別部34(「識別手段」の一例)と、芳香製品の容器内に収容される芳香剤の量を計測するための計測部36(「計測手段」の一例)と、芳香製品の容器表面を衛生に保つための装置、手段、例えば殺菌するための殺菌灯ユニット38等とを備える。
収納ボックス30は、芳香製品を収納するのに十分な内部空間を有する、例えば、直方体状に形成される金属製の筐体であり、開閉可能な前面扉を備える。収納ボックス30内には、ロック部32が設置される。ロック部32は、例えば、制御部50からの制御信号に基づいて正逆動作可能なロックプレートと、ロックプレートを動作させるためのアクチュエータ(例えば、ソレノイド)を備える。収納ボックス30は、例えば、ロックプレートが所定位置に存在するときに前面プレートが開閉できない施錠状態となり、ロックプレートを回動させることにより異なる位置に存在するときに前面プレートが開閉可能な開錠状態となるように構成される。なお、ロッカー40は、例えば、施錠状態において赤色の光を出力し、開錠状態において緑色の光を出力する複数のLEDを備えてもよい。
識別部34は、例えば、収納ボックス30内に収納される物を撮像するためのカメラと、撮像画像を処理して物の輪郭を抽出し、その形状に基づいて芳香製品20であるか否かの判別を行う判別手段を備えている。撮像画像を処理し、芳香製品20であるか否かの判別を行う判別手段は、制御部50の不揮発性記憶素子に記憶されるコンピュータプログラム及びプロセッサから構成してもよい。また、芳香製品20の容器の形状を教師データとする機械学習によって、芳香製品20であるか否かの判別を行うアルゴリズムを動的に生成するように構成してもよい。更に、ISO規格等で定められるRFID(Radio Frequency IDentification)技術を利用して、芳香製品20の容器に電磁波で識別情報を出力するRFタグを貼り付け、一方で識別部34にRFタグから出力されるデータを非接触で読み取るRFリーダーを設けることにより、芳香製品20を識別するように構成してもよい。更に、芳香製品20の容器22又は蓋26(図3A)に一次元又は二次元バーコード、文字情報等の識別情報又は特徴パターンを印刷したラベルを貼り付け、識別部34にこの識別情報を読み取るカメラ、バーコードリーダー又はOCR(Optical Character Recognition)リーダーを設けることにより、芳香製品20を識別するように構成してもよい。更にレーザー、LED又はスキャナを利用した三次元形状計測機を用いて芳香製品20の容器か否かを判別することにより、芳香製品20を識別するように構成してもよい。その他知られたセンサ等から識別部34を構成することが可能である。
なお、芳香製品20、例えばスプレー型容器とすると(容器形態はこれに限らない)、容器22又は蓋26(図3A)の少なくとも一部を中心軸について回転対称に設けることにより、利用者が収納ボックス30内に芳香製品20を返却する際の配置角度によらず、精度良く、芳香製品20であるか否かの判別を行うことが可能になる。容器形態が上記のように対称形でない場合は、一部に識別可能な箇所を有することで判別を行うことが可能である。また、芳香製品20を収納ボックス30内の所定位置及び所定角度に配置することを利用者に促すために、収納ボックス30の底面に、芳香製品20の容器底部に相当する形状の輪郭線を描いてもよい。或いは、収納ボックス30の底面に、芳香製品20の容器底部に相当する形状を異なる色で着色した領域を設けてもよい。更に、収納ボックス30の底面に、芳香製品20の容器底部に相当する形状の凹みを設けてもよい。このように収納ボックス30を構成することにより、芳香製品20の判別制度を高めることが可能になる。
計測部36は、例えば、芳香製品20の重量を計測するために収納ボックス30の底部に設けられた計量器を備えている。芳香製品20の容器等の重量は既知であることから、芳香製品20の重量を計測することにより、容器内に収容される芳香剤(「内容物」の一例)の重量を計測することが可能になる。更に計測部36は、光学的に芳香剤の体積を計測するように構成してもよい。例えば、容器を透光性の材質から構成し、容器を通過するようにレーザ又はLED等の光線をスキャンさせ、芳香剤の液面位置情報を取得することにより、容器内に収容される芳香剤(「内容物」の一例)の体積を計測することが可能になる。その他知られたセンサ等から計測部36を構成することが可能である。または、重量を計測できる方法、例えばロードセル方式(電磁抵抗線式)などを用いることで重量を計測することが可能である。
衛生に保つためのユニット38として、例えばアルコール処理などの物理的処理によるもの(処理の仕方は自動噴霧、手動方法でもよい)や殺菌灯ユニット等の方法が考えられる。例として殺菌灯ユニット38の場合は、芳香製品の容器表面を殺菌する殺菌力を有する、例えば、紫外線を照射する蛍光灯を備えている。殺菌灯ユニット38は、制御部50からの制御信号に基づいて動作するように構成されてもよい。例えば、制御部50がロック部32に送信する制御信号と連動させて、収納ボックス30が施錠状態の場合に殺菌灯ユニット38が紫外線を照射し、収納ボックス30が開錠状態になると殺菌灯ユニット38が紫外線の照射を停止するような制御信号を、制御部は、殺菌灯ユニット38に送信するように構成してもよい。
以上のような構成とすることにより、繰り返し使用される可能性がある容器表面を衛生に保つ、例えば殺菌することが可能になる。また、他の利用者が触れたものを使いたくない利用者に安心感を与えることが可能になる。なお、殺菌灯ユニット38が照射する光線のスペクトル(強度及び波長分布)は、容器内に収容される内容物を変質しないように選択されることが好ましい。また、容器内に収容される内容物が液体であり、所定の細菌が繁殖する可能性を有する場合、そのような細菌を殺菌するために適したスペクトルを有する光線を照射するように、殺菌灯ユニット38を構成してもよい。その場合、容器のうち、少なくとも光線が透過する部分は、殺菌灯ユニット38から照射される等に対して透光性が高い材質から構成してもよい。
ロッカー40は、例えば格子をなすように高さ方向及び水平方向に配列され、例えば、電車の駅、空港、ショッピングモール等の施設に設置される。なお、制御部50は、複数の施設にそれぞれ設置される複数のロッカー40を制御するように構成してもよい。その場合、施設ごとに入出力部60を設けることが好ましい。また、ロック部32の開錠及び施錠等、制御部50の一部機能は、施設ごとに設けられた制御ユニット(制御部50の一部)により実行されるように構成してもよい。
データベースDBには、製品に関するデータベースDB1と、利用者に関するデータベースDB2が記録される。図2A及び図2Bには、データベースDB1及びデータベースDB2の一例が示される。ただし、データベースDB1及びデータベースDB2は、更に細分化された複数のデータベースから構成してもよいし、或いは、一体化されてもよい。
データベースDB1には、各ロッカー40を一意に特定するためのロッカー識別情報(第1列)、そのロッカー40が存在する位置を示すロッカー位置情報(第2列)、そのロッカー40が芳香製品20を収納しているか否かを示すロッカーステータス情報(第3列)、収納されている芳香製品20を一意に特定するための製品識別情報(第4列)、その芳香製品20の容器内に収容される芳香剤(「内容物」の一例)の残量を示す残量情報(第5列)、製品識別情報によって識別される芳香製品20が利用者によって利用されているか否かを示す製品ステータス情報(第6列)、その芳香製品20の利用者を特定する利用者識別情報(第7列)を含む情報が記録される。なお、図2A及び図2Bに示される「XXXX」は任意の桁数の文字列(数字を含む。以下同じ。)を示している。
ロッカー位置情報は、ロッカー識別情報で特定されるロッカー40が設けられる位置を特定する情報である。例えば、「X駅西口」に設置される複数のロッカー40のうち、1つ目のロッカー40である場合、例えば、「0123001」、その隣のロッカー40には、「0123002」というロッカー位置情報を付与することが可能である。上述のとおり、同じ「X駅西口」に設置されるロッカー識別情報は、「0123」という文字列を共通化させてもよい。また、ロッカー識別情報とロッカー位置情報は、連続した一つの文字列として記録されてもよい。
ロッカーステータス情報は、「空」である場合、ロッカー識別情報で特定されるロッカー40内に芳香製品20が収納されていないことを示し、「有」である場合、ロッカー識別情報で特定されるロッカー40内に芳香製品20が収納されていることを示す。ロッカーステータス情報は、例えば、2ビット以下の情報で表現されることが可能である。
製品識別情報は、製品である芳香製品20を一意に特定する情報である。同じ芳香剤を収容する芳香製品20については、製品識別情報の一部を共通化させてもよい。
残量情報は、ロッカー40に収納されている芳香製品20の容器内に残存している芳香剤の量を示す情報である。残量情報は、計測部36によって計測される芳香剤の量に基づいて算出される。
製品ステータス情報は、製品識別情報によって特定されている芳香製品がロッカー40内に収納されている「待機」状態であるか、利用者によって利用されている「利用中」の状態であるかを示す情報である。
利用者識別情報は、製品識別情報によって特定されている芳香製品20を利用中の利用者(家族など複数人から構成される場合を含む。)を特定する情報である。従って、利用中の芳香製品20に対して利用者識別情報が付与される。
なお、「NA」は対応する情報の入力が適当でないことを示す。例えば、ロッカーステータス情報が「空」であり製品が収納されていないロッカー40に対応する製品識別情報には、「NA」が付される。また、利用者によって利用中の芳香製品20については、ロッカー40から取り出されているため、対応するロッカーステータス情報として、「NA」が付される。「NA」に相当する部分には、情報を記録しなくてもよいし、又は、特別なコード(ビットパターン)を記録してもよい。
データベースDB2には、利用者識別情報(第1列)、利用者識別情報によって特定される利用者が芳香製品20を利用中であるか否かを示す利用者ステータス情報(第2列)、利用者識別情報によって特定される利用者が利用中の芳香製品20の製品識別情報(第3列)、利用前に計測部36によって計測されたその芳香製品20の残量情報(第4列)、利用開始時刻を示す貸出時刻情報(第5列)、所定期間(例えば、一か月間)の芳香剤の合計使用時間を示す累積使用時間情報(第6列)、所定期間における累積使用時間等に基づいて定まる利用額情報(第7列)を含む情報が記録される。
図3Aは、入出力部60のディスプレイに示される20種類の芳香製品20を例示する。同図に示されるとおり、各芳香製品20は、同一形状の容器22から構成される。本実施形態の場合、各容器22には、それぞれ異なる種類の芳香剤が収容される。また、各容器22には、収容している芳香剤を示す文字情報が印刷されたラベル24が貼り付けられている。各ラベル24の少なくとも一部は、収容する芳香剤を象徴する色が着色される場合もある。また、容器によっては形態も様々で、蓋が無い容器も考えられるが、今回示す例として容器22には、蓋26が備え付けられている。
入出力部60のディスプレイは、各芳香製品20を、その芳香製品20が収容している芳香剤を象徴するイラストと共に表示する。ディスプレイは、タッチパネル型のディスプレイである。このため利用者は、ディスプレイに表示される複数の芳香製品20のうち、所望の芳香製品20を表示する領域を指で触れることによって、選択することが可能である。なお、入出力部60は、利用者の音声を取得するためのマイクと、マイクにより取得された音声を認識する音声認識システムを備えてもよい。この場合利用者は、発声することにより、芳香製品20を選択することが可能である。
図3Bは、入出力部60の入力部を例示する。本実施形態の入力部は、利用者識別情報を含む二次元バーコードを読み取るためのバーコードリーダー60A及び利用者識別情報を非接触型ICカードから受信するICカードリーダー60Bを備える。
以上のような製品提供システム10を用いた製品の提供方法について説明する。
図4Aは、芳香製品20を利用する際の手続きを示すフローチャートである。同図に示されるように、まず、利用者は、自身の利用者識別情報が記録された二次元バーコード又はICカードを入出力部60のバーコードリーダー60A又はICカードリーダー60Bに近付けることにより、利用者情報を入力する(ステップS11)。
制御部50は、入出力部60から利用者識別情報を受け取ると、データベースDB2に記録される利用者識別情報と照合することにより、利用者を認証する(ステップS12)。データベースDB2に、入力された情報と一致する利用者識別情報が存在しない場合、制御部50は入出力部60のディスプレイに利用者登録を促すメッセージを表示させてもよい。
利用者が正しく認証された場合、制御部50は、データベースDB1にアクセスし、ロッカーステータスが「有」、すなわち、製品ステータスが「待機」である芳香製品20を特定し、図3Aに示されるように入出力部60のディスプレイに選択可能な複数の芳香製品20を表示させるための制御信号を送信する。なお、制御部50が例えば複数の施設に設置される複数のロッカー40を制御するように設けられる場合、入出力部60は、自身が設けられた施設に関連付けられた位置情報、例えば、「X駅西口」を示す「0123」を制御部50に送信し、制御部50は、データベースDB2に登録されたロッカー位置情報のうち所定の桁に「0123」を含むロッカー40を絞り込むように構成してもよい。このように構成することにより利用者から遠く離れたロッカー40に収納される芳香製品20が選択候補として表示されることがないように構成することが可能である。
利用者は、ディスプレイに表示された芳香製品20の中から所望の芳香製品20を表示する領域を指で触れることにより、または音声認識システムを用いることにより芳香製品20を選択する(ステップS13)。
制御部50は、入出力部60から選択された芳香製品20を示す情報を受け取ると、データベースDB1にアクセスして、その芳香製品20に相当する製品識別情報を収納するロッカー40のロッカー識別情報を取得することによりロッカー40を特定する(ステップS14)。なお、複数のロッカー40が、同一の芳香剤を収容する場合、制御部50は、データベースDB1の残量情報に基づいて残量が多い芳香剤を収納するロッカー40を選択するように構成してもよい。
更に制御部50は、ロッカー識別情報で特定されるロッカー40の計測部36に、そのロッカー40が収納する芳香製品20中の芳香剤の体積及び重量を計測させるための制御信号を送信する。計測部36は、制御信号に基づいて芳香剤の体積及び重量等を計測し、制御部50に送信する(ステップS15)。制御部50は、受信した情報に基づいてデータベースDB1の残量情報を更新する。残量情報は、例えば、収容可能な最大量に対する現在の量の百分率で表示することが可能である。なお、ステップS5は、芳香製品20の返却時等、他のタイミングで実行されてもよい。
制御部50は、ロッカー識別情報によって特定されるロッカー40のロック部32に、収納ボックス30を開錠するための制御信号を送信する。ロック部32は、制御部50から受信した制御信号に基づいて収納ボックス30を開錠する(ステップS16)。
制御部50は、入出力部60に、開錠した収納ボックス30の位置を示す情報を表示させる。利用者は、開錠した収納ボックス30から所望の芳香製品20を取り出す(ステップS17)。以上の各ステップを実行することにより、利用者は、所望の芳香製品20を使用することが可能となる。
図4Bは、芳香製品20を返却する際の手続きを示すフローチャートである。ただし利用者情報の入力(ステップS21)及び利用者の認証(ステップS22)は、それぞれ、ステップS11及びステップS12と同様であるから、詳細な説明を省略する。
次いで制御部50は、データベースDB1のロッカーステータス情報にアクセスし、ロッカーステータスが「空」であるロッカー40を特定する(ステップS23)。ここで、制御部50によって特定されるロッカー40は、ステップS14において特定され、ステップS17において利用者が芳香製品20を取り出したロッカー40と同一であることを要さない。よって利用者は、返却時にロッカーステータスが「空」である異なるロッカー40に芳香製品20を返却することが可能になる。このように構成することで、芳香製品20を借りた場所と、返す場所を異ならせることが可能になるから、利便性が大きく向上する。例えば、外出先のロッカー40で芳香製品20を借り、日中使用した後、自宅近くのロッカー40で芳香製品20を返却してもよい。また、このように構成することで、芳香製品20が取り出され、「空」となったロッカー40を他の目的(例えば、他の芳香製品20を収納する目的)のために使用することができる。従って、ロッカー40の利用率を向上させることが可能になる。
また、制御部50が例えば複数の施設に設置される複数のロッカー40を制御するように設けられる場合、入出力部60は、利用者によって入力された利用者識別情報を制御部50に送信する際、自身が設けられた施設に関連付けられた位置情報、例えば、「X駅西口」を示す「0123」を制御部50に送信することができる。制御部50は、データベースDB1に登録されたロッカー位置情報のうち、ロッカーステータスが「空」であり、かつ、ロッカー位置情報の所定の桁に「0123」を含むロッカー40、即ち、「X駅西口」に設けられたロッカー40を選択するように構成してもよい。このように構成することにより利用者から遠く離れたロッカー40が特定されることを回避することができる。
次いで制御部50は、ロッカー識別情報によって特定されるロッカー40のロック部32に、収納ボックス30を開錠するための制御信号を送信する。ロック部32は、制御部50から受信した制御信号に基づいて収納ボックス30を開錠する(ステップS24)。利用者は、開錠された収納ボックス30内に芳香製品20を返却する(ステップS25)。
ロッカー識別情報によって特定されるロッカー40の識別部34は、収納ボックス30内に返却された物が、データベースDB2によってその利用者が利用していた製品識別情報として特定される製品と一致するか判別する(ステップS26)。具体的には、例えば、カメラによって収納ボックス30内に返却された物を撮像し、その物の輪郭を抽出して、その形状と、予めデータベースDBに記録されている所定の芳香製品20の輪郭データとを比較して、芳香製品20であるか否かの判別を行う。追加的に、OCRリーダーを用いてラベル24に印刷された文字情報等を読み取って、予めデータベースDBに記録されている文字情報等と一致するか判別してもよい。
ロッカー識別情報によって特定されるロッカー40の計測部36は、返却された芳香製品20中の芳香剤の体積及び重量等を計測する。制御部50は、計測された芳香剤の量をデータベースDB1の残量情報として更新する。また、制御部50は、データベースDB2に記録されて使用前の残量情報と、データベースDB1に記録更新された使用後の残量情報とを比較し、利用者による芳香剤の使用量を計測してもよい(ステップS27)。制御部50は、利用者による芳香剤の使用量をデータベースDB2に記録する。また、現在時刻及びデータベースDB2に記録される「貸出時刻」情報に基づいて利用者による使用時間を計測し、データベースDB2の「累積使用時間」を更新する(ステップS28)。その際、制御部50は、使用量又は使用時間に応じてデータベースDB2の「利用額」を更新するように構成されてもよい。
更に制御部50は、計測された芳香剤の体積及び重量から比重を計算し、データベースDBに予め記録される芳香剤の比重と比較することにより、容器22に芳香剤以外の異物が収容されていないか判別するように構成してもよい。
その後、制御部50は、ロッカー識別情報によって特定されるロッカー40のロック部32に、収納ボックス30を施錠するための制御信号を送信する。ロック部32は、制御部50から受信した制御信号に基づいて収納ボックス30を施錠する(ステップS29)。なお、ロッカー40に返却された物が芳香製品20と判別されなかった場合、又は、ロッカー40に返却された芳香製品20の容器22に収容される者が芳香剤と判別されなかった場合、制御部50は、ロッカー40を施錠させないように構成してもよい。
以上のような構成によれば、利用者は、必要なときに必要な場所で、そのときの気分に合わせて、多種類の芳香製品の中から所望する芳香製品を容易に試すことが可能になる。また、試した芳香製品を返却することが可能になるから、全量を購入することなく、使用したい分のみ使用することが可能になる。但し、所定時間以上返却されない場合、即ち、利用者がその芳香製品を気に入って利用し続けていると考えられる場合、その芳香製品を購入したとみなして、所定額を課金する等の取り扱いとしてもよい。
更に、以上のような構成によれば、芳香剤の残量を把握することができるため、適切なタイミングで芳香剤を補充することが可能になる。例えば、データベースDB1に記録される残量情報に基づいて、残量が所定値以下となった芳香製品20を収容するロッカー40を、ロッカー位置情報に基づいて特定することにより、残り少なくなった芳香製品20のみを効率的に補充することが可能になる。
更に、異なる芳香剤を収容する芳香製品の容器を統一することにより、精度良く芳香剤の量を計測することが可能になる。但し、異なる内容物を異なる形状の容器に収容するように構成してもよい。予め、容器の形状を示す情報を芳香製品20の輪郭データとしてデータベースDBに記録することにより、それぞれの芳香製品20であるかの判別を行ってもよい。
更に、データベースDB1及びデータベースDB2に基づいて、人気のある製品を把握することや、利用者による製品の使用傾向を把握することが可能になる。
なお、本発明を適用する製品は、ボディミストだけに限られるものではない。例えば、衣服に散布等する芳香剤(「内容物」の一例)又は消臭剤(「内容物」の一例)を収容する芳香製品又は消臭製品であってもよい。また、化粧水、ヘアオイル、ヘアローション、洗口液等(「内容物」の例示)の化粧品であってもよい。但し、製品は、経時変化が小さいものであることが好ましい。
また、データベースDB2に例示される利用者の利用額は、累積使用時間に基づくものに限られるものではない。例えば、所定の累積使用時間以下である限り、定額としてもよいし、使用回数又は使用量に基づいて利用額を定めてもよい。
また、「空」状態のロッカー40が存在しないために返却できなくなる事態を抑制するために、芳香製品20等の製品を収納するロッカー40の数よりも、多い数のロッカー40を提供するように構成してもよい。例えば、データベースDB1のロッカーステータス情報の「空」と「有」の比率を追跡し、「空」の比率が高まった時点で、新たな芳香製品20等の製品をロッカー40に収納するように構成してもよい。
また、利用者の利用手続きは、スマートフォン等の携帯型端末で動作するアプリケーションソフトウェアを用いて実行可能に構成してもよい。アプリケーションソフトウェアを用いて、利用者が所望の製品を収納するロッカー40の位置を把握することが可能に構成してもよい。更に、利用者は、利用を希望する製品を事前に予約できるように構成してもよい。更に、利用者が希望する場合、利用前又は利用中の製品を購入可能に構成してもよい。また、未開封の製品には、封緘(バージンシール又はバージンタグ等)をすることにより、異物混入の防止を図り利用者の利用を促進してもよい。
また、製品の回収は、一か所において集中して行い、各ロッカーに回収した製品を移送させながら、その製品に収容される内容物の量(体積及び重量)を取得する既存のシステムを利用してもよい。
[第2実施形態]
実施形態に係る製品提供システム10は、香りを有する化粧水を体に霧状に吹き付けるボディミストと呼ばれる芳香製品20を提供するものであった。第2実施形態に係る製品提供システムは、複数の容器から構成される製品を提供する。なお、第1実施形態と同様の機能又はステップと当業者に理解される部分は、同様の名称を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
実施形態に係る製品提供システム10は、香りを有する化粧水を体に霧状に吹き付けるボディミストと呼ばれる芳香製品20を提供するものであった。第2実施形態に係る製品提供システムは、複数の容器から構成される製品を提供する。なお、第1実施形態と同様の機能又はステップと当業者に理解される部分は、同様の名称を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第2実施形態に係る製品提供システムは、例えば、少量の目薬を収容する容器を複数備える製品を提供する。未使用状態において、製品は、それぞれ少量の目薬を収容する各容器が他の容器と連結されて構成される。
第2実施形態に係る製品提供システムは、製品提供システム10と同様に、複数のロッカーと、ロッカーの開錠及び施錠を制御するための制御部と、制御部に接続されるデータベースと、製品提供システムの利用者との間で情報を入出力するための入出力部とを備える。
各ロッカーは、収納ボックスと、ロック部と、識別部と、計測部と、殺菌灯ユニットを備える。計測部は、製品を構成する容器の数量を計測する。例えば、容器には、電磁波で製品及び容器を識別する識別情報を出力するRFタグを貼り付けられている。ロッカーは、RFリーダーを備える。RFリーダーは、製品を識別する識別情報を受け取る識別手段として機能する。また、RFリーダーは、容器を識別する識別情報を各容器から受け取ることにより、製品を構成する容器の数量を計測する計測手段として機能する。
このような製品提供システムを利用することにより、第1実施形態に示される製品の提供方法と同様のステップが実行される。但し、ステップS17において、利用者は、開錠した収納ボックスから所望の製品を取り出した後、自身が使用する予定の数量の容器を切り離し、残る一、又は、複数の容器から構成される製品をロッカーに返却する。利用者がすぐに製品を返却する場合、ステップS21乃至ステップS24が実行されないように構成してもよい。
製品の返却後、ステップS27において、計測部は、返却された製品を構成する容器の数量を計測する。ステップS28において、制御部は、計測された容器の数量をデータベースの残量情報として更新する。なお、利用者が製品を返却しない場合、識別部は、製品を識別することができない。制御部は、所定時間以内に識別部が製品を識別しないことに基づいて、利用者が製品を構成する一、又は、製品を構成する一又は複数の容器の全てを購入したと判断する。
以上のような構成によれば、利用者は、必要なときに必要な場所で、必要量の製品を容易に利用することが可能になる。
なお、製品提供システムは、目薬の他、マスク、化粧品等の一回ごとに使いきるタイプの製品、分包される製品を提供するように構成してもよい。また、数量を計測するための手段として、RFIDの他、製品の重量を計測する手段、製品を撮像する撮像手段等に基づいて、数量を計測してもよい。
なお、製品提供システムは、目薬の他、マスク、化粧品等の一回ごとに使いきるタイプの製品、分包される製品を提供するように構成してもよい。また、数量を計測するための手段として、RFIDの他、製品の重量を計測する手段、製品を撮像する撮像手段等に基づいて、数量を計測してもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。たとえば、当業者の通常の創作能力の範囲内で、ある実施形態における一部の構成要素を、他の実施形態に追加することができる。また、ある実施形態における一部の構成要素を、他の実施形態の対応する構成要素と置換することができる。
10 製品提供システム
20 芳香製品
22 容器
24 ラベル
26 蓋
30 収納ボックス
32 ロック部
34 識別部
36 計測部
36 制御部
38 殺菌灯ユニット
40 ロッカー
50 制御部
60 入出力部
60A バーコードリーダー
60B ICカードリーダー
DB データベース
20 芳香製品
22 容器
24 ラベル
26 蓋
30 収納ボックス
32 ロック部
34 識別部
36 計測部
36 制御部
38 殺菌灯ユニット
40 ロッカー
50 制御部
60 入出力部
60A バーコードリーダー
60B ICカードリーダー
DB データベース
Claims (2)
- 製品を収納するための収納箱と、
前記収納箱を施錠するための施錠手段と、
前記収納箱を開錠するための開錠手段と、
を備える収納装置を1又は複数備えるとともに、
前記収納装置を開錠又は施錠するための制御手段とを備える製品提供システムを用いた製品の提供方法において、
前記製品提供システムは、更に、
前記収納箱に収納される前記製品を識別するための識別手段と、
前記製品を構成する容器内に収容される内容物の量、又は、前記製品を構成する容器の数量を計測するための計測手段と、を備え、
前記提供方法は、
利用者による製品の選択を受け付けるステップと、
前記開錠手段を用いて、利用者によって選択された前記製品を収納する一つの前記収納箱を開錠するステップと、
前記識別手段を用いて、利用者によって一つの前記収納箱内に返却された製品を識別するステップと、
前記計測手段を用いて、利用者によって返却された前記製品の前記内容物の量、又は、前記製品を構成する容器の数量を計測するステップと、
前記施錠手段を用いて、利用者によって返却された前記製品を収納する前記収納箱を施錠するステップと、
を含む製品の提供方法。 - 前記製品提供システムは、2以上の前記収納装置を備え、
第1の前記収納箱に収納される前記製品を構成する第1の前記容器と、第2の前記収納箱に収納される前記製品を構成する第2の前記容器とは同一の形状を備え、
前記第1の容器内に収容される第1の前記内容物と、前記第2の容器内に収容される第2の前記内容物とは、異なる物であることを特徴とする請求項1に記載の製品の提供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020102256A JP2021196810A (ja) | 2020-06-12 | 2020-06-12 | 製品の提供方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020102256A JP2021196810A (ja) | 2020-06-12 | 2020-06-12 | 製品の提供方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021196810A true JP2021196810A (ja) | 2021-12-27 |
Family
ID=79195456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020102256A Pending JP2021196810A (ja) | 2020-06-12 | 2020-06-12 | 製品の提供方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021196810A (ja) |
-
2020
- 2020-06-12 JP JP2020102256A patent/JP2021196810A/ja active Pending
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