JP2021196538A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021196538A
JP2021196538A JP2020103927A JP2020103927A JP2021196538A JP 2021196538 A JP2021196538 A JP 2021196538A JP 2020103927 A JP2020103927 A JP 2020103927A JP 2020103927 A JP2020103927 A JP 2020103927A JP 2021196538 A JP2021196538 A JP 2021196538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
genuine product
control unit
read
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020103927A
Other languages
English (en)
Inventor
健太郎 岸田
Kentaro Kishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2020103927A priority Critical patent/JP2021196538A/ja
Publication of JP2021196538A publication Critical patent/JP2021196538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】コンテナが純正品であるか否かを精度良く推定する。【解決手段】画像形成装置は、色材を収容するコンテナの記憶媒体から、コンテナに関するコンテナ情報を読み取り、読み取ったコンテナ情報に基づき、装着されたコンテナが純正品であるか否かを認識する制御部と、過去に装着されたコンテナが純正品であるか否かに関する装着履歴情報を記憶する記憶部と、を備え、装着されたコンテナのコンテナ情報を読み取れなかったとき、制御部は、装着履歴情報に基づき、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナが純正品であるか否かを推定する。【選択図】図4

Description

本発明は、色材を収容するコンテナが装着される画像形成装置に関する。
画像形成装置は、トナーなどの色材を用いて印刷を行う。印刷に用いる色材は、コンテナ(カートリッジと呼ばれる場合もある)に収容される。コンテナは、画像形成装置に装着される。コンテナが装着される画像形成装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の画像形成装置には、RFIDタグのような記憶媒体を有するコンテナ(特許文献1では、トナーカートリッジ)が装着される。コンテナの記憶媒体には、コンテナの識別情報など、コンテナに関するコンテナ情報が格納される。
特開2008−250087号公報
画像形成装置に装着されるコンテナが純正品の場合もあれば非純正品の場合もある。コンテナが非純正品である場合、画質が低下したり、故障が発生し易くなったりする。このため、画像形成装置によっては、装着されたコンテナが非純正品である場合、操作パネルに警告メッセージを表示する。警告メッセージが表示されると、ユーザーにとっては煩わしい。
ここで、画像形成装置は、コンテナが装着されると、装着されたコンテナの記憶媒体からコンテナ情報を読み取る。そして、画像形成装置は、コンテナ情報に基づき、装着されたコンテナが純正品であるか否かを認識する。
この構成では、汚れが付着したコンテナが画像形成装置に装着されると、コンテナに付着した汚れに起因してコンテナ情報を読み取れないという不都合が生じ得る。コンテナ情報を読み取れない場合、装着されたコンテナが純正品であるか否かを判別できない。
たとえば、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナは非純正品として扱われる。しかし、仮に、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナが実際には純正品であるにもかかわらず非純正品として扱うと、ユーザーに不利益が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナが純正品であるか否かを精度良く推定することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一局面による画像形成装置は、画像形成装置に装着されるとともに色材を収容するコンテナの記憶媒体から、コンテナに関するコンテナ情報を読み取り、読み取ったコンテナ情報に基づき、装着されたコンテナが純正品であるか否かを認識する制御部と、画像形成装置に過去に装着されたコンテナが純正品であるか否かに関する装着履歴情報を記憶する記憶部と、を備える。装着されたコンテナのコンテナ情報を読み取れなかったとき、制御部は、装着履歴情報に基づき、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナが純正品であるか否かを推定する。
本発明の構成では、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナが純正品であるか否かを精度良く推定できる。
本実施形態による画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態による画像形成装置に装着されるコンテナを示す図である。 本実施形態による画像形成装置の操作パネルに表示される警告画面を示す図である。 本実施形態による画像形成装置の制御部が行う処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態による画像形成装置の操作パネルに表示されるメッセージ画面を示す図である。 本実施形態による画像形成装置の操作パネルに表示されるメッセージ画面を示す図である。
<画像形成装置の構成>
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、制御部11および記憶部12を備える。制御部11は、CPUを含む。制御部11は、画像形成装置1を制御する。記憶部12は、ROM、RAMおよびHDDなどの記憶デバイスを含む。記憶部12は、制御部11に接続される。制御部11は、記憶部12からの情報の読み出しおよび記憶部12への情報の書き込みを行う。
画像形成装置1は、印刷部13を備える。印刷部13は、トナー(「色材」に相当)を用いて印刷を行う。印刷部13による印刷は、レーザー方式で行われる。具体的には、印刷部13は、用紙を搬送する。印刷部13は、感光体ドラムの周面に静電潜像を形成し、静電潜像をトナー像に現像する。印刷部13は、搬送中の用紙にトナー像を転写(印刷)する。印刷部13の印刷方式は、色材としてインクを用いるインクジェット方式であってもよい。
静電潜像のトナー像への現像は、現像装置131が行う。現像装置131には、トナーが収容される。現像装置131は、静電潜像にトナーを供給し、静電潜像をトナー像に現像する。
現像装置131に収容されているトナーは、印刷の実行によって消費されていく。したがって、現像装置131へのトナー補給が必要となる。このため、画像形成装置1には、補給用のトナーを収容するコンテナ10が装着される。
コンテナ10は、画像形成装置1の本体に対して着脱可能(交換可能)である。たとえば、画像形成装置1の外装カバーの一部がコンテナカバー(図示せず)として機能する。コンテナカバーは、開閉カバーである。コンテナカバーが開けられることにより、コンテナ10の装着スペースが露出する。
画像形成装置1に装着されたコンテナ10が空状態になったとき、コンテナカバーが開けられ、空状態のコンテナ10が装着スペースから取り出される。この後、新品のコンテナ10(トナーが満杯に収容されたコンテナ10)が装着スペースに装着され、コンテナカバーが閉じられる。
制御部11は、カバーセンサーCSの出力値に基づき、コンテナカバーの開閉を検知する。カバーセンサーCSは、コンテナカバーが開けられているときと閉じられているときとで出力値を変化させる。コンテナカバーが開けられた状態から閉じられた状態に変化したことを検知したとき、制御部11は、画像形成装置1にコンテナ10が装着されたと判断する。
ここで、コンテナ10には、ICチップ100を含むタグが設置される。ICチップ100は「記憶媒体」に相当する。ICチップ100は、メモリーを有する。
ICチップ100は、設置先のコンテナ10に関するコンテナ情報を格納する。コンテナ情報は、たとえば、対応するコンテナ10の識別情報(製造番号および型式など)を含む。
制御部11には、リーダーライター110が接続される。制御部11は、リーダーライター110を用いて、ICチップ100からの情報の読み出しおよびICチップ100への情報の書き込みを行う。制御部11は、ICチップ100から読み取ったコンテナ情報に基づき、コンテナ10が純正品であるか否かを認識する。
コンテナ10には、図2に示すように、補給スクリュー101が設けられる。なお、画像形成装置1の本体に補給スクリュー101が設けられてもよい。画像形成装置1の本体にコンテナ10が装着されると、コンテナ10と現像装置131とが補給管102によって接続される。
補給スクリュー101は、トナー補給用の補給モーターMTから動力が伝達されて回転する。コンテナ10から現像装置131へのトナー補給時には、補給スクリュー101が回転することにより、コンテナ10からトナーが落下する。コンテナ10から落下したトナーは、補給管102を介して、現像装置131に補給される。制御部11によって補給モーターMTが制御される。
また、図1に示すように、制御部11には、トナーセンサーTSが接続される。トナーセンサーTSは、発光部および受光部を有する光センサーである。トナーセンサーTSの出力値は、現像装置131に収容されているトナーの堆積高さに応じて変化する。現像装置131にトナーが十分に残っているとき、トナーセンサーTSの光路(発光部と受光部との間)が遮蔽され、トナーセンサーTSから第1レベルの信号が出力される。現像装置131のトナーが減少したとき、トナーセンサーTSの光路が開放され、トナーセンサーTSから第2レベルの信号が出力される。
制御部11は、トナーセンサーTSの出力値に基づき、コンテナ10から現像装置131へのトナー補給が必要であるか否かを判断する。制御部11は、トナーセンサーTSの出力値が第2レベルになったことを検知すると、現像装置131へのトナー補給が必要と判断し、補給スクリュー101を回転させる。これにより、コンテナ10から現像装置131にトナーが補給される。
制御部11は、トナー補給を開始して以降、トナーセンサーTSの出力値が第1レベルになったことを検知すると、トナー補給を終了する。これにより、現像装置131のトナーが減少しても、減少した分のトナーが現像装置131に補給される。すなわち、現像装置131のトナーの堆積高さ(現像装置131のトナー量)が一定に保たれる。
また、制御部11は、コンテナ10に収容されているトナーの残量検知を行う。制御部11は、トナーの残量検知を行うため、コンテナ10から現像装置131に補給したトナー補給量の累積値を求める。
ここで、補給スクリュー101の形状および設置位置は、補給スクリュー101の1回転当たりのトナー補給量が目標量となるよう設計される。そこで、制御部11は、トナー補給を行っているとき、補給スクリュー101の回転回数をカウントする。そして、制御部11は、画像形成装置1に新品のコンテナ10が装着されて以降の補給スクリュー101の回転回数の累積値に基づき、画像形成装置1に新品のコンテナ10が装着されて以降のトナー補給量の累積値を求める(補給スクリュー101の1回転当たりのトナー補給量に補給スクリュー101の回転回数の累積値を乗じればよい)。
制御部11は、トナー補給量の累積値をICチップ100に記憶させる。コンテナ10が交換されると、制御部11は、トナー補給量の累積値をリセットする。なお、トナー補給量の累積値が記憶部12に記憶されてもよい。
制御部11は、満杯時のトナー量からトナー補給量の累積値を減じた値をトナーの残量として検知する。制御部11は、トナーの残量を示す情報をICチップ100に記憶させる。トナーの残量を示す情報が記憶部12に記憶されてもよい。
画像形成装置1は、操作パネル14を備える。操作パネル14には、タッチスクリーンおよびハードウェアボタンが設けられる。タッチスクリーンは、ソフトウェアボタンおよびメッセージなどを表示する。タッチスクリーンは、表示画面(ソフトウェアボタン)に対するタッチ操作をユーザーから受け付ける。操作パネル14は、制御部11に接続される。制御部11は、操作パネル14の表示動作を制御する。また、制御部11は、操作パネル14に対して行われた操作を検知する。
画像形成装置1は、通信部15を備える。通信部15は、通信回路および通信メモリーを含む。通信部15は、制御部11に接続される。制御部11は、通信部15を用いて、インターネットなどのネットワークNTに接続された外部機器2と通信する。外部機器2としては、画像形成装置1のメンテナンス業者により使用されるコンピューターがある。
<装着履歴情報>
記憶部12は、装着履歴情報20を記憶する。装着履歴情報20は、画像形成装置1に過去に装着されたコンテナ10が純正品であるか非純正品であるかに関する情報である。装着履歴情報20は、純正品カウント値を示す情報、非純正品カウント値を示す情報および読取不良カウント値を示す情報を含む。
制御部11は、画像形成装置1にコンテナ10が新たに装着されるごとに、装着履歴情報20を更新する。言い換えると、制御部11は、画像形成装置1にコンテナ10が新たに装着されるごとに、純正品カウント値、非純正品カウント値および読取不良カウント値のいずれかを1カウントアップする。
制御部11は、画像形成装置1にコンテナ10が装着されたと判断すると、リーダーライター110を用いて、画像形成装置1に装着されたコンテナ10のICチップ100から、今回装着されたコンテナ10に関するコンテナ情報を読み出す。
純正品のICチップ100には正規の情報が格納される。したがって、画像形成装置1に装着されたコンテナ10が純正品であれば、ICチップ100から読み取ったコンテナ情報を認識できる。
ICチップ100から読み取ったコンテナ情報を認識できた場合(たとえば、コンテナ10の製造番号および型式などを認識できた場合)、制御部11は、画像形成装置1に装着されたコンテナ10を純正品と認識する。この場合、制御部11は、純正品カウント値を1カウントアップする。
一方で、ICチップ100から読み取ったコンテナ情報を認識できなかった場合、制御部11は、画像形成装置1に装着されたコンテナ10を非純正品と認識する。この場合、制御部11は、非純正品カウント値を1カウントアップする。
ここで、コンテナ10(ICチップ100を含むタグ)にトナーなどの汚れが付着することによってICチップ100からコンテナ情報を読み取れない、という不都合が生じ得る。画像形成装置1に装着されたコンテナ10のコンテナ情報を読み取れなかった場合、制御部11は、読取不良カウント値を1カウントアップする。
<警告メッセージ>
画像形成装置1に装着されたコンテナ10を純正品と認識した場合、すなわち、ICチップ100から読み取ったコンテナ情報を認識できた場合、制御部11は、画像形成装置1に装着されたコンテナ10が純正品である場合の処理を行う。画像形成装置1に装着されたコンテナ10が純正品である場合には、後述する警告画面31は表示されない。
画像形成装置1に装着されたコンテナ10を非純正品と認識した場合、すなわち、ICチップ100から読み取ったコンテナ情報を認識できなかった場合、制御部11は、図3に示すような警告画面31を操作パネル14に表示させる。警告画面31には、画像形成装置1に装着されたコンテナ10が非純正品である旨(保証対象外である旨)の警告メッセージM1が配される。故障が発生し易くなる旨のメッセージ、画質が低下する旨のメッセージ、および、トナー消費量が増大する旨のメッセージなどを警告メッセージM1に含めてもよい。
たとえば、制御部11は、画像形成装置1に装着されたコンテナ10を非純正品と認識してから所定時間が経過するまで、警告メッセージM1を操作パネル14に表示させ続ける。なお、画像形成装置1に主電源が投入されたとき、画像形成装置1がスリープ状態から復帰したとき、ジョブの実行指示を受け付けたとき、および、ジョブが完了したときなど、画像形成装置1に装着されたコンテナ10を非純正品と制御部11が認識して以降、所定のタイミングで警告メッセージM1が表示されてもよい。
また、画像形成装置1に装着されたコンテナ10を非純正品と認識した場合、制御部11は、コンテナ10のトナー残量を操作パネル14に表示させない。トナー残量の検知が行われなくてもよい。
画像形成装置1に装着されたコンテナ10が非純正品である場合には、警告メッセージM1が操作パネル14に表示されるので、ユーザーにとっては煩わしい。また、コンテナ10のトナー残量を知ることができないので、利便性が悪い。
<推定処理>
コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が純正品の場合もあれば非純正品の場合もある。仮に、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が純正品であるにもかかわらず非純正品として扱うと、ユーザーに不利益が生じる。しかし、コンテナ情報を読み取れないので、コンテナ10が純正品であるか否かを判別できない。
ここで、一般的に、純正品のコンテナ10を多用しているユーザーが非純正品のコンテナ10を画像形成装置1に装着することは少ない。このため、画像形成装置1に装着されたコンテナ10のコンテナ情報を読み取れなかったとき(コンテナ10が純正品であるか否かを判別できないとき)には、純正品および非純正品のいずれのコンテナ10の使用回数(画像形成装置1への装着回数)が多いかに基づき、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が純正品であるか否かを推定できる。
そこで、画像形成装置1に装着されたコンテナ10のコンテナ情報を読み取れなかったとき、制御部11は、装着履歴情報20に基づき、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が純正品であるか否かを推定する。
以下に、図4に示すフローチャートを参照し、具体的に説明する。図4に示すフローのスタートは、画像形成装置1にコンテナ10が装着されたと制御部11が判断したときである。
ステップS1において、制御部11は、画像形成装置1に今回装着されたコンテナ10のICチップ100からのコンテナ情報の読み出しを試行する。今回装着されたコンテナ10のコンテナ情報を制御部11が読み取れた場合には、ステップS2に移行する。
ステップS2において、制御部11は、読み取ったコンテナ情報に基づき、今回装着されたコンテナ10が純正品であるか否かを認識する。今回装着されたコンテナ10が純正品であると制御部11が認識した場合、ステップS3に移行する。
ステップS3において、制御部11は、装着履歴情報20の純正品カウント値を1カウントアップする。すなわち、制御部11は、装着履歴情報20を更新する。その後、ステップS4に移行する。
ステップS4において、制御部11は、画像形成装置1に装着されたコンテナ10が純正品である場合の処理を行う。たとえば、制御部11は、コンテナ10のトナー残量を示す残量情報を操作パネル14に表示させる。以降、コンテナ10のトナー残量が所定量減少するごとに、制御部11は、操作パネル14に表示させる残量情報を更新する。
ステップS2において、今回装着されたコンテナ10が非純正品であると制御部11が認識した場合、ステップS5に移行する。ステップS5において、制御部11は、装着履歴情報20の非純正品カウント値を1カウントアップする。すなわち、制御部11は、装着履歴情報20を更新する。その後、ステップS6に移行する。
ステップS6において、制御部11は、画像形成装置1に装着されたコンテナ10が非純正品である場合の処理を行う。すなわち、制御部11は、警告画面31(警告メッセージM1)を操作パネル14に表示させる。なお、画像形成装置1に装着されたコンテナ10が非純正品であっても、画像形成装置1での印刷は可能である。しかし、画像形成装置1に装着されたコンテナ10が非純正品である場合には、コンテナ10のトナー残量を示す残量情報の表示は行われない。
ステップS1において、今回装着されたコンテナ10のコンテナ情報を制御部11が読み取れなかった場合には、ステップS7に移行する。ステップS7において、制御部11は、装着履歴情報20の読取不良カウント値を1カウントアップする。すなわち、制御部11は、装着履歴情報20を更新する。その後、ステップS8に移行する。
ステップS8において、制御部11は、装着履歴情報20に基づき、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が純正品であるか否かを推定する(推定処理を行う)。ここで、推定処理について具体的に説明する。
制御部11は、装着履歴情報20で示される純正品カウント値を認識する。純正品のコンテナ10の使用回数(画像形成装置1への装着回数)が多いほど、純正品カウント値が大きくなる。純正品のコンテナ10が使用されたことがなければ、純正品カウント値は0となる。
また、制御部11は、閾値を設定する。制御部11は、純正品カウント値と閾値とを比較して、今回装着されたコンテナ10が純正品であるか否かを推定する。ここで、純正品のコンテナ10の過去の使用回数が非純正品のコンテナ10の過去の使用回数よりも多ければ、今回装着されたコンテナ10が純正品である可能性の方が高い。一方で、非純正品のコンテナ10の過去の使用回数が純正品のコンテナ10の過去の使用回数よりも多ければ、今回装着されたコンテナ10が非純正品である可能性の方が高い。そこで、制御部11は、装着履歴情報20で示される非純正品カウント値に基づき、純正品カウント値と比較する閾値を設定する。
ここで、非純正品のコンテナ10には、ICチップ100が設置されない場合がある。また、非純正品のコンテナ10には、リーダーライター110では情報を読み取れないICチップ100が設置される場合がある。このようなコンテナ10が画像形成装置1に装着された場合、非純正品カウント値はカウントアップされず、読取不良カウント値がカウントアップされる。そこで、閾値の設定では、読取不良カウント値が考慮される。
具体的には、制御部11は、非純正品カウント値と読取不良カウント値との合計値を求める。そして、制御部11は、求めた合計値を閾値として設定する。
なお、読取不良カウント値が補正されてもよい。たとえば、制御部11は、補正前の読取不良カウント値から調整値を減算することで得られる値を補正後の読取不良カウント値として求める。そして、制御部11は、非純正品カウント値と補正後の読取不良カウント値との合計値を閾値として設定する。
調整値は、画像形成装置1のメーカーによって設定される。ここで、画像形成装置1の出荷先は様々である。純正品が多用される地域もあれば、非純正品が多用される地域もある。そこで、たとえば、調整値は、画像形成装置1の出荷先に基づき設定される。画像形成装置1の出荷先での純正品の使用率が低いほど、調整値が小さくなる。この例では、画像形成装置1の出荷先での純正品の使用率が低いほど、閾値が大きくなる。その結果、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が非純正品と推定され易くなる。画像形成装置1の出荷先によっては、調整値を0にすることもできる。
閾値を設定した後、制御部11は、純正品カウント値が閾値以上であるか否かを判断する。純正品カウント値が閾値以上である場合、制御部11は、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10を純正品と推定する。一方で、純正品カウント値が閾値よりも小さい場合、制御部11は、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10を非純正品と推定する。
ステップS8において、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10を純正品と制御部11が推定した場合には、ステップS4に移行する。この場合には、画像形成装置1に純正品のコンテナ10が装着された場合と同じ処理が行われる。すなわち、操作パネル14に警告メッセージM1(図3参照)は表示されない。
ステップS8において、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10を非純正品と制御部11が推定した場合には、ステップS9に移行する。ステップS9において、制御部11は、今回装着されたコンテナ10のコンテナ情報を読み取れなかった旨をユーザーに対して通知する処理を行う。たとえば、制御部11は、コンテナ情報を読み取れなかった旨のメッセージ(図示せず)を操作パネル14に表示させる。
ステップS9の処理後、ステップS6に移行する。この場合には、画像形成装置1に非純正品のコンテナ10が装着された場合と同じ処理が行われる。すなわち、操作パネル14に警告メッセージM1(図3参照)が表示される。
上記のように、本実施形態では、装着されたコンテナ10のICチップ100からコンテナ情報を読み取れなかったとき、制御部11は、記憶部12に記憶された装着履歴情報20に基づき、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が純正品であるか否かを推定する。
ここで、装着履歴情報20は、過去に装着されたコンテナ10が純正品であるか否かに関する情報である。すなわち、装着履歴情報20は、ユーザーが純正品のコンテナ10を多く使用していたか非純正品のコンテナ10を多く使用していたかを示す情報である。一般的に、純正品を多用するユーザーは非純正品の使用を避ける傾向がある(非純正品をほとんど使用しない)。すなわち、装着履歴情報20で純正品が多く使用されていることが示されていれば、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が純正品である可能性が高いと言える。
このような装着履歴情報20に基づき、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が純正品であるか否かの推定処理が制御部11によって行われる。これにより、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が純正品であるか否かを精度良く推定できる。制御部11による推定処理の精度が高ければ、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が実際には純正品であるにもかかわらず非純正品と推定される、という不都合が生じるのを抑制できる。その結果、純正品のコンテナ10を装着したユーザーに不利益が生じるのを抑制できる。
また、本実施形態では、装着履歴情報20は、純正品カウント値を示す情報を含む。そして、装着されたコンテナ10を純正品と認識したとき、制御部11は、純正品カウント値をカウントアップする。この構成では、純正品のコンテナ10の使用回数(画像形成装置1への装着回数)が多いほど、純正品カウント値が大きくなる。
そこで、装着されたコンテナ10のコンテナ情報を読み取れなかったとき、制御部11は、閾値を設定し、純正品カウント値が閾値以上であれば、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10を純正品と推定する一方、純正品カウント値が閾値よりも小さければ、コンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10を非純正品と推定する。これにより、装着されたコンテナ10が純正品であるにもかかわらず非純正品と誤って推定されるのを抑制できる。すなわち、制御部11による推定処理の精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、装着履歴情報20は、非純正品カウント値および読取不良カウント値を含む。装着されたコンテナ10を非純正品と認識したとき、制御部11は、非純正品カウント値をカウントアップする。この構成では、非純正品のコンテナ10の使用回数(画像形成装置1への装着回数)が多いほど、非純正品カウント値が大きくなる。
ここで、装着されたコンテナ10のコンテナ情報を読み取れなかったとき、制御部11は、読取不良カウント値をカウントアップし、非純正品カウント値と読取不良カウント値との合計値を閾値として設定する。言い換えると、過去に装着されコンテナ情報を読み取れなかったコンテナ10が非純正品であったものとして閾値が設定される。これにより、装着されたコンテナ10が非純正品であるにもかかわらず純正品と誤って推定されるのを抑制できる。
また、本実施形態では、閾値を設定するとき、制御部11は、読取不良カウント値を補正する。読取不良カウント値を補正するとき、制御部11は、読取不良カウント値から調整値を減算する。この構成では、画像形成装置1が設置される地域の状況などに応じて調整値を変えることができるので、利便性が良い。
なお、変形例として、純正品カウント値が閾値よりも小さかったとしても、純正品カウント値と閾値との差が比較的小さければ、すなわち、純正品のコンテナ10が比較的多く使用されていれば、警告メッセージM1を表示しなくてもよい。すなわち、ユーザーに不利益が生じないようにしてもよい。たとえば、以下のように構成される。
画像形成装置1にコンテナ10が装着されたと判断し、今回装着されたコンテナ10を非純正品と推定したとき(純正品カウント値が閾値よりも小さいとき)、制御部11は、閾値から純正品カウント値を減算した差分値を求める。差分値が小さいということは、非純正品のコンテナ10の方が多く使用されているが、純正品のコンテナ10と非純正品のコンテナ10との使用回数の差は小さいということである。すなわち、純正品のコンテナ10が比較的多く使用されているということである。
制御部11は、求めた差分値が所定値以下であるか否かを判断する。すなわち、制御部11は、純正品のコンテナ10と非純正品のコンテナ10との使用回数の差が小さいか否かを判断する。差分値が所定値以下であるとき、制御部11は、コンテナ10を取り外してから再装着するよう促す要求メッセージM2(図5参照)を操作パネル14に表示させる。操作パネル14は、要求メッセージM2を配したメッセージ画面32を表示する。
ここで、トナーなどの汚れがコンテナ10(ICチップ100を含むタグ)に付着すると、ICチップ100からコンテナ情報を読み取れない場合がある。そこで、要求メッセージM2には、たとえば、コンテナ10の清掃を要求するメッセージが含められる。
たとえば、操作パネル14に要求メッセージM2を表示させるのに先立ち、制御部11は、コンテナ情報の読み取りをリトライする。その結果、コンテナ情報の読み取りのリトライ回数が所定回数に達しても、コンテナ情報を読み取れなければ、制御部11は、要求メッセージM2を操作パネル14に表示させる。なお、コンテナ情報の読み取りのリトライを行わず、要求メッセージM2を操作パネル14に表示させてもよい。
要求メッセージM2の表示後、再装着されたコンテナ10のコンテナ情報の読み取りを行っても、コンテナ情報を読み取れなかったとき、制御部11は、警告メッセージM1を操作パネルに表示させる。再装着されたコンテナ10のコンテナ情報の読み取りを行った結果、コンテナ情報の読み取りに成功した場合、制御部11は、推定処理は行わず、読み取ったコンテナ情報に基づき、再装着されたコンテナ10が純正品であるか否かを認識する。
この構成では、過去に純正品を多く使用していたユーザーに不利益が生じるのを抑制できる。
また、ユーザーに不利益が生じないようにするため、以下のように構成してもよい。
画像形成装置1にコンテナ10が装着されたと判断し、今回装着されたコンテナ10を非純正品と推定したとき(純正品カウント値が閾値よりも小さいとき)、制御部11は、閾値から純正品カウント値を減算した差分値を求め、差分値が所定値以下であるか否かを判断する。差分値が所定値以下であれば、制御部11は、警告メッセージM1ではなく、画像形成装置1のメンテナンスを推奨するメンテナンスメッセージM3(図6参照)を操作パネル14に表示させる。たとえば、操作パネル14は、メンテナンスメッセージM3を配したメッセージ画面33を表示する。メンテナンスメッセージM3は、画像形成装置1に不具合が発生する可能性がある旨のメッセージを含む。
たとえば、制御部11は、操作パネル14にメンテナンスメッセージM3を表示させるとき、通信部15を用いて、メンテナンス業者に対し、画像形成装置1に不具合が発生する可能性がある旨の通知を行う。当該通知を行う場合、メンテナンスメッセージM3を表示しなくてもよい。
この構成では、過去に純正品を多く使用していたユーザーに不利益が生じるのを抑制できる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像形成装置
10 コンテナ
11 制御部
12 記憶部
14 操作パネル
20 装着履歴情報
100 ICチップ(記憶媒体)
M1 警告メッセージ
M2 要求メッセージ
M3 メンテナンスメッセージ

Claims (8)

  1. 画像形成装置に装着されるとともに色材を収容するコンテナの記憶媒体から、前記コンテナに関するコンテナ情報を読み取り、読み取った前記コンテナ情報に基づき、装着された前記コンテナが純正品であるか否かを認識する制御部と、
    前記画像形成装置に過去に装着された前記コンテナが純正品であるか否かに関する装着履歴情報を記憶する記憶部と、を備え、
    装着された前記コンテナの前記コンテナ情報を読み取れなかったとき、前記制御部は、前記装着履歴情報に基づき、前記コンテナ情報を読み取れなかった前記コンテナが純正品であるか否かを推定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装着履歴情報は、純正品カウント値を示す情報を含み、
    装着された前記コンテナを純正品と認識したとき、前記制御部は、前記純正品カウント値をカウントアップし、
    装着された前記コンテナの前記コンテナ情報を読み取れなかったとき、前記制御部は、閾値を設定し、前記純正品カウント値が前記閾値以上であれば、前記コンテナ情報を読み取れなかった前記コンテナを純正品と推定する一方、前記純正品カウント値が前記閾値よりも小さければ、前記コンテナ情報を読み取れなかった前記コンテナを非純正品と推定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記装着履歴情報は、非純正品カウント値および読取不良カウント値を含み、
    装着された前記コンテナを非純正品と認識したとき、前記制御部は、前記非純正品カウント値をカウントアップし、
    装着された前記コンテナの前記コンテナ情報を読み取れなかったとき、前記制御部は、前記読取不良カウント値をカウントアップし、前記非純正品カウント値と前記読取不良カウント値との合計値を前記閾値として設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記閾値を設定するとき、前記制御部は、前記読取不良カウント値を補正することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記読取不良カウント値を補正するとき、前記制御部は、前記読取不良カウント値から調整値を減算することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 操作パネルを備え、
    装着された前記コンテナを非純正品と認識したとき、前記制御部は、前記操作パネルに警告メッセージを表示させ、
    装着された前記コンテナを非純正品と推定したとき、前記制御部は、前記閾値から前記純正品カウント値を減算した差分値が所定値以下であるか否かを判断し、
    前記差分値が前記所定値以下であるとき、前記制御部は、前記コンテナを取り外してから再装着するよう促す要求メッセージを前記操作パネルに表示させ、
    前記要求メッセージの表示後、再装着された前記コンテナの前記コンテナ情報の読み取りを行っても、前記コンテナ情報を読み取れなかったとき、前記制御部は、前記警告メッセージを前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記操作パネルに前記要求メッセージを表示させるのに先立ち、前記制御部は、前記コンテナ情報の読み取りをリトライし、前記コンテナ情報の読み取りのリトライ回数が所定回数に達しても、前記コンテナ情報を読み取れなければ、前記要求メッセージを前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 操作パネルを備え、
    装着された前記コンテナを非純正品と認識したとき、前記制御部は、前記操作パネルに警告メッセージを表示させ、
    装着された前記コンテナを非純正品と推定したとき、前記制御部は、前記閾値から前記純正品カウント値を減算した差分値が所定値以下であるか否かを判断し、前記差分値が前記所定値以下であれば、前記警告メッセージではなくメンテナンスを推奨するメンテナンスメッセージを前記操作パネルに表示させ、前記差分値が前記所定値よりも大きければ、前記警告メッセージを前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2020103927A 2020-06-16 2020-06-16 画像形成装置 Pending JP2021196538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020103927A JP2021196538A (ja) 2020-06-16 2020-06-16 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020103927A JP2021196538A (ja) 2020-06-16 2020-06-16 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021196538A true JP2021196538A (ja) 2021-12-27

Family

ID=79195403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020103927A Pending JP2021196538A (ja) 2020-06-16 2020-06-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021196538A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4847033B2 (ja) 画像形成装置
JP5273536B2 (ja) 画像形成装置、消耗品収納装置および情報記憶備品
JP7467713B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP2009047739A (ja) トナー補給装置、現像装置、および画像形成装置
JP5380918B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JP6269595B2 (ja) 画像形成装置
US8095021B2 (en) Image forming device determining refilled product
EP2914437B1 (en) Network printer system
JP2002169431A (ja) 画像形成装置、画像形成装置に用いる交換部品及びicチップ
JP2021196538A (ja) 画像形成装置
JP2009288274A (ja) 画像形成装置及びトナーカートリッジ
JP2013130799A (ja) 画像形成装置の制御方法及び画像形成装置
JP4994504B2 (ja) 画像形成装置
JP7354707B2 (ja) 画像形成装置
US11281145B2 (en) Image forming apparatus and control method thereof
US10866553B1 (en) Image forming apparatus, determination method, and developer processing apparatus configured to determine timing for replacement of developer based on a history of a deterioration index
JP5364974B2 (ja) 画像形成装置
JPWO2017064985A1 (ja) 画像形成装置
US9025972B2 (en) Image forming apparatus having toner replenishment unit
JP5343451B2 (ja) 画像形成装置
JP2019086613A (ja) 画像形成装置
EP4286955A1 (en) Image forming device, initialization method, and control method
EP3833544B1 (en) Printing devices
JP6834847B2 (ja) 画像形成装置
KR100645963B1 (ko) Crum 메모리를 내장한 구성유닛을 이용하는화상형성장치 및 방법