JP2021196505A - レンズユニットおよびカメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】上下に積み重ねられたレンズ対の一方が特に高温環境における圧縮応力の作用下でレンズ対同士の当接端縁を支点とした光軸方向の撓みにより永久変形する量を抑制し得るレンズユニットおよびカメラモジュールを提供する。【解決手段】本発明のレンズユニット11のレンズ群は、第1のレンズ18と、この第1のレンズ18にその物体側で隣接するように積み重ねられて位置されるとともに、第1のレンズ18よりも大径の第2のレンズ17とを有する。第2のレンズ17は、第1のレンズ18よりも径方向外側に延出する延出部17dを有する。光軸方向で第1のレンズ18と対向する第2のレンズ17の表面17cには、第2のレンズ17が第1のレンズ18の径方向外端縁Rと接触することを防止する逃げ部50が設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、特に自動車等の車両に搭載される車載カメラを構成するレンズユニットおよびカメラモジュールに関する。
近年、自動車に車載カメラを搭載し、駐車をサポートしたり、画像認識により衝突防止を図ったりすることが行なわれており、さらにそれを自動運転に応用する試みもなされている。また、このような車載カメラ等のカメラモジュールは、一般に、複数のレンズが光軸に沿って並べられて成るレンズ群と、このレンズ群を収容保持する鏡筒(バレル)と、レンズ群の少なくとも一個所のレンズ間に配置される絞り部材とを有するレンズユニットを備える(例えば、特許文献1参照)。
レンズユニットにおいては、一般に、レンズ群を構成する複数のレンズが、像側から物体側へ向けて順に積み上げられるように鏡筒の内側収容空間内に組み込まれる。この場合、振動や衝撃等によってレンズがずれて解像性能劣化や光軸ずれが生じないように、一般に、これらのレンズは、鏡筒の内面形状を利用して直接に鏡筒の内面に圧入されている。そして、そのような積み重ね状態で鏡筒内にレンズが組み込まれた後、鏡筒の物体側端部にキャップを取り付け、または、鏡筒の物体側端部をカシメることによって、積層構造のレンズから成るレンズ群が鏡筒内で光軸方向で規制されて保持される。
特開2013−231993号公報
ところで、このようにレンズ群が鏡筒内で光軸方向で規制されて保持された状態では、鏡筒とレンズとでその線膨張係数(熱膨張率)に差異があると(特に鏡筒に対してレンズの線膨張率が大きい場合)、高温環境下において、レンズの熱膨張によってレンズが鏡筒から光軸方向の圧縮応力を受け、レンズの面形状が変形する場合がある。例えば、一例として、図7に示されるように、レンズ118上に、レンズ116とレンズ117とが貼り合わされて成る貼り合わせレンズ120が積み重ねられて、レンズ116が鏡筒112に圧入され、レンズ117の外周面と鏡筒112の内周面との間に隙間が存在するとともに、レンズ117の外径がその下側のレンズ118の外径よりも大きく、レンズ118よりも径方向外側に延出するレンズ117の部位117aが光軸方向で鏡筒120と接触することなく下側のレンズ118にも接触していない組み込み状態を考えると、高温環境下でレンズ群が光軸方向へ膨張した際には、レンズ117が上方のレンズ116の方向から光軸方向で下向きの圧縮力Fを受けることになり、したがって、径方向で鏡筒112に支持されることなく下方のレンズ118よりも径方向外側に延出して下方(光軸方向)に空間S1を伴うレンズ117の部位117aが、図中に破線で示されるように、レンズ117とレンズ118との当接縁部(図中のレンズ118に対するレンズ117の着座面Pの径方向外側端縁)に対応するレンズ118の角部Rを支点とするように光軸方向に向けて(非球面形状に)撓み、レンズ117が弓なり状に永久変形した状態となる場合がある。
このようにレンズ117に大きな永久変形が生じると、所望の解像性能が得られなくなったり、焦点がずれるなど、光学特性に悪影響が及ぶ(光学性能が劣化する)場合がある。さらに、この高温状態からレンズユニットを低温環境下に移行させると、内部のレンズ群よりも先に外側の鏡筒112が急冷されて圧縮されるため、光軸方向で下向きの圧縮力Fがさらに増加してレンズ117の変形量がさらに増大し、永久変形量がますます増大してしまう結果となる。
また、このようなレンズの変形は、一般に、鏡筒または隣接するレンズによって支持されていないレンズの部位で起こり得るものであり、レンズが薄ければ薄いほど、あるいは、硬度が異なるレンズ同士の間で、特に、図7の例では、レンズ117が樹脂製でレンズ118がガラス製である場合に顕著となる。また、レンズ116とレンズ117とが貼り合わせレンズではなく単独のレンズであって、両方のレンズ116,117が鏡筒112に圧入されているような場合でも、レンズ117の径方向延出部位117aの下方に空間S1が存在すれば、レンズ117の下方向への永久変形は、その量が図7の場合と比べて少ないものの生じ得る。かかる変形による光学性能の劣化は、従来のビュー用途カメラではさほど問題とはならなかったが、高画素化が進みセンシング用途カメラでは誤認識につながる大きな問題となってきている。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、上下に積み重ねられたレンズ対の一方が特に高温環境における圧縮応力の作用下でレンズ対同士の当接端縁を支点とした光軸方向の撓みにより永久変形する量を抑制し得るレンズユニットおよびカメラモジュールを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、レンズを収容保持するための内側収容空間を形成する筒状の鏡筒と、前記鏡筒の前記内側収容空間内に組み込まれ、複数のレンズが積み重ねられるように光軸に沿って並べられて成るレンズ群とを備えるレンズユニットであって、
前記レンズ群は、第1のレンズと、この第1のレンズに光軸方向の一方側で隣接するように積み重ねられて位置されるとともに、前記第1のレンズよりも大径の第2のレンズとを有し、
前記第2のレンズは、前記第1のレンズよりも径方向外側に延出する延出部を有し、
光軸方向で互いに対向する前記第1のレンズの表面および前記第2のレンズの表面の少なくとも一方には、前記第2のレンズが前記第1のレンズの径方向外端縁と接触することを防止する逃げ部が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、第2のレンズが第1のレンズの径方向外端縁(当接端縁)と接触することを防止する逃げ部を光軸方向で互いに対向する第1のレンズの表面および第2のレンズの表面の少なくとも一方に設けたため、第1のレンズよりも径方向外側に延出する第2のレンズの延出部が、高温環境における圧縮応力の作用下で、第1のレンズの径方向外端縁を支点とするように、すなわち、第1のレンズと第2のレンズとの当接縁部に対応する第1のレンズの角部を支点とするように光軸方向に向けて(非球面形状に)変形することを防止でき、結果として、第2のレンズの永久変形量を抑制できる。
なお、上記構成において、第1のレンズの「径方向外端縁」とは、光軸方向で第2のレンズと対向する第1のレンズの表面上の径方向の最も外側に位置される端縁(角部)を意味する。また、上記構成において、逃げ部は、第1のレンズのみ、第2のレンズのみ、あるいは、第1および第2のレンズの両方に設けられてもよい。また、逃げ部は、光軸方向で互いに対向する第1のレンズの表面または第2のレンズの表面に設けられる切り欠き、溝等によって形成されてもよく、また、逃げ部を形成する第1のレンズおよび/または第2のレンズの表面は、湾曲状または直線状あるいはこれらの組み合わせを成していてもよい。
また、上記構成において、逃げ部は、第1および第2のレンズの前述した構成形態、すなわち、互いに積み重ねられる一対のレンズのうち一方のレンズ(第2のレンズ)が他方のレンズ(第1のレンズ)よりも大きい外径を有し且つ外径が大きい一方のレンズが他方のレンズよりも径方向外側に延出する延出部を有する構成形態を成すレンズ群の全てのレンズ対において適用できるが、特に図7に関連して前述した貼り合わせレンズを構成するレンズ対において効力を発揮する。この場合、第1のレンズの径方向外端縁を支点とする第2のレンズの延出部の光軸方向に沿う変形は、高温環境における圧縮応力の作用下で第2のレンズが第1のレンズと対向する側とは反対の側で隣接する他のレンズから光軸方向で圧縮力を受ける場合に、また、第2のレンズの延出部が鏡筒よって支持されていない場合に特に起こり易く、さらに、レンズが薄ければ薄いほど、また、硬度が異なるレンズ同士の間で生じ易いことから、逃げ部は、第2のレンズの延出部が第2のレンズに隣接する第3のレンズを支持している場合、第2のレンズの延出部が径方向で鏡筒と接触していない場合、第1および第2のレンズがレンズユニットの像側に位置されている場合、あるいは、第1のレンズがガラス製であり且つ第2のレンズが樹脂製である場合において、光軸方向に沿うレンズ変形防止作用を効果的に果たすことができる。
また、上記構成によれば、レンズユニットの光軸方向に沿う断面において、径方向両側に位置される逃げ部の径方向寸法の和は、第1のレンズと第2のレンズとの当接部位の径方向寸法の和の5%以上10%以下であることが好ましい。これは、逃げ部の径方向寸法の和が第1のレンズと第2のレンズとの当接部位の径方向寸法の和の5%未満であると、高温環境における圧縮応力の作用下で第2のレンズの延出部が第1のレンズの径方向外端縁を支点として光軸方向に変形しないように第1のレンズと光軸方向で対向する第2のレンズの表面を第1のレンズの径方向外端縁から十分に逃がすことができないからであり、一方、逃げ部の径方向寸法の和が第1のレンズと第2のレンズとの当接部位の径方向寸法の和の10%を超えると、第1のレンズに対する第2のレンズの着座面(当接面)の面積が狭くなり、第1のレンズに対する第2のレンズの支持安定性に欠け、高温環境における圧縮応力の作用下で第2のレンズの延出部が光軸方向に変形し易くなるからである。ここで、逃げ部の径方向寸法の和とは、レンズユニットの光軸方向に沿う断面において、径方向両側(光軸の両側)に位置される各逃げ部の径方向寸法がYであれば、2Yであり、一方、第1のレンズと第2のレンズとの当接部位の径方向寸法の和とは、第1のレンズと第2のレンズとの当接面が円形状を成すなど、レンズユニットの光軸方向に沿う断面において第1のレンズと第2のレンズとが径方向に沿って連続して当接して1つの当接部位を形成している場合には、その当接部位の径方向寸法であるが、第1のレンズと第2のレンズとの当接面が環状を成すなど、レンズユニットの光軸方向に沿う断面において第1のレンズと第2のレンズとの当接部位が径方向にわたって分散して(光軸の両側に)複数存在する場合には、各当接部位の径方向寸法をX1,X2...Xnとすると、X1+X2+...Xnとなる。したがって、本発明では、(X1+X2+...Xn)×5/100≦2Y≦(X1+X2+...Xn)×10/100ということになる。
また、上記構成によれば、レンズユニットの光軸方向に沿う断面において、前述した逃げ部により形成される第1のレンズと第2のレンズとの間の逃げ空間の光軸方向最大寸法(最大開口寸法)は、第2のレンズの光軸方向に沿う最大厚さ寸法の0.5%以上5%以下であることが好ましい。これは、逃げ空間の光軸方向最大寸法が第2のレンズの光軸方向に沿う最大厚さ寸法の0.5%未満であると、高温環境における圧縮応力の作用下で第2のレンズの延出部が第1のレンズの径方向外端縁を支点として光軸方向に変形しないように第1のレンズと光軸方向で対向する第2のレンズの表面を第1のレンズの径方向外端縁から十分に逃がすことができないからであり、一方、逃げ空間の光軸方向最大寸法が第2のレンズの光軸方向に沿う最大厚さ寸法の5%を超えると、レンズが薄くなり、高温環境における圧縮応力の作用下で第2のレンズの延出部が光軸方向に変形し易くなるからである。
また、上記構成において、第2のレンズは、光軸方向に沿うその最大厚さ寸法Tに対するその外径寸法Dの比率D/Tが5〜7であることが好ましい。このような比率を伴う第2のレンズにおいては、高温環境における圧縮応力の作用下で第2のレンズの延出部が光軸方向に変形し易くなるため、逃げ部の存在がレンズ変形防止に効果的に寄与し得る。
また、本発明は、上記構成のレンズユニットを備えるカメラモジュールも提供する。そのようなカメラモジュールによれば、前述のレンズユニットの作用効果を得ることができる。
本発明によれば、第2のレンズが第1のレンズの径方向外端縁と接触することを防止する逃げ部を光軸方向で互いに対向する第1のレンズの表面および第2のレンズの表面の少なくとも一方に設けたため、第1のレンズよりも径方向外側に延出する第2のレンズの延出部が、高温環境における圧縮応力の作用下で、第1のレンズの径方向外端縁を支点とするように光軸方向に向けて(非球面形状に)変形することを防止でき、結果として、第2のレンズの永久変形量を抑制できる。
本発明の一実施の形態に係るレンズユニットの概略断面図である。 図1のA部の拡大断面図である。 図2のC部の拡大図である。 図1のレンズユニットを有するカメラモジュールの概略断面図である。 図1のB部の拡大断面図である。 図5のD部の拡大図である。 複数のレンズが積み重ねられるように光軸に沿って並べられて成るレンズ群を鏡筒内に備える従来のレンズユニットの一例の要部拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
なお、以下で説明される本実施の形態のレンズユニットは、特に車載カメラ等のカメラモジュール用のものであり、例えば、自動車の外表面側に固定して設置され、配線は自動車内に引き込まれてディスプレイやその他の装置に接続される。また、図1〜図7において、レンズについてはハッチングを省略している。
図1は、本発明の一実施の形態に係るレンズユニット11を示している。図示のように、本実施の形態のレンズユニット11は、例えば金属製の円筒状の鏡筒(バレル)12と、鏡筒12の段付きの内側収容空間S内に配置される複数のレンズ、例えば、物体側から、レンズ13、レンズ14、レンズ15、レンズ16、レンズ17およびレンズ18から成る6つのレンズと、絞り部材22とを備えている。絞り部材22は、本実施の形態では、物体側かから3番目のレンズ15と4番目のレンズ16との間に介挿されており、透過光量を制限し、明るさの指標となるF値を決定する「開口絞り」またはゴーストの原因となる光線や収差の原因となる光線を遮光する「遮光絞り」である。このようなレンズユニット11を備える車載カメラは、レンズユニット11と、図示しないイメージセンサを有する基板と、当該基板を自動車等の車両に設置する図示しない設置部材とを備えるものである。
鏡筒12の内側収容空間S内に組み込まれて収容保持される複数のレンズ13,14,15,16,17,18は、それぞれの光軸を一致させた状態で積み重ねられて配置されており、1つの光軸Oに沿って各レンズ13,14,15,16,17,18が並べられた状態となって、撮像に用いられる一群のレンズ群Lを構成し、その全部または一部が鏡筒12の内面形状を利用して直接に鏡筒12の内面に圧入されている。この場合、レンズ群Lを構成する最も物体側に位置されるレンズ13および最も像側に位置されるレンズ18はガラス製であり、その他のレンズ14,15,16,17は樹脂製であるが、これに限らず、また、レンズの数、レンズおよび鏡筒の素材等については用途等に応じて任意に設定できる。また、本実施の形態において、像側に位置される物体側から4番目および5番目のレンズ16,17は互いに嵌合された貼り合わせレンズ(接合レンズ)20である。この場合、貼り合わせレンズ20を構成するレンズ16,17は、物体側に位置されるレンズ16の像側に面する表面の凹部16a内に像側に位置されるレンズ17の物体側に面する表面の凸部17aが嵌合されることにより位置決めされて、接着剤等によって固定される。また、貼り合わせレンズ20を構成する物体側のレンズ16は鏡筒12に圧入されており、一方、像側のレンズ17の外周面は鏡筒12に対して接触せずに鏡筒12との間に隙間を有する。また、貼り合わせレンズ20を構成するレンズ16,17は、これらよりも物体側に位置される他のレンズ13,14,15と比べてその光軸方向に沿う厚さ寸法が小さく(薄く)なっており、また、最も像側に位置されるレンズ18と比べてもその厚さが薄くなっている。なお、レンズ群Lを構成するレンズ13,14,15,16,17,18の表面には、必要に応じて、反射防止膜、親水膜、撥水膜等が設けられる。
また、本実施の形態において、最も物体側に位置されるレンズ13と鏡筒12との間にはシール部材としてのOリング26が介挿され、鏡筒12の内側のレンズ群L内に水や塵埃が侵入しないようにしている。この場合、レンズ13の外周面13aに、該レンズ13の像側部分で径が小さくなった段差状の縮径部13bが設けられ、この縮径部13bにOリング26が装着されて、第1のレンズ13の外周面13aと鏡筒12の内周面12aとの間でOリング26が径方向で圧縮されることにより、鏡筒12の物体側端部が封止された状態となっている。なお、第1のレンズ13と鏡筒12との間に介挿されるシール部材は、Oリングに限定されず、第1のレンズ13と鏡筒12との間をシールできる環状体であればどのような形態であっても構わない。
また、鏡筒12は、その内側収容空間S内にレンズ群Lが組み込まれて収容保持された状態で、その物体側の端部(図1において上端部)のカシメ部23が径方向内側に熱的にカシメられることにより、レンズ群Lの最も物体側に位置される第1のレンズ13をこのカシメ部23により鏡筒12の物体側端部に光軸方向で固定する(図1では、未だカシメ部23がカシメられていない)。
また、鏡筒12の像側の端部(図1において下端部)には、最も像側に位置されるレンズ18よりも径の小さい開口部を有する内側フランジ部24が設けられている。この内側フランジ部24とカシメ部23とにより、鏡筒12内にレンズ群Lを構成する複数のレンズ13,14,15,16,17,18と絞り部材22とが光軸方向で保持固定されている。
また、上記構成の本実施の形態のレンズユニット11は、レンズ群Lを構成する上下に積み重ねられたレンズ対の一方が特に高温環境における圧縮応力の作用下でレンズ対同士の当接端縁(径方向外端縁)を支点として光軸方向に(非球面形状に)変形しないようにする逃げ部を備えて成る。そのような逃げ部は、本実施の形態では、一例として、光軸方向に沿う前記変形を伴い易い一対のレンズ17,18間に設けられる。このレンズ対の一方を構成する第1のレンズ18は、前述したようにレンズユニット11において最も像側に位置されるガラス製のレンズであり、レンズ対の他方を構成する第2のレンズ17は、貼り合わせレンズ(接合レンズ)20の像側レンズを構成する樹脂製のレンズとして、第1のレンズ18にその物体側で隣接するように積み重ねられて位置されるとともに、第1のレンズ18よりも大径に設定される。そのため、この大径の第2のレンズ17は、小径の第1のレンズ18よりも径方向外側に延出する延出部17dを有する。なお、延出部17dは、貼り合わせレンズ20を構成する物体側のレンズ(第2のレンズ17にその物体側で隣接する第3のレンズ)16を支持している。また、延出部17dは、本実施の形態では、光軸方向で鏡筒12に接触して支持されておらず、また、径方向でも鏡筒12の内面に接触して支持されていない。しかしながら、他の変形例では、延出部17dが径方向で鏡筒12と接触していてもよい。
前述した逃げ部を伴うレンズ対17,18を構成する像側の第1のレンズ18は、物体側および像側に凸面を有する両凸レンズであり、一方、第1のレンズ18上に積み重ねられる物体側の第2のレンズ17は、その像側の面が凹面として形成され、その凹面を形成する凹部17b内に第1のレンズ18の物体側の凸面を形成する凸部18aが入り込んだレンズ積み重ね形態を成している。そして、これらの凹凸部17b,18aの径方向両側のフランジ部で第1および第2のレンズ18,17同士が当接することにより環状の当接面(着座面)Pが形成され、したがって、図1に示されるレンズユニット11の光軸方向に沿う断面では、光軸Oの両側に第1および第2のレンズ18,17同士の当接部位P1,P1が径方向に延びるように存在することになる。
以上から分かるように、レンズユニット11の像側(したがって、レンズ積層構造の下側)に位置されてレンズ対の一方を構成する樹脂製の第2のレンズ17は、レンズ対の他方を構成するガラス製の第1のレンズ18よりも柔らかい材質を成し、他のレンズ13,14,15,18よりも薄いとともに、その延出部17dも含めて物体側のレンズ13,14,5,16を支持している。そのため、この第2のレンズ17は、前記逃げ部を伴わない場合には、前述した従来技術のように、高温環境における圧縮応力の作用下で物体側に位置される他のレンズから光軸方向で圧縮力を受けると、光軸方向および径方向で鏡筒12により支持されていないその延出部17dが、第1のレンズ18の径方向外端縁(光軸方向で第2のレンズ17と対向する第1のレンズ18の表面18b上の径方向の最も外側に位置される端縁(角部)、あるいは、径方向に面する第1のレンズ18の外周側面18cの物体側に位置される端縁(角部))Rを支点として光軸方向に向けて(非球面形状に)変形し易くなる。しかしながら、本実施の形態では、図2および図3に明確に示されるように、光軸方向で互いに対向する第1のレンズ18の表面18bおよび第2のレンズ17の表面17cの少なくとも一方に、ここでは、第2のレンズ17の表面17cに、第2のレンズ17が第1のレンズ18の径方向外端縁Rと接触すること(光軸方向に面する第2のレンズ17の像側の表面17cが第1のレンズ18の物体側の径方向外端縁Rと接触すること)を防止する逃げ部50が設けられているため、第2のレンズ17は、第1のレンズ18の物体側の径方向外端縁Rを支点とした光軸方向への変形という事象の発生を抑制でき、その永久変形の量を抑制することができる。以下、この逃げ部50について具体的に説明する。
本実施の形態では、逃げ部50が、前述したように第2のレンズ17の像側の表面17cにのみ設けられているが、第1のレンズ18の物体側の表面18bにのみ、あるいは、第1のレンズ18の物体側の表面18bおよび第2のレンズ17の像側の表面17cの両方に設けられてもよい。また、逃げ部50は、第2のレンズ17の像側の表面17cを第1のレンズ18の物体側の径方向外端縁Rと接触させないような形状とすることにより形成されてもよく、あるいは、第1のレンズ18の物体側の表面18bに径方向外端縁Rが形成されないように表面18bと側面18cとをなだらかな形状とすることにより形成されてもよい。あるいは、第1のレンズ18の物体側の表面18bおよび第2のレンズ17の像側の表面17cの両方を前述の形状とすることにより設けられてもよい。その場合、逃げ部50は、光軸方向に面する第1のレンズ18の物体側の表面18bまたは第2のレンズ17の像側の表面17cに設けられる切り欠き、溝等によって形成されてもよく、また、そのようなレンズ面は、湾曲状または直線状あるいはこれらの組み合わせを成して、第1のレンズ18の物体側の表面18bと第2のレンズ17の像側の表面17cとの間にこれらを離間させる逃げ空間S2を画定できる。特に、第2のレンズ17の像側の表面17cのみに設けられる切り欠き部位17caによって逃げ部50が形成される図3に示される本実施の形態では、切り欠き部位17caが湾曲状を成し、逃げ部50(切り欠き部位17ca)と共に逃げ空間S2を画定する第1のレンズ18の物体側の表面18bの部位18baが直線状を成す。したがって、逃げ空間S2は、その径方向外側では、第1のレンズ18の物体側の径方向外端縁Rへ向かって開口が広がるように延在するとともに、その径方向内側では、第2のレンズ17の像側の表面17cの切り欠き部位17caと第1のレンズ18の物体側の表面18bの部位18baとが合流するように先細っている。
また、本実施の形態では、図1〜図3に示されるレンズユニット11の光軸方向に沿う断面において、径方向両側に位置される逃げ部50の径方向寸法Y(図3参照)の和2Yが、第1のレンズ18と第2のレンズ17との当接部位P1,P1の径方向寸法X(図2参照)の和2Xの5%以上10%以下に設定される。ここで、逃げ部50の径方向寸法Yの和2Yが第1のレンズ18と第2のレンズ17との当接部位P1,P1の径方向寸法Xの和2Xの5%未満であると、高温環境における圧縮応力の作用下で第2のレンズ17の延出部17dが第1のレンズ18の径方向外端縁Rを支点として光軸方向に変形しないように光軸方向に面する第2のレンズ17の像側の表面17cを第1のレンズ18の径方向外端縁Rから十分に逃がすことができず、一方、逃げ部50の径方向寸法Yの和2Yが第1のレンズ18と第2のレンズ17との当接部位P1,P1の径方向寸法Xの和2Xの10%を超えると、第1のレンズ18に対する第2のレンズ17の着座面(当接面)Pの面積が狭くなり、第1のレンズ18に対する第2のレンズ12の支持安定性に欠け、高温環境における圧縮応力の作用下で第2のレンズ17の延出部17dが光軸方向に変形し易くなる。
また、本実施の形態では、図1〜図3に示されるレンズユニット11の光軸方向に沿う断面において、逃げ部50により形成される第1のレンズ18と第2のレンズ17との間の逃げ空間S2の光軸方向最大寸法H(径方向外側に向かって空間が広がる本実施の形態では、逃げ空間S2の径方向外側開口端の光軸方向寸法;図3参照)が、第2のレンズ17の光軸方向に沿う最大厚さ寸法T(図1参照)の0.5%以上5%以下に設定される。ここで、逃げ空間S2の光軸方向最大寸法Hが第2のレンズ17の光軸方向に沿う最大厚さ寸法Tの0.5%未満であると、高温環境における圧縮応力の作用下で第2のレンズ17の延出部17dが第1のレンズ18の径方向外端縁Rを支点として光軸方向に変形しないように光軸方向に面する第2のレンズ17の像側の表面17cを第1のレンズ18の径方向外端縁Rから十分に逃がすことができないからであり、一方、逃げ空間S2の光軸方向最大寸法Hが第2のレンズ17の光軸方向に沿う最大厚さ寸法Tの5%を超えると、逃げ部50が第2のレンズ17側に設けられる本実施の形態では第2のレンズ17が薄くなり、高温環境における圧縮応力の作用下で第2のレンズ17の延出部17dが光軸方向に変形し易くなる。
なお、第2のレンズ17の光軸方向に沿う最大厚さ寸法Tとは、第2のレンズ17の厚さが径方向にわたって変化する場合には、厚さが最も大きい径方向部位における光軸方向寸法を意味する。また、本実施の形態において、第2のレンズ17は、光軸方向に沿うその最大厚さ寸法Tに対するその外径寸法D(図1参照)の比率D/Tが5〜7となっている。
また、図4は、以上のような構成を成すレンズユニット11を有する本実施の形態のカメラモジュール300の概略断面図である。図示のように、このカメラモジュール300は、フィルタ99が装着された図1のレンズユニット11を含んで構成される。フィルタ99は接着剤などにより鏡筒24に固定されている。接着剤としては例えばアクリル系の接着剤などが用いられる。
カメラモジュール300は、外装部品である上ケース(カメラケース)301と、レンズユニット11を保持するマウント(台座)302とを備えている。また、カメラモジュール300は、シール部材303およびパッケージセンサ(撮像素子)304を備えている。
上ケース301は、鏡筒12の外周面12bに鍔状に設けられるフランジ部25に係合されるとともに、レンズユニット11の物体側の端部を露出させて他の部分を覆う部材である。マウント302は、上ケース301の内部に配置されており、レンズユニット11の雄ねじ11aと螺合する雌ねじ302aを有する。シール部材303は、上ケース301の内面とレンズユニット11の鏡筒12の外周面12bとの間に介挿された部材であり、上ケース301の内部の気密性を保持するための部材である。
パッケージセンサ304は、マウント302の内部に配置されており、かつ、レンズユニット11により形成される物体の像を受光する位置に配置されている。また、パッケージセンサ304は、CCDやCMOS等を備えており、レンズユニット11を通じて集光されて到達する光を電気信号に変換する。変換された電気信号は、カメラにより撮影された画像データの構成要素であるアナログデータやデジタルデータに変換される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、光軸方向に面する第2のレンズ17の像側の表面17cが第1のレンズ18の物体側の径方向外端縁Rと接触することを防止する逃げ部50を第2のレンズ17の表面17cに設けたため、光軸方向で鏡筒12に支持されることなく第1のレンズ18よりも径方向外側に延出する第2のレンズ17の延出部17dが、高温環境における圧縮応力の作用下で、第1のレンズ18の径方向外端縁Rを支点とするように光軸方向に向けて(非球面形状に)変形することを防止でき、結果として、第2のレンズ17の永久変形量を抑制できる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。例えば、本発明において、レンズ、鏡筒、逃げ部などの形状は、前述した実施の形態に限定されない。また、本発明において、逃げ部は、第1および第2のレンズの前述した構成形態、すなわち、互いに積み重ねられる一対のレンズのうち一方のレンズ(第2のレンズ)が他方のレンズ(第1のレンズ)よりも大きい外径を有し且つ外径が大きい一方のレンズが他方のレンズよりも径方向外側に延出する延出部を有する構成形態を成すレンズ群の全てのレンズ対において適用できる。また、レンズ対を構成するレンズ同士がほぼ同じ外径を有している場合であっても、レンズ対の径方向外側でこれらのレンズ間に隙間が存在し、一方のレンズが他方のレンズから離間しつつ鏡筒に支持されることなく径方向に延在する延在部を伴っている場合には、そのような延在部が高温環境における圧縮応力の作用下でレンズ対同士の当接端縁である径方向外端縁を支点として光軸方向に変形する虞もあるため、そのようなレンズ対に対しても前述したような逃げ部を設けることができる。そのようなレンズ対の一例が貼り合わせレンズ20を構成するレンズ16,17であり、図5に示されるように、レンズ対16,17の径方向外側でこれらのレンズ16,17間に隙間S3が存在し、物体側のレンズ16が像側のレンズ17から離間しつつ鏡筒12に支持されることなく径方向に延在する延在部16bを伴っていることから、この延在部16bが高温環境における圧縮応力の作用下でレンズ対16,17同士の当接端縁である径方向外端縁Rを支点として光軸方向に変形しないように、図6に示されるべくレンズ17と対向するレンズ16の表面16cに前述したような逃げ部50を設けることができる。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、前述した実施の形態の一部または全部を組み合わせてもよく、あるいは、前述した実施の形態のうちの1つから構成の一部が省かれてもよい。
11 レンズユニット
12 鏡筒
13,14,15,16 レンズ
17 第2のレンズ
17c 表面
17d 延出部
18 第1のレンズ
50 逃げ部
300 カメラモジュール
O 光軸
R 径方向外端縁
S 内側収容空間

Claims (8)

  1. レンズを収容保持するための内側収容空間を形成する筒状の鏡筒と、前記鏡筒の前記内側収容空間内に組み込まれ、複数のレンズが積み重ねられるように光軸に沿って並べられて成るレンズ群とを備えるレンズユニットであって、
    前記レンズ群は、第1のレンズと、この第1のレンズに光軸方向の一方側で隣接するように積み重ねられて位置されるとともに、前記第1のレンズよりも大径の第2のレンズとを有し、
    前記第2のレンズは、前記第1のレンズよりも径方向外側に延出する延出部を有し、
    光軸方向で互いに対向する前記第1のレンズの表面および前記第2のレンズの表面の少なくとも一方には、前記第2のレンズが前記第1のレンズの径方向外端縁と接触することを防止する逃げ部が設けられることを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記第2のレンズの前記延出部は、前記レンズ群を構成して前記第2のレンズに隣接する第3のレンズを支持することを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記第2のレンズの前記延出部は、径方向で前記鏡筒と接触しないことを特徴とする請求項1または2に記載のレンズユニット。
  4. 前記第1のレンズがガラス製であり、前記第2のレンズが樹脂製であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  5. レンズユニットの光軸方向に沿う断面において、径方向両側に位置される前記逃げ部の径方向寸法の和は、前記第1のレンズと前記第2のレンズとの当接部位の径方向寸法の和の5%以上10%以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  6. レンズユニットの光軸方向に沿う断面において、前記逃げ部により形成される前記第1のレンズと前記第2のレンズとの間の逃げ空間の光軸方向最大寸法は、前記第2のレンズの光軸方向に沿う最大厚さ寸法の0.5%以上5%以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  7. 前記第2のレンズは、光軸方向に沿うその最大厚さ寸法Tに対するその外径寸法Dの比率D/Tが5〜7であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のレンズユニットを備えていることを特徴とするカメラモジュール。
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