JP2021196063A - 攪拌装置及び減圧乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
Description
即ち、この種の攪拌装置では、容器が一回転する間に天地が逆転されて内部に収容した被攪拌物が攪拌される。
しかし、容器自体を回転するタイプの攪拌装置では容器内で直接的なせん断を加え難く複数の粒状物が集合した凝集塊が出来てしまう場合がある。
このような減圧乾燥機では、乾燥する粒状物を収容した容器の内部の気体を吸引して容器内を減圧状態にしつつ当該容器を軸芯周りに回転させて粒状物の乾燥が行われる。
粒状物の攪拌に際して複数の粒状物が集合して凝集塊を形成すると十分な攪拌がなされないばかりでなく、減圧乾燥機においては乾燥スピードを鈍化させる要因ともなり得る。
当該減圧乾燥機に関し、下記特許文献1(特に第3頁等参照)には複数本の邪魔棒を容器内に取り付けて回転時に該邪魔棒で凝集塊を掬い上げるようにし、さらに掬い上げた凝集塊を高い位置から落下させることで砕くことが記載されている。
そこで、本発明は、攪拌時に凝集塊が形成され難い攪拌装置を提供し、効率良く粒状物を乾燥し得る減圧乾燥装置を提供することを課題としている。
例えば、粒状物が柔らかい場合、当該粒状物によって形成された斜面に落下することになる凝集塊は、落下による衝撃を受け難く、しかも、粒状物がある程度のタック性を有する場合は、落下時に凝集塊が砕けないばかりでなく、むしろ新たに粒状物が付着して凝集塊を肥大化させるおそれがある。
そして本発明者は、ブレードを配して転がり落ちてくる凝集塊をブレードに衝突させて凝集塊をブレードで砕くことが凝集塊の形成防止により有効であることを見出して本発明を完成させるに至った。
粒状物を収容する収容空間を有する容器を備え、
前記容器の上下が入れ替わるように前記容器が軸芯周りに回転されて前記収容空間に収容された粒状物が攪拌される攪拌装置であって、
前記回転に際して前記粒状物の凝集塊を砕く破砕部が前記容器の内側に設けられ、
該破砕部は、前記容器の内壁面より突出する1又は複数のブレードを備え、且つ、
該破砕部は、前記容器を前記回転させることで前記ブレードが前記軸芯周りに公転するように配されている攪拌装置を提供する。
また、本実施形態では、前記減圧乾燥装置が、凍結した粒状物を減圧状態(真空状態ともいう)で乾燥させるための凍結乾燥装置である場合について図を参照しつつ説明する。
前記粒状物は、例えば、野菜、果実、及び、これらの加工品;海藻類、魚介類、食肉、及び、これらの加工品;米、麦などの穀物、及び、これらの加工品;乳製品;砂糖;食塩;調味料;各種飲料;ゼリーなどといった飲食品であってもよい。
該飲食品は、総じてタック性が高く、特に糖分を含むようなものはタック性が高く凝集塊を形成し易いことから本実施形態で凍結乾燥される粒状物として好適である。
前記粒状物は、例えば、各種医薬品などのようなものであってもよい。
容器2の回転は、被処理物の状態に応じて間欠的に回転させる又は連続して回転させることになるが、場合によっては、正回転と逆回転とを繰り返すように回転させてもよい。
前記容器本体2aは、粒状物を収容する収容空間(容器2の内部空間)を画定する本体壁21を有し、該本体壁21内の収容空間に乾燥前の粒状物を導入するための上部開口と、乾燥後の粒状物を収容空間から外部に排出するための下部開口とを備えている。
容器2は、容器本体2aの上部開口を開閉する蓋体(上蓋ともいう)と、下部開口を開閉する蓋体(下蓋ともいう)と、を備えている。
前記本体壁21の内壁面と、2つの蓋体の内壁面とで構成されている容器2の内壁面2Aの内、前記本体壁21の内壁面は、粒状物を加熱して乾燥させるための加熱面として用いられる。
この接続部(上蓋22)を接続端部24に上方から押し付けて該接続端部24を閉じることで容器2内が密閉された状態になる。
なお、上蓋22は、手動操作力により開閉できるように構成されていてもよいし、電動モータ等のアクチュエータ(図示せず)の動力を用いて開閉可能に構成されていてもよい。
該排出部25には、本体壁21の下端とジャケット23の下端との隙間を閉じるとともに凍結乾燥後の被処理物を排出するための開口(下部開口)が形成された円筒状の排出端部26と、該排出端部26の開口を開閉する下蓋27とを備えている。
該排出端部26の上端面は、上方側ほど外拡がりとなるテーパー面26Aに構成され、そのテーパー面26Aの角度を本体壁21の内面の下部テーパー面21Bと面一になるように同一角度にしている。
なお、供給された熱媒は、熱媒回収用ホース6で回収されて前記加熱手段により設定温度まで加熱された後に熱媒供給用ホース5を通して容器2に供給されるように構成されている。
熱媒としては温水、熱媒油、ブライン(冷媒)等の液体を用いているが、加熱された気体であってもよいし、加熱手段であるヒータにより容器2を直接加熱する構成であってもよい。
これら回転軸部7,8は、一対の軸受台9,10の上端に取り付けられた軸受装置11,12に回転自在に支持されている。なお、図1において左側の回転軸部7の基端側(容器2側)には、ボックス13が取り付けられている。また、一対の軸受台9,10の下端は、床等に配置される架台14に支持されている。
そして、図1の右側の軸受台10に取り付けられているモータ15により容器2が真空配管3及び一対の回転軸部7,8と一緒に軸芯X回りに回転する。
該軸芯Xが容器2の収容空間を貫通する方向に水平方向に延びているため、本実施形態での容器2は、収容した粒状物を攪拌する際に上下が入れ替わるように軸芯X周りに回転される。
図4に、容器2を図1の状態から180度回転させた状態を示している。
該破砕部28は、容器2の回転に際して前記凝集塊をより小さな凝集塊や個々の粒状物へと砕くべく前記容器2の内側に設けられている。
即ち、前記破砕部28は、容器2を回転させた際に移動速度が最も高くなる位置に固定されている。
図に示すように前記破砕部28は、粒状物a(被処理物)の排出に用いられる排出部25の開口を開閉する下蓋27の内側に設けられている。
前記下蓋27は、下部開口よりも一回り面積が大きい円板状のベースプレート部27Aと、該ベースプレート部27Aの上方に重なり、該ベースプレート部27Aと同じく下部開口よりも一回り大きい外径を有する円環状のリング部27Bと、該リング部27Bの内周縁より短い円筒状となって上方に延びる筒状部27Cとを有している。
前記筒状部の27Cの内径及び外径は、前記下部開口よりも僅かに細径となっている。
より詳細に説明すると、前記下蓋27は、下部開口を閉塞する際に前記排出端部26の下端面とリング部27Bの上面とが当接し、且つ、排出端部26の内壁面26Bの内側に僅かなクリアランスを設けて前記筒状部27Cが位置するように構成されている。
該筒状部27Cは、上部開口が前記上蓋22に向けて開口され、下部開口が前記ベースプレート部27Aによって下側から閉塞された状態となるように配されている。
したがって、前記ベースプレート部27Aの上面27A1の中央部分は、前記粒状物aを収容する収容空間に対して露出した露出面となって、前記容器の内壁面2Aの一部を構成している。
該周溝27Dの外径は、前記排出端部26の内壁面26Bの径よりも大きく、Oリングやガスケットなどのシール材Sを収容するための収容空間として用いられている。
即ち、本実施形態の下蓋27は、閉蓋時に排出端部26の下端面と前記リング部27Bとの界面における気密状態を強固なものにするためのシール材Sが装着可能となっている。
即ち、本実施形態のブレード28Aは、容器2の回転に際して容器2とともに回転するように基端部が容器2の下蓋27に固定されている。
該ブレード28Aは、容器2の回転において前記軸芯Xの周りを一定の半径の円を描きながら容器と同じ回転数(rpm)で公転運動するように下蓋27の内側に固定された状態で配されている。
一方で、前記ベースプレート部27Aは、リング部27Bなどとは別体になっており、リング部27Bをボルトなどの固定具によって固定可能になっている。
即ち、本実施形態の下蓋27は、ベースプレート部27Aとリング部27Bとを固定したり固定解除したりすることで、前記破砕部28が着脱自在となるように形成されている。
即ち、前記破砕部28は、前記下部開口から出し入れ自在な形状を有している。
そして、下蓋27に対して前記破砕部28が着脱自在であることで、本実施形態では、粒状物の凍結乾燥の過程において前記ブレード28Aが取り換え可能になっている。
しかも、本実施形態では、容器2の回転時において移動速度が高くなる位置に前記破砕部28が配されているため、凝集塊a’を個々の粒状物aへと破砕し易い。
先端縁28Eの少なくとも一部は、前記軸芯Xから離れるに従って回転方向に向けて前進するように径方向Rに対して角度が設けられていることがより好ましい。
本実施形態においては、前記容器2が正逆何れの方向に回転された場合でも同様の効果が得られるように1又は複数の前記ブレード28Aの前記先端縁28Eには、前記軸芯Xから離れて径方向R外側に向かうに従って前記回転方向Mに対して前進するように傾斜している前進部28E1と、前記径方向R外側に向かうに従って前記回転方向Mに対して後退するように傾斜している後退部28E2とが備えられている。
これらの前記角度(θ1、θ2)は、それぞれ独立して10度以上であることが好ましく、20度以上であることがより好ましく、30度以上であることがさらに好ましい。
前記角度(θ1、θ2)は、80度以下であることが好ましく、70度以下であることがより好ましい。
ブレード28Aの先端縁28Eの内、前進部28E1や後退部28E2が上記のような角度で存在する領域の長さは、前記容器2のサイズなどにもよるが、例えば、容積が0.1m3以上3m3以下の収容空間を有するものであれば、それぞれ独立して20mm以上であることが好ましく、30mm以上であることがより好ましく、50mm以上であることがさらに好ましく、80mm以上であることがとりわけ好ましい。
容器2の回転時に凝集塊a’をブレード28Aに対してより確実に衝突させる上で、容器2に収容させる粒状物の収容量は容器2の容積に対して80体積%以下であることが好ましい。前記収容量は、70体積%以下であっても、60体積%以下であってもよく、50体積%以下であってもよい。
そして複数の前記ブレード28Aは、板面と直交する方向から見た際に(回転軸方向視において)山形の先端縁28Eの輪郭線が揃うように配されている。
前記ブレードの厚さは、通常、10mm以下とされ、8mm以下であることが好ましく、5mm以下であることがより好ましい。
ブレード28A間の空間G1に入り込んだ凝集塊をより排出し易くする上において、第1のブレード28A1と第2のブレード28A2との間の空間G1と、第2のブレード28A2と第3のブレード28A3との間の空間G2とを連通させて凝集塊が行き来できるようにしてもよい。
即ち、図7aに示すように、ブレード28Aを構成する前記板状体には、突出方向基端側に貫通孔28Hが形成されていてもよい。該貫通孔28Hを設けることは、該破砕部28をクリーニングする際の作業性の向上にも有効である。
また、本実施形態においては、粒状物aの凍結乾燥処理の途中で間隔Wがそれまでよりも狭くなるように並列配置された複数のブレード28Aを下蓋27に取り付けてより小さな凝集塊a’をも破砕できるようにすることもできる。
前記ブレード28Aの大きさや形状、材質などは凍結乾燥処理する粒状物の種類や量などによって適宜選択することができる。
また、本発明の効果は、減圧乾燥装置以外のタンブラーミキサーなどの一般的な攪拌装置においても発揮され得る。
粒状物を収容する収容空間を有する容器を備え、
前記容器の上下が入れ替わるように前記容器が軸芯周りに回転されて前記収容空間に収容された粒状物が攪拌される攪拌装置であって、
前記回転に際して前記粒状物の凝集塊を砕く破砕部が前記容器の内側に設けられ、
該破砕部が、前記容器の内壁面より突出する1又は複数のブレードを備え、且つ、
該破砕部が、前記容器を前記回転させることで前記ブレードが前記軸芯周りに公転するように配されている。
1又は複数の前記ブレードが、
前記容器の内壁面から前記軸芯に向かう方向に突出するように配され、
前記回転に際して前記容器とともに回転して前記公転するように基端部を前記容器に固定して配されている。
前記容器の内で前記軸芯からの距離が最も遠くなる位置に前記破砕部が配されている。
前記容器に、前記軸芯から離れるに従って縮径する擦り鉢状の縮径部が設けられており、該縮径部の底部に前記破砕部が配されている。
1又は複数の前記ブレードが板状体で、且つ、板面が前記公転での公転面と対向するように配された前記板状体である。
また、本実施形態での好ましい態様での攪拌装置は、
前記板状体である前記ブレードを複数備え、前記公転面に対向する方向において隣り合う一ブレードと他ブレードとは、当該一ブレードと当該他ブレードとの間の空間が回転方向後方に向けて開放された状態となるように配されている。
さらに、本実施形態での好ましい態様での攪拌装置は、
前記板状体の突出方向基端側に貫通孔が形成されている。
しかも、上記のような好ましい態様での攪拌装置では、ブレードが板面を公転面と対向するように配されているため、容器の回転時には板状体の板面ではなく側縁部を衝突させて凝集塊に衝撃を加えることができ、凝集塊に局所的な強い衝撃力を加えることができる。
また、上記のような好ましい態様での攪拌装置では、ブレードに衝突して砕けた凝集塊が個々の粒状物まで破砕されずに元の凝集塊よりも小さな凝集塊となってブレード間の空間などに入り込んだりしても、この小さな凝集塊を速やかに排出して再びブレードで砕く機会を与えうる。
さらに、上記のような好ましい態様での攪拌装置では、粒状物や凝集塊が貫通孔を通じて移動できるためブレード間の空間などに入り込んだ凝集塊が排出され易くなるとともに貫通孔を通じてブレードの向こう側の様子を見ることもできるため、破砕部のメンテナンス性の向上も図られ得る。
1又は複数の前記ブレードは、前記突出する方向での先端縁の少なくとも一部が、前記公転での径方向に対して交差する方向に延在している。
また、本実施形態での好ましい態様での攪拌装置では、
1又は複数の前記ブレードの前記先端縁には、前記径方向外側に向かうに従って前記回転の方向に対して後退するように傾斜している後退部と、前記径方向外側に向かうに従って前記回転の方向に対して前進するように傾斜している前進部とが備えられている。
前記容器には、前記収容空間を有し、且つ、前記粒状物の収容又は排出に用いられる開口を有する容器本体と、前記容器本体の前記開口を閉じる蓋体とが備えられており、
該蓋体の内側に前記破砕部が設けられている。
上記のような好ましい態様での攪拌装置では、攪拌作業の短期化が図られるだけでなく、乾燥時間の短期化も図られ得る。
即ち、本発明は、上記例示に何等限定されるものではなく、本発明の効果が著しく損なわれない範囲において上記例示に対して各種変更を加え得るものである。
2:容器、2a:容器本体、
22:上部蓋体、
27:下部蓋体、
28:破砕部、28A:ブレード、28C:連結材、28E:(ブレードの)先端縁、
a:粒状物、a’:凝集塊、
M:回転方向、
R:径方向、
X:軸芯
Claims (11)
- 粒状物を収容する収容空間を有する容器を備え、
前記容器の上下が入れ替わるように前記容器が軸芯周りに回転されて前記収容空間に収容された粒状物が攪拌される攪拌装置であって、
前記回転に際して前記粒状物の凝集塊を砕く破砕部が前記容器の内側に設けられ、
該破砕部は、前記容器の内壁面より突出する1又は複数のブレードを備え、且つ、
該破砕部は、前記容器を前記回転させることで前記ブレードが前記軸芯周りに公転するように配されている攪拌装置。 - 1又は複数の前記ブレードは、
前記容器の内壁面から前記軸芯に向かう方向に突出するように配され、
前記回転に際して前記容器とともに回転して前記公転するように基端部が前記容器に固定されている請求項1記載の攪拌装置。 - 前記容器の内で前記軸芯からの距離が最も遠くなる位置に前記破砕部が配されている請求項1又は2記載の攪拌装置。
- 前記容器には、前記軸芯から離れるに従って縮径する擦り鉢状の縮径部が設けられ、該縮径部の底部に前記破砕部が配されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の攪拌装置。
- 1又は複数の前記ブレードが板状体で、且つ、板面が前記公転での公転面と対向するように配された前記板状体である請求項1乃至4の何れか1項に記載の攪拌装置。
- 前記板状体である前記ブレードを複数備え、前記公転面に対向する方向において隣り合う一ブレードと他ブレードとは、当該一ブレードと当該他ブレードとの間の空間が回転方向後方に向けて開放された状態となるように配されている請求項5記載の攪拌装置。
- 前記板状体には、突出方向基端側に貫通孔が形成されている請求項5又は6記載の攪拌装置。
- 1又は複数の前記ブレードは、前記突出する方向での先端縁の少なくとも一部が、前記公転での径方向に対して交差する方向に延在している請求項1乃至5の何れか1項に記載の攪拌装置。
- 1又は複数の前記ブレードの前記先端縁には、前記径方向外側に向かうに従って前記回転の方向に対して後退するように傾斜している後退部と、前記径方向外側に向かうに従って前記回転の方向に対して前進するように傾斜している前進部とが備えられている請求項8記載の攪拌装置。
- 前記容器には、
前記収容空間を有し、且つ、前記粒状物の収容又は排出に用いられる開口を有する容器本体と、
前記容器本体の前記開口を閉じる蓋体とが備えられており、
該蓋体の内側に前記破砕部が設けられている請求項1乃至9の何れか1項に記載の攪拌装置。 - 請求項1乃至10の何れか1項に記載の攪拌装置と、該攪拌装置の容器の内部を減圧する減圧装置とを備え、前記容器の内部において粒状物が減圧状態で攪拌されつつ乾燥される減圧乾燥装置。
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JP2020099996A JP2021196063A (ja) | 2020-06-09 | 2020-06-09 | 攪拌装置及び減圧乾燥装置 |
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2020
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CN117628852A (zh) * | 2024-01-25 | 2024-03-01 | 常州市力度干燥设备有限公司 | 筒锥形三合一真空干燥机 |
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