JP2021196061A - 環境設備制御システム - Google Patents

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修司 小西
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Abstract

【課題】人が存在する状態の中で、CO2濃度に応じて換気機器の出力を異ならせることができ、眠気による作業効率低下を防ぐことができる環境設備制御システムを提供すること。【解決手段】本発明の環境設備制御システムは、作業空間Aの人の存在を検出する人感センサ11と、作業空間AのCO2濃度を検出するCO2センサ21と、人感センサ11及びCO2センサ21からのデータを入力し、作業空間Aの空気を換気する換気機器50を動作させる制御手段31とを備え、制御手段31は、人感センサ11で人を検出した状態で、CO2センサ21で検出するCO2濃度が第1設定値未満であるときに換気機器50に出力する第1換気モードと、人感センサ11で人を検出した状態で、CO2センサ21で検出するCO2濃度が第1設定値以上で第2設定値未満であるときに換気機器50に出力する第2換気モードとを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は作業効率の改善効果を提供できる環境設備制御システムに関する。
生体情報データを基にした環境設備制御システムとして、作業者の生理心理状況に応じてオフィス環境の空調制御する技術が開示されている(特許文献1)。
また、生体情報を基にした眠気防止技術が開示されている(特許文献2、特許文献3、特許文献4、非特許文献1)。
また、1000ppmを超えるCO濃度値は眠気を誘発し、作業効率低下に影響を及ぼすという検証実験も報告されている(非特許文献2、3)。
また、ビル管理法及び厚生労働省令として労働安全衛生法の事務所衛生基準規則において、オフィス室内のCO濃度を1000ppm以下で維持管理するよう規定され、文部科学省からは学校保健安全法に基づき、学校環境衛生基準として1,500ppm以下で維持することが推奨されている。
なお、人検知センサの機能については特許文献5に開示されている。
特開2019−190767号公報 特開2020−16376号公報 特開2019−6363号公報 特開2017−158811号公報 特許5955201号公報
西野淳,堀翔太,橋本哲,辻川剛範,木内幸浩,小勝俊亘著 「知的生産性を高める空間を実現する、AI・IoT活用型知的環境制御システムの研究開発(第2報)ヒューマンファクターとして快適性と眠気を考慮した室内環境制御の検討」 平成30年度空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 2018年 第8巻 性能検証・実体調査編 開催日2018年9月12日〜14日 Usha Satish, Mark J. Mendell, Krishnamurthy Shekhar, Toshifumi Hotchi, Douglas Sullivan, Siegfried Streufert, and William J. Fisk著 「Is CO2 an Indoor Pollutant? Direct Effects of Low-to-Moderate CO2 Concentrations on Human Decision-Making Performance」 Environmental Health Perspectives volume 120 number 12 | December 2012(米エネルギー省の研究機関であるローレンス・バークレイ国立研究所とニューヨーク市立大学が実施した共同研究) 川隅恭介,岩井将行著 「室内気体環境から集中状態改善の提案を行う対話型ロボットの提案」 情報処理学会 第183回知能システム研究発表会 No.16 2016年3月16日
特許文献1、4では生体情報を計測するには、計測するセンサ機器若しくはカメラを作業者毎に個々に設置する必要があり、設備にコストが掛かる。
そこで、作業空間を1つのエリアとして、その空間の空気質を元に快適さを提供できないかについて考察を行った。
非特許文献2にて提示されているように、作業効率の低下の一因として、オフィス等の室内にて規定値を超えるCO濃度上昇がある。
従来の環境制御システムでは、COセンサでのCO濃度検知レベルを元にした空調機器、換気機器、照明機器の制御を同一システムで提供していなかった。
本発明は、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて換気機器の出力を異ならせることができ、眠気による作業効率低下を防ぐことができる環境設備制御システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の環境設備制御システムは、作業空間Aの人の存在を検出する人感センサ11と、前記作業空間AのCO濃度を検出するCOセンサ21と、前記人感センサ11及び前記COセンサ21からのデータを入力し、前記作業空間Aの空気を換気する換気機器50を動作させる制御手段31とを備え、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が第1設定値未満であるときに前記換気機器50に出力する第1換気モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第1設定値以上で第2設定値未満であるときに前記換気機器50に出力する第2換気モードとを有することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第1換気モードでは、前記換気機器50を微弱運転とし、前記第2換気モードでは、前記換気機器50を弱運転とすることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第2設定値以上であるときに前記換気機器50に出力する第3換気モードを更に有することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第3換気モードでは、前記換気機器50を強運転とすることを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出しないときに前記換気機器50に出力する第4換気モードを更に有することを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第4換気モードでは、前記換気機器50を微弱運転とすることを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31では、前記作業空間A内の調光を行う照明機器100を制御し、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第2設定値より高い設定値である第3設定値未満であるときに前記照明機器100に出力する第1照明モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記照明機器100に出力する第2照明モードとを有することを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項7に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第2照明モードでは、前記第1照明モードよりも視覚刺激を与えることを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項8に記載の環境設備制御システムにおいて、前記視覚刺激として前記照明機器100の照度を上げることを特徴とする。
請求項10記載の本発明は、請求項8又は請求項9に記載の環境設備制御システムにおいて、前記視覚刺激として前記照明機器100の照度増減を所定間隔で行うことを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出しないときに前記照明機器100を停止する第3照明モードを有することを特徴とする。
請求項12記載の本発明は、請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31では、前記作業空間A内の温度調整を行う空調機器60を制御し、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値未満であるときに前記空調機器60に出力する第1空調モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記空調機器60に出力する第2空調モードとを有することを特徴とする。
請求項13記載の本発明は、請求項12に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第2空調モードでは、前記第1空調モードよりも前記空調機器60の設定温度を低くすることを特徴とする。
請求項14記載の本発明は、請求項12又は請求項13に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出しないときに前記空調機器60を停止する第3空調モードを有することを特徴とする。
請求項15記載の本発明は、請求項7から請求項14のいずれか1項に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31では、前記作業空間A内の送風を行う送風機器70を制御し、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値未満であるときに前記送風機器70に出力する第1送風モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記送風機器70に出力する第2送風モードとを有することを特徴とする。
請求項16記載の本発明は、請求項15に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第1送風モードでは、前記送風機器70を停止し、前記第2送風モードでは、前記送風機器70を運転することを特徴とする。
請求項17記載の本発明は、請求項15又は請求項16に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出しないときに前記送風機器70を停止する第3送風モードを有することを特徴とする。
請求項18記載の本発明は、請求項7から請求項17のいずれか1項に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31では、前記作業空間A内で芳香発生を行う芳香発生機器80を制御し、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値未満であるときに前記芳香発生機器80に出力する第1芳香発生モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記芳香発生機器80に出力する第2芳香発生モードとを有することを特徴とする。
請求項19記載の本発明は、請求項18に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第1芳香発生モードでは前記芳香発生機器80を停止し、前記第2芳香発生モードでは、前記芳香発生機器80を運転することを特徴とする。
請求項20記載の本発明は、請求項18又は請求項19に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出しないときに前記芳香発生機器80を停止する第3芳香発生モードを有することを特徴とする。
請求項21記載の本発明は、請求項7から請求項20のいずれか1項に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31では、前記作業空間A内で音響発生を行う音響発生機器90を制御し、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値未満であるときに前記音響発生機器90に出力する第1音響発生モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記音響発生機器90に出力する第2音響発生モードとを有することを特徴とする。
請求項22記載の本発明は、請求項21に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第1音響発生モードでは前記音響発生機器90を停止し、前記第2音響発生モードでは、前記音響発生機器90を動作させることを特徴とする。
請求項23記載の本発明は、請求項21又は請求項22に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出しないときに前記音響発生機器90を停止する第3音響発生モードを有することを特徴とする。
請求項24記載の本発明の環境設備制御システムは、作業空間Aの人の存在を検出する人感センサ11と、前記作業空間AのCO濃度を検出するCOセンサ21と、前記人感センサ11及び前記COセンサ21からのデータを入力し、前記作業空間Aの空気を換気する換気機器50と前記作業空間A内の調光を行う照明機器100とを動作させる制御手段31とを備え、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が第1設定値未満であるときに前記換気機器50及び前記照明機器100に出力する第1換気照明モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第1設定値以上で第2設定値未満であるときに前記換気機器50及び前記照明機器100に出力する第2換気照明モードと前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第2設定値以上で第3設定値未満であるときに前記換気機器50及び前記照明機器100に出力する第3換気照明モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記換気機器50及び前記照明機器100に出力する第4換気照明モードと、を有することを特徴とする。
請求項25記載の本発明は、請求項24に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第1換気照明モードでは、前記換気機器50を微弱運転とし、前記第2換気照明モードでは、前記換気機器50を弱運転とし、前記第3換気照明モード及び前記第4換気照明モードでは、前記換気機器50を強運転とし、前記第4換気照明モードでは、前記第1換気照明モード、前記第2換気照明モード、及び前記第3換気照明モードよりも前記照明機器100の視覚刺激を与えることを特徴とする。
請求項26記載の本発明は、請求項25に記載の環境設備制御システムにおいて、前記視覚刺激として前記照明機器100の照度を上げることを特徴とする。
請求項27記載の本発明は、請求項25又は請求項26に記載の環境設備制御システムにおいて、前記視覚刺激として前記照明機器100の照度増減を所定間隔で行うことを特徴とする。
請求項28記載の本発明は、請求項24から請求項27のいずれか1項に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出しないときには、前記換気機器50を微弱運転とし、前記照明機器100を停止する第5換気照明モードを有することを特徴とする。
請求項29記載の本発明環境設備制御システムは、作業空間Aの人の存在を検出する人感センサ11と、前記作業空間AのCO濃度を検出するCOセンサ21と、前記人感センサ11及び前記COセンサ21からのデータを入力し、前記作業空間Aの空気を換気する換気機器50と前記作業空間A内の温度調整を行う空調機器60とを動作させる制御手段31とを備え、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が第1設定値未満であるときに前記換気機器50及び前記空調機器60に出力する第1換気空調モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第1設定値以上で第2設定値未満であるときに前記換気機器50及び前記空調機器60に出力する第2換気空調モードと前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第2設定値以上で第3設定値未満であるときに前記換気機器50及び前記空調機器60に出力する第3換気空調モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記換気機器50及び前記空調機器60に出力する第4換気空調モードと、を有することを特徴とする。
請求項30記載の本発明は、請求項29に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第1換気空調モードでは、前記換気機器50を微弱運転とし、前記第2換気空調モードでは、前記換気機器50を弱運転とし、前記第3換気空調モード及び前記第4換気空調モードでは、前記換気機器50を強運転とし、前記第4換気空調モードでは、前記第1換気空調モード、前記第2換気空調モード、及び前記第3換気空調モードよりも前記空調機器60の設定温度を低くすることを特徴とする。
請求項31記載の本発明は、請求項29又は請求項30に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出しないときには、前記換気機器50を微弱運転とし、前記空調機器60を停止する第5換気空調モードを有することを特徴とする。
請求項32記載の本発明の環境設備制御システムは、作業空間Aの人の存在を検出する人感センサ11と、前記作業空間AのCO濃度を検出するCOセンサ21と、前記人感センサ11及び前記COセンサ21からのデータを入力し、前記作業空間Aの空気を換気する換気機器50と前記作業空間A内の送風を行う送風機器70とを動作させる制御手段31とを備え、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が第1設定値未満であるときに前記換気機器50及び前記送風機器70に出力する第1換気送風モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第1設定値以上で第2設定値未満であるときに前記換気機器50及び前記送風機器70に出力する第2換気送風モードと前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第2設定値以上で第3設定値未満であるときに前記換気機器50及び前記送風機器70に出力する第3換気送風モードと、前記人感センサ11で前記人を検出した状態で、前記COセンサ21で検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記換気機器50及び前記送風機器70に出力する第4換気送風モードと、を有することを特徴とする。
請求項33記載の本発明は、請求項32に記載の環境設備制御システムにおいて、前記第1換気送風モードでは、前記換気機器50を微弱運転とし、前記第2換気送風モードでは、前記換気機器50を弱運転とし、前記第3換気送風モード及び前記第4換気送風モードでは、前記換気機器50を強運転とし、前記第1換気送風モード、前記第2換気送風モード、及び前記第3換気送風モードでは前記送風機器70を停止し、前記第4換気送風モードでは、前記送風機器70を運転することを特徴とする。
請求項34記載の本発明は、請求項32又は請求項33に記載の環境設備制御システムにおいて、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出しないときには、前記換気機器50を微弱運転とし、前記送風機器70を停止する第5換気送風モードを有することを特徴とする。
請求項35記載の本発明は、請求項6に記載の環境設備制御システムにおいて、前記換気機器50を時刻指定により動作させるスケジュール設定手段34を有し、前記制御手段31は、前記スケジュール設定手段34で設定した時間帯では、前記第3換気モードでは前記換気機器50を強運転とし、前記第4換気モードであっても前記換気機器50を弱運転とすることを特徴とする。
請求項36記載の本発明は、請求項7に記載の環境設備制御システムにおいて、前記照明機器100の調光率を時刻指定により設定するスケジュール設定手段34を有し、前記制御手段31は、前記第1照明モードでは、前記スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた前記調光率とし、前記第2照明モードでは、前記時間帯に応じた前記調光率を高め、又は前記時間帯に応じた前記調光率で前記照明機器100の照度増減を所定間隔で行うことを特徴とする。
請求項37記載の本発明は、請求項11に記載の環境設備制御システムにおいて、前記照明機器100の調光率を時刻指定により設定するスケジュール設定手段34を有し、前記制御手段31は、前記人感センサ11で前記人を検出しない状態では、前記スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた前記調光率ではなく、前記第3照明モードとすることを特徴とする。
請求項38記載の本発明は、請求項12に記載の環境設備制御システムにおいて、前記空調機器60の設定温度を時刻指定により設定するスケジュール設定手段34を有し、前記制御手段31は、前記第1空調モードでは、前記スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた前記設定温度とし、前記第2空調モードでは、前記時間帯に応じた前記設定温度を低くすることを特徴とする。
請求項39記載の本発明は、請求項24に記載の環境設備制御システムにおいて、前記人感センサ11として、少なくとも第1人感センサ11a、第2人感センサ11b、及び第3人感センサ11cを有し、前記COセンサ21として、少なくとも第1COセンサ21a及び第2COセンサ21bを有し、前記換気機器50として、少なくとも第1換気機器50a及び第2換気機器50bを有し、前記照明機器100として、少なくとも第1照明機器グループ100a、第2照明機器グループ100b、及び第3照明機器グループ100cを有し、前記制御手段31は、前記第1人感センサ11a及び前記第1COセンサ21aからの前記データを入力して前記第1照明機器グループ100aに出力し、前記第2人感センサ11b及び前記第1COセンサ21a又は前記第2COセンサ21bからの前記データを入力して前記第2照明機器グループ100bに出力し、前記第3人感センサ11c及び前記第2COセンサ21bからの前記データを入力して前記第3照明機器グループ100cに出力し、前記第1人感センサ11a又は前記第2人感センサ11b及び前記第1COセンサ21aからの前記データを入力して前記第1換気機器50aに出力し、前記第3人感センサ11c及び前記第2COセンサ21bからの前記データを入力して前記第2換気機器50bに出力することを特徴とする。
請求項40記載の本発明は、請求項29に記載の環境設備制御システムにおいて、前記人感センサ11として、少なくとも第1人感センサ11a、第2人感センサ11b、及び第3人感センサ11cを有し、前記COセンサ21として、少なくとも第1COセンサ21a及び第2COセンサ21bを有し、前記換気機器50として、少なくとも第1換気機器50a及び第2換気機器50bを有し、前記空調機器60として、少なくとも第1空調機器60a及び第2空調機器60bを有し、前記制御手段31は、前記第1人感センサ11a又は前記第2人感センサ11b及び前記第1COセンサ21aからの前記データを入力して前記第1換気機器50aに出力し、前記第3人感センサ11c及び前記第2COセンサ21bからの前記データを入力して前記第2換気機器50bに出力し、前記第1人感センサ11a又は前記第2人感センサ11b及び前記第1COセンサ21aからの前記データを入力して前記第1空調機器60aに出力し、前記第2人感センサ11b又は前記第3人感センサ11c及び前記第2COセンサ21bからの前記データを入力して前記第2空調機器60bに出力することを特徴とする。
本発明によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて換気機器の出力を異ならせることができ、IAQ(Indoor Air Quality)を向上させ、作業効率改善効果を提供できる。
本発明の一実施例による環境設備制御システムを機能実現手段で表したブロック図 同環境設備制御システムの換気制御を示すフローチャート 同環境設備制御システムの照明制御を示すフローチャート 同環境設備制御システムの空調制御を示すフローチャート 同環境設備制御システムの送風制御を示すフローチャート 同環境設備制御システムの芳香発生制御を示すフローチャート 同環境設備制御システムの音響発生制御を示すフローチャート 同環境設備制御システムの換気照明制御を示すフローチャート 同環境設備制御システムの換気空調制御を示すフローチャート 同環境設備制御システムの換気送風制御を示すフローチャート 同環境設備制御システムのスケジュールの一例を示す説明図 同環境設備制御システムを作業空間に適用した状態を示す説明図
本発明の第1の実施の形態による環境設備制御システムは、作業空間の人の存在を検出する人感センサと、作業空間のCO濃度を検出するCOセンサと、人感センサ及びCOセンサからのデータを入力し、作業空間の空気を換気する換気機器を動作させる制御手段とを備え、制御手段は、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第1設定値未満であるときに換気機器に出力する第1換気モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第1設定値以上で第2設定値未満であるときに換気機器に出力する第2換気モードとを有するものである。本実施の形態によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて換気機器の出力を異ならせることができ、眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第1換気モードでは、換気機器を微弱運転とし、第2換気モードでは、換気機器を弱運転とするものである。本実施の形態によれば、CO濃度が高くなりかけると換気量を増加することによって、必要以上の換気運転を行わないことで、省エネ効果を保ちつつ、快適な作業環境を維持できる。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段が、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第2設定値以上であるときに換気機器に出力する第3換気モードを更に有するものである。本実施の形態によれば、第1換気モード及び第2換気モードに加えて第3換気モードを有することで、例えば人の数が多くCO濃度が高くなった場合にも対応できる。
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第3換気モードでは、換気機器を強運転とするものである。本実施の形態によれば、CO濃度が高くなった場合にも、換気能力を高めることで快適な作業環境を維持できる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段が、人感センサで人を検出しないときに換気機器に出力する第4換気モードを更に有するものである。本実施の形態によれば、人の存在の有無によって異なる換気モードとすることができる。
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第4換気モードでは、換気機器を微弱運転とするものである。本実施の形態によれば、人が存在しない場合にも微弱運転とすることで、適度なCO濃度を維持することができる。
本発明の第7の実施の形態は、第1から第6のいずれかの実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段では、作業空間内の調光を行う照明機器を制御し、制御手段は、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第2設定値より高い設定値である第3設定値未満であるときに照明機器に出力する第1照明モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに照明機器に出力する第2照明モードとを有するものである。本実施の形態によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて照明機器の出力を異ならせることで、視覚によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第8の実施の形態は、第7の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第2照明モードでは、第1照明モードよりも視覚刺激を与えるものである。本実施の形態によれば、第3設定値以上の高いCO濃度の場合には、視覚刺激によって眠気を防ぐことができる。
本発明の第9の実施の形態は、第8の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、視覚刺激として照明機器の照度を上げるものである。本実施の形態によれば、照度を上げることで、人に視覚刺激を与えることができる。
本発明の第10の実施の形態は、第8又は第9の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、視覚刺激として照明機器の照度増減を所定間隔で行うものである。本実施の形態によれば、照度増減によって人に視覚刺激を与えることができる。
本発明の第11の実施の形態は、第7から第10のいずれかの実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段が、人感センサで人を検出しないときに照明機器を停止する第3照明モードを有するものである。本実施の形態によれば、照明機器の消し忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
本発明の第12の実施の形態は、第7から第11のいずれかの実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段では、作業空間内の温度調整を行う空調機器を制御し、制御手段は、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値未満であるときに空調機器に出力する第1空調モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに空調機器に出力する第2空調モードとを有するものである。本実施の形態によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて設定温度を異ならせることで、体感によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第13の実施の形態は、第12の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第2空調モードでは、第1空調モードよりも空調機器の設定温度を低くするものである。本実施の形態によれば、設定温度が低くなることで、眠気を防ぐことができる。
本発明の第14の実施の形態は、第12又は第13の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段が、人感センサで人を検出しないときに空調機器を停止する第3空調モードを有するものである。本実施の形態によれば、空調機器の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
本発明の第15の実施の形態は、第7から第14のいずれかの実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段では、作業空間内の送風を行う送風機器を制御し、制御手段は、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値未満であるときに送風機器に出力する第1送風モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに送風機器に出力する第2送風モードとを有するものである。本実施の形態によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて送風出力を異ならせることで、体感によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第16の実施の形態は、第15の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第1送風モードでは、送風機器を停止し、第2送風モードでは、送風機器を運転するものである。本実施の形態によれば、人が風の流れを感じることで、眠気を防ぐことができる。
本発明の第17の実施の形態は、第15又は第16の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段が、人感センサで人を検出しないときに送風機器を停止する第3送風モードを有するものである。本実施の形態によれば、送風機器の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
本発明の第18の実施の形態は、第7から第17のいずれかの実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段では、作業空間内で芳香発生を行う芳香発生機器を制御し、制御手段は、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値未満であるときに芳香発生機器に出力する第1芳香発生モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに芳香発生機器に出力する第2芳香発生モードとを有するものである。本実施の形態によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて芳香発生出力を異ならせることで、臭覚によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第19の実施の形態は、第18の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第1芳香発生モードでは芳香発生機器を停止し、第2芳香発生モードでは、芳香発生機器を運転するものである。本実施の形態によれば、人が臭覚により刺激を感じることで、眠気を防ぐことができる。
本発明の第20の実施の形態は、第18又は第19の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段が、人感センサで人を検出しないときに芳香発生機器を停止する第3芳香発生モードを有するものである。本実施の形態によれば、芳香発生機器の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
本発明の第21の実施の形態は、第7から第20のいずれかの実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段では、作業空間内で音響発生を行う音響発生機器を制御し、制御手段は、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値未満であるときに音響発生機器に出力する第1音響発生モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに音響発生機器に出力する第2音響発生モードとを有するものである。本実施の形態によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて音響発生出力を異ならせることで、聴覚によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第22の実施の形態は、第21の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第1音響発生モードでは音響発生機器を停止し、第2音響発生モードでは、音響発生機器を動作させるものである。本実施の形態によれば、人が聴覚により刺激を感じることで、眠気を防ぐことができる。
本発明の第23の実施の形態は、第21又は第22の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段が、人感センサで人を検出しないときに音響発生機器を停止する第3音響発生モードを有するものである。本実施の形態によれば、音響発生機器の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
本発明の第24の実施の形態による環境設備制御システムは、作業空間の人の存在を検出する人感センサと、作業空間のCO濃度を検出するCOセンサと、人感センサ及びCOセンサからのデータを入力し、作業空間の空気を換気する換気機器と作業空間内の調光を行う照明機器とを動作させる制御手段とを備え、制御手段は、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第1設定値未満であるときに換気機器及び照明機器に出力する第1換気照明モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第1設定値以上で第2設定値未満であるときに換気機器及び照明機器に出力する第2換気照明モードと人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第2設定値以上で第3設定値未満であるときに換気機器及び照明機器に出力する第3換気照明モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに換気機器及び照明機器に出力する第4換気照明モードと、を有するものである。本実施の形態によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて換気機器の出力を異ならせるとともに照明機器の出力を異ならせることで、CO濃度を最適に維持するとともに視覚によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第25の実施の形態は、第24の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第1換気照明モードでは、換気機器を微弱運転とし、第2換気照明モードでは、換気機器を弱運転とし、第3換気照明モード及び第4換気照明モードでは、換気機器を強運転とし、第4換気照明モードでは、第1換気照明モード、第2換気照明モード、及び第3換気照明モードよりも照明機器の視覚刺激を与えるものである。本実施の形態によれば、CO濃度が第1設定値未満であるときには、換気機器を微弱運転とすることで快適な作業環境に維持させ、第1設定値以上となると、換気機器を弱運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、第2設定値以上となると、換気機器を強運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、換気機器が強運転でも第3設定値を超える場合には、照明機器の視覚刺激を人に与えることで、眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第26の実施の形態は、第25の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、視覚刺激として照明機器の照度を上げるものである。本実施の形態によれば、照度を上げることで、人に視覚刺激を与えることができる。
本発明の第27の実施の形態は、第25又は第26の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、視覚刺激として照明機器の照度増減を所定間隔で行うものである。本実施の形態によれば、照度増減によって人に視覚刺激を与えることができる。
本発明の第28の実施の形態は、第24から第27のいずれかの実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段が、人感センサで人を検出しないときには、換気機器を微弱運転とし、照明機器を停止する第5換気照明モードを有するものである。本実施の形態によれば、人が存在しない場合にも換気機器を微弱運転とすることで、適度なCO濃度を維持することができるとともに、照明機器の消し忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
本発明の第29の実施の形態による環境設備制御システムは、作業空間の人の存在を検出する人感センサと、作業空間のCO濃度を検出するCOセンサと、人感センサ及びCOセンサからのデータを入力し、作業空間の空気を換気する換気機器と作業空間内の温度調整を行う空調機器とを動作させる制御手段とを備え、制御手段は、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第1設定値未満であるときに換気機器及び空調機器に出力する第1換気空調モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第1設定値以上で第2設定値未満であるときに換気機器及び空調機器に出力する第2換気空調モードと人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第2設定値以上で第3設定値未満であるときに換気機器及び空調機器に出力する第3換気空調モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに換気機器及び空調機器に出力する第4換気空調モードと、を有するものである。本実施の形態によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて換気機器の出力を異ならせるとともに空調機器の出力を異ならせることで、CO濃度を最適に維持するとともに体感によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第30の実施の形態は、第29の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第1換気空調モードでは、換気機器を微弱運転とし、第2換気空調モードでは、換気機器を弱運転とし、第3換気空調モード及び第4換気空調モードでは、換気機器を強運転とし、第4換気空調モードでは、第1換気空調モード、第2換気空調モード、及び第3換気空調モードよりも空調機器の設定温度を低くするものである。本実施の形態によれば、CO濃度が第1設定値未満であるときには、換気機器を微弱運転とすることで快適な作業環境に維持させ、第1設定値以上となると、換気機器を弱運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、第2設定値以上となると、換気機器を強運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、換気機器が強運転でも第3設定値を超える場合には、空調機器による体感刺激を人に与えることで、眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第31の実施の形態は、第29又は第30の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段が、人感センサで人を検出しないときには、換気機器を微弱運転とし、空調機器を停止する第5換気空調モードを有するものである。本実施の形態によれば、人が存在しない場合にも微弱運転とすることで、適度なCO濃度を維持することができるとともに、空調機器の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
本発明の第32の実施の形態による環境設備制御システムは、作業空間の人の存在を検出する人感センサと、作業空間のCO濃度を検出するCOセンサと、人感センサ及びCOセンサからのデータを入力し、作業空間の空気を換気する換気機器と作業空間内の送風を行う送風機器とを動作させる制御手段とを備え、制御手段は、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第1設定値未満であるときに換気機器及び送風機器に出力する第1換気送風モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第1設定値以上で第2設定値未満であるときに換気機器及び送風機器に出力する第2換気送風モードと人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第2設定値以上で第3設定値未満であるときに換気機器及び送風機器に出力する第3換気送風モードと、人感センサで人を検出した状態で、COセンサで検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに換気機器及び送風機器に出力する第4換気送風モードと、を有するものである。本実施の形態によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて換気機器の出力を異ならせるとともに送風機器の出力を異ならせることで、CO濃度を最適に維持するとともに体感によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第33の実施の形態は、第32の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、第1換気送風モードでは、換気機器を微弱運転とし、第2換気送風モードでは、換気機器を弱運転とし、第3換気送風モード及び第4換気送風モードでは、換気機器を強運転とし、第1換気送風モード、第2換気送風モード、及び第3換気送風モードでは送風機器を停止し、第4換気送風モードでは、送風機器を運転するものである。本実施の形態によれば、CO濃度が第1設定値未満であるときには、換気機器を微弱運転とすることで快適な作業環境に維持させ、第1設定値以上となると、換気機器を弱運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、第2設定値以上となると、換気機器を強運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、換気機器が強運転でも第3設定値を超える場合には、送風機器による体感刺激を人に与えることで、眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
本発明の第34の実施の形態は、第32又は第33の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、制御手段が、人感センサで人を検出しないときには、換気機器を微弱運転とし、送風機器を停止する第5換気送風モードを有するものである。本実施の形態によれば、人が存在しない場合にも微弱運転とすることで、適度なCO濃度を維持することができるとともに、送風機器の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
本発明の第35の実施の形態は、第6の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、換気機器を時刻指定により動作させるスケジュール設定手段を有し、制御手段は、スケジュール設定手段で設定した時間帯では、第3換気モードでは換気機器を強運転とし、第4換気モードであっても換気機器を弱運転とするものである。本実施の形態によれば、スケジュール設定よりも第3換気モードを優先させることで、快適な作業環境を維持し、スケジュール設定によって第4換気モードに優先させて換気機器を運転することで、例えば勤務時間帯であり、一時的に人が存在しない時間帯が存在しても、強制的に換気機器を運転させておくことで、急激な人の増加などに対応することができる。
本発明の第36の実施の形態は、第7の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、照明機器の調光率を時刻指定により設定するスケジュール設定手段を有し、制御手段は、第1照明モードでは、スケジュール設定手段で設定した時間帯に応じた調光率とし、第2照明モードでは、時間帯に応じた調光率を高め、又は時間帯に応じた調光率で照明機器の照度増減を所定間隔で行うものである。本実施の形態によれば、スケジュール設定によって効率的な照度を設定できるとともに、スケジュール設定されていても、スケジュール設定されている調光率を基準として、CO濃度に応じた視覚刺激を人に与えることができる。
本発明の第37の実施の形態は、第11の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、照明機器の調光率を時刻指定により設定するスケジュール設定手段を有し、制御手段は、人感センサで人を検出しないときには、スケジュール設定手段で設定した時間帯に応じた調光率ではなく、前記第3照明モードとするものである。本実施の形態によれば、照明機器の消し忘れを防止でき、システムの効率的な運用を行える。
本発明の第38の実施の形態は、第12の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、空調機器の設定温度を時刻指定により設定するスケジュール設定手段を有し、制御手段は、第1空調モードでは、スケジュール設定手段で設定した時間帯に応じた設定温度とし、第2空調モードでは、時間帯に応じた設定温度を低くするものである。本実施の形態によれば、スケジュール設定によって効率的な温度を設定できるとともに、スケジュール設定されていても、スケジュール設定されている設定温度を基準として、CO濃度に応じた感覚刺激を人に与えることができる。
本発明の第39の実施の形態は、第24の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、人感センサとして、少なくとも第1人感センサ、第2人感センサ、及び第3人感センサを有し、COセンサとして、少なくとも第1COセンサ及び第2COセンサを有し、換気機器として、少なくとも第1換気機器及び第2換気機器を有し、照明機器として、少なくとも第1照明機器グループ、第2照明機器グループ、及び第3照明機器グループを有し、制御手段は、第1人感センサ及び第1COセンサからのデータを入力して第1照明機器グループに出力し、第2人感センサ及び第1COセンサ又は第2COセンサからのデータを入力して第2照明機器グループに出力し、第3人感センサ及び第2COセンサからのデータを入力して第3照明機器グループに出力し、第1人感センサ又は第2人感センサ及び第1COセンサからのデータを入力して第1換気機器に出力し、第3人感センサ及び第2COセンサからのデータを入力して第2換気機器に出力するものである。本実施の形態によれば、作業空間内を、照明機器に応じた照明エリアと、換気機器に応じた換気エリアとに異ならせることができる。
本発明の第40の実施の形態は、第29の実施の形態による環境設備制御システムにおいて、人感センサとして、少なくとも第1人感センサ、第2人感センサ、及び第3人感センサを有し、COセンサとして、少なくとも第1COセンサ及び第2COセンサを有し、換気機器として、少なくとも第1換気機器及び第2換気機器を有し、空調機器として、少なくとも第1空調機器及び第2空調機器を有し、制御手段は、第1人感センサ又は第2人感センサ及び第1COセンサからのデータを入力して第1換気機器に出力し、第3人感センサ及び第2COセンサからのデータを入力して第2換気機器に出力し、第1人感センサ又は第2人感センサ及び第1COセンサからのデータを入力して第1空調機器に出力し、第2人感センサ又は第3人感センサ及び第2COセンサからのデータを入力して第2空調機器に出力するものである。本実施の形態によれば、作業空間内を、換気機器に応じた換気エリアと、空調機器に応じた空調エリアとに異ならせることができる。
以下本発明の一実施例による環境設備制御システムを説明する。
図1は、本実施例による環境設備制御システムを機能実現手段で表したブロック図である。
本実施例による環境設備制御システムは、作業空間の人の存在を検出する人感センサ11と、作業空間のCO濃度を検出するCOセンサ21と、集中管理サーバ30と、集中管理サーバ30からのサーバ側無線通信データを赤外線通信データに変換する赤外線リモコンノード40とを備えている。
人感センサ11は、通信ユニット12とともに人感センサユニット10に配置され、COセンサ21は、通信ユニット22とともにCOセンサユニット20に配置されている。
集中管理サーバ30は、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータを入力し、作業空間の対象機器に制御データを出力する制御手段31と、通信ユニット12、22との通信を行う無線通信手段32と、記憶手段33と、スケジュール設定手段34とを備えている。
赤外線リモコンノード40は、無線通信手段32との通信を行う無線通信手段41と、無線通信手段32から送信されるサーバ側無線通信データを赤外線通信データに変換する無線・赤外線変換手段42と、無線・赤外線変換手段42で変換した赤外線通信データを送信する赤外線通信ユニット43とを備えている。
図1では、集中管理サーバ30が制御対象とする対象機器として、作業空間の空気を換気する換気機器50、作業空間内の温度調整を行う空調機器60、作業空間内の送風を行う送風機器70、作業空間内で芳香発生を行う芳香発生機器80、作業空間内で音響発生を行う音響発生機器90、及び作業空間内の調光を行う照明機器100とを示している。
換気機器50は、停止、微弱運転、弱運転、及び強運転のいずれかを換気機器50に対して指示する換気用コントローラ51を備えている。換気機器50は、作業空間内の換気機能を持つダクト式換気扇であり、実質的に換気機能を備えていれば、空気を作業空間外に強制排気するもの以外に、作業空間外から作業空間内に強制給気するものであってもよく、全熱交換器を備えて吸排気機能を備えたものが好ましい。
空調機器60は、停止、及び運転時の設定温度を空調機器60に対して指示する空調用コントローラ61を備えている。
送風機器70は、停止又は運転を送風機器70に対して指示する送風用コントローラ71を備えている。送風機器70は、作業空間内の空気撹拌機能を持つ扇風機や作業空間内の空気を排気する換気扇である。
芳香発生機器80は、停止又は運転を芳香発生機器80に対して指示する芳香発生用コントローラ81を備えている。
音響発生機器90は、停止又は動作を音響発生機器90に対して指示する音響発生用コントローラ91を備えている。
照明機器100は、OFFとON、及びON時での照度変更を照明機器100に対して指示する照明用コントローラ101を備えている。
照明用コントローラ101は、赤外線通信データを受信して、無線通信データに変換して照明機器100に指示データを送信する。一般的には、この種の照明用コントローラ101は、赤外線リモコンからの赤外線通信データを受信し、メーカが採用する通信規格による無線通信データを用いて照明機器100に指示データを送信する。
集中管理サーバ30は、記憶手段33に、CO濃度に応じた設定値を記憶し、制御の対象機器について、CO濃度設定値とヒトの存在の有無とによって設定した動作モードを記憶している。
制御手段31では、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータによって、換気機器50に対しては換気モードを決定し、空調機器60に対しては空調モードを決定し、送風機器70に対しては送風モードを決定し、芳香発生機器80に対しては芳香発生モードを決定し、音響発生機器90に対しては音響発生モードを決定し、照明機器100に対しては照明モードを決定する。
無線通信手段32では、決定した換気モードデータは、通信ユニット12又は通信ユニット22を経由して換気用コントローラ51に送信し、決定した空調モードデータは、通信ユニット12又は通信ユニット22を経由して空調用コントローラ61に送信し、決定した送風モードデータは、通信ユニット12又は通信ユニット22を経由して送風用コントローラ71に送信し、決定した芳香発生モードデータは、通信ユニット12又は通信ユニット22を経由して芳香発生用コントローラ81に送信し、決定した音響発生モードデータは、通信ユニット12又は通信ユニット22を経由して音響発生用コントローラ91に送信する。
一方、無線通信手段32では、決定した照明モードデータは、赤外線リモコンノード40に送信する。
集中管理サーバ30から赤外線リモコンノード40に送信される照明モードデータは、サーバ側無線通信データであり、赤外線リモコンノード40は、受信した照明モードデータを、赤外線通信データに変換して照明用コントローラ101に送信する。ここで、サーバ側無線通信データは、照明用コントローラ101から照明機器100に送信される無線通信データとは規格が異なる。
本実施例によれば、換気機器50、空調機器60、及び送風機器70とは通信規格が異なる照明機器100を、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータによって連動させて制御することで、作業空間内において眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、サーバ側無線通信データの規格で、通信ユニット12又は通信ユニット22と無線通信手段32との間での通信、及び通信ユニット12又は通信ユニット22から、換気用コントローラ51に対する換気モードデータ送信、空調用コントローラ61に対する空調モードデータ送信、送風用コントローラ71に対する送風モードデータ送信、芳香発生用コントローラ81に対する芳香発生モードデータ送信、及び音響発生用コントローラ91に対する音響発生モードデータ送信を行える。
図2は、本実施例による環境設備制御システムの換気制御を示すフローチャートである。
集中管理サーバ30は、人感センサ11からは人の存在を検出するデータを取得し(S1)、COセンサ21からはCO濃度のデータを取得する(S2)。
制御手段31では、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータを入力し、作業空間の空気を換気する換気機器50を動作させるモードを決定する。
制御手段31は、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第1設定値未満であるときに(S4でYES)、換気機器50に出力する第1換気モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第1設定値以上で(S4でNO)、第2設定値未満であるときに(S5でYES)、換気機器50に出力する第2換気モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第2設定値以上であるときに(S5でNO)、換気機器50に出力する第3換気モードと、人感センサ11で人を検出しないときに(S3でNO)、換気機器50に出力する第4換気モードとを有する。
ここで、例えば、第1設定値を600ppm、第2設定値を800ppmと設定する。このように、第2設定値は第1設定値よりも高い濃度に設定している。
また、例えば、第1換気モードでは換気機器50を微弱運転とし、第2換気モードでは換気機器50を弱運転とし、第3換気モードでは換気機器50を強運転とし、第4換気モードでは換気機器50を微弱運転とする。
本実施例では、それぞれの換気モードにおける換気能力を、微弱、弱、及び強と表現しているが、弱は微弱よりも換気能力が高く、強は弱よりも換気能力が高いことを示しており、微弱は停止を含むとともに、第1換気モードにおける微弱と第4換気モードにおける微弱とは必ずしも同じ能力である必要はなく、第2換気モードは第1換気モードよりも換気能力を高く設定し、第3換気モードは第2換気モードよりも換気能力を高く設定し、第4換気モードは第2換気モード及び第3換気モードよりも換気能力を低く設定する。
このように、本実施例によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて換気機器50の出力を異ならせることができ、眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1換気モードでは微弱運転とし、第2換気モードでは弱運転とすることで、CO濃度が高くなりかけると換気量を増加することによって、必要以上の換気運転を行わないことで、省エネ効果を保ちつつ、快適な作業環境を維持できる。
また、本実施例によれば、第1換気モード及び第2換気モードに加えて第3換気モードを有することで、例えば人の数が多くCO濃度が高くなった場合にも対応できる。
また、本実施例によれば、第3換気モードでは強運転とすることで、CO濃度が高くなった場合にも、換気能力を高めることで快適な作業環境を維持できる。
また、本実施例によれば、第4換気モードを更に有することで、人の存在の有無によって異なる換気モードとすることができる。
また、本実施例によれば、人が存在しない場合にも微弱運転とすることで、適度なCO濃度を維持することができる。
図3は、本実施例による環境設備制御システムの照明制御を示すフローチャートである。
集中管理サーバ30は、人感センサ11からは人の存在を検出するデータを取得し(S1)、COセンサ21からはCO濃度のデータを取得する(S2)。
制御手段31では、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータを入力し、作業空間内の調光を行う照明機器100を動作させるモードを決定する。
制御手段31は、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値未満であるときに(S6でYES)、照明機器100に出力する第1照明モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに(S6でNO)、照明機器100に出力する第2照明モードと、人感センサ11で人を検出しないときに(S3でNO)、照明機器100に出力する第3照明モードとを有する。
ここで、例えば、第3設定値を1000ppmと設定する。このように、第3設定値は第2設定値よりも高い濃度に設定している。
第2照明モードでは、第1照明モードよりも視覚刺激を与えるものとする。視覚刺激としては、照明機器100の照度を上げるか、照明機器100の照度増減を所定間隔で行うか、の少なくともいずれかによることが効果的である。
第3照明モードでは、照明機器100を停止する。なお、第3照明モードを停止に代えて低調光率の照明としてもよい。
このように、本実施例によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて照明機器100の出力を異ならせることで、視覚によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第3設定値以上の高いCO濃度の場合には、視覚刺激によって眠気を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1照明モード及び第2照明モードに加えて第3照明モードを有することで、照明機器100の消し忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
図4は、本実施例による環境設備制御システムの空調制御を示すフローチャートである。
集中管理サーバ30は、人感センサ11からは人の存在を検出するデータを取得し(S1)、COセンサ21からはCO濃度のデータを取得する(S2)。
制御手段31では、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータを入力し、作業空間内の温度調整を行う空調機器60を動作させるモードを決定する。
制御手段31は、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値未満であるときに(S6でYES)、空調機器60に出力する第1空調モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに(S6でNO)、空調機器60に出力する第2空調モードと、人感センサ11で人を検出しないときに(S3でNO)、空調機器60に出力する第3空調モードとを有する。
ここで、例えば、第3設定値を1000ppmと設定する。このように、第3設定値は第2設定値よりも高い濃度に設定している。
第2空調モードでは、第1空調モードよりも空調機器60の設定温度を低くするものとする。第3空調モードでは、空調機器60を停止する。
このように、本実施例によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて空調機器60の設定温度を異ならせることで、体感によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、空調機器60の設定温度が低くなることで、眠気を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1空調モード及び第2空調モードに加えて第3空調モードを有することで、空調機器60の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
図5は、本実施例による環境設備制御システムの送風制御を示すフローチャートである。
集中管理サーバ30は、人感センサ11からは人の存在を検出するデータを取得し(S1)、COセンサ21からはCO濃度のデータを取得する(S2)。
制御手段31では、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータを入力し、作業空間内の送風を行う送風機器70を動作させるモードを決定する。
制御手段31は、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値未満であるときに(S6でYES)、送風機器70に出力する第1送風モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに(S6でNO)、送風機器70に出力する第2送風モードと、人感センサ11で人を検出しないときに(S3でNO)、送風機器70に出力する第3送風モードとを有する。
ここで、例えば、第3設定値を1000ppmと設定する。このように、第3設定値は第2設定値よりも高い濃度に設定している。
第1送風モードでは、送風機器70を停止し、第2送風モードでは送風機器70を運転する。第3送風モードでは、送風機器70を停止する。
このように、本実施例によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて送風出力を異ならせることで、体感によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、人が風の流れを感じることで、眠気を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1送風モード及び第2送風モードに加えて第3送風モードを有することで、送風機器70の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
図6は、本実施例による環境設備制御システムの芳香発生制御を示すフローチャートである。
集中管理サーバ30は、人感センサ11からは人の存在を検出するデータを取得し(S1)、COセンサ21からはCO濃度のデータを取得する(S2)。
制御手段31では、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータを入力し、作業空間内の芳香発生を行う芳香発生機器80を動作させるモードを決定する。
制御手段31は、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値未満であるときに(S6でYES)、芳香発生機器80に出力する第1芳香発生モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに(S6でNO)、芳香発生機器80に出力する第2芳香発生モードと、人感センサ11で人を検出しないときに(S3でNO)、芳香発生機器80に出力する第3芳香発生モードとを有する。
ここで、例えば、第3設定値を1000ppmと設定する。このように、第3設定値は第2設定値よりも高い濃度に設定している。
第1芳香発生モードでは芳香発生機器80を停止し、第2芳香発生モードでは芳香発生機器80を運転する。第3芳香発生モードでは、芳香発生機器80を停止する。
このように、本実施例によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて芳香発生出力を異ならせることで、臭覚によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、人が臭覚により刺激を感じることで、眠気を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1芳香発生モード及び第2芳香発生モードに加えて第3芳香発生モードを有することで、芳香発生機器80の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
図7は、本実施例による環境設備制御システムの音響発生制御を示すフローチャートである。
集中管理サーバ30は、人感センサ11からは人の存在を検出するデータを取得し(S1)、COセンサ21からはCO濃度のデータを取得する(S2)。
制御手段31では、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータを入力し、作業空間内の音響発生を行う音響発生機器90を動作させるモードを決定する。
制御手段31は、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値未満であるときに(S6でYES)、音響発生機器90に出力する第1音響発生モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに(S6でNO)、音響発生機器90に出力する第2音響発生モードと、人感センサ11で人を検出しないときに(S3でNO)、音響発生機器90に出力する第3音響発生モードとを有する。
ここで、例えば、第3設定値を1000ppmと設定する。このように、第3設定値は第2設定値よりも高い濃度に設定している。
第1音響発生モードでは音響発生機器90を停止し、第2音響発生モードでは音響発生機器90を運転する。第3音響発生モードでは、音響発生機器90を停止する。
このように、本実施例によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて音響発生出力を異ならせることで、聴覚によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、人が聴覚により刺激を感じることで、眠気を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、第1音響発生モード及び第2音響発生モードに加えて第3音響発生モードを有することで、音響発生機器90の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
以上のように、図2では換気制御を、図3では照明制御を、図4では空調制御を、図5では送風制御を、図6では芳香発生制御を、図7では音響発生制御を、それぞれの対象機器の制御を別々に説明したが、これらの対象機器の中から、複数を対象機器として制御することができる。なお、図8からは、複数を対象機器とした場合について説明する。
図8は、本実施例による環境設備制御システムの換気照明制御を示すフローチャートである。
集中管理サーバ30は、人感センサ11からは人の存在を検出するデータを取得し(S1)、COセンサ21からはCO濃度のデータを取得する(S2)。
制御手段31では、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータを入力し、作業空間の空気を換気する換気機器50と作業空間内の調光を行う照明機器100とを動作させるモードを決定する。
制御手段31は、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第1設定値未満であるときに(S4でYES)、換気機器50及び照明機器100に出力する第1換気照明モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第1設定値以上で(S4でNO)、第2設定値未満であるときに(S5でYES)、換気機器50及び照明機器100に出力する第2換気照明モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第2設定値以上で(S5でNO)、第3設定値未満であるときに(S6でYES)、換気機器50及び照明機器100に出力する第3換気照明モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに(S6でNO)、換気機器50及び照明機器100に出力する第4換気照明モードと、人感センサ11で人を検出しないときには(S3でNO)、換気機器50を微弱運転とし、照明機器100を停止する第5換気照明モードとを有する。
ここで、例えば、第1設定値を600ppm、第2設定値を800ppm、第3設定値を1000ppmと設定する。このように、第2設定値は第1設定値よりも高い濃度に設定し、第3設定値は第2設定値よりも高い濃度に設定している。
また、例えば、第1換気照明モードでは、換気機器50を微弱運転とし、第2換気照明モードでは、換気機器50を弱運転とし、第3換気照明モード及び第4換気照明モードでは、換気機器50を強運転とし、第4換気照明モードでは、第1換気照明モード、第2換気照明モード、及び第3換気照明モードよりも照明機器100の視覚刺激を与える。視覚刺激としては、照明機器100の照度を上げるか、照明機器100の照度増減を所定間隔で行うか、の少なくともいずれかによることが効果的である。第5換気照明モードでは、換気機器50を微弱運転とし、照明機器100を停止する。
本実施例では、それぞれの換気照明モードにおける換気能力を、微弱、弱、及び強と表現しているが、弱は微弱よりも換気能力が高く、強は弱よりも換気能力が高いことを示しており、微弱は停止を含むとともに、第1換気照明モードにおける微弱と第5換気照明モードにおける微弱とは必ずしも同じ能力である必要はなく、第2換気照明モードは第1換気照明モードよりも換気能力を高く設定し、第3換気照明モード及び第4換気照明モードは第2換気照明モードよりも換気能力を高く設定し、第5換気照明モードは第1換気照明モード、第2換気照明モード、及び第3換気照明モードよりも換気照明能力を低く設定する。なお、第3換気照明モードにおける強と第4換気照明モードにおける強とは必ずしも同じ能力である必要はなく、第3換気照明モード及び第4換気照明モードが第2換気照明モードよりも換気能力が高ければよく、第4換気照明モードにおける強が第3換気照明モードにおける強よりも換気能力を高く設定することが好ましい。
このように、本実施例によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて換気機器50の出力を異ならせるとともに照明機器100の出力を異ならせることで、CO濃度を最適に維持するとともに視覚によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、CO濃度が第1設定値未満であるときには、換気機器50を微弱運転とすることで快適な作業環境に維持させ、第1設定値以上となると、換気機器50を弱運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、第2設定値以上となると、換気機器50を強運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、換気機器50が強運転でも第3設定値を超える場合には、照明機器100の視覚刺激を人に与えることで、眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、人が存在しない場合にも換気機器50を微弱運転とすることで、適度なCO濃度を維持することができるとともに、照明機器100の消し忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
図9は、本実施例による環境設備制御システムの換気空調制御を示すフローチャートである。
集中管理サーバ30は、人感センサ11からは人の存在を検出するデータを取得し(S1)、COセンサ21からはCO濃度のデータを取得する(S2)。
制御手段31では、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータを入力し、作業空間の空気を換気する換気機器50と作業空間内の温度調整を行う空調機器60とを動作させるモードを決定する。
制御手段31は、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第1設定値未満であるときに(S4でYES)、換気機器50及び空調機器60に出力する第1換気空調モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第1設定値以上で(S4でNO)、第2設定値未満であるときに(S5でYES)、換気機器50及び空調機器60に出力する第2換気空調モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第2設定値以上で(S5でNO)、第3設定値未満であるときに(S6でYES)、換気機器50及び空調機器60に出力する第3換気空調モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに(S6でNO)、換気機器50及び空調機器60に出力する第4換気空調モードと、人感センサ11で人を検出しないときには(S3でNO)、換気機器50を微弱運転とし、空調機器60を停止する第5換気空調モードとを有する。
ここで、例えば、第1設定値を600ppm、第2設定値を800ppm、第3設定値を1000ppmと設定する。このように、第2設定値は第1設定値よりも高い濃度に設定し、第3設定値は第2設定値よりも高い濃度に設定している。
また、例えば、第1換気空調モードでは、換気機器50を微弱運転とし、第2換気空調モードでは、換気機器50を弱運転とし、第3換気空調モード及び第4換気空調モードでは、換気機器50を強運転とし、第4換気空調モードでは、第1換気空調モード、第2換気空調モード、及び第3換気空調モードよりも空調機器60の設定温度を低くし、第5換気空調モードでは、換気機器50を微弱運転とし、空調機器60を停止する。
本実施例では、それぞれの換気空調モードにおける換気能力を、微弱、弱、及び強と表現しているが、弱は微弱よりも換気能力が高く、強は弱よりも換気能力が高いことを示しており、微弱は停止を含むとともに、第1換気空調モードにおける微弱と第5換気空調モードにおける微弱とは必ずしも同じ能力である必要はなく、第2換気空調モードは第1換気空調モードよりも換気能力を高く設定し、第3換気空調モード及び第4換気空調モードは第2換気空調モードよりも換気能力を高く設定し、第5換気空調モードは第1換気空調モード、第2換気空調モード、及び第3換気空調モードよりも換気空調能力を低く設定する。なお、第3換気空調モードにおける強と第4換気空調モードにおける強とは必ずしも同じ能力である必要はなく、第3換気空調モード及び第4換気空調モードが第2換気空調モードよりも換気能力が高ければよく、第4換気空調モードにおける強が第3換気空調モードにおける強よりも換気能力を高く設定することが好ましい。
このように、本実施例によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて換気機器50の出力を異ならせるとともに空調機器60の出力を異ならせることで、CO濃度を最適に維持するとともに体感によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、CO濃度が第1設定値未満であるときには、換気機器50を微弱運転とすることで快適な作業環境に維持させ、第1設定値以上となると、換気機器50を弱運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、第2設定値以上となると、換気機器50を強運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、換気機器50が強運転でも第3設定値を超える場合には、空調機器60による体感刺激を人に与えることで、眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、人が存在しない場合にも換気機器50を微弱運転とすることで、適度なCO濃度を維持することができるとともに、空調機器60の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
図10は、本実施例による環境設備制御システムの換気送風制御を示すフローチャートである。
集中管理サーバ30は、人感センサ11からは人の存在を検出するデータを取得し(S1)、COセンサ21からはCO濃度のデータを取得する(S2)。
制御手段31では、人感センサ11及びCOセンサ21からのデータを入力し、作業空間の空気を換気する換気機器50と作業空間内の送風を行う送風機器70とを動作させるモードを決定する。
制御手段31は、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第1設定値未満であるときに(S4でYES)、換気機器50及び送風機器70に出力する第1換気送風モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第1設定値以上で(S4でNO)、第2設定値未満であるときに(S5でYES)、換気機器50及び送風機器70に出力する第2換気送風モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第2設定値以上で(S5でNO)、第3設定値未満であるときに(S6でYES)、換気機器50及び送風機器70に出力する第3換気送風モードと、人感センサ11で人を検出した状態で(S3でYES)、COセンサ21で検出するCO濃度が第3設定値以上であるときに(S6でNO)、換気機器50及び送風機器70に出力する第4換気送風モードと、人感センサ11で人を検出しないときには(S3でNO)、換気機器50を微弱運転とし、送風機器70を停止する第5換気送風モードとを有する。
ここで、例えば、第1設定値を600ppm、第2設定値を800ppm、第3設定値を1000ppmと設定する。このように、第2設定値は第1設定値よりも高い濃度に設定し、第3設定値は第2設定値よりも高い濃度に設定している。
また、例えば、第1換気送風モードでは、換気機器50を微弱運転とし、第2換気送風モードでは、換気機器50を弱運転とし、第3換気送風モード及び第4換気送風モードでは、換気機器50を強運転とし、第1換気送風モード、第2換気送風モード、及び第3換気送風モードでは送風機器70を停止し、第4換気送風モードでは、送風機器70を運転し、第5換気送風モードでは、換気機器50を微弱運転とし、送風機器70を停止する。
本実施例では、それぞれの換気送風モードにおける換気能力を、微弱、弱、及び強と表現しているが、弱は微弱よりも換気能力が高く、強は弱よりも換気能力が高いことを示しており、微弱は停止を含むとともに、第1換気送風モードにおける微弱と第5換気送風モードにおける微弱とは必ずしも同じ能力である必要はなく、第2換気送風モードは第1換気送風モードよりも換気能力を高く設定し、第3換気送風モード及び第4換気送風モードは第2換気送風モードよりも換気能力を高く設定し、第5換気送風モードは第1換気送風モード、第2換気送風モード、及び第3換気送風モードよりも換気送風能力を低く設定する。なお、第3換気送風モードにおける強と第4換気送風モードにおける強とは必ずしも同じ能力である必要はなく、第3換気送風モード及び第4換気送風モードが第2換気送風モードよりも換気能力が高ければよく、第4換気送風モードにおける強が第3換気送風モードにおける強よりも換気能力を高く設定することが好ましい。
このように、本実施例によれば、人が存在する状態の中で、CO濃度に応じて換気機器50の出力を異ならせるとともに送風機器70の出力を異ならせることで、CO濃度を最適に維持するとともに体感によって人に刺激を与えて眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、CO濃度が第1設定値未満であるときには、換気機器50を微弱運転とすることで快適な作業環境に維持させ、第1設定値以上となると、換気機器50を弱運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、第2設定値以上となると、換気機器50を強運転に切り替えることで快適な作業環境に維持させ、換気機器50が強運転でも第3設定値を超える場合には、送風機器70による体感刺激を人に与えることで、眠気による作業効率低下を防ぐことができる。
また、本実施例によれば、人が存在しない場合にも換気機器50を微弱運転とすることで、適度なCO濃度を維持することができるとともに、送風機器70の停止忘れを防止でき、省エネ効果を高めることができる。
図11は、本実施例による環境設備制御システムのスケジュールの一例を示す説明図である。
本実施例による環境設備制御システムは、対象機器を時刻指定により動作させるスケジュール設定手段34を有している。
図11では、空調機器60、換気機器50、及び照明機器100に対して設定されたスケジュールを示している。
例えば、夏季における空調機器60では、時刻8:30〜9:00までは24℃、時刻9:00〜12:00までは26℃、時刻12:00〜13:00までは28℃、時刻13:00〜14:00までは22℃、時刻14:00〜18:00までは25℃、18:00〜20:00までは28℃、時刻20:00以降は停止に設定したことを示している。
また、冬季における空調機器60では、時刻8:30〜9:00までは25℃、時刻9:00〜12:00までは22℃、時刻12:00〜13:00までは24℃、時刻13:00〜14:00までは23℃、時刻14:00〜18:00までは22℃、18:00〜20:00までは20℃、時刻20:00以降は停止に設定したことを示している。
また、換気機器50では、時刻8:30〜22:00までは弱運転、時刻22:00以降は停止に設定したことを示している。
また、照明機器100では、時刻8:30〜9:00までは調光率70%、時刻9:00〜12:00までは調光率80%、時刻12:00〜13:00までは調光率25%、時刻13:00〜18:00までは調光率80%、18:00〜22:00までは調光率70%、22:00以降は停止に設定したことを示している。
スケジュール設定手段34によって、空調機器60の設定温度を時刻指定により設定している場合には、制御手段31は、第1空調モードでは、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた設定温度とし、第2空調モードでは、時間帯に応じた設定温度を低くする。
例えば、夏季における空調機器60の設定で、時刻13:00〜14:00までの間では、第1空調モードでは、22℃を設定温度として運転し、第2空調モードでは、設定温度を20.0℃とする。
また、冬季における空調機器60の設定で、時刻13:00〜14:00までの間では、第1空調モードでは、23℃を設定温度として運転し、第2空調モードでは、設定温度を21.0℃とする。
このように、本実施例によれば、スケジュール設定によって効率的な温度を設定できるとともに、スケジュール設定されていても、スケジュール設定されている設定温度を基準として、CO濃度に応じた感覚刺激を人に与えることができる。
スケジュール設定手段34によって、空調機器60の設定温度を時刻指定により設定している場合には、第3空調モードであっても設定した時間帯に応じた設定温度で空調機器60の運転を行う。
また、スケジュール設定手段34によって、換気機器50の動作を時刻指定により設定している場合には、制御手段31は、第3換気モードでは換気機器50を強運転とし、第4換気モード(微弱運転)であっても換気機器50をスケジュール設定手段34で設定している弱運転とする。
例えば、換気機器50の設定で、時刻8:30〜22:00までの間では、第3換気モードになれば換気機器50を強運転とし、人を検出しない第4換気モードの条件になっても換気機器50を微弱運転ではなく設定した弱運転とする。
このように、本実施例によれば、スケジュール設定よりも第3換気モードを優先させることで、快適な作業環境を維持し、スケジュール設定によって第4換気モードに優先させて換気機器50を運転することで、例えば勤務時間帯であり、一時的に人が存在しない時間帯が存在しても、強制的に換気機器50を運転させておくことで、急激な人の増加などに対応することができる。
また、スケジュール設定手段34によって、照明機器100の調光率を時刻指定により設定している場合には、制御手段31は、第1照明モードでは、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率とし、第2照明モードでは、時間帯に応じた調光率を高め、又は時間帯に応じた調光率で照明機器100の照度増減を所定間隔で行う。
例えば、照明機器100の設定で、時刻8:30〜9:00までの間では、第1照明モードでは、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率である70%とし、第2照明モードでは、調光率を100%に高め、時刻9:00〜12:00までの間では、第1照明モードでは、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率である80%とし、第2照明モードでは、調光率を100%に高め、時刻13:00〜18:00までの間では、第1照明モードでは、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率である80%とし、第2照明モードでは、調光率を100%に高め、時刻18:00〜20:00までの間では、第1照明モードでは、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率である70%とし、第2照明モードでは、調光率を100%に高める。
このように、本実施例によれば、スケジュール設定によって効率的な照度を設定できるとともに、スケジュール設定されていても、スケジュール設定されている調光率を基準として、CO濃度に応じた視覚刺激を人に与えることができる。
なお、例えば時刻12:00〜13:00までの間で示すように、第2照明モードでも、第1照明モードと同じ調光率である25%を維持する設定とすることもできる。
また、スケジュール設定手段34によって、照明機器100の調光率を時刻指定により設定している場合には、制御手段31は、人感センサ11で人を検出しないときには、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率ではなく、第3照明モードとする。
例えば、照明機器100の設定で、時刻18:00〜22:00までの間では、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率である70%ではなく、第3照明モードとして停止する。
このように、本実施例によれば、スケジュール設定によって効率的な照度を設定できるとともに、スケジュール設定されていても、照明機器100の消し忘れを防止でき、システムの効率的な運用を行える。
また、第3照明モードは、停止に代えてあらかじめ設定した調光率を低下させてもよい。低下させる調光率は、常に一定の低調光率とし、又は時間帯に応じた調光率を所定比率で低下させた調光率としてもよい。
ここで、常に一定の低調光率にするとは、時間帯に応じた調光率が75%であっても80%であっても25%の調光率にするものであり、また、時間帯に応じた調光率を所定比率で低下させた調光率にするとは、時間帯に応じた調光率が75%であれば25%とし、時間帯に応じた調光率が80%であれば30%とするものである。
例えば、照明機器100の設定で、時刻8:30〜9:00までの間では、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率である70%ではなく、第3照明モードとして25%の調光率とし、時刻9:00〜12:00までの間では、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率である80%ではなく、第3照明モードとして25%の調光率とし、時刻13:00〜18:00までの間では、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率である80%ではなく、第3照明モードとして25%の調光率とする。
なお、例えば時刻12:00〜13:00までの間で示すように、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた調光率が25%のように、低調光率に設定されている場合には第3照明モードは設定されている調光率である25%を維持する設定とすることもできる。
更には、スケジュール設定手段34で設定する時刻を、第1の時間帯と第2の時間帯に区分し、人感センサ11で人を検出しないときには、第1の時間帯では低調光率とし、第2の時間帯では停止とすることが好ましい。
例えば、時刻8:30〜18:00までの間を第1の時間帯とし、時刻18:00〜翌朝8:30までの間を第2の時間帯とした場合には、第1の時間帯である時刻8:30〜18:00までの間では、第3照明モードとして25%の調光率とし、第2の時間帯である時刻18:00〜翌朝8:30までの間では、第3照明モードとして停止する。
なお、ここでは第1時間帯を勤務時間とし、第2時間帯を勤務外時間としているが、土日祝祭日では終日第2時間帯として設定することもできる。
また、第1の時間帯と第2の時間帯に区分した制御方法は、他の機器についても行うことが好ましい。
例えば、換気機器50の設定で、時刻8:30〜22:00までの間を第1の時間帯とし、時刻22:00〜翌朝8:30までの間を第2の時間帯とした場合には、第1の時間帯は、スケジュール設定手段34で弱と設定した場合に人を検出しない第4換気モードの条件であっても弱運転とし、第2の時間帯は、人を検出しない第4換気モードの条件になっても、スケジュール設定された停止とする。
また、空調機器60の設定で、第1の時間帯を業務時間帯である時刻8:30〜12:00及び時刻13:00〜20:00とし、第2の時間帯を業務外時間帯である時刻12:00〜13:00とした場合には、第1の時間帯は、第1空調モードでは、スケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた設定温度とし、第2空調モードでは、時間帯に応じた設定温度を低くするが、第2の時間帯は、第2空調モードでもスケジュール設定手段34で設定した時間帯に応じた設定温度を維持させる。なお、第2の時間帯は、人を検出しない第3空調モードの条件になっても、スケジュール設定された設定温度を維持する。
図12は、本実施例による環境設備制御システムを作業空間に適用した状態を示す説明図である。
図12(a)では、作業空間Aに、人感センサ11として、少なくとも第1人感センサ11a、第2人感センサ11b、及び第3人感センサ11cを有し、COセンサ21として、少なくとも第1COセンサ21a及び第2COセンサ21bを有している。
照明機器100として、少なくとも第1照明機器グループ100a、第2照明機器グループ100b、及び第3照明機器グループ100cを有し、換気機器50として、少なくとも第1換気機器50a及び第2換気機器50bを有し、空調機器60として、少なくとも第1空調機器60a及び第2空調機器60bを有している。
制御手段31は、第1人感センサ11a及び第1COセンサ21aからのデータを入力して第1照明機器グループ100aに出力し、第2人感センサ11b及び第1COセンサ21a又は第2COセンサ21bからのデータを入力して第2照明機器グループ100bに出力し、第3人感センサ11c及び第2COセンサ21bからのデータを入力して第3照明機器グループ100cに出力する。
また、制御手段31は、第1人感センサ11a又は第2人感センサ11b及び第1COセンサ21aからのデータを入力して第1換気機器50aに出力し、第3人感センサ11c及び第2COセンサ21bからのデータを入力して第2換気機器50bに出力する。
また、制御手段31は、第1人感センサ11a又は第2人感センサ11b及び第1COセンサ21aからのデータを入力して第1空調機器60aに出力し、第2人感センサ11b又は第3人感センサ11c及び第2COセンサ21bからのデータを入力して第2空調機器60bに出力する。
従って、図12(b)に示すように、作業空間A内を、照明機器100に応じた照明エリア100A、100B、100Cと、図12(c)に示すように、換気機器50に応じた換気エリア50A、50Bとを異ならせることができる。
また、図12(c)に示すように、換気機器50に応じた換気エリア50A、50Bと、図12(d)に示すように、空調機器60に応じた空調エリア60A、60Bとを異ならせることができる。
図2から図10に示す実施例では、設定値によって各モードが選択されるが、各設定値には各々のモード偏移時のハンチング動作を避けるためにヒステリシスを持たせても良い。
すなわち、例えば、図2では第2設定値である800ppm未満であれば第2換気モードが選択され、800ppm以上では第3換気モードが選択されるが、第2換気モードから第3換気モードに移行する際の閾値は第2設定値である800ppm、第3換気モードから第2換気モードに移行する際の閾値は第2設定値にヒステリシスを持たせた700ppmとすることもできる。このように設定値にヒステリシスを持たせることで各モード間でのハンチングを防ぐことができる。
本発明によれば快適なオフィス環境と消費電力の削減を提供できる。
10 人感センサユニット
11 人感センサ
11a 第1人感センサ
11b 第2人感センサ
11c 第3人感センサ
12 通信ユニット
20 COセンサユニット
21 COセンサ
21a 第1COセンサ
21b 第2COセンサ
22 通信ユニット
30 集中管理サーバ
31 制御手段
32 無線通信手段
33 記憶手段
34 スケジュール設定手段
40 赤外線リモコンノード
41 無線通信手段
42 無線・赤外線変換手段
43 赤外線通信ユニット
50 換気機器
50a 第1換気機器
50b 第2換気機器
50A、50B 換気エリア
51 換気用コントローラ
60 空調機器
60a 第1空調機器
60b 第2空調機器
60A、60B 空調エリア
61 空調用コントローラ
70 送風機器
71 送風用コントローラ
80 芳香発生機器
81 芳香発生用コントローラ
90 音響発生機器
91 音響発生用コントローラ
100 照明機器
101 照明用コントローラ
100a 第1照明機器グループ
100b 第2照明機器グループ
100c 第3照明機器グループ
100A、100B、100C 照明エリア
A 作業空間

Claims (40)

  1. 作業空間の人の存在を検出する人感センサと、
    前記作業空間のCO濃度を検出するCOセンサと、
    前記人感センサ及び前記COセンサからのデータを入力し、前記作業空間の空気を換気する換気機器を動作させる制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が第1設定値未満であるときに前記換気機器に出力する第1換気モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第1設定値以上で第2設定値未満であるときに前記換気機器に出力する第2換気モードと
    を有する
    ことを特徴とする環境設備制御システム。
  2. 前記第1換気モードでは、前記換気機器を微弱運転とし、
    前記第2換気モードでは、前記換気機器を弱運転とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の環境設備制御システム。
  3. 前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第2設定値以上であるときに前記換気機器に出力する第3換気モードを更に有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の環境設備制御システム。
  4. 前記第3換気モードでは、前記換気機器を強運転とする
    ことを特徴とする請求項3に記載の環境設備制御システム。
  5. 前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出しないときに前記換気機器に出力する第4換気モードを更に有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の環境設備制御システム。
  6. 前記第4換気モードでは、前記換気機器を微弱運転とする
    ことを特徴とする請求項5に記載の環境設備制御システム。
  7. 前記制御手段では、前記作業空間内の調光を行う照明機器を制御し、
    前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第2設定値より高い設定値である第3設定値未満であるときに前記照明機器に出力する第1照明モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記照明機器に出力する第2照明モードと
    を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の環境設備制御システム。
  8. 前記第2照明モードでは、前記第1照明モードよりも視覚刺激を与える
    ことを特徴とする請求項7に記載の環境設備制御システム。
  9. 前記視覚刺激として前記照明機器の照度を上げる
    ことを特徴とする請求項8に記載の環境設備制御システム。
  10. 前記視覚刺激として前記照明機器の照度増減を所定間隔で行う
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の環境設備制御システム。
  11. 前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出しないときに前記照明機器を停止する第3照明モードを有する
    ことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の環境設備制御システム。
  12. 前記制御手段では、前記作業空間内の温度調整を行う空調機器を制御し、
    前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値未満であるときに前記空調機器に出力する第1空調モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記空調機器に出力する第2空調モードと
    を有する
    ことを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか1項に記載の環境設備制御システム。
  13. 前記第2空調モードでは、前記第1空調モードよりも前記空調機器の設定温度を低くする
    ことを特徴とする請求項12に記載の環境設備制御システム。
  14. 前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出しないときに前記空調機器を停止する第3空調モードを有する
    ことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の環境設備制御システム。
  15. 前記制御手段では、前記作業空間内の送風を行う送風機器を制御し、
    前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値未満であるときに前記送風機器に出力する第1送風モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記送風機器に出力する第2送風モードと
    を有する
    ことを特徴とする請求項7から請求項14のいずれか1項に記載の環境設備制御システム。
  16. 前記第1送風モードでは、前記送風機器を停止し、
    前記第2送風モードでは、前記送風機器を運転する
    ことを特徴とする請求項15に記載の環境設備制御システム。
  17. 前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出しないときに前記送風機器を停止する第3送風モードを有する
    ことを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の環境設備制御システム。
  18. 前記制御手段では、前記作業空間内で芳香発生を行う芳香発生機器を制御し、
    前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値未満であるときに前記芳香発生機器に出力する第1芳香発生モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記芳香発生機器に出力する第2芳香発生モードと
    を有する
    ことを特徴とする請求項7から請求項17のいずれか1項に記載の環境設備制御システム。
  19. 前記第1芳香発生モードでは前記芳香発生機器を停止し、
    前記第2芳香発生モードでは、前記芳香発生機器を運転する
    ことを特徴とする請求項18に記載の環境設備制御システム。
  20. 前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出しないときに前記芳香発生機器を停止する第3芳香発生モードを有する
    ことを特徴とする請求項18又は請求項19に記載の環境設備制御システム。
  21. 前記制御手段では、前記作業空間内で音響発生を行う音響発生機器を制御し、
    前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値未満であるときに前記音響発生機器に出力する第1音響発生モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記音響発生機器に出力する第2音響発生モードと
    を有する
    ことを特徴とする請求項7から請求項20のいずれか1項に記載の環境設備制御システム。
  22. 前記第1音響発生モードでは前記音響発生機器を停止し、
    前記第2音響発生モードでは、前記音響発生機器を動作させる
    ことを特徴とする請求項21に記載の環境設備制御システム。
  23. 前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出しないときに前記音響発生機器を停止する第3音響発生モードを有する
    ことを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の環境設備制御システム。
  24. 作業空間の人の存在を検出する人感センサと、
    前記作業空間のCO濃度を検出するCOセンサと、
    前記人感センサ及び前記COセンサからのデータを入力し、前記作業空間の空気を換気する換気機器と前記作業空間内の調光を行う照明機器とを動作させる制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が第1設定値未満であるときに前記換気機器及び前記照明機器に出力する第1換気照明モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第1設定値以上で第2設定値未満であるときに前記換気機器及び前記照明機器に出力する第2換気照明モードと
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第2設定値以上で第3設定値未満であるときに前記換気機器及び前記照明機器に出力する第3換気照明モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記換気機器及び前記照明機器に出力する第4換気照明モードと、
    を有する
    ことを特徴とする環境設備制御システム。
  25. 前記第1換気照明モードでは、前記換気機器を微弱運転とし、
    前記第2換気照明モードでは、前記換気機器を弱運転とし、
    前記第3換気照明モード及び前記第4換気照明モードでは、前記換気機器を強運転とし、
    前記第4換気照明モードでは、前記第1換気照明モード、前記第2換気照明モード、及び前記第3換気照明モードよりも前記照明機器の視覚刺激を与える
    ことを特徴とする請求項24に記載の環境設備制御システム。
  26. 前記視覚刺激として前記照明機器の照度を上げる
    ことを特徴とする請求項25に記載の環境設備制御システム。
  27. 前記視覚刺激として前記照明機器の照度増減を所定間隔で行う
    ことを特徴とする請求項25又は請求項26に記載の環境設備制御システム。
  28. 前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出しないときには、前記換気機器を微弱運転とし、前記照明機器を停止する第5換気照明モードを有する
    ことを特徴とする請求項24から請求項27のいずれか1項に記載の環境設備制御システム。
  29. 作業空間の人の存在を検出する人感センサと、
    前記作業空間のCO濃度を検出するCOセンサと、
    前記人感センサ及び前記COセンサからのデータを入力し、前記作業空間の空気を換気する換気機器と前記作業空間内の温度調整を行う空調機器とを動作させる制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が第1設定値未満であるときに前記換気機器及び前記空調機器に出力する第1換気空調モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第1設定値以上で第2設定値未満であるときに前記換気機器及び前記空調機器に出力する第2換気空調モードと
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第2設定値以上で第3設定値未満であるときに前記換気機器及び前記空調機器に出力する第3換気空調モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記換気機器及び前記空調機器に出力する第4換気空調モードと、
    を有する
    ことを特徴とする環境設備制御システム。
  30. 前記第1換気空調モードでは、前記換気機器を微弱運転とし、
    前記第2換気空調モードでは、前記換気機器を弱運転とし、
    前記第3換気空調モード及び前記第4換気空調モードでは、前記換気機器を強運転とし、
    前記第4換気空調モードでは、前記第1換気空調モード、前記第2換気空調モード、及び前記第3換気空調モードよりも前記空調機器の設定温度を低くする
    ことを特徴とする請求項29に記載の環境設備制御システム。
  31. 前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出しないときには、前記換気機器を微弱運転とし、前記空調機器を停止する第5換気空調モードを有する
    ことを特徴とする請求項29又は請求項30に記載の環境設備制御システム。
  32. 作業空間の人の存在を検出する人感センサと、
    前記作業空間のCO濃度を検出するCOセンサと、
    前記人感センサ及び前記COセンサからのデータを入力し、前記作業空間の空気を換気する換気機器と前記作業空間内の送風を行う送風機器とを動作させる制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が第1設定値未満であるときに前記換気機器及び前記送風機器に出力する第1換気送風モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第1設定値以上で第2設定値未満であるときに前記換気機器及び前記送風機器に出力する第2換気送風モードと
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第2設定値以上で第3設定値未満であるときに前記換気機器及び前記送風機器に出力する第3換気送風モードと、
    前記人感センサで前記人を検出した状態で、前記COセンサで検出する前記CO濃度が前記第3設定値以上であるときに前記換気機器及び前記送風機器に出力する第4換気送風モードと、
    を有する
    ことを特徴とする環境設備制御システム。
  33. 前記第1換気送風モードでは、前記換気機器を微弱運転とし、
    前記第2換気送風モードでは、前記換気機器を弱運転とし、
    前記第3換気送風モード及び前記第4換気送風モードでは、前記換気機器を強運転とし、
    前記第1換気送風モード、前記第2換気送風モード、及び前記第3換気送風モードでは前記送風機器を停止し、前記第4換気送風モードでは、前記送風機器を運転する
    ことを特徴とする請求項32に記載の環境設備制御システム。
  34. 前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出しないときには、前記換気機器を微弱運転とし、前記送風機器を停止する第5換気送風モードを有する
    ことを特徴とする請求項32又は請求項33に記載の環境設備制御システム。
  35. 前記換気機器を時刻指定により動作させるスケジュール設定手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記スケジュール設定手段で設定した時間帯では、前記第3換気モードでは前記換気機器を強運転とし、前記第4換気モードであっても前記換気機器を弱運転とする
    ことを特徴とする請求項6に記載の環境設備制御システム。
  36. 前記照明機器の調光率を時刻指定により設定するスケジュール設定手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1照明モードでは、前記スケジュール設定手段で設定した時間帯に応じた前記調光率とし、
    前記第2照明モードでは、前記時間帯に応じた前記調光率を高め、又は前記時間帯に応じた前記調光率で前記照明機器の照度増減を所定間隔で行う
    ことを特徴とする請求項7に記載の環境設備制御システム。
  37. 前記照明機器の調光率を時刻指定により設定するスケジュール設定手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記人感センサで前記人を検出しないときには、前記スケジュール設定手段で設定した時間帯に応じた前記調光率ではなく、前記第3照明モードとする
    ことを特徴とする請求項11に記載の環境設備制御システム。
  38. 前記空調機器の設定温度を時刻指定により設定するスケジュール設定手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1空調モードでは、前記スケジュール設定手段で設定した時間帯に応じた前記設定温度とし、
    前記第2空調モードでは、前記時間帯に応じた前記設定温度を低くする
    ことを特徴とする請求項12に記載の環境設備制御システム。
  39. 前記人感センサとして、少なくとも第1人感センサ、第2人感センサ、及び第3人感センサを有し、
    前記COセンサとして、少なくとも第1COセンサ及び第2COセンサを有し、
    前記換気機器として、少なくとも第1換気機器及び第2換気機器を有し、
    前記照明機器として、少なくとも第1照明機器グループ、第2照明機器グループ、及び第3照明機器グループを有し、
    前記制御手段は、
    前記第1人感センサ及び前記第1COセンサからの前記データを入力して前記第1照明機器グループに出力し、
    前記第2人感センサ及び前記第1COセンサ又は前記第2COセンサからの前記データを入力して前記第2照明機器グループに出力し、
    前記第3人感センサ及び前記第2COセンサからの前記データを入力して前記第3照明機器グループに出力し、
    前記第1人感センサ又は前記第2人感センサ及び前記第1COセンサからの前記データを入力して前記第1換気機器に出力し、
    前記第3人感センサ及び前記第2COセンサからの前記データを入力して前記第2換気機器に出力する
    ことを特徴とする請求項24に記載の環境設備制御システム。
  40. 前記人感センサとして、少なくとも第1人感センサ、第2人感センサ、及び第3人感センサを有し、
    前記COセンサとして、少なくとも第1COセンサ及び第2COセンサを有し、
    前記換気機器として、少なくとも第1換気機器及び第2換気機器を有し、
    前記空調機器として、少なくとも第1空調機器及び第2空調機器を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1人感センサ又は前記第2人感センサ及び前記第1COセンサからの前記データを入力して前記第1換気機器に出力し、
    前記第3人感センサ及び前記第2COセンサからの前記データを入力して前記第2換気機器に出力し、
    前記第1人感センサ又は前記第2人感センサ及び前記第1COセンサからの前記データを入力して前記第1空調機器に出力し、
    前記第2人感センサ又は前記第3人感センサ及び前記第2COセンサからの前記データを入力して前記第2空調機器に出力する
    ことを特徴とする請求項29に記載の環境設備制御システム。

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