JP2021196024A - 接続配管 - Google Patents

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【課題】作業者の負担を軽減することができる接続配管を提供する。【解決手段】軸方向の一方側の接続管部81がヘッダ管55,56,57のいずれかに接続される接続配管80は、第1異径管部83と、第1異径管部83の軸方向の他方側の端を閉塞する閉塞部86と、第1管部83よりも前記一方側に配置され、第1管部83と配管径が異なる第2管部84,85と、を備える。【選択図】図8

Description

本開示は、接続配管に関する。
例えば空気調和機において使用される配管構造として、特許文献1に示す閉塞配管と、特許文献2に示す継手配管とが知られている。特許文献1の閉塞配管は、治工具等により先端部を封止して構成されている。特許文献2の継手配管は、先端へ向かうにつれて配管径が小さくなる複数の配管部を備え、接続する配管の配管径に応じた配管部の途中部を切断することで、異径の配管同士を接続することができる。
特開2002−254126号公報 特開2008−232386号公報
空気調和機を据え付ける際に、最下流の配管を閉塞する際に用いる前記閉塞配管と、配管同士を接続する際に用いる前記継手配管とをそれぞれ現場に持っていく必要がある。このため、配管構造に用いる部品点数が増え、作業者に負担を強いることになる。
本開示は、作業者の負担を軽減することができる接続配管を提供することを目的とする。
(1)本開示の接続配管は、
軸方向の一方側の端部が配管に接続される接続配管であって、
第1管部と、
前記第1管部の前記軸方向の他方側の端を閉塞する閉塞部と、
前記第1管部よりも前記一方側に配置され、前記第1管部と配管径が異なる第2管部と、を備える。
このように構成された接続配管では、その軸方向の他方側の端部(第1管部の軸方向の他方側の端部)は閉塞部で閉塞されているので、接続配管の軸方向の一方側の端部を配管に接続することで、その配管を閉塞部により閉塞することができる。また、接続配管の前記他方側に、前記配管と異なる他の配管を接続する際には、前記他の配管の配管径に応じた第1管部又は第2管部の途中部を切断することで、その切断開口から接続配管に前記他の配管を挿入して接続することができる。これにより、接続配管を、最下流の配管を閉塞する閉塞配管として用いたり、配管同士を接続する継手配管として用いたりすることができるので、現場には1種類の接続配管だけを持っていけばよい。その結果、配管構造に用いる部品点数が減り、作業者の負担を軽減することができる。
(2)前記接続配管は、前記一方側の端部と前記第2管部との間に配置され、前記第2管部よりも配管径が小さい管本体部を備えるのが好ましい。
このような構成によって、第2管部を切断し、その切断開口から接続配管に前記他の配管を挿入して接続する際に、前記他の配管の挿入端部が管本体部の前記他方側の端部側に当接することで、前記他の配管の挿入位置を位置決めすることができる。これにより、前記他の配管の挿入位置を位置決めするストッパを接続配管に別途設ける必要がないので、接続配管の構成を簡素化することができる。
(3)前記一方側の端部は、冷媒の流路を切り換える冷媒流路切換装置の配管に接続されるのが好ましい。
このような構成によって、例えば複数の冷媒流路切換装置を直列に接続する場合、接続配管を、最下流に配置される冷媒流路切換装置の配管の開放端部を閉塞する閉塞配管として用いたり、隣接する冷媒流路切換装置の配管同士を接続する継手配管として用いたりすることができる。
(4)前記第1管部は、切断されることで前記他方側に配置される他の配管と接続可能であるのが好ましい。
このような構成によって、接続配管の第1管部と、その軸方向の他方側に配置された他の配管とを簡単に接続することができる。
本開示の一実施形態に係る空気調和システムの構成図である。 空気調和システムの冷媒回路図である。 冷媒流路切換装置の斜視図である。 冷媒流路切換装置の内部を示す平面図である。 冷媒流路切換装置の内部を示す側面図である。 冷媒流路切換装置の内部を示す斜視図である。 室外ユニットと複数の冷媒流路切換装置の接続例を示す平面説明図である。 接続配管の使用前の状態を示す平面図(一部断面図)である。 接続配管の第1の使用例を示す平面図(一部断面図)である。 接続配管の第2の使用例を示す平面図(一部断面図)である。 接続配管の第3の使用例を示す平面図(一部断面図)である。 接続配管の第4の使用例を示す平面図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本開示の空気調和システムを詳細に説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、本開示の一実施形態に係る空気調和システムの構成図である。
空気調和システム100は、ビルや工場等に設置されて空調対象空間の空気調和を実現する。空気調和システム100は、空気調和機101と、冷媒流路切換装置130とを備えている。空気調和機101は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことで空調対象空間を冷暖房する。
空気調和機101は、熱源側ユニットとしての室外ユニット110と利用側ユニットとしての室内ユニット120とを有している。空気調和機101は、1台の室外ユニット110に対して複数台の室内ユニット120が冷媒流路切換装置130を介して接続されている。空気調和機101は、冷媒流路切換装置130によって室内ユニット120毎に冷房運転及び暖房運転を自由に選択して行うことができる。
[室外ユニットの構成]
図2は、空気調和システムの冷媒回路図である。
室外ユニット110は、例えば建物の屋上やベランダ等の屋外や、地下に設置される。
室外ユニット110内には、各種の機器が配設され、これらの機器が冷媒配管を介して接続されることで、熱源側冷媒回路RC1が構成されている。熱源側冷媒回路RC1は、液連絡管11、吸入ガス連絡管12及び高低圧ガス連絡管13を介して、冷媒流路切換装置130内の冷媒回路RC3と接続されている。
熱源側冷媒回路RC1は、ガス側第1閉鎖弁21、ガス側第2閉鎖弁22、液側閉鎖弁23、アキュームレータ24、圧縮機25、第1流路切換弁26、第2流路切換弁27、第3流路切換弁28、室外熱交換器30、第1室外膨張弁34、及び第2室外膨張弁35を備えている。熱源側冷媒回路RC1は、これらの機器が複数の冷媒配管を介して接続されることにより構成されている。室外ユニット110内には、室外ファン33や図示しない制御部等が配設されている。
ガス側第1閉鎖弁21、ガス側第2閉鎖弁22、及び液側閉鎖弁23は、冷媒の充填やポンプダウン等の際に開閉される手動の弁である。ガス側第1閉鎖弁21の一端は、吸入ガス連絡管12に接続されている。ガス側第1閉鎖弁21の他端は、アキュームレータ24まで延びる冷媒配管に接続されている。
ガス側第2閉鎖弁22の一端は、高低圧ガス連絡管13に接続されている。ガス側第2閉鎖弁22の他端は、第2流路切換弁27まで延びる冷媒配管に接続されている。
液側閉鎖弁23の一端は、液連絡管11に接続されている。液側閉鎖弁23の他端は、第1室外膨張弁34及び第2室外膨張弁35まで延びる冷媒配管に接続されている。
アキュームレータ24は、圧縮機25に吸入される低圧冷媒を一時的に貯留し、ガス冷媒と液冷媒とを分離するための容器である。
圧縮機25は、圧縮機用モータを内蔵する密閉式の構造を有しており、例えばスクロール方式やロータリ方式などの容積式の圧縮機である。圧縮機25は、吸入した低圧冷媒を圧縮した後、吐出配管25aから吐出する。圧縮機25の内部には、冷凍機油が収容されている。この冷凍機油は、冷媒とともに冷媒回路内を循環することがある。本実施形態の室外ユニット110は、1台の圧縮機25を備えている。ただし、室外ユニット110は、並列に接続された2台以上の圧縮機25を備えていてもよい。
第1流路切換弁26、第2流路切換弁27、及び第3流路切換弁28は、四路切換弁である。第1流路切換弁26、第2流路切換弁27、及び第3流路切換弁28は、空気調和機101の運転状況に応じて冷媒の流れを切り換える。第1流路切換弁26、第2流路切換弁27、及び第3流路切換弁28の一の冷媒流入口には、吐出配管25a又は吐出配管25aから延びる分岐管が接続されている。
第1流路切換弁26、第2流路切換弁27、及び第3流路切換弁28は、運転時において、一の冷媒流路における冷媒の流れが遮断されるように構成されており、事実上、三方弁として機能している。
室外熱交換器30は、クロスフィン型式やマイクロチャネル型式の熱交換器である。室外熱交換器30は、第1熱交換部31と、第2熱交換部32とを含んでいる。第1熱交換部31は室外熱交換器30の上部に設けられており、第2熱交換部32は第1熱交換部31よりも下部に設けられている。
第1熱交換部31のガス側端は、第3流路切換弁28まで延びる冷媒配管に接続されている。第1熱交換部31の液側端は、第1室外膨張弁34まで延びる冷媒配管に接続されている。
第2熱交換部32のガス側端は、第1流路切換弁26まで延びる冷媒配管に接続されている。第2熱交換部32の液側端は、第2室外膨張弁35まで延びる冷媒配管に接続されている。
第1熱交換部31及び第2熱交換部32を通過する冷媒は、室外ファン33が生成する空気流と熱交換する。室外ファン33は、例えばプロペラファンであり、室外ファン用モータ(図示省略)により駆動される。室外ファン33は、室外ユニット110内に流入し室外熱交換器30を通過して室外ユニット110外へ流出する空気流を生成する。
第1室外膨張弁34及び第2室外膨張弁35は、例えば開度調整が可能な電動弁である。第1室外膨張弁34の一端は、第1熱交換部31から延びる冷媒配管に接続されている。第1室外膨張弁34の他端は、液側閉鎖弁23まで延びる冷媒配管に接続されている。
第2室外膨張弁35の一端は、第2熱交換部32から延びる冷媒配管に接続されている。第2室外膨張弁35の他端は、液側閉鎖弁23まで延びる冷媒配管に接続されている。第1室外膨張弁34及び第2室外膨張弁35は、運転状況に応じて開度が調整され、内部を通過する冷媒をその開度に応じて減圧する。
圧縮機25、室外ファン33、第1室外膨張弁34、第2室外膨張弁35、第1流路切換弁26、第2流路切換弁27、第3流路切換弁28は、図示しない制御部により動作制御される。室外ユニット110の制御部は、CPUやメモリ等で構成されるマイクロコンピュータである。室外ユニット110の制御部は、通信線を介して、室内ユニット120の制御部及び冷媒流路切換装置130の制御部と信号の送受信を行う。
[室内ユニットの構成]
室内ユニット120は、天井埋込み型、天井吊下げ型、床置き型、又は壁掛け型である。本実施形態の空気調和システム100は、例えば4台の室内ユニット120を備えている。
室内ユニット120内には、利用側冷媒回路RC2が設けられている。利用側冷媒回路RC2は、室内膨張弁51と、室内熱交換器52とを備えている。利用側冷媒回路RC2は、室内膨張弁51と室内熱交換器52とが冷媒配管によって接続されることで構成されている。
室内ユニット120内には、室内ファン53及び制御部(図示省略)が配設されている。
室内膨張弁51は、開度調整が可能な電動弁である。室内膨張弁51の一端は、液管LPに接続されている。室内膨張弁51の他端は、室内熱交換器52まで延びる冷媒配管に接続されている。室内膨張弁51は、内部を通過する冷媒をその開度に応じて減圧する。
室内熱交換器52は、例えば、クロスフィン型式やマイクロチャネル型式の熱交換器である。室内熱交換器52の液側端は、室内膨張弁51から延びる冷媒配管に接続されている。室内熱交換器52のガス側端は、ガス管GPに接続されている。室内熱交換器52に流入した冷媒は、室内ファン53が生成する空気流と熱交換し、室内熱交換器52から排出される。
室内ファン53は、例えばクロスフローファンやシロッコファンである。室内ファン53は、室内ファン用モータ(図示省略)によって駆動される。室内ファン53は、室内空間から室内ユニット120内部に流入し、室内熱交換器52を通過してから室内空間へ流出する空気流を生成する。
室内膨張弁51及び室内ファン53は、室内ユニット120の制御部(図示省略)によって動作制御される。室内ユニット120の制御部は、CPUやメモリ等で構成されるマイクロコンピュータである。室内ユニット120の制御部には、図示しないリモートコントローラが接続される。室内ユニット120の制御部は、リモートコントローラに入力された設定温度等の運転条件に基づいて室内ファン53や室内膨張弁51を駆動させる。
[冷媒流路切換装置の構成]
冷媒流路切換装置130は、室外ユニット110と複数の室内ユニット120との間に設けられている。冷媒流路切換装置130は、室外ユニット110及び各室内ユニット120へ流入する冷媒の流れを切り換える。
図3は、冷媒流路切換装置の斜視図である。図4は、冷媒流路切換装置の内部を示す平面図である。図5は、冷媒流路切換装置の内部を示す側面図である。図6は、冷媒流路切換装置の内部を示す斜視図である。
図3に示すように、冷媒流路切換装置130は、ケーシング131を有している。ケーシング131は、略直方体状を呈している。ケーシング131内には、複数のヘッダ管55,56,57,58と、複数の切換ユニット70とが収容されている。
以下の説明においては、図3〜図6に示す第1方向Zを上下方向、第2方向Yを前後方向、第3方向Xを左右方向とする。第1方向Z、第2方向Y、及び第3方向Xは、互いに直交している。
ケーシング131の後壁131cには、制御ボックス132が設けられている。制御ボックス132内に、冷媒流路切換装置130の制御部が収容されている。ただし、制御ボックス132は、ケーシング131の側壁131bに設けられていてもよい。
(ヘッダ管)
複数のヘッダ管55,56,57,58は、第1ヘッダ管55と、第2ヘッダ管56と、第3ヘッダ管57と、第4ヘッダ管58(図6参照)とを含む。
図2に示すように、第1ヘッダ管55は、高低圧ガス連絡管13に接続される。第2ヘッダ管56は、吸入ガス連絡管12に接続される。第3ヘッダ管57は、液連絡管11に接続される。
図4〜図6に示すように、第1ヘッダ管55は、左右方向Xに沿って一直線状に形成されている。第2ヘッダ管56も、左右方向Xに沿って一直線状に形成されている。第1ヘッダ管55と第2ヘッダ管56とは、上下方向Zに並べて配置されている。第1ヘッダ管55は、第2ヘッダ管56よりも上方に配置されている。第1ヘッダ管55と第2ヘッダ管56とは、互いに平行に配置されている。
図3に示すように、第1ヘッダ管55の両端部と第2ヘッダ管56の両端部とは、それぞれケーシング131の左右の側壁131bから突出している。
図4〜図6に示すように、第3ヘッダ管57は、一対の第1部分57aと、一対の第2部分57bと、第3部分57cとを有する。
一対の第1部分57aは、第3ヘッダ管57の両端部を構成している。第1部分57aは、左右方向Xに沿って配置されている。第1部分57aは、略水平に配置されている。
第3ヘッダ管57は、第1ヘッダ管55と第2ヘッダ管56との上下方向Zの間に配置されている。第3ヘッダ管57の第1部分57aは、第1ヘッダ管55及び第2ヘッダ管56と上下方向Zに並べて配置されている。第3ヘッダ管57の第1部分57aは、第1ヘッダ管55及び第2ヘッダ管56と互いに平行に配置されている。第3ヘッダ管57の第1部分57aは、図3に示すように、ケーシング131の左右の側壁131bから突出している。
本実施形態では、図5に示すように、第1ヘッダ管55の中心と第2ヘッダ管56の中心と第3ヘッダ管57の第1部分57aの中心とは、上下方向Zに沿って一直線上に並べて配置されている。図5には、第1ヘッダ管55の中心と第2ヘッダ管56の中心と第3ヘッダ管57の第1部分57aの中心とを通る直線が符号L1で示されている。ただし、第1ヘッダ管55の中心と第2ヘッダ管56の中心と第3ヘッダ管57の第1部分57aの中心とは、必ずしも一直線上(直線L1上)に配置されていなくてもよい。
図4及び図6に示すように、第3ヘッダ管57の一対の第2部分57bは、第1部分57aの左右方向Xの内端部から後方へ屈曲して延びている。第2部分57bは、前後方向Yに沿って配置されている。第2部分57bは、略水平に配置されている。
第3ヘッダ管57の第3部分57cは、一対の第2部分57bの後端部同士を接続している。第3部分57cは、左右方向Xに沿って配置されている。第3部分57cは、略水平に配置されている。
第3ヘッダ管57の第1部分57a、第2部分57b、及び第3部分57cは、いずれも同じ高さに配置されている。
第3ヘッダ管57の一対の第2部分57b及び第3部分57cは、上方から見て、略U字状に形成され、複数の切換ユニット70における複数の弁EV1,EV2,EV3を外側から囲んでいる。
第2部分57b及び第3部分57cは、ケーシング131内に配置されている。第3ヘッダ管57の第3部分57cには、後述する第5冷媒管P5の一端が接続されている。
図4〜図6に示すように、第4ヘッダ管58は、左右方向Xに沿って配置されている。第4ヘッダ管58は、前後方向Yにおいて、第1ヘッダ管55,第2ヘッダ管56,及び第3ヘッダ管57よりも前側に配置されている。第4ヘッダ管58は、上下方向Zにおいて、第2ヘッダ管56よりも高く、第3ヘッダ管57よりも低い位置に配置されている。第4ヘッダ管58の一端は、接続管63によって第2ヘッダ管56に接続されている。この接続管63は、第4ヘッダ管58とともに、後述する第2冷媒管P2を構成する。
(切換ユニット)
冷媒流路切換装置130は、複数の切換ユニット70を備えている。各切換ユニット70は、冷媒流路切換装置130の冷媒回路RC3を形成する。
本実施形態の冷媒流路切換装置130は、図4及び図6に示すように、4個の切換ユニット70を備えている。各切換ユニット70には、それぞれ1台の室内ユニット120が接続される。したがって、本実施形態の冷媒流路切換装置130には、4台の室内ユニット120を接続することができる。
ただし、冷媒流路切換装置130のすべての切換ユニット70に室内ユニット120が接続される必要はなく、室内ユニット120が接続されていない切換ユニット70が冷媒流路切換装置130に存在していてもよい。冷媒流路切換装置130は、4個の切換ユニット70に限らず、2個若しくは3個、又は5個以上の切換ユニット70を備えていてもよい。
複数の切換ユニット70は、すべて同一の構造であり、左右方向Xに並べて配置されている。各切換ユニット70の冷媒回路RC3は、それぞれ複数の弁EV1,EV2,EV3と、複数の冷媒管P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8と、を備えている。
切換ユニット70において、複数の弁EV1,EV2,EV3は、第1弁EV1と、第2弁EV2と、第3弁EV3とを含む。これらの弁EV1,EV2,EV3は、開度を調整可能な電動弁により構成されている。第2弁EV2及び第3弁EV3は、全閉状態、全開状態、及び開度調整状態のいずれかの状態を取るように制御部によって動作制御される。第1弁EV1は、最小開度状態、全開状態、及び開度調整状態のいずれかの状態を取るように制御部によって動作制御される。第1弁EV1は、最小開度の状態であっても冷媒が流れる微小流路(図示省略)がその内部において形成されており、全閉とはならない。
第1弁EV1と第2弁EV2とは、前後方向Yに並べて配置されている。具体的に、第1弁EV1が前側に配置され、第2弁EV2が後側に配置されている。第3弁EV3は、図4に示すように、第1弁EV1と第2弁EV2との前後の間であって、左右方向Xにずれた位置に配置されている。第1弁EV1、第2弁EV2、及び第3弁EV3は、第1ヘッダ管55、第2ヘッダ管56、及び第3ヘッダ管57よりも後方に離れた位置に配置されている。
図6に示すように、切換ユニット70は、第1ヘッダ管55と第1弁EV1の一端とを接続する第1冷媒管P1を備えている。第1冷媒管P1の途中には、フィルタF1が設けられている。図5に示すように、切換ユニット70は、第1弁EV1の他端に接続される第3冷媒管P3を備えている。第3冷媒管P3は、第1弁EV1から下方に延びている。
切換ユニット70は、室内ユニット120のガス管GPに接続される利用側ガス配管61を備えている。第3冷媒管P3の下端部は、利用側ガス配管61の長さ方向の途中部に接続されている。
利用側ガス配管61は、前後方向Yに沿って延びている。利用側ガス配管61は、図5に示すように、第1ヘッダ管55と第2ヘッダ管56との上下方向Zの間を通過し、第1ヘッダ管55及び第2ヘッダ管56よりも前方へ延びている。利用側ガス配管61には、フィルタF3が設けられている。図3に示すように、利用側ガス配管61の前端部は、ケーシング131の前壁131aから前方へ突出している。利用側ガス配管61の後端は、第2弁EV2の一端に接続されている。
図5に示すように、第2弁EV2の他端には、第4冷媒管P4の後端が接続されている。第4冷媒管P4の前端は、第2ヘッダ管56に接続されている。第4冷媒管P4の途中には、フィルタF4が設けられている。
切換ユニット70は、室内ユニット120の液管LPに接続される利用側液配管62を備えている。利用側液配管62は、前後方向Yに沿って延びている。図4に示すように、上方から見て、利用側液配管62は、利用側ガス配管61と平行に配置されている。図3に示すように、利用側液配管62は、ケーシング131の前壁131aから前方へ突出している。
図5に示すように、利用側液配管62の後端は、過冷却熱交換器59に接続されている。過冷却熱交換器59は、前後方向Yに沿って配置される。過冷却熱交換器59の内部には、図2に示すように、第1伝熱管59aと、第2伝熱管59bとが設けられている。過冷却熱交換器59は、第1伝熱管59aを流れる冷媒と第2伝熱管59bを流れる冷媒との間で熱交換を行う。
図2及び図5に示すように、利用側液配管62の後端は、第1伝熱管59aの一端(前端)に接続されている。第1伝熱管59aの他端(後端)には、第5冷媒管P5の一端(前端)が接続されている。第5冷媒管P5の他端(後端)は、第3ヘッダ管57における第3部分57cに接続されている。
図5に示すように、切換ユニット70は、第5冷媒管P5の途中から分岐する第6冷媒管P6を備えている。第6冷媒管P6は、第5冷媒管P5から上方へ向けて延びている。第6冷媒管P6の上端部は、第3弁EV3の一端に接続されている。第6冷媒管P6の途中には、フィルタF2が設けられている。
第3弁EV3の他端には、第7冷媒管P7の上端が接続されている。第7冷媒管P7の下端部は、図2に示す過冷却熱交換器59の第2伝熱管59bの一端(後端)に接続されている。過冷却熱交換器59の第2伝熱管59bの他端(前端)には、第8冷媒管P8の一端(後端)が接続されている。この第8冷媒管P8の他端(前端)は、第2冷媒管P2に接続されている。
本実施形態の第2冷媒管P2は、前述した第4ヘッダ管58と、この第4ヘッダ管58を第2ヘッダ管56に接続する接続管63とを有する。図5に示すように、接続管63は、第2ヘッダ管56から前方へ延びている。接続管63の前端は、第4ヘッダ管58に接続されている。第8冷媒管P8は、過冷却熱交換器59から前方へ延びている。第8冷媒管P8の前端部は、第4ヘッダ管58に接続されている。
後述するが、第4ヘッダ管58には、第3ヘッダ管57から第5冷媒管P5、第6冷媒管P6、第3弁EV3、第7冷媒管P7、過冷却熱交換器59、及び第8冷媒管P8を経て冷媒が流入する。さらに第4ヘッダ管58に流入した冷媒は、接続管63を通って第2ヘッダ管56に流入する。
[空気調和システムの運転]
以下、空気調和システム100によって、稼働している室内ユニット120のすべてが冷房を行う場合(以下、「全冷房運転」ともいう)、稼働している室内ユニット120のすべてが暖房を行う場合(以下、「全暖房運転」ともいう)、及び、稼働している室内ユニット120の一部が冷房、他が暖房を行う場合(以下、「冷暖房混合運転」ともいう)について、図2を参照して説明する。
(全冷房運転)
全冷房運転では、切換ユニット70の第1弁EV1は、全開とされる。第2弁EV2は、全開とされる。第3弁EV3は、開度調整される。室内膨張弁51は、開度調整される。第1及び第2室外膨張弁34,35は、全開とされる。
停止中の室内ユニット120においては、全冷房運転、全暖房運転、及び冷暖房混合運転のいずれを行う場合においても、室内膨張弁51が全閉とされ、この室内ユニット120に対応する第1弁EV1は最小開度とされ、第2弁EV2及び第3弁EV3は全閉とされる。
圧縮機25が駆動すると、圧縮機25により圧縮された高圧のガス冷媒は、吐出配管25a、第1流路切換弁26及び第3流路切換弁28等を経て、室外熱交換器30に流入し、凝縮する。室外熱交換器30において凝縮された冷媒は、第1、第2室外膨張弁34,35、液側閉鎖弁23等を通過して液連絡管11に流入する。
液連絡管11に流入した冷媒は、冷媒流路切換装置130の第3ヘッダ管57を流れ、各切換ユニット70の第5冷媒管P5へ流入する。第5冷媒管P5へ流入した冷媒は、過冷却熱交換器59の第1伝熱管59aに流入し、さらに利用側液配管62を経て室内ユニット120に流入する。
第5冷媒管P5へ流入した冷媒は、第6冷媒管P6にも分岐して流れ、第3弁EV3の開度に応じて減圧され、過冷却熱交換器59の第2伝熱管59bに流入する。この過冷却熱交換器59において、第1伝熱管59aを流れる冷媒と第2伝熱管59bを流れる冷媒との間で熱交換され、第1伝熱管59aを流れる冷媒が過冷却されて室内ユニット120に流入する。
過冷却熱交換器59の第2伝熱管59bを流れる冷媒は、第8冷媒管P8から第4ヘッダ管58に流入し、接続管63を経て第2ヘッダ管56に流入する。
室内ユニット120に流入した冷媒は、室内膨張弁51により減圧された後に室内熱交換器52において蒸発する。
室内ユニット120において、室内熱交換器52で蒸発した冷媒は、ガス管GPから利用側ガス配管61に流入し、主に第2弁EV2を通過して第2ヘッダ管56に流入する。
第2ヘッダ管56に流入した冷媒は、吸入ガス連絡管12を経て、室外ユニット110に流入し、圧縮機25へ吸入される。
利用側ガス配管61に流入した冷媒は第1弁EV1も通過し、第1ヘッダ管55に流入する。第1ヘッダ管55に流入した冷媒(低圧ガス冷媒)は、高低圧ガス連絡管13を通り、第2流路切換弁27及びアキュームレータ24を経て圧縮機25に吸入される。
(全暖房運転について)
全暖房運転では、切換ユニット70の第1弁EV1は、全開とされる。第2弁EV2は、全閉とされる。第3弁EV3は、全閉とされる。室内膨張弁51は、全開とされる。第1及び第2室外膨張弁34,35は、開度調整される。
圧縮機25が駆動すると、圧縮機25により圧縮された高圧のガス冷媒は、吐出配管25a及び第2流路切換弁27等を経て、高低圧ガス連絡管13に流入する。高低圧ガス連絡管13に流入した冷媒は、冷媒流路切換装置130の第1ヘッダ管55、切換ユニット70の第1冷媒管P1を経て第1弁EV1を通過し、利用側ガス配管61から室内ユニット120のガス管GPに流入する。
ガス管GPに流入した冷媒は、室内ユニット120の室内熱交換器52に流入して凝縮する。凝縮した冷媒は、室内膨張弁51を通過して液管LPを流れ、切換ユニット70の利用側液配管62に流入する。利用側液配管62に流入した冷媒は、過冷却熱交換器59、第5冷媒管P5を経て、第3ヘッダ管57に流入する。
第3ヘッダ管57に流入した冷媒は、液連絡管11を流れ室外ユニット110に流入し、第1、第2室外膨張弁34,35において減圧される。減圧された冷媒は、室外熱交換器30を通過する際に蒸発し、第1流路切換弁26及び第3流路切換弁28等を経て、圧縮機25に吸入される。
(冷暖混合運転について)
稼働している室内ユニット120うち、冷房運転を行う室内ユニット120(以下、「冷房側室内ユニット120」ともいう)に対応する切換ユニット70(以下、「冷房側切換ユニット70」ともいう)において、第1弁EV1は、最小開度とされる。第2弁EV2は、全開とされる。第3弁EV3は、開度調整される。冷房側室内ユニット120の室内膨張弁51は、開度調整される。
稼働している室内ユニット120うち、暖房運転を行う室内ユニット120(以下、「暖房側室内ユニット120」ともいう)に対応する切換ユニット70(以下、「暖房側切換ユニット70」ともいう)において、第1弁EV1は、全開とされる。第2弁EV2は、全閉とされる。第3弁EV3は、全閉とされる。暖房側室内ユニット120の室内膨張弁51は、全開とされる。第1室外膨張弁34及び第2室外膨張弁35は、開度調整される。
圧縮機25が駆動すると、圧縮機25により圧縮された高圧のガス冷媒の一部は、吐出配管25a及び第2流路切換弁27等を経て、高低圧ガス連絡管13に流入する。圧縮機25により圧縮された高圧のガス冷媒の他の一部は、吐出配管25a及び第3流路切換弁28を経て室外熱交換器30の第1熱交換部31において凝縮され、第1室外膨張弁34を経て液連絡管11に流入する。第1熱交換部31において凝縮された冷媒は、第2室外膨張弁35を経て第2熱交換部32において蒸発し、第1流路切換弁26を経て圧縮機25に吸入される。
高低圧ガス連絡管13に流入した冷媒は、冷媒流路切換装置130の第1ヘッダ管55に流入し、暖房側切換ユニット70の第1冷媒管P1、第1弁EV1、利用側ガス配管61を流れて、ガス管GPに流入する。
ガス管GPに流入した冷媒は、暖房側室内ユニット120の室内熱交換器52において凝縮する。凝縮した冷媒は、液管LPから暖房側切換ユニット70の利用側液配管62に流入し、過冷却熱交換器59、第5冷媒管P5を流れて第3ヘッダ管57に流入する。
室外ユニット110から液連絡管11に流入した冷媒も第3ヘッダ管57に流入する。第3ヘッダ管57に流入した冷媒は、冷房側切換ユニット70の第5冷媒管P5、過冷却熱交換器59、利用側液配管62、液管LPを経て冷房側室内ユニット120に流入する。このとき過冷却熱交換器59を通過した冷媒は、第5冷媒管P5から分岐して第6冷媒管P6を流れ第3弁EV3で減圧された冷媒によって過冷却される。
冷房側室内ユニット120に流入した冷媒は、室内膨張弁51において減圧され、室内熱交換器52において蒸発し、室内を冷房する。
蒸発した冷媒は、ガス管GPを流れて、冷房側切換ユニット70の利用側ガス配管61に流入し、第2弁EV2を経て第4冷媒管P4及び第2ヘッダ管56に流入し、吸入ガス連絡管12を流れて圧縮機25に吸入される。
[冷媒流路切換装置の接続例]
図7は、室外ユニットと複数の冷媒流路切換装置との接続例を示す平面説明図である。
本実施形態の空気調和システム100は、複数(図例では4つ)の冷媒流路切換装置130を備えている。複数の冷媒流路切換装置130は、第2方向Yの向きが交互に入れ替わった状態で第3方向Xに並べて配置されている。隣接する冷媒流路切換装置130の第1ヘッダ管55同士、第2ヘッダ管56同士、及び第3ヘッダ管57同士は、それぞれ現地配管15、及び現地配管15の両端部に接続された接続配管80を介して、互いに接続されている。
複数の冷媒流路切換装置130の並び方向の一端部に配置された冷媒流路切換装置130における、第1ヘッダ管55、第2ヘッダ管56、及び第3ヘッダ管57の各一端は、それぞれ室外ユニット110から延びる高低圧ガス連絡管13、吸入ガス連絡管12、及び液連絡管11に直接的に接続されている。したがって、複数の冷媒流路切換装置130は、室外ユニット110に対して直列に接続されている。
複数の冷媒流路切換装置130の並び方向の他端部に配置された冷媒流路切換装置130における、第1ヘッダ管55、第2ヘッダ管56、及び第3ヘッダ管57の各他端は、それぞれ接続配管80が接続されている。
複数の冷媒流路切換装置130は、利用側ガス配管61及び利用側液配管62が第2方向Yの一方側に突出する冷媒流路切換装置130Aと、利用側ガス配管61及び利用側液配管62が第2方向Yの他方側に突出する冷媒流路切換装置130Bとを含む。冷媒流路切換装置130Aと冷媒流路切換装置130Bとは、第3方向Xに交互に配置されている。したがって、複数の冷媒流路切換装置130に対して第2方向Yの一方側に配置される空調ゾーンAと、他方側に配置される空調ゾーンAとのそれぞれに向けて容易に冷媒配管を配設し、各空調ゾーンAに設置される室内ユニット120に冷媒配管(ガス管GP及び液管LP)を接続することができる。
本実施形態では、第1ヘッダ管55の両端部、第2ヘッダ管56の両端部、及び第3ヘッダ管57の両端部(第1部分57a)が上下方向Zに並べて配置されているので、上述のように冷媒流路切換装置130の利用側ガス配管61及び利用側液配管62を第2方向Yの一方側と他方側とに交互に突出させるように複数の冷媒流路切換装置130を並べたとしても、隣接する冷媒流路切換装置130の第1ヘッダ管55同士、第2ヘッダ管56同士、及び第3ヘッダ管57同士を接続することができる。
室外ユニット110から流出する冷媒は、複数の冷媒流路切換装置130を通過して流れ、各冷媒流路切換装置130から各室内ユニット120に流入する。各室内ユニット120から流出する冷媒は、それぞれに対応する冷媒流路切換装置130から他の冷媒流路切換装置130を経由して又は直接的に室外ユニット110に流入する。したがって、いずれかの冷媒流路切換装置130に停止中の室内ユニット120が接続されている場合であっても、その冷媒流路切換装置130のヘッダ管55,56,57には冷媒が流れることになる。
[接続配管の構成]
図8は、接続配管の使用前の状態を示す平面図(一部断面図)である。以下、図8において、第3方向Xの左側を「一方側」といい、第3方向Xの右側を「他方側」という(図9〜図12も同様)。
接続配管80は、例えば銅製の配管からなる。接続配管80は、その軸方向(第3方向X)における一方側の端部から順に、主な構成部として、接続管部81、管本体部82、複数の異径管部85,84,83、及び閉塞部86を備えている。
複数の異径管部83,84,85は、互いに配管径が異なる。複数の異径管部83,84,85は、第1異径管部(第1管部)83と、第2異径管部(第2管部)84と、第3異径管部(第2管部)85とを含む。第2異径管部84の配管径D2は、第1異径管部83の配管径D1よりも大きい。第3異径管部85の配管径D3は、第2異径管部84の配管径D2よりも大きい。したがって、本実施形態では、複数の異径管部83,84,85は、第3方向Xの他方側から一方側へ向かって段階的に配管径が大きくなるように形成されている。
第1異径管部83と第2異径管部84との間には、第3方向Xの一方側から他方側に向かって配管径が徐々に小さくなる第1縮径管部87が形成されている。第2異径管部84と第3異径管部85との間には、第3方向Xの一方側から他方側に向かって配管径が徐々に小さくなる第2縮径管部88が形成されている。
閉塞部86は、第1異径管部83における第3方向Xの他方側の端(以下、単に「他端」ともいう)に一体に形成されている。閉塞部86は、例えば半球板状に形成されており、第1異径管部83の他端を閉塞している。閉塞部86は、第1異径管部83の他端を閉塞しれていれば、円板状等の他の形状に形成されていてもよい。
管本体部82は、第3異径管部85の配管径D3よりも小さい配管径D4を有する。管本体部82と第3異径管部85との間には、第3方向Xの一方側から他方側に向かって配管径が徐々に大きくなる拡径管部89が形成されている。これにより、管本体部82は、第3異径管部85よりも第3方向Xの一方側に、拡径管部89を介して形成されている。
接続管部81は、管本体部82の配管径D4よりも大きい配管径D5を有する。接続管部81と管本体部82との間には、第3方向Xの一方側から他方側に向かって配管径が徐々に小さくなる第3縮径管部90が形成されている。接続管部81は、その第3方向Xの一方側の端に開口81aを有している。接続管部81の開口81aから、各冷媒流路切換装置130におけるヘッダ管(配管)55〜57のいずれかの端部が接続管部81内に挿入されることで、前記端部に接続配管80の第3方向Xの一方側の端部が接続される。
[接続配管の使用例]
図9は、接続配管の第1の使用例を示す平面図(一部断面図)である。第1の使用例における接続配管80は、冷媒流路切換装置130の第1ヘッダ管55と現地配管15とを接続する継手配管として使用される。
第1ヘッダ管55は、上記のように接続管部81の開口81aから接続管部81内に挿入される、その際、第1ヘッダ管55の端部は、第3縮径管部90に当接することで、接続配管80に対する第1ヘッダ管55の挿入位置が位置決めされる。位置決めされた第1ヘッダ管55は、ロウ付け等により接続管部81に固定される。
図8及び図9に示すように、現地配管(他の配管)15を接続配管80に接続する際には、接続する現地配管15の配管径D6に応じて、接続配管80における第1異径管部83、第2異径管部84、及び第3異径管部85のいずれかを第3方向Xの途中部で切断する。その切断開口から接続配管80内に現地配管15が挿入して接続される。
図9の第1の使用例では、第3異径管部85が第3方向Xの中央部で切断され、その切断開口85aから第3異径管部85内に現地配管15の端部が挿入して接続されている。現地配管15の挿入端部は、拡径管部89に当接することで、第3異径管部85に対する現地配管15の挿入位置が位置決めされる。位置決めされた現地配管15は、ロウ付け等により第3異径管部85に固定される。
図10は、接続配管の第2の使用例を示す平面図(一部断面図)である。第2の使用例における接続配管80は、第1の使用例と同様に、第1ヘッダ管55と現地配管15とを接続する継手配管として使用される。第2の使用例における現地配管15の配管径D6’は、第1の使用例における現地配管15の配管径D6よりも少し小さい。第2の使用例では、現地配管15の配管径D6’に応じて、接続配管80の第2異径管部84が第3方向Xの中央部で切断され、その切断開口84aから第2異径管部84内に現地配管15の端部が挿入して接続されている。
現地配管15の挿入端部は、第2縮径管部88の内周から管内に突出するように設けられた第1ストッパ91に当接することで、第2異径管部84に対する現地配管15の挿入位置が位置決めされる。位置決めされた現地配管15は、ロウ付け等により第2異径管部84に固定される。
図11は、接続配管の第3の使用例を示す平面図(一部断面図)である。第3の使用例における接続配管80は、第1の使用例と同様に、第1ヘッダ管55と現地配管15とを接続する継手配管として使用される。第3の使用例における現地配管15の配管径D6”は、第2の使用例における現地配管15の配管径D6’よりも少し小さい。第3の使用例では、現地配管15の配管径D6”に応じて、接続配管80の第1異径管部83が第3方向Xの中央部で切断され、その切断開口83aから第1異径管部83内に現地配管15の端部を挿入して接続されている。
現地配管15の挿入端部は、第1縮径管部87の内周から管内に突出するように設けられた第2ストッパ92に当接することで、第1異径管部83に対する現地配管15の挿入位置が位置決めされる。位置決めされた現地配管15は、ロウ付け等により第1異径管部83に固定される。
図12は、接続配管の第4の使用例を示す平面図である。第4の使用例における接続配管80は、最も下流側(図7の最も右側)に配置された冷媒流路切換装置130における第1ヘッダ管55の開放端部(図7の右端部)を閉塞する閉塞配管として使用される。したがって、第4の使用例における接続配管80は、第1〜第3異径管部83〜85をいずれも切断せずに、閉塞部86を残したまま使用される。第1ヘッダ管55の開放端部と接続配管80との接続構造は、第1の使用例と同様であるため、その説明を省略する。第1ヘッダ管55の開放端部に接続配管80を接続することで、第1ヘッダ管55の開放端部は、接続配管80の閉塞部86により閉塞される。
第1〜第4の使用例は、接続配管80の接続管部81を第1ヘッダ管55に接続する場合について説明したが、接続配管80の接続管部81を第2ヘッダ管56又は第3ヘッダ管57に接続する場合にも適用することができる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態では、接続配管80の他方側の端部は閉塞部86で閉塞されているので、接続配管80の一方側の端部に設けられた接続管部81を、第1〜第3ヘッダ管55〜57のいずれかの開放端部に接続することで、その開放端部を閉塞部86により閉塞することができる。また、接続配管80の他方側に現地配管15を接続する際には、現地配管15の配管径D6に応じた異径管部83〜85のいずれかの途中部を切断することで、その切断開口から接続配管80内に現地配管15を挿入して接続することができる。これにより、接続配管80を、最も下流側に配置された冷媒流路切換装置130におけるヘッダ管55〜57のいずれかの開放端部を閉塞する閉塞配管として用いたり、隣接する冷媒流路切換装置130の第1ヘッダ管55同士、第2ヘッダ管56同士、又は第3ヘッダ管57同士を接続する継手配管として用いたりすることができる。したがって、現場には1種類の接続配管80だけを持っていけばよいので、配管構造に用いる部品点数が減り、作業者の負担を軽減することができる。
第1異径管部83よりも一方側に形成された管本体部82の配管径D4は、第3異径管部85の配管径D1よりも小さい。このため、第3異径管部85を切断し、その切断開口85aから第3異径管部85内に現地配管15を挿入して接続する際に、現地配管15の挿入端部が、管本体部82の他方側の端部側(拡径管部89)に当接することで、現地配管15の挿入位置を位置決めすることができる。これにより、現地配管15の挿入位置を位置決めするストッパを接続配管80に別途設ける必要がないので、接続配管80の構成を簡素化することができる。
第1異径管部83の途中部を切断することで、現地配管15を接続することができる可能であるため、第1異径管部83と、その軸方向の他方側に配置された現地配管15とを簡単に接続することができる。
[その他の変形例]
本開示は前述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、接続配管80における複数の異径管部83〜85は、軸方向の他方側から一方側へ向かって段階的に配管径が大きくなるように形成されているが、軸方向の他方側から一方側へ向かって段階的に配管径が小さくなるように形成されていてもよい。
上記実施形態の接続配管80は、2つの第2管部(第2異径管部84、第3異径管部85)を備えているが、1つの第2管部、又は3つ以上の第2管部を備えていてもよい。また、接続配管80は、管本体部82を必ずしも備える必要はない。本発明の接続配管は、冷媒流路切換装置のヘッダ管に接続する場合だけでなく、冷媒流路切換装置以外の配管に接続する場合にも適用することができる。
15 現地配管(他の配管)
55 第1ヘッダ管(配管)
56 第2ヘッダ管(配管)
57 第3ヘッダ管(配管)
80 接続配管
81 接続管部(端部)
82 管本体部
83 第1異径管部(第1管部)
84 第2異径管部(第2管部)
85 第3異径管部(第2管部)
86 閉塞部
130 冷媒流路切換装置

Claims (4)

  1. 軸方向の一方側の端部(81)が配管(55,56,57)に接続される接続配管であって、
    第1管部(83)と、
    前記第1管部(83)の前記軸方向の他方側の端を閉塞する閉塞部(86)と、
    前記第1管部(83)よりも前記一方側に配置され、前記第1管部(83)と配管径が異なる第2管部(84,85)と、を備える接続配管。
  2. 前記一方側の端部(81)と前記第2管部(85)との間に配置され、前記第2管部(85)よりも配管径が小さい管本体部(82)を備える請求項1に記載の接続配管。
  3. 前記一方側の端部(81)は、冷媒の流路を切り換える冷媒流路切換装置(130)の配管(55,56,57)に接続される、請求項1または請求項2に記載の接続配管。
  4. 前記第1管部(83)は、切断されることで前記他方側に配置される他の配管(15)と接続可能である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の接続配管。
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