JP2021195680A - 織物および衣料 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた引裂き強度および低発塵性を有する織物および衣料を提供する。【解決手段】ポリトリメチレンテレフタレート繊維を含む織物であって、オートクレーブ滅菌200回処理後の引裂強さ保持率(経方向または緯方向)が処理前の引裂強さ対比30%以上であり、かつ同処理後の粒径0.3μm以上の発塵量が200個/ft3・100cm2以下であることを特徴とする低発塵性織物。【選択図】なし

Description

本発明は、オートクレーブ滅菌処理後において、優れた引裂き強度および低発塵性を有する織物および衣料に関するものである。
近年、エレクトロニクス分野、医薬品製造分野等では、室内の清浄度を高度に保つことが要求されている。クリーンルームを高清浄度に維持するには、室内で働く作業者からの発塵を防止する必要がある。
このような課題を解決するために、繊維の自由端が少ない合成繊維フィラメント糸を用いて低発塵性織物を構成すること提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
また、半導体やハードディスクヘッドなどの精密機器の製造現場(クリーンルーム)で着用される防塵衣には、より高い制電性能が要求されており、吸湿性合成繊維糸や導電性フィラメント、制電性ポリマーを使用することで問題解決が検討されてきた。
しかしながら、オートクレーブ滅菌処理を要する用途では、加水分解によって、生地強度が低下する、発塵性が低下するなどの問題があり、耐久性を十分に満たすものとはなっていないという問題があった。
特許第2825582号公報 特開2006−328568号公報 特開2008−303477号公報 特許第6092560号公報
本発明の目的は、かかる従来の欠点を解消し、オートクレーブ滅菌処理後において、優れた引裂き強度および低発塵性を有する織物および衣料を提案することである。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を含む織物において、強力な洗浄を施すことにより所望の織物が得られることを見出しさらに鋭意検討することにより本発明に到達した。かくして、本発明によれば、「ポリトリメチレンテレフタレート繊維を含む織物であって、オートクレーブ滅菌200回処理後の引裂強さ保持率(経方向または緯方向)が処理前の引裂強さ対比30%以上であり、かつ同処理後の粒径0.3μm以上の発塵量が200個/ft・100cm以下であることを特徴とする低発塵性織物。」が提供される。
ただし、引裂き強度はJIS L 1096−2010 8.17 D法により測定し、発塵量はJIS B 9923:1997(タンブリング法)において光散乱式自動粒子係数器を使用し測定するものとする。
その際、前記オートクレーブ滅菌処理前において、織物の経方向または緯方向の引裂き強度が7N以上であることが好ましい。ただし、引裂き強度はJIS L 1096−2010 8.17 D法により測定するものとする。また、滑脱抵抗力が3mm以下であることが好ましい。ただし、滑脱抵抗力はJIS L 1096−2010 8.23 B法(荷重117.7N)により測定するものとする。また、織物のカバーファクターCFが1800〜3000の範囲内であることが好ましい。ただし、カバーファクターCFは下記式により定義される。
CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
[DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。]
本発明の織物において、撥水加工が施されていることが好ましい。また、撥水度が4級以上であることが好ましい。ただし、撥水度はJIS L 1092−2009 7.2はっ水度試験(スプレー法)により測定するものとする。また、0.3μm以上の塵埃の捕集効率が70%以上であることが好ましい。ただし、捕集効率はIES−RP−3−001−1985法で測定するものとする。
また、本発明によれば、前記の織物を用いてなる衣料が提供される。
本発明によれば、オートクレーブ滅菌処理後において、優れた引裂き強度および低発塵性を有する織物および衣料が得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、本発明の織物において、オートクレーブ滅菌処理後において、優れた引裂き強度および低発塵性を得る上で、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を含むことが重要である。
ここで、ポリトリメチレンテレフタレート繊維としては、ポリトリメチレンテレフタレートからなる1成分で構成される繊維、少なくとも1成分がポリトリメチレンテレフタレートからなり、2成分がサイドバイサイド型または偏心芯鞘型に接合された複合繊維などが好ましい。例えば、ポリトリメチレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレートとの組合せ、ポリトリメチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレートとの組合せなどが例示される。なお、前記の複合繊維は、例えば、特開2009−46800号公報に記載された方法により製造することができる。
ここで、ポリトリメチレンテレフタレートとは、トリメチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするポリエステルをいい、トリメチレンテレフタレート単位が50モル%以上、好ましくは70モル%以上、さらに好ましくは80モル%以上、特に好ましくは90モル%以上のものをいう。従って第3成分としての他の酸成分および/またはグリコール成分の合計量が50モル%以下、好ましくは30モル%以下、さらに好ましくは20モル%以下、特に好ましくは10モル%以下の範囲で含有されたポリトリメチレンテレフタレートを含有する。
ポリトリメチレンテレフタレートは、テレフタル酸またはその機能的誘導体とトリメチレングリコールまたはその機能的誘導体とを、触媒の存在下で適当な反応条件下で縮合させることにより製造される。
添加する第3成分としては、脂肪族ジカルボン酸(シュウ酸、アジピン酸など)、脂環族ジカルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸など)、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸、ソジウムスルホイソフタル酸など)、脂肪族グリコール(エチレングリコール、1,2−トリメチレングリコール、テトラメチレングリコールなど)、脂環族グリコール(シクロヘキサングリコールなど)、芳香族ジオキシ化合物(ハイドロキノンビスフェノールAなど)、芳香族を含む脂肪族グリコ−ル(1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなど)、脂肪族オキシカルボン酸(p−オキシ安息香酸など)などが挙げられる。
前記ポリエチレンテレフタレートは3成分を共重合させたものでもよい。また、マテリアルリサイクルまたはケミカルリサイクルされたものでもよい。さらには、特開2004−270097号公報や特開2004−211268号公報に記載されているような、特定のリン化合物及びチタン化合物を含む触媒を用いて得られたものでもよい。
前記のポリトリメチレンテレフタレート繊維には、微細孔形成剤、カチオン染料可染剤、着色防止剤、熱安定剤、蛍光増白剤、艶消し剤、着色剤、吸湿剤、無機微粒子が1種又は2種以上含まれていてもよい。
前記ポリトリメチレンテレフタレート繊維において、総繊度、単繊維繊度、フィラメント数は特に限定されないが、それぞれ総繊度40〜200dtex、単繊維繊度0.001〜4.0dtex、フィラメント数10〜300本が好ましい。単繊維の横断面形状も通常の丸、異型、中空、いずれでもよい。
また、ポリトリメチレンテレフタレート繊維において、仮撚捲縮加工が施されていることは、伸縮性を向上させる上で好ましい。また、空気加工や撚糸が施されていてもよい。さらには、他の繊維と複合して複合糸として織物を構成してもよい。
なお、撚糸を施す場合、撚係数としては、3000以下程度が好ましい。
撚係数=撚数[t/m]×繊度[de])1/2
ただし、繊度[de]は繊度[dtex]に0.9をかけた値である。
本発明の織物は前記のポリトリメチレンテレフタレート繊維を含む。その際、織物重量対比ポリトリメチレンテレフタレート繊維の重量比率が80重量%以上であることが好ましい。例えば、ポリトリメチレンテレフタレート繊維と導電糸だけで織物を構成することは好ましいことである。
また、織物の組織は特に限定されない。例えば、平織、綾織、朱子織等の三原組織、変化組織、たて二重織、よこ二重織等の片二重組織、たてビロードなどが例示される。層数も単層でもよいし、2層以上の多層でもよい。また、製織方法は通常の織機(例えば、通常のウォータージェットルーム、エアージェットルーム、レピアルームなど)を用いた通常の製織方法でよい。
次いで、必要に応じて染色加工を施した後、洗浄を行う。その際、界面活性剤を用いることは好ましい。また、常温水でもよいし、温水または熱水を用いてもよい。また、洗浄の回数は1回でもよいし複数回でもよい。ポリトリメチレンテレフタレート繊維を含む織物に強力な洗浄を施すことによりオリゴマー等が除去され、優れた低発塵性が得られる。
次いで、該織物に撥水加工を施すことが好ましい。かかる撥水加工において、撥水剤の種類は特に限定されない。例えば、フッ素系化合物、炭化水素系化合物、シリコーン系化合物などが例示される。必要に応じて、制電剤、メラミン樹脂、触媒を混合して撥水剤の濃度が3〜15重量%程度の加工剤とし、ピックアップ率50〜90%程度で、該加工剤を用いて織物の表面を処理することが好ましい。加工剤で織物の表面を処理する方法としては、パッド法、スプレー法などが例示される。なかでも、加工剤を織物内部まで浸透させる上でパッド法が好ましい。前記ピックアップ率とは、織物(加工剤付与前)重量に対する加工剤の重量割合(%)である。
なお、前記制電剤としては、ポリエチレングリコール基を含有するポリエステル系樹脂、ポリエチレングリコール基を含有するウレタン系樹脂、ポリエチレングリコール基を含有するポリカチオン系化合物とジグリシジルエーテルとの反応物等などが好ましい。高級アルコール硫酸エステル塩、硫酸化油、スルホン酸塩、燐酸エステル塩などのアニオン系界面活性剤、アミン塩型、第4級アンモニウム塩、イミダリン型4級塩などのカチオン系界面活性剤、ポリエチレングリコール型、多価アルコールエステル型などの非イオン系界面活性剤、イミダリン型4級塩、アラニン型、ベタイン型などの両性界面活性剤などの制電性化合物でもよい。
また、前記撥水加工工程の前工程および後工程のうち少なくともどちらか一方において、常法の染色加工、アルカリ減量加工、起毛加工を行ってもよい。さらには、紫外線遮蔽剤、抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤、マイナスイオン発生剤等を付加適用してもよい。
かかる織物において、下記式で定義する織物のカバーファクターCFが1800〜3000であることが好ましい。
CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
ただし、DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。
かくして得られた織物は、オートクレーブ滅菌処理後において、優れた引裂き強度および低発塵性を有する。
ここで、オートクレーブ滅菌200回処理後の引裂強さ保持率(経方向または緯方向、好ましくは経方向および緯方向)が処理前の引裂強さ対比30%以上であることが重要である。その際、前記オートクレーブ滅菌処理前(好ましくは、オートクレーブ滅菌処理前およびオートクレーブ滅菌処理後)において、織物の経方向または緯方向(好ましくは織物の経方向および緯方向)の引裂強さ(引裂強度)が7N以上(より好ましくは15〜100N)であることが好ましい。ただし、引裂き強さはJIS L 1096−2010 8.17 D法により測定するものとする。
また、オートクレーブ滅菌200回処理後の粒径0.3μm以上の発塵量が200個/ft・100cm以下(より好ましくは1〜100個/ft・100cm)であることが重要である。ただし、発塵量はJIS B 9923:1997(タンブリング法)において光散乱式自動粒子係数器を使用し測定するものとする。
また、滑脱抵抗力が3mm以下であることが好ましい。ただし、滑脱抵抗力はJIS L 1096−2010 8.23 B法(荷重117.7N)により測定するものとする。
また、撥水度が4級以上であることが好ましい。ただし、撥水度ははっ水度試験(スプレー法)により測定するものとする。
また、0.3μm以上の塵埃の捕集効率が70%以上であることが好ましい。ただし、捕集効率はIES−RP−3−001−1985法で測定するものとする。
次に、本発明の衣料は、前記の織物で構成される衣料である。特に、オートクレーブ滅菌処理を必要とする防塵衣として好適に使用することができる。かかる防塵衣はオートクレーブ滅菌処理での強度低下が少なく、かかる防塵衣であれば、頻繁に衣服を更新する必要がなく、効率でありコストもかからない。
なお、前記の衣料には、ダウン衣料、バドミントンシャツ、ランニングシャツ、サッカーパンツ、テニスパンツ、バスケットパンツ、卓球パンツ、バドミントンパンツ、ランニングパンツ、ゴルフパンツ、各種スポーツ用アンダーシャツ、各種スポーツ用インナーウエア、セーター、Tシャツ、ジャージ、トレーナー、ウインドブレーカー、ジャケット医療用ガウンなども含まれる。
次に本発明の実施例および比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中の各測定項目は下記の方法で測定した。
(1)オートクレーブ滅菌処理
オートクレーブ滅菌処理は温度119〜123℃、圧力98〜108kPa環境下にて1回あたり30分間の滅菌処理を実施した。
(2)織物の引裂強さ
JIS L 1096−2010 8.17 D法により引裂強さ(N)を測定した。
(3)織物の滑脱抵抗力
JIS L 1096−2010 8.23 B法 荷重117.7N(mm)により測定した。
(4)カバーファクター
下記式により織物のカバーファクターCFを算出した。
CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
ただし、DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。
(5)撥水性
JIS L 1092−2009 7.2 はっ水度試験(スプレー法)により測定した。
(6)捕集効率
IES−RP−3−001−1985法において0.3μm以上の塵埃の捕集効率を測定した。
(7)発塵性
JIS B 9923:1997(タンブリング法)により、光散乱式自動粒子係数器を使用し、粒径0.3μm以上の粒子濃度(個/ft・100cm)を測定した。
[実施例1]
経糸として、ポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸(総繊度84dtex/36fil)、およびポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸(総繊度56dtex/36fil)と導電糸(総繊度31dtex/5fil)とを合撚した糸をこの順に35:1で配し、緯糸として、ポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸(総繊度167dtex/72fil)を全量配し、ウォータージェットルーム織機で2/1ツイル織物を製織した。そして、該織物に分散染料で130℃×30分で染色加工を行った後、界面活性剤による洗浄処理を施した後、通常の撥水加工を施した。
かくして得られた織物において、目付け142g/m、経密度156本/2.54cm、緯密度101本/2.54cm、カバーファクターは経1351、緯1237、合計2587、滑脱抵抗力3mm以下、撥水度4級、引裂強さ経30N、緯33N、オートク
レーブ滅菌200回処理後の引裂強さは経20N、緯18N、0.3μm以上の塵埃の捕集効率71%、オートクレーブ200回処理後の粒径0.3μm以上の発塵量が40個/ft・100cmであり、発塵性のみならず、耐オートクレーブ性にも優れた低発塵性織物であった。
[比較例1]
実施例1において、界面活性剤による洗浄処理を施さない以外は実施例1と同様にした。かくして得られた織物において、目付け144g/m、経密度158本/2.54cm、緯密度100本/2.54cm、カバーファクターは経1368、緯1225、合計2593、滑脱抵抗力3mm以下、撥水度4級、引裂強さ経31N、緯32N、オートクレーブ滅菌200回処理後の引裂強さは経17N、緯16Nであったが、オートクレーブ200回処理後の粒径0.3μm以上の発塵量が200個以上/ft・100cmであり、発塵性が劣るものであった。
[比較例2]
実施例1において、ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸(総繊度84dtex/36fil)、およびポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸総繊度56dtex/36filと導電糸(総繊度31dtex/5fil)を合撚した糸を35:1で配し、緯糸として、ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸(総繊度167dtex/72fil)を全量配すること以外は実施例1と同様にした。
かくして得られた織物において、目付け139g/m、経密度153本/2.54cm、緯密度100本/2.54cm、カバーファクターは経1325、緯1225、合計2550、滑脱抵抗力3mm以下、撥水度4級、引裂き強度経45N、緯50Nであったが、オートクレーブ滅菌200回処理後の引裂強さは経5N、緯5N、オートクレーブ200回処理後の粒径0.3μm以上の発塵量が200個以上/ft・100cmであり、オートクレーブ滅菌処理後の強度、発塵性が劣るものであった。
本発明によれば、優れた引裂き強度および低発塵性を有する織物および衣料が得られ、その工業的価値は極めて大である。

Claims (8)

  1. ポリトリメチレンテレフタレート繊維を含む織物であって、オートクレーブ滅菌200回処理後の引裂強さ保持率(経方向または緯方向)が処理前の引裂強さ対比30%以上であり、かつ同処理後の粒径0.3μm以上の発塵量が200個/ft・100cm以下であることを特徴とする低発塵性織物。
    ただし、引裂き強度はJIS L 1096−2010 8.17 D法により測定し、発塵量はJIS B 9923:1997(タンブリング法)において光散乱式自動粒子係数器を使用し測定するものとする。
  2. 前記オートクレーブ滅菌処理前において、織物の経方向または緯方向の引裂き強度が7N以上である、請求項1に記載の織物。
    ただし、引裂き強度はJIS L 1096−2010 8.17 D法により測定するものとする。
  3. 滑脱抵抗力が3mm以下である、請求項1または請求項2に記載の織物。
    ただし、滑脱抵抗力はJIS L 1096−2010 8.23 B法(荷重117.7N)により測定するものとする。
  4. 織物のカバーファクターCFが1800〜3000の範囲内である、請求項1〜3のいずれかに記載の織物。
    ただし、カバーファクターCFは下記式により定義される。
    CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
    [DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。]
  5. 撥水加工が施されている、請求項1〜4のいずれかに記載の織物。
  6. 撥水度が4級以上である、請求項1〜5のいずれかに記載の織物。
    ただし、撥水度はJIS L 1092−2009 7.2はっ水度試験(スプレー法)により測定するものとする。
  7. 0.3μm以上の塵埃の捕集効率が70%以上である、請求項1〜6のいずれに記載の織物。
    ただし、捕集効率はIES−RP−3−001−1985法で測定するものとする。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の織物を用いてなる衣料。
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