JP2021189679A - 警報システム - Google Patents

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JP2021189679A
JP2021189679A JP2020093503A JP2020093503A JP2021189679A JP 2021189679 A JP2021189679 A JP 2021189679A JP 2020093503 A JP2020093503 A JP 2020093503A JP 2020093503 A JP2020093503 A JP 2020093503A JP 2021189679 A JP2021189679 A JP 2021189679A
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賢昭 外村
Toshiaki Tonomura
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Abstract

【課題】テレビ装置との連携により火災報知設備の受信機並みの火災監視機能により迅速且つ適切な対応を可能とする。【解決手段】住宅12に設置される警報システムにおいて、無線式連動型の警報器10(10−1)〜10(10−5)は、火災を検出して連動元を示す火災警報を出力すると共に他の警報器へ火災連動信号を無線送信して連動先を示す火災警報を出力させる。中継装置として機能する警報器アダプタ16は、警報器の何れかからの火災連動信号を受信した場合、火災警報コンテンツをテレビ装置14へ転送し、火災警報コンテンツを映像と音声により再生させる。火災警報コンテンツにはリモコン装置15による火災か非火災かを確認する操作の指示が含まれる。テレビ装置14は、リモコン装置から受信した火災確認信号を警報器アダプタへ送信する。警報器アダプタは、火災確定コンテンツを読み出し転送して、テレビ装置へ火災確定画面を表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、警報器とHDMI(登録商標)−CEC機能をもつテレビ装置を連携させた警報システムに関する。
従来、住宅における火災を検出して警報する警報器(住宅用火災警報器)が普及している。このような警報器にあっては、警報器内にセンサ部と警報部を一体に備え、火災を検出すると火災警報を出すようにしており、警報器単体で火災監視と警報ができることから、設置が簡単でコスト的にも安価であり、一般住宅での設置義務化に伴い広く普及している。
また、警報器を無線式連動型として複数の警報器により連動グループを形成し、任意の警報器で火災が検出されて連動元を示す警報音が出力されると火災連動信号が送信され、他の警報器からも連動して連動先を示す警報音が出力されるようにした無線連動型の警報システムも実用化され、普及している。
このような無線連動型の警報システムにあっては、ある警報器で火災を検出した場合、火災を検出した連動元の警報器は、例えば「ウーウー 火事です 火事です」との音声メッセージを出力し、一方、連動先の警報器では「ウーウー 別の火災警報器が作動しました 確認してください」という音声メッセージを出力するようにしている。また、連動元の警報器の動作表示灯は点灯とし、連動先の警報器の動作表示灯は点滅とし、動作表示灯の表示からも連動元か連動先かが区別できるようにしている。
また、火災警報の出力中に警報器のテストスイッチを操作すると火災警報を停止することができ、このとき他の警報器に警報停止連動信号が送信されて火災警報が連動して停止される。
また、警報器が火災以外の要因により火災警報を出力された場合には、火災警報中に火災が復旧する場合があり、この場合にも火災警報を停止すると共に他の警報器に火災復旧連動信号を送信して火災警報が連動して停止される。
更に、警報器は、電池切れ、通信テスト異常、機器故障等の障害を検出した場合には、電池切れ警報、通信テスト異常警報、機器故障警報を出力すると共に、それぞれに対応した障害連動信号を他の警報器に送信して障害警報を出力させようにしている。
このような警報器の警報機能は、連動機能をもたないスタンドアロン型の警報器についても、火災警報、警報停止、火災復旧、電池切れと機器故障の障害警報を同様に出力するにようにしている。
特開2011−113114号公報 特開2014−225055号公報 特開2015−087885号公報
ところで、従来の警報器による警報出力は、スピーカによる音声警報と動作表示灯による警報表示にかぎられており、火災警報が出力された場合の対応としては、火元を確認し、火災の場合は迅速に119番通報を行って避難することが求められ、このような対応は、購入した警報器に付いている取扱説明書等に記載し、利用者に読んでもらうようにしている。
しかしながら、火災警報が出力された緊急を要する状況のもとで、利用者が取扱説明書に従った行動をとることは困難であり、そのときの利用者の判断に対応を委ねており、火元の確認や119番通報に手間取ったり、避難が遅れるおそれがある。
また、警報器の障害警報についても、例えば電池切れ警報が出された場合には、利用者による電池交換が必要になるが、電池交換の方法は取扱説明書を見ても分かりにくい場合があり、電池交換が行われずに放置され、電池切れにより警報器の火災監視機能が失われてしまう問題がある。
本発明は、一般家庭のほとんど全てに設置されているHDMI(登録商標)−CEC機能をもつリモコン付きのテレビ装置との連携により、火災報知設備の受信機並みの火災監視機能を実現して迅速且つ適切な対応を可能とする警報システムを提供することを目的とする。なお、HDMIは登録商標であるが、以下の説明では登録商標の表記は省略している。
(警報システム)
本発明は、監視領域の検出対象を検出するとともに自身の状態に応じた状態信号を外部に送信する火災感知器と、
火災感知器から受信した状態信号に基づいて予め記憶された所定の情報を出力してテレビ装置に表示させる中継装置と、
所定の情報に基づいて表示を行うテレビ装置と、
操作に基づいて中継装置を制御する制御手段と、
を備え、
中継装置は、制御手段からの制御に基づいて出力中の所定の情報に関連する情報をテレビ装置に表示させることを特徴とする。
(火災検出処理)
中継装置は、状態信号として火災検出信号を受信した場合、
火災か非火災かの確認させるためのガイダンスを含む火災警報情報をテレビ装置に出力して表示させ、
制御手段より火災確認信号を受信した場合は、所定の火災確定情報をテレビ装置へ出力して表示させ、
また、制御手段より非火災確認信号を受信した場合は、所定の非火災情報をテレビ装置へ出力して表示させる。
(火災確定情報)
火災確定情報は、119番通報、初期消火、又は避難の少なくとも何れかのガイダンスを含む。
(非火災情報)
非火災情報は、火災感知器復旧操作のガイダンスを含む。
(障害検出)
中継装置は、状態信号として障害検出信号を受信した場合、
当該障害検出信号の障害の種類に応じた所定の障害警報情報をテレビ装置へ出力して表示させる。
(電池交換方法の動画再生)
障害検出信号は電池切れ検出信号を含み、
中継装置は、電池切れ検出信号を受信した場合、
電池交換方法を示す所定の動画を読み出してテレビ装置へ転送して再生させる。
(リモコン装置)
制御手段はテレビ装置を制御するリモコン装置であって、
テレビ装置は、リモコン装置から受信した所定の操作信号に基づいて中継装置に所定の制御信号を送信する。
(火災感知器の制御)
制御手段は、中継装置を介して火災感知器を制御する。
(基本的な効果)
本発明は、警報システムであって、監視領域の検出対象を検出するとともに自身の状態に応じた状態信号を外部に送信する火災感知器と、火災感知器から受信した状態信号に基づいて予め記憶された所定の情報を出力してテレビ装置に表示させる中継装置と、所定の情報に基づいて表示を行うテレビ装置と、操作に基づいて中継装置を制御する制御手段と、を備え、中継装置は、制御手段からの制御に基づいて出力中の所定の情報に関連する情報をテレビ装置に表示させるものであり、ここで、制御手段はテレビ装置を制御するリモコン装置であって、テレビ装置は、リモコン装置から受信した所定の操作信号に基づいて中継装置に所定の制御信号を送信するようにしたため、火災感知器で火災を検出した場合に、中継装置からの所定の情報、例えば火災警報情報(火災警報コンテンツ)の読出転送によりテレビ装置にリモコン装置の操作ガイダンスを含む火災警報画面が表示されると共に音声メッセージが出力され、この状態で操作ガイダンスに従ってリモコン装置を操作すると、テレビ装置から中継装置に操作信号が送信されて例えば火災関連情報の転送により画面内容に切り替わり、従来の警報器のスピーカと動作表示灯とによる警報出力に比べ利用者に対する火災警報の伝達が各段に強化され、警報器が作動した場合に迅速且つ適切な対応を可能とする。
(火災検出処理の効果)
また、中継装置は、状態信号として火災検出信号を受信した場合、火災か非火災かの確認させるためのガイダンスを含む火災警報情報をテレビ装置に出力して表示させ、制御手段より火災確認信号を受信した場合は、所定の火災確定情報をテレビ装置へ出力して表示させ、また、制御手段より非火災確認信号を受信した場合は、所定の火災確定情報をテレビ装置へ出力して表示させ、また、火災確定情報は、119番通報、初期消火、又は避難の少なくとも何れかのガイダンスを含むようにしたため、火災報知設備に設けられているディスプレイ装置付きの火災受信機並みの火災監視機能を実現して迅速且つ適切な対応を可能とする。
火災報知設備に設けられたディスプレイ付きの火災受信機にあっては、火災感知器から火災発報信号を受信した場合、火災代表灯の点滅、火災発生場所の表示、主音響の出力、地区音響警報の出力による火災警報が行われ、続いて、監視員等による火災発生場所の確認が行われ、火災であれば119番通報、初期消火、避難誘導が行われ、一方、火災でない場合は地区音響停止操作と復旧操作が行われる。
このような火災報知設備の火災受信機と同様に、本発明の警報システムは、中継装置とリモコン装置付きのテレビ装置との連携により、まず、火災感知器から火災検出信号が受信されると、火災か非火災かの確認操作のガイダンスを含む火災警報情報がテレビ装置に画面表示され、利用者は火元を確認してリモコン装置により火災確認操作を行うと火災確定画面の表示に切り替わり、119番通報、初期消火、又は避難のガイダンスを含む火災確定情報の画面表示に切り替わり、利用者は、落ち着いて火元を確認し、火災であった場合は119番通報をした後に速やかに避難するといった適切な行動を迅速にとることが可能となる。
一方、火災でなかった場合には、リモコン装置により非火災確認操作を行うと、リモコン装置による警報停止操作のガイダンスを含む非火災情報の画面に切り替わり、リモコン装置により警報停止操作を行うと火災感知器からの火災警報を停止させることができ、続いて、非火災要因の排除及びリモコン装置による復旧操作のガイダンスを含む復旧情報の画面に切り替わり、利用者は非火災要因となった煙や水蒸気を、換気扇を廻したり窓を開ける等して換気することで取り除き、続いて、リモコン装置により復旧操作を行うことで、火災感知器を遠隔的に復旧させて通常監視状態に戻すことができる。
(非火災情報の効果)
また、非火災情報は、火災感知器復旧操作のガイダンスを含むものであり、調理に伴う煙や水蒸気等の火災以外の要因で火災警報が出された場合、時間が経過すると火災要因がなくなって火災復旧となることから、火災復旧情報により火災でないことを示し、また、非火災要因を解消するための部屋の換気等の対応を示すことで、非火災報に対し利用者に火災復旧を示して安心させると共に、非火災報となった要因を解消するための換気等のガイダンスを示すことで、利用者による迅速且つ適切な判断と行動を可能とする。
(障害検出の効果)
また、中継装置は、状態信号として障害検出信号を受信した場合、当該障害検出信号の障害の種類に応じた所定の障害警報情報をテレビ装置へ出力して表示させるものであり、テレビ装置による障害警報情報の再生により、障害内容が、例えば電池切れか、通信テスト異常か、機器故障かが簡単且つ容易に分かり、障害の種別に応じた対応方法を必要があれば動画情報を再生して示すことで、障害の種別に応じて異なる対応を適切にとることができる。
(電池交換方法の動画再生の効果)
また、障害検出信号は電池切れ検出信号を含み、中継装置は、電池切れ検出信号を受信した場合、電池交換方法を示す所定の動画を読み出してテレビ装置へ転送して再生させるようにしたため、利用者はリモコン装置の再生操作により、電池交換方法を示す動画を再生することで、電池交換の方法を具体的に理解して簡単且つ容易に対応することが可能となる。
警報システムの概略を示した説明図である。 警報器の外観を示したブロック図である。 警報器の機能構成を示したブロック図である。 警報器アダプタの機能構成を示したブロック図である。 テレビ装置の機能構成を示したブロック図である。 テレビ装置、警報器アダプタ、プレーヤ装置の物理アドレスの設定を示した説明図である。 リモコン装置を示した説明図である。 リモコン装置の操作ボタンによる操作機能を一覧で示した説明図である。 テレビ装置に表示される火災警報画面を示した説明図である。 テレビ装置に表示される火災確定画面を示した説明図である。 テレビ装置に表示される非火災画面を示した説明図である。 テレビ装置に表示される復旧画面を示した説明図である。 テレビ装置に表示される警報停止画面を示した説明図である。 テレビ装置に表示される火災復旧画面を示した説明図である。 テレビ装置に表示される電池切れ警報画面を示した説明図である。 テレビ装置に表示される通信テスト異常画面を示した説明図である。 テレビ装置に表示される機器故障警報画面を示した説明図である。 警報器アダプタの制御動作を示したフローチャートである。 図18のステップS5による火災警報の操作コマンド受信制御の詳細を示したフローチャートである。 図18のステップS15による障害警報の操作コマンド受信制御の詳細を示したフローチャートである。 テレビ装置の制御動作を示したフローチャートである。 HDMI切替器を用いた警報システムの概略を示した説明図である。 HDMI切替器の機能構成をテレビ装置と共に示したブロック図である。 テレビ装置、HDMI切替器、警報器アダプタ、プレーヤ装置の物理アドレスの設定を示した説明図である。
以下に、本発明に係る警報システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により、この発明が限定されるものではない。
[実施の形態の基本的な概念]
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、警報システムに関するものである。本実施の形態の警報システムは、火災感知器、中継装置、テレビ装置及び制御手段として機能するリモコン装置から構成される。
火災感知器は、監視領域の検出対象を検出するとともに自身の状態に応じた状態信号を外部に送信するものである。ここで「監視領域」とは、火災感知器により監視の対象となる領域であり、一定の広がりをもった屋外或いは屋内の空間であり、例えば、住宅等の建物の部屋、廊下、階段等の領域を含む概念である。また、「検出対象」とは、火災に伴う煙、熱等の物理的な現象を意味する。また、「自身の状態に応じた状態信号」とは、煙、熱等の検出対象の検出信号に加え、自身の動作状態、操作状態、障害状態等を示す信号を含む概念である。
中継装置は、機能の異なる複数の機器や装置を繋いで相互に信号の受け渡しや形式の相互変換等を行う中間装置であり、本実施の形態にあっては、火災感知器から受信した状態信号に基づいて予め記憶された所定の情報を出力してテレビ装置に表示させる警報器アダプタとして機能するものである。詳細には、中継装置は、火災検出信号を受信した場合に、ワンタッチプレイの制御信号をテレビ装置に送信することにより、テレビ装置へ火災警報情報を転送するものである。
ここで、「火災警報情報」とは、火災が発生したことを示す情報であり、テキスト(文章)、静止画、動画、音声等の複数種類の情報を含む概念であり、コンテンツと呼ばれる概念を含むものである。
また「ワンタッチプレイの制御信号」とは、中継装置から火災警報情報をテレビ装置に自動的に転送して再生させる制御信号である。詳細には、中継装置からテレビ装置に至る伝送路による転送経路を確定させて火災警報情報を転送させる制御を行うものであり、また、テレビ装置の電源がオフの場合は電源をオンし、他の入力端子に接続されたプレーヤ装置から転送された情報を受信再生している場合は、他のプレーヤ装置からの情報の受信再生を停止して中継装置からの火災警報情報の受信再生に切り替える制御を行うものである。
テレビ装置は、入力端子に中継装置からの伝送路が接続され、中継装置から転送された火災警報情報を受信して再生するものである。ここで、「再生」とは、受信した「火災警報情報」に含まれるテキスト(文章)、静止画、動画、音声等の複数種類の情報を、人が認識できるように出力することを意味する。
リモコン装置は、テレビ装置のチャンネル選択、音量調整、ビデオ再生停止等の遠隔操作を可能とするものである。ここで、テレビ装置に再生される火災警報情報には、リモコン装置の操作ガイダンスが含まれるものである。
また、テレビ装置は、火災警報情報を再生した状態で、リモコン装置から受信した操作信号を中継装置へ送信するものであり、中継装置は、テレビ装置から受信した操作信号に対応した所定の制御を行うものである。
本実施の形態の警報システムを構成する中継装置とテレビ装置の間の情報の転送は、一例として、HDMI(高精度マルチメディアインタフェース)規格に基づくものである。このため、中継装置はHDMI伝送路を介してテレビ装置のHDMI端子に接続され、警報器から火災検出信号を受信した場合、火災警報情報を読み出してHDMI伝送路を介してテレビ装置に転送して再生させるものである。
また、中継装置とテレビ装置の間の制御は、HDMI−CEC規格に基づくものである。このため、中継装置は、警報器から火災検出信号を受信したときに、ワンタッチプレイの制御信号であるワンタッチプレイのCECコマンドを、HDMI伝送路を介してテレビ装置に送信して火災警報情報を転送再生する。
また、テレビ装置は、火災警報情報を再生した状態で、リモコン装置から所定の操作信号を受信した場合に、操作信号に対応する操作用のCECコマンドを、HDMI伝送路を介して中継装置へ送信し、中継装置は、テレビ装置から受信した操作用のCECコマンドに対応した所定の制御を行うものである。
以下に示す具体的な実施の形態では、「火災感知器」が「火災を検出して警報する無線連動型の警報器」であり、「中継装置」が「警報器アダプタ」であり、「伝送路」が「HDMI伝送路」であり、「入力端子」が「HDMI端子」であり、「ワンタッチプレイの制御信号」が「ワンタッチプレイのCECコマンド」であり、「操作用の制御信号」が「操作用のCECコマンド」であり、「火災検出信号」が「火災警報連動信号」であり、「障害(電池切れ)検出信号」が「障害(電池切れ)連動信号」であり、「火災警報情報」が「火災警報コンテンツ」であり、「火災確定情報」が「火災確定コンテンツ」であり、「非火災情報」が「非火災コンテンツ」であり、「復旧情報」が「復旧コンテンツ」であり、「障害警報情報」が「障害警報コンテンツ」である場合について説明する。なお、「障害警報」には、「電池切れ警報」、「通信テスト異常警報」、「機器故障警報」等が含まれる。
[実施の形態の具体的内容]
本実施の形態による警報システムの具体的内容について、より詳細に説明する。その内容については以下のように分けて説明する。
a. 警報システムの概要 0045
b. 警報器 0065
b1. 警報器の外観 0065
b2. 機能構成の概要 0068
b3. 火災制御機能 0074
c. 警報器アダプタ 0082
d. テレビ装置 0099
e. リモコン装置 0109
f. テレビ装置の火災コンテンツの再生 0117
f1. 火災警報画面 0118
f2. 警報停止画面 0136
f3. 火災復旧画面 0140
f4. 電池切れ警報画面 0144
f5. 通信テスト異常画面 0151
f6. 機器故障警報画面 0156
g. 警報器アダプタの制御動作 0161
g1. 警報器アダプタ制御 0162
g2. 火災警報の操作コマンド受信制御 0169
g3. 障害警報の操作コマンド受信制御 0174
h. テレビ装置の制御動作 0180
i. HDMI切替器を用いた警報システム 0184
j. 本発明の変形例 0193
[a.警報システムの概要]
図1は本発明の警報システムの概略を示した説明図であり、住宅に設置される無線連動型の警報器(住宅用火災警報器)により構成される警報システムを例にとっている。
図1の例にあっては、住宅12の台所、居間、子供部屋1、子供部屋2、主寝室のそれぞれに、火災を検出して警報する警報器10(10−1)〜10(10−5)が設置されている。警報器10(10−1)〜10(10−5)は、火災等の連動信号を無線により相互に送受信する機能を備え、住宅全体の火災監視を行っている。また。警報器10(10−1)〜10(10−5)は、同じチャンネル周波数を使用することにより連動グループを形成している。本実施形態で連動グループを形成する警報器の最大数は例えば15台となる。
住宅12の居間には、テレビ装置14が設置され、テレビ装置14はHDMI−CEC規格におけるシンクとして機能し、テレビ装置14には3つのHDMI端子が設けられ、最大で3台のソースとして機能する再生デバイス又は再生記録デバイスの接続を可能としている。
本実施形態にあっては、テレビ装置14のHDMI端子の一つには中継装置として機能する警報器アダプタ16を接続し、残り2つのHDMI端子にDVDプレーヤ、CDプレーヤ等のプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)を接続している。テレビ装置14に対してはリモコン装置15が設けられている。リモコン装置15は赤外線通信によりテレビ装置14のチャンネル選択、音量調整、録画再生停止等の遠隔操作を可能とする。
また、HDMI−CEC規格のテレビ装置14は、HDMI端子に接続された警報器アダプタ16及びプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)に対し、リモコン操作信号を所定のCECコマンドに変換して転送させるリモコンパススル―機能を備えている。テレビ装置14のリモコンパススルー機能により、例えば、プレーヤ装置18(18−1),18(18−2)の再生、録画、一時停止、停止といった録画再生操作を行うことができる。
また、警報器アダプタ16については、リモコン装置15のボタン操作で送信されるコマンドと制御機能との関係を予め割り付けて置くことで、テレビ装置14のリモコンパススルー機能により、リモコン装置15により警報器アダプタ16の操作が可能となる。
警報器アダプタ16は、警報器10(10−1)〜10(10−5)の何れかから火災連動信号を受信した場合、予め記憶された火災警報コンテンツを読み出してHDMIストリームとしてテレビ装置14に転送し、テレビ装置14に所定の火災警報コンテンツを画像と音声により再生させる。
いま、住宅12の子供部屋1で火災が発生したとすると、警報器10(10−3)が火災を検出し、警報音と警報表示により連動元を示す火災警報を出力する。この場合、連動元を示す火災警報は、例えば「ウー ウー 火事です 火事です」とする音声メッセージを出力すると共に動作表示灯を点灯させる。
また火災を検出した警報器10(10−3)は他の警報器10(10−1)、10(10−2),10(10−4),10(10−5)に対し、火災発生を示す火災連動信号を無線により送信する。他の警報器10(10−1)、10(10−2),10(10−4),10(10−5)は連動元の警報器10(10−3)からの火災連動信号を受信した場合に、警報音と警報表示により連動先を示す火災警報を出力する。この場合の連動先を示す火災警報は、例えば「ウー ウー 火事です 火事です 別の警報器が作動しました」とする音声メッセージを出力すると共に動作表示灯を点滅させる。
警報器10(10−3)から送信された火災連動信号は警報器アダプタ16でも受信される。警報器アダプタ16は、HDMI−CEC規格におけるワンタッチプレイのCECコマンドをテレビ装置14に送ることでHDMI伝送路による転送経路を確立し、予め記憶された火災警報コンテンツを読み出してHDMIストリームとしてテレビ装置14に送信する。警報器アダプタ16からの火災警報コンテンツを受信したテレビ装置14は画面表示と音声出力により火災警報コンテンツを再生出力させる。
警報器アダプタ16から転送される火災警報コンテンツには、リモコン装置15の操作ガイダンスが含まれており、利用者は、テレビ装置14に表示された火災警報画面の中のリモコン操作ガイダンスを見ることで、火災警報が出力された場合に必要とする警報器アダプタ16の操作を、リモコン装置15を使用して行うことができる。
テレビ装置14に表示された火災警報コンテンツの火災警報画面には、火災か非火災かの確認するためのリモコン操作ガイダンスが示されており、利用者が火災を確認して火災確認のリモコン操作を行うと、警報器アダプタ16に火災確認の操作信号が火災確認操作のCECコマンドに変換されて送信され、警報器アダプタ16は火災確定コンテンツを読み出し、HDMIストリームとしてテレビ装置14に転送して再生させる。
テレビ装置14で再生された火災確定コンテンツの火災確定画面には、119番通報、初期消火及び避難のガイダンスが示される。このためテレビ装置の火災警報画面及び火災確定画面を見ることで、利用者は落ち着いて火元を確認し、火災であった場合は119番通報をした後に、可能であれば初期消火を行い、速やかに避難するといった適切な行動を迅速にとることが可能となる。
一方、利用者が非火災を確認して非火災のリモコン操作を行うと、警報器アダプタ16に非火災確定のCECコマンドが送信され、警報器アダプタ16は非火災コンテンツを読み出し、HDMIストリームとしてテレビ装置14に転送して再生させる。
テレビ装置14で再生された非火災コンテンツの非火災画面には、警報停止のリモコン操作ガイダンスが示されており、リモコン装置15で警報停止のボタン操作を行うと警報停止信号が警報器アダプタ16に送信され、警報器10に警報停止連動信号を送信して火災警報を停止させると共に、復旧コンテンツを読み出してテレビ装置14にHDMIストリームとして転送して再生させる。
テレビ装置14で再生された復旧コンテンツの復旧画面には、非火災要因の排除ガイダンスとリモコン装置による復旧操作ガイダンスが示されており、利用者は非火災の要因となった煙や水蒸気を、換気扇を回したり、窓を開けたりして換気することで除去し、続いて、リモコン装置15で復旧のボタン操作を行うと復旧信号が警報器アダプタ16に送信され、警報器10に復旧連動信号を送信して復旧させ、警報システムを元の火災監視状態に戻すことができる。
また、火災を検出した警報器10(10−3)で火災警報の出力中に警報停止操作が行われると、自身の警報を停止すると共に警報停止連動信号を他の警報器に送信して警報停止動作を行わせる。また、火災を検出した警報器10(10−3)で火災復旧が検出されると、自身の警報を停止すると共に火災復旧連動信号を他の警報器に送信して警報停止動作を行わせる。
このとき警報器アダプタ16も警報停止連動信号を受信し、予め記憶された所定の警報停止コンテンツを読み出し、HDMIストリームとしてテレビ装置14に転送して再生させる。
また警報器10(10−1)〜10(10−5)は、障害として電池切れ、通信テスト異常又は警報器故障を検出した場合に、連動元を示す電池切れ警報、通信テスト異常警報又は機器故障警報を出力すると共に電池切れ連動信号、通信テスト異常連動信号又は機器故障連動信号を他の警報器に送信して連動先を示す電池切れ警報、通信テスト異常警報又は機器故障警報を出力さる。
このとき警報器アダプタ16も電池切れ連動信号、通信テスト異常連動信号又は機器故障連動信号を受信し、予め記憶された所定の電池切れ警報コンテンツ、通信テスト異常コンテンツ又は機器故障警報コンテンツを読み出し、それぞれHDMIストリームとしてテレビ装置14に転送して再生させる。
[b.警報器]
(b1.警報器の外観)
図2は無線式の警報器の外観を示した説明図であり、図2(A)に正面図を示し、図2(B)に側面図を示している。
図2に示すように、警報器10は本体19とカバー20で構成され、カバー20の中央には煙流入口を開口し、内部には検煙部28が配置され、火災による煙が所定濃度に達したときに火災を検出する。カバー20の左下側には音響孔26が設けられ、この背後にスピーカを内蔵し、警報音や音声メッセージを出力できるようにしている。
検煙部28の下側にはテストスイッチ22が設けられている。テストスイッチ22は警報器の警報停止を指示するスイッチとしての機能を兼ねており、火災警報時にテストスイッチ22が操作されると警報を停止し、通常状態でテストスイッチ22が操作されると機能点検を開始して結果を報知する。更に、テストスイッチ22を長押し操作すると通信テストが行われる。テストスイッチ22の内部には、点線で示すように警報表示を行うLEDを用いた動作表示灯24が配置され、テストスイッチ22を介して内部の動作表示灯24の点灯、点滅等を視認可能としている。
(b2.機能構成の概要)
図3は警報器の機能構成を示したブロック図である。図3に示すように、警報器10はプロセッサ30を備え、プロセッサ30に対しては検煙部28、テストスイッチ22、動作表示灯24、スピーカ36及びアンテナ34を接続した通信部32が設けられ、図示しない電池電源で動作し、10年を超える電池寿命が保証されている。
プロセッサ30には、CPU38が設けられ、CPU38からのバス48に、制御ロジック40、ROM42、RAM44が接続されている。なお、制御ロジック40はCPU38の制御処理に伴うバス制御などの各種のハードウェア機能を実現する。
検煙部28は、公知の散乱光式検煙構造をもち、所定周期で赤外LEDを用いた発光部を間欠的に発光駆動し、フォトダイオードなどの受光部で受光した散乱光の受光信号を増幅し、煙濃度検出信号を出力する。なお、検煙部28に代えて温度検出部を設ける場合もあり、温度検出部は、温度検出素子として例えばサーミスタを使用し、この場合、温度による抵抗値の変化に対応した電圧信号となる温度検出信号を出力する。
通信部32は、他の警報器との間で所定の通信プロトコルに従って火災等の連動信号を送受信する。この通信プロトコルは、日本国内の場合には、例えば426MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(特定小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)に準拠する。
426MHz帯の特定小電力セキュリティシステム無線局設備では、426.2500MHz〜426.8375MHzの間に12.5kHzの周波数帯域幅を持つ48チャンネルが割り当てられており、何れかのチャンネル周波数を複数の警報器で構成する連動グループに割り当てて使用する。
通信部32はプロセッサ30から出力された火災連動信号等のデータ信号をMSK変調した後にFM変調してアンテナ34から426MHz帯の割当チャンネル周波数の信号電波として送信し、また、他の警報器が送信した信号電波を受信し、FM復調した後に、MSK復調を行い、更にビット判定を行って火災連動信号等のデータ信号を復調する。
(b3.火災制御機能)
CPU38にはプログラムの実行により実現される火災制御部46の機能が設けられ、火災制御部46の制御機能は次のようになる。火災制御部46は、検煙部28から出力された煙濃度の検出信号をAD変換して読み込み、煙濃度が所定の閾値以上の場合に火災を検出し、連動元の火災を示す火災警報を出力させる制御を行う。
火災制御部46は、火災警報を出力させた場合、火災連動信号を生成し、通信部32に指示し、他の警報器へ火災連動信号を送信させる制御を行い、当該火災連動信号を受信した他の警報器で連動先を示す火災警報を出力させる。
また、火災制御部46は、同じ連動グループとなる住戸内の他の警報器が送信した火災連動信号を受信した場合、連動先を示す火災警報を出力させる制御を行う。
また、火災制御部46は、テストスイッチ22の操作による警報停止制御、検煙部の煙濃度が閾値以下に下がる火災復旧制御についても、火災連動信号の場合と同様に、警報停止連動信号及び火災復旧連動信号の送信を行う。
また、火災制御部46は、例えば72時間に1回、自動通信テストを行う。自動通信テストは、所定の警報器から通信テスト信号を送信して他の警報器から通信テスト応答信号を送信させ、連続して例えば3回、通信テスト応答信号が受信されない警報器が存在した場合に通信テスト異常と判断し、通信テスト異常警報を正常に通信できた全ての警報器から出力させる。
また、火災制御部46は、電池切れを監視しており、電池電圧の低下等により電池切れを検出すると、連動元を示す電池切れ警報を出力すると共に電池切れ連動信号を他の警報器に送信して連動先を示す電池切れ警報を出力させる。
また、火災制御部46は、回路異常等の機器故障を監視しており、機器故障を検出すると、連動元を示す機器故障警報を出力すると共に機器故障連動信号を他の警報器に送信して連動先を示す機器故障警報を出力させる。
更に、火災制御部46は、警報器アダプタ16から送信された復旧連動信号を受信すると、火災や障害の警報状態を解除して通常の火災監視状態に戻る復旧制御を行う。
[c.警報器アダプタ]
図4は警報器アダプタの機能構成を示したブロック図である。図4に示すように、警報器アダプタ16はプロセッサ50を備え、プロセッサ50に対してはアンテナ54を接続した通信部52、CECインタフェース58及びHDMI送信部60が設けられ、CECインタフェース58及びHDMI送信部60はHDMI端子56に接続されている。
警報器アダプタ16は図示しない電池電源で動作する。また、電池として充電可能なリチウムイオン電池等の二次電池を使用し、HDMIケーブルによりテレビ装置14側からのDC電源の供給を受けて充電するようにしても良い。
プロセッサ50には、CPU62が設けられ、CPU62からのバス65に、制御ロジック64、ROM66、RAM68が接続されている。
通信部52は、図3の通信部32と同じであり、426MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(特定小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)の通信プロトコルに従って火災等の連動信号を送受信する。
CPU62にはプログラムの実行により実現されるアダプタ制御部70の機能が設けられる。また、RAM68にはコンテンツ72が予め記憶されている。RAM68のコンテンツ72には、火災警報コンテンツ、火災確定コンテンツ、非火災コンテンツ、復旧コンテンツ、火災警報停止コンテンツ、火災復旧コンテンツ、電池切れ警報コンテンツ、通信テスト異常コンテンツ及び機器故障警報コンテンツ等が含まれる。これらのコンテンツは、静止画、動画、音声を組み合わせた警報番組として予め作成されている。
CECインタフェース58とHDMI送信部60は、HDMI−CEC規格に従い、HDMIケーブルを介してコントロール信号を伝送し、機器間の連携動作を実現する。
このうち家電制御として知られたCECは、HDMIリンク上の全デバイスをデイジーチェーン接続したシングルラインに基づく独立した機能であり、HDMI−CEC対応のデバイスは、CECライン上の全てのデバイスと情報を交換することができる。
警報器アダプタ16とテレビ装置14との間で双方向に送信される制御コマンドは、CECプロトコルに準拠する。以下、CECプロトコルに準拠した制御コマンドを「CECコマンド」と呼ぶ。
CPU62に設けられたアダプタ制御部70は、CEC規格の共通コマンドとして提供されている「ワンタッチプレイ」の機能を利用し、例えば警報器10から火災連動信号を受信した場合に、CECインタフェース58に指示してワンタッチプレイのCECコマンドをテレビ装置14に送信し、これによりテレビ装置14の電源オンや他のプレーヤ装置に対する入力切替えを行って転送経路を確定させ、テレビ装置14から転送経路確定通知を受信した場合に、RAM68のコンテンツ72の中から火災警報コンテンツを読み出してHDMI送信部60に指示し、ビデオとオーディオ及び各種のパケットデータを、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)と呼ばれる方式でテレビ装置14に、HDMIストリームとして転送する制御を行う。
また、アダプタ制御部70は、火災警報コンテンツを読み出してテレビ装置14に転送している状態で、リモコン装置15の操作による火災確認信号をテレビ装置14から受信した場合、RAM68のコンテンツ72の中から火災確定コンテンツを読み出してHDMI送信部60に指示し、火災確定用HDMIストリームとしてテレビ装置14に転送する制御を行う。
また、アダプタ制御部70は、火災警報コンテンツを読み出してテレビ装置14に転送している状態で、リモコン装置15の操作による非火災確認信号をテレビ装置14から受信した場合、RAM68のコンテンツ72の中から非火災コンテンツを読み出してHDMI送信部60に指示し、HDMIストリームとしてテレビ装置14に転送する制御を行う。
また、アダプタ制御部70は、非火災コンテンツを読み出してテレビ装置14に転送している状態で、リモコン装置15の操作による警報停止信号をテレビ装置14から受信した場合、警報器10に対し警報停止連動信号を送信して火災警報を停止させると共に、RAM68のコンテンツ72の中から復旧コンテンツを読み出してHDMI送信部60に指示し、復旧用HDMIストリームとしてテレビ装置14に転送する制御を行う。
また、アダプタ制御部70は、復旧コンテンツを読み出してテレビ装置14に転送している状態で、リモコン装置15の操作による復旧信号をテレビ装置14から受信した場合、警報器10に対し復旧連動信号を送信して火災警報を停止させる制御を行う。
また、アダプタ制御部70は警報器10から火災警報連動信号を受信した後に、警報停止連動信号を受信した場合、RAM68のコンテンツ72の中から火災警報停止コンテンツを読み出してHDMI送信部60に指示し、HDMIストリームとしてテレビ装置14に転送する制御を行う。
また、アダプタ制御部70は警報器10から火災警報連動信号を受信した後に、火災復旧連動信号を受信した場合、RAM68のコンテンツ72の中から火災復旧コンテンツを読み出してHDMI送信部60に指示し、HDMIストリームとしてテレビ装置14に転送する制御を行う。
また、アダプタ制御部70は通常監視状態で、警報器10から電池切れ連動信号、通信テスト異常連動信号又は機器故障連動信号を受信した場合、RAM68のコンテンツ72の中から電池切れ警報コンテンツ、通信テスト異常コンテンツ又は機器故障警報コンテンツを読み出してHDMI送信部60に指示し、それぞれHDMIストリームとしてテレビ装置14に転送する制御を行う。
また、アダプタ制御部70は、電池切れ警報コンテンツ、通信テスト異常コンテンツ又は機器故障警報コンテンツ等の障害コンテンツを読み出してテレビ装置14に転送して再生させている状態で、リモコン装置15の操作による警報停止信号を受信した場合、障害コンテンツの読み出し再生を停止すると共に、警報器10に対し警報停止連動信号を送信して障害警報を停止させ、この障害警報の停止から所定時間、例えば24時間が経過した場合に、警報停止解除連動信号を警報器10に送信して障害警報を再開させると共に障害コンテンツの読み出し再生を開始させる制御を行う。これによりテレビ装置14で障害警報画面が表示された場合、リモコン操作によりテレビ装置14及び警報器10の障害警報を一時的に停止することができる。
[d.テレビ装置]
図5はテレビ装置の機能構成を示したブロック図である。図5に示すように、テレビ装置14は、HDMI−CEC規格のシンクとして機能し、CPU74のバス75に、メモリ76、チューナ78、デコーダ80、出力制御部82、HDD84及びリモコン受信部85が接続されており、アンテナ受信信号をチューナ78に入力してチャンネル選択したデジタル放送信号をデコーダで復調し、出力制御部82により液晶カラーディスプレイ等の表示部86とスピース87に出力してテレビ放送を再生させており、また、リモコン装置15による遠隔操作を可能としている。
これに加えテレビ装置14には、再生デバイス又は再生記録デバイスを接続するためのHDMI端子として機能する3つのHDMI端子90(90−1)〜90(90−3)が設けられ、CPU74のバス75との間に、HDMI端子90(90−1)〜90(90−3)に対応してCECインタフェース92(92−1)〜92(92−3)とHDMI受信部94(94−1)〜94(94−3)のペアが接続されている。なお、HDMI−CEC規格では、再生デバイスには3つの論理アドレス(4,8,11)が割り当てられていることから、テレビ装置14には最大で3つのHDMI端子90(90−1)〜90(90−3)が設けられている。
本実施形態では、テレビ装置14のHDMI端子90(90−1)に警報器アダプタ16が接続され、残りのHDMI端子90(90−2),90(90−3)にプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)が接続されている。
図5に示すように、テレビ装置14のHDMI端子90(90−1)〜90(90−3)に警報器アダプタ16及びプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)をHDMIケーブルにより接続すると、HPD(Hot−Plug−Detect)として知られたホットプラグ検出機能により、シンクデバイスとなるテレビ装置14とソースデバイスとなる警報器アダプタ16及びプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)の間の起動時の通信シーケンスが開始され、テレビ装置14は警報器アダプタ16及びプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)の接続を認識し、例えば、HDMIストリームの転送に必要な物理アドレスが設定される。
図6はテレビ装置、警報器アダプタ、プレーヤ装置の物理アドレスの設定を示した説明図である。図6に示すように、テレビ装置14の3つのHDMI受信部94(94−1),94(94−2),94(94−3)には、物理アドレス(1.0.0.0)、(2.0.0.0)及び(3.0.0.0)が設定され、HDMIケーブルにより警報器アダプタ16及びプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)を接続してホットプラグ検出が行われると、警報器アダプタ16のHDMI送信部60には物理アドレス(1.0.0.0)が設定され、プレーヤ装置18(18−1),18(18−2)のHDMI送信部96,98には物理アドレス(2.0.0.0)、(3.0.0.0)が設定される。
警報器アダプタ16のワンタッチプレイは、警報器アダプタ16がテレビ装置14を映像データの表示を行うモードに変更し、テレビ装置14の入力を警報器アダプタ16に切り替える動作である。
また、テレビ装置14の電源がスタンバイ状態である場合に、ワンタッチプレイが行われると、警報器アダプタ16は、テレビ装置14の電源をスタンバイ状態からオン状態に変更する動作を行う。ワンタッチプレイが行われた場合、テレビ装置14は、警報器アダプタ16から受信した映像データを表示部86に表示することができる状態となる。また、ワンタッチプレイが行われた場合、テレビ装置14は、警報器アダプタ16から受信した音声データをスピーカ87から出力することができる状態となる。
CECコマンドによるワンタッチプレイの概要は次のようになる。警報器アダプタ16が火災連動信号を受信した場合、警報器アダプタ16はHDMI伝送路で接続された全機器に向けて<Active Source>CECコマンドを送信する。<Active Source>CECコマンドには、送信元となる警報器アダプタ16の物理アドレス「1.0.0.0」が付加される。
テレビ装置14は、<Active Source>CECコマンドに付加されている警報器アダプタ16の物理アドレス「1.0.0.0」を参照することで、入力を切り替える。
この場合、<Active Source>CECコマンドに付加されている物理アドレスが「1.0.0.0」なので、テレビ装置14は左から1個目の数値「1」に従いHDMI端子90(90−1)からの入力に切り替える。これにより警報器アダプタ16から読み出し転送されたコンテンツを、テレビ装置14を用いて自動的に受信再生することができる。
[e.リモコン装置]
図7はリモコン装置を示した説明図、図8はリモコン装置の操作ボタンによる操作機能を一覧で示した説明図であり、図8(A)は火災警報制御に対するリモコン操作ボタンを示し、図8(B)は障害警報制御に対するリモコン操作ボタンを示している。
図7に示すように、リモコン装置15には、チャンネルボタン、音量ボタン等の各種の操作ボタンが設けられており、例えばリモコン装置15の下側には、拡大して示すように、インターネット操作や表示切替え等に使用されるカラーボタンとして、青ボタン100、赤ボタン102、緑ボタン104及び黄ボタン106が設けられている。
また、カラーボタンの下側には、HDMI端子に接続された録画再生機器等のプレーヤ装置を操作するため、例えば、再生ボタン110、録画ボタン112、一時停止ボタン114及び停止ボタン116が設けられている。
本実施形態にあっては、図8(A)に示すように、リモコン装置15により警報器アダプタ16における火災警報制御の操作機能として、カラーボタンを使用する場合には、赤ボタン102に火災確認操作が割り当てられ、青ボタン100に非火災確認操作が割り当られ、緑ボタン104に警報停止操作が割り当てられ、更に黄ボタン106に復旧操作が割り当てられている。
また、リモコン装置15の録画再生のボタンを使用する場合には、録画ボタン112に火災確認操作が割り当てられ、再生ボタン110に非火災確認操作が割り当てられ、一時停止ボタン114に警報停止操作が割り当てられ、更に停止ボタン116に復旧操作が割り当てられている。
また、図8(B)に示すように、リモコン装置15により警報器アダプタ16における障害警報制御の操作機能として、カラーボタンを使用する場合には、青ボタン100に動画再生操作が割り当てられ、赤ボタン102に警報停止操作が割り当られ、また、リモコン装置15の録画再生のボタンを使用する場合には、再生ボタン110に動画再生操作が割り当てられ、停止ボタン116に警報停止操作が割り当られている。
なお、このようなリモコン装置15の操作ボタンに対する警報器アダプタ16の操作機能の割り付けは、図8に限定されず、必要に応じて適宜のボタンを使用するようにしても良い。
また、以下の説明は、リモコン装置15のカラーボタンに警報器アダプタ16の操作機能を割り付けた場合を例にとって説明する。
[f.テレビ装置の火災コンテンツの再生]
図9はテレビ装置に表示される火災警報画面を示した説明図、図10はテレビ装置に表示される火災確定画面を示した説明図、図11はテレビ装置に表示される非火災画面を示した説明図、図12はテレビ装置に表示される復旧画面を示した説明図である。
(f1.火災警報画面)
図9に示すように、テレビ装置14は警報器アダプタ16から火災警報コンテンツを受信すると、表示部86に火災警報画面118を表示する。
火災警報画面118は、最上段に「火災です」の文字を表示し、その下の枠内に、「火災発生 04:10 台所」として火災発生時刻と発生場所を表示し、その下に火災発生の対応として「火災です 落ち着いて火元を確認してください。」として最初にとるべき行動を示し、続いてリモコン操作ガイダンス118aを表示する。
リモコン操作ガイダンス118aは、「火災でしたか?」に続いて、「火災の場合はリモコンの赤ボタン、火災でない場合は青ボタンを押してください。」と表示している。
このリモコン操作ガイダンス118aに従い利用者が火元を確認して火災であった場合には、図7に示したリモコン装置15の赤ボタン102を押すと、テレビ装置14から警報器アダプタ16に火災確認信号が送信され、これを受信した警報器アダプタ16は火災確定コンテンツを読み出してテレビ装置14に転送し、これにより図10に示す火災確定画面120が表示される。
また、テレビ装置14は、火災警報画面118の表示に合わせて音声メッセージとして例えば「火災です。落ち着いて火元を確認してください。火災の場合はリモコンの赤ボタン、火災でない場合は青ボタンを押してください。」を繰り返し出力する。
図10に示す火災確定画面120には、最上段の「火災です」の表示と、その下の枠内の「火災発生 04:10 台所」の表示に続いて、火災確定に対する対応ガイダンス120aとして「119番に通報してください。初期消火を行い、消火できない場合は直ぐに避難してください。」が表示される。
このため利用者は、火災確定画面120の対応ガイダンス120aに従って、119番通報、初期消火、避難といった適切な対応を迅速に行うことが可能となる。
また、テレビ装置14は、火災確定画面120の表示に合わせて音声メッセージとして例えば「火災です。119番に通報してください。初期消火を行い、消火できない場合は直ぐに避難してください。」を繰り返し出力する。
一方、図9に示した火災警報画面118に従い利用者が火元を確認して火災でなかった場合には、リモコン操作ガイダンス118aに従って図9に示したリモコン装置15の青ボタン100を押すと、テレビ装置14から警報器アダプタ16に非火災確認信号が送信され、これを受信した警報器アダプタ16は非火災コンテンツを読み出してテレビ装置14に転送し、これにより図11に示す非火災画面122が表示される。
図11に示す非火災画面122には、最上段の「非火災です」の表示と、その下の枠内の「火災発生 04:10 台所」の表示に続いて、非火災に対するリモコン操作ガイダンス122aとして「リモコンの緑ボタンを押して警報を停止してください。」が表示される。
また、テレビ装置14は、非火災画面122の表示に合わせて音声メッセージとして例えば「非火災です。リモコンの緑ボタンを押して警報を停止してください」を繰り返し出力する。
このため利用者はリモコン操作ガイダンス122aに従って図7に示したリモコン装置15の緑ボタン104を押すと、テレビ装置14は非火災コンテンツによる音声警報を停止すると共に、テレビ装置14から警報器アダプタ16に警報停止信号が送信され、これを受信した警報器アダプタ16は警報停止連動信号を警報器10に送信し、警報器10から出力されている火災警報が停止される。
また、テレビ装置14からの警報停止信号を受信した警報器アダプタ16は、復旧コンテンツを読み出してテレビ装置14に転送し、図12に示す復旧画面124が表示される。
図12に示す復旧画面124には、最上段の「非火災です」の表示と、その下の枠内の「火災発生 04:10 台所」の表示に続いて、非火災要因除去ガイダンス124aと復旧のためのリモコン操作ガイダンス124bが表示される。
非火災要因除去ガイダンス124aは、例えば「火災以外の原因で警報器が作動しました。火災以外の煙や湯気が発生している場合は、窓を開けるか換気扇を回すなどして換気してください。」が表示される。このため利用者は非火災要因除去ガイダンス124aに従って警報器10が作動した非火災の元となった部屋の換気などを行うことで、警報器10の検煙部に入っている煙や水蒸気を取り除いて非火災要因を解消させる。
また、復旧画面124のリモコン操作ガイダンス124bは、例えば「換気が済みましたらリモコンの黄ボタンを押してくだざい。」との表示であり、利用者はリモコン操作ガイダンス124bに従って図7に示したリモコン装置15の黄ボタン106を押すと、テレビ装置14から警報器アダプタ16に復旧信号が送信され、これを受信した警報器アダプタ16は復旧連動信号を警報器10に送信し、警報器10の復旧が行われ、通常の火災監視状態に戻る。また、復旧信号を受信した警報器アダプタ16は復旧コンテンツの読み出し転送を終了し、テレビ装置14の復旧画面124も消去される。
また、テレビ装置14は、復旧画面124の表示に合わせて音声メッセージとして例えば「非火災です。火災以外の原因で警報器が作動しました。火災以外の煙や湯気が発生している場合は、窓を開けるか換気扇を回すなどして換気してください。」を繰り返し出力する。
ここで、テレビ装置14の電源がオンした使用中に火災が検出された場合には、リモコン装置14の復旧操作により、火災警報画面に切り替わる前の放送画面やプレーヤ装置からの再生画面に切り替わり、火災警報画面を表示するためにテレビ装置14の電源をオンした場合には、リモコン装置15の復旧操作によりテレビ装置14の電源がオフされる。
(f2.警報停止画面)
図13はテレビ装置に表示される火災警報停止画面を示した説明図である。図13に示すように、テレビ装置14は図9に示した火災警報画面118が再生中に、警報器アダプタ16から火災警報停止コンテンツを受信すると、表示部86に警報停止画面126を表示する。
警報停止画面126は、最上段に「警報停止スイッチが押されました」の文字を表示し、その下の枠内に「警報停止 04:15 台所」として火災警報が停止された時刻と停止操作が行われた場所を示し、火災警報の停止操作は火災であっても行われる可能性があることから、その下にリモコン操作ガイダンス126118aを含む表示は、図9の火災警報画面118の118aと同じものをそのまま残している。
また、警報停止画面126の表示に合わせて音声メッセージとして、例えば「火災警報の停止操作が行われました 火災です。 落ち着いて火元を確認してください ・・・」を繰り返し出力する。
このような警報停止画面126がテレビ装置14に警報器10による火災警報の停止操作に連動して表示され、併せて音声メッセージが出力されることで、例えば離れた場所の警報器が別の利用者により操作された場合、テレビ装置14の警報停止画面126から警報停止を知って状況を正確に把握できる。
(f3.火災復旧画面)
図14はテレビ装置に表示される火災復旧報画面を示した説明図である。図14に示すように、テレビ装置14は図9の火災警報画面118が再生中に、警報器アダプタ16から火災復旧コンテンツを受信すると、表示部86に火災復旧画面128を表示する。
火災復旧画面128は、非火災要因により警報器が誤動作した可能性が高いことから、最上段に「警報器が自動復旧しました」の文字を表示し、その下の枠内に「火災復旧 04:15 台所」として火災復旧時刻と復旧場所を示し、その下に非火災要因除去ガイダンス128aとして例えば「火災以外の原因で警報器が作動しましたが、復旧しました。火災以外の煙や湯気が発生している場合は、窓を開けるか換気扇を回すなどして換気してください。」を表示し、更に、リモコン操作ガイダンス128bとして例えば「換気が済みましたら、リモコンの黄ボタンを押してください。」を表示する。
また、テレビ装置14は、火災復旧画面128の表示に合わせて音声メッセージとして例えば「火災以外の原因で警報器が作動しました。火災以外の煙や湯気が発生している場合は、窓を開けるか換気扇を回すなどして換気してください。」を繰り返し出力する。
このような火災復旧画面128がテレビ装置14に警報器10の火災復旧に連動して表示され、併せて音声メッセージが出力されることで、利用者は火災でなかったことに安心し、落ち着いて警報器が作動した部屋の換気等の対応行動を適切にとることができる。
(f4.電池切れ警報画面)
図15はテレビ装置に表示される電池切れ警報画面を示した説明図である。図15に示すように、テレビ装置14は通常監視状態で、警報器アダプタ16から電池切れ警報コンテンツのHDMIストリームを受信すると、表示部86に電池切れ警報画面130を表示する。
電池切れ警報画面130は、最上段に「電池切れです」の文字を表示し、その下の枠内に「電池切れ 06:55 台所」として電池切れの検出時刻と発生場所と、警報器の警報動作状態として「10秒毎に動作表示灯が点滅 1時間に1回、電池切れの警報音を出力」を示し、その下に動画再生のためのリモコン操作ガイダンス130aとして、例えば「電池寿命が近づいています。リモコンの青ボタンを押すと交換方法の動画が再生されます。動画の交換方法に従って警報器本体の電池を交換してください。」が表示され、同じ音声メッセージが出力される。
このため利用者がリモコン操作ガイダンス130aに従ってリモコン装置15の青ボタン100を押すと、警報器アダプタ16からの警報器本体の電池交換の手順を示す説明文入りの動画コンテンツが再生される。
更に、電池切れ警報画面130には、警報器10からの電池切れ警報の出力を一時的に停止するためのリモコン操作ガイダンス130bとして、例えば「リモコンの赤ボタンを押すと警報音が一時的に停止しますが、24時間後に再び警報音が出ます。」が表示され、同じ音声メッセージが出力される。
このため利用者は、電池切れ警報画面130で警報器10の電池切れを確認し、交換用の電池を入手して交換するまでに時間がかかるような場合には、リモコン装置15の赤ボタン102を押すことで、警報器10による電池切れ警報の出力を一時的に停止し、確認後に電池切れ警報が出力され続ける状態を解消できる。
また、電池切れ警報を一時停止するためにリモコン装置15の赤ボタン102を操作すると、警報器アダプタ16による電池切れ警報コンテンツの読み出し転送が停止してテレビ装置14の電池切れ警報画面130が消去され、警報器10の電池切れ警報も停止するが、24時間が経過すると、電池切れ警報コンテンツの読み出し転送が再開されて電池切れ警報画面130が表示され、警報器10による電池切れ警報の出力も再開される。
このようなテレビ装置14の電池切れ警報画面130の表示と音声メッセージが出力されることで、利用者は警報器の電池切れが近づいていることを知り、リモコン操作により電池交換方法の動画を見ることにより間違いなく警報器本体のカバーを開いて電池切れを起こした電池を外し、新しい電池に交換する作業を誤りなく行うことができる。
(f5.通信テスト異常画面)
図16はテレビ装置に表示される通信テスト異常画面を示した説明図である。図16に示すように、テレビ装置14は通常監視状態で、警報器アダプタ16から通信テスト異常コンテンツのHDMIストリームを受信すると、表示部86に通信テスト異常画面132を表示する。
通信テスト異常画面132は、最上段に「通信テスト異常です」の文字を表示し、その下の枠内に「通信テスト異常 19:44」として通信テスト異常の検出時刻を示し、警報器の警報動作状態として「10秒毎に動作表示灯が点滅 1時間に1回、通信テスト異常の警報音を出力」を示している。
続いて、通信テスト異常に対する対応方法を示す対応ガイダンス132aとして例えば「電波の届いていない警報器があります 動作表示灯の消えている警報器を捜し、設置場所を変えて下さい。」とする表示が行われ、同じ音声メッセージが出力される。
更に、通信テスト異常画面132には、警報器10からの通信テスト異常の警報出力を一時的に停止するため、図15に示したリモコン操作ガイダンス130bと同じリモコン操作ガイダンス132bが表示され、同じ音声メッセージが出力される。
このような通信テスト異常画面132がテレビ装置14に警報器10の通信テスト異常の検出に連動して表示され、併せて音声メッセージが出力されることで、利用者は電波の届いていない警報器があることを知り、動作表示灯が消灯している警報器を捜し出し、近くに物が置かれていたら、それをどかすか、或いは、警報器の設置場所を変えることで、通信テスト異常を解消可能とする。
(f6.機器故障警報画面)
図17はテレビ装置に表示される機器故障警報画面を示した説明図である。図17に示すように、テレビ装置14は通常監視状態で、警報器アダプタ16から機器故障警報コンテンツを受信すると、表示部86に機器故障警報画面134を表示する。
機器故障警報画面134は、最上段に「警報器の故障です」の文字を表示し、その下の枠内に「警報器故障 06:55 台所」として機器故障の検出時刻を示し、警報器の警報動作状態として「10秒毎に動作表示灯が点滅 1時間に1回、故障警報音を出力」を示している。
続いて、故障した警報器の対応方法を示す対応ガイダンス134aとして例えば「故障した警報器があります 故障している警報器を捜し、新品と交換してください」とする表示が行われ、同じ音声メッセージが出力される。
更に、機器故障警報画面134には、警報器10からの機器故障の警報出力を一時的に停止するため、図15に示したリモコン操作ガイダンス130bと同じリモコン操作ガイダンス134bが表示され、同じ音声メッセージが出力される。
このような機器故障警報画面134がテレビ装置14に警報器10の機器故障の検出に連動して表示され、併せて音声メッセージが出力されることで、故障した警報器があることを知り、動作表示灯が点滅している警報器を捜し出し、新品を準備して交換するといった対応が可能となる。
[g.警報器アダプタの制御動作]
図18は警報器アダプタの制御動作を示したフローチャートあり、図4に示したCPU62に設けられたアダプタ制御部70による制御動作となる。
(g1.警報器アダプタ制御)
図18に示すように、アダプタ制御部70は、ステップS1で警報器10からの火災連動信号の受信を判別するとステップS2に進み、ワンタッチプレイのCECコマンドをテレビ装置14へ送信し、テレビ装置14からの転送経路確定通知(ACK)を受けてステップS3で警報器アダプタ16からテレビ装置14に至るHDMI伝送路による転送経路が確定される。
続いて、アダプタ制御部70はステップS4でRAM68のコンテンツ72の中から火災警報コンテンツを読み出してテレビ装置14にHDMIストリームとして転送し、ステップS5で火災警報の操作コマンド制御として、コンテンツ読み出し転送により、図9乃至図12に示したテレビ装置14の画面表示とリモコン操作による制御を行う。なお、ステップS5の詳細は後の説明で明らかにされる。
続いてアダプタ制御部70はステップS6で警報器10からの警報停止連動信号の受信を判別するとステップS7に進み、RAM68のコンテンツ72の中から火災警報停止コンテンツを読み出してテレビ装置14にHDMIストリームとして転送し、図13に示したように、警報停止画面126及びその音声メッセージを再生させる。
また、アダプタ制御部70はステップS8で警報器10からの火災復旧連動信号の受信を判別するとステップS9に進み、RAM68のコンテンツ72の中から火災復旧コンテンツを読み出してテレビ装置14にHDMIストリームとして転送し、図14に示したように、火災復旧画面128及びその音声メッセージを再生させる。
続いて、アダプタ制御部70はステップS10で、例えばテレビ装置14のリモコン装置を使用した停止操作等によるコンテンツの再生終了を判別するとステップS1に戻る。
一方、アダプタ制御部70は通常監視状態ではステップS1,S11をループしており、ステップS11で警報器10から電池切れ、通信テスト異常又は機器故障の障害連動信号の受信を判別するとステップS12に進み、ステップS2と同様に、ワンタッチプレイのCECコマンドをテレビ装置14に送信し、テレビ装置14からの転送経路確定通知を受けてステップS13で警報器アダプタ16からテレビ装置14に至るHDMI伝送路による転送経路が確定される。
続いて、アダプタ制御部70はステップS14に進み、RAM68のコンテンツ72の中から障害警報コンテンツを読み出してテレビ装置14にHDMIストリームとして転送し、ステップS15の障害警報の操作コマンド受信制御として、コンテンツ読み出し転送により、図15〜図17に示したテレビ装置14の画面表示とリモコン操作による制御を行う。なお、ステップS15の詳細は後の説明で明らかにされる。
(g2.火災警報の操作コマンド受信制御)
図19は図18のステップS5による火災警報の操作コマンド受信制御の詳細を示したフローチャートである。
図19に示すように、アダプタ制御部70は、火災警報コンテンツを読み出し転送してテレビ装置14に図9の火災警報画面118を表示させている状態で、ステップS21でリモコン装置15の赤ボタン102の操作による火災確認コマンドの受信を判別するとステップS22に進み、火災確定コンテンツを読み出し転送してテレビ装置14に図10の火災確定画面120を表示させると共に音声メッセージを出力させる。
一方、アダプタ制御部70は、ステップS21で火災確認コマンドの受信を判別しない場合はステップS23に進み、ステップS23でリモコン装置15の青ボタン100の操作による非火災確認コマンドの受信を判別するとステップS24に進み、非火災コンテンツを読み出し転送してテレビ装置14に図11の非火災画面122を表示させると共に音声メッセージを出力させる。
続いて、アダプタ制御部70は、ステップS25でリモコン装置15の緑ボタン104の操作による警報停止コマンドの受信を判別するとステップS26に進み、警報器10に警報停止連動信号を送信して火災警報を停止させ、続いてステップS27で復旧コンテンツを読み出し転送してテレビ装置14に図12の復旧画面124を表示させると共に音声メッセージを出力させる。
続いて、アダプタ制御部70は、ステップS28でリモコン装置15の黄ボタン106の操作による復旧コマンドの受信を判別するとステップS29に進み、警報器10に復旧連動信号を送信して復旧させる。
(g3.障害警報の操作コマンド受信制御)
図20は図18のステップS15による障害警報の操作コマンド受信制御の詳細を示したフローチャートである。
図20に示すように、アダプタ制御部70は、障害のない状態では、ステップS31、S37、S39を経由して図18のメインルーチンにリターンしているが、ステップS31で警報器10からの電池切れ連動信号の受信による電池切れを判別するとステップS32に進み、電池切れ警報コンテンツを読み出し転送してテレビ装置14に図15の電池切れ警報画面130を表示させると共に音声メッセージを出力させる。
続いて、アダプタ制御部70はステップS33でリモコン装置15の青ボタン100の操作による動画再生コマンドの受信を判別するとステップS34に進み、電池交換動画を読出転送してテレビ装置14で再生させる。
続いて、アダプタ制御部70はステップS35に進み、リモコン装置15の赤ボタン102の操作による警報停止コマンドの受信を判別するとステップS36に進み、障害警報の一時停止制御を行う。この一時停止制御は電池切れが解消していなければ、例えば24時間後に電池切れ警報が再開される。
また、アダプタ制御部70は、ステップS37で警報器10からの通信テスト異常連動信号の受信よる通信テスト異常を判別するとステップS38に進み、通信テスト異常コンテンツを読み出し転送してテレビ装置14に図16の通信テスト異常画面132を表示させると共に音声メッセージを出力させ、ステップS38に進む。
また、アダプタ制御部70は、ステップS39で警報器10からの機器故障連動信号の受信よる機器故障を判別するとステップS40に進み、機器故障警報コンテンツを読出転送してテレビ装置14に図17の機器故障警報画面134を表示させると共に音声メッセージを出力させ、ステップS40に進む。
[h.テレビ装置の制御動作]
図21はテレビ装置の制御動作を示したフローチャートであり、図5に示したテレビ装置14に設けられたCPU74による制御動作となる。
図21に示すように、テレビ装置14のCPU74は、ステップS41でプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)の再生又は記録再生するための通常のHDMI−CEC制御を行なっている。
続いて、CPU74はステップS42に進み、警報器アダプタ16からワンタッチプレイのCECコマンドの受信を判別するとステップS43に進み、テレビ装置14の電源オフを判別した場合はステップS44に進んでテレビ装置14の電源をオンし、また、ステップS45で例えばプレーヤ装置18(18−1)の再生中を判別した場合はステップS46に進んでプレーヤ装置18(18−1)の再生を停止して警報器アダプタ16に切替え、ステップS47で警報器アダプタ16に対し転送経路確定通知を送信し、コンテンツの転送を開始させる。
続いて、CPU74はステップS48で警報器アダプタ16から転送されたコンテンツのHDMIストリームを受信して再生し、再生中にステップS49でリモコン装置15の操作による操作信号の受信を判別するとステップS50に進み、操作信号に対応したCECコマンドを警報器アダプタ16に送信して所定の制御を行わせる。続いて、CPU74はステップS51で警報器アダプタ16の再生終了を判別するとステップS41の処理に戻る。
[i.HDMI切替器を用いた警報システム]
図22はHDMI切替器を用いた警報システムの概略を示した説明図、図23はHDMI切替器の機能構成をテレビ装置と共に示したブロック図、図24はテレビ装置、HDMI切替器、住警アダプタ、プレーヤ装置の物理アドレスの設定を示した説明図である。
図22に示すように、本実施形態の警報システムにあっては、居間に設置されたテレビ装置14に、プレーヤ装置18(18−1)〜18(18−3)と警報器アダプタ16を加えた4台のソースデバイスの接続を予定しているが、テレビ装置14でソースデバイスを接続するHDMI端子は3つしかないことから、2台のプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)はテレビ装置14の2つのHDMI端子の各々に接続するが、警報器アダプタ16とプレーヤ装置18−3の2台はHDMI切替器136を介してテレビ装置14の残り1つのHDMI端子に接続している。
HDMI切替器136は、図23に示すように、CPU138に対し2入力となるCECインタフェース142(142−1),142(142−2)とHDMI受信部144(144−1),144(144−2)のペアを接続したHDMI端子140(140−1),140(140−2)に、警報器アダプタ16とプレーヤ装置18(18−3)をHDMIケーブルで接続している。また、CPU138に対し1出力となるCECインタフェース148とHDMI送信部150のペアを接続したHDMI端子146を、HDMIケーブルによりテレビ装置14のHDMI端子90(90−1)に接続している。
HDMI切替器136のCPU138には、プログラムの実行により実現される切替制御部152としての機能が設けられる。
テレビ装置14にHDMI切替器136を介して警報器アダプタ16とプレーヤ装置18−3をHDMIケーブルにより接続すると、テレビ装置14のCPU74によるホットプラグ検出機能により、シンクデバイスとなるテレビ装置14とソースデバイスとなるプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)とHDMI切替器136を介して接続された警報器アダプタ16とプレーヤ装置18(18−3)の間の起動時の通信シーケンスが開始され、テレビ装置14はプレーヤ装置18(18−1),18(18−2)、HDMI切替器136、警報器アダプタ16及びプレーヤ装置18(18−3)の接続を認識し、図24に示すように、HDMIストリームの転送に必要な物理アドレスが設定される。
図24に示す物理アドレスは、プレーヤ装置18(18−1),18(18−2)については、図6と同じであるが、警報器アダプタ16のHDMI送信部60には物理アドレス(1.1.0.0)が設定され、プレーヤ装置18(18−3)のHDMI送信部160には物理アドレス(1.2.0.0)が設定され、HDMI切替器136のHDMI受信部144(144−1)には物理アドレス(1.1.0.0)が設定され、HDMI受信部144(144−2)には物理アドレス(1.2.0.0)が設定され、更に、HDMI送信部150には物理アドレス(1.0.0.0)が設定される。
このため警報器アダプタ16が警報器から火災連動信号を受信してワンタッチプレイのCECコマンドを送信すると、HDMI切替器136の切替制御部152は、HDMI送信部150に対する入力経路をHDMI受信部144(144−1)に切替え、同じ物理アドレス(1.1.0.0)をもつ警報器アダプタ16のHDMI送信部60とHDMI切替器136のHDMI受信部144(144−1)の間と、同じ物理アドレス(1.0.0.0)を持つHDMI切替器136のHDMI送信部146とテレビ装置14のHDMI受信部94(94−1)との間に、HDMI切替器136のCPU138をスルーしたHDMIストリームの転送経路を自動的に確立し、警報器アダプタ16から火災警報コンテンツ等をテレビ装置14に読み出し転送して再生させることができる。
なお、HDMI切替器136としては、2入力の自動切替え機能を備えた市販の機器を使用することができる。また、HDMI切替器136は2入力1出力以外に、更に入力数の多いものが使用できる。
また、テレビ装置14にHDMI切替器136を内蔵させても良く、この場合には、テレビ装置14はソースデバイスを接続するHDMI端子を実質的に4つ備えた拡張機能を持つことになり、テレビ装置14のHDMI端子に最大3台のプレーヤ装置18(18−1)〜18(18−3)に加え、4台目として警報器アダプタ16を直接接続できる。
[j.本発明の変形例]
(HDMI−CECコマンド)
上記の実施形態は、警報器アダプタからの共通コマンドとしてのワンタッチプレイのCECコマンドをテレビ装置に送信して送信経路を自動的に確立してコンテンツのHDMIストリームを転送して再生させているが、本発明はこれに限定されず、共通コマンド以外の他の所定のCECコマンドによるワンタッチプレイをテレビ装置に対して行うようにしても良い。
また、警報器アダプタからの共通コマンドとしてのワンタッチプレイのCECコマンドをテレビ装置に送信して送信経路を自動的に確立してコンテンツのHDMIストリームを転送して再生させているが、本発明はこれに限定されず、共通コマンド以外の他の所定のCECコマンドによるワンタッチプレイをテレビ装置に対して行うようにしても良い。
また、上記の実施形態は、リモコン装置からテレビ装置を介して警報器アダプタを制御しているが、本発明はこれに限定されず、制御手段は中継装置を直接制御できてもよい。制御手段は中継装置と別体であってもよいし、一体としてもよい。
(スタンドアロン型の火災警報器)
上記の実施形態は、無線式の連動型警報器を例にとっているが、無線式連動機能を備えないスタンドアロン型の警報器については、警報器の移報部を警報器アダプタに信号線接続し、火災移報信号に加え警報停止移報信号、火災復旧移報信号、電池切れ、通信テスト異常又は機器故障の障害移報信号を警報器アダプタに出力すると共に警報器アダプタから警報器に警報停止移報信号や復旧移報信号を出力するように構成することで、移報信号の種別に対応したコンテンツを読み出してHDMIストリームとしてテレビ装置に転送して再生させ、また、リモコン装置の操作により警報器の警報停止や復旧等を行うことができる。
(親子方式)
上記の実施形態は、住戸内に複数の警報器を設置して連動グループを形成する場合、親機/子機の区別が無くそれぞれの警報器が相互に通信するものであるが、親機と複数の子機を設けて連動グループを形成し、各グループの親機に中継器の機能を持たせ、異なるグループの親機同士の間で連動警報のための通信を行うようにし、親機からの連動信号を警報器アダプタで受信した場合に、連動信号の種別に対応したコンテンツを読み出してHDMIストリームとしてテレビ装置に転送して再生させるようにしても良い。
(警報器)
上記の実施形態は、火災を検知して警報する無線式の警報器を例にとるものであったが、警報器以外の無線式の火災警報器、ガス漏れ警報器、CO警報器、各種の防犯用警報器を配置した警報システムやそれら警報器を複合的に含むシステムについても同様に適用できる。
また、上記の実施形態は無線式の警報器にセンサ部と警報出力処理部を一体に設けた場合を例にとるが、他の実施形態として、センサ部と警報出力処理部を別体とした無線式の警報器であっても良い。
(その他)
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10(10−1)−1〜10(10−5):警報器
12:住宅
14:テレビ装置
15:リモコン装置
16:警報器アダプタ
18(18−1)〜18(18−3):プレーヤ装置
19:本体
20:カバー
22:テストスイッチ
24:動作表示灯
28:検煙部
30,50:プロセッサ
32,52:通信部
36:スピーカ
38,62,74,138:CPU
46:火災制御部
56,90(90−1)〜90(90−3),140(140−1),140(140−2),146、:HDMI端子
58,92(92−1)〜92(92−3),142(142−1),142(142−2),148:CECインタフェース
60,96,98,150,160:HDMI送信部
70:アダプタ制御部
72:コンテンツ
85:リモコン受信部
86:表示部
87:スピーカ
94(94−1)〜94(94−3),144(144−1),144(144−2):HDMI受信部
100:青ボタン
102:赤ボタン
104:緑ボタン
106:黄ボタン
110:再生ボタン
112:録画ボタン
114:一時停止ボタン
116:停止ボタン
118:火災警報画面
120:火災確定画面
122:非火災画面
124:復旧画面
126:警報停止画面
128:火災復旧画面
130:電池切れ警報画面
132:通信テスト異常画面
134:機器故障警報画面
136:HDMI切替器
152:切替制御部

Claims (8)

  1. 監視領域の検出対象を検出するとともに自身の状態に応じた状態信号を外部に送信する火災感知器と、
    前記火災感知器から受信した前記状態信号に基づいて予め記憶された所定の情報を出力してテレビ装置に表示させる中継装置と、
    前記所定の情報に基づいて表示を行うテレビ装置と、
    操作に基づいて前記中継装置を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記中継装置は、前記制御手段からの制御に基づいて前記出力中の所定の情報に関連する情報をテレビ装置に表示させることを特徴とする警報システム。
  2. 請求項1記載の警報システムに於いて、
    前記中継装置は、前記状態信号として火災検出信号を受信した場合、
    火災か非火災かの確認させるためのガイダンスを含む火災警報情報を前記テレビ装置に出力して表示させ、
    前記制御手段より火災確認信号を受信した場合は、所定の火災確定情報を前記テレビ装置へ出力して表示させ、
    また、前記制御手段より非火災確認信号を受信した場合は、所定の非火災情報を前記テレビ装置へ出力して表示させることを特徴とする警報システム。
  3. 請求項2記載の警報システムに於いて、
    前記火災確定情報は、119番通報、初期消火、又は避難の少なくとも何れかのガイダンスを含むことを特徴とする警報システム。
  4. 請求項2記載の警報システムに於いて、
    前記非火災情報は、前記火災感知器復旧操作のガイダンスを含むことを特徴とする警報システム。
  5. 請求項1記載の警報システムに於いて、
    前記中継装置は、前記状態信号として障害検出信号を受信した場合、
    当該障害検出信号の障害の種類に応じた所定の障害警報情報を前記テレビ装置へ出力して表示させることを特徴とする警報システム。
  6. 請求項5記載の警報システムに於いて、
    前記障害検出信号は電池切れ検出信号を含み、
    前記中継装置は、前記電池切れ検出信号を受信した場合、
    電池交換方法を示す所定の動画を読み出して前記テレビ装置へ転送して再生させることを特徴とする警報システム。
  7. 請求項1乃至6記載の警報システムに於いて、
    前記制御手段は、前記テレビ装置を制御するリモコン装置であって、
    前記テレビ装置は、前記リモコン装置から受信した所定の操作信号に基づいて前記中継装置に所定の制御信号を送信することを特徴とする警報システム。
  8. 請求項1乃至7記載の警報システムに於いて、
    前記制御手段は、前記中継装置を介して前記火災感知器を制御することを特徴とする警報システム。
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