JP2021189241A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造で排出物質を捕集することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、装置本体に収められ、用紙Pを搬送させながら用紙Pに前記トナー像を熱定着させる定着装置12と、定着装置12の周辺から装置本体の外部に向けて排出物質Eを含む空気を誘導するダクト40と、ダクト40に設けられ、定着装置12の周辺の空気をダクト40の内部に吸引する吸引ファン42,43,44と、ダクト40の一部として形成され、ダクト40の内部において空気中の水分が結露することで生じた水Wを貯留する貯水部41と、を備え、ダクト40において結露が生じる範囲は、貯水部41に向かって下方に傾斜しており、ダクト40を通過する空気に含まれた排出物質Eのうち少なくとも水溶性の排出物質Eは、貯水部41に貯留された水Wに捕集される。【選択図】図3
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、トナー(現像剤)や用紙に由来する微粒子粉塵が発生したり、定着装置による熱定着時にトナーに含まれる揮発性物質が揮発したりする。特許文献1に記載の画像形成装置は、定着装置の近傍空気を排気するための排気ダクトと、排気された空気に含まれる微粒子粉塵および揮発性物質を捕集するための湿式捕集装置と、を備えていた。湿式捕集装置は水溶液を入れた容器であり、排気ダクトの一端が水溶液内に差し込まれている。揮発性物質等を含む空気は、水溶液内を通過することで揮発性物質等を溶解除去され、クリーンな空気となって機外へ排気されていた。
しかしながら、上記した画像形成装置では、微粒子粉塵および揮発性物質等の排出物質を捕集するための特別な水溶液を事前に用意し、その水溶液を湿式捕集装置に入れておかなければならなかった。そのため、専門知識を有する者でなければ、水溶液の交換等のメンテナンスを行うことができず、湿式捕集装置の性能を維持することが容易ではなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するために、簡易な構造で排出物質を捕集することができる画像形成装置を提供する。
本発明の画像形成装置は、装置本体に収められ、用紙を搬送させながら前記用紙に前記トナー像を熱定着させる定着装置と、前記定着装置の周辺から前記装置本体の外部に向けて排出物質を含む空気を誘導するダクトと、前記ダクトに設けられ、前記定着装置の周辺の前記空気を前記ダクトの内部に吸引する吸引ファンと、前記ダクトの一部として形成され、前記ダクトの内部において前記空気中の水分が結露することで生じた水を貯留する貯水部と、を備え、前記ダクトにおいて前記結露が生じる範囲は、前記貯水部に向かって下方に傾斜しており、前記ダクトを通過する前記空気に含まれた前記排出物質のうち少なくとも水溶性の前記排出物質は、前記貯水部に貯留された水に捕集される。
この場合、前記ダクトは、前記定着装置の周辺に開口し、前記定着装置の周辺の前記空気を前記ダクトの内部に取り入れる第1吸気口と、前記定着装置から離間した位置に開口し、前記定着装置の周辺の前記空気よりも低温となる前記空気を前記ダクトの内部に取り入れる第2吸気口と、を有し、前記吸引ファンは、前記定着装置の周辺の前記空気と前記定着装置から離間した位置の前記空気とを前記ダクトの内部に吸引し、前記第1吸気口から取り入れた前記空気が前記第2吸気口から取り入れた前記空気と合流することで、前記ダクトの内部で前記結露が促進されてもよい。
この場合、前記定着装置よりも前記用紙の搬送方向の下流側に設けられ、前記トナー像を熱定着させた前記用紙を搬送する排紙搬送路を更に備え、前記第1吸気口は、前記定着装置を挟んで前記用紙の搬送方向の上流側と下流側とに一対設けられ、前記第2吸気口は、前記排紙搬送路に開口してもよい。
この場合、前記ダクトを通過する前記空気に含まれた前記排出物質のうち少なくとも不溶性の前記排出物質は、前記ダクトを通過する間に凝集し、前記ダクトには、前記貯水部を通過した前記排出物質を捕集するフィルターが設けられてもよい。
本発明によれば、簡易な構造で排出物質(微粒子粉塵および揮発性物質)を捕集することができる。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、図面に示すFr、Rr、L、R、U、Dは、前、後、左、右、上、下を示している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1および図2を参照して、実施形態に係る画像形成装置1について説明する。図1は画像形成装置1の内部構造を示す概略図(正面図)である。図2は画像形成装置1を示すブロック図である。
[画像形成装置]
画像形成装置1は、電子写真方式のカラープリンターである。図1に示すように、画像形成装置1は、略直方体状の外観を構成する装置本体2を備えている。装置本体2の下部には、枚葉の用紙P(媒体)を収容する給紙カセット3が着脱可能に設けられている。装置本体2の上面には、排紙トレイ4が設けられている。
画像形成装置1は、電子写真方式のカラープリンターである。図1に示すように、画像形成装置1は、略直方体状の外観を構成する装置本体2を備えている。装置本体2の下部には、枚葉の用紙P(媒体)を収容する給紙カセット3が着脱可能に設けられている。装置本体2の上面には、排紙トレイ4が設けられている。
画像形成装置1は、給紙装置10と、作像装置11と、定着装置12と、制御装置13と、備えている。また、装置本体2の内部には、用紙Pの搬送経路となる給紙搬送路5と排紙搬送路6とが形成されている。給紙搬送路5は、給紙カセット3から定着装置12までの間(定着装置12よりも搬送方向の上流側)に設けられている。排紙搬送路6は、定着装置12から排紙トレイ4(排紙口4A)までの間(定着装置12よりも搬送方向の下流側)に設けられている。給紙搬送路5の適所には、用紙Pを搬送する搬送ローラー対5Aやスキュー補正を行うレジストローラー5B等が設けられている。これと同様に、排紙搬送路6の適所には、定着装置12を通過した用紙Pを排紙トレイ4に送り出す排紙ローラー対6Aが設けられている。搬送ローラー対5Aや排紙ローラー対6A等は、用紙Pを挟みながら軸周りに回転することで用紙Pを搬送する。なお、本明細書で「搬送方向」とは用紙Pが搬送される方向を指している。
給紙装置10、作像装置11、定着装置12および制御装置13は、装置本体2の内部に収められている。給紙装置10は給紙搬送路5の搬送方向の上流端部に設けられ、定着装置12は給紙搬送路5の搬送方向の下流端部(または排紙搬送路6の搬送方向の上流端部)に設けられている。作像装置11は、給紙装置10と定着装置12との中間に設けられている。
<作像装置>
作像装置11は、4つのトナーコンテナ15と、中間転写ベルト16と、4つのドラムユニット17と、光走査装置18と、を有している。4つのトナーコンテナ15は、排紙トレイ4の下方に着脱可能に装着されている。4つのトナーコンテナ15には、4色(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)の補給用のトナー(現像剤)が収容されている。中間転写ベルト16は、トナーコンテナ15の下方に設けられ、図1に矢印で示す方向に回転する。4つのドラムユニット17は中間転写ベルト16の下方で左右方向に並べられ、光走査装置18はドラムユニット17の下方に設けられている。なお、4つのドラムユニット17は同一構造であるため、以下、1つのドラムユニット17について説明する。
作像装置11は、4つのトナーコンテナ15と、中間転写ベルト16と、4つのドラムユニット17と、光走査装置18と、を有している。4つのトナーコンテナ15は、排紙トレイ4の下方に着脱可能に装着されている。4つのトナーコンテナ15には、4色(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)の補給用のトナー(現像剤)が収容されている。中間転写ベルト16は、トナーコンテナ15の下方に設けられ、図1に矢印で示す方向に回転する。4つのドラムユニット17は中間転写ベルト16の下方で左右方向に並べられ、光走査装置18はドラムユニット17の下方に設けられている。なお、4つのドラムユニット17は同一構造であるため、以下、1つのドラムユニット17について説明する。
ドラムユニット17は、感光体ドラム20と、帯電装置21と、現像装置22と、一次転写ローラー23と、クリーニング装置24と、除電装置25と、を有する。
感光体ドラム20は、中間転写ベルト16の下側表面に接触しながら軸周りに回転駆動される。帯電装置21、現像装置22、一次転写ローラー23、クリーニング装置24および除電装置25は、感光体ドラム20の周囲に画像形成プロセス順に配置されている。一次転写ローラー23は、中間転写ベルト16を挟んで上側から感光体ドラム20に対向配置されている。また、中間転写ベルト16の右端には、二次転写ローラー26が接触している。
<定着装置>
定着装置12は、定着ベルト30(定着部材)と、加圧ローラー31(加圧部材)と、発熱部32と、を有している。
定着装置12は、定着ベルト30(定着部材)と、加圧ローラー31(加圧部材)と、発熱部32と、を有している。
定着ベルト30は、シリコーンゴム等の耐熱性を有する合成樹脂製であり、前後方向に長い略円筒状に形成された無端状のベルトである。定着ベルト30の内部には支持部材(図示せず)が軸方向に貫通しており、定着ベルト30の前後両端部には一対のキャップ(図示せず)が取り付けられている。定着ベルト30は、一対のキャップを介して支持部材に回転可能に支持されている。キャップの外周にはギア(図示せず)が設けられ、1つのキャップのギアには動力伝達機構(図示せず)を介して駆動モーター(図示せず)が接続されている。なお、定着ベルト30の内部には、加圧ローラー31からの押圧力を受ける押圧パッドや、円筒形状を維持する金属製のベルトガイド等が設けられている(いずれも図示せず)。
加圧ローラー31、前後方向に長い略円筒状に形成され、定着ベルト30の右側に配置されている。加圧ローラー31は、定着ベルト30に押し付けられて定着ベルト30との間に加圧された加圧領域Nを形成する。なお、加圧領域Nとは、圧力が0Paである搬送方向の上流側の位置から最大圧力となる位置を経由して再び圧力が0Paとなる搬送方向の下流側の位置までの領域を指している。
発熱部32は、隙間を挟んで定着ベルト30の左方に配置されている。発熱部32は、コイルに流れる電流によって定着ベルト30(金属製のベルトガイド)を発熱させる誘導加熱型のヒーターである。発熱部32は、例えば、定着ベルト30を160〜200度に加熱する。
<制御装置>
制御装置13は、給紙装置10、作像装置11および定着装置12等の制御対象機器を適宜制御する。図2に示すように、制御装置13は、演算処理部33と、記憶部34と、インターフェース部35と、を有している。
制御装置13は、給紙装置10、作像装置11および定着装置12等の制御対象機器を適宜制御する。図2に示すように、制御装置13は、演算処理部33と、記憶部34と、インターフェース部35と、を有している。
演算処理部33は、記憶部34に格納されたプログラムに従って演算処理を実行するプロセッサーである。記憶部34は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、半導体ドライブ等の補助記憶装置を含んでいる。記憶部34には、画像形成装置1で利用されるプログラムやデータが記憶(格納)される。インターフェース部35には、作像装置11等の制御対象機器が電気的に接続されている。演算処理部33、記憶部34およびインターフェース部35は、互いに電気的に接続されている。なお、制御装置13(インターフェース部35)には、例えば、パーソナルコンピューター等の外部端末がネットワーク等を介して接続されている(図示せず)。
[画像形成処理]
ここで、画像形成装置1の動作について説明する。制御装置13は、例えば、外部端末から入力された画像データに基づいて、以下のように画像形成処理を実行する。
ここで、画像形成装置1の動作について説明する。制御装置13は、例えば、外部端末から入力された画像データに基づいて、以下のように画像形成処理を実行する。
帯電装置21は、感光体ドラム20の表面を帯電させる。光走査装置18は、感光体ドラム20に向けて画像データに対応した露光を行い、感光体ドラム20の表面に静電潜像を形成する。現像装置22は、トナーコンテナ15から供給されたトナーを用いて感光体ドラム20の表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する。4つの感光体ドラム20に担持された4色のトナー像は、一次転写バイアスを印加された一次転写ローラー23によって、中間転写ベルト16に順番に一次転写される。これにより、中間転写ベルト16の表面には、フルカラーのトナー像が形成される。なお、クリーニング装置24は、一次転写後に感光体ドラム20の表面に残留した廃トナー(残留トナー)を除去する。除電装置25は、除電光を照射して感光体ドラム20の電荷を除去する。
一方、給紙装置10は、給紙カセット3内の用紙Pを給紙搬送路5に送り出す。二次転写バイアスを印加された二次転写ローラー26は、中間転写ベルト16との間を通過する用紙Pに中間転写ベルト16上のトナー像を二次転写する。以上によって、用紙Pにトナー像が形成される。
定着装置12は、用紙Pを搬送させながら用紙Pにトナー像を熱定着させる。具体的には、発熱部32は定着ベルト30を加熱し、定着ベルト30と加圧ローラー31とは加圧領域Nに用紙Pを挟みながら軸周りに回転し、用紙P(転写されたトナー像)を加熱しながら加圧する。定着装置12はトナー像を熱定着させた用紙Pを排紙搬送路6に送り出し、排紙ローラー対6Aは用紙Pを排紙トレイ4に排出する。
ところで、電子写真方式の画像形成装置1では、トナーや用紙Pに由来する微粒子粉塵が発生したり、定着装置12による熱定着時にトナーの一部が分解されて揮発性物質が揮発したりすることが知られている。微粒子粉塵の一例としては、現像装置22から飛散するトナーや熱定着時や搬送時等に用紙Pに接触する部品が用紙Pを擦ることで生じる紙粉等が挙げられる。トナーから発生する揮発性物質の一例としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、フェノール、アセトン、アルコール等が挙げられる。また、トナーから発生する揮発性物質が凝集して微粒子粉塵となることもある。また、加熱された定着ベルト30(シリコーンゴム)からシロキサン等の揮発性物質が発生することもある。さらに、加熱された用紙Pからアルデヒド化合物等の揮発性物質が発生することもある。微粒子粉塵および揮発性物質等の排出物質Eは、用紙Pと共に装置本体2の外部に排出されることがある。
また、定着装置12によって用紙Pが加熱されるため、用紙Pに含まれる水分が蒸発する。水蒸気は、給紙搬送路5や排紙搬送路6において結露し、結露によって生じた水Wが用紙Pに付着すると、その部分にトナーが付着せず、白い筋が入った異常画像となる。そこで、本実施形態に係る画像形成装置1は、水蒸気を含む空気と共に排出物質E(微粒子粉塵および揮発性物質)を吸引し、排出物質Eを捕集する捕集装置7を備えている。
[捕集装置]
図3を参照して、捕集装置7について説明する。図3は捕集装置7を示す概略図(正面図)である。
図3を参照して、捕集装置7について説明する。図3は捕集装置7を示す概略図(正面図)である。
捕集装置7は、ダクト40と、貯水部41と、複数の吸気ファン42,43,44と、排気ファン45と、を有している。
<ダクト>
ダクト40は、合成樹脂製または金属製の配管であって、定着装置12の近傍と装置本体2の上面を連通させている。ダクト40の内部には、空気を流通させる内部流路40Aが形成されている。ダクト40は、定着装置12の周辺から装置本体2の外部に向けて排出物質Eを含む空気を誘導する。なお、本明細書で「流通方向」とは、ダクト40の内部流路40Aにおいて空気を流通(通過)させる方向を指し(図3の黒い矢印参照)、単に「上流」、「下流」という場合には、流通方向の上流、下流を指すものとする。
ダクト40は、合成樹脂製または金属製の配管であって、定着装置12の近傍と装置本体2の上面を連通させている。ダクト40の内部には、空気を流通させる内部流路40Aが形成されている。ダクト40は、定着装置12の周辺から装置本体2の外部に向けて排出物質Eを含む空気を誘導する。なお、本明細書で「流通方向」とは、ダクト40の内部流路40Aにおいて空気を流通(通過)させる方向を指し(図3の黒い矢印参照)、単に「上流」、「下流」という場合には、流通方向の上流、下流を指すものとする。
ダクト40は、2つの第1吸気管50,51と、第2吸気管52と、傾斜管53と、排気管54と、を有している。
(第1吸気部)
各々の第1吸気管50,51は、定着装置12の周辺(近傍)に開口し、定着装置12の周辺の空気をダクト40の内部に取り入れる第1吸気口50A,51Aを有している。一対の第1吸気口50A,51Aは、定着装置12を挟んで搬送方向の上流側と下流側とに設けられている。一方の第1吸気口50Aは給紙搬送路5の搬送方向の上流端部に開口し、一方の第1吸気管50は第1吸気口50Aから下流に向かって下方に直線状に傾斜している。他方の第1吸気口51Aは排紙搬送路6の搬送方向の下流端部に開口し、他方の第1吸気管51は一方の第1吸気管50に向かって延びている。他方の第1吸気管51の下流端部は、一方の第1吸気管50の下流端部に接続されている。
各々の第1吸気管50,51は、定着装置12の周辺(近傍)に開口し、定着装置12の周辺の空気をダクト40の内部に取り入れる第1吸気口50A,51Aを有している。一対の第1吸気口50A,51Aは、定着装置12を挟んで搬送方向の上流側と下流側とに設けられている。一方の第1吸気口50Aは給紙搬送路5の搬送方向の上流端部に開口し、一方の第1吸気管50は第1吸気口50Aから下流に向かって下方に直線状に傾斜している。他方の第1吸気口51Aは排紙搬送路6の搬送方向の下流端部に開口し、他方の第1吸気管51は一方の第1吸気管50に向かって延びている。他方の第1吸気管51の下流端部は、一方の第1吸気管50の下流端部に接続されている。
(第2吸気部)
第2吸気管52は、定着装置12から離間した位置、具体的には排紙搬送路6に開口し、排紙搬送路6の内部の空気をダクト40の内部に取り入れる第2吸気口52Aを有している。詳細には、第2吸気口52Aは、排紙ローラー対6Aよりも搬送方向の下流側となる位置(排紙口4Aの近傍)に開口している。第2吸気管52は後述する傾斜管53に向かって延び、その下流端部は傾斜管53に接続されている。第2吸気管52と傾斜管53との接続部分(合流部分)は、2つの第1吸気管50,51の接続部分(合流部分)よりも下流側に位置している。
第2吸気管52は、定着装置12から離間した位置、具体的には排紙搬送路6に開口し、排紙搬送路6の内部の空気をダクト40の内部に取り入れる第2吸気口52Aを有している。詳細には、第2吸気口52Aは、排紙ローラー対6Aよりも搬送方向の下流側となる位置(排紙口4Aの近傍)に開口している。第2吸気管52は後述する傾斜管53に向かって延び、その下流端部は傾斜管53に接続されている。第2吸気管52と傾斜管53との接続部分(合流部分)は、2つの第1吸気管50,51の接続部分(合流部分)よりも下流側に位置している。
(傾斜部)
傾斜管53は、2つの第1吸気管50,51と後述する貯水部41とを連通させている。傾斜管53は、2つの第1吸気管50,51の合流部分から下流(貯水部41)に向かって下方に直線状に傾斜している。傾斜管53は、一方の第1吸気管50と略同一角度で傾斜している。
傾斜管53は、2つの第1吸気管50,51と後述する貯水部41とを連通させている。傾斜管53は、2つの第1吸気管50,51の合流部分から下流(貯水部41)に向かって下方に直線状に傾斜している。傾斜管53は、一方の第1吸気管50と略同一角度で傾斜している。
(排気部)
排気管54は、貯水部41と装置本体2の上面とを連通させている。排気管54は、貯水部41から上方に向かって延び、その下流端(上端)には排気口54Aが開口している。つまり、排気口54Aは装置本体2の上面に開口している。また、排気管54の下流端(排気口54A)には、貯水部41を通過した排出物質Eを捕集するフィルター55が設けられている。フィルター55は、例えば、安価な化学繊維から成る不織布で形成されている。一般的に微粒子粉塵の粒径は7nm以上300nm以下であることが多いため、フィルター55は、粒径7nm以上の粒子を捕集できる性能を備えていることが好ましい。なお、フィルター55は、不織布製に限らず、例えば、活性炭フィルターやセラミックフィルターであってもよい。
排気管54は、貯水部41と装置本体2の上面とを連通させている。排気管54は、貯水部41から上方に向かって延び、その下流端(上端)には排気口54Aが開口している。つまり、排気口54Aは装置本体2の上面に開口している。また、排気管54の下流端(排気口54A)には、貯水部41を通過した排出物質Eを捕集するフィルター55が設けられている。フィルター55は、例えば、安価な化学繊維から成る不織布で形成されている。一般的に微粒子粉塵の粒径は7nm以上300nm以下であることが多いため、フィルター55は、粒径7nm以上の粒子を捕集できる性能を備えていることが好ましい。なお、フィルター55は、不織布製に限らず、例えば、活性炭フィルターやセラミックフィルターであってもよい。
<貯水部>
貯水部41は、ダクト40の一部として略球形状に形成されている。貯水部41は、傾斜管53と排気管54との間に設けられている。詳細には、貯水部41は、第2吸気管52と傾斜管53との接続部分よりも下流側に設けられている。貯水部41には、傾斜管53の下流端と排気管54の上流端とが接続されている。詳細は後述するが、貯水部41は、ダクト40の内部において空気中の水分が結露することで生じた水Wを貯留する。
貯水部41は、ダクト40の一部として略球形状に形成されている。貯水部41は、傾斜管53と排気管54との間に設けられている。詳細には、貯水部41は、第2吸気管52と傾斜管53との接続部分よりも下流側に設けられている。貯水部41には、傾斜管53の下流端と排気管54の上流端とが接続されている。詳細は後述するが、貯水部41は、ダクト40の内部において空気中の水分が結露することで生じた水Wを貯留する。
<吸気ファン、排気ファン>
各々の吸気ファン42,43,44および排気ファン45は、例えば、プロペラファンを軸周りに回転させる電動式の軸流送風機である。複数(例えば3つ)の吸気ファン42,43,44は、2つの第1吸気管50,51(第1吸気口50A,51Aの近傍)および第2吸気管52(第2吸気口52Aの近傍)に固定されている。3つの吸気ファン42,43,44は、定着装置12の周辺(近傍)の空気と定着装置12から離間した位置(排紙搬送路6)の空気とをダクト40の内部(内部流路40A)に吸引する。排気ファン45は、排気管54の中間部に固定されている。排気ファン45は、ダクト40の内部(内部流路40A)に吸引された空気を装置本体2の外部に排出する。なお、3つの吸気ファン42,43,44および排気ファン45は、それぞれ、駆動回路(図示せず)を介して電源(図示せず)に接続されると共に、インターフェース部35に電気的に接続され(図2参照)、制御装置13に駆動制御される。
各々の吸気ファン42,43,44および排気ファン45は、例えば、プロペラファンを軸周りに回転させる電動式の軸流送風機である。複数(例えば3つ)の吸気ファン42,43,44は、2つの第1吸気管50,51(第1吸気口50A,51Aの近傍)および第2吸気管52(第2吸気口52Aの近傍)に固定されている。3つの吸気ファン42,43,44は、定着装置12の周辺(近傍)の空気と定着装置12から離間した位置(排紙搬送路6)の空気とをダクト40の内部(内部流路40A)に吸引する。排気ファン45は、排気管54の中間部に固定されている。排気ファン45は、ダクト40の内部(内部流路40A)に吸引された空気を装置本体2の外部に排出する。なお、3つの吸気ファン42,43,44および排気ファン45は、それぞれ、駆動回路(図示せず)を介して電源(図示せず)に接続されると共に、インターフェース部35に電気的に接続され(図2参照)、制御装置13に駆動制御される。
[捕集装置の作用]
次に、図3を参照して、捕集装置7の作用(捕集処理)について説明する。なお、図3に示す吹き出しには、空気中の排出物質Eの様子を簡略化して示している。
次に、図3を参照して、捕集装置7の作用(捕集処理)について説明する。なお、図3に示す吹き出しには、空気中の排出物質Eの様子を簡略化して示している。
制御装置13は、既に説明した画像形成処理を実行すると共に捕集処理を実行する。既に説明したように定着ベルト30は160〜200度に加熱されるため、この熱の影響を受けて定着装置12の周辺の空気(以下、「高温空気」ともいう。)も加熱される。定着装置12では定着ベルト30と加圧ローラー31とが用紙Pを擦ったり用紙P上のトナーが溶融したりするため、定着装置12の周辺には微粒子粉塵および揮発性物質等の排出物質Eが大量に発生する。したがって、定着装置12の周辺の高温空気には、排出物質Eが大量に含まれている。また、定着装置12によって加熱された用紙Pから水分が蒸発するため、高温空気中の水蒸気の量が増加する。
制御装置13は、吸気ファン42,43,44と排気ファン45とを駆動させ、ダクト40の内部流路40Aに3つの吸気口50A,51A,52Aから排気口54Aに向かう気流を発生させる。
高温空気は、2つの第1吸気口50A,51Aから2つの第1吸気管50,51の内部(内部流路40A)に吸引され、2つの第1吸気管50,51を下流に向かって流通する。搬送方向の下流側の第1吸気口51Aから取り込まれた高温空気は、第1吸気管51を流通し、搬送方向の上流側の第1吸気口50Aから取り込まれて第1吸気管50を流通する高温空気と合流する。合流した高温空気は、徐々に冷やされながら傾斜管53を下流に向かって流通する。高温空気の冷却が進むと、高温空気に含まれた水蒸気が飽和水蒸気量を超え始め、飽和水蒸気量を超えた余分な水蒸気が水Wに変わり始める。つまり、結露が発生し始める。また、高温空気の冷却が進むと、空気に含まれる排出物質Eの粒子の運動エネルギーが低下するため、排出物質Eの粒子が凝集し始める。
排紙搬送路6の内部の空気(以下、「低温空気」ともいう。)は、定着装置12の周辺の高温空気よりも低温で少量の排出物質Eを含んでいる。排紙搬送路6の内部の空気(低温空気)は、第2吸気口52Aから第2吸気管52の内部(内部流路40A)に吸引され、第2吸気管52を下流に向かって流通し、傾斜管53を流通する高温空気と合流する。各第1吸気口50A,51Aから取り入れた高温空気は、第2吸気口52Aから取り入れた低温空気と合流することで急激に冷やされ、傾斜管53(ダクト40)の内部で結露が促進される。ダクト40において傾斜管53は結露が生じる範囲であり、傾斜管53は貯水部41に向かって下方に傾斜しているため、結露によって生じた水W(水滴)は貯水部41に向かって滑り落ちて行く。貯水部41には、結露することで生じた水Wが溜まる。
また、高温空気が低温空気と合流して急激に冷やされると、空気に含まれる排出物質Eの粒子の凝集が促進される。排出物質Eを含む空気は、貯水部41に貯留した水W内を通過することで、水溶性の排出物質Eは水Wに溶解し、空気から除去される。水溶性の排出物質Eとは、例えば、アセトン、アルコール、アルデヒド化合物等が挙げられる。
貯水部41(水W)を通過した空気は、排気管54を排気口54Aに向かって流通する。空気は貯水部41(水W)を通過することで更に冷却され、排出物質Eの運動エネルギーが奪われるため、空気に含まれる不溶性の排出物質Eの凝集が促進される。また、傾斜管53や貯水部41では湿度が高い状態となっており、高湿環境下では、水W(水分子)が接着剤のように働くため、空気に含まれる不溶性の排出物質Eの凝集が更に促進される。不溶性の排出物質Eとは、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、フェノール、シロキサン等が挙げられる。
排気管54を流通する空気は、フィルター55を通じて排気口54Aから排気される。この際、凝集した不溶性の排出物質Eはフィルター55に捕集され、水溶性および不溶性の排出物質Eを除去された清浄な空気が装置本体2の外部に排気される。
なお、空気に含まれる水溶性の排出物質Eの全てが、貯水部41の水Wに溶解するわけではないが、貯水部41を通過した水溶性の排出物質Eも凝集が促進されるため、フィルター55で捕集することができる。また、不溶性の排出物質Eは、水Wに溶けない(または溶けにくい)が、凝集して大きな塊になると自重で落下し、貯水部41に蓄積されることもある。また、貯水部41に溜まった水Wは、画像形成処理が停止されている期間に自然に蒸発する。また、貯水部41に蓄積された排出物質Eやフィルター55は、適時に清掃されたり交換されたりすることが好ましい。
以上説明した本実施形態に係る画像形成装置1では、用紙Pに含まれる水分が定着装置12で加熱されることで水蒸気になり、吸気ファン42〜44が発生させる吸引力によって水蒸気を含む空気はダクト40内に取り込まれていた。空気中の水分はダクト40内で結露し、結露によって生じた水W(水滴)は下り勾配となったダクト40(傾斜管53)に沿って流れ、貯水部41に溜まっていた。そして、ダクト40を通過する空気に含まれた排出物質Eのうち少なくとも水溶性の排出物質Eが貯水部41に貯留された水Wに捕集されていた(溶解していた)。この構成によれば、空気中の水分を水溶性の排出物質Eを溶解させるための水Wとして利用することができるため、特別な水溶液を事前に用意したり、その水溶液を貯水部41に入れたりする余計な手間を省略することができる。これにより、簡易な構造で排出物質E(微粒子粉塵および揮発性物質)を捕集することができる。また、熱定着時に用紙Pから発生した水分(水蒸気)はダクト40内に吸引されるため、水蒸気がダクト40の外側(例えば給紙搬送路5等)で結露することを抑制することができる。これにより、結露(水滴)による異常画像の発生を抑制することができる。
また、結露が生じる範囲としての傾斜管53が貯水部41まで下り勾配になっているため、結露によってできた水滴を貯水部41に流すことができる。また、傾斜管53と同様に、搬送方向の上流側の第1吸気管50も貯水部41に向かって下り勾配になっているため、結露によってできた水滴が給紙搬送路5に向かって逆流することがない。これにより、水滴による異常画像の発生を抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、各第1吸気口50A,51Aから取り込まれた高温空気が第2吸気口52Aから取り込まれた低温空気によって冷やされるため、ダクト40の内部で空気中の水分を強制的に結露させることができる。これにより、効率良く貯水部41に水Wを溜めることができる。また、第2吸気口52Aが排紙搬送路6に開口しているため、各第1吸気口50A,51Aから吸引しきれずに排紙搬送路6に流れ込んだ排出物質Eを第2吸気口52Aから吸引することができる。これにより、排紙口4Aから漏出する排出物質Eを有効に削減することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、ダクト40を通過する空気に含まれた排出物質Eのうち少なくとも不溶性の排出物質Eは、ダクト40を通過する間に凝集する構成とした。具体的には、空気が貯水部41に貯留した水Wを通過することで冷却されるため、不溶性の排出物質Eの凝集が促進されていた。この構成によれば、不溶性の排出物質Eを大きな塊にすることができるため、不溶性の排出物質Eをフィルター55で捕集し易くなる。また、不溶性の排出物質Eの塊を大きくすることで、目の粗い安価なフィルター55であっても捕集可能になるため、画像形成装置1の製造コストの低減を図ることができる。
なお、本実施形態に係る画像形成装置1では、2つの第1吸気管50,51が定着装置12を挟んで搬送方向の上流側と下流側とに設けられていたが、本発明はこれに限定されない。2つの第1吸気管50,51のいずれか一方が省略(削除)されてもよい(図示せず)。好ましくは、熱定着時にトナーから揮発性物質が揮発することを考慮し、定着装置12の搬送方向の下流側にのみ第1吸気管51(第1吸気口51A)が設けられ、定着装置12の搬送方向の上流側の第1吸気管50が省略されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、第2吸気口52Aが排紙搬送路6に開口し、低温空気が排紙搬送路6から第2吸気管52に導入されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2吸気口52Aは、給紙搬送路5に開口していてもよいし、装置本体2の外面(上面や側面など)に開口していてもよい(いずれも図示せず)。つまり、第2吸気口52Aは、定着装置12の周辺の空気よりも低温となる空気を取り込める位置に開口していればよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、各第1吸気口50A,51Aから取り入れた高温空気が、第2吸気口52Aから取り入れた低温空気と合流することで強制的に冷却される構成であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、図4に示すように、第2吸気管52(第2吸気口52A)が省略され、各第1吸気口50A,51Aから取り込まれた空気が、各第1吸気管50,51および傾斜管53を通過する間に自然に冷やされて結露する構成としてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、搬送方向の上流側の第1吸気管50が、傾斜管53と略同一角度で傾斜していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1吸気管50は、略水平に形成されてもよいし、傾斜管53とは異なる角度で傾斜していてもよい(いずれも図示せず)。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、傾斜管53が直線状に傾斜していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、傾斜管53は、図5Aに示すように湾曲してもよいし、図5Bに示すように階段状に形成されてもよい。すなわち、ダクト40において結露が生じる範囲(傾斜管53)が「貯水部41に向かって下方に傾斜」するとは、直線状の傾斜に限らず、湾曲した傾斜や階段状の傾斜を含む概念である。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、ダクト40に3つの吸気ファン42,43,44と1つの排気ファン45が設けられていたが、本発明はこれに限定されない。吸気ファン42,43,44と排気ファン45との設置数は、ダクト40の長さや内径に応じて自由に変更することができる。また、ダクト40には、吸気と排気とを兼ねた1つのファンが設けられていてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、排気管54(排気口54A)にはフィルター55が設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示すように、フィルター55を省略し、排気管54の内部流路40Aを屈曲させるように排気管54の内部に複数(少なくとも1つ)の障害物60を設けてもよい。この場合、凝集した排出物質Eは、障害物60に衝突することで運動エネルギーを奪われて捕集される(衝突式慣性力集塵)。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、排気口54Aが装置本体2の上面に開口していたが、本発明はこれに限定されない。排気口54Aは装置本体2の背面や側面等に開口していてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、定着装置12が定着部材の一例として定着ベルト30を有し、熱源の一例として誘導加熱型の発熱部32を有していたが、本発明はこれに限定されない。定着ベルト30に代えて、回転軸を有する定着ローラーが設けられてもよい(図示せず)。また、誘導加熱型の発熱部32に代えて、ハロゲンヒーターやカーボンヒーター等が定着ベルト30等の内部に設けられてもよい(図示せず)。
また、本実施形態の説明では、一例として、本発明をカラープリンターに適用した場合を示したが、これに限らず、例えば、モノクロプリンター、複写機、ファクシミリまたは複合機等に本発明を適用してもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施態様に限定されるものではない。本発明は技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよく、特許請求の範囲は技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様を含んでいる。
1 画像形成装置
6 排紙搬送路
12 定着装置
40 ダクト
41 貯水部
42,43,44 吸気ファン
50A,51A 第1吸気口
52A 第2吸気口
55 フィルター
E 排出物質
P 用紙
W 水
6 排紙搬送路
12 定着装置
40 ダクト
41 貯水部
42,43,44 吸気ファン
50A,51A 第1吸気口
52A 第2吸気口
55 フィルター
E 排出物質
P 用紙
W 水
Claims (4)
- 装置本体に収められ、用紙を搬送させながら前記用紙に前記トナー像を熱定着させる定着装置と、
前記定着装置の周辺から前記装置本体の外部に向けて排出物質を含む空気を誘導するダクトと、
前記ダクトに設けられ、前記定着装置の周辺の前記空気を前記ダクトの内部に吸引する吸引ファンと、
前記ダクトの一部として形成され、前記ダクトの内部において前記空気中の水分が結露することで生じた水を貯留する貯水部と、を備え、
前記ダクトにおいて前記結露が生じる範囲は、前記貯水部に向かって下方に傾斜しており、
前記ダクトを通過する前記空気に含まれた前記排出物質のうち少なくとも水溶性の前記排出物質は、前記貯水部に貯留された水に捕集されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ダクトは、
前記定着装置の周辺に開口し、前記定着装置の周辺の前記空気を前記ダクトの内部に取り入れる第1吸気口と、
前記定着装置から離間した位置に開口し、前記定着装置の周辺の前記空気よりも低温となる前記空気を前記ダクトの内部に取り入れる第2吸気口と、を有し、
前記吸引ファンは、前記定着装置の周辺の前記空気と前記定着装置から離間した位置の前記空気とを前記ダクトの内部に吸引し、
前記第1吸気口から取り入れた前記空気が前記第2吸気口から取り入れた前記空気と合流することで、前記ダクトの内部で前記結露が促進されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記定着装置よりも前記用紙の搬送方向の下流側に設けられ、前記トナー像を熱定着させた前記用紙を搬送する排紙搬送路を更に備え、
前記第1吸気口は、前記定着装置を挟んで前記用紙の搬送方向の上流側と下流側とに一対設けられ、
前記第2吸気口は、前記排紙搬送路に開口していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記ダクトを通過する前記空気に含まれた前記排出物質のうち少なくとも不溶性の前記排出物質は、前記ダクトを通過する間に凝集し、
前記ダクトには、前記貯水部を通過した前記排出物質を捕集するフィルターが設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2020092268A JP2021189241A (ja) | 2020-05-27 | 2020-05-27 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020092268A JP2021189241A (ja) | 2020-05-27 | 2020-05-27 | 画像形成装置 |
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JP2020092268A Pending JP2021189241A (ja) | 2020-05-27 | 2020-05-27 | 画像形成装置 |
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2020
- 2020-05-27 JP JP2020092268A patent/JP2021189241A/ja active Pending
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