JP2021188948A - 時計用植字及び時計 - Google Patents

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貴雄 田中
Takao Tanaka
真梨 狩野
Mari Kano
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Abstract

【課題】品質の良い植字を安定的に得られる時計用植字を提供する。【解決手段】第1植字8は光沢を有する天面22と、天面22と表裏関係にあり平面視で天面22と一部が重なる底面23と、天面22と底面23とをつなぎ、第1の斜面25及び第2の斜面26を有する側面27と、を備え、第2の斜面26は、天面22及び第1の斜面25と接し、光沢を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、時計用植字及び時計に関するものである。
時計用の文字板は、時分針の目盛となる植字を備える。植字には天面としての上面に光沢を有する物がある。特許文献1に光沢を有する面の形成方法が示される。それによると、金型プレスにて2本の脚を有する植字ブランクが形成される。次に、植字ブランクの天面がダイヤモンドバイトにてカットされ、光沢を有する面が形成される。特許文献1の図20に示すように植字ブランクは底面に対して側面が直角となっていた。
特開平6−102365号公報
しかしながら、特許文献1では、品質の良い植字を安定的に得ることは困難であるという課題があった。詳しくは、植字を加工する際には、加工前の植字を固定治具に接着剤で固定した後、機械加工を行うことが一般的であるが、側面が直角に立ち上がっていると、厚さ方向の抑えが不十分となり、固定治具から脱落してしまい、品質や歩留まりが低下するという課題があった。
時計用植字は、光沢を有する天面と、前記天面と表裏関係にあり平面視で前記天面と一部が重なる底面と、前記天面と前記底面とをつなぎ、第1の斜面及び第2の斜面を有する側面と、を備え、前記第2の斜面は、前記天面及び前記第1の斜面と接し、光沢を有する。
時計は、上記に記載の時計用植字が配置される文字板を備える。
実施形態にかかわる時計の構成を示す模式平面図。 第1植字を示す概略斜視図。 第1植字を示す模式側面図。 第1植字を示す模式側面図。 第1植字の製造方法のフローチャート。 第1植字の製造方法を説明するための模式図。 第1植字の製造方法を説明するための模式図。 第1植字の製造方法を説明するための模式図。 第1植字の製造方法を説明するための模式図。 第1植字の製造方法を説明するための模式図。 第1植字の製造方法を説明するための模式図。 底面と第1の斜面とがなす角度と品質との関係を説明するための図。
第1実施形態
図1に示すように、時計1は腕時計である。時計1は外装ケース2及び風防ガラス3を備える。時計1は外装ケース2内に文字板4、ムーブメント、時針5、分針6及び秒針7を備える。時針5、分針6及び秒針7はムーブメントにより駆動される。
文字板4には外周側に時計用植字としての第1植字8〜第12植字21が配置される。第1植字8〜第12植字21は時針5、分針6及び秒針7の移動量を示す目盛である。第1植字8〜第12植字21は略同じ形状であり、同じ製造方法で形成される。以下、第1植字8について説明する。
図2、図3及び図4に示すように、第1植字8は直方体に近い形状を有する。文字板4の平面視において第1植字8の長手方向をX方向とし、X方向と直交する方向をY方向とする。第1植字8の厚み方向をZ方向とする。図3はX負方向から第1植字8を見た図である。図4はY負方向から第1植字8を見た図である。
第1植字8のZ正方向側の面を天面22とする。第1植字8は天面22と表裏関係にあり平面視で天面22と一部が重なる底面23を有する。底面23は文字板4と接触する。底面23には2本の足24が配置される。文字板4には穴が形成され、文字板4の穴に足24が挿入される。文字板4の穴と第1植字8の足24は第1植字8の位置を精度良く配置するために用いられる。
第1植字8は天面22と底面23とをつなぎ、第1の斜面25及び第2の斜面26を有する側面27を備える。第2の斜面26は、天面22及び第1の斜面25と接し、光沢を有する。第1の斜面25は光沢を有しない。第2の斜面26の表面粗さは第1の斜面25の表面粗さよりも小さい。第1植字8は側面27に光沢を有する第2の斜面26を有するので意匠性を向上できる。
天面22の表面粗さは、第1の斜面の表面粗さよりも小さい。天面22は光沢を有する。光沢により文字板4を見たときに天面22を目立たせることができる。
第1植字8は底面23と第1の斜面25との間にせん断面28を備える。せん断面28は金型等で切断されたときにできる断面である。この構成によれば、第1植字8を配列して形成した後、切断して第1植字8が分離されている。従って、第1植字8を生産性良く製造できる。
第2の斜面26は第1の斜面25と接する。底面23と第1の斜面25とがなす角度を第1角度29とする。底面23と第2の斜面26とがなす角度を第2角度31とする。第1角度29は第2角度31よりも大きい。この構成によれば、天面22の法線方向からの平面視において、光沢のある第2の斜面26を見やすくできる。本実施形態ではX正方向、X負方向、Y正方向及びY負方向の4方向において第1角度29は第2角度31よりも大きい。尚、4方向のうち1方向〜3方向において第1角度29が第2角度31よりも大きくても良い。
第1植字8の材質は銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金を含む。銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金は切削性が良い。第1植字8の材質は切削性が良いので、光沢を有する天面22を容易に加工できる。
第1植字8の大きさは特に限定されないが、本実施形態では例えば、X方向の長さが0.8mm〜6mmである。Y方向の長さが0.4mmから2.6mmである。Z方向の厚みは0.2mm〜0.7mmである。天面22と垂直の方向から見たときの側面27の幅はX方向及びY方向ともに0.1mm〜2mmである。
次に、第1植字8を製造する時計用植字の製造方法を説明する。図5に示すように、ステップS1は鍛造工程である。この工程は、金属板を加圧して第1植字8の概略の形状を形成する工程である。底面23、足24及び第1の斜面25はこの工程で形成される。次にステップS2に移行する。
ステップS2は外形抜き工程である。この工程は、第1植字8の外形に沿って第1植字8を分離する工程である。せん断面28はこの工程で形成される。次にステップS3に移行する。
ステップS3は貼付工程である。この工程は、接着剤にて第1植字8を固定治具に固定する工程である。次にステップS4に移行する。
ステップS4は切削工程である。この工程は、天面22及び第2の斜面26を切削加工する工程である。次にステップS5に移行する。
ステップS5は分離工程である。この工程は、固定治具から第1植字8を分離する工程である。次にステップS6に移行する。
ステップS6は洗浄工程である。この工程は、第1植字8を洗浄する工程である。第1植字8から接着剤、塵等が除かれる。以上の工程により、第1植字8の製造工程を終了する。
次に、図6〜図10を用いて、図5に示したステップと対応させて、製造方法を詳細に説明する。
図6はステップS1の鍛造工程に対応する図である。図6に示すように、図示しないプレス機械が金属板32を第1上金型33と第1下金型34で挟んで押圧する。金属板32が鍛造されて第1植字8の形状が形成される。第1植字8の足24はこの工程で形成される。金属板32の材質は展性のある銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金を含むので、金属板32を容易に変形させることができる。
図7はステップS2の外形抜き工程に対応する図である。図7に示すように、ステップS2において、図示しないプレス機械が金属板32を第2上金型35と第2下金型36で挟んで押圧する。第2上金型35は第1植字8の外形形状の穴35aを備える。第2下金型36は第1植字8の外形形状と同形の突起36aを備える。穴35aと突起36aとにより金属板32が切断されて、金属板32が中間部品37になる。切断された断面がせん断面28になる。
図8及び図9はステップS3の貼付工程に対応する図である。図8に示すように、ステップS3において、固定治具38を用意する。固定治具38は円柱形の本体部38aに棒状の軸部38bが同心状に配置される。本体部38aは軸方向の中程に浅い溝38cを備える。
図9に示すように、溝38cには周上に穴38dが配置され、この穴38dに中間部品37の足24が挿入される。中間部品37は所定の場所に等間隔に配置される。
溝38cには接着剤39が塗布される。接着剤39が塗布された後に中間部品37が固定治具38に取り付けられる。接着剤39は中間部品37の底面23及び第1の斜面25に付着する。接着剤39は加熱及び乾燥されて固化する。接着剤39は金属部材と金属部材とを剥離可能に接着できれば良く、例えば、接着剤39にはラッカーが用いられる。
図9〜図10はステップS4の切削工程に対応する図である。ステップS4では固定治具38を旋盤に設置する。操作者は軸部38bを旋盤のチャックにセットする。図9に示すように、ステップS4にて、軸部38bを軸にして固定治具38が回転し、平剣バイト41が中間部品37の天面22を切削する。切削された天面22は光沢を有する面になる。図10に示すように、軸部38bを軸にして固定治具38が回転し、側面形成バイト42が中間部品37の第2の斜面26を切削する。切削された第2の斜面26は光沢を有する面になる。側面形成バイト42は中間部品37のX正方向の第2の斜面26とX負方向の第2の斜面26を切削する。
次に、側面形成バイト42が中間部品37のY正方向の第2の斜面26及びY負方向の第2の斜面26を切削する。このとき、加工機はY方向を軸にして側面形成バイト42を回転させて、中間部品37の第2の斜面26を切削する。切削された第2の斜面26は光沢を有する面になる。中間部品37は天面22及び第2の斜面26が切削されて第1植字8になる。
ステップS5は分離工程である。この工程は、固定治具38から第1植字8を分離する工程である。固定治具38が剥離液に浸漬される。隔離液が接着剤39を溶解するので、第1植字8は固定治具38から分離される。次にステップS6に移行する。ステップS6は洗浄工程である。この工程は、第1植字8を洗浄して乾燥する工程である。剥離液及び洗浄液には例えばアセトンが用いられる。以上の工程により第1植字8が完成する。さらに、第1植字8にめっきを施しても良い。
図11に示すように、この構成によれば、第1植字8は天面22と側面27を備える。第1植字8は鍛造による1次加工にて天面22と側面27とが形成される。2次加工にて第1植字8は固定治具38に接着固定される。天面22は切削加工されて光沢を有する面になる。第1植字8は側面27に第1の斜面25を有し、底面23及び第1の斜面25上に接着剤39が配置される。硬化した接着剤39は剛性を有する。第1植字8が固定治具38から離れる力に対抗して、第1の斜面25と接触する接着剤39は第1植字8を強固に固定治具38に固定する。従って、第1植字8の天面22は品質良く切削加工される為、品質良く第1植字8を安定的に形成できる。第1植字8は側面27に光沢を有する第2の斜面26を有するので意匠性を向上できる。
図12において、“切削性”の列に示す“A”は切削性が良好であり、天面22には光沢があり傷がない状態を示す。“B”は天面22に傷が発生する不良率が1%〜3%ある状態を示す。“C”は天面22に傷が発生する不良率が3%以上ある状態を示す。
“側面の外観”の列に示す“D”は天面22と垂直の方向から見たとき、光沢のない第1の斜面25が目立たない状態を示す。“E”は天面22と垂直の方向から見たとき、光沢のない第1の斜面25が目立つ状態を示す。
底面23と第1の斜面25とがなす角度は60度以上85度以下である。この構成によれば、底面23と第1の斜面25とがなす角度は60度以上である。このとき、第1植字8は天面22と垂直の方向から見たとき、光沢のない第1の斜面25を目立たなくできる。底面23に対して第1の斜面25がなす角度は85度以下である。このとき、接着剤39が第1の斜面25を抑えるので、第1植字8を固定治具38に強固に固定できる。天面22に傷が発生することを抑制できる。
この構成によれば、時計1は文字板4を備える。文字板4には上記の第1植字8が配置される。上記の第1植字8は天面22が品質良く加工される。従って、時計1は天面22が品質良く加工される第1植字8を文字板4に備えた時計1とすることができる。
第2実施形態
前記第1実施形態では、X正方向、X負方向、Y正方向お及びY負方向を向く4つの面において、底面23と第1の斜面25とがなす角度は60度以上85度以下であった。4つの面のうち1つ以上の面において、底面23と第1の斜面25とがなす角度を60度以上85度以下にしても良い。第1の斜面25がないときに比べて天面22に傷が発生する不良率を減らすことができる。
第3実施形態
前記第1実施形態では、第1植字8を天面22と垂直の方向から見たときの形状が四角形であった。他にも、天面22と垂直の方向から見たときの時計用植字の形状は三角形、正方形、台形、五角形、多角形、円形、楕円形、ひし形、平行四辺形でも良い。
第4実施形態
前記第1実施形態では、ステップS1の鍛造工程にて第1植字8の足24が形成された。他にも、ステップS1では足24のない第1植字8を形成しても良い。ステップS2とステップS3との間の工程で第1植字8に足24を設置しても良い。足24を設置するにはロウズケ、溶接、接着固定等を行って固定しても良い。
1…時計、8…時計用植字としての第1植字、22…天面、23…底面、25…第1の斜面、26…第2の斜面、27…側面、28…せん断面。

Claims (6)

  1. 天面と、
    前記天面と表裏関係にあり平面視で前記天面と一部が重なる底面と、
    前記天面と前記底面とをつなぎ、第1の斜面及び第2の斜面を有する側面と、を備え、
    前記第2の斜面は、前記天面及び前記第1の斜面と接し、前記第2の斜面の表面粗さは前記第1の斜面の表面粗さよりも小さく、
    前記底面と前記第1の斜面とがなす角度は、前記底面と前記第2の斜面とがなす角度よりも大きいことを特徴とする時計用植字。
  2. 請求項1に記載の時計用植字であって、
    前記底面と前記第1の斜面とがなす角度は60度以上85度以下であることを特徴とする時計用植字。
  3. 請求項1または2に記載の時計用植字であって、
    前記底面と前記第1の斜面との間にせん断面を備えることを特徴とする時計用植字。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の時計用植字であって、
    時計用植字の材質は銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金を含むことを特徴とする時計用植字。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の時計用植字であって、
    前記天面の表面粗さは、前記第1の斜面の表面粗さよりも小さいことを特徴とする時計用植字。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の時計用植字が配置される文字板を備えることを特徴とする時計。
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