JP2021188204A - 立体マスク - Google Patents

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【課題】着用しても息苦しくなく装着感に優れた快適な立体マスクを安価に提供する。【解決手段】立体マスク100は、一方の端縁を湾曲させた接合縁11とし、他方の端縁に耳掛け部15を設けた一対のシート部10と、一対のシート部10の接合縁11同士を接合した接合領域12に形成される筒状の収納空間14に収納される、一定以上の硬度を有する形状保持部材20とを備える。上記構成により、立体マスク100の着用時には着用者の顔面の縦方向に、一定以上の硬度を形状保持部材20が位置するため、接合領域12は形状保持部材20により湾曲状態に保持される。この結果、着用者の顔面から立体マスク100を離間させて、顔面と立体マスク100の内面との間に空間が形成されるので、呼吸時に立体マスク100が顔面に吸着される事態を低減し、立体マスク100を着用していても呼吸し易い、息苦しさの低減された快適な装着感が得られる。【選択図】図1

Description

本発明は、立体マスクに関する。
近年の新型コロナウイルスの世界的流行により、マスクの需要が高まっており、その十分な量の供給は喫緊の課題である。マスクには、大別すると紙製の使い捨て式マスクと、布製の再利用可能なマスクがある。いわゆるアフターコロナにおいては、各個人のマスクの常備常用がニューノーマルとなると思われる。したがって、常時着用していても疲れない、より快適で装着感に優れたマスクの要求が高まると予想される。
従来より、簡易的なマスクが、医療現場や食品工場などで作業時の衛生管理を目的として使用されている。従来の簡易マスクは、例えば伸縮性のある不織布のシートを図4に示すような形状に打ち抜いて形成されている。このタイプのマスク400は、使用するときには左右の端部401を引っ張って、着用者の耳に掛けるのに合ったサイズに伸ばせるようになっている。しかし、このように伸ばして使用するとマスク400が着用者の口に密着し、呼吸がしにくくなったり喋りにくくなったりするという問題があった。
これに対し、図5に示すように、伸縮性を有するシートを打ち抜き形成してなる一体型のマスク500の防護面中央部に、上下方向へ連続する非伸縮性の縦芯502を形成したマスク500が提案されている(特許文献1)。これによれば、着用時に口の前に余裕ができ、しかも製造コストが安価であるとされている。また、同様のマスクは他にも提案されている(特許文献2)。このマスク600は図6のように、矩形のマスク本体のほぼ中央付近の鼻筋から下顎にかけて縦にノーズワイヤー602を設置して、フィット性を増したとされている。
特開平08−308946号公報 特開2006−087869号公報
しかしながら、これらのマスクはいずれも、一枚のシートの中央に、芯材となるワイヤなどを後付けで配置するための縫製が別途必要となり、製造に手間がかかるという問題があった。
本発明は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的の一は、着用しても息苦しくなく装着感に優れたマスクを安価に提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の側面に係る立体マスクによれば、一方の端縁を湾曲させた接合縁とし、他方の端縁に耳掛け部を設けた一対のシート部と、前記一対のシート部の接合縁同士を接合した接合領域に形成される筒状の収納空間に収納される、一定以上の硬度を有する形状保持部材とを備えることができる。上記構成により、立体マスクの着用時には着用者の顔面の縦方向に、一定以上の硬度を形状保持部材が位置するため、接合領域は形状保持部材により湾曲状態に保持される。この結果、着用者の顔面から立体マスクを離間させて、顔面と立体マスクの内面との間に空間が形成されるので、呼吸時に立体マスクが顔面に吸着される事態を低減し、立体マスクを着用していても呼吸し易い、息苦しさの低減された快適な装着感が得られる。
また、第2の側面に係る立体マスクによれば、上記構成に加えて、前記形状保持部材を、前記収納空間の端縁の内、着用時に着用者の目に近い側の端縁から、離間した位置に配置することができる。上記構成により、形状保持部材を収納空間の開口端からマージンを設けて配置することで収納空間から突出し難くして、形状保持部材の端縁が顔面に触れる事態を回避でき、安全性が高められる。
さらに、第3の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記形状保持部材を、合成樹脂の線材又は金属芯を埋設した合成樹脂の帯材とすることができる。上記構成により、安価な素材でもって立体マスクの縦方向に保形性を与えて、呼吸し易い空間を保持することを可能とできる。
さらにまた、第4の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記形状保持部材の、合成樹脂の線材又は金属芯を、複数本並べて埋設された合成樹脂の帯材とすることができる。
さらにまた、第5の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記一対のシート部を、接触冷感を備える生地で形成することができる。上記構成により、着用時の快適性を向上できる。
さらにまた、第6の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記一対のシート部がそれぞれ、装着時に、前記耳掛け部の位置を調整する耳掛け位置調整機構を設けることができる。
さらにまた、第7の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記耳掛け部が、前記シート部の他方の端縁に開口された開口穴である。
また前記耳掛け位置調整機構が、前記シート部の前記開口穴を画成する周囲の幅を、長手方向の幅が短手方向の幅よりも幅広となるように形成されたものである。上記構成により、開口穴を形成したシート部の端縁の枠を、上下の枠よりも幅広に形成することで、好みの大きさに開口穴を調整して耳掛け部とすることができる。
本発明の一実施形態に係る立体マスクの使用状態を示す斜視図である。 図1の立体マスクを着用した着用者の顔面を示す透視側面図である。 図1の立体マスクを畳んだ状態を示す側面図である。 従来のマスクを示す平面図である。 従来の他のマスクを示す斜視図である。 従来のさらに他のマスクを示す斜視図である。ある状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は以下のものに特定されない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一若しくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係る立体マスク100を図1〜図3に示す。これらの図において、図1は本発明の一実施形態に係る立体マスク100の使用状態を示す斜視図、図2は図1の立体マスク100を着用した着用者の顔面を示す透視側面図、図3は図1のマスクを畳んだ状態を示す側面図を、それぞれ示している。
これらの図に示す立体マスク100は、一対のシート部10と形状保持部材20を備える。各シート部10は、図3に示すように一方の端縁を湾曲させた接合縁11としており、また他方の端縁には耳掛け部15を設けている。これら一対のシート部10は、接合縁11で相互に接合される。また接合縁11同士を接合した接合領域12には、筒状の収納空間14が形成されており、ここに形状保持部材20が保持される。形状保持部材20は、一定以上の硬度を有する材質で構成される。このような構成により、立体マスク100の着用時には図1に示すように着用者の顔面の縦方向に、一定以上の硬度を形状保持部材20を位置させることができる。接合領域12は形状保持部材20により湾曲状態に保持される。この結果、図2に示すように着用者の顔面から立体マスク100を離間させて、顔面と立体マスク100の内面との間に空間Dが形成されるので、呼吸時に立体マスク100が顔面に吸着される事態を低減し、立体マスク100を着用していても呼吸し易い、息苦しさの低減された快適な装着感が得られる。
加えて、着用者が口紅等を塗っていたり、化粧している場合に、これらの口紅や化粧が立体マスク100の内面に付着する事態も低減でき、清潔に使用できる利点が得られる。
(シート部10)
各シート部10は、図3に示すように、イチョウ型や扇形の形状として、一方の端縁、図において左側を湾曲させた接合端としている。また他方の端縁、図において右側端縁には、着用者の耳にかけるための耳掛け部15を設けている。ここでは、シート部10を打ち抜きして開口穴を形成し、着用時にはこの開口穴に耳をかけることで耳掛け部15として機能させる。開口穴は横長の楕円形状としている。ただ耳掛け部15の形状は、これに限らず、円形状や縦長の楕円形状、四角形状など、着用者の耳に掛け易い任意の形状を採用できる。さらに耳掛け部15はこのような開口穴に限らず、耐久性のよいゴム紐等の別部材としてもよい。
シート部10は、同一形状として二枚を接合端で貼り合わせる。ここでは、接合端同士を縫製して接合する。この際に、図3に示すように形状保持部材20を収納する収納空間14を形成する。収納空間14の形成には、例えば縫製する位置を縫製ラインX1、X2の2本、ほぼ均等に離間させることが挙げられる。これにより、シート部10の接合作業と、収納空間14の形成作業を同時に行うことができ、生産効率が高められる。特に、シート部10を接合する立体マスクにおいては、本来的に接合作業が必要であるところ、この接合作業と同時に収納空間14を形成できる。また複数の縫製ラインを設けたことで、シート部同士の接合強度も向上される。また、立体マスクの縫製の強度を高めるために二重に縫っていた場合は、縫製ライン間の距離を離間させるだけで足りるため、従来の製造工程における作業量の追加も無く、安価に簡便に立体マスクを製造できる利点が得られる。
またシート部10の上端は、切り落とした平坦面を形成している。これにより、縫合したシート部10を展開した際、着用者の鼻に沿ってシート部10を展開し、位置決め及び保持し易くできる。
さらに一対のシート部10を接合端で縫合した立体マスク100は、接合領域12で折り畳み易くなる。この構成の立体マスク100は、顔面に面する側が内側となるように折り畳むことで、肌に接する側が表出しない状態として衛生的に保持でき、携行や保管に便利となる。加えて、接合領域12に沿って形状保持部材20を配したことで、折り畳んだ状態でも型崩れし難くできる。例えば携行時に鞄の中に立体マスクを折り畳んだ状態で入れていても、従来の立体マスクであれば縫合部分に腰がないため、鞄の揺れや衝撃等によって折り畳んだ状態から展開状態に広がって、マスクの内面側が晒されるリスクがあったところ、本実施形態に係る立体マスク100においては、折り畳んだ状態においても形状保持部材20がガイドとなって折り畳み姿勢のまま維持され易く維持できる。
シート部10は、不織布や織布などで構成できる。好ましくは伸縮性のある素材で構成して、装着感やフィット感に優れた立体マスク100とできる。
(耳掛け位置調整機構)
また立体マスク100は、耳掛け部15の位置を調整する耳掛け位置調整機構を備えることで、立体マスク装着時の強さを調整できる。具体的には、図3に示すように開口穴を画成するシート部10の右側端縁は、長手方向d2(図において横方向)の幅を、短手方向d1(図において上下方向)の幅よりも幅広としている。このようにすることで、例えば顔の大きい着用者が立体マスクを装着した際、耳掛け部15に印加される締め付け力が大きいと感じた場合には、図3において破線で示すカットラインCLに沿って、着用者が鋏やカッターナイフなどを用いてシート部10を切断することができる。この結果、開口穴が顔の幅方向に長くなる、たとえて言えばゴム紐を長くしたのと同様の効果が得られ、耳への締め付け力が緩和されてより快適な装着感を得ることが可能となる。このことは、立体マスク100の着用時にマスク生地を口元から浮かせるようにした構成、すなわち、形状保持部材20を鼻から口元に沿わせて配置することで、装着者が指で形状保持部材20を摘まむなどして好みの高さに調整できることと相俟って、装着感の向上に寄与し得る。
すなわち、従来の立体マスクでは、単にシート部を貼り合わせたのみであるため、立体マスクの装着時に鼻から口元にかけての縫い目には腰がなく、呼吸時には吸気と共に口元に密着するため、息苦しくなる半面、立体マスクを耳にかける装着感においての影響は軽微であった。一方で、本実施形態に係る立体マスク100においては、上述の通りシート部10同士を縫合する接合領域12に形状保持部材20を配置したことで、立体マスク着用時においては、着用者が立体マスク100の中心部分を任意の形状に保持できる。いいかえると、立体マスク100の顔面から浮かせるように、口元から離れた高い位置に保持できる半面、シート部10は顔面から離れる方向に引っ張られる結果、耳掛け部15に加わる応力が高くなるため、装着感が悪化する懸念があった。
これに対して、本実施形態に係る立体マスク100においては、耳掛け位置調整機構として、開口穴を形成したシート部10の端縁の枠を、上下の枠よりも幅広に形成することで、好みの大きさに開口穴を調整して耳掛け部15とすることができる。換言すると、立体マスクの装着時に口元から立体マスク100を離間させる位置を好みの高さに調整すると共に、この状態で耳掛け部15から印加される応力が好みの強さとなるように、開口穴の大きさを調整することで、口元に空間を確保した反作用として生じる装着感の悪化を解消している。つまり本実施形態に係る立体マスク100は、シート部10の接合縁11に形状保持部材20を設けて高さ方向の快適性を確保しつつ、シート部10の他端に耳掛け位置調整機構を設けて、幅方向の快適性を担保している。
また、耳掛け位置調整機構として立体マスク100の長手方向を短手方向よりも幅広に確保したことで、着用者は耳掛け部15を構成する開口穴を自由な形状や大きさにカットできる。このため、立体マスクを予め、着用者の顔の大きさや好みの装着強さ等に応じて複数用意することなく、共通の形状やサイズの立体マスクを提供しつつ、着用者の異なる嗜好や体格等に応じた装着感を提供できるという利点も得られる。このように耳掛け調整機構として、開口穴を開口した耳掛け部15の、開口穴周辺の横幅を縦幅よりも幅広にすることで、耳掛け部15の締め付け力を調整可能な幅、すなわち開口穴の周囲を切断できる範囲が広くなり、着用者の様々な顔の大きさや締結力の好みに応じた調整が可能となる。
このようなシート部10の不織布や織布は、合成繊維やセルロース系繊維等で構成できる。ここでは、ポリプロピレン製やポリエチレン製の不織布を使用している。また形状保持部材20を付加することで、シート部10自体に保形性を与える必要がなくなり、伸縮性のある素材を用いることで、例えば耳掛け部15の形状を変形し易くするなどして、快適な装着感が得られる。
さらにシート部10は、接触冷感を備える生地で形成することが好ましい。このような構成とすることで、着用時の快適性を向上できる。接触冷感は、例えばqmax=0.065〜0.150J/cm2/secの素材が利用できる。
(形状保持部材20)
形状保持部材20は、収納空間14に収納できる大きさ及び長さに形性される。好ましくは、形状保持部材20を帯状又は紐状とする。特に帯状の形状保持部材20は、収納空間14内に挿入し易く、また挿入後に回転しないので、位置ずれ等も生じ難く好ましい。ここでは、長さ10cm〜20cm、好ましくは12cm〜15cmとする。また幅は2mm〜5mmとしている。
この形状保持部材20は、一定以上の硬度を有する材質で構成される。従来の立体マスクでは、シート部同士を縫製した状態で保形性を有しないため、立体マスクの着用時に着用者の呼吸によって立体マスクの内面が口元に接触あるいは密着して、呼吸がし難くなっていた。これに対して、本実施形態に係る立体マスク100においては、シート部10同士の接合領域12に形状保持部材20を配置することで、接合領域12に一定の保形性を付与して、図2に示すように接合領域12と着用者の顔面、特に口元とを離間させて空間Dを形成し、シート部10が呼吸を妨げる事態を回避している。
このような形状保持部材20は、合成樹脂の線材又は金属芯を埋設した合成樹脂の帯材で構成できる。これにより、安価な素材でもって立体マスクの縦方向に保形性を与えて、呼吸し易い空間を保持することを可能とできる。またこのような合成樹脂の線材や金属芯を、複数本並べて埋設することで、合成樹脂の帯材に対し面方向に均一な保形性を付与できる。この例では、3本の合成樹脂の線材を並べている。ただ線材や金属芯の数は、これに限定されず、2本あるいは4本以上としてもよい。
さらに形状保持部材20は、収納空間14の端縁と揃えるように配置する他、図3に示すように端縁から離間した位置に配置することが好ましい。特に収納空間14の開口端の内、立体マスク着用時に着用者の目に近い側、図3において上側の端縁に、マージンdを設けるように形状保持部材20を配置することが好ましい。これにより、形状保持部材20が収納空間14から突出し難くできる。例えば、形状保持部材20の端縁が収納空間14から突出して顔面に触れる事態を回避できるので、安全性が高められる。
本発明に係る立体マスクは、新型コロナウイルス対策を講じる必要のある医療関係者向け、あるいは個人向けに好適に利用できる。
100…立体マスク
10…シート部
11…接合縁
12…接合領域
14…収納空間
15…耳掛け部
20…形状保持部材
400…マスク
401…端部
500…マスク
502…縦芯
600…マスク
602…ノーズワイヤー
D…空間
d…マージン
X1、X2…縫製ライン
d1…短手方向の幅
d2…長手方向の幅
CL…カットライン
本発明の第1の側面に係る立体マスクによれば、一方の端縁を湾曲させた接合縁とし、他方の端縁に耳掛け部を設けた一対のシート部と、前記一対のシート部の接合縁同士を接合した接合領域に形成される筒状の収納空間に収納される、一定以上の硬度を有する形状保持部材とを備え、前記収納空間の長手方向の隅部の内、着用時に着用者の目に近い側の隅部より、前記一対のシート部を展開可能とすることができる。上記構成により、立体マスクの着用時には着用者の顔面の縦方向に、一定以上の硬度を形状保持部材が位置するため、接合領域は形状保持部材により湾曲状態に保持される。この結果、着用者の顔面から立体マスクを離間させて、顔面と立体マスクの内面との間に空間が形成されるので、呼吸時に立体マスクが顔面に吸着される事態を低減し、立体マスクを着用していても呼吸し易い、息苦しさの低減された快適な装着感が得られる。
また、第2の側面に係る立体マスクによれば、上記構成に加えて、前記形状保持部材を、前記収納空間の前記長手方向の隅部の内、着用時に着用者の目に近い側の前記隅部から、離間した位置に配置することができる。上記構成により、形状保持部材を収納空間の開口端からマージンを設けて配置することで収納空間から突出し難くして、形状保持部材の端縁が顔面に触れる事態を回避でき、安全性が高められる。
さらにまた、他の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記一対のシート部を、接触冷感を備える生地で形成することができる。上記構成により、着用時の快適性を向上できる。
さらにまた、第の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記一対のシート部がそれぞれ、装着時に、前記耳掛け部の位置を調整する耳掛け位置調整機構を設けることができる。
さらにまた、第の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記耳掛け部が、前記シート部の他方の端縁に開口された開口穴である。
また前記耳掛け位置調整機構が、前記シート部の前記開口穴を画成する周囲の幅を、長手方向の幅が短手方向の幅よりも幅広となるように形成されたものである。上記構成により、開口穴を形成したシート部の端縁の枠を、上下の枠よりも幅広に形成することで、好みの大きさに開口穴を調整して耳掛け部とすることができる。
さらにまた、第7の側面に係る立体マスクによれば、一方の端縁を湾曲させた接合縁とし、他方の端縁に耳掛け部を設けた一対のシート部と、前記一対のシート部の接合縁同士を接合した接合領域に配置される、一定以上の硬度を有する形状保持部材と、を備え、前記一対のシート部は、前記形状保持部材の端部より展開可能としており、前記形状保持部材は、着用時に着用者の鼻筋に沿って顎まで延在するように位置することができる。
本発明の第1の側面に係る立体マスクによれば、一方の端縁を湾曲させた接合縁とし、他方の端縁に耳掛け部を設けた一対のシート部と、前記一対のシート部の接合縁同士を該接合縁の上端から下端まで接合した接合領域に形成される筒状の収納空間に収納される、一定以上の硬度を有する形状保持部材とを備え、前記収納空間の長手方向の隅部の内、着用時に着用者の目に近い側の隅部より、前記一対のシート部を展開可能とし、前記形状保持部材の一端部が、前記収納空間の前記長手方向の隅部の内、着用時に着用者の目に近い側の前記隅部から離間した位置に、着用者の顔面と非接触状態となるように配置され、前記形状保持部材が、合成樹脂の線材又は金属芯を埋設した合成樹脂の帯材とすることができる。上記構成により、立体マスクの着用時には着用者の顔面の縦方向に、一定以上の硬度を形状保持部材が位置するため、接合領域は形状保持部材により湾曲状態に保持される。この結果、着用者の顔面から立体マスクを離間させて、顔面と立体マスクの内面との間に空間が形成されるので、呼吸時に立体マスクが顔面に吸着される事態を低減し、立体マスクを着用していても呼吸し易い、息苦しさの低減された快適な装着感が得られる。また、上記構成により、形状保持部材を収納空間の開口端からマージンを設けて配置することで収納空間から突出し難くして、形状保持部材の端縁が顔面に触れる事態を回避でき、安全性が高められる。さらに、上記構成により、安価な素材でもって立体マスクの縦方向に保形性を与えて、呼吸し易い空間を保持することを可能とできる。
た、第の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記形状保持部材の、合成樹脂の線材又は金属芯を、複数本並べて埋設された合成樹脂の帯材とすることができる。
さらに、第3の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記一対のシート部がそれぞれ、装着時に、前記耳掛け部の位置を調整する耳掛け位置調整機構を設けることができる。
さらにまた、第の側面に係る立体マスクによれば、上記いずれかの構成に加えて、前記耳掛け部が、前記シート部の他方の端縁に開口された開口穴である。
また前記耳掛け位置調整機構が、前記シート部の前記開口穴を画成する周囲の幅を、長手方向の幅が短手方向の幅よりも幅広となるように形成されたものである。上記構成により、開口穴を形成したシート部の端縁の枠を、上下の枠よりも幅広に形成することで、好みの大きさに開口穴を調整して耳掛け部とすることができる。
さらにまた、の側面に係る立体マスクによれば、一方の端縁を湾曲させた接合縁とし、他方の端縁に耳掛け部を設けた一対のシート部と、前記一対のシート部の接合縁同士を接合した接合領域に配置される、一定以上の硬度を有する形状保持部材と、を備え、前記一対のシート部は、前記形状保持部材の端部より展開可能としており、前記形状保持部材は、着用時に着用者の鼻筋に沿って顎まで延在するように位置することができる。

Claims (7)

  1. 一方の端縁を湾曲させた接合縁とし、他方の端縁に耳掛け部を設けた一対のシート部と、
    前記一対のシート部の接合縁同士を接合した接合領域に形成される筒状の収納空間に収納される、一定以上の硬度を有する形状保持部材と、
    を備える立体マスク。
  2. 請求項1に記載の立体マスクであって、
    前記形状保持部材が、前記収納空間の端縁の内、着用時に着用者の目に近い側の端縁から、離間した位置に配置されてなる立体マスク。
  3. 請求項1又は2に記載の立体マスクであって、
    前記形状保持部材が、合成樹脂の線材又は金属芯を埋設した合成樹脂の帯材である立体マスク。
  4. 請求項3に記載の立体マスクであって、
    前記形状保持部材の、合成樹脂の線材又は金属芯が、複数本並べて埋設された合成樹脂の帯材である立体マスク。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の立体マスクであって、
    前記一対のシート部が、接触冷感を備える生地で形成されてなる立体マスク。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の立体マスクであって、
    前記一対のシート部がそれぞれ、装着時に、前記耳掛け部の位置を調整する耳掛け位置調整機構を設けてなる立体マスク。
  7. 請求項6に記載の立体マスクであって、
    前記耳掛け部が、前記シート部の他方の端縁に開口された開口穴であり、
    前記耳掛け位置調整機構が、前記シート部の前記開口穴を画成する周囲の幅を、長手方向の幅が短手方向の幅よりも幅広となるように形成されたものである立体マスク。
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