JP2021188157A - 複合加工糸、複合加工糸を含む織編物 - Google Patents
複合加工糸、複合加工糸を含む織編物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021188157A JP2021188157A JP2020093149A JP2020093149A JP2021188157A JP 2021188157 A JP2021188157 A JP 2021188157A JP 2020093149 A JP2020093149 A JP 2020093149A JP 2020093149 A JP2020093149 A JP 2020093149A JP 2021188157 A JP2021188157 A JP 2021188157A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- woven
- filament
- composite processed
- cellulosic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims abstract description 72
- 239000004744 fabric Substances 0.000 title claims abstract description 52
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 38
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 claims abstract description 37
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 21
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 11
- 238000009835 boiling Methods 0.000 claims abstract description 10
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims description 46
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 19
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 16
- QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-M Acetate Chemical group CC([O-])=O QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims description 4
- 229920000433 Lyocell Polymers 0.000 claims description 4
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 claims description 4
- 239000002964 rayon Substances 0.000 claims description 4
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 27
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 9
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 239000000986 disperse dye Substances 0.000 description 7
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 7
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 6
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 6
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 6
- 229920002284 Cellulose triacetate Polymers 0.000 description 5
- NNLVGZFZQQXQNW-ADJNRHBOSA-N [(2r,3r,4s,5r,6s)-4,5-diacetyloxy-3-[(2s,3r,4s,5r,6r)-3,4,5-triacetyloxy-6-(acetyloxymethyl)oxan-2-yl]oxy-6-[(2r,3r,4s,5r,6s)-4,5,6-triacetyloxy-2-(acetyloxymethyl)oxan-3-yl]oxyoxan-2-yl]methyl acetate Chemical compound O([C@@H]1O[C@@H]([C@H]([C@H](OC(C)=O)[C@H]1OC(C)=O)O[C@H]1[C@@H]([C@@H](OC(C)=O)[C@H](OC(C)=O)[C@@H](COC(C)=O)O1)OC(C)=O)COC(=O)C)[C@@H]1[C@@H](COC(C)=O)O[C@@H](OC(C)=O)[C@H](OC(C)=O)[C@H]1OC(C)=O NNLVGZFZQQXQNW-ADJNRHBOSA-N 0.000 description 5
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 238000007730 finishing process Methods 0.000 description 4
- 239000002932 luster Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 4
- 150000001768 cations Chemical class 0.000 description 3
- 239000000975 dye Substances 0.000 description 3
- 229920001707 polybutylene terephthalate Polymers 0.000 description 3
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 3
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 3
- 229920003043 Cellulose fiber Polymers 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229920002215 polytrimethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000000985 reactive dye Substances 0.000 description 2
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 2
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 2
- ILJSQTXMGCGYMG-UHFFFAOYSA-N triacetic acid Chemical compound CC(=O)CC(=O)CC(O)=O ILJSQTXMGCGYMG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 229920006221 acetate fiber Polymers 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 230000001680 brushing effect Effects 0.000 description 1
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 1
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000009998 heat setting Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 229920001748 polybutylene Polymers 0.000 description 1
- 239000011112 polyethylene naphthalate Substances 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
Description
[1]単繊維繊度が0.7〜2.5dtex、かつ酸化チタンの含有量が0.1〜2質量%のセルロース系フィラメントと、沸水収縮率が15〜30%のポリエステルフィラメントと、を含む、複合加工糸。
[2]前記セルロース系フィラメントと前記ポリエステルフィラメントとのエアー交絡糸である、[1]に記載の複合加工糸。
[3]前記エアー交絡糸がインターレース糸である、[2]に記載の複合加工糸。
[4]前記セルロース系フィラメントは、単繊維繊度が0.7〜1.2dtexである、[1]〜[3]のいずれかに記載の複合加工糸。
[5]総繊度が70〜170dtexである、[1]〜[4]のいずれかに記載の複合加工糸。
[6]前記セルロース系フィラメントが、アセテート、レーヨン、キュプラまたはリヨセルである、[1]〜[5]のいずれかに記載の複合加工糸。
[7]前記ポリエステルフィラメントの含有率が10〜50質量%である、[1]〜[6]のいずれかに記載の複合加工糸。
[8][1]〜[7]のいずれかに記載の複合加工糸を含み、前記複合加工糸の含有率が30〜100質量%である、織編物。
[9]経糸に前記複合加工糸を含み、緯糸に仮撚り加工糸またはコンジュゲート糸を含む織物である、[8]に記載の織編物。
[10]さらに、緯糸にセルロース系繊維を含む、[9]に記載の織編物。
[11]前記緯糸のセルロース系繊維は、酸化チタンの含有量が0.1〜2質量%である、[10]に記載の織編物。
[12]経糸に前記複合加工糸を含み、緯糸に酸化チタンの含有量が0.1〜2質量%のセルロース系フィラメントと仮撚り加工糸またはコンジュゲート糸との合撚糸を含む織物である、[8]に記載の織編物。
[13]シワ加工および起毛加工の少なくとも一方が施された、[8]〜[12]のいずれかに記載の織編物。
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
なお、数値範囲を示す「〜」は、その前後に記載された数値を下限値および上限値として含むことを意味する。
本実施形態の複合加工糸は、単繊維繊度が0.7〜2.5dtex、かつ酸化チタンの含有量が0.1〜2質量%のセルロース系フィラメントと、沸水収縮率が15〜30%のポリエステルフィラメントとを含む。
沸水収縮率は、JIS L1013:2010「化学繊維フィラメント糸試験法」のかせ寸法変化率によって規定される。
さらに、ポリエステルフィラメントとセルロース系フィラメントとの収縮差は、膨らみ感ある織編物が得られる観点から、7%以上であることが好ましく、10%以上であることがより好ましい。
なお、インターレース加工とは、フィラメントの進行方向に対して垂直方向からエアー圧をかけることでフィラメント同士を交絡させる加工方法である。
前記単繊維繊度を0.7dtex以上にすることで、複合加工糸の毛羽や節等が抑えられ、織編物時の生産性が安定する。前記単繊維繊度を1.2dtex以下にすることで、膨らみ感をさらに向上することができる。この観点から、前記単繊維繊度は1.1dtex以下であることがより好ましく、1.0dtex以下であることがさらに好ましい。
なお、繊維の表面や断面形状、艶等を特に限定するものではなく、得られる織編物表現を考慮して任意に選定すればよい。
ポリエステルフィラメントを構成するポリエステルとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等が挙げられる。
本実施形態の織編物は、前記複合加工糸を含み、前記複合加工糸の含有率が30〜100質量%である。
織編物に対する前記複合加工糸の含有率が30質量%以上であると、キシミ感ある心地よい肌触りの織編物が得られる。この観点から、前記複合加工糸の含有率は50質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましい。
経糸に前記複合加工糸を含むことで、膨らみ感やキシミ感が得られ易い。また、緯糸に仮撚り加工糸またはコンジュゲート糸を含むことで、さらに膨らみ感と反発感が得られ易い。
前記セルロース系繊維は、綿、アセテート、レーヨン、キュプラまたはリヨセルである。なかでも、吸水性の観点から、綿がより好ましい。
また、前記セルロース繊維は、仮撚り加工糸またはコンジュゲート糸と交互に配置されていることが好ましい。仮撚り加工糸またはコンジュゲート糸のように膨らみのある糸を、膨らみのないセルロース繊維と交互に配置することで、織編物はより膨らみ感が得られやすい。
シワ加工の方法は特に限定するものではなく、通常より多くの生地を液流染色機に投入し加工する詰め込みシワや、染色加工後にタンブラーやエアーフロー等の気流によるシワ加工等、得ようとする織編物表現を考慮した任意に選定すればよい。シワ加工によりナチュラルな外観と、もみ効果による膨らみ感が得られる。
織物組織としては、例えば、平織、サテン織、綾織、経二重織、平二重織等が挙げられる。
本実施形態の織編物が編物である場合の編物組織は、特に限定されない。
編物組織としては、例えば、天竺、鹿の子、スムース、ポンチローマ、モックロディ等が挙げられる。
実施例および比較例における外観や風合いの評価は、当業者5人で総合判断した。
セルローストリアセテートフィラメント(TAD66T80、三菱ケミカル社製、ダル66dtex/80フィラメント(f)、単繊維繊度0.8dtex、酸化チタン含有量0.8質量%、菊型断面、水分率3.5%)とポリエステルフィラメント(PESD33T24H212、三菱ケミカル社製、セミダル33dtex/24f H212、酸化チタン含有量0.4質量%、丸型断面、収縮率17%の高収縮タイプ)とをインターレース加工した複合加工糸を作製した。
また、セルローストリアセテートフィラメント(TAB66T40、三菱ケミカル社製、ブライト66dtex/40f、菊型断面、水分率3.5%)とポリエステルフィラメント(PESD56T36仮撚加工糸、三菱ケミカル社製、セミダル56dtex/36f 、酸化チタン含有量0.4質量%、三角断面)とを引き揃え、仮撚加工の加燃方向とは反対の方向に1800回/mの撚糸を施したS方向の合撚糸AとZ方向の合撚糸Aをそれぞれ作製した。
前記複合加工糸を経糸に使用し、緯糸には、前記S方向の合撚糸AとZ方向の合撚糸Aを2本交互に打ち込んだ平織り組織の織物の生機を作製した。
得られた織物の生機を常法により分散染料にて淡いブルー染色し、仕上げ加工して、仕上げ経糸密度170本/2.54cm、仕上げ緯糸密度77本/2.54cmの織物を得た。
得られた織物は、膨らみ感に加え、きしみ感を感じる特有の質感と適度等レープ性を有し、セルロース系繊維由来のさらっとした心地のよい風合いの織物であった。
実施例1の生機を用いて、常法によりシワ加工を加えた以外は実施例1と同様の染色仕上げ加工を実施した。
得られた織物は、膨らみ感に加え、きしみ感を感じる特有の質感と適度等レープ性を有し、セルロース系繊維由来のさらっとした心地のよい風合いの織物であった。また、シワ加工によるナチュラルな表情感が得られ、高級感あるカジュアル調を有する織物が得られた。
実施例1で使用したセルローストリアセテートフィラメント(TAD66T80、三菱ケミカル社製、ダル66dtex/80f、菊型断面、水分率3.5%)とポリエステルフィラメント(PESD33T12V210、三菱ケミカル社製、セミダル33dtex/12f、サイドバイサイド型コンジュゲート糸、収縮率6%、酸化チタン含有量0.4質量%)とを引き揃え、1400回/mの撚糸を施したS方向の合撚糸とZ方向の合撚糸Bを作製した。
実施例1で作製した複合加工糸を経糸に使用し、緯糸には、前記S方向の合撚糸BとZ方向の合撚糸Bを1本交互に打ち込んだ平織り組織の織物の生機を作製した。
得られた織物の生機を常法により分散染料にて淡いブルー染色し仕上げ加工して、仕上げ経糸密度130本/2.54cm、仕上げ緯糸密度76本/2.54cmの織物を得た。
得られた織物は、薄いながらも膨らみ感、反発感、特有のきしみ感および適度等レープ性を有し、セルロース系繊維由来のさらっとした心地のよい風合いの織物であった。
実施例1で作製した複合加工糸を経糸に使用し、緯糸にはS方向の合撚糸B、80番手綿糸、Z方向の合撚糸B、80番手綿糸の順で繰り返し打ち込んだ平織り組織の織物の生機を作製した。
得られた織物の生機を染色加工の前にペーパー起毛を施し、常法により分散染料と反応染料にて淡いブルーに染色し仕上げ加工を実施した。仕上げ加工後タンブラーによるシワ加工を行い、仕上げ経糸密度120本/2.54cm、仕上げ緯糸密度81本/2.54cmの織物を得た。
得られた織物は、膨らみ感と反発感に加え、非常に柔らかい肌触りときしみ感を感じる特有の質感を有し、セルロース系繊維由来のさらっとした心地のよい風合いの織物であった。また、綿との交織とタンブラーによるシワ加工によりナチュラルな表情感が得られ、高級感あるカジュアル調を有する織物が得られた。
実施例1で作製した複合加工糸を経糸に使用し、緯糸にはポリエステルフィラメント(PE84T48 PET/PBT 仮撚加工糸、東レ社製、セミダル84dtex/48f、ポリエステルとポリブチレンのサイドバイサイド型コンジュゲート糸)と60番手綿糸を、1本交互で打ち込んだ2/2綾織り組織の織物の生機を作製した。
得られた織物の生機を染色加工の前にペーパー起毛を施し、常法により分散染料と反応染料にて淡いブルー染色し仕上げ加工を実施した。仕上げ加工後タンブラーによるシワ加工を行い、仕上げ経糸密度210本/2.54cm、仕上げ緯糸密度136本/2.54cmの織物を得た。
得られた織物は、膨らみ感に加え、非常に柔らかい肌触りときしみ感を感じる特有の質感を有し、セルロース系繊維由来のさらっとした心地のよい風合いの織物であった。また、緯方向に適度なストレッチ性を有する着心地の良さを体感できるものであった。
実施例1で作製した複合加工糸を経糸に使用し、緯糸にはトリアセテートフィラメントとポリエステルフィラメントからなるスラブ加工糸(三菱ケミカル社製、品名ELB1726 283dtex/77f、トリアセテート63% ポリエステル37%(カチオン可染ポリエステル16%を含む))を打ち込んだ2/2綾織り組織の織物の生機を作製した。
得られた織物の生機を常法により分散染料とカチオン染料にて分散染料をベージュ色に、カチオン染料を茶色に染色し仕上げ加工後、タンブラー加工を施し、仕上げ経糸密度165本/2.54cm、仕上げ緯糸密度72本/2.54cmの織物を得た。
得られた織物は、膨らみ感に加え、きしみ感を感じる特有の質感と適度等レープ性を有し、緯糸のスラブ加工糸の効果により麻調の外観が表現可能なものであった。
セルローストリアセテートフィラメント(TAB110T26、三菱ケミカル社製、ブライト110dtex/26f、菊型断面、水分率3.5%)とポリエステルモノフィラメント(PESD22T1、東レ社製、セミダル22dtex/1f)とを引き揃え、900回/mの撚糸を施したS方向の合撚糸CとZ方向の合撚糸Cを作製した。
実施例1で作製した複合加工糸を経糸に使用し、緯糸には、S方向の合撚糸CとZ方向の合撚糸Cを1本交互に打ち込んだサテン組織の織物の生機を作製した。得られた織物の生機を常法により分散染料にて淡いブルー染色し仕上げ加工して、仕上げ経糸密度182本/2.54cm、仕上げ緯糸密度116本/2.54cmの織物を得た。
得られた織物は、膨らみ感に加え、きしみ感を感じる特有の質感と、適度なハリ感、反発感を有し、セルロース系繊維由来の爽やかな心地の良いものであった。
セルローストリアセテートフィラメント(TAB50T34、三菱ケミカル社製、ブライト50dtex/34f、単繊維繊度1.5dtex、菊型断面、水分率3.5%)とポリエステルフィラメント(PESD33T24H212、三菱ケミカル社製、セミダル33dtex/24f H212、丸型断面、収縮率17%)とをインターレース交絡した複合加工糸を作製した。
前記複合加工糸を経糸に使用し、緯糸には実施例1で用いた合撚糸Aを、S方向とZ方向を2本交互に打ち込んだ平織り組織の織物の生機を作製した。
得られた織物の生機を常法により分散染料にて淡いブルー染色し仕上げ加工して、仕上げ経糸密度162本/2.54cm、仕上げ緯糸密度84本/2.54cmの織物を得た。
得られた織物は、膨らみ感は有し、セルロース系繊維由来の爽やかな心地の良いものではあるものの、きしみ感を感じる質感は得られなかった。
Claims (13)
- 単繊維繊度が0.7〜2.5dtex、かつ酸化チタンの含有量が0.1〜2質量%のセルロース系フィラメントと、沸水収縮率が15〜30%のポリエステルフィラメントと、を含む、複合加工糸。
- 前記セルロース系フィラメントと前記ポリエステルフィラメントとのエアー交絡糸である、請求項1に記載の複合加工糸。
- 前記エアー交絡糸がインターレース糸である、請求項2に記載の複合加工糸。
- 前記セルロース系フィラメントは、単繊維繊度が0.7〜1.2dtexである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合加工糸。
- 総繊度が70〜170dtexである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合加工糸。
- 前記セルロース系フィラメントが、アセテート、レーヨン、キュプラまたはリヨセルである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合加工糸。
- 前記ポリエステルフィラメントの含有率が10〜50質量%である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合加工糸。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の複合加工糸を含み、前記複合加工糸の含有率が30〜100質量%である、織編物。
- 経糸に前記複合加工糸を含み、緯糸に仮撚り加工糸またはコンジュゲート糸を含む織物である、請求項8に記載の織編物。
- さらに、緯糸にセルロース系繊維を含む、請求項9に記載の織編物。
- 前記緯糸のセルロース系繊維は、酸化チタンの含有量が0.1〜2質量%である、請求項10に記載の織編物。
- 経糸に前記複合加工糸を含み、緯糸に酸化チタンの含有量が0.1〜2質量%のセルロース系フィラメントと仮撚り加工糸またはコンジュゲート糸との合撚糸を含む織物である、請求項8に記載の織編物。
- シワ加工および起毛加工の少なくとも一方が施された、請求項8〜12のいずれか1項に記載の織編物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020093149A JP2021188157A (ja) | 2020-05-28 | 2020-05-28 | 複合加工糸、複合加工糸を含む織編物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020093149A JP2021188157A (ja) | 2020-05-28 | 2020-05-28 | 複合加工糸、複合加工糸を含む織編物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021188157A true JP2021188157A (ja) | 2021-12-13 |
Family
ID=78848997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020093149A Pending JP2021188157A (ja) | 2020-05-28 | 2020-05-28 | 複合加工糸、複合加工糸を含む織編物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021188157A (ja) |
-
2020
- 2020-05-28 JP JP2020093149A patent/JP2021188157A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105986348B (zh) | 包括包芯纱的纺织结构体及其有关制造方法 | |
JP5102045B2 (ja) | セルロース繊維混用布帛 | |
CN104812949A (zh) | 衣料用聚酰胺卷曲丝及包含该聚酰胺卷曲丝的衣料用织物 | |
JP6302609B1 (ja) | ビジネススーツ用編地 | |
JP2019167643A (ja) | アセテート系短繊維含有紡績糸および織編物 | |
JP7563501B2 (ja) | 複合加工糸および織編物 | |
JP2021188157A (ja) | 複合加工糸、複合加工糸を含む織編物 | |
CN113249850B (zh) | 水溶纱在经编机上的应用工艺及其针织产品 | |
CN211199600U (zh) | 一种超柔棉涤的针织双面布 | |
JP2016098439A (ja) | 複合糸及びこれを用いた布帛 | |
KR20030036445A (ko) | 장섬유 코듀로이 직물의 제조방법 | |
CN114059226A (zh) | 经编横移装置及经编机 | |
JP4418281B2 (ja) | ポリアミド混繊糸及び織編物 | |
KR102276508B1 (ko) | 위사 삽입 방식에 의해 제조되는 애슬레저용 원단 및 그 제조방법 | |
JP7559651B2 (ja) | 複合加工糸及び織編物 | |
CN110241496A (zh) | 一种梭织仿针织面料及其织造方法 | |
JP2010100952A (ja) | 高級清涼織編物 | |
CN221988789U (en) | Fabric with seven-surface treatment structure | |
CN219930399U (zh) | 一种单面垂直感粗纱针织毛绒布 | |
CN217753048U (zh) | 一种可降解仿羊毛针织面料 | |
JP2021075803A (ja) | 流体攪乱加工糸 | |
WO2021172565A1 (ja) | 複合紡績糸及び織編物 | |
JP2010236108A (ja) | 織物 | |
JP2009174080A (ja) | 伸縮性織編物 | |
JP7151204B2 (ja) | スラブ糸及び該スラブ糸を用いた織編物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230512 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240806 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20240919 |