JP2021187302A - 人力駆動車用の制御装置 - Google Patents

人力駆動車用の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021187302A
JP2021187302A JP2020094531A JP2020094531A JP2021187302A JP 2021187302 A JP2021187302 A JP 2021187302A JP 2020094531 A JP2020094531 A JP 2020094531A JP 2020094531 A JP2020094531 A JP 2020094531A JP 2021187302 A JP2021187302 A JP 2021187302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
rotation speed
human
control device
crank shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020094531A
Other languages
English (en)
Inventor
聡 謝花
Satoshi Shaka
充彦 川▲崎▼
Michihiko Kawasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2020094531A priority Critical patent/JP2021187302A/ja
Publication of JP2021187302A publication Critical patent/JP2021187302A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】変速機およびモータを好適に制御できる人力駆動車用の制御装置を提供する。【解決手段】人力駆動車用の制御装置は、人力駆動車のクランク軸の回転速度に対する前記人力駆動車の車輪の回転速度の比率である変速比率を変更する変速機、および、前記人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記クランク軸の回転速度に関する第1回転速度情報に応じて前記変速機を制御し、前記クランク軸の回転速度に関する第2回転速度情報に応じて前記モータを制御し、前記第1回転速度情報と前記第2回転速度情報とが異なる。【選択図】図2

Description

本発明は、人力駆動車用の制御装置に関する。
例えば、特許文献1に開示されている人力駆動車用の制御装置は、人力駆動車の変速比率を変更する変速機、および、人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する。特許文献1の人力駆動車用の制御装置は、クランク軸の回転速度に応じて変速機およびモータを制御する。
特開2013−47085号公報
本発明の目的の1つは、変速機およびモータを好適に制御できる人力駆動車用の制御装置を提供することである。
本発明の第1側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、人力駆動車のクランク軸の回転速度に対する前記人力駆動車の車輪の回転速度の比率である変速比率を変更する変速機、および、前記人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記クランク軸の回転速度に関する第1回転速度情報に応じて前記変速機を制御し、前記クランク軸の回転速度に関する第2回転速度情報に応じて前記モータを制御し、前記第1回転速度情報と前記第2回転速度情報とが異なる。
上記第1側面の制御装置によれば、変速機の制御に好適な第1回転速度情報に応じて変速機を制御でき、モータの制御に好適な第2回転速度情報に応じてモータを制御できる。このため、変速機およびモータを好適に制御できる。
前記第1側面に従う第2側面の制御装置において、前記第1回転速度情報は、第1感度にて取得された前記クランク軸の回転速度に基づき、前記第2回転速度情報は、前記第1感度とは異なる第2感度にて取得された前記クランク軸の回転速度に基づく。
上記第2側面の制御装置によれば、変速機の制御に好適な第1感度に応じて変速機を制御でき、モータの制御に好適な第2感度に応じてモータを制御できる。
前記第1または第2側面に従う第3側面の制御装置において、前記制御部は、第1期間における前記クランク軸の回転速度である前記第1回転速度情報に応じて前記変速機を制御し、前記第1期間とは異なる第2期間における前記クランク軸の回転速度である前記第2回転速度情報に応じて前記モータを制御する。
上記第3側面の制御装置によれば、変速機の制御に好適な第1回転速度情報に応じて変速機を制御でき、モータの制御に好適な第2回転速度情報に応じてモータを制御できる。
前記第3側面に従う第4側面の制御装置において、前記第1期間は、前記第2期間よりも長い。
上記第4側面の制御装置によれば、変速機の制御に用いる第1回転速度情報をモータの制御に用いる第2回転速度情報よりも長い期間を用いて算出できる。
前記第3または第4側面に従う第5側面の制御装置において、前記第1期間および前記第2期間は、前記クランク軸の回転角度に対応する。
上記第5側面の制御装置によれば、クランク軸の回転角度に応じて変速機およびモータを制御できる。
前記第3から第5側面のいずれか1つに従う第6側面の制御装置において、前記第1期間は、前記第2期間の10倍以上かつ1000倍以下である。
上記第6側面の制御装置によれば、第2期間の10倍以上かつ1000倍以下である第1期間におけるクランクに回転速度に応じて変速機を制御できる。
前記第5または第6側面に従う第7側面の制御装置において、前記第2期間は、0.01度以上、かつ、1度以下である。
上記第7側面の制御装置によれば、0.01度以上、かつ、1度以下におけるクランクに回転速度に応じてモータを制御できる。
前記第5から第7側面のいずれか1つに従う第8側面の制御装置において、前記第1期間は、1度以上、かつ、720度以下である。
上記第8側面の制御装置によれば、1度以上、かつ、720度以下におけるクランクに回転速度に応じて変速機を制御できる。
前記第3から第8側面のいずれか1つに従う第9側面の制御装置において、前記制御部は、前記クランク軸の回転速度を検出する検出部の出力に応じて、前記第1期間における前記クランク軸の回転速度、および、前記第2期間における前記クランク軸の回転速度を算出する。
上記第9側面の制御装置によれば、クランク軸の回転速度を検出する検出部の出力に応じて、第1期間におけるクランク軸の回転速度、および、第2期間における前記クランク軸の回転速度を算出できる。
前記第3から第9側面のいずれか1つに従う第10側面の制御装置において、前記制御部は、前記第1期間における前記クランク軸の回転速度に関する第1パラメータが第1所定値以上の場合、前記変速比率が大きくなるように前記変速機を制御する。
上記第10側面の制御装置によれば、第1パラメータが第1所定値以上の場合、変速比率が大きくなるように変速機を制御するため、ライダの負荷を低減できる。
前記第3から第10側面のいずれか1つに従う第11側面の制御装置において、前記制御部は、第3期間における前記クランク軸の回転速度が所定速度よりも大きい場合、前記第1期間における前記クランク軸の回転速度に応じて前記変速機を制御する第1制御状態において前記変速機を制御し、前記第3期間における前記クランク軸の回転速度が前記所定速度以下の場合、前記第3期間における前記クランク軸の回転速度に応じて前記変速機を制御する第2制御状態において前記変速機を制御する。
上記第11側面の制御装置によれば、第3期間におけるクランク軸の回転速度が所定速度よりも大きい場合、第1制御状態において変速機を制御でき、第3期間におけるクランク軸の回転速度が所定速度以下の場合、第2制御状態において変速機を制御できる。
前記第11側面に従う第12側面の制御装置において、前記第3期間は、前記第2期間と等しい。
上記第12側面の制御装置によれば、第3期間を第2期間と等しくできる。
前記第11または第12側面に従う第13側面の制御装置において、前記制御部は、前記第1制御状態において、かつ、前記第1期間における前記クランク軸の回転速度が第1速度よりも大きい場合、前記変速比率が大きくなるように前記変速機を制御し、前記第2制御状態において、前記第3期間における前記クランク軸の回転速度が第2速度よりも大きい場合、前記変速比率が大きくなるように前記変速機を制御する。
上記第13側面の制御装置によれば、第1制御状態において、かつ、第1期間におけるクランク軸の回転速度が第1速度よりも大きい場合、変速比率を大きくでき、第2制御状態において、第3期間における前記クランク軸の回転速度が第2速度よりも大きい場合、変速比率を大きくできる。
前記第13側面に従う第14側面の制御装置において、前記第1速度は、前記第2速度と等しい。
上記第14側面の制御装置によれば、第1制御状態と第2制御状態とにおいて、同一の比較対象の速度を用いて変速比率を大きくできる。
前記第11から第14側面のいずれか1つに従う第15側面の制御装置において、前記制御部は、前記第2制御状態において、前記人力駆動車の走行方向前方への加速度が第1加速度以上の場合、所定期間が経過した場合、および、前記人力駆動車の鉛直方向における加速度が第2加速度以下の場合、の少なくとも1つの場合、前記第2制御状態から前記第1制御状態に変更する。
上記第15側面の制御装置によれば、人力駆動車の走行方向前方への加速度が第1加速度以上の場合、所定期間が経過した場合、および、人力駆動車の鉛直方向における加速度が第2加速度以下の場合、の少なくとも1つの場合、第2制御状態から第1制御状態に変更できる。
前記第3から第15側面のいずれか1つに従う第16側面の制御装置において、前記制御部は、前記第1期間ごとに検出する前記クランク軸の回転速度に応じて前記変速機を制御する。
上記第16側面の制御装置によれば、第1期間ごとに検出するクランク軸の回転速度に応じて変速機を制御できる。
前記第3から第15側面のいずれか1つに従う第17側面の制御装置において、前記制御部は、前記第1期間における前記クランク軸の回転速度の平均値に応じて前記変速機を制御する。
上記第17側面の制御装置によれば、第1期間におけるクランク軸の回転速度の平均値に応じて変速機を制御できる。
本発明の第18側面に従う制御装置は、人力駆動車用の制御装置であって、人力駆動車のクランク軸の回転速度に対する前記人力駆動車の車輪の回転速度の比率である変速比率を変更する変速機、および、前記人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する制御部を備え、前記制御部は、人力駆動車の走行状態および走行環境の少なくとも1つと対応するパラメータに関する第1情報に応じて前記変速機を制御し、前記パラメータに関する第2情報に応じて前記モータを制御し、前記第1情報と前記第2情報とが異なる。
前記第18側面に従う第19側面の制御装置において、前記第1情報は、前記クランク軸に入力される人力駆動力に関する第1駆動力情報であり、前記第2情報は、前記人力駆動力に関する第2駆動力情報である。
上記第19側面の制御装置によれば、変速機の制御に好適な第1駆動力情報に応じて変速機を制御でき、モータの制御に好適な第2駆動力情報に応じてモータを制御できる。このため、変速機およびモータを好適に制御できる。
前記第19側面に従う第20側面の制御装置において、前記第1駆動力情報は、第1感度にて取得された前記人力駆動力に基づき、前記第2駆動力情報は、前記第1感度とは異なる第2感度にて取得された前記人力駆動力に基づく。
上記第20側面の制御装置によれば、変速機の制御に好適な第1感度に応じて変速機を制御でき、モータの制御に好適な第2感度に応じてモータを制御できる。
前記第19または第20側面に従う第21側面の制御装置において、前記制御部は、第1期間における前記人力駆動力である前記第1駆動力情報に応じて前記変速機を制御し、前記第1期間とは異なる第2期間における前記人力駆動力である前記第2駆動力情報に応じて前記モータを制御する。
上記第21側面の制御装置によれば、変速機の制御に好適な第1駆動力情報に応じて変速機を制御でき、モータの制御に好適な第2駆動力情報に応じてモータを制御できる。
前記第21側面に従う第22側面の制御装置において、前記第1期間は前記第2期間よりも長い。
上記22側面の制御装置によれば、変速機の制御に用いる第1駆動力情報をモータの制御に用いる第2駆動力情報よりも長い期間を用いて算出できる。
本開示の人力駆動車用の制御装置は、変速機およびモータを好適に制御できる。
第1実施形態の人力駆動車用の制御装置を含む人力駆動車の側面図。 第1実施形態の人力駆動車用の制御装置を含む人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 図2の制御部によって実行され、変速機を制御する処理のフローチャート。 図2の制御部によって実行され、モータを制御する処理のフローチャート。 第2実施形態の人力駆動車用の制御装置を含む人力駆動車の電気的な構成を示すブロック図。 図5の制御部によって実行され、変速機の制御状態を変更する処理のフローチャート。 図5の制御部によって実行され、変速機を制御する処理のフローチャート。 第3実施形態の制御部によって実行され、変速機を制御する処理のフローチャート。 第3実施形態の制御部によって実行され、モータを制御する処理のフローチャート。
<第1実施形態>
図1から図4を参照して、第1実施形態の人力駆動車用の制御装置50について説明する。人力駆動車10は、少なくとも1つの車輪を有し、少なくとも人力駆動力Hによって駆動できる乗り物である。人力駆動車10は、例えばマウンテンバイク、ロードバイク、シティバイク、カーゴバイク、および、ハンドバイク、リカンベントなど種々の種類の自転車を含む。人力駆動車10が有する車輪の数は限定されない。人力駆動車10は、例えば1輪車および3輪以上の車輪を有する乗り物も含む。人力駆動車10は、人力駆動力Hのみによって駆動できる乗り物に限定されない。人力駆動車10は、人力駆動力Hだけではなく、電気モータの駆動力を推進に利用するイーバイク(E−bike)を含む。イーバイクは、電気モータによって推進が補助される電動アシスト自転車を含む。以下、実施形態において、人力駆動車10を、自転車として説明する。
人力駆動車10は、人力駆動力Hが入力されるクランク12を備える。人力駆動車10は、車輪14と、車体16と、を、さらに備える。車輪14は、後輪14Aと、前輪14Bと、を含む。車体16は、フレーム18を含む。クランク12は、フレーム18に対して回転可能なクランク軸12Aと、クランク軸12Aの軸方向の端部にそれぞれ設けられる一対のクランクアーム12Bとを含む。各クランクアーム12Bには、一対のペダル20がそれぞれ連結される。後輪14Aは、クランク12が回転することによって駆動される。後輪14Aは、フレーム18に支持される。クランク12は、駆動機構22によって後輪14Aと連結される。駆動機構22は、クランク軸12Aに連結される第1回転体24を含む。クランク軸12Aは、第1回転体24と一体回転するように連結されてもよく、第1ワンウェイクラッチを介して連結されていてもよい。第1ワンウェイクラッチは、クランク12が前転した場合に、第1回転体24を前転させ、クランク12が後転した場合に、クランク12と第1回転体24との相対回転を許容するように構成される。第1回転体24は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。駆動機構22は、第2回転体26と、連結部材28とをさらに含む。連結部材28は、第1回転体24の回転力を第2回転体26に伝達する。連結部材28は、例えば、チェーン、ベルト、または、シャフトを含む。
第2回転体26は、後輪14Aに連結される。第2回転体26は、スプロケット、プーリ、または、ベベルギアを含む。第2回転体26と後輪14Aとの間には、好ましくは、第2ワンウェイクラッチが設けられている。第2ワンウェイクラッチは、第2回転体26が前転した場合に、後輪14Aを前転させ、第2回転体26が後転した場合に、第2回転体26と後輪14Aとの相対回転を許容するように構成される。
フレーム18には、フロントフォーク30を介して前輪14Bが取り付けられている。フロントフォーク30には、ハンドルバー34がステム32を介して連結されている。本実施形態では、後輪14Aが駆動機構22によってクランク12に連結されるが、後輪14Aおよび前輪14Bの少なくとも1つが、駆動機構22によってクランク12に連結されてもよい。
人力駆動車10は、変速機36を備える。変速機36は、人力駆動車10のクランク軸12Aの回転速度Cに対する人力駆動車10の車輪14の回転速度Wの比率である変速比率Rを変更する。変速比率Rは、クランク12の回転速度Cに対する駆動輪の回転速度の比率である。本実施形態では、駆動輪は後輪14Aである。変速機36は、例えばフロントディレイラ、リアディレイラ、および、内装変速機の少なくとも1つを含む。変速機36が内装変速機を含む場合、内装変速機は、例えば、後輪14Aのハブに設けられる。変速機36は、アクチュエータ38によって動作するように構成される。アクチュエータ38は、電気アクチュエータを含む。アクチュエータ38は、例えば、電気モータを含む。
人力駆動車10は、モータ40を備える。モータ40は、人力駆動車10の推進をアシストする。モータ40は、人力駆動車10に推進力を付与する。モータ40は、1または複数の電気モータを含む。モータ40は、ペダル20から後輪14Aまでの人力駆動力Hの動力伝達経路、および、前輪14Bの少なくとも1つに回転を伝達するように構成される。ペダル20から後輪14Aまでの人力駆動力Hの動力伝達経路は、後輪14Aを含む。本実施形態では、モータ40は、人力駆動車10のフレーム18に設けられ、第1回転体24に回転を伝達するように構成される。モータ40は、ハウジングに設けられる。ハウジングは、フレーム18に設けられる。ハウジングは、例えばフレーム18に着脱可能に取り付けられる。モータ40およびモータ40が設けられるハウジングを含んで、ドライブユニットが構成される。モータ40とクランク軸12Aとの間の動力伝達経路には、好ましくは、クランク軸12Aを人力駆動車10が前進する方向に回転させた場合にクランク12の回転力がモータ40に伝達されないように第3ワンウェイクラッチが設けられる。後輪14Aおよび前輪14Bの少なくとも1つにモータ40を設ける場合、モータ40は、ハブモータを含んでもよい。
制御装置50は、制御部52を備える。制御部52は、予め定められる制御プログラムを実行する演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)を含む。演算処理装置は、相互に離れた複数の場所に設けられてもよい。制御部52は、1または複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。好ましくは、制御装置50は、記憶部54をさらに含む。記憶部54には、各種の制御プログラムおよび各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶部54は、例えば不揮発性メモリおよび揮発性メモリを含む。不揮発性メモリは、例えば、ROM(Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、および、フラッシュメモリの少なくとも1つを含む。揮発性メモリは、例えば、RAM(Random access memory)を含む。
好ましくは、人力駆動車10は、検出部42を含む。好ましくは、検出部42は、クランク回転センサ42Aを含む。クランク回転センサ42Aは、クランク軸12Aの回転速度Cに応じた情報を検出するように構成される。クランク回転センサ42Aは、例えば、人力駆動車10のフレーム18に設けられる。クランク回転センサ42Aは、磁界の強度に応じた信号を出力する磁気センサを含んで構成される。周方向に磁界の強度が変化する環状の磁石が、クランク軸12A、クランク軸12Aに連動して回転する部材、または、クランク軸12Aから第1回転体24までの間の動力伝達経路に設けられる。クランク回転センサ42Aは、クランク軸12Aの回転速度Cに応じた信号を出力する。磁石は、クランク軸12Aから第1回転体24までの人力駆動力Hの動力伝達経路において、クランク軸12Aと一体に回転する部材に設けられてもよい。例えば、磁石は、クランク軸12Aと第1回転体24との間に第1ワンウェイクラッチが設けられない場合、第1回転体24に設けられてもよい。クランク回転センサ42Aは、磁気センサに代えて光学センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、またはトルクセンサなどを含んでいてもよい。クランク回転センサ42Aは、無線通信装置または電気ケーブルを介して、制御部52に接続される。好ましくは、クランク回転センサ42Aは、クランク12が1回転する間において、予め定める回数の検出信号を出力するように構成される。予め定める回数は、例えば、2以上である。好ましくは、予め定める回数は、4以上である。予め定める回数は、好ましくは4の倍数である。好ましくは、予め定める回数は、8、12、または、16である。クランク回転センサ42Aは、車速センサを含んで構成されていてもよい。クランク回転センサ42Aが車速センサを含む場合、例えば、制御部52は、車速センサによって検出される車速と、変速比率Rとに応じてクランク軸12Aの回転速度Cを算出するように構成される。
好ましくは、人力駆動車10は、トルクセンサ44をさらに含む。トルクセンサ44は、人力駆動力Hによってクランク12に与えられるトルクに応じた信号を出力するように構成される。トルクセンサ44は、例えば、動力伝達経路に第1ワンウェイクラッチが設けられる場合、好ましくは、第1ワンウェイクラッチよりも動力伝達経路の上流側に設けられる。トルクセンサ44は、歪センサ、磁歪センサ、または、圧力センサなどを含む。歪センサは、歪ゲージを含む。トルクセンサ44は、動力伝達経路、または、動力伝達経路に含まれる部材の近傍に含まれる部材に設けられる。動力伝達経路に含まれる部材は、例えば、クランク軸12A、クランク軸12Aと第1回転体24との間において人力駆動力Hを伝達する部材、クランクアーム12B、または、ペダル20である。トルクセンサ44は、無線通信装置または電気ケーブルを介して、制御部52に接続される。トルクセンサ44は、人力駆動力Hに関する情報を取得できればどのような構成であってもよく、例えば、ペダル20に与えられる圧力を検出するセンサ、または、チェーンの張力を検出するセンサなどを含んでいてもよい。好ましくは、トルクセンサ44は、クランク12が1回転する間において、予め定める回数の検出信号を出力するように構成される。予め定める回数は、例えば、2以上である。好ましくは、予め定める回数は、4以上である。予め定める回数は、好ましくは4の倍数である。好ましくは、予め定める回数は、8、12、または、16である。
好ましくは、人力駆動車10は、車速センサ46をさらに含む。車速センサ46は、人力駆動車10の車輪14の回転速度Wに応じた情報を検出するように構成される。車速センサ46は、例えば、人力駆動車10の車輪14に設けられる磁石を検出するように構成される。車速センサ46は、車輪14の回転速度Wに応じた信号を出力する。制御部52は、車輪14の回転速度Wと、車輪14の周長に関する情報とに基づいて人力駆動車10の車速Vを算出できる。記憶部54には車輪14の周長に関する情報が記憶される。車速センサ46は、例えばリードスイッチを構成する磁性リード、または、ホール素子を含む。車速センサ46は、人力駆動車10のフレーム18のチェーンステイに取り付けられ、後輪14Aに取り付けられる磁石を検出する構成としてもよく、フロントフォーク30に設けられ、前輪14Bに取り付けられる磁石を検出する構成としてもよい。車速センサ46は、車輪14に設けられる磁石を検出する構成に限らず、例えば、光学センサなどを含んで構成されてもよい。車速センサ46は、無線通信装置または電気ケーブルを介して、制御部52に接続される。好ましくは、車速センサ46は、例えば、車輪14が1回転する間に、予め定める回数の検出信号を出力するように構成される。予め定める回数は、例えば、2以上である。好ましくは、予め定める回数は、4以上である。予め定める回数は、好ましくは4の倍数である。好ましくは、予め定める回数は、8、12、または、16である。本実施形態において、車速センサ46は、車輪14が一回転した場合に、リードスイッチが磁石を2回以上検出するように構成される。
制御部52は、変速機36およびモータ40を制御する。制御部52は、クランク軸12Aの回転速度Cに関する第1回転速度情報に応じて変速機36を制御し、クランク軸12Aの回転速度Cに関する第2回転速度情報に応じてモータ40を制御する。第1回転速度情報と第2回転速度情報とは異なる。
第1回転速度情報は、第1感度にて取得されたクランク軸12Aの回転速度Cに基づく。第2回転速度情報は、第1感度とは異なる第2感度にて取得されたクランク軸12Aの回転速度Cに基づく。
制御部52は、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度である第1回転速度情報に応じて変速機36を制御する。制御部52は、第1期間T1とは異なる第2期間T2におけるクランク軸12Aの回転速度である第2回転速度情報に応じてモータ40を制御する。好ましくは、第1期間T1および第2期間T2は、クランク軸12Aの回転角度に対応する。
好ましくは、第1期間T1は、第2期間T2よりも長い。第1期間T1が長いほど、第1感度は鈍い。第2期間T2が長いほど、第2感度は鈍い。第1期間T1が第2期間T2よりも長い場合、第1感度は、第2感度よりも鈍い。好ましくは、第1期間T1は、第2期間T2の10倍以上かつ1000倍以下である。第2期間T2がクランク軸12Aの回転角度に対応する場合、好ましくは、第2期間T2は、0.01度以上、かつ、1度以下である。第2期間T2がクランク軸12Aの回転角度に対応する場合、例えば、第2期間T2は、0.1度、または、1度である。第1期間T1がクランク軸12Aの回転角度に対応する場合、好ましくは、第1期間T1は、1度以上、かつ、720度以下である。第1期間T1がクランク軸12Aの回転角度に対応する場合、例えば、第1期間T1は、10度、30度、60度、90度、180度、270度、または、360度である。
制御部52は、クランク軸12Aの回転速度Cを検出する検出部42の出力に応じて、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1、および、第2期間T2におけるクランク軸12Aの回転速度C2を算出する。第2期間T2は、例えば、検出部42の検出周期以下である。好ましくは、第2期間T2は、検出部42の検出周期と等しい。
第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1は、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1Xまたは第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度Cの平均値C1Yを含む。本実施形態では、制御部52は、第1例または第2例において、変速機36を制御する。
第1例では、制御部52は、第1期間T1ごとに検出するクランク軸12Aの回転速度C1Xに応じて変速機36を制御する。第1例において、制御部52は、例えば、検出部42から出力される検出信号のうち、第1期間T1が経過するごとに1つの検出信号を用いてクランク軸12Aの回転速度C1Xを算出する。
第2例では、制御部52は、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度Cの平均値C1Yに応じて変速機36を制御する。第2例において、制御部52は、例えば、第1期間T1において検出部42から出力される複数の検出信号からそれぞれクランク軸12Aの回転速度Cを算出する。平均値C1Yは、移動平均であってもよい。
制御部52は、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1に関する第1パラメータP1が第1所定値PX以上の場合、変速比率Rが大きくなるように変速機36を制御する。第1パラメータP1は、第1例では、クランク軸12Aの回転速度C1Xである。第1パラメータP1は、第2例では、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1の平均値C1Yである。
好ましくは、制御部52は、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1に関する第1パラメータP1が第2所定値PY以下の場合、変速比率Rが小さくなるように変速機36を制御する。好ましくは、第2所定値PYは、第1所定値PXよりも小さい。
図3を参照して、変速機36を制御する処理について説明する。制御部52は、制御部52に電力が供給されると、処理を開始して図3に示すフローチャートのステップS11に移行する。制御部52は、図3のフローチャートが終了すると、電力の供給が停止されるまでは、予め定める周期後にステップS11からの処理を繰り返す。
制御部52は、ステップS11において、第1パラメータP1が第1所定値PX以上か否かを判定する。制御部52は、第1パラメータP1が第1所定値PX以上の場合、ステップS12に移行する。制御部52は、ステップS12において、変速比率Rが大きくなるように変速機36を制御し、処理を終了する。制御部52は、ステップS11において、第1パラメータP1が第1所定値PX以上ではない場合、ステップS13に移行する。
制御部52は、ステップS13において、第1パラメータP1が第2所定値PY以下か否かを判定する。制御部52は、第1パラメータP1が第2所定値PY以下ではない場合、処理を終了する。制御部52は、第1パラメータP1が第2所定値PY以下の場合、ステップS14に移行する。制御部52は、ステップS14において、変速比率Rが小さくなるように変速機36を制御し、処理を終了する。
制御部52は、例えば、第2期間T2におけるクランク軸12Aの回転速度C2に関するモータ40の出力の変更条件が成立した場合、第2期間T2におけるクランク軸12Aの回転速度C2に応じてモータ40の出力、人力駆動力Hに対するモータ40の出力の比率、および、モータ40の上限トルクの少なくとも1つを変更する。
モータ40の出力の変更条件は、例えば、人力駆動車10の走行が開始される場合に成立する。この場合、制御部52は、例えば、人力駆動車10の走行が開始される場合、第2期間T2におけるクランク軸12Aの回転速度C2が大きくなるにつれて、モータ40の出力を大きくする。モータ40の出力の変更条件は、例えば、人力駆動力Hの仕事率HWに対するモータ40の出力の仕事率の比率が所定比率になるようにモータ40を制御するアシストモードが実行される場合に成立する。人力駆動力Hの仕事率HWは、人力駆動力Hと、第2期間T2におけるクランク軸12Aの回転速度C2とを乗算した値と対応する。
図4を参照して、モータ40を制御する処理について説明する。制御部52は、制御部52に電力が供給されると、処理を開始して図4に示すフローチャートのステップS21に移行する。制御部52は、図4のフローチャートが終了すると、電力の供給が停止されるまでは、予め定める周期後にステップS21からの処理を繰り返す。
制御部52は、ステップS21において、モータ40の出力の変更条件が成立するか否かを判定する。制御部52は、モータ40の出力の変更条件が成立しない場合、処理を終了する。制御部52は、モータ40の出力の変更条件が成立する場合、ステップS22に移行する。制御部52は、ステップS22において、第2期間T2におけるクランク軸12Aの回転速度C2に応じてモータ40を制御し、処理を終了する。
制御部52は、第2期間T2よりも長い第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1に応じて変速機36を制御するため、短期間のクランク軸12Aの回転速度Cの変化によって変速比率Rが変更されることを抑制できる。制御部52は、第1期間T1よりも短い第2期間T2におけるクランク軸12Aの回転速度C2に応じてモータ40を制御するため、クランク軸12Aの回転速度Cの変化に対するモータ40の出力の変化の応答性を高くできる。
<第2実施形態>
図5から図7を参照して、第2実施形態の制御装置50について説明する。第2実施形態の制御装置50は、図3の処理に変えて図6および図7の処理を実行する点以外は、第1実施形態の制御装置50と同様であるので、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
好ましくは、人力駆動車10は、加速度センサ48を含む。加速度センサ48は、例えば、人力駆動車10の加速度を検出する。好ましくは、加速度センサ48は、2軸以上の加速度を検出可能に構成される。好ましくは、加速度センサ48は、人力駆動車10の走行方向前方に沿う加速度DX、および、人力駆動車10の鉛直方向に沿う加速度DYを検出可能に構成される。
制御部52は、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3が所定速度C3Xよりも大きい場合、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1に応じて変速機36を制御する第1制御状態において変速機36を制御する。制御部52は、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3が所定速度C3X以下の場合、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3に応じて変速機36を制御する第2制御状態において変速機36を制御する。好ましくは、第1期間T1は、第3期間T3とは異なる。好ましくは、第1期間T1は、第3期間T3よりも長い。好ましくは、第3期間T3は、第2期間T2と等しい。所定速度C3Xは、例えば、人力駆動車10が段差に衝突した場合および段差を落ちた場合等に、短期間においてクランク軸12Aの回転速度Cが上昇する場合を判定可能な値が設定される。好ましくは、所定速度C3Xは、例えば、リアサスペンション装置を含む人力駆動車10が段差に衝突した場合および段差を落ちた場合等に、短期間においてクランク軸12Aの回転速度Cが上昇する場合を判定可能な値が設定される。
好ましくは、制御部52は、第1制御状態において、かつ、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1が第1速度C1Aよりも大きい場合、変速比率Rが大きくなるように変速機36を制御する。制御部52は、第2制御状態において、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3が第2速度C3Aよりも大きい場合、変速比率Rが大きくなるように変速機36を制御する。好ましくは、第1速度C1Aは、第2速度C1Bと等しい。本実施形態において、第1速度C1Aは第1所定値PXと同じである。第1速度C1Aは第1所定値PXと異なっていてもよい。
制御部52は、第2制御状態において、人力駆動車10の走行方向前方への加速度DXが第1加速度DX1以上の場合、所定期間TXが経過した場合、および、人力駆動車10の鉛直方向における加速度DYが第2加速度DY1以下の場合、の少なくとも1つの場合、第2制御状態から第1制御状態に変更する。第1加速度DX1、所定期間TX、第2加速度DY1は、例えば、人力駆動車10が段差に衝突した場合および段差を落ちた場合等に、短期間においてクランク軸12Aの回転速度Cが上昇する場合に、上昇したクランク軸12Aの回転速度Cが十分に低下する状態を判定可能な値が設定される。所定期間TXは、例えば、2秒が設定される。
図6を参照して、変速機36の制御状態を変更する処理について説明する。制御部52は、制御部52に電力が供給されると、処理を開始して図6に示すフローチャートのステップS31に移行する。制御部52は、図6のフローチャートが終了すると、電力の供給が停止されるまでは、予め定める周期後にステップS31からの処理を繰り返す。
制御部52は、ステップS31において、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3が所定速度CXよりも大きいか否かを判定する。制御部52は、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3が所定速度CXよりも大きい場合、ステップS32に移行する。制御部52は、ステップS32において、第1制御状態において変速機36を制御し、処理を終了する。
制御部52は、ステップS31において、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3が所定速度CXよりも大きくない場合、ステップS33に移行する。制御部52は、ステップS33において、第2制御状態において変速機36を制御し、ステップS34に移行する。
制御部52は、ステップS34において、第1制御状態への切替条件が成立するか否かを判定する。制御部52は、例えば、人力駆動車10の走行方向前方への加速度DXが第1加速度DX1以上の場合、所定期間TXが経過した場合、および、人力駆動車10の鉛直方向における加速度DYが第2加速度DY1以下の場合、の少なくとも1つの場合、第1制御状態への切替条件が成立すると判定する。制御部52は、第1制御状態への切替条件が成立しない場合、ステップS33に移行する。制御部52は、第1制御状態への切替条件が成立する場合、ステップS35に移行する。制御部52は、ステップS35において、第1制御状態に切り替え、処理を終了する。
図7を参照して、変速機36の制御状態を変更する処理について説明する。制御部52は、制御部52に電力が供給されると、処理を開始して図7に示すフローチャートのステップS41に移行する。制御部52は、図7のフローチャートが終了すると、電力の供給が停止されるまでは、予め定める周期後にステップS41からの処理を繰り返す。
制御部52は、ステップS41において、第1制御状態か否かを判定する。制御部52は、第1制御状態の場合、ステップS42に移行する。制御部52は、ステップS42において、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1が第1速度C1Aよりも大きいか否かを判定する。制御部52は、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1が第1速度C1Aよりも大きい場合、ステップS43に移行する。制御部52は、ステップS43において、変速比率Rが大きくなるように変速機36を制御し、処理を終了する。
制御部52は、ステップS42において、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1が第1速度C1Aよりも大きくない場合、ステップS44に移行する。制御部52は、ステップS44において、第1パラメータP1が第2所定値PY以下か否かを判定する。制御部52は、第1パラメータP1が第2所定値PY以下ではない場合、処理を終了する。制御部52は、第1パラメータP1が第2所定値PY以下の場合、ステップS45に移行する。制御部52は、ステップS45において、変速比率Rが小さくなるように変速機36を制御し、処理を終了する。
制御部52は、ステップS41において、第1制御状態ではない場合、ステップS46に移行する。制御部52は、ステップS41において、第2制御状態の場合、ステップS46に移行する。制御部52は、ステップS46において、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3が第2速度C3Aよりも大きいか否かを判定する。制御部52は、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3が第2速度C3Aよりも大きい場合、ステップS47に移行する。制御部52は、ステップS47において、変速比率Rが大きくなるように変速機36を制御し、処理を終了する。
制御部52は、ステップS46において、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3が第2速度C3Aよりも大きくない場合、ステップS48に移行する。制御部52は、ステップS48において、第1パラメータP1が第2所定値PY以下か否かを判定する。制御部52は、第1パラメータP1が第2所定値PY以下ではない場合、処理を終了する。制御部52は、第1パラメータP1が第2所定値PY以下の場合、ステップS49に移行する。制御部52は、ステップS49において、変速比率Rが小さくなるように変速機36を制御し、処理を終了する。
制御部52は、第3期間T3におけるクランク軸12Aの回転速度C3が所定速度C3Xよりも大きい場合、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1に応じて変速機36を制御する。このため、例えば、人力駆動車10が段差に衝突した場合および段差を落ちることによって、クランク軸12Aの回転速度Cが短期間に上昇した場合に、変速比率Rが大きくなることを抑制できる。
<第3実施形態>
図8および図9を参照して、第3実施形態の制御装置50について説明する。第3実施形態の制御装置50は、図3および図4の処理に変えて図8および図9の処理を実行する点以外は、第1実施形態の制御装置50と同様であるので、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
制御部52は、人力駆動車10の走行状態および走行環境の少なくとも1つと対応するパラメータPに関する第1情報に応じて変速機36を制御し、パラメータPに関する第2情報に応じてモータ40を制御する。第1情報と第2情報とは異なる。第1情報は、クランク軸12Aに入力される人力駆動力Hに関する第1駆動力情報であり、第2情報は、人力駆動力Hに関する第2駆動力情報である。
第1駆動力情報は、第1感度にて取得された人力駆動力Hに基づき、第2駆動力情報は、第1感度とは異なる第2感度にて取得された人力駆動力Hに基づく。
制御部52は、第1期間TAにおける人力駆動力Hである第1駆動力情報に応じて変速機36を制御し、第1期間TAとは異なる第2期間TBにおける人力駆動力Hである第2駆動力情報に応じてモータを制御する。好ましくは、第1期間TAおよび第2期間TBは、時間およびクランク軸12Aの回転角度の少なくとも1つに対応する。第1期間TAは、第1実施形態の第1期間T1と等しくてもよく、異なっていてもよい。第2期間TBは、第1実施形態の第2期間T2と等しくてもよく異なっていてもよい。
好ましくは、第1期間TAは第2期間TBよりも長い。第1期間TAが長いほど、第1感度は鈍い。第2期間TBが長いほど、第2感度は鈍い。第1期間TAが第2期間TBよりも長い場合、第1感度は、第2感度よりも鈍い。好ましくは、第1期間TAは、第2期間TBの10倍以上かつ1000倍以下である。第2期間TBがクランク軸12Aの回転角度に対応する場合、好ましくは、第2期間TBは、0.01度以上、かつ、1度以下である。第2期間TBがクランク軸12Aの回転角度に対応する場合、例えば、第2期間TBは、0.1度、または、1度である。第1期間TAがクランク軸12Aの回転角度に対応する場合、好ましくは、第1期間TAは、1度以上、かつ、720度以下である。第1期間TAがクランク軸12Aの回転角度に対応する場合、例えば、第1期間TAは、10度、30度、60度、90度、180度、270度、または、360度である。
制御部52は、クランク軸12Aの回転速度Cを検出する検出部42の出力に応じて、第1期間TAにおける人力駆動力H1、および、第2期間TBにおける人力駆動力H2を算出する。第2期間TBは、例えば、検出部42の検出周期以下である。好ましくは、第2期間TBは、検出部42の検出周期と等しい。
第1期間TAにおける人力駆動力H1は、第1期間TAにおける人力駆動力H1Xまたは第1期間TAにおける人力駆動力Hの平均値H1Yを含む。本実施形態では、制御部52は、第1例または第2例において、変速機36を制御する。
第1例では、制御部52は、第1期間TAごとに検出する人力駆動力H1Xに応じて変速機36を制御する。第1例において、制御部52は、例えば、検出部42から出力される検出信号のうち、第1期間TAが経過するごとに1つの検出信号を用いて人力駆動力H1Xを算出する。
第2例では、制御部52は、第1期間TAにおける人力駆動力Hの平均値H1Yに応じて変速機36を制御する。第2例において、制御部52は、例えば、第1期間TAにおいて検出部42から出力される複数の検出信号からそれぞれ人力駆動力Hを算出する。平均値H1Yは、移動平均であってもよい。
好ましくは、制御部52は、第1期間TAにおける人力駆動力H1に関する第1パラメータP10が第1所定値P11以下の場合、変速比率Rが大きくなるように変速機36を制御する。第1パラメータP10は、第1例では、人力駆動力H1Xである。第1パラメータP10は、第2例では、第1期間TAにおける人力駆動力H1の平均値H1Yである。
好ましくは、制御部52は、第1期間TAにおける人力駆動力H1に関する第1パラメータP10が第2所定値P12以上の場合、変速比率Rが小さくなるように変速機36を制御する。好ましくは、第2所定値P12は、第1所定値P11よりも大きい。
図8を参照して、変速機36を制御する処理について説明する。制御部52は、制御部52に電力が供給されると、処理を開始して図8に示すフローチャートのステップS51に移行する。制御部52は、図8のフローチャートが終了すると、電力の供給が停止されるまでは、予め定める周期後にステップS51からの処理を繰り返す。
制御部52は、ステップS51において、第1パラメータP10が第1所定値P11以下か否かを判定する。制御部52は、第1パラメータP10が第1所定値P11以下の場合、ステップS52に移行する。制御部52は、ステップS52において、変速比率Rが大きくなるように変速機36を制御し、処理を終了する。制御部52は、ステップS51において、第1パラメータP10が第1所定値P11以下ではない場合、ステップS53に移行する。
制御部52は、ステップS53において、第1パラメータP10が第2所定値P12以上か否かを判定する。制御部52は、第1パラメータP10が第2所定値P12以上ではない場合、処理を終了する。制御部52は、第1パラメータP10が第2所定値P12以上の場合、ステップS54に移行する。制御部52は、ステップS54において、変速比率Rが小さくなるように変速機36を制御し、処理を終了する。
制御部52は、例えば、第2期間TBにおける人力駆動力H2に関するモータ40の出力の変更条件が成立した場合、第2期間TBにおける人力駆動力H2に応じてモータ40の出力、人力駆動力Hに対するモータ40の出力の比率、および、モータ40の上限トルクの少なくとも1つを変更する。
モータ40の出力の変更条件は、例えば、人力駆動力Hの仕事率HWに対するモータ40の出力の仕事率の比率が所定比率になるようにモータ40を制御するアシストモードが実行される場合に成立する。人力駆動力Hの仕事率HWは、人力駆動力Hと、第2期間TBにおける人力駆動力H2とを乗算した値と対応する。
図9を参照して、モータ40を制御する処理について説明する。制御部52は、制御部52に電力が供給されると、処理を開始して図9に示すフローチャートのステップS61に移行する。制御部52は、図9のフローチャートが終了すると、電力の供給が停止されるまでは、予め定める周期後にステップS61からの処理を繰り返す。
制御部52は、ステップS61において、モータ40の出力の変更条件が成立するか否かを判定する。制御部52は、モータ40の出力の変更条件が成立しない場合、処理を終了する。制御部52は、モータ40の出力の変更条件が成立する場合、ステップS62に移行する。制御部52は、ステップS62において、第2期間TBにおける人力駆動力H2に応じてモータ40を制御し、処理を終了する。
制御部52は、第2期間TBよりも長い第1期間TAにおける人力駆動力H1に応じて変速機36を制御するため、短期間の人力駆動力Hの変化によって変速比率Rが変更されることを抑制できる。制御部52は、第1期間TAよりも短い第2期間TBにおける人力駆動力H2に応じてモータ40を制御するため、人力駆動力Hの変化に対するモータ40の出力の変化の応答性を高くできる。
<変形例>
実施形態に関する説明は、本開示に従う人力駆動車用の制御装置が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本開示に従う人力駆動車用の制御装置は、例えば以下に示される実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。以下の変形例において、実施形態の形態と共通する部分については、実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1を検出する検出部と、第2期間T2におけるクランク軸12Aの回転速度C2を検出する検出部とは、各別であってもよい。この場合、第1期間T1におけるクランク軸12Aの回転速度C1を検出する検出部は、第1期間T1に1回の検出信号を出力するように構成されていてもよい。
・第1期間T1が第2期間T2よりも短くてもよい。第1期間T1が第2期間T2よりも短い場合、第1感度は、第2感度よりも高い。
・第3実施形態において、制御部52は、第3期間TCにおける人力駆動力H3が所定値H3Xよりも小さい場合、第1期間TAにおける人力駆動力H1に応じて変速機36を制御する第1制御状態において変速機36を制御し、第3期間TCにおける人力駆動力H3が所定値H3X以上の場合、第3期間TCにおける人力駆動力H3に応じて変速機36を制御する第2制御状態において変速機36を制御してもよい。好ましくは、第1期間TAは、第3期間TCとは異なる。好ましくは、第1期間TAは、第3期間TCよりも長い。好ましくは、第3期間TCは、第2期間TBと等しい。所定値H3Xは、例えば、人力駆動車10が段差に衝突した場合および段差を落ちた場合等に、短期間において所定値H3Xが変動する場合を判定可能な値が設定される。好ましくは、所定値H3Xは、例えば、リアサスペンション装置を含む人力駆動車10が段差に衝突した場合および段差を落ちた場合等に、短期間において所定値H3Xが変動する場合を判定可能な値が設定される。
・第3実施形態において、パラメータPは、例えば、車速V、および、人力駆動車10の走行路の道路勾配の少なくとも1つに関するものであってもよい。この場合も、制御部52は、変速機36の制御に好適な第1情報に応じて変速機36を制御でき、モータ40の制御に好適な第2情報に応じてモータ40を制御できる。このため、変速機36およびモータ40を好適に制御できる。
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
10…人力駆動車、12A…クランク軸、14…車輪、36…変速機、40…モータ、42…検出部、50…制御装置、52…制御部。

Claims (22)

  1. 人力駆動車用の制御装置であって、
    人力駆動車のクランク軸の回転速度に対する前記人力駆動車の車輪の回転速度の比率である変速比率を変更する変速機、および、前記人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記クランク軸の回転速度に関する第1回転速度情報に応じて前記変速機を制御し、
    前記クランク軸の回転速度に関する第2回転速度情報に応じて前記モータを制御し、
    前記第1回転速度情報と前記第2回転速度情報とが異なる、制御装置。
  2. 前記第1回転速度情報は、第1感度にて取得された前記クランク軸の回転速度に基づき、前記第2回転速度情報は、前記第1感度とは異なる第2感度にて取得された前記クランク軸の回転速度に基づく、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、
    第1期間における前記クランク軸の回転速度である前記第1回転速度情報に応じて前記変速機を制御し、
    前記第1期間とは異なる第2期間における前記クランク軸の回転速度である前記第2回転速度情報に応じて前記モータを制御する、請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記第1期間は、前記第2期間よりも長い、請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記第1期間および前記第2期間は、前記クランク軸の回転角度に対応する、請求項3または4に記載の制御装置。
  6. 前記第1期間は、前記第2期間の10倍以上かつ1000倍以下である、請求項3から5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記第2期間は、0.01度以上、かつ、1度以下である、請求項5または6に記載の制御装置。
  8. 前記第1期間は、1度以上、かつ、720度以下である、請求項5から7のいずれか一項に記載の制御装置。
  9. 前記制御部は、前記クランク軸の回転速度を検出する検出部の出力に応じて、前記第1期間における前記クランク軸の回転速度、および、前記第2期間における前記クランク軸の回転速度を算出する、請求項3から8のいずれか一項に記載の制御装置。
  10. 前記制御部は、前記第1期間における前記クランク軸の回転速度に関する第1パラメータが第1所定値以上の場合、前記変速比率が大きくなるように前記変速機を制御する、請求項3から9のいずれか一項に記載の制御装置。
  11. 前記制御部は、
    第3期間における前記クランク軸の回転速度が所定速度よりも大きい場合、前記第1期間における前記クランク軸の回転速度に応じて前記変速機を制御する第1制御状態において前記変速機を制御し、
    前記第3期間における前記クランク軸の回転速度が前記所定速度以下の場合、前記第3期間における前記クランク軸の回転速度に応じて前記変速機を制御する第2制御状態において前記変速機を制御する、請求項3から10のいずれか一項に記載の制御装置。
  12. 前記第3期間は、前記第2期間と等しい、請求項11に記載の制御装置。
  13. 前記制御部は、
    前記第1制御状態において、かつ、前記第1期間における前記クランク軸の回転速度が第1速度よりも大きい場合、前記変速比率が大きくなるように前記変速機を制御し、
    前記第2制御状態において、前記第3期間における前記クランク軸の回転速度が第2速度よりも大きい場合、前記変速比率が大きくなるように前記変速機を制御する、請求項11または12に記載の制御装置。
  14. 前記第1速度は、前記第2速度と等しい、請求項13に記載の制御装置。
  15. 前記制御部は、前記第2制御状態において、前記人力駆動車の走行方向前方への加速度が第1加速度以上の場合、所定期間が経過した場合、および、前記人力駆動車の鉛直方向における加速度が第2加速度以下の場合、の少なくとも1つの場合、前記第2制御状態から前記第1制御状態に変更する、請求項11から14のいずれか一項に記載の制御装置。
  16. 前記制御部は、前記第1期間ごとに検出する前記クランク軸の回転速度に応じて前記変速機を制御する、請求項3から15のいずれか一項に記載の制御装置。
  17. 前記制御部は、前記第1期間における前記クランク軸の回転速度の平均値に応じて前記変速機を制御する、請求項3から15のいずれか一項に記載の制御装置。
  18. 人力駆動車用の制御装置であって、
    人力駆動車のクランク軸の回転速度に対する前記人力駆動車の車輪の回転速度の比率である変速比率を変更する変速機、および、前記人力駆動車の推進をアシストするモータを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、人力駆動車の走行状態および走行環境の少なくとも1つと対応するパラメータに関する第1情報に応じて前記変速機を制御し、前記パラメータに関する第2情報に応じて前記モータを制御し、
    前記第1情報と前記第2情報とが異なる、制御装置。
  19. 前記第1情報は、前記クランク軸に入力される人力駆動力に関する第1駆動力情報であり、
    前記第2情報は、前記人力駆動力に関する第2駆動力情報である、請求項18に記載の制御装置。
  20. 前記第1駆動力情報は、第1感度にて取得された前記人力駆動力に基づき、前記第2駆動力情報は、前記第1感度とは異なる第2感度にて取得された前記人力駆動力に基づく、請求項19に記載の制御装置。
  21. 前記制御部は、第1期間における前記人力駆動力である前記第1駆動力情報に応じて前記変速機を制御し、前記第1期間とは異なる第2期間における前記人力駆動力である前記第2駆動力情報に応じて前記モータを制御する、請求項19または20に記載の制御装置。
  22. 前記第1期間は前記第2期間よりも長い、請求項21に記載の制御装置。
JP2020094531A 2020-05-29 2020-05-29 人力駆動車用の制御装置 Pending JP2021187302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020094531A JP2021187302A (ja) 2020-05-29 2020-05-29 人力駆動車用の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020094531A JP2021187302A (ja) 2020-05-29 2020-05-29 人力駆動車用の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021187302A true JP2021187302A (ja) 2021-12-13

Family

ID=78848558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020094531A Pending JP2021187302A (ja) 2020-05-29 2020-05-29 人力駆動車用の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021187302A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI818956B (zh) 人力驅動車用控制裝置
CN110316310B (zh) 人力驱动车用控制装置
TWI823965B (zh) 人力驅動車之變速控制系統
JP2021104796A (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP2022073186A (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP7475807B2 (ja) 人力駆動車用制御装置および人力駆動車用ドライブユニット
JP7266987B2 (ja) 人力駆動車用の制御装置および人力駆動車用の制御方法
JP2020199992A (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP2022104358A (ja) 人力駆動車用の制御装置および人力駆動車用の制御システム
JP7324646B2 (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP7277120B2 (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP7497214B2 (ja) 制御装置および変速システム
JP2021187302A (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP2023097869A (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP7369531B2 (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP7021031B2 (ja) 人力駆動車用制御装置
JP7146495B2 (ja) 人力駆動車用制御装置および人力駆動車用駆動装置
JP2022073187A (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP7324694B2 (ja) 人力駆動車用の判別装置および人力駆動車用の制御装置
TWI844738B (zh) 人力驅動車用之判別裝置及人力驅動車用的控制裝置
JP7497213B2 (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP2021187299A (ja) 制御装置および変速システム
JP7497215B2 (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP2021046188A (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP7312867B2 (ja) 人力駆動車用制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240501