JP2021185689A - 撮像装置、プログラム、記録媒体、及び制御方法 - Google Patents

撮像装置、プログラム、記録媒体、及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021185689A
JP2021185689A JP2021130962A JP2021130962A JP2021185689A JP 2021185689 A JP2021185689 A JP 2021185689A JP 2021130962 A JP2021130962 A JP 2021130962A JP 2021130962 A JP2021130962 A JP 2021130962A JP 2021185689 A JP2021185689 A JP 2021185689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
images
shooting
panoramic
image pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021130962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7174120B2 (ja
Inventor
武史 安冨
Takeshi Yasutomi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2021130962A priority Critical patent/JP7174120B2/ja
Publication of JP2021185689A publication Critical patent/JP2021185689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7174120B2 publication Critical patent/JP7174120B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4038Image mosaicing, e.g. composing plane images from plane sub-images
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/633Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders for displaying additional information relating to control or operation of the camera
    • H04N23/635Region indicators; Field of view indicators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/64Computer-aided capture of images, e.g. transfer from script file into camera, check of taken image quality, advice or proposal for image composition or decision on when to take image
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • H04N23/6811Motion detection based on the image signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/698Control of cameras or camera modules for achieving an enlarged field of view, e.g. panoramic image capture

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

【課題】パノラマ画像の元となる画像の撮影中に、パノラマ画像に含まれない可能性のある画像領域をユーザが認識することを支援する技術を提供する。【解決手段】パノラマ画像の合成のための複数の画像を撮影する撮影手段と、前記複数の画像を撮影する際に用いる光学系の状態に基づいて、前記複数の画像のそれぞれにおいて前記パノラマ画像の合成に用いられない領域を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した領域を表示する表示手段と、を有することを特徴とする撮像装置を提供する。【選択図】図7

Description

本発明は、撮像装置、プログラム、記録媒体、及び制御方法に関する。
複数の単位画像からパノラマ状の全体画像(パノラマ画像)を生成する技術が知られている(特許文献1)。特許文献1の撮像装置は、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部を構成する単位画像を撮像し、単位画像の一部を構成する所定サイズの画像領域を、互いに重複領域が生じるように切り出し、切り出された画像領域を順次重ね合わせる。これにより、撮影範囲全体を表すパノラマ画像が生成される。また、特許文献2には、撮影方式がパンニング撮影であると判別された場合に、撮像画像に対して、焦点距離を半径とする仮想円筒面上に対する円筒座標変換を行い、変換後の画像からパノラマ画像を生成する技術が開示されている。
特開2005−328497号公報 特開平11−331696号公報
図3(A)に示すように、円筒座標変換を行うと、変換後の画像の両端において、上下方向(高さ方向)のサイズ(画素数)が元画像よりも小さくなる。従って、カメラを横方向に移動させてパノラマ画像を撮影する場合、最終的に生成されるパノラマ画像の上下方向の画素数の減少を抑制するために、変換後の画像の端部を用いずに、中央付近の領域からパノラマ画像を生成する処理が行われる(図3(B)参照)。図3(B)において、斜線部が画像保存領域(パノラマ画像の生成に用いられる画像領域)であり、他の領域(非保存領域)は保存されない。カメラを縦方向に移動させてパノラマ画像を撮影する場合も、上下方向(高さ方向)と左右方向(横方向)との関係が入れ替わるが、同様の現象が発生する。なお、図3(B)には画像の左半分のみが図示されているが、右半分も同様である。
また、円筒座標変換の変換係数によっては、画像の上下方向が直線にならない場合もある。この場合も同様に、画像保存領域が狭くなる。
図3(A)において焦点距離(f)が18mmの場合と11mmの場合との比較から理解できるように、円筒座標変換に伴うサイズ減少は焦点距離が短いほど顕著である。パノラマ画像は、眼前に広がる雄大な風景などを被写体にすることが多く、焦点距離が短い広角レンズの利用頻度が高くなりがちであるので、上記の問題がより顕著に発生する。
しかしながら、従来のカメラは、パノラマ画像の撮影中に撮像素子から出力される所謂スルー画像を液晶画面に表示する。そのため、ユーザは、パノラマ画像の撮影中に、スルー画像のうちのどの領域が画像保存領域となるか(どの領域からパノラマ画像が生成されるか)を知ることができない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、パノラマ画像の元となる画像の撮影中に、パノラマ画像に含まれない可能性のある画像領域をユーザが認識することを支援する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、パノラマ画像の合成のための複数の画像を撮影する撮影手段と、前記複数の画像を撮影する際に用いる光学系の状態に基づいて、前記複数の画像のそれぞれにおいて前記パノラマ画像の合成に用いられない領域を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した領域を表示する表示手段と、を有することを特徴とする撮像装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、パノラマ画像の元となる画像の撮影中に、パノラマ画像に含まれない可能性のある画像領域をユーザが認識することを支援することが可能となる。
デジタルカメラ100のブロック図。 パノラマ撮影の概要について説明する図。 (A)円筒座標変換の概念図、(B)円筒座標変換後の画像における画像保存領域と非保存領域とを説明する図。 デジタルカメラ100が実行する撮影処理のフローチャート。 パノラマ撮影処理のフローチャート。 パノラマ撮影処理のデータフローを示す図。 パノラマ撮影処理におけるライブビュー表示の例を示す図。 パノラマ撮影処理におけるライブビュー表示の例を示す図。 パノラマ撮影処理におけるライブビュー表示の例を示す図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。また、別々の実施形態の中で説明されている特徴を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
図2を参照して、パノラマ撮影の概要について説明する。図2(A)に示すように、ユーザは、デジタルカメラ100を動かしながら、複数の画像を順次撮影する。デジタルカメラ100の移動は、自動雲台等により行ってもよい。図2(B)に示すように、ユーザは、撮影された各画像に被写体の共通領域(重複領域)が含まれるように、撮影を行う。
デジタルカメラ100は、撮影した各画像に対して、光学レンズ(撮影レンズ)の歪曲を補正する処理と、光学レンズの焦点距離を半径とする仮想円筒にマッピングする処理(円筒座標変換処理)とを行う。そして、デジタルカメラ100は、各画像の共通領域の特徴点を抽出し、その特徴点がどのくらい動いたかを示す移動ベクトルを検出する。デジタルカメラ100は、その移動ベクトルに基づき、例えばアフィン変換の係数への変換を行い、特徴点が一致するように2枚の画像を重ね合わせる。これにより、共通領域以外の部分が拡張された画像が得られる。これを複数回繰り返すことで、1枚の撮影画像よりも広範囲をカバーするパノラマ画像を生成可能である。
図1は、デジタルカメラ100のブロック図である。図1において、101は撮影レンズである。102はAF(オートフォーカス)駆動回路である。AF駆動回路102は、例えばDCモータやステッピングモータによって構成され、マイクロコンピュータ123の制御によって撮影レンズ101のフォーカスレンズ位置を変化させることによりピントを合わせる。103は絞りである。104は絞り駆動回路である。絞り駆動回路104は、絞り103を駆動する。駆動されるべき量は、マイクロコンピュータ123によって算出される。これにより、光学的な絞り値が変化する。
105は、撮影レンズ101から入射した光束をファインダ側と撮像センサ112側との間で切り替えるための主ミラーである。主ミラー105は、通常時はファインダ側へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やライブビュー表示の場合には、撮像センサ112へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する。また、主ミラー105は、その中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うためのセンサ(不図示)に入射するように透過させる。
106は、主ミラー105から透過してきた光束を反射させ、焦点検出を行うためのセンサや、露光量算出回路109内に配置されているセンサに導くためのサブミラーである。107は、ミラー駆動回路であり、マイクロコンピュータ123の制御によって主ミラー105を駆動する。108はファインダを構成するペンタプリズムである。ファインダは、他にピント板(不図示)、アイピースレンズ(不図示)などによって構成させる。
109は露光量算出回路である。主ミラー105の中央部を透過し、サブミラー106で反射された光束は、露光量算出回路109の内部に配置された光電変換を行うためのセンサに至る。
フォーカス演算に用いるデフォーカス量は、焦点検出を行うためのセンサの出力に基づく演算によって求めることができる。マイクロコンピュータ123は、演算結果を評価してAF駆動回路102に指示し、フォーカスレンズを駆動させる。
110はフォーカルプレーンシャッタである。111はシャッタ駆動回路であり、フォーカルプレーンシャッタ110を駆動する。フォーカルプレーンシャッタ110の開口時間は、マイクロコンピュータ123によって制御される。
112は撮像センサである。撮像センサ112には、CCDやCMOSセンサなどが用いられ、撮影レンズ101によって結像された被写体像を電気信号に変換する。115はA/D変換器である。A/D変換器115は、撮像センサ112のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
116は、映像信号処理回路であり、ゲートアレイなどのロジックデバイスにより実現される。映像信号処理回路116は、デジタルゲインによって明るさを調整する輝度調整回路116a、ガンマ特性によって輝度を調整するガンマ補正回路116b、複数枚の画像のぶれ量(移動量)を算出する移動量算出回路116cを含む。映像信号処理回路116はまた、移動量に応じて位置合わせを行う位置合わせ回路116d、撮影レンズ101の歪曲の補正、円筒座標変換を行う幾何変換回路116e、画像のサイズを変倍する変倍回路116fを含む。映像信号処理回路116はまた、画像の一部を切り出すトリミング回路116g、複数の画像を合成する合成回路116j、現像回路116k、Jpegなどの一般的な画像形式への変換処理を行う圧縮・伸長回路116lなどを含む。
117は表示駆動回路である。118はTFTや有機ELなどを用いた表示装置である。119はメモリコントローラである。120はメモリである。121はコンピュータ等と接続可能な外部インタフェースである。122はバッファメモリである。
映像信号処理回路116は、デジタル化された画像データに、フィルタ処理、色変換処理、ガンマ処理を行うと共に、JPEGなどの圧縮処理を行い、メモリコントローラ119に出力する。その際、処理途中の画像を一時的にバッファメモリ122に置くことも可能である。映像信号処理回路116は、撮像センサ112からの映像信号や、メモリコントローラ119から逆に入力される画像データを、表示駆動回路117を通して表示装置118に出力することも可能である。これらの機能切り替えは、マイクロコンピュータ123の指示により行われる。
映像信号処理回路116は、必要に応じて撮像センサ112の信号の露出情報やホワイトバランスなどの情報をマイクロコンピュータ123に出力することが可能である。それらの情報を基に、マイクロコンピュータ123はホワイトバランスやゲイン調整の指示を行う。連続撮影動作の場合においては、マイクロコンピュータ123は、一旦、未処理画像のままバッファメモリ122に撮影データを格納する。その後、マイクロコンピュータ123は、メモリコントローラ119を通して未処理の画像データを読み出し、映像信号処理回路116により画像処理や圧縮処理を行い、連続撮影を行う。連続撮影枚数は、バッファメモリ122の大きさや、パノラマ撮影の場合はその画像サイズの大きさに左右される。
メモリコントローラ119は、映像信号処理回路116から入力された未処理のデジタル画像データをバッファメモリ122に格納し、処理済みのデジタル画像データをメモリ120に格納する。また、メモリコントローラ119は、逆にバッファメモリ122やメモリ120から画像データを映像信号処理回路116に出力する。
メモリ120は、取り外し可能である場合もある。メモリコントローラ119は、コンピュータ等と接続可能な外部インタフェース121を介して、メモリ120に記憶されている画像を出力可能である。
123はマイクロコンピュータである。124は操作部材である。操作部材124は、マイクロコンピュータ123にその状態を伝え、マイクロコンピュータ123は、操作部材124の状態変化に応じてデジタルカメラ100の各部をコントロールする。
125はスイッチ1(SW1)である。126はスイッチ2(SW2)である。SW1 125とSW2 126は、レリーズボタンの操作でオンオフするスイッチであり、それぞれ操作部材124の入力スイッチのうちの1つである。SW1 125のみオンの状態はレリーズボタン半押し状態であり、マイクロコンピュータ123は、この状態でオートフォーカスの動作を行うと共に、測光動作を行う。SW1 125、SW2 126が共にオンの状態はレリーズボタンの全押し状態であり、画像を記録するためのレリーズボタンオン状態である。この状態で撮影が行われる。また、SW1 125、SW2 126がONし続けている間は、連続撮影動作が行われる。
操作部材124には、他に、ISO設定ボタン、メニューボタン、セットボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタンに対応するスイッチ(不図示)が接続されている。また、操作部材124には、メニューや再生画像移動のための移動+(プラス)ボタン、移動−(マイナス)ボタン、露出補正ボタン、表示画像拡大ボタン、表示画像縮小ボタン、再生スイッチに対応するスイッチ(不図示)が接続されている。また、操作部材124には、絞り103を設定された絞りに絞り込ませるための絞りボタン、撮影した画像を消去するための消去ボタン、撮影や再生に関する情報表示ボタンなどに対応するスイッチも接続されている。マイクロコンピュータ123は、各スイッチの状態を検出する。また、上記プラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
127は液晶駆動回路である。128は外部液晶表示装置である。129はファインダ内液晶表示装置である。液晶駆動回路127は、マイクロコンピュータ123の表示内容命令に従って、文字、画像を用いて動作状態やメッセージ等を表示する外部液晶表示装置128やファインダ内液晶表示装置129を駆動する。また、ファインダ内液晶表示装置129には、不図示のLEDなどのバックライトが配置されており、そのLEDも液晶駆動回路127で駆動される。
マイクロコンピュータ123は、撮影前に設定されているISO感度、画像サイズ、画質に応じた、画像サイズの予測値データをもとに、メモリコントローラ119を通して、メモリの容量を確認した上で撮影可能残数を演算することができる。マイクロコンピュータ123は、必要に応じて、外部液晶表示装置128、ファインダ内液晶表示装置129に、撮影可能残数を表示することができる。
130は不揮発性メモリ(EEPROM)であり、デジタルカメラ100に電源が入れられていない状態でも、データを保存することができる。131は電源部である。電源部131は、各ICや駆動系に必要な電源を供給する。132は時計である。マイクロコンピュータ123は、時計132を用いて、メモリ120に記録する画像ファイルに撮影時刻などを保存したり、画像そのものに撮影時刻を重畳したりできる。
133はジャイロである。ジャイロ133は、2軸もしくは3軸で、デジタルカメラ100の回転の角速度を検出する。134は温度計である。温度計134は、ジャイロセンサ付近に配置することが好ましいが、一般的には、デジタルカメラ100やメモリ120の保護のために撮像センサ112、メモリ120などの近傍に設置しているセンサを流用してもよい。
図4を参照して、デジタルカメラ100が実行する撮影処理について説明する。図4のフローチャートの各ステップの処理は、特に断らない限り、マイクロコンピュータ123が不揮発性メモリ130に格納された制御プログラムを実行してデジタルカメラ100の各部を制御することにより実現される。ユーザによりSW2 126が押下されると、撮影処理が開始する。なお、マイクロコンピュータ123は、予め露光量算出回路109によって露光量を算出し、絞り量、蓄積時間、ISO感度を決定しておくものとする。
S402で、マイクロコンピュータ123は、露光を行う。具体的には、マイクロコンピュータ123は、予め決定した絞り量を絞り駆動回路104に通知し、絞り103を目標の絞り量にする。また、マイクロコンピュータ123は、撮像センサ112、A/D変換器115などに電源を入れ、撮影準備を行う。準備が完了すると、マイクロコンピュータ123は、ミラー駆動回路107を駆動して被写体像を撮像センサ112に結像させるようにする。シャッタ駆動回路111は、フォーカルプレーンシャッタ110のうち不図示の先幕を開けて被写体像が撮像センサ112に結像するようにする。続いて、シャッタ駆動回路111は、予め決定した蓄積時間後にフォーカルプレーンシャッタ110のうち不図示の後幕を閉じて、撮像センサ112に予め決定した蓄積時間の間だけ光が入るようにする。
S403で、マイクロコンピュータ123は、A/D変換器115を介して映像信号処理回路116に画像信号を読み出し、バッファメモリ122に格納する。
S404で、マイクロコンピュータ123は、現像回路116kを用いて、読み出した画像信号を画像データに変換する現像を行う。この時、マイクロコンピュータ123は、画像が適正になるようホワイトバランス処理や、ガンマ補正回路116bを用いて暗部にゲインをかける処理などの画像処理を行ってもよい。
S405で、マイクロコンピュータ123は、圧縮・伸長回路116lを用いて、得られた画像データをJPEGなどの汎用的なデータフォーマットへと変換する圧縮処理を行う。
S406で、マイクロコンピュータ123は、圧縮された画像データを、SDカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)などのメモリ120へと保存する。
なお、マイクロコンピュータ123は、S404の画像処理や現像処理を行わず、S405において、読み出した画像信号をそのままを可逆圧縮し、S406において、可逆圧縮された画像信号をメモリ120に保存してもよい。圧縮処理を行うか否かの切り替えは、ユーザが操作部材124を用いて行うことができる。
次に、パノラマ撮影モードの概要について説明する。パノラマ撮影は、デジタルカメラ100を横方向に移動しながら撮影するモードと、縦方向に移動しながら撮影するモードがあるが、ここでは横方向に移動しながら撮影する例を示す。
ユーザが操作部材124によってデジタルカメラ100をパノラマ撮影モードに設定すると、マイクロコンピュータ123は、撮像センサ112、A/D変換器115へと電源供給を行い、初期設定を行う。また、マイクロコンピュータ123は、主ミラー105を上げ、シャッタ駆動回路111はフォーカルプレーンシャッタ110を開いて、被写体像が撮影レンズ101を通して撮像センサ112へと結像されるようにする。
撮像センサ112からの信号は、A/D変換器115でデジタル信号へと変換され、映像信号処理回路116の現像回路116kで現像される。また、現像された信号は、輝度調整回路116a、ガンマ補正回路116bで適当な画像へと変換され、変倍回路116fで表示装置118に適した画像サイズへと変倍され、表示装置118に表示される。これを1秒間に24回乃至60回繰り返して行うことで、いわゆるライブビュー表示を行うことができる。
ユーザは、ライブビュー表示を確認しながら、画角を合わせる。パノラマ撮影の場合は、ユーザは、広範囲の被写体の中で特にメインとなる被写体にデジタルカメラ100を向け、SW1 125を押す。SW1 125が押下されると、マイクロコンピュータ123は、露光量を算出する。ライブビュー表示が行われていないときは、サブミラー106に反射された光を露光量算出回路109が受光し、最適な露光量を算出する。ライブビュー表示中は、映像信号処理回路116に含まれる不図示の露光量算出回路が最適な露光量を算出する。マイクロコンピュータ123は、算出された露光量に基づき、絞り駆動回路104を用いて絞り103を駆動したり、撮像センサ112の感度や蓄積時間を制御したりする。一方、AF駆動回路102は、撮影レンズ101を駆動し、焦点を合わせる。撮影の準備を終えると、マイクロコンピュータ123は、不図示のブザー等でユーザに知らせる。
次に、ユーザは、デジタルカメラ100を、最初に撮影したい方向に向け、SW2 126を押下する。SW2 126が押下されると、デジタルカメラ100は、実際にパノラマ撮影を行う。
以下、図5及び図6を参照して、パノラマ撮影処理の詳細について説明する。図5のフローチャートの各ステップの処理は、特に断らない限り、マイクロコンピュータ123が不揮発性メモリ130に格納された制御プログラムを実行してデジタルカメラ100の各部を制御することにより実現される。
S500で、マイクロコンピュータ123は、レンズ情報を取得する。このレンズ情報には、後述する歪曲やレンズ周辺部の光量の低下を補正するためのデータや、後述する円筒座標変換に使用する焦点距離などが含まれる。
S501で、マイクロコンピュータ123は、1枚目の撮影を行う。撮像センサ112、A/D変換器115は、ライブビュー用の駆動に設定されているため、マイクロコンピュータ123は、駆動を静止画撮影用に切り替える。マイクロコンピュータ123は、絞り103を先ほど決めた露光量になるように調整し、フォーカルプレーンシャッタ110を開閉して、撮像センサ112に被写体像が結像させる。上述した通り、撮像センサ112に結像した被写体像は、A/D変換器115でデジタル信号へと変換され、バッファメモリ122へと格納される。こうして得られた画像データに対し、映像信号処理回路116に含まれる不図示の回路によって、例えば撮像センサ112のシェーディングなどの補正が行われる。このように最小限の加工しか行っていない画像データを、RAW画像と呼ぶ。図6を参照すると、RAW画像605は、現像回路116kによって現像され、現像後画像606(YUV画像)になる。撮影した画像を表示装置118に表示させるため、変倍回路116fは、現像後画像606を表示装置118の画素数に応じて縮小し、VRAM608に格納する。
S502で、マイクロコンピュータ123は、ジャイロ133を初期化(リセット)する。この処理は、S506において2枚目の撮影が行われるまでにデジタルカメラ100がどのくらいスイング(回転)されたかを取得するために行われる。
S503で、マイクロコンピュータ123は、歪曲補正処理を行う。即ち、図6に示すように、現像後画像606に対して、幾何変換回路116eにより、既存の技術を用いて撮影レンズ101の歪曲収差を補正する処理が行われる。
S504で、マイクロコンピュータ123は、S502で取得した焦点距離に基づき、円筒座標変換を行うための仮想円筒の半径を算出する。
S505で、マイクロコンピュータ123は、S504において算出した仮想円筒の半径を用いて、円筒座標変換を行う。図6に示すように、幾何変換回路116eが現像後画像606に対して円筒座標変換を行う。また、マイクロコンピュータ123は、円筒座標変換後の画像において、画像保存領域(図3(B))を決定して抽出する。これにより、幾何変換後画像607が生成される。なお、画像保存領域の決定基準は特に限定されないが、例えば、マイクロコンピュータ123は、十分な画像保存高さが得られるように画像保存領域を決定する。図3(A)に示すように、焦点距離が短いほど、円筒座標変換後の画像の同じ水平位置における高さ方向の画素数が少なくなる。従って、焦点距離が短いほど画像保存領域の幅が小さくなるように、画像保存領域を決定することにより、焦点距離に関わらず十分な画像保存高さを得ることができる。
なお、円筒座標変換と歪曲収差補正はいずれも幾何変換回路116eで行われるため、上述した通り別のステップで行ってもよいが、同時に行ってもよい。
S506で、マイクロコンピュータ123は、2枚目の撮影を行う。撮影の詳細はS501と同様である。なお、図6において、1枚目の撮影に対応する幾何変換後画像607は、2枚目の撮影時には幾何変換後画像603となる。
S507で、マイクロコンピュータ123は、前回の撮影からのスイング量を取得するために、ジャイロ情報を取得する。マイクロコンピュータ123は、ジャイロ情報として、デジタルカメラ100に対してYaw方向、Pitch方向の2軸を取得するが、光軸に対しての回転であるRoll方向も含む3軸を取得してもよい。ジャイロ133からの出力そのものは角速度である。しかし、パノラマ撮影では前回の撮影からどのくらいスイングされたかに関する情報が必要なので、マイクロコンピュータ123は、前回の撮影から今回の撮影までの角速度を積分し、2枚目以降の撮影時に前回からの回転角度を計算する。マイクロコンピュータ123は、算出された情報を、図6に示すジャイロ情報604として記憶しておく。その後、マイクロコンピュータ123は、S502と同様、ジャイロ133をリセットする。
S508で、マイクロコンピュータ123は、S502で取得したレンズの焦点距離や画角、撮像センサ112の情報などから、この回転角度を画素単位の移動量に変換する。一般に、歪曲のないレンズもしくは歪曲補正後の画角(α)は、実効焦点距離をf[mm]、撮像センサ112の幅をw[mm]とすると、以下の式1で表される。

α[°]=2×arctan(w[mm]÷2÷f[mm]) ・・・(1)
撮像センサ112の1画素あたりのサイズをp[μm]、スイング角[°]をθとすると、画像における移動量d[pix]は、式2の通りとなる。

d[pix]=tan(α[°]÷2)×f[mm]/p[μm]×1000
・・・(2)
S509で、マイクロコンピュータ123は、S505における1枚目の歪曲収差補正と同様に、2枚目の画像の歪曲収差補正を行う。
S511で、マイクロコンピュータ123は、S505と同様、幾何変換回路116eを用いて円筒座標変換及び画像保存領域の抽出を行い、図6に示す幾何変換後画像607を生成する。
S512で、マイクロコンピュータは、移動量算出回路116cを用いて、前回撮影した画像と今回撮影した画像とに基づいて移動量を算出する。図6に示すように、移動量算出回路116cは、今回の画像(幾何変換後画像607)と前回の画像(幾何変換後画像603)とから、移動量を算出する。移動量の算出に関しては既知の方法が使えるが、本実施形態では、移動量算出回路116cが画像内の特徴点をいくつか見つけ出し、標本化することでアフィン係数609を算出するものとする。移動量算出回路116cは、エッジを検出し、特徴点を抽出し、その移動量を算出する。例えば、特徴点1が座標(x1,y1)から座標(u1,v1)に、特徴点2が座標(x2,y2)から(u2,v2)に、特徴点3が座標(x3,y3)から(u3,v3)にずれていたとする。すると、連立方程式を作ると式3及び式4のようになる。
Figure 2021185689
Figure 2021185689
この方程式を解くことで、a〜fのアフィン係数を算出することが可能である。4点以上の特徴点が検出できた場合は、近い点を除外して最小二乗法を用いて正規化する。3点見つからない場合や、抽出した3点が直線状になっている場合、3点のうち2点が近い場合は、その値などを調査し移動量の算出が失敗したと判断する。
このようにして画像から算出した移動量(アフィン係数609)と、S508で計算した移動量(ジャイロ情報604に基づく移動量)とが大きく異なる場合は、画像に繰り返しパターンや移動体が含まれていることが考えられる。そのため、マイクロコンピュータ123は、別の条件下で再度移動量を算出したり、このショットを失敗として扱って次の撮影(S506)に戻ったり、或いはパノラマ撮影を失敗として扱ったりする。
S513で、マイクロコンピュータ123は、位置合わせ回路116dを用いて、S512において算出した移動量(アフィン係数)に基づき位置合わせを行う。即ち、図6に示すように、位置合わせ回路116dは、アフィン係数609を用いて位置合わせを行い、位置合わせ画像611を生成する。
S514で、マイクロコンピュータ123は、合成回路116jを用いて画像の合成を行う。図6に示すように、今回撮影した画像がN枚目の画像である場合、合成回路116jは、1枚目からN−1枚目の画像に基づく合成画像610と、N枚目の画像に基づく位置合わせ画像611とを合成する。これにより、合成画像612が生成される。なお、N=2の場合、合成画像610は、幾何変換後画像603に相当する。また、水面など動体がある場合は合成結果の画質が落ちるため、合成回路116jは、画像の境界部分の合成比率を変えることにより画質を向上させてもよい。
S515で、マイクロコンピュータ123は、終了指示が行われたか否かを判定する。終了指示が行われた場合、処理はS516へ進む。終了指示が行われていない場合、処理はS506に戻り、再びSW2 126が押下されると、マイクロコンピュータ123は、次の撮影を行い、前回の撮影と同様、S507からS514の処理を実行する。従って、マイクロコンピュータ123は、順次撮影された複数の画像から取得された複数の部分画像(保存画像領域)について、撮影順が連続する2つの部分画像の各ペアの重複領域を重ね合わせる画像合成を行うことにより、パノラマ画像を生成する。
S516で、マイクロコンピュータ123は、圧縮・伸長回路116lを用いて、合成画像612をJpegなどの汎用フォーマットに圧縮する。
S517で、マイクロコンピュータ123は、圧縮された画像をメモリ120に保存する。なお、この時に、合成画像の暗部を見やすくするためにガンマ補正回路116bでγ補正を行ったり、画像全体の色調を統一するために補正を行ったりしてもよい。また、このようにして得られる画像はサイズが大きいため、サイズに変倍回路116fは、予めユーザが指示したサイズで画像の変倍を行ってもよい。更に、手ぶれなどを考慮し、トリミング回路116gは、画像の保存前に、最大内接矩形或いは予め決められた領域で、画像の切り出しを行ってもよい。
なお、ここではデジタルカメラ100を横方向にスイングする例を示したが、縦方向にスイングする場合も同様の処理を実行可能である。
次に、図7を参照して、図5のパノラマ撮影処理において撮影待機状態の間に行われるライブビュー表示について説明する。図7において、700はスルー画像である。701、702、703は、画像保存領域とそれ以外の領域(非保存領域)との境界線である。704は、パノラマ撮影時にデジタルカメラ100を移動する方向を示している。
境界線701の表示位置は、焦点距離に基づいて行われる円筒座標変換後の画像において、パノラマ画像として保存されない領域(非保存領域)の端であることが望ましい。また、望ましくはパノラマ画像撮影開始前の撮影待機状態においては、撮影方向とは反対側の非保存領域をユーザが認識可能であることが望ましい。また、境界線702、703の表示位置は、焦点距離に基づいて行われる円筒座標変換後の画像において、パノラマ画像として保存されない領域の高さ方向の端であることが望ましい。また、望ましくはデジタルカメラ100の撮影方向を移動した場合の手ぶれ量も円筒変換量に加えて領域表示されている様態が適切である。
従って、図7において、斜線の領域は、非保存領域の一部に対応し、白の領域は、概ね画像保存領域に対応する。図5のS505において説明したように、円筒座標変換を行うと、画像の右側の部分においても高さ方向の画素数の減少が発生するため、この部分は画像保存領域としては抽出されない。従って、S514の合成処理に用いられるのは、白の領域のうち、右側の部分を除いた領域である。但し、矢印704の方向にデジタルカメラ100をスイングするパノラマ撮影においては、右側の部分は次回以降の撮影において画像保存領域に含まれる可能性があるため、最終的なパノラマ画像には含まれる可能性がある。
なお、マイクロコンピュータ123は、スルー画像の右側の非保存領域を、画像保存領域と区別可能なように表示してもよい。従って、本実施形態では、マイクロコンピュータ123は、非保存領域の一部をユーザが認識可能なように表示してもよいし、非保存領域の全体をユーザが認識可能なように表示してもよい。換言すると、マイクロコンピュータ123は、ライブビュー表示を行う際に、次に撮影する画像の非保存領域(所定領域)の少なくとも一部を示す情報を表示する。
また、パノラマ撮影は、複数枚の画像(単位画像)を合成してパノラマ画像を作成する。そのため、撮影開始時は、デジタルカメラ100の移動方向に対して反対側の端(デジタルカメラ100の移動方向と反対側に位置する領域の少なくとも一部)を表示するのが好ましい。しかし、撮影の途中からは、図8に示すように、デジタルカメラ100の移動方向と同じ側の端を表示するのが好ましい。
図8において、800はスルー画像である。801、802、803は、画像保存領域とそれ以外の領域(非保存領域)との境界線である。804は、パノラマ撮影時にデジタルカメラ100を移動する方向を示している。このように、デジタルカメラ100の移動方向と同じ側の端(デジタルカメラ100の移動方向と同じ側に位置する領域の少なくとも一部)を明確に表示することで、ユーザはどこまで画像が保存されるかを明確に知ることが可能である。
更に、デジタルカメラ100は、図7の表示形態と、図8の表示形態とを、適切なタイミング(所定の条件が満たされたタイミング)で切り替えるように構成されてもよい。一般的に、パノラマ撮影時は、保存画像の最小画素数が設定されていることが多い。そこで、デジタルカメラ100は、撮影開始時にデジタルカメラ100の移動方向とは反対側の端を表示する図7の表示形態を採用する。そして、デジタルカメラ100の移動量が、保存画像の最小画素数に相当する移動量に達した場合に、デジタルカメラ100は、図7の表示形態から図8の表示形態に切り替える。換言すると、既に撮影された1以上の画像と次に撮影する画像とに対応する画像保存領域(部分画像)から生成可能なパノラマ画像の画素数が閾値以上である場合に、図7から図8への切り替えが行われる。或いは、デジタルカメラ100は、画像の撮影枚数に基づいて図7から図8への切り替えを行ってもよい。例えば、デジタルカメラ100は、既に撮影された画像の数が閾値以上である場合に、図7から図8への切り替えを行う。
また、図9に示すように、デジタルカメラ100は、撮影に同期し、移動量に応じて図7の境界線701で分割される領域を順次減少させてもよい。即ち、図9においては、デジタルカメラ100は、最終的に得られるパノラマ画像に含まれない領域の少なくとも一部をユーザが認識可能なように表示する。換言すると、デジタルカメラ100は、次に撮影する画像の非保存領域(所定領域)のうちの、既に撮影された1以上の画像の各々の非保存領域に含まれる領域の、少なくとも一部を示す情報を表示する。
また、同様に、デジタルカメラ100は、保存画像の最小画素数に相当する移動量にデジタルカメラ100の移動量が達した場合、図8の境界線801で分割される領域を、デジタルカメラ100の移動方向の側の端から所定の領域まで順次拡大してもよい。ここで言う所定の領域とは、前述の円筒座標変換などから設定される領域であることを想定している。また、表示を切り替えるのは、デジタルカメラ100の移動方向に対して垂直な方向であってもよい。即ち、境界線701で分割される領域又は境界線801で分割される領域を切り替えてもよい。
また、図7乃至図9においては、非保存領域を斜線で示したが、本実施形態の表示形態はこれに限定されず、ユーザが非保存領域を認識可能な任意の表示形態を採用可能である。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、デジタルカメラ100は、撮影方向を移動させながら複数の画像を順次撮影する間に、表示装置118にライブビュー表示を行う。この時、デジタルカメラ100は、次に撮影する画像の非保存領域(所定領域)の少なくとも一部を示す情報を表示する。これにより、パノラマ画像の元となる画像の撮影中に、パノラマ画像に含まれない可能性のある画像領域をユーザが認識することを支援することが可能となる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…デジタルカメラ、101…撮影レンズ、112…撮像センサ、116…映像信号処理回路、118…表示装置、120…メモリ、123…マイクロコンピュータ、124…操作部材、130…不揮発性メモリ

Claims (16)

  1. パノラマ画像の合成のための複数の画像を撮影する撮影手段と、
    前記複数の画像を撮影する際に用いる光学系の状態に基づいて、前記複数の画像のそれぞれにおいて前記パノラマ画像の合成に用いられない領域を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した領域を表示する表示手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の画像を撮影する際に用いる光学系の状態に基づいて、前記複数の画像に対して幾何変換を行う変換手段と、
    前記変換手段は、前記変換手段が前記幾何変換を行った画像から、前記パノラマ画像に合成に用いられない領域を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記幾何変換は、歪曲収差補正および円筒座標変換処理の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示手段は、前記取得手段が取得した領域を前記画像とともに表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記表示手段は、前記画像において、撮影手段の移動方向の反対側の位置に前記取得手段が取得した前記領域を表示する請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記表示手段は、前記画像において、撮影手段の移動方向の反対側の位置に前記取得手段が取得した領域を表示し、所定の条件が満たされた以降、前記画像において、撮影手段の移動方向と同じ側の位置に前記取得手段が取得した前記領域を表示する請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記所定の条件は、前記撮影手段が既に撮影した1枚以上の画像と次に撮影する画像とから生成可能な前記パノラマ画像の画素数が第1の閾値以上である場合に、満たされることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記所定の条件は、前記撮影手段が既に撮影した画像の数が第2の閾値以上である場合に、満たされることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  9. 前記表示手段は、前記撮影手段が撮影する画像の、前記取得手段が取得した前記領域のうち、すでに撮像した1枚以上の画像のそれぞれの前記取得手段が取得した前記領域に含まれる領域の、少なくとも一部を示す情報を表示することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. パノラマ画像の合成のための複数の画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段が撮影した前記画像の一部の領域を表示する表示手段と、を有し、
    前記画像を撮影する際に用いる光学系の運動状態の変化に従い、前記表示手段が表示する前記画像の一部の領域を変化することを特徴とする撮像装置。
  11. 前記画像を撮影する際に用いる光学系の運動状態の変化に従い、前記表示手段が表示する前記画像の一部の領域の大きさを変化することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記表示手段が表示する前記画像の一部は、前記パノラマ画像の合成に用いる領域であることを特徴とする請求項10または11に記載の撮像装置。
  13. コンピュータを、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録するコンピュータ読み出し可能な記録媒体。
  15. 撮像装置が実行する制御方法であって、
    パノラマ画像の合成のための複数の画像を撮影する撮影工程と、
    前記複数の画像を撮影する際に用いる光学系の状態に基づいて、前記複数の画像のそれぞれにおいて前記パノラマ画像の合成に用いられない領域を取得する取得工程と、
    前記取得工程が取得した領域を表示する表示工程と、を備えることを特徴とする制御方法。
  16. 撮像装置が実行する制御方法であって、
    パノラマ画像の合成のための複数の画像を撮影する撮影工程と、
    前記撮影工程により撮影した前記画像の一部の領域を表示する表示工程と、を備え、
    前記画像を撮影する際に用いる光学系の運動状態の変化に従い、前記表示工程により表示する前記画像の一部の領域を変化することを特徴とする制御方法。
JP2021130962A 2017-08-01 2021-08-10 撮像装置、プログラム、記録媒体、及び制御方法 Active JP7174120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021130962A JP7174120B2 (ja) 2017-08-01 2021-08-10 撮像装置、プログラム、記録媒体、及び制御方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017149313A JP6948874B2 (ja) 2017-08-01 2017-08-01 撮像装置、制御方法、及びプログラム
JP2021130962A JP7174120B2 (ja) 2017-08-01 2021-08-10 撮像装置、プログラム、記録媒体、及び制御方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017149313A Division JP6948874B2 (ja) 2017-08-01 2017-08-01 撮像装置、制御方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021185689A true JP2021185689A (ja) 2021-12-09
JP7174120B2 JP7174120B2 (ja) 2022-11-17

Family

ID=65230485

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017149313A Active JP6948874B2 (ja) 2017-08-01 2017-08-01 撮像装置、制御方法、及びプログラム
JP2021130962A Active JP7174120B2 (ja) 2017-08-01 2021-08-10 撮像装置、プログラム、記録媒体、及び制御方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017149313A Active JP6948874B2 (ja) 2017-08-01 2017-08-01 撮像装置、制御方法、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10623637B2 (ja)
JP (2) JP6948874B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3928627A4 (en) 2019-02-21 2022-11-09 Amano Enzyme Inc. METHOD FOR COAGULATION INHIBITION OF WALNUT MILK
EP3928628A4 (en) 2019-02-21 2022-11-09 Amano Enzyme Inc. PROCESS FOR INHIBITION OF VEGETABLE MILK COAGULATION
JP2022068711A (ja) * 2020-10-22 2022-05-10 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013034081A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Sony Corp 画像処理装置、その制御方法およびプログラム
JP2014049960A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Canon Inc 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4174122B2 (ja) 1998-03-10 2008-10-29 キヤノン株式会社 画像処理方法、装置および記録媒体
JP4356621B2 (ja) 2004-04-16 2009-11-04 ソニー株式会社 撮像装置及び撮像方法
JP6659130B2 (ja) * 2015-12-04 2020-03-04 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム
KR102604261B1 (ko) * 2016-09-30 2023-11-21 삼성전자주식회사 이미지 처리 장치 및 이미지 처리 장치의 제어 방법
KR102558473B1 (ko) * 2016-09-30 2023-07-25 삼성전자주식회사 이미지를 표시하기 위한 방법 및 그 전자 장치

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013034081A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Sony Corp 画像処理装置、その制御方法およびプログラム
JP2014049960A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Canon Inc 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6948874B2 (ja) 2021-10-13
US20190045118A1 (en) 2019-02-07
JP7174120B2 (ja) 2022-11-17
US10623637B2 (en) 2020-04-14
JP2019029904A (ja) 2019-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4900401B2 (ja) 撮影装置およびプログラム
JP6659130B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム
JP7174120B2 (ja) 撮像装置、プログラム、記録媒体、及び制御方法
JP7030442B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US9241109B2 (en) Image capturing apparatus, control method, and recording medium for moving image generation
US20110109771A1 (en) Image capturing appratus and image capturing method
JP4985251B2 (ja) 撮像装置、フォーカス制御方法、フォーカス制御プログラム
KR101606261B1 (ko) 광학 줌 기구를 구비하는 촬상 장치, 그 화각 보정 방법 및 기록 매체
US20120274780A1 (en) Image apparatus, image display apparatus and image display method
JP4606486B2 (ja) 画像処理装置および撮影装置
CN110891140B (zh) 摄像装置、图像处理装置及其控制方法和存储介质
JP2018006828A (ja) 撮像装置、その制御方法とプログラム
JP2004328606A (ja) 撮像装置
JP7102301B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2015186062A (ja) 画像合成処理装置
JP2009253925A (ja) 撮像装置及び撮像方法と、撮影制御プログラム
JP5061948B2 (ja) カメラ
JP2022083147A (ja) 撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体
JP6869841B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、およびプログラム
JP7100535B2 (ja) 撮像装置及び画像処理装置、それらの制御方法、プログラム、記憶媒体
JP6795961B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び、プログラム
JP7106399B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2007142554A (ja) デジタルカメラ
JP7086155B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び、プログラム
JP5613145B2 (ja) 撮影装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221104

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7174120

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151