本発明の一実施形態に係る照明器具1について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の照明器具1は、造営材(例えば、天井)に直付け可能な照明器具である。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。すなわち、照明器具1は、天井以外の造営材(例えば、壁など)に直付けされる照明器具、あるいは、造営材(例えば、天井又は壁)に埋め込まれる埋込型の照明器具であってもよい。
本実施形態の照明器具1は、図1に示すように、光源ユニット2と、光源ユニット2を支持する器具本体10とを備えている。ただし、以下の説明では、特に断りのない限り、図1における上下方向、前後方向及び左右方向を照明器具1の上下方向、前後方向及び左右方向と規定する。
器具本体10は、造営材(天井)に取り付けられる本体部11と、本体部11に着脱可能に結合されて本体部11を覆う本体カバー12とを有している。本体部11は、亜鉛鋼板などの金属材料により、下面が開放された浅い箱状に形成されている。なお、上下方向から見た本体部11の外形は正方形である。本体部11の底面の中央に円形の電源孔110が設けられている。また、電源孔110の近傍に信号孔111が設けられている。本体部11の底面における電源孔110の近傍に第1端子台14が配置され、信号孔111の近傍に第2端子台15が配置されている。第1端子台14は、電源孔110に挿通される電源ケーブル16と電気的に接続される(図2参照)。また、第2端子台15は、信号孔111に挿通される信号ケーブル18と電気的に接続される(図2参照)。さらに第1端子台14から引き出された電源線140の先端に電源用プラグコネクタ17が取り付けられている。また、第2端子台15からは信号線150が引き出されている。
本体部11の底面には複数のボルト挿通孔112も設けられている(図1参照)。これら複数のボルト挿通孔112は、長軸の方向を本体部11の前後方向に一致させた長円形に形成されている。本体部11は、これら複数のボルト挿通孔112のうちの少なくとも2つのボルト挿通孔112に挿通される吊りボルトにナットが締め付けられることによって天井に取り付けられる。
さらに、本体部11の底面には4つの引掛ばね13が設けられている。各引掛ばね13は、コイル部130と2本の腕部とを有するねじりコイルばねで構成されている。2本の腕部のうちで長い方の腕部を第1腕部131と呼び、短い方の腕部を第2腕部132と呼ぶ。第1腕部131の先端は鉤形に曲げられている(図1参照)。
各引掛ばね13は、金具133によって本体部11に取り付けられている(図1参照)。金具133は、引掛ばね13のコイル部130を、コイル部130の軸回りに回転可能かつコイル部130の軸方向に移動可能に支持するように構成されている。
本体カバー12は、亜鉛鋼板などの金属材料により、上下方向から見た形状が正方形である開口部120を有する枠状に形成されている。なお、本体カバー12における開口部120の外側の部分(第1部分121)が開口部120を底面(上底)とする正四角錐台の錐体面となる形状に形成されている。さらに、本体カバー12における第1部分121の外側の部分(第2部分122)が第1部分121の周縁を底面(上底)の四辺とする正四角錐台の錐体面となる形状に形成されている。なお、第1部分121及び第2部分122の下面は白色の塗料で塗装されることが好ましい。ただし、本体カバー12の形状は上述したような2つの錐体面を組み合わせた形状に限定されない。例えば、本体カバー12は平板状であってもかまわない。
本体カバー12は、図1に示すように、開口部120の4つの縁のそれぞれから上向き(本体部11に近付く向き)に突出する突壁123を有している。4つの突壁123のうち前後方向に対向する2つの突壁123のそれぞれには、逆U字状の貫通孔124、及び引掛ばね13の第1腕部131が引っ掛けられる引掛部125が2つずつ設けられている(図2参照)。また、4つの突壁123のうち開口部120の右方の縁から突出した突壁123には、逆U字状の貫通孔が設けられている。また、4つの突壁123のうち開口部120の左方の縁から突出した突壁123は、上下方向の高さ寸法が他の3つの突壁123の上下方向の高さ寸法よりも小さい。
本体カバー12は、本体部11が有する4つの引掛ばね13の第1腕部131が各引掛ばね13に対応する引掛部125に引っ掛けられることにより、各引掛ばね13のばね力によって本体部11と結合される。
光源ユニット2は、図3〜図7に示すように、2つの光源モジュール4と、2つの光源モジュール4を収納する光源用筐体20と、を備えている。光源用筐体20は、取付部材22と、透光カバー21と、保護部材3と、を備えている。また、光源ユニット2は、光源用筐体20に取り付けられる電源ユニット24、機能ユニット25、ユニットカバー23、及び2つの取付ばね26を更に備えている。
取付部材22は、正方形の取付板220と、取付板220の4つの辺からそれぞれ下向きに突出する4つの側板221とを有している。ただし、取付板220と4つの側板221とは、亜鉛鋼板などの金属板が曲げ加工されて一体に形成されることが好ましい。4つの側板221の各々は、細長い台形状に形成されている。
保護部材3は、保護シート31と、4つのシール32(パッキン)と、を有している。
保護シート31は、例えばポリエチレンテレフタラート(polyethylene terephthalate)等で構成された樹脂製シートである。保護シート31は、取付板220と略同じ寸法の正方形状であり、取付板220の下面2201を覆うように取付板220に取り付けられる。保護シート31は、厚さが例えば0.188〔mm〕であり、柔軟性、及び弾性を有している。また、保護シート31は、光源モジュールの照射光の反射効率を向上させるために白色であることが好ましいが、白色以外の色、あるいは半透明、透明であってもよい。
4つのシール32の各々は、弾性を有する弾性部材であり、本実施形態では、例えば発泡ポリエチレン等の発泡樹脂で構成されている。4つのシール32は、それぞれが直方体状に形成されている。4つのシール32は、保護シート31の下面310との間に設けられた接着剤により、保護シート31の4辺それぞれに沿うように接着されている。なお、本実施形態では、4つのシール32が組み合わさることで枠状に形成されているが、4つのシール32が一体に形成されていてもよい。
2つの光源モジュール4の各々は、実装基板41と複数のLED42(固体光源)とを備えている。各光源モジュール4は、長方形状の実装基板41の実装面(下面)に複数のLED42を実装して構成されている(図3、図4参照)。各LED42は、例えば、白色光を放射する照明用白色LEDである。これら複数のLED42は、実装基板41の実装面に格子状に配置され、実装面に形成されている配線導体(銅はく)を介して互いに電気的に接続されている。実装基板41の実装面は、LED42の照射光の反射効率を向上させるために白色に着色されている。各光源モジュール4は、取付板220との間に保護シート31を挟むようにして、取付板220の下面2201に、ねじ止めにより取り付けられる。また、2つの光源モジュール4は、左右方向に間隔を空けて並ぶように取付板220に取り付けられる。
また、各実装基板41の実装面には、配線導体を介して各LED42と電気的に接続されたレセプタクルコネクタ43が実装されている。レセプタクルコネクタ43は、実装基板41に形成された挿通孔、保護部材3の保護シート31に形成された挿通孔311、及び取付板220に形成された挿通孔2203(図3、図7参照)のそれぞれを上下方向に貫通するように設けられている。つまり、各レセプタクルコネクタ43は、実装基板41が取付板220の下面2201に取り付けられた状態で、取付板220の上面2202から上方に突出するように、実装基板41に実装されている。各レセプタクルコネクタ43は、取付板220の上面2202側において、電源ユニット24の出力コネクタ243に接続された出力ケーブル2430のプラグコネクタ2431が接続される。
透光カバー21は、正方形状の底部210と、底部210の周縁から上向きに立ち上がる周壁部211と、周壁部211の上端部であるカバー端部2111に設けられた4つの爪部212とを有している。4つの爪部は、それぞれが鉤形に形成されており、枠状のカバー端部2111における各辺の中央部から上向きに突出している。各爪部は、カバー端部2111から上向きに突出した矩形板状の挿通片2121と、挿通片2121における周壁部211の外側を向いた一面から突出した断面形状が三角形の係止片2122とを有する。底部210と周壁部211と4つの爪部212は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料によって一体に形成されることが好ましい。また、少なくとも底部210及び周壁部211は、その表面にシボ加工が施されることによって光を拡散するように構成されることが好ましい。あるいは、少なくとも底部210及び周壁部211は、合成樹脂材料に拡散剤が混入されることによって光を拡散するように構成されることが好ましい。
透光カバー21は、底部210及びカバー端部2111が取付板220の下面2201と対向し、取付部材22の側板221の内側に周壁部211が収まるように取付部材22に取り付けられる(図6参照)。ここで、取付板220において、透光カバー21の4つの爪部212と対応する位置、すなわち、取付板220の4つの辺における長手方向の中央に貫通孔2204が1つずつ設けられている。各爪部212は、対応する貫通孔2204に取付板220の下側から挿通され、取付板220の上面2202における貫通孔2204の縁に係止片2122が引っ掛かる(図5、図6参照)。
ここで、保護シート31は、爪部212を貫通孔2204に挿通させやすくするために、貫通孔2204の一部を露出させるように凹部312が設けられている(図3、図8A参照)。また、保護シート31における貫通孔2204に対応する部位には、複数(本実施形態では7本)のスリット313が設けられている。貫通孔2204に対応する部位とは、保護シート31における貫通孔2204を覆っている部位、及びその周辺の部位である。複数のスリット313は、互いに平行であり、保護シート31における端(凹部312の底辺)から反対側の端に向かって形成されている。この複数のスリット313により、短冊形の複数の可動片314が形成される。なお、一方向(図8Aでは左右方向)に並ぶ複数の可動片314のうち、両端の可動片314の幅は、他の可動片314の幅よりも小さい。
また、シール32は、保護シート31の凹部312に沿うように、幅が他の部位よりも小さい幅狭部321を有している(図3参照)。シール32には、スリットが設けられておらず、幅狭部321が複数のスリット313に跨り、複数の可動片314と重なっている。
透光カバー21を取付部材22に取り付けるために、透光カバー21の爪部212が貫通孔2204を挿通することによって、シール32における爪部212の縁に当たる部分が突き破られる。また、保護シート31の複数の可動片314は、爪部212に追従して、貫通孔2204を挿通するように曲げられる(図9参照)。
電源ユニット24は、プリント配線板241に電子部品が実装されて構成された電源回路と、この電源回路を収容するケース240とを有している(図5、図6参照)。電源回路は、入力コネクタ242(図7参照)、整流器、力率改善回路、降圧型のDC/DCコンバータ、出力コネクタ243、制御用コネクタ244(図7参照)などを備えている。入力コネクタ242は、プラグコネクタ2421を介して入力ケーブル2420が接続されている。入力ケーブル2420の先端には、電源用プラグコネクタ17と抜き差し可能に構成されたレセプタクルコネクタ2422が取り付けられている。入力コネクタ242は、入力ケーブル2420、電源ケーブル16、及び第1端子台14を介して電源線140と電気的に接続される。電源回路は、入力コネクタ242から入力する交流電力を直流電力に変換した後、変換後の直流電力を出力コネクタ243から出力ケーブル2430を介して出力する。直流電力は、出力ケーブル2430に結線されたプラグコネクタ2431、及びレセプタクルコネクタ43を介して各光源モジュール4の各LED42に供給される。また、電源回路は、機能ユニット25から制御用ケーブル2440を介して制御用コネクタ244に入力される制御信号に応じて、出力コネクタ243から出力する直流電力を増減し、光源モジュール4の光出力を調整(調光)するように構成されている。なお、図7では、入力ケーブル2420、出力ケーブル2430、制御用ケーブル2440等の図示を省略している。
プリント配線板241は、長尺の矩形平板状の絶縁基板の部品面に配線導体(銅はく)が形成されている。プリント配線板241の表面に、入力コネクタ242、出力コネクタ243、制御用コネクタ244、平滑コンデンサ、チョークコイルなどの、いわゆるリード部品が実装される。そして、プリント配線板241のはんだ面に電源回路を構成している電子部品のうちの表面実装部品が実装される。ただし、入力コネクタ242及び制御用コネクタ244は、プリント配線板241の長手方向の一端に実装され、出力コネクタ243は、プリント配線板241の長手方向の他端に実装されている。ケース240は、図5〜図7に示すように、金属製の板材によって長尺の箱状に形成されている。ケース240は、入力コネクタ242、出力コネクタ243、及び制御用コネクタ244を露出するようにしてプリント配線板241を内部に収容している。電源ユニット24は、取付板220の上面2202における前端に、ケース240の長手方向を左右方向に一致させるようにして取付板220にねじ止めされている。
機能ユニット25は、プリント配線板と、プリント配線板を収納するハウジング250と、入力端子台251を有する(図5参照)。入力端子台251は、第2端子台15から引き出された信号線150と電気的に接続される。プリント配線板に電子部品が実装されて制御回路が構成されている。また、機能ユニット25からは、制御用ケーブル2440が引き出されている。制御用ケーブル2440の先端に取り付けられたプラグコネクタ2441は、電源ユニット24の制御用コネクタ244に接続される。制御回路は、例えば、信号線150を介して入力端子台251に入力される制御信号を、電源ユニット24に対応した制御信号に変換するように構成される。ただし、機能ユニット25は、電波を媒体とする制御信号(無線信号)を電気信号に変換するように構成されてもよい。ハウジング250は、ユニットカバー23に取り付けられる(図5〜図7参照)。
取付ばね26は、コイル部260と、2本の腕部と、端末部263とを有するねじりコイルばねで構成されている。2本の腕部のうちで長い方の腕部を第1腕部261と呼び、短い方の腕部を第2腕部と呼ぶ。第1腕部261は、引掛片264と、第1腕片265と、第2腕片266とを有している。第1腕片265は、コイル部260の端末からコイル部260の径方向に突出している。ただし、第1腕片265の長手方向における複数箇所(例えば、2箇所)が同じ向き(下向き)に曲げられている(図6参照)。引掛片264は、前後方向から見てU字状に形成され、長手方向の一端で第1腕片265の先端とつながり、長手方向の他端で第2腕片266の先端とつながっている(図5参照)。第2腕片266の後端は、端末部263とつながっている。ただし、第2腕片266の長手方向における複数箇所(例えば、2箇所)が同じ向き(下向き)に曲げられている。端末部263は、第2腕片266の後端から引掛片264とほぼ平行に突出している。
ユニットカバー23は、図5に示すように、平坦部230と、湾曲部231と、3つの第1取付部232と、第2取付部233と、第1抜け止め部234と、第2抜け止め部235とを有している。なお、平坦部230と、湾曲部231と、3つの第1取付部232と、第2取付部233と、第1抜け止め部234と、第2抜け止め部235とは、亜鉛鋼板などの金属板によって一体に構成されている。ユニットカバー23は、取付部材22の取付板220の上面2202を覆うように設けられていう。
平坦部230は、平板状に形成されており、取付部材22における取付板220の上面2202に沿っている。平坦部230の後端(図5における下端)に湾曲部231がつながっている。
湾曲部231は、平坦部230の後端から上方へ突出するように湾曲している。ただし、湾曲部231の前半部分は平坦部230から離れるにつれて緩やかに湾曲し、湾曲部231の後半部分は湾曲部231の頂点から下方に向かって急激に湾曲している(図6参照)。また、湾曲部231は、矩形の開口部2310を有している。開口部2310は、湾曲部231において、電源ユニット24のケース240と対応する位置、すなわち、ケース240を露出させるように形成されている。したがって、開口部2310を通して電源ユニット24の発する熱を湾曲部231の外(上)に逃がすことができる。また、電源ユニット24において、ケース240から露出するように配置された入力コネクタ242、出力コネクタ243、及び制御用コネクタ244は、ユニットカバー23の湾曲部231により覆われている。これにより、導電部分である入力コネクタ242、出力コネクタ243、制御用コネクタ244が保護される。
3つの第1取付部232は、平坦部230の前端(図5における上端)と、平坦部230の右端(図5における左端)と、湾曲部231の後端とに1つずつ設けられている。3つの第1取付部232は、ほぼ同一の構成を有している。各第1取付部232は、第1支持部2321と、第2支持部2322(図6参照)とを有している。第1支持部2321は、幅細の板状に形成されている(図5参照)。第1支持部2321は、取付ばね26のコイル部260に挿通されてコイル部260の軸回りに回転可能にコイル部260を支持することが可能である。第2支持部2322は平板状に形成され、平坦部230の端縁から下向きに突出している。第2支持部2322は、厚み方向に貫通する孔2323を有している(図6参照)。この孔2323は、取付ばね26の端末部263が挿通可能な大きさに形成されている。第2支持部2322は、孔2323に挿通される端末部263を支持することが可能である。3つの第1取付部232のうち、湾曲部231を挟んで前後方向に対向する2つの第1取付部232のそれぞれに取付ばね26が取り付けられている。
第2取付部233は、平坦部230の一部分が切り起こされて構成されている。第2取付部233は、機能ユニット25のハウジング250に引っ掛けられることで機能ユニット25を支持するように構成されている(図5〜図7参照)。
第1抜け止め部234は、平坦部230の左端(図5における右端)に設けられている。第1抜け止め部234は、平坦部230の一部分が切り起こされて構成されており、下方へ突出している。第1抜け止め部234は、透光カバー21の左辺の爪部212に対応しており、この爪部212が挿通した貫通孔2204の一部と重なっている。つまり、第1抜け止め部234は、取付板220の左辺に設けられた貫通孔2204において、挿通した爪部212の残りの部分を塞ぐことにより、貫通孔2204内における爪部212の移動を規制している。これにより、第1抜け止め部234は、貫通孔2204から爪部212が抜けることを防止している。
残りの3つの爪部212は、3つの第2抜け止め部235(図7参照)により貫通孔2204から抜けることが防止されている。第2抜け止め部235は、平板状に構成されており、平坦部230の端部から下向きに突出している。平坦部230において、各第1取付部232の第1支持部2321の基端部分の一部が貫通孔2204の一部と重なっている。第2抜け止め部235は、平坦部230における貫通孔2204と重なっている部分の端部からして向きに突出している。第2抜け止め部235は、貫通孔2204において、挿通した爪部212の残りの部分を塞ぐことにより、貫通孔2204内における爪部212の移動を規制している。これにより、第2抜け止め部235は、貫通孔2204から爪部212が抜けることを防止している。
ユニットカバー23は、湾曲部231を挟んで前後方向に対向する2つの第1取付部232のそれぞれに取付ばね26が取り付けられ、かつ、第2取付部233に機能ユニット25が取り付けられた状態で取付部材22の取付板220に固定される。ここで、取付板220の上面2202には複数のねじ止め部226が設けられている(図6、図7参照)。各ねじ止め部226は、取付板220の上面2202から上向きに突出した円錐台形状の突起と、突起の上面に設けられた雌ねじとを有している。ユニットカバー23は、複数のねじ止め部226の上に載せられた状態でユニットカバー23に設けられた複数のねじ挿通孔に各別に挿通された複数の固定ねじ227がねじ止め部226の雌ねじにねじ込まれることによって取付部材22に固定される(図5参照)。ただし、取付部材22の取付板220とユニットカバー23の平坦部230との間には、各ねじ止め部226の高さ寸法に等しい空間が形成される。また、取付部材22の取付板220とユニットカバー23の湾曲部231との間には、取付板220と平坦部230との間の空間よりも上下方向の寸法が大きな空間が形成される。つまり、取付部材22の取付板220とユニットカバー23との間には、ねじ止め部226の高さ寸法以上の隙間がある。この隙間には、入力ケーブル2420、出力ケーブル2430、制御用ケーブル2440などの各種ケーブルが配置される。また、この隙間には、各種ケーブルにつながる入力コネクタ242、出力コネクタ243、制御用コネクタ244、プラグコネクタ2421,2431,2441、レセプタクルコネクタ43,2432などの各種コネクタが配置される。ユニットカバー23は、これら各種ケーブル及び各種コネクタを上から覆うことにより、吊りボルトなどから各種ケーブル及び各種コネクタを保護する機能を有している。なお、入力ケーブル2420の先端に取り付けられたレセプタクルコネクタ2422は、電源用プラグコネクタ17に接続されるため、取付部材22とユニットカバー23との間の隙間から引き出されている(図5参照)。
次に、光源ユニット2を組み立てる作業について説明する。
まず、作業者は、取付部材22における取付板220の下面2201に、複数のLED42が実装された2枚の実装基板41を取付板220との間に保護シート31を挟むようにして取り付ける。
続いて作業者は、光源モジュール4を覆うようにして取付部材22に透光カバー21を取り付ける。具体的には、作業者は、透光カバー21の4つの爪部212を取付板220の4つの貫通孔2204の位置に合わせ、透光カバー21を押し込むことにより4つの爪部212を4つの貫通孔2204に挿通させる。このとき、貫通孔2204を覆っていたシール32が爪部212によって突き破られる。そして、爪部212につられて可動片314が曲げられ、可動片314、及び可動片314に設けられていたシール32の一部が貫通孔2204を挿通する(図9参照)。保護シート31(可動片314)は、柔軟性及び弾性を有しており、元の形状に復元しようとする弾性力が曲げられた可動片314に作用するため、可動片314に設けられたシール32の一部が爪部212の挿通片2121に押し付けられて密着する。
また、爪部212の係止片2122が取付板220における貫通孔2204の縁に引っ掛かることにより、爪部212が貫通孔2204に挿通された状態で保持される。この状態では、透光カバー21のカバー端部2111と取付板220との間にシール32及び保護シート31が挟まれ、シール32が弾性変形した状態となり、カバー端部2111に密着する(図10参照)。
続いて作業者は、取付部材22における取付板220の上面2202に電源ユニット24を取り付ける。そして、機能ユニット25、及び取付ばね26が設けられたユニットカバー23を取付板220の上面2202に取り付ける。取付板220にユニットカバー23が取り付けられることにより、貫通孔2204から爪部212が抜けることが防止される。つまり、取付部材22から透光カバー21が外れることが防止される。
このように、本実施形態の光源用筐体20は、透光カバー21のカバー端部2111と取付部材22の取付板220との間に、保護部材3である保護シート31及びシール32が挟まれている。これにより、カバー端部2111と取付板220との間における隙間が小さくなり、取付部材22と透光カバー21とに囲まれた空間内への塵埃、虫等の異物の進入が抑制される。これにより、光源モジュール4の照射光によって、透光カバー21に異物の影が映ることが抑制される。
また、本実施形態では、シール32が弾性部材で構成されているため、シール32が弾性変形することでカバー端部2111と取付板220との間の隙間における埋められ、取付部材22と透光カバー21とに囲まれた空間内への異物の進入がより抑制される。本実施形態では、シール32は、発泡樹脂で構成されているので、比較的弱い力で弾性変形させることができる。また、シール32は、保護シート31に対して透光カバー21側に設けられている。したがって、カバー端部2111に沿うようにシール32を弾性変形させることができ、カバー端部2111と取付板220との間における隙間がより小さくなる。また、熱等によって透光カバー21が伸縮した場合であっても、シール32が透光カバー21の伸縮に追従して弾性変形するので、カバー端部2111と取付板220との間における隙間を埋めることができる。
また、保護シート31は、透光カバー21の爪部212が挿通する貫通孔2204に対応する部位にスリット313が設けられており、このスリット313により形成された可動片314が貫通孔2204に挿通した爪部212に追従するように曲がる。曲げられた可動片314の弾性力により、可動片314に設けられたシール32が爪部212に押し付けられる。これにより、爪部212が挿通した貫通孔2204をシール32と可動片314とで塞ぐことができ、貫通孔2204を介した取付部材22と透光カバー21とに囲まれた空間内への異物の進入が抑制される。また、保護シート31には、スリット313が複数設けられているので、可動片314を爪部212に追従させやすくなり、貫通孔2204を介した取付部材22と透光カバー21とに囲まれた空間内への異物の進入がより抑制される。また、複数のスリット313により、取付部材22に対して保護シート31、透光カバー21が位置ずれした場合であっても、可動片314を爪部212に追従させることができる。したがって、貫通孔2204を介した取付部材22と透光カバー21とに囲まれた空間内への異物の進入がより抑制される。
また、保護シート31は、取付部材22において、光源モジュール4のレセプタクルコネクタ43を挿通させる挿通孔2203、実装基板41を取付部材22に取り付けるためのねじ孔を除く部分を覆っている。言い換えれば、保護シート31は、取付部材22において、コネクタやねじ等の物体を通す必要がある孔以外の部分を覆っている。つまり、保護シート31は、カバー端部2111と取付部材22との間に位置する第1部分3101と、実装基板41と取付部材22との間に位置する第2部分3102とを有している(図4参照)。本実施形態では、取付部材22における実装基板41との対向部位には、補強用の切り起しにより形成された孔2205、ユニットカバー23の取り付けに用いられなかったねじ孔2206、円形の貫通孔2207が形成されている。これらの孔は、保護シート31の第2部分3102により覆われる。これにより、取付部材22に設けられた物体が通されていない孔を介した取付部材22と透光カバー21とに囲まれた空間内への異物の進入が抑制される。
また、光源ユニット2の組み立て作業時において、予めシール32が設けられた保護シート31を実装基板41と取付部材22との間に挟むことができる。したがって、光源ユニット2の組み立て作業時において、所定位置にシール32を取り付ける作業が不要となり、作業工数を削減することができる。また、保護シート31よりも重い取付部材22や、保護シート31よりも配置スペースが小さい透光カバー21のカバー端部2111に比べて、保護シート31の方がシール32を設けやすい。
次に、照明器具1を天井に施工する作業について説明する。まず、施工作業を行う作業者は、本体部11の電源孔110、信号孔111にそれぞれ電源ケーブル16、信号ケーブル18を挿通した後、ボルト挿通孔112に挿通した吊りボルトにナットを締め付けることで本体部11を天井に取り付ける。また、作業者は、電源孔110から引き込んだ電源ケーブル16を第1端子台14に結線し、信号孔111から引き込んだ信号ケーブル18を第2端子台15に結線する。
続いて作業者は、本体部11に本体カバー12を取り付ける。作業者は、本体部11の4つの引掛ばね13のうちの1つの引掛ばね13の第1腕部131を下に引張り、4つの引掛部125のうちの対応する1つの引掛部125に第1腕部131の先端を引っ掛ける。作業者は、残り3つの引掛ばね13の第1腕部131の先端をそれぞれの引掛ばね13と対応する引掛部125に1つずつ順番に引っ掛ける。それから、作業者は、4つの引掛ばね13の第1腕部131の先端を4つの引掛部125に引っ掛けた状態で本体カバー12を本体部11に近付けるように上に持ち上げる。各引掛ばね13の第1腕部131は、各引掛部125に引っ掛かったままで上向きに変位(回転)する。そして、本体部11の下端縁が本体カバー12の第1部分121の上面に当たると、4つの引掛部125に引っ掛けられた4つの引掛ばね13のばね力によって本体部11と本体カバー12との結合状態が維持される。
上述のような手順で器具本体10が天井に取り付けられる。続いて、器具本体10に光源ユニット2を取り付ける手順を説明する。
作業者は、前方の突壁123に設けられた貫通孔124に前方の取付ばね26の引掛片264を挿入し、貫通孔124の縁に引掛片264を引っ掛けることで光源ユニット2を器具本体10に仮保持させる。作業者は、光源ユニット2を器具本体10に仮保持させた状態で第1端子台14の電源線140及び第2端子台15の信号線150と電源ユニット24の結線作業を行う。結線作業の完了後、作業者は、後方の突壁123に設けられた貫通孔124に後方の取付ばね26の第1腕部261を挿入した後、光源ユニット2を持ち上げて本体カバー12の開口部120内に収める。光源ユニット2が開口部120内に収められると、各取付ばね26の第1腕部261が前方及び後方の突壁123の各貫通孔124の縁に引っ掛かる(図11参照)。その結果、光源ユニット2は、2つの取付ばね26のばね力によって器具本体10(本体カバー12)に支持される。以上のような手順で照明器具1の施工作業が完了する(図11〜図13参照)。
なお、上述した例では、シール32は、発泡樹脂で構成されていたが、これに限らず、例えばシリコーン樹脂、保護シート31と同様の樹脂材等の他の部材で構成されていてもよい。
また、上述した例では、保護部材3は、保護シート31とシール32とを備えた構成であるが、これに限らない。図14A、図14Bを参照して、光源用筐体20の変形例について説明する。本変形例の光源用筐体20は、保護部材3Xが、保護シート31のみを有する点が、上述した保護部材3と相違する。なお、本変形例の光源用筐体20の基本構成は、上述した光源用筐体20と共通であり、共通の構成要素については同一の符号を付して適宜図示並びに説明を省略する。
保護シート31は、全周に沿って一方向に曲げられた曲部315が設けられている。図14Aに示すように、保護シート31は、取付部材22における取付板220の下面2201に取り付けられると、曲部315により縁の全周が取付板220の下面2201から離れる。そして、図14Bに示すように、透光カバー21が取付部材22に取り付けられると、保護シート31にカバー端部2111が接触し、保護シート31の端部が取付板220に近付くように曲部315が伸ばされる。つまり、保護シート31は、取付部材22と透光カバー21のカバー端部2111との間に位置する第1部分3101が、カバー端部2111と接触するように曲げられた曲部315を有する。保護シート31は、柔軟性、及び弾性を有しており、カバー端部2111によって伸ばされた曲部315が元の形状に復元しようとする弾性力によって、カバー端部2111に接触する。これにより、カバー端部2111と取付板220との隙間を介して取付部材22と透光カバー21とに囲まれた空間内への異物の進入が抑制される。
また、本実施形態の照明器具1において、器具本体10と組み合わされる光源ユニット2は上述した光源ユニット2に限定されない。例えば、以下に説明する光源ユニット2Xも器具本体10と組み合わせることができる。なお、光源ユニット2Xの基本構成は光源ユニット2と共通である。したがって、以下の光源ユニット2Xの説明において、上述した光源ユニット2と共通の構成要素については同一の符号を付して適宜図示並びに説明を省略する。
光源ユニット2Xは、図15〜図17に示すように、一部分を取付部材22の左端縁から取付部材22の外に突出させた引掛部材27を有している。引掛部材27は平板部270と幅広部271とを有している。ただし、平板部270と幅広部271とは亜鉛鋼板などの金属板によって一体に形成されている。
平板部270は概ね矩形に形成されている。幅広部271は、平板部270の4つの辺のうちの1つの辺(図15における左辺)から下向きに突出している。幅広部271の長手方向の長さ寸法は、幅広部271の長手方向に沿った平板部270の長手方向の長さ寸法よりも大きい。つまり、幅広部271は、その長手方向の両端に、平板部270の長手方向の両端の外に突出する突部272を有している。
引掛部材27は、平板部270の短手方向(図15における左右方向)におけるおおよそ半分の部分が取付部材22の取付板220の上面に取り付けられる。なお、平板部270は、取付板220とユニットカバー23の平坦部230との間に挟まれるようにして取付板220に固定される(図16参照)。さらに、平板部270の短手方向における残り半分の部分には電源ユニット24が取り付けられる。つまり、電源ユニット24は、平板部270の上面に取り付けられることにより、点灯中の光源モジュール4から放射される熱の影響を受け難くされている。
また、光源ユニット2Xにおいて、ユニットカバー23の3つの第1取付部232のうちの右端(図16においては左端)の第1取付部232にのみ取付ばね26が取り付けられている(図16参照)。
次に、光源ユニット2Xを器具本体10に取り付ける手順を説明する。
作業者は、開口部120を介して、左方の突壁123の上端部と本体部11の底面との間の隙間に引掛部材27の幅広部271を挿入した後、左方の突壁123の両側の端部の突出片126に幅広部271の両側の突部272を引っ掛ける。その結果、図18に示すように、光源ユニット2Xが器具本体10に仮吊りされる。作業者は、光源ユニット2を器具本体10に仮吊りさせた状態で第1端子台14の電源線140及び第2端子台15の信号線150と電源ユニット24の結線作業を行う。結線作業の完了後、作業者は、右方の突壁123に設けられた貫通孔124に取付ばね26の第1腕部261を挿入した後、光源ユニット2を持ち上げて本体カバー12の開口部120内に収める。光源ユニット2が開口部120内に収められると、取付ばね26の第1腕部261が貫通孔124の縁に引っ掛かる。また、引掛部材27が開口部120から離れる向きに移動し、左方の突壁123に引掛部材27が引っ掛けられる(図19参照)。その結果、光源ユニット2Xは、1つの取付ばね26と引掛部材27とによって器具本体10(本体カバー12)に支持される。以上のような手順で照明器具1の施工作業が完了する。
なお、上述した例では、光源用筐体20と器具本体10とが別体に構成されているが、これに限らず、光源用筐体20と器具本体10とが一体に構成されていてもよい。この場合、器具本体10と一体に構成され天井に取り付けられる光源用筐体20と、この光源用筐体20に収納される光源モジュール4とを備える光源ユニット2(2X)が、照明器具として機能する。
<まとめ>
第1態様に係る光源用筐体(20)は、取付部材(22)と、透光カバー(21)と、保護部材(3,3X)と、を備えている。取付部材(22)は、光源モジュール(4)が一面(下面2201)に取り付けられる。透光カバー(21)は、一面(2201)と対向する底部(210)、及び底部(210)の周縁から取付部材(22)に向かって突出する周壁部(211)を有し、一面(2201)を覆うように取付部材(22)に取り付けられる。保護部材(3,3X)は、周壁部(211)の端部であって取付部材(22)と対向するカバー端部(2111)と取付部材(22)とで挟まれる。また、保護部材(3,3X)は、柔軟性を有し少なくとも一部がカバー端部(2111)と取付部材(22)との間に位置する保護シート(31)を有する。
この態様によれば、保護シート(31)によりカバー端部(2111)と取付部材(22)との間における隙間が小さくなり、取付部材(22)と透光カバー(21)とに囲まれた空間内への異物の進入が抑制される。これにより、光源モジュール(4)の照射光によって、透光カバー(21)に異物の影が映ることが抑制される。
第2態様に係る光源用筐体(20)では、第1態様において、保護シート(31)は、第1部分(3101)と、第2部分(3102)と、を有する。第1部分(3101)は、取付部材(22)とカバー端部(2111)との間に位置する。第2部分(3102)は、取付部材(22)と光源モジュール(4)との間に位置する。
この態様によれば、取付部材(22)において、光源モジュール(4)との対向部位に孔(2205、2206、2207)が設けられている場合、この孔(2205、2206、2207)を保護シート(31)の第2部分(3102)により覆うことができる。これにより、取付部材(22)の孔(2205、2206、2207)を介した取付部材(22)と透光カバー(21)とに囲まれた空間内への異物の進入が抑制される。
第3態様に係る光源用筐体(20)では、第1又は第2態様において、透光カバー(21)は、カバー端部(2111)から突出した爪部(212)を更に有する。爪部(212)は、取付部材(22)に設けられた貫通孔(2204)を通って貫通孔(2204)の縁に引っ掛けられる。保護シート(31)は、貫通孔(2204)に対応する部位にスリット(313)が設けられている。
この態様によれば、保護シート(31)を、貫通孔(2204)に挿通した爪部(212)に追従するように曲げることができ、貫通孔(2204)を介した取付部材(22)と透光カバー(21)とに囲まれた空間内への異物の進入が抑制される。
第4態様に係る光源用筐体(20)では、第3態様において、保護シート(31)は、貫通孔(2204)に対応する部位にスリット(313)が複数設けられている。
この態様によれば、保護シート(31)を爪部(212)により追従させやすくなり、貫通孔(2204)を介した取付部材(22)と透光カバー(21)とに囲まれた空間内への異物の進入がより抑制される。
第5態様に係る光源用筐体(20)では、第1〜第4態様のいずれかにおいて、保護部材(3)は、保護シート(31)に設けられたシール(32)を更に有する。シール(32)は、保護シート(31)と共に、カバー端部(2111)と取付部材(22)とで挟まれる。
この態様によれば、カバー端部(2111)と取付部材(22)との間における隙間をより小さくすることができ、取付部材(22)と透光カバー(21)とに囲まれた空間内への異物の進入がより抑制される。
第6態様に係る光源用筐体(20)では、第5態様において、シール(32)は、保護シート(31)に対して透光カバー(21)側に設けられている。
この態様によれば、シール(32)をカバー端部(2111)に接触させやすくなり、取付部材(22)と透光カバー(21)とに囲まれた空間内への異物の進入がより抑制される。
第7態様に係る光源用筐体(20)では、第6態様において、シール(32)は、弾性を有する弾性部材であり、弾性変形してカバー端部(2111)に密着する。
この態様によれば、透光カバー(21)が変形したとしても、透光カバー(21)の変形に追従してシール(32)を弾性変形してカバー端部(2111)に密着する。したがって、取付部材(22)と透光カバー(21)とに囲まれた空間内への異物に進入がより抑制される。
第8態様に係る光源用筐体(20)では、第7態様において、シール(32)は、発泡樹脂で構成されている。
この態様によれば、伸縮性が比較的大きく、柔らかいシール(32)を用いることができ、カバー端部(2111)と取付部材(22)との間の隙間をより小さくして、取付部材(22)と透光カバー(21)とに囲まれた空間内への異物に進入がより抑制される。
なお、第2〜第8態様に係る構成については、光源用筐体(20)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
第9態様に係る光源ユニット(2,2X)は、第1〜第8態様のいずれかの光源用筐体(20)と、光源用筐体(20)に収納される光源モジュール(4)と、を備える。光源モジュール(4)は、取付部材(22)に取り付けられる実装基板(41)と、実装基板(41)に実装された固体光源(LED42)と、を有する。
この態様によれば、光源用筐体(20)における取付部材(22)と透光カバー(21)とに囲まれた空間内への異物の進入が抑制される。
第10態様に係る照明器具(1)は、第9態様の光源ユニット(2,2X)と、光源ユニット(2,2X)を支持する器具本体(10)と、を備える。
この態様によれば、光源用筐体(20)における取付部材(22)と透光カバー(21)とに囲まれた空間内への異物の進入が抑制される。