JP2021184064A - フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

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Yuki Saito
直樹 川久保
Naoki Kawakubo
久聡 伊藤
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Abstract

【課題】抑止機構の設計自由度を増し、耐久性を向上させる。【解決手段】後羽根に連結され、第1の後駆動部材620Aにより押動されて回動することで後羽根を走行させる第2の後駆動部材620Bと、露光走行完了時に第2の後駆動部材620Bのバウンドを抑止する抑止状態とバウンドを抑止しない退避状態とを遷移可能な抑止機構91とを備え、チャージ動作において、後チャージ部材855による第1の後駆動部材620Aのチャージ位置への回動開始後に、先チャージ部材82によって抑止機構91が退避状態に遷移し、第1の後駆動部材620Aに向けて付勢する付勢バネ54の付勢力によって第2の後駆動部材620Bを移動させることを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。【選択図】図18

Description

本発明は、フォーカルプレンシャッタに関する。
カメラに使用されるフォーカルプレンシャッタは、遮光部材の露光動作により、撮像装置に入射する光を制御している。この遮光部材は、駆動バネなどの駆動源により動作されるが、露光動作後に露光動作位置から跳ね返ってしまい(バウンド)、先羽根の場合は再遮光、後羽根の場合は再露光してしまうことがある。この跳ね返りを防止するために、走行完了位置に衝撃を緩和するための緩衝部材を配置したり、遮光部材を駆動する駆動部材を制動するための制動部材を設けるなどの方法がある。また、より直接的に跳ね返りを抑制するために、跳ね返るタイミングで駆動部材自体を直接抑止する抑止部材を設けるものもある。特許文献1では、先幕用、後幕用それぞれに、弾性変形する腕部を持った抑止部材を用意して、それぞれの駆動部材の走行軌跡内に入り込ませ、腕部が弾性変形することで抑止を行っており、チャージ時には先駆動部と後駆動部をそれぞれチャージできるチャージカムによって先幕用、後幕用の腕部をそれぞれの走行軌跡内から退避させてからそれぞれの駆動部をチャージしている。
特許04334092号公報
しかしながら、先駆動部材、後駆動部材をチャージしつつ、さらに先抑止部材、後抑止部材を退避させ、かつ、それぞれの駆動部材のチャージより抑止部材の退避を先に行うという動作をチャージカムひとつで行うことは、設計上の制限が厳しく、設計自由度を大きく損なっている。また、腕部を弾性変形させなくてはならないため、抑止部材に形状的な制限や、腕部自体の耐久性低下の懸念もある。
上記を鑑み、本発明に係るフォーカルプレンシャッタは、
光が通過する開口を形成するベース板と、
前記ベース板に沿って走行して前記開口を開閉する先羽根および後羽根と、
前記先羽根を走行させる先駆動バネと、
前記後羽根を走行させる後駆動バネと、
前記後駆動バネに連結され、前記後駆動バネをチャージするチャージ位置へ回動可能に設けられた第1の後駆動部材と、
前記後羽根に連結され、前記第1の後駆動部材により押動されて回動することで前記後羽根を走行させる第2の後駆動部材と、
前記チャージ位置で前記第1の後駆動部材を保持する保持力を発生する後保持機構と、
露光走行完了時に前記第2の後駆動部材の回動軌跡内に位置することでバウンドを抑止する抑止状態と、前記第2の後駆動部材の回動軌跡から退避することでバウンドを抑止しない退避状態とを遷移可能な抑止機構と、
前記先駆動バネに連結され、前記先駆動バネをチャージするチャージ位置へ回動可能に設けられた先駆動部材と、
前記チャージ位置で前記先駆動部材を保持する保持力を発生する先保持機構と、
前記第1の後駆動部材を押動して前記後駆動バネをチャージする後チャージ部材と、
前記先駆動部材を押動して前記先駆動バネをチャージする先チャージ部材と
を備え、
露光動作前のチャージ動作において、前記後チャージ部材による前記第1の後駆動部材のチャージ位置への回動開始後に、前記先チャージ部材によって前記抑止機構が退避状態に遷移し、前記第1の後駆動部材に向けて付勢する付勢バネの付勢力によって前記第2の後駆動部材を移動させることを特徴とする。
本発明によれば、先チャージ部材、後チャージ部材を分け、後チャージ部材によるチャージ動作開始後に先チャージ部材によって後駆動部材の抑止を解除する構成にすることにより、抑止機構の配置自由度を増加させ、耐久性を向上した構成とすることができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の全体構成を示す図。 シャッタの内部機構を示す斜視図。 シャッタの内部機構を示す平面図。 地板の説明図。 羽根機構の説明図。 羽根機構の説明図。 駆動機構の説明図。 駆動機構の説明図。 後幕用の駆動部材の説明図。 先幕用の駆動部材の斜視図及びその分解斜視図。 係止機構の分解斜視図。 係止レバー及び抑制レバーを二方向から見た斜視図。 モータの支持構造の説明図。 チャージスライダの案内機構の説明図。 チャージスライダの斜視図。 ギアトレインの説明図。 チャージ機構の動作説明図。 チャージ機構の動作説明図。
<撮像装置>
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置10の全体構成を示す図である。撮像装置10は例えばミラーレスカメラである。撮像装置10は、レンズユニット1、シャッタ2及び撮像素子3を備える。レンズユニット1は、被写体からの光を結像させるためのレンズ群及びその駆動機構を備える。撮像素子3はレンズユニット1により結像された被写体像を光電変換する素子であり、例えばCMOSイメージセンサである。シャッタ2は、撮影光軸1a上においてレンズユニット1と撮像素子3との間に配置され、羽根群の開閉により撮像素子3に対する露光時間等を調節する羽根駆動装置である。
撮像素子3から出力されるアナログ画像信号はAFE(Analog Front End)4によりデジタル画像信号に変換される。DSP(Digital Signal Processor)5は、AFE4から出力されるデジタル画像信号に対する各種画像処理や圧縮・伸張処理などを行なう。DSP5には記憶媒体5a及びRAM5bが接続されている。RAM5bは例えば画像データを一時的に記憶するために用いられる。記憶媒体5aは例えばメモリカードであり、撮影した画像を保存するために用いられる。ディスプレイ6は、液晶ディスプレイ(LCD)などの電子画像表示装置であり、撮影した画像や各種メニュー画面などを表示する。
CPU7は撮像装置10の全体を制御する。CPU7は各種のセンサ7aの検出結果に基づいて、各種の駆動回路7bを制御する。センサ7aは、例えば、撮像装置10の電源電圧を検出するセンサ、温度を検出するセンサ、レンズユニット1やシャッタ2に備えられた各種のセンサを含む。駆動回路7bは、例えば、撮像素子3に駆動信号を供給するタイミングジェネレータ、レンズユニット1やシャッタ2等に備えられたアクチュエータの駆動回路を含む。
<シャッタ>
本実施形態のシャッタ2はフォーカルプレンシャッタである。シャッタ2の全体構成について図を参照して説明する。図2に示すように、矢印X、Y、Zは互いに直交する方向を示し、Z方向は光軸1aと平行な方向であり、Y方向は羽根の走行方向と平行な方向である。なお、以降の図においても同様である。一部の図においてはシャッタ2の構成部品を透過態様で図示していたり、省略している場合がある。
<1.全体構成とレイアウト>
図2〜図4を参照してシャッタ2の全体構成と機構のレイアウトについて説明する。図2及び図3はシャッタ2の内部機構を示す図、図4は地板30の斜視図である。
シャッタ2は被写体光を撮像素子3に露光/遮蔽する羽根部20と、羽根を動作させる機構部21とに大別される。羽根部20は機構部21よりも薄型の矩形状を有しており、シャッタ2は、その側面視(Y方向)において全体としてL字状をなしている。機構部21はモータ81の直径相当の厚さを有する直方体形状を有している。逆に言えば、シャッタ2のZ方向の厚さは最大でモータ81の直径程度とされている。羽根部20を薄型化して光軸方向におけるシャッタ2と撮像素子3との配設スペースを削減しつつ、機構部21を羽根部20の側方に位置させることで、撮像装置10内の収容空間を有効に活用することができる。また、シャッタ2は全体として矩形状を有してコンパクトに構成されており、ミラーレスカメラのように内部空間が狭い撮像装置に有利である。
シャッタ2は地板(ベース板)30を基本的な支持体とし、地板30上に各部品が搭載されている。地板30は、羽根部20を構成する開口形成部31と、機構部21を構成する機構支持部32とを一体に有しており、例えば、合成樹脂製の部材である。
開口形成部31には被写体光が通過する開口31aが形成されている。開口形成部31の一方面側はカバー板33で覆われ、開口形成部31とカバー板33との間には不図示の仕切板が配置される。カバー板33及び仕切板には、開口31aと重なる開口33aなどの開口が形成されている。開口形成部31の他方面側(被写体側)も不図示のカバー板で覆われる。カバー板にも開口31aと重なる開口が形成されている。これらの開口は、矩形状を有し、その法線方向はZ方向、その面方向はX方向及びY方向である。被写体光は、各開口を順に通過して撮像素子3を露光する。
仕切板は、開口形成部31とカバー板33との間の羽根室を先幕(先羽根)用の空間と後幕(後羽根)用の空間とにZ方向に二つに仕切る。シャッタ2には後述する先幕用の羽根機構40と後幕用の羽根機構50が設けられており、羽根室には、先幕を構成する羽根群41と、後幕を構成する羽根群51とが収容されている。図3はカバー板33及び仕切板が取り外された状態を示している。
機構部21には、羽根機構40及び50を駆動する駆動機構60、羽根群41を開状態に維持可能な係止機構70、及び、駆動機構60に対するチャージ動作を行うチャージ機構80が配置されている。また、これらの機構を覆うカバー部材を兼用した不図示のMG地板と、MG地板を覆う不図示のカバー部材が設けられている。図2はMG地板及びカバー部材が取り外された状態を示している。MG地板及びカバー部材は、駆動機構60、係止機構70及びチャージ機構80に対するゴミの侵入を防止する。
チャージ機構80は、その駆動源であるモータ81と、モータ81の駆動力によって駆動機構60に対するチャージ動作を行うチャージスライダ82(先チャージ部材)及び後カムギア855(後チャージ部材)と、モータ81の駆動力をチャージスライダ82に伝達するギアトレイン85とを含む。なお、本実施形態の場合、チャージ機構80はモータ81を含むが、モータ81として撮像装置10側に備えられたモータを利用することも可能である。つまり、チャージ機構80は、固有のモータを備えた機構であってもよいし、固有のモータを備えず、他のモータから駆動力を受ける機構であってもよい。
モータ81はその回転軸81aがY方向となるように、X方向における開口31aの側方に配置されている。換言すると、矩形状の開口31aの周縁のうちY方向に延びる一辺に平行に配置されている。シャッタ2の動作速度を向上する場合、モータ81として比較的高出力のモータが必要とされるが、モータのサイズは一般に出力と比例して大きくなる。本実施形態のようにモータ81を配置することで、Y方向で見るとモータ81の胴部81bが、羽根群41及び51の走行・格納範囲Yw(図3参照)に収めることが可能となり、高出力のモータを比較的コンパクトに配置することができる。
モータ81の他の配置態様としては、例えば、回転軸81aがZ方向となるように配置することも考えられるが、本実施形態のようにモータ81の全長が長い場合、シャッタ2がZ方向に長くなる。また、モータ81の他の配置態様としては、回転軸81aがX方向となるように配置することも考えられるが、本実施形態のようにモータ81を、X方向で開口31aの側方に配置した場合は、シャッタ2がX方向に長くなる。また、一般にデジタルカメラはシャッタの上下よりも左右に収容空間を確保し易いことから、モータ81をY方向で開口31aの側方に配置した場合には、撮像装置10に対する収容の点で不利な場合がある。このような他の配置態様も採用可能であるが、本実施形態におけるモータ81の配置態様はシャッタ2の高性能化と小型化を両立する点で有利である。
本実施形態の場合、チャージ機構80は、モータ81の駆動力により、チャージスライダ82を光軸方向(Z方向)と交差する方向(Y方向)に移動させることによって駆動機構60の駆動部材61に対するチャージ動作を行う。ギアトレインから離れている駆動部材61に対するチャージ動作をチャージスライダ82のY方向の直線移動で行うことで、チャージ用の部材を回動させる構成よりもX方向においてシャッタ2の小型化を図れる。また、チャージスライダ82の往復移動範囲は羽根群41及び51の走行・格納範囲Yw(図3参照)内であり、シャッタ2をY方向に大型化するものでもない。
駆動機構60は、羽根機構40及び50を駆動する一方、チャージ機構80によるチャージ動作を受ける。このため、駆動機構60に対して、羽根機構40及び50並びにチャージ機構80が隣接して配置されていることが機構上並びに小型化を図る上で有利である。本実施形態の場合、駆動機構60はモータ81と開口31aとの間の領域Xwに配置され、チャージスライダ82はモータ81と駆動機構60との間に配置されている。このような配置とすることで、駆動機構60が羽根機構40及び50並びにチャージ機構80に隣接して配置され、機構上、有利である。しかも、モータ81の回転軸方向とチャージスライダ82の移動方向がいずれもY方向であることから、X方向において各機構を狭い領域に集中的に収めることができ、シャッタ2の小型化を図れる。
本実施形態の場合、Y方向でモータ81の一方端部側(回転軸81a側)にはギアトレイン85が配置され、他方端部側には係止機構70が配置されている。Y方向におけるモータ81の胴部81bの両側のスペースに係止機構70、ギアトレイン85を対称的に配置することで、シャッタ2のY方向の小型化を図れる。モータ81の回転軸81aにはウォームギア81cが設けられており、ウォームギア81cは、ギアトレイン85のギア850のウォームホイール850aと噛み合っている。この部分で回転軸方向をY方向(モータ81側)からZ方向(ギアトレイン85側)に変換している。ギアトレイン85の各ギアは回転軸がZ方向であるため、シャッタ2の機構部21のZ方向の厚さを薄くすることができる。
<2.羽根機構>
図5〜図6を参照して羽根機構40及び50の構成について説明する。図5は羽根機構40及び50の説明図である。図5において、状態ST1は羽根群41が閉状態で羽根群51が開状態である状態を示し、状態ST2は羽根群41が開状態で羽根群51が閉状態である状態を示している。開状態とは開口31aを覆わない状態であり、閉状態とは開口31aを覆う状態である。図5等においては羽根と羽根の重なりが視覚的にわかりやすいように、背後に隠れる羽根の輪郭線を実線で表している。
羽根機構40は、羽根群41、主アーム42、副アーム43及びバネ44を含み、先幕を構成する。羽根機構50は、羽根群51、主アーム52、副アーム53及びバネ54を含み、後幕を構成する。本実施形態の場合、羽根群41、51はそれぞれ羽根41a〜41d、51a〜51dから構成されている。しかし、羽根の数は4枚に限られない。各羽根は、例えば、黒色塗料を塗布した樹脂シート(または金属板などの遮光性のある材料もしくは複合材)から形成される。羽根41a〜41dは主アーム42及び副アーム43に連結され、Y方向を羽根の41a〜41dの走行方向とする平行リンク機構を構成する。羽根51a〜51dは主アーム52及び副アーム53に連結され、Y方向を羽根の51a〜51dの走行方向とする平行リンク機構を構成する。
主アーム42には、
駆動部材61を介して地板30の軸320が挿入され、主アーム42は軸320を中心として駆動部材61と共に回動自在である。
副アーム43は、軸穴43aを備える。軸穴43aには地板30の軸324が挿入され、副アーム43は軸324を中心として回動自在である。バネ44(付勢バネ)は、本実施形態の場合、軸324が挿通するねじりコイルバネであり、その一方端部が地板30に係止され、他方端部が副アーム43に係止される。バネ44は、その復元力によって羽根群41を閉状態にする方向に副アーム43を付勢している。これにより羽根群41のがたつきを抑制できる。なお、羽根群41を閉状態にする方向に副アーム43をバネ44によって付勢することで、駆動部材61のアーム部610Bを後述の走行開始位置に向けて付勢している。
図6には、駆動部材61周辺の拡大図を示しており、図6に示すように、駆動部材61のアーム部610Aをチャージスライダ82によって図6における下方に駆動することで主アーム42および副アーム43を回動し、羽根群41を閉状態にすることができる。なお、チャージスライダ82は駆動部材61の本体部610Aを押動して本体部610Aを保持機構66Aに当接させており、アーム部610Bは、その動作に追従するようにバネ44による付勢力によって回動している。なお、図6においてはモータ81やガイドシャフト(軸)84、保持機構66Aなどを省略して図示している。
羽根機構50は羽根機構40と同様の構成であるため説明を省略する。
<3.駆動機構>
駆動機構60について説明する。図7は駆動機構60の説明図であり、図2のA−A断面図である。図8は駆動機構60を部分的に分解した斜視図である。図9は二方向から見た後幕用の駆動部材62の分解斜視図である。図10は先幕用の駆動部材61の斜視図及びその分解斜視図である。
駆動機構60は、後幕として動作する羽根機構50を駆動する機構として、駆動部材62、駆動バネ63B(後駆動バネ)、ウォームホイール64B、ウォーム65B、保持機構66B(後保持機構。図3参照)を備える。
駆動部材62は、本体部材620、アマチャ622、バネ623及びアマチャ軸624を含む。本体部材620(後駆動部材)は、本体部620A(第1の後駆動部材)とアーム部620B(第2の後駆動部材)との2つの回動部材をZ方向に組み合わせた二部材構成であり、いずれも例えば合成樹脂製の部材である。本体部620AはZ方向に延びる筒状部620aを含み、アーム部620Bは筒状部620aと同軸上に、筒状部620aが挿通される筒状部620eを含む。筒状部620aは地板30の軸321が挿通され、本体部610A及びアーム部610Bはそれぞれ独立して軸321回りに回動自在である。
駆動部材62(アーム部620B)の回動位置は光センサで検知される。光センサPI2はホルダHD2(図2参照)、MG地板を介して地板30に支持されている。
筒状部620eは、羽根機構50の主アーム52の軸穴52aを挿通し、筒状部620aは駆動バネ63Bを挿通する。ウォームホイール64Bは、駆動バネ63BよりMG地板側に配置され、軸321に回転自在に支持される。
アーム部620BはZ方向に突出するピン基部620cを含む。ピン基部620cには、耐久性向上を目的として金属製で円筒形状のピンカバー621aが装着され、羽根用の駆動ピン621が形成される。駆動ピン621は、羽根機構50の主アーム52の係合穴52bを挿通し、また、地板30に形成された案内溝326B(図4参照)内を移動する。案内溝326Bにおける駆動ピン621の移動端にはゴムなどの緩衝部材326bが設けられ、駆動ピン621が案内溝326Bの周囲壁に当接するときの衝撃を緩衝する。
またアーム部620Bは外周面にカム部620iを構成する。カム部620iは後述の抑止レバー91の円弧部91bと当接する形状となっている。
本体部620Aは筒状部620aに対して径方向に延出した係合部620bを含む。係合部620bはチャージ機構80によるチャージ動作時に後カムギア855から操作力の入力を受ける。この操作力により、本体部620Aは軸321を回動中心として図3において反時計回りに回動する。本体部620Aは、また、アマチャ支持部620dを含む。アマチャ支持部620dにはバネ623を介してアマチャ622がアマチャ軸624によって取り付けられる。アマチャ622は保持機構66Bの磁力によって保持機構66Bに解放可能に保持される。
駆動バネ63Bは、本実施携帯の場合、ねじりコイルバネである。駆動バネ63Bは本体部620Aとウォームホイール64Bとの間に設けられており、かつ、駆動バネ63Bの一端が本体部620Aに、他端がウォームホイール64Bに、それぞれ係止されて互いに連結されている。ウォーム65Bは、その軸方向がZ方向から傾斜してMG地板に回動自在に支持されており、ウォーム65Bの軸方向をZ方向とする構成よりもシャッタ2をZ方向に薄型化でき、軸方向をXY平面方向とする構成よりもシャッタ2をXY平面方向で小型化できる。
ウォーム65Bはウォームホイール64Bと噛み合っており、これによりウォームホイール64Bの回転方向の位置が固定される。チャージ動作により駆動部材62(本体部620A)は初期位置からチャージ位置へ軸321回りに回転するがウォームホイール64Bはウォーム65Bとの噛み合いによって不動である。このため、駆動バネ63Bが巻き上げられて羽根を駆動する弾性エネルギーが蓄積される。チャージされた駆動バネ63Bは羽根群51が閉状態となる方向に付勢力を発揮する。羽根群51に対する付勢方向が駆動バネ63Bと羽根機構50に設けられたバネ54とで逆方向となるが、駆動バネ63Bの付勢力の方がバネ54よりも十分に強い力である。
本体部620A及びアーム部620Bはそれぞれ独立して軸321回りに回動自在であるが、バネ54(付勢バネ)は、副アーム53を介してアーム部620Bを反時計回りに付勢する付勢バネである。アーム部620Bは、本体部620Aのアマチャ支持部620dに当接する係合部620gを含む。バネ54の付勢により、係合部620gがアマチャ支持部620d側に押し付けられるため、チャージされた駆動バネ63Bの付勢力により本体部620Aが時計回りに回動すると、アーム部620Bも本体部620Aによって押動されて一体的に回動して羽根群51が閉状態に走行することになる。本実施形態の場合、筒状部620eから径方向に延びたフランジ部に係合部620gが形成されている。
なお、ウォーム65Bをドライバ等で回転させると、軸321に対するウォームホイール64Bの回転方向の位相が変化する。つまり、チャージ時の駆動バネ63Bの弾性変形量が調整され、羽根群51の走行速度(幕速)を調整することができる。シャッタ2の完成状態で幕速を調整するためには、ウォーム65Bを回転させる必要があるが、ウォーム65Bの軸がXY平面を向いていると、その配置に制限がかかる。たとえばシャッタ2の完成状態では、ウォーム65Bの軸方向がX方向を向いていると、モータ81側の場合モータが邪魔となり、開口31aの場合光線を遮ってしまうこととなり、量産設備を考えたときドライバ等でウォーム65Bを操作することが困難となる。このことから、ウォーム65Bの軸方向を傾けることは設計自由度を増す意味でも効果がある。
保持機構66Bは、磁力による保持力で駆動部材62(本体部620A)をチャージ位置に保持する。保持機構66Bは、ヨーク66aとヨーク66aに巻きまわされたコイル66bとを含む電磁石であり、ヨーク66aはMG地板に支持されている。コイル66bに対する通電と通電遮断により、アマチャ622の吸着と吸着解除が切り替えられる。これにより、チャージ位置での駆動部材62の保持と解放を切り替えることができる。
次に、先幕として動作する羽根機構40を駆動する機構について説明する。駆動機構60は、羽根機構40を駆動する機構として、駆動部材61、駆動バネ63A(先駆動バネ)、ウォームホイール64A、ウォーム65A、保持機構66A(先保持機構)を備える。羽根機構40を駆動する機構は、羽根機構50を駆動する機構と基本的に同じである。なお、以下に説明する構成により、羽根機構40は、電子先幕における遮光幕として機能させることなども可能である。
駆動部材61は、本体部材610、アマチャ612、バネ613及びアマチャ軸614を含む。本体部材610(先駆動部材)は、本体部610A(第1の先駆動部材)とアーム部610B(第2の先駆動部材)との2つの回動部材をZ方向に組み合わせた二部材構成であり、いずれも例えば合成樹脂製の部材である。本体部610AはZ方向に延びる筒状部610aを含み、アーム部610Bは筒状部610aと同軸上に、筒状部610aが挿通される筒状部610eを含む。筒状部610aは地板30の軸320が挿通され、本体部610A及びアーム部610Bはそれぞれ独立して軸320回りに回動自在である。
駆動部材61(アーム部610B)の回動位置は光センサPI1で検知される。光センサPI1はホルダHD1(図2参照)、MG地板を介して地板30に支持されている。
筒状部610eは、羽根機構40の主アーム42の軸穴42aを挿通し、筒状部610aは駆動バネ63Aを挿通する。ウォームホイール64Aは、駆動バネ63AよりMG地板側に配置され、軸320に回転自在に支持される。
アーム部610BはZ方向に突出するピン基部610cを含む。ピン基部610cには、耐久性向上を目的として金属製で円筒形状のピンカバー611aが装着され、羽根用の駆動ピン611が形成される。駆動ピン611は、羽根機構40の主アーム42の係合穴42bを挿通し、また、地板30に形成された案内溝326A(図4参照)内を移動する。案内溝326Aにおける駆動ピン611の移動端にはゴムなどの緩衝部材326aが設けられ、駆動ピン611が案内溝326Aの周囲壁に当接するときの衝撃を緩衝する。
またアーム部610Bは外周面にカム部610iを構成する。カム部610iは後述の係止レバーのリブ744と当接する形状となっている。
本体部610Aは筒状部610aに対して径方向に延出した係合部610bを含む。係合部610bはチャージ機構80によるチャージ動作時にチャージスライダ82から操作力の入力を受ける。この操作力により、本体部610Aは軸320を回動中心として図3において反時計回りに回動する。本体部610Aは、また、アマチャ支持部610dを含む。アマチャ支持部610dにはバネ613を介してアマチャ612がアマチャ軸614によって取り付けられる。アマチャ612は保持機構66Aの磁力によって保持機構66Aに解放可能に保持される。
駆動バネ63Aは、本実施形態の場合、ねじりコイルバネである。駆動バネ63Aは本体部610Aとウォームホイール64Aとの間に設けられており、かつ、駆動バネ63Aの一端が本体部610Aに、他端がウォームホイール64Aに、それぞれ係止されて互いに連結されている。ウォーム65Aは、その軸方向がZ方向から傾斜してMG地板に回動自在に支持されており、ウォーム65Aの軸方向をZ方向とする構成よりもシャッタ2をZ方向に薄型化でき、軸方向をXY平面方向とする構成よりもシャッタ2をXY平面方向で小型化できる。
ウォーム65Aはウォームホイール64Aと噛み合っており、これによりウォームホイール64Aの回転方向の位置が固定される。チャージ動作により駆動部材61(本体部610A)は初期位置からチャージ位置へ軸320回りに回転するがウォームホイール64Aはウォーム65Aとの噛み合いによって不動である。このため、駆動バネ63Aが巻き上げられて羽根を駆動する弾性エネルギーが蓄積される。チャージされた駆動バネ63Aは羽根群41が開状態となる方向に付勢力を発揮する。羽根群41に対する付勢方向が駆動バネ63Aと羽根機構40に設けられたバネ44とで逆方向となるが、駆動バネ63Aの付勢力の方がバネ44よりも十分に強い力である。
本体部610A及びアーム部610Bはそれぞれ独立して軸320回りに回動自在であるが、バネ44は、副アーム43を介してアーム部610Bを反時計回りに付勢する付勢バネである。アーム部610Bは、本体部610Aのアマチャ支持部610dに当接する係合部610gを含む。バネ44の付勢により、係合部610gがアマチャ支持部610d側に押し付けられるため、チャージされた駆動バネ63Aの付勢力により本体部610Aが時計回りに回動すると、アーム部610Bも本体部610Aによって押動されて一体的に回動して羽根群41が開状態に走行することになる。本実施形態の場合、ピン基部610cの根元部分に係合部610gが形成されている。ピン基部610cには負荷がかかるため、その根元部分は厚みのある基部とすることが好ましいところ、係合部610gによりこの基部を兼用することで、ピン基部610cの剛性を向上しつつ、部品のコンパクト化を図れる。
なお、ウォーム65Aをドライバ等で回転させると、軸320に対するウォームホイール64Aの回転方向の位相が変化する。つまり、チャージ時の駆動バネ63Aの弾性変形量が調整され、羽根群41の走行速度(幕速)を調整することができる。
シャッタ2の完成状態で幕速を調整するためには、ウォーム65Aを回転させる必要があるが、ウォーム65Aの軸がXY平面を向いていると、その配置に制限がかかる。
たとえばシャッタ2の完成状態では、ウォーム65Aの軸方向がX方向を向いていると、モータ81側の場合モータが邪魔となり、開口31aの場合光線を遮ってしまうこととなり、量産設備を考えたときドライバ等でウォーム65Aを操作することが困難となる。このことから、ウォーム65Aの軸方向を傾けることは設計自由度を増す意味でも効果がある。
保持機構66Aは、磁力による保持力で駆動部材61(本体部610A)をチャージ位置に保持する。保持機構66Aは、ヨーク66aとヨーク66aに巻きまわされたコイル66bとを含む電磁石であり、ヨーク66aはMG地板に支持されている。コイル66bに対する通電と通電遮断により、アマチャ612の吸着と吸着解除が切り替えられる。これにより、チャージ位置での駆動部材61の保持と解放を切り替えることができる。
<4.係止機構及びバウンド抑制機構>
係止機構70及び羽根群41のバウンド抑制機構について説明する。まず、係止機構70と羽根群41のバウンド抑制機構について主に図11及び図12を参照して説明する。図11は係止機構70の分解斜視図である。図12は係止レバー及び抑制レバーを二方向から見た斜視図である。
係止機構70は、本体部610Aをチャージ位置に維持しつつ羽根群41を開状態に維持可能な機構である。上記のとおり、本実施形態では本体部610A及びアーム部610Bはそれぞれ独立して軸320周りに回動可能である。チャージ動作により、駆動部材61をチャージ位置に移動する際、係止機構70でアーム部610Bを係止することで、本体部610Aがチャージ位置に移動する一方、アーム部610Bは初期位置(開口31aの開放位置)に留めることができ、シャッタを切る直前まで開口31aを開放しておくことができる。係止機構70によるアーム部610Bの係止を解放すると、バネ44の付勢力でアーム部610Bも走行開始位置へ回動し、羽根群41は閉状態となる。チャージ位置に保持されている本体部610Aに対し当接することでアーム部610Bは走行開始位置で停止する。
係止機構70は、ベース部材71、カバー部材72、アクチュエータ73、係止レバー74を含む。係止レバー74には抑制レバー75が係合している。ベース部材71はアクチュエータ73を支持する部材であり、カバー部材72はアクチュエータ73を覆う部材である。ベース部材71は地板30に取り付けられる。
アクチュエータ73は、本実施形態の場合、ロータリソレノイドタイプのアクチュエータであり、回転子730と、電磁石731とを含む。回転子730は円筒状の永久磁石730aと、永久磁石730aに取り付けられたアーム部材730bとを含み、アーム部材730bの端部には駆動ピン730cが一体に設けられている。電磁石731は、ヨーク731aとヨーク731aに巻きまわされたコイル731bとを含む。ヨーク731aはC字型の部分を含み、ここに回転子730が挿入される。コイル731bへの通電により、回転子730がZ方向の軸回りに回動する。コイル731bの通電方向の切り替えにより回転子730の回動方向を切り替えることができる。
係止レバー74は、地板30に設けられた軸323a(図4参照)が挿通する軸穴742を含み、軸323aに回動自在に支持される。係止レバー74の一方端部には、回転子730の駆動ピン730cと係合する係合部740が形成されている。本実施形態の場合、係合部740はC字型を有している。係止レバー74の他方端部には、係止部741が形成されている。係止部741は断面形状がL字型の部分であり、駆動部材61のアーム部610Bの係合部610fと係合してアーム部610Bを係止する。係止部741の裏側にはピン状の連結部743が形成されている。
係止レバー74の軸穴742の周囲の円筒部の一端面にはリブ744が設けられている。リブは円筒の一部が切り欠かれたC字状の形状となっている。切り欠かれた箇所は駆動部材61の逃げ形状となっており、リブ744は駆動部材61と当接する形状となっている。
抑制レバー75は、地板30に設けられた軸323b(図4参照)が挿通する軸穴751を含み、軸323bに回動自在に支持される。抑制レバー75の一方端部には、係止レバー74の連結部743と係合する連結部750が形成されている。本実施形態の場合、連結部750はC字型を有している。抑制レバー75の他方端部には、係止部752が形成されている。係止部752は駆動部材61のアーム部610Bの係合部610hと係合してアーム部610Bのバウンド、つまり、羽根群41のバウンドを抑制することができる。
<5.チャージ機構>
チャージ機構80について説明する。まず、地板30によるモータ81の支持構造について主に図13を参照して説明する。図13はモータの支持構造の説明図である。
地板30の機構支持部32はモータ81を支持するモータ支持部328を含む。モータ支持部328はモータ81の胴部81bを受け入れる凹部328aと、胴部81bを固定する取付部328bとを含む。取付部328bは凹部328aのY方向の一端部側においてZ方向に突出して形成されている。取付部328bは、モータ81の胴部81bの端部を固定する取付穴328d、モータ81の回転軸81aが挿通する穴328eを有している。また、取付部328bには、胴部81bの端面に形成された穴と係合して胴部81bの回転を規制するピン状の係合部328fが設けられている。
モータ81は凹部328a上に配置され、取付部328bに固定される。本実施形態では、地板30にモータ支持部328を一体的に設けたが、モータ支持部328が地板30と別の部材であってもよく、例えば、撮像装置10側にモータ支持部328及びモータ81が備えられる構造も採用可能である。
次に、開口31aとモータ81との間には、駆動機構60の機構やチャージ機構80のモータ81以外の機構等、羽根群41及び51の動作に関わる機構が配置されている。羽根群41及び51の動作に関わる機構と胴部81bとはX方向に密に配置され、シャッタ2のX方向の小型化を図っている。
モータ81以外のチャージ機構80の構成について主に図3、図14〜図16を参照して説明する。図14はチャージスライダの案内機構の説明図、図15はチャージスライダ82の斜視図、図16はギアトレインの説明図である。
チャージ機構80は、モータ81を駆動源として、駆動機構60に対して駆動バネ63A、63Bのチャージ動作を行う機構である。チャージ機構80は、駆動機構60を操作するチャージスライダ82及び後カムギア855、チャージスライダ82の移動を案内するガイドシャフト83及び84、モータ81の駆動力をチャージスライダ82と後カムギアに伝達するギアトレイン85、及び、チャージスライダ82を初期位置へ付勢するコイルバネ86を含む。
ガイドシャフト83及び84はいずれもY方向に延設され、かつ、互いにZ方向に離間して配置されている。地板30はガイドシャフト83及び84の両端部を支持する一対の支持部329を含む。支持部329はZ方向に立設された柱状の部材であり、ガイドシャフト83及び84の各端部が嵌合する穴を備えている。チャージスライダ82は、ガイドシャフト83が挿通する一対の挿通部(ここでは穴)820aと、ガイドシャフト84が挿通する一対の挿通部(ここでは長穴)820bとを含む。穴820aは円形に閉じた穴であり、穴820bは一部に直線を伴いつつ閉じた穴である。ガイドシャフト83が一対の穴820aを挿通することで、チャージスライダ82のY方向の直線移動が案内される。ガイドシャフト84が一対の長穴820bを挿通することで、チャージスライダ82のガイドシャフト83回りの揺動が規制される(回り止め)。一対の長穴820bは周囲の部品配置に応じて切欠きとすることもできる
また、一対の穴820aと一対の長穴820bをY方向に離間して配置したことで、連続的な穴または長穴とする構成よりも、チャージスライダ82の小型化やスライド時の低摩擦化を図れる。更に、一対の長穴820bとガイドシャフト84の組と、一対の穴820aとガイドシャフト83の組とがZ方向に離間していることで、これらがX方向に離間している構成よりもシャッタ2のX方向の小型化を図れる。
チャージスライダ82は、本体部820、係合部821、操作部822を含む。本体部820は例えば合成樹脂により一体的に形成され、上述した穴820a、長穴820bを形成する部分を含む。本体部820は、モータ81の胴部81bに隣接して配置され、かつ、モータ81の胴部81bを避けるように図15に示すようにX方向に凹んだ凹部82aを有している。本実施形態の場合、本体部820のZ方向の中央部と胴部81bのZ方向の中央部が、地板30の面30aから見て略同じ高さにある。このため、本体部820のうち、Z方向の中央部はX方向で開口31a側へ寄せ、両端部(つまり穴820a、長穴820bを形成する部分)はX方向でモータ81側に寄せることで、チャージスライダ82をモータ81に近接しつつ、干渉しないように配置している。
また、チャージスライダ82は、Z方向でモータ81の胴部81bの幅(直径)W1の範囲内に位置している。シャッタ2のZ方向の厚さを略モータ81の直径に収めることができ、シャッタ2の薄型化を図ることができる。
コイルバネ86は地板30と本体部820との間に設けられており、チャージスライダ82を初期位置へ付勢する復元力を及ぼしている。ガイドシャフト84はコイルバネ86を挿通しており、コイルバネ86の支持軸としても機能している。ガイドシャフト84によりチャージスライダ82の移動の案内とコイルバネ86の支持とを兼用することで部品点数を削減できる。
係合部821はギアトレイン85からモータ81の駆動力が入力される入力部であり、本実施形態の場合、Z方向の軸回りに回転自在に本体部820に支持された金属製のコロである。この係合部821はガイドシャフト83,84とZ方向で一部が重なって配置されている。
操作部822は、駆動機構60のうち駆動部材61を操作する部分であり、本実施形態の場合、Z方向の軸回りに回転自在に本体部820に支持された金属製のコロである。この操作部822も係合部821と同様に、ガイドシャフト83、84とZ方向で一部が重なって配置されている。係合部821及び操作部822はモータ81の駆動力を伝達する部位であり、これらを金属製とすることで機構の耐久性を向上することができる。係合部821、操作部822をガイドシャフト83、84と重なるように配置することで、ユニット全体のXY方向での大型化を防いでいる。
本実施形態の場合、係合部821は1つ設けているが、2つでもよいし、3以上でもよい。
図16に示す後カムギア855は、駆動機構60のうち駆動部材62を操作する。後カムギアには駆動部材62を操作するカム部855aと、ギアトレイン85からの力を受けるギア部855bを含み、たとえば一体で成形された合成樹脂製の部材である。
チャージスライダ82及び後カムギア855はそれぞれギアトレイン85からの力の入力を受け、それぞれが対応する駆動部材61及び62を操作し、操作力を受けた駆動部材61及び62はそれぞれの駆動バネをチャージしながら反時計回りにチャージされる。
ギアトレイン85は、ギア850〜854を含む。地板30は、これらを回転自在に支持するZ方向の軸327a〜327dを含む(図4等参照)。ギア850は軸327a上にウォームホイール850aと平ギア850bとを備え、これらが一体に回転する。ウォームホイール850aはモータ81の出力軸81aに取り付けられたピニオンギア81cと噛み合う。ここで、駆動力伝達系の回転軸方向をY方向からZ方向へ変換することで、ギア850〜854の直径が大きくてもシャッタ2のZ方向の厚さを薄型化できる。
ギア851は軸327b上に平ギア851a、851b及び851cを備え、これらが一体に回転する。平ギア851aは平ギア850bと噛み合い、平ギア851bは後述するギア852と噛み合い、平ギア851cは後カムギア855と噛み合う。
ギア852は軸327c上に設けられた平ギアであり、同じ軸上でギア852と一体的に回転するようにギア853と連結されている。先カムギア854は軸327d上にギア部854bとカム部854aを備え、これらが一体に回転する。後カムギア855は先カムギア854と同じ軸327d上にギア部855bとカム部855aを備え、これらが一体に回転する。後カムギアは軸327dの根元側、先カムギアは軸327dの先端側に配置されている。
本実施形態の場合、ギア852、ギア853、先カムギア854、後カムギア855の減速比は1である。また、軸327c上には、被検知部材852aが設けられている。被検知部材852aはギア852と一体的に回転する。被検知部材852aの回転位置は光センサPI3(図3においてその配置のみ示している。)により検知される。被検知部材852aの回転位置を検知することで、ギア852の回転位置を検知している。本実施形態の場合、ギア852とギア853と先カムギア854と後カムギア855の減速比はすべて1であるため、被検知部材852aの回転位置の検知結果を、減速比で換算することなく、先カムギア854及び後カムギア855の回転位置として利用することができる。
先カムギア854及び後カムギア855の回転位置を直接検知するセンサを設けることも可能である。しかし、本実施形態では、機構のレイアウト上、それぞれのカムギアの周辺にセンサの配置スペースを確保することが困難である。そこで、それぞれのカムギアと同期的に回転する被検知部材852aを介して、それぞれのカムギアの回転位置を検知するようにしている。
なお、被検知部材852aのZ方向の位置は、モータ81の胴部81bのZ方向の厚みの範囲内にある。これはシャッタ2のZ方向の小型化に寄与する。
先カムギア854は、チャージスライダ82にモータ81の駆動力を入力する部材である。先カムギア854は、係合部821に当接するカム部854aを含む。本実施形態の場合、本体部820は係合部821がカム部854aの当接による押圧により、チャージスライダ82をY方向に直動させる。
後カムギア855は、駆動機構60の駆動部材62に駆動力を入力する部材である。後カムギア855は駆動部材62の係合部620bに当接するカム面855aを含む。本実施形態の場合、駆動機構60の駆動部材61は、先カムギア854から駆動力の入力を受けたチャージスライダ82の操作部によりチャージ動作を行い、駆動部材62は、後カムギア855から駆動力の入力を直接受けてチャージ動作を行う。
これらのギア850〜後カムギア855は、最終的にはそれぞれの回転軸先端にMG地板が組み込まれることでZ方向の規制となる。しかしMG地板が組み込まれるまでの組立途中では不慮の事故で部品が外れてバラバラになる可能性もある。そこで、本実施例ではそのようなアクシデントを回避するためMG地板とは別に、組立上の保安措置として機能する規制を設けている。具体的には、ギア852、ギア851、ギア850の順に、一部を重ねながら配置し、かつギア853の上に先カムギア854の一部を重ねて配置し、その先カムギア854の回転軸先端側にチャージスライダ82の一部を重なるように配置している。
このように構成することで、ガイドシャフト83を組み込んだ時点でZ方向の規制をガイドシャフト83とチャージスライダ82で行うため、組み込んだギア850〜後カムギア855は容易には外れなくなり、組立工程の管理も簡易に対応できる。
またこれらギア群を押さえるようにガイドシャフト83やチャージスライダ82を配置することで、言い換えれば、ギアの隙間を縫うように配置することで、シャッタユニット全体の小型化に貢献している。本実施例では、ギア851のZ方向の規制がMG地板では困難なため、別途ギアカバーを配置しているが、この部品も周囲の部品の隙間を埋めるように構成しており、シャッタ2が大きくならないように配慮している。
図17はチャージ機構80の動作説明図であり、駆動機構60に対するチャージ機構80によるチャージ動作の例を示している。状態ST21はカム部854aが係合部821に当接し始めた段階を示す。このときカム部855aも、ほぼ同時に係合部620bに当接している。駆動機構60の駆動部材61、62はいずれも初期位置に位置している。抑止レバー91は抑止位置におり、規制レバー101は規制解除位置にいる。
状態ST22は先カムギア854と後カムギア855の回転が進行した状態を示す。カム部854aが係合部821をY方向に押圧することでチャージスライダ82がY方向に移動する。チャージスライダ82の移動により、操作部822が駆動機構60の駆動部材61を操作する。具体的には、操作部822が駆動部材61の係合部610bに当接してY方向に押圧する。これにより、駆動部材61は反時計回りに回動する。カム部855aも同様に係合部620bを押圧し、これにより駆動部材62の本体部620Aを反時計回りに回動する。チャージスライダ抑止操作部820が抑止レバー91の被操作部91dに当接している。ここからさらにチャージ動作が進むと抑止レバー91が退避位置に遷移しアーム部620Bがバネ54の付勢力によって本体部620Aを追いかけるように反時計回りに回動し始める。抑止レバー91の関わる動作は後述する。
図18に示す状態ST23は先カムギア854と後カムギア855の回転が更に進行した状態を示す。カム部854aと係合部821との当接は続き、カムトップに乗っている。また、カム部855aと係合部620bの当接も続き、カムトップに乗っている。これにより、チャージスライダ82の操作部822が駆動部材61の本体部610Bを、後カムギア855が駆動部材62の本体部620Aを回動させ、本体部610A、620Aがチャージ位置に到達する。抑止レバー91は退避位置のままであり、後述する規制機構100の規制レバー101は規制位置に遷移している。
その後さらにチャージ動作が進むと、保持機構66A、66Bの駆動により、駆動部材61、62がチャージ位置に保持される。先カムギア854及び後カムギア855の回転が更に進行し、カム部854aと係合部821、及びカム部855aと係合部620bとの当接がそれぞれ解消され、チャージスライダ82はコイルバネ86の付勢により初期位置(待機位置)に戻っており、状態ST24のように駆動機構60はそれぞれの保持機構によって吸着保持されたチャージ状態となる。なお、本実施形態では、チャージスライダ82の往復移動範囲が、モータ81の軸方向の全長YM以内である。これによりシャッタ2のY方向の小型化を図れる。
<後幕用駆動部と規制部材と抑止部材>
後幕用駆動部62は本体部620Aとアーム部620Bの2部品で構成されている。アーム部620Bと、抑止機構90、規制機構100について説明する。
抑止機構90は、図17に示す抑止レバー91および、バネ92で構成されている。抑止レバー91は後幕用駆動部62近傍に立設された軸381に、挿通部91cが挿通され、回動可能に取り付けられており、駆動部62が走行する直前の状態においては、バネ92の付勢力により、抑止レバー91の抑止部91aが駆動部62の走行軌跡内(回動軌跡内)に入り込んだ抑止位置に停止して抑止状態となっている。
規制機構100は規制レバー101とバネ102から構成されており、駆動部62の近傍に立設された軸382に、挿通部101cが挿通され、回動可能に取り付けられており、バネ102の付勢力により規制状態となる規制位置へ回動する方向に付勢されているが、規制レバーの規制部101kは、駆動部62が走行する直前の状態においては、チャージスライダ82の待機位置側に設けられた規制操作部820jにより被規制操作部101aが操作され、規制位置から規制解除位置に退避して解除状態となっている。
駆動部62が露光走行を開始すると、アーム部620Bは、本体部620Aとともに駆動バネ63Bの付勢力によって時計回りに回動し、回動が停止する前に、アーム部620Bの押し退け部620lが抑止レバー91の円弧部91bに当接する。そこからさらにアーム部620Bが回動すると、抑止レバー91はアーム部620Bに押されて反時計回りに回動する。
アーム部620Bがさらに回動すると抑止レバー91はアーム部620Bから離れ、バネ92の付勢力で元の抑止位置に戻る。その後アーム部620Bの駆動ピン621は緩衝部材326bに当接し、走行の衝撃を緩衝されながら緩衝部材326bを圧縮する。その後、アーム部620Bは圧縮された緩衝部材326bの反発力により跳ね返って(バウンドし)反時計回りに回動する。バウンドにより反時計回りに大きく回動すると、アーム部620Bの被抑止部620kが抑止レバー91の抑止部91aに当接し、それ以上の回動が抑止される。その後、最終的には駆動バネ63Bの付勢力により本体部620Aとともにアーム部620Bは緩衝部材326bに当接して停止する。このように、抑止機構90によって、露光走行完了時のバウンドが抑止され、光通過開口の再露光が防止される。
一方、チャージ機構80により先幕用駆動部61と共に後幕用駆動部62の本体部620Aがチャージされると、バネ54の付勢力によりアーム部620Bは本体部620Aに追従しようとするが、抑止レバー91により羽根群51が開口を覆った状態で抑止される。その後さらにチャージが進むと、チャージスライダ82の抑止操作部820iが抑止レバー91の被操作部91dに当接し、抑止レバー91を反時計回りに回動させ抑止位置から退避位置へ回動し退避状態に遷移させる。
これによりアーム部620Bの抑止が解除され、ばね54の付勢力により羽根機構50はアーム部620Bを伴って反時計回りに回動し開口を開放し始める。
タイミングとしては、チャージスライダ82と後カムギア855とは、ほぼ同時にそれぞれ駆動力を受けて移動、回動し始める。後カムギア855が回動し始めると、それに押動されて駆動部材62の本体部620Aが回動し始めるが、アーム部620Bは抑止された状態となっている。後カムギア855の回動開始後に、チャージスライダ82の抑止操作部820iが抑止レバー91に当接し、アーム部620Bを抑止する抑止レバー91を退避させる。抑止レバー91が退避することでアーム部620Bが本体部620Aに追従して回動し始めるが、このタイミングは、撮像素子3からのデータの読み出し時間に応じて設定すれば良い。
また同時に、規制レバー101は、チャージスライダ82の規制操作部820jが規制レバー101の被規制操作部101aから離れるため、規制バネ102の付勢力により反時計回りに回動し、規制レバー101のストップ部101bがアーム部620Bの円周部620jに当接する。
その後さらにチャージが進み、駆動部61と本体部620Aがほぼチャージ完了状態になり、アーム部620Bが本体部620Aに追いつくと、アーム部620Bはその衝撃とバネ623の弾性力により開口を開く方向に跳ね返る(バウンド)する。
一方、アーム部620Bの円周部620jに当接していた規制レバー101のストップ部101bは、アーム部620Bの回動により円周部620jから外れ、バネ102の付勢力により回動し、アーム部620Bの作動軌跡内へ入り込み、規制ストップ部620hへ当接するようになる。アーム部620Bのバウンドが大きくなると、アーム部620Bの被規制部620iが規制レバー101の規制部101kに当接し、それ以上のバウンドを規制する。チャージ動作が終了し、チャージスライダ82が待機位置に戻ると、規制レバー101は、規制操作部820jにより時計回りに回動させられ、規制解除位置に遷移する。
<チャージ動作中の羽根機構の動き>
連写性能を向上する場合、露光動作後に短時間でチャージ動作を完了することが重要で
ある。そのためには先幕と後幕のチャージ動作を同時に行うことが時間短縮の上では有利であるが、一方でチャージ時に先幕と後幕との間に隙間が発生すると撮像素子3へ光が漏れる場合があり、撮影済みの画像へ影響を与える場合がある。また、撮影時に正確な合焦をするためには、連写の合間に開口31aを全開放する必要がある。本実施形態では、チャージ動作の際、先幕と後幕との間に隙間が発生することを防止し、さらに連写中の撮影と撮影の間に開口31aを全開放したうえで次の撮影にすばやく移行することができる。
具体的に説明すると、撮影完了後に、図17においてチャージスライダ82が下側へ移動する、また、後カムギア855の回転が進むにつれて、まず、状態ST21に示すように操作部822の周面が、対応する係合部610bに当接することで両者が係合し、後カムギア855と対応する係合部620bもほぼ同時に当接する。
操作部822と係合部610bとが係合し、後カムギア855と係合部620bとが係合しつつチャージスライダ82の移動が進行すると、本体部610Aおよび本体部620Aが同図で反時計回りに回動する。しかし、係止機構70によりアーム部610Bが係止され、抑止機構90によりアーム部620Bが抑止されているため、羽根群41および51は動作しない。このとき開口31は羽根群51にて覆われている。
後カムギア855の回転およびチャージスライダ82の移動がさらに進行すると、本体部610Aと620Aはほぼチャージ状態となり、抑止操作部820iが被操作部91dに係合し、抑止レバーを反時計回りに回動させ退避状態にする。その後、アーム部620Bはばね623の付勢力によって反時計回りに回動を始める。これにより、羽根群51が開口31を開放していく。この抑止レバー91を退避状態にするタイミングは、撮像素子3のデータ読み出しが終わる時間より後にすべきであり、そのように設定する。
アーム部620Bが回動し本体部620Aに追いついたあと、今度は規制レバー101によりアーム部620Bは時計回りの動きを規制される。これにより、開口31は全部が開放された状態が維持される。このタイミングで合焦動作をすることができる。合焦動作が終了したのち、係止機構70の動作によりアーム部610Bの係止が解除されると、ばね44の付勢力によりアーム部610Bは羽根群41を伴って反時計回りに回動し、開口31を覆っていく。アーム部610Bが本体部610Aに追いついたあと、前述のとおり抑制レバー75により開口31を開く方向へのバウンドを抑制される。このような動きをすることで、連写中に開口31を開放して合焦動作を行いつつ、次の撮影の準備をより早く行うことができるようになる。また、係止機構70を動作させなければアーム部610Bは係止状態のままとなり、そのままで走行前状態に戻ることができる。
2 シャッタ
10 撮像装置
30 地板
31a 開口
41 羽根群
51 羽根群
60 駆動機構
80 チャージ機構
81 モータ
82 チャージスライダ
610b 係合部
620b 係合部
822 操作部
820i 操作部

Claims (4)

  1. 光が通過する開口を形成するベース板と、
    前記ベース板に沿って走行して前記開口を開閉する先羽根および後羽根と、
    前記先羽根を走行させる先駆動バネと、
    前記後羽根を走行させる後駆動バネと、
    前記後駆動バネに連結され、前記後駆動バネをチャージするチャージ位置へ回動可能に設けられた第1の後駆動部材と、
    前記後羽根に連結され、前記第1の後駆動部材により押動されて回動することで前記後羽根を走行させる第2の後駆動部材と、
    前記チャージ位置で前記第1の後駆動部材を保持する保持力を発生する後保持機構と、
    露光走行完了時に前記第2の後駆動部材の回動軌跡内に位置することでバウンドを抑止する抑止状態と、前記第2の後駆動部材の回動軌跡から退避することでバウンドを抑止しない退避状態とを遷移可能な抑止機構と、
    前記先駆動バネに連結され、前記先駆動バネをチャージするチャージ位置へ回動可能に設けられた先駆動部材と、
    前記チャージ位置で前記先駆動部材を保持する保持力を発生する先保持機構と、
    前記第1の後駆動部材を押動して前記後駆動バネをチャージする後チャージ部材と、
    前記先駆動部材を押動して前記先駆動バネをチャージする先チャージ部材と
    を備え、
    露光動作前のチャージ動作において、前記後チャージ部材による前記第1の後駆動部材のチャージ位置への回動開始後に、前記先チャージ部材によって前記抑止機構が退避状態に遷移し、前記第1の後駆動部材に向けて付勢する付勢バネの付勢力によって前記第2の後駆動部材を移動させることを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記先チャージ部材は、前記先羽根および前記後羽根の走行方向と平行な方向に往復動作することを特徴とする請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記チャージ位置にある前記第1の後駆動部材に当接した前記第2の後駆動部材が、前記開口を覆う位置に向けて移動することを規制する規制状態と、前記第2の後駆動部材の回動軌跡から退避して規制を解除する解除状態とを遷移可能な規制機構を備え、
    前記規制機構は、規制バネによって前記規制状態になるように付勢され、前記先駆動バネを付勢しない待機位置にある前記先チャージ部材により押動されて前記解除状態となり、前記チャージ動作の開始後、前記先チャージ部材が待機位置にないときは前記規制ばねにより前記規制状態となることを特徴とする請求項1または2に記載のフォーカルプレンシャッタ。
  4. 前記規制機構は、前記先チャージ部材の移動方向における前記待機位置側に設けられた規制操作部に押動されて前記解除状態となり、
    前記抑止機構は、前記先チャージ部材の移動方向における前記待機位置側とは反対側に設けられた抑止操作部に押動されて前記退避状態となることを特徴とする請求項3に記載のフォーカルプレンシャッタ。
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