JP2021184000A - ファイバ付きキャピラリ、キャピラリ及びファイバ付きキャピラリの製造方法 - Google Patents

ファイバ付きキャピラリ、キャピラリ及びファイバ付きキャピラリの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キャピラリの貫通穴への気泡混入を抑制する。【解決手段】ファイバ付きキャピラリは、光導波路を有する光回路との接続に用いられる。ファイバ付きキャピラリは、光ファイバ10と、キャピラリ20とを備える。光ファイバは、第1ファイバ部11と、光導波路に接続可能であり、第1ファイバ部と異なるモードフィールド径を有する第2ファイバ部12と、第1ファイバ部と第2ファイバ部とを結合するモードフィールド径変換部13と、を有する。キャピラリは、光ファイバをファイバ穴に挿通して光ファイバが接着剤により固定されるファイバ固定部21を有する。キャピラリのファイバ固定部は、切欠部22と、切欠部を挟んで配置される第1ファイバ穴25Aと第2ファイバ穴25Bとを有する。切欠部は、第1ファイバ穴の開口を有する第1内壁面24Aと、第2ファイバ穴の開口を有し第1内壁面と対向する第2内壁面と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、ファイバ付きキャピラリ、キャピラリ及びファイバ付きキャピラリの製造方法に関する。
特許文献1には、光ファイバと光回路との間に高NAファイバを介在させることによって、光ファイバと光回路とを低損失で光結合させる光結合装置が記載されている。特許文献1には、光ファイバと高NAファイバとをモードフィールド変換部で結合させ、高NAファイバ及びモードフィールド変換部をキャピラリの貫通穴に配置することが記載されている。
特開2018−120049号公報
キャピラリの貫通穴と光ファイバ(高NAファイバを含む)との間に接着剤を塗布するときに、貫通穴に気泡が混入するおそれがある。
本発明は、キャピラリの貫通穴への気泡混入を抑制可能な構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる第1の発明は、光導波路を有する光回路との接続に用いられるファイバ付きキャピラリであって、第1ファイバ部と、前記光導波路に接続可能であり、前記第1ファイバ部と異なるモードフィールド径を有する第2ファイバ部と、前記第1ファイバ部と前記第2ファイバ部とを結合するモードフィールド径変換部と、を有する光ファイバと、前記光ファイバをファイバ穴に挿通して当該光ファイバが接着剤により固定されるファイバ固定部を有するキャピラリと、を備え、前記キャピラリの前記ファイバ固定部は、切欠部と、当該切欠部を挟んで配置される第1ファイバ穴と第2ファイバ穴とを有し、前記切欠部は、前記第1ファイバ穴の開口を有する第1内壁面と、前記第2ファイバ穴の開口を有し前記第1内壁面と対向する第2内壁面と、を有することを特徴とするファイバ付きキャピラリである。
また、上記目的を達成するための主たる第2の発明は、光導波路を有する光回路と、光ファイバとの接続に用いられるキャピラリであって、切欠部と、前記切欠部を挟んで配置される第1ファイバ穴と第2ファイバ穴とを有し、前記切欠部は、前記第1ファイバ穴の開口を有する第1内壁面と、前記第2ファイバ穴の開口を有し前記第1内壁面と対向する第2内壁面と、を有し、前記光ファイバの基端側の第1ファイバ部を前記第1ファイバ穴に挿通させるとともに、前記第1ファイバ部とモードフィールド径変換部を介して結合され前記光導波路に接続可能であり前記第1ファイバ部と異なるモードフィールド径を有する第2ファイバ部を前記第2ファイバ穴に挿通させた状態で前記光ファイバを接着剤により固定可能であることを特徴とするキャピラリである。
また、上記目的を達成するための主たる第3の発明は、光導波路を有する光回路との接続に用いられるファイバ付きキャピラリを製造する方法であって、第1ファイバ部と、前記光導波路に接続可能であり、前記第1ファイバ部と異なるモードフィールド径を有する第2ファイバ部と、前記第1ファイバ部と前記第2ファイバ部とを結合するモードフィールド径変換部と、を有する光ファイバを準備すること、切欠部と、当該切欠部を挟んで配置される第1ファイバ穴と第2ファイバ穴とを有するファイバ固定部を備えたキャピラリを準備すること、前記第1ファイバ部を前記第1ファイバ穴に挿通させるとともに、前記第2ファイバ部を前記第2ファイバ穴に挿通させること、及び、接着剤により、光ファイバを前記ファイバ固定部に固定することを特徴とするファイバ付きキャピラリの製造方法である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、キャピラリの貫通穴への気泡混入を抑制できる。
図1Aは、本実施形態のキャピラリ20の斜視図である。図1Bは、本実施形態のファイバ付きキャピラリ100の斜視図である。 図2は、本実施形態のキャピラリ20を各方向から見た説明図である。 図3は、本実施形態のファイバ付きキャピラリ100を各方向から見た説明図である。 図4は、切欠部22の底面23と内壁面24との間の入隅の拡大説明図である。 図5Aは、本実施形態の接着剤30の説明図である。図5Bは、接着剤30の変形例の説明図である。図5Cは、接着剤30を1種類にした場合の説明図である。 図6は、変形例のキャピラリ20の斜視図である。 図7A〜図7Cは、本実施形態のキャピラリ20を用いた光ファイバ構造体40の一例の説明図である。 図8は、光回路50の一例の説明図である。 図9は、本実施形態のキャピラリ20の製造方法の説明図である。 図10A〜図10Fは、ファイバ付きキャピラリ100の製造方法の説明図である。 図11Aは、比較例のキャピラリの斜視図である。図11Bは、比較例のファイバ付きキャピラリの断面図である。 図12Aは、比較例のキャピラリのファイバ穴25に気泡が混入した写真である。図12Bは、キャピラリの端面の写真である。
===本実施形態===
<キャピラリ20について>
図1Aは、本実施形態のキャピラリ20の斜視図である。図1Bは、本実施形態のファイバ付きキャピラリ100の斜視図である。図2は、本実施形態のキャピラリ20を各方向から見た説明図である。図3は、本実施形態のファイバ付きキャピラリ100を各方向から見た説明図である。
以下の説明では、図1Aに示すように各方向を定義する。すなわち、キャピラリ20のファイバ穴25(第1ファイバ穴25A及び第2ファイバ穴25B)に沿う方向のことを「前後方向」とし、不図示の光回路(後述;図8参照)と接続される側(ファイバ穴25に挿通される光ファイバ10の端面側)を「前」とし、逆側(ファイバ穴25に挿通される光ファイバ10の基端側)を「後」とする。なお、「前後方向」、「前側」及び「後側」のことを、「長手方向」、「先端側」及び「基端側」と呼ぶこともある。また、キャピラリ20の複数のファイバ穴25の並ぶ方向を「左右方向」とし、後側から前側を見たときの右側を「右」とし、逆側を「左」とする。なお、「左右方向」のことを「幅方向」と呼ぶこともある。前後方向及び左右方向に垂直な方向を「上下方向」とし、底面23が向いている側を「上」とし、逆側を「下」とする。
図1Bに示されるファイバ付きキャピラリ100は、光導波路を有する光回路(後述;図8参照)との接続に用いられる部材である。ファイバ付きキャピラリ100は、光ファイバ10と、キャピラリ20とを有する。なお、本実施形態のファイバ付きキャピラリ100は、複数本(ここでは3本)の光ファイバ10を有する。
光ファイバ10は、第1ファイバ部11と、第2ファイバ部12と、モードフィールド径変換部13とを備える。
第1ファイバ部11は、光ファイバ10の基端側に配置される光ファイバである。第1ファイバ部11のモードフィールド径は、光回路(後述;図8参照)の光導波路のコア径よりも大きい。例えば、光回路の光導波路のコア径は、約0.3μm(スポットサイズコンバーターを介在させる場合には約4μm)であるのに対し、第1ファイバ部11のモードフィールド径は、約9.5μmである。本実施形態の第1ファイバ部11は、シングルモード光ファイバにより構成される。但し、第1ファイバ部11は、シングルモード光ファイバに限られるものではなく、他の種類の光ファイバ(例えばマルチモードファイバ)でも良い。
第2ファイバ部12は、光ファイバ10の先端側に配置される光ファイバである。第2ファイバ部12の先端側の端部は、光回路(後述;図8参照)の光導波路に接続されることになる。第2ファイバ部12は、第1ファイバ部11のモードフィールド径とは異なるモードフィールド径を有する。第2ファイバ部12のモードフィールド径は、第1ファイバ部11のモードフィールド径よりも小さい。言い換えると、第2ファイバ部12のモードフィールド径と光回路の光導波路のコア径との差は、第1ファイバ部11のモードフィールド径と光回路の光導波路のコア径との差よりも小さい。第2ファイバ部12のモードフィールド径は、光導波路のコア径とほぼ等しいことが望ましい。これにより、光ファイバ10と光回路の光導波路との間において光信号を低損失で光接続させることができる。第2ファイバ部12は、例えば高NAシングルモード光ファイバにより構成される。但し、第2ファイバ部12は、高NAシングルモード光ファイバに限られるものではなく、他の種類の光ファイバでも良い。
モードフィールド径変換部13は、第1ファイバ部11と第2ファイバ部12との間に設けられ、モードフィールド径を変換する部位である。モードフィールド径変換部13は、第1ファイバ部11と第2ファイバ部12とを結合する部位(結合部)でもある。本実施形態のモードフィールド径変換部13は、第1ファイバ部11と第2ファイバ部12とを融着接続することにより形成されている。第1ファイバ部11と第2ファイバ部12とを融着接続することにより、融着接続部においてコアが拡散され、これにより、モードフィールド径が徐々に変化するモードフィールド径変換部13が構成されることになる。第1ファイバ部11と第2ファイバ部12との間にモードフィールド径変換部13を介在させることにより、第1ファイバ部11と第2ファイバ部12との間において光信号を低損失で伝送させることができる。なお、第1ファイバ部11と第2ファイバ部12とを融着接続することによりモードフィールド径変換部13を構成するため、モードフィールド径変換部13の径(外径)は、第1ファイバ部11や第2ファイバ部12の径(外径)と異なることがある。つまり、モードフィールド径変換部13の径(外径)は、第1ファイバ部11や第2ファイバ部12の径(外径)と比べて、太くなることや、細くなることがある。
本実施形態では、ファイバ付きキャピラリ100は、3本の光ファイバ10を備えている。但し、ファイバ付きキャピラリ100が備える光ファイバ10の数は、1本でも良いし、3本以外の複数本でも良い。なお、後述するように、本件では、ファイバ付きキャピラリ100が複数の光ファイバ10を備える場合に特に有効である(キャピラリ20が複数のファイバ穴25を備える場合に特に有効である)。
3本の光ファイバ10は、幅方向に並んで配置されている。幅方向に並ぶ3本の光ファイバ10のうち、中央に配置された光ファイバ10は、図3に示される通り、一対の応力付与部10Bを有する偏波保持ファイバであり、残りの2本の光ファイバ10は、応力付与部10Bの無い光ファイバ10である。偏波保持ファイバの応力付与部10Bは、コア10Aを挟むように配置されており、コア10Aに応力を付与することによって、大きな複屈折率を形成し、外部応力(例えば側圧)による偏波の変動を抑制する。これにより、2つの偏波モードによる光信号の偏光状態が安定する。但し、光ファイバ10は、偏波保持ファイバで無くても良い。
キャピラリ20は、光回路(後述;図8参照)の光導波路に光接続される光ファイバ10を保持する部材である。キャピラリ20は、長手方向に長軸な柱状の部材である。キャピラリ20は、上下に平面(上面20A及び下面20B)を有する。上面20A及び下面20Bは平行に構成されており、長手方向及び幅方向に平行な面(上下方向に垂直な面)である。上下の平面の内の一方の面(ここでは下面20B)は、キャピラリ20の機械的基準面となる。但し、キャピラリ20の上下に平面が形成されていなくても良い。
キャピラリ20の先端側(前側)の端面は、光回路に接続される接続面となる。キャピラリ20の先端側の端面には、光ファイバ10の端面(詳しくは第2ファイバ部12の端面)が配置されており、光ファイバ10の端面が光回路の光導波路に光接続されることになる。なお、図3では、キャピラリ20の先端側の端面は、光ファイバ10の端面とともに、長手方向に対して垂直であるが、斜め研磨されることによって、長手方向に垂直な面に対して斜めに傾斜した傾斜面にすることもある。また、キャピラリ20の先端側の端面には、光ファイバ10の端面とともに、反射防止膜が設けられることもある。キャピラリ20の後側の端面からは光ファイバ10(詳しくは第1ファイバ部11)が延び出ている。
本実施形態のキャピラリ20は、ガラスで構成されている。このため、本実施形態のキャピラリ20は、ガラスキャピラリ若しくはガラスフェルール、又は単にフェルールと呼ばれることがある。
キャピラリ20は、光ファイバ10を固定するファイバ固定部21を有する。ファイバ固定部21は、光ファイバ10をファイバ穴25に挿通しつつ、接着剤30により光ファイバ10を固定する部位である。本実施形態のファイバ固定部21は、切欠部22と、第1ファイバ穴25Aと、第2ファイバ穴25Bとを有する。第1ファイバ穴25A及び第2ファイバ穴25Bは、切欠部22を挟むように配置されている。
切欠部22は、キャピラリ20の中央部に形成された凹状(切り欠き状)の部位である。切欠部22は、キャピラリ20の上面20Aから長手方向に所定範囲で下向きに切り欠いた形状である。図1Bに示すように、切欠部22には接着剤30が塗布される。切欠部22に接着剤30を塗布することにより、光ファイバ10が切欠部22に対して固定される。また、図3に示すように、切欠部22にはモードフィールド径変換部13が配置される。言い換えると、切欠部22は、モードフィールド径変換部13を接着剤30で保持する部位である。
切欠部22は、底面23と、一対の内壁面24とを有する。底面23及び一対の内壁面24によって、凹状の切欠部22が構成されている。以下の説明では、一対の内壁面24のうち、基端側(後側)の内壁面24を「第1内壁面24A」と呼び、先端側(前側)の内壁面24を「第2内壁面24B」と呼ぶことがある。
底面23は、切欠部22の底を構成する面である。本実施形態では、切欠部22の底面23は、長手方向及び幅方向に平行な面(上下方向に垂直な面)である。キャピラリ20に保持される光ファイバ10は、底面23に対して平行に配置される。底面23は、ファイバ穴25の開口よりも下側に配置される。このため、底面23は、キャピラリ20に保持される光ファイバ10よりも下側に配置される。少なくとも底面23と光ファイバ10との間には接着剤30が塗布され、光ファイバ10が底面23に対して接着剤30により固定される。
第1内壁面24A及び第2内壁面24Bは、底面23から上側に立ち上がった内壁面である。第1内壁面24A及び第2内壁面24Bは、長手方向に垂直な面で構成されている。第1内壁面24A及び第2内壁面24Bは、長手方向に対向して配置されている。第1内壁面24Aと第2内壁面24Bとの間に接着剤30が塗布される。また、第1内壁面24Aと第2内壁面24Bとの間にモードフィールド径変換部13が配置される。第1内壁面24Aは、第1ファイバ穴25Aの開口を有する。第1内壁面24Aよりも基端側(後側)に第1ファイバ穴25Aが配置されている。第2内壁面24Bは、第2ファイバ穴25Bの開口を有する。第2内壁面24Bよりも先端側(前側)に第1ファイバ穴25Aが配置されている。第1内壁面24Aにおける第1ファイバ穴25Aの開口と、第2内壁面24Bにおける第2ファイバ穴25Bの開口は、長手方向に対向して配置されている。
図4は、切欠部22の底面23と内壁面24との間の入隅の拡大説明図である。
本実施形態では、底面23と第1内壁面24Aとの間の入隅が丸みを帯びている。また、本実施形態では、底面23と第2内壁面24Bとの間の入隅も丸みを帯びている。本実施形態では、入隅の丸みの曲率半径は、0.05mm〜0.55mmの範囲である。このように、切欠部22の底面23と内壁面24との間の入隅が丸みを帯びることによって、キャピラリ20の剪断強度を高めることができる。なお、本実施形態のように、キャピラリ20がガラスで構成されている場合には、キャピラリ20が割れることを抑制するために、切欠部22の底面23と内壁面24との間に丸みを帯びた入隅が形成されることが望ましい。但し、キャピラリ20の強度に問題がなければ、切欠部22の底面23と内壁面24との間の入隅が丸みを帯びていなくても良い。また、本実施形態のように、底面23と第1内壁面24Aとの間の入隅と、底面23と第2内壁面24Bとの間の入隅との両方に丸みを帯びさせるものに限らず、どちらか一方の入隅が丸みを帯びても、キャピラリ20の強度を高めることができるので望ましい。
第1ファイバ穴25Aは、第1ファイバ部11を挿通させる穴である。第1ファイバ穴25Aは、キャピラリ20の第1内壁面24Aよりも基端側(後側)の部位を貫通する貫通穴である。第1ファイバ穴25Aは、キャピラリ20の基端側の端面(後端面)に開口を有するとともに、第1内壁面24Aに開口を有する。本実施形態では、3本の第1ファイバ穴25Aが幅方向に並んで配置されている。第1ファイバ穴25Aの内壁と第1ファイバ部11との隙間に充填された接着剤30によって、第1ファイバ部11が第1ファイバ穴25Aに対して固定される。なお、接着剤30は、毛管現象を利用して、第1ファイバ穴25Aの内壁と第1ファイバ部11との隙間に浸透させている(後述)。
第2ファイバ穴25Bは、第2ファイバ部12を挿通させる穴である。第2ファイバ穴25Bは、キャピラリ20の第2内壁面24Bよりも先端側(前側)の部位を貫通する貫通穴である。第2ファイバ穴25Bは、キャピラリ20の先端側の端面(前端面;光回路に接続される面)に開口を有するとともに、第2内壁面24Bに開口を有する。本実施形態では、3本の第2ファイバ穴25Bが幅方向に並んで配置されている。第2ファイバ穴25Bの内壁と第2ファイバ部12との隙間に充填された接着剤30によって、第2ファイバ部12が第2ファイバ穴25Bに対して固定される。なお、接着剤30は、毛管現象を利用して、第2ファイバ穴25Bの内壁と第2ファイバ部12との隙間に浸透させている(後述)。
図11Aは、比較例のキャピラリ20’の斜視図である。図11Bは、比較例のファイバ付きキャピラリの断面図である。
比較例のキャピラリは、切欠部22を備えていない。このため、比較例のキャピラリ20’のファイバ穴25は、本実施形態の第2ファイバ穴25B(及び第1ファイバ穴25A)と比べて、長くなる。比較例において、毛管現象を利用してファイバ穴25の内壁と光ファイバ10との隙間に接着剤30を浸透させるとき、ファイバ穴25が長いため、接着剤30の浸透に時間(例えば2分程度)がかかるため、接着剤30を浸透させている間に内部に気泡が混入するおそれがある。更に、キャピラリ20’に複数本のファイバ穴25が形成されている状況下では、比較例のようにファイバ穴25が長くなると、接着剤30の浸透が完了するまでの時間の差が大きくなる。このため、或るファイバ穴25の接着剤30の浸透が完了した後においても、他のファイバ穴25の接着剤30の浸透が完了しないために接着剤30の注入を長時間継続する必要が生じ、この結果、或るファイバ穴25の端部から漏出した接着剤30が他のファイバ穴25の端部に回り込んでしまい、ファイバ穴25に気体が閉じ込められて気泡が形成されるおそれがある。
図12Aは、比較例のキャピラリ20’のファイバ穴25に気泡が混入した写真である。図12Bは、キャピラリ20’の端面の写真である。
図12Aに示すように、ファイバ穴25に気泡が混入した状態でキャピラリの端面が研磨(ここでは斜め研磨)されると、研磨後のキャピラリ20’の端面において、ファイバ穴25の内壁と光ファイバ10との間の接着層に欠損が形成されるおそれがある。このようにキャピラリの端面に接着層の欠損があると、光回路の光導波路との接続不良が発生するおそれがある。
これに対し、本実施形態のキャピラリ20は、第1ファイバ穴25Aと第2ファイバ穴25Bとの間に切欠部22を有しており、切欠部22は、第1ファイバ穴25Aの開口する第1内壁面24Aと、第2ファイバ穴25Bの開口する第2内壁面24Bとを有する。このような構成であるため、本実施形態の第2ファイバ穴25B(及び第1ファイバ穴25A)は、比較例のファイバ穴25と比べて、短くなる。これにより、本実施形態では、毛管現象を利用して第2ファイバ穴25Bの内壁と第2ファイバ部12との隙間に接着剤30を浸透させるときに、接着剤30の浸透時間を短縮でき、内部に気泡が混入することを抑制できる。特に、本実施形態のキャピラリ20は複数本の第2ファイバ穴25B(及び第1ファイバ穴25A)を有しているが、接着剤30の浸透が完了するまでの時間の差が短くなるため、或る第2ファイバ穴25Bの端部から漏出した接着剤30が他の第2ファイバ穴25Bの端部に回り込むことを抑制でき、内部に気泡が混入することを抑制できる。
また、本実施形態では、モードフィールド径変換部13が切欠部22に配置されている。モードフィールド径変換部13は、第1ファイバ部11や第2ファイバ部12とは外径が異なるため、仮にモードフィールド径変換部13が第1ファイバ穴25Aや第2ファイバ穴25Bに配置されると、毛管現象を利用して接着剤30を浸透させるときに、接着剤30の浸透時間が長くなり、気泡が混入し易くなる。これに対し、本実施形態では、モードフィールド径変換部13が切欠部22に配置されているため、第1ファイバ穴25Aに挿通されている第1ファイバ部11には外径の変化部が無く、第2ファイバ穴25Bに挿通されている第2ファイバ部12にも外径の変化部が無いので、毛管現象を利用して接着剤30を浸透させるときに、接着剤30の浸透時間を短縮できる。つまり、本実施形態では、モードフィールド径変換部13が切欠部22に配置されているため、ファイバ穴25に気泡が混入することを更に抑制できる。
図5Aは、本実施形態の接着剤30の説明図である。
本実施形態では、接着剤30として、第1接着剤30A及び第2接着剤30Bが用いられている。第1接着剤30Aは、光ファイバ10と光ファイバ穴25(第1光ファイバ穴25Aや第2光ファイバ穴25B)との間に塗布される接着であり、光ファイバ10を光ファイバ穴25に対して固定する接着剤である。本実施形態では、第1接着剤30AはUV接着剤である。後述するように、光ファイバ穴25の内部に塗布された第1接着剤30A(UV接着剤)に対して、透明なキャピラリ20越しにUV光が照射されることになる。第2接着剤30Bは、切欠部22に塗布される接着剤であり、モードフィールド径変換部13を保護する接着剤である。第2接着剤30Bは、第1接着剤30Aとは異なる接着剤であり、UV接着剤でなくても良い。本実施形態の第2接着剤30Bは、第1接着剤30Aよりも柔らかい材料で構成されている。例えば、第2接着剤30Bは、シリコーン系などの弾性接着剤である。但し、第2接着剤30Bは、弾性接着剤に限られるものではない。
図5Bは、接着剤30の変形例の説明図である。
変形例においても、接着剤30として、第1接着剤30A及び第2接着剤30Bが用いられている。変形例においても、光ファイバ10と光ファイバ穴25(第1光ファイバ穴25Aや第2光ファイバ穴25B)との間には、第1接着剤30Aが塗布されている。変形例では、切欠部22に2種類の接着剤30が塗布されており、第1接着剤30Aの上に第2接着剤30Bが塗布されている。変形例では、第1接着剤30Aは、光ファイバ10(詳しくはモードフィールド径変換部13)と切欠部22の底面23との間に塗布されており、光ファイバ10を底面23に対して固定する。なお、変形例においても、第1接着剤30AはUV接着剤であり、第2接着剤は、第1接着剤30Aよりも柔らかい材料で構成された弾性接着剤である。変形例では、第1接着剤30Aの上に第2接着剤30B(第1接着剤よりも柔らかい接着剤)を塗布することによって、モードフィールド径変換部13を保護することができる。
なお、接着剤30を2種類(第1接着剤30A及び第2接着剤30B)とする代わりに、図5Cに示すように1種類にしても良い。但し、この場合、図5Cに示すように、切欠部22には、光ファイバ10と光ファイバ穴25(第1光ファイバ穴25Aや第2光ファイバ穴25B)との間に塗布される第1接着剤が塗布されることになる。第1接着剤30Aは、光ファイバ10を固定するための接着剤であるため、硬化後の硬度が比較的高い接着剤である。このため、図5Cのように切欠部22に塗布される接着剤が全て第1接着剤30Aになると、光ファイバ10(詳しくはモードフィールド径変換部13)に外力が加わりやすくなってしまう。また、このような第1接着剤30Aを図5Cに示すように切欠部22に厚く塗布してしまうと、第1接着剤30Aの硬化時の収縮によって、光ファイバ10に応力が加わりやすくなるおそれがある。
これに対し、本実施形態(図5A参照)及び変形例(図5B参照)では、第1接着剤30Aよりも柔らかい材料で構成された第2接着剤30Bが切欠部22に塗布されている。なお、硬化後の第2接着剤30Bの硬度(ショア硬度)は、硬化後の第1接着剤30Aの硬度よりも柔らかい。本実施形態(図5A参照)及び変形例(図5B参照)のように第2接着剤30Bを切欠部22に塗布することにより、切欠部22において弾性を持たせることができ、光ファイバ10への応力を緩和させることができる。つまり、本実施形態(図5A参照)及び変形例(図5B参照)では、光ファイバ10(詳しくはモードフィールド径変換部13)を保護しつつ、接着剤30の硬化による光ファイバ10への応力を抑制できる。
また、特に光ファイバ10が偏波保持ファイバである場合には、図5Cに示すように切欠部22に第1接着剤30Aを塗布すると、光ファイバ10への応力により、偏波が劣化するおそれがある。これに対し、本実施形態(図5A参照)及び変形例(図5B参照)では、光ファイバ10への応力を緩和させることができるので、偏波保持ファイバで構成された光ファイバ10の偏波の劣化を抑制できる。このため、光ファイバ10が偏波保持ファイバである場合には、図5Aや図5Bに示すように、切欠部22に第2接着剤30Bを塗布することが特に有効となる。言い換えると、切欠部22に第2接着剤30Bを塗布する構成は、光ファイバ10が、一対の応力付与部10Bでコア10Aを挟むことでコア10Aに応力を付与する光ファイバ(図3参照)である場合に特に有効である。
なお、本実施形態(図5A参照)では、切欠部22において、光ファイバ10の外周に第2接着剤30Bが塗布されている。このため、本実施形態では、変形例(図5B参照)のように光ファイバ10の外周に第1接着剤30Aが塗布される場合と比べて、光ファイバ10への応力を更に緩和させることができるという利点がある。このため、光ファイバ10が偏波保持ファイバである場合には、本実施形態(図5A参照)は、変形例(図5B参照)よりも、光ファイバ10の偏波の劣化を更に抑制できるので特に有利である。一方、変形例(図5B参照)では、光ファイバ10(詳しくはモードフィールド径変換部13)が切欠部22の底面23に第1接着剤30Aによって固定されるため、本実施形態(図5A参照)よりも光ファイバ10を固定することができるという利点がある。
<変形例>
図6は、変形例のキャピラリ20の斜視図である。
変形例では、切欠部22の底面23に溝23Aが形成されている。溝23Aは、第1内壁面24Aにおける第1ファイバ穴25Aの開口と、第2内壁面24Bにおける第2ファイバ穴25Bの開口とを連結するように形成されている。変形例では、切欠部22の底面23(溝23A以外の平坦な面)は、ファイバ穴25の開口の下縁よりも上側に配置される。言い換えると、変形例では、切欠部22の底面23(溝23A以外の平坦な面)は、ファイバ穴25の開口の上縁と下縁との間に配置される。このように、切欠部22の底面23は、ファイバ穴25の開口よりも下側に形成されていなくても良い。変形例によれば、切欠部22におけるキャピラリ20の寸法L(キャピラリ20の下面20Bと底面23(溝23A以外の平坦な面)との間の寸法L)を厚くできるため、キャピラリ20の強度を高めることができる。
また、変形例においても、キャピラリ20は、第1ファイバ穴25Aと第2ファイバ穴25Bとの間に切欠部22を有しており、切欠部22は、第1ファイバ穴25Aの開口する第1内壁面24Aと、第2ファイバ穴25Bの開口する第2内壁面24Bとを有する。変形例においても、第2ファイバ穴25B(及び第1ファイバ穴25A)は、比較例のファイバ穴25と比べて、短くなる。このため、変形例においても、毛管現象を利用して第2ファイバ穴25Bの内壁と第2ファイバ部12との隙間に接着剤30を浸透させるときに、接着剤30の浸透時間を短縮でき、内部に気泡が混入することを抑制できる。
<キャピラリ20を用いた光ファイバ構造体40>
図7A〜図7Cは、本実施形態のキャピラリ20を用いた光ファイバ構造体40の一例の説明図である。図7Cは、図7Aの点線内の拡大図である。
光ファイバ構造体40は、ファイバ付きキャピラリ100と、コネクタ41とを有する。本実施形態の光ファイバ構造体40は、光回路50(図8参照)との間でコネクタ41を介して光信号を入出力するための構造体(光ファイバアセンブリ)である。
ファイバ付きキャピラリ100は、既に説明した通り、光ファイバ10と、キャピラリ20とを有する。光ファイバ10は、既に説明した通り、第1ファイバ部11と、第2ファイバ部12と、モードフィールド径変換部13とを備えている(但し、図7A〜図7Cでは、第2ファイバ部12及びモードフィールド径変換部13は不図示である)。また、キャピラリ20は、既に説明した通り、切欠部22と、第1ファイバ穴25Aと、第2ファイバ穴25Bとを有するファイバ固定部21を有しており、第1ファイバ穴25Aに第1ファイバ部11が挿通されており、第2ファイバ穴25Bに第2ファイバ部12が挿通されている(但し、図7A〜図7Cでは、切欠部22、第1ファイバ穴25A及び第2ファイバ穴25Bは不図示である)。
第1ファイバ部11は、被覆部11Aと、先端部11Bと、メタライズ部11Cとを有する。先端部11Bは、キャピラリ20の第1ファイバ穴25Aに挿通された部位であり、被覆部11Aの被覆が除去された部位である。メタライズ部11Cは、被覆の除去された部位(裸光ファイバ)に金属メッキ処理(メタライズ処理)が施された部位である。メタライズ部11Cは、被覆部11Aと、先端部11Bとの間に配置されている。
本実施形態では、3本の第1ファイバ部11が固定部42によって固定されている。固定部42は、例えば内部に接着剤を充填した熱収縮チューブにより構成されている。固定部42によって3本の第1ファイバ部11が固定されることによって、キャピラリ20から延び出た第1ファイバ部11(メタライズ部11C)の動きを抑制でき、キャピラリ20や第1ファイバ部11の損傷を抑制できる。但し、固定部42が設けられなくても良い。なお、本実施形態の固定部42は、被覆部11Aから被覆を剥いた剥き際を内部に収容するようにして、3本の第1ファイバ部11を固定している。このため、固定部42とキャピラリ20との間に配置される第1ファイバ部11は、金属メッキ処理の施されたメタライズ部11Cのみが配置されることになる。
第1ファイバ部11の端部(キャピラリ20の側とは反対側の端部)には、コネクタ41が取り付けられている。ここでは、コネクタ41は、FCコネクタであるが、他のコネクタ(例えばSCコネクタ、LCコネクタ、MUコネクタなど)でも良い。第1ファイバ部11の端部にコネクタ41を取り付けることによって、光回路50との信号の送受信のための配線が容易になる。
図8は、光回路50の一例の説明図である。光回路50の図中の右側に、前述の光ファイバ構造体40のファイバ付きキャピラリ100(詳しくは第2ファイバ部12)が配置されることになる。
光回路50は、光デバイスを集積した集積回路である。光回路50は、いわゆるシリコンフォトニクスによりシリコンチップ上に光デバイス群を集積した集積回路である。光回路50は、光導波路51を有する。光導波路51の端部51Aは、第2ファイバ部12の端面との間で光信号を入射・出射する入出力部となる。光導波路51の端部51Aには、スポットサイズコンバーターが設けられても良い。
本実施形態の光回路50は、3つの光導波路51を有している。本実施形態では、3つの光導波路51のそれぞれの端部51Aは、例えば1つの出力部と、2つの入力部とを有する。出力部では、光導波路51から第2ファイバ部12へ送信光が出力される。入力部では、第2ファイバ部12から光導波路51へ受信光が入力される。但し、全ての光導波路51の端部51Aが出力部であっても良いし、全ての光導波路51の端部51Aが入力部であっても良い。
本実施形態では、3つの光導波路51の端部51Aのうちの中央の端部51Aは、偏波保持ファイバで構成された第2ファイバ部12の端面との間で光信号を入射・出射する入出力部となる。ここでは、中央の端部51Aには、2つの偏波モードを有する光信号が入力される。偏波保持ファイバに光接続される光導波路51には、光分波部52が設けられている。光分波部52によって分波された一方の光信号は、送信側回路53(例えばIQ変調部)に用いられ、他方の光信号は受信側回路54(例えば90°ハイブリッド部及び導波路型フォトダイオードPD)に用いられることになる。なお、偏波保持ファイバに光接続される光導波路51に光合波部が設けられ、光合波部で合波された光信号が光導波路51の端部51Aから第2ファイバ部12へ送信光として出力されても良い。このように、幅方向の中央に位置する光導波路51の端部51Aが偏波保持ファイバに接続されることにより、光合分波部と、送信側回路53や受信側回路54とを接続し易くなる(光回路50の設計が容易になる)。本実施形態の送信側回路53にはドライバ53Aが接続されており、ドライバ53Aは、不図示の電気回路に接続されている。また、本実施形態の受信側回路54には、トランスインピーダンスアンプ54Aが接続されている。トランスインピーダンスアンプ54Aは、受信側回路54(導波路型フォトダイオードPD)の出力電流を電圧信号に変換し、電圧信号を後段の電気回路(不図示)に出力する。
なお、本実施形態のファイバ付きキャピラリ100に接続される光回路50は、図8に示すものに限られるものではない。光回路50は、光ファイバ10(第2ファイバ部12)に接続される光導波路51を有していれば、他の構成でも良い。例えば、送信側回路53や受信側回路54の一方が無くても良いし、ドライバ53Aやトランスインピーダンスアンプ54Aなどが光回路50に設けられていなくても良い。
<キャピラリ20の製造方法>
図9は、本実施形態のキャピラリ20の製造方法の説明図である。
まず、ファイバ穴25を有するキャピラリ20’を用意する。このキャピラリ20’は、前述の比較例のキャピラリと同様の形状であり、切欠部22を有していない。次に、ダイシングカッターを備えた加工装置を用意し、キャピラリ20’のファイバ穴25の方向が、ダイシングカッターの回転軸の軸方向に対して平行になるように、加工装置にキャピラリ20’をセットする。次に、ダイシングカッターを回転させて、キャピラリ20’の中央部に切欠部22を形成する。このとき、加工装置は、ダイシングカッターをキャピラリ20’の幅方向に移動させることによって、切欠部22の底面23と、一対の内壁面24とを形成する。また、切欠部22の内壁面24にファイバ穴25の開口が現れる程度の深さまで、ダイシングカッターでキャピラリ20’を切削する。これにより、ファイバ穴25が切欠部22によって分断され、第1ファイバ穴25Aと第2ファイバ穴25Bとが形成される。すなわち、これにより、切欠部22と、切欠部22を挟んで配置された第1ファイバ穴25Aと第2ファイバ穴25Bとを有するファイバ固定部21を備えたキャピラリ20を製造することができる。
<ファイバ付きキャピラリ100の製造方法>
図10A〜図10Fは、ファイバ付きキャピラリ100の製造方法の説明図である。
まず、本実施形態のキャピラリ20と、光ファイバ10とを準備する。本実施形態では、第1ファイバ部11を構成するシングルモード光ファイバと、第2ファイバ部12を構成する高NAシングルモード光ファイバとを融着接続(TEC融着)することによって、第1ファイバ部11と第2ファイバ部12との間にモードフィールド径変換部13を形成することによって、前述の光ファイバ10を製造する。本実施形態では、3本の光ファイバ10を用意することになる。それぞれの光ファイバ10は、裸光ファイバ(先端部11B)が所定の長さになるように予めカットされている。この段階では、裸光ファイバの長さは、キャピラリ20の全長よりも長く設定されている。本実施形態では、偏波保持ファイバで構成された光ファイバ10を中央に配置しつつ、3本の光ファイバ10を不図示のファイバホルダ(治具)に幅方向に並べてセットする。偏波保持ファイバは、一対の応力付与部10Bが幅方向に並ぶように、ファイバホルダにセットされる。
次に、図10Aに示すように、キャピラリ20の第1ファイバ穴25Aに第1ファイバ部11を挿通させるとともに、第2ファイバ穴25Bに第2ファイバ部12を挿通させる。この段階では、裸光ファイバの基端側の一部は、キャピラリ20の第1ファイバ穴25Aよりも外側に露出させる。そして、第1ファイバ穴25Aの外側に露出した裸光ファイバ上に第1接着剤30Aを塗布することによって、第1ファイバ穴25Aの基端側の開口付近に第1接着剤30A(UV接着剤)を塗布する。第1ファイバ穴25Aの基端側の開口付近に第1接着剤30Aを塗布することにより、第1接着剤30Aが、毛管現象によって、第1ファイバ穴25Aの内壁と第1ファイバ部11との隙間に浸透する。
なお、第1ファイバ穴25Aの外側に露出した裸光ファイバ上に第1接着剤30Aを塗布すると、第1接着剤30Aが第1ファイバ部11の基端側(キャピラリ20の側とは逆側)に流れるおそれがある。そこで、本実施形態では、第1ファイバ穴25Aよりも基端側において、第1ファイバ部11に太径部11Dが設けられている。太径部11Dは、幅方向に隣接する第1ファイバ部11との隙間を塞ぐ部位である。太径部11Dは、第1ファイバ部11の外周に設けられた部位であり、第1ファイバ部11の外径よりも大きな外径を有する部位である。本実施形態では、第1接着剤30Aは、キャピラリ20の第1ファイバ穴25Aの基端側の開口と太径部11Dとの間の第1ファイバ部11(裸光ファイバ)上に第1接着剤30Aが塗布されることになる。第1接着剤30Aを塗布(注入)する領域よりも基端側に太径部11Dを設けることにより、第1接着剤30Aが第1ファイバ部11の基端側(キャピラリ20の側とは逆側)に流れることを抑制できる。但し、第1接着剤30Aが基端側に流れるおそれがなければ(若しくは、第1接着剤30Aが基端側に流れることを許容できれば)、第1ファイバ部11に太径部11Dが設けられていなくても良い。
本実施形態では、図10Bに示すように、光ファイバ10が所定の位置までキャピラリ20に挿入されると、モードフィールド径変換部13が切欠部22に配置されることになる。言い換えると、本実施形態では、光ファイバ10が所定の位置までキャピラリ20に挿入されると、モードフィールド径変換部13が第1内壁面24Aと第2内壁面24Bとの間に配置されることになる。本実施形態では、切欠部22の上方からモードフィールド径変換部13を確認することができるので、光ファイバ10が所定の位置までキャピラリ20に挿入されたことを確認することが可能である。
次に、図10Bに示すように、第1接着剤30Aが第1ファイバ穴25Aの内壁と第1ファイバ部11との隙間に浸透する間に、光ファイバ10をキャピラリ20に更に挿入する。このとき、気泡が混入しないように、光ファイバ10をゆっくりキャピラリ20に挿入する。これにより、第1接着剤30Aが第1ファイバ穴25Aの内壁と第1ファイバ部11との隙間に浸透する時間を短縮できる。但し、第1接着剤30Aが第1ファイバ穴25Aの内壁と第1ファイバ部11との隙間に浸透する間に光ファイバ10を動かさなくても良い。
図10Cに示すように、切欠部22の第1内壁面24Aから第1接着剤30Aが漏出した確認することによって、第1接着剤30Aが第1ファイバ穴25Aの全長に塗布されたことを確認できる。本実施形態では、キャピラリ20が複数本の第1ファイバ穴25Aを有するため、全ての第1ファイバ穴25Aの開口から第1接着剤30Aが漏出したことを確認することになる。
本実施形態では、既に説明した通り、第1ファイバ穴25Aは、比較例のファイバ穴25と比べて、短い。このため、本実施形態では、毛管現象を利用して第1ファイバ穴25Aの内壁と第1ファイバ部11との隙間に第1接着剤30Aを浸透させるときに、第1接着剤30Aの浸透時間を短縮でき、内部に気泡が混入することを抑制できる。特に、本実施形態のキャピラリ20は複数本の第1ファイバ穴25Aを有しており、第1接着剤30Aの浸透が完了するまでの時間(第1ファイバ穴25Aの開口から第1接着剤30Aが漏出するまでの時間)の差が短くなるため、或る第1ファイバ穴25Aの開口から漏出した第1接着剤30Aが他の第1ファイバ穴25Aの開口に回り込むことを抑制できるので、第1ファイバ穴25Aの内部に気泡が混入することを抑制できる。
第1ファイバ穴25Aへの第1接着剤30Aの塗布が完了した後、図10Dに示すように、切欠部22の内側で第2ファイバ穴25Bの基端側に露出した光ファイバ10上に第1接着剤30Aを塗布することによって、第2ファイバ穴25Bの基端側の開口付近に第1接着剤30A(UV接着剤)を塗布する。第2ファイバ穴25Bの基端側の開口付近に第1接着剤30Aを塗布することにより、第1接着剤30Aが、毛管現象によって、第2ファイバ穴25Bの内壁と第2ファイバ部12との隙間に浸透する。
図10Eに示すように、キャピラリ20の先端側の端面から第1接着剤30Aが漏出した確認することによって、第1接着剤30Aが第2ファイバ穴25Bの全長に塗布されたことを確認できる。本実施形態では、キャピラリ20が複数本の第2ファイバ穴25Bを有するため、全ての第2ファイバ穴25Bの開口から第1接着剤30Aが漏出したことを確認することになる。
本実施形態では、既に説明した通り、第2ファイバ穴25Bは、比較例のファイバ穴25と比べて、短い。このため、本実施形態では、毛管現象を利用して第2ファイバ穴25Bの内壁と第2ファイバ部12との隙間に第1接着剤30Aを浸透させるときに、第1接着剤30Aの浸透時間を短縮でき、内部に気泡が混入することを抑制できる。特に、本実施形態のキャピラリ20は複数本の第2ファイバ穴25Bを有しており、第1接着剤30Aの浸透が完了するまでの時間(第2ファイバ穴25Bの開口から第1接着剤30Aが漏出するまでの時間)の差が短くなるため、或る第2ファイバ穴25Bの開口から漏出した第1接着剤30Aが他の第2ファイバ穴25Bの開口に回り込むことを抑制できるので、第2ファイバ穴25Bの内部に気泡が混入することを抑制できる。
図10Eに示すように、第1接着剤30Aの塗布が完了した後、第1接着剤30A(UV接着剤)にUV光を照射する。これにより、第1接着剤30Aが硬化し、光ファイバ10が第1ファイバ穴25A及び第2ファイバ穴25Bに固定される。本実施形態では、キャピラリ20は、UV光を透過する透明なガラスで構成されているため、第1ファイバ穴25A及び第2ファイバ穴25Bの内部に塗布された第1接着剤30AにもUV光が照射される。
第1接着剤30Aの塗布・硬化を終えた後、図10Fに示すように、切欠部22に第2接着剤30Bを塗布する。第2接着剤30Bは、第1接着剤30AのようなUV接着剤でなくても良い。本実施形態の第2接着剤30Bは、硬化後の第1接着剤30Aの硬度よりも柔らかい弾性接着剤が用いられる。第2接着剤30Bを塗布した後、第2接着剤30Bを硬化させる。なお、第1接着剤30Aを硬化させる前に第2接着剤30Bを塗布しても良い。接着剤30(第1接着剤30A及び第2接着剤30B)が硬化することによって、光ファイバ10が光ファイバ固定部21(切欠部22、第1ファイバ穴25A及び第2ファイバ穴25B)に固定されることになる。
接着剤30(第1接着剤30A及び第2接着剤30B)を硬化させた後の段階では、図10Fに示すように、キャピラリ20の先端側の端面から光ファイバ10(詳しくは第2ファイバ部12)が突出した状態である。接着剤30を硬化させた後、キャピラリ20の先端側の端面を光ファイバ10とともに研磨する。これにより、本実施形態のファイバ付きキャピラリ100を製造できる。なお、キャピラリ20の先端側の端面を、光ファイバ10の端面とともに斜め研磨することによって、長手方向に垂直な面に対して斜めに傾斜した傾斜面にしても良い。また、研磨後の光ファイバ10(詳しくは第2ファイバ部12)の端面に、反射防止膜を形成しても良い。
既に説明した通り、本実施形態では、第2ファイバ穴25Bの内部に気泡が混入することを抑制できる。このため、キャピラリ20の先端側の端面を光ファイバ10とともに研磨したとき、研磨後のキャピラリの端面において、ファイバ穴25の内壁と光ファイバ10との間の接着層に欠損が形成されることを抑制できる。このため、本実施形態の製造方法によれば、ファイバ付きキャピラリ100の歩留まりを向上させることができる。
なお、図7Aに示す光ファイバ構造体40を製造する場合には、ファイバ付きキャピラリ100を製造した後、キャピラリ20から延び出ている第1ファイバ部11の所定の位置に熱収縮チューブを被せて、熱収縮チューブを加熱して固定部42を形成する。また、第1ファイバ部11の端部(キャピラリ20の側とは反対側の端部)にコネクタ41を取り付ける。これにより、光ファイバ構造体40を製造することができる。
また、図7Aに示す光ファイバ構造体40を製造した後、ファイバ付きキャピラリ100を光回路50(図8参照)に接続しても良い。この場合、ファイバ付きキャピラリ100の第2ファイバ部12の端面と、光回路50の光導波路51の端部51Aとを対向させて配置させることになる。本実施形態では、ファイバ穴25の内壁と光ファイバ10との間の接着層に欠損が形成されることを抑制できるため、第2ファイバ部12の端面と光回路50の光導波路51との接続不良を抑制できる。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
10 光ファイバ、10A コア、10B 応力付与部、
11 第1ファイバ部、11A 被覆部、
11B 先端部、11C メタライズ部、11D 太径部、
12 第2ファイバ部、13 モードフィールド径変換部、
20 キャピラリ、20A 上面、20B 下面、
21 ファイバ固定部、22 切欠部、23 底面、23A 溝、
24 内壁面、24A 第1内壁面、24B 第2内壁面、
25 ファイバ穴、25A 第1ファイバ穴、25B 第2ファイバ穴、
30 接着剤、30A 第1接着剤、30B 第2接着剤、
40 光ファイバ構造体、41 コネクタ、42 固定部、
50 光回路、51 導波路、51A 端部、
52 光分波部、53 送信側回路、53A ドライバ、
54 受信側回路、54A トランスインピーダンスアンプ、
100 ファイバ付きキャピラリ

Claims (11)

  1. 光導波路を有する光回路との接続に用いられるファイバ付きキャピラリであって、
    第1ファイバ部と、
    前記光導波路に接続可能であり、前記第1ファイバ部と異なるモードフィールド径を有する第2ファイバ部と、
    前記第1ファイバ部と前記第2ファイバ部とを結合するモードフィールド径変換部と、
    を有する光ファイバと、
    前記光ファイバをファイバ穴に挿通して当該光ファイバが接着剤により固定されるファイバ固定部を有するキャピラリと、
    を備え、
    前記キャピラリの前記ファイバ固定部は、切欠部と、当該切欠部を挟んで配置される第1ファイバ穴と第2ファイバ穴とを有し、
    前記切欠部は、前記第1ファイバ穴の開口を有する第1内壁面と、前記第2ファイバ穴の開口を有し前記第1内壁面と対向する第2内壁面と、を有する
    ことを特徴とするファイバ付きキャピラリ。
  2. 請求項1に記載のファイバ付きキャピラリであって、
    前記モードフィールド径変換部は、前記切欠部に配置されていることを特徴とするファイバ付きキャピラリ。
  3. 請求項2に記載のファイバ付きキャピラリであって、
    前記光ファイバが前記ファイバ穴に第1接着剤によって固定されているとともに、
    前記切欠部に、前記第1接着剤とは異なる第2接着剤が塗布されていることを特徴とするファイバ付きキャピラリ。
  4. 請求項3に記載のファイバ付きキャピラリであって、
    前記第2接着剤は、前記第1接着剤よりも柔らかい材料で構成されていることを特徴とするファイバ付きキャピラリ。
  5. 請求項4に記載のファイバ付きキャピラリであって、
    前記光ファイバは、一対の応力付与部でコアを挟むことでコアに応力を付与する光ファイバであることを特徴とするファイバ付きキャピラリ。
  6. 請求項4又は5に記載のファイバ付きキャピラリであって、
    前記切欠部において、前記光ファイバの外周に前記第2接着剤が塗布されていることを特徴とするファイバ付きキャピラリ。
  7. 請求項4又は5に記載のファイバ付きキャピラリであって、
    前記モードフィールド径変換部が前記切欠部の底面に第1接着剤によって固定されているとともに、
    前記切欠部の前記第1接着剤に、前記第1接着剤とは異なる第2接着剤が塗布されていることを特徴とするファイバ付きキャピラリ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のファイバ付きキャピラリであって、
    前記切欠部の底面と、前記第1内壁面及び前記第2内壁面の少なくとも一方の内壁面との間に丸みを帯びた入隅が形成されていることを特徴とするファイバ付きキャピラリ。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のファイバ付きキャピラリであって、
    前記キャピラリは、複数の前記第1ファイバ穴を備えており、
    複数の前記第1ファイバ穴には、前記第1ファイバ部がそれぞれ挿通されており、
    前記第1ファイバ穴よりも基端側の前記第1ファイバ部には、隣接する前記第1ファイバ部との隙間を塞ぐ太径部が設けられていることを特徴とするファイバ付きキャピラリ。
  10. 光導波路を有する光回路と、光ファイバとの接続に用いられるキャピラリであって、
    切欠部と、
    前記切欠部を挟んで配置される第1ファイバ穴と第2ファイバ穴とを有し、
    前記切欠部は、前記第1ファイバ穴の開口を有する第1内壁面と、前記第2ファイバ穴の開口を有し前記第1内壁面と対向する第2内壁面と、を有し、
    前記光ファイバの基端側の第1ファイバ部を前記第1ファイバ穴に挿通させるとともに、前記第1ファイバ部とモードフィールド径変換部を介して結合され前記光導波路に接続可能であり前記第1ファイバ部と異なるモードフィールド径を有する第2ファイバ部を前記第2ファイバ穴に挿通させた状態で前記光ファイバを接着剤により固定可能であることを特徴とするキャピラリ。
  11. 光導波路を有する光回路との接続に用いられるファイバ付きキャピラリを製造する方法であって、
    第1ファイバ部と、
    前記光導波路に接続可能であり、前記第1ファイバ部と異なるモードフィールド径を有する第2ファイバ部と、
    前記第1ファイバ部と前記第2ファイバ部とを結合するモードフィールド径変換部と、
    を有する光ファイバを準備すること、
    切欠部と、当該切欠部を挟んで配置される第1ファイバ穴と第2ファイバ穴とを有するファイバ固定部を備えたキャピラリを準備すること、
    前記第1ファイバ部を前記第1ファイバ穴に挿通させるとともに、前記第2ファイバ部を前記第2ファイバ穴に挿通させること、及び、
    接着剤により、光ファイバを前記ファイバ固定部に固定すること
    を特徴とするファイバ付きキャピラリの製造方法。
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