JPH0735958A - 並列伝送モジュール - Google Patents

並列伝送モジュール

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JPH0735958A
JPH0735958A JP20201493A JP20201493A JPH0735958A JP H0735958 A JPH0735958 A JP H0735958A JP 20201493 A JP20201493 A JP 20201493A JP 20201493 A JP20201493 A JP 20201493A JP H0735958 A JPH0735958 A JP H0735958A
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JP
Japan
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optical fiber
parallel transmission
transmission module
optical
module according
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Application number
JP20201493A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kakii
俊昭 柿井
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Priority to CA002135758A priority patent/CA2135758A1/en
Priority to DE69430876T priority patent/DE69430876T2/de
Priority to CN94190164A priority patent/CN1046805C/zh
Priority to AU62923/94A priority patent/AU668031B2/en
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Priority to AU45603/96A priority patent/AU689019B2/en
Priority to US08/754,517 priority patent/US5764833A/en
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 発光または受光を行う光デバイスアレイ
とそれに光結合された光ファイバアレイを実装した並列
伝送用モジュール又は光導波路と結合する光ファイバア
レイを有する並列伝送用モジュールにおいて、光ファイ
バアレイは少なくとも片側に光ファイバガイド溝(孔)
を有するガイド基板で光ファイバガラス部を両端におい
て位置決め保持しており、モジュール内側端は発光また
は受光素子、光導波路と結合し、モジュール外側端は外
付けされた光コネクタと結合する構造で構成されてい
る。 拡大MFDを有する光ファイバを備えた光コネ
クタ。 【効果】 従来のピクテール型やジャンパー型のモ
ジュールをレセプタクル型のモジュールにすることがで
き、製造及び現地組立作業が著しく容易になった。ま
た、光ファイバテープが取り付ける必要がないので、そ
れだけコンパクト化もでき、実装密度も向上する。
特別の光コネクタの構造としたので、接続が容易にま
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に用いるため
の、並列光伝送の送信又は受信モジュールや光導波路モ
ジュール(光合分岐、光合分波、光スイッチなど)の片
面又は両端に光ファイバアレイレセプタクルを有する巾
広いレセプタクルタイプの並列機能モジュール(並列光
伝送用モジュール)及び光コネクタの改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示されるように、モジュ
ール本体34から光ファイバテープ33が突き出てお
り、その先端に多心光コネクタ31が取り付けられてい
るピグテール型になっている。
【0003】図10は、従来の並列光伝送モジュールを
示す模式図であり、(イ)はピグテール型、(ロ)はジ
ャンバー型の並列光伝送モジュールを示す。図10に示
されるように、モジュール本体34として、LDやPD
の送受信体だけでなく、例えば石英導波路(光合分岐、
光合分波、光スイッチなど)の両端に取り付けられて、
ジャンパー型になっているケースもある。いずれのケー
スも、モジュール本体34に対して光ファイバテープ3
2が必ず付加しており、ピグテール型又はジャンパー型
になっている。また、一体型のケースもあるが、内部に
は光ファイバテープ部が必ず存在し、構成的にはピグテ
ール型となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、並列光伝送モジ
ュール、特にピグテール型のものは、光ファイバテープ
部のハンドリングが各製造工程で作業が難しい。特に、
光ファイバテープ被覆は樹脂から構成されており、耐熱
性に乏しく、モジュールのハンダ固定や洗浄の際での取
扱いが難しい。
【0005】また、石英導波路に示されるジャンパー型
も同様に光ファイバテープ部のハンドリングが面倒であ
り、かつ小スペースに収納しようとすると、光ファイバ
の曲げ半径が30mm以上確保する必要があり、取付け
スペースも大きくなる。本発明は、このような並列光伝
送モジュール、光処理モジュールのピグテール型、ジャ
ンパー型の問題点を克服する構成を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は: 基本構成モジュールとしては、発光または受光を行
う光デバイスアレイと該光デバイスアレイに光結合され
た光ファイバアレイを実装した並列伝送用モジュール又
は光導波路と結合する光ファイバアレイを有する並列伝
送用モジュールにおいて、光ファイバアレイは少なくと
も片側に光ファイバガイド溝(孔)を有するガイド基板
で光ファイバガラス部を両端において位置決め保持して
おり、モジュール内側端は発光または受光素子、光導波
路と結合し、モジュール外側端は外付けされる光コネク
タと結合する構造で構成されている、並列伝送用モジュ
ールである。
【0007】(イ) 光ファイバアレイの光ファイバ
は、一部又は全長にわたってハンダで固定されている点
にも特徴を有する。 (ロ) 光ファイバは、メタルコーティングされたもの
をハンダで固定している点にも特徴を有する。また、 (ハ) 光ファイバは、カーボンコートされたものをハ
ンダで固定している点にも特徴を有する。 (ニ) 光ファイバアレイを構成する部材の一部分は、
上下プレートの陽極接合又は直接接合により接合されて
いる点にも特徴を有する。 (ホ) 光ファイバアレイのモジュール外側端は、外付
けされる光コネクタを位置決めするガイドピン溝を有し
ている点にも特徴を有する。また、 (ヘ) 光コネクタとの結合を保持するプッシュ−プル
式のハウジングをモジュール端部に有している点にも特
徴を有する。
【0008】(ト) 光コネクタとの結合を保持する金
属スリーブ(プッシュ−プル式の金属ハウジング)を光
ファイバアレイの外周に有している点にも特徴を有す
る。 (チ) 光ファイバアレイの少なくとも片側には、無反
射コーティングが形成されている点にも特徴を有する。
また、 (リ) ガイドピン溝(孔)の一部が気密封止されてい
る点にも特徴を有する。また、 (ヌ) ガイドピン溝(孔)は、光ファイバアレイの全
長にわたって貫通加工されていない点にも特徴を有す
る。また、 (ル) ガイドピン溝(孔)の加工延長線部に相当する
非加工部分は、上下プレートの陽極接合又は直接接合に
より気密封止構造となっている点にも特徴を有する。
【0009】(ヲ) ガイドピン溝(孔)は貫通加工さ
れており、この貫通部はモジュールの外側に設けられて
いる点にも特徴を有する。 (ワ) 光ファイバアレイの光ファイバガイド溝(孔)
とガイドピン溝(孔)は同一基板に加工されているが、
上下プレートは光ファイバガイド溝(孔)とガイドピン
溝(孔)とで異なっている点にも特徴を有する。 (カ) 光ファイバ周囲及び上プレート部品間の隙間
は、ハンダが充填されている点にも特徴を有する。
【0010】(ヨ) 光ファイバアレイの少なくともモ
ジュール内側端のMFDが、標準シングルモード光ファ
イバのMFDの値に対して20%以上拡大している点に
も特徴を有する。 (タ) 光ファイバアレイの両端ともMFDが12μm
以上である点にも特徴を有する。 (レ) 光ファイバアレイのモジュール内側端に、非接
合状態で分布屈折率ファイバ(GIファイバ)が一定
長、同一ガイド溝基板に形成されている点にも特徴を有
する。
【0011】(ソ) 光ファイバを固定している接着剤
は、260℃×10秒加熱においてガス発生量が重量比
1%以下である点にも特徴を有する。 (ツ) 光ファイバアレイの光ファイバのMFDは、残
留応力がコア領域に集中してコア領域の屈折率を低下さ
せることにより、MFDが残留応力を除去した状態より
少なくとも20%以上拡大している点にも特徴を有す
る。 (ネ) 外付けされた光コネクタの内部の光ファイバの
結合先端部分のMFDが、局部的に拡大されている点に
も特徴を有する。
【0012】(ナ) 光コネクタの内部の光ファイバの
所定長は、光ファイバのMFDについて、残留応力がコ
ア領域に集中して、コア領域の屈折率を低下させること
により、MFDが残留応力を除去した状態より少なくと
も20%以上拡大している点にも特徴を有する。 (ラ) 光コネクタの内部の所定長の光ファイバは融着
接着部を有している点にも特徴を有する。 (ヌ) ガイド基板はシリコンである点にも特徴を有す
る。
【0013】(a) 上プレートは、ガラス、シリコン
又はガラス薄膜層を形成しているシリコンである点にも
特徴を有する。 (b) シリコンのガイドピン溝(孔)の表面は酸化膜
を有している点にも特徴を有する。 (c) ガイドピン孔を形成する上プレートaはガイド
溝基板である下プレートと接合されており、上プレート
bは光ファイバを加圧する形で光ファイバ上面より光フ
ァイバに固定されている点にも特徴を有する。
【0014】(d) 上プレートaのヤング率Eは、上
プレートb及び下プレートのヤング率と比較して同等以
下の値である点にも特徴を有する。 (e) 上プレートaには、上プレートbを光ファイバ
上面側に加圧するための窓部が設けられている点にも特
徴を有する。 (f) 光ファイバアレイとモジュールとはガイドピン
で位置決め結合されている点にも特徴を有する。 (g) ガイドピンは初期調心用であり、ガイドピン孔
とのクリアレンス範囲において、調心位置決めが固定さ
れている点にも特徴を有する。 (h) 光ファイバアレイとモジュールとが、押圧力を
受けた状態で固定されている点にも特徴を有する。
【0015】また、 本発明は、通常の光コネクタに
おいて、互いに結合して使用される光コネクタの内部の
光ファイバの結合先端部分のMFDが、局部的に拡大さ
れている、光コネクタをも提供する。また、 (イ)光コネクタの内部の光ファイバの所定長は、光フ
ァイバのMFDについて、残留応力がコア領域に集中し
て、コア領域の屈折率を低下させることにより、MFD
が残留応力を除去した状態より少なくとも20%以上拡
大している点にも特徴を有する。 (ロ)光コネクタの内部の所定長の光ファイバは融着接
着部を有している点にも特徴を有する。
【0016】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説
明する。図1は、本発明の並列伝送用光モジュールの基
本構成を示す概略図である。図1に示されるように、本
発明の並列伝送用光モジュールは、基本的に光ファイバ
アレイ5の片端がモジュール光学系(例えば、レンズ
系)11と接合し、他端が多心光コネクタ6と結合する
構造となっている〔実施の態様〕。
【0017】該光ファイバアレイとモジュール側との結
合は、図11に示されているように、ガイドピン18を
用いても良いし〔実施の態様(f)〕、接着剤で調心固
定26しても良いし、図2、図4、図5(a)に示され
るようにハンダやYAGレーザ17を用いてケース1に
固定しても勿論構わない〔実施の態様−(イ)〜
(ハ)〕。
【0018】図11は、光ファイバアレイと光導波路例
えば、石英光導波路とをガイドピンを用いて結合した例
を示す横断面図である〔実施の態様−(f)〕。図1
1において、一端に光ファイバアレイ(1心)5と他端
に光ファイバアレイ(4心)5’と石英光導波路(1×
4分岐タイプ)27をガイドピン18により結合した例
を示し、両者の結合面の固定は屈折率整合機能を有する
接着剤26、例えば紫外線硬化型接着剤で固定し、かつ
ケース1と光ファイバアレイとの接合はハンダシール1
7により行われ、光コネクタ結合用ガイド孔の奥はシー
ル14”させることもできる。この場合にガイド孔14
は貫通ガイド孔溝14’となっている〔実施の態様−
(イ)、(f)〕。
【0019】図12に示すように、ケース1内部で光フ
ァイバアレイ5とモジュール11とをクリップ13など
で押圧固定すると、信頼性は更に向上する。図12は、
光ファイバアレイとモジュール内部とが押圧材、例えば
クリップで押圧固定されている例を示す模式図であり、
(イ)はその平面図であり、(ロ)はその横断面図であ
る〔実施の態様−(h)〕。本発明でいうモジュール
とは、LD、PDの送受信だけでなく、光導波路をも含
むものである。
【0020】本発明の光ファイバアレイは、一部がケー
ス1内に収納されているのが典型的であるが、図1
(a)に示されるように、この外側(ケースの一部でも
よい)に光コネクタ6との結合を保持するプッシュ−プ
ルハウジング8〔実施の態様−(ヘ)〕や図1(d)
に示されるクリップ、例えば板バネクリップ13’結合
タイプにしても良い〔実施の態様−(h)〕。
【0021】図1を更に説明する。図1(a)は受・発
光素子と光ファイバアレイと外付け光コネクタから構成
される並列光伝送モジュールを表し〔実施の態様−
(ホ)〕、光ファイバアレイ5は光ファイバアレイ結合
ハウジング機構8、例えばプッシュ−プルタイプを介し
て結合される〔実施の態様−(ヘ)〕。
【0022】また、図14に示されるように、光コネク
タとの結合を保持する金属スリーブ(プッシュ−プル式
の金属ハウジング)30を光ファイバアレイ5の外周に
有していてもよい。金属スリーブ30と光ファイバアレ
イ5との隙間にも、もちろんハンダが充填されている。
金属スリーブ30の形状は角型でも丸型でもよく、モジ
ュールに合わせて設計すれば良い。金属スリーブ30の
材質は光ファイバアレイ5と熱膨張が比較的等しいアン
バーやコバールが良い〔実施の態様−(ト)〕。
【0023】図1(b)は並列光伝送モジュールと光コ
ネクタとの結合の代表例を示す概略図である。図1
(c)は光導波路、例えば1×8分岐の光導波路12と
両端に光ファイバアレイ5を備え、更に両端に外付け光
コネクタ6と結合する並列光伝送モジュールを示す概略
図である〔実施の態様−(ホ)〕。図1(d)はクリ
ップ、例えば板ばねクリップ13’で外付け光コネクタ
6と結合させた光伝送モジュールを示す概略図である
〔実施の態様−(h)〕。
【0024】図2は、ガイドピン溝を有する光ファイバ
アレイの基本的構成を示す斜視図である〔実施の態様
−(f)〕。図2において、ガイドピン溝14は、他の
位置決め手段があればなくても構わない。さらに、光フ
ァイバアレイ5の外側に、図1(a)に示されるように
プッシュ−プルタイプのようなハウジング機構を有して
もよい〔実施の態様−(ヘ)〕。
【0025】該ガイドピン溝14は、図11に示すよう
に、両端から別々に加工されていてもよく、端部で2本
でなくてもよい。図3は、上下プレートで挟み込み、ハ
ンダでシール固定した光ファイバアレイの例を示す横断
面図である〔実施の態様−(カ)〕。
【0026】すなわち、図3において、光ファイバ15
を上下プレート21、20で挟み込み、ガラス接合用等
のハンダでシール固定17し、光ファイバアレイ5の気
密封止を実現した例を示す横断面図である。また、ハン
ダの代わりに、低融点ガラス等を使用してシール接着し
てもよい〔実施の態様−(カ)〕。
【0027】ここに使用するハンダは、光ファイバアレ
イとモジュール等との信頼性管理上重要な課題であり、
光ファイバ被覆部まで接触すると被覆が溶解し、多量の
ガスを発生するのでハンダは光ファイバガラス部のみを
固定するのが良い。ハンダは超音波振動を与えながら光
ファイバ先端から送り込むのが良く、図6に示されるよ
うに、例えば窓部23又は光ファイバ露出部を設けてお
くと、その地点がハンダと接着剤との境界となり好まし
い〔実施の態様−(e)〕。
【0028】なお、このような窓部或いは光ファイバ露
出部を設けておく効果として、更に窓部或いは光ファイ
バ露出部で隙間が広がるので、ハンダ上昇の上限ストッ
プになり、光ファイバの位置制御につながる。また、ガ
イド溝基板(下プレート)を構成するシリコンのガイド
ピン溝(孔)の表面は酸化膜を有することが上プレート
との接合並びにハンダとの接着上好ましい〔実施の態様
−(b)〕。
【0029】図6に示されるように、ガイドピン溝
(孔)を形成する上プレートaはガイド溝基板である下
プレートと接合されており、上プレートbは光ファイバ
を加圧する形で光ファイバ上面より光ファイバに固定さ
れている〔実施の態様−(c)〕。なお、上プレート
bのヤング率Eは、上プレートa及び下プレートのヤン
グ率と比較して同等以下の値であることが望ましい〔実
施の態様−(d)〕。その理由は、端面研磨時に上プ
レートbのヤング率が小さいと研磨され易く、端面から
この部分が突き出さない構造がとれる。
【0030】さらに、光ファイバアレイ5と並列光伝送
モジュールのケース1ともハンダや低融点ガラス等を使
用してシール固定され気密封止(ハーメチックシール)
を実現する〔実施の態様−(イ)〕。この場合に、光
ファイバ15は、ハンダがつき易くするために、メタル
コートによる信頼性向上させるとか、カーボンコートし
ておくことが好ましい〔実施の態様−(ロ)、
(ハ)〕。
【0031】特に、光ファイバはハンダ固定時に200
℃以上の熱作用を受けるので、光ファイバ表面のクラッ
クが急成長し光ファイバが破断し易くなるのを、カーボ
ンコートすると抑制できる。ハンダとしては、光ファイ
バを構成するガラスの接合に適するハンダが好ましく、
通常のPb−Sn系合金に、Zn、Sb、Al、Ti、
Si、Cu等の添加材を加えるものを挙げることができ
る。
【0032】その場合に、ハンダに対する上記添加材の
配合量はハンダ100重量部当たり0.01〜5重量
部、好ましくは0.05〜1.5重量部である。添加材
の配合量が0.01重量部未満の場合、ガラスに対する
充分な接着力が得られないし、また5重量部を越えて配
合しても、接着力が向上しないし、むしろハンダ自体の
性状を失う。
【0033】図4は、接着剤を用いずに、ガイド溝基板
(下プレート)と上プレートとをガイド溝(孔)を用い
て接合した光ファイバアレイを示す横断面図である。上
下プレート21、20は陽極接合、直接接合9のいずれ
で結合してもよく、これにより一体化し、接合(ハーメ
チックシール)の信頼性が著しく向上できる〔実施の態
様−(ニ)〕。
【0034】特に、図4に示されるように、陽極接合は
シリコン又はジルコニアからなるガイド溝基板(下プレ
ート)20とパイレックスガラス、アミノ珪酸ガラス等
のガラス、シリコン又はガラス蒸着膜を有するシリコン
からなる上プレートa21を接合し、約400℃、10
00Vを印加して接合を行うものである。
【0035】また、直接接合またはそれらと同様の作用
が得られるものなら、陽極接合、直接接合に限らず、例
えば蒸着等任意の方法が採用できる。直接接合とはシリ
コン表面を鏡面化し、1,000℃以上に加熱接合する
とことを言う。
【0036】ガイドピン孔(溝)14を設けると、その
シールが問題となるが、図5はガイド孔(溝)と気密封
止との構成例を示す横断面図である。すなわち、図5
(a)は、ガイドピンより奥側をハンダやYAG溶接等
でシール17する例を示す模式図である〔実施の態様
−(リ)〕。また、ガイドピンは初期調心用であり、ガ
イドピン孔とのクリアレンス範囲において、調心位置決
めが固定されていることが望ましい〔実施の態様−
(g)〕。
【0037】図5(b)は、ガイドピン孔(溝)14を
貫通してなく、奥側は上下プレートが接合・シール17
されている例を示す模式図である〔実施の態様−
(ヌ)〕。図5(c)は、ガイドピン孔(溝)14は貫
通し、かつケース外側に全て位置しているので、気密封
止と独立に取り扱える例を示す模式図である〔実施の態
様−(ル)〕。
【0038】また、ガイドピン溝(孔)は貫通加工され
ており、この貫通部はモジュールの外側に設けられてい
ることが好ましい〔実施の態様−(ヲ)〕。光ファイ
バアレイの光ファイバガイド溝(孔)とガイドピン溝
(孔)は同一基板に加工されているが、上下プレートは
光ファイバガイド溝(孔)とガイドピン溝(孔)とで異
なっていても良い。このようにすることにより180°
反転結合も可能となる〔実施の態様−(ワ)〕。
【0039】図6は、加圧用の窓を設けた、光ファイバ
を独立した上プレートbで加圧固定した光ファイバアレ
イの構成例を示す斜視図である。図6において、光ファ
イバアレイは上プレートa21とは別に上プレートb2
2を設け、上プレート22の加圧用窓23により接着剤
を注加し〔実施の態様−(e)〕、下プレート20と
の隙間をハンダ充填17することによりシールする。も
ちろん上下プレート20、21、22の接合は陽極接合
でも直接接合でもよい。ガイドピン溝(孔)14の内部
はハンダ注入時にガイドピン溝(孔)に入らないので、
シールした方が気密封止の上から好ましい。
【0040】図7は、図6の変形例を示す斜視図であ
る。図7において、図6における窓部23の代わりにス
リット状開口部23’を設け、上プレートb22で光フ
ァイバを加圧固定した例を示す。なお、図6、7におい
て、ガイドピン溝(孔)は中間までしか加工せず、後で
接合・シールしておくと、接合シール側からハンダを注
入(例えば、超音波ガラスハンダの注入)すると、ガイ
ド孔にハンダが流れ込むことなく光ファイバを固定でき
る利点がある。
【0041】図8は、各種MFD(モードフィールド
径)変換した光ファイバアレイの例(a)〜(d)、又
はそれらの組合せを示す模式図であり、これにより、軸
ずれの許容範囲が広くなり、調整が楽になる。図8
(a)は、光ファイバアレイ8のモジュール側のMFD
が拡大している、いわゆる拡大MFD9〔実施の態様
−(ヨ)〕を示す模式図である。この場合に、光ファイ
バアレイ8のモジュール側のMFDが標準シングルモー
ド光ファイバのMFDの値に対して20%以上、好まし
くは100%拡大していることが望ましい。
【0042】従って、光ファイバアレイの両端ともMF
Dの値が12μm以上、好ましくは19μm以上拡大し
ていることが望ましい〔実施の態様−(タ)〕。図8
(b)は、光ファイバアレイのMFDを大きくし、光コ
ネクタ側で変換させた例を示す模式図である。
【0043】図8(c)は、GI光ファイバ15’を一
定長距離L(例えば0.8mm)はなして同一基板にセ
ットし、集光レンズ作用を付加した例を示す模式図であ
る〔実施の態様−(レ)〕。その外径はSMファイバ
と同程度が好ましいが、±50%程度異なってもよい。
【0044】また、MFD変換は図8(d)に示すよう
に、残留応力緩和型を用いるとよい〔実施の態様−
(ツ)〕。図8(d)は、2種類の光ファイバの融着接
続により光コネクタ内部でMFD一致させた例を示す模
式図である。従って、外付けされた光コネクタの内部の
光ファイバの結合先端部分のMFDが、局部的に拡大さ
れていることが好ましい〔実施の態様−(ネ)〕。
【0045】さらに、光コネクタの内部の光ファイバの
所定長は、光ファイバのMFDについて、残留応力がコ
ア領域に集中して、コア領域の屈折率を低下させること
により、MFDが残留応力を除去した状態より少なくと
も20%以上拡大していることが望ましい〔実施の態様
−(ナ)〕。また、光コネクタの内部の所定長の光フ
ァイバは融着接着部を有していることが望ましい〔実施
の態様−(ラ)〕。
【0046】図9は、光ファイバアレイの端面に、
(イ)無反射コート24や(ロ)斜め研磨をして斜め角
度結合をした例を示す模式図である。図9に示すよう
に、光ファイバアレイの端面に、(イ)無反射コート2
4〔実施の態様−(チ)〕や(ロ)斜め研磨をして斜
め角度結合(例えば5〜10°)25をしたタイプを示
すが、該光コネクタとしては複数のコネクタ6A、6B
を組合せてもよい。
【0047】光ファイバを固定する接着剤としては、耐
熱性の高い、例えば260℃×10秒の加熱でガス発生
量が重量比1%以下である接着剤、例えばエポキシ樹脂
接着剤が望ましい〔実施の態様−(ソ)〕。また、本
発明においては、通常の光コネクタにおいて、互いに結
合して使用される光コネクタの内部の光ファイバの結合
先端部分のMFDが、局部的に拡大されている光コネク
タが軸ずれに対する損失変化が少なく、結果として低損
失結合を達成でき、かつ着脱損失安定性の点から望まし
い〔実施の態様〕。
【0048】その光コネクタの例を図13に示す。そし
て、光コネクタの内部の光ファイバの所定長は、光ファ
イバのMFDについて、残留応力がコア領域に集中し
て、コア領域の屈折率を低下させることにより、MFD
が残留応力を除去した状態より少なくとも20%以上拡
大していることが好ましい〔実施の態様−(イ)〕。
さらに、光コネクタの内部の所定長の光ファイバは融着
接着部を有していることが光ファイバの端部に拡大MF
Dの形成上好ましい〔実施の態様−(ロ)〕。
【0049】
【実施例】本発明は下記の実施例により具体的に説明す
るが、これらの記載は本発明の範囲を制限しない。単一
モードファイバ12心を用いて、V溝加工したシリコン
基板にガラスを陽極都合して図6に示すタイプにより、
光ファイバをシリコン基板で加圧し、ハンダを超音波注
入して、全体をシールした。
【0050】光ファイバアレイの全長は約10mm、肉
厚は2.0mmである。光ファイバは全心1μm以下に
位置決めした。ガイド孔は中間まで加工されており、他
部は接合シールされている。LDモジュールに対して
は、レンズアレイを介して調心位置決めし、ハンダでケ
ースに固定した。LDモジュールには、光ファイバアレ
イを駆動するICも合わせて気密封止されている。
【0051】なお、ケースにハンダ固定し易くするため
に、光ファイバアレイの外周には、プレス加工した金属
スリーブが形成されており、その金属スリーブとケース
とをハンダで固定している。図14に示されるように、
光ファイバアレイ5とと金属スリーブ30との隙間にも
ハンダが充填されている。金属スリーブはその形状に制
限はなく、角形又は丸型でも良くモジュールに合わせて
設計すれば良い。一部に張出部(エラ)をつけてそこを
YAG溶接するようにしても良い。
【0052】なお、金属スリーブは光ファイバアレイと
熱膨張が比較的等しいアンバーかコバールが良い。この
光ファイバアレイに、多心光コネクタを結合し、この結
合部の損失を評価したところ、12心平均で約0.35
dBと実用上問題ないレベルであることが分かる。
【0053】光コネクタには、プッシュ−プル型のハウ
ジングを取り付けて簡単に操作できるようにした。MF
Dを通常の9.5μmから18μmまで拡大した光コネ
クタと光ファイバアレイについてテストしたところ、損
失は約0.20dBと向上すると共に、着脱バラツキも
±0.02dBと非常に安定した傾向を示した。
【0054】また、ハンダで光ファイバを固定している
ので、無反射コートもし易く、テストの結果、入=1.
3μmに対して容易に30dB以上の反射コートできる
ことも分かった。
【0055】
【発明の効果】 従来のピクテール型やジャンパー型のモジュールを
レセプタクル型のモジュールにすることができ、製造及
び現地組立作業が著しく容易になった。また、光ファイ
バテープが取り付ける必要がないので、それだけコンパ
クト化もでき、実装密度も向上する。 陽極接合、直接接合シールを用いることにより、部
品点数を少なくし、かつ信頼性の高い組立が可能とな
る。
【0056】 ガイド孔のシールも、陽極接合、直接
接合で中間まで溝加工することにより容易に実現でき
る。 光ファイバ押さえを独立に設けることで(図6参
照)光ファイバのV接合押さえが確実となり、1μm偏
心を容易に達成できる。 光ファイバアレイ、光コネクタのMFDを変換する
ことにより、損失の低損失化と着脱バラツキを低減せき
る。
【0057】 導波路部材とガイドピンとで光ファイ
バアレイを結合させると、調心工程が不要となる。ま
た、内部でバネ加圧させると信頼性が更に向上する。 図6に示すように、ガイド孔の奥にシールすると、
他端よりハンダ注入する時に、ガイド孔にはハンダをし
ないので、作業が楽になる。 また、本発明の光コネクタは、光ファイバが拡大MFD
部を有しているので光コネクタ同志の接続が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の並列伝送光モジュールの基本構成を示
す概略図である。(a)は受・発光素子と光ファイバア
レイと外付け光コネクタから構成される並列光伝送モジ
ュールの模式図を表す。(b)は並列光伝送モジュール
と光コネクタとの結合の代表例を示す概略図である。
(c)は光導波路と両端に光ファイバアレイを備え、両
端に外付け光コネクタと結合する並列光伝送モジュール
を示す概略図である。(d)はクリップで外付け光コネ
クタと結合させた並列光伝送モジュールを示す概略図で
ある。
【図2】ガイドピン溝を有する光ファイバアレイの基本
的構成を示す斜視図である。
【図3】上下プレートで挟み込み、ハンダでシール固定
した光ファイバアレイの例を示す横断面図である。
【図4】接着剤を用いずに、ガイド溝基板(下プレー
ト)と上プレートとをガイド孔を用いて接合した光ファ
イバアレイを示す横断面図である。
【図5】ガイド孔(溝)と気密封止との構成例を示す横
断面図である。(a)は、ガイドピンより奥側をハンダ
やYAG溶接等でシールする例を示す模式図である。
(b)は、ガイドピン孔(溝)を貫通してなく、奥側は
上下プレートが接合・シールされている例を示す模式図
である。(c)は、ガイドピン孔(溝)は貫通し、かつ
ケース外側に全て位置していて、気密封止と独立に取り
扱える例を示す模式図である。
【図6】加圧用の窓を設けた、光ファイバを独立した上
プレートで加圧固定した光ファイバアレイの構成例を示
す斜視図である。
【図7】図6の変形例を示す斜視図である。
【図8】各種MFD(モードフィールド径)変換した光
ファイバアレイの例(a)〜(d)、又はそれらの組合
せを示す模式図である。(a)は、光ファイバアレイ8
のモジュール側のMFDが拡大している例を示す模式図
である。(b)は、光ファイバアレイのMFDを大きく
し、光コネクタ側で変換させた例を示す模式図である。
(c)は、GI光ファイバ15’を一定長距離Lはなし
て同一基板にセットし、集光レンズ作用を付加した例を
示す模式図である。
【図9】光ファイバアレイの端面に、(イ)無反射コー
ト24や(ロ)斜め研磨をして斜め角度結合をした例を
示す模式図である。
【図10】従来の並列光伝送モジュールを示す模式図で
あり、(イ)はピグテール型、(ロ)はジャンバー型の
並列光伝送モジュールを示す。
【図11】光ファイバアレイと光導波路とをガイドピン
を用いて結合した例を示す横断面図である。
【図12】光ファイバアレイとモジュール内部とが押圧
材で押圧固定されている例を示す模式図であり、(イ)
はその平面図であり、(ロ)はその横断面図である。
【図13】MFD拡大の光ファイバを使用した光コネク
タを示す断面図である。
【図14】光コネクタとの結合を保持する金属スリーブ
を光ファバーアレイの外周に有する並列光伝送モジュー
ルを示す概略図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 IC 3 LD 4 レンズ系 5 光ファイバアレイ(1心) 5’光ファイバアレイ(4心) 6 (多心)光コネクタ 6A 光コネクタ 6B 光コネクタ 7 ガラス又はシリコン又はガラス膜を有するシリコン 8 (プッシュ−プル型)ハウジング 9 陽極接合、直接接合 10 拡大MFDのイメージ 11 並列光伝送モジュール(光学系) 13 クリップ 13’ 板バネクリップ 14 ガイドピン孔(溝) 14’ 貫通ガイド孔溝 14” 光コネクタ結合用ガイド孔の奥のシール 15 光ファイバ 15’ GI光ファイバ 17 ハンダ又はYAG溶接 18 ガイドピン 20 下プレート 21 上プレートa 22 上プレートb 23 加圧用窓23 23’ スリット状開口部 24 無反射コート 25 斜め角度結合 26 接着剤で調心固定、例えば屈折率整合機能を有す
る接着剤 27 (石英)光導波路 28 融着接続点 29 角スリーブの窓 30 金属角スリーブ 31 多心光コネクタ 32 モジュール本体 33 石英導波路

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光または受光を行う光デバイスアレイ
    と該デバイスアレイに光結合された光ファイバアレイを
    実装した並列伝送用モジュール又は光導波路と結合する
    光ファイバアレイを有する並列伝送用モジュールにおい
    て、光ファイバアレイは少なくとも片側に光ファイバガ
    イド溝(孔)を有するガイド基板で光ファイバガラス部
    を両端において位置決め保持しており、モジュール内側
    端は発光または受光素子、光導波路と結合し、モジュー
    ル外側端は外付けされた光コネクタと結合する構造で構
    成されていることを特徴とする、並列伝送用モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 光ファイバアレイの光ファイバは、一部
    分又は全長にわたってハンダで固定されていることを特
    徴とする、請求項1記載の並列伝送用モジュール。
  3. 【請求項3】 光ファイバは、メタルコーティングされ
    たものをハンダで固定していることを特徴とする、請求
    項2記載の並列伝送用モジュール。
  4. 【請求項4】 光ファイバは、カーボンコートされたも
    のをハンダで固定していることを特徴とする、請求項2
    記載の並列伝送用モジュール。
  5. 【請求項5】 光ファイバアレイを構成する部材の一部
    分は、上下プレートの陽極接合又は直接接合により接合
    されていることを特徴とする、請求項1記載の並列伝送
    用モジュール。
  6. 【請求項6】 光ファイバアレイのモジュール外側端
    は、外付けされた光コネクタを位置決めするガイドピン
    溝(孔)を有していることを特徴とする、請求項1記載
    の並列伝送用モジュール。
  7. 【請求項7】 光コネクタとの結合を保持するプッシュ
    −プル式のハウジングを端部に有していることを特徴と
    する、請求項6記載の並列伝送用モジュール。
  8. 【請求項8】 光コネクタとの結合を保持する金属スリ
    ーブ(プッシュ−プル式の金属ハウジング)を光ファイ
    バアレイの外周に有していることを特徴とする、請求項
    6記載の並列伝送用モジュール。
  9. 【請求項9】 光ファイバアレイの少なくとも片側に
    は、無反射コーティングが形成されていることを特徴と
    する、請求項1記載の並列伝送用モジュール。
  10. 【請求項10】 ガイドピン溝(孔)の一部が気密封止
    されていることを特徴とする、請求項6記載の並列伝送
    用モジュール。
  11. 【請求項11】 ガイドピン溝(孔)は、光ファイバア
    レイの全長にわたって、貫通加工されていないことを特
    徴とする、請求項10記載の並列伝送用モジュール。
  12. 【請求項12】 ガイドピン溝(孔)の加工延長線部に
    相当する非加工部分は、上下プレートの陽極接合又は直
    接接合により気密封止構造となっていることを特徴とす
    る、請求項11記載の並列伝送用モジュール。
  13. 【請求項13】 ガイドピン溝(孔)は貫通加工されて
    おり、この貫通部はモジュールの外側に設けられている
    ことを特徴とする、請求項6記載の並列伝送用モジュー
    ル。
  14. 【請求項14】 光ファイバアレイの光ファイバガイド
    溝(孔)とガイドピン溝(孔)は同一基板に加工されて
    いるが、上下プレートは光ファイバガイド溝(孔)とガ
    イドピン溝(孔)とで異なっていることを特徴とする、
    請求項6記載の並列伝送用モジュール。
  15. 【請求項15】 光ファイバ周囲及び上プレート部品間
    の隙間は、ハンダが充填されていることを特徴とする、
    請求項14、27、28又は29のいずれかに記載の並
    列伝送用モジュール。
  16. 【請求項16】 光ファイバアレイの、少なくともモジ
    ュール内側端のMFDが、標準シングルモード光ファイ
    バのMFDの値に対して20%以上拡大していることを
    特徴とする、請求項1記載の並列伝送用モジュール。
  17. 【請求項17】 光ファイバアレイの両端ともMFDが
    12μm以上であることを特徴とする、請求項16記載
    の並列伝送用モジュール。
  18. 【請求項18】 光ファイバアレイのモジュール内側端
    に、非接合状態で分布屈折率ファイバ(GIファイバ)
    が一定長、同一ガイド溝基板に形成されていることを特
    徴とする、請求項1記載の並列伝送用モジュール。
  19. 【請求項19】 光ファイバを固定している接着剤は、
    260℃×10秒加熱においてガス発生量が重量比1%
    以下であることを特徴とする、請求項1記載の並列伝送
    用モジュール。
  20. 【請求項20】 光ファイバアレイの光ファイバのMF
    Dは、残留応力がコア領域に集中してコア領域の屈折率
    を低下させることにより、MFDが残留応力を除去した
    状態より少なくとも20%以上拡大していることを特徴
    とする、請求項1記載の並列伝送用モジュール。
  21. 【請求項21】 外付けされた光コネクタの内部の光フ
    ァイバの結合先端部分のMFDが、局部的に拡大されて
    いることを特徴とする、請求項1記載の並列伝送用モジ
    ュール。
  22. 【請求項22】 光コネクタの内部の光ファイバの所定
    長は、光ファイバのMFDについて、残留応力がコア領
    域に集中して、コア領域の屈折率を低下させることによ
    り、MFDが残留応力を除去した状態より少なくとも2
    0%以上拡大していることを特徴とする、請求項1記載
    の並列伝送用モジュール。
  23. 【請求項23】 光コネクタの内部の所定長の光ファイ
    バは融着接着部を有していることを特徴とする、請求項
    22記載の並列伝送用モジュール。
  24. 【請求項24】 ガイド基板はシリコンであることを特
    徴とする、請求項1記載の並列伝送用モジュール。
  25. 【請求項25】 上プレートは、ガラス、シリコン又は
    ガラス薄膜層を形成しているシリコンであることを特徴
    とする、請求項5記載の並列伝送用モジュール。
  26. 【請求項26】 シリコンのガイドピン溝(孔)の表面
    は酸化膜を有していることを特徴とする、請求項6又は
    24記載の並列伝送用モジュール。
  27. 【請求項27】 ガイドピン溝(孔)を形成する上プレ
    ートaはガイド溝基板である下プレートと接合されてお
    り、上プレートbは光ファイバを加圧する形で光ファイ
    バ上面より光ファイバに固定されていることを特徴とす
    る、請求項14記載の並列伝送用モジュール。
  28. 【請求項28】 上プレートbのヤング率Eは、上プレ
    ートa及び下プレートのヤング率と比較して同等以下の
    値であることを特徴とする、請求項27記載の並列伝送
    用モジュール。
  29. 【請求項29】 上プレートaには、上プレートbを光
    ファイバ上面側に加圧するための窓部が設けられている
    ことを特徴とする、請求項26記載の並列伝送用モジュ
    ール。
  30. 【請求項30】 光ファイバアレイとモジュールとはガ
    イドピンで位置決め結合されていることを特徴とする、
    請求項1記載の並列伝送用モジュール。
  31. 【請求項31】 ガイドピンは初期調心用であり、ガイ
    ドピン溝(孔)とのクリアレンス範囲において、調心位
    置決めが固定されていることを特徴とする、請求項30
    記載の並列伝送用モジュール。
  32. 【請求項32】 光ファイバアレイとモジュールとが、
    押圧力を受けた状態で固定されていることを特徴とす
    る、請求項29記載の並列伝送用モジュール。
  33. 【請求項33】 通常の光コネクタにおいて、互いに結
    合して使用される光コネクタの内部の光ファイバの結合
    先端部分のMFDが、局部的に拡大されていることを特
    徴とする、光コネクタ。
  34. 【請求項34】 光コネクタの内部の光ファイバの所定
    長は、光ファイバのMFDについて、残留応力がコア領
    域に集中して、コア領域の屈折率を低下させることによ
    り、MFDが残留応力を除去した状態より少なくとも2
    0%以上拡大していることを特徴とする、請求項33記
    載の光コネクタ。
  35. 【請求項35】 光コネクタの内部の所定長の光ファイ
    バは融着接着部を有していることを特徴とする、請求項
    33記載の光コネクタ。
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