JP2021182391A - 受信機、自動火災報知システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】受信機のユーザーインターフェース部から出力される出力情報の出力態様を利用者に応じて自動的に変更することができる受信機を提供する。【解決手段】受信機1は、防災又は防犯に関する信号を受信する受信機である。受信機1は、ユーザーインターフェース部15と、第1変更部174と、を備える。ユーザーインターフェース部15は、受信した前記信号に基づいて、防災又は防犯に関する情報を出力可能である。第1変更部174は、前記利用者情報に基づいて、ユーザーインターフェース部15から出力される出力情報の出力態様を変更する。【選択図】図6
Description
本開示は、一般に受信機、自動火災報知システム、制御方法、及びプログラムに関し、より詳細には、自動火災報知システムの受信機、この受信機を備える自動火災報知システム、この受信機の制御方法、及びプログラムに関する。
特許文献1に記載の防災システムは、火災を感知すると火災報を発報する感知器と、感知器からの発報を受信する受信機と、を備えている。受信機は、感知器の発報を受信すると、受信機に備えられている表示部(ユーザーインターフェース部)によって、火災の発生を知らせる報知を行う。その際、受信機は、火災場所及びメッセージなどを表示部に表示する。
ところで、上記の受信機は、日本では日本人が利用することを想定しているため、表示部は、日本語(出力態様)で表示される。しかしながら、近年、日本で働く外国人が増加したこともあり、受信機を利用する人が日本人以外の外国人である場合がある。この場合、外国人などの利用者が、受信機の表示部に表示された内容が理解できない可能性があり、使い勝手が悪かった。
本開示は上記事由に鑑みたものであり、その目的は、受信機のユーザーインターフェース部から出力される出力情報の出力態様を変更することができる受信機、自動火災報知システム、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
本開示の一態様に係る受信機は、防災又は防犯に関する信号を受信する受信機である。前記受信機は、ユーザーインターフェース部と、第1変更部と、を備える。前記ユーザーインターフェース部は、受信した前記信号に基づいて、前記防災又は防犯に関する情報を出力可能である。前記第1変更部は、前記ユーザーインターフェース部から出力される出力情報の出力態様を変更する。
本開示の一態様に係る自動火災報知システムは、前記受信機と、感知器と、を備える。前記検知器は、火災又は犯罪を検知した場合に前記信号を発信する。
本開示の一態様に係る制御方法は、防災又は防犯に関する信号を受信し、受信した前記信号に基づいて防災又は防犯に関する情報を出力可能なユーザーインターフェース部を備えた受信機の制御方法である。前記制御方法は、前記ユーザーインターフェース部から出力される出力情報の出力態様を変更すること、を含む。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、前記制御方法を実行させる。
本開示によれば、受信機のユーザーインターフェース部から出力される出力情報の出力態様を変更することができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程の順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(1)実施形態1
(1.1)概要
以下、本開示の受信機の実施形態である親機1、及びそれを備える自動火災報知システム100について、図面を参照しながら説明する。
(1.1)概要
以下、本開示の受信機の実施形態である親機1、及びそれを備える自動火災報知システム100について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の親機1(受信機)は、図1に示すように、子機2(感知器)と共に一対の電線31,32に電気的に接続され、一対の電線31,32を流れる電流を変化させることで子機2との間で互いに通信可能である。図2に示すように、親機1には、一対の電線31,32を1つの通信線L1として、複数の通信線L1が接続されている。また、複数の通信線L1の各々には、複数の子機2が接続されている。
図1に示すように、親機1は、受信部14と、表示部15と、取得部171と、第1変更部172とを備えている。
受信部14は、通信線L1を介して子機2から送信される信号を受信する。特に、受信部14は、子機2から、火災の発生を通知する通知信号である火災報を受信する。
表示部15は、受信部14で受信した火災報に基づいて、火災(防災)に関する情報を示す火災情報(表示情報、出力情報)を表示(出力)する。火災情報は、文字と数字と記号とのうちの少なくとも一つにより表現され、例えば文字、数字、記号、又はその組み合わせによって表示部15に表示される。火災情報の内容は、例えば、火災報を通知した子機2に接続されている通信線L1を示す情報、又は火災報を通知した子機2が設置されている場所の情報を含む。通信線L1を示す情報は、例えば、各通信線L1に予め割り当てられている回線番号、又は各通信線L1が配線されている場所の情報等である。子機2が設置されている場所の情報は、例えば、各子機2に対して予め対応付けて登録された場所の名前(子機2が設置されている場所の名称、例えば集合住宅であれば部屋番号等)等である。
なお、表示部15は、受信部14で受信した通知信号に基づいて、火災(防災)に関する火災情報を出力可能なユーザーインターフェース部の一例である。
取得部171は、親機1を利用している利用者(より詳細には例えば利用者の顔)に関する利用者情報を取得する。本実施形態では、取得部171は、親機1を利用している利用者の顔を含む撮像画像を撮像する撮像部である。すなわち、本実施形態では、利用者情報は、利用者を撮像した撮像画像から得られる情報を含む。
第1変更部172は、取得部171が取得した利用者情報に基づいて、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更する。表示態様とは、本実施形態では、例えば、表示情報で使用される言語の種類(日本語、英語、中国語など)である。
このように、本実施形態の親機1は取得部171及び第1変更部172を備えるため、表示部15に表示(出力)される表示情報(出力情報)の表示態様(出力態様)を利用者に応じて自動的に変更することができる。これにより、例えば、表示部15に表示される表示情報で使用される言語を利用者に対応する言語に自動的に変更することができる。
(1.2)全体構成
以下では、図2に示すように、本実施形態の自動火災報知システム100が集合住宅A1(例えば、マンション)に用いられる場合を例示する。もちろん、本実施形態の自動火災報知システム100は、集合住宅A1に限らず、例えば戸建住宅、商業施設、病院、ホテル、雑居ビル等、様々な建物に用いられてもよい。
以下では、図2に示すように、本実施形態の自動火災報知システム100が集合住宅A1(例えば、マンション)に用いられる場合を例示する。もちろん、本実施形態の自動火災報知システム100は、集合住宅A1に限らず、例えば戸建住宅、商業施設、病院、ホテル、雑居ビル等、様々な建物に用いられてもよい。
本実施形態の自動火災報知システム100は、図2に示すように、1棟の集合住宅A1に対して、1台の親機1と、複数台(ここでは、16台)の子機B1〜B16と、が設けられている。また、この自動火災報知システム100では、複数(ここでは4つ)の通信線L1(L11〜L14)が親機1に接続されている。各通信線L1には、2以上(ここでは4台)の子機2が接続されている。詳しくは、通信線L11には子機B1〜B4が接続され、通信線L12には子機B5〜B8が接続され、通信線L13には子機B9〜B12が接続され、通信線L14には子機B13〜B16が接続されている。また、各通信線L1の終端(親機1と反対側の端部)においては、一対の電線31,32間が終端抵抗C1を介して電気的に接続されている。そのため、親機1は、一対の電線31,32間に流れる電流を監視することで、一対の電線31,32の断線を検知することが可能である。以下の説明では、子機B1〜B16の各々を区別しないで説明する場合には、「子機2」として説明する。
ここにおいて、複数の子機2の各々は、第1の子機21と第2の子機22とのうちの何れか一方である。
第1の子機21は、火災の発生を検知したときに、一対の電線31,32間を短絡させることで、火災の発生を通知する信号(以下、「火災報」という)を親機1に送信する。すなわち、ここでの第1の子機21は、いわゆるP型(Proprietary-type)の自動火災報知システムに使用されている接点型火災感知器である。第1の子機21から火災報が送信された場合、親機1は、どの子機2(第1の子機21)から火災報が送信されているかを知ることはできない。したがって、この場合、親機1は、通信線L1単位で発報元を特定する。
第2の子機22は、火災の発生を検知したときに、一対の電線31,32を伝送される伝送信号を用いて、通信により火災報を親機1に送信する。また第2の子機22は、発報後(火災報の送信後)に、火災報の発報元のアドレス(識別子)を要求するアドレス要求を含む伝送信号を親機1から受け取ると、伝送信号を用いて、予め割り当てられたアドレスを親機1に送信する。すなわち、第2の子機22から火災報が送信された場合、親機1は、発報元の第2の子機22と通信することで、子機2(第2の子機22)単位で発報元の特定が可能となる。
自動火災報知システム100は、基本的には、感知器(熱感知器、煙感知器又は炎感知器など)である子機2にて火災の発生を検知し、子機2から受信機である親機1へ火災発生の通知(火災報)が為されるように構成されている。ただし、子機2は、火災の発生を検知する感知器に限らず、発信機などを含んでいてもよい。発信機は、押しボタンスイッチ(図示せず)を有し、人が火災を発見した場合に押しボタンスイッチを手動で操作する(押す)ことにより、親機1へ火災発生の通知を行う装置である。
なお、自動火災報知システム100は、防排煙設備(図示せず)や非常用放送設備(図示せず)等の他設備との連動機能を有していてもよい。この場合、自動火災報知システム100は、火災の発生時に、防排煙設備の防火扉を制御したり、非常用放送設備にて音響または音声により火災の発生を報知したりすることが可能である。
ところで、一般的な自動火災報知システムには、P型(Proprietary-type)とR型(Record-type)との2種類のシステムが存在する。P型の自動火災報知システムは、子機が一対の電線間を電気的に短絡することで親機に火災発生を通知する。R型の自動火災報知システムは、伝送線を伝送される伝送信号を用いて、子機が通信により親機に火災発生を通知する。
本実施形態の自動火災報知システム100は、P型を基本としている。本実施形態の自動火災報知システム100では、P型の自動火災報知システムが設置されていた集合住宅A1において、既存の配線(通信線L1)をそのまま使用し、親機1及び複数台の子機2(第1の子機21、第2の子機22)を入れ替えた場合を想定する。ここで、一部の子機2は既存の子機をそのまま使用してもよい。もちろん、本実施形態の自動火災報知システム100は、新規に導入される自動火災報知システムとしても採用可能である。
以下、親機1及び子機2の構成について詳細に説明する。なお、以下では、複数台の子機2のうち1台の第1の子機21と、1台の第2の子機22とについて説明し、残りの子機2については説明を省略する。また、以下では複数の通信線L1のうちの1つの通信線L1に焦点を当てて説明する。
(1.3)子機の構成
まず、子機2(第1の子機21および第2の子機22)の構成について、図1を参照して説明する。図1では、一つの通信線L1に接続された感知器からなる第1の子機21および第2の子機22を1台ずつ図示し、その他の子機2については図示を省略している。各子機2は、集合住宅A1の部屋、階段、廊下等に設置される。
まず、子機2(第1の子機21および第2の子機22)の構成について、図1を参照して説明する。図1では、一つの通信線L1に接続された感知器からなる第1の子機21および第2の子機22を1台ずつ図示し、その他の子機2については図示を省略している。各子機2は、集合住宅A1の部屋、階段、廊下等に設置される。
図1に示すように、第1の子機21は、(第1の)ダイオードブリッジ211と、(第1の)電源部212と、(第1の)センサ213と、サイリスタ214と、駆動部215と、を備えている。
ダイオードブリッジ211は、入力端に一対の電線31,32が電気的に接続され、出力端に電源部212及びサイリスタ214が電気的に接続されている。電源部212は、一対の電線31,32から電力を供給されることで、第1の子機21の動作用の電力を生成する。センサ213は、例えば煙の濃度の変化、温度の変化、一酸化炭素等のガス濃度の変化を検知することで、火災の発生を検知する。駆動部215は、センサ213の出力に応じてサイリスタ214をオンすることで、一対の電線31,32間を短絡させる。
この構成により、第1の子機21は、火災の発生を検知すると、サイリスタ214をオンして一対の電線31,32間を電気的に短絡させた短絡状態とすることにより、親機1に対して火災報を通知する。
図1に示すように、第2の子機22は、(第2の)ダイオードブリッジ221と、(第2の)電源部222と、(第2の)センサ223と、送信部224と、受信部225と、制御部226と、記憶部227と、を備えている。
ダイオードブリッジ221は、入力端に一対の電線31,32が電気的に接続され、出力端に電源部222と、送信部224と、受信部225とが電気的に接続されている。電源部222は、一対の電線31,32から電力を供給されることで、第2の子機22の動作用の電力を生成する。センサ223は、例えば煙の濃度の変化、温度の変化、一酸化炭素等のガス濃度の変化を検知することで、火災の発生を検知する。制御部226は、送信部224および受信部225を制御して、センサ223の出力に応じて、送信部224から親機1に火災報及び伝送信号を送信したり、親機1からの伝送信号を受信部225で受信したりする。
送信部224は、一対の電線31,32に流れる電流を変化させることで、親機1に信号を送信する。つまり、送信部224は、一対の電線31,32から電流を引き込んで変化させることで、電流信号を親機1に送信する。
受信部225は、親機1からの伝送信号を、一対の電線31,32上の電圧信号(電圧変化)として受信する。つまり、親機1が一対の電線31,32から引き込む電流の電流値は、抵抗12での電圧降下の大きさに相当する。したがって、受信部225は、親機1で引き込む電流の電流値で表される信号を、電圧信号として受信する。
記憶部227は、第2の子機22に予め割り当てられているアドレス(識別子)を記憶する。複数台の第2の子機22には、それぞれ固有のアドレスが割り当てられている。各アドレスは、複数台の第2の子機22の各々の設置場所(たとえば部屋番号)と対応付けられて、親機1の記憶部20に記憶される。
(1.4)親機の構成
本実施形態における親機1は、子機2から火災発生の通知(火災報)を受けるP型受信機としての機能を有している。親機1は、例えば建物(集合住宅A1)の管理室に設置される。
本実施形態における親機1は、子機2から火災発生の通知(火災報)を受けるP型受信機としての機能を有している。親機1は、例えば建物(集合住宅A1)の管理室に設置される。
親機1は、図1に示すように、受信部14、表示部15(ユーザーインターフェース部)及び取得部171に加えて、印加部11と、抵抗12と、送信部13と、操作部16と、制御部17と、記憶部20と、予備電源18と、通信インターフェイス(図1では「通信I/F」)19とを備えている。
印加部11は、制御部17に制御されることにより、所定の電圧を一対の電線31,32に対して印加する。ここでは一例として、印加部11が一対の電線31,32間に印加する電圧は直流24Vとするが、この値に限定する趣旨ではない。
抵抗12は、印加部11と一対の電線31,32の少なくとも一方との間に接続されている。図1の例では、抵抗12は、一対の電線31,32のうち一方(高電位側)の電線31と印加部11との間に挿入されている。ただし、この例に限らず、抵抗12は、他方(低電位側)の電線32と印加部11との間に挿入されていてもよいし、一対の電線31,32の両方と印加部11との間にそれぞれ挿入されていてもよい。
抵抗12は、抵抗12を流れる電流を電圧降下により抵抗12の両端間の電位差(電圧)に変換する第1の機能と、一対の電線31,32間が短絡したときに一対の電線31,32に流れる電流を制限する第2の機能と、の2つの機能を有している。要するに、抵抗12は、電流−電圧変換素子としての第1の機能と、電流制限素子としての第2の機能とを兼ね備えている。ここでは一例として、抵抗12の抵抗値は470Ωとするが、この値に限定する趣旨ではない。
送信部13は、抵抗12と一対の電線31,32との間に電気的に接続されている。送信部13は、一対の電線31,32から流れ込む電流を変化させることで、伝送信号を第2の子機22に送信する。つまり、送信部13は、印加部11から抵抗12に流れる電流の引き込みにより、一対の電線31,32を流れる電流を変化させることで、伝送信号を第2の子機22に送信する。
受信部14は、抵抗12と一対の電線31,32との間に電気的に接続されている。受信部14は、一対の電線31,32間が第1の子機21により短絡されている状態と、短絡されていない状態とを識別する。受信部14は、これにより、第1の子機21が一対の電線31,32間を短絡することによって送信する火災報を受信する。
また、受信部14は、一対の電線31,32から電流を引き込むことで第2の子機22から送信される信号を、一対の電線31,32間の電圧変化として受信する。つまり、第2の子機22が一対の電線31,32から引き込む電流の電流値は、抵抗12での電圧降下の大きさに相当する。したがって、受信部14は、第2の子機22が一対の電線31,32から引き込む電流を変化させたときに一対の電線31,32上に生じる電圧変化(電圧信号)を、伝送信号として受信する。また、受信部14は、第2の子機22がアドレス要求に対する応答として送信したアドレスを、受信する。これにより、親機1は、どの第2の子機22が火災報を通知したのかを知ることができる。
表示部15は、例えば、親機1の筐体の正面に設けられている。表示部15は、各種の表示を行う。図3に示すように、表示部15は、複数の表示灯151、及び液晶表示部152を備えている。
複数の表示灯151の各々は、例えばLED(Light Emitting Diode)を備えている。複数の表示灯151の各々は、制御部17により、点灯・消灯・点滅等が制御される。複数の表示灯151のうちのいくつか(図3の例では、左端の20個の表示灯151)は、複数の通信線L1にそれぞれ対応付けられている。通信線L1に対応付けられたこれらの表示灯151の各々は、例えば赤色LEDを備えており、点灯することで、対応する通信線L1を通して火災報が通知されていることを示し、点滅することで、対応する通信線L1で断線が発生していることを示す。また、複数の表示灯151のうちの別のいくつかは、親機1の状態をそれぞれ示している。これらの表示灯151は、例えば、赤色LEDを備える発信機灯、緑色LEDを備える交流電源灯、赤色LEDを備えるトラブル灯等を含む。発信機灯は、点滅することにより、何れかの通信線L1に接続されている発信機の押し釦が押されたことを示す。交流電源灯は、点灯することにより、親機1に電源が投入されていることを示す。トラブル灯は、点滅することにより、親機1又は何れかの通信線L1に異常が起きていることを示す。
液晶表示部152は、制御部17に制御されることで、種々の情報を表示する。液晶表示部152は、文字と数字と記号とのうちの少なくとも一つによって、情報を表示する。液晶表示部152は、特に、子機2から受信した火災報の内容を示す情報を表示する。液晶表示部152には、例えば、火災が発生したこと、火災が発生した階、又は火災が発生した場所等を示す情報が、火災情報(表示情報、出力情報)として表示される。また、液晶表示部152には、自動火災報知システム100の各種の設定を行なう際の情報(確認のメッセージ等も含む)等も、表示される。
操作部16は、自動火災報知システム100の各種の設定等を行う際の入力操作を受け付ける。操作部16は、複数の押し釦161を備えている。複数の押し釦161は、液晶表示部152に表示されている表示内容を切り替えるための選択スイッチ釦、液晶表示部152に表示されている表示内容を実行するための実行スイッチ釦を含む。また、複数の押し釦161は、液晶表示部152に文字、数字、記号等を表示させるための入力スイッチ釦等を、更に含む。
通信インターフェイス19は、ここでは、メモリカード等の記録媒体が装着可能なカードスロットである。通信インターフェイス19は、例えば操作部16への入力操作に応じて、装着されたカードスロットに記憶された情報を制御部17に送信する。なお、通信インターフェイス19は、外部の装置からの通信線が接続されるコネクタ等であってもよい。
予備電源18は、蓄電池を備えている。ここで、親機1は、商用電源、自家発電設備等を主電源としている。印加部11は、電力の供給元を、主電源の停電時に主電源から予備電源18に自動的に切り替え、主電源の復旧時には予備電源18から主電源に自動的に切り替える。このように、予備電源18を備えていることで、停電に際しても自動火災報知システム100の動作用の電源を確保可能である。
取得部171は、親機1を利用している利用者に関する利用者情報を取得する。取得部171が取得した利用者情報は、制御部17の後述の第1変更部172に出力される。本実施形態では、取得部171は、親機1を利用している利用者の顔を含む画像を撮像する撮像部である。撮像部は、例えばCCDイメージセンサなどによって構成されている。撮像部は、本実施形態では動画を撮像するが、静止画を撮像してもよい。撮像部が撮像した動画のうちの1フレーム分の撮像画像が利用者情報として用いられる。撮像部は、親機1の液晶表示部152に表示されている表示情報を見ようとして親機1の周囲の所定位置に居る人を撮像するように、親機1に設けられている。撮像部は、親機1の筐体の正面において、液晶表示部152の周囲の所定箇所に設けられている(図3参照)。
制御部17は、送信部13及び受信部14を制御して、送信部13から信号を送信させたり、子機2からの信号を受信部14で受信させたりする。また、制御部17は、表示部15の表示灯151の点灯・消灯等を制御したり、液晶表示部152に表示される表示内容を制御したりする。制御部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有するコンピュータを主構成としており、メモリに格納されているプログラムをCPUで実行することにより、種々の機能を実現する。プログラムは、予めコンピュータのメモリに記録されていてもよいし、メモリカードのような記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよい。
制御部17は、何れかの通信線L1を介して受信部14が火災報を受信すると、この火災報に基づいて、表示灯151を点灯させ、また、火災に関する情報を示す火災情報を液晶表示部152に表示させる。一例において、火災情報の内容は、火災報を通知した子機2に接続されている通信線L1を示す情報を含む。制御部17は、例えば、第1の子機21から火災報を受け取った場合、火災報を受け取った通信線L1を示す情報を液晶表示部152に表示させる。別例において、火災情報の内容は、火災報を通知した子機2が設置されている場所の情報を含む。制御部17は、例えば、第2の子機22から火災報を受け取った場合、この第2の子機22から送信されるアドレスに基づき、火災報を受け取った第2の子機22を示す情報を液晶表示部152に表示させる。これらの火災情報の内容(液晶表示部152に表示される内容)は、記憶部20に記憶されている。制御部17は、どの通信線L1及び/又は子機2から火災報が送信されたのかに基づいて、記憶部20から情報を読み出し、読み出した情報を液晶表示部152に表示させる。
例えば、通信線L11が集合住宅A1の1階に配線されている場合において、受信部14が通信線L11を介して火災報を受信した場合、制御部17は、1階で火災が発生したことを示す情報を液晶表示部152に表示させる。この場合、例えば、「1F カサイ ハッセイ」のようなメッセージが、液晶表示部152に表示される。
例えば、子機B1が第2の子機22であって、集合住宅A1の1021号室に設置されている場合において、受信部14が子機B1から火災報を受信した場合、制御部17は、1021号室で火災が発生したことを示す情報を液晶表示部152に表示させる。この場合、例えば、「1021号 カサイ ハッセイ」のようなメッセージが、液晶表示部152に表示される。
本実施形態の制御部17は、液晶表示部152で表示される表示情報(例えば火災情報)の表示態様(例えば言語)を変更する第1変更部172を備えている。
第1変更部172は、液晶表示部152に表示される表示情報の表示態様を、取得部171が取得した利用者情報(本実施形態では利用者の顔を含む撮像画像)に基づいて、変更する。
より詳細には、第1変更部172は、まず、顔認識技術を用いて、取得部171が撮像した撮像画像に人の顔が映っているか否かを判定する。第1変更部172は、撮像画像に人の顔が映っていると判定した場合は、その撮像画像(1フレーム分の画像)を利用者情報と見なす。そして、第1変更部172は、取得部171から取得した利用者情報に基づいて、親機1を利用している利用者を特定する。より詳細には、本実施形態では、利用者情報は、利用者の顔を含む撮像画像から得られる情報を含む。記憶部20には、予め、利用者ごとに、利用者の顔を撮像した撮像画像が照合用画像として保存(登録)されている。すなわち、親機1を利用する利用者は、予め、利用者の顔を撮像した照合用画像を記憶部20に登録している。上記の照合用画像は、利用者の識別情報(例えば氏名)と対応付けて保存されている。第1変更部172は、取得部171が取得した撮像画像(すなわち利用者の顔を含む撮像画像)と、記憶部20に予め登録されている複数の照合用画像とを照合する。より詳細には、第1変更部172は、例えば、利用者情報及び参照用画像からそれぞれ顔の特徴点を抽出し、特徴点の一致度から顔(人物)を認証する。そして、第1変更部172は、複数の照合用画像の中から、取得部171が取得した撮像画像に含まれる顔と同じ顔の照合用画像を特定する。これにより、第1変更部172は、取得部171が取得した利用者情報に基づいて、親機1を利用している利用者を特定する。
第1変更部172は、液晶表示部152に表示される表示情報の表示態様を、複数の候補態様(例えば日本語、英語、中国語など)の中から、上記の特定した利用者に対応する候補態様に変更する。本実施形態では、表示態様とは、液晶表示部152に表示される表示情報で使用されている言語の種類(日本語、英語、中国語など)である。すなわち、本実施形態では、液晶表示部152に表示される表示情報は、複数の候補態様(日本語、英語、中国語など)で記憶部20に保存されている。親機1に登録されている利用者(例えばA氏、B氏、C氏,D氏)は、複数の候補態様(日本語、英語、中国語など)のうちの何れか1つの候補態様に対応付されている。例えばA氏及びD氏は日本語の表示態様に対応付けられ、B氏は英語の表示態様に対応付けられ、C氏は中国語の表示態様に対応付けられている。第1変更部172は、液晶表示部152に表示される表示情報の表示態様を、上記の複数の候補態様の中から、上記の特定された利用者に対応する候補態様に変更する。これにより、例えば、親機1を利用している利用者がA氏である場合は、液晶表示部152に表示される表示情報は、A氏に対応する日本語の表示態様で表示される。また、親機1を利用している利用者がB氏である場合は、液晶表示部152に表示される表示情報は、B氏に対応する英語の表示態様で表示される。
なお、第1変更部172は、利用者情報を取得しない場合、又は、利用者情報を取得したが利用者が特定できない場合は、日本語(すなわちデフォルト設定されている言語)の表示態様で表示情報を液晶表示部152に表示する。
このように、第1変更部172は、利用者情報に基づいて、液晶表示部152に表示される表示情報の表示態様を変更することで、液晶表示部152に表示される表示情報の表示態様を、利用者に応じて自動的に、利用者に対応する表示態様に変更する。
また、第1変更部172は、操作部16の入力操作に基づいて、液晶表示部152に表示される表示情報の表示態様を変更する。より詳細には、第1変更部172は、操作部16の入力操作によって表示態様が指定された場合は、液晶表示部152に表示される表示情報の表示態様を、操作部16の入力操作によって指定された表示態様に変更する。
なお、第1変更部172は、液晶表示部152に表示される表示情報の表示態様の変更について、自動変更と手動変更とが重なる場合は、手動変更を優先的に実行する。これにより、液晶表示部152に表示される表示情報が自動的に例えば英語の表示態様に変更されても、操作部16への入力操作によって手動で英語以外の表示態様に変更可能である。なお、自動変更とは、第1変更部172が、利用者情報に基づいて、液晶表示部152に表示される表示情報の表示態様を自動的に変更することである。手動変更とは、第1変更部172が、操作部16の入力操作に基づいて、液晶表示部152に表示される表示情報を変更することである。
(1.5)親機1の動作
次に、親機1の動作について図4を参照して説明する。以下の説明では、親機1の液晶表示部152に、表示情報の例として火災情報を表示する場合を例示する。
次に、親機1の動作について図4を参照して説明する。以下の説明では、親機1の液晶表示部152に、表示情報の例として火災情報を表示する場合を例示する。
火災が発生すると、親機1の受信部14は、その火災の発生を検知した感知器2から火災報を受信する(S1)。親機1の制御部17は、受信部14が火災報を受信すると、ディフォルト設定されている表示態様(例えば日本語)で、液晶表示部152に火災情報を表示する(S2)。そして、親機1の第1変更部172は、取得部171が利用者情報を取得している否かを判定する(S3)。この判定の結果、第1変更部172が、取得部171が利用者情報を取得していないと判定した場合は、処理がステップ2に戻る。そして、ステップS2から処理が続行される。他方、ステップS3の判定の結果、第1変更部172は、取得部171が利用者情報を取得していると判定した場合は、取得部171が取得した利用者情報に基づいて、親機1を利用している利用者(すなわち液晶表示部152を見ている利用者)の特定を行う(S4)。この特定の結果、第1変更部172が利用者情報に基づいて利用者を特定することができない場合は、処理がステップS2に戻る。そして、ステップS2から処理が続行される。
他方、ステップS4の処理の結果、制御部17は、利用者情報に基づいて親機1を利用している利用者を特定した場合は、複数の候補態様(例えば日本語、英語、中国語などの複数の言語)の中から、特定した利用者に対応する候補態様(例えば英語)を選択する。そして、制御部17は、液晶表示部152に表示されている火災情報を、上記の選択した候補態様に変更する(S5)。これにより、液晶表示部152に表示されている火災情報で用いられている言語(日本語)が、その火災情報を見ている利用者に対応する言語(例えば英語)に変更される。
そして、第1変更部172は、操作部16の入力操作によって表示態様が指定されたか否かを判定する(S6)。この判定の結果、第1変更部172は、操作部16への入力操作によって表示態様が指定されていないと判定した場合は、処理がステップS3に戻り、ステップS3から処理が続行される。他方、ステップS6の判定の結果、第1変更部172は、操作部16への入力操作によって表示態様が指定されたと判定した場合は、液晶表示部152に表示されている火災情報の表示態様(例えば英語)を、操作部16の入力操作によって指定された表示態様(例えば中国語)に変更する(S7)。これにより、操作部16の入力操作によって、ステップS5で自動的に変更された表示態様(例えば英語)と異なる表示態様(例えば中国語)に変更することができる。そして、処理がステップS3に戻り、ステップS3から処理が続行される。
(1.6)主要な効果
本実施形態に係る親機1(受信機)は、火災(防災)に関する信号を受信する受信機である。親機1は、表示部15(ユーザーインターフェース部)と、取得部171と、第1変更部172と、を備える。表示部15は、受信した前記信号に基づいて、火災情報(防災に関する情報)を表示(出力)可能である。取得部171は、親機1を利用している利用者に関する利用者情報を取得する。第1変更部172は、取得部171が取得した利用者情報に基づいて、表示部15に表示される表示情報(出力情報)の表示態様(出力態様)を変更する。これにより、表示部15に表示される表示情報の表示態様を利用者に応じて自動的に変更することができる。
本実施形態に係る親機1(受信機)は、火災(防災)に関する信号を受信する受信機である。親機1は、表示部15(ユーザーインターフェース部)と、取得部171と、第1変更部172と、を備える。表示部15は、受信した前記信号に基づいて、火災情報(防災に関する情報)を表示(出力)可能である。取得部171は、親機1を利用している利用者に関する利用者情報を取得する。第1変更部172は、取得部171が取得した利用者情報に基づいて、表示部15に表示される表示情報(出力情報)の表示態様(出力態様)を変更する。これにより、表示部15に表示される表示情報の表示態様を利用者に応じて自動的に変更することができる。
(1.7)変形例
(変形例1)
実施形態1では、取得部171は、利用者の顔を含む画像を撮像する撮像部であるが、利用者の生体情報(指紋、声紋、静脈、虹彩など)を取得する装置であってもよい。例えば、取得部171は、利用者の指紋を取得する場合は、利用者の指紋を読み取る指紋読取器である。また、取得部171は、利用者の声紋を取得する場合は、利用者の音声を集音する集音器である。また、取得部171は、利用者の静脈(例えば指の静脈)を取得する場合は、利用者の静脈を読み取る静脈読取器である。取得部171は、利用者の虹彩(例えば瞳の虹彩)を取得する場合は、利用者の虹彩を読み取る虹彩読取器である。
(変形例1)
実施形態1では、取得部171は、利用者の顔を含む画像を撮像する撮像部であるが、利用者の生体情報(指紋、声紋、静脈、虹彩など)を取得する装置であってもよい。例えば、取得部171は、利用者の指紋を取得する場合は、利用者の指紋を読み取る指紋読取器である。また、取得部171は、利用者の声紋を取得する場合は、利用者の音声を集音する集音器である。また、取得部171は、利用者の静脈(例えば指の静脈)を取得する場合は、利用者の静脈を読み取る静脈読取器である。取得部171は、利用者の虹彩(例えば瞳の虹彩)を取得する場合は、利用者の虹彩を読み取る虹彩読取器である。
(変形例2)
実施形態1では、表示態様は、言語の種類であるが、表示態様(出力態様)は、表示情報(出力情報)の制限に関する態様であってもよい。すなわち、第1変更部172は、利用者情報に基づいて、液晶表示部152(ユーザーインターフェース部)から出力される表示情報(出力情報)を、利用者に応じて制限してもよい。より詳細には、表示情報(出力情報)は、複数の情報(要素情報)で構成されており、各要素情報には、重要度が付されている。親機1に登録されている各利用者には、重要度が対応付けられている。第1変更部172は、利用者情報に基づいて、表示情報(出力情報)のうち、利用者に設定された重要度に応じた要素情報を液晶表示部152に表示(出力)する。
実施形態1では、表示態様は、言語の種類であるが、表示態様(出力態様)は、表示情報(出力情報)の制限に関する態様であってもよい。すなわち、第1変更部172は、利用者情報に基づいて、液晶表示部152(ユーザーインターフェース部)から出力される表示情報(出力情報)を、利用者に応じて制限してもよい。より詳細には、表示情報(出力情報)は、複数の情報(要素情報)で構成されており、各要素情報には、重要度が付されている。親機1に登録されている各利用者には、重要度が対応付けられている。第1変更部172は、利用者情報に基づいて、表示情報(出力情報)のうち、利用者に設定された重要度に応じた要素情報を液晶表示部152に表示(出力)する。
例えば、液晶表示部152がタッチパネルで構成され、表示情報としてタッチパネルの操作画面を液晶表示部152に表示する場合は、操作画面の内容を利用者に対応する重要度に応じて異ならせてもよい。これにより、利用者に応じて、タッチパネルでアクセス可能な情報を制限することができる。
なお、本変形例では、出力情報が表示情報である場合を例示するが、出力情報は、表示情報に限定されず、表示情報以外の情報(例えば音声情報)であってもよい。
(変形例3)
実施形態1において、利用者情報は、利用者の入室及び退室を管理する入退管理システムが有する利用者の識別情報を含んでもよい。図5に示すように、上記の入退管理システムでは、入退管理システムに登録されている利用者Q1は、利用者Q1の識別情報を記録したIDタグ95(情報端末)を携帯する。入退管理システムの管理対象となる1つ以上の場所P1(部屋又は通路など)には、読取装置90が設置されている。読取装置90は、読取装置90が設置された場所P1を通る利用者Q1が携帯するIDタグ95から利用者Q1の識別情報を読み取るための装置である。図5の例では、場所P1の一例として部屋が図示され、その部屋の出入口の付近に読取装置90が設置され、その部屋の内部の壁に親機1が設置される場合が例示されている。
実施形態1において、利用者情報は、利用者の入室及び退室を管理する入退管理システムが有する利用者の識別情報を含んでもよい。図5に示すように、上記の入退管理システムでは、入退管理システムに登録されている利用者Q1は、利用者Q1の識別情報を記録したIDタグ95(情報端末)を携帯する。入退管理システムの管理対象となる1つ以上の場所P1(部屋又は通路など)には、読取装置90が設置されている。読取装置90は、読取装置90が設置された場所P1を通る利用者Q1が携帯するIDタグ95から利用者Q1の識別情報を読み取るための装置である。図5の例では、場所P1の一例として部屋が図示され、その部屋の出入口の付近に読取装置90が設置され、その部屋の内部の壁に親機1が設置される場合が例示されている。
利用者Q1は、各場所P1を通るとき、自身のIDタグ95の識別情報をその場所P1に設置された読取装置90に読み取らせる。入退管理システムは、各読取装置90で読み取られた識別情報を保存するサーバを備えている。上記のサーバは、各読取装置90と通信可能に接続されている。入退管理システムは、サーバに保存された識別情報を管理する。これにより、入退管理システムによって、利用者Q1の行動(何時どの場所に居たかなど)を管理することが可能である。上記の読取装置90は、利用者Q1の識別情報を取得する識別情報取得部の一例である。
本変形例の親機1は、図5に示すように、所定の場所P1に設置されており、その所定の場所P1に設置された読取装置90とデータ通信可能に接続されている。本変形例では、親機1が設置された場所P1の読取装置90は、利用者Q1が携帯するIDタグ95から利用者Q1の識別情報を読み取ると、その読み取った識別情報を親機1に送信する。親機1の取得部171が読取装置90から利用者Q1の識別情報を取得すると、親機1の第1変更部172は、取得部171が取得した利用者の識別情報を利用者情報と見なす。すなわち、本変形例では、利用者情報は、利用者の識別情報から得られる情報を含む。
そして、第1変更部172は、その取得した識別情報に基づいて、液晶表示部152に表示される表示情報の表示態様(例えば言語)を、利用者Q1に対応する表示態様に変更する。これにより、例えば、利用者Q1は、親機1が設置された場所P1に入室したときに、読取装置90で自身のIDタグ95から自身の識別情報を読み取らせる。そして、利用者Q1は、親機1の所に行くと、親機1の液晶表示部152に表示される表示情報が、利用者Q1に対応する表示態様に自動的に変更されている。なお、図5の点線は、利用者Q1が読取装置90及び親機1を順に経由して移動する移動経路の一例を示す。
(2)実施形態2
(2.1)概要
本実施形態は、実施形態1と比べて、第1変更部174が異なる。以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
(2.1)概要
本実施形態は、実施形態1と比べて、第1変更部174が異なる。以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の第1変更部174は、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更する。表示態様とは、本実施形態では、例えば、表示情報で使用される言語の種類(日本語、英語、中国語など)である。
このように、本実施形態の親機3は第1変更部174を備えるため、表示部15に表示(出力)される表示情報(出力情報)の表示態様(出力態様)を利用者に応じて自動的に変更することができる。これにより、例えば、表示部15に表示される表示情報で使用される言語を変更することができる。
(2.2)親機3の構成
親機3は、図6に示すように、印加部11と、抵抗12と、送信部13と、受信部14と、表示部15(ユーザーインターフェース部)と、操作部16と、制御部17と、記憶部20と、予備電源18と、通信インターフェイス(図1では「通信I/F」)19を備えている。
親機3は、図6に示すように、印加部11と、抵抗12と、送信部13と、受信部14と、表示部15(ユーザーインターフェース部)と、操作部16と、制御部17と、記憶部20と、予備電源18と、通信インターフェイス(図1では「通信I/F」)19を備えている。
また、本実施形態の制御部17は、表示部15で表示される表示情報(例えば火災情報)の表示態様(例えば言語)を変更する第1変更部174を備えている。
第1変更部174は、操作部16の入力操作に基づいて、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更する。より詳細には、第1変更部174は、操作部16の入力操作によって表示態様が指定された場合は、表示部15に表示される表示情報の表示態様を、操作部16の入力操作によって指定された表示態様に変更する。
本実施形態では、表示態様とは、表示部15に表示される表示情報で使用されている言語の種類(日本語、英語、中国語など)である。すなわち、本実施形態では、表示部15に表示される表示情報は、複数の候補態様(日本語、英語、中国語など)で記憶部20に保存されている。親機3の利用者は、複数の候補態様(日本語、英語、中国語など)のうち何れか1つを選択し、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更する。これにより、親機3の利用者に対応した表示態様に変更することができる。
(2.3)親機3の動作
次に、親機3の動作について図7を参照して説明する。以下の説明では、親機3の表示部15に、表示情報の例として火災情報を表示する場合を例示する。
次に、親機3の動作について図7を参照して説明する。以下の説明では、親機3の表示部15に、表示情報の例として火災情報を表示する場合を例示する。
火災が発生すると、親機3の受信部14は、その火災の発生を検知した感知器2から火災報を受信する(S10)。親機3の制御部17は、受信部14が火災報を受信すると、ディフォルト設定されている表示態様(例えば日本語)で、表示部15に火災情報を表示する(S11)。
そして、第1変更部174は、操作部16の入力操作によって表示態様が指定されたか否かを判定する(S12)。この判定の結果、第1変更部174は、操作部16への入力操作によって表示態様が指定されていないと判定した場合は、処理がステップS12に戻り、ステップS12から処理が続行される。他方、ステップS12の判定の結果、第1変更部174は、操作部16への入力操作によって表示態様が指定されたと判定した場合は、表示部15に表示されている火災情報の表示態様(例えば日本語)を、操作部16の入力操作によって指定された表示態様(例えば中国語)に変更する(S13)。そして、処理がステップS12に戻り、ステップS12から処理が続行される。
(2.4)主要な効果
本実施形態に係る親機3は、火災に関する信号を受信する受信機である。親機3は、表示部15と、第1変更部174と、を備える。表示部15は、受信した前記信号に基づいて、火災情報を表示可能である。第1変更部174は、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更する。これにより、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更することができる。例えば親機3を利用する利用者が複数人存在し、その中に外国人の方が含まれている場合であっても親機を使用することができる。
本実施形態に係る親機3は、火災に関する信号を受信する受信機である。親機3は、表示部15と、第1変更部174と、を備える。表示部15は、受信した前記信号に基づいて、火災情報を表示可能である。第1変更部174は、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更する。これにより、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更することができる。例えば親機3を利用する利用者が複数人存在し、その中に外国人の方が含まれている場合であっても親機を使用することができる。
(3)実施形態3
(3.1)概要
本実施形態では、親機4は、実施形態1及び実施形態2と比べて、第2変更部175を備える点が異なる。以下、実施形態1及び実施形態2と異なる点を中心に説明し、実施形態1及び実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
(3.1)概要
本実施形態では、親機4は、実施形態1及び実施形態2と比べて、第2変更部175を備える点が異なる。以下、実施形態1及び実施形態2と異なる点を中心に説明し、実施形態1及び実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図8に示すように、親機4は、第2変更部175を備えている。第2変更部175は、第1変更部174が変更した表示態様を、所定の条件を満たした場合に、既定の表示態様に更に変更する。
本実施形態の親機4は第2変更部175を備えるため、表示部15に表示(出力)される表示情報(出力情報)の表示態様(出力態様)を第1変更部174で変更した後に、所定の条件を満たした場合に、既定の表示態様に更に変更することができる。
これにより、例えば、施工時に親機4の施工者(利用者)が表示部15に表示される表示情報で使用される言語を英語に変更しても、運用時に既定の言語(例えば日本語)に更に変更され、言語の戻し忘れを防ぐことができる。そのため、例えば施工を行う施工者と管理を行う管理者とが異なる言語を主として使用する場合でも双方が利用できる親機4を提供することができる。
(3.2)親機4の構成
親機4は、図8に示すように、実施形態1の親機1の構成要素である印加部11と、抵抗12と、送信部13と、受信部14と、表示部15(ユーザーインターフェース部)と、操作部16と、制御部17と、記憶部20と、予備電源18と、通信インターフェイス(図8では「通信I/F」)19を備えている。
親機4は、図8に示すように、実施形態1の親機1の構成要素である印加部11と、抵抗12と、送信部13と、受信部14と、表示部15(ユーザーインターフェース部)と、操作部16と、制御部17と、記憶部20と、予備電源18と、通信インターフェイス(図8では「通信I/F」)19を備えている。
本実施形態の制御部17は、第1変更部174に加えて、第1変更部174が変更した表示態様を、所定の条件を満たした場合に、既定の表示態様に更に変更する第2変更部を備えている。
第2変更部175は、第1変更部174が変更した表示態様から、所定の条件を満たした場合に既定の表示態様に変更する。本実施形態では、表示態様とは、表示部15に表示される表示情報で使用されている言語の種類(日本語、英語、中国語など)であり、複数の候補態様(日本語、英語、中国語など)は記憶部20に保存されている。ここで、既定の表示態様とは、複数の候補言語から任意に選択した表示言語であり、親機4が設置される建物(集合住宅A1)の管理室を頻繁に利用する利用者が理解できる言語を選択することが好ましい。
第2変更部175は、第1変更部174が表示態様を変更した後、操作部16を操作しない時間が一定以上経過したことに応じて、第1変更部174が変更した表示態様から既定の表示態様に変更する。つまり、前述した「所定の条件」とは、第1変更部174が表示態様を変更した後、操作部16を操作していない時間が一定以上経過したことを指す。
このような構成とすれば、親機4を一定以上操作していない場合に表示態様を既定の表示態様に自動的に変更することができる。詳細には、例えば、親機4の既定の表示態様を日本語での表示に設定しておくことで、施工時に親機4の施工者が表示部15に表示される表示情報で使用される言語を英語に変更した場合であっても、施工から一定以上の時間が経過した運用時には既定の言語である日本語の表示に自動的に変更される。
なお、上記の構成に限らず、第2変更部175は、第1変更部174が表示態様を変更した後、電源が切断されたことに応じて第1変更部174が変更した表示態様から既定の表示態様に変更しても良い。ここでいう「電源が切断された」とは、利用者が親機4の電源をオフにしたこと、また、施設の停電によって商用電源、自家発電設備等の主電源から親機4に対して電源が供給されなくなったことを含む。
このような構成とすれば、親機4の電源が切断された場合に表示態様を既定の表示態様に自動的に変更することができる。
さらに、第2変更部175は、第1変更部174が表示態様を変更した後、親機4が防災又は防犯に関する信号を子機2から受信したことに応じて既定の表示態様に変更しても良い。
このような構成とすれば、防犯又は防災に関する事象が発生した緊急の場合に、既定の表示態様を確実に使用することができる。
以上のように、第2変更部175は、第1変更部174が変更した表示態様から、所定の条件を満たした場合に既定の表示態様に変更することで、言語の戻し忘れを防ぐことができる。そのため、例えば施工を行う施工者と管理を行う管理者とが異なる言語を主として使用する場合でも双方が利用できる親機4を提供することができる。
(3.3)親機4の動作
次に、親機4の動作について図9を参照して説明する。以下の説明では、親機4の表示部15に、表示情報の例として施工時の設定情報を表示する場合を例示する。
次に、親機4の動作について図9を参照して説明する。以下の説明では、親機4の表示部15に、表示情報の例として施工時の設定情報を表示する場合を例示する。
施工者が外国人の場合、施工者は、親機4を含む自動火災報知システム100を施工する際に親機4の操作部16の入力操作によって自身が理解できる言語を指定する(S20)。親機4の第1変更部174は、その入力操作に基づいて指定された表示態様(例えば英語)で施工に必要な情報である設定情報を表示する(S21)。
そして、第2変更部175は、所定の条件を満たしたか否かを判定する(S22)。ここで「所定の条件」とは、前述した通り、操作部16を操作していない時間が一定以上経過したこと、親機4の電源が切断されたこと、親機4が防災又は防犯に関する信号を子機2から受信したことを含む。
この判定の結果、第2変更部175は、所定の条件を満たしていないと判定した場合は、処理がステップS21に戻り、ステップS21から処理が続行される。他方、ステップS22の判定の結果、第2変更部175は、所定の条件を満たしたと判定した場合は、第1変更部174が変更した設定情報の表示態様(例えば英語)を、既定の表示態様(例えば日本語)に変更する(S23)。そして、処理がステップS20に戻り、ステップS20から処理が続行される。
(3.4)主要な効果
本実施形態に係る親機4は、火災に関する信号を受信する受信機である。親機1は、表示部15と、第1変更部174と、第2変更部175と、を備える。第2変更部175は、第1変更部が変更した表示部15に表示される表示情報の表示態様を既定の表示態様に更に変更する。これにより、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更した後に戻し忘れを防ぐことができる。そのため、例えば施工を行う施工者と管理を行う管理者とが異なる言語を主として使用する場合でも双方が利用できる親機4を提供することができる。
本実施形態に係る親機4は、火災に関する信号を受信する受信機である。親機1は、表示部15と、第1変更部174と、第2変更部175と、を備える。第2変更部175は、第1変更部が変更した表示部15に表示される表示情報の表示態様を既定の表示態様に更に変更する。これにより、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更した後に戻し忘れを防ぐことができる。そのため、例えば施工を行う施工者と管理を行う管理者とが異なる言語を主として使用する場合でも双方が利用できる親機4を提供することができる。
(4)変形例
上記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、親機1、3、4の制御部17と同様の機能は、制御方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
上記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、親機1、3、4の制御部17と同様の機能は、制御方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
一態様に係る制御方法は、防災又は防犯に関する信号を受信し、受信した前記信号に基づいて防災又は防犯に関する情報を出力可能な表示部15を備えた親機1、3、4の制御方法である。親機1、3、4を利用している利用者に関する利用者情報を取得することと、利用者情報に基づいて、表示部15に表示される表示情報の表示態様を変更することと、を含む。
また、一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムに、上記の制御方法を実行させるプログラムである。
(変形例1)
実施形態1〜3では、表示態様は、表示情報で使用される言語の種類である。ただし、表示態様は、表示情報で使用される文字の色の種類(黒、赤、青など)であってもよいし、文字の太さ又は大きさの種類であってもよい。
実施形態1〜3では、表示態様は、表示情報で使用される言語の種類である。ただし、表示態様は、表示情報で使用される文字の色の種類(黒、赤、青など)であってもよいし、文字の太さ又は大きさの種類であってもよい。
本変形例において、実施形態1の場合は、表示部15に表示される表示情報は、利用者に応じて自動的に文字の色、太さ又は大きさが変更される。また、実施形態2、3の場合は、表示部15に表示される表示情報は、利用者の入力操作に応じて自動的に文字の色、太さ又は大きさが変更される。
(変形例2)
実施形態1〜3では、ユーザーインターフェース部は、表示情報(例えば火災情報)を表示する表示部15であるが、出力情報(例えば火災情報)を音声で出力する音声出力部であってもよい。実施形態1の場合は、第1変更部172は、取得部171が取得した利用者情報に基づいて、音声出力部から出力される出力情報の出力態様を変更する。実施形態2、3の場合は、第1変更部174は、利用者の入力操作に基づいて、音声出力部から出力される出力情報の出力態様を変更する。上記の出力態様は、出力情報で用いられる言語の種類(例えば日本語、英語、中国語など)である。
実施形態1〜3では、ユーザーインターフェース部は、表示情報(例えば火災情報)を表示する表示部15であるが、出力情報(例えば火災情報)を音声で出力する音声出力部であってもよい。実施形態1の場合は、第1変更部172は、取得部171が取得した利用者情報に基づいて、音声出力部から出力される出力情報の出力態様を変更する。実施形態2、3の場合は、第1変更部174は、利用者の入力操作に基づいて、音声出力部から出力される出力情報の出力態様を変更する。上記の出力態様は、出力情報で用いられる言語の種類(例えば日本語、英語、中国語など)である。
(変形例3)
本変形例では、図10に示すように親機1の利用者が携帯する外部端末60の表示部62(第2ユーザーインターフェース部)に、親機1の表示部15(第1ユーザーインターフェース部)に表示される表示情報(出力情報)と同じ表示情報(出力情報)を表示させることが可能である。すなわち、親機1の利用者は、親機1の表示部15に表示される表示情報と同じ表示情報を、利用者の外部端末60の表示部62で見ることができる。
本変形例では、図10に示すように親機1の利用者が携帯する外部端末60の表示部62(第2ユーザーインターフェース部)に、親機1の表示部15(第1ユーザーインターフェース部)に表示される表示情報(出力情報)と同じ表示情報(出力情報)を表示させることが可能である。すなわち、親機1の利用者は、親機1の表示部15に表示される表示情報と同じ表示情報を、利用者の外部端末60の表示部62で見ることができる。
なお、図には示していないが、実施形態2及び実施形態3も同様の変形例が適用されることは言うまでもない。つまり、親機3、4の利用者が携帯する外部端末60の表示部62(第2ユーザーインターフェース部)に、親機3、4の表示部15(第1ユーザーインターフェース部)に表示される表示情報(出力情報)と同じ表示情報(出力情報)を表示させてもよい。
より詳細には、外部端末60は、情報取得部61と表示部62とを有する。情報取得部61は、所定情報を取得する装置である。情報取得部61は、例えば、所定情報として例えばQRコード(登録商標)を読み取るQRコードリーダである。表示部62は、各種の情報が表示可能なドットマトリクス型の表示部である。本変形例の親機1、3、4は、上記の実施形態の親機1、3、4において、上記の所定情報を出力する情報出力部173を更に備える。情報出力部173は、例えば、QRコードが表示可能な表示部を含む。
本変形例において実施形態1の場合、情報出力部173は、取得部171が取得した利用者情報に基づいて、表示部15に表示される表示情報と同じ表示情報の表示態様を変更することで、変更情報を生成する。すなわち、変更情報は、表示部15に表示される表示情報の表示態様を、利用者に対応する表示態様に変更した情報である。そして、情報出力部173は、生成した変更情報を所定情報として出力する。
本変形例では、利用者が親機1を利用する(例えば表示部15に表示される表示情報を見る)と、親機1の取得部171が、親機1を利用している利用者に関する利用者情報を取得する。そして、親機1の情報出力部173が、取得部171が取得した利用者情報と、表示部15に表示される表示情報とから上記の変更情報を生成する。そして、情報出力部173は、生成した変更情報を所定情報として出力する。そして、利用者は、外部端末60の情報取得部61によって、親機1の情報出力部173から出力される上記の所定情報を取得し、取得した所定情報から変更情報を生成して外部端末60の表示部62に表示する。すなわち、親機1の情報出力部173は、所定情報を出力して外部端末60の情報取得部61に読み取らせることで、外部端末60の表示部62に上記の変更情報を表示させる。
また、実施形態2、3の場合、情報出力部173は、利用者の入力操作に基づいて、表示部15に表示される表示情報と同じ表示情報の表示態様を変更することで、変更情報を生成する。すなわち、変更情報は、表示部15に表示される表示情報の表示態様を、利用者の入力操作に対応する表示態様に変更した情報である。そして、情報出力部173は、生成した変更情報を所定情報として出力する。
本変形例では、利用者が親機3、4の操作部16を操作すると、親機3、4の情報出力部173が、利用者の入力操作に基づいて表示部15に表示される表示情報から上記の変更情報を生成する。そして、情報出力部173は、生成した変更情報を所定情報として出力する。そして、利用者は、外部端末60の情報取得部61によって、親機3、4の情報出力部173から出力される上記の所定情報を取得し、取得した所定情報から変更情報を生成して外部端末60の表示部62に表示する。すなわち、親機3、4の情報出力部173は、所定情報を出力して外部端末60の情報取得部61に読み取らせることで、外部端末60の表示部62に上記の変更情報を表示させる。
これにより、親機1、3、4の利用者は、親機1、3、4の表示部15に表示される表示情報と同じ表示情報を、利用者の外部端末60の表示部62で、利用者に対応する表示態様で見ることができる。
(変形例4)
上記の変形例3では、親機1と外部端末60との間で直接、上記の変更情報が送受される。ただし、図11に示すように、親機1と外部端末60との間で、外部のサーバ70を介して、上記の変更情報が送受されてもよい。
上記の変形例3では、親機1と外部端末60との間で直接、上記の変更情報が送受される。ただし、図11に示すように、親機1と外部端末60との間で、外部のサーバ70を介して、上記の変更情報が送受されてもよい。
なお、図には示していないが、実施形態2及び実施形態3も同様の変形例が適用されることは言うまでもない。つまり、親機3、4と外部端末60との間で直接、上記の変更情報が送受される。
この場合は、親機1、3、4及び外部端末60はそれぞれ、外部のサーバ70と通信網(例えば公衆回線網など)を介して有線式又は無線式で通信可能に接続されている。例えば、親機1の通信I/F19がサーバ70と通信を行うための通信部として機能する。外部端末60は、サーバ70と通信を行う通信部63を備えている。サーバ70には、親機1ごとに、親機1が有する各種の表示情報及び各種の表示態様が保存されている。上記の各種の表示情報は、互いを識別するための識別情報と対応付けて保存されている。上記の各種の表示態様は、互いを識別するための識別情報と対応付けて保存されている。上記の各種の表示情報及び各種の表示態様は、例えば、親機1、3、4からサーバ70に送信されてサーバ70に保存される。
実施形態1の場合、親機1は、上記の所定情報として、第1〜第4情報を含む情報を出力する。第1情報は、親機1を特定するための識別情報である。第2情報は、親機1の表示部15で表示されている表示情報を特定する識別情報である。第3情報は、利用者に対応する表示態様を特定する識別情報である。第4情報は、サーバ70の場所(アドレス)を特定する情報である。
外部端末60の情報取得部61が親機1の情報出力部173から上記の所定情報を取得すると、取得した所定情報(すなわち第1〜第4情報)に基づいて、サーバ70から上記の所定情報の第1〜第3情報で特定された情報をサーバ70から取得して、外部端末60の表示部62に表示する。この結果、親機1の利用者が携帯する外部端末60の表示部62に、親機1の表示部15に表示される表示情報と同じ表示情報であって利用者に対応した表示態様に変更した変更情報を表示させることが可能である。これにより、親機1の利用者は、親機1の表示部15に表示される表示情報と同じ表示情報を、利用者の外部端末60の表示部62で、利用者に対応する表示態様で見ることができる。
また、実施形態2、3の場合、親機3、4は上記の所定情報として、第1、第2、第4情報を含む情報を出力する。外部端末60の情報取得部61が親機3、4の情報出力部173から上記の所定情報を取得すると、取得した所定情報(すなわち第1、第2、第4情報)に基づいて、サーバ70から上記の所定情報の第1、第2情報で特定された情報をサーバ70から取得して、外部端末60の表示部62に表示する。この結果、親機3、4の利用者が携帯する外部端末60の表示部62に、親機3、4の表示部15に表示される表示情報と同じ表示情報を表示させることが可能である。これにより、親機3、4の利用者は、親機3、4の表示部15に表示される表示情報と同じ表示情報を、利用者の外部端末60の表示部62で、利用者に対応する表示態様で見ることができる。
(変形例5)
実施形態1〜3において、通信I/F19は、有線式又は無線式の通信網(例えば公衆回線網など)を用いて外部装置との間で通信を行う通信部であってもよい。この場合は、第1変更部172、174は、通信I/F19を介して受信する外部装置からの信号に基づいて動作する。より詳細には、第1変更部172、174は、外部装置から受信する信号に基づいて、表示部15に表示される表示情報の表示態様を、外部装置から受信する信号で指定された表示態様に変更する。これにより、外部からの信号によって親機1、3、4の第1変更部172、174を制御することができる。
実施形態1〜3において、通信I/F19は、有線式又は無線式の通信網(例えば公衆回線網など)を用いて外部装置との間で通信を行う通信部であってもよい。この場合は、第1変更部172、174は、通信I/F19を介して受信する外部装置からの信号に基づいて動作する。より詳細には、第1変更部172、174は、外部装置から受信する信号に基づいて、表示部15に表示される表示情報の表示態様を、外部装置から受信する信号で指定された表示態様に変更する。これにより、外部からの信号によって親機1、3、4の第1変更部172、174を制御することができる。
(変形例6)
実施形態1〜3では、災害(防災)に関する信号を受信する自動火災報知システムに適用されるが、防犯に関する信号を受信する自動防犯報知システムに適用してもよい。
実施形態1〜3では、災害(防災)に関する信号を受信する自動火災報知システムに適用されるが、防犯に関する信号を受信する自動防犯報知システムに適用してもよい。
(その他の変形例)
本開示における自動火災報知システム100において、親機1、3、4の制御部17等は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における親機1の制御部17としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。更に、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
本開示における自動火災報知システム100において、親機1、3、4の制御部17等は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における親機1の制御部17としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。更に、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、親機1、3、4の制御部17における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは、制御部17に必須の構成ではない。つまり、制御部17の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。更に、制御部17の少なくとも一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
また、上記の実施形態の自動火災報知システム100は、P型の自動火災報知システムに適用される場合を例示するが、R型の自動火災報知システムに適用されてもよい。
(5)態様
以上説明した実施形態及び変形例から明らかなように以下の態様を取り得る。
以上説明した実施形態及び変形例から明らかなように以下の態様を取り得る。
第1の態様の受信機(3)は、防災又は防犯に関する信号を受信する受信機である。受信機(3)は、ユーザーインターフェース部(15)と、第1変更部(172,174)と、を備える。ユーザーインターフェース部(15)は、受信した前記信号に基づいて、防災又は防犯に関する情報を出力可能である。第1変更部(172、174)は、ユーザーインターフェース部(15)から出力される出力情報の出力態様を変更する。
この構成によれば、ユーザーインターフェース部(15)から出力される出力情報の出力態様を変更することができる。
第2の態様の受信機(3)では、第1の態様において、利用者の入力操作を受け付ける操作部(16)を備える。第1変更部(172、174)は、操作部(16)への入力操作に基づいて、ユーザーインターフェース部(15)から出力された出力情報の出力態様を変更する。
この構成によれは、操作部(16)の入力操作(すなわち手動)によって、ユーザーインターフェース部(15)から出力される出力情報の出力態様を変更することができる。
第3の態様の受信機(4)では、第1又は第2の態様において、第1変更部(174)が変更した出力態様を、所定の条件を満たした場合に既定の出力様態に更に変更させる第2変更部(175)を備える。
この構成によれば、出力態様を変更した際に元の状態に戻し忘れることを防ぐことができる。そのため、受信機(4)を利用する利用者(Q1)が複数人存在する場合であっても、多くの利用者(Q1)が戸惑うことなく受信機(4)を使用することができる。
第4の態様の受信機(4)では、第2の態様において、第1変更部(174)が変更した出力態様を、所定の条件を満たした場合に既定の出力様態に更に変更させる第2変更部(175)を備える。第2変更部(175)は、出力態様の変更後、操作部(16)を操作しない時間が一定以上経過したことに応じて、既定の出力様態に変更する。
この構成によれば、受信機(4)を一定以上操作していない場合に、出力態様を既定の出力態様に自動的に変更することができる。
第5の態様の受信機(4)では、第3または4の態様において、第2変更部(175)は、出力態様の変更後、電源が接続されたことに応じて既定の出力態様に変更する。
この構成によれば、受信機(4)の電源が切断された場合に、出力態様を既定の出力態様に自動的に変更することができる。
第6の態様の受信機(4)では、第3〜第5の態様の何れか1つにおいて、第2変更部(175)は、出力態様の変更後、防災又は防犯に関する信号を受信したことに応じて既定の出力態様に変更する。
この構成によれば、防犯又は防災に関する事象が発生した緊急の場合に、出力態様を既定の出力態様に自動的に変更することができる。
第7の態様の受信機(1)は、第1の態様において、取得部(171)と、を備える。取得部(171)は、受信機(1)を利用している利用者に関する利用者情報を取得する。第1変更部(172、174)は、前記利用者情報に基づいて、前記出力情報の出力態様を変更する。
この構成によれば、ユーザーインターフェース部(15)から出力される出力情報の出力態様を利用者に応じて自動的に変更することができる。
第8の態様の受信機(1、3、4)では、第1〜第7の態様の何れか1つにおいて、出力態様は、出力情報で用いられる言語の種類である。
この構成によれば、利用者情報に基づいて、ユーザーインターフェース部(15)の出力情報で用いられる言語を自動的に変更することができる。
第9の態様の受信機(1、3、4)では、第1〜第8の態様の何れか1つにおいて、出力態様は、出力情報の制限に関する態様である。
この構成によれば、利用者に応じて、ユーザーインターフェース部(15)の出力情報を制限することができる。
第10の態様の受信機(1、3、4)では、第1〜第9の態様の何れか1つにおいて、出力情報は、表示情報であり、出力態様は、表示情報の表示態様である。
この構成によれば、利用者情報に基づいて、表示情報の表示態様を自動的に変更することができる。
第11の態様の受信機(1)では、第7の態様において、利用者情報は、利用者を撮像した撮像画像から得られる情報を含む。
この構成によれば、利用者情報として、利用者を撮像した撮像画像から得られる情報を用いることができる。
第12の態様の受信機(1)では、第7の態様において、利用者情報は、利用者の生体情報を含む。
この構成によれば、利用者情報として、利用者の生体情報を用いることができる。
第13の態様の受信機(1)では、第7の態様において、利用者情報は、利用者(Q1)の入室及び退室を管理する入退管理システム(150)が有する利用者の識別情報を含む。
この構成によれば、利用者情報として、入退管理システム(150)が有する利用者(Q1)の識別情報を用いることができる。
第14の態様の受信機(1)では、第13の態様において、入退管理システム(150)は、識別情報取得部(90)を有する。識別情報取得部(90)は、受信機(1)が設置された場所(P1)を通る利用者(Q1)が携帯する情報端末(95)から利用者(Q1)の識別情報を取得する。利用者情報は、識別情報取得部(90)によって取得された識別情報から得られる情報を含む。
この構成によれば、利用者情報として、入退管理システム(150)の識別情報取得部(90)によって取得された識別情報を用いることができる。
第15の態様の受信機(1、3、4)では、第1〜第14の態様の何れか1つにおいて、ユーザーインターフェース部(15)を第1ユーザーインターフェース部(15)とする。受信機(1、3、4)は、情報出力部(173)を備える。情報出力部(173)は、所定情報を取得する情報取得部(61)と第2ユーザーインターフェース部(62)とを有する外部端末(60)の情報取得部(61)に取得させる所定情報を出力する。第1ユーザーインターフェース部(15)から出力される出力情報であって変更後の出力情報を変更情報とする。情報出力部(173)は、所定情報を出力して外部端末(60)の情報取得部(61)に取得させることで、外部端末(60)の第2ユーザーインターフェース部(62)から変更情報を出力させる。
この構成によれば、受信機(1、3、4)のユーザーインターフェース部(15)から出力される出力情報と同じ出力情報を、利用者に応じた出力態様に変更して、外部端末(60)の第2ユーザーインターフェース部(62)から出力させることができる。
第16の態様の受信機(1)は、第1〜第15の態様の何れか1つにおいて、外部装置との間で通信を行う通信部を備える。第1変更部(172、174)は、通信部(19)を介して外部装置から受信する信号に基づいて動作する。
この構成によれば、外部装置から受信する信号に基づいて第1変更部(172、174)を動作(制御)させることができる。
第17の態様の自動火災報知システム(100)は、第1〜第16の態様の何れか1つの受信機(1)と、火災又は犯罪を検知した場合に信号を発信する感知器(2)と、を含む。
この構成によれば、上記の受信機(1)と上記の感知器(2)とを含む自動火災報知システム(100)を提供することができる。
第18の態様の制御方法は、防災又は防犯に関する信号を受信し、受信した信号に基づいて防災又は防犯に関する情報を出力可能なユーザーインターフェース部(15)を備えた受信機(1、3,4)の制御方法である。制御方法は、ユーザーインターフェース部(15)から出力される出力情報の出力態様を変更すること、を含む。
この構成によれば、受信機(1)のユーザーインターフェース部(15)から出力される出力情報の出力態様を利用者に応じて自動的に変更することができる。
第19の態様のプログラムは、コンピュータシステムに、第18の態様の制御方法を実行させる。
この構成によれば、上記の制御方法を実行させるためのプログラムを提供することができる。
1,3,4 受信機(親機)
15 表示部(ユーザーインターフェース部、第1ユーザーインターフェース部)
16 操作部
19 通信I/F(通信部)
60 外部端末
61 情報取得部
62 表示部(第2ユーザーインターフェース部)
95 情報端末
150 入退管理システム
171 取得部
172,174 第1変更部
175 第2変更部
Q1 利用者
15 表示部(ユーザーインターフェース部、第1ユーザーインターフェース部)
16 操作部
19 通信I/F(通信部)
60 外部端末
61 情報取得部
62 表示部(第2ユーザーインターフェース部)
95 情報端末
150 入退管理システム
171 取得部
172,174 第1変更部
175 第2変更部
Q1 利用者
Claims (19)
- 防災又は防犯に関する信号を受信する受信機であって、
受信した前記信号に基づいて、前記防災又は防犯に関する情報を出力可能なユーザーインターフェース部と、
前記ユーザーインターフェース部から出力される出力情報の出力態様を変更する第1変更部と、を備える、
受信機。 - 利用者の入力操作を受け付ける操作部を備え、
前記第1変更部は、前記操作部への入力操作に基づいて、前記ユーザーインターフェース部から出力された前記出力情報の出力態様を変更する、
請求項1に記載の受信機。 - 前記第1変更部が変更した前記出力態様を、所定の条件を満たした場合に既定の出力様態に更に変更させる第2変更部を備える、
請求項1又は2に記載の受信機。 - 前記第1変更部が変更した前記出力態様を、所定の条件を満たした場合に既定の出力様態に更に変更させる第2変更部を備え、
前記第2変更部は、前記出力態様の変更後、前記操作部を操作しない時間が一定以上経過したことに応じて、前記既定の出力様態に変更する、
請求項2に記載の受信機。 - 前記第2変更部は、前記出力態様の変更後、電源が接続されたことに応じて前記既定の出力態様に変更する、
請求項3又は4に記載の受信機。 - 前記第2変更部は、前記出力態様の変更後、前記信号を受信したことに応じて前記既定の出力態様に変更する、
請求項3〜5のいずれか1項に記載の受信機。 - 前記受信機を利用している利用者に関する利用者情報を取得する取得部を備え、
前記第1変更部は、前記利用者情報に基づいて、前記出力態様を変更する、
請求項1に記載の受信機。 - 前記出力態様は、前記出力情報で用いられる言語の種類である、
請求項1〜7の何れか1項に記載の受信機。 - 前記出力態様は、前記出力情報の制限に関する態様である、
請求項1〜8の何れか1項に記載の受信機。 - 前記出力情報は、表示情報であり、前記出力態様は、前記表示情報の表示態様である、
請求項1〜9の何れか1項に記載の受信機。 - 前記利用者情報は、前記利用者を撮像した撮像画像から得られる情報を含む、
請求項7に記載の受信機。 - 前記利用者情報は、前記利用者の生体情報を含む、
請求項7に記載の受信機。 - 前記利用者情報は、利用者の入室及び退室を管理する入退管理システムが有する前記利用者の識別情報を含む、
請求項7に記載の受信機。 - 前記入退管理システムは、前記受信機が設置された場所を通る利用者が携帯する情報端末から前記利用者の識別情報を取得する識別情報取得部を有し、
前記利用者情報は、前記識別情報取得部によって取得された前記識別情報から得られる情報を含む、
請求項13に記載の受信機。 - 前記ユーザーインターフェース部を第1ユーザーインターフェース部とし、
所定情報を取得する情報取得部と第2ユーザーインターフェース部とを有する外部端末の前記情報取得部に取得させる前記所定情報を出力する情報出力部を備え、
前記第1ユーザーインターフェース部から出力される変更後の出力情報を変更情報とし、
前記情報出力部は、前記所定情報を出力して前記外部端末の前記情報取得部に取得させることで、前記外部端末の前記第2ユーザーインターフェース部から前記変更情報を出力させる、
請求項1〜14の何れか1項に記載の受信機。 - 外部装置との間で通信を行う通信部を備え、
前記第1変更部は、前記通信部を介して前記外部装置から受信する信号に基づいて動作する、
請求項1〜15の何れか1項に記載の受信機。 - 請求項1〜16の何れか1項に記載の受信機と、
火災又は犯罪を検知した場合に前記信号を発信する感知器と、を含む、
自動火災報知システム。 - 防災又は防犯に関する信号を受信し、受信した前記信号に基づいて防災又は防犯に関する情報を出力可能なユーザーインターフェース部を備えた受信機の制御方法であって、
前記ユーザーインターフェース部から出力される出力情報の出力態様を変更することと、を含む、
制御方法。 - コンピュータシステムに、請求項18に記載の制御方法を実行させる、
プログラム。
Applications Claiming Priority (2)
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JP2021084062A Pending JP2021182391A (ja) | 2020-05-18 | 2021-05-18 | 受信機、自動火災報知システム、制御方法、及びプログラム |
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-
2021
- 2021-05-18 JP JP2021084062A patent/JP2021182391A/ja active Pending
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