JP2021179632A - スピッツ・タグ - Google Patents
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Abstract
【課題】分注工程において検体の取り違えを防止する。【解決手段】伸縮性を有するシート状の本体部を備え、前記本体部は、少なくとも1つの貫通孔と、前記貫通孔に挿入されたチューブに分注された検体を識別する検体識別部材を付する識別部材領域を有し、前記貫通孔の縁により前記チューブの上端と下端の間の外壁を、前記チューブから脱落しないように保持する。【選択図】図1
Description
本発明は、検体を収容するマイクロチューブなどのチューブに取り付けるスピッツ・タグに関するものである。
遺伝子検査を自動機器を用いて行う場合には、検体の取り違えの発生は極めてまれであるが、用手法で遺伝子検査を行う場合には、マイクロチューブの取り違えが生じる場合がある。ここでマイクロチューブの取り違えが発覚しない場合には、検査過誤となり生命予後を左右する事故に結びつく可能性がある。特許文献1には、遺伝子検査などに用いられるマイクロチューブが開示されている。
ここでマイクロチューブは、有底で筒状をしたチューブ本体と、チューブ本体にヒンジ部を介して接続された蓋を有しているが、チューブ本体や蓋が小型であることから、チューブ本体や蓋にバーコード、二次元コード、RFIDタグなどの検体識別部材を付すことが困難であり、検体の分注工程における検体の取り違え防止が十分に図られていなかった。
本発明の目的は、検体の分注工程における検体の取り違えを防止することである。
本発明のスピッツ・タグは、伸縮性を有するシート状の本体部を備え、前記本体部は、少なくとも1つの貫通孔と、前記貫通孔に挿入されたチューブに分注された検体を識別する検体識別部材を付する識別部材領域を有し、前記貫通孔の縁により前記チューブの上端と下端の間の外壁を、前記チューブから脱落しないように保持する。
また本発明のスピッツ・タグは、前記シート状の本体部が矩形形状を有し、前記本体部の長手方向に沿って複数の前記貫通孔が等間隔で形成されている。
また本発明のスピッツ・タグは、前記検体識別部材がバーコード、二次元コード及びRFIDタグの中の少なくとも1つである。
また本発明のスピッツ・タグは、前記シート状の本体部が矩形形状を有し、前記本体部の長手方向に沿って複数の前記貫通孔が等間隔で形成されている。
また本発明のスピッツ・タグは、前記検体識別部材がバーコード、二次元コード及びRFIDタグの中の少なくとも1つである。
本発明によれば、検体の分注工程における検体の取り違えを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係るスピッツ・タグについて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る8連マイクロチューブ用のスピッツ・タグを示す図である。スピッツ・タグ2は、矩形形状を有する樹脂製のシート状の本体部2aを備えている。ここで本体部2aは、伸縮性を有することが望ましい。本体部2aには8連マイクロチューブ10を構成するマイクロチューブ10a(図3参照)を挿入する8個の貫通孔2bが本体部2aの長手方向に沿って等間隔で形成されている。ここで貫通孔2bは円形であり、その直径は、挿入されるマイクロチューブ10aの外壁を保持することができるように、保持する位置のマイクロチューブ10の外形とほぼ同じに設定されている。
また本体部2aの貫通孔2bが形成されていない領域、即ち本体部2aの一方の端部には、検体識別部材であるバーコード、二次元コード、RFIDタグを付する識別部材領域2cを有している。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るシングルマイクロチューブ用のスピッツ・タグを示す図である。スピッツ・タグ4は、矩形形状を有する樹脂製のシート状の本体部4aを備えている。ここで本体部4aは、伸縮性を有することが望ましい。本体部4aにはシングルマイクロチューブを挿入する1個の貫通孔4bが本体部4aの一方側に形成されている。ここで貫通孔4bは円形であり、その直径は、挿入されるマイクロチューブの外壁を保持することができるように、保持する位置のマイクロチューブの外形とほぼ同じに設定されている。
また本体部4aの貫通孔4bが形成されていない領域、即ち本体部4aの他方側には、検体識別部材であるバーコード、二次元コード、RFIDタグを付する識別部材領域4cを有している。
図3は、8連マイクロチューブの側面図である。8連マイクロチューブ10は、有底で筒状をしたチューブ本体と、チューブ本体にヒンジ部を介して接続された蓋を備えるマイクロチューブ10aを8個、マイクロチューブ10aの上部近傍において連結したものである。
図4は、8連マイクロチューブ10を構成するマイクロチューブ10aのそれぞれをスピッツ・タグ2の本体部2aに形成された貫通孔2bに挿入した状態を示す図である。スピッツ・タグ2の本体部2aに形成された貫通孔2bの円形の縁によりマイクロチューブ10aの外壁が保持される。ここで貫通孔2bの直径は、保持する位置のマイクロチューブ10aの外形とほぼ同じに設定されているため、スピッツ・タグ2は、8連マイクロチューブ10から容易に脱落することがないように8連マイクロチューブ10に装着することができる。
なお第2の実施の形態に係るスピッツ・タグ4にシングルマイクロチューブを挿入する場合には、貫通孔4の直径は、保持する位置のシングルマイクロチューブの外形とほぼ同じに設定されているため、スピッツ・タグ4は、シングルマイクロチューブから容易に脱落することがないようにシングルマイクロチューブに装着することができる。
第1の実施の形態のスピッツ・タグ2を装着した8連マイクロチューブ10を検体の分注工程で用いる場合には、患者IDが付された検体(例えば、血液成分、バフィーコートなど)を、スピッツ・タグ2が装着された8連マイクロチューブ10に分注し、図5に示すようにピッツ・タグ2の検体識別領域2cにバーコード20のラベル、二次元コード22のラベルを貼り付ける。ここでバーコード20、二次元コード22は、患者IDの情報を含むものである。なお図6に示すように本体部2aの検体識別領域2cにシールとして形成されたRFIDタグ24を貼り付けてもよい。ここ場合には、RFIDタグライターによりRFIDタグ24に患者IDを書き込む。
またスピッツ・タグ2に貼り付けられたバーコード20、二次元コード22をリーダーで読み込み、PCの表示部に読み取った患者IDを表示させて確認する。なお検体識別領域2cにRFIDタグ24を貼り付けた場合には、RFIDタグリーダーによりRFIDタグ24から患者IDを読み込み、PCの表示部に読み取った患者IDを表示させて確認する。
したがって、8連マイクロチューブ10に検体識別部材であるバーコード20、二次元コード22、RFIDタグを付することができるため、バーコード20、二次元コード22、RFIDタグを用いて検体の分注工程における検体の取り違えを防止することができる。
なお図7は、第2の実施の形態に係るスピッツ・タグ4の検体識別領域4cにバーコード20のラベル、二次元コード22のラベルを貼り付けた状態を示す図であり、図8は、スピッツ・タグ4の検体識別領域4cにシール状に形成されたRFIDタグ24を貼り付けた状態を示す図である。
また上述の実施の形態に係るスピッツ・タグの貫通孔は、円形であるがマイクロチューブの外壁を確実の保持し、マイクロチューブからスピッツ・タグが脱落しないのであれば、その形状は円形以外のもの、例えば多角形であってもよい。また図9に示すように貫通孔の縁に凹凸を形成すれば、より確実にスピッツ・タグをマイクロチューブに装着することができる。
また上述の実施の形態においては、スピッツ・タグを8連マイクロチューブ、シングルマイクロチューブに装着しているが、PCR8連チューブ、クラスタチューブ、PCPチューブなどにスピッツ・タグを装着してもよい。
また上述の実施の形態においては、マイクロチューブの外壁でスピッツ・タグを保持することにより、マイクロチューブにスピッツ・タグを装着しているが、マイクロチューブがリムを有する場合には、スピッツ・タグをリムに固定してスピッツ・タグが容易に脱落しないようにスピッツ・タグを装着してもよい。
また図10は、スピッツ・タグ2が一体に形成された8連マイクロチューブ100の側面図である。この図に示すように8連マイクロチューブ100は、上述の実施の形態に係るスピッツ・タグ2が8連マイクロチューブ100を構成するマイクロチューブ10aの外壁に一体に形成されている。なお上述の実施の形態に係るスピッツ・タグ4がシングルマイクロチューブの外壁に一体に形成されていてもよい。
2,4…スピッツ・タグ、2a,4a…本体部、2b,4b…貫通孔、2c,4c…識別部材領域、10…8連マイクロチューブ、10a…マイクロチューブ、20…バーコード、22…二次元コード、24…RFIDタグ、100…8連マイクロチューブ
Claims (3)
- 伸縮性を有するシート状の本体部を備え、
前記本体部は、少なくとも1つの貫通孔と、前記貫通孔に挿入されたチューブに分注された検体を識別する検体識別部材を付する識別部材領域を有し、
前記貫通孔の縁により前記チューブの上端と下端の間の外壁を、前記チューブから脱落しないように保持するスピッツ・タグ。 - 前記シート状の本体部は矩形形状を有し、前記本体部の長手方向に沿って複数の前記貫通孔が等間隔で形成されている請求項1記載のスピッツ・タグ。
- 前記検体識別部材は、バーコード、二次元コード及びRFIDタグの中の少なくとも1つである請求項1または2に記載のスピッツ・タグ。
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JP2006117217A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Masataro Yoshitatsu | 熱可塑性エラストマー空気入りチューブタイヤ及び製造方法と製造装置。 |
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