JP2021178673A - ビニール袋開口補助具 - Google Patents

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孝 山家
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Abstract

【課題】 店舗などで提供されるビニール袋の開口を簡単な操作で衛生的に行う補助具を提供する。【解決手段】 粘着性材(2)を張り付けまたは塗布した基板(1)をロールホルダー付近に配置し、ビニール袋(3)の口側を持ち粘着性材(2)に上から押し付けながら手前に引くことで、同袋の下側は粘着性材(2)で固定されるが上側は手前に滑るのでズレが生じて袋は開口する。ビニール袋開口のために用意されている水に浸したスポンジ等のような不特定多数の手を湿らすために触れるものを無くすことで、不快さ及び雑菌の繁殖などの不衛生さに関する懸念を排除できる特徴がある。また、種々の感染症の予防も期待できる。【選択図】図2

Description

本発明は、開口が困難なビニール袋の開口の補助に関するものである。
店舗など小売店等で提供されているビニール袋はミシン目や静電気等で吸着しあっている場合が多く開口が困難である。その際、店舗側が設置した水に浸したスポンジなどに、指をつけて湿らせビニール袋を開口している。
特開2011−131912号公報 特開2020−055623号公報
不特定多数の人が直接濡れたスポンジなどに触れるので、種々の感染症の媒介や雑菌が繁殖する可能性が高く不衛生である。また、そのスポンジなどに触れることを不快に感じる人も散見される。
参考文献のように水を使わない方法が発案されているが、いずれもビニール袋の開口部分を指で擦る方法なので誤って指が粘着部に触れる恐れがある。不特定多数の人たちが触れることになれば、前述と同様の懸念がある。
本発明は以上の課題点を解決しようとするものである。
ビニール袋の開口を担う部材として粘着性材を利用し、同材を貼り付けまたは塗布した粘着台座に手や指を近づけることなく、離れた位置からビニール袋を押し付けながら引くだけの簡単な操作で開口できる安全で衛生的な構造とした。さらに、粘着台座の形状を山型として頂点より剥離が連鎖的に進むことで開口の確度を向上させている。
本発明の特徴はビニール袋の開口に際して不衛生なスポンジなどに触れる不快感を無くす点にある。また、設置側としては、スポンジなどの設置・維持に関する諸作業(清掃・交換)を削減でき、さらに、衛生管理面での評価向上が期待できる。
粘着台座を示す図 [図4]と開口操作の説明図 ロールホルダー及びビニール袋巻きの代表的な図 自立型台に粘着台座[図1]を付加した図 ロールホルダーと[図4]の配置例 ロールホルダーに取り付具材で粘着台座[図1]を付加した参考.図
以下、本発明の実施形態について説明する。
基板(1)に粘着性材(2)を貼り付けまたは塗布した粘着台座[図1]を[図4]または[図6]の形態に組み付けてロールホルダーの付近に配置する。
粘着台座[図1]は形状を山型として頂点より剥離が連鎖的に進むことで開口の確度を向上させている。また、基板(1)及び粘着性材(2)の幅及び長さは同材の粘着性の度合いなどにより決定する。なお、汚れ等で粘着性が落ちた場合は洗浄などにて回復可能な材質が好ましいが、交換が出来る構造として消耗品扱いも可能である。
以上が本発明の構成である。
次に、使用方法について[図2]をもとに説明する。
ビニール袋(3)の口側を持ち粘着台座[図1]の粘着性材(2)側の端から1cm程度手前にて上から押し付けながら手前に軽く引くことで、同袋の下側は粘着性材(2)により固定されるが上側は手前に滑るのでズレが生じて袋は開口する。開口操作についてはビニール袋(3)をロールホルダーからの切断前後いずれでも可能である。
以上が本発明の使用方法である。
1 基板
2 粘着性材(滑り止めゴム、液体ゴム等)
3 ビニール袋(ロール状も含む)
4 ロールホルダー
5 粘着台座を取り付ける自立型台
6 粘着台座をロールホルダーに取り付ける具材

Claims (2)

  1. ビニール袋の開口を担う部材として粘着性材を利用し、その粘着台座に手や指を近づけることなく、離れた位置からビニール袋を押し付けながら引くだけの簡単な操作で開口できる安全で衛生的な構造を特徴とするビニール袋開口補助具。
  2. ビニール袋の開口を担う部材として粘着性材を利用し、その粘着台座の形状を山型として頂点より剥離が連鎖的に進むことで開口の確度を向上させたことを特徴とするビニール袋開口補助具。
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