JP2021178569A - 水害、津波時の避難補助用救命胴衣付きドライスーツ様スーツ - Google Patents

水害、津波時の避難補助用救命胴衣付きドライスーツ様スーツ Download PDF

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Abstract

【課題】水害、津波時に救命胴衣を着用して難を逃れる方法がある。しかし救命胴衣は着用者に浮力を提供するのみであって、被災者は冷たい瓦礫混じりの泥水中に放り出される。ショックと低体温症を免れることは出来ない。【解決手段】救命胴衣付属の保温スーツを提供しようとするものである。本スーツは十分な浮力を有し、保温性があり、着用が簡単容易で、安価である。被災者は本スーツを羽織ってから高台に避難すべきである。いかなる高さの津波にも対応できる。被災時の救命率を飛躍的に高めるべきものである。【選択図】図1

Description

本発明は水害、津波時に避難を援護する救命胴衣付きドライスーツ様スーツに関する。
非特許文献1のイマ―ションスーツは現場のプロが使うならまだしも素人が津波、水害対策用として使用するには、いくつかの問題点がある。
(1)高価すぎて一般庶民レベルにまで普及、浸透させるには無理がある。結果そのようなものは津波、水害時の救命率を高めるものとはならない。
(2)着用に手間取る。必ずしも短時間に容易に着用出来ない。危急時に、素人、年配者、女性、子供には着るのが困難である。
(3)該スーツは後ろ首部に浮き袋部が付属しているが、この構成では水上でうつ伏せになってしまう可能性がある。ベテランなら自分で仰向けに直すであろうが、素人ではそうはいかない。このようなスーツにおいては自然に、自動的に仰向けに浮くようでなければならない。
(4)スーツ内の空気を利用して、スーツ自体を浮き袋のようにしているが、該スーツの首部はファスナーが走っているため、首部シール帯内面は滑らかにはなり得ず、通常のドライスーツのような完全シールとはなっていない。強くシールしようとするために首回りがファスナーで痛く、かつファスナーが固く特に素人には閉めづらくなっている。
仮に首部又は一か所でも瓦礫等によるピンホールがあったら空気が漏れて浮き袋の用をなさなくなってくる。その場合に頭部の後ろの浮き袋のみでは不十分で心もとない。
又その場合に体が前傾姿勢となり、水位が首の位置又は顔の位置まで来ると水がスーツ内に入り込んでくるし呼吸が出来なくなる。要は該イマ―ションスーツは津波対策には不向きである。
(5)ブーツ、グローブ、フードなどの付属物が多いため地上での活動性は損なわれる。これを着て車を運転する、作業をする、避難するなどのことがしづらい。
特開2002−234489号公報 株式会社 シーメイト "製品紹介" [online],令和2年2月15日,[令和2年2月15日検索],インターネット<URL:http://seamate.co.jp/product/immersionsuit>
従来から津波、水害用の救命胴衣は二三提案されている。これらはもとより津波時の救命率を高めるためのものである。がしかしいずれも大事な点が欠落しているので、救命率の大幅な上昇は見込めないのではないか。
つまり人間は冷水中に突然に投げ込まれた場合のショックに耐えられない。さらに津波時には救援体制が整うには時間がかかるものである。冷水中に突然に投げ込まれた被災者は何時間か水中で持ちこたえねばならない。過去の津波被害の分析でも、溺れたこと、瓦礫との衝突など以上に突然に冷水中に投げ出されたショックと低体温症に持ちこたえられずに落命された方々も多い。
津波時の救命胴衣の効果は認めるものの、水中でのショック、低体温症防止対策も施されていなければ救命胴衣の効果は半減する。
つまり呼吸の確保と体温の確保が必要なのである。ただ、体温確保のための通常のダイバー用、サーファー用のドライスーツ、ウエットスーツでは、普段利用している人たちでも着るのが手間取り、ファスナーが変則的な位置についていてかつ開閉が固い、一人で着用ができない、などの問題があり、津波などの緊急時に使えるようなものではない。
本願のスーツは呼吸、体温、活動性を確保し、かつ通常の服と同様に容易に数十秒以内に着用出来るものである。
南海トラフ大地震が近い時期に発生する可能性が高い。それに伴い東北大震災クラスの大津波が発生するであろう。又地球温暖化に起因する水害が頻発するようになってきている。国民レベルでこれらの来るべき自然災害に備えねばならない。
本出願において津波、水害用の救命胴衣付きの改良ドライスーツを提供しようとするものである。
東北大震災では過去において大津波による甚大な被害を被ったことの経験のある地域においてまた同じことが繰り返されたわけである。高台へ逃げる、避難施設を整備する、防潮堤を作るということは正論ではあるが、実際には容易なことではない。
困難な決断や行動を要求せずに、自宅に居ながらにして津波時の救命率を高める手立てはないのであろうか。その解答が本願スーツの着用である。高台へ逃げるにせよ、通常のジャンパーを着るように本願スーツを一枚羽織ってから行動すればよいのである。
そのために救命胴衣付きのドライスーツ様スーツが満たすべき要件は、手に入れやすい値段であること、構造が簡単で通常の衣服と変わらず、余計な附属部品がついておらず、素人でも短時間に容易に着用できる、水上での呼吸が確保でき、防水性、保温性、活動性を備えるなどである。
特許文献1の発明は、ウエットスーツ又はドライスーツに手動充気式の救命胴衣を一体化させ、それらを着用していたダイバーが事故に遭遇し溺れた場合に、手動スイッチを引いて充気装置により救命胴衣を膨らませ、浮力を得ようとするものである。
この発明においても、津波等に際して該スーツ着用者を救命する効果はあるであろう
が、これらのウエットスーツ又はドライスーツは往々にして着用が困難でベテランでも難儀する代物である。他人の手を借りなければならないことも多い。普通の服とは着方が異なるのである。津波等の緊急時に訓練を受けていない素人が着用するのは、到底無理である。
ウエットスーツは素肌密着型であり、裸になって着るものである。それ自体津波等の緊急時には実用性がない。さらにゴム密着型であるので、窮屈で着用が容易ではない。
特許文献1請求項3のドライスーツにおいてはウエットスーツの場合とは異なり図1のように、着用を容易にするために股から首まで持ち上げるようにファスナーを設置するのは不可能であるし、実際そのようなものはドライスーツにはない。それはそうすると首部での水密性が不完全となるからである。潜水するため完全防水であるのがドライスーツである。
実際のドライスーツでは、ファスナーは背部に設置したり、前部の変則的な場所に設置されていて、首部にファスナーが設置されるということはあり得ない。そして着方自体訓練され慣れていないと困難である。首部はファスナー部の穴からかぶるようにして着用するのである。ということでやはり着るのが容易ではなく、慣れない人には着方を理解するのが難しく、津波等の緊急時には使用不可である。
非特許文献1のイマ―ションスーツは、ブーツ、グローブ、フードがスーツに一体化されている。完全気密タイプで着用の際にスーツ内に残存した空気によって浮力を得ようとするものである。後頭部のみに頭部を支える浮きが一個付属している。
首部がタートルネック方式で股から首部上端まで防水ファスナーを締め上げる方法は防水ファスナーが固くない限り、着やすいという長所がある。
欠点は、一つには、シール性、気密性を確保するためにスーツに一体化されたブーツ、グローブ、フードが着やすさ、着用者の作業性、活動性、車両の運転性を阻害するということである。
二つには、救命胴衣が付属していないので、スーツ内からの空気の漏れがあった場合には浮力が維持できないということ。かつ首部にファスナーが亘る方式は該スーツのように気密性が必要とされるスーツにあっては、首部シール帯内面が滑らかとはなり得ず、その点シールの脆弱性がある。又、窮屈に締め上げるため、首が苦しく、痛く、首部でファスナーが閉めづらくなり、緩くすれば空気、水が漏れやすくなる。
一つの解決策として、水中での体温保温効果のあるものとして、ダイバーが使用するドライスーツがある。だから、ドライスーツ自体もある程度浮力はあるが、その上から救命胴衣を着用すればよいのである。
だがこの救命胴衣着用ドライスーツには、津波時に使用するには致命的な欠点がある。
着方が普通の服とは全く異なるのである。使い慣れた者でも、ドライスーツ着用には難儀するのであり、その上から救命胴衣を着用するのも素人には簡単ではない。緊急時には救命胴衣プラスドライスーツは不可である。
ただしこれらの課題は、解決が可能である。目的は津波、水害水難時の延命である。一つには救命胴衣着用の手間を除くため救命胴衣は初めから一体化する。ドライスーツ着用を困難ならしめているのは、スーツ全体の窮屈さ、特に足部、手首部、首部の窮屈さ、それに通常の衣服とは異なる変則的な着方がある。
ドライスーツを着用するには、スーツの背面から身体を出し入れしたり、スーツ前部の大きな穴から身体を出し入れし、その後肩部より上をかぶるようにして着用する。スーツの首部開口部の防水性を確保するため、ファスナーを邪魔でない位置にもってくるため、このようになっているのである。
この点に関しては、ダイビング用ドライスーツと津波用改良ドライスーツには基本的な用途の相違というものがある。ダイビング用ドライスーツは水中での防水性、運動性を確保しなければならない。津波用改良ドライスーツにおいては、水中での運動性はさほど必要ではないし、首が水上に出た状態での防水性が確保できればよい。
もう一つのコンセプトとして、水の侵入を許容するウエットスーツがあるように本願スーツにおいてもスーツ内への多少の水の侵入をも許容する立場である。それはスーツ内に多少の水があっても、スーツ内外への大幅な水の出入りがない限り、水が体温で温められ、保温効果が失われないということであり、このような本願改良ドライスーツにおいても通常のドライスーツのように潜水するためのものではなく、もともと水面上に浮いているので多少の防水性を犠牲にすることで着用の際の窮屈さを回避し、着るときの勝手の良さを実現し、実用性を確保するものである。
本願請求項1の発明は、防水性、保温性の高いドライスーツ様スーツに救命胴衣を一体化させることで、呼吸の確保と保温性を確保する。かつファスナーをスーツ前面略中央を首部上端まで施設することで着用のしやすさをも確保する。
首部が絶えず水上に出るようにすることで、シールの弱点である首部のシールをくぐり抜けスーツの内部へ侵入する首部からの水の流通を無くするとともに、被災者の瓦礫、救助などへの対応をし易くする。
本願発明におけるスーツは、ダイビング用ドライスーツ様の津波等避難用スーツであって、救命胴衣がそれに一体化されたスーツである。
まず本スーツはルーズフィット型のドライスーツ様スーツである。主な理由はウエットスーツのような密着型のスーツであると着づらくなるからであるのと、基本的な防水性を確保するためである。
このタイプのスーツには、着やすさ以外に、スーツ着用後にスーツ内に残存した空気により浮力が得られる。残存した空気層による保温性が増すなどのメリットがある。
次には本スーツにおいては、防水ファスナーは股部より首部タートルネック最上端にわたり設置され誰においても着用が容易なものとなっている。
しかしそのためにきつく締め付けることは出来ず、内側に凹凸のない滑らかな密着型シール素材ではなくなるので、首部のシール性が犠牲となっている。首部のシール材は苦しく、痛くならないように、窮屈に締め付けることは出来ない。
本スーツにおいては、首部のシール性についてはさほどこだわらない。なぜならシール性を犠牲にしてもスーツの着やすさの方を重視するからである。首部のシール性についてはスーツに一体化された救命胴衣により確保されるからである。救命胴衣の浮力によって、ほとんどの場合首部のタートルネック開口部は水面上に出ることとなるからどのみち水の漏入はほとんど無い。
通常のドライスーツにおいては防水ファスナーは変則的な位置に設置され、首部にファスナーが設置されるということはない。
防水ファスナーは耐水性によりライトデューティータイプ、ミディアムデューティータイプ、ヘビーデューティータイプの3種に大別されるがライトデューティータイプが好ましいであろう。最も動きが固くないからである。あくまでも本スーツにおいては着やすさを重視するからである。
本スーツにおいてはシールすべき箇所が首部、腕部、防水ファスナー部、脚部とあるが、いずれにおいても高度のシール性は要求しない。多少の水の出入りがあっても。スーツの保温性をさほど阻害しない。潜水のためのスーツではなく、ある程度の時間持ちこたえるためのものである。
次には、本スーツにおいては首部はハイネック、タートルネックである。顔面の下半分の所まで来てもよい。もとより首部より水が入り込まないようにするためである。
次には本スーツには救命胴衣、又は救命胴衣と同一の機能を有する一つの若しくは複数の浮き袋部が一体化されている。救命胴衣等には本来の役目以外にタートルネック等首部からの漏水を防ぐ意義もある。浮力によって、タートルネック等端部は水上にあることとなるからである。
救命胴衣等はその浮力のみで着用者の呼吸の確保と救命ができるようなものでなければならない。例えば国の規格に沿ったものなどである。
相手が津波等であるため、この救命胴衣等の浮力は大きめの方が良いであろう。救命胴衣等については固形式、既充填式、手動式、自動式、吹き込み式、それらの複合などがある。固形式の場合には機械の不良、漏気、年期などの問題がないため信頼性が大きいし瓦礫にも耐性がある。手動式、自動式、吹き込み式の場合には膨らませる前には邪魔にならず、活動し易く、収納が便利などの利点がある。
本スーツにおいては脚部は長、中、短のスパッツ状態となる。スパッツ端部開口部はシール性を持たせる。本スーツにブーツは一体化せず履かせない。一体化ブーツにすればシールの問題は無くなるが、本発明のコンセプトは津波等時に本スーツを着用してから、身軽に慣れた靴を履き避難所に逃げるという点にある。動きやすく、走りやすく、運転しやすくすることが大事である。
腕部は長袖又は中袖又は半袖である。袖端をシール帯とする。
〈原理〉
本スーツの設計原理につき述べる。
本スーツはダイビング用ではなく水上浮遊用なので、救命胴衣の浮力が十分ならばハイネック、タートルネック首部も当然水上に出て、故に首部は完全シールするには及ばない。よって防水ファスナーは、通常のドライスーツのように首部も完全にシールする必要からスーツ首部に設置できず、不自然に背後に付けたり、前部斜めに変則的に付けたりする必要はない。
普通のつなぎ服のように体の前部、股から首の最上部までファスナーを走らせればよい。この防水ファスナーは完全シールでなくてよい。つまり開け閉めの固いものでなくてよい。この点でも完全にシールして窮屈にするよりも多少の水漏れがあっても滑らかな着やすさを実現することも本発明の範囲内に含む。この場合の水漏れは保温効果に影響を与えず、生命に障るようなものではない。
よって普通のつなぎ服であるから、着るのが容易で、特別の練習などの必要はない。防水ファスナーも通常の完全シールのドライスーツのように開け閉めの固いようなものではない。
例えば本発明においては、首部は水上に出ており、完全シールされていない場合は空気の出入りはあり、そのためスーツは水圧で周囲から圧迫されると体とスーツの間隙は狭まり、スーツがよほどだぶだぶでない限り、仮に多少の水が入ったとしても少量であり、外部との流通も最小限度であり、体温で温められた水分による保温効果もあいまって、水の流入を許容するウエットスーツのように保温効果は保たれる。
繰り返しになるが、足裾部、手袖部、首襟部、ファスナー部において、シール手段を取っているが、もとより該シール手段が完全防水であってよいが、本出願においてはもう少し緩い程度のシールをも許容するものである。
シールの強度とスーツの着やすさとは裏腹の関係にある。シールの強度を高めれば高めるほどスーツを着ることは困難になるのである。それはシールの強度を高めれば防水ファスナーは開閉動作が固くなり、足裾部、手袖部、首襟部、の伸縮材の締め付けがきつく狭まるからである。でもそのようでは緊急時のものの役に立たない。それで防水性を犠牲にしてでも着やすさの方を取るのである。つまり防水ファスナーは弱めのものを用い、足裾部、手袖部、首襟部、の伸縮材も強くし過ぎない。
本スーツにおいては多少の水の侵入、出入りは許容する立場を取る。その場合でも体温で温められた水自体の保温性能もあいまって、本スーツの保温性能は低体温症を招くほどの低下はない。本スーツのコンセプトは水中で快適に過ごすことではない。通常の救命胴衣のみの場合の非保温性を補って水中で一定時間持ちこたえて救命率を高めることである
もう一つは本発明においては、本スーツにおいては救命胴衣、浮き袋部は上胴体の前後左右上下に十分な浮き袋量がスーツの部分として一体化されているので首部は水上に出るように確保されるので、最も弱いシールの首部からの漏水は波をかぶらない限りない。
本願スーツの効果を非特許文献1のイマ―ションスーツと比較しながら述べる。
(1)該イマ―ションスーツにおいてはスーツ本体を浮き袋として利用しているのであるが首元を縦に走っているファスナーのせいで首元のシール性、気密性に弱点があり、空気漏れを起こす可能性があり浮力が維持できなくなる。
本スーツにおいては浮力は救命胴衣、浮き袋部により確保されている。
(2)該イマ―ションスーツにおいては体が自然に自動的に仰向けに浮く構造とはなっていない。もしうつ伏せに体が浮いた場合には呼吸が確保できない。ベテランなら自分で治せるが、素人には困難である。本救命胴衣付きスーツにおいてそのようなことは起こり得ない。
(3)本スーツには該イマ―ションスーツのようにブーツ、グローブ、フードは付属していない。その分構造がシンプルで安価で普通の服を着るような気軽さがあり、活動性が損なわれず実用性が高い。救命胴衣、浮き袋部が水没時手動、自動、吹き込み式ガス充填であればガス充填前にはスーツは膨らんでいないのでなおさらである。
事前に着用しておれば業務に従事していて東北大震災津波で犠牲となった、救助隊員、役所職員のようなことは防げる。着用してから避難することが出来る。
(4)本スーツは着やすさを最大限に重視している。危急時に着用の仕方が分からない、手間取るようなものはものの役に立たない。
(5)本スーツのようにシンプルが故の安さは必要で一般に普及しなければ救命率は上がらない。着やすさ、着た後も活動しやすさが確保できる。子供、年配者にとっても着方が簡単、着るのに力が要る、他人の手を借りる、などのようなことがない。
かくして水中で呼吸が確保でき、救命性能があり、水中で保温性のあるかつ緊急時に手早く着やすいのが本願救命胴衣付きドライスーツ様スーツである。又、本スーツにおいては、当たり前であるが、津波の高さは高低無関係である。
特にシール性の確保の観点から首元で強く締め上げなくてもハイネック等と救命胴衣等の効果でハイネック等端は水上に出るので、首元からの漏水は最小限度まで防げるのでスーツ内の保温性は低体温症になるほど失われはしないし、防水ファスナーはハイネック等端の最後まで楽に閉めることが出来る
かつ救命胴衣等には、スーツ内の残留空気が足側にたまって水中で倒立状態になることを防止する効果もある。
明らかに、水害、津波時に本スーツを着用しない場合に比べてかなりの救命率向上が期待できる。
本スーツはドライスーツ様スーツに救命胴衣を一体化させ、かつ防水ファスナーを前面略中央部、股から首部最上端まで持ってきたワンピース型のルーズフィットスーツの構造となっている。ワンピース型とあるのは極力、シールしなければならない部位を減らすためである。色は目立ちやすい赤、黄、オレンジなどが良い。
素材としては、防水性、又は防水性かつ保温性、断熱性を有し、それ自体が水より軽量で浮力を持つものでもよい。呼吸を確保し、水中で低体温症にならずに数時間持ちこたえるためである。
ここで防水性を有する素材を、防水性かつ保温性を有する素材と分けて書いてあるのは、素材が防水性を主に有し保温性をさほど持たない場合であっても、スーツ内残留空気及びスーツ内衣服によって保温性は保たれるからである。
保温性を有する素材はどうしても肉が厚くなり、よって着づらくなり、また高価になりがちである。肉が薄めの防水性素材ならば、着やすく安価である。
実際の素材としては、発泡クロロプレンゴム、ラジアルコーティング、圧縮ネオプレン、バイラミネート、トリラミネート、加硫ゴム、防水透湿生地、ニット地、防水生地、ゴム引き、ワックスドコットン、ポリ塩化ビニル、ギャバジン、ゴアテックスなどがある。
脚部は丈が足首から太股までのいずれかであって、足首又はふくらはぎ部又は太股部を裾終端とし終端開口部においてシール手段を備える。水のスーツ内への流出入を防ぐためである。シール手段は例えばゴムなどの内面が滑らかな伸縮する素材を用いる、又は面ファスナーを用い締めつけるようにする、又はそれらの複合とする。
シール素材の表面は平滑で、着用者の皮膚に密着することで水の浸入を防ぐようになっている。素材としては発泡クロロプレンのうち、特に伸縮性の高いタイプのもの、あるいはラテックスが通常用いられる。シリコンシールはラテックスシールよりも更に水密性に優れる。
脚部において、ふくらはぎ部又は太股部を終端裾とする場合には足のくるぶし部と太さが変わらないかより太いので、裾端を窮屈にし過ぎることがなく、足を通すときに履きやすい。つまり着用がより容易である。
腕部は手首又は前腕上部又は二の腕部を終端とし終端袖部においてシール手段を備える。水のスーツ内への流出入を防ぐためである。シール手段は例えばゴムなどの伸縮する素材を用いる、又は面ファスナーを用い締め付けるようにする、又はそれらの複合とする。
腕部において、前腕上部又は二の腕部を終端袖部とする場合には拳部と太さが変わらないので、袖端を窮屈にし過ぎることがなく、袖を通すときに通しやすい。つまり着用がより容易である。
首部はハイネック又はタートルネックを用い、襟終端部にシール手段を備える。水のスーツ内への流出入を防ぐためである。シール手段は例えばゴムなどの伸縮する素材を用いる、又は面ファスナーを用い締めつけるようにする、又はそれらの複合とする。
首部には縦に防水ファスナーが走っているので強く締め付けると痛くて耐久力、活動性が損なわれるし、ファスナーを最後まで閉めるのが容易ではなくなり着づらくなる。よってほどほどの締め付けで良いであろうし、あるいは首との間に多少の隙間があってもよい。その理由については後に説明する。
首部はハイネック、タートルネック状でシール又は半シール又はノンシールの状態である。例えば半シール又はノンシールである場合にはそのことがファスナーを首部の最上部まで走らせることを容易とし、本スーツをつなぎ服と同じ構造にして着用するのを容易にし、外部との空気の流通をある程度可能にし、スーツが水圧で体に密着するようにし、内外部の水分の漏れ、流通を最小限度とし、保温効果を維持することが出来る。
首部は襟がハイネック、タートルネック状がよい。または顔の下半分まで覆うタートルネック状でもよい。伸び縮みする素材で軽く押さえる程度でよいだろう。又はゆるゆるでもよい。津波時には当然水を被ることもあるわけであるが、例えば本発明においては、救命胴衣が一体化されていることもあって、ほとんどハイネック、タートルネック端部は水上にあるので、スーツ内への水漏れ、流出入は限定的であり、首部できつくシールする必要はない。そのために首端部が水上に出やすくなるように救命胴衣部は設計されている。
本スーツにおいては、危急時であるので、スーツの着やすさは至上命令であり、首部にファスナーが走っていることもあって、特に首部を窮屈にすると着やすさが損なわれる。よって首部は緩めで良いのであって、そのために首部でシールするというよりも、そもそも首部が水上に出る設計となっている。
シール手段は首、腕あるいは、脚などの開口部に設けられる。表面は平滑で、着用者の皮膚に密着することで水の浸入を防ぐようになっている。素材としては密着性と伸縮性の高いスキン生地が用いられ、発泡クロロプレンのうち、特に伸縮性の高いタイプのもの、あるいはラテックス、シリコンシールが通常用いられる。又は面ファスナーを用い締め付けるようにする。又はそれらの複合であってよい。
本スーツにおいては、足部にブーツが付属していないため、又手部にグローブが付属していないため、又頭部にフードが付属していないため着用のしやすさ、着用者の活動性、行動性、車両の運転性が確保される。
例えば一般人の場合走って、又は車を運転して高台、高所に避難するような場合にグローブはない方が良いし、靴も普段靴の方が良い。その場合フードも邪魔になる。又ファスナーを閉める場合もグローブは邪魔になる。
まして救助隊員、役所職員などのようにギリギリまで職務を遂行しなければならない人々にとってはブーツ、グローブ、フードなどは職務遂行に支障をきたす。彼らも自らの生命は確保するため本スーツを事前に着用しておく。
体のほぼ中央を股から首部の最上端まで防水ファスナーが走る。防水ファスナーには耐水性によりライトデューティータイプ、ミディアムデューティータイプ、ヘビーデューティータイプの3種があるが、ここではライトデューティータイプ、ミディアムデューティータイプなどが望ましいであろう。
本スーツを着用するには開かれた防水ファスナー部より体を入れ、いわゆる継なぎ服と同様の仕方で着用する。
本スーツには救命胴衣、又は同様の機能を有する救命胴衣浮き袋部(又は、浮き袋収納部)を有し、固定され、一体化されている。緊急時、パニック時に迷わず簡単に普通の服を着るごとく着用できるためである。もしスーツの上から救命胴衣を着用するとすれば素人には無理であるし、緊急時に二度手間である。また救命胴衣を着用するにはある程度の知識と練習が必要となる。素人が緊急時に着用するには不向きである。
本発明においては、本スーツの前面防水ファスナーの左右には救命胴衣、又は浮き袋部がスーツに一体化されて付属している。体の背面にも同様に救命胴衣、又は浮き袋部がスーツに一体化されて付属している。又は、体の側面その他の部位に救命胴衣、又は浮き袋部がスーツに一体化されて付属している。
海上に寝ているよりは、直立していた方が周囲を観察しやすく瓦礫との衝突を避けやすく泳ぎやすく、避難場所にたどり着きやすく、救援を呼びやすいであろう。
救命胴衣等の総容量は、その浮力によって、首部が波をかぶる時以外、常時水上に出るために十分な大きさを持っていなければならない。そのため大きめが良い。
救命胴衣、又は浮き袋部は固形の浮力体を備える。浮力材には発泡スチロールなどの固形物が使用される。長期間にわたって信頼性が高く、瓦礫との接触、劣化によるピンホールからくるエア漏れなどがない。
又は、予めガスが浮き袋部等に充填してある。救命胴衣、又は浮き袋部を膨らませるための作業を必要としない。ピンホールによるリスクを回避するために、浮き袋部を複数とすると良いであろう。
又は、水没時に手動でガスを浮き袋部等に充填する。小型のガスボンベが備え付けられていて、手動で開封することにより、ガスを浮き袋部等に充填する。落水するまでは浮き袋部等は膨らんではいないので、着用者は一層の活動性を確保できることと、水没時に初めて充填するのでより大容量のガスを充填出来る。
又は、水没前にガスを吹き込んで充填する。
又は、自動で落水時にガスを浮き袋部等に充填する。ガスボンベが水を感知して自動的に開封する。落水するまでは浮き袋部等は膨らんではいないので、着用者は一層の活動性を確保できることとそのため、活動後に浮きを使用するため、より大容量のガスを充填出来る。
又は以上の五種の内何種かの結合であってもよい。
例えば最低限の浮力を固形式、既充填式で確保しておいて、その余の浮力を手動、自動式、吹き込み式で補うと言った場合である。没水前にあまり浮き袋部が膨らんでいると活動の邪魔になるからである。あるいは背面の浮き袋部を固形式、既充填式にしておいて、必要に応じて前面の浮き袋部を手動、自動式、吹き込み式にするといった場合である。その方が体を縦に起こしやすいからである。
又以上の場合に必要最低限の浮力は信頼性のある固形式で確保しておいて、さらなる浮力をそれ以外の一つ又は複数の方法で加量するといった方法でもよい。
ウエストベルトタイプの自動救命胴衣とは落水時に胴体の回りに浮き輪が飛び出してくるタイプのものである。自動式ウエストベルトタイプの救命胴衣に関しては例外的に腰部背面に浮き袋収納部を設置一体化する。落水時に自動的に浮き輪が胴体の回りに排出される。
自動膨張式サスペンダータイプが使用、併用されるのは、本来の浮力を得んがためと共に、頭部に対するがれき類衝突の衝撃を緩和するためである。津波時に救命胴衣を使用する際に有利なことは、使用しない場合に比べて、がれき類衝突の衝撃を緩和できる点にある。胴体回りを浮き袋部等で衝撃より防護するとともに、自動膨張式サスペンダータイプライフジャケットは首部の回りに浮き輪がある状態になるので、頭部をもがれき類衝突の衝撃から保護しようとするものである。
脚部、腕部、首部のシール手段、防水ファスナーに関しては、本発明の範囲内には完全防水のものも当然含まれるが、シール強度が万全ではないものも許容する立場である。
それはシール手段の強度とスーツの着やすさとは裏腹の関係にあるからである。シール手段の強度を要求すればするほどその部分は窮屈となり、着るのが困難となる。特に緊急時、パニック時に素人にとってはそうである。本発明において不完全シールのものを許容できるのは、以下に述べるように構造上有利な点があるからである。
最も不完全なシールとなり易いのは首元のシールであるが、例えば本スーツにおいては常時首襟端が水上に出ているので、波をかぶった時以外は強いシールの必要がない。
脚部、腕部、首部のシール手段に関しては、着やすさを確保するために、緩めの締め付けでもよい。
防水ファスナーに関しても防水性の強いものは開け閉めが固くなるので特に素人、年配者、女性、子供のとっては防水性を多少犠牲にしても開け閉めのスムーズなものがよいであろう。
というのはスーツ内への水の侵入はそれ以降の水の流出入量が微小なものであればスーツの保温性能にさしたる悪影響は与えない。水自体も体温で温められ保温性能を持つようになり、低体温症になるほどの悪影響は与えない。本スーツにおいては水中での快適さを求めるものではなく、水中で低体温症にならずに避難できるまで、救援をまつまでの時間持ちこたえるのが目的である。
防水性を追求するあまり、スーツの着やすさを犠牲にしてはならない。本スーツにおいては着やすさは第一番目の重要要件である。水害、津波時の緊急時、パニック時に手軽に、手短に着用できないというのは致命的であるからである。
地震時に津波を避けるため高台、避難所に避難するための必ずしも困難な決断を迫らないという点でも有利である。とりあえず一着羽織る気持ちで、手軽に本スーツを着用してしまえばよいだけである。何の困難な決断も要求しない。先の東北大震災において、過去に何度かの津波被災の経験のある地域においてかつなぜあれほどの犠牲を出さねばならなかったかの分析の結果でもある。
本スーツのシール性能に関して最も弱い部分は首元にある。なぜかというと首元を縦にファスナーが走っているので、痛くなるので強く締め付けられないし、筒状のタートルネック等と首の間にファスナー部分で内面が一様でなくなり隙間ができやすい。そこで水漏れをふせぐため水中では首襟端が常時水面上に出るようにする。
浮き袋部等に関して、浮き袋部は固形式の浮力材を入れたものでも良いし、ガスを充填してあるもの、手動、自動、吹き込み式でガス充填するもの、又はそれらのいくつかの複合であってもよい。浮力材を用いるものの利点としては津波時には周囲を瓦礫が浮遊しているので接触により浮き袋部等表面が破れる恐れがあるからである。浮力材を用いるもの、ガスの既充填、自動充填のものは特別に浮き袋部を膨らませるための作業が要らないので緊急時、パニック時の素人にとって好ましい。ガスの手動充填、自動充填、吹き込み式のものは水に入るまではスーツが膨らんでいないので浮き袋部が邪魔にならず、作業性が確保できる。浮き袋部を複数にした場合には一つが損傷したときでも残りの浮き袋部で急場をしのげる。
請求項1の発明において、本スーツを着用した人の一つの実施例の正面図である。脚部はふくらはぎ裾部が終端となっている。端末開口部にはシール手段が施されている。点線で示してある部分はおおよそのシール帯である。この場合は密着性と伸縮性の高い素材が用いられている。腕部は前腕上部袖部が終端となっている。端末開口部にはシール手段が施されている。この場合は密着性と伸縮性の高い素材が用いられている。首部襟端はタートルネック型終端となっている。端末開口部にはシール手段が施されている。この場合は密着性と伸縮性の高い素材が用いられている。胴体正面略中央には、防水ファスナーが股から首部タートルネック最終端まで連続して施されている。図では最終端まで閉められた形になっている。最終端で閉めやすくするために首部真ん中を走らせるのではなく多少わきにそらすようにしてもよい。ファスナー部左右には救命胴衣、又は浮き袋部が配置されている。 図1の実施例の背面図の一例である。救命胴衣、又は浮き袋部が左右に配置されている。

Claims (1)

  1. 防水性、又は防水性かつ保温性を備えた素材からなるワンピース型及び非密着ルーズフィット型のドライスーツ様のスーツであって、以下の要件を備える。

    脚部は
    足首までの長さの該スーツであり、該足首部裾端開口部にシール手段を備える。
    又は、中間的なふくらはぎ部までの長さの該スーツであり、該ふくらはぎ部裾端開口部にシール手段を備える。
    又は、太もも部までの長さの該スーツであり、該太もも部裾端開口部にシール手段を備える。

    腕部は
    手首までの長さの該スーツであり、該手首部袖端開口部にシール手段を備える。
    又は、前腕上部までの長さの該スーツであり、該前腕上部袖端開口部にシール手段を備える。
    又は、半袖までの長さの該スーツであり、該半袖部袖端開口部にシール手段を備える。

    首部は
    ハイネックであり、該ハイネック襟端部開口部にシール手段を備えるか、若しくはシール手段を備えない。
    又は、タートルネックであり、該タートルネック襟端部開口部にシール手段を備えるか、若しくはシール手段を備えない。
    又は、顔面の下半分までくるタートルネックであり、該タートルネック襟端部開口部にシール手段を備えるか、若しくはシール手段を備えない。

    該スーツ前部略中央に、股より首部ハイネック、又はタートルネック最上端まで防水ファスナーを備える。

    該スーツに固定され一体化された、救命胴衣、又は救命胴衣と同一の機能を有する一つの若しくは複数の浮き袋部を備える。
    但し該救命胴衣、又は救命胴衣と同一の機能を有する一つの若しくは複数の該浮き袋部は少なくともその浮力のみで着用者の呼吸の確保と救命ができるようなものでなければならない。

    該救命胴衣、又は救命胴衣と同一の機能を有する一つの若しくは複数の該浮き袋部は
    固形の浮力体から成るもの、
    若しくは、予めガスが充填してあるもの
    若しくは、手動でガスを充填するもの、
    若しくは、自動で落水時にガスを充填するもの、
    若しくは、息を吹き込んでガスを充填するもの、
    若しくは、それらの内のいくつかの複合である。

    又は、固形の浮力体をベースにして、
    予めガスが充填してあるもの
    若しくは、手動でガスを充填するもの、
    若しくは、自動で落水時にガスを充填するもの、
    若しくは、息を吹き込んでガスを充填するもの、
    若しくは、それらの内のいくつかの複合、
    を該ベースに付加したものである。

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