JP2021177091A - カムクラッチ - Google Patents

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Kohei Kunimatsu
栄一 中川
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【課題】動作モードの切り換えが可能であり、クラッチ動作の安定性を向上させることができて高い応答性を得ることのできるカムクラッチを提供する。【解決手段】カムクラッチ100は、付勢手段によって内輪110及び外輪120に接するように付勢された複数のカム140の各々を強制的に傾倒させるカム姿勢変更部185を有する動作モード切換手段が内輪110及び外輪120の回転動作とは独立して駆動可能に設けられ、カム姿勢変更部185によるカム140に対する荷重作用点Apと、内輪110及び外輪120のうち荷重作用点Apに対して径方向遠位側に位置される軌道輪に対するカム140の遠位側接点Epとの間の径方向位置に荷重支持点Spが形成され、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの間の径方向長さd1が、荷重支持点Spと遠位側接点Epとの間の径方向長さd2より大きい。【選択図】図6

Description

本発明は、外輪及び内輪の相対的な回転動作を許容するフリー状態と、外輪及び内輪の相対的な回転動作を禁止するロック状態とを切り換え可能に構成されたカムクラッチに関する。
回転力の伝達と遮断を制御するクラッチとして、正転方向及び逆転方向の両方向に駆動と空転が切り換え可能な2方向クラッチが知られている。
2方向クラッチのある種のものは、内輪及び外輪の相対的な回転動作を禁止(回転力を伝達)するロック状態と、内輪及び外輪の相対的な回転動作を許容(回転力を遮断)するフリー状態との切り換えを、カム又はスプラグを傾倒させることで行う構成とされている(例えば特許文献1,特許文献2参照。)。
また、特許文献3には、付勢手段によって回転ロック方向が逆方向になるように付勢された第1スプラグおよび第2スプラグをともに保持する保持器を制御して、正転方向及び逆転方向の両方向の回転を許容する両方向フリーモード、正転方向に対してのみ回転を許容する一方向ロックモードおよび逆転方向に対してのみ回転を許容する一方向ロックモードの3つの動作モードの切り換えが可能に構成されたクラッチが記載されている。
特開2011−220509号公報 特開平11−182589号公報 特開2011−231828号公報
而して、特許文献1に記載の2方向クラッチにおいては、入力側回転体が出力側回転体に対して相対回転したとき、スプラグが入力側回転体の回転方向と同方向に傾くことで、入力側回転体と出力側回転体との係合及び切り離しが切り換えられる。このため、回転方向が切り換わる際に時間ロスが発生し応答性が悪いという問題がある。また、特許文献2に記載の2方向クラッチにおいても同様の問題がある。
また、複数のカムは保持器によって周方向に等間隔に配置されているが、実際上、カムは保持器のポケット部においてある角度範囲内で配置されているため、隣り合うカムの位置(姿勢)にはバラつきがあり、カムの作動タイミングにバラつきが発生しやすいといった問題があった。
本発明は、これらの問題点を解決するものであって、動作モードの切り換えが可能であり、クラッチ動作の安定性を向上させることができて高い応答性を得ることのできるカムクラッチを提供することを目的とする。
本発明は、同軸上に相対回転可能に設けられている内輪及び外輪と、前記内輪と前記外輪の間において周方向に間隔を空けて配置された複数のカムと、前記複数のカムの各々が前記内輪及び前記外輪に接するように前記複数のカムの各々を付勢する付勢手段を備えたカムクラッチであって、前記内輪及び前記外輪の回転動作とは独立して駆動可能に設けられ前記カムを強制的に傾倒させるカム姿勢変更部を有する動作モード切換手段を備え、前記カム姿勢変更部による前記カムに対する荷重作用点と、前記内輪及び前記外輪のうち前記荷重作用点に対して径方向遠位側に位置される軌道輪に対する前記カムの遠位側接点との間の径方向位置に荷重支持点が形成され、前記荷重作用点と前記荷重支持点との間の径方向長さが、前記荷重支持点と前記遠位側接点との間の径方向長さより大きい構成とされることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係る発明によれば、複数のカムの各々の周方向位置が規制されて隣り合うカムの位置関係およびカムの姿勢が一定に保たれるので、カム姿勢変更部を駆動させてカムを傾倒させるに際して、カムの挙動にばらつきが生ずることを回避することができる。しかも、荷重作用点と荷重支持点との距離を十分に大きくとることができるため、カム姿勢変更部の移動によりカムに作用するモーメントが大きくなり、カムの姿勢を小さな力で変更することができるとともに構成部材の製造上のバラつきの影響を受けにくくなる。従って、クラッチ動作の安定性を向上させることができて高い応答性を得ることができる。
本請求項2に係る発明によれば、カムの周方向位置及びカムの姿勢をより確実に規制することができるので、クラッチ動作の安定性を一層向上させることができ、高い応答性を確実に得ることができる。
本請求項3に係る発明によれば、部品点数を増加させることなく、簡単な構成で、所期の効果を確実に得ることができる。
本請求項4に係る発明によれば、第1のカムと第2のカムは互いに係合する回転方向が異なるものであるため、第1のカムと第2のカムのいずれか一方又は両方の姿勢を選択的に変更することにより、正転方向及び逆転方向の両方向の回転を許容する両方向フリーモード、正転方向及び逆転方向のいずれか一方向に対してのみ回転を許容する一方向ロックモード、並びに、正転方向及び逆転方向の両方向の回転を禁止する両方向ロックモードの4つの動作モードの切り換えを行うことが可能となる。
本請求項5に係る発明によれば、上記4つの動作モードの切り換えを容易に行うことが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るカムクラッチの一例における構成を示す分解斜視図である。 図1に示すカムクラッチのX軸に沿った断面の一部を示す拡大断面図である。 図1に示すカムクラッチを図2におけるA−A線で切断したときの断面図である。 図1に示すカムクラッチにおけるカムの構成を示す斜視図である。 図1に示すカムクラッチにおけるカムケージの構成を示す斜視図である。 図1に示すカムクラッチの動作説明図である。 本発明の第2実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。 図7に示すカムクラッチにおけるカムケージの構成を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。 図9に示すカムクラッチにおけるカムケージの構成を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。 図11に示すカムクラッチにおけるカムケージの構成を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。 本発明の第6実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。 本発明の第7実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。 本発明の第8実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。
本発明の実施例を図1〜図16を参照して説明する。但し、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
本発明の第1実施形態に係るカムクラッチ100は、図1〜図3に示すように、同一のX軸上に相対回転可能に設けられる内輪110及び外輪120と、内輪110と外輪120との間で動力の伝達及び遮断を行うカム機構130とを備えている。
カム機構130は、内輪110及び外輪120の間に配置される複数のカム140と、複数のカム140の各々を同一円周上において周方向に所定の間隔を空けて保持するカムケージ150と、複数のカム140の各々を内輪110及び外輪120と接するように付勢する付勢手段である環状のガータスプリング135から構成されている。
カム140は、図4に示すように、径方向外方に向かって凸となるように弧状に湾曲して形成され外輪120との外周側係合面142を構成する周面を有する頭部141と、径方向内方に向かって凸となるよう弧状に湾曲して形成され内輪110との内周側係合面144を構成する周面を有する脚部143と、頭部141と脚部143を連設する支柱部145とを有する。頭部141は周方向において支柱部145に対して外方に張り出すように形成されている。
カム140の外周側係合面142には、カム140端面に垂直な方向(X軸方向)の中央部に、ガータスプリング135が嵌入されるガータスプリング装着溝146が形成されている。ガータスプリング装着溝146は、ガータスプリング135によって径方向内方側に付勢されることで、図3において時計回りの回転モーメントがカム140に与えられるように構成されている。
カムケージ150は、図5に示すように、周方向に等間隔で並ぶよう設けられたポケット部160を備えている。
このカムケージ150は、軸方向において互いに対向する一対の環状板部151,152と、周方向に等間隔毎に並んだ位置において軸方向に延びるよう設けられ環状板部151,152同士を連結する複数の柱部155とを有し、隣接する柱部155間の空間によってポケット部160が形成されている。一方の環状板部151は、外輪120の一端面に形成された凹所の底面に対接されるよう他方の環状板部152より外形寸法が大きく構成されている。
各々の柱部155は、他方の環状板部152の外周縁より径方向外方に突出するように形成されており、外周面に周方向に延びるガータスプリング装着溝157が形成されている。
カム140は、脚部143側からポケット部160に挿入され支柱部145がポケット部160内に位置されるように配置され、ガータスプリング135が装着されることでカムケージ150に保持される。カム140がカムケージ150に保持された状態においては、カム140の頭部141における一側面側の角部が柱部155の他側面に当接される。これにより、カム140の周方向における位置が規制されるとともにカム140の姿勢が規制され、すべてのカム140が姿勢(傾き)にバラつきを生ずることなく内輪110及び外輪120に接する状態とされる。
このカムクラッチ100においては、外輪120に固定されカムケージ150の内輪110及び外輪120に対する相対回転を禁止するケージ回り止め170が設けられている。
ケージ回り止め170は、カムケージ150の一方の環状板部151に対接されカム機構130の軸方向の移動を規制する円環板部171と、外輪120に外嵌され円環板部171の一面における外周縁から軸方向に延びる周壁部172と、円環板部171の内周縁において軸方向に延びるよう設けられカムケージ150の対応する柱部155に形成された溝部156に挿入される複数のストッパ部173とを有する。周壁部172には、外輪120の外周面に形成され軸方向に延びる凹溝121にスライド係合される係合爪部174が形成されている。
而して、本実施形態に係るカムクラッチ100は、内輪110及び外輪120の相対的な回転動作が許容されるフリー状態と、内輪110及び外輪120の相対的な回転動作が禁止されるロック状態とを切り換える動作モード切換手段180を備えている。
本実施形態の動作モード切換手段180は、円環板状の端壁部181と、端壁部181の一面における内周縁から軸方向に延びるよう設けられカム姿勢変更部として機能する複数の片状部材185と、端壁部181の一面における外周縁から軸方向に延びる周壁部182とを有する。動作モード切換手段180は、その周壁部182が円筒状の軸受け部材190を介してケージ回り止め170の周壁部172に外嵌され、複数の片状部材185が隣接するカム140の脚部143間において内輪110の外周面に近接して設けられている。
以下、上記第1実施形態に係るカムクラッチ100の動作について説明する。
このカムクラッチ100においては、カム姿勢変更部を構成する片状部材185が中立位置にあるときに、内輪110に対する外輪120の正転方向(図3における時計方向)の相対回転が禁止される一方向ロックモードにあり、動作モード切換手段180を動作することで、カムクラッチ100の動作モードを一方向ロックモードから内輪110に対して外輪120の正転方向及び逆転方向の回転が許容される両方向フリーモードに切り換えることができる。
すなわち、動作モード切換手段180を正転方向に回転駆動させると、複数の片状部材185の各々がカム140に対して周方向正転方向に相対的に移動し、これにより、カム140が荷重支持点を揺動中心として内輪110及び外輪120との係合が解除される方向に傾倒する。このカムクラッチ100においては、図6に示すように、片状部材185によるカム140に対する荷重作用点Apと、カム140における荷重作用点Apに対して径方向遠位側に位置される軌道輪との遠位側接点Epである外輪120に対する接点との間の径方向位置において荷重支持点Spを形成するようにカム140の頭部141がカムケージ150の柱部155に当接している。また、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの間の径方向長さd1が、荷重支持点Spと遠位側接点Epとの間の径方向長さd2より大きい構成とされている。このような構成とされることにより、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの距離を十分に大きくとることができるため、片状部材185の移動によりカム140に作用するモーメントが大きくなり、カム140の姿勢を小さな力で変更することができるとともに構成部材の製造上のバラつきの影響を受けにくくなる。また、すべてのカム140が姿勢(傾き)にバラつきを生ずることなく内輪110及び外輪120に接する状態とされているため、カム140の挙動にばらつきが生ずることを回避することができる。これにより、クラッチ動作の安定性を向上させることができて高い応答性を得ることができる。
図7は、本発明の第2実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。
このカムクラッチは、カム姿勢変更部としての片状部材185が隣接するカム140の頭部141間に位置されるように動作モード切換手段180が構成されるとともに、カムケージ150がカム140の脚部143に当接して荷重支持点Spを形成するように構成されたことの他は、第1実施形態に係るカムクラッチ100と同様の構成を有する。
カムケージ150は、図8に示すように、軸方向において互いに対向する一対の環状板部151,152と、周方向に等間隔毎に並んだ位置において軸方向に延びるよう設けられ環状板部151,152同士を連結する複数の柱部155と、隣接する柱部155間の周方向中央位置における外縁部に設けられ環状板部151,152同士を連結する複数の連結板部159とを有する。各々の柱部155の径方向内方側端部には、周方向の一方に延出する突出部158が設けられている。そして、柱部155と、柱部155の突出部158側に位置される連結板部159との間の空間によってポケット部160が形成されている。
また、一方の環状板部151には、ポケット部160間に形成された空間に連通しケージ回り止め170のストッパ部173が挿入される切り欠き153が形成されている。
上記第2実施形態に係るカムクラッチにおいては、例えば、動作モード切換手段180を逆転方向(例えば図7において反時計方向)に回転駆動させると、複数の片状部材185の各々がカム140に対して周方向逆転方向に相対的に移動し、これにより、カム140が荷重支持点Spを揺動中心として内輪110及び外輪120との係合が解除される方向に傾倒する。このとき、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの距離が十分に大きいため、片状部材185の移動によりカム140に作用するモーメントが大きくなり、カム140の姿勢を小さな力で変更することができるとともに構成部材の製造上のバラつきの影響を受けにくくなる。また、すべてのカム140が姿勢(傾き)にバラつきを生ずることなく内輪110及び外輪120に接する状態とされているため、カム140の挙動にばらつきが生ずることを回避することができる。これにより、クラッチ動作の安定性を向上させることができて高い応答性を得ることができる。
第1実施形態に係るカムクラッチ100においては、ガータスプリング135によって付勢されることで、カム140の頭部141における一側面側の角部が柱部155の他側面に当接されカム140の周方向における位置が規制されるとともにカム140の姿勢が規制された構成とされている。また、第2実施形態に係るカムクラッチにおいては、ガータスプリング135によって付勢されることで、カム140の脚部143における他側面側が柱部155の突出部158に当接されカム140の周方向における位置が規制されるとともにカム140の姿勢が規制された構成とされているが、カム140の周方向位置およびカム140の姿勢を規制する位置規制部が別個に設けられた構成とされていてもよい。
図9は、本発明の第3実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。
このカムクラッチは、カム姿勢変更部を構成する片状部材185に対して径方向遠位側に位置される軌道輪である外輪120の内周面に位置規制部125が設けられた構成とされることの他は、第1実施形態に係るカムクラッチ100と同様の構成を有する。
位置規制部125は、外輪120の内周面における周方向に等間隔毎に並んだ位置において径方向内方に向かって突出するよう設けられている。位置規制部は、外輪120と一体に形成されている必要はなく、別部材により形成されたものを外輪120に固定してもよい。
カムケージ150は、図10に示すように、軸方向において互いに対向する一対の環状板部151,152と、周方向に等間隔毎に並んだ位置において軸方向に延びるよう設けられ環状板部151,152同士を連結する複数の柱部155とを有する。一方の環状板部151は、外輪120の一端面に形成された凹所の底面に対接されるよう他方の環状板部152より外形寸法が大きく構成されており、柱部155の一端が一方の環状板部151の内縁部に連設され柱部155の他端が他方の環状板部152の外縁部に連設されている。
このカムケージ150においては、隣接する柱部155間の空間によって、カム140が配置されるポケット部160とケージ回り止め170のストッパ部173が位置されるストッパ部収容部161とが周方向に交互に並ぶよう形成されている。
このカムクラッチにおいては、カム140がガータスプリング135により付勢されることで、片状部材185によるカム140に対する荷重作用点Apと、カム140における荷重作用点Apに対して径方向遠位側に位置される軌道輪との遠位側接点Epである外輪120に対する接点との間の径方向位置において荷重支持点Spを形成するようにカム140の頭部141における一側面が位置規制部125に当接された状態とされている。荷重支持点Spが形成される径方向位置は、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの間の径方向長さが、荷重支持点Spと遠位側接点Epとの間の径方向長さより大きくなる位置である。
而して、このカムクラッチにおいては、動作モード切換手段180を正転方向(例えば図9において時計方向)に回転駆動させると、複数の片状部材185の各々がカム140に対して周方向正転方向に相対的に移動し、これにより、カム140が荷重支持点Spを揺動中心として内輪110及び外輪120との係合が解除される方向に傾倒する。このとき、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの距離が十分に大きいため、片状部材185の移動によりカム140に作用するモーメントが大きくなり、カム140の姿勢を小さな力で変更することができるとともに構成部材の製造上のバラつきの影響を受けにくくなる。また、位置規制部125によって、すべてのカム140が姿勢(傾き)にバラつきを生ずることなく内輪110及び外輪120に接する状態とされているため、カム140の挙動にばらつきが生ずることを回避することができる。これにより、クラッチ動作の安定性を向上させることができて高い応答性を得ることができる。
また、カム姿勢変更部としての片状部材185が隣接するカム140の頭部141間に位置されるように動作モード切換手段180が構成される場合には、位置規制部が内輪の外周面に形成された構成とされていてもよい。
図11は、本発明の第4実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。
このカムクラッチは、カム姿勢変更部を構成する片状部材185に対して径方向遠位側に位置される軌道輪である内輪110の外周面に位置規制部115が設けられた構成とされることの他は、第2実施形態に係るカムクラッチと同様の基本的な構成を有する。
位置規制部115は、内輪110の外周面における周方向に等間隔毎に並んだ位置において径方向外方に向かって突出するよう設けられている。位置規制部は、内輪110と一体に形成されている必要はなく、別部材により形成されたものを内輪110に固定してもよい。
カムケージ150は、図12に示すように、軸方向において互いに対向する一対の環状板部151,152と、周方向に等間隔毎に並んだ位置において軸方向に延びるよう設けられ環状板部151,152同士を連結する複数の柱部155とを有する。
このカムケージ150においては、隣接する柱部155間の空間によって、カム140が配置されるポケット部160とケージ回り止め170のストッパ部173が位置されるストッパ部収容部161とが周方向に交互に並ぶよう形成されている。
このカムクラッチにおいては、カム140がガータスプリング135により付勢されることで、片状部材185によるカム140に対する荷重作用点Apと、カム140における荷重作用点Apに対して径方向遠位側に位置される軌道輪との遠位側接点Epである内輪110に対する接点との間の径方向位置において荷重支持点Spを形成するようにカム140の脚部143における他側面が位置規制部115に当接された状態とされている。荷重支持点Spが形成される径方向位置は、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの間の径方向長さが、荷重支持点Spと遠位側接点Epとの間の径方向長さより大きくなる位置である。
而して、このカムクラッチにおいては、動作モード切換手段180を逆転方向(図11において反時計方向)に回転駆動させると、複数の片状部材185の各々がカム140に対して周方向逆転方向に相対的に移動し、これにより、カム140が荷重支持点Spを揺動中心として内輪110及び外輪120との係合が解除される方向に傾倒する。このとき、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの距離が十分に大きいため、片状部材185の移動によりカム140に作用するモーメントが大きくなり、カム140の姿勢を小さな力で変更することができるとともに構成部材の製造上のバラつきの影響を受けにくくなる。また、位置規制手段としての板ばねの作用によって、すべてのカム140が姿勢(傾き)にバラつきを生ずることなく内輪110及び外輪120に接する状態とされているため、カム140の挙動にばらつきが生ずることを回避することができる。これにより、クラッチ動作の安定性を向上させることができて高い応答性を得ることができる。
以上においては、付勢手段としてカムを径方向内方に向けて付勢するガータスプリングが用いられた構成のものについて説明したが、本発明のカムクラッチにおいては、カムが付勢手段によって径方向外方に向けて付勢されるよう構成されていてもよく、また、カムが周方向に向けて付勢されるよう構成されていてもよい。
図13は、本発明の第5実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。
このカムクラッチは、付勢手段としてガータスプリングの代わりにカム140を周方向に付勢する板ばね136が用いられたことの他は、第1実施形態に係るカムクラッチ100と同様の基本的な構成を有する。
板ばね136は、カムケージ150の柱部155の一側面とカム140の頭部141における他側面との間に設けられており、図13において時計回りの回転モーメントをカム140に与えるとともにカム140の周方向における位置及びカム140の姿勢を規制する位置規制手段としても機能する。
このカムクラッチにおいては、カム140が板ばね136により周方向に付勢されることで、片状部材185によるカム140に対する荷重作用点Apと、カム140における荷重作用点Apに対して径方向遠位側に位置される軌道輪との遠位側接点Epである外輪120に対する接点との間の径方向位置において荷重支持点Spを形成するようにカム140の頭部141における一側面側の角部が柱部155の他側面に当接された状態とされている。荷重支持点Spが形成される径方向位置は、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの間の径方向長さが、荷重支持点Spと遠位側接点Epとの間の径方向長さより大きくなる位置である。
而して、このカムクラッチにおいては、動作モード切換手段180を正転方向(図13において時計方向)に回転駆動させると、複数の片状部材185の各々がカム140に対して周方向正転方向に相対的に移動し、これにより、カム140が荷重支持点Spを揺動中心として内輪110及び外輪120との係合が解除される方向に傾倒する。このとき、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの距離が十分に大きいため、片状部材185の移動によりカム140に作用するモーメントが大きくなるため、カム140の姿勢を小さな力で変更することができるとともに構成部材の製造上のバラつきの影響を受けにくくなる。また、位置規制手段としての板ばね136の作用によって、すべてのカム140が姿勢(傾き)にバラつきを生ずることなく内輪110及び外輪120に接する状態とされているため、カム140の挙動にばらつきが生ずることを回避することができる。これにより、クラッチ動作の安定性を向上させることができて高い応答性を得ることができる。
また、上記第2実施形態に係るカムクラッチ、上記第3実施形態に係るカムクラッチ及び上記第4実施形態に係るカムクラッチにおいても、付勢手段としてガータスプリングの代わりにカム140を周方向に付勢する板ばねが用いられた構成とされていてもよい。
図14は、本発明の第6実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。
このカムクラッチは、付勢手段としてガータスプリングの代わりにカム140を周方向に付勢する板ばねが用いられたことの他は、上記第2実施形態に係るカムクラッチと同様の基本的な構成を有する。
板ばね136は、カムケージ150のポケット部内においてカム140における支柱部145の一側面と連結板部159の他側面との間に設けられており、図14において時計回りの回転モーメントをカム140に与えるとともに、カム140の脚部143における他側面をカムケージ150における柱部155の突出部158に当接させてカム140の周方向における位置及びカム140の姿勢を規制する位置規制手段としても機能する。
図15は、本発明の第7実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。
このカムクラッチは、付勢手段としてガータスプリングの代わりにカム140を周方向に付勢する板ばねが用いられるとともに、カムケージの構成が異なることの他は、上記第3実施形態に係るカムクラッチと同様の基本的な構成を有する。
カムケージ150は、ポケット部の周方向他側に位置される柱部155が他方の環状板部の外周縁より径方向外方に突出するように形成された突出部158を有することの他は、上記第3実施形態に係るカムクラッチのカムケージ150と同様の構成を有する。
板ばね136は、カムケージ150の柱部155における突出部158の一側面とカム140における頭部141の他側面との間に設けられており、図15において時計回りの回転モーメントをカム140に与えるとともに、カム140における頭部141の一側面を外輪120に形成された位置規制部125に当接させてカム140の周方向における位置及びカム140の姿勢を規制する位置規制手段としても機能する。
図16は、本発明の第8実施形態に係るカムクラッチの一例における構成の一部を示すX軸に垂直な横断面図である。
このカムクラッチは、付勢手段としてガータスプリングの代わりにカム140を周方向に付勢する板ばねが用いられたことの他は、上記第4実施形態に係るカムクラッチと同様の基本的な構成を有する。
板ばね136は、カムケージ150のポケット部内においてカム140における支柱部145の一側面と連結板部159の他側面との間に設けられており、図16において時計回りの回転モーメントをカム140に与えるとともに、カム140の脚部143における一側面を内輪110に形成された位置規制部115に当接させてカム140の周方向における位置及びカム140の姿勢を規制する位置規制手段としても機能する。
第6実施形態に係るカムクラッチ及び第8実施形態に係るカムクラッチにおいては、動作モード切換手段180を逆転方向に回転駆動させると、複数の片状部材185の各々がカム140に対して周方向逆転方向に相対的に移動し、これにより、カム140が荷重支持点Spを揺動中心として内輪110及び外輪120との係合が解除される方向に傾倒する。また、第7実施形態に係るカムクラッチにおいては、動作モード切換手段180を正転方向に回転駆動させると、複数の片状部材185の各々がカム140に対して周方向正転方向に相対的に移動し、これにより、カム140が荷重支持点Spを揺動中心として内輪110及び外輪120との係合が解除される方向に傾倒する。
このとき、荷重作用点Apと荷重支持点Spとの距離が十分に大きいため、片状部材185の移動によりカム140に作用するモーメントが大きくなるため、カム140の姿勢を小さな力で変更することができるとともに構成部材の製造上のバラつきの影響を受けにくくなる。また、位置規制手段としての板ばね136の作用によって、すべてのカム140が姿勢(傾き)にバラつきを生ずることなく内輪110及び外輪120に接する状態とされているため、カム140の挙動にばらつきが生ずることを回避することができる。これにより、クラッチ動作の安定性を向上させることができて高い応答性を得ることができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
上記実施形態においては、カムが付勢手段によって内輪及び外輪に接触するように付勢され、動作モード切換手段によってカムと内輪及び外輪との係合が解除されるようにカムを傾倒させる構成のものについて説明したが、カムが付勢手段によって内輪または外輪から離間するように付勢され、動作モード切換手段によってカムが内輪及び外輪と係合するようにカムを傾倒させる構成とされてもよい。
また、カム機構を構成するカムは、正転方向及び逆転方向のいずれの方向に回転された場合であっても内輪及び外輪と摩擦係合するように構成されたものであってもよい。
さらにまた、上記実施形態においては、動作モード切換手段がカム姿勢変更部を内輪及び外輪の回転動作とは独立して周方向に移動させる構成のものについて説明したが、カム姿勢変更部を内輪及び外輪の回転動作とは独立して径方向又は軸方向に移動させる構成とされていてもよい。
さらにまた、カムケージとケージ回り止めとは、一体に形成されていてもよい。
また上記実施形態においては、互いに同一の構成を有する複数のカムが同一円周上に配列され付勢手段によって互いに同じ向きの回転モーメントが与えられるよう構成されたカム機構を備えた構成のものについて説明したが、カム機構は、付勢手段によって互いに異なる向きの回転モーメントが与えられるよう構成された第1のカム及び第2のカムを含む構成とされていてもよい。このような構成のものにおいては、第1のカムは、例えば、外輪の一方向回転時に内輪及び外輪と摩擦係合し、外輪の他方向回転時には、内輪及び外輪との摩擦係合が解除される方向に傾倒するように構成され、第2のカムは、例えば外輪の他方向回転時に外輪及び内輪と摩擦係合し、外輪の一方向回転時には、内輪及び外輪との摩擦係合が解除される方向に傾倒するように構成される。
第1のカム及び第2のカムの配列は特に限定されるものではなく、第1のカム及び第2のカムが同一円周上に配列されていても、複数のカムが同一円周上に配列された複数のカム列が軸方向に並設されていてもよい。複数のカム列を備えた構成のものにおいては、各々のカム列は、第1のカム及び第2のカムのいずれか一方のみを含むものであっても、第1のカム及び第2のカムの両方を含むものであってもよい。また、第1のカム及び第2のカムの数は、同じであっても、異なっていてもよい。
第1のカム及び第2のカムが同一円周上に配列される場合には、第1のカム及び第2のカムが周方向に交互に並ぶよう配列されていても、交互に並ぶよう配列されていなくても、いずれであってもよい。
動作モード切換手段としては、第1のカムの姿勢及び第2のカムの姿勢を同時に変更可能に構成されていても、第1のカムの姿勢及び第2のカムの姿勢を独立して変更可能に構成されていてもよい。
また、第1のカム及び第2のカムを互いに異なる動作モード切換手段によってカムの姿勢を変更させるように構成されていてもよい。この場合には、例えば、動作モード切換手段がカム機構に対して軸方向両側に設けられ、一方の動作モード切換手段が第1のカムの姿勢を変更させるものとして構成されるとともに他方の動作モード切換手段が第2のカムの姿勢を変更させるものとして構成される。このような構成のカムクラッチにおいては、両方向ロックモード、正転方向ロックモード、逆転方向ロックモード及び両方向フリーモードの4つの動作モードの切り換えが可能となる。
一方の動作モード切換手段及び他方の動作モード切換手段は、互いに同一の構成を有するものであっても、異なる構成を有するものであってもよい。すなわち、例えば一方の動作モード切換手段がカム姿勢変更部を周方向に移動させるものである場合に、他方の動作モード切換手段は、カム姿勢変更部を周方向に移動させるものであっても、カム姿勢変更部を径方向または軸方向に移動させるものであってもよい。また、一方の動作モード切換手段がカム姿勢変更部を径方向または軸方向に移動させるものである場合も同様である。
100 ・・・ カムクラッチ
110 ・・・ 内輪
115 ・・・ 位置規制部
120 ・・・ 外輪
121 ・・・ 凹溝
125 ・・・ 位置規制部
130 ・・・ カム機構
135 ・・・ ガータスプリング
136 ・・・ 板ばね
140 ・・・ カム
141 ・・・ 頭部
142 ・・・ 外周側係合面
143 ・・・ 脚部
144 ・・・ 内周側係合面
145 ・・・ 支柱部
146 ・・・ ガータスプリング装着溝
150 ・・・ カムケージ
151 ・・・ 環状板部
152 ・・・ 環状板部
153 ・・・ 切り欠き
155 ・・・ 柱部
156 ・・・ 溝部
157 ・・・ ガータスプリング装着溝
158 ・・・ 突出部
159 ・・・ 連結板部
160 ・・・ ポケット部
161 ・・・ ストッパ部収容部
170 ・・・ ケージ回り止め
171 ・・・ 円環板部
172 ・・・ 周壁部
173 ・・・ ストッパ部
174 ・・・ 係合爪部
180 ・・・ 動作モード切換手段
181 ・・・ 端壁部
182 ・・・ 周壁部
185 ・・・ 片状部材
190 ・・・ 軸受け部材
Ap ・・・ 荷重作用点
Ep ・・・ 遠位側接点
Sp ・・・ 荷重支持点

Claims (5)

  1. 同軸上に相対回転可能に設けられている内輪及び外輪と、前記内輪と前記外輪の間において周方向に間隔を空けて配置された複数のカムと、前記複数のカムの各々が前記内輪及び前記外輪に接するように前記複数のカムの各々を付勢する付勢手段を備えたカムクラッチであって、
    前記内輪及び前記外輪の回転動作とは独立して駆動可能に設けられ前記カムを強制的に傾倒させるカム姿勢変更部を有する動作モード切換手段を備え、
    前記カム姿勢変更部による前記カムに対する荷重作用点と、前記内輪及び前記外輪のうち前記荷重作用点に対して径方向遠位側に位置される軌道輪に対する前記カムの遠位側接点との間の径方向位置に荷重支持点が形成され、前記荷重作用点と前記荷重支持点との間の径方向長さが、前記荷重支持点と前記遠位側接点との間の径方向長さより大きいことを特徴とするカムクラッチ。
  2. 前記複数のカムの各々の周方向位置及び姿勢を規制する位置規制部を有することを特徴とする請求項1に記載のカムクラッチ。
  3. 前記位置規制部が、荷重作用点に対して径方向遠位側に位置される軌道輪に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のカムクラッチ。
  4. 前記複数のカムは、前記付勢手段によって互いに異なる向きのモーメントが与えられた第1のカムおよび第2のカムを含み、
    前記動作モード切換手段は、前記第1のカムの姿勢及び前記第2のカムの姿勢を独立して変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のカムクラッチ。
  5. 前記第1のカムの姿勢を変更させる第1の動作モード切換手段と、前記第2のカムの姿勢を変更させる第2の動作モード切換手段とを備えることを特徴とする請求項4に記載のカムクラッチ。
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