JP2021176267A - 水耕栽培装置及び水耕栽培方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】培養液が滲出せず、水耕栽培装置内部の培養液に藻等が発生するのを抑制することにより、培養液のpHが上昇しない。【解決手段】水耕栽培装置1は、一端にフランジ部21を有する筒状部材2及び管状栽培容器3を含む。フランジ部21は、筒状部材2の他端方向に突出する複数の突起部23を備えており、これにより、安定して植物を栽培することが可能となり、遮光性を維持することで、培養液に藻等が発生するのを抑制する。【選択図】図1

Description

本発明は、水耕栽培装置及び水耕栽培方法に関するものである。
従来、水耕栽培では、植物の苗を嵌め込む部材として板状の栽培パネルを使用することがほとんどであり、そのような栽培パネルを用いた場合、栽培パネル間の隙間や、栽培パネルと栽培槽との間の隙間等から、栽培装置に光が容易に侵入し、栽培槽等に藻等が発生することが問題となっていた。
このような問題を改善する方法として、複数の栽培パネルを隣接して戴置させて光の入る量をできるだけ制限した植物栽培装置が提案されている(特許文献1)。
特開2014−82996号公報
しかしながら、特許文献1の植物栽培装置では、部材間等の隙間から培養液が滲出することを完全に防ぐことはできず、その培養液が光に触れることにより、ある程度時間が経過すると、パネル、栽培槽、栽培装置や培養液等に藻等が発生していた。
さらに、一般的に、藻等が発生すると、培養液のpHが上昇することが知られている。pHが上昇すると、培養液に浸かっている栽培植物の根に生育障害が現れ、その結果、植物の生長に影響を及ぼす。そのため、従来の水耕栽培では、培養液のpHが上昇することが問題となっていた。
本発明の目的は、培養液と光の接触を防ぎ、水耕栽培装置内部の培養液に藻等が発生するのを抑え、培養液のpHが上昇しない水耕栽培装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る水耕栽培装置は、管状栽培容器と筒状部材を備える水耕栽培装置であって、前記管状栽培容器は遮光性を有しており、両端は閉止されていて、側面に前記管状栽培容器を挿入するための1以上の孔を備え、前記筒状部材は遮光性を有しており、一端にフランジ部を備え、前記フランジ部は前記筒状部材の他端方向に突出する複数の突起部を有しており、前記突起部は前記フランジ部の周方向に略等間隔に形成されており、前記筒状部材が前記管状栽培容器に挿入されたときに前記突起部の少なくとも一つが前記管状栽培容器に接触するようになっていることを特徴とする。
上記構成によれば、水耕栽培装置内部の培養液に藻等が発生しないことから、培養液のpHが上昇しない。
また、上記の水耕栽培装置では、前記突起部の数が4であってもよい。
上記構成によれば、筒状部材を安定的に支持することができ、光源に対する植物の向きを整えることが容易になる。また、もし大きい植物などの栽培において植物が傾くような状態になった場合に、例えば筒状部材を周方向に約90°回転させることで傾きが大きくなるのを防ぐことができる。
また、上記の水耕栽培装置では、前記フランジ部の外周形状が平面視略四角形であり、前記平面視略四角形の頂点付近に前記突起部を有していてもよい。
上記構成によれば、例えば、植物の栽培中に植物の向きを整えるために筒状部材を周方向に回転させる場合において、突起部の位置を確認することなく、筒状部材を迅速かつ確実に回転させることが可能となる。
また、上記の水耕栽培装置では、前記筒状部材の他端部が径方向内側に屈曲していてもよい。
上記構成によれば、筒状部材に嵌め込む植物保持体が栽培植物の重み等によって筒状部材から鉛直下方向に抜け出すことなく安定的に支持することができ、遮光性を保つことができる。また、栽培植物によっては根の広がりを防止することも可能となる。
また、上記の水耕栽培装置では、前記管状栽培容器が鉛直方向及び水平方向に間隔をおいて平行に複数配置され、水平方向における前記管状栽培容器同士の間に、前記水平方向における前記管状栽培容器よりも鉛直下方側に配置された前記管状栽培容器に向けて光を照射する光源を有していてもよい。
上記構成によれば、光源により発生する熱が管状栽培容器同士の間から放熱される。そのため、水耕栽培装置内に熱や湿気が蓄積されることによる高温度障害や高湿度障害などの栽培における弊害を防止することが可能となる。
また、上記の水耕栽培装置では、前記光源の上部に設けられ、上方で栽培されている植物の葉の裏に向けてCOを含む風を送る送風部を有していてもよい。
上記構成によれば、屋内における水耕栽培装置による栽培であっても、植物の成長に効果的な微風を生じさせることができ、また、COも含ませることにより、葉の裏に多く存在する気孔に向けて下方からCOを効果的に送ることもでき、光合成を促進させることも可能となる。
また、本発明の一態様に係る水耕栽培方法は、上記請求項1〜6に記載の水耕栽培装置を用いた水耕栽培方法であって、栽培中に必要に応じて前記筒状部材を回転させる工程を含んでいることを特徴とする。
上記構成によれば、筒状部材を回転させることによって光源に対する植物の向きを整えながら、遮光性を保ちつつ様々な植物を安定的に栽培することができる。
本発明の一態様によれば、培養液と光の接触を防ぐことによって、水耕栽培装置内部の培養液に藻等が発生するのを抑えることができ、培養液のpHが上昇しない水耕栽培装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る水耕栽培装置の概略正面図である。 本発明の水耕栽培装置に用いられる筒状部材の第一の実施態様の平面図及びA−A断面図である。 本発明の水耕栽培装置に用いられる筒状部材の第二の実施態様の平面図及びA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係る水耕栽培装置に関する概略断面図である。 本発明の別の実施形態に係る水耕栽培装置に関する鉛直方向に沿った概略断面図である。 水耕栽培装置の従来例を示す概略断面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る水耕栽培装置に関する鉛直方向に沿った概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る水耕栽培方法に関する概略説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例であり、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る水耕栽培装置の概略正面図である。図1に示すように、水耕栽培装置1は、筒状部材2、及び、管状栽培容器3を含んでいる。図1には示されていないが、栽培植物Cは、筒状部材2の開口部24に挿入される植物保持体30に保持されている。
筒状部材2は、一端にフランジ部21を有し、筒部22及び突起部23を備えている。筒状部材2の材質としては、遮光性があれば特に限定されないが、例えば、プラスチック、金属等が挙げられる。また、筒状部材2の材質は部位によって異なっていてもよく、例えば、フランジ部21と筒部22において別の材質を用いてもよい。
フランジ部21の形状としては、特に限定されないが、例えば、平面視で、略円形、略楕円形、略多角形等が挙げられる。また、フランジ部21の外周に凹部や凸部を設けてもよい。さらに、筒状部材の軸方向におけるフランジ部21の厚み形状も特に限定されず、例えば、外径方向に向かって厚さが増す形状であってもよい。フランジ部21は、筒状部材2の他端方向に突出する複数の突起部23を備える。
筒部22の形状としては、特に限定されないが、例えば、略円柱形状、略多角柱形状等が挙げられる。また、筒部22は、筒状部材2の他端方向に向かって、テーパー状になっていてもよい。さらに、筒状部材2の他端部が径方向内側に屈曲していてもよい。このような場合、栽培植物が重い場合でも、植物保持体30が鉛直下方向に下がっていくのを防ぐことが可能となる。
突起部23の材質としては、特に限定されず、例えば、プラスチック、金属等が挙げられ、フランジ部21の材質と異なっていてもよい。また、突起部23の形状としては、特に限定されないが、例えば、略半球形状、略円錐形状等が挙げられる。突起部23は、フランジ部21の周方向に略等間隔に複数形成されている。これらのうち、突起部23の数は4が好ましい。筒状部材2が管状栽培容器3に挿入されたときに突起部23の少なくとも一つが管状栽培容器3に接触するようになっている。
筒状部材2の開口部24には、栽培時に栽培植物Cを保持した植物保持体30が挿入される。植物保持体30の形状としては、特に限定されないが、略円柱形状、略多角柱形状等が挙げられる。植物保持体30の材質としては、特に限定されないが、例えば、スポンジ等が挙げられる。
図2(a)は、本発明の水耕栽培装置に用いられる筒状部材の第一の実施態様の平面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A線に沿う断面図である。また、図3(a)は、本発明の水耕栽培装置に用いられる筒状部材の第二の実施態様の平面図であり、図3(b)は図3(a)のA−A線に沿う断面図である。図2及び図3に示すように、筒状部材2a、2bは、フランジ部21a、21b及び筒部22a、22bをそれぞれ有しており、フランジ部21a、21bは、筒状部材2a、2bの一端にそれぞれ設けられている。また、突起部23a、23bは、フランジ部21a、21bにそれぞれ設けられている。
図4は、本発明の一実施形態に係る水耕栽培装置に関する概略断面図である。管状栽培容器3は側面に複数の孔12を有している。管状栽培容器3の材質としては、光を遮断するものであればよく、例えば、合成樹脂、金属などが挙げられる。また、管状栽培容器3の形状としては、例えば、円柱形状等が挙げられるが、多角柱形状等であってもよい。さらに、これら管状体は必ずしも直線状でなくてもよく、培養液の流れに支障がない限り、湾曲又は屈曲する部分が含まれていてもよい。また、管状栽培容器3は、内部に培養液15を給水する給水部13と、管状栽培容器3から培養液15を排出する排水部14を備えている。なお、図4では、管状栽培容器3が1段のみの水耕栽培装置1を示しているが、鉛直方向に管状栽培容器3を複数段設けた場合、上段の管状栽培容器3の排水部14から排出された培養液15は、下段の管状栽培容器3の給水部13より当該管状栽培容器3に給水される。
栽培植物Cを保持した植物保持体30が挿入されている筒状部材2は、栽培時、管状栽培容器3の孔12に挿入される。孔12の直径は、筒状部材2の外径より大きくなっており、筒状部材2を孔12に挿入することにより、管状栽培容器3内部の遮光性は保たれる。なお、植物保持体30には光が当たるため、植物保持体30と、植物保持体30と接する筒状部材2の内周面には、藻等が付くことがあるが、栽培中に管状栽培容器3の内部や培養液に藻等が発生することはない。また、内周面に藻等が付いた筒状部材2は、洗浄することにより再利用することができる。洗浄の方法としては、特に限定されないが、例えば、栽培に使用した筒状部材2を所定濃度の次亜塩素酸成分を含んだ水溶液に一晩浸けておくことが考えられる。この方法の場合、容易に洗浄を行うことができ、継続して栽培を行うことが可能となる。
貯水槽17は、培養液15を貯水しており、その上部は蓋体18で覆われている。貯水槽17及び蓋体18の材質としては、光を遮断するものであればよく、例えば、合成樹脂、金属などが挙げられる。
供給器S1は、給水管P1aを通して、培養液15を管状栽培容器3に送り出す。供給器S1としては、例えば、ポンプ等が挙げられる。
培養液15は、水耕栽培装置1内を循環した後、排水管P2aを通して、貯水槽17に回収される。給水管P1a及び排水管P2aの材質としては、光を遮断するものであればよく、例えば、合成樹脂、金属などが挙げられる。
図5は、本発明の別の実施形態に係る水耕栽培装置に関する鉛直方向に沿った概略断面図である。図5が示すように、管状栽培容器3が鉛直方向及び水平方向に間隔をおいて平行に複数配置され、各管状栽培容器3の水平方向両側には光源Lが設けられている。光源Lは、鉛直下方側に配置されている管状栽培容器3で栽培植物Cに光を照射する。光源Lとしては、例えば、LEDなどが挙げられる。光源Lにより、栽培植物Cの生育に合わせた光の照射を行うことができる。また、光源Lを管状栽培容器3の両側に配置しており、光源Lによる熱と発生した湿気を光源Lと管状栽培容器3の間を通って水耕栽培装置1外に排出できる。
図6は、水耕栽培装置の従来例を示す概略断面図である。図6が示すように、従来の水耕栽培装置100は、断面視略コの字形状の栽培槽121が複数段設けられている。栽培槽121の下には栽培槽121を支えるための台126が設けられ、栽培板122に設けられた孔に植物C2を支持した植物支持体が嵌め込まれる。また、台126の下に設けられた光源ユニット128には複数の光源L2が設置されている。このような水耕栽培装置は、光源L2による熱や湿気が栽培槽121間に溜まりやすい。水耕栽培装置内に熱や湿気が溜まると、高温度障害や高湿度障害によって栽培に悪影響を及ぼすことが多いため、従来の水耕栽培装置では、熱を逃がすためのファンを設けたり、栽培槽同士の間隔を広げる必要があるが、本実施形態によると、光源Lによる熱や湿気が溜まらないため、適切な栽培を行うことが可能となる。
図7は、本発明のさらに別の実施形態に係る水耕栽培装置に関する鉛直方向に沿った概略断面図である。図7が示すように、各管状栽培容器3の両側には、光源Lの上部に配置された送風部Bが設けられている。送風部Bによる送風方法としては、特に限定されないが、例えば、電動ポンプ等からの風をホースを使って送るようにしてもよい。光源Lと送風部Bとは、離れていてもよい。送風部BからはCOを含む風Fが送出される。屋内で栽培植物Cを栽培する上で問題となるのが、栽培植物Cの生育に効果的な風であるが、各管状栽培容器3の両側に送風部Bを設けることにより、栽培植物Cに直接風Fを送ることができる。また、この場合、栽培植物Cの葉の裏側に多く存在する気孔にCOを送ることができ、光合成を促進させることも可能となる。
図8は、本発明の一実施形態に係る水耕栽培方法に関する概略説明図である。栽培中に必要に応じて筒状部材2を回転させる。これにより、光源に対する植物の向きを整えながら、遮光性を保ちつつ様々な植物を安定的に栽培することが可能となる。回転させる角度としては、例えば、90°毎に回転させることが考えられるが、これに限定されない。
本発明の各実施形態で栽培される栽培植物Cとしては、例えば、リーフレタス、バジル、イチゴ等が挙げられる。
以下の通り、実施例等により本発明の一実施形態である水耕栽培装置を用いた栽培におけるpHの状況等の確認を行った。なお、本発明の実施形態の範囲はこれらの実施例等に限定されるものではない。
(培養液)
培養液は、ダン化学株式会社のダン養液配合1号75g、硝酸石灰4水塩50g及びHP微量要素2gを水100Lに溶解させたものを使用した。培養液が減少した場合は、適宜肥料と水をpHの変化を起こさないようにpHを調整して追加で投入した。
(栽培植物)
栽培植物としては、リーフレタスを使用した。リーフレタスは、植物保持体30に播種したものを21日間栽培し、それにより生長した小苗を、本発明の一実施形態である水耕栽培装置を用いて栽培した。
(pH測定)
ハンナ インスツルメンツ・ジャパン社製コンボ1(HI98129)を用いて、水温21℃における培養液のpHを、水耕栽培装置での栽培開始から主に5日毎に測定した。
(藻類の発生)
水耕栽培装置における栽培終了時の藻類の発生状況を目視で確認した。
[実施例1]
本発明の第二の実施態様に係る筒状部材を用いた水耕栽培装置を使用して、リーフレタスの小苗を栽培した。水耕栽培装置での栽培開始日から5日毎にpHの測定を行った。
[比較例1]
本発明の第二の実施態様に係る筒状部材を用いた水耕栽培装置に代えて、発泡スチロール製の栽培パネル(一般社団法人イノプレックス製)を用いたパネル式水耕栽培装置を使用し、栽培パネルの穴に植物支持体を直接挿入して、実施例1と同様に行った。
[比較例2]
本発明の第二の実施態様に係る筒状部材を用いた水耕栽培装置に代えて、パネル式水耕栽培装置であるホームハイポニカ(登録商標)KAREN(協和株式会社製)を使用し、栽培パネルの穴に植物支持体を直接挿入して、実施例1と同様に行った。
測定したpH、藻類の発生状況を表1に示す。
Figure 2021176267
比較例1は、栽培を開始してから10日後にはpHが上昇し始め、20日後にはpHが6.8に達したため、pHダウン剤を投入した。比較例1の培養液を確認したところ、藻が発生していた。また、比較例2は、20日後にはpHが上昇し始め、25日後にはpHが6.9となり、35日後には7.7にまで上昇した。比較例2の培養液を確認したところ、藻が発生していた。一方、実施例1は、培養液に藻類が発生しなかった。また、pHはほとんど上昇せず、6.2〜6.3の範囲内であった。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 水耕栽培装置
2,2a,2b 筒状部材
3 管状栽培容器
13 給水部
14 排水部
15 培養液
17 貯水槽
18 蓋体
21,21a,21b フランジ部
22,22a,22b 筒部
23,23a,23b 突起部
24,24a,24b 開口部
30 植物保持体
B 送風部
C 栽培植物
L 光源
P1a 給水管
P2a 排水管

Claims (7)

  1. 管状栽培容器と筒状部材を備える水耕栽培装置であって、
    前記管状栽培容器は、遮光性を有しており、両端は閉止されていて、側面に前記筒状部材を挿入するための1以上の孔を備え、
    前記筒状部材は、遮光性を有しており、一端にフランジ部を備え、
    前記フランジ部は、前記筒状部材の他端方向に突出する複数の突起部を有しており、
    前記突起部は、前記フランジ部の周方向に略等間隔に形成されており、前記筒状部材が前記管状栽培容器に挿入されたときに前記突起部の少なくとも一つが前記管状栽培容器に接触するようになっている、
    水耕栽培装置。
  2. 前記突起部の数が4である請求項1に記載の水耕栽培装置。
  3. 前記フランジ部の外周形状が平面視略四角形であり、前記平面視略四角形の頂点付近に前記突起部を有する請求項1又は2に記載の水耕栽培装置。
  4. 前記筒状部材の他端部が径方向内側に屈曲している請求項1〜3のいずれか1項に記載の水耕栽培装置。
  5. 前記管状栽培容器が鉛直方向及び水平方向に間隔をおいて複数配置され、
    水平方向における前記管状栽培容器同士の間に、前記水平方向における前記管状栽培容器よりも下方に配置された前記管状栽培容器に向けて光を照射する光源を有する請求項1〜4に記載の水耕栽培装置。
  6. 前記光源の上部に設けられ、上方で栽培されている植物の葉の裏に向けてCOを含む風を送る送風部を有する請求項5に記載の水耕栽培装置。
  7. 上記請求項1〜6に記載の水耕栽培装置を用いた水耕栽培方法であって、
    栽培中に必要に応じて前記筒状部材を回転させる工程を含む水耕栽培方法。
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