JP2021173671A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】高温の圧力媒体からダイヤフラムを保護して熱歪みを抑制し、熱の影響によるセンサ精度の低下を抑制ないし防止して、所期のセンサ精度を確保できる圧力センサを提供する。【解決手段】圧力センサは、筒状に形成されたハウジング10,20と、ハウジング内に収容されると共に圧電体83を含む圧力計測部材80と、ハウジングの先端に固定された可撓板状部31及び圧力計測部材に荷重を伝達するロッド部32を有するダイヤフラム30と、ダイヤフラムを覆うように配置されて可撓板状部を露出させる複数の開口部40aを有する遮熱板40を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、圧力媒体の圧力を検出する圧力センサに関し、特に、エンジンの燃焼室内における燃焼ガス等の如く、高温圧力媒体の圧力を検出する圧力センサに関する。
従来の圧力センサとしては、筒状の筐体、筐体の先端側に接合されて受圧した圧力に応じて変形するダイヤフラム、筐体内に配置されたセンサ部、ダイヤフラムが受けた力をセンサ部に伝達する伝達ロッドを備え、ダイヤフラムの外側表面に複数の突出部を一体的に形成した圧力センサが知られている(例えば、特許文献1)。
この圧力センサにおいては、ダイヤフラムは燃焼ガスに直接晒されるため、熱の影響を抑制ないし防止できない。そして、ダイヤフラムが熱の影響を受けると、熱膨張による歪みが発生し、センサ部の精度が低下する。
また、燃焼ガスの圧力を受けるダイヤフラムの有効受圧部において、突出部と溝部が交互に配列されているため、ダイヤフラムとしては板厚の厚い領域と薄い領域とが存在する構造となる。したがって、ダイヤフラムが高温の燃焼ガスに晒されると、温度勾配が大きくなり、肉厚の突出部と肉薄の溝部とで生じる熱応力が異なり、熱疲労によりダイヤフラムの亀裂又は破壊を生じる虞もある。
特許第6143926号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、高温の圧力媒体からダイヤフラムを保護して熱歪みを抑制し、熱の影響によるセンサ精度の低下を抑制ないし防止して、高温圧力媒体の圧力を高精度に検出できる、圧力センサを提供することにある。
本発明の圧力センサは、筒状に形成されたハウジングと、ハウジング内に収容されると共に圧電体を含む圧力計測部材と、ハウジングの先端に固定された可撓板状部及び圧力計測部材に荷重を伝達するロッド部を有するダイヤフラムと、ダイヤフラムを覆うように配置されて可撓板状部を露出させる複数の開口部を有する遮熱板とを含む、構成となっている。
上記圧力センサにおいて、遮熱板は、複数の線状部材を格子状に配列して組み付けることにより形成されている、構成を採用してもよい。
上記圧力センサにおいて、遮熱板は、可撓板状部に隣接して配置されている、構成を採用してもよい。
上記圧力センサにおいて、遮熱板を保持する環状部材を含み、環状部材は、ハウジングに固定されている、構成を採用してもよい。
上記圧力センサにおいて、ハウジングの先端筒状部は、遮熱板の外縁部を保持するべく折り曲げられている、構成を採用してもよい。
上記圧力センサにおいて、複数の開口部の開口面積は、ダイヤフラムの可撓板状部の面積の20〜50パーセントの範囲である、構成を採用してもよい。
上記圧力センサにおいて、遮熱板は、ダイヤフラムと同一か又はダイヤフラムよりも熱伝導率の小さい材料により形成されている、構成を採用してもよい。
上記圧力センサにおいて、環状部材は、遮熱板と同一の材料により形成されている、構成を採用してもよい。
上記圧力センサにおいて、圧力計測部材は、圧電体を挟み込むように積層された第1電極及び第2電極を含み、第1電極には、ハウジングと絶縁して導出される第1導電体が接続され、第2電極には、ハウジングと絶縁して導出される第2導電体が接続されている、構成を採用してもよい。
上記構成をなす圧力センサによれば、高温の圧力媒体からダイヤフラムを保護して熱歪みを抑制でき、熱の影響によるセンサ精度の低下を抑制ないし防止でき、高温圧力媒体の圧力を高精度に検出できる圧力センサを得ることができる。
本発明に係る圧力センサの第1実施形態を示す外観斜視図である。 図1に示す圧力センサの軸線を通る断面図である。 図1に示す圧力センサに含まれるセンサモジュール、遮熱板、環状部材の分解斜視図である。 図1に示す圧力センサの部分断面図である。 図4に示す断面に対して軸線S回りに90度回転した位置における圧力センサの部分断面図である。 第1実施形態におけるダイヤフラム、遮熱板、及び環状部材を示すものであり、ハウジングの内側に位置するダイヤフラム側から視た分解斜視図である。 第1実施形態におけるダイヤフラム、遮熱板、及び環状部材を示すものであり、ハウジングの外側に露出する環状部材側から視た分解斜視図である。 本発明に係る圧力センサの第2実施形態を示すものであり、当該圧力センサの部分断面図である。 本発明に係る圧力センサの第3実施形態を示すものであり、当該圧力センサの部分断面図である。 図9に示す圧力センサに含まれる遮熱板を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
第1実施形態に係る圧力センサは、図2に示すように、エンジンのシリンダヘッドHに取り付けられて、圧力媒体としての燃焼室内の燃焼ガスの圧力を検出するものである。
第1実施形態に係る圧力センサは、図1ないし図3に示すように、軸線Sを画定する筒状のハウジングとしての外部ハウジング10及びサブハウジング20、ダイヤフラム30、遮熱板40、環状部材45、保持板50、位置決め部材60、断熱部材70、圧力計測部材80、予荷重付与部材90、第1導電体としてのリード線101、第2導電体としてのリード線102、コネクタ110を備えている。
ここで、圧力計測部材80は、ハウジングの先端側から軸線S方向に順次積層された、第1電極81、圧電体82、及び第2電極83により構成されている。
予荷重付与部材90は、固定部材91、及び絶縁部材92により構成されている。
外部ハウジング10は、析出硬化系やフェライト系のステンレス鋼等の金属材料を用いて、図1及び図2に示すように、軸線S方向に伸長する円筒状に形成され、先端筒状部11、嵌合内周壁12、段差部13、貫通路14、外周面に形成された雄ネジ部15、フランジ部16、コネクタ連結部17を備えている。
サブハウジング20は、析出硬化系やフェライト系のステンレス鋼等の金属材料を用いて、図4及び図5に示すように、軸線S方向に伸長する円筒状に形成され、嵌合内周壁12に嵌合される外周壁21、軸線Sを中心とする内周壁22、先端面23、奥側端面24を備えている。
そして、サブハウジング20は、ダイヤフラム30、保持板50、位置決め部材60、断熱部材70、圧力計測部材80、予荷重付与部材90、リード線101、及びリード線102が組み付けられた状態で、外部ハウジング10の内側に嵌め込まれて溶接等により固定されるようになっている。
ダイヤフラム30は、析出硬化性を有するステンレス鋼等の金属材料を用いて形成され、図4ないし図6に示すように、可撓板状部31、可撓板状部31に連続して形成されたロッド部32を備えている。
可撓板状部31は、サブハウジング20の外径寸法と同等の外径をなす弾性変形可能な円板状に形成され、その外縁領域がサブハウジング20の先端面23に対して溶接等により固定される。
可撓板状部31は、サブハウジング20の内周壁22内径よりも小さい円形状領域において有効受圧部を画定し、燃焼ガスの圧力に応じた荷重が作用して軸線S方向に弾性変形するようになっている。
ロッド部32は、可撓板状部31の軸線Sを中心とする中央領域からサブハウジング20の内側に向けて軸線S方向に伸長する円柱状に形成されている。
ロッド部32の外周面は、サブハウジング20の内周壁22と円環状の隙間をおいて配置されている。
そして、ロッド部32は、可撓板状部31が受けた力を、保持板50、断熱部材70及び第1電極81を介して、圧電体82に伝達する役割をなす。
また、ロッド部32を設けたことにより、ダイヤフラム30に伝わった熱は、サブハウジング20内に伝わる際に、面積が狭まったロッド部32により伝熱量が制限される。したがって、ダイヤフラム30から内部へ移動する伝熱量を抑えることができる。
遮熱板40は、ダイヤフラム30と同一の材料、析出硬化性を有するステンレス鋼等の金属材料を用いて、格子状に形成されている。
すなわち、遮熱板40は、図6及び図7に示すように、複数の開口部40aを画定するべく、平行に等間隔で配列された複数の線状部材41と、平行に等間隔で配列された複数の線状部材42とが、直交するように積層して組み付けられ、外周領域が円形状をなすように切断されて形成されている。
また、遮熱板40の厚さ寸法は、ダイヤフラム30の可撓板状部31の厚さ寸法と同等に形成され、遮熱板40の外径寸法は、外部ハウジング10の先端筒状部11の内側に嵌め込まれる大きさ、すなわち、内壁面11aの内径寸法よりも僅かに小さい外径寸法に形成されている。
遮熱板40を構成する線状部材41,42の材料としては、熱伝導率が小さく、耐久性に優れ、剛性の高い材料が好ましく、例えば、上記ステンレス鋼の他に、ニッケル合金、鉄系合金、チタン合金等を使用することができる。熱伝導率としては、例えば15W/m・K以下が好ましく、より好ましくは5W/m・K以下である。
遮熱板40の材料として、ダイヤフラム30の熱伝導率よりも小さい材料を用いた場合、高温の圧力媒体から遮熱板40を介してダイヤフラム30へ伝わる伝熱量を有効に抑制することができる。
そして、遮熱板40は、図4及び図5に示すように、ダイヤフラム30の可撓板状部31に外側から隣接するように重ね合わされ、軸線S方向において環状部材45によりダイヤフラム30に押し付けられて保持されている。
すなわち、遮熱板40は、高温の圧力媒体(高温の燃焼ガス)に曝されるダイヤフラム30を外側から覆うように配置される。
上記構成をなす遮熱板40は、ダイヤフラム30とは別個の部材として形成されているため、高温の圧力媒体から受けた熱により単独で膨張及び収縮を繰り返すと共に放熱し、別部材であるが故にダイヤフラム30との間に熱障壁も形成され、ダイヤフラム30への伝熱を抑制するように機能する。
ここで、遮熱板40の複数の開口部40aの面積は、ダイヤフラム30の可撓板状部31(有効受圧部)の面積の20〜50パーセントの範囲に設定されている。
上記のような範囲に設定することにより、遮熱板40がダイヤフラム30に作用する圧力を遮るという悪影響を抑制して、遮熱板40がダイヤフラム30の熱的影響を抑制ないし防止するという好影響を得ることができ、良好な遮熱効果を得ることができる。
環状部材45は、遮熱板40を所定位置に保持するものであり、遮熱板40と同一の材料、例えば析出硬化性を有するステンレス鋼等の金属材料を用いて、図5及び図6に示すように、軸線S方向から視て円環状の平板に形成され、開口部45aと、外周面45bを備えている。
環状部材45の外径寸法は、外部ハウジング10の先端筒状部11の内側に密接して嵌め込まれる大きさ、すなわち、内壁面11aの内径寸法と同等の外径寸法に形成されている。また、開口部45aの内径寸法は、ダイヤフラム30の可撓板状部31の有効受圧部を露出させる寸法、ここでは、サブハウジング20の内周壁22の内径寸法と同等に形成されている。
環状部材45は、遮熱板40に外側から隣接して配置されて、遮熱板40を可撓板状部31に押し付けた状態で、外周面45bが先端筒状部11の内壁面11aに溶接されることにより、外部ハウジング10に固定される。
ここで、環状部材45の材料が遮熱板40の材料と同一とされることで、熱的特性が相互間で異なるのを防止して、遮熱板40をダイヤフラム30に安定して押し付けて保持することができる。
保持板50は、析出硬化系やフェライト系のステンレス鋼等の金属材料を用いて、図4及び図5に示すように、ロッド部32の外径よりも大きい外径をなす円板状に形成されている。
そして、保持板50は、ダイヤフラム30のロッド部32と断熱部材70の間に挟持されて、位置決め部材60を可撓板状部31から離隔するように保持し、ダイヤフラム30の可撓板状部31と位置決め部材60の間に空間を画定する役割をなす。
これによれば、上記空間の存在により、ダイヤフラム30からサブハウジング20の内側に向かう伝熱を効率良く抑制することができる。
尚、保持板50は、機械的剛性が高いものであれば、絶縁材料、その他の材料により形成されてもよい。
位置決め部材60は、電気的絶縁性及び熱的絶縁性を有する絶縁材料を用いて、図4及び図5に示すように、軸線S方向に伸長する略円筒状に形成され、貫通孔61、嵌合凹部62、外周面63、リード線101,102を通す二つの切り欠き溝64を備えている。
貫通孔61は、軸線Sを中心としかつ軸線S方向に伸長する円形孔として形成されている。
嵌合凹部62は、保持板50を受け入れるべく、軸線Sを中心とする円形凹部として形成されている。
外周面63は、サブハウジング20の内周壁22に嵌合されるべく、軸線Sを中心とする円筒面として形成されている。
二つの切り欠き溝64は、軸線S方向において同一の深さ寸法をなし、かつ、軸線S回りにおいて180度離れた点対称の位置に設けられている。
ここで、位置決め部材60を形成する絶縁材料としては、熱容量が大きく、熱伝導率の小さいものが好ましい。熱伝導率は、例えば15W/m・K以下が好ましく、より好ましくは5W/m・K以下である。具体的な材料としては、例えば、石英ガラス、ステアタイト、ジルコニア、コージライト、フォルステライト、ムライト、イットリア等のセラミックス、又は、導電性材料に絶縁処理を施したものが挙げられる。
そして、位置決め部材60は、ロッド部32に当接した保持板50により支持されかつサブハウジング20の内周壁22に嵌合されると共に、貫通孔61内において断熱部材70と、第1電極81、圧電体82及び第2電極83からなる圧力計測部材80と、絶縁部材92とを積層状態で位置決めして保持する。
すなわち、位置決め部材60は、ハウジングの一部をなすサブハウジング20の内側に配置されると共に、断熱部材70、圧力計測部材80及び絶縁部材92を貫通孔61に嵌め込んでハウジングの軸線S上に位置決めする役割をなす。
したがって、位置決め部材60を基準として、断熱部材70、圧力計測部材80を構成する第1電極81、圧電体82、第2電極83を、両電極の絶縁性を確保しつつ軸線S上に位置決めして容易に組み付けることができる。
また、位置決め部材60の熱伝導率は、断熱部材70の熱伝導率と同等で、絶縁部材92の熱伝導率よりも小さいことが好ましい。これにより、位置決め部材60を断熱部材としても機能させることができる。
さらに、位置決め部材60は、保持板50により支持されてダイヤフラム30の可撓板状部31から離隔して配置され、又、断熱部材70を囲繞するように形成されているため、ダイヤフラム30及びハウジングの壁部から圧電体82に向かう伝熱をより効率良く抑制することができる。
断熱部材70は、電気的絶縁性及び熱的絶縁性を有する絶縁材料を用いて、図3ないし図5に示すように、第1電極81の外径と同等の外径をなす所定高さの円柱状に形成されている。
ここで、断熱部材70を形成する絶縁材料としては、熱容量が大きく、熱伝導率の小さいものが好ましい。熱伝導率は、例えば15W/m・K以下が好ましく、より好ましくは5W/m・K以下である。具体的な材料としては、例えば、石英ガラス、ステアタイト、ジルコニア、コージライト、フォルステライト、ムライト、イットリア等のセラミックス、又は、導電性材料に絶縁処理を施したものが挙げられる。
そして、断熱部材70は、サブハウジング20の内側において、ダイヤフラム30のロッド部32に当接する保持板50と第1電極81の間に密接して配置される。これにより、断熱部材70は、ダイヤフラム30から第1電極81への伝熱を抑制するように機能する。
すなわち、ダイヤフラム30が受けた圧力による荷重は、保持板50、断熱部材70及び第1電極81を介して圧電体82に伝達され、一方、ダイヤフラム30から第1電極81への伝熱は、断熱部材70により抑制される。
よって、第1電極81と隣接する圧電体82に対する熱の影響が抑制され、センサ出力の基準点(零点)の変動を防止でき、所期のセンサ精度を得ることができる。
圧力計測部材80は、圧力を検出するべく機能するものであり、図3ないし図5に示すように、サブハウジング20の内側において、先端側から軸線S方向に順次積層された、第1電極81、圧電体82、及び第2電極83を備えている。
第1電極81は、析出硬化系やフェライト系のステンレス鋼等の導電性の金属材料を用いて、位置決め部材60の貫通孔61に嵌め込まれる外径をなす円柱又は円板状に形成されている。
そして、第1電極81は、位置決め部材60の貫通孔61内において、一方の面が断熱部材70と密接し、他方の面が圧電体82と密接するように配置される。
圧電体82は、位置決め部材60の貫通孔61に接触しない寸法をなす四角柱状に形成されている。
そして、圧電体82は、位置決め部材60の貫通孔61内において、一方の面が第1電極81と密接し、他方の面が第2電極83と密接するように配置される。
これにより、圧電体82は、軸線S方向において受けた荷重による歪に基づいて電気信号を出力する。
尚、圧電体82としては、酸化亜鉛(ZnO)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等によるセラミックス、水晶等が適用される。
第2電極83は、析出硬化系やフェライト系のステンレス鋼等の導電性の金属材料を用いて、位置決め部材60の貫通孔61に嵌め込まれる外径をなす円柱又は円板状に形成されている。
そして、第2電極83は、位置決め部材60の貫通孔61内において、一方の面が圧電体82と密接し、他方の面が絶縁部材92と密接するように配置される。
予荷重付与部材90は、図3ないし図5に示すように、ハウジングの一部をなすサブハウジング20の内側に配置されて、ダイヤフラム30に向けて圧力計測部材80を押圧して予荷重を付与し、圧力計測部材80に対してセンサとしての直線特性を与える役割をなすものであり、固定部材91及び絶縁部材92により構成されている。
固定部材91は、析出硬化系やフェライト系のステンレス鋼等の金属材料を用いて、軸線Sを中心としかつ貫通孔61と同等以上の面積を占める中央領域において空洞や肉抜きが存在しない中実の略円柱状に形成されている。
また、固定部材91は、中央領域から外れた外周領域において、2つの縦溝91aを備えている。
2つの縦溝91aは、それぞれ、リード線101,102を通すべく、軸線S回りにおいて180度離れた点対称の位置にいて肉抜きされて形成されている。
絶縁部材92は、電気的に絶縁性の高い絶縁材料を用いて、位置決め部材60の貫通孔61に嵌め込まれる外径をなす円柱又は円板状に形成されている。
すなわち、絶縁部材92は、貫通孔61と同等の面積を占める全領域において空洞や肉抜きが存在しない中実形状に形成されている。
そして、絶縁部材92は、第2電極83と固定部材91との電気的絶縁を維持すると共に、圧電体82に伝わった熱を固定部材91へ導いて放熱させるように機能する。
尚、この実施形態において、断熱部材70、第1電極81、第2電極83、絶縁部材92は、略同一の外径寸法でかつ略同一の厚さ寸法に、すなわち、略同一形状に形成されている。
絶縁部材92の絶縁材料としては、熱容量が小さく、熱伝導率が大きいものが好ましく、具体的な材料としては、例えば、アルミナ、サファイア、窒化アルミニウム、炭化珪素等のセラミックス、又は、導電性材料に絶縁処理を施したものが挙げられる。
また、絶縁部材92としては、断熱部材70の熱伝導率よりも大きい熱伝導率を有するもの、例えば30W/m・K以上のものが好ましい。また、絶縁部材92としては、断熱部材70よりも熱容量が小さいものが好ましい。これによれば、断熱部材70により圧電体82に伝わる伝熱量をできるだけ抑える一方で、圧電体82に伝わった熱は絶縁部材92を通して放熱を促進させることができる。
上記構成をなす予荷重付与部材90の組み付けにおいては、図4及び図5に示すように、圧力計測部材80が位置決め部材60内に配置された状態で、絶縁部材92が第2電極83に当接するように貫通孔61に嵌め込まれる。そして、固定部材91が絶縁部材92に当接するように圧力計測部材80を軸線S方向のダイヤフラム30に向けて押し付けられ、予荷重が付与された状態で、固定部材91がサブハウジング20に溶接等により固定される。
このように、予荷重付与部材90で予荷重を付与することで、圧力計測部材80に対してセンサとしての直線特性を与えることができる。また、絶縁部材92は、第2電極83と固定部材91との電気的絶縁を維持すると共に、圧電体82に伝わった熱を固定部材91へ導いて放熱させるように機能する。したがって、絶縁部材92としては、上記のように熱伝導率が大きく、熱容量が小さいものが好ましい。
リード線101は、図2及び図4に示すように、圧力計測部材80の第1電極81に電気的に接続され、位置決め部材60の一方の切り欠き溝64、固定部材91の一方の縦溝91a、及び外部ハウジング10の貫通路14を通り、外部ハウジング10と絶縁して導出された状態でコネクタ110に導かれている。
すなわち、第1電極81は、リード線101を介して、コネクタ110の端子112に接続され、外部コネクタを介して、電気回路に対して電気的にグランド側(マイナス側)に接続される。
リード線102は、図2及び図4に示すように、圧力計測部材80の第2電極83に電気的に接続され、位置決め部材60の他方の切り欠き溝64、固定部材91の他方の縦溝91a、及び外部ハウジング10の貫通路14を通り、外部ハウジング10と絶縁して導出された状態でコネクタ110に導かれている。
すなわち、第2電極83は、リード線102を介して、コネクタ110の端子113に接続され、外部コネクタを介して、電気回路に対して電気的に出力側(プラス側)に接続される。
コネクタ110は、図2に示すように、外部ハウジング10のコネクタ連結部17に結合される結合部111、結合部111に固定されると共にリード線101と電気接続される端子112、絶縁部材を介して端子112に固定されると共にリード線102と電気接続される端子113を備えている。
端子112,113は、外部コネクタの接続端子とそれぞれ接続されるようになっている。
次に、上記構成をなす圧力センサの組み立て作業について説明する。
作業に際して、外部ハウジング10、サブハウジング20、ダイヤフラム30、遮熱板40、環状部材45、保持板50、位置決め部材60、断熱部材70、第1電極81、圧電体82、第2電極83、固定部材91、絶縁部材92、リード線101、リード線102、及びコネクタ110が準備される。
先ず、ダイヤフラム30の可撓板状部31が、サブハウジング20の先端面23に溶接等により固定される。
次に、保持板50及び位置決め部材60がサブハウジング20内に嵌め込まれ、続いて、位置決め部材60内に、断熱部材70、リード線101が接続された第1電極81、圧電体82、リード線102が接続された第2電極83、及び絶縁部材92が順次積層して嵌め込まれる。
尚、リード線101,102は、後の工程で、第1電極81及び第2電極83にそれぞれ接続されてもよい。
その後、固定部材91が、絶縁部材92を押し付けるようにしてサブハウジング20内に嵌め込まれ、予荷重が付与された状態で、固定部材91がサブハウジング20に溶接等により固定される。
これにより、図4及び図5に示すように、センサモジュールMが形成される。
尚、センサモジュールMの組付け方法は、上記手順に限るものではなく、予め、位置決め部材60に対して、保持板50、断熱部材70、第1電極81、圧電体82、第2電極83、及び絶縁部材92が組み込まれ、上記種々の部品が組み込まれた位置決め部材60が、サブハウジング20内に嵌め込まれて、固定部材91が予荷重を付与した状態でサブハウジング20に溶接等により固定されてもよい。
続いて、センサモジュールMが外部ハウジング10に組み込まれる。すなわち、リード線101,102が外部ハウジング10の貫通路14に通されると共に、サブハウジング20が外部ハウジング10の嵌合内周壁12に嵌め込まれて、奥側端面24が段差部13に当接させられる。その後、サブハウジング20が、外部ハウジング10に対し溶接により固定される。
続いて、遮熱板40が、先端筒状部11の内側において、ダイヤフラム30を外側から覆うようにダイヤフラム30の可撓板状部31に隣接して配置される。
続いて、環状部材45が、先端筒状部11の内側に嵌め込まれ、軸線S方向において遮熱板40を可撓板状部31に押し付けた状態で、外周面45bが先端筒状部11の内壁面11aに溶接されて、外部ハウジング10に固定される。
これにより、遮熱板40は、環状部材45を介して可撓板状部31に隣接した状態で保持されることになる。
続いて、結合部111が、外部ハウジング10のコネクタ連結部17に固定される。
続いて、リード線101が端子112に接続され、その後、端子112が結合部111に固定される。
続いて、リード線102が端子113に接続され、その後、端子113が絶縁部材を介して端子112に固定される。これにより、コネクタ110が外部ハウジング10に固定される。
以上により、圧力センサの組付けが完了する。
尚、上記組み付け手順は、一例であって、これに限定されるものではなく、その他の組付け手順を採用してもよい。
上記第1実施形態に係る圧力センサによれば、ダイヤフラム30とは別個の部材として形成されると共に複数の開口部40aを有する遮熱板40が、ダイヤフラム30の可撓板状部31を覆うように配置されるため、ダイヤフラム30への伝熱を抑制することができる。具体的には、高温の圧力媒体から受けた熱により、遮熱板40が単独で膨張及び収縮を繰り返すと共に放熱し、又、別部材であるが故にダイヤフラム30との間に熱障壁も形成されて、ダイヤフラム30への伝熱を有効に抑制することができる。
これにより、ダイヤフラム30の熱膨張による歪みが抑制ないし防止され、圧力計測部材80のセンサ誤差が低減され、高温圧力媒体の圧力を高精度に検出することができる。
特に、遮熱板40の複数の開口部40aの面積がダイヤフラム30の可撓板状部31(有効受圧部)の面積の20〜50パーセントの範囲に設定されることにより、遮熱板40がダイヤフラム30に作用する圧力を遮るという悪影響を抑制して、遮熱板40がダイヤフラム30の熱的影響を抑制ないし防止するという好影響を得ることができ、良好な遮熱効果を得ることができる。
また、ダイヤフラム30に伝達した熱は、断熱部材70により断熱されて、ダイヤフラム30から第1電極81及び圧電体82への伝熱が抑制される。したがって、圧電体82に対する熱の影響が抑制され、センサ出力の基準点(零点)の変動を防止でき、所期のセンサ精度を得ることができる。
ここでは、断熱部材70が絶縁材料により形成され、第1電極81がリード線101を介して電気回路に直接接続され、第2電極83がリード線102を介して電気回路に直接接続されている。したがって、リーク電流の発生を防止でき、所期のセンサ特性を維持することができる。
さらに、ハウジングは、外部ハウジング10と、外部ハウジング10の内側に嵌め込まれて固定されるサブハウジング20を含み、サブハウジング20には、ダイヤフラム30、保持板50、位置決め部材60、断熱部材70、圧力計測部材80、及び予荷重付与部材90が配置される。
これによれば、サブハウジング20に対して、ダイヤフラム30、保持板50、位置決め部材60、断熱部材70、圧力計測部材80、及び予荷重付与部材90を予め組み込んで、センサモジュールMを形成することができる。
したがって、適用対象物に応じて取付け形状等が異なる場合は、外部ハウジング10のみを適用対象毎に設定して、センサモジュールMを共用することができる。
上述のように、第1実施形態に係る圧力センサによれば、高温の圧力媒体からダイヤフラム30を保護して熱歪みを抑制でき、熱の影響によるセンサ精度の低下を抑制ないし防止でき、高温圧力媒体の圧力を高精度に検出することができる。
図8は、第2実施形態に係る圧力センサを示すものであり、第1実施形態に係る遮熱板40を保持する環状部材45を廃止して外部ハウジング10の先端筒状部11で保持するものであり、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態においては、外部ハウジング10内にセンサモジュールMが組み込まれた後に、遮熱板40が先端筒状部11の内側に挿入されてダイヤフラム30の可撓板状部31に隣接するように配置される。
そして、外部ハウジング10の先端筒状部11において、先端環状領域11bが遮熱板40の外縁部を保持するように軸線Sに向けて折り曲げられている。
このように、先端筒状部11を折り曲げることにより、環状部材45のような別部材を用いることなく、遮熱板40をダイヤフラム30に隣接させて保持することができる。
第2実施形態に係る圧力センサによれば、第1実施形態と同様に、高温の圧力媒体からダイヤフラム30を保護して熱歪みを抑制でき、熱の影響によるセンサ精度の低下を抑制ないし防止でき、高温圧力媒体の圧力を高精度に検出することができる。
図9及び図10は、第3実施形態に係る圧力センサを示すものであり、第1実施形態に係る遮熱板40を変更する共に環状部材45を廃止した以外は、第1実施形態と同一であり、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態に係る圧力センサは、ハウジングとしての外部ハウジング10及びサブハウジング20、ダイヤフラム30、遮熱板140、保持板50、位置決め部材60、断熱部材70、圧力計測部材80、予荷重付与部材90、第1導電体としてのリード線101、第2導電体としてのリード線102、コネクタ110を備えている。
遮熱板140は、ダイヤフラム30と同一の材料、析出硬化性を有するステンレス鋼等からなる単一の金属板材を用いて、複数の開口部140a、外周面140bを画定する円板状に形成されている。
また、遮熱板140の厚さ寸法は、ダイヤフラム30の可撓板状部31の厚さ寸法と同等に形成され、遮熱板140の外径寸法は、先端筒状部11の内側に密接して嵌め込まれる大きさ、すなわち、内壁面11aの内径寸法と同等の外径寸法に形成されている。
遮熱板140の材料としては、熱伝導率が小さく、耐久性に優れ、剛性の高い材料が好ましく、例えば、上記ステンレス鋼の他に、ニッケル合金、鉄系合金、チタン合金等を使用することができる。熱伝導率としては、例えば15W/m・K以下が好ましく、より好ましくは5W/m・K以下である。
遮熱板140の材料として、ダイヤフラム30の熱伝導率よりも小さい材料を用いた場合、高温の圧力媒体から遮熱板140を介してダイヤフラム30へ伝わる伝熱量を有効に抑制することができる。
そして、遮熱板140は、図9に示すように、ダイヤフラム30の可撓板状部31に外側から隣接するように重ね合わされ、軸線S方向においてダイヤフラム30に押し付けられ、外周面140bが外部ハウジング10の内壁面11aに溶接されることにより、外部ハウジング10に保持されると共に固定される。
すなわち、遮熱板140は、高温の圧力媒体(高温の燃焼ガス)に曝されるダイヤフラム30を外側から覆うように配置される。
上記構成をなす遮熱板140は、ダイヤフラム30とは別個の部材として形成されているため、高温の圧力媒体から受けた熱により単独で膨張及び収縮を繰り返すと共に放熱し、別部材であるが故にダイヤフラム30との間に熱障壁も形成され、ダイヤフラム30への伝熱を抑制するように機能する。
ここで、遮熱板140の複数の開口部140aの面積は、ダイヤフラム30の可撓板状部31(有効受圧部)の面積の20〜50パーセントの範囲に設定されている。
上記のような範囲に設定することにより、前述同様に、遮熱板140がダイヤフラム30に作用する圧力を遮るという悪影響を抑制して、遮熱板140がダイヤフラム30の熱的影響を抑制ないし防止するという好影響を得ることができ、良好な遮熱効果を得ることができる。
第3実施形態に係る圧力センサによれば、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、高温の圧力媒体からダイヤフラム30を保護して熱歪みを抑制でき、熱の影響によるセンサ精度の低下を抑制ないし防止でき、高温圧力媒体の圧力を高精度に検出することができる。
上記実施形態においては、ダイヤフラムとして、可撓板状部31及びロッド部32を一体的に備えたダイヤフラム30を示したが、これに限定されるものではなく、可撓板状部31とロッド部32が別個に形成されて、可撓板状部31がダイヤフラムとして機能し、ロッド部32が力伝達部材として機能する構成を採用してもよい。
上記実施形態においては、ハウジングとして、外部ハウジング10と、サブハウジング20を含む構成を示したが、これに限定されるものではなく、一つのハウジングを採用してもよい。
上記実施形態においては、遮熱板40,140が、ダイヤフラム30の可撓板状部31を押し付けるように隣接して配置された場合を示したが、これに限定されるものではなく、ダイヤフラム30の外側で軸線S方向においてダイヤフラム30の可撓板状部31と所定隙間をおいて保持されてもよい。
上記実施形態においては、遮熱板40が環状部材45を介して保持される場合を示したが、これに限定されるものではなく、機械的強度が確保される限り、遮熱板40を先端筒状部11の内壁面11aに直接固定してもよい。
上記実施形態においては、遮熱板40,140の開口部として、矩形状をなす開口部40a,140aを示したが、これに限定されるものではなく、円形状、その他の形状をなす開口部を採用してもよい。
以上述べたように、本発明の圧力センサは、高温の圧力媒体からダイヤフラムを保護して熱歪みを抑制でき、熱の影響によるセンサ精度の低下を抑制ないし防止でき、高温圧力媒体の圧力を高精度に検出できるため、特にエンジンの燃焼室内の燃焼ガス等の高温圧力媒体の圧力を検出する圧力センサとして適用できるのは勿論のこと、燃焼ガス以外の高温の圧力媒体あるいはその他の圧力媒体の圧力を検出する圧力センサとしても有用である。
10 外部ハウジング
11 先端筒状部
20 サブハウジング
30 ダイヤフラム
31 可撓板状部
32 ロッド部
40,140 遮熱板
40a,140a 複数の開口部
41,42 線状部材
45 環状部材
80 圧力計測部材
81 第1電極
82 圧電体
83 第2電極
101 リード線(第1導電体)
102 リード線(第2導電体)

Claims (9)

  1. 筒状に形成されたハウジングと、
    前記ハウジング内に収容されると共に圧電体を含む圧力計測部材と、
    前記ハウジングの先端に固定された可撓板状部及び前記圧力計測部材に荷重を伝達するロッド部を有するダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムを覆うように配置されて前記可撓板状部を露出させる複数の開口部を有する遮熱板と、を含む、
    ことを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記遮熱板は、複数の線状部材を格子状に配列して組み付けることにより形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧力センサ。
  3. 前記遮熱板は、前記可撓板状部に隣接して配置されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧力センサ。
  4. 前記遮熱板を保持する環状部材を含み、
    前記環状部材は、前記ハウジングに固定されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載の圧力センサ。
  5. 前記ハウジングの先端筒状部は、前記遮熱板の外縁部を保持するべく折り曲げられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載の圧力センサ。
  6. 前記複数の開口部の開口面積は、前記ダイヤフラムの可撓板状部の面積の20〜50パーセントの範囲である、
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一つに記載の圧力センサ。
  7. 前記遮熱板は、前記ダイヤフラムと同一か又は前記ダイヤフラムよりも熱伝導率の小さい材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか一つに記載の圧力センサ。
  8. 前記環状部材は、前記遮熱板と同一の材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の圧力センサ。
  9. 前記圧力計測部材は、前記圧電体を挟み込むように積層された第1電極及び第2電極を含み、
    前記第1電極には、前記ハウジングと絶縁して導出される第1導電体が接続され、
    前記第2電極には、前記ハウジングと絶縁して導出される第2導電体が接続されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし8いずれか一つに記載の圧力センサ。


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