JP2021173381A - ファンカップリング装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンチングを抑制しつつ即応性が向上したファンカップリング装置の制御装置を提供することを課題とする。【解決手段】回転駆動される駆動軸と、前記駆動軸に連結されたロータと、前記ロータを収容するとともに前記ロータに対して相対回転可能に支持されたハウジングと、前記ハウジングに固定されたファンと、前記ハウジング内で前記ロータとの間に形成され、作動流体を介して前記ロータの回転動力を前記ハウジングへ伝達するラビリンス室と、前記ラビリンス室内での前記作動流体の量を調整する調整機構と、を含むファンカップリング装置の制御装置において、前記ラビリンス室内での前記作動流体の推定量と目標量を取得する取得部と、前記推定量と前記目標量の偏差に対して制御演算を実施して前記調整機構を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記推定量に応じて前記制御演算に用いられる制御ゲインを設定する、ファンカップリング装置の制御装置。【選択図】図2

Description

本発明は、ファンカップリング装置の制御装置に関する。
ファンカップリング装置において、ファンの実際の回転速度と目標回転速度との偏差に対して制御ゲインを設定してPID制御を実行することが考えられている(例えば特許文献1参照)。
特開2019−007430号
しかしながら実際のファンの回転に寄与するのは、ファンカップリング装置の作動室内の一部に設けられたラビリンス室内での作動流体の量である。また、ファンの回転速度が同じであっても、ラビリンス室内の作動流体の量は異なっており、必要となる制御ゲインも異なる。このため、ファンのハンチングの抑制と即応性の向上を図ることができない可能性がある。
そこで本発明は、ハンチングを抑制しつつ即応性が向上したファンカップリング装置の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的は、回転駆動される駆動軸と、前記駆動軸に連結されたロータと、前記ロータを収容するとともに前記ロータに対して相対回転可能に支持されたハウジングと、前記ハウジングに固定されたファンと、前記ハウジング内で前記ロータとの間に形成され、作動流体を介して前記ロータの回転動力を前記ハウジングへ伝達するラビリンス室と、前記ラビリンス室内での前記作動流体の量を調整する調整機構と、を含むファンカップリング装置の制御装置において、前記ラビリンス室内での前記作動流体の推定量と目標量を取得する取得部と、前記推定量と前記目標量の偏差に対して制御演算を実施して前記調整機構を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記推定量に応じて前記制御演算に用いられる制御ゲインを設定する、ファンカップリング装置の制御装置によって達成できる。
また、上記目的は、回転駆動される駆動軸と、前記駆動軸に連結されたロータと、前記ロータを収容するとともに前記ロータに対して相対回転可能に支持されたハウジングと、前記ハウジングに固定されたファンと、前記ハウジング内で前記ロータとの間に形成され、作動流体を介して前記ロータの回転動力を前記ハウジングへ伝達するラビリンス室と、前記ラビリンス室内での前記作動流体の量を調整する調整機構と、を含むファンカップリング装置の制御装置において、前記ラビリンス室内での前記作動流体の推定量と、前記ファンの実回転速度から前記ファンの目標回転速度を減算した値である偏差に相当する偏差パラメータと、を取得する取得部と、前記偏差パラメータに対して制御演算を実施して前記調整機構を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記推定量に応じて前記制御演算に用いられる制御ゲインを設定する、ファンカップリング装置の制御装置によって達成できる。
本発明によれば、ハンチングを抑制しつつ即応性が向上したファンカップリング装置の制御装置を提供できる。
図1は、本実施例の車両の構成の概略を示す構成図である。 図2は、ファンカップリング装置の断面図である。 図3は、ECUが実行するファンカップリング装置の制御方法の一例を示したフローチャートである。 図4Aは、推定油量と比例ゲインとの関係を規定したマップであり、図4Bは、推定油量と積分ゲインとの関係を規定したマップである。
図1は、本実施例の車両1の構成の概略を示す構成図である。実施例の車両1は、エンジン22と、エンジン22からクランクシャフト24に出力された動力を変速してデファレンシャルギヤ32を介して車輪34a及び34bに伝達するオートマチックトランスミッション26と、冷却水を用いてエンジン22からの動力によりエンジン22を冷却する冷却装置40と、車両全体をコントロールするECU(Electronic Control Unit)70とを備える。エンジン22は、ガソリンエンジンであってもディーゼルエンジンであってもよい。また、車両1は、ハイブリッド車両であってもよい。
冷却装置40は、エンジン22の冷却水と外気との熱交換を行なうラジエータ42と、エンジン22の動力により駆動されラジエータ42とエンジン22とを接続する循環路43内で冷却水を循環させるウォーターポンプ44と、ファンカップリング装置50を介してエンジン22から入力された動力により回転駆動するファン46とを備える。
ファンカップリング装置50は、後述するその駆動軸51に取り付けられたプーリ50aとエンジン22のプーリ22aとにベルト23が架けられており、後述する作動流体を用いてエンジン22から入力された動力をファン46に伝達する。
ECU70は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)を備える。ECU70は、RAMやROMに記憶されたプログラムを実行することによりエンジン22を制御する。また、ECU70には、イグニッションスイッチ81や、エンジン22のクランクシャフト24の回転速度を検出するクランク角センサ25や、ファン46の回転速度を検出する回転速度センサ45、アクセル開度を検出するアクセルペダルポジションセンサ82、車速を検出する車速センサ83、冷却水の出口温度を検出する水温センサ41が電気的に接続されている。また、詳しくは後述するが、ECU70は、CPU、RAM、及びROMにより機能的に実現される取得部及び制御部により、後述する調整機構60を制御する。
図2は、ファンカップリング装置50の断面図である。ファンカップリング装置50は、駆動軸51、ロータ52、ハウジング54、仕切板57、調整機構60を含む。ハウジング54内には、作動流体として例えば粘性の高いシリコンオイルが封入されている。以降、この作動流体を作動油と称する。
駆動軸51とハウジング54との間には、2つの軸受53が設けられている。駆動軸51の先端部には、略円板状のロータ52が固定されている。駆動軸51の基端部は、図1に示したプーリ50aが固定されている。駆動軸51及びロータ52は、図1に示したクランクシャフト24の回転動力がベルト23及びプーリ50aを介して伝達されて回転する。尚、図2には駆動軸51の中心軸線AXを示している。
ハウジング54は、互いに固定されたカバー部55と本体部56を含む。カバー部55は、駆動軸51の先端側に位置し、本体部56はカバー部55よりも駆動軸51の基端側に位置する。駆動軸51は、軸受53を介して、本体部56に対して相対回転可能に保持されている。ハウジング54の外周部には、図2には示していないファン46が設けられている。尚、本体部56の背面側には、ファン46と一体に回転する本体部56の回転速度を検出する回転速度センサ45が設けられている。
ハウジング54の内部は、仕切板57により貯留室C1及び作動室C2に仕切られている。貯留室C1は、本体部56側に設けられている。作動室C2は、カバー部55側に設けられている。仕切板57には、貯留室C1と作動室C2とを連通する連通口57aが設けられている。
ロータ52は、作動室C2内に収納されている。ロータ52には、複数の同心円状のリブ52aが設けられている。同様に、カバー部55の内側には、複数の同心円状のリブ55aが設けられている。これらのリブ52a及び55aが互いに噛み合うことにより、ラビリンス状の空間であるラビリンス室C3が形成される。
ロータ52の背面側と本体部56の内側との間には、ロータ52の中心側と外周縁側とを繋ぐ供給路P1が画定される。また、ロータ52の中心部を隔てて供給路P1の反対側には、ロータ52の中心側と外周縁側とを繋ぐ回収路P2が画定される。ラビリンス室C3から排出された作動油は、回収路P2を介して貯留室C1に流れる。
調整機構60は、ラビリンス室C3内での油量を調整する。調整機構60は、電磁石63、弁体65、及びアーマチュア67を含む。弁体65は、弾性変形可能な金属製の板状の部材である。弁体65の基端部は、ねじによって本体部56に固定されている。アーマチュア67は、弁体65の電磁石63側の面に固定されている。図示しないスプリングによりアーマチュア67は仕切板57側に付勢され、これにより弁体65の先端部は連通口57aを閉じている。
電磁石63は、ECU70によりその通電、非通電が制御される。電磁石63が非通電の状態では、上述したように弁体65の先端部は連通口57aを塞ぐ。電磁石63が通電されると、アーマチュア67は電磁石63側に磁気的に吸引され、上述したスプリングの付勢力に抗して、弁体65の先端部は連通口57aから離れるように弾性変形する。ここで電磁石63の通電、非通電は、ECU70によるPWM(Pulse Width Modulation)制御によって制御される。即ち、ECU70は、電磁石63の駆動電圧のデューティ比を調整することにより、連通口57aの開度を調整できる。
電磁石63は、環状に形成され、駆動軸51に挿通された状態で設けられている。電磁石63は、内燃機関が搭載される車両や内燃機関自体、その他の補器類へ固定される。駆動軸51と電磁石63との間には、軸受64が配置されており、両者は相対的に回転することができるため、駆動軸51は、電磁石63が車両等へ固定された状態で回転することができる。
電磁石63が通電されて弁体65が連通口57aを開くと、作動油は貯留室C1から作動室C2に供給され、供給路P1を介してラビリンス室C3へと供給される。ラビリンス室C3内での作動油の粘性抵抗により、ロータ52の回転トルクがハウジング54に伝達されてハウジング54が回転する。これによって、車速が同じでもラジエータ42に引き込まれる冷却風の速度が増し、ラジエータ42からの放熱量が多くなる。ラジエータ42からの放熱量が多くなると、冷却水温が低下する側に向かう。尚、ラビリンス室C3から排出された作動油は、回収路P2を介して貯留室C1に回収される。連通口57aが開いている状態では、貯留室C1に回収された作動油は、再び作動室C2に供給される。
電磁石63が非通電となって弁体65が連通口57aを閉じると、ラビリンス室C3から排出された作動油は貯留室C1に回収され、作動室C2への作動油の供給は停止される。ラビリンス室C3から作動油が完全に排出されると、ロータ52の回転トルクはハウジング54に伝達されず、ロータ52のみが回転する。即ち、ファン46の回転が停止する。
また、ECU70による電磁石63へのPWM制御によって連通口57aの開度を調整することにより、ラビリンス室C3内での油量を調整でき、これによりハウジング54及びファン46の回転速度を調整できる。この係合率は、ロータ52の回転速度をハウジング54及びファン46の回転速度で除算することにより算出できる。また、ECU70は、水温センサ41により検出された冷却水の温度を考慮して、ファン46が所望の回転速度で回転するように連通口57aの開度を調整する。
次に、ECU70が実行するファンカップリング装置50の制御方法について説明する。図3は、ECU70が実行するファンカップリング装置50の制御方法の一例を示したフローチャートである。この制御は、エンジン22が駆動中は繰り返し実行される。
ECU70は、ラビリンス室C3内での油量を推定する(ステップS1)。具体的な推定方法については後述する。次にECU70は、ラビリンス室C3内での油量の目標値である目標油量を取得する(ステップS2)。目標油量は、目標係合率から算出される。目標係合率は、クランクシャフト24の回転速度や、車速、冷却水の温度その他車両1の空調装置の設定温度等を考慮して定められる。次にECU70は、推定油量[m]から目標油量[m]を減算した油量偏差を算出する(ステップS3)。
次にECU70は、ステップS1で推定された油量(推定油量)に基づいて比例ゲイン及び積分ゲインを設定する(ステップS4)。図4Aは、推定油量と比例ゲインとの関係を規定したマップである。図4Bは、推定油量と積分ゲインとの関係を規定したマップである。何れのマップも、予めECU70のROMに記憶されている。図4A及び図4Bで示した比例ゲイン及び積分ゲインの何れも、推定油量が増大するほど減少するように規定されており、詳細には推定油量が増大するにつれて制御ゲインの減少率が低下している。ここでラビリンス室C3内の油量が多いほど、ラビリンス室C3内の油量が僅かに変化した場合であっても、係合率は大きく変化すると考えられる。従って、油量偏差のみならず、ラビリンス室C3内の油量に応じて最適な調整機構60の弁体65の開弁率も異なる。このような特性を考慮して、図4A及び図4Bに示したマップでは、ラビリンス室C3内の推定油量が多いほど、比例ゲイン及び積分ゲインが小さくなるように規定している。但し、比例ゲイン及び積分ゲインはこれに限定されない。例えば、油量偏差が増大するほど制御ゲインの減少率が増大するようにしてもよいし、油量偏差に対する制御ゲインの減少率が一定であってもよい。また、油量偏差が増大するほど制御ゲインも増大するようにしてもよい。油量偏差に応じて必要となる制御ゲインは、ファンカップリング装置50の緒元を考慮して、予め実験等により取得しておく必要がある。尚、制御ゲインの設定は、上述したようにマップに限定されず、演算式により算出してもよい。
このようにして設定された比例ゲイン及び積分ゲインに基づいて、油量偏差に対してPI制御を実行して、電磁石63をPWM制御する(ステップS5)。このように、ラビリンス室C3内の推定油量に応じて設定された比例ゲイン及び積分ゲインに基づいて弁体65の開弁率が制御され、ラビリンス室C3内の油量を精度良く制御することができ、ファン46のハンチングが抑制され即応性も向上している。
次に、ラビリンス室C3内での油量の推定値である推定油量の算出方法について、数式を用いて説明する。
Figure 2021173381
伝達トルクTfric[N・m]は、ファンカップリング装置50により駆動軸51からハウジング54及びファン46に伝達される伝達トルクを示す。浸漬面回転半径L[m]は、作動油がラビリンス室C3に浸漬した部位の中心軸線AXからの距離である浸漬面の回転半径を示す。粘性率μ[Pa・s]は、作動油の粘性率を示し、作動油の種類に応じて予め定められた値である。間隙代表値h[m]は、ラビリンス室C3の隙間、即ちリブ52aとリブ55aの隙間の代表値を示し、予め定められた値である。周速度差U[m/s]は、ロータ52の外周の周速度と、ハウジング54の内周の周速度の差を示す。浸漬面積A[m]は、作動油がラビリンス室C3に浸漬した部位の面積を示す。角速度ωin[rad/s]は、駆動軸51の角速度を示す。角速度ωfan[rad/s]は、ファン46の角速度を示す。f(Qoil)は、浸漬面積Aと、浸漬面回転半径Lの二乗との積[m]を示す。油量Qoil[m]は、ラビリンス室C3内での作動油の量を示す。
式(1)は以下の式(2)、式(3)のように変形できる。
Figure 2021173381
Figure 2021173381
ここで式(3)のgは関数を示し、g{Tfric/(ωin−ωfan)}は、(ωin−ωfan)で伝達トルクTfricを得られる油量[m]を示す。
また、以下の式が成立する。
Figure 2021173381
Figure 2021173381
Figure 2021173381
抗力負荷トルクTdrag[N・m]は、ハウジング54及びファン46に作用する抗力負荷トルクを示す。慣性負荷トルクTinert[N・m]は、ハウジング54及びファン46に作用する慣性負荷トルクを示す。抗力算出係数kdrag[(N・m)/(rad/s)]は、予め定められた値である。慣性モーメントIfan[kg・m]は、一体に回転するハウジング54及びファン46の慣性モーメントを示す。角加速度ωfan´[rad/s]は、ファン46の角加速度を示す。以上により、式(3)は以下のように表すことができる。
Figure 2021173381
角速度ωinは駆動軸51の角速度であるため、クランク角センサ25が検出したクランクシャフト24の回転速度と、プーリ22a及び50aの径の比とに基づいて、算出できる。角速度ωfanはファン46の角速度であり、角加速度ωfan´はファン46の角速度を時間微分して得ることができるため、回転速度センサ45が検出したファン46の回転速度から算出できる。また、抗力算出係数kdragは、予めECU70のROMに記憶されている。同様に、関数gは予めマップとしてECU70のROMに記憶されているが、演算式として記憶されていてもよい。
式(3)に示したように関数gには、間隙代表値hや浸漬面回転半径Lが反映されており、また式(7)に示すように油量Qoilは、慣性負荷トルクTinertや抗力負荷トルクTdragを考慮して算出されている。このため、ラビリンス室C3内の油量を精度よく推定できる。従って、この推定値を用いて種々の制御を行う場合も、精度よく実行できる。
尚、式(7)において、角加速度ωfan´をなまし処理を行ったうえで油量Qoilを算出してもよい。また、ハウジング54及びファン46の慣性モーメントIfanが非常に小さく、慣性負荷トルクTinertが無視できる場合には、式(7)において慣性モーメントIfanをゼロとして油量Qoilを算出してもよい。
上記実施例ではPI制御において、推定油量に応じて比例ゲイン及び積分ゲインが設定される場合を説明したがこれに限定されない。例えば、PI制御又はPID制御において、推定油量に応じて比例ゲイン及び積分ゲインの何れか一方のみを設定してもよい。また、P制御又はPD制御において、推定油量に応じて比例ゲインを設定してもよい。
また、上記実施例では、推定油量から目標油量を減算した油量偏差に対して制御演算を実施して電磁石63を制御したが、これに限定されない。例えば、ファン46の実回転速度[rpm]からファン46の目標回転速度[rpm]を減算した値である偏差に対して制御演算を実施して電磁石63を制御してもよい。また、ファン46の実角速度[rad]からファン46の目標角速度[rad]を減算した値である偏差に対して制御演算を実施して電磁石63を制御してもよい。
目標回転速度や目標角速度は、上述した目標油量と同様に目標係合率から算出される。上記の偏差は偏差パラメータの一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
45 回転速度センサ
50 ファンカップリング装置
51 駆動軸
52 ロータ
52a、55a リブ
57 仕切板
60 調整機構
63 電磁石
70 ECU(ファンカップリング装置の制御装置)
C1 貯留室
C2 作動室
C3 ラビリンス室

Claims (2)

  1. 回転駆動される駆動軸と、
    前記駆動軸に連結されたロータと、
    前記ロータを収容するとともに前記ロータに対して相対回転可能に支持されたハウジングと、
    前記ハウジングに固定されたファンと、
    前記ハウジング内で前記ロータとの間に形成され、作動流体を介して前記ロータの回転動力を前記ハウジングへ伝達するラビリンス室と、
    前記ラビリンス室内での前記作動流体の量を調整する調整機構と、を含むファンカップリング装置の制御装置において、
    前記ラビリンス室内での前記作動流体の推定量と目標量を取得する取得部と、
    前記推定量と前記目標量の偏差に対して制御演算を実施して前記調整機構を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記推定量に応じて前記制御演算に用いられる制御ゲインを設定する、ファンカップリング装置の制御装置。
  2. 回転駆動される駆動軸と、
    前記駆動軸に連結されたロータと、
    前記ロータを収容するとともに前記ロータに対して相対回転可能に支持されたハウジングと、
    前記ハウジングに固定されたファンと、
    前記ハウジング内で前記ロータとの間に形成され、作動流体を介して前記ロータの回転動力を前記ハウジングへ伝達するラビリンス室と、
    前記ラビリンス室内での前記作動流体の量を調整する調整機構と、を含むファンカップリング装置の制御装置において、
    前記ラビリンス室内での前記作動流体の推定量と、前記ファンの実回転速度から前記ファンの目標回転速度を減算した値である偏差に相当する偏差パラメータと、を取得する取得部と、
    前記偏差パラメータに対して制御演算を実施して前記調整機構を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記推定量に応じて前記制御演算に用いられる制御ゲインを設定する、ファンカップリング装置の制御装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022196816A1 (ja) 2021-03-19 2022-09-22 国立大学法人三重大学 急性肺障害および肺線維症の急性増悪を改善するための医薬組成物

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