JP2021172369A - 液状物吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】軟質の包装用フィルムからなる液状物充填包装体内に充填された液状の被包装物を最後まで円滑に押し出して、袋内の液状被包装物の残量を削減させることのできる液状物吐出容器を提供すること。【解決手段】軟質の包装用フィルムからなる包装袋本体に対し、その包装袋本体の上端部または上側部に注出ノズルを突設してなる包装袋内に液状被包装物を充填してなる軟質の液状物充填包装体と、この液状物充填包装体を収納保持する可撓性硬質の外容器とからなる液状物吐出容器であって、前記液状物充填包装体と、これを収納する前記外容器との間に、該液状物充填包装体からの前記注出ノズルを通じての液状被包装物の吐出に際して、その吐出を助勢する吐出助勢嚢を介在させてなること。【選択図】図4

Description

この発明は、液状またはゼリー状等の飲食品、化学品、医薬品、化粧品等の液状物を、軟質の包装用フィルムからなる包装袋内に充填してなる液状物充填包装体を、可撓性硬質(高剛性)の外容器内に収納保持してなる液状物吐出容器に関する。
軟質の包装用フィルムからなる包装袋内に液状の被包装物が充填されてなる液状物充填包装体を、可撓性を有する硬質の外容器内に収納保持してなる液状物吐出容器については特許文献1や特許文献2に開示されたようなものがある。これらの液状物吐出容器は、軟質の包装用フィルムからなる液状物充填包装体を、自立性と定形性を付与するための高剛性、すなわち可撓性硬質の厚紙やプラスチック材料等によって構成される外容器内に収納してなるものである。
特許第6044894号公報 特許第6347889号公報
これらの文献に開示されている前記液状物充填包装体はいずれも、袋本体の上端部または上側部にフィルム状注出ノズルが突設されており、外容器を該注出ノズルの先端が下向きになるように傾動させることで、液状被包装物を該注出ノズルから吐出できるように構成されている。
なお、前記注出ノズルは、液状物充填包装体内の液状被包装物の注出中はもちろん、注出前および注出後における液状物充填包装体内への外気の侵入を阻止するセルフシール機能を有するため、そのセルフシール機能により該液状物充填包装体が被包装物の注出に伴って次第に収縮するため、包装体内の被包装物が残り少なくなってくると外容器を傾動させるだけでは被包装物を最後まで十分に注出することができなくなる。そのため、外容器の胴部を手指で押圧して液状物充填包装体内の被包装物を押し出す必要があるが、外容器には、上記したように剛性を有する材料が使用されているため、その力が液状物充填包装体に伝わり難く、また液状物充填包装体内の被包装物が押圧位置から他の部分に逃げてしまい、被包装物を最後まで押し出すことができず残量が多い点に課題があった。
そこで、この発明は、軟質の包装用フィルムからなる液状物充填包装体内に充填された液状の被包装物を最後まで確実に押し出して、袋内の液状被包装物の残量を削減させることのできる液状物吐出容器を提供することを目的とする。
上記目的の実現に向けた研究の中で、発明者は、次のような要旨構成に係る本発明に想到した。即ち、本発明は、軟質の包装用フィルムからなる包装袋本体に対し、その包装袋本体の上端部または上側部に注出ノズルを突設してなる包装袋内に液状被包装物を充填してなる軟質の液状物充填包装体と、この液状物充填包装体を収納保持する可撓性硬質の外容器とからなる液状物吐出容器であって、前記液状物充填包装体と、これを収納する前記外容器との間に、該液状物充填包装体からの前記注出ノズルを通じての液状被包装物の吐出に際して、その吐出を助勢する吐出助勢嚢を介在させてなることを特徴とする。
また、本発明は、
(1)前記吐出助勢嚢は、軟質の包装用フィルムからなる袋内に、空気や不活性ガスその他の気体を充填した気体嚢または流動性材料を充填した流体嚢であること、
(2)前記吐出助勢嚢は、前記外容器と前記液状物充填包装体との間にあって、該液状物充填包装体を包囲するように、また該液状物充填包装体の少なくとも一方の側面に接するように介在させたこと、
(3)前記吐出助勢嚢は、前記外容器内面の少なくとも一の面に貼着もしくは着脱可能に貼付されて、前記液状物充填包装体との間に介在させたこと、
(4)前記吐出助勢嚢内に封入する気体または流動性材料の内容量は、前記液状物充填包装体の内容量の1.5〜25%であること、
がより好ましい解決手段になるものと考えられる。
本発明に係る液状物吐出容器によれば、たとえば外容器の少なくとも一の内壁面に、液状物充填包装体内の被包装物の注出ノズルからの吐出に際して、該液状物充填包装体の外側面に面接触し、その吐出を助勢するための吐出助勢嚢を設けたことで、外容器への押圧力を、該吐出助勢嚢を介して押圧位置だけでなく液状物充填包装体の全体に及ぼすことができるようになるため、該液状物充填包装体内の被包装物のほぼ全量を円滑に押し出すことができ、液状物充填包装体内の被包装物の残量を削減することができるようになる。
前記吐出助勢嚢は、軟質の包装用フィルムからなる袋内に空気や窒素等の気体を充填した気体嚢や、流動性を有する水などの液体や、ゼリー状や粘稠状の物質を充填した流体嚢からなることが好ましく、これによれば外容器の胴部への手指による押圧によって、この吐出助勢嚢が、外容器内に収納されている液状物充填包装体の胴部表面の凹凸を埋めるように変形して面接触し、該吐出助勢嚢を介して前記押圧力を液状物充填包装体全体に伝えることができるようになるため、より効果的に被包装物を押し出すことができ、ひいては液状物充填包装体内の被包装物の残量を削減することができる。
本発明の液状物吐出容器の一実施形態を示す(a)正面図、(b)右側面図である。 本発明の液状物吐出容器を構成する液状物充填包装体の一例を示す斜視図である。 図1の液状物吐出容器を構成する外容器の展開図である。 (a)および(b)は、吐出助勢嚢の一例を示す図であり、(c)は(a)の吐出助勢嚢のA−A位置における断面図である。
図1は、本発明に係る液状物吐出容器Vの一実施形態を示す図であり、液状物充填包装体20と、この液状物充填包装体20を収納保持する外容器10とから構成される。図中の(a)は正面図、(b)は右側面図である。図2は、液状物充填包装体20の一例を示す斜視図であり、図3は、図1の液状物吐出容器Vを構成する外容器10の展開図であり、また、図4は吐出助勢嚢を例示する図である。
前記外容器10は、図1に示すように、その内部に収納する液状物充填包装体20の起立時の形状に合わせて、例えば、下部が六角形の筒状をなし、下端部11aから上端部11bに向けて次第に扁平になり、上端部11bが二枚の平坦な板状部12a、12bによって構成されている。なお、本実施形態では、外容器10の下部が平面外輪郭形状が六角形の筒状からなり、上端部に向かって次第に扁平な形状になっているが、これに限定されるものではなく、外容器10は、液状物充填包装体20を収納することのできる筒状胴部を有するものであればどのようなものであってもよく、下部の平面外輪郭形状が四角形や五角形などの多角形や円形からなるものの他、箱形の多角柱状や円柱状など各種のものとすることもできる。
二枚の平坦な板状部12a、12bのそれぞれには掛止孔13a、13bが設けられ、該掛止孔13a、13bに着脱可能なクリップ30を上部から嵌め入れることで、板状部12a、12b同士を相互に係合することができる。なお、二枚の板状部12a、12b同士は、クリップ30の他、係止ピンやスナップ等を用いて相互に係合させてもよい。
前記外容器10は、その内部に収容する前記液状物充填包装体20に定型性および自立性を付与できればどのような材料によって構成してもよく、好ましくは紙やプラスチック材料によって構成され、例えば図3に示すように厚紙やプラスチック材料からなるシートを裁断するとともに、所要の折り曲げ誘導疵等を形成してなる1枚の裁断シート100を、幅方向中央の折り曲げ誘導疵15の位置で山折りし、その状態で図の左半部の下端部から突出してなる舌片16a、16bを、図の右半部のたとえば内表面に、スナップ止め、ビス止め、リベット止め、鳩目止め等の他、接着剤接着、融着等させることによって組立てることができる。また、裁断シート100は、左右の各半部に、底板片17を有しており、これらの底板片17は、液状物吐出容器10の組み立てに当たって、内側に向けて90°折り曲げて接着等させることで相互に重なり合う二枚の六角形状の底部18を形成することができる。
なお、外容器10は、液状物充填包装体20に所期したとおりの定型性および自立性を付与することのできる可撓性硬質のものであり、剛性を有する必要があり、外容器10を紙製とするときは、液状物充填包装体20の内容量に応じて紙の厚さを、たとえば250〜500g/m2の範囲のものとすることができる。また、外容器10をプラスチック製とするときは、たとえば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ABS樹脂、ポリスチレン等の0.3〜3.0mm程度の厚みを有するものとすることが好ましく、ブロー成形等によって一体成形することもできる。
飲料や調味料等の液状物を充填する前記液状物充填包装体20は、図2に示すように軟質の包装用フィルムからなる縦長矩形状の包装袋本体21内に液状被包装物を充填して用いるものであって、包装袋本体21の上端部には、軟質の包装用フィルムからなるフィルム状注出ノズル22が突設され、図1に示すように、外容器10内に収納した際に、注出ノズル22の少なくとも先端部が、外容器10の一方の肩部に設けられた切り欠き部14から突出するように構成される。
なお、前記注出ノズル22は、その先端部分を、たとえば引き裂き誘導疵に沿って手指等によって引き裂き除去することによって注出口を開口し、その注出口が下向きとなるように液状物吐出容器Vを傾動するか、液状物吐出容器V(外容器10)の胴部を手指で押圧することで、該注出口から被包装物を吐出させることができる。
次に図1に示した本実施形態の液状物吐出容器Vを構成する外容器10は、図3の展開図に示したように、裁断シート100の図の左半部上に吐出助勢層40を介在させてなり、好ましくは接着剤による接着、融着等によって貼着もしくは着脱可能に貼付することが好ましい。その結果、裁断シート100を組み立てて外容器10を形成した際に、該吐出助勢嚢40が、外容器10の胴部を構成する一対の壁部の、一方の内壁面に位置することになる。即ち、該吐出助勢嚢40は、外容器10と、その内部に収容されている液状物充填包装体20との間に介在させるものであって、図4(a)に示す吐出助勢嚢40を、液状物充填包装体20の少なくとも一方の側面に添うように介在させたものや、図4(b)に示すように吐出助勢嚢40を中央部で折り曲げて液状物充填包装体20を包囲するように設けたものであることが好ましい。
なお、この吐出助勢嚢40は、押圧によって柔軟に変形(流動)可能な層であればどのようなものであってもよく、とくには軟質の包装用フィルムからなる包装袋内に空気や窒素等の気体を充填した気体嚢または、水などの液状や粘稠状等の流動性材料を充填した流体嚢からなるものであることが好ましい。以下は、吐出助勢嚢40が、包装袋内に空気を充填した気体嚢からなる場合を一例として説明する。
以上のように構成してなる吐出助勢嚢40を備える外容器10内に液状物充填包装体20を収納し、図1に示すように外容器10の掛止孔13a、13bにクリップ30を嵌め入れて、液状物充填包装体20を外容器10内に保持した後、外容器10の切り欠き部14から突出する注出ノズル22の先端の注出口が下向きとなるように液状物吐出容器Vを傾動し、液状物充填包装体20内の被包装物を吐出させる。
吐出当初は、液状物充填包装体20内に被包装物が多量に残っているため、液状被包装物の自重によって注出ノズル22の注出通路が開口し、被包装物をスムーズに吐出させることができる。しかし、液状物充填包装体20内の被包装物の残量が少なくなってくると、液状物吐出容器Vの傾動のみでは、注出通路を開口させることができず液状被包装物を円滑に吐出させることができなくなる。そのため、液状物吐出容器V(外容器10)の胴部を手指で押圧して液状被包装物を吐出させようとすると、従来品では、液状物充填包装体20内の液状被包装物が押圧位置から他の部分に逃げてしまい、十分に押し出すことができなかった。
これに対し、本発明に係る液状物吐出容器Vでは、前述したように外容器10の胴部を構成する一対の壁面の、一方の内壁面に空気嚢からなる吐出助勢嚢40が両者の間に介在させてあるため、液状物吐出容器V(外容器10)の胴部への押圧によって、該吐出助勢嚢40内の空気が流動し、該吐出助勢嚢40が隣接する液状物充填包装体20の表面形状(凹凸)に合わせて変形して面接触するため、手指による押圧力が、吐出助勢嚢40を介して液状物充填包装体20の接触面全体に加わることになる。そのため、液状物充填包装体20内の被包装物は、吐出助勢嚢40による押圧によって逃げ場がなくなり、ほぼ全量(最後まで)を注出ノズル22から押し出すことができるようになる。
なお、吐出助勢嚢40は、液状物充填包装体20の側面全体に面接触させるように、外容器10の内壁の全面に設けることが好ましく、また外容器10の胴部を構成する壁部の少なくとも一の内壁面、より好ましくはすべての内壁面に設けることが好ましい。また、外容器10が、例えば特許文献2に記載のような四角柱状からなる場合にも、該外容器10の胴部を構成する4つの壁部の少なくとも一の内壁面、より好ましくはすべての内壁面に吐出助勢嚢40を設けることが好ましい。
また、吐出助勢嚢40内に入れる空気等の気体や流動性材料の量、すなわち封入する量(内容量)としては、液状物充填包装体20の容量に従って決定するものとし、該液状物充填包装体20の容量の1.5〜25%相当の量とすることが好ましく、より好ましくは2.5〜15%、さらに好ましくは3.5〜10%とする。この範囲内の量を封入することとした理由は、液状物吐出容器V(外容器10)への押圧力を、吐出助勢嚢40を介して液状物充填包装体20の側面全体に効果的に及ぼすことができると共に、外容器10内に収納する液状物充填包装体20の容量に影響を及ぼすことがないようにするためである。なお、前記吐出助勢嚢40への気体、液体等の注入は、シリンジを使って、まず抜気してから改めて所定量を注入し、気密・液密にヒートシールして密封する。
上記範囲内にすることで、外容器10の胴部を指で押して、その圧力を液状物充填包装体20全体に加えられるようになり、特に指で押したときに該外容器10に撓みが発生して隙間が生じたとしてもなお、該吐出助勢嚢40を介して液状物充填包装体20の側面全体に押圧力を及ぼすことができる。
また、本発明の液状物吐出容器Vは、液状物充填包装体20の上部に取り付けられている前記注出ノズル22が、外気の侵入を阻止するセルフシール機能を有する場合や、その注出ノズル22先端の注出口の形成位置近傍に、注出ノズル22の注出通路を自動的に遮断することのできる押圧加工部を有する場合にも好適に利用することができる。
なお、セルフシール機能とは、液状物充填包装体20内の液状被包装物の注出に際し、包装袋本体21自身の収縮ないしは潰れ変形によって液状被包装物の注出の停止と同時に、該液状被包装物によって濡れた注出ノズル22の注出通路の内表面どうしが該液状被包装物による薄膜の介在下で自動的に相互に密着し、液状物充填包装体20内への外気の侵入を阻止する逆止機能のことである。このセルフシール機能によって、包装袋本体21は、液状被包装物の吐出に従って収縮ないしは潰れ変形していくため、包装袋本体21内の液状被包装物の残量が少なくなるにつれて、液状物吐出容器Vの傾動のみでは液状被包装物を吐出することができず、液状物吐出容器Vの胴部を押圧して液状被包装物を押し出す必要があることから、本発明の液状物吐出容器Vを好適に利用することができる。
また、前記押圧加工部とは、例えば、所要の形状に応じた横断面形状を有する押込刃によって、注出ノズル22を構成する表裏の包装用フィルムを、同一方向または相互に対向する方向に所要の温度および圧力で加熱加圧して、屈曲または変曲させることにより形成した断面山形状の変曲部や断面台形状の屈曲部等からなり、該押圧加工部は、液状被包装物の注出に際しては、表裏の包装用フィルムが、液状被包装物の液圧によって相互に離反すると共に伸びた状態となるが、液状被包装物の注出の停止(未加圧)に伴って、弾性復元力によって原形状へと戻り、相互に線状または面状に密着し、注出ノズル22の注出通路を自動的に遮断するものである。そのため、液状被包装物の吐出の度に、液状物吐出容器Vの胴部を押圧し、液状被包装物の液圧を押圧加工部に付加して開口させる必要があるため、本発明の液状物吐出容器Vを好適に利用することができる。
図1に示す下部が六角筒状で、上端部に向かって扁平な形状からなる外容器10内に、液状被包装物として200mlの醤油を充填してなる液状物充填包装体20を収納してなる液状物吐出容器Vを、液状物充填包装体20の注出ノズル22先端が下向きとなるように傾動させ、その状態で外容器10の胴部を押圧して液状被包装物(醤油)を最後まで押し出した際の、袋内の液状被包装物の残量を測定した。
前記吐出助勢嚢40として、図4(a)に示すような160mm×100mmの軟質プラスチックフィルム製の抜気済みの袋内に、15ml、20ml、30mlの空気をそれぞれ、シリンジを使って注入した気体嚢を使用し、該気体嚢を液状物吐出容器10の胴部を構成する壁部のそれぞれの内壁に貼着した。
液状物吐出容器10の傾動角度(地面と外容器10底面とのなす角度)を90°、110°に設定し、液状物充填包装体20内の醤油の残量測定を行った。また、外容器10と液状物充填包装体20との間に吐出助勢嚢40(気体嚢)が設けられていないものを比較例として用いた。その結果を表1に示す。
Figure 2021172369
表1の結果からも明らかなように、吐出助勢嚢40を備える本発明の液状物吐出容器Vによれば、液状物充填包装体20内の液状被包装物の残量を大幅に削減することができた。
本発明の液状物吐出容器は、飲料や医薬品、化学品、化粧品等の液状や粘稠状の液状物を充填包装してなる液状物充填包装体を収容保持するバックインボックスタイプの容器として広く利用することができる。
V 液状物吐出容器
100 裁断シート
10 外容器
11a 下端部
11b 上端部
12a、12b 板状部
13a、13b 掛止孔
14 切り欠き部
15 折り曲げ誘導疵
16a、16b 舌片
17 底板片
18 底部
20 液状物充填包装体
21 包装袋本体
22 注出ノズル
30 クリップ
40 吐出助勢嚢

Claims (5)

  1. 軟質の包装用フィルムからなる包装袋本体に対し、その包装袋本体の上端部または上側部に注出ノズルを突設してなる包装袋内に液状被包装物を充填してなる軟質の液状物充填包装体と、この液状物充填包装体を収納保持する可撓性硬質の外容器とからなる液状物吐出容器であって、
    前記液状物充填包装体と、これを収納する前記外容器との間に、該液状物充填包装体からの前記注出ノズルを通じての液状被包装物の吐出に際して、その吐出を助勢する吐出助勢嚢を介在させてなることを特徴とする液状物吐出容器。
  2. 前記吐出助勢嚢は、軟質の包装用フィルムからなる袋内に、空気や不活性ガスその他の気体を充填した気体嚢または流動性材料を充填した流体嚢であることを特徴とする請求項1に記載の液状物吐出容器。
  3. 前記吐出助勢嚢は、前記外容器と前記液状物充填包装体との間にあって、該液状物充填包装体を包囲するように、また該液状物充填包装体の少なくとも一方の側面に接するように介在させたことを特徴とする請求項1または2に記載の液状物吐出容器。
  4. 前記吐出助勢嚢は、前記外容器内面の少なくとも一の面に貼着もしくは着脱可能に貼付されて、前記液状物充填包装体との間に介在させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液状物吐出容器。
  5. 前記吐出助勢嚢内に封入する気体または流動性材料の内容量は、前記液状物充填包装体の内容量の1.5〜25%であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の液状物吐出容器。
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