JP2021171930A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】保存安定性に優れたインクを用い、滲みが少なく高画像濃度の画質が得られ、吐出安定性が実現できる印刷装置等の提供。【解決手段】インクをノズルから吐出する吐出手段と、前記吐出手段のノズル形成面に付着する前記インクを払拭する払拭部材と、を有し、前記インクが,有機溶剤、樹脂、及び下記一般式(1)で表される化合物を含有する印刷装置である。前記一般式(1)中、nは1又は2の数を示し、kは7〜11の数を示す。【選択図】なし

Description

本発明は、印刷装置及び印刷方法に関する。
インクジェット記録方式に用いられるインクには、様々な特性が要求されており、特に、画像品質、インクの保存安定性、及び吐出安定性が重要なものとなっている。
近年、商用印刷や産業印刷などの分野では高画質、高速印刷が求められている。この場合、インクが瞬時に基材に浸透するか、又は濡れ広がる必要がある。
しかし、従来のインクジェットインクでは含有する成分によっては長期保存により分離が生じてしまい、インクの保存安定性が低下する。また、ノズル形成面にインクが付着することによって、ノズル詰まりや吐出されたインクの曲がりが発生し、吐出安定性が低下するという問題がある。
一方、ノズル形成面のクリーニングについては払拭部材を用いることが知られている。例えば、固体である粒子が液体中に分散した分散系液体をノズルから噴射する液体噴射ヘッドとワイピング部材とを相対移動することにより、ノズル形成面に付着した分散系液体をワイピング部材で払拭するワイパー装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この提案のワイピング部材は、ノズル形成面側の第1層と、該第1層に対してノズル形成面と反対側の第2層とを有している。第1層は、ノズル形成面に付着する分散系液体の分散媒である液滴を毛細管現象により第2層に導くとともに、分散系液体の分散質を捕捉して収容可能な空隙を有するか、又は、第2層は分散媒を吸収する。
本発明は、保存安定性に優れたインクを用い、滲みが少なく高画像濃度の画質が得られ、吐出安定性が実現できる印刷装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としての本発明の印刷装置は、インクをノズルから吐出する吐出手段と、前記吐出手段のノズル形成面に付着する前記インクを払拭する払拭部材と、を有し、前記インクが,有機溶剤、樹脂、及び下記一般式(1)で表される化合物を含有する。
Figure 2021171930
ただし、前記一般式(1)中、nは1又は2の数を示し、kは7〜11の数を示す。
本発明によると、保存安定性に優れたインクを用い、滲みが少なく高画像濃度の画質が得られ、吐出安定性が実現できる印刷装置を提供することができる。
図1は、本発明の印刷装置の一例を示す概略図である。 図2は、払拭部材によって払拭されるノズルプレートの一例を示す概略図である。 図3は、払拭部材を有するクリーニング部の一例を示す概略図である。 図4は、ノズル形成面を払拭する払拭機構の一例を示す概略図である。 図5は、シート状の払拭部材の断面の一例を示す模式図である。
(印刷装置及び印刷方法)
本発明の印刷装置は、インクをノズルから吐出する吐出手段と、前記吐出手段のノズル形成面に付着する前記インクを払拭する払拭部材と、を有し、前記インクが,有機溶剤、樹脂、及び下記一般式(1)で表される化合物を含有し、更に必要に応じてその他の手段を有する。
Figure 2021171930
ただし、前記一般式(1)中、nは1又は2の数を示し、kは7〜11の数を示す。
本発明の印刷方法は、インクをノズルから吐出する吐出工程と、ノズル形成面に付着する前記インクを払拭する払拭工程と、を含み、前記インクが、有機溶剤、樹脂、及び上記一般式(1)で表される化合物を含有し、更に必要に応じてその他の工程を含む。
従来技術では、ノズル形成面が顔料粒子によって損傷することを抑制できるが、用いるインクとの最適化が図られておらず、ノズル形成面にインクが付着して吐出安定性が低下したり、高品質画像が得られないという課題がある。
本発明の印刷装置及び印刷方法は、インクジェット印刷に好適に用いることができる。
本発明において、インクが上記一般式(1)で表される化合物を含むことによって保存安定性が向上する。これは、上記一般式(1)で表される化合物が有機溶剤と親和しやすくインクの分離を起こしにくいためである。また、上記一般式(1)で表される化合物を含むことで、インクの動的表面張力が低くなり基材に濡れ広がりやすくなることによって高画質化に寄与する。
また、上記一般式(1)で表される化合物を含むことでインクの静的表面張力が高くなり、ノズル形成面での撥インク性が高くなるとともに、本発明における払拭部材によるクリーニングと組み合わせることにより、吐出安定性が向上し、高画質画像が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の払拭部材を使用する印刷装置(以下、「画像形成装置」と称することもある)について説明する。
図1は、画像形成装置の一例を説明する概略図であり、シリアル型液滴吐出装置を備えたものである。図2は、払拭部材によって払拭されるノズルプレートの一例を示す概略図である。図3は、払拭部材を有するクリーニング部の一例を示す概略図である。この画像形成装置について、図1から図3に基づいて説明する。
図1の画像形成装置は、左右の側板に横架した主ガイド部材1及び従ガイド部材でキャリッジ3を移動可能に保持している。そして、キャリッジ3は主走査モータ5によって、駆動プーリ6と従動プーリ7との間に架け渡したタイミングベルト8を介して主走査方向(キャリッジ移動方向)に往復移動する。
このキャリッジ3は、液体吐出ヘッド(記録ヘッド)を有する。記録ヘッドは、ノズル形成面を有するノズルプレート4a、4b(区別しないときは「記録ヘッド4」という。)を有する記録ヘッドを用いることができる。記録ヘッド4は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する。また、記録ヘッド4は、複数のノズルからなるノズル列4nを主走査方向と直交する副走査方向に配置し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド4は、処理液を吐出するノズル列を含むノズル形成面を有するノズルプレートを有する態様とすることもできる。ノズルプレート4a、4bとは別のノズルプレート4c(図示せず)を設け、処理液を吐出する態様とすることもできる。
また、ノズルプレート4aのノズル列の数を3つにし、そのうち1列を、処理液の吐出に用いてもよい。
記録ヘッド4は、図2に示すようにノズルプレートを有し、それぞれのノズルプレートは、複数のノズル4nを配列した2つのノズル列Na、Nbを有する。ノズル列の数は2つに限られない。印刷装置の大きさを考慮して、任意の数のノズル列を設けることができる。
記録ヘッド4を構成する液体吐出ヘッドとしては、例えば、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータを用いることができる。
一方、用紙10を搬送するために、用紙を静電吸着して記録ヘッド4に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト12を備えている。この搬送ベルト12は、無端状ベルトであり、搬送ローラ13とテンションローラ14との間に掛け渡されている。
そして、搬送ベルト12は、副走査モータ16によってタイミングベルト17及びタイミングプーリ18を介して搬送ローラ13が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。この搬送ベルト12は、周回移動しながら帯電ローラによって帯電(電荷付与)される。
更に、キャリッジ3の主走査方向の一方側には搬送ベルト12の側方に記録ヘッド4の維持回復を行う維持回復機構20が配置され、他方側には搬送ベルト12の側方に記録ヘッド4から空吐出を行う空吐出受け21がそれぞれ配置されている。
維持回復機構20は、例えば、記録ヘッド4のノズル形成面(ノズルが形成された面)をキャッピングするキャップ部材20a、ノズル形成面を払拭する機構20b、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出受けなどで構成されている。
図3は、図1中20bの拡大図であり、330はクリーニング部、303は側板、307は払拭部材を送り出すローラ、308は払拭部材を巻き取るローラ、309は押し当てローラ、320は払拭部材をそれぞれ表す。Y1は払拭方向を示す。
また、キャリッジ3の主走査方向に沿って両側板間に、所定のパターンを形成したエンコーダスケール23を張装し、キャリッジ3にはエンコーダスケール23のパターンを読取る透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ24を設けている。これらのエンコーダスケール23とエンコーダセンサ24によってキャリッジ3の移動を検知するリニアエンコーダ(主走査エンコーダ)を構成している。
また、搬送ローラ13の軸にはコードホイール25を取り付け、このコードホイール25に形成したパターンを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ26を設けている。これらのコードホイール25とエンコーダセンサ26によって搬送ベルト12の移動量及び移動位置を検出するロータリエンコーダ(副走査エンコーダ)を構成している。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイから用紙10が帯電された搬送ベルト12上に給紙されて吸着され、搬送ベルト12の周回移動によって用紙10が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ3を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド4を駆動することにより、停止している用紙10にインク滴を吐出して1行分を記録する。そして、用紙10を所定量搬送後、次の行の記録を行う。
記録終了信号又は用紙10の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙10を排紙トレイに排紙する。
また、記録ヘッド4のノズル形成面のクリーニングを行う場合は、印字(記録)待機中にキャリッジ3を維持回復機構20に移動し、維持回復機構20により清掃を実施する。
図1で示した記録ヘッド4は、図2に示すように、ノズル形成面を有するノズルプレート4a、4bを有する記録ヘッドを用いることができる。それぞれのノズルプレートは、複数のノズル4nを配列した2つのノズル列Na、Nbを有する。ノズルプレート4aの一方のノズル列Naはブラック(K)の液滴を、他方のノズル列Nbはシアン(C)の液滴を吐出する。ノズルプレート4bの一方のノズル列Naはマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列Nbはイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。
また、ノズルプレート4cを用い、ノズル列Na、Nbのうち、一方、又は両方を処理液の吐出に用いることができる。
図4は、ノズル形成面を払拭する払拭機構の一例を示す概略図である。この図4の払拭機構は、主にシート状の払拭部材320とシート状の払拭部材を送り出すローラ410と、送り出された払拭部材320をノズル形成面に押し当てる押し当てローラ400と、払拭に使われた払拭部材320を回収する巻き取りローラ420とで構成される。また、シート状の払拭部材のほかに、ノズル形成面を払拭するゴムブレード等を備えていてもよい。押し当てローラ400はバネを用いて、払拭部材320とノズル形成面の距離を調整することで、押し当て力を調整することができる。押し当て部材はローラに限らず、固定された樹脂やゴムの部材であってもよい。ゴムブレード等を備えている場合、シート状の払拭部材にゴムブレード等を当接させる機構を設けて、シート状の払拭部材にゴムブレード等のクリーニング機能を持たせてもよい。
払拭部材に洗浄液を一定量塗布した後、払拭部材がノズル形成面に押し当てられながら払拭部材320と記録ヘッド4とが相対的に移動することでノズル形成面に付着した異物500を払拭する。ノズル形成面に付着する異物500としては、ノズルからインクを吐出した際に発生するミストインクや、クリーニング等でノズルからインクを吸引したときに付着するインク、ミストインクやキャップ部材に付着したインクがノズル形成面で乾燥した固着物、被印刷物から発生する紙粉などが挙げられる。洗浄液はあらかじめ払拭部材320に含ませておいてもよい。特に、長時間の待機などでノズル形成面にインクが乾燥し、固着していると想定されるときには、洗浄液を含んだシート状の払拭部材でノズル形成面を複数回払拭して取り除くことが望ましい。
図5はシート状の払拭部材320の断面の一例を模式的に表したものである。
図5に示したシート状の払拭部材320はそれぞれが空隙を有する不織布の積層体からなり、ノズル形成面側から第1層目の層610と第2層目の層620との2層構造となっている。これ以外にも、例えば、吸収したインクの裏写り防止や払拭部材の強度向上を目的としてフィルムを裏打ちした3層構造や、吸収性の異なる複数の吸収層を第2層以降に設けた多層構造などでもよい。
払拭部材を構成する材料として、不織布のほかに、織布や編布、多孔質体などが挙げられる。特に第1層目は、厚さと空隙率のコントロールが比較的容易な不織布を用いるのが好ましい。
不織布や織布、編布などの繊維の材質としては、例えば、綿、麻、絹、パルプ、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、レーヨン、キュプラ、アクリル、ポリ乳酸などが挙げられる。なお、1種類の繊維からなる不織布だけではなく、複数種類の繊維が混ざった不織布でもよい。
多孔質体としては、例えば、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール(PVA)などが挙げられる。
不織布の製造方法として、ウェブの形成には、例えば、湿式や乾式、スパンボンド、メルトブローン、フラッシュ紡糸などの方法が、ウェブの結合には、例えば、スパンレースやサーマルボンド、ケミカルボンド、ニードルパンチなどの方法が挙げられる。
払拭部材は、それぞれが空隙を有する少なくとも2層を含み、ノズル形成面に接触する側から第1層目の層の厚みをt1とし、第1層目以外の層の厚みの合計をt2とすると、次式、t1<t2、が成り立ち、前記第1層目の層の空隙率は、少なくとも前記第1層目以外の1つの層の空隙率よりも小さいことが好ましい。これにより、ノズル形成面の付着物に対するかきとり性が向上し、付着物払拭性が良好となる。
ここで、各層の空隙率は下記式(1)によって計算される。
Figure 2021171930
払拭部材がシート状の不織布等の場合には、上記の「真密度」はシートを形成する繊維の真密度であり、「見掛の密度」はシート状の材料の目付量と厚さから「目付量÷厚さ]で求めることができる。
目付量は、単位面積当たりの質量を表す。
第1層目の層の空隙率が大きすぎると固着物の払拭性が悪くなり、また、第1層目の層の空隙率が小さすぎるとフィルム状になってしまい、液体の透過性が悪くなる。このため、第1層目の層の空隙率は0.70以上0.85以下であることが好ましく、0.75以上0.82以下がより好ましい。
また、少なくとも一つの第1層目以外の少なくとも1つの層の空隙率は0.80以上0.99以下であることが好ましい。第1層目以外の層の空隙率が上記範囲内にあることで、液体の吸収性を向上させることができる。これらの第1層目の層と第1層目以外の層を組み合わせることにより、ノズル形成面の付着物のかきとり性と液体の吸収性を両立させ、払拭性を向上させることができる。
払拭部材の少なくとも第1層目の層は不織布からなることが好ましい。払拭部材の少なくとも第1層目の層を不織布とすることによって、厚み及び空隙率を所望の数値範囲に容易に設定することができる。
本発明の効果向上の観点から、第1層目の層の空隙率と、第2層目の層の空隙率との差は、0.01以上0.5以下が好ましく、0.02以上0.25以下がより好ましい。
また、払拭部材の厚さは0.1mm以上3mm以下が好ましく、0.2mm以上0.7mm以下がより好ましい。払拭部材の厚さが0.1mm以上であることで、払拭部材の面積あたりの液体の飽和吸水量が十分となり、払拭する対象である液体を十分に吸収できる。また、払拭部材の厚さが3mm以下であることで、第1層目の層から第1層目以外の層へ好適に液体成分を移動させ、第1層目以外の層に液体成分を吸収させることができる効果が損なわれず、装置の小型化が可能となる。
払拭部材において、第1層目の層の厚さと第2層目の層の厚さとの差は、0.1mm以上1mm以下が好ましく、0.2mm以上0.5mm以下がより好ましい。
<インク>
本発明で用いられるインクは、有機溶剤、樹脂、水、上記一般式(1)で表される化合物を含有する。ここで、インクに用いられる有機溶剤、水、色材、樹脂、添加剤等について説明する。
<<有機溶剤>>
本発明に使用する有機溶剤としては、特に制限されず、水溶性有機溶剤を用いることができる。例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類等のエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類などが挙げられる。
多価アルコール類としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル−1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ペトリオールなどが挙げられる。
多価アルコールアルキルエーテル類としては、例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルなどが挙げられる。
多価アルコールアリールエーテル類としては、例えば、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテルなどが挙げられる。
含窒素複素環化合物としては、例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトンなどが挙げられる。
アミド類としては、例えば、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N−ジメチルプロピオンアミド、3−ブトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミドなどが挙げられる。
アミン類としては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミンなどが挙げられる。
含硫黄化合物類としては、例えば、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノールなどが挙げられる。
その他の有機溶剤としては、プロピレンカーボネート、炭酸エチレンなどが挙げられる。
湿潤剤として機能するだけでなく、良好な乾燥性を得られることから、沸点が250℃以下の有機溶剤を用いることが好ましい。
有機溶剤として、炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物も好適に使用される。
炭素数8以上のポリオール化合物としては、例えば、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールなどが挙げられる。
グリコールエーテル化合物としては、例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類などが挙げられる。
炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物は、記録媒体として紙を用いた場合に、インクの浸透性を向上させることができる。
有機溶剤のインク中における含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上60質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<<水>>
水としては、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、又は超純水を用いることができる。
インクにおける水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<<色材>>
色材としては、特に限定されず、顔料、染料を使用可能である。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、顔料として、混晶を使用してもよい。
顔料としては、例えば、ブラック顔料、イエロー顔料、マゼンダ顔料、シアン顔料、白色顔料、緑色顔料、橙色顔料、金色や銀色などの光沢色顔料やメタリック顔料などを用いることができる。
無機顔料として、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、カドミウムレッド、クロムイエローに加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。
また、有機顔料としては、アゾ顔料、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用できる。これらの顔料のうち、溶媒と親和性のよいものが好ましく用いられる。その他、樹脂中空粒子、無機中空粒子の使用も可能である。
顔料の具体例として、黒色用としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、又は銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料が挙げられる。
更に、カラー用としては、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、138、150、153、155、180、185、213、C.I.ピグメントオレンジ5、13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22、23、31、38、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3、48:4、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、184、185、190、193、202、207、208、209、213、219、224、254、264、C.I.ピグメントバイオレット1(ローダミンレーキ)、3、5:1、16、19、23、38、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルー)、15:1、15:2、15:3、15:4(フタロシアニンブルー)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36などが挙げられる。
染料としては、特に限定されることなく、酸性染料、直接染料、反応性染料、及び塩基性染料が使用可能であり、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
染料として、例えば、C.I.アシッドイエロー17,23,42,44,79,142、C.I.アシッドレッド52,80,82,249,254,289、C.I.アシッドブルー9,45,249、C.I.アシッドブラック1,2,24,94、C.I.フードブラック1,2、C.I.ダイレクトイエロー1,12,24,33,50,55,58,86,132,142,144,173、C.I.ダイレクトレッド1,4,9,80,81,225,227、C.I.ダイレクトブルー1,2,15,71,86,87,98,165,199,202、C.I.ダイレクドブラック19,38,51,71,154,168,171,195、C.I.リアクティブレッド14,32,55,79,249、C.I.リアクティブブラック3,4,35などが挙げられる。
インク中の色材の含有量は、画像濃度の向上、良好な定着性や吐出安定性の点から、0.1質量%以上15質量%以下が好ましく、1質量%以上10質量%以下がより好ましい。
顔料を分散してインクを得る方法としては、顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法、顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法、分散剤を用いて分散させる方法、などが挙げられる。
顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法としては、例えば、顔料(例えばカーボン)にスルホン基やカルボキシル基等の官能基を付加することで、水中に分散可能とする方法が挙げられる。
顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法としては、顔料をマイクロカプセルに包含させ、水中に分散可能とする方法が挙げられる。これは、樹脂被覆顔料と言い換えることができる。この場合、インクに配合される顔料はすべて樹脂に被覆されている必要はなく、本発明の効果が損なわれない範囲において、被覆されない顔料や、部分的に被覆された顔料がインク中に分散していてもよい。
分散剤を用いて分散させる方法としては、界面活性剤に代表される、公知の低分子型の分散剤、高分子型の分散剤を用いて分散する方法が挙げられる。
分散剤としては、顔料に応じて例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を使用することが可能である。
分散剤として、竹本油脂株式会社製RT−100(ノニオン系界面活性剤)や、ナフタレンスルホン酸Naホルマリン縮合物も、分散剤として好適に使用できる。
分散剤は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
<<顔料分散体>>
顔料に、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを得ることが可能である。また、顔料と、その他水や分散剤などを混合して顔料分散体としたものに、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを製造することも可能である。
顔料分散体は、水、顔料、顔料分散剤、必要に応じてその他の成分を混合、分散し、粒径を調整して得られる。分散は分散機を用いるとよい。
顔料分散体における顔料の粒径については特に制限はないが、顔料の分散安定性が良好となり、吐出安定性、画像濃度などの画像品質も高くなる点から、最大個数換算で最大頻度は20nm以上500nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。顔料の粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
顔料分散体における顔料の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な吐出安定性が得られ、また、画像濃度を高める点から、0.1質量%以上50質量%以下が好ましく、0.1質量%以上30質量%以下がより好ましい。
顔料分散体に対し、必要に応じて、フィルター、遠心分離装置などで粗大粒子をろ過し、脱気することが好ましい。
<<樹脂>>
本発明に用いられるインクは樹脂を含む。
インクが樹脂を含むことによって、高光沢、高発色性の画像を得ることができる。また、基材への密着性がよく、画像堅牢性が向上する。
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル−スチレン系樹脂、アクリル−シリコーン系樹脂などが挙げられる。
これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いてもよい。樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルションの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合してインクを得ることが可能である。樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。また、これらは、1種を単独で用いても、2種以上の樹脂粒子を組み合わせて用いてもよい。
樹脂粒子の体積平均粒径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な定着性、高い画像硬度を得る点から、10nm以上1,000nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましく、10nm以上100nm以下が特に好ましい。
体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、定着性、インクの保存安定性の点から、インク全量に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上20質量%以下がより好ましい。
インク中の固形分の粒径については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。吐出安定性、画像濃度などの画像品質を高くする点から、インク中の固形分の粒径の最大頻度が最大個数換算で20nm以上1,000nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。固形分は樹脂粒子や顔料の粒子等が含まれる。粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
<<添加剤>>
インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えてもよい。
−界面活性剤−
本発明のインクは、下記一般式(1)で表される化合物を含む。この一般式(1)で表される化合物は界面活性剤であり、この一般式(1)で表される化合物を用いることにより、インク中成分の親和性が向上し分離が起こりにくくなり、保存安定性が向上する。また、一般式(1)で表される化合物を用いることで、インクの動的表面張力が低くなり基材に濡れ広がりやすくなることで高画質化に寄与する。更に、一般式(1)で表される化合物を用いることで、インクの静的表面張力が高くなり、ノズル形成面での撥インク性が高くなるため吐出安定性が向上する。
Figure 2021171930
ただし、前記一般式(1)中、nは1又は2の数を示し、kは7〜11の数を示す。
上記一般式(1)で表される化合物としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
上記一般式(1)で表される化合物の市販品としては、例えば、BYK−3450、BYK−3451(いずれも、ビックケミー・ジャパン社製)などが挙げられる。
上記一般式(1)で表される化合物の含有量は、インクの全量に対して、0.1質量%以上5質量%以下が好ましく、0.5質量%以上3質量%以下がより好ましい。上記一般式(1)で表される化合物の含有量が上記範囲であると、インクの保存安定性が向上し、滲みが少なく高画像濃度の画質が得られ、吐出安定性が向上する。
その他の界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれも使用可能である。
シリコーン系界面活性剤には特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができる。中でも高pHでも分解しないものが好ましい。シリコーン系界面活性剤としては、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられる。変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するものが、水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。また、シリコーン系界面活性剤として、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が、起泡性が小さいので特に好ましい。パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩等が挙げられる。パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩等が挙げられる。これらフッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH、NHCHCHOH、NH(CHCHOH)、NH(CHCHOH)等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルアミノプロピオン酸塩、ラウリルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタインなどが挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩などが挙げられる。
これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサンなどが挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤が水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、ビックケミー株式会社、信越化学工業株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社、日本エマルジョン株式会社、共栄社化学社などから入手できる。
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、下記一般式(S−1)式で表わされる、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルポリシロキサンのSi部側鎖に導入したものなどが挙げられる。
Figure 2021171930
(但し、一般式(S−1)式中、m、n、a、及びbは、それぞれ独立に、整数を表し、Rは、アルキレン基を表し、R’は、アルキル基を表す。)
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、市販品を用いることができ、該市販品としては、例えば、KF−618、KF−642、KF−643(信越化学工業株式会社)、EMALEX−SS−5602、SS−1906EX(日本エマルジョン株式会社)、FZ−2105、FZ−2118、FZ−2154、FZ−2161、FZ−2162、FZ−2163、FZ−2164(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)、BYK−33、BYK−387(ビックケミー株式会社)、TSF4440、TSF4452、TSF4453(東芝シリコン株式会社)などが挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、フッ素置換した炭素数が2〜16の化合物が好ましく、フッ素置換した炭素数が4〜16である化合物がより好ましい。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物などが挙げられる。これらの中でも、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物は起泡性が少ないため好ましく、特に下記一般式(F−1)及び一般式(F−2)で表されるフッ素系界面活性剤が好ましい。
Figure 2021171930
上記一般式(F−1)で表される化合物において、水溶性を付与するためにmは0〜10の整数が好ましく、nは0〜40の整数が好ましい。
Figure 2021171930
上記一般式(F−2)で表される化合物において、YはH、又はC2m+1でmは1〜6の整数、又はCHCH(OH)CH−C2m+1でmは4〜6の整数、又はC2p+1でpは1〜19の整数である。nは1〜6の整数である。aは4〜14の整数である。
上記のフッ素系界面活性剤としては市販品を使用してもよい。この市販品としては、例えば、サーフロンS−111、S−112、S−113、S−121、S−131、S−132、S−141、S−145(いずれも、旭硝子株式会社製);フルラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129、FC−135、FC−170C、FC−430、FC−431(いずれも、住友スリーエム株式会社製);メガファックF−470、F−1405、F−474(いずれも、DIC株式会社製);ゾニール(Zonyl)TBS、FSP、FSA、FSN−100、FSN、FSO−100、FSO、FS−300、UR、キャプストーンFS−30、FS−31、FS−3100、FS−34、FS−35(いずれも、Chemours社製);FT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW(いずれも、株式会社ネオス製)、ポリフォックスPF−136A,PF−156A、PF−151N、PF−154、PF−159(オムノバ社製)、ユニダインDSN-403N(ダイキン工業株式会社製)などが挙げられる。これらの中でも、良好な印字品質、特に発色性、紙に対する浸透性、濡れ性、均染性が著しく向上する点から、Chemours社製のFS−3100、FS−34、FS−300、株式会社ネオス製のFT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW、オムノバ社製のポリフォックスPF−151N及びダイキン工業株式会社製のユニダインDSN-403Nが特に好ましい。
インク中における界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、濡れ性、吐出安定性に優れ、画像品質が向上する点から、0.001質量%以上5質量%以下が好ましく、0.05質量%以上5質量%以下がより好ましい。
−消泡剤−
消泡剤としては、特に制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
−防腐防黴剤−
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
−防錆剤−
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
−pH調整剤−
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
インクの物性としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、粘度、表面張力、pH等が以下の範囲であることが好ましい。
インクの25℃での粘度は、印字濃度や文字品位が向上し、また、良好な吐出性が得られる点から、5mPa・s以上30mPa・s以下が好ましく、5mPa・s以上25mPa・s以下がより好ましい。ここで、粘度は、例えば、回転式粘度計(東機産業社製、RE−80L)を使用することができる。測定条件としては、25℃で、標準コーンローター(1°34’×R24)、サンプル液量1.2mL、回転数50rpm、3分間で測定可能である。
インクの表面張力としては、記録媒体上で好適にインクがレベリングされ、インクの乾燥時間が短縮される点から、25℃で、35mN/m以下が好ましく、32mN/m以下がより好ましい。
インクのpHとしては、接液する金属部材の腐食防止の観点から、7〜12が好ましく、8〜11がより好ましい。
<記録媒体>
記録に用いる記録媒体としては、特に限定されないが、普通紙、光沢紙、特殊紙、布、フィルム、OHPシート、汎用印刷紙等が挙げられる。
記録媒体としては特に制限はなく、普通紙、光沢紙、特殊紙、布などを用いることもできるが、非浸透性基材を用いても良好な画像形成が可能である。
非浸透性基材とは、水透過性、吸収性が低い表面を有する基材であり、内部に多数の空洞があっても外部に開口していない材質も含まれ、より定量的には、ブリストー(Bristow)法において接触開始から30msec1/2までの水吸収量が10mL/m以下である基材をいう。
非浸透性基材としては、例えば、塩化ビニル樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートフィルムなどのプラスチックフィルムを、好適に使用することができる。
<記録物>
本発明で用いられる記録物は、記録媒体上に、本発明で用いられるインクを用いて形成された画像を有してなる。
インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法により記録して記録物とすることができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、特に記載が無い場合、実施例及び比較例の調製、評価等は、25℃、相対湿度60%の条件下で行った。
<顔料分散体の調製>
(ブラック顔料分散体の調製)
東海カーボン株式会社製のカーボンブラック:シーストSP(SRF−LS)100gを、2.5N(規定)の次亜塩素酸ナトリウム溶液3,000mLに添加し、温度60℃、速度300rpmで撹拌し、10時間反応させて酸化処理を行い、カーボンブラックの表面にカルボン酸基が付与された顔料を得た。
この反応液を濾過し、濾別したカーボンブラックを水酸化ナトリウム溶液で中和し、限外濾過を行った。
次いで、該顔料分散体とイオン交換水を用いて透析膜による限外濾過を行い、更に、超音波分散を行って、顔料固形分を20質量%に濃縮した体積平均粒径100nmのブラック顔料分散体を得た。
(インクの製造例1〜5)
<ブラックインク1〜5の調製>
インクの調製は、表1−1から表1−2に記載したとおりの処方で混合撹拌し、平均孔径0.5μmポリプロピレンフィルターにて濾過することにより作製した。数値は質量パーセント表記である。
Figure 2021171930
Figure 2021171930
表1−1及び表1−2の各成分の詳細については、以下のとおりである。
−樹脂−
タケラックW6110(ポリカーボネートウレタン樹脂、三井化学株式会社製、固形分濃度:30質量%)を用いた。
−界面活性剤−
・BYK−3450(ビックケミー・ジャパン社製、上記一般式(1)で表される化合物、上記一般式(1)においてn=1、k=11(平均値))
・FS−300(デュポン社製、フッ素系界面活性剤)
−防腐剤−
プロキセルLV(アビシア社製)
<払拭部材の作製>
下記表2に示す特性(厚さ、空隙率、材質)を有する幅30mm、長さ10mのシート状試料を用意した。次に、2つの異なるシート状試料を、それぞれノズル形成面に接触する面を有する第1の層及びノズル形成面に接触しない面を有する第2の層として、サーマルボンド方式により合一させることによって、表2に示す2層からなる払拭部材を作製した。
Figure 2021171930
(実施例1〜19及び比較例1〜3)
インクをノズルから吐出させる吐出装置と、払拭部材とを有する画像形成装置に、上記で作製したブラックインクと、表2に示した払拭部材とを組み合わせて、以下の評価を行った。なお、比較例3では払拭部材によるノズル形成面の拭き取りを行わなかった。
<保存安定性>
調製したブラックインクを30mL容量の容器(商品名:ガラスバイヤルSV−30、日電理化硝子株式会社製)に30mL入れ、50℃、60℃、及び70℃でそれぞれ7日間保管し、目視により観察し、下記基準に基づいて、「保存安定性」を評価した。なお、評価がB以上であることが実使用可能なレベルである。
[評価基準]
A:70℃で7日間保存において相分離していない
B:60℃で7日間保存において相分離していないが、70℃で7日間保存において相分離している
C:50℃で7日間保存において相分離していないが、60℃で7日間保存において相分離している
D:50℃で7日間保存において相分離している
<吐出安定性>
調製したブラックインクを搭載したプリンター(株式会社リコー製、IPSio GXe3300)を用いて間欠印写を行い、吐出安定性を評価した。100%dutyの印字チャートをマイペーパー(株式会社NBSリコー製)20枚連続で印写後、20分間吐出を実施しない休止状態にし、これを50回繰り返して、累計1,000枚印写した。その後、下記組成の洗浄液を20μL/cm付与した表2に示した払拭部材で、ノズル形成面をふき取った後、ノズルチェックパターンを印字し、不吐出、噴射乱れの有無を目視で観察し、下記基準に基づいて、「吐出安定性」を評価した。なお、前記評価がB以上であることが実使用上望ましい。
[洗浄液の組成]
・3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール(株式会社クラレ製):20質量%
・ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤(商品名:WET270、エボニック・デグサ・ジャパン株式会社製):1質量%
・イオン交換水:残量
・合計:100質量%
[評価基準]
A:噴射乱れ、不吐出なし
B:噴射乱れが見られる
C:50%未満のノズルで噴射乱れと不吐出が見られる
D:50%以上のノズルで噴射乱れと不吐出が見られる
<滲み>
調製したブラックインクを搭載したプリンター(株式会社リコー製、IPSio GXe3300)を用いて、インクジェット方式で吐出し、ポリエチレンテレフタレート(PET)(株式会社きもと製、TP−188)にゴシック体の白抜け文字チャートをインクジェット方式で印字し、80℃で2分間乾燥した。
得られた画像の文字の可読性を目視により観察し、下記基準に基づいて、「滲み」を評価した。なお、前記評価がB以上であることが実使用上望ましい。
[評価基準]
A:3ptゴシック体が可読である
B:3ptは非可読であるが、4ptは可読である
C:4ptは非可読であるが、5ptは可読である
D:5ptが非可読である
<画像濃度>
調製したブラックインクを搭載したプリンター(株式会社リコー製、IPSio GXe3300)を用いて、インクジェット方式で吐出し、PPC用紙(XEROX4200、ゼロックス株式会社製)にワンパスでベタ画像を印字した。X−Rite938(X−Rite社製)を用いて、ベタ画像の画像濃度を測定し、以下の基準に基づいて、「画像濃度」を評価した。なお、前記評価がB以上であることが実施用可能なレベルである。
[評価基準]
A:黒ベタ濃度1.2以上
B:黒ベタ濃度1.0以上1.2未満
C:黒ベタ濃度0.8以上1.0未満
D:黒ベタ濃度0.8未満
Figure 2021171930
表2及び表3の結果から、実施例1〜19は、比較例1〜3に比べて、画質、保存安定性、及び吐出安定性に優れていることがわかった。
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> インクをノズルから吐出する吐出手段と、
前記吐出手段のノズル形成面に付着する前記インクを払拭する払拭部材と、を有し、
前記インクが、有機溶剤、樹脂、及び下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする印刷装置である。
Figure 2021171930
ただし、前記一般式(1)中、nは1又は2の数を示し、kは7〜11の数を示す。
<2> 前記払拭部材は、それぞれが空隙を有する少なくとも2層を有し、
前記ノズル形成面に接触する側から第1層目の層の厚みをt1とし、第1層目以外の層の厚みの合計をt2とすると、次式、t1<t2、を充たす、前記<1>に記載の印刷装置である。
<3> 前記第1層目の層の空隙率が、少なくとも前記第1層目以外の1つの層の空隙率よりも小さい、前記<2>に記載の印刷装置である。
<4> 前記第1層目の層の空隙率が0.70以上0.85以下である、前記<2>から<3>のいずれかに記載の印刷装置である。
<5> 前記第1層目以外の少なくとも1つの層の空隙率が0.80以上0.99以下である、前記<2>から<4>のいずれかに記載の印刷装置である。
<6> 前記払拭部材の少なくとも第1層目の層は不織布からなる、前記<2>から<5>のいずれかに記載の印刷装置である。
<7> 前記一般式(1)で表される化合物の含有量が、0.1質量%以上5質量%以下である前記<1>から<6>のいずれかに記載の印刷装置である。
<8> インクジェット用である前記<1>から<7>のいずれかに記載の印刷装置である。
<9> インクをノズルから吐出する吐出工程と、
ノズル形成面に付着する前記インクを払拭する払拭工程と、を含み、
前記インクが,有機溶剤、樹脂、及び下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする印刷方法である。
Figure 2021171930
ただし、前記一般式(1)中、nは1又は2の数を示し、kは7〜11の数を示す。
前記<1>から<8>のいずれかに記載の印刷装置、及び前記<9>に記載の印刷方法によると、従来における諸問題を解決し、本発明の目的を達成することができる。
1 主ガイド部材
3 キャリッジ
4、4a、4b ノズルプレート
4n ノズル
5 主走査モータ
6 駆動プーリ
7 従動プーリ
8 タイミングベルト
10 用紙
12 搬送ベルト
13 搬送ローラ
14 テンションローラ
16 副走査モータ
17 タイミングベルト
18 タイミングプーリ
20 維持回復機構
21 空吐出受け
20a キャップ部材
20b ノズル形成面を払拭する機構
23 エンコーダスケール
24 エンコーダセンサ
25 コードホイール
26 エンコーダセンサ
303 側板
307 払拭部材を送り出すローラ
308 払拭部材を巻き取るローラ
309 押し当てローラ
320 払拭部材
330 クリーニング部
400 押し当てローラ
410 ローラ
420 巻き取りローラ
500 異物
610 第1層目の層
620 第2層目の層
Na、Nb ノズル列
特開2014−188900号公報

Claims (9)

  1. インクをノズルから吐出する吐出手段と、
    前記吐出手段のノズル形成面に付着する前記インクを払拭する払拭部材と、を有し、
    前記インクが、有機溶剤、樹脂、及び下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする印刷装置。
    Figure 2021171930
    ただし、前記一般式(1)中、nは1又は2の数を示し、kは7〜11の数を示す。
  2. 前記払拭部材は、それぞれが空隙を有する少なくとも2層を有し、
    前記ノズル形成面に接触する側から第1層目の層の厚みをt1とし、第1層目以外の層の厚みの合計をt2とすると、次式、t1<t2、を充たす、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1層目の層の空隙率が、少なくとも前記第1層目以外の1つの層の空隙率よりも小さい、請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記第1層目の層の空隙率が0.70以上0.85以下である、請求項2から3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記第1層目以外の少なくとも1つの層の空隙率が0.80以上0.99以下である、請求項2から4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記払拭部材の少なくとも第1層目の層は不織布からなる、請求項2から5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記一般式(1)で表される化合物の含有量が、0.1質量%以上5質量%以下である請求項1から6のいずれかに記載の印刷装置。
  8. インクジェット用である請求項1から7のいずれかに記載の印刷装置。
  9. インクをノズルから吐出する吐出工程と、
    ノズル形成面に付着する前記インクを払拭する払拭工程と、を含み、
    前記インクが,有機溶剤、樹脂、及び下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする印刷方法。
    Figure 2021171930
    ただし、前記一般式(1)中、nは1又は2の数を示し、kは7〜11の数を示す。

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