JP2021171866A - 切断板回収装置及び切断板回収方法 - Google Patents

切断板回収装置及び切断板回収方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より確実にサンプル板とスクラップとを分類して回収可能とする。【解決手段】金属帯の長手方向端部を切断機5で切断し、切断した切断板1Aを分別して回収する切断板回収方法であって、切断した切断板1Aの案内方向に沿って第1シュート6と第2シュート7とがこの順に配置され、切断した切断板1Aを、第1シュート6及び第2シュート7で案内して第1回収部13に回収する第1工程と、第2シュート7の上端位置に対し相対的に第1シュート6の下端位置を下方に変位させて、切断した切断板1Aを、第1シュート6で案内し、第1シュート6と第2シュート7との間の上下方向の隙間から第2回収部14に回収する第2工程と、を備え、第2工程の際に切断した切断板1Aが第1シュート6から第2シュート7に移行することを阻止する遮蔽板10を、第1シュート6に設ける。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、鋼帯の連続酸洗ラインや熱処理ライン等の金属帯の連続処理設備に設けられて、金属帯の端部を切断することで板端部からなる切断板を採取し、その切断板をサンプル板とスクラップに分類して回収する技術に関する。なお、本発明は、金属帯の連続処理設備以外の設備や装置であっても適用可能である。
鋼帯の連続処理ラインに設けられて、鋼帯からサンプル板を採取し分類して回収する技術としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載の技術がある。
特許文献1に記載の方法では、サンプル板とスクラップは、切断後、水平線上に設置されたコンベア上を流れ、それぞれ個別の回収箱に入り回収される。
また、特許文献2に記載の方法は、切替ゲート(可動式のシュート)と固定ゲート(固定されたシュート)とでスクラップを回収し、サンプル板を回収する場合には、切替ゲートの下端部を下方に切り替え、切替ゲートの下端部と固定ゲートの上端部との間に形成された上下方向の隙間を介して当該サンプル板を回収している。
特開2018−39093号公報 特開平10−19877号公報
しかし、特許文献1に記載の方法は、サンプル板とスクラップを回収するために大きな領域を確保する必要がある。
また、特許文献2に記載の方法は、サンプル板とスクラップを回収するために必要な領域は、特許文献1に比べ小さい。しかしながら、鋼帯の端部を切断機で切断した際に、切断直後に切断した切断板が跳ね上がるという現象が発生する。このため、切替ゲートの位置を下方位置に設定してサンプル板を回収する状態としても、上記切断時の跳ね上がりによって、切断した切断板が切替ゲートを飛び越えて固定ゲート側に乗って、スクラップとして誤って回収されることがあった。この回収間違いは、切断した切断板が長尺の場合や、ゲートの傾斜面の傾きが急勾配の場合に発生しやすい。
ここで、特許文献2では、サンプル板を回収する際には、スクラップを回収する場合に比べ、切替ゲートの傾きを大きくするため、回収間違いが発生しやすい状況にある。
なお、ゲートの傾斜面の俯角を小さくしてゲートの傾斜面を緩やかにするほど回収装置が占有する領域が大きくなるため好ましくない。
本発明は、上記のような点に着目したもので、より確実にサンプル板とスクラップとを分類して回収可能とすることを目的としている。
課題解決のために、本発明の一態様は、金属帯の長手方向端部を切断機で切断し、切断した板端部である切断板を分別して回収する切断板回収装置であって、上記切断した切断板を案内する第1傾斜面を有する第1シュートと、上記第1シュートの第1傾斜面に案内されて落下してきた上記切断板を案内する第2傾斜面を有する第2シュートと、上記第2シュートの上端部の位置に対し上記第1シュートの下端部の位置を相対的に上下に変位させて、上記第1シュートの下端部の相対的位置を、上記切断板を上記第1傾斜面から上記第2傾斜面に向けて案内可能な位置である第1案内位置、又は、上記第1案内位置よりも上記第1傾斜面の下端部の位置が相対的に下方に変位した位置であって上記第2シュートの上端部と上記第1シュートの下端部との間に上記切断板が通過可能な上下方向の隙間が形成された第2案内位置に切り替えるシュート切替装置と、上記第2傾斜面に案内された上記切断板を回収する第1回収部と、上記第1シュートの下端部と上記第2シュートの上端部との間に形成された上記隙間から落下する上記切断板を回収する第2回収部と、上記第1シュートに設けられ、上記第1傾斜面から上方に立ち上がった遮蔽板と、上記第1傾斜面と上記遮蔽板の下端部との間に、上記切断板が通過可能な空間を形成する介在体と、を備える。ことを要旨とする。
また、本発明の他の態様は、金属帯の長手方向端部を切断機で切断し、切断した板端部である切断板を分別して回収する切断板回収方法であって、上記切断した切断板の案内方向に沿って第1シュートと第2シュートとがこの順に配置され、上記切断板を、第1シュート及び第2シュートで案内して第1回収部に回収する第1工程と、第2シュートの上端位置に対し相対的に第1シュートの下端位置を下方に変位させて、上記切断板を、第1シュートで案内し、第1シュートと第2シュートとの間の上下方向の隙間から第2回収部に回収する第2工程と、を備え、上記第2工程の際に切断した切断板が第1シュートから第2シュートに移行することを阻止する遮蔽板を、上記第1シュートに設けることを要旨とする。
本発明の態様によれば、第2回収部への切断した切断板の回収の際に、切断の際に切断板が跳ね上がったとしても、跳ね上がった切断板は、遮蔽板に当接することで第2シュート側に向かうことが防止される。この結果、切断した切断板の分類を、より確実に実行することが可能となる。
本発明に基づく実施形態に係る切断板回収装置を示す概念図である。 第1シュートへの遮蔽板の取付け状態を示す図であって、(a)は後方から見た図、(b)は透視的に示す側面図、(c)は上面図を表す。 サンプル板の回収状態(第2案内位置)を示す図である。 サンプル板を回収する際の、切断完了直前の状態を示す図である。 サンプル板を回収する際の、切断した切断板の挙動を説明する図である。 遮蔽板及び仕切り板がない場合における、サンプル板回収の際の挙動を説明する図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、金属帯として、冷間圧延等の加工の前に、鋼帯の長手方向端面を揃えるために、切断機によって鋼帯の端部を幅方向に沿って切断することで発生する板端部からなる切断板を、分類して回収する場合を例に説明する。ちなみに、切断して切断板を採取する鋼帯の端部は、先端部でも尾端部でも構わない。冷間圧延では、例えば先行材の尾端部と後行材の先端部を接合するために、鋼帯の端部の揃えるために切断される。
なお、本発明が対象とする金属帯は、鋼帯に限定されず、アルミその他の金属からなる金属帯であっても対象となる。
<構成>
本実施形態の切断板回収装置は、図1に示すように、鋼帯1の連続処理設備のパスラインPよりも下側に配置されている。
図1中、符号2及び3は、パスラインPに沿って配置された搬送テーブルである。鋼帯1は、この搬送テーブル2、3によって、パスラインPに沿って搬送可能となっている。
また、パスラインPに沿って、切断機入側ピンチロール4及び切断機5が配置されている。
切断機5の下流側に配置された搬送テーブル3は、下流側端部を回転中心として、上流側端部側が上方に変位可能となっている。そして、この搬送テーブル3は、シリンダ装置などの駆動装置8によって、上流側端部側が上下に変位可能な構成となっている。以下、この搬送テーブル3を入側ゲート3とも記載する。
本実施形態の切断板回収装置は、第1シュート6、第2シュート7、可動機構25、シュート切替装置9、第1回収部13、第2回収部14、遮蔽板10、及び介在体11を備える。
<第1シュート6、第2シュート7>
第1シュート6及び第2シュート7の上面(傾斜面6A、7A)は、この順に、切断機5出側下方から第1回収部13に向けて、斜め下方に連続して傾斜した傾斜面を形成可能に配置されている(第1案内位置の場合)。なお、傾斜面6A、7Aの幅は、鋼帯1の幅よりも広くなっている。
すなわち、第1シュート6は、上面が、切断機5で切断した切断板1Aを案内する第1傾斜面6Aを有する。第1傾斜面6Aは、切断機5の出側から斜め下方に延在している。
第2シュート7は、上面が、第1シュート6の第1傾斜面6Aに案内されて落下してきた切断板1Aを案内する第2傾斜面7Aを有する。図1に示す初期位置(第1案内位置)では、第1傾斜面6Aの下端部と第2傾斜面7Aの上端部とが連続するように配置されている。この連続は、第1傾斜面6Aの下端部6bと第2傾斜面7Aの上端部7aとの間に若干の間隙(切断板が落ち込まないだけの間隙)があっても良い。また、第1傾斜面6Aと第2傾斜面7Aの傾斜角度(俯角)は異なっていても良い。
<可動機構25>
可動機構25は、第1シュート6の下端位置若しくは第2シュート7の上端位置を上下方向に可動とする機構である。
本実施形態では、第1シュート6を可動とする。すなわち第1シュート6を可動ゲートとする場合を例に挙げて説明する。
本実施形態の可動機構25は、第1シュート6の上端部6aに設けられた回動部で構成され、第1シュート6を上記の回動部を回転中心として、第1シュート6の下端部6bが上下に変位可能な構成とする。
<シュート切替装置9>
シュート切替装置9は、第2シュート7の上端部7aの位置に対し第1シュート6の下端部7bの位置を相対的に上下に変位させて、第1シュート6の下端部の相対的位置を、第1案内位置又は第2案内位置に切り替える装置である。
第1案内位置(図1参照)は、切断した切断板1Aを第1傾斜面6Aから第2傾斜面7Aに向けて案内可能な位置である。
第2案内位置(図3参照)は、第1案内位置よりも第1傾斜面6Aの下端部の位置が相対的に下方に変位した位置であって、第2シュート7の上端部7aと第1シュート6の下端部6bとの間に切断板1Aが通過可能な上下方向の隙間が形成される位置である(図3参照)。
本実施形態のシュート切替装置9は、シュート昇降装置を備える。シュート昇降装置は、例えばシリンダ装置から構成される。シュート昇降装置は、第1シュート6の長手方向途中位置を昇降させることで、第1シュート6の下端部の高さ位置を変化して、第1案内位置と第2案内位置に切り替える。
<第1回収部13>
第1回収部13は、第2傾斜面7Aに案内された切断板1Aを回収する。第1回収部13は、例えば上方が開放された箱体で構成される。
本実施形態では、第1回収部13は、スクラップを回収する箱とする。
<第2回収部14>
第2回収部14は、第1シュート6の下端部が第2案内位置となって、第1シュート6の下端部と第2シュート7の上端部との間に形成された隙間から落下する切断板1Aを回収する。第2回収部14は、例えば上方が開放された箱体で構成される。
本実施形態では、第2回収部14は、サンプル板を回収する箱とする。
<遮蔽板10、介在体11>
遮蔽板10は、第1シュート6に設けられ、第1傾斜面6Aから上方に立ち上がった状態となっている。
介在体11は、第1傾斜面6Aと遮蔽板10の下端部との間に、切断板1Aが通過可能な空間を形成するための部材である(図2(a)参照)。
遮蔽板10及び介在体11は、第1傾斜面6Aの下端部6bに出来るだけ近づけて設けることが好ましい。
本実施形態の遮蔽板10は、第1シュート6の下流側に対し、図2に示すように、第1傾斜面6A面の上方に、介在体11を介して設けられている。本実施形態の介在体11は、第1シュート6の幅方向両側にそれぞれボルト20での締結で取り付けられ、上方に立設した一対の壁体からなる。
一対の壁体からなる介在体11の上部に遮蔽板10の下部が取り付けられている。本実施形態の遮蔽板10は、左右両側にフランジ部10Aを有して補強されていると共に、その左右のフランジ部10Aの下部が、壁体からなる介在体11の上部にボルト21で締結されて固定されている。
本実施形態では、上記遮蔽板10の下端の高さは、第2案内位置では、第2シュート7上端部の下面以下となるように設定されている。また、遮蔽板10と第2傾斜面7Aの間に形成された上下の隙間は、切断板1Aが通過可能な間隙に設定されている。
また、本実施形態では、遮蔽板10の面が、第2案内位置において、垂直面若しくは、上部が下部よりも、切断機5側に傾いていることが好ましい。
<仕切り板12>
また、切断板回収装置は、仕切り板12を備えていることが好ましい(図1参照)。なお、本実施形態では、入側ゲート3は上側部材を構成する。入側ゲート3の下面が天井面3Aを構成する。
仕切り板12は、上端部を、入側ゲート3の下面に上下に揺動可能に支持されて入側ゲート3から下方に延在している(吊り下がっている)。
仕切り板12は、第1案内位置の状態では、遮蔽板10の前側に配置され、第2案内位置の状態では、仕切り板12の下端部が遮蔽板10に当接する位置に配置されている。
なお、仕切り板12の上端部を、天井面3Aに固定しても構わない。この場合、遮蔽板10に仕切り板12が干渉しないように仕切り板12を遮蔽板10よりも前側にずらして配置する。例えば、第2案内位置のときに、仕切り板12が遮蔽板10と接触しないように、仕切り板12が遮蔽板10の前側に配置する。この場合でも、第1傾斜面6Aの案内方向からみて、上記遮蔽板10と上記天井面3Aとの間の空間を仕切り板12で閉じるだけの長さに仕切り板12を設ける。
(動作その他)
<非切断時>
鋼帯1の端部を切断しない場合には、図1に示すように、入側ゲート3はパスラインPに沿って配置されて、シュート側が閉じた状態になっている。
<第1工程(第1案内位置)>
鋼帯1の端部を切断する際には、予め入側ゲート3の上流側端部を上方に変位させておく。この状態は、図1の状態から、入側ゲート3の上流側端部3aを上方に変位させた状態に対応する。
切断した切断板1Aをスクラップとして回収する場合には、第1シュート6の位置を第1案内位置に設定する(図1の位置)。
この状態で、切断機5で鋼帯1の端部を切断すると、切断した切断板1Aは、第1シュート6の第1傾斜面6A及び第2シュート7の第2傾斜面7Aに案内されて斜め下方に落下して第1回収部13に回収される。
<第2工程(第2案内位置)>
一方、切断した切断板1Aをサンプル板として回収する場合には、第1シュート6を第2案内位置に設定する(図3参照)。
この状態で、切断機5で鋼帯1の端部を切断すると、切断した切断板1Aは、第1シュート6の第1傾斜面6Aに案内され、続いて第1シュート6の下端部と第2シュート7の上端部との間に形成された上下方向の隙間を介して第2回収部14に回収される。
このとき、切断機5での切断が完了する直前、図4のように、切断板1Aの姿勢が変わり、図5のように、切断された切断板1Aが所定以上、跳ね上がることがある。
本実施形態の遮蔽板10及び仕切り板12がない場合には、跳ね上がった切断板1Aが、図6に示すように、第1シュート6の第2傾斜面7Aに落下せずに、そのまま第2シュート7まで跳ねて第2傾斜面7Aに乗り、第2シュート7に案内されて第1回収部13に回収されるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、跳ね上がった切断板1Aが、図5に示すように、第1シュート6の第2傾斜面7Aに落下せずに、そのまま第2シュート7側に向かうことがあっても、遮蔽板10若しくは仕切り板12に衝突することで、第1シュート6上に落下する。そして、第1シュート6の第2傾斜面7Aに案内されて第2回収部14に回収される。
このように、本実施形態では、シュートを用い、切断板1Aを分類して回収する構成において、簡易な構成で、サンプル板の回収精度が向上する。
ここで、仕切り板12を省略しても良い。この場合、第2案内位置において、遮蔽板10の上端部が、入側ゲート3の天井面3Aに出来るだけ近づくように配置することが好ましい。
ただし、第1案内位置で且つ入側ゲート3を上方に変位させない状態で、入側ゲート3の天井面3Aと遮蔽板10の上端部が干渉しないように配置する必要があるため、第2案内位置では、遮蔽板10の上端部と天井面3Aと間に空間がどうしても開いてしまう。
この開いた空間を塞ぐ観点から仕切り板12を設けた方が、分類の精度が向上する。
第2案内位置状態における、遮蔽板10の面は、鉛直方向又は上部が前側にとなる傾斜を有することが好ましい。
(変形例)
上記実施形態では、第1シュート6側を可動式とする場合を例示しているが、第2シュート7側を上下に可動式としても良い。この場合、第2シュート7の上端部を上方に変位させることで第2案内位置(サンプル板の回収位置)に切り替える。
(効果)
本実施形態は、次のような効果を奏する。
(1)本実施形態では、金属帯の長手方向端部を切断機で切断し、切断した板端部である切断板を分別して回収する切断板回収装置であって、上記切断した切断板を案内する第1傾斜面を有する第1シュートと、上記第1シュートの第1傾斜面に案内されて落下してきた上記切断板を案内する第2傾斜面を有する第2シュートと、上記第2シュートの上端部の位置に対し上記第1シュートの下端部の位置を相対的に上下に変位させて、上記第1シュートの下端部の相対的位置を、上記切断板を上記第1傾斜面から上記第2傾斜面に向けて案内可能な位置である第1案内位置、又は、上記第1案内位置よりも上記第1傾斜面の下端部の位置が相対的に下方に変位した位置であって上記第2シュートの上端部と上記第1シュートの下端部との間に上記切断板が通過可能な上下方向の隙間が形成された第2案内位置に切り替えるシュート切替装置と、上記第2傾斜面に案内された上記切断板を回収する第1回収部と、上記第1シュートの下端部と上記第2シュートの上端部との間に形成された上記隙間から落下する上記切断板を回収する第2回収部と、上記第1シュートに設けられ、上記第1傾斜面から上方に立ち上がった遮蔽板と、上記第1傾斜面と上記遮蔽板の下端部との間に、上記切断板が通過可能な空間を形成する介在体と、を備える。
この構成によれば、簡易な構成によって、切断した切断板1Aを分類して回収する際の精度が向上する。
(2)本実施形態は、少なくとも上記第1シュートの上方に配置され、上記切断板を上記第1傾斜面に沿って案内する空間の上面を規定する天井面を有する上側部材と、上記天井面から下方に延在し、上記第1傾斜面での上記切断板の案内方向からみて、上記遮蔽板と上記天井面との間の空間を閉じる仕切り板と、を備える。
この構成によれば、簡易な構成によって、切断した切断板1Aを分類して回収する際の精度が、更に向上する。
(3)本実施形態では、上記上側部材の上面は、金属帯を搬送するパスラインPを構成し、上記上側部材の上記切断機5側は、切断板回収の際には、上方に変位可能となっている。
この構成によれば、金属帯の連続処理ラインに切断板回収装置を設けることが可能となる。
(4)本実施形態では、金属帯の長手方向端部を切断機で切断し、切断した板端部である切断板を分別して回収する切断板回収方法であって、上記切断した切断板の案内方向に沿って第1シュートと第2シュートとがこの順に配置され、上記切断板を、第1シュート及び第2シュートで案内して第1回収部に回収する第1工程と、第2シュートの上端位置に対し相対的に第1シュートの下端位置を下方に変位させて、上記切断板を、第1シュートで案内し、第1シュートと第2シュートとの間の上下方向の隙間から第2回収部に回収する第2工程と、を備え、上記第2工程の際に切断した切断板が第1シュートから第2シュートに移行することを阻止する遮蔽板を、上記第1シュートに設ける。
この構成によれば、簡易な方法によって、切断した切断板1Aを分類して回収する際の精度が向上する。
(5)このとき、少なくとも上記第1シュートの上方に配置され、上記切断板を上記第1シュートに沿って案内する空間の上面を規定する天井面を有する上側部材と、上記天井面から下方に延在する仕切り板と、を備え、上記第2工程の際に、上記仕切り板で、記第1傾斜面での上記切断板の案内方向からみて、上記遮蔽板と上記天井面との間の空間を閉じることが好ましい。
1 鋼帯(金属帯)
1A 切断板
3 入側ゲート(搬送テーブル)
3A 天井面
5 切断機
6 第1シュート
6A 第1傾斜面
7 第2シュート
7A 第2傾斜面
9 シュート切替装置
10 遮蔽板
11 介在体
12 仕切り板
13 第1回収部
14 第2回収部
25 可動機構
P パスライン

Claims (5)

  1. 金属帯の長手方向端部を切断機で切断し、切断した板端部である切断板を分別して回収する切断板回収装置であって、
    上記切断した切断板を案内する第1傾斜面を有する第1シュートと、
    上記第1シュートの第1傾斜面に案内されて落下してきた上記切断板を案内する第2傾斜面を有する第2シュートと、
    上記第2シュートの上端部の位置に対し上記第1シュートの下端部の位置を相対的に上下に変位させて、上記第1シュートの下端部の相対的位置を、上記切断板を上記第1傾斜面から上記第2傾斜面に向けて案内可能な位置である第1案内位置、又は、上記第1案内位置よりも上記第1傾斜面の下端部の位置が相対的に下方に変位した位置であって上記第2シュートの上端部と上記第1シュートの下端部との間に上記切断板が通過可能な上下方向の隙間が形成された第2案内位置に切り替えるシュート切替装置と、
    上記第2傾斜面に案内された上記切断板を回収する第1回収部と、
    上記第1シュートの下端部と上記第2シュートの上端部との間に形成された上記隙間から落下する上記切断板を回収する第2回収部と、
    上記第1シュートに設けられ、上記第1傾斜面から上方に立ち上がった遮蔽板と、
    上記第1傾斜面と上記遮蔽板の下端部との間に、上記切断板が通過可能な空間を形成する介在体と、
    を備えることを特徴とする切断板回収装置。
  2. 少なくとも上記第1シュートの上方に配置され、上記切断板を上記第1傾斜面に沿って案内する空間の上面を規定する天井面を有する上側部材と、
    上記天井面から下方に延在し、上記第1傾斜面での上記切断板の案内方向からみて、上記遮蔽板と上記天井面との間の空間を閉じる仕切り板と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載した切断板回収装置。
  3. 上記上側部材の上面は、金属帯を搬送するパスラインを構成し、
    上記上側部材の上記切断機側は、切断板回収の際には、上方に変位可能となっていることを特徴とする請求項2に記載した切断板回収装置。
  4. 金属帯の長手方向端部を切断機で切断し、切断した板端部である切断板を分別して回収する切断板回収方法であって、
    上記切断した切断板の案内方向に沿って第1シュートと第2シュートとがこの順に配置され、
    上記切断板を、第1シュート及び第2シュートで案内して第1回収部に回収する第1工程と、
    第2シュートの上端位置に対し相対的に第1シュートの下端位置を下方に変位させて、上記切断板を、第1シュートで案内し、第1シュートと第2シュートとの間の上下方向の隙間から第2回収部に回収する第2工程と、
    を備え、
    上記第2工程の際に切断した切断板が第1シュートから第2シュートに移行することを阻止する遮蔽板を、上記第1シュートに設けることを特徴とする切断板回収方法。
  5. 少なくとも上記第1シュートの上方に配置され、上記切断板を上記第1シュートに沿って案内する空間の上面を規定する天井面を有する上側部材と、
    上記天井面から下方に延在する仕切り板と、を備え、
    上記第2工程の際に、上記仕切り板で、記第1傾斜面での上記切断板の案内方向からみて、上記遮蔽板と上記天井面との間の空間を閉じることを特徴とする請求項4に記載した切断板回収方法。
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