JP2021170904A - インバータ及び整流回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波化を実現しインダクタとキャパシタを小型化するインバータ及び整流回路を提供する。【解決手段】インバータにおいて、直流電源Viに、コンデンサC2とコンデンサC1の直列回路、ダイオードD2とスイッチング素子Q1の直列回路、スイッチング素子Q2とダイオードD1の直列回路が並列に接続される。コンデンサC2、C1の接続点とダイオードD2とスイッチング素子Q1の接続点に磁芯に巻かれた巻線Lo1と、巻線Lо2が同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスLoの巻線とコンデンサCoが直列に接続され、コンデンサC2、C1の接続点とスイッチング素子Q2とダイオードD1の接続点に巻線Lо2とコンデンサCoが直列に接続され、両巻線の一方の端子が接続された接続点がコンデンサCoと接続され、コンデンサCoの一端がインバータ出力の一端に接続され、コンデンサCoの他端がインバータ出力の他端に接続される。【選択図】図1

Description

本発明は、インバータ及び整流回路に関する。
図7に示す従来のハーフブリッジ型のインバータは、直流電源Viに、第2のコンデンサC2と第1のコンデンサC1の直列回路と、第2のスイッチング素子Q2と第1のスイッチング素子Q1の直列回路が並列に接続されている。第2のコンデンサC2と第1のコンデンサC1の接続点と、第2のスイッチング素子Q2と第1のスイッチング素子Q1の接続点との間に、インダクタンスLoとコンデンサCoの直列回路が接続されている。コンデンサCoの両端がインバータの出力端子に接続されている。
次にインバータの動作を説明する。スイッチング素子Q1,Q2は、図示しない制御回路からのゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2によりスイッチングされる。ゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2は、図8に示すように、スイッチング素子Q1,Q2のゲート制御用PWM信号Vgs1’,Vgs2’から生成される。スイッチング周波数を決めるキャリア周波数を三角波波形として生成し、目標の出力電圧波形として、商用周波数の正弦波を生成する。この正弦波は、出力電圧Voを基準となる正弦波と比較し、その差分を増幅しフィードバックして、目標正弦波の振幅を調整する。図8に示すように、目標正弦波とキャリア周波数の三角波波形を図示しないPWM比較器で比較し、ゲートドライブ信号Vgs1’,Vgs2’を生成する。Vgs1’,Vgs2’は、位相が180°異なる対称な波形である。
スイッチング素子Q1,Q2のゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2は、図9に示すようにVgs1’,Vgs2’に、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2が同時にオンすることがないように、波形生成の最後に僅かに両方がオフするデッドタイムを設けたものである。
このようなゲートドライブ信号によりスイッチング素子Q1,Q2が駆動されることにより、出力電圧Voには、スイッチング素子Q1のPWMデューティ100%では、N側を基準にすると出力VoのL側に−1/2Viが出力され、PWMデューティ50%では、N側を基準にすると出力VoのL側に0Vが出力され、PWMデューティ0%では、N側を基準にすると出力VoのL側に1/2Viが出力される。即ち、PWM信号により出力電圧Voとして正弦波電圧を出力できる。例えば、出力電圧がAC100Vであれば、ピーク電圧は、100V*√2=141Vであるので、その2倍の282V以上の直流電源Viが必要となる。
また、図10に示すように、フルブリッジ型のインバータは、直流電源Viに、第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3の直列回路と、第2のスイッチング素子Q2と第1のスイッチング素子Q1の直列回路が接続されている。第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3の接続点と、第2のスイッチング素子Q2と第1のスイッチング素子Q1の接続点との間に、インダクタンスLoとコンデンサCoの直列回路が接続されている。コンデンサCoの両端がインバータの出力端子に接続されている。
この場合には、スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4は、図示しない制御回路からのゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2,Vgs3,Vgs4によりスイッチング制御される。これらのゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2,Vgs3,Vgs4は、スイッチング素子Q1,Q2のゲート制御用PWM信号Vgs1’,Vgs2’と、スイッチング素子Q3,Q4の出力商用周波数に同期したデューティ50%で、各々位相が180°異なる制御信号Vgs3’,Vgs4’から生成される。
ひとつは、スイッチング周波数を決めるキャリア周波数を三角波波形として生成し、もうひとつは、目標の出力電圧波形として、商用周波数の正弦波を生成する。この正弦波は、出力電圧Voを基準となる正弦波と比較し、その差分を増幅しフィードバックして、目標正弦波の振幅を調整する。目標正弦波は、第3のスイッチング素子Q3がオンの場合は正極側、第4のスイッチング素子Q4がオンの場合は負極側とキャリア周波数の三角波波形を図示しないPWM比較器で比較し、ゲートドライブ信号Vgs1’,Vgs2’を生成する。
スイッチング素子Q1,Q2のゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2は、図9に示すように、Vgs1’およびVgs2’に、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2が同時にオンすることがないように、波形生成の最後に僅かに両方がオフするデッドタイムを設けたものである。
ここで、目標正弦波が正極側のときに第3のスイッチング素子Q3のゲートドライブ信号Vgs3’はHが生成され、目標正弦波が負極側のときに第4のスイッチング素子Q4のゲートドライブ信号Vgs4’はHが生成される。また、出力電圧がAC100Vであれば、ピーク電圧は、100V*√2=141Vであるので、141V以上の直流電源Viが必要となる。
また、従来の力率改善機能を有したハーフブリッジ型の整流回路は、図12に示すように構成されている。整流回路の出力である直流の出力電圧Voの両端に、第2のコンデンサC2と第1のコンデンサC1の直列回路と、第2のスイッチング素子Q2と第1のスイッチング素子Q1の直列回路が接続されている。第2のコンデンサC2と第1のコンデンサC1の接続点と、第2のスイッチング素子Q2と第1のスイッチング素子Q1の接続点との間に、インダクタンスLiと商用電源ACの直列回路が接続されている。
次に整流回路の動作を説明する。スイッチング素子Q1,Q2は、図示しない制御回路からのゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2によりスイッチングされる。ゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2は、図8に示すように、スイッチング素子Q1,Q2のゲート制御用PWM信号Vgs1’,Vgs2’から生成される。図8に、スイッチング素子Q1およびQ2のゲート制御用PWM信号Vgs1’およびVgs2’の生成概念図を示す。ひとつは、スイッチング周波数を決めるキャリア周波数を三角波波形として生成する。
もうひとつは、整流回路の力率改善を行うために、入力電流波形を、入力の商用電源周波数波形(正弦波)に近づけるための目標正弦波を生成する。この目標の入力電流波形の目標正弦波は、出力電圧Voを基準となる直流電圧と比較し、その差分を増幅しフィードバックして、目標正弦波の振幅を調整する。この目標の正弦波とキャリア周波数の三角波波形をPWM比較器で比較し、ゲートドライブ信号Vgs1’とVgs2’を生成する。Vgs1’,Vgs2’は、位相が180°異なる対称な波形である。
スイッチング素子Q1,Q2のゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2は、図9に示すように、Vgs1’およびVgs2’に、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2が同時にオンすることがないように、僅かに両方がオフするデッドタイムを設けている。
このようなゲートドライブ信号により駆動されることにより、出力電圧Voは一定電圧に保たれるとともに、入力電流Iiは、入力電圧である商用電源ACと同様な形の電流波形となる。すなわち、入力電圧が正弦波であれば、同様な正弦波波形となる。一般には、出力電圧Voを入力電圧である商用電源ACのピーク電圧より高く設定し、入力電圧を昇圧して出力電圧Voを生成する。
また、従来の力率改善機能を有したフルブリッジ型の整流回路は、図13に示す様に構成されていた。整流回路の出力である直流の出力電圧Voの両端に、第1のコンデンサC1と、第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3の直列回路と、第2のスイッチング素子Q2と第1のスイッチング素子Q1の直列回路が接続されている。第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3の接続点と、第2のスイッチング素子Q2と第1のスイッチング素子Q1の接続点との間に、インダクタンスLiと商用電源ACの直列回路が接続されている。
スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4は、図示しない制御回路からのゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2,Vgs3,Vgs4によりスイッチング制御される。これらのゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2,Vgs3,Vgs4は、スイッチング素子Q1,Q2のゲート制御用PWM信号Vgs1’,Vgs2’と、スイッチング素子Q3,Q4の商用電源ACの交流周波数に同期したデューティ50%で、各々位相が180°異なる制御信号Vgs3’,Vgs4’から生成される。ひとつは、スイッチング周波数を決めるキャリア周波数を三角波波形として生成する。整流回路の力率改善を行うために、入力電流波形を、入力の商用電源周波数波形(正弦波)に近づけるための目標正弦波を生成する。この目標の入力電流波形の目標正弦波は、出力電圧Voを基準となる直流電圧と比較し、その差分を増幅しフィードバックして、目標正弦波の振幅を調整する。この目標正弦波は、第3のスイッチング素子Q3がオンの場合は正極側、第4のスイッチング素子Q4がオンの場合は負極側とキャリア周波数の三角波波形をPWM比較器で比較し、ゲートドライブ信号Vgs1’とVgs2’を生成する。Vgs1’,Vgs2’は、位相が180°異なる対称な波形である。なお、目標正弦波が正極側のときに第3のスイッチング素子Q3のゲートドライブ信号Vgs3’はHが生成され、目標正弦波が負極側のときに第4のスイッチング素子Q4のゲートドライブ信号Vgs4’はHが生成される。
スイッチング素子Q1,Q2のゲートドライブ信号Vgs1,Vgs2は、図9に示すように、Vgs1’およびVgs2’に、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2が同時にオンすることがないように、波形生成の最後に僅かに両方がオフするデッドタイムを設けたものである。
このようなゲートドライブ信号により駆動されることにより、出力電圧Voは一定電圧に保たれるとともに、入力電流Iiは、入力電圧である商用電源ACと同様な形の電流波形となる。すなわち、入力電圧が正弦波であれば、同様な正弦波波形となる。一般には、出力電圧Voを入力電圧である商用電源ACのピーク電圧より高く設定し、入力電圧を昇圧して出力電圧Voを生成する。
図14に、図7、図10に示す従来のインバータにおけるスイッチング電圧と電流の波形を示す。図14(a)は出力電圧VoのL側が+電圧の場合、図14(b)は出力電圧VoのL側が−電圧の場合のスイッチング電圧VQ1,VQ2と電流IQ1,IQ2の波形を示す。図15に、図12、図13に示す整流回路におけるスイッチング電圧と電流の波形を示す。図15(a)は商用電源ACのL側が−電圧の場合、図15(b)は商用電源ACのL側が+電圧の場合のスイッチング電圧VQ1,VQ2と電流IQ1,IQ2の波形を示す。
特開2010−011555号公報 特許第5355756号公報
しかしながら、図7、図10に示す従来のインバータでは、出力インダクタンスLoから電流が放出されている回生期間は、一方のスイッチング素子の寄生Diに回生電流が流れている。また、図12、図13に示す従来の力率改善機能を有した整流回路では、入力インダクタンスLiから電流が放出されている回生期間は、一方のスイッチング素子の寄生Diに回生電流が流れている。
このとき、他方のスイッチング素子がオンすると、図14、図15に示すように、寄生Diのリカバリ期間にリカバリ電流が流れる。一般のMOS-FETの寄生Diは、リカバリ特性が悪く沢山のリカバリ電流が流れる。これは、上下のスイッチング素子のアームにリカバリによる貫通電流が流れることを意味する。
これらの寄生Diのリカバリ特性を改善したMOS-FETも存在するが、専用のファーストリカバリダイオードに比べれば、遥かに性能が劣る。このため、これらの貫通電流によるスイッチング損失が多く、スイッチング周波数を高くすることができない。例えば、20kHz以下のスイッチング周波数で用いられていることが多い。このため、高周波化による小型化ができない。
本発明の課題は、高周波化を実現し、インダクタンスおよびキャパシタンスの大幅な小型化を可能とした安価で小型なインバータ及び整流回路を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係るインバータは、直流電源に、第2のコンデンサと第1のコンデンサの直列回路と、第2のダイオードと第1のスイッチング素子との直列回路と、第2のスイッチング素子と第1のダイオードの直列回路とが並列に接続され、前記第2のコンデンサと前記第1のコンデンサの接続点と前記第2のダイオードと前記第1のスイッチング素子との接続点との間に、一つの磁芯に巻かれた第1の巻線と第2の巻線とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスの前記第1の巻線とコンデンサが直列に接続され、前記第2のコンデンサと前記第1のコンデンサの接続点と前記第2のスイッチング素子と前記第1のダイオードとの接続点との間に、前記第2の巻線と前記コンデンサが直列に接続され、前記第1の巻線と前記第2の巻線の直列接続点が前記コンデンサの一端に接続され、前記コンデンサの一端がインバータ出力の一端に接続され、前記コンデンサの他端がインバータ出力の他端に接続されることを特徴とする。
また、本発明に係る整流回路は、出力電圧の両端に、第2のコンデンサと第1のコンデンサの直列回路と、第2のダイオードと第1のスイッチング素子との直列回路と、第2のスイッチング素子と第1のダイオードの直列回路とが並列に接続され、前記第2のコンデンサと前記第1のコンデンサの接続点と前記第2のダイオードと前記第1のスイッチング素子との接続点との間に、一つの磁芯に巻かれた第1の巻線と第2の巻線とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスの前記第1の巻線と商用電源が直列に接続され、前記第1の巻線と前記第2の巻線の直列接続点が前記商用電源の一端と接続され、前記第2のコンデンサと前記第1のコンデンサの接続点と前記第2のスイッチング素子と前記第1のダイオードとの接続点との間に、前記第2の巻線と前記商用電源が直列に接続されることを特徴とする。
本発明によれば、高周波化を実現し、インダクタおよびキャパシタの大幅な小型化を可能とした安価で小型なインバータ及び整流回路を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るハーフブリッジ型のインバータの回路図である。 第1の実施形態に係るハーフブリッジ型のインバータの各スイッチング素子の電圧及び電流を示す波形図である。 本発明の第2の実施形態に係るフルブリッジ型のインバータの回路図である。 第3の実施形態に係るハーフブリッジ型の整流回路の回路図である。 第3の実施形態に係るハーフブリッジ型の整流回路の各スイッチング素子の電圧及び電流を示す波形図である。 第4の実施形態に係るフルブリッジ型の整流回路の回路図である。 従来のハーフブリッジ型のインバータの回路図である。 図7に示す従来のハーフブリッジ型のインバータの各スイッチング素子のゲートドライブ信号の波形図である。 デッドタイムが付加されたゲートドライブ信号の波形図である。 従来のフルブリッジ型のインバータの回路図である。 図10に示す従来のフルブリッジ型のインバータの各スイッチング素子のゲートドライブ信号の波形図である。 従来のハーフブリッジ型の整流回路の回路図である。 従来のフルブリッジ型の整流回路の回路図である。 従来のハーフブリッジ型のインバータの各スイッチング素子の電圧及び電流を示す波形図である。 従来のフルブリッジ型の整流回路の各スイッチング素子の電圧及び電流を示す波形図である。
以下、本発明の実施の形態に係るインバータ及び整流回路について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1が本発明の第1の実施形態に係るハーフブリッジ型のインバータの回路図である。図1において、直流電源Viに、第2のコンデンサC2と第1のコンデンサC1の直列回路と、第2のダイオードD2と第1のスイッチング素子Q1との直列回路と、第2のスイッチング素子Q2と第1のダイオードD1の直列回路とが並列に接続されている。第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2は、例えば、MOSFET等からなる。
第2のコンデンサC2と第1のコンデンサC1の接続点と第2のダイオードD2と第1のスイッチング素子Q1との接続点との間に、一つの磁芯(磁気コア)に巻かれた第1の巻線Lo1と第2巻線Lo2とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスLoの第1の巻線Lo1とコンデンサCoが直列に接続されている。インダクタンスLoは、一体型の分割チョークコイルである。
第2のコンデンサC2と第1のコンデンサC1の接続点と第2のスイッチング素子Q2と第1のダイオードD1との接続点との間に、第2の巻線Lo2とコンデンサCoが直列に接続されている。第1の巻線Lo1と第2の巻線Lo2の直列接続点がコンデンサCoの一端に接続されている。コンデンサCoの一端がインバータ出力の一端に接続され、コンデンサCoの他端がインバータ出力の他端に接続されている。
制御回路10は、第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2とをデッドタイムを設けて高周波で交互にオンオフさせる。
インダクタンスLoは、第1の巻線からなる第1のインダクタンスLo1と第2の巻線からなる第2のインダクタンスLo2から構成され、第1のインダクタンスLo1と第2のインダクタンスLo2の結合度が1未満である。第1のインダクタンスLo1には、その漏れインダクタンスとして、第1のリーケージインダクタンスLr1が形成され、第2のインダクタンスLo2には、その漏れインダクタンスとして、第2のリーケージインダクタンスLr2が形成されている。
さらに、リーケージインダクタンスLr1に発生するサージ電圧を直流電源Viに回生するためにダイオードD2を設けている。リーケージインダクタンスLr2に発生するサージ電圧を直流電源Viに回生するためにダイオードD1をそれぞれ設けている。
次に、このように構成された第1の実施形態に係るハーフブリッジ型のインバータの動作を説明する。まず、図2(a)に示す、出力電圧VoのN側を基準とし、出力電圧VoのL側が+電圧の場合のタイミングチャートを用いて説明する。
第1のインダクタンスLo1と第2のインダクタンスLo2の結合度が1であれば、リーケージインダクタンスLr1とリーケージインダクタンスLr2はゼロである。第1の実施形態に係るハーフブリッジ型のインバータでは、第1のインダクタンスLo1と第2のインダクタンスLo2は、分割巻き等により結合度を1未満に設定する。
これにより、第1のインダクタンスLo1には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr1が形成され、第2のインダクタンスLo2には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr2が形成される。
まず、時刻t2において、第1のスイッチング素子Q1がオンし、第2のスイッチング素子Q2がオフする。このとき、Lo1→Co→C1→Q1→Lr1→Lo1の経路で電流IQ1が流れる。次に、時刻t3において、第1のスイッチング素子Q1がオフし、第2のスイッチング素子Q2がオンする。このとき、C2→Q2→Lr2→Lo2→Co→C2の経路で電流IQ2が流れる。
次に、図2(b)に示す出力電圧Voの、出力電圧VoのN側を基準とし、L側が−電圧の場合の動作を説明する。
まず、時刻t2において、第1のスイッチング素子Q1がオフし、第2のスイッチング素子Q2がオンする。このとき、Lo2→Lr2→Q2→C2→Co→Lo2の経路で電流IQ2が流れる。次に、時刻t3において、第2のスイッチング素子Q2がオフし、第1のスイッチング素子Q1がオンする。このとき、C1→Co→Lo1→Lr1→Q1→C1の経路で電流IQ1が流れる。
第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2との貫通電流経路には、第1のインダクタンスLo1と第2のインダクタンスLo2が挿入され、第1のインダクタンスLo1と第2のインダクタンスLo2が同相極性に巻かれているので、第1のインダクタンスLo1の電圧と第2のインダクタンスLo2の電圧とは相殺されて、第1のインダクタンスLo1と第2のインダクタンスLo2との間の電圧は、略ゼロである。
また、第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2との貫通電流経路には、リーケージインダクタンスLr1とリーケージインダクタンスLr2との少なくとも一方が存在するため、リーケージインダクタンスLr1とリーケージインダクタンスLr2のインピーダンスによりリカバリ電流を抑制することができる。
図2(a)(b)に示すように、時刻t3において、スイッチング素子Q1,Q2の電流IQ1,IQ2において、リカバリによる寛通電流を大幅に減少することができる。
このように、第1の実施形態に係るインバータによれば、一つの磁芯に巻かれた第1の巻線Lo1と第2の巻線Lo2とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスLoからなる一体型の分割チョークをブリッジの接続間に配置したので、部品点数を増やすことなく、リーケージインダクタンスLo1,Lo2でリカバリ電流を抑制できるので、高周波化を実現し、インダクタおよびキャパシタの大幅な小型化を可能とした安価で小型なインバータを提供することができる。
また、スイッチング素子Q1がオフしたとき、リーケージインダクタンスLr1に蓄えられたエネルギーは、Lr1→D2→C2→Co→Lo1→Lr1の経路でC2に回生される。スイッチング素子Q2がオフしたとき、リーケージインダクタンスLr2に蓄えられたエネルギーは、Lr2→Lo2→Co→C1→D1→Lr2の経路でC1に回生される。即ち、各スイッチング素子Q1,Q2と各巻線Lo1,Lo2との接続箇所から電源ラインに回生用ダイオードD1,D2を追加したので、インダクタンスLoに流れる回生電流の経路を確保することができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係るフルブリッジ型のインバータの回路図である。図3において、直流電源Viに、第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3の直列回路と、第2のダイオードD2と第1のスイッチング素子Q1との直列回路と、第2のスイッチング素子Q2と第1のダイオードD1の直列回路とが並列に接続されている。
第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3の接続点と第2のダイオードD2と第1のスイッチング素子Q1との接続点との間に、一つの磁芯に巻かれた第1の巻線Lo1と第2の巻線Lo2とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスLoの第1の巻線Lo1とコンデンサCoが直列に接続されている。
第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3の接続点と第2のスイッチング素子Q2と第1のダイオードD1との接続点との間に、第2の巻線Lo2とコンデンサCoが直列に接続されている。第1の巻線Lo1と第2の巻線Lo2の直列接続点がコンデンサCoの一端と接続されている。コンデンサCoの一端がインバータ出力の一端に接続され、コンデンサCoの他端がインバータ出力の他端に接続されている。
制御回路11は、第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2とをデッドタイムを設けて交互に高周波でオンオフさせるとともに、第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3とを商用電源の周波数でオンオフさせる。
インダクタンスLoは、第1の巻線からなる第1のインダクタンスLo1と第2の巻線からなる第2のインダクタンスLo2から構成され、第1のインダクタンスLo1と第2のインダクタンスLo2の結合度が1未満である。第1のインダクタンスLo1には、その漏れインダクタンスとして、第1のリーケージインダクタンスLr1が形成され、第2のインダクタンスLo2には、その漏れインダクタンスとして、第2のリーケージインダクタンスLr2が形成されている。
さらに、リーケージインダクタンスLr1に発生するサージ電圧を直流電源Viに回生するためにダイオードD2を設けている。リーケージインダクタンスLr2に発生するサージ電圧を直流電源Viに回生するためにダイオードD1をそれぞれ設けている。
次に、このように構成された第2の実施形態に係るフルブリッジ型のインバータの動作を説明する。第1のインダクタンスLo1と第2のインダクタンスLo2の結合度が1であれば、リーケージインダクタンスLr1とリーケージインダクタンスLr2はゼロであり、図10の従来のフルブリッジ型インバータと全く同様な動作となる。
第2の実施形態に係るフルブリッジ型のインバータでは、第1のインダクタンスLo1と第2のインダクタンスLo2は、分割巻き等により結合度を1未満に設定する。
これにより、第1のインダクタンスLo1には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr1が形成され、第2のインダクタンスLo2には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr2が形成される。
第2の実施形態に係るフルブリッジ型インバータにおいては、第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2との貫通電流経路にリーケージインダクタンスLr1もしくはLr2が存在するため、リーケージインダクタンスLr1とリーケージインダクタンスLr2のインピーダンスによりリカバリ電流を抑制することができる。
図2(a)(b)に示すように、時刻t3において、スイッチング素子Q1,Q2の電流IQ1,IQ2において、リカバリによる貫通電流を大幅に減少することができる。
以上、説明したように本発明のインバータは、寄生ダイオードDiのリカバリ特性が悪い安価なMOSFETを用いても、リカバリ期間の貫通電流をリーケージインダクタンスLr1もしくはLr2により制限することができる。
これにより、貫通電流が大幅に減少し、貫通電流によるスイッチング損失を大幅に低減することができる。このため、従来不可能であった高周波化が可能となる。例えば、従来の20kHzから100kHzの高周波化が可能となる。
これらは、新たに安価なFRDを2素子追加するだけで、新たにインダクタンスを追加することなく、リーケージインダクタンスを利用して可能となるため、コストアップを最小限に抑制することができる。
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態に係るハーフブリッジ型の整流回路の回路図である。図4において、出力電圧Voの両端に、第2のコンデンサC2と第1のコンデンサC1の直列回路と、第2のダイオードD2と第1のスイッチング素子Q1との直列回路と、第2のスイッチング素子Q2と第1のダイオードD1の直列回路とが並列に接続されている。
第2のコンデンサC2と第1のコンデンサC1の接続点と第2のダイオードD2と第1のスイッチング素子Q1との接続点との間に、一つの磁芯に巻かれた第1の巻線Li1と第2の巻線Li2とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスLiの第1の巻線Li1と商用電源ACが直列に接続されている。
第1の巻線Li1と第2の巻線Li2の直列接続点が商用電源ACの一端と接続されている。第2のコンデンサC2と第1のコンデンサC1の接続点と第2のスイッチング素子Q2と第1のダイオードD1との接続点との間に、第2の巻線Li2と商用電源ACが直列に接続されている。
制御回路12は、スイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2とをデッドタイムを設けて高周波で交互にオンオフさせる。
インダクタンスLiは、第1の巻線からなる第1のインダクタンスLi1と第2の巻線からなる第2のインダクタンスLi2から構成され、第1のインダクタンスLi1と第2のインダクタンスLi2の結合度が1未満である。第1のインダクタンスLi1には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr1が形成され、第2のインダクタンスLi2には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr2が形成される。
さらに、リーケージインダクタンスLr1に発生するサージ電圧を出力電圧Voに回生するためにダイオードD2を設け、リーケージインダクタンスLr2に発生するサージ電圧を出力電圧Voに回生するためにダイオードD1を設けている。
次に、このように構成された第3の実施形態に係るハーフブリッジ型の整流回路の動作を説明する。第1のインダクタンスLi1と第2のインダクタンスLi2の結合度が1であれば、リーケージインダクタンスLr1とリーケージインダクタンスLr2はゼロであり、図12の従来の力率改善機能を有したハーフブリッジ型の整流回路と全く同様な動作となる。
第3の実施形態に係るハーフブリッジ型の整流回路では、第1のインダクタンスLi1と第2のインダクタンスLi2は、分割巻き等により結合度を1未満に設定する。
これにより、第1のインダクタンスLi1には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr1が形成され、第2のインダクタンスLi2には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr2が形成される。
貫通電流経路にリーケージインダクタンスLr1もしくはLr2が存在するため、リーケージインダクタンスLr1とリーケージインダクタンスLr2のインピーダンスによりリカバリ電流を抑制することができる。
図5(a)(b)に示すように、時刻t3において、スイッチング素子Q1,Q2の電流IQ1,IQ2において、リカバリによる貫通電流を大幅に減少することができる。
(第4の実施形態)
図6は、第4の実施形態に係るフルブリッジ型の整流回路の回路図である。図6において、出力電圧Voの両端に、第1のコンデンサC1と、第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3の直列回路と、第2のダイオードD2と第1のスイッチング素子Q1との直列回路と、第2のスイッチング素子Q2と第1のダイオードD1の直列回路とが並列に接続されている。
第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3の接続点と第2のダイオードD2と第1のスイッチング素子Q1との接続点の間に、一つの磁芯に巻かれた第1の巻線Li1と第2の巻線Li2とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスLiの第1の巻線Li1と商用電源ACが直列に接続されている。
インダクタンスLiの第1の巻線Li1と第2の巻線のLi2の直列接続点が商用電源ACの一端と接続されている。
第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3の接続点と第2のスイッチング素子Q2と第1のダイオードD1との接続点との間に、第2の巻線Li2と商用電源ACが直列に接続されている。
制御回路13は、第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2とをデッドタイムを設けて交互に高周波でオンオフさせるとともに、第4のスイッチング素子Q4と第3のスイッチング素子Q3とを交互に商用電源の周波数でオンオフさせる。
第1のインダクタンスLi1と第2のインダクタンスLi2の結合度は1未満とし、第1のインダクタンスLi1には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr1が形成され、第2のインダクタンスLi2には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr2が形成される。
さらに、リーケージインダクタンスLr1に発生するサージ電圧を出力電圧Voに回生するためにダイオードD2を設け、リーケージインダクタンスLr2に発生するサージ電圧を出力電圧Voに回生するためにダイオードD1を設けている。
次に、このように構成された第4の実施形態に係るフルブリッジ型の整流回路の動作を説明する。第1のインダクタンスLi1と第2のインダクタンスLi2の結合度が1であれば、リーケージインダクタンスLr1とリーケージインダクタンスLr2はゼロであり、図13の従来のフルブリッジ型インバータと全く同様な動作となる。
第4の実施形態に係るフルブリッジ型の整流回路では、第1のインダクタンスLi1と第2のインダクタンスLi2は、分割巻き等により結合度を1未満に設定する。
これにより、第1のインダクタンスLi1には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr1が形成され、第2のインダクタンスLi2には、その漏れインダクタンスとして、リーケージインダクタンスLr2が形成される。
フルブリッジ型の整流回路においては、その貫通電流経路にリーケージインダクタンスLr1もしくはLr2が存在するため、これらのリカバリ電流が図5に示すように、大幅に減少することができる。
以上、説明したように本発明の力率改善機能を有した整流回路は、寄生Diのリカバリ特性が悪い安価なMOS−FETを用いても、リカバリ期間の貫通電流をリーケージインダクタンスLr1もしくはLr2により制限することができる。これにより、貫通電流が大幅に減少し、貫通電流によるスイッチング損失を大幅に低減することが可能となる。このため、従来不可能であった高周波化が可能となる。例えば、従来の20kHzから100kHzの高周波化が可能となる。
これらは、新たに安価なFRDを2素子追加するだけで、新たにインダクタンスを追加することなく、リーケージインダクタンスを利用して可能となるため、コストアップを最小限に抑えることが可能となる。
また、本発明は、インバータ、整流回路のいずれにも適用可能であるので、双方向インバータとしても適用可能である。
Vi 直流電源
Q1 第1のスイッチング素子
Q2 第2のスイッチング素子
Q3 第3のスイッチング素子
Q4 第4のスイッチング素子
C1 第1のコンデンサ
C2 第2のコンデンサ
Co コンデンサ
D1 第1のダイオード
D2 第2のダイオード
Li,Lo インダクタンス
Lo1,Li1 第1の巻線
Lo2,Li2 第2の巻線
Lr1 第1のリーケージインダクタンス
Lr2 第2のリーケージインダクタンス
10〜13 制御回路
AC 商用電源

Claims (6)

  1. 直流電源に、第2のコンデンサと第1のコンデンサの直列回路と、第2のダイオードと第1のスイッチング素子との直列回路と、第2のスイッチング素子と第1のダイオードの直列回路とが並列に接続され、
    前記第2のコンデンサと前記第1のコンデンサの接続点と前記第2のダイオードと前記第1のスイッチング素子との接続点との間に、一つの磁芯に巻かれた第1の巻線と第2の巻線とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスの前記第1の巻線とコンデンサが直列に接続され、
    前記第2のコンデンサと前記第1のコンデンサの接続点と前記第2のスイッチング素子と前記第1のダイオードとの接続点との間に、前記第2の巻線と前記コンデンサが直列に接続され、
    前記第1の巻線と前記第2の巻線の一方の端子間が接続された接続点が前記コンデンサの一端に接続され、
    前記コンデンサの一端がインバータ出力の一端に接続され、前記コンデンサの他端がインバータ出力の他端に接続されることを特徴とするインバータ。
  2. 直流電源に、第4のスイッチング素子と第3のスイッチング素子の直列回路と、第2のダイオードと第1のスイッチング素子との直列回路と、第2のスイッチング素子と第1のダイオードの直列回路とが並列に接続され、
    前記第4のスイッチング素子と第3のスイッチング素子の接続点と前記第2のダイオードと前記第1のスイッチング素子との接続点との間に、一つの磁芯に巻かれた第1の巻線と第2の巻線とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスの前記第1の巻線とコンデンサが直列に接続され、
    前記第4のスイッチング素子と第3のスイッチング素子の接続点と前記第2のスイッチング素子と前記第1のダイオードとの接続点との間に、前記第2の巻線と前記コンデンサが直列に接続され、
    前記第1の巻線と前記第2の巻線の一方の端子間が接続された接続点が前記コンデンサの一端と接続され、
    前記コンデンサの一端がインバータ出力の一端に接続され、前記コンデンサの他端がインバータ出力の他端に接続されることを特徴とするインバータ。
  3. 前記インダクタンスは、前記第1の巻線からなる第1のインダクタンスと前記第2の巻線からなる第2のインダクタンスから構成され、前記第1のインダクタンスと前記第2のインダクタンスの結合度が1未満であり、前記第1のインダクタンスには、第1のリーケージインダクタンスが形成され、前記第2のインダクタンスには、第2のリーケージインダクタンスが形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のインバータ。
  4. 出力電圧の両端に、第2のコンデンサと第1のコンデンサの直列回路と、第2のダイオードと第1のスイッチング素子との直列回路と、第2のスイッチング素子と第1のダイオードの直列回路とが並列に接続され、
    前記第2のコンデンサと前記第1のコンデンサの接続点と前記第2のダイオードと前記第1のスイッチング素子との接続点との間に、一つの磁芯に巻かれた第1の巻線と第2の巻線とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスの前記第1の巻線と商用電源が直列に接続され、
    前記第1の巻線と前記第2の巻線の直列接続点が前記商用電源の一端と接続され、
    前記第2のコンデンサと前記第1のコンデンサの接続点と前記第2のスイッチング素子と前記第1のダイオードとの接続点との間に、前記第2の巻線と前記商用電源が直列に接続されることを特徴とする整流回路。
  5. 出力電圧の両端に、第4のスイッチング素子と第3のスイッチング素子の直列回路と、第2のダイオードと第1のスイッチング素子との直列回路と、第2のスイッチング素子と第1のダイオードの直列回路とが並列に接続され、
    前記第4のスイッチング素子と第3のスイッチング素子の接続点と前記第2のダイオードと前記第1のスイッチング素子との接続点の間に、一つの磁芯に巻かれた第1の巻線と第2の巻線とが同相極性で、一方の端子間が接続されたインダクタンスの第1の巻線と商用電源が直列に接続され、
    前記インダクタンスの前記第1の巻線と前記第2の巻線の一方の端子間が接続された接続点が前記商用電源の一端と接続され、
    前記第4のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子の接続点と前記第2のスイッチング素子と前記第1のダイオードとの接続点との間に、前記第2の巻線と前記商用電源が直列に接続されることを特徴とする整流回路。
  6. 前記インダクタンスは、前記第1の巻線からなる第1のインダクタンスと前記第2の巻線からなる第2のインダクタンスから構成され、前記第1のインダクタンスと前記第2のインダクタンスの結合度が1未満であり、前記第1のインダクタンスには、第1のリーケージインダクタンスが形成され、前記第2のインダクタンスには、第2のリーケージインダクタンスが形成されることを特徴とする請求項4又は5に記載の整流回路。
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